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第1回会議録
会議録 会 議 名 第1回八王子市シティプロモーション戦略の推進に関する懇談会 日 時 平成26年10月27日(月) 場 所 八王子市役所 本庁舎 午後3時 5時 702会議室 出 秋山順子(八王子青年会議所)、浅野里恵子(八王子市民活動協議会)、 席 榎本幸枝(八王子商店会連合会)、芦川正明(京王電鉄株式会社)、工藤 参 加 者 芳彰(拓殖大学)、志村勝(八王子商工会議所) 、古本泰之(杏林大学)、 者 堀口昭典(公募市民)、水野康直(八王子市町会自治会連合会)、守屋京 氏 子(八王子観光協会) 名 事 務 局 伊藤紀彦都市戦略部長、浅岡秀夫広報課長、橋本光太郎都市戦略課長、 今井明都市戦略課主査、池田瑠美都市戦略課主事 欠 席 者 氏 名 清野悠太(公募市民) 議 ~ 題 八王子の魅力及び魅力発信について 公開・非公開の別 公開 非 公 開 理 由 ― 傍 聴 人 の 数 なし 1.次第 2.懇談会開催要綱 3.懇談会参加者名簿 配 付 資 料 名 4.八王子市の人口・八王子市の年齢構成 5.八王子市シティプロモーション戦略 6.懇談会の進め方(案) 7.先行自治体基本方針 会 議 の 内 容 別紙のとおり 別紙 1.開会 2.参加者自己紹介 3.議事 ≪説明≫ 八王子市のシティプロモーションについて 八王子市のシティプロモーションについて 配布資料2~8についての説明 ≪議事≫ 八王子市の 八王子市の魅力と 魅力と魅力の 魅力の発信について 発信について 【事務局】まずは、参加者の皆様から、①八王子にどんな魅力があるのか ②八王子の魅 力の効果的な発信方法の 2 点について、お考えを 5 分程度でお話していただきたいと思 う。 【秋山氏】子育て支援の観点から述べると、八王子には子育ての会が少なく、子育て支援 に関してフォローが行き届いていない印象がある。たとえば国分寺市では、父親学級・お 風呂の練習をする会など、はじめて出産する市民をフォローする会が多い。また、子ども の遊び場所が少ないことが課題だと思った。特に、サイエンスドームや夕やけ小やけふれ あいの里などは、市内に案内看板が少なく、以前は存在自体を知らなかった。サイエンス ドームはプラネタリウムなどがあり、施設が充実しているにもかかわらず、魅力を伝えき れておらず、もったいなく感じる。私自身も若い時に八王子の魅力を知る機会がなかった。 また、大学生に関しては就職すると、職場から交通の便のよい場所に移り住んでしまう。 家を一度購入すれば、転居することは少ない。ファミリー層など、家の購入を考える年代 には、子どもの教育環境、子育てのしやすさ、景観などが決め手となる。現況では、八王 子市に居住することに吉祥寺や白金といったブランド性を感じない。堀之内、南大沢など は多摩市の感覚でいる市民も多いと思う。 【浅野氏】八王子は NPO 団体の数が多く、市民協働が進んでいる。特に子育て層に、こ の地域で子育てがしたいと思わせることが重要。若い世代は八王子が好きな人が多いと思 う。市民団体の中には子育てをサポートする団体もあり、企業と連携してファミリーフェ スの実施なども行っている。地域が子どものふるさとを作れる場所になるとよい。学校区 を中心とした地域づくりが今度進んでいくと思う。アピールの方法としては、市民が住居 を選ぶ際訪れる不動産業者・銀行などの協力を得て発信をするのも効果的であると考える。 【芦川氏】八王子市として、シティプロモーションのターゲットをどこに設定するかを決 めることがまず重要。当社としては、八王子市のコンテンツでは高尾山が第一である。タ ーゲットとしては外国人を増やすことを考えており、特に発信力のある外国人ブロガーの 来訪を増やしたい。企業・行政主導のイベントよりも、口コミなどの市民からの発信が効 果的であると思う。また、大学生は地域の人的資源であるので、大学の首都圏移転を食い 止める方策も必要ではないか。通学のためにかつて居住していた、現在両親が居住してい るなど、八王子にコネクションがあり、市外に居住しているひとをターゲットに戦略を打 つなど、ターゲットは明確にしたほうがよい。八王子は市域が広いので、たとえばみなみ 野と高尾で同じことをやっても成功しない。地域ごとに戦略を打つことが効果的だと考え る。 【榎本氏】八王子は、伝統に基づいた御接待の文化が根付いているところが魅力。特に八 王子は、ひとが魅力的である。コンビニやレストラン、スーパーなどの店員が親切である。 専門店の技術も高い。こういった八王子の「ひと」の魅力を「きもちいいまち八王子」と してアピールしていくとよいと思う。 【工藤氏】大学生にあまり多くを期待しないほうがよい。今の学生は都心で勉強したいと 考えている生徒が多い。また勉学で忙しいので、市政に参画する時間的な余裕がない。シ ティプロモーションは、市民の幸福度が上がることが重要。ただ人口数を保っても意味が ないのでは。発信方法として、物語マーケティングなどの例がある。東京ディズニーラン ドやソフトバンクの CM などは、商品に付随した物語に魅力がある。八王子も地域ごとに 物語をつくってみてはどうか。イベントについては、外部のプロを入れるのではなく、内 部の人間(市民)がプロデュースしてデザイナーとなり、市はこれをサポートし、創り上 げることがよい。 【志村氏】現在八王子の MICE 推進に取り組んでいる。MICE は、交流人口を増加させる ことを目的としている。ターゲットはビジネスによる八王子への来訪者や会社。宿泊を伴 う学会、国際会議など。これらに対応するには、ホールや会議室などハード的なものを用 意する必要がある。中心市街地を見ると、ユーロードなどでイベントが多数開催されてい る。特に、参加でき、体験でき、地元と交流できるイベントが効果的。また、JR 線・京 王線・高速道路があり、将来的にはリニアの開通など、交通アクセスのよさをアピールし てはどうか。八王子は市域が広く、魅力も多様。八王子としての魅力をトータルで表現で きないのが課題。大学、子育て、産業など、さまざまな魅力をストーリー化することで、 八王子のイメージ向上につながるのではないか。 【古本氏】八王子を一言で説明するイメージがないのが課題。八王子に行ったら何がある のかわからない。その魅力についてもっと検討するべき。たとえば、八王子でイベントを 開催したなど、八王子に関わりがある体験をした学生は八王子への愛着が深い。子育て世 代になったときに、居住する場所として八王子を想起する可能性がある。大学生に向けた 発信は、行政が主導してイベントの案内などを積極的に行ったほうがよい。ツイッターや フェイスブックは、まず関心がないとフォローをしない。案外アナログな方法のほうが効 果的かもしれない。また、大学のシンポジウム・学会などのエクスカーション(※地域の自 然や歴史、文化などを専門家の解説を聞くとともに、参加者が現地での体験や議論を行い、社会資本に対 する理解を深めていく「体験型の見学会」)に、八王子を活用するなどの方法も考えられる。 【堀口氏】定住を促すシティプロモーションを実施するためにまず地域の資源を磨き上げ る必要がある。ターゲットとしては、若いファミリー世代が考えられる。この層は①団塊 ジュニアであるため人口が多く、②住宅購買時期を迎えており、③デジタル接触率が高い ことが特徴。若いファミリー層は、教育環境や住環境に興味がある。学園都市、ものづく り産業などのすでにある八王子の資産をターゲットに効果的に発信していくことが八王子 のシティプロモーション推進に繋がるのではないか。 【水野氏】職住近接の観点から考えると、働く場所の確保がまず肝要ではないか。八王子 が主導して企業をできるだけ多く誘致する必要がある。たとえば固定資産税を減免するな ど。高尾山が年間 300 万人も登山客がいるのは、一時間程度でのぼれる気軽さのためだ と思う。高尾に一極集中させるのではなく、裏高尾、陣馬、八王子城なども含めて発信す るなどの措置が必要ではないか。町会活動は、地域の原点ともいえる。市の職員も地域活 動により協力的に関わってほしい。 【守屋氏】八王子は 2 時間から 3 時間程度で遊べる場所が少ない。市内の交通の便もあま りよくないので、車なら良いが、バスで回るのが難しい。バスの回遊性がないと、高尾山 以外の観光地を勧めづらい。学生に魅力を知ってもらうには、パンフレットの置き場所な ども工夫する必要がある。また、案内看板を増やすなども有効だと思う。 【事務局】次回は、12 月中旬から下旬頃の日程で考えている。引き続き、八王子の魅力 と発信方法について意見交換を行う予定である。 4.閉会