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平成26年度
平成26年度 「地域力を生かした産業の創造・育成(平成26年度版)」 ~地域産業の創造・育成に向けた取組を紹介します。~ 青森県商工労働部地域産業課 <地域産業支援グループ> ○低炭素型ものづくり産業の振興 (これまでの取組、平成26年度の取組) ○次世代ものづくり人財育成事業(これまでの取組) ○「ものづくりは人づくり」推進事業(H26年度の取組) ○自動車関連産業の振興 (これまでの取組、H26年度の取組) ○伝統工芸産業の振興 (これまでの取組、H26年度の取組) ≪低炭素型ものづくり産業の振興≫ 青森県低炭素型ものづくり産業振興指針 これまでの取組 県では、ものづくり産業の振興を基盤とする地域経済の発展のため、低炭素社会づくりに貢献する技術開発を促進していく こととし、平成23年9月に「青森県低炭素型ものづくり産業振興指針」を策定し、目標達成のための方策を推進しています。 1 指 針策 定 の趣 旨 (1 )指 針 策定 の背 景 ○低炭素社会づくりに向けた取組が進んでいるとともに、 電力供給不足により、新興国等への生産拠点の移転が今 後さらに加速する可能性が指摘。 ○下請型企業は、自主自立の研究開発・技術開発型企業へ 転換していく必要。 ○県では、ものづくり産業の振興を基盤とする地域経済の 発展と雇用の量的な拡大・質的な充実を図るためには、 低炭素社会づくりに貢献する技術開発を促進し、国内外 から外貨を獲得することができる技術・製品 を 開 発 す る こ と が 重 要 と 判 断し、本指針を策定。 (2 )基 本 目標 ○低炭素型ものづくり産業を「省エネルギーに関する新た な技術開発に取り組むものづくり企業群」と定義し、こ れらの企業の集積を図る。 ※省エネに関する新たな技術開発に取り組むものづくり企業群 ①使用段階で省エネとなる最終製品の開発 ②最終製品の省エネ化に寄与・貢献する部品・デバイス の開発 ③製品(省エネ製品以外も含む)の製造工程に関する省エ ネ化技術の開発 ○最終目標(将来) 低炭素型ものづくり産業の集積 2 産 業振 興 の課 題と 対応 の 方 向性 (1 )現 状 と課 題 3 (1) 産学官金連携体制のより一層の強化 現 状 ①少子高齢化・人口減少 ②製造業の割合が低く、事業所数が減少傾向 ③全国最下位の特許出願数 ④経済のグローバル化の進展 ⑤低炭素社会の実現に向けた取組が加速 ⑥東日本大震災の影響 ①産学官金各機関が有する機能の最大限の発揮 ②「イノベーション・ネットワークあおもり」と産業界 の連携強化 ③コーディネート活動の一層の推進 ④企業間ネットワークの形成 (2)支援制度の充実 ①さらなる利用者視点に立った支援制度の周知徹底 ②新たな技術開発・事業化支援制度の創設 ③競争的外部研究資金獲得のための支援体制の構築 ④技術マッチングのための支援体制の構築 ⑤知的財産の戦略的活用 (3)研究開発支援拠点機能の充実・強化 課 題 ①将来の産業を担う人財の減少への対応 ②地域経済の縮小への対応 ③付加価値生産性の向上 ④技術開発力の向上 ①適切な技術支援の提供 ②企業ニーズに応じた研究環境の整備 (4)イノベーションを創出する経営基盤の構築 ①生産改善活動の徹底 ②各段階に応じた人財育成 ⑤経済のグローバル化への対応 ⑥低炭素社会づくりへの対応 4 ステージ ○第1ステップ(1~3年) 地 域 技 術 を 活 か し て 、省 エ ネ 技 術 開 発 に 意 欲 的 な も のづくり企業の集中支援による成功事例の創出 (3 )期 間 ○平成 32 年(2020 年)における目指す姿の実現に向けた最初 の5年間となる、平成 23 年度から平成 28 年度までを計画 期間とする。 ○急速な産業構造変化があった場合には、適時見直す。 推 進方 法 ○各企業の経営基盤の充実度合に着目してステージ 別に対応。 ○第3ステップ(10年:目指す姿) 地域の技術基盤の充実・強化 ○第2ステップ(3~5年) 波及効果による他企業の開発意欲の喚起 目 標達 成 のた めの 方策 (2 )対 応 の方 向性 ○今後、ものづくり産業の振興を図っていくためには、 低炭素社会づくりへの対応を基本としつつ、高度な産 業人財と技術開発力に裏打ちされた付加価値生産性の 向上によって地域の技術基盤の充実・強化を目指して いくことが重要。 トップ ステージ ミドル ステージ 定 義 対 応 ○既に自主自立型経営を達 ○更なる高みを目指した研究 成している企業群 開発・事業化に向けた各種 支援 ○経営基盤が脆弱で研究開 ○トップステージ企業を中核 発に大きなリスクを取 とした共同研究参画支援 れない企業群 (地域技術の活用) ○研究開発に取り組む体制 ○産学官金連携による研究開 が万全でない企業群 発・事業化に向けた各種支 援 ファースト ○当面の事業活動に忙殺さ ○生産改善活動の徹底等によ ステージ れ、研究開発に取り組む るミドルステージへの昇格 余裕が全くない(研究開 に向けた支援 発とは無縁の)企業群 ≪低炭素型ものづくり産業の振興≫ 平成25年度低炭素型ものづくり産業振興事業の実績 1 これまでの取組 【支援体制の充実】 大規模展示会への出展支援 県内企業が持つ先進的な省エネルギー技術を県外に発信するため、「中小企業総合展 東京 2013-2014」(主催:(独)中 小企業基盤整備機構、会期:平成25年10月30日(水)~11月1日(金)、会場:東京ビックサイト)への出展を支援しました。 ・来場者 計54,119名(10/30(水)17,823名 10/31(木) 17,956名 11/1(金) 18,340名) 青森県参加企業名 所在地 主な出展製品等 1 ㈲forte 青森市 GPS機能付き移動体通信システム「ナビチャリ」 2 ㈱ミナミ八戸工場 八戸市 サイクルパーツ USB充電出力付き スマホに充電するサイクルライトと新型発電機 3 ㈲エルシィホーム 弘前市 地下蓄熱床暖房住宅「ECOサーマの家」 4 桜総業㈱ 八戸市 LED照明 5 ㈲中ペン塗装店 八戸市 磁気吸着建材「マグピタックルシート」「マグピタットウォール」 6 ㈱小坂工務店 三沢市 emi-system 中小企業向け工事管理進行基準システム 7 ㈱N・S・マネージメント 弘前市 綿雪・エピスティック 2 戦略的ものづくり先進技術事業化支援助成事業(管理運営者:(公財)21あおもり産業総合支援センター) 県内企業の技術開発を促進していくため、省エネルギー技術を活かして新たな事業化に取り組む県内企業1社に助成しました。 ・助成対象者 省エネルギー技術を活かして新たな事業化に取り組む県内企業 ・助成限度額(補助率) 事業化支援枠 20,000千円 2/3以内 産学官金連携枠(県内中小企業者) 30,000千円 1/3以内 産学官金連携枠(県内大企業) 30,000千円 1/3以内 重点支援枠 100,000千円 10/10以内 4 ≪低炭素型ものづくり産業の振興≫ これまでの取組 平成25年度低炭素型ものづくり産業振興事業の実績 【イノベーションを創出する経営基盤の充実】 3 基盤技術人材育成 ア 基盤技術基礎知識習得研修 実施機関:青森工業高校、弘前工業高校、八戸工業高校 基盤技術の基礎的知識・技能を必要する初心者向け研修を県内の3工業高校で実施しました。 研修内容 日 程 内 容 ①機械製図基礎 八戸11/16(土)、17(日) 製図の基礎知識、部品図の描き方、CAD使用法 ②電気技術基礎 青森9/14(土)、15(日) PIC制御実習を通じた、構造・動作原理 ③機械加工基礎 青森9/7(土)、8(日) 弘前9/7(土)、8日) 旋盤加工、フライス盤加工の実習 ④シーケンス制御基礎 青森9/7(土)、8(日)、弘前9/14(土)、15日)、 八戸11/23(土)、24(日) シーケンス制御回路の配線組み立て、シーケンサーを活用した空気圧制御実習 ⑤マイコン制御基礎 八戸11/9(土)、10(日) Arduinoを使ったマイコンコンピュータ制御の基礎 イ 基盤技術スキルアップ研修 Ⅰ(全49コース) 若年技術者向け研修を東北職業能力開発大学校青森校で実施しました。 ①金型成形分野(11コース) 研修内容 ②FA技術分野(10コース) 日 程 内 2次元CAD活用技術 7/26(金)、27(土) 2次元CADを用い、設計製図の実務、設計製 作 実践機械製図 8/2(金)、3(土) 設計ツールによるモデリング技術 製品設計のための3次元検証技術(ソリッド編) 研修内容 容 日 程 内 容 リレーシーケンス制御技術 6/7(金)、8(土) 6/14(金)、15(土) シーケンス回路の構築法 機械製図の組立図・部品図実践的知識・技能 PLC制御の回路技術 6/21(金)、22(土) 各種命令等の基礎から応用活用技術 9/20(金)、21(土) 3次元CADを用いた製品設計のための技術 数値制御におけるPLC制御技術 6/28(金)、29(土) データのプログラミング技術 10/4(金)、5(土) 3次元CAD設計活用のためのモデリングポイン ト PLCによる自動化制御技 7/5(金)、6(土) 製品設計のための3次元検証技術(アセンブリ編) 10/18(金)、19(土) 同上(ソリッド編受講必要) 実践フライス盤加工技術 7/28(土)、29(日) 実践的フライス盤作業の問題解決能力習得 CAD/CAMによるマシニングセンタ加工技術 8/9(金)、10(土) NC旋盤技術 9/13(金)、14(土)、15 (日) 機会・工具・加工条件とCAMによるプログラム 作成 実践的旋盤作業(外経切削)の問題解決能力 習得 プラスチック射出成形技術 9/27(金)、28(土) 射出成形技術の広範な知識・技能 3次元測定技術 10/4(金)、5(土) 3次元測定器の測定実習 品質管理講座・測定から統計的分析まで 10/18(金)、19(土) 測定技術の活用による品質管理手法 リレー接点の特性とトラブル発生のメカニズム 7/12(金)、13(土) フェールセイフに基づく実践的プログラミング 技術 トラブル発生のメカニズムと対策方法、正しい 部品の選定方法 サーボモーター利用技術 7/19(金)、20(土) 2軸制御プログラミングの知識・技術 空気圧制御技術 7/26(金)、27(土) 8/2(金),3(土) 空気圧システムの組立保全知識等 自動化ライン構築技術(メカニズムの特性と制 9/6金)、7(土) 御) メカニズム概論、特性・活用自動化技術 自動化ラインの設計 1/10(金)、11(土) ユニット・ベースマシンの設計要素・技術 12/20(金)、21(土) 電機保全作業における故障個所特定等の技 術 電気系保全実践技術 ≪低炭素型ものづくり産業の振興≫ これまでの取組 平成25年度低炭素型ものづくり産業振興事業の実績 【イノベーションを創出する経営基盤の充実】 3 基盤技術人材育成 イ 基盤技術スキルアップ研修 Ⅰ ③エネルギー・省エネ分野(6コース) 研修内容 日 ④マイコン技術分野(6コース) 程 内 容 研修内容 日 程 内 容 自然エネルギー有効利用技術 7/5(金) 、6(土) 自然エネルギーの発電システムの知識と技能 技術 USB機器開発技術 7/26(金)、27(土) PICマイコンにPCに接続したシステムの開発・ 設計手法 ヒートポンプの設計技術 7/19(金)、20(土) 熱設計、冷凍システムの設計・開発の知識と 技能 Usbによる計測制御技術 8/23(金)、24(土) PICマイコンとパソコンを接続した計測制御シス テムの開発・設計手法 ステッピングモータ駆動回路設計 9/27(金)、28(土) 回路設計技術 状態遷移表によるソフトウェア開発技法 9/13(金)、14(土) 状態遷移表設計手法による開発・設計手法 低消費電力回路の設計と評価実務 (スイッチング編) 11/8(金)、9(土) トランジスタを用いた低消費電力回路の設計・ 評価技術 マイコン制御システムの開発実践技術 9/20(金)、21(土) (H8編) H8マイコン周辺昨日の制御知識・技能のプロ グラム実習 低消費電力回路の設計と評価実務 (インバータ編) 12/6(金)、7(土) 省エネ効率化のためのインバータ設計技術 組込みLinax実装技術 組込みLinaxシステム開発技法・環境構築 遠隔電力監視システムの構築 12/13(金)、14(土) 無線モジュールを用いた電力システムの構築 方法 組込みLinaxによるTCP/IP通信システム 10/18(金)、19(土) 構築 10/11金)、12(土) Linuxの通信計測制御システムの開発設計手 法 ⑤電子回路技術分野(16コース) 研修内容 日 程 内 容 アナログ回路の設計・評価技術(トランジ トランジスタを用いたアナログ回路の設計技 6/21(金)、22(土) スタ編) 術・評価技術 数学的アプローチでわかる回路設計の 電子回路素子選定技術、アナログ回路の設 7/5(金)、6(土) 勘どころ 計・評価 鉛フリーはんだ付け作業(実践技術・管理技 7/12(金)、13(土) 鉛フリーはんだ付け技術 術) アナログ回路の設計・評価技術(オペア オペアンプを用いたアナログ回路の設計技術・ 7/26(金)、27(土) ンプ編) 評価技術 プリント基板設計技術 8/23(金)、24(土) プリント基板製作、PCB-CAD実習 研修内容 日 程 内 容 センサ回路の実践技術 10/4(金)、5(土) センサ回路及び実装技術 高周波技術コース 10/11(金)、12(土) 高周波領域でのデバイス特性の実測定、パ ラメータ解析 10/18(金)、19(土) アナログ回路の設計技術・評価技術 10/25(金)、26(土) Visual Basicを用いたコンピュータ処理、機 械制御・計測の自動化 11/8(金)、9(土) 電気・電子機器の回路製作・測定実習 実用アナログ回路の設計・評価技術 (ダイオード・トランジスタ編) パソコン制御技術(ディジタルIO、 AD/DA編) 実践計測技術 オペアンプの特性と応用回路設計技 11/29(金)、30(土) 術 ディジタル回路設計技術 8/23(金)、24(土) ディジタルICの理解、実用的な回路設計技術 HDLによる回路設計手法(実用回路編) 8/30(金)、31(土) HDLを利用したFPGA・CPLD設計・開発手法 電子機器の熱設計実装技術 12/13(金)、14(土) アナログ回路・光通信技術コース 8/30(金)、31(土) アナログ回路の実践技術、光部品総合評価技 9/6(金)、7(土) 術 LED可視光通信システム設計技術 12/13(金)、14(土) オペアンプを用いたアナログ回路の設計技 術・評価技術 消費電力対策・発熱対策を考慮した放熱・冷 却技術 LED可視光通信システムの設計開発技術 ≪低炭素型ものづくり産業の振興≫ これまでの取組 平成25年度低炭素型ものづくり産業振興事業の実績 【イノベーションを創出する経営基盤の充実】 3 基盤技術人材育成 4 生産改善活動の展開 イ 基盤技術スキル アップ研修 Ⅱ 地域産業の基盤技術となる金 属材料やシーケンス制御に関する研修を県南地域で開催しました。 県内ものづくり産業の発展のためには個々の企業の競争力向上が不可 欠であり、生産活動に関係するあらゆるムダを排除して原価低減を図る「生 産改善活動」を行うことが重要です。そのため、県内全域において、生産改 善活動についての意識を高めるとともに、県内ものづくり企業の生産改善 活動の展開へつなげるための以下の人材育成プログラムを実施しました。 研修内容 日 程 金属材料セミナー (八戸Iインテリジェントプラザ) 7/10 ~11 10/16~17 シーケンス制御技術講座 (八戸工業高等専門学校) 11/11~11/15 内 容 金属と鋼の違い、鋼の変態、鋼の熱処理 シーケンス図の読み方、自己保持回路との組 み合わせ実習、センサと理論回路や順序回路 との組合せ実習、PLCプログラム演習 (1)経営革新トップセミナーの開催 ◆対象:企業経営者、管理者等 ◆内容:経営的観点からの生産改善についての座学、実習や意見 交換会を行い、又実際に生産改善活動に取り組んでいる企 業の見学を行うなど生産改善活動の理解促進を図りました。 4社の各製造現場にて実施。合計97名参加 (2)改善リーダー養成塾 ◆対象:ある程度生産改善のノウハウを身に付けている企業従業員 ◆内容:生産改善の専門家の指導のもと、改善ノウハウを身に付け、 将来的に自社や地域企業の生産改善活動を先導できる改善 リーダーの育成を図りました。 ◆実施場所:各受入企業 ◆日時:平成25年5月29日から平成25年12月12日にかけて 全17日間 企業3社、4名参加 基盤技術スキルアッ プ研修開校式 研修場所:東北職業能力 開発大学校青森校 実習研修の様子 ≪低炭素型ものづくり産業の振興≫ これまでの取組 平成25年度低炭素型ものづくり産業振興事業の実績 【イノベーションを創出する経営基盤の構築】 4 生産改善活動の展開 (3)ものづくり経営革新塾 ◆対象:企業経営者、管理者、従業員 ◆内容:生産改善についての座学及び現場実習を行い改善のノウ ハウを身に付け、主体的に改善活動に取り組む人材育成 研修を行いました。 日時:平成25年10月23日~25日、11月12日~14日 実習先企業:(株)永木精機六ヶ所村工場 企業2社、5名参加。 (4)ものづくりインターンシップ ◆対象:工業高校生 ◆内容:将来のものづくり産業を担う工業高校生が社会に出る前に 改善のノウハウや知識を身につけられるよう、地域企業 の製造現場にて生産改善活動の専門家による指導のも と座学や改善実習を行いました。 1回目 日時:平成25年9月3日(火)~5日(水) 場所:(株)永木精機六ヶ所村工場 工業高校生3校28名 2回目 日時:平成25年10月9日(水)~11日(金) 場所:ハード工業(有) 工業高校生1校16名 製造現座改善実習 改善成果プレゼン (5)生産改善サマースクール ◆対象:工業高校生 ◆内容:将来のものづくり産業を担う工業高校生が社会に出る前に 改善のノウハウや知識を身につけられるよう、地域企業 の製造現場にて短期間の工場改善実習を行いました。 1回目 日時:平成25年7月30日(火) 場所:(株)永木精機六ヶ所村工場 工業高校3年生20名 2回目 日時:平成25年7月31日(水) 場所:ハード工業(有) 工業高校生2年生26名 (6)生産改善取組成果報告会 これまでの生産改善活動の展開支援及び人材育成の取組の総括 としての成果報告会を県内企業向けに開催しました。 【開催日時】 平成26年1月23日(木) 【開催場所】 青森グランドホテル 【参加者】 52名 【内容】 1 生産改善活動のこれまでの取組と成果について (株)八戸インテリジェントプラザ 所長 根岸 秀光氏 2 生産改善活動取組企業による改善事例紹介 (株)永木精機六ヶ所村工場 副工場長 吉田 光弘氏 3 改善リーダー養成塾参加企業による取組内容紹介 (有)クドウ電子 工藤 大晃氏 4 生産改善活動展開支援事例の紹介 (株)YANAI総合研究所 代表取締役 箭内 武氏 (5)特別講演 「青森県内企業生産改善の取組」 ~人を活かすセル生産~ (株)ワークセルコンサルティング 代表取締役社長 金 辰吉氏 ≪低炭素型ものづくり産業の振興≫ 1 支援制度の充実 平成26年度の取組 2 イノベーションを創出する経営基盤の構築(各段階に応じた人財育成) □平成26年度「ものづくりは人づくり」推進事業において実施(後述) (1)戦略的ものづくり先端技術事業化支援助成事業 【基金事業】 県内企業の技術開発を促進していくため、省エネルギー技術を活 かして新たな事業化に取り組む県内企業に対して助成します。 ・助成対象者 省エネルギー技術を活かして新たな事業化に取 り組む県内企業 ・助成限度額 事業化支援枠 20,000千円 産学官金連携枠(県内中小企業者) 30,000千円 産学官金連携枠(県内大企業) 30,000千円 重点支援枠 100,000千円 ・助成率 事業化支援枠 2/3以内 産学官金連携枠(県内中小企業者) 1/3以内 産学官金連携枠(県内大企業) 1/3以内 重点支援枠 10/10以内 ・管理運営者 (公財)21あおもり産業総合支援センター (1)企業を支えるものづくり基盤技術者に対する人財育成支援 ア ものづくり基盤技術人財育成(7,221千円) ものづくり産業人財育成施設等を活用して、成長産業等に対応する基盤 技術人財育成実習を実施する。 ※東北職業能力開発大学校青森校における実習(企業ニーズに基づく出 前実習含む)、金属・非金属等の材料実習、あおもりマイスター技術等 習得研修等 イ あおもり成長分野産業人財育成事業費補助(10,000千円) 社外研修や先進企業等に従業員を派遣して行う研修等受講(例:トヨ タ自動車東日本学園等)に要する費用の一部を助成する。 ○分野:成長分野産業(自動車関連分野、医工連携分野、省エネルギー 低炭素関連分野) ○補助率:1/2 上限1,000千円(1企業あたり) ○補助対象経費:人件費、旅費、受講料、教材費、その他 (2)ものづくり経営者等育成実践研修(2,058千円) 経営基盤の維持・向上のため、経営者、管理者に対し生産改善・生産 管理技術及び省エネ等先進技術等の習得をテーマとした実践的な研修を 行う。 ≪次世代ものづくり人財育成事業≫ これまでの取組 平成25年度次世代ものづくり人財育成事業(H25年度) 1 ものづくり企業の体験機会の提供 県内ものづくり企業やものづくり技術、製品の理解促進を目的に、小中学 生を対象に、工場見学・体験会や出前授業を実施しました。 (2)あおもりものづくり企業出前授業(5校 264名受講) ■あおもりマイスターによる授業 (1)あおもりものづくり企業見学・体験会(6企業 109名企業訪問) 溶接体験 ブナコ製作体験 コイルマイスター 発酵マイスター ■津軽塗伝統工芸士による授業 びいどろ工場見学体験 醤油加工品工場見学 マヨネースづくり体験 りんごジュース工場見学 研ぎ出し体験 ≪次世代ものづくり人財育成事業≫ これまでの取組 平成25年度次世代ものづくり人財育成事業(H25年度) 2 あおもりものづくりフェスタ2013の開催 県内ものづくり人財の育成とものづくり産業の振興を図るため、地域 企業が持つ技術・製品を子ども達をはじめ広く県民に紹介するとともに、 ものづくりや科学技術のすばらしさに触れる機会を提供する「あおもり ものづくりフェスタ2013」を下記により開催しました。 ◆内容 □オープニングセレモニー □県内企業の展示(40団体) □科学する心の育成 ・マイスター塾(キーホルダー作りほか) ・ものづくり塾(ブナコ製作体験ほか) □子どもの夢を育てる ・高等学校ロボットコンテスト ◆日時 平成25年10月5日(土)~6日(日) 10:00~16:00 ◆場所 青森産業会館(青森市第二問屋町4-4-1) ◆主催 一般社団法人青森県工業会、青森県 ◆入場者数 7,200人(目標6,000人) ・JAXAの展示 ≪低炭素型ものづくり産業の振興≫ これまでの取組 あおもりマイスターの認定制度 青森県では、基盤技術を支える優れた技能・技術者の確保・育成を図るため、平成12年度から、ものづくりの基盤技術を支える優れた技能・ 技術者を「あおもりマイスター」として認定し、その社会的評価を高めるとともに、マイスター自身の技術力の向上と後進の指導等を通じて、技 能・技術の継承・発展と人材の育成を図り、青森県製造業の振興を目指すこととしています。 ◆これまでのあおもりマイスター認定者 41名(平成25年度末現在) ◆あおもりマイスター活動内容 あおもりマイスターは、本県製造業の振興、技能・技術の継承・発展と人材の育成を図るため、活動可能な範囲で次の活動を行います。 ・小中高校などでのゲストティーチャーや技能指導 ・関係団体等の主催する研修会講師 ・県内企業のレベルアップのための技術指導 ・講演会、シンポジウム、セミナー等の講師・パネリスト・実演 平成25年度あおもりマイスター 認定証授与式の様子 平成25年度あおもりマイスター認定者 12 ≪「ものづくりは人づくり」推進事業≫ 予算額:25,086千円 平成26年度の取組 (事業概要) 地元のものづくり企業や製品、技術を子ども達に理解してもらう企業探求ツアーの実施や、成長分野の技術者人財育成の実施など、青 森県の将来を担う子ども達から企業を支える技術者、経営者を対象としたものづくり人財の育成を図ります。 【現状・課題等】 【全体課題】 ◆製造業(事業者数、出荷額、 従業者)の減少傾向 ◆次世代を担う子ども達に対 する人財育成 ◆中長期的な視点による技術 者等の人財育成 【事 業 内 容】 児童・学生 1 あおもりものづくり企業探求ツアーの実施(1,974千円) 小中学生が地元のものづくり企業を訪問し、見学・体験実習や企業の取組取 材等を行いものづくりの理解を深める企業探求ツアーを実施する。 地元企業の特色のある製品、独自技術や企業受入情報を紹介する小学生 向けの企業ガイドを作成し、地元企業理解に役立てる。 高校生にものづくり企業や製品・技術を理解してもらうため、ものづくりに特化 したインターンシップを行う。 【対象別課題等】 ・ものづくり企業や製品、技 術を理解し認識させる取組 が必要 ものづくり企業の技術者等 ※戦略産業雇用創造プロジェクト活用 1 ものづくり基盤技術人財育成支援(7,221千円) ポリテクカレッジ等ものづくり人財育成機関等を活用して、成長産業 に対応する基盤技術人財育成実習を行う。 ○将来の企業を支える次 世代人財の育成 ○青森県内の企業への愛 着 ○本県のものづくり企業 を支える基盤技術者の 育成・スキルアップ ○低炭素型ものづくり産業 の推進 2 あおもり成長分野産業人財育成費補助(10,000千円) 社外研修や先進企業に従業員を派遣して行う研修受講(例:トヨタ 自動車東日本学園等)に要する費用の一部を補助する。 分野:ものづくり産業成長分野 補助率:1/2、上限:1,000千円 【企業の技術者、経営者】 ・ものづくり企業を支える 技術者や経営者に対する 人財育成が益々重要に! 経営者・管理者 ・継続的かつ長期的な技術 者等の育成が必要。 ○ものづくりに対する理 解促進 ○県内ものづくり企業を 知るきっかけづくり 2 青森のものづくり企業見学体験ガイド作成(1,673千円) 3 ものづくりインターンシップの実施(2,160千円) 【次世代を担う子ども達】 ・地元のものづくり企業や製 品をあまり知らない。 (親も、学校の先生も) 【期待される効果】 1 ものづくり経営者育成実践研修(2,058千円) 経営基盤の維持・向上のため、生産改善技術習得及び省エネ等先進技術 習得をテーマに実践的な研修を行う。 ○企業経営基盤の安定、 維持・向上 ○将来を見据えた持続的な ものづくり産業基盤の維 持・発展、競争力向上 ≪自動車関連産業の振興≫ 青森県自動車関連産業振興戦略・青森自動車関連産業振興協議会 これまでの取組 県では、自動車関連産業集積に向けて、地場企業の支援と積極的な企業誘致に取り組むとともに、 必要な人材の育成に取り組んでいくため、平成20年1月に「青森県自動車関連産業振興戦略」を策定しました。 1 地場企業の育成・強化 2 企業誘致活動の強化 3 人材の育成・強化 (1)支援体制の強化 (2)経営力の強化 (1)戦略的な企業誘致の推進 (1)基盤技術者の育成 (3)取引拡大 (4)技術力の強化 (2)新たな環境社会形成に対応した企業誘致 (2)既存人材育成事業を更に自動車関連 産業人材育成向けに活用・強化 企業のスキルアップを支援する専門人材 ・北東北3県アドバイザー ・青森県ものづくり産業振興アドバイザー 【ターゲット産業】 自動車、農工食品、情報通信、 環境・エネルギー、医療・健康・福祉 県内企業の支援体制 1(1)支援体制の強化 青森県自動車関連産業振興協議会 (H18.9.25設立 152会員(企業、行政等)) 企業 いわて自動車関連産業 集積促進協議会 (H18.6.7設立 310会員) 大学 研究機関 みやぎ自動車産業 振興協議会 (H18.5.11設立 521会員) ○近隣自治体や国等 (北海道、新潟県、局など) ○トヨタ自動車東日本㈱ ほか 協力関係 行政 支援機関 【東北6県連携】とうほく自動車産業集積連携会議 新・とうほく自動車関連産業振興ビジョン 戦略1 人材の育成・供給拠点 戦略2 幅広い分野の企業集積 戦略3 次世代技術の開発拠点 戦略4 高品質・高機能部品の戦略拠点 戦略5 世界に向けた完成車・部品供給基地 福島県輸送用機器 関連産業協議会 ( H18.4.25設立 343会員) あきた自動車関連産業 振興協議会 (H18.11.1設立 152会員) 山形県自動車産業振興会議 (H18.5.18設立 254会員) 14 ≪自動車関連産業の振興≫ これまでの取組 「アクア分解研修 in AOMORI」の開催 県内企業による自動車関連産業への参入促進と次世代自動車関連部品の製造技術向上を図るため、元トヨタ自動車の開発 担当者を講師として、トヨタ自動車のハイブリッド車「アクア」の分解部品の研修を実施しました。 日時 会場 講師 内容 平成25年11月6日(水) 13:00から16:00まで 八戸工業大学 (65名参加) 宮城県産業技術総合センター 自動車産業振興コーディネーター 萱場 文彦 氏(元トヨタ自動車) ・トヨタ自動車のハイブリッド車「アクア」の構造及び各部品の機能に係る講義 ・アクアの分解部品を前にした講師からの解説 ・自由見学、個別アドバイスほか 15 ≪自動車関連産業の振興≫ これまでの取組 「青森県自動車関連技術交流会」の開催 県内企業の自動車関連技術等を紹介し、基幹部品メーカー等との事業提携や取引拡大を図ることを目的として、県内企業と 基幹部品メーカー等との技術交流会を実施しました。 日 時 平成25年10月24日(木) 13:00から17:30まで 会 場 青森国際ホテル 3階 「萬葉の間」 参加企業 基幹部品メーカー 8社 <青森県内企業 14社> 青森県内企業14社 企業名 成 果 商談成約 4件 <基幹部品メーカー 8社> 企業名 所在地 所在地 ㈱アドバネクス青森工場 田舎館村 東京ラヂエーター製造㈱ 神奈川県 アンデス電気㈱ 八戸市 曙工業㈱ 愛知県 カミテック㈱ 弘前市 TG東日本㈱ 宮城県 ㈱遠山工業黒石工場 黒石市 ㈱アタゴ製作所 群馬県 ㈱ムツミテクニカ 田舎館村 ㈱TGK 神奈川県 菅野精機㈱ 黒石市 公盛工業㈱ 愛知県 ㈲クドウ電子 弘前市 ケーエスエンジニアリング㈱ 埼玉県 ㈱ザックス 八戸市 ㈱ジーエスエレテック 愛知県 ㈱コーア 弘前市 竜飛精工㈲ 五所川原市 ㈱橘機工 五戸町 ㈱竹精機 五所川原市 ㈱新和技研 東北町 ㈲プレアデス電子 黒石市 16 ≪自動車関連産業の振興≫ これまでの取組 とうほく6県新技術・新工法展示商談会(とうほく自動車産業集積連携会議による連携事業) ○ とうほく6県新技術・展示商談会 東海地区の自動車関連メーカー等を対象に、取引促進や事業連携を図るため、東北6県の各協議会によ り構成される「とうほく自動車産業集積連携会議」が主催し、企業の「新技術・新工法」や「コスト低減、品質・ 生産性向上(QCD)」の展示や提案を支援する展示商談会を開催してきています。 ・日時 平成26年1月30日(木)~31日(金) ・場所 トヨタ自動車株式会社本社 サプライヤーズセンター (愛知県豊田市) ・内容 「鋳造・ダイカスト」「鍛造」「プレス」「樹脂成形」「表面処理」などの新技術・新工法、高いQCD力 の提案 ・本県参加企業 5社(東北6県では40社) 【参考】 とうほく6県 自動車関連技術展示商談会の本県企業出展状況 年度 開催年月日 開催名称 開催場所 県参加企業数 (全体) 県参加企業名 19 平成19年9月3日~4日 とうほく自動車関連技術展示商談会 刈谷市産業振興センター 4(99) 20 平成20年11月17日~18日 とうほく自動車関連技術展示商談会 刈谷市産業振興センター 7(89) 21 平成21年10月27日~28日 とうほく6県新技術・新工法展示商談会 トヨタ自動車本社(豊田市) 3(38) 高周波鋳造㈱、エプソンアトミックス㈱、 ㈱ワーロック、㈱青森テクニ エプソンアトミックス㈱、㈱ワーロック、㈱青森 テクニ、㈱青森フジクラ金矢、アンデス電気㈱、 マルイ鍍金工業㈱東北工場 エプソンアトミックス㈱、㈱青森フジクラ金矢、 ㈱遠山工業黒石工場 22 平成22年10月27日~28日 とうほく6県自動車関連技術展示商談会 刈谷市産業振興センター 2(58) ㈱青森テクニ、㈱遠山工業黒石工場 23 平成24年1月19日~20日 とうほく6県新技術・新工法展示商談会 トヨタ自動車本社(豊田市) 2(43) エプソンアトミックス㈱、㈱遠山工業黒石工場 24 平成25年1月24日~25日 とうほく6県自動車関連技術展示商談会 刈谷市産業振興センター 3(70) 25 平成26年1月30日~31日 とうほく6県新技術・新工法展示商談会 トヨタ自動車本社(豊田市) 5(40) ㈱遠山工業黒石工場、㈱コアライン、多摩川 精機㈱八戸事業所 ㈱アドバネクス弘前工場、㈱ソルテック、竜飛 精工㈲、㈱テクニカル、㈱ブルーマウステクノ ロジー 17 ≪自動車関連産業の振興≫ 本県の目標 平成26年度の取組 県内企業等を対象とした 講習会の開催 青森県 生産管理・提案力強化AD ・生産管理に係る指導 ・提案力の強化に係る指導 ・展示商談会マッチング支援 助 言 指 導 地域企業 東北各県との連携による 展示商談会の開催、 マッチング支援 自動車業界 ■展示商談会 ・とうほく新技術・新工法展示商談会【協議会】 ・基幹部品メーカーとの展示商談会 ≪マッチング支援≫ ●次世代自動車関連技術交流会 ●企業の営業活動支援 参 入 促 進 、 取 引 拡 大 ■経営力(品質、コスト、納期)及び提案力の向上 ≪競争力の強化≫ ●次世代環境自動車関連技術の高度化 ■次世代自動車関連技術関連実践講習会の実施 ■各種支援情報の提供 ≪参入機運の醸成≫ ●グループ受注体制による競争力強化活動 助 言 指 導 ・県内において、基幹部品メーカー等と 県内企業の技術交流会の実施 ・財団(技術力強化AD、職員)による企業訪問 ≪意欲的な企業の発掘≫ ●意欲的な県内企業の掘り起こし ●企業の技術の目利き 自動車 メーカー 21財団 ※県委託 自動車関連産業に 興味がある県内企業 技術情報等収集 技術力強化AD ・ニーズ、シーズ情報収集 ・企業掘り起こし ・目利き(技術、課題) ・技術高度化支援 ・技術マッチング支援 ・企業訪問マッチング支援 基幹部品供給 メーカー ニーズ収集 二次加工 メーカー 18 ≪伝統工芸産業の振興≫ これまでの取組 伝統的工芸品振興事業 伝統工芸品の指定及び伝統工芸士の認定 ①伝統工芸品の指定 ②伝統工芸士の認定 【指定要件】 【認定要件】 1.主として、日常生活の用に供される工芸品であること。 1.青森県内に居住していること。 2.その製造工程の主要部分が手工業的であること。 2.伝統工芸品の製造の実務経験が12年以上あり、かつ現在もその製造に従 3.伝統的な技術又は技法により製造されるものであること。 事していること。 4.原材料が伝統的に使用されてきたものであること。 5.当該工芸品が、概ね50年以上の歴史を有するものであること。 3.伝統工芸品の製造に関する高度の技術又は技法及び必要な知識を有し、 その維持又は発展に努めていること。 【指定件数】 平成 7年度 平成 9年度 平成11年度 平成13年度 平成14年度 平成15年度 平成16年度 平成18年度 平成19年度 平成20年度 平成21年度 平成22年度 平成23年度 平成24年度 平成25年度 23工芸品38製造者の指定 2工芸品6製造者の追加 1製造者の追加 2工芸品8製造者の追加及び1製造者の解除 1製造者の追加 2製造者の追加及び1工芸品・2製造者の解除 2工芸品3製造者の追加 5製造者の追加 4製造者の追加及び2製造者の解除 1製造者の追加及び1製造者の解除 1工芸品1製造者の追加 1製造者の追加 1製造者の追加 1工芸品4製造者の追加 1工芸品1製造者の追加及び2製造者の解除 ※平成26年3月現在、31工芸品、68製造事業者指定 4.後継者育成に熱意のある人。 5.青森県伝統工芸士にふさわしい高潔な人格を有すること。 6.経済産業大臣認定の伝統工芸士でない人。 【認定件数】 平成13年度 18名認定 平成14年度 12名認定 平成15年度 10名認定 平成18年度 7名認定 平成19年度 7名認定、4名解除 平成20年度 5名認定、1名解除 平成21年度 2名認定 平成22年度 2名認定、2名解除 平成23年度 3名認定 平成24年度 2名認定 平成25年度 1名認定、2名解除 ※平成26年3月現在、60名 19 ≪伝統工芸産業の振興≫ これまでの取組 青森発「和モダンスタイル」確立事業(平成25年度実施状況) (2)商品開発 (1)青森発「和モダンスタイル」確立事業商品検討委 員会の開催 ①定例会の開催 伝統工芸を製作している職人が集まって情報交換を行い、商品の ブラッシュアップ及び試作品の製作、発表会の検討を行った。 ア 参加工芸品数及び職人:7品目15人 イ 回数 5回 ②開発作品数 63点 本県の工芸品産業の活性化と産地の維持発展を図るため、青森 発「和モダンスタイル」確立事業を活用し、業界活性化の方策を 検討するために必要な事業を行った。 ①委員 19名(平成26年3月現在) ②開催実績 ア 第1回商品検討委員会 開催日 平成25年5月13日(月) 出席者 23名 内 容 主要アイテムの設定、 追加試作品検討 イ 第2回商品検討委員会 開催日 平成25年11月15日(金) 出席者 21名 内 容 発表会検討、追加試作品検討 ウ 第3回商品検討委員会 開催日 平成26年3月8日(土) 出席者 20名 内 容 発表会の報告、事業の統括 ) (3)カタログ作成 完成した作品のカタログを作成。 撮影日:平成25年11月2日(土) (4)発表会開催 県内及び県外で完成した作品の発表会を実施し、伝統工芸品 を一つのブランドとしてトータルで見せる商品提案を行った。 《青森会場》 平成26年1月17日~19日(弘前市立百石町展示館) 来場者:1,328名(一般県民対象) 《東京会場》 平成26年2月18日~20日(代官山ヒルサイドテラス) 来場者:212名(店舗関係者対象) 20 ≪伝統工芸産業の振興≫ これまでの取組 各種PR及展示及び青森発「和モダンスタイル」確立事業の成果と課題 (1)ゆずりは、日本橋谷屋での事業PR展示 ◆ゆずりは「蔦サロン」 東北の手仕事 ~伝統を守るから活かす~ ◆日本橋谷屋様 「青森発」小さな逸品展 期間 平成26年1月9日~22日 平成26年1月8日~13日 場所 蔦サロン 日本橋谷屋 展示点数 38点 (2)テーブルウェアフェスティバルでの作品展示 ◆TWF2013 平成25年2月4~11日 ◆TWF2014 平成26年2月2日~10日 39点 (3)その他展示会等出展案件 ◆平成26年3月7日~23日 tecoLLCギャラリー(青森市内昭和通り) 「手仕事職人たちのおもてなし展」 ◆平成26年4月1日~7日 三越伊勢丹新宿店 ゆずりはプロデュース 「JAPAN SENSES」 (4)青森発「和モダンスタイル」確立事業の統括 21 成果 ・県内伝統工芸関係者が連携して和装小物の開発に取り組 む過程で、商品開発のノウハウと経験が蓄積できた。 ・発表会で顧客や店舗の方と接することにより、直接、評価 を聞くことができた。 ・発表会の開催で、販売促進の機会を得るとともに、複数の 商談もあり継続的に取引に繋がる可能性が出てきた。 課題 ・PRが不十分。戦略的なPR活動が必要。 ・商品の売り込み方の更なる検討が必要。 ≪伝統工芸産業の振興≫ 1 伝統的工芸品振興事業 平成26年度の取組 26年度当初予算額 415千円 県内の伝統工芸の振興を図り、産地の自立的発展を促進するため、従事者の意識向上と工芸品のPRに資する各種施策を実施す るとともに、関係団体が行う伝統工芸振興事業に対して支援を行います。 (1)伝統工芸品の指定及び伝統工芸士の認定 青森県伝統工芸指定審査会を運営し、伝統工芸品及び伝統工芸士の認定を行います。 (2)伝統工芸振興事業への支援 関係団体が行う伝統工芸振興事業への支援を行うほか、各種イベントでの伝統工芸品パンフレットの配布等を行います。 2 伝統工芸価値再発見プロモーション促進事業(平成26~27年度) 26年度当初予算額 6,155千円 青森県の多様な伝統工芸品の価値を再発見するとともに、作り手側が製品の良さや商品背景を効果的に伝え、現代の消費トレンド に対応した販売促進活動を推進することで、県内の伝統工芸産業を活性化させます。 (1)プロモーション検証委員会 伝統工芸品の価値を再認識するための取組を通じて、効果的な販売促進手法について実践・検証します。 (2)「伝える職人」の育成 ①伝達力アップセミナー 先進事例を有する事業者を講師に、伝達術の講義。 ②県外からのバイヤー招聘によるアドバイス 伝統工芸のセレクトショップ等のバイヤーに工房を訪問してもらい、売り込み方を実践検証するとともにアドバイスをいただく。 (3)伝統工芸の価値再発見 ①職人を訪ねるクラフトモニター見学・実習会 クラフトファンをモニターとして、工房見学及び実習会を行うことで、消費者目線で新たな価値を再発見する。 ②クラフトモニターワークショップ クラフトモニターが工房見学実習会の取組を報告するとともに、生産者も含めて意見交換することで訴求力あるプロモーションのあり方について検討する。 (4)「伝える力」実践商談会 確立したプロモーション手法を活用して、商談会等に出展し、実践の場としてノウハウを蓄積する。 22 ≪伝統工芸産業の振興≫ 平成26年度の取組 伝統工芸価値再発見プロモーション促進事業(平成26、27年度)6,155千円 事業内容 現状・課題 取組1 工芸品を取り巻く現状 ○生活様式の変化や安価な輸入品の拡大に より全国的に伝統工芸産業は低迷。 ○本県の伝統工芸品全般の知名度が低い。 【和モダンスタイル確立事業により、】 ◆販路開拓活動では、商品背景を伝えること が効果的であると判明。 ◆生活者の価値観と消費行動の変化(ex.日本 的な風習や文化が見直されている。) モノの充実→ココロの充実へ 上昇機運! 課題 ○製品の良さや商品背景が十分に伝わっていない。 ○消費者ニーズを十分汲み上げていない。 ○伝統工芸品のプロモーションの取組が弱い。 【ターゲット消費者】 ○感性に富み、こだわりを持って商品を選ぶ生 活者層。 ○体験性やもの語り性などに価値を求める消費 者。 ○一定の余裕がある生活者層 【事業の対象者】 ○作り手のこだわりや商品背景を効果的に消費 者に伝えたい、また、販売ノウハウを身につけ たい職人・製造業者、販売業者。 事業成果 プロモーション検証委員会(1,483千円) 委員会では、価値再発見のための各種取組により 「もの語り」を創り、効果的なプロモーション手 法を実践・検証する。 (メンバー)アドバイザー、伝統工芸関係者、クラフトモニター、 県、市 成果 還元 取組2 企画 提案 売る側目線 「伝える職人」の育成(1,771千円) ○効果的なPR及び露出 の増加による認知度アッ プ ○プロモーション戦略に 基づく販売力強化 ○訴求力の向上による新 たな価値の創造 •伝達力アップセミナー(3回) 先進事例を有する事業者を講師に、伝達術の講義。 •県外からのバイヤー招聘によるアドバイス(10回) 伝統工芸のセレクトショップ等のバイヤーに工房を訪問して もらい、売り込み方を実践検証するとともにアドバイスをい ただく。【委託】 取組3 伝統工芸の価値再発見(1,350千円) •職人を訪ねるクラフトモニター見学・実習会(10工芸品) クラフトファンや大学生をモニターとして、工房見学及び 実習会を行うことで、消費者目線で新たな価値を再発見する 。【委託】 •クラフトモニターワークショップ(※) クラフトモニターが工房見学実習会の取組を報告し、生産 者も含めて「感動」や「共感」できる価値を共有する場を設 け訴求力あるプロモーションのあり方について検討する。【 委託】※3工芸品ごとに3回開催 取組4 「伝える力」実践商談会(1,551千円) •実践型商談会(商談会1回、タイアップ4回) 確立したプロモーション手法を活用して、商談会や百貨店 等とのタイアップ催事に出展し、実践の場としてノウハウを 蓄積する。【委託】 買う側目 線 ●新規販売ルート獲得による売 上向上 ●「生業」としての伝統工芸品 産業の活性化による雇用創出 ●青森ブランドの地位確立 23