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GM10 ファームウェア アップグレード手順書

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GM10 ファームウェア アップグレード手順書
GM10 ファームウェア アップグレード手順書
GM10 ファームウェア アップグレード手順書
本書は、GM10 ファームウェアのアップグレード手順を説明しています。
アップグレードを実施される前に、必ずお読みください。
対応製品
GM10(標準品のみ) *特殊仕様(SUFFIX に/S1~999、 /Z が含まれる)ファームウェアのアップグレードは対
象外です。アップグレードした場合は、引き取り修理となりますのでご注意ください。
アップグレード適用後のバージョン
GM10 本体
R3.02.03
Web アプリケーション
R3.02.01
準備するもの

GM10 本体

GM90PS

GM90MB

SD メモリカード
SD メモリカードは、必ず SD アソシエーションで配布されている SD カードフォーマッタでフォーマットしたものをご使用く
ださい。その他でフォーマットした場合、ファームウェアのアップグレードができません。
【SD カードフォーマッタのダウンロード】

http://www.smartdacplus.com/software/ja/

PC、イーサネットケーブル、およびハブ

SMARTDAC+ GM データアクイジションシステム ユーザーズマニュアル(IM04L55B01-01JA)

SMARTDAC+ GM データアクイジションシステム 拡張セキュリティ機能(/AS) ユーザーズマニュアル(IM
04L55B01-05JA)
注意事項
注意1:
R3.01.01 以降にバージョンアップした GM10 を R2.XX.XX (XX は任意の番号)にダウングレードすることは
できません。
注意2:
本書は、GM10 ファームウェアの無償アップグレードに適用します。
注意3:
ファームウェアをアップグレードした場合は、関連ソフトウェアも最新版にする必要があります。
注意4:
アップグレード後に引き取り修理をご依頼の際は、必ずアップグレードした旨をお伝えください。
注意5:
本アップグレードを適用した場合、設定情報などは出荷時の状態に戻ります。アップグレード
後の再設定を容易にするために、事前に現在の設定条件を SD メモリカードに保存してください。
1
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GM10 ファームウェア アップグレード手順書
注意6:
本アップグレードを適用した場合、GM10 本体の記録データは消去されます。アップグレード前に、
SD メモリカードに保存してください。
注意7:
本アップグレードを適用した場合、IP アドレス等のネットワーク設定は出荷時の状態に戻ります。アップグレード
前に、IP アドレス等のネットワーク設定をメモしてください。
アップグレードの手順
7 セグメント LED×2
7 セグメント LED
ステータス表示
START キー
STOP キー
USER1 キー /USER2 キー
ステータス表示
上位桁
下位桁
USB ポート
SD カードスロット
RS-422/485
シリアルポート
(付加仕様、 /C3)
SD カード
SD カードスロット
(カバーを開けたところ)
イーサネットポート
図 1:GM10 ユーザインターフェース
2
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GM10 ファームウェア アップグレード手順書
1
本体のバージョン情報の確認
アップグレードを実施する前に、本体のバージョン情報を確認してください。
本体バージョン情報の確認は Web アプリケーションにて行います。以下の手順で本体のバージョン情報を確認してくださ
い。
1.1
コンテンツ選択ツリーの[データ]タブ > [システム情報]をクリックし、システム情報画面(図2、図 3参照)
を表示します。
1.2
バージョン番号が R2.02.XX の場合、システム情報画面の基本情報[Main Program]、[Web
Program]を確認します。バージョン番号が R2.03.XX 以降の場合は、[ファームウェアバージョン]、[Web
アプリバージョン]を確認します。
現在のバージョンが、アップグレード適用後のバージョンと同じ場合はアップグレードの必要はありません。
本体バージョン情報
Web アプリバージョン情報
図 2:システム情報画面(バージョン番号が R2.02.XX XX は任意の番号)
本体バージョン情報
Web アプリバージョン情報
図 3:システム情報画面(バージョン番号が R2.03.XX 以降 XX は任意の番号)
3
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GM10 ファームウェア アップグレード手順書
Web アプリケーションを使用するためには準備が必要です。Web アプリケーションを使用するための準備の詳細は、
SMARTDAC+ GM データアクイジションシステム ユーザーズマニュアル(IM04L55B01-01JA)の「2.1 Web アプ
リケーションを使うための準備」をご覧ください。
2
アップグレード用 SD メモリカードの準備
2.1
アップグレード用ファイルを弊社ホームページからダウンロードし、お使いの PC に保存します。
2.2
保存したファイルをダブルクリックし、任意の解凍先を指定して解凍します。
2.3
解凍したファイル(表 1 参照)を、用意した SD メモリカードのルートディレクトリに保存します。
保存する前に、アップグレードで使用するファームウェアが SD メモリカードに保存されていないことを確認してく
ださい。アップグレードで使用するファームウェアがある場合は、すべて削除してください。
2.4
SD メモリカードのルートディレクトリに、表1のファイル、フォルダがあることを確認してください(図 4 参照)。
表 1:アップグレードで使用するファームウェア
ファイル/フォルダ
名称
ファイル
ndacSV_main.rom
ファイル
ndacSV_2_main.rom
ファイル
ndacSV_boot.rom
フォルダ
SYSTEM
図 4:アップグレード用 SD カードのイメージ
4
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GM10 ファームウェア アップグレード手順書
3
本体の記録データをセーブする
本体記録データのセーブは Web アプリケーションにて行います。以下の手順で本体記録データのセーブを行ってください。
3.1
2 で用意した SD メモリカードを、SD メモリカードスロットに挿入します( 図 1 参照)。
3.2
記録停止中(ステータス LED「REC」が消灯)であることを確認します。
記録中の場合、メニューバー[SMARTDAC+ Web サービス]の記録ボタンをクリックし、記録ダイアログを表
示します。[記録を停止する]をクリックし、記録を停止します。
3.3
コンテンツ選択ツリーの[データ]タブ > [セーブ/ロード] > [ファイル一覧(全てセーブ/全てロード)]をクリ
ックし、セーブ/ロード画面(図 5 参照)を表示します。
3.4
セーブ/ロード画面の[全データセーブ]をクリックします。
3.5
全データセーブダイアログが表示されるので、[SD カードに保存する]をクリックします。
記録データセーブが実行されます。
全データセーブを実行
図 5:セーブ/ロード画面(1)
記録データセーブの詳細は、SMARTDAC+ GM データアクイジションシステム ユーザーズマニュアル
(IM04L55B01-01JA)の「2.24.6 内部メモリの全データをセーブする」をご覧ください。
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GM10 ファームウェア アップグレード手順書
4
本体の設定をセーブする
本体設定のセーブは Web アプリケーションにて行います。以下の手順で本体設定データのセーブを行ってください。
4.1
2 で用意した SD メモリカードに、本体設定をセーブするフォルダを作成します。
4.2
SD メモリカードを SD メモリカードスロットに挿入します(図 1 参照)。
4.3
コンテンツ選択ツリーの[データ]タブ > [セーブ/ロード] > [ファイル一覧(全てセーブ/全てロード)]をクリ
ックし、セーブ/ロード画面(図 6 参照)を表示します。
4.4
セーブ/ロード画面のファイルの場所で本体設定をセーブするフォルダを選択します。(バージョン番号が
4.5
セーブ/ロード画面の[全設定セーブ]をクリックします。
4.6
全設定セーブダイアログが表示されます。バージョン番号が R2.02.XX の場合、[OK]をクリックします。バージ
R2.02.XX の場合のみ)
ョン番号が R2.03.XX 以降の場合、フォルダ名を入力し、[OK]ボタンをクリックします。設定セーブが実行さ
れます。
フォルダを選択
全設定セーブを実行
図 6:セーブ/ロード画面(2)
設定セーブの詳細は、SMARTDAC+ GM データアクイジションシステム ユーザーズマニュアル
(IM04L55B01-01JA))の「2.24.4 設定パラメータ、帳票テンプレート、信頼する証明書をすべてセーブ/ ロード
する」をご覧ください。
5
ネットワーク設定をメモする
ネットワーク設定の確認は SMARTDAC+ STANDARD IP アドレス設定にて行います。表示されるネットワーク設定をメ
モしてください。
SMARTDAC+ STANDARD IP アドレス設定によるネットワーク設定の確認の詳細は、SMARTDAC+ GM デー
タアクイジションシステム ユーザーズマニュアル(IM04L55B01-01JA)の「2.1 Web アプリケーションを使うための準
備」をご覧ください。
6
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GM10 ファームウェア アップグレード手順書
6
本体のアップグレード
本体のファームウェアのアップグレードを行います。以下の手順で本体ファームウェアのアップグレードを行ってください。
6.1
記録停止中(ステータス LED「REC」が消灯)であることを確認します。
6.2
電源を OFF にします。
6.3
2 で用意した SD メモリカードを SD メモリカードスロットに挿入します(図 1 参照)。
SD メモリカードは、アップグレードが終了するまで絶対に抜かないでください。
6.4
START キーを押しながら、電源を ON にします。
7 セグメント LED が処理実行中表示(図 7 参照)となったら、START キーを離してください。
図 7:処理実行中表示
6.5
7 セグメント LED に「bC」が表示されたら、電源を OFF します。
6.6
SD メモリカードを挿入したままの状態で、電源を ON します。
7 セグメント LED が起動中表示(図 8 参照)となり、アップグレードを開始します。
アップグレードには数分かかる場合がありますので、処理を行っている間は、絶対に電源を OFF にしないでくだ
さい。セルフチェック中表示(図 9 参照)後、7 セグメント LED に「00」が表示されると、アップグレード終了
です。
図 8:起動中表示
図 9:セルフチェック中表示
6.7
7 セグメント LED に「bx(x は任意の番号)」と表示された場合は、アップグレードに失敗しています。
手順 2 に従ってもう一度 SD メモリカードにアップグレード用データを SD メモリカードに保存して、手順 6 をや
り直してください。その際に、手順 3、4 で保存した記録データ、設定データを消さないようご注意ください。
7
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GM10 ファームウェア アップグレード手順書
7
Java Runtime Environment(JRE)のインストール
Web アプリケーションを利用する場合には、本アップグレードを行った後に以下の手順で本体バージョンに適合する JRE を
インストールしてください。
7.1 PC に JRE がインストールされているかどうかを確認します。
① [スタート]メニューから[コントロールパネル]をクリックし、コントロールパネルを開きます。
② コントロールパネルに[Java]があれば、インストールされていますので、手順 7.2 に進み、JRE バージョンを確
認します。なければインストールされていませんので、手順 7.4 に進み、インストールを行います。
7.2 PC にインストールされている JRE バージョンを確認します。
① コントロールパネルから [Java]をクリックし、Java コントロール・パネルを開きます。
② Java コントロール・パネルの[一般] タブの [バージョン情報]をクリックし、JRE バージョンを確認します。
7.3 本体バージョンと JRE の対応表を参照し、適合する JRE がインストールされているか確認します。適合する
JRE がインストールされていない場合は、手順 7.4 に進みます。
7.4 本体バージョンに適合する JRE をインストールします。
① 適合する JRE バージョン以外の JRE がすでにインストールされている場合はアンインストールします。
② 適合する JRE をインストールします。
【本体バージョンと JRE の対応表、および適合する JRE バージョンのダウンロード】

http://www.smartdacplus.com/software/ja/
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GM10 ファームウェア アップグレード手順書
8
インターネット一時ファイルの削除
Web アプリケーションを利用する場合には、本アップグレードを行った場合、必ず下記の手順にて Web ブラウザおよび
Java Runtime のキャッシュ情報をクリアしてください。キャッシュ情報をクリアしないまま動作させると、Web ブラウザがアッ
プグレード前と後の状態で整合性が取れず、誤動作することがあります。
尚、キャッシュを削除すると、最初にページを表示する時に多少時間がかかることがありますが、2 回目以降は以前と同じ
ように表示されるので問題はありません。
8.1
Web ブラウザのキャッシュ(インターネット一時ファイル)のクリア
詳細はマイクロソフト社にお問い合わせください。
1.
①
②
③
Internet Explorer 8 および9をご利用の場合の例
[ツール]メニューから[インターネットオプション]を選択しインターネットオプション画面を開きます。
[全般]タブ「閲覧の履歴」の[削除]ボタンを押し、閲覧の履歴の削除画面を開きます。
[インターネット一時ファイル]、[Cookie]にチェックを入れる。もしお使いの GM の URL をお気に入りに入れ
ている場合は [お気に入り Web サイトデータを保持する]のチェックを外して[削除]ボタンを押してくださ
い。
2.
①
②
③
Internet Explorer 10 および 11 をご利用の場合の例
[ツール]アイコンから[インターネットオプション]を選択しインターネットオプション画面を開きます。
[全般]タブ「閲覧の履歴」の[削除]ボタンを押し、閲覧の履歴の削除画面を開きます。
[インターネット一時ファイル]、[クッキーと Web サイトデータ]にチェックを入れる。もしお使いの GM の URL
をお気に入りに入れている場合は [お気に入り Web サイトデータを保持する]のチェックを外して[削除]
ボタンを押してください。
8.2
Java Runtime のキャッシュクリア
詳細は Oracle 社にお問い合わせください。
Java Runtime 1.8.0_51(Version 8 Update 51)の場合の例
①
[スタート]メニューから[コントロールパネル]を選択しコントロールパネルを開きます。
②
[Java]を選択し、Java コントロール・パネルを開きます。
③
[一般]タブ「インターネット一時ファイル」の[設定]ボタンを押し、一時ファイルの設定画面を開きま
す。
④
[ファイルの削除]ボタンを押し、確認ダイアログボックスでは[トレースおよびログファイル]、「キャッシュさ
れたアプリケーションおよびアプレット」にチェックを入れて[OK]ボタンを押してください。
9
バージョン情報の確認
正しくアップグレードされたかを確認します。
手順 1 を参照し、バージョン情報を確認してください。
アップグレードにより、すべての設定情報が出荷時の状態です。IP アドレス等のネットワーク設定の再設定が必要で
す。SMARTDAC+ STANDARD IP アドレス設定を用い、手順 5 でメモしたネットワーク設定を行ってください。
SMARTDAC+ STANDARD IP アドレス設定は、12.ソフトウェアのアップグレード を参照し、最新版をご使用くだ
さい。
最新バージョンでない場合は、手順 6 に戻って再度アップグレードを実施してください。
9
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GM10 ファームウェア アップグレード手順書
10 本体の再構築
本体の再構築を行います。本体の再構築は Web アプリケーションにて行います。以下の手順で本体の再構築を行ってく
ださい。
10.1 記録停止中(ステータス LED「REC」が消灯)であることを確認します。
10.2 コンテンツ選択ツリーの[調整]タブ > 「再構築」をクリックし、システム再構築画面(図 10、図 11 参照)
を表示します。
10.3 システム再構築画面の[再構築]をクリックします。
10.4 再構築ダイアログが表示されるので、[実行]をクリックします。システム再構築が実行されます。
実行中は[システム再構築中です]のダイアログが表示されます。
10.5 完了すると[M8201 本体のシステム構成が変更されました]のダイアログが表示されます。
[OK]をクリックします。
10.6 [W8108 システム構成が変更されたため、情報を更新します]のダイアログが表示されます。
[OK]をクリックし、[認識しているモジュール構成]に装着しているモジュールが表示されていることを確認しま
す。
システム再構築を実行
モジュール情報を表示
図 4:システム再構築画面(バージョン番号が R2.02.XX XX は任意の番号)
10
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GM10 ファームウェア アップグレード手順書
システム再構築を実行
モジュール情報を表示
図 5:システム再構築画面(バージョン番号が R2.03.XX XX は任意の番号)
システム再構築の詳細は、SMARTDAC+ GM データアクイジションシステム ユーザーズマニュアル
(IM04L55B01-01JA)の「2.25.2 GM を再構築する」をご覧ください。
拡張セキュリティ機能(/AS)が有効な場合、GM10 本体に読み書き可能な SD メモリカードが装着されていないと、
エラーメッセージが表示されます。GM10 本体に読み書き可能な SD カードを装着して実行してください。詳細は
SMARTDAC+ GM データアクイジションシステム 拡張セキュリティ機能(/AS) ユーザーズマニュアル IM
04L55B01-05JA をご覧ください。
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GM10 ファームウェア アップグレード手順書
11 本体の設定をロードする
手順 4 にてセーブをした設定をロードします。
11.1 4 で用意した SD メモリカードを SD メモリカードスロットに挿入します(図 1 参照)。
11.2 コンテンツ選択ツリーの[データ]タブ > [セーブ/ロード] > [ファイル一覧(全てセーブ/全てロード)]をクリ
ックし、セーブ/ロード画面(図 12 参照)を表示します。
11.3 セーブ/ロード画面のファイルの場所で手順 4.3 の本体設定を保存したフォルダを選択します。
11.4 セーブ/ロード画面の[全設定ロード]をクリックします。
11.5 全設定ロードダイアログが表示されるので、[OK]をクリックします。設定のロードを開始します。
フォルダを選択
全設定ロードを実行
図 6:セーブ/ロード画面(3)
一部の設定がロードできない場合があります。設定ロード後、設定内容を確認し、必要に応じて再設定をしてご使
用ください。
拡張セキュリティ機能(/AS)が有効な場合、GM10 本体に読み書き可能な SD メモリカードが装着されていないと、
エラーメッセージが表示されます。GM10 本体に読み書き可能な SD カードを装着して実行してください。詳細は
SMARTDAC+ GM データアクイジションシステム 拡張セキュリティ機能(/AS) ユーザーズマニュアル IM
04L55B01-05JA をご覧ください。
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GM10 ファームウェア アップグレード手順書
12 ソフトウェアのアップグレード
本体のファームウェアを最新にアップグレードした場合、下記関連ソフトウェアも最新版をご利用ください。
各ソフトウェアの最新リリースは、弊社ホームページのダウンロードサイトで確認してください。
【関連ソフトウェア】

SMARTDAC+ STANDARD ユニバーサルビューア

SMARTDAC+ STANDARD ハードウェア設定

SMARTDAC+ レポートテンプレートビルダ

SMARTDAC+ エクセルレポートシミュレータ

SMARTDAC+ STANDARD IP アドレス設定
【ダウンロードサイト】

http://www.smartdacplus.com/software/ja/
13
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GM10 ファームウェア アップグレード手順書
横河電機株式会社
[email protected]
www.yokogawa.co.jp/ns/
2016 年 6 月 発行
©copyright Yokogawa Electric Corporation
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