...

朝来市観光基本計画(案) (ファイル名

by user

on
Category: Documents
5

views

Report

Comments

Transcript

朝来市観光基本計画(案) (ファイル名
朝来市観光基本計画(案)
平成26年1月
朝
来
市
目
次
1.朝来市観光基本計画とは
1
2.観光の現況
2
(1)我国の観光動向
2
(2)宿泊の概要
2
(3)レジャー・余暇生活に関する意識の動向
3
(4)旅行に対する潜在需要
4
(5)国民の旅行実態
4
(6)国内の旅行消費額
5
(7)観光産業おける雇用、仕入先の状況
(7)観光産業おける雇用、仕入先の状況
6
(8)観光マーケットの動向
7
(9)観光活動の動向
7
3.朝来市の観光の現況
9
(1)朝来市の概況
9
(2)朝来市の交通網
10
(3)朝来市の観光資源
11
(4)朝来市の観光客の現状
12
4.観光基本
4.観光基本計画の基本方針の設定
基本計画の基本方針の設定
17
(1)基本方針設定の流れ
17
(2)朝来市の観光の現状把握調査
17
(3)観光による経済波及効果の推計
29
(4)SWOT分析
31
(5)基本コンセプトを導く観光まちづくりの考え方
(5)基本コンセプトを導く観光まちづくりの考え方
33
(6)基本コンセプトの設定
35
(7)基本方針の設定
36
5.アクションプラン
38
(1)竹田城跡・生野銀山を戦略的に活かしたPR
38
(2)徹底したマーケティング手法による情報発信
39
(3)周辺地域と連携した地域をまるごと楽しむ観光プログラムの構築
(3)周辺地域と連携した地域をまるごと楽しむ観光プログラムの構築
40
(4)かけがえのない“わがまち”の地域資源を見つけ、それを活かした観光まちづくり
41
(5)「地域を知る、伝える」観光まちづくりの展開
(5)「地域を知る、伝える」観光まちづくりの展開
42
(6)観光振興による
(6)観光振興による地域内での消費拡大と雇用の促進
よる地域内での消費拡大と雇用の促進
43
(7)観光振興の推進を担う組織の育成強化
(7)観光振興の推進を担う組織の育成強化
44
6.重点施策
45
(1)着地型観光への展開
45
(2)経済波及効果の実効性を高める取組み展開
(2)経済波及効果の実効性を高める取組み展開
48
(3)新たな
(3)新たな観光
新たな観光まちづくり
観光まちづくり推進体制の構築
まちづくり推進体制の構築
49
7.策定の経緯
55
(1)実施概要
56
参考資料
参考1.JTBカード&マーケティングを活用したWEB(メルマガ)調査
参考1.JTBカード&マーケティングを活用したWEB(メルマガ)調査
60
参考2.朝来市主要観光資源インタビュー調査
参考2.朝来市主要観光資源インタビュー調査
81
参考3.主要観光資源ヒアリング調査
98
参考4.市民意向調査
119
参考5.類似都市・地区の事例
134
参考6.経済波及効果の推計
138
1
1.朝来市観光基本計画とは
朝来市は竹田城跡、生野銀山、茶すり山古墳といった豊富な歴史資源に恵まれ、特に竹田城跡の
観光客は年々ほぼ倍増、平成24年度は約24万人の来場者となっている。岩津ねぎなど個性ある
農業特産物も豊富で、また和田山地蔵祭りや銀谷祭りなど集客力に優れたイベントも開催されてお
り、近年観光客数は少しずつではあるが増加傾向にある。
その一方で、竹田城跡の繁忙期における交通渋滞の問題や、経済効果の欠如など課題を多く抱え、
これらの対策は後手に回ってしまっているのが実情である。また、市内の観光施設と行政、または
観光施設同士の連携不足や地域の観光に対する理解度不足など、問題・課題は山積しており、同じ
但馬地域の中でも北但地域の市町の後塵を拝していることは否めない状況である。
これは、朝来市の観光に資する地域活性化のビジョンが明確でなく、5年、10年先を見据えた
プラン、プログラムを立てていないことが少なからず起因していることが考えられる。少子高齢化
により地域活力の低下が予想される今こそ、新産業としての観光産業の育成を通じた雇用の創出や
地域経済の活性化、知名度アップによる地域アイデンティティの醸成、定住促進などさまざまな視
点・効果を見据えた観光ビジョンを確立する必要がある。
朝来市観光基本計画は、朝来市における観光の実情の検証、観光客のニーズやギャップの調査を
踏まえ、朝来市のあるべき観光の姿を明確にし、将来を見据えた観光振興プログラムの基礎となる
計画として策定する。
お立ち寄り観光
ブレイク
観光
資源
ブレイク
観光
資源
した観光
した観光
情報不足
市内観光地への
観光客の循環
観光
資源
情報共有
相互連携の欠如
(みんなバラバラ)
多彩なストーリーで
異なるニーズを関連させる
北但の
観光地へ
異なる
顧客ニーズ
資源
資源
資源の連携・協調
観光
資源
商品
開発
希薄な経済効果
観光
資源
高い経済効果
明確なビジョン・理念の共有
朝来市観光基本計画
1
2
2.観光の現況
(1)我国の観光動向
平成23年の国民1人当たりの国内宿泊観光旅行回数は、1.37回(前年比2.2%増)であ
った。また、国民1人当たりの国内宿泊観光旅行宿泊数は、2.17泊(同2.4%増)であった。
(泊、回)
4
1人当たり宿泊数
1人当たり回数
2.92
2.74
3
2.48
2
1.78
1.71
2.38
2.37
1.52
1.52
1.46
19
20
21
2.12
2.17
1.34
1.37
22
23
1
0
18
平成17
(年)
注:1 観光庁「旅行・観光消費動向調査」による。
2 平成 23 年の値は暫定値である。
3 平成 20 年までは、20 歳から 79 歳までが調査対象。平成 21 年以降は、全年齢が調査対象。
(2)宿泊の概要
平成23年の延べ宿泊者数は全体で3億9,422万人泊であり、このうち、日本人延べ宿泊
者数は全体で3億7,666万人泊であった。これを月別に見ると8月が4,632万人泊と最
も多く、4月が2,495万人泊と最も少なくなった。前年同月比を見ると、3月は大きく前年
を下回った。
(万人泊)
(%)
5,000
50
4,632
平成23年度合計37,666万人泊
4,000
3,000
2,764
2,865
3,135
2,689
3,399
3,299
3,365
40
3,153
2,853
3,016
30
2,495
2,000
20
1,000
10
0
1.9
3
3.7
-2.2
-1,000
-5.3
-5.9
2.7
-0.8
-10
-7.1
日本人延べ宿泊者数
-13.1
-2,000
0
-0.4
-20
日本人前年同期比
-25.8
-3,000
1
2
3
-30
4
5
6
7
8
9
10
注:1 観光庁「旅行・観光消費動向調査」による。
2 前年同月比は、従業員数 10 人以上の施設に対する調査から作成。
3 年間の新設・廃業施設のデータを反映させる前の数値であり、確定値では若干の変更がある。
2
11
12(月)
(3)レジャー・余暇生活に関する意識の動向
平成23年10月の「国民生活に関する世論調査」を見ると、今後の生活で重点をおきたい分
野は「レジャー・余暇生活」を挙げるものが35.8%と最も多く、次いで「所得・収入」、「資
産・貯蓄」となった。
今後の生活の力点
0
10
20
(%)
40
30
33.3
33.9
レジャー・余暇生活
35.8
33.1
32.5
31.8
所得・収入
資産・貯蓄
29
30.7
30.2
27.9
25.4
26.4
自己啓発・能力向上
26.5
24.5
26.2
食生活
20.7
22.2
住生活
25.1
8.3
8
9.5
自動車、電気製品、家具など
の耐久消費財
6.2
5.3
5.5
衣生活
1.5
2
2.2
その他
平成23年10月調査
9
ない
9.9
9.8
平成22年6月調査
平成21年6月調査
1.5
1.5
1.7
わからない
注:内閣府大臣官房政府広報室「国民の生活に関する世論調査」による。
今後の生活の力点(推移)
40
37.2 37.1 37 37.1
レジャー・余暇生活
住生活
食生活
耐久消費財*
36.6 36.2
36.2
35.3 35.3
35
34.8
24.5
25.7
21.8 21.5
20.7
25.2
23.1
25.7
22.6
23.1
23.1 23.3
22.2
20.9
18.8
18.1
16
24.5
21.9
19.9
19.5
25.2 25.2
23.1
22.8 22.9
26.5
26.2
25.5
25.4
24.8 25.1 25 25.1
21.2
20.3
20
25.8 25.8
25
24.1 24.1
22.6
21.9
28.3
26.4
26.3
23.5
24.1
29.5
27.6 27.6
27.1
25.3
25
33.3
30.8
28.1
27.9 28
33.9
32.3
29
26.7
25.1
35.8
34.4
33.2
30.3 30
29.4 29.5
30
35.1
33.8
33.7
31.6 31.7
25.1
20.7
19.8 19.5
21.3
17.3 17.1
16.5
18.1
16.3
16
16.3
15.2
14.7
15
36.8
35.5
16.3
14.5
13.8
15.1
15.1
14.5
15.4 15.5
15
13.6
13 13.2
13.4
13.2
12.6
11
9.5
10
7.4
6.8 6.8 6.7
5.8 5.7
6.3
6.2
8.1 7.8
7.6 7.5 7.7
6.8
6
5.2 5.2
8.6
8
8.3
22
年
6
月
23
年
10
月
6.7
5.1
5.9
5.6
4.8 4.6 4.6 4.4
5
4
4.1 4.1
3.5 3.7
4
4.4
3.8
4
3.1
0
49
年
1
月
49
年
11
月
50
年
5
月
50
年
11
月
51
年
5
月
51
年
11
月
52
年
5
月
53
年
5
月
54
年
5
月
55
年
5
月
56
年
5
月
57
年
5
月
58
年
5
月
59
年
5
月
60
年
5
月
61
年
5
月
62
年
5
月
63
年
5
月
元
年
5
月
2
年
5
月
3
年
5
月
4
年
5
月
5
年
5
月
6
年
5
月
7
年
5
月
8
年
7
月
9
年
5
月
11
年
12
月
13
年
9
月
14
年
6
月
15
年
6
月
16
年
6
月
17
年
6
月
18
年
10
月
19
年
7
月
20
年
6
月
21
年
6
月
注:1 内閣府大臣官房政府広報室「国民の生活に関する世論調査」による。
2 耐久消費財とは、自動車・電気製品・家具などの耐久消費財。
3 平成 11 年以前は単数回答、平成 13 年以降は複数回答で聞いているため、以前の調査結果と直接比較できない。
3
(4)旅行に対する潜在需要
余暇活動の潜在需要(参加希望率から実際の参加率を引いた数値)は、第1位が「海外旅行」、
第2位が「国内観光旅行」となっている。このように、観光旅行に対する潜在需要は多様な余暇
活動の中で依然として高いことがうかがえる。
(%)
余暇活動の潜在需要(上位10種目)
0
10
20
30
40
50
60
70
38.5
海外旅行
14.6
19.4
国内観光旅行
60.1
12.6
オートキャンプ
4.2
10.9
10.5
登山
10.4
陶芸
3.9
10.1
観劇
15.8
9
遊園地
27.1
8.4
ピクニック・ハイキング・
野外散歩
33
8.1
水泳(プールでの)
13.7
潜在需要
参加率
7.9
海水浴
14.5
注:(財)社会経済生産性本部「レジャー白書 2011」による。
(5)国民の旅行実態
宿泊費やパック旅行等の旅行関連の支出の推移を見ると、支出額は減少しているが、全消費支
出に占める割合及び自由時間関連支出に占める割合とも、前年と同水準となっている。
旅行関連の支出の推移
(円)
(%)
200,000
180,000
20
17.3
17.4
17.2
16.2
16.3
16.3
160,000
140,000
16
124,238
126,126
14
125,242
113,682
120,000
113,192
105,351
100,000
12
10
80,000
8
60,000
40,000
18
6
3.5
3.5
3.5
3.2
3.2
3.1
20,000
4
2
0
0
平成18年
平成19年
平成20年
平成21年
平成22年
平成23年
観光関連支出
観光関連支出の自由時間関連支出に占める割合
観光関連支出の全消費支出に占める割合
注:1 総務省統計局「家計調査」(二人以上の世帯(農林漁家世帯を除く)により観光庁作成。
2 自由時間関連支出とは、外食・テレビ・パソコン等の耐久財、読書等の教養娯楽、スポーツ用品等に支出した金額。
3 旅行関連支出とは、「宿泊費(宿泊料、パック旅行)」、「交通費(鉄道運賃、航空運賃、有料道路料、他の交通)」、「旅行用かば
ん」に支出した金額。
4
(6)国内の旅行消費額
平成22年の国民の国内での旅行消費額は、宿泊旅行が16.1兆円(対前年比7.4%減)、
日帰り旅行が5.1兆円(同8.3%減)となった。また、日本人海外旅行の国内における旅行消
費額は1.3兆円(同1.9%増)、訪日外国人の我が国国内での旅行消費額は1.3兆円(同15.
0%増)であった。
これらを合計した国内の旅行消費額は、23.8兆円(対前年比6.1%減)となった。
国内の旅行消費額 23.8 兆円の市場別内訳(平成 22 年)
出典:観光白書
5
(7)観光産業おける雇用、仕入先の状況
観光庁では、観光産業の実態や、観光が地域経済に及ぼす効果等を明らかにし、観光産業振興
施策等の基礎データを得ることを目的として、「観光地域経済調査」を実施している。現在、平
成22年度に実施された試験調査の結果が公表されている。
この調査結果を用いて、観光関連産業における雇用創出原単位を算出する。また、試験調査の
対象となった富良野市(北海道)
、飯田市(長野県)、志摩市(三重県)における、仕入外注先に
おける市内分の構成比を示す。
観光庁「平成22年度観光産業構造基本調査(仮称)」
【観光関連産業雇用創出原単位】
入込客数
従業員数
(単位:人)
売上
(単位:万円) ()内=臨時
区分
雇用創出原単位
(人/万円)
雇用数
宿泊事業
263,279
366(56)
0.001390
飲食サービス事業
210,306
130(16)
0.000618
11,782
4(0)
0.000340
100,275
242(2)
0.002413
飲食サービス事業
90,636
154(20)
0.001700
生活関連サービス、娯楽事業
23,893
6(0)
0.000251
宿泊事業
57,476
111(18)
0.001931
飲食サービス事業
85,262
115(4)
0.001349
生活関連サービス、娯楽事業
25,813
59(1)
0.002286
宿泊事業
-
-
0.001911
飲食サービス事業
-
-
0.001222
生活関連サービス、娯楽事業
-
-
0.000959
1,400 万
富良野市
人
生活関連サービス、娯楽事業
宿泊事業
飯田市
志摩市
平均
831 万人
403 万人
平均
※雇用創出原単位は、売上の額と従業員数との関係から算出した。
【仕入外注費支払先構成】
仕入外注費支払先構成(%)
市内
県内
1法人あたり経費構成
他都道府県
売上
仕入外注費
比率
(単位:万円)
(単位:万円)
(単位:%)
富良野市
42.6
44.4
13.0
36,468
11,887
32.6
飯田市
45.0
28.0
27.0
22,428
9,791
43.7
志摩市
51.2
2.7
46.1
11,272
10,831
96.1
平均
46.1
25.1
28.8
70,168
32,509
46.3
6
(8)観光マーケットの動向
① ターゲットとしてのアクティブシニア志向、女性志向
団塊の世代が退職期を迎えることから、中高年の観光需要が顕著となっている。特に、健康
で積極的な人生を楽しもうとするアクティブシニア(活動的な中高年)は、 時間と経済的な余
裕を背景に注目されている。また、観光需要を牽引する女性の感覚に訴えることも重要になっ
ている。
②
個人旅行志向
観光形態の変化に伴い、団体観光を中心とした量的な対応から、個人旅行を中心としたきめ
細かな対応が必要となっている。個人対応のサービス、ホスピタリティなど、心の感動につな
がる内容が求められている。
③
着地型観光志向
地域の資源を活かした魅力ある観光商品の提供は、地域の人々が提供してはじめて実現でき
ることから、これを観光客が出発する需要地の旅行会社が造成するには限界がある。また、発
地の旅行会社がリードすると、地域の観光産業への寄与は軽減される恐れがある。このため、
地域の旅行会社などが主導する着地型の観光が徐々に増加している。
④
インバウンド志向
観光のグローバル化により、国内だけでなく海外からの観光客も視野に置く必要がでてきて
いる。既に、九州の観光地では2~3割は近隣のアジア諸国からの観光客で占められており、
観光は海外からの観光客を対象とするインバウンドの時代を迎えている。
(9)観光活動の動向
①
オンリーワン観光
どこにでもある観光商品や土産物への人気は継続せず、そこにしかない資源を活かした商品
を提供する「オンリーワン」の観光が求められるようになっている。地産地消によるそこにし
かない食の提供もそのひとつである。
②
滞在生活観光
観光は、短時間でできるだけ多くの施設などを巡るものよりも、ゆっくりと滞在し、まるで
そこに住んでいるかのような生活感覚のあるものが高い評価を得ている。
「住んでよし」の魅力
に自信を持って観光につなげていくことが重要になっている。
③
体験観光
観光施設や資源を見るだけでなく、実際に参加して、心と体で経験することによって、臨場
感のある、
“ほんまもん”を味わえる観光商品が求められている。特に、地域の魅力を伝える人
7
材として、観光ガイドの重要性が高まっている。
④
まち歩き観光
スローライフは観光の場面でも求められており、地域の文化や生活が集合している「まち」
には、歴史・文化資源や街並み、祭り、食事処などが集積しており、これらをじっくり歩いて
その場の空気を感じる観光が人気を得ている。
⑤
泊食分離の地域観光
これまでの宿泊形態は、1泊2食による料金設定が主流であったが、夕食は地域の人々と同
じ食事を希望するなど、宿泊と食事を別々にする泊食分離の形態が人気を得ている。地域の料
亭や食堂などが観光客にサービスできること、宿においては2泊目の食事を外食にするなどの
対応ができることが、滞在型観光にもメリットとなる。
8
3
3.朝来市の観光の現況
(1)朝来市の概況
本市は、兵庫県のほぼ中央部、但馬地方の南部に位置し、北は養父市と豊岡市、南は神崎郡神
河町、東は福知山市(京都府)と丹波市及び多可郡多可町、西は宍粟市に接している。市域は、
南北約32km、東西約24km の範囲に広がり、総面積は402.98㎞2(県全体の4.8%)
で、そのうち森林面積が83.8%を占めている。
地形は、北部に床尾山、東部に三国岳・粟鹿山、西部に須留ヶ峰・笠杉山・段ヶ峰がそびえ、
日本海へ流れる円山川と瀬戸内海に流れる市川の源流、兵庫県の南北の分水嶺を有している。市
川の上流域と円山川の上流・中流域を軸として、その支流の神子畑川・与布土川・東河川・糸井
川など多くの河川流域に細長く分布する平地などによって形成されている。
9
(2)朝来市の交通網
道路網は、北近畿豊岡自動車道(国道483号)と播但連絡道路が和田山JCT・ICで結節
する高速道路と、東西方向の国道9号・国道429号、南北方向の国道312号・国道427号
の4路線を中心として、主要地方道4路線、一般県道10路線で骨格を形成し、これらの道路に
結節する市道が縦横に整備されている。
また、鉄道網はJR山陰本線とJR播但線が和田山駅で結節している。
10
(3)朝来市の観光資源
朝来市は、豊かな自然と数多くの遺産がある。茶すり山古墳を始めとする多くの古代遺産、国
史跡の竹田城跡や史跡生野銀山などの中世から近世にかけての遺産、また、由緒ある神社・仏閣・
各地に伝わる伝統芸能などの歴史文化遺産、それから四季折々の自然に包まれたキャンプ場、公
園、温泉などが市内には数多くある。
11
(4)朝来市の観光客の現状
①
朝来市全体の観光入込客数
朝来市観光動態調査によると、一万人以上集客施設を対象とした近年の朝来市の観光入込客
数は、平成19年度は85万人、その後、災害や新型インフルエンザなどの影響で平成21年
度の80万人まで減少傾向にあった。
その後、竹田城跡の来場者にあわせ増加に転じ、平成24年度は102万人。通過型施設で
ある道の駅も増加傾向にあり、平成24年度は約112万人、すべてあわせると延べ200万
人以上の観光客が朝来市に足を踏み入れたことになる。
観光地点等
観光地点等名(抜粋)
観光入込客数(人/年)
18 年度
19 年度
20 年度
21 年度
22 年度
23 年度
24 年度
立雲峡
17,000
15,000
15,000
15,000
21,200
26,000
35,250
多々良木ダム周辺
21,000
21,000
20,000
18,000
15,300
15,300
15,300
さのう高原
13,000
13,000
12,000
8,000
10,300
9,090
5,913
粟鹿神社
11,000
11,000
11,000
11,000
11,000
26,550
20,900
當勝神社
11,000
11,000
11,000
11,000
10,000
27,600
9,850
史跡生野銀山
69,000
81,000
75,000
72,000
67,489
73,596
78,342
竹田城跡
20,000
20,000
23,000
35,000
52,000
98,602
237,638
黒川温泉
35,000
33,000
33,000
30,000
29,197
25,591
26,285
101,000
105,000
100,000
102,000
99,836
100,478
110,422
白井大町藤公園
38,000
47,000
51,000
65,000
53,000
57,355
56,355
ヒメハナ公園
36,000
33,000
30,000
30,000
26,015
26,237
26,290
あさご芸術の森
11,000
11,000
12,000
13,000
13,000
13,400
13,400
埋蔵文化財センター
47,000
34,000
28,000
28,000
27,861
26,523
30,028
あさご芸術の森美術館
29,000
29,000
23,000
22,000
18,140
24,294
16,435
西宮市立山東自然の家
11,000
12,000
17,000
12,000
14,054
13,051
12,979
兵庫県立南但馬自然学校
14,000
19,000
15,000
14,000
42,302
41,277
40,767
ジュピターホール
56,000
48,000
53,000
44,000
52,130
47,847
57,245
10,000
10,000
10,000
12,000
10,000
15,000
10,000
「竹田」お城まつり
9,000
10,000
15,000
15,000
5,000
しょうぶ祭り
8,000
7,000
6,000
3,000
3,000
2,000
3,000
和田山夏祭り
30,000
30,000
35,000
35,000
30,000
20,000
25,000
竹田秋祭り
13,000
13,000
13,000
13,000
5,000
5,000
5,000
但馬食文化祭り
15,000
25,000
27,000
27,000
27,000
28,000
31,000
あさご夏祭り
18,000
13,000
10,000
5,000
4,000
7,000
朝来市観光客入込客客数
841,000
848,000
831,000
821,730
895,581
1,023,803
よふど温泉
銀谷祭り
祭り
803,000
15,000
(参考:朝来市主要施設観光動態調査)
12
朝来市観光入込客数 推移
(人)
1,100,000
1,023,803
1,000,000
895,581
900,000
841,000
848,000
831,000
821,730
803,000
800,000
700,000
600,000
500,000
18年度
道の駅
19年度
20年度
21年度
22年度
23年度
24年度
(推計値)
来場者数
単位(人)
22 年度
23 年度
24 年度
道の駅フレッシュあさご
484,992
422,016
451,534
道の駅但馬のまほろば
396,871
478,640
574,142
道の駅あさご(村おこしセンター)
90,000
98,330
97,951
合計
971,863
998,986
1,123,627
道の駅来場者数 推移
(人)
700,000
600,000
500,000
道の駅フレッ
シュあさご
400,000
道の駅但馬の
まほろば
300,000
道の駅あさご
(村おこしセン
ター)
200,000
100,000
22年度
23年度
24年度
13
②
観光客の動向
朝来市への観光客全体のうち89%が日帰り客で、宿泊客は全体の11%となっている。宿
泊客のうち、宿泊施設の内訳は公的宿泊施設が35%、ホテルが33%、旅館が16%となっ
ている。
日帰り・宿泊客割合(平成24年度実績値)
宿泊施設別割合(平成24年度実績値)
宿泊
客数
9.8%
その他
6.7%
ホテル
29.2%
公的
宿泊
施設
45.1%
日帰
り客
90.2%
旅館
14.4%
民宿・
ペン
ション,
4.6%
月別で見ると、5月の行楽シーズン、8月の夏休みシーズン、10月前後の秋の行楽シーズ
ンに特に観光客が多くなっている。
観光入込客数(月別)
(単位:人)
160000
140000
120000
H23年度
100000
H24年度
80000
60000
40000
20000
0
4月
5月
6月
7月
8月
9月 10月 11月 12月 1月
2月
3月
居住地別に見ると、県内客が全体の約7割であり、県外客を大きく上回っている。また県内
客のうち域内客が4割程度となっている。利用機関別に見ると、自家用車が79%となってお
り、最も多い。次いで貸切りバスが15%、JR・私鉄・路線バス等の公共交通機関が5%と
なっている。
県内客・県外客割合(平成 21 年度実績値)
利用交通機関別割合(平成 21 年度実績値)
その他
0.4%
JR・私鉄・
路線バス
5.1%
貸し切りバス
15.1%
県外客
29.1%
県内客
70.9%
自家用車
79.5%
14
③
竹田城跡入込数の推移
竹田城跡の来場者数の増加は顕著で、日本100名城に登録された平成18年度以降上昇に
転じ、その後メディアやインターネットで雲海に浮かぶ姿が紹介され始めると増加傾向はさら
に加速、平成24年度は平成19年度比約1200%の増加と奇跡的な増加傾向となっている。
(単位:人)
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10 月
11 月
12 月
1月
2月
3 月 合計
19 年度
3,000
4,000
1,000
1,000
3,000
3,000
3,000
2,000 20,000
20 年度
4,000
5,000
1,000
1,000
3,000
4,000
3,000
2,000 23,000
21 年度
7,000
7,000
2,000
3,000
5,000
6,000
4,000
1,000
22 年度
9,270
4,635
3,090
2,862
4,743
4,222
7,344
7,711
3,304
453
534
3,832 52,000
23 年度
12,485
7,135
5,860
5,344
7,728
4,983 14,172 19,460
8,673
2,461
2,300
8,001 98,602
24 年度
22,762 20,683 11,666 10,861 18,300 20,540 35,356 49,553 13,222
7,062
5,523 22,110 237,638
35,000
(人)
237,638
250,000
200,000
150,000
98,602
100,000
52,000
50,000
20,000
23,000
19年度
20年度
35,000
0
④
21年度
22年度
23年度
24年度
(推定値)
史跡生野銀山入込数の推移
一方、竹田城跡と同様、市の核となる観光資源である史跡生野銀山は、平成19年度に生野
銀山開坑1200年事業で8万人を超えたもののそれ以降は下降傾向にあり、平成22年度は
7万人を割る状況まで落ち込んだが、平成24年度は回復し7万8千人となっている。
(単位:人)
4月
5月
6月
7月
19 年度
5,000
7,000
4,000
20 年度
3,896 10,294
21 年度
4,801
8,512
22 年度
4,086
23 年度
24 年度
8月
9月
合計
10 月
11 月
12 月
1月
2月
3月
6,000 21,000 10,000
8,000
8,000
4,000
2,000
2,000
4,000 81,000
4,189
7,589 16,622
6,318
6,976
8,938
2,392
1,296
2,612
4,260 75,382
5,740
6,493 11,886
9,105
7,071
8,247
2,276
1,911
1,960
3,668 71,670
8,544
3,947
6,554 17,000
6,921
5,979
7,336
1,811
893
1,601
2,817 67,489
3,834
8,899
4,944
7,911 18,666
6,597
7,739
7,331
2,389
1,174
1,189
2923 73,596
4,339
7,318
4,275
7,199 18,323
9,350
8,655
9,655
2,523
1,238
1,624
3,843 78,342
(人)
120,000
100,000
81,000
80,000
75,382
71,670
67,489
20年度
21年度
22年度
73,596
78,342
60,000
40,000
20,000
0
19年度
15
23年度
24年度
(推定値)
⑤竹田城跡を除く主要観光施設の観光入込客数
竹田城跡を除く主要施設の観光客数の推移を見てみると、平成21年度を転換点に増加傾向に
あり、これは竹田城跡の来場者数が増加し始めた時期と一致する。ただ平成24年度と23年度
を比較すると増加数は約2万人と竹田城跡の増加数の1割程度、竹田城跡の来場者増加に伴う各
観光施設への二次的効果は多少あるものの、まだまだ低いことが伺える。
18 年度
入込数(人)
575,000
19 年度
578,000
20 年度
21 年度
563,000
549,000
22 年度
564,405
23 年度
24 年度
574,854
605,566
竹田城跡を除く各施設等観光入込客数 推移
(人)
800,000
600,000
575,000
578,000
563,000
549,000
564,405
574,854
18年度
19年度
20年度
21年度
22年度
23年度
605,566
400,000
200,000
16
24年度
(推計値)
4
4.観光基本計画の基本方針の設定
(1)基本方針設定の流れ
市の観光基本計画に向けて~【SWOT分析による基本戦略の抽出】~
SWOT分析
観光客調査、市民調査、ヒアリング調査、類似都市・地区の現状把握調査等により、
本市を取り巻く内部要因(「強み:S」と「弱み:W」)と外部環境(「機会:O」と「脅威:T」)を分析
観光基本計画に向けた基本方針の設定
(2)朝来市の観光の現状把握調査
1)JTBカード&マーケティングを活用したWEB調査
①
朝来市の観光資源
市への旅行経験:全国では約 1 割、関西圏では 3 割が旅行経験あり
うち、朝来市で訪れたことのあるスポット:1 位生野銀山 57%、2 位竹田城跡 54%
・認知・関心ともに高い:
「竹田城跡」
「生野銀山」※黒川温泉は九州の黒川温泉と誤認の可能性が高い。
・認知低・関心高(比較的):「黒川渓谷」
「よふど温泉」「糸井渓谷」「奥香の湯」「銀山湖」
・認知低・関心低:「あさご芸術の森」や「さのう高原」など上記以外のスポット
認知・関心率ともに高い
※関心率=「行ったことがある」+「今後行ってみたいor行って
25%
黒川温泉
美人の湯
竹田城跡
みたい」,認知率=「知っている」
20%
生野銀山
認知は低いが、関心はある
関
心 15%
率
よふど温泉
黒川渓谷
10%
糸井渓谷
奥香の湯
銀山湖
5%
認知・関心ともに低い
0%
0%
5%
10%
15%
20%
認知率
17
【機会】
・関西圏では3割が朝来市へ旅行経験あり
【強み】
・
「竹田城跡」
「生野銀山」の認知度・関心度の高さ
【弱み】
・
「竹田城跡」
「生野銀山」以外の観光資源の認知度・関心度の低さ
②朝来市の食資源
・認知・関心高い:「但馬牛」(認知率80%以上、購入率30%以上)
・認知・購入率中程度:
「ぼたん鍋」「但馬地方の米」(認知率40%、購入率10%)
・認知・購入率低い:
「朝来みどり(煎茶)」
「朝来高原紅茶」
「生野ハヤシライス」
(認知率10%、
購入率1%程度)
。岩津ねぎはそれらより若干高く、認知率15%、関心率(購入率)5%程
度。
40%
但馬牛
30%
関
心 20%
率
10%
但馬地方
ぼたん鍋
の米
岩津ねぎ
生野ハヤシライス
朝来みどり
朝来高原紅茶
0%
0%
20%
40%
60%
80%
100%
認知率
【強み】
・
「但馬牛」認知度・購入率の高さ
【弱み】
・朝来の食資源「朝来みどり」、「朝来高原紅茶」、「生野ハヤシライス」に対する
認知度・購入率の低さ。岩津ねぎも全国的には低い。
③朝来市の観光展開
・観光振興の核となるもの:
1位:
「日本屈指の山城・竹田城跡を核とした山城の展開」60%、2位「史跡生野銀山と生
野のまちなみを核とした観光の展開」29%、
「地域食材を取り入れた地場産グルメの提供を
核とした観光の展開」21%
・男女別:男性「史跡生野銀山と生野の町並みを核とした観光の展開」割合高、女性「桜・ツ
ツジ・しょうぶなどの花の名所や紅葉狩りなどを核とした観光の展開」割合高
【機会】「日本屈指の山城・竹田城跡」への期待が最も大きい。続いて「史跡生野銀山と
生野の町並み」
、
「地域食材を取り入れた地場産グルメ」への期待が大きい。女性は「花の
名所や紅葉狩り」への関心も高い。
18
④旅行動向
・宿泊を伴う国内旅行回数:平均6.8回
50代以上は7.3回と多い
・国内宿泊旅行の主な目的:1位温泉、2位自然景観、3位リラックス休養、4位歴史文化。
年代別:40代以下「B級グルメ食べ歩き」「都市観光」「ショッピング」割合高、50代以
上「歴史文化」「自然景観」「温泉」「町並み観光」割合高
【機会】
・シニア層は観光機会が増加している。
・旅行目的は温泉、自然景観、リラックス休養、歴史文化。
⑤プロモーション
・手配方法:
「旅行会社パッケージ利用」60%「きっぷや宿泊施設を個人で手配」50%「自分
でプランを考え旅行会社で手配」60%(比較的、女性は「パッケージツアーを利用」割合高)
・キッカケとなった情報源:1位旅行会社パンフ、2位テレビ、旅行会社HP
・旅行先決める情報源:1位旅行会社パンフ、2位宿泊施設HP、3位旅行会社HP
・旅行先の情報:1位ガイドブック・観光地HP、3位宿泊施設HP
【機会】
・手配方法(旅行会社パッケージ、個人で手配、個人でプランして旅行会社で手
配)に需要有。パッケージツアーは比較的女性に人気である。
・きっかけとなった情報源・旅行先を決める情報源として、旅行会社パンフレットや旅行
会社ホームページが利用されている。旅行先の情報収集としては、ガイドブックに加え、
観光地や宿泊施設のホームページが利用されている。
19
2)主要観光資源インタビュー調査
①朝来市資源
・朝来市来訪目的:1位城跡、2位産業遺産、3位自然風景
・感動:竹田城跡、生野銀山、景色、紅葉(秋調査)
・残念:雨、天候、雲海が見られなかった(竹田城跡)、駐車場、トイレ、虫(春調査)
朝来市来訪目的
0
100
200
252
城跡
73
産業遺産
27
15
温泉
24
古墳
7
寺社・ … 15
食事
買物
博物…
朝来の…
イベント
祭
いやし
帰省・ …
会議・ …
仕事
その他
300
0
331
86
21
自然・ …
食事
買物
博物…
朝来の…
イベント
祭
いやし
帰省・ …
会議・ …
仕事
2012 年秋調査
その他
400
159
48
18
温泉
33
古墳
9
寺社・ … 20
高原
46
10
2
5
10
19
6
0
33
3
0
3
24
130
自然・ …
伝統…
食事
買物
博物…
朝来…
イベント
祭
いやし
帰省・ …
会議・ …
仕事
2013 年春調査
その他
19
22
13
38
37
16
0
67
10
1
6
58
【強み】
・城跡を目的に来訪する人が6割以上。
・竹田城跡:美しい景色、季節によっては紅葉も楽しめる。
【弱み】
・竹田城跡:風景が天候により左右される。(雨、雲海が見れない等)
・竹田城跡:駐車場の整備が充分でない。渋滞が多い。
20
600
583
城跡
街並み
町並み
3
温泉
9
古墳
2
寺社・ … 5
伝統文化
200
産業遺産
産業…
高原
84
9
20
8
28
18
10
0
34
7
1
3
34
200
城跡
街並み
町並み
高原
自然・ …
100
産業遺産
街並み
町並み
伝統文化
0
300
総合
②朝来市における観光消費額
・宿泊費:平均13,610円 (10,000円以内52.5%、10,001円以上47.5%)
・土産代:平均3,356円 (2,000円以内54.6%、2,001円以上45.4%)
・飲食代:平均2,678円 (2,000円以内58%、2,001円以上42%)
・入場料,拝観料:平均1,558円(1,000円以内56%、1,001円以上44%)
⇒朝来市における観光消費額は、
①平均21,202円(宿泊費含んだ場合) ②平均7,592円(宿泊費を除いた場合)
どちらも交通費は除く。
【弱み】
・朝来訪問者の飲食代は平均2,678円だが、全国平均※2,997円と比較す
ると若干少ない。朝来訪問者の土産代は平均3,356円だが、全国平均4,841円
※
と比較すると少ない。
(※2008年度旅行・観光消費動向調査結果(国土交通省)国内旅行者(日帰り)数値)
③朝来市への観光客
・性別:男性6割、女性4割
・年代:約半数が50代以上
・居住地:約8割が近畿在住、兵庫・大阪が多い
・人数:2人46%、3~6人34%、6~10人6%、1人6%
・同行者:1位友人43%、夫婦・恋人31%、家族親戚21%
・日帰り79%、宿泊21%
【強み】
・50代以上、近畿圏(特に兵庫・大阪)からの来訪者が多い。
【弱み】・宿泊客は全体の1/5程度。
④プロモーション
・きっかけ情報源:1位インターネット、2位知人・友人、3位雑誌
・情報収集:1位パソコン検索、2位朝来市HP閲覧,3位ガイドブック
【強み】
・インターネット、知人・友人からの口コミが来訪の主なきっかけになっている。
・情報収集では、パソコンが主に利用されており、朝来市HPの利用も多い。
3)主要観光資源ヒアリング調査
①地域や資源を取り巻く状況
・フレッシュあさごは:週末の土日は観光客が増え、前年度の2割アップしている。
・岩津ねぎは知名度がアップしたが関西ですべて消費される。市内で食する場所が少ない。
・観光に訪れて土産を買いたいのに買うものが少ない。
・竹田城跡:観光の受け入れ体制ができていない。
・生野鉱山から神子畑までは車で20分ほどだが、神子畑から明延までは1時間弱。
・生野銀山と口銀谷の景観地区の距離が4キロと離れている(路線バスの本数少ない)。
21
・JR播但線と生野銀山行きの路線バスの連絡が悪い。
・民間中心で活動している「銀の馬車道」と比べ、
「鉱石の道」は鉱山資源の研究に重点がお
かれ外向けのPRは弱い
・黒川温泉は地元客が少なく道路事情もあり12月~3月上旬は客が激減
・よふど温泉は竹田城跡に近く竹田城跡帰りの人も多く利用されている(2割アップ)。
【強み】
・よふど温泉は竹田城跡に近く竹田城跡帰りの人も多く利用されている。
【弱み】
・土産物の不足
・竹田城跡:観光の受入れ体制ができていない。
・観光資源が点在しており、互いにアクセスが不便である。
・「鉱石の道」のPRが弱い。
・黒川温泉は地元客が少ない。12月~3月上旬は雪のため客が激減する。
②強み・活用できる資源等
・児童文学作家の森はな(代表作は「じろはったん」)の生涯をNHKの朝の連続テレビ小説
のドラマに推薦する活動を推進している。
・神子畑は廃墟マニアには有名である。
・よふど温泉の泉質と周辺環境(田園の中で見晴らしよし)
・黒川温泉の泉質とリピーター率(50%)
・映画『あなたへ』のロケ地の中で竹田城跡の印象が最も強かった。
【強み】
・神子畑は廃墟マニアには有名である。
・映画『あなたへ』でロケ地としての竹田城跡の知名度が高まった。
③朝来市観光の課題
・竹田地区の空家の一棟貸しを将来的にはしたい
・観光はもっと経済的視点で見ていくべきで地域が潤うしくみを考えるべきである。
・毎月祭りを開催するなど、竹田の“まちうち”を周遊できる方法を考えるべきである。
・岩津ねぎの商品として売れないものの活用の仕方、作付面積の拡大。
・但馬牛+岩津ねぎ、または養父のワサビや朝倉山椒など但馬のものを組み合わせる。
・コウノトリ育む農法による米のブランド化。
・神子畑、多々良木、奥多々良木発電所、佐中千年家などもっとPRしていくべきである。
・竹田城跡と生野銀山は朝来市の2大拠点なので、なんらかのタイアップをしていくべきで
ある。
・冬季の通行止めは観光客に不満しか与えないのではないか。
【弱み】
・経済的視点で見ていくべきで地域が潤うしくみを考えるべき
・竹田のまちを周遊できる方法を考えるべき
・竹田城跡と生野銀山は朝来市の2大拠点なので、なんらかのタイアップをしていくべ
きである。
22
4)市民意向調査
①朝来市資源
・朝来市の誇れるもの:1位竹田城跡、2位産業遺産、3位美味しい水・農産物、4位自然。
・観光スポットへの来訪:
「竹田城跡」
「竹田の歴史的町並み」、
「生野銀山」、
「ヒメハナ公園」
8割以上が「行ったことある」、
「茶すり山古墳」、
「黒川温泉・美人の湯」、
「糸井渓谷」、
「埋
蔵文化財センター古代あさご館」は、訪れたことのある人は5割未満。
・自慢したい資源:竹田城跡・生野銀山、大町藤公園やヒメハナ公園、糸井渓谷や立雲峡な
どの自然豊かな空間が多くあげられている。また、多々良木ダム・奥多々良木ダム(発電
所施設含む)の施設と周辺の風景をあげる人も複数人いた。
・「岩津ねぎ」、「但馬牛」、「但馬地方の米」は、それぞれ約5割の人が5回以上購入し
た事がある(もしくは食べたことがある)と回答しており、知名度も高い。反対に、「朝
来高原紅茶」、「朝来みどり(煎茶)」、「生野ハヤシライス」、「ぼたん鍋」は、購入
したことがない(もしくは食べたことがない)と回答する人や知らないと回答する人が多
い。
単位:人
0
朝来市で誇れるもの
100
朝来市ならではのあたたかい人の心
51
9
地域文化を象徴する祭りやイベント
71
27
雲海に浮かぶ竹田城跡
431
竹田の歴史的まち並み
竹田の歴史的町並み
42
鉱山の歴史を語る産業遺産
147
古墳など歴史的資産が豊富
53
山や川や生物など自然があふれている
133
豊かな農村風景
47
美味しい水や美味しいお米・農産物
その他
400
21
老若男女が安心・安全・快適に暮らせるまち
花の名所や紅葉の名所
300
42
地域コミュニティのある暮らし
家族で楽しめる公園などのレクリエーション機能
200
144
12
【強み】
・市民の誇れるものは、竹田城跡、産業遺産、美味しい水・農産物、自然。
・市民が行ったことあるスポットでは、竹田城跡、生野銀山以外ではヒメハナ公園が8割
以上と人気が高い。
・市民が自慢したい資源として竹田城跡、生野銀山以外では、公園など自然豊かな場所や
多々良木ダム・黒川ダム(周辺風景含む)など。
・「岩津ねぎ」、「但馬牛」、「但馬地方の米」は市内では知名度・購入率高い。
【弱み】
・「朝来高原紅茶」、「朝来みどり(煎茶)」、「生野ハヤシライス」は市内で
も知名度・購入率低い。「ぼたん鍋」は全国的には有名だが市内ではそうでもない。
23
②観光に対する意向
・竹田城跡周辺の駐車場や町並み整備など受入れ体制が間に合っていない。
・竹田城跡以外の観光が市内で盛り上がっていない。
・竹田城跡へ観光に来た人に向けて、宿泊や田舎暮らし体験もできれば、第2の観光スポッ
トになる。
・北近畿道が伸びると来客数が増加する可能性がある一方、通過点になってしまう可能性も
ある。和田山ICで降りてくれるような地域の魅力・仕掛けが必要である。
【弱み】
・竹田城跡周辺の駐車場や町並み整備など体制が整っていない。
・竹田城跡以外の市内観光が盛り上がっていない。
【脅威】
・北近畿道のさらなる延伸による、立寄り観光減少の可能性。
③市民ニーズ
・朝来市の観光振興の取り組みに必要なもの:1位「朝来市の観光イメージ・観光ブランド
の確立」、2位「大阪や神戸などの都市圏に向けた情報発信」、3位「ご当地グルメ等の特
産品の開発・発信」
・これからの朝来市で観光振興の核となるもの:1位「日本屈指の山城-竹田城跡と城下町」
2位「史跡生野銀山と生野の町並み」、3位「地域食材を取り入れた地場産グルメ」
・朝来市の観光に望むもの:1位「観光客が集まることによって、朝来市が活性化すること」、
2位「市民の雇用機会を創出すること」、3位「市が潤うことによる行政サービスの充実」
・朝来市の観光は誰が主体となって取り組むべきか:1位『行政・企業・住民が一体となっ
て取り組む』(回答者の半数以上)
、2位『行政』
、3位『観光協会等』
・観光の取組みに住民として協力できること:1位「イベントや祭りへの参加」、2位「地域
の美化活動への参加」、3位「自然環境の保全・維持活動への参加」、4位「文化財の保全・
維持活動への参加」
【市民ニーズ】
・市民が望む観光振興「観光イメージ確立」、
「都市圏への情報発信」、
「グルメ開発・発信」。
・観光の方向性「観光振興による朝来市の活性化」
・観光の主体「行政・企業・住民が一体となって取り組む」
・市民の関わり方「イベントや祭り」、
「地域の美化活動」、
「自然環境の保全・維持活動」、
「文化財の保護・管理活動」等への参加。
24
5)ヒアリング調査
①観光全般、まちづくり祭り・イベント等
【地域や資源を取り巻く現状】
○生野にはバイクや自動車のツーリング客が少なくない
○週末の土日は観光客が増え、前年度の2割アップしている。(フレッシュあさご)
○観光の受け入れ体制ができておらず竹田城跡の誘導看板一つとっても不十分である。
【強み・活用できる資源等】
○観光写真展、イルミネーション、昔懐かしい夏祭り(花火も好評)を開催<山東>
○「山東新生まちづくりの会」は、昭和展、人形展、酒蔵音楽祭(竹泉の醸造元)などを主
宰している。
○「和田山夏まつり和田山地蔵祭」は但馬 3 大祭の1つで雑誌にも掲載されている。
○自然環境の保全、新エネルギーへの取り組み、花いっぱいのまちづくり運動<朝来>
【課題・今後の展開・方策案等】
○商工会や観光交流課で市内の飲食店マップを作成し配布してはどうか。
○施設の運営や空き店舗の活用。
○竹田城跡について地域の子どもたちが学べるよう教育委員会が働きかけを行うべき。
【機会】・竹田城跡の影響による観光客の増加,生野へのツーリング客
・空き店舗の活用
②歴史・文化等
【地域や資源を取り巻く現状】
○竹田城跡への観光客はH24年、約24万人。H25年はさらに増加傾向にある。
○生野まちづくり工房井筒屋では5節句をはじめとする生野の生活文化等の情報を発信
【強み・活用できる資源等】
○生野義挙から平成25年で150周年。
○佐中千年家。生野義挙との関連性もあり。
○生野鉱山と鉱山町の町並みが国の重要文化的景観に選定。
【課題・今後の展開・方策案等】
○竹田城跡では平成25年10月より観覧料を徴収。料金所やトイレ、道路の整備を計画
○全国山城サミットが平成25年11月に朝来市で開催された。
○毎月祭りを開催するなど、竹田の“まちうち”を周遊できる方法を考える。
【機会】・竹田城跡の整備、観覧料の徴収、生野鉱山等の国重要文化的景観への選定
③産業遺産・ダム等
【地域や資源を取り巻く現状】
○生野から神子畑までは車で20分ほどだが、神子畑から明延までは1時間弱。
○史跡生野銀山は竹田城跡とともにテレビに取り上げられた効果等で集客アップ。
○「鉱石の道」は鉱山資源の研究に重点がおかれ外向けの PR は弱い。
25
【強み・活用できる資源等】
○神子畑は廃墟マニアには有名。建物は取り壊されたものの、山を削った独特の景観は健在。
○生野・神子畑・明延の産業遺産群が、姫路までをつなぐ銀の馬車道も含め、経済産業省の
「近代化産業遺産群33」に認定された(平成19年度)。
【課題・今後の展開・方策案等】
○「鉱石の道」は、バス会社や産業遺産等の公開活動を行うNPOとも協力して活動を行う。
○与布土ダム完成後の活用の仕方を検討すべき(桜の名所、イヌワシ、温泉等との連携)
【強み】・神子畑選鉱場跡(独特の景観がマニアには有名)
【弱み】・産業遺産同士をつなぐアクセスの悪さ
④温泉・宿泊関連等
【地域や資源を取り巻く現状】
○よふど温泉は、竹田城跡に近く竹田城跡帰りの人も多く利用する(2割アップ)。
○黒川温泉は地元客が少なく道路事情もあり12月~3月上旬は客が激減する。
【強み・活用できる資源等】
○さのう高原には農園やログハウス、別荘地もある。
○よふど温泉の立地条件(竹田城跡とのアクセス)と周辺環境、黒川温泉の泉質とリピータ
ー率(50%)
【課題・今後の展開・方策案等】
○宿泊業者の送迎などのルールを市が考えていくべきである。
○商工会や市のホームページに宿泊施設のコンテンツをつくるなど工夫したらよい。
○ケーブルテレビで温泉を中心としたストーリー仕立てのPR方法を検討する。
【強み】・自然:さのう高原
・温泉:よふど温泉(竹田城跡からの立寄り)、黒川温泉(泉質)
⑤食・農業、特産品、土産品等
【地域や資源を取り巻く現状】
○生野ハヤシライスは12店舗で提供されている。
○岩津ねぎを食する場所が少ない。
○観光に訪れて土産を買いたいのに買うものが少ない現状となっている。
【強み・活用できる資源等】
○「竹田城石垣コロッケ」と「元気ギューギュー鍋」
(経産牛を使用しイベント等で試作販売)
○農家レストラン「百笑村」<山東>
○まほろばの岩津ねぎウインナー(ドイツの食肉見本市で賞を受賞)
○「ねぎまみれ丼」(商工会のネット部会発案・2店舗で提供)等多数
【課題・今後の展開・方策案等】
○岩津ねぎの商品として売れないものの活用の仕方を考え、作付面積を拡大する。
○但馬牛など但馬のものを使って岩津ねぎの売出し方を工夫していくべきである。
26
○岩津ねぎのさらなるブランド力向上が大切である。
○コウノトリ育む農法による米のブランド化の推進。
【弱み】・岩津ねぎを食する場所が少ない
・土産として買うものが少ない。
⑥自然、景観・町並み、風土等
【地域や資源を取り巻く現状】
○銀山湖ではゲームフィッシングの全国大会等も開催されている。
○生野高原から段ヶ峰、砥峰高原から段ヶ峰のコースは初心者コースとして近年人気が高い。
○粟鹿山は登山客が多く冬の過酷な自然体験をする催しもある。
【強み・活用できる資源等】
○さのう高原の南向きの景観,茶畑(特に新芽のとき)の風景
○生野・竹田・和田山・梁瀬など趣のある町並み
○多々良木のダム周辺の桜、新緑、紅葉
【課題・今後の展開・方策案等】
○生野は文化的景観としての鉱山まちの保存・活用に向けた取り組みを実施する。
○豊かな自然環境を活用したグランドゴルフのコースづくり。
【強み】・自然:銀山湖,高原コース
・風景:茶畑風景,桜,新緑,紅葉
⑦PR全般、交流、ネットワークづくり等
【地域や資源を取り巻く現状】
○県民局主催で但馬全域の道の駅(11箇所)の「駅弁スタンプラリー」を実施。
○牛肉、温泉、スキー場のある但馬は外国人にも人気がある。
【強み・活用できる資源等】
○映画『あなたへ』のロケ地の中で竹田城跡の印象が最も強かった。
○神戸元町で朝来の野菜直売のブースを出店(ブランドPRの一環)
【課題・今後の展開・方策案等】
○神子畑、多々良木、奥多々良木発電所、佐中千年家などもっとPRしていくべき
○北近畿豊岡自動車道と播但連絡道路、それぞれのマーケット別にアプローチしていくべき
○平成26年開催予定の夢但馬2014に向けた仕掛けをしていく
【強み】・映画のロケ地としての竹田城跡の魅力
【機会】・牛肉、温泉、スキー場のある但馬は外国人にも人気がある。
・平成26年度 夢但馬2014
27
6)類似都市・地区の現状把握
①歴史資源等を活用した観光施策を展開している都市・地区
・小布施:葛飾北斎をはじめ歴史的遺産を活かしたまちづくりで人気
・足助町:地域住民の生活と共存した「集客型の地域(交流観光)
」で過疎問題を解決
・出石:町並み散策・城跡観光に加えて出石そばのPRや施設整備により観光客が大幅に増
加
・内子町:町並みから村並みへ、エコロジータウンうちこをキャッチフレーズとしたグリー
ンツーリズムなどの取組で全国的に有名
【機会】
・観光のスタイルの変化(拠点観光だけでなく地域資源を活かした価値創造型観
光へ)
【脅威】
・歴史的町並みに加えて食や歴史的人物をPRした展開、グリーンツーリズムな
どオリジナリティのある観光まちづくりへの展開
②山城等の城郭等の歴史的観光資源を活かした取組み
・岩村城(岐阜県恵那市):日本三大山城の一つ。保存・継承活動を推進。
・八幡山城(滋賀県近江八幡市)
:時代劇の撮影に使われる名所。寺の移築やロープウェー整
備で観光拠点となった。
・高取城(奈良県高取城):日本三大山城の一つ。「高取町ボランティアガイドの会」が中心
となり、町の観光の活性化を目指して活動している。
・松山城(別名:高梁城)
(岡山県高梁市)
:時期や条件が合えば雲海に浮かぶ姿が見られる。
城をはじめ数多くの歴史・文化遺産が点在しており、城下町を含めた観光振興を目指して
いる。
【脅威】
・日本三大山城所在地など、関西圏などにおいて類似した観光地が多数ある。
③産業遺産等の歴史的観光資源を活かした取組み
・佐渡金山(新潟県佐渡市):世界遺産登録に向けた取組み。「能」を開催するなど、観光振
興・地域活性化活動にも意欲的。
・石見銀山(島根県大田市)
:2007年に世界遺産に登録され、観光客が大幅に増加。ただ
し、観光公害の問題もあり、観光振興と地域生活のバランスが課題となっている。
・別子銅山(愛媛県新居浜市)
:マイントピア別子などの観光開発により観光地となる。世界
遺産登録に向けた動きもある。
【脅威】
・産業遺産について、世界遺産登録へ向けた動きが多数ある。
28
(3)観光による経済波及効果の推計
朝来市全体の観光による経済波及効果と、急速な勢いで観光客が増加している竹田城跡の経済
波及効果は以下の通り推計した。竹田城跡の経済波及効果については、竹田の“まちうち”にお
ける観光消費額を算出した。
<朝来市の経済波及効果>
○観光直接消費額
観光直接消費額
宿泊消費額
土産消費額
飲食消費額
入場料消費額
(全体)
21.5 億円
5.8 億円
6.9 億円
5.5 億円
3.2 億円
○雇用創出数
雇用創出数
877 人
○仕入外注費
市内仕入外注費
県内仕入外注費
4.6 億円
他都道府県仕入外注費
2.5 億円
2.9 億円
※竹田城跡、生野銀山、よふど温泉の重複を考慮した観光入込客数の合計を、経済波及効果
算出の観光入込客数とする。
※一人当たりの消費額は、朝来市主要観光資源インタビュー調査結果による数値を用いた。
<竹田城跡の経済波及効果>
○竹田の“まちうち”の推計入込客数の推計
竹田城跡の観光入込 重複を考慮した入込 竹田の“まちうち” 竹田の“まちうち”の
客数
客数
への立ち寄り率
237,638 人
116,443 人
300,000 人
147,000 人
500,000 人
245,000 人
推計入込客数
17,583 人
15.1%
22,197 人
36,995 人
○観光直接消費額
竹田城跡の
竹田“まちうち”にお
観光入込客数
ける観光直接消費額
内訳
買物消費額
飲食消費額
宿泊消費額
現況 237,638 人の場合
3,710 万円
2,205 万円
914 万円
591 万円
30 万人の場合
4,684 万円
2,784 万円
1,154 万円
746 万円
50 万人の場合
7,806 万円
4,639 万円
1,924 万円
1,243 万円
29
○雇用創出数
竹田城跡の
竹田“まちうち”に
観光入込客数
おける雇用創出数
現況 237,638 人の場合
15 人
30 万人の場合
19 人
50 万人の場合
32 人
○竹田“まちうち”における来訪者増加を見込んだ経済波及効果の推計
竹田“まちうち”店舗(現在6店舗)
竹田城跡の
竹田“まちうち”立寄り率 10%
観光入込客数
増えた場合の観光消費額推計
が 10 店舗増えた場合(16店舗)
の土産菓子類消費額推計
現況 237,638 人の場合
6,167 万円
2,417 万円
30 万人の場合
7,785 万円
3,051 万円
50 万人の場合
1 億 2,975 万円
5,085 万円
※竹田城跡の重複を考慮した観光入込客数を、経済波及効果算出の観光入込客数とする。
※一人当たりの消費額は、「竹田城跡」の経済的価値及び来訪者による生産波及効果の算定
による数値を用いた。
30
(4)SWOT分析
1)朝来市の観光を取り巻く内部要因と外部環境
■
■
朝来市を取り巻く内部要因
強み
○「竹田城跡」、
「生野銀山」の認知度・関心
度の高さ。
○城跡を目的に来訪する人が6割以上。
○「但馬牛」認知度・購入率の高さ
○竹田城跡への評価高い。映画ロケ地にも。
○口コミが来訪の主なきっかけ。
○情報収集では、インターネットが主に利用
○50 代以上、近畿圏(特に兵庫・大阪)か
らの来訪者が多い。
○市民の誇れるものは、竹田城跡、産業遺産、
美味しい水、農産物、自然。
○市内ではヒメハナ公園が人気が高い。
○「岩津ねぎ」、「但馬牛」、「但馬地方の
米」は市内では知名度・購入率高い。
○よふど温泉は竹田城跡に近く竹田城跡帰
りの人も多く利用する。
○神子畑は廃墟マニアには有名である。
弱み
○「竹田城跡」、
「生野銀山」以外の資源の認知
度・関心度が低い。
○城跡以外の市内観光。
○朝来の食資源の認知度・購入率が低い。岩津
ねぎも全国的には低い。「ぼたん鍋」は全国
的には有名だが市内ではそうでもない。
○竹田城跡は天候によって状況が変わる。
○竹田城跡周辺の駐車場や町並み整備が充分
でない。渋滞が多い。
○朝来への観光客の飲食代・土産代は全国平均
よりも少ない。
○土産として買うものが少ない。
○朝来市への旅行は宿泊旅行が全体の1/5
○観光資源が点在、互いにアクセスが不便。
○黒川温泉(地元客少ない、12月~3月上旬
は客が激減)。
○十分な経済波及効果が見込まれるものの、こ
れを吸収しきれていない。
朝来市を取り巻く外部環境
機会
脅威
○観光スタイルの変化(地域資源を活かした ○地域間競争の激化
価値創造型観光へ)。
・食や人物をPRした展開、オリジナリティ
○関西圏では3割が朝来市へ旅行経験あり
のある観光まちづくりへの展開。
○高齢者層の旅行機会の増加。
・関西圏における類似観光地(山城)。
○旅行の主な目的は、温泉、自然景観、リラ
・産業遺産の世界遺産登録へ向けた動き。
ックス休養、歴史文化。
○各手配方法(旅行会社、個人で手配)に需 ○北近畿道のさらなる延伸により、立ち寄り観
要有。パッケージツアーは女性に人気。
光の減少が懸念される。
○旅行きっかけとして、
「旅行会社パンフ」、
「旅行会社HP」
、情報収集として、
「ガイ
ドブック」
「観光地や宿泊施設HP」
○生野へのツーリング客多い。
○生野鉱山等の国重要文化的景観への選定。
○但馬地域は外国人に人気(牛肉、温泉)
。
市民ニーズ
○市民が望む観光振興「観光イメージ確立」、「都市圏への情報発信」、「グルメ開発・発信」。
○観光の方向性「観光振興による朝来市の活性化」。
○観光の主体「行政・企業・住民が一体となって取り組む」
。
○市民の関わり方「イベントや祭り」、
「地域の美化活動」、
「自然環境の保全・維持活動」、
「文
化財の保全・維持活動」等への参加。
31
2)SWOT分析(クロス分析)
前項で明らかにした内部要因(強み、弱み)と外部環境(機会、脅威)から、観光基本計画に
向けた基本戦略を導く。
機会
脅威
機会×強み=成長戦略
強みを活かし機会を活かす成長戦略
強み×脅威=克服戦略
強みで脅威を克服する(差別化する)戦略
竹田城跡等を活かした観光振興への展開
他の地域と差別化できる観光地への展開
○竹田城跡や生野銀山等の拠点重視型観 ○全国で観光スタイルが変化・多様化する
強み
光資源に合わせて朝来市の多様な資源
中で、竹田城跡や生野銀山など拠点重視
をPRする。(特に、黒川温泉、よふど
型観光資源に付加価値をつける新たな
温泉、黒川渓谷、糸井渓谷、奥香の湯、
仕掛け(朝来市の豊かな自然、農産物を
銀山湖といった関心の高い温泉や自然
活かした、来訪者へ向けた観光商品の開
を戦略的にPR)
発・発信等)。
⇒拠点重視型観光の発展的維持
⇒拠点重視型観光+価値創造型観光
○シニア層、関西圏をターゲットとした商 ○映画、テレビ、雑誌等を活用した戦略的
品への展開とインターネットによる情
なPRを行う。
報発信の強化
弱み×機会=改善戦略
弱み×脅威=回避戦略
弱みを克服し機会を逃さない戦略
竹田城跡観光・朝来市観光の改善
弱みを克服し最悪の事態を回避する戦略
地域資源を活かした差別化戦略
○竹田城跡の観光客が竹田の“まちうち” ○地域の隠れた資源を活かして、日常の暮
でゆったり地域の暮らし文化を楽しむ
らし文化を感じる体験を観光客へ提供
ことができる仕組みを整える。
する。⇒価値創造型観光への展開
弱み
○竹田城跡・生野銀山など拠点重視型観光 ○竹田城跡周辺の駐車場や町並み整備を
資源のみならず、朝来市内を周遊しても
進め、観光客を迎え入れる体制を整え
らえる仕組みを整える(施設同士の連
る。
携、更なるPR)
。
○地域の農産物等を活かして、飲食や土産
○但馬の他地域と連携し、食や観光の魅力
を高める。
物の商品開発・発信を行う。⇒滞在時間
の増加、地域内消費を促す。
○観光客の消費を喚起する店舗整備や特
産品開発、食事メニュー開発、ホスピタ
リティの向上を図り、潜在化している経
済波及効果を実体化する。
32
(5)基本コンセプトを導く観光まちづくりの考え方
1)観光のスタイルの変化への対応
観光のスタイルが、従来の名所旧跡や観光施設等の拠点を重視するだけなく、訪れた“まち”
の身近な暮らし文化を地域資源に、またそこに居住する人たちとの交流をも観光資源とすること
=価値創造型観光も重視する方向に変化してきている。これは、市民と来訪者の距離を縮めるこ
とであり、市民の観光への参画が不可欠となる。
朝来市では、竹田城跡や生野銀山が拠点型観光としてその地位を保っているが、それら以外の
地域の魅力の提供や発信が充分ではなく、地域資源が活かしきれていないといった指摘もある。
今後は、観光が“まちづくり”そのものとなり、居住する市民にとっても生活しやすく居心地の
良い“まち”としていく必要がある。これは、下記に示す『文化交流を重視した観光の展開』の
方向となる。
暮らしの中の資源価値
従来の観光資源価値
価値創造型観光←
→拠点重視型観光
朝来市の身近な資源
竹田城跡・生野銀山等
資源価値の関係
≪観光モデル事業の基本方向≫
現在の観光振興は『価値創造型』 と『拠点重視型』 の均衡ある取り組みが不可欠。
文化交流を重視した観光の展開
地域の人、暮らし文化を資源にコミ
ュニケーション(交流)を重視する観
光の展開
市民意向調査の実施による価値創
造型観光の糸口を把握
市民が主体なって資源を探し磨き、
サービスを提供するコミュニティ・ベ
ースド・ツーリズム※の展開
従来の名所旧跡や景勝地、観光施
設を資源とする観光の展開
+
観光動態調査の分析による資源の
評価
個々の資源の受入れ環境の整備と
効果的なプロモーション展開による
時間消費型観光の展開
※地域コミュニティが自律的・主体的に関わっていく観光のかたち
33
2)地域への波及効果を生み出す観光まちづくり
観光は、「住んでよし、訪れてよし」といわれるように、まちづくりそのものに通じることに
なる。その効果は、単に商品やサービスを販売・提供する経済的価値以外に、観光を通じて朝来
市の観光資源や日常の暮らし文化、市民とのコミュニケーションにより、朝来市の地域の魅力を
感じ、また訪れてみたい、住んでみたいと思いっていただくことで、地域価値の向上に結び付く。
また、市民・地域は、一部の事業者任せではない観光とのかかわりから、新たな我がまちの魅
力を発見することとなり、訪れる人たちとの交流によるコミュニケーションによって、我がまち
意識の醸成に結び付く。
市民・地域
○地域主体で開発・造成する商品
○上記商品への地域の人たちが関わ
販売・
材料の提供
るサービスの提供
提供
○地域の食材を活用した食メニューの
来訪者
開発と販売
技の提供
○地域の食材を活用した土産品の開
発と販売
○地域の伝統工芸や日常の暮らしに
経済的
収入
息づくものづくりを活用した土産品の
知恵の提供
開発と販売
朝来市の地域魅力の
訴求による地域価値
の向上
我がまち意識の
醸成
観光の地域への波及効果を生む出すモデル
34
(6)基本コンセプトの設定
SWOT分析及び前節の「観光まちづくりの考え方」を基に、観光基本計画の策定に当たっ
て、以下のとおり基本コンセプトを定める。
≪基本コンセプト≫
『拠点重視型観光と価値創造型観光(観光まちづくり)の
均衡のとれた施策の推進』
①
拠点重視型観光についての考え方
朝来市の観光拠点となる竹田城跡と生野銀山を軸に、その周辺のまちの魅力や朝来市に
点在するほかの資源の魅力を高め、地域内外へ発信する。
②
価値創造型観光(観光まちづくり)についての考え方
価値創造型観光は、観光の対象となる資源が日常の暮らし文化であり、そこに暮らす人そ
のもとなる。非日常を楽しむことよりも、田園空間での生活や町中に伝わる文化など、日常
の隣にある異日常を、訪れた地域の人とのコミュニケーションを通して楽しむことが重視さ
れる。
基本計画策定においては、基本コンセプトを具現化する基本方針を構築し、具体的な展
開方向を示すようにする。
35
(7)基本方針の設定
『拠点重視型観光と価値創造型観光(観光まちづくり)の均衡のとれた施策の推進』を実現
するための7つの基本方針を以下のとおり定める。
基本方針1 竹田城跡・史跡
竹田城跡・史跡生野銀山を戦略的に活かしたPR
史跡生野銀山を戦略的に活かしたPR
竹田城跡と史跡生野銀山は朝来市にとって大きな観光資源となっている。特に竹田城跡は
雲海に包まれた景色を求めて観光客が急激に増加している。それらの拠点への外部からの関
心を戦略的に活かして、朝来市の多様な資源をPRする。特に、黒川温泉、よふど温泉、黒
川渓谷、糸井渓谷、銀山湖といった温泉・自然資源を戦略的に発信していく。
基本方針2 徹底したマーケティング手法による情報発信
現在の朝来市の観光の中心となっているシニア層や関西都市圏のニーズを重視しつつ、多
様な観光客を念頭に、地域の魅力を最大限に活かせるイメージやテーマ、それに合ったター
ゲットを絞り込み、優先順位、費用対効果などの視点から戦略的に情報を発信する。
基本方針3 周辺地域と連携した地域をまるごと楽しむ観光プログラムを
周辺地域と連携した地域をまるごと楽しむ観光プログラムを構築
ムを構築する
構築する
竹田城跡や生野銀山といった名所観光だけでなく、季節毎に織りなす豊かな自然環境や豊
かな観光資源に恵まれた但馬の他地域と連携し、地域をまるごと楽しむ「思わずゆっくり時
間を過ごしたくなる」、
「何度も訪れたくなる」観光プログラムを構築する。
基本方針4 かけがえのない“わがまち”の地域資源を見つけ、それを活かした観光
まちづくりを目指す
朝来市の豊かな自然と美しい水や農産物は市民の誇りである。しかし、それらを観光には
充分に活かしきれていないのが現状である。また、地域の暮らし文化はこれからの観光の重
要な視点である。これらを地域資源とし、地域の関係者が知恵を絞り価値創造を行い、磨き、
観光プログラムへの展開を推進する。
基本方針5 「地域を知る、伝える」ことから観光まちづくりを展開する
観光は地域が総ぐるみで競争する時代を迎えており、個々の事業者や行政だけでは限界が
ある。市民を巻き込んで、官民、業種、業界、年齢などを超えて観光に取り組むものとする。
まずは市民を中心としたインナープロモーションをメインとし、朝来市民が地域を知るこ
とから観光まちづくりを展開する。そのためには、さまざまな知識やノウハウを有した幅広
い市民の参画を促し、新しいアイデアを創造する取組みを進めるともに、取組みの持続を図
36
る上で新たな力となる多様な人材を育成していく。また、地域教育の観点から、子供たちに
向けた地域の価値を学ぶプログラムの作成などを行う。
基本方針6 観光振興によって地域内での消費拡大と雇用の促進を図る
拠点重視型観光と価値創造型観光の均衡ある取組みのなかで、宿泊や飲食、お土産、体験
など地域での観光消費に結び付く取組みを展開し、域内消費を拡大させ、それに伴う観光関
連での雇用の促進を図る。
基本方針7
基本方針7 観光振興の推進を担う組織の育成強化を図る
観光振興の推進を担う組織の育成強化を図る
地域や観光、農業、商工業などに関する多様な団体が参画した連携体制の構築により、観
光振興の推進を担う観光まちづくりプラットフォームの構築を目指す。
37
5
5.アクションプラン
前章で述べた基本方針ごとに、朝来市域で取り組むべき具体的な事業提案としてアクションプ
ランを設定する。
(1)竹田城跡・生野銀山を戦略的に活かしたPR
①
立ち寄り観光及び周遊観光の推進
竹田城跡や生野銀山から、立寄り観光や周遊観光を誘発することにより、これらの資源だけ
ではなく、多様な楽しみがある朝来市の魅力を知ってもらうようにする。そのためには、交通
アクセスの向上、竹田城跡・生野銀山からの周辺観光情報の発信、周辺資源を組み合わせた旅
行商品のパッケージ化が必要となる。
特に、竹田城跡や生野銀山といった拠点型観光に加えて、拠点型観光資源を支えてきた竹田
や生野の町並みとそこに息づく暮らし文化、旅行客に関心度の高い温泉や、黒川渓谷、糸井渓
谷、銀山湖という自然を、竹田城跡や生野銀山と結び付けて戦略的に発信していく。
観光ルート(案)
・明延鉱山~神子畑選鉱場~生野鉱山を結ぶ『鉱石の道』や、生野と飾磨港の間を結ぶ
かつて馬車専用道路であった『銀の馬車道』とそれらの周辺の資源を活かした観光商
品を造成する。
・JR生野駅周辺の珍しい鉱山町の風景、明治期に建てられた洋館や官舎、トロッコ道
や水路などの貴重な産業遺産をめぐるまち歩き。
・JR竹田駅周辺の風情ある歴史的な町並みや竹田城跡の景観をめぐるまち歩き。
・各史跡周辺のトロッコ軌道跡や鉄橋などの土木遺産、馬車道や古民家などの風景を活
用した、写真や絵画などの企画展や現地見学会。
・各名所をめぐるスタンプラリーの実施。
②
情報ネットワークの拡充
観光情報サイトをすべての宿、観光施設などに広くリンクされるよう働きかけ、携帯電話で
の観光情報を発信する「携帯ナビ」の整備に取り組む。
③
映画やテレビドラマの誘致促進
テレビ番組や映画で取り上げられると高い集客効果が見込まれることから、テレビ番組を始
め映画のロケ誘致に努める。そのため、ロケ誘致に関わる機関に呼び掛けてロケーション協議
会の組織化を推進し、ロケ地の適地紹介や撮影許可申請の協力など、ロケを円滑が進められる
ようなサービスを提供する。当面は竹田城跡を核としながら、竹田城跡以外のロケ候補地を積
極的に情報発信し、映画、TVなどのマスメディアを通じた発信力を強化する。
38
(2)徹底したマーケティング手法による情報発信
①
観光の主体となるマーケットのニーズを常に掴む
市場ニーズや変化を把握できる定期的な調査や外部とのネットワークづくりをすることで、
マーケットのニーズを的確に掴む。特に、朝来市の観光客の中心となるアクティブシニアと女
性を意識した情報発信に取り組む。
②
朝来市のブランディング化を図りマーケットへの浸透を推し進める
本市のイメージを戦略的にアピールするキャッチコピー等を公募するなどして決定し、観光
業に携わる市民や市内事業者、市職員はもとより、全市民が営業マンとして市をPRして行く
取組みを推進する。また、各種ホームページでの発信、マスコミを活用し、イベント情報の収
集、発信を的確に幅広く行う。
③
効果的なプロモーション展開を図る
メディアへのプロモーションを強化する。例えば、竹田城跡の来場者を効果的に生野銀山な
どに回流させるきっかけづくりとして、メディア向け視察ツアーを実施し、竹田城跡以外の本
市の魅力を同時に体感してもらいながら話題を提供する。併せて、マスコミからの問い合わせ
や取材に対応するための体制を整えるなど、メディア向けの対応を強化する。 また、旅行情報
誌とのタイアップ企画等を積極的に実施し、ぺードパブリシティ(記事広告)などに取り組む。
39
(3)周辺地域と連携した地域をまるごと楽しむ観光プログラムの構築
①
周辺地域との連携強化
関西圏、兵庫県などの広域的組織との連携を強化する。また、周辺の市町村、主には但馬地
域の自治体や観光関連団体、鉄道、バスなどの輸送機関との連携を強化することにより、広域
的な視点から観光施策を推進する。
②
但馬地域と連携した観光地づくり
但馬地域の豊かな自然や文化資源を活かし、
「思わずゆっくり過ごしたくなる」、
「何度も訪れ
たくなる」観光地づくりを目指す。
但馬地域の資源を活か
朝来市の資源・強み
し新たなツーリズムへ
アクティブ
竹田城跡
周遊観光
氷ノ山、神鍋高原(ウォーキン
グ・山登り)
雲海の景色、竹田の町並み
エコ・グリーン
立寄り観光
山陰海岸ジオパーク
生野銀山・産業遺産
生野銀山と生野の町並み
リラクゼーション
選鉱場跡等産業遺産めぐり
宿泊客の誘致
城崎温泉、湯村温泉…
季節毎の景色・自然
グルメ
紅葉や桜、藤
但馬牛、出石そば
「思わずゆっくり過ごしたくなる」「何度も訪れたくなる」観光地へ
40
(4)かけがえのない“わがまち”の地域資源を見つけ、それを活かした観光まちづくり
①
地産地消の推進と食の魅力の発信
本市は、県内でも農産物が豊富な地域であり、その食材を活かした「地産地消」は、シニア
の来訪目的の高い「買物・飲食」と合致する。そこで、
「地産地消」をPRし、食の魅力で集客
の拡大を図る。
具体的な取組内容
・農業者や生産者と観光業者とをつなぐ関係者による協議を推進する。
・飲食店などにおける地産地消、朝来ブランド使用をPRする。
・特産品化に取り組んでいる岩津ねぎを提供する食事処、土産物店、宿の増加を図る。
・但馬一円の食と土産物を集めて発信、販売する取組みを推進する。
商品造成(案)※朝来市周辺の特産品…米、岩津ねぎ、但馬牛
・地元の季節の野菜や山、川の恵みを使った、おばあちゃんのホッとできる料理
・地産のおいしいお米を使った、季節感あふれる色彩鮮やかなちらし寿司
・地域の食材(米、岩津ねぎ、但馬牛など)を使ったおいしいファストフード(丼やハン
バーガー、ピザ等)
・石垣コロッケなど観光コンテンツとのタイアップ料理
② 暮らし文化を伝える、見せる、体験する 価値創造
名所旧跡を巡るだけでなく、
「地域の暮らし文化」はこれからの観光の重要な視点である。自
然や文化などあらゆる地域資源を活用し、地域の関係者が知恵を絞り価値創造を行うこととす
る。
具体的な取組内容
・農業体験、自然ふれあい体験の実施と古民家等を利用した宿泊、農家民泊
・空家、空き店舗の有効活用の検討
商品造成(案)
・木工教室で、自分だけのオリジナル家具づくり~家具のまち竹田の技を伝える~
・立雲峡、円山川など豊かな自然を活かしたお花見・ピクニック
・休耕田を活用した初心者向け野菜づくり教室
・朝来芸術の森美術館の周辺でのアートフェスタ
・美を追求する癒しの温泉旅
・語り部といく寺社歴史探訪
・プロが教えるファミリー向け1日アウトドア体験
・古民家チャレンジショップ
41
(5)「地域を知る、伝える」観光まちづくりの展開
①
インナープロモーションの推進
まずは朝来市民に地域を知ってもらうことから観光まちづくりを展開する。そして、本市のイメ
ージを戦略的にアピールするキャッチコピーなどを活用し、観光業に携わる人や市職員はもとより、
全市民が営業マンとして市をPRする取組みを推進する。
具体的な取組内容
・市民向け講座やセミナーの開催
・多様な市民が参画する観光まちづくりワークショップを継続的に開催
・市内で開催するイベントや取組みについて、開催案内や報告を市のホームページなどで積
極的に情報発信を行う。
・小学生の地域学習の推進
・市民によるシティセールス(ブログ等SNS発信、イベントサポート等)
②
おもてなし人材育成
学校、地域、企業等への協力要請など、市全体でのもてなしの意識の向上を図る。観光業だ
けではなく、市民を対象にした人材育成の取組みを行う。
具体的な取組内容
①マネジメント人材育成
地域創造型観光に向けて、住民や行政など様々な地域セクターの参画とプロジェク
トの運営を段階的、組織的に進めるにあたって必要となる、人と組織、資源と資金を
扱う方法、マネジメントの基本的な技術を学ぶ。
(観光まちづくりの総論、観光マーケ
ティングについて、観光イベントのあり方など)
②ツアー案内人養成プログラムの開発と実施
朝来市を訪れるビジターに対して、
「地域交流」をコンセプトとして案内し、地域と
ビジターをつなげる役割を果たす人材を育成する。おもてなしの姿勢でビジターを案
内できる人材を養成することを目的に、竹田地域や生野地域など、地域ごとに実施す
る。
(地域の歴史文化など地域資源に関する知識習得、プロのサービスサプライヤーと
しての心構え、ガイドテクニックなど)
42
(6)観光振興による地域内での消費拡大と雇用の促進
①
官民の連携強化による経済波及効果の創出
経済波及効果を生み出すためには、官民が協働して連携・協力体制を整えていく必要がある。
その連携・協力の基本展開(案)を示す。
朝来市
国内
竹田城跡
海外
来訪
来訪
誘 導
来訪
来訪
竹田駅・和田山駅
生野銀山その他市
周辺の施設
内の観光地等
(宿泊・飲食)
連携・協力
協力
連携
関係団体等
・JR等
メディア等
但馬地域・兵庫県内・山陰地
・バス会社
・テレビ
・ラジオ
方、その他周辺地域
・旅行社
・新聞
・商工会
・雑誌
・観光協会
・映画
・国・県
・Web類
・朝来市
・その他
・その他
②
域内消費の拡大
観光客は旅先で、主には“買物(土産物)”
“飲食”
“宿泊”で消費しており、消費拡大のため
には、これらの消費したくなる魅力ある商品やシーンの開発強化が不可欠である。
“買物(土産物)
”や“飲食”の商品開発を行うとともに、それらを提供する場を充実させる
取組みを行う。
“宿泊”は、宿泊施設そのものの充実や魅力向上と合わせ、飲食店をはじめ周辺
施設との連携のもとに「思わずゆっくり過ごしたくなる」観光地づくりへの取組みを展開する
ことで、旅行者の長時間滞在及び消費活動を促す。
43
(7)観光振興の推進を担う組織の育成強化
①
新たな観光まちづくりの担い手による観光推進
行政やNPO等の団体、大学や研究機関、観光協会や観光関係者、商工会や商店街店舗、農
協や農家、民間企業、まちづくり組織など、多様な主体が関わる観光まちづくりを推進する。
②
プラットフォームの構築
拠点重視型観光や価値創造型観光の推進、観光プログラムの開発、プログラム受付・手配、
人材育成等を進めるに当たり、市民や地域の事業者が積極的に参画する観光まちづくりプラッ
トフォームを構築する。
観光まちづくりプラットフォームのイメージ
(出典:平成24年度朝来市政策研究チーム提言書「市の魅力アップ対策について」)
44
6
6.重点施策
基本方針・アクションプランに関連して、特に重要なものとして、「着地型観光への展開」、「地
域内での消費拡大と雇用の促進」、
「観光振興の推進を担う推進組織の育成強化を図るために」の3
点を重点施策とする。
(1)着地型観光への展開
1)拠点重視型観光から価値創造型観光へ
朝来市では、竹田城跡と生野銀山の2つの大きな観光資源を有している。竹田城跡は竹田の
“まちうち”、生野銀山は鉱山町の町並みがあり、それぞれ趣きのある歴史的な町並みである。
その風景や暮らし文化を楽しむ観光と、それらを活かした店舗やまち体験など、新たな展開も
期待される。
拠点重視型観光
竹田城跡
価値創造型観光
竹田地区
送客
朝来市・
但馬地域・
周辺地域
町並み
食
体験
生野銀山
口銀谷地区
送客
町並み
食
体験
竹田や生野の空家や空き店舗を活用し、歴史的佇まいを残す町並みに店舗を連ねながら、レ
トロな雰囲気の残るまち歩きの空間を創出して魅力の向上を図り、
「賑わい」と「おちつき」の
あるまちづくりを展開して時間消費型の観光エリアを整備していく必要がある。そのため、竹
田駅の南エリアの「まちうち」や生野の「口銀谷」の空家等の活用希望者の相談・サポート窓
口、所有者との橋渡しなどの役割を担う組織の設立を準備する。
このような目的を持つ組織として、例えば大阪府富田林市にける伝統的建造物群保存地区「富
田林寺内町」において取り組まれている有限責任事業組合
Pまちかつ)が参考となる。
45
富田林町屋利活用促進機構(LL
【参考】有限責任事業組合
富田林町屋利活用促進機構(LLPまちかつ)の事業フロー
≪専門家≫
≪入居・開業希望者≫
・不動産会社
・設計事務所
・工務店
・コンサルタント など
・お店を持ちたい、開きたい
・住みたい
・工房や文化教室を開きたい
連携
情報提供・支援
登録など
有限責任事業組合 富田林町屋利活用促進機構
「LLP
・紹介や相談受付
まちかつ」
・情報収集
・情報提供
情報提供・マッチング支援
など
連携・協力
空家等所有者
・空家、空き店舗を貸したい
・空家、空き店舗を活用してほしい
・古い建物を活用してほしい
・若い人に使ってもらいたい など
地区のまちづくり組織
2)着地型観光への展開
①
竹田地区(竹田城跡)
<概要>
竹田地区は、竹田城の築城と共に発展した城下町で、その後、宿場町として栄え、今もな
お、宿場町としての佇まいを残している。町中には、町屋によって形成される歴史的街なみ
が駅前通りに沿って散在的に残っている。さらに、JR竹田駅の西側には、善證寺、常光寺、
勝賢寺、法樹寺の4つの寺が並び建つ寺町と呼ばれる一画が形成されている。
<商品造成>
竹田城跡への来訪者が、食べる・休憩する機能を竹田地区で充実させるとともに、
「町並み
を楽しむ」、「古民家を活用して体験する」といった観光商品を企画する。また、周辺の自然
や農とも関連した多様な楽しみを提供する。
観光商品(案)
・歴史や風情ある寺で抹茶を堪能&座禅・写経体験
・木工教室で、自分だけのオリジナル家具づくり~家具のまち、手づく
り家具・木のぬくもり、匠の技・職人を伝える~
・神社・寺院巡り~石橋、表米神社(相撲桟敷、舞台)を訪ねる~
町並み
・お地蔵さん巡り~おかち地蔵、塩辛地蔵(道別れ地蔵)
、六体地蔵(但
馬で最も古いものの1つ)に出会う旅~
・古民家を活かしたカフェ
46
・全国山城サミットを通じた他地域との交流事業
・竹田城跡に関する写真・絵画・映像などの企画展の開催
城跡
・登山おにぎり
(安井谷の米でつくったおにぎりを腰にぶら下げて登山。城跡付近
ではおいしい水を使って汁物を提供)
・自転車オリエンテーリング
・円山川の環境を活かした昔の遊び
自然
・水辺の生物についての勉強や川を活用した親子教室
・立雲峡桜まつり
・立雲峡、円山川など豊かな自然を活かしたお花見・ピクニック
・休耕田を活用した初心者向け野菜づくり教室
農
・地元の季節の野菜や山、川の恵みを使った、おばあちゃんのホッとで
きる食(料理・加工品)
②
口銀谷地区(生野銀山)
<概要>
古くから銀山の町として栄えてきた生野町の口銀谷地区には、生野銀山にゆかりのある落
ち着いた町並みや歴史遺産、近代化産業遺産などが数多く残されている。国登録文化財や市
指定文化財の建造物は10件を数え、地域の人たちのためにと寄贈を受けた郷宿井筒屋(旧
吉川邸)も「生野まちづくり工房井筒屋」として再生された。
<商品造成>
口銀谷地区の珍しい鉱山町の風景、明治期に建てられた擬洋風建築や旧鉱山官舎、トロッ
コ道や水路などの貴重な産業遺産を活かして、町並み、建物、食といった視点で観光商品を
企画する。
観光商品(案)
・口銀谷地区のレトロ建築を巡る
まち並み
・案内人と歩く 懐かしい鉱山町で先人の足跡を辿る旅
・産業遺産を探すカメラ旅
・古民家での書道アート、和アート体験
・和装で学ぶ和の作法
建物
・近代建築内での現代アート展、JAZZライブ
・旧家建物でお茶の入れ方を学ぶ(珈琲、紅茶でもOK)
・生野のおかあさんが教える郷土料理づくり
・擬洋風建築にて坑道で熟成させた西洋菓子「シュトーレン」と生野紅茶
食
のお茶会
・古民家で生野鉱山坑道熟成酒試飲会
・生野ハヤシライス食べ歩きスタンプラリー
47
(2)経済波及効果の実効性を高める取組みの展開
1)キーワード
「集客数の拡大」
「消費の拡大」「消費単価の向上」
2)2つの重点ターゲット
集客のメインターゲットは、
「アクティブシニア」と「女性(主に30代~40代)
」とする。
「アクティブシニア」は、観光意欲・消費意欲が高く、かつますますその数が増えていく、団
塊世代をはじめとする60歳以上の世代である。「女性(主に30代~40代)」は常に消費の
中心であり、知的好奇心が強くトレンドにも敏感に行動する世代である。
キーワード
地産地消
本市は、県内でも農産物が豊富な地域であり、その食材を活かした「地産地消」は、シニア
の来訪の目的性の高い「買い物・飲食」と合致する。そこで、
「地産地消」をPRし、食の魅力
で集客の拡大を図る。
「暮らし文化」体験
名所旧跡を巡るだけでなく、「地域の暮らし文化」はこれからの観光の重要な視点である。
消費の中心となる女性は、観光において癒しやリラクゼーション、特に温泉への関心は非常
に高い。また、年配の女性を中心に季節ごとに移り変わる四季折々の景観も関心が高く、桜、
しょうぶ、藤、ヒカゲツツジなど朝来市の季節を彩る『花』は重要なコンテンツとなる。これ
ら自然資源と合わせて、暮らし文化を感じる空間や体験を提供することで、地域での長時間滞
在を促す。
3)具体的取り組み内容
○飲食及び土産物の充実(消費単価のアップ,消費の拡大)
地産地消の視点で、魅力的な地域食材やメニューの開発を図る、郷土の特産品などの販売
店を充実させることで域内での観光消費を図る。
○滞在時間の増加(消費の拡大)
2~3時間程度滞在できる観光地としての存在感の浸透を図る。特に、竹田地区、口銀谷
地区における取組みを積極的に推進する。
○朝来市ブランドの確立(集客者数の拡大、消費の拡大)
“出石そば”のような、朝来市をイメージできるブランドを確立し、地域への来訪のきっ
かけと消費機会につなげる。
○団体客の誘致(集客数の拡大)
団体客を誘致するために、観光バス駐車場の拡充に努める。観光拠点の周辺では、最低団
体バス1台分(40名)が利用できるレストラン等の整備・誘致を図る。
○宿泊機会の増加
ターゲットに向けた観光プランを充実させる。女性向けに温泉と食を楽しめるもの、年配
向けに自然風景と食を組み合わせたものなど、プランの充実を図る。
48
(3)新たな観光まちづくり推進体制の構築
1)観光まちづくりを推進する組織形態
地域が主体となる観光まちづくりは、効率性を求めてきた従来の旅行会社主体のツアービジ
ネスのモデルは通用しにくく、新たな組織の枠組みにより、商品化、オペレーション、採算の
仕組みを構築する必要がある。観光まちづくりを事業として展開している4つの事例を紹介す
る。
○(株)おおず街なか再生館~蔵里ネットTMO・南信州観光公社
第3セクターのよさを活かして地域と連携し、旅行業の免許も取得して主催旅行を募集でき
るようにし、ホームページを充実させて、主に地域主体の集客交流の受皿業務に特化して、旅
行代理店の集客力とも連携した観光型TMO(ツーリズム・マネジメント・オーガニゼイショ
ン)として機能している。蔵里ネットTMOは中心市街地活性化法に基づくTMOから発展、
南信州観光公社は観光協会を第3セクターのプロモーション組織に改革した。
○田辺市熊野ツーリズムビューロー
従来の観光協会に見られる情報発信を中心とした活動だけでなく、個人やグループ客、外国
からの来訪者のニーズに十分に応えられる受入れ機関としての機能を整えることを目指し、平
成22年5月に「一般社団法人」の法人格を取得し、同年7月、自ら旅行業(第2種)に踏み
込み、『地域に密着した旅行業(着地型観光)』の推進を図っている。
○墨田区観光協会
墨田区内の町会や自治会も会員となり地域内の観光事業者、交通事業者、ものづくりの伝統
工芸団体等と一体となって運営されている。また、広報物の作成に当たっては、関係者の協力
も得ながら地道に収集した資料や情報を観光データベースとしてまとめ、それらを元に協会職
員が執筆している。地域に密着した情報が豊富であること、地元ならではのユニークな視点で
書かれていることなど、従来のガイドブックにはない新鮮な情報が満載である点が大きなセー
ルスポイントとなっている。このように作成された広報物は来訪者に墨田区をより良く知って
もらうための格好のツールとなり、掲載内容の充実ぶりから協会登録ガイドの養成教材として
も活用されている。
着地型観光の受入れセクターの事例の総括
ケース
会社の使命と体制
取組み概要
• 旧中心市街地活性化法に基づくTMO • ウェブを重視し専属スタッフが担当。
として設立
株 式 会 社
大手のキャリア系エージェントと連携
• えひめ街並博2004の自主企画グル
しつつ、旅行業第2種免許を取得、直接
おおず街な
ープを活用、着地型観光を事業展開。
か再生館~
募集を実施。
• 観光事業を手段に、地域資源プロデュ • 体験ではなく生活文化伝承を参加者・
蔵里ネット
ースによる集客交流を行う地域活性化
住民・事業者が一体に「旅」の中で演
を目的とする。
出。
TMO~
• 物産開発・販売と一体に多角経営。
49
• 通過型の観光地から官民あげて脱却
• 15市村、10団体・企業が出資。各
株 式 会 社
(感動体験南信州・・・教育に強み)
観光協会をプロモーション組織に改革 • 旅行会社と提携、直接募集の実施(2
南 信 州 観 光 • 旅行会社出身の支配人が地域に移住
• NPO組織、自治会、地域コーディネ
公社
• 160を超える体験プログラムを開発
ーター等でエコツーリズム推進体制を
種免許を所有)
、商品の手配・調整・受
入・精算・品質管理・指導者育成が主
たる業務。
構築
• 平成17年の田辺市の合併に伴い、翌 • 国内外の個人旅行者を中心とした旅行
18年4月、田辺市内の観光協会(田
商品の販売は、独自に開発したインタ
辺・龍神・大塔・中辺路町・熊野本宮) ーネットによる予約システムを運用。
を構成団体として設立した、官民共同 • 宿泊施設やマイカー搬送、荷物搬送等
のサービスなどを単品で簡単に予約す
の観光プロモーション団体
一 般 社 団 法 • 平成22年の5月まで(約4年間)は、 ることも可能
人
田辺市
主に国内外に向けた情報発信と、受入 • 平成22年7月26日、第二種旅行業
熊野ツーリ
地のレベルアップに関する事業を中心
の認可を受け、国内外からの個人旅行
ズムビュー
に取り組んでいる
者を中心に受け入れる着地型旅行業と
して営業
ロー
• 主催旅行を中心に国内外から個人や小
グループの旅行者を受け入れ、田辺市
や熊野地域の広域的な展開によって来
訪者をあっせんできる商品開発に取り
組む。
• 前身は昭和58年に設立された任意団 • ガイド活動は、もともと区の生涯学習
体の墨田区文化観光協会である。平成
講座のガイド養成講座出身者によるボ
16年に区が東京スカイツリー誘致
ランティアガイドが自主組織を作って
を表明したことに歩調を合わせ、同ツ
行っていた。協会はそれを支援・協力
リーを視野に入れた観光振興をめざ
して法人化の準備を開始。着地型観光
する立場
を推進するため、第三種旅行業の登録
• 観光客に墨田区のリピーターになって
も見込み平成21年に一般社団法人
もらうため、地域全体で観光客を優し
化
一般社団法
く迎え入れる「おもてなしの心」醸成
• 協会は観光に関する情報発信、イベン
人 墨田区
トの開催、案内所等の施設運営のほ
の下地作りに取り組んでいる。
観光協会
か、自主事業として物販や旅行業(第
• 法人化を機に、理事に墨田区伝統工芸
3種)なども展開
保存会会長を迎え入れるなど連携を強
• 企業・団体・個人など、会員は約1,
200人。墨田区は区内全域に町会や 化し、墨田区の江戸切子など魅力ある
自治会が組織されているが、これら2
伝統工芸を地域資源を活かし、受け入
00以上の町会や自治会も協会の正
れ窓口を担い、体験学習プログラムと
会員になっている。協会の活動目的が
してマッチング
区全体の活性化にあるため、入会への
理解促進を行っている。
50
参考
株式会社南信州観光公社 事業スキーム
出典:株式会社南信州観光公社 HP
参考
田辺市熊野ツーリズムビューロー
構成図
出典:田辺市熊野ツーリズムビューロー HP
51
2)新たな観光まちづくりの担い手
地域主体の観光まちづくりを展開するうえで重要なことは、町じゅうのホスピタリティを充
実することが大切となる。このため、従来の狭義の観光関係者に止まらず、次に示すようにさ
まざまな主体や個人の関わりが求められる。
市民
商店街
商工会
自然景観・環境
公園・花 など
農林業
農協、森林組合
旅行会社
地場産業
ものづくり
歴史伝統文化祭・
地域イベント
観光施設
一部の専門家
宿泊施設
観光協会
食文化
飲食店など
まちづくり組
織、NPO
交通機関
古民家を活か
した物販店
大学、研究所
文化施設
職人、おじいちゃん
おばあちゃん
町並み・
歴史ガイド
このような多様な主体が関わる観光まちづくりを推進していくためには、それぞれが担い手と
なり連携して活動を推進していく必要がある。
観光協会
観光関係者
商工会、商店街
店舗
農協
農家
民間企業
ものづくり
行政
まちづくり組織
NPO等
観光まちづくりの連携組織
市民
大学・研究機関等
52
≪新しい担い手による観光まちづくり≫
○大間やどる会(青森県大間)
担い手:漁協・漁師、商店会、商工会、マグロ業者、飲食店、まちおこしゲリラ、役場
概 要:町を誇る、ふるさとを誇るみやげもの開発やご当地限定Tシャツ販売して、大間フ
ァンを増殖させている。大間のマグロを目玉とした集客キャンペーンを実施するこ
とで大間に大間のマグロが流通するようになり、マグロ目当てのお客さんが突端の
町にやってくるようになった。そのお客さんに満足してもらうため、いまサービ
ス・おもてなしの質が問われ、商店主たちが「日曜日はマグロだDAY」(毎週日
曜日にマグロ解体ショー)をやり始めたり、漁師の娘や奥さんたちが観光ガイド「大
間エスコートクラブ」を結成したりと、意欲とエネルギーに溢れた新たな担い手が
登場してきている。
○観光案内所「石の舎」の運営(千葉県富津市)
担い手:観光協会、商工会、観光施設、地域住民、専門家
概 要:・街の情報発信観光案内所の構築、地域住民による運営
・芸術系の若者誘致(芸術家支援のNPOとの連携)
・地域資源の再発見
・新しい歩き方の開発
・地場産品を活用した商品開発
○伊豆の国観光プロモーション
担い手:グラフィックデザイナー、女将さん
概 要:グラフィックデザイナーの視点により、「観光にもデザイン力を」をコンセプトと
して、伊豆の国市の主なターゲットである首都圏からの集客に力点を置き、首都圏
在住宿泊モニター調査をもとに、女将さんを中心としたワークショップや講演会を
開催し、情報発信を強化するべく、イメージポスターの制作、ホームページの改訂
などを実施している。
53
3)観光まちづくりの推進組織
地域主体の集客交流による地域づくりを進める上で、観光まちづくりを推進する組織形態や
新たな観光まちづくりの担い手等について整理した。縦軸に関わり度合を、横軸に担い手を模
式的に整理すると次のようになる。
行政主体の観光推進組織
行政兼任する観光協会
官の関わり度合
多様な主体の連携によるプラットフォームを母体と
する推進方式
(市民・地域、企業、大学・研究機関、NPO、行政
等の連携)
協議会方式
一般社団法人方式
株式会社方式
従来の観光推進組織
新しい担い手の参画による観光まちづくり組織
4)朝来市における観光推進体制の再構築
拠点重視型観光も価値創造型観光も、地域の特色ある多様な資源をもとに市民や地域の事
業者が主体となって観光に関わっていくことから始まり、併せて自らの暮らしの価値を創造
するができることになる。この環境を整えていくためにも、行政主体ではなく市民や地域の
事業者が積極的に参画する観光まちづくりプラットフォームを構築していく。
朝来市に来訪
朝来市
プロモーション
朝来市役所・県等の行政
ユーザー・旅行会社等
情報
発信
支援
情報
共有
観光まちづくりプラットフォーム
≪業 務≫
・拠点重視型観光プログラム
・価値創造型観光プログラム
・プログラム受付・手配
・人材育成
・支援ネットワークづくり
≪構成団体等≫
・観光関連団体
・住民組織
・経済団体
・その他関係団体
依頼
プログラム開発のアドバイス・評価
支援機関
共同キャンペ
ーンの展開
・旅行会社
・大学
・交通機関
・NPO 法人
・関係団体
54
7
7.策定の経緯
朝来市観光基本計画策定に向けて、下図のとおり調査・分析・検討を行った。
調査
市民調査
観光客調
JTBカード&マー
ケティングを活
用したWeb調査
・会員数:15万人
・朝来市のイメージ
・朝来市の認知と
関心
・主要観光資源の
認知と来訪歴 等
主要観光資源
インタビュー調査
主要観光資源
ヒアリング調査
・来訪目的
・同行者数
・来訪時交通手段
・市内観光資源の
立寄状況
・市内宿泊の有無
・市内観光消費額
・満足度
等
○市長
○市内各種団体
○庁内関連各課室
○主要観光施設関
係者
市民意向調査
・我がまち意識
・観光まちづくりへ
の意向
・観光まちづくりへ
の参画意識 等
類似都市・地区(団体)の現状把握調査
朝来市を取り巻く観光情勢の変化の現状把
握調査(国内の動向、海外の動向)
分析
SWOT分析
朝来市の観光資源・地域資源の現状
観光市場・来訪者
調査1、2データから4Pマーケティングミックス(資
源性、資源価値、販売チャンネルの関わり程度、
プロモーション)の視点から洗い出す。
S(強み:Strength)
ニーズの変化を読む
O(機会:Opportunity)
T(脅威:Threat)
W(弱み:Weakness)
他都市・他地区との競合
他都市・他地区のシーズを探る
問題点と課題整理
O(機会:Opportunity)
T(脅威:Threat)
朝来市観光振興の基本方針設定
朝来市観光連絡協議会と連携した基本計画に向けた検討
・第1回検討会(平成 25 年 2 月 26 日)
・第2回検討会(平成 25 年 3 月 18 日)
55
(1)実施概要
1)調査
◆JTBカード&マーケティング(会員数:15万人)を活用したWEB調査
調査項目
・朝来市のイメージ
・朝来市の認知と関心
・主要観光資源の認知と来訪歴
◆主要観光資源インタビュー調査
調査日程 平成24年11月末~12月上旬・平成25年4月~5月
調査対象
竹田城跡・生野銀山
調査項目
・来訪目的
・同行者数
・交通手段
・市内観光施設への立寄り状況
・宿泊の有無
・観光消費額
・満足度
等
◆主要観光資源ヒアリング調査
調査日程 平成24年11月~平成25年1月
調査対象
市内観光施設(抽出)
各観光協会事務局
行政内観光関連課
(総合政策課・竹田城課・経済振興課・各地域振興課)
◆市民意向調査
調査日程 平成24年12月13日~25日
調査対象 地域・年齢階層別抽出 2,000人
調査項目
・我がまち意識
・観光まちづくりへの意向
・観光まちづくりへの参画意識
56
2)分析
全段の調査内容をふまえ、観光客と市民の観光に対する認知度・関心度のギャップ分析やSW
OT分析により、問題点・課題の整理し、観光基本計画の基本方針を導いた。
SWOT分析
SWOT分析とは、1960年代に考案された、組織のビジョンや戦略を企画立案する際
に利用する現状を分析する手法の一つである。SWOTは、Strength(強み)、We
akness(弱み)、Opportunity(機会)、Threat(脅威)の頭文字を
取ったものです。
さまざまな要素をS(強み)・W(弱み)・O(機会)・T(脅威)の四つに分類し、マト
リクス表にまとめることにより、問題点が整理される。その結果、解決策を見つけやすくなる
という特徴がある。マトリクスに整理する過程で、関係者が意見を出し合いながら、問題意識
を共有化できる点もメリットの一つである。
◆朝来市の観光資源・地域資源の現状
・・・Strength(強み)、Weakness(弱み)
◆観光客のニーズの変化、他地域との競合
・・・Opportunity(機会)、Threat(脅威)
他都市・他地区との競合分析
O(機会:Opportunity)
T(脅威:Threat)
調査データを 4 つの視点から分析
問題点と
・資源性
課題整理
・資源価値
・販売チャンネル ・プロモーション
↓
ニーズの変化を読む
S(強み:Strength)
O(機会:Opportunity)
W(弱み:Weakness) を洗い出す
T(脅威:Threat)
朝来市観光振興の
基本方針設定へ
57
観光市場、他地域の状況・
来訪者の声
他都市・他地域のシーズ
朝来市の観光資源・地域資源の現状
3)計画策定
調査・分析に基づいて計画策定の基本方針を導き出し、朝来市観光基本計画のコンセプト・
基本戦略の策定に向けた検討会を実施した。
◆朝来市観光連絡協議会と連携した計画策定会議
作業日程 平成25年2月~3月
作業内容
・朝来市観光連絡協議会によりワーキングチームを編成(各員会を想定)
・成美大学 矢島正枝教授をアドバイザーに迎え、これまでのJTBによる調査・分
析内容を元に、計画の基本方針・コンセプト・基本戦略について検討を行う。
朝来市観光連絡協議会全体会【平成25年2月7日(木)】
観光基本計画の目的確認
第 1 回検討会【平成25年2月26日(火)】
JTBによる調査分析内容の説明。基本計画基本方針の検討
第 2 回検討会【平成25年3月18日(月)】
基本方針の確認及び観光基本計画のコンセプト(構成)策定
朝来市観光連絡協議会役員会【平成26年1月27日(月)
】
朝来市観光基本計画素案の確認
58
参考資料編
59
参考1
参考1.JTBカード&マーケティングを活用したWeb(メルマガ)調査
調査概要
(1)調査期間
平成 24 年 11 月 12 日(月)~22 日(木)
(2)調査対象
JTB旅カード会員 15 万人から首都圏、名古屋都市圏、京阪神都市圏、広島都市圏、
北九州都市圏に居住する 18 歳~70 歳の男女
(3)調査方法
インターネット調査(Web(メルマガ)調査)
(4)配信者数
20,000 人
(5)回答者数
1,868 人(回答率:9.3%)
(※ただし、各設問の回答者数は、無効回答を除いた数を有効回答者数とした。)
Q1.あなたは最近2年間に何回宿泊を伴う国内旅行をされましたか。
(数値回答)N:1,772
・全体の平均数値は 6.79 回。回答は3~5回をあげる人が最も多い。
・年代別では 50 代以上の人の方が比較的回数の多い数値をあげている。
[比率の差]
全体
全体
全体
全体
+5
+3
-3
-5
総計
男性
性
別
女性
40代以下
年
代
50代以上
首都圏+名古屋圏
居
住
地
京阪神都市圏
広島都市圏+福岡都市圏
ポイント
ポイント
ポイント
ポイント
1772
100.0%
935
100.0%
837
100.0%
901
100.0%
871
100.0%
1155
100.0%
461
100.0%
156
100.0%
0-2回
333
18.8%
180
19.3%
153
18.3%
188
20.9%
145
16.6%
206
17.8%
97
21.0%
30
19.2%
3-5回
647
36.5%
336
35.9%
311
37.2%
348
38.6%
299
34.3%
424
36.7%
177
38.4%
46
29.5%
60
6-8回
345
19.5%
177
18.9%
168
20.1%
162
18.0%
183
21.0%
220
19.0%
90
19.5%
35
22.4%
9-12回 13-20回
260
146
14.7%
8.2%
132
79
14.1%
8.4%
128
67
15.3%
8.0%
123
61
13.7%
6.8%
137
85
15.7%
9.8%
175
99
15.2%
8.6%
57
34
12.4%
7.4%
28
13
17.9%
8.3%
21回41
2.3%
31
3.3%
10
1.2%
19
2.1%
22
2.5%
31
2.7%
6
1.3%
4
2.6%
平均
6.79
7.05
6.50
6.32
7.28
7.02
6.15
6.99
Q2.最近2年間に国内宿泊旅行をされた地域を全てお答え下さい。
(複数回答)N:1,774
・(全体)関東地域が最も多く 60%、次いで近畿地方が 49%となっている。
・旅行回数6回以上の人はすべての地域に対して高い。
・各居住地に近い地域を旅行する割合が高い。
・関東地域への旅行は 40 代以下の割合が比較的高く、東北地域と北陸地域への旅行は 50 代以上の割合が比較
的高い。
70%
60%
60%
全体
49%
50%
40%
30%
35%
26%
34%
32%
26%
25%
22%
20%
20%
[比率の差]
全体
全体
全体
全体
+5
+3
-3
-5
ポイント
ポイント
ポイント
ポイント
10%
0%
上段:n
下段:%
1774
全体
935
男性
性
別
839
女性
893
40代以下
年
代
881
50代以上
旅
行
回
数
980
1~5回
792
6回以上
1157
首都圏+名古屋圏
居
住
地
460
京阪神都市圏
157
広島都市圏+福岡都市圏
16%
北海道
464
26.2%
245
26.2%
219
26.1%
224
25.1%
240
27.2%
166
16.9%
298
37.6%
333
28.8%
106
23.0%
25
15.9%
東北地域
関東地域
甲信地域
466
26.3%
261
27.9%
205
24.4%
194
21.7%
272
30.9%
146
14.9%
320
40.4%
382
33.0%
67
14.6%
17
10.8%
1058
59.6%
539
57.6%
519
61.9%
575
64.4%
483
54.8%
481
49.1%
577
72.9%
781
67.5%
188
40.9%
89
56.7%
625
35.2%
345
36.9%
280
33.4%
287
32.1%
338
38.4%
223
22.8%
402
50.8%
528
45.6%
90
19.6%
7
4.5%
61
北陸地域
394
22.2%
220
23.5%
174
20.7%
179
20.0%
215
24.4%
129
13.2%
265
33.5%
236
20.4%
144
31.3%
14
8.9%
東海地域
606
34.2%
331
35.4%
275
32.8%
311
34.8%
295
33.5%
218
22.2%
388
49.0%
444
38.4%
139
30.2%
23
14.6%
近畿地域
867
48.9%
442
47.3%
425
50.7%
428
47.9%
439
49.8%
372
38.0%
495
62.5%
492
42.5%
295
64.1%
80
51.0%
中国地域
435
24.5%
233
24.9%
202
24.1%
204
22.8%
231
26.2%
158
16.1%
277
35.0%
202
17.5%
170
37.0%
63
40.1%
四国地域
285
16.1%
161
17.2%
124
14.8%
135
15.1%
150
17.0%
106
10.8%
179
22.6%
132
11.4%
121
26.3%
32
20.4%
九州地域
572
32.2%
310
33.2%
262
31.2%
270
30.2%
302
34.3%
219
22.3%
353
44.6%
290
25.1%
170
37.0%
112
71.3%
沖縄地域
346
19.5%
176
18.8%
170
20.3%
194
21.7%
152
17.3%
128
13.1%
218
27.5%
209
18.1%
102
22.2%
35
22.3%
Q3.最近2年間に行かれた国内宿泊旅行の主な目的を全てお答え下さい。
(複数回答)N:1,774
・全体では、
「温泉」が最も高く 71%、次いで「自然景観」が 61%、
「リラックス休養」43%、
「歴史文化」38%
と続く。
・性別で比較すると、女性は「リラックス休養」が高い。
・年代別に比較すると、40 代以下は「B級グルメ食べ歩き」
「都市観光」
「ショッピング」が高く、反対に 50 代
以上は「歴史文化」「自然景観」「温泉」
「町並み観光」が高い。
・居住地別に比較すると、京阪神都市圏の人では、
「本格グルメ」
「リゾート観光」が高く、広島都市圏+福岡都
市圏では、
「都市観光」が高い。
80%
71%
70%
全体
61%
60%
50%
40%
43%
38%
31%
26%
30%
19%
20%
[比率の差]
全体
全体
全体
全体
+5
+3
-3
-5
ポイント
ポイント
ポイント
ポイント
10%
0%
歴史・文化 自然・景観
B級グルメ・
本格グルメ
観光
観光
食べ歩き
上段:n
下段:%
1774
全体
935
男性
性
別
839
女性
893
40代以下
年
代
881
50代以上
旅
行
回
数
980
1~5回
792
6回以上
1157
首都圏+名古屋圏
居
住
地
14%
14%
16%
460
京阪神都市圏
157
広島都市圏+福岡都市圏
667
37.6%
371
39.7%
296
35.3%
282
31.6%
385
43.7%
319
32.6%
348
43.9%
456
39.4%
151
32.8%
60
38.2%
1080
60.9%
582
62.2%
498
59.4%
481
53.9%
599
68.0%
516
52.7%
564
71.2%
715
61.8%
280
60.9%
85
54.1%
336
18.9%
183
19.6%
153
18.2%
176
19.7%
160
18.2%
157
16.0%
179
22.6%
208
18.0%
109
23.7%
19
12.1%
247
13.9%
137
14.7%
110
13.1%
171
19.1%
76
8.6%
122
12.4%
125
15.8%
160
13.8%
63
13.7%
24
15.3%
温泉
1257
70.9%
668
71.4%
589
70.2%
601
67.3%
656
74.5%
605
61.7%
652
82.3%
827
71.5%
331
72.0%
99
63.1%
リラックス・
休養
758
42.7%
357
38.2%
401
47.8%
402
45.0%
356
40.4%
345
35.2%
413
52.1%
539
46.6%
162
35.2%
57
36.3%
世界遺産巡
都市観光
り
248
14.0%
124
13.3%
124
14.8%
115
12.9%
133
15.1%
89
9.1%
159
20.1%
174
15.0%
50
10.9%
24
15.3%
289
16.3%
152
16.3%
137
16.3%
183
20.5%
106
12.0%
116
11.8%
173
21.8%
172
14.9%
64
13.9%
53
33.8%
町並み観光 リゾート観光
558
31.5%
273
29.2%
285
34.0%
252
28.2%
306
34.7%
239
24.4%
319
40.3%
366
31.6%
147
32.0%
45
28.7%
459
25.9%
228
24.4%
231
27.5%
257
28.8%
202
22.9%
199
20.3%
260
32.8%
278
24.0%
141
30.7%
40
25.5%
40%
全体
30%
20%
[比率の差]
全体
全体
全体
全体
+5
+3
-3
-5
ポイント
ポイント
ポイント
ポイント
935
男性
性
別
839
女性
893
40代以下
年
代
881
50代以上
980
1~5回
792
6回以上
1157
首都圏+名古屋圏
460
京阪神都市圏
157
広島都市圏+福岡都市圏
11%
11%
11%
8%
4%
美術館・博
物館
上段:n
下段:%
1774
居
住
地
9%
3%
1%
1%
0%
全体
旅
行
回
数
13%
10%
238
13.4%
118
12.6%
120
14.3%
81
9.1%
157
17.8%
92
9.4%
146
18.4%
154
13.3%
59
12.8%
25
15.9%
祭り・伝統
登山・トレッ
行事・イベン ショッピング キングなど スポーツ
ト
アウトドア
161
9.1%
78
8.3%
83
9.9%
75
8.4%
86
9.8%
53
5.4%
108
13.6%
107
9.2%
38
8.3%
16
10.2%
204
11.5%
101
10.8%
103
12.3%
130
14.6%
74
8.4%
93
9.5%
111
14.0%
141
12.2%
40
8.7%
23
14.6%
188
10.6%
87
9.3%
101
12.0%
89
10.0%
99
11.2%
62
6.3%
126
15.9%
126
10.9%
51
11.1%
11
7.0%
62
193
10.9%
110
11.8%
83
9.9%
117
13.1%
76
8.6%
90
9.2%
103
13.0%
134
11.6%
45
9.8%
14
8.9%
映画・ドラマ
スピリチュア
のロケ地や 農山漁村体 地域の工芸
ル・パワー
その他
小説・アニメ 験
体験
スポット巡り
の舞台巡り
64
50
11
18
136
3.6%
2.8%
0.6%
1.0%
7.7%
22
26
8
7
70
2.4%
2.8%
0.9%
0.7%
7.5%
42
24
3
11
66
5.0%
2.9%
0.4%
1.3%
7.9%
43
24
8
14
72
4.8%
2.7%
0.9%
1.6%
8.1%
21
26
3
4
64
2.4%
3.0%
0.3%
0.5%
7.3%
20
22
2
6
60
2.0%
2.2%
0.2%
0.6%
6.1%
44
28
9
12
76
5.6%
3.5%
1.1%
1.5%
9.6%
48
28
6
12
91
4.1%
2.4%
0.5%
1.0%
7.9%
5
18
2
5
32
1.1%
3.9%
0.4%
1.1%
7.0%
11
4
3
1
13
7.0%
2.5%
1.9%
0.6%
8.3%
Q4.最近2年間に行かれた国内宿泊旅行の同行者を全てお答え下さい。
(複数回答)N:1,774
・全体では、「家族親族」が最も高く 61%、次いで「夫婦」が 50%、
「友人知人」が 36%と続く。
・性別で比較すると、女性は「夫婦」が高く、男性は「友人知人」が高い。
・居住地別に比較すると、広島都市圏+福岡都市圏では、
「なし/一人で」が高い。
70%
61%
60%
全体
50%
50%
36%
40%
30%
[比率の差]
全体
全体
全体
全体
20%
+5
+3
-3
-5
ポイント
ポイント
ポイント
ポイント
4%
1%
0%
1774
総計
935
男性
性
別
839
女性
893
40代以下
年
代
881
50代以上
980
1~5回
792
6回以上
1157
首都圏+名古屋圏
居
住
地
11%
7%
10%
上段:n
下段:%
旅
行
回
数
19%
460
京阪神都市圏
157
広島都市圏+福岡都市圏
①なし/一
人で
②夫婦
335
18.9%
148
15.8%
187
22.3%
170
19.0%
165
18.7%
132
13.5%
203
25.6%
223
19.3%
69
15.0%
43
27.4%
③家族・親族 ④彼氏・彼女 ⑤友人・知人
884
49.8%
325
34.8%
559
66.6%
311
34.8%
573
65.0%
434
44.3%
450
56.8%
577
49.9%
233
50.7%
74
47.1%
1086
61.2%
559
59.8%
527
62.8%
562
62.9%
524
59.5%
564
57.6%
522
65.9%
708
61.2%
278
60.4%
100
63.7%
129
7.3%
85
9.1%
44
5.2%
117
13.1%
12
1.4%
57
5.8%
72
9.1%
91
7.9%
30
6.5%
8
5.1%
⑥趣味など
のグループ
639
36.0%
404
43.2%
235
28.0%
324
36.3%
315
35.8%
262
26.7%
377
47.6%
438
37.9%
155
33.7%
46
29.3%
⑦職場・団体
⑧その他
旅行
69
3.9%
34
3.6%
35
4.2%
22
2.5%
47
5.3%
18
1.8%
51
6.4%
48
4.1%
17
3.7%
4
2.5%
195
11.0%
72
7.7%
123
14.7%
116
13.0%
79
9.0%
77
7.9%
118
14.9%
114
9.9%
61
13.3%
20
12.7%
10
0.6%
4
0.4%
6
0.7%
4
0.4%
6
0.7%
5
0.5%
5
0.6%
6
0.5%
4
0.9%
0
0.0%
Q5.最近2年間に行かれた国内宿泊旅行の際に行った手配方法を全てお答え下さい。
(複数回答)N:1,774
・全体では、「旅行会社パッケージ利
用」が 63%、
「きっぷや宿泊施設を
個人で手配」が 58%、
「自分でプラ
ンを考え旅行会社で手配」が 48%
となっている。
[比率の差]
全体
全体
全体
全体
+5
+3
-3
-5
ポイント
ポイント
ポイント
ポイント
70%
60%
50%
40%
30%
20%
10%
0%
63%
58%
全体
48%
2%
②自分でプ ③きっぷや
①旅行会社
ランを考え旅 宿泊施設な
のパッケージ
行会社で手 ど個人で手
ツアーを利用
配
配
上段:n
下段:%
④その他
・性別で比較すると、女性は「パッケ
1774
全体
ージツアーを利用」が高い。
935
男性
性
別
839
女性
893
40代以下
年
代
881
50代以上
旅
行
回
数
980
1~5回
792
6回以上
1157
首都圏+名古屋圏
居
住
地
460
京阪神都市圏
157
広島都市圏+福岡都市圏
63
1122
63.2%
553
59.1%
569
67.8%
549
61.5%
573
65.0%
568
58.0%
554
69.9%
720
62.2%
302
65.7%
100
63.7%
851
48.0%
458
49.0%
393
46.8%
401
44.9%
450
51.1%
385
39.3%
466
58.8%
562
48.6%
216
47.0%
73
46.5%
1027
57.9%
538
57.5%
489
58.3%
522
58.5%
505
57.3%
497
50.7%
530
66.9%
677
58.5%
259
56.3%
91
58.0%
34
1.9%
13
1.4%
21
2.5%
18
2.0%
16
1.8%
18
1.8%
16
2.0%
20
1.7%
12
2.6%
2
1.3%
Q6.最近の国内旅行で、①旅行のキッカケとなった情報源、②旅行先を決める際に利用した情報源
③旅行先を決めた後、旅行先の詳細な情報を集めるために利用した情報源をお答え下さい。
N:1,774
テレビ番組
新聞記事・広告
・「きっかけとなった情
報源」として 34%の
人が回答。
・比較的女性の割合が
高い。
40%
35%
30%
25%
20%
15%
10%
5%
0%
34%
14%
935
839
女性
893
40代以下
881
50代以上
980
1~5回
792
6回以上
1157
首都圏+名古屋圏
460
京阪神都市圏
広島都市圏+
福岡都市圏
人が回答。
10%
11%
8%
4%
0%
①キッカケと
なった情報源
男性
居
住
地
17%
合が高い。
1774
旅
行
回
数
15%
5%
全体
年
代
20%
報源」として 17%の
・比較的 50 代以上の割
上段:n
下段:%
性
別
・「きっかけとなった情
157
604
34.0%
279
29.8%
325
38.7%
299
33.5%
305
34.6%
267
27.2%
337
42.6%
401
34.7%
153
33.3%
50
31.8%
②旅行先を決
める際の情報
源
249
14.0%
131
14.0%
118
14.1%
113
12.7%
136
15.4%
110
11.2%
139
17.6%
163
14.1%
57
12.4%
29
18.5%
③旅行先の情
報を収集した情
報
190
10.7%
102
10.9%
88
10.5%
92
10.3%
98
11.1%
80
8.2%
110
13.9%
135
11.7%
37
8.0%
18
11.5%
上段:n
下段:%
①キッカケと
なった情報源
1774
全体
935
男性
性
別
839
女性
893
40代以下
年
代
881
50代以上
旅
行
回
数
980
1~5回
792
6回以上
1157
首都圏+名古屋圏
居
住
地
460
京阪神都市圏
広島都市圏+
福岡都市圏
旅行雑誌
157
300
16.9%
157
16.8%
143
17.0%
90
10.1%
210
23.8%
132
13.5%
168
21.2%
206
17.8%
77
16.7%
17
10.8%
②旅行先を決
める際の情報
源
③旅行先の情
報を収集した情
報
137
7.7%
73
7.8%
64
7.6%
35
3.9%
102
11.6%
64
6.5%
73
9.2%
88
7.6%
39
8.5%
10
6.4%
78
4.4%
45
4.8%
33
3.9%
26
2.9%
52
5.9%
39
4.0%
39
4.9%
49
4.2%
19
4.1%
10
6.4%
一般雑誌
25%
・「旅行先の情報を収集
20%
22%
19%
17%
・「きっかけとなった情
した情報源」として
15%
報源」として 8%の人
22%の人が回答。
10%
が回答。
10%
8%
6%
5%
5%
5%
0%
上段:n
下段:%
1774
全体
935
男性
性
別
839
女性
893
40代以下
年
代
881
50代以上
旅
行
回
数
980
1~5回
792
6回以上
1157
首都圏+名古屋圏
居
住
地
460
京阪神都市圏
広島都市圏+
福岡都市圏
0%
①キッカケと
なった情報源
157
338
19.1%
182
19.5%
156
18.6%
161
18.0%
177
20.1%
152
15.5%
186
23.5%
245
21.2%
71
15.4%
22
14.0%
②旅行先を決
める際の情報
源
305
17.2%
168
18.0%
137
16.3%
159
17.8%
146
16.6%
145
14.8%
160
20.2%
214
18.5%
62
13.5%
29
18.5%
③旅行先の情
報を収集した情
報
上段:n
下段:%
394
22.2%
205
21.9%
189
22.5%
201
22.5%
193
21.9%
194
19.8%
200
25.3%
266
23.0%
93
20.2%
35
22.3%
①キッカケと
なった情報源
1774
全体
935
男性
性
別
839
女性
893
40代以下
年
代
881
50代以上
旅
行
回
数
980
1~5回
792
6回以上
1157
首都圏+名古屋圏
居
住
地
460
京阪神都市圏
広島都市圏+
福岡都市圏
64
157
146
8.2%
72
7.7%
74
8.8%
82
9.2%
64
7.3%
58
5.9%
88
11.1%
101
8.7%
37
8.0%
8
5.1%
②旅行先を決
める際の情報
源
88
5.0%
43
4.6%
45
5.4%
61
6.8%
27
3.1%
43
4.4%
45
5.7%
56
4.8%
24
5.2%
8
5.1%
③旅行先の情
報を収集した情
報
105
5.9%
39
4.2%
66
7.9%
62
6.9%
43
4.9%
43
4.4%
62
7.8%
68
5.9%
29
6.3%
8
5.1%
旅行ガイドブック
・「旅行先の情報を収集
した情報源」として
41%の人が回答。
旅行会社のパンフレット
45%
40%
35%
30%
25%
20%
15%
10%
5%
0%
上段:n
下段:%
1774
935
男性
839
女性
893
40代以下
年
代
881
50代以上
旅
行
回
数
980
1~5回
792
6回以上
1157
首都圏+名古屋圏
居
住
地
460
京阪神都市圏
広島都市圏+
福岡都市圏
・「旅行先を決める際の
157
情報源」として 45%
22%
の人が回答。
14%
①キッカケと
なった情報源
全体
性
別
41%
②旅行先を決
める際の情報
源
256
14.4%
148
15.8%
108
12.9%
133
14.9%
123
14.0%
112
11.4%
144
18.2%
176
15.2%
60
13.0%
20
12.7%
390
22.0%
209
22.4%
181
21.6%
221
24.7%
169
19.2%
185
18.9%
205
25.9%
256
22.1%
104
22.6%
30
19.1%
③旅行先の情
報を収集した情
報
上段:n
下段:%
735
41.4%
370
39.6%
365
43.5%
409
45.8%
326
37.0%
359
36.6%
376
47.5%
499
43.1%
178
38.7%
58
36.9%
1774
935
男性
性
別
893
40代以下
881
50代以上
旅
行
回
数
980
1~5回
792
6回以上
1157
首都圏+名古屋圏
居
住
地
460
京阪神都市圏
広島都市圏+
福岡都市圏
157
・「旅行先を決める際の
697
39.3%
376
40.2%
321
38.3%
332
37.2%
365
41.4%
356
36.3%
341
43.1%
450
38.9%
190
41.3%
57
36.3%
②旅行先を決
める際の情報
源
807
45.5%
421
45.0%
386
46.0%
399
44.7%
408
46.3%
411
41.9%
396
50.0%
522
45.1%
218
47.4%
67
42.7%
③旅行先の情
報を収集した情
報
515
29.0%
278
29.7%
237
28.2%
239
26.8%
276
31.3%
259
26.4%
256
32.3%
339
29.3%
130
28.3%
46
29.3%
15%
12%
11%
10%
情報源」として 12%
9%
10%
9%
10%
29%
旅行会社の店頭
15%
報源」として 11%の
839
女性
年
代
45%
39%
①キッカケと
なった情報源
全体
旅行会社・カード会社からのDM
・「きっかけとなった情
50%
45%
40%
35%
30%
25%
20%
15%
10%
5%
0%
人が回答。
の人が回答。
・比較的 50 代以上の人
4%
5%
5%
の割合が高い。
0%
0%
上段:n
下段:%
①キッカケと
なった情報源
1774
全体
935
男性
性
別
839
女性
893
40代以下
年
代
881
50代以上
旅
行
回
数
980
1~5回
792
6回以上
1157
首都圏+名古屋圏
居
住
地
460
京阪神都市圏
広島都市圏+
福岡都市圏
157
200
11.3%
106
11.3%
94
11.2%
62
6.9%
138
15.7%
85
8.7%
115
14.5%
128
11.1%
67
14.6%
5
3.2%
②旅行先を決
める際の情報
源
157
8.9%
85
9.1%
72
8.6%
52
5.8%
105
11.9%
80
8.2%
77
9.7%
79
6.8%
71
15.4%
7
4.5%
③旅行先の情
報を収集した情
報
上段:n
下段:%
①キッカケと
なった情報源
1774
74
4.2%
47
5.0%
27
3.2%
21
2.4%
53
6.0%
34
3.5%
40
5.1%
40
3.5%
32
7.0%
2
1.3%
全体
935
男性
性
別
839
女性
893
40代以下
年
代
881
50代以上
旅
行
回
数
980
1~5回
792
6回以上
1157
首都圏+名古屋圏
居
住
地
460
京阪神都市圏
広島都市圏+
福岡都市圏
65
157
183
10.3%
100
10.7%
83
9.9%
84
9.4%
99
11.2%
74
7.6%
109
13.8%
122
10.5%
47
10.2%
14
8.9%
②旅行先を決
める際の情報
源
210
11.8%
109
11.7%
101
12.0%
105
11.8%
105
11.9%
111
11.3%
99
12.5%
144
12.4%
45
9.8%
21
13.4%
③旅行先の情
報を収集した情
報
163
9.2%
97
10.4%
66
7.9%
74
8.3%
89
10.1%
77
7.9%
86
10.9%
112
9.7%
36
7.8%
15
9.6%
旅行情報サイト
旅行会社のホームページ
20%
30%
・「旅行先の情報を収集
した情報源」として
13%
15%
25%
情報源」として 24%
20%
の人が回答。
15%
11%
14%の人が回答。
24%
・「旅行先を決める際の
14%
10%
20%
18%
10%
5%
5%
0%
0%
上段:n
下段:%
①キッカケと
なった情報源
1774
全体
935
男性
性
別
839
女性
893
40代以下
年
代
881
50代以上
980
旅
行
回
数
1~5回
792
6回以上
1157
首都圏+名古屋圏
居
住
地
460
京阪神都市圏
広島都市圏+
福岡都市圏
157
187
10.5%
116
12.4%
71
8.5%
96
10.8%
91
10.3%
85
8.7%
102
12.9%
126
10.9%
47
10.2%
14
8.9%
②旅行先を決
める際の情報
源
233
13.1%
134
14.3%
99
11.8%
109
12.2%
124
14.1%
109
11.1%
124
15.7%
161
13.9%
52
11.3%
20
12.7%
③旅行先の情
報を収集した情
報
上段:n
下段:%
256
14.4%
132
14.1%
124
14.8%
134
15.0%
122
13.8%
131
13.4%
125
15.8%
179
15.5%
55
12.0%
22
14.0%
1774
した情報源」として
41%の人が回答。
・比較的、京阪神都市
圏の人の割合が高
い。
45%
40%
35%
30%
25%
20%
15%
10%
5%
0%
上段:n
下段:%
935
男性
性
別
1774
935
男性
性
別
839
女性
893
40代以下
年
代
881
50代以上
旅
行
回
数
980
1~5回
792
6回以上
1157
首都圏+名古屋圏
居
住
地
460
京阪神都市圏
広島都市圏+
福岡都市圏
157
839
女性
893
40代以下
年
代
881
50代以上
旅
行
回
数
980
1~5回
792
6回以上
1157
首都圏+名古屋圏
居
住
地
460
京阪神都市圏
広島都市圏+
福岡都市圏
157
②旅行先を決
める際の情報
源
426
24.0%
217
23.2%
209
24.9%
194
21.7%
232
26.3%
207
21.1%
219
27.7%
286
24.7%
107
23.3%
33
21.0%
③旅行先の情
報を収集した情
報
317
17.9%
159
17.0%
158
18.8%
141
15.8%
176
20.0%
163
16.6%
154
19.4%
225
19.4%
67
14.6%
25
15.9%
宿泊施設のホームページ
41%
・「旅行先の情報を収集
した情報源」として
23%
34%の人が回答。
14%
①キッカケと
なった情報源
全体
362
20.4%
196
21.0%
166
19.8%
164
18.4%
198
22.5%
179
18.3%
183
23.1%
239
20.7%
92
20.0%
31
19.7%
全体
観光地のホームページ
・「旅行先の情報を収集
①キッカケと
なった情報源
246
13.9%
142
15.2%
104
12.4%
114
12.8%
132
15.0%
103
10.5%
143
18.1%
167
14.4%
58
12.6%
21
13.4%
②旅行先を決
める際の情報
源
400
22.5%
217
23.2%
183
21.8%
188
21.1%
212
24.1%
197
20.1%
203
25.6%
246
21.3%
119
25.9%
35
22.3%
③旅行先の情
報を収集した情
報
40%
35%
30%
25%
20%
15%
10%
5%
0%
上段:n
下段:%
735
41.4%
379
40.5%
356
42.4%
360
40.3%
375
42.6%
347
35.4%
388
49.0%
477
41.2%
198
43.0%
60
38.2%
1774
935
男性
839
女性
893
40代以下
年
代
881
50代以上
旅
行
回
数
980
1~5回
792
6回以上
1157
首都圏+名古屋圏
居
住
地
460
京阪神都市圏
広島都市圏+
福岡都市圏
66
15%
①キッカケと
なった情報源
全体
性
別
34%
28%
157
263
14.8%
160
17.1%
103
12.3%
119
13.3%
144
16.3%
123
12.6%
140
17.7%
172
14.9%
68
14.8%
23
14.6%
②旅行先を決
める際の情報
源
496
28.0%
264
28.2%
232
27.7%
250
28.0%
246
27.9%
217
22.1%
279
35.2%
330
28.5%
122
26.5%
44
28.0%
③旅行先の情
報を収集した情
報
595
33.5%
308
32.9%
287
34.2%
314
35.2%
281
31.9%
280
28.6%
315
39.8%
395
34.1%
153
33.3%
47
29.9%
交通機関のホームページ
交通機関のホームページ
15%
・「旅行先の情報を収集
・「旅行先の情報を収集
15%
11%
した情報源」として
した情報源」として
10%
7%
11%の人が回答。
9%
10%
9%の人が回答。
6%
・比較的、広島+福岡
5%
5%
5%
5%
都市圏の人の割合
0%
が高い。
上段:n
下段:%
0%
①キッカケと
なった情報源
1774
98
5.5%
64
6.8%
34
4.1%
49
5.5%
49
5.6%
42
4.3%
56
7.1%
66
5.7%
23
5.0%
9
5.7%
全体
935
男性
性
別
839
女性
893
40代以下
年
代
881
50代以上
旅
行
回
数
980
1~5回
792
6回以上
1157
首都圏+名古屋圏
居
住
地
460
京阪神都市圏
広島都市圏+
福岡都市圏
157
②旅行先を決
める際の情報
源
③旅行先の情
報を収集した情
報
128
7.2%
79
8.4%
49
5.8%
64
7.2%
64
7.3%
59
6.0%
69
8.7%
85
7.3%
27
5.9%
16
10.2%
上段:n
下段:%
1774
197
11.1%
96
10.3%
101
12.0%
110
12.3%
87
9.9%
92
9.4%
105
13.3%
136
11.8%
45
9.8%
16
10.2%
935
男性
性
別
893
40代以下
14%の人が回答。
旅
行
回
数
980
1~5回
792
6回以上
1157
首都圏+名古屋圏
居
住
地
460
京阪神都市圏
広島都市圏+
福岡都市圏
157
92
5.2%
46
4.9%
46
5.5%
57
6.4%
35
4.0%
39
4.0%
53
6.7%
58
5.0%
25
5.4%
9
5.7%
③旅行先の情
報を収集した情
報
154
8.7%
85
9.1%
69
8.2%
91
10.2%
63
7.2%
66
6.7%
88
11.1%
102
8.8%
40
8.7%
12
7.6%
観光地・宿泊施設のパンフレット
・「旅行先の情報を収集
14%
15%
した情報源」として
11%
10%
881
50代以上
14%
15%
した情報源」として
839
女性
年
代
②旅行先を決
める際の情報
源
81
4.6%
45
4.8%
36
4.3%
49
5.5%
32
3.6%
36
3.7%
45
5.7%
54
4.7%
21
4.6%
6
3.8%
全体
口コミ・評価サイト(ブログ・SNSなど)
・「旅行先の情報を収集
①キッカケと
なった情報源
10%
14%の人が回答。
8%
10%
9%
・比較的、40 代以下の
人の割合が高い。
5%
5%
0%
0%
上段:n
下段:%
①キッカケと
なった情報源
1774
全体
935
男性
性
別
839
女性
893
40代以下
年
代
881
50代以上
旅
行
回
数
980
1~5回
792
6回以上
1157
首都圏+名古屋圏
居
住
地
460
京阪神都市圏
広島都市圏+
福岡都市圏
157
134
7.6%
74
7.9%
60
7.2%
72
8.1%
62
7.0%
62
6.3%
72
9.1%
97
8.4%
29
6.3%
8
5.1%
②旅行先を決
める際の情報
源
197
11.1%
82
8.8%
115
13.7%
122
13.7%
75
8.5%
82
8.4%
115
14.5%
136
11.8%
39
8.5%
22
14.0%
③旅行先の情
報を収集した情
報
上段:n
下段:%
①キッカケと
なった情報源
1774
251
14.1%
116
12.4%
135
16.1%
167
18.7%
84
9.5%
120
12.2%
131
16.5%
174
15.0%
52
11.3%
25
15.9%
全体
935
男性
性
別
839
女性
893
40代以下
年
代
881
50代以上
旅
行
回
数
980
1~5回
792
6回以上
1157
首都圏+名古屋圏
居
住
地
460
京阪神都市圏
広島都市圏+
福岡都市圏
67
157
157
8.9%
91
9.7%
66
7.9%
53
5.9%
104
11.8%
66
6.7%
91
11.5%
105
9.1%
39
8.5%
13
8.3%
②旅行先を決
める際の情報
源
180
10.1%
91
9.7%
89
10.6%
68
7.6%
112
12.7%
77
7.9%
103
13.0%
108
9.3%
56
12.2%
16
10.2%
③旅行先の情
報を収集した情
報
240
13.5%
125
13.4%
115
13.7%
122
13.7%
118
13.4%
103
10.5%
137
17.3%
160
13.8%
63
13.7%
17
10.8%
フリーペーパー・フリーマガジン
友人・知人など口コミ
・「旅行先の情報を収集
・「キッカケとなった情報
10%
20%
した情報源」として
源」として 17%の人
3%の人が回答。
が回答。
5%
15%
・比較的女性の割合が
3%
2%
17%
12%
9%
10%
高い。又広島+福岡
2%
5%
都市圏の人の割合
0%
上段:n
下段:%
1774
935
男性
839
女性
893
40代以下
年
代
881
50代以上
旅
行
回
数
980
1~5回
792
6回以上
1157
首都圏+名古屋圏
居
住
地
460
京阪神都市圏
広島都市圏+
福岡都市圏
②旅行先を決
める際の情報
源
43
2.4%
20
2.1%
23
2.7%
19
2.1%
24
2.7%
19
1.9%
24
3.0%
27
2.3%
8
1.7%
8
5.1%
全体
性
別
157
③旅行先の情
報を収集した情
報
27
1.5%
13
1.4%
14
1.7%
14
1.6%
13
1.5%
11
1.1%
16
2.0%
17
1.5%
9
2.0%
1
0.6%
上段:n
下段:%
①キッカケと
なった情報源
1774
60
3.4%
29
3.1%
31
3.7%
37
4.1%
23
2.6%
24
2.4%
36
4.5%
34
2.9%
17
3.7%
9
5.7%
全体
935
男性
性
別
839
女性
893
40代以下
年
代
881
50代以上
旅
行
回
数
980
1~5回
792
6回以上
1157
首都圏+名古屋圏
居
住
地
460
京阪神都市圏
広島都市圏+
福岡都市圏
都道府県の情報館・アンテナショップ
・「旅行先の情報を収集
0%
が高い。
①キッカケと
なった情報源
157
303
17.1%
125
13.4%
178
21.2%
175
19.6%
128
14.5%
155
15.8%
148
18.7%
192
16.6%
80
17.4%
31
19.7%
10%
・「キッカケとなった情報
10%
4%
5%
3%
3%
2%
2%
①キッカケと
なった情報源
1774
全体
935
男性
839
女性
893
40代以下
881
50代以上
980
1~5回
792
6回以上
1157
首都圏+名古屋圏
460
京阪神都市圏
広島都市圏+
福岡都市圏
157
2%
0%
0%
上段:n
下段:%
居
住
地
168
9.5%
68
7.3%
100
11.9%
105
11.8%
63
7.2%
86
8.8%
82
10.4%
101
8.7%
47
10.2%
20
12.7%
回答。
5%
旅
行
回
数
208
11.7%
76
8.1%
132
15.7%
124
13.9%
84
9.5%
112
11.4%
96
12.1%
125
10.8%
58
12.6%
25
15.9%
源」として 3%の人が
4%の人が回答。
年
代
③旅行先の情
報を収集した情
報
旅行博・旅行イベント
した情報源」として
性
別
②旅行先を決
める際の情報
源
62
3.5%
33
3.5%
29
3.5%
23
2.6%
39
4.4%
29
3.0%
33
4.2%
50
4.3%
10
2.2%
2
1.3%
②旅行先を決
める際の情報
源
39
2.2%
21
2.2%
18
2.1%
13
1.5%
26
3.0%
13
1.3%
26
3.3%
33
2.9%
4
0.9%
2
1.3%
③旅行先の情
報を収集した情
報
上段:n
下段:%
79
4.5%
38
4.1%
41
4.9%
36
4.0%
43
4.9%
29
3.0%
50
6.3%
60
5.2%
16
3.5%
3
1.9%
①キッカケと
なった情報源
1774
全体
935
男性
性
別
839
女性
893
40代以下
年
代
881
50代以上
旅
行
回
数
980
1~5回
792
6回以上
1157
首都圏+名古屋圏
居
住
地
460
京阪神都市圏
広島都市圏+
福岡都市圏
68
157
62
3.5%
30
3.2%
32
3.8%
32
3.6%
30
3.4%
26
2.7%
36
4.5%
43
3.7%
14
3.0%
5
3.2%
②旅行先を決
める際の情報
源
44
2.5%
25
2.7%
19
2.3%
25
2.8%
19
2.2%
21
2.1%
23
2.9%
31
2.7%
7
1.5%
6
3.8%
③旅行先の情
報を収集した情
報
36
2.0%
22
2.4%
14
1.7%
25
2.8%
11
1.2%
13
1.3%
23
2.9%
26
2.2%
8
1.7%
2
1.3%
Q7.あなたは、今までに「朝来市」を旅行されたことはありますか。旅行されたことのある方は回数
をお答え下さい。N:1,772
・全体では、「5 年以上前に旅行した」が 4.4%、「最近 5 年間に旅行した」が 5.6%、
「旅行したことがない」が
90%となっている。
・京阪神都市圏では、
「5 年以上前に旅行した」が 10.6%、
「最近 5 年間に旅行した」が 17.6%であり、合わせる
と 3 割の人が朝来市への旅行経験があるといった結果であった。
・旅行経験のある人の朝来市への平均旅行回数は、2.1 回。56%が「1 回」と回答している。
朝来市への旅行経験
[比率の差]
全体
全体
全体
全体
+5
+3
-3
-5
ポイント
ポイント
ポイント
ポイント
上段:n
下段:%
5年以上前に旅行した
1772
78
4.4%
49
5.2%
29
3.5%
28
3.1%
50
5.7%
43
4.4%
35
4.4%
28
2.4%
49
10.6%
1
0.6%
全体
935
男性
性
別
837
女性
901
40代以下
年
代
871
50代以上
980
旅
行
回
数
1~5回
792
6回以上
1155
首都圏+名古屋圏
居
住
地
461
京阪神都市圏
広島都市圏+
福岡都市圏
最近5年以内に
旅行した
156
旅行したことはない
99
5.6%
63
6.7%
36
4.3%
36
4.0%
63
7.2%
42
4.3%
57
7.2%
15
1.3%
81
17.6%
3
1.9%
1595
90.0%
823
88.0%
772
92.2%
837
92.9%
758
87.0%
895
91.3%
700
88.4%
1112
96.3%
331
71.8%
152
97.4%
朝来市への旅行回数
[比率の差]
全体
全体
全体
全体
+5
+3
-3
-5
ポイント
ポイント
ポイント
ポイント
上段:n
下段:%
1回
176
全体
112
男性
性
別
64
女性
64
40代以下
年
代
112
50代以上
84
旅
行
回
数
1~5回
92
6回以上
42
首都圏+名古屋圏
居
住
地
130
京阪神都市圏
広島都市圏+
福岡都市圏
4
99
56.3%
65
58.0%
34
53.1%
39
60.9%
60
53.6%
48
57.1%
51
55.4%
33
78.6%
64
49.2%
2
50.0%
2-3回
59
33.5%
38
33.9%
21
32.8%
18
28.1%
41
36.6%
27
32.1%
32
34.8%
6
14.3%
51
39.2%
2
50.0%
N:176
69
4-5回
12
6.8%
7
6.3%
5
7.8%
4
6.3%
8
7.1%
6
7.1%
6
6.5%
3
7.1%
9
6.9%
0
0.0%
6回以上
6
3.4%
2
1.8%
4
6.3%
3
4.7%
3
2.7%
3
3.6%
3
3.3%
0
0.0%
6
4.6%
0
0.0%
平均
2.1
1.8
2.6
2.2
2.1
2.1
2.1
1.4
2.4
1.5
Q8
あなたが朝来市で訪れたことのあるスポットを全てお答え下さい。N:177
(朝来市への旅行経験のある人における各観光スポット訪問割合)
・全体では、
「生野銀山」が 57%、
「竹田城跡」が 54%となっており、朝来市への旅行経験のある人のうち半数以
上がこれらの観光スポットを訪れている。
・性別で比較すると、女性は「黒川温泉」
「糸井渓谷」
「よふど温泉」の割合が高い。
・年代別に比較すると、40 代以下の人は「黒川温泉」
「黒川渓谷」の割合が高く、50 代以上の人は「銀山湖」の
割合が高い。但し、「黒川温泉」は九州の黒川温泉と誤認の可能性が高い。
[比率の差]
全体
全体
全体
全体
+5
+3
-3
-5
ポイント
ポイント
ポイント
ポイント
全体
1774
177
935
112
839
65
893
64
881
113
980
85
792
92
1157
43
460
130
157
4
男性
女性
40代以下
年
代
50代以上
旅
行
回
数
1~5回
6回以上
首都圏+名古屋圏
居
住
地
京阪神都市圏
広島都市圏+
福岡都市圏
[比率の差]
全体
全体
全体
全体
60%
50%
40%
30%
20%
10%
0%
+5
+3
-3
-5
ポイント
ポイント
ポイント
ポイント
朝来市
訪問者数
1774
177
935
112
839
65
893
64
881
113
980
85
792
92
1157
43
460
130
157
4
女性
40代以下
50代以上
旅
行
回
数
1~5回
6回以上
首都圏+名古屋圏
居
住
地
京阪神都市圏
広島都市圏+
福岡都市圏
11
0.6%
6.2%
8
0.9%
7.1%
3
0.4%
4.6%
4
0.4%
6.3%
7
0.8%
6.2%
6
0.6%
7.1%
5
0.6%
5.4%
3
0.3%
7.0%
8
1.7%
6.2%
0
0.0%
0.0%
生野銀山
101
5.7%
57.1%
66
7.1%
58.9%
35
4.2%
53.8%
37
4.1%
57.8%
64
7.3%
56.6%
48
4.9%
56.5%
53
6.7%
57.6%
17
1.5%
39.5%
81
17.6%
62.3%
3
1.9%
75.0%
15
0.8%
8.5%
13
1.4%
11.6%
2
0.2%
3.1%
5
0.6%
7.8%
10
1.1%
8.8%
9
0.9%
10.6%
6
0.8%
6.5%
3
0.3%
7.0%
11
2.4%
8.5%
1
0.6%
25.0%
5%
2
0.1%
1.1%
2
0.2%
1.8%
0
0.0%
0.0%
0
0.0%
0.0%
2
0.2%
1.8%
2
0.2%
2.4%
0
0.0%
0.0%
0
0.0%
0.0%
2
0.4%
1.5%
0
0.0%
0.0%
4
0.2%
2.3%
3
0.3%
2.7%
1
0.1%
1.5%
2
0.2%
3.1%
2
0.2%
1.8%
2
0.2%
2.4%
2
0.3%
2.2%
2
0.2%
4.7%
2
0.4%
1.5%
0
0.0%
0.0%
7
0.4%
4.0%
3
0.3%
2.7%
4
0.5%
6.2%
5
0.6%
7.8%
2
0.2%
1.8%
4
0.4%
4.7%
3
0.4%
3.3%
2
0.2%
4.7%
5
1.1%
3.8%
0
0.0%
0.0%
12
0.7%
6.8%
6
0.6%
5.4%
6
0.7%
9.2%
3
0.3%
4.7%
9
1.0%
8.0%
4
0.4%
4.7%
8
1.0%
8.7%
0
0.0%
0.0%
12
2.6%
9.2%
0
0.0%
0.0%
15
0.8%
8.5%
8
0.9%
7.1%
7
0.8%
10.8%
3
0.3%
4.7%
12
1.4%
10.6%
10
1.0%
11.8%
5
0.6%
5.4%
3
0.3%
7.0%
12
2.6%
9.2%
0
0.0%
0.0%
8
0.5%
4.5%
5
0.5%
4.5%
3
0.4%
4.6%
3
0.3%
4.7%
5
0.6%
4.4%
4
0.4%
4.7%
4
0.5%
4.3%
2
0.2%
4.7%
6
1.3%
4.6%
0
0.0%
0.0%
23%
7%
2%
男性
年
代
96
5.4%
54.2%
61
6.5%
54.5%
35
4.2%
53.8%
32
3.6%
50.0%
64
7.3%
56.6%
44
4.5%
51.8%
52
6.6%
56.5%
24
2.1%
55.8%
70
15.2%
53.8%
2
1.3%
50.0%
8%
口銀谷地区
(生野まちづ 神子畑選鉱 さのう高原 フォレストア
あさご芸術の
あさご芸術の
くり工房井筒 場跡(ムーセ (スカイビラさ ドベンチャー 大町藤公園
森(多々良木
森美術館
屋・旧生野鉱
旧居)
のう)
朝来
みのり館)
山職員宿舎)
21%
全体
性
別
山城の郷
7%
全体
上段:n
中段:総回答者数における%
下段:朝来市訪問者数における%
総回答者
数
竹田城跡
(立雲峡)
4%
2%
1%
朝来市
訪問者数
全体
性
別
8%
6%
上段:n
中段:総回答者数における%
下段:朝来市訪問者数における%
総回答者
数
57%
54%
60%
50%
40%
30%
20%
10%
0%
3%
茶すり山古
墳(朝来市埋
黒川温泉・美
蔵文化財セ
よふど温泉
人の湯
ンター古代あ
さご館)
4
0.2%
2.3%
4
0.4%
3.6%
0
0.0%
0.0%
1
0.1%
1.6%
3
0.3%
2.7%
1
0.1%
1.2%
3
0.4%
3.3%
1
0.1%
2.3%
3
0.7%
2.3%
0
0.0%
0.0%
38
2.1%
21.5%
15
1.6%
13.4%
23
2.7%
35.4%
16
1.8%
25.0%
22
2.5%
19.5%
19
1.9%
22.4%
19
2.4%
20.7%
11
1.0%
25.6%
27
5.9%
20.8%
0
0.0%
0.0%
奥香の湯
13
0.7%
7.3%
6
0.6%
5.4%
7
0.8%
10.8%
6
0.7%
9.4%
7
0.8%
6.2%
6
0.6%
7.1%
7
0.9%
7.6%
0
0.0%
0.0%
13
2.8%
10.0%
0
0.0%
0.0%
70
5
0.3%
2.8%
2
0.2%
1.8%
3
0.4%
4.6%
2
0.2%
3.1%
3
0.3%
2.7%
2
0.2%
2.4%
3
0.4%
3.3%
0
0.0%
0.0%
5
1.1%
3.8%
0
0.0%
0.0%
9%
4%
糸井渓谷(糸
井の大カツ
ラ)
7
0.4%
4.0%
1
0.1%
0.9%
6
0.7%
9.2%
4
0.4%
6.3%
3
0.3%
2.7%
3
0.3%
3.5%
4
0.5%
4.3%
0
0.0%
0.0%
7
1.5%
5.4%
0
0.0%
0.0%
黒川渓谷
(魚ヶ滝)
16
0.9%
9.0%
7
0.7%
6.3%
9
1.1%
13.8%
8
0.9%
12.5%
8
0.9%
7.1%
9
0.9%
10.6%
7
0.9%
7.6%
6
0.5%
14.0%
10
2.2%
7.7%
0
0.0%
0.0%
8%
5%
銀山湖
40
2.3%
22.6%
27
2.9%
24.1%
13
1.5%
20.0%
10
1.1%
15.6%
30
3.4%
26.5%
16
1.6%
18.8%
24
3.0%
26.1%
4
0.3%
9.3%
36
7.8%
27.7%
0
0.0%
0.0%
ヒメハナ公園
8
0.5%
4.5%
4
0.4%
3.6%
4
0.5%
6.2%
4
0.4%
6.3%
4
0.5%
3.5%
4
0.4%
4.7%
4
0.5%
4.3%
0
0.0%
0.0%
8
1.7%
6.2%
0
0.0%
0.0%
その他
14
0.8%
7.9%
9
1.0%
8.0%
5
0.6%
7.7%
5
0.6%
7.8%
9
1.0%
8.0%
9
0.9%
10.6%
5
0.6%
5.4%
4
0.3%
9.3%
9
2.0%
6.9%
1
0.6%
25.0%
総回答件数
416
250
166
150
266
202
214
82
327
7
Q9
次に挙げる「兵庫県 朝来市」の観光スポットの中で、①あなたが知っているスポット、②旅行さ
れたことのあるスポット、③今後行ってみたい/また行きたいスポットについて、各スポット全てにつ
いてお答え下さい。
竹田城跡
①知ってい ②行ったこ ③今後行っ
とがある てみたいor
る
0.6%
また行きた
2.5%
い
4.8%
山城の郷
①知ってい
る
15.1%
・「知っている」15%、「行っ
たことがある」5%。
・京阪神都市圏では「知っ
ている」24%、「行ったこ
とがある」13.4%。
②行ったこと
がある
5.1%
・「知らない」が 92%であ
り、認知度低い。
③今後行っ
てみたいor
また行きた
い
19.8%
④知らない
60.0%
④知らない
92.1%
③今後行っ
①知ってい ②行ったこ
てみたいor
る
とがある
①竹田城跡
③今後行っ
④知らない
①知ってい ②行ったこ
てみたいor
る
とがある
② 山城の郷
また行きたい
総計
男性
性
別
女性
40代以下
年
代
50代以上
旅
1~5回
行
回
数 6回以上
首都圏+名古屋圏
お
住
京阪神都市圏
ま
い
広島都市圏+福岡都市圏
1691
100.0%
885
100.0%
806
100.0%
855
100.0%
836
100.0%
932
100.0%
759
100.0%
1096
100.0%
447
100.0%
148
100.0%
256
15.1%
130
14.7%
126
15.6%
106
12.4%
150
17.9%
129
13.8%
127
16.7%
136
12.4%
108
24.2%
12
8.1%
86
5.1%
50
5.6%
36
4.5%
34
4.0%
52
6.2%
39
4.2%
47
6.2%
24
2.2%
60
13.4%
2
1.4%
334
19.8%
181
20.5%
153
19.0%
132
15.4%
202
24.2%
171
18.3%
163
21.5%
171
15.6%
140
31.3%
23
15.5%
④知らない
また行きたい
1015
60.0%
524
59.2%
491
60.9%
583
68.2%
432
51.7%
593
63.6%
422
55.6%
765
69.8%
139
31.1%
111
75.0%
総計
男性
性
別
女性
40代以下
年
代
50代以上
旅
行
回
数
1~5回
6回以上
首都圏+名古屋圏 集計
お
住
京阪神都市圏 集計
ま
い
広島都市圏+福岡都市圏 集計
生野銀山
1557
100.0%
811
100.0%
746
100.0%
809
100.0%
748
100.0%
868
100.0%
689
100.0%
1034
100.0%
381
100.0%
142
100.0%
39
2.5%
20
2.5%
19
2.5%
15
1.9%
24
3.2%
19
2.2%
20
2.9%
21
2.0%
18
4.7%
10
0.6%
7
0.9%
3
0.4%
4
0.5%
6
0.8%
7
0.8%
3
0.4%
2
0.2%
8
2.1%
0.0%
0.0%
74
4.8%
35
4.3%
39
5.2%
27
3.3%
47
6.3%
39
4.5%
35
5.1%
47
4.5%
14
3.7%
13
9.2%
1434
92.1%
749
92.4%
685
91.8%
763
94.3%
671
89.7%
803
92.5%
631
91.6%
964
93.2%
341
89.5%
129
90.8%
口銀谷地区
①知ってい
る
18.0%
・「知っている」18%、「行った
ことがある」7.3%。
①知ってい
る
2.3%
・「知らない」が 91.6%であ
り、認知度低い。
・京阪神都市圏では「知って
②行ったこ
③今後
とがある
行ってみた
1.5%
いorまた行
きたい
4.6%
②行ったこ
とがある
7.3%
いる」27.6%、「行ったことが
ある」22.8%。
③今後
行ってみた
いorまた行
きたい
13.5%
・「知っている」比較的男性、
50 代以上の人の割合が高
④知らない
61.2%
い。
④知らない
91.6%
③今後行っ
①知ってい ②行ったこ
てみたいor
る
とがある
③ 生野銀山
③今後行っ
①知ってい ②行ったこ
てみたいor
る
とがある
④ 口銀谷地区
④知らない
また行きたい
総計
男性
性
別
女性
40代以下
年
代
50代以上
旅
行
回
数
1~5回
6回以上
首都圏+名古屋圏
お
住
ま
い
京阪神都市圏
広島都市圏+福岡都市圏
1647
100.0%
874
100.0%
773
100.0%
835
100.0%
812
100.0%
908
100.0%
739
100.0%
1067
100.0%
435
100.0%
145
100.0%
296
18.0%
188
21.5%
108
14.0%
121
14.5%
175
21.6%
174
19.2%
122
16.5%
151
14.2%
120
27.6%
25
17.2%
121
7.3%
77
8.8%
44
5.7%
45
5.4%
76
9.4%
57
6.3%
64
8.7%
19
1.8%
99
22.8%
3
2.1%
222
13.5%
127
14.5%
95
12.3%
86
10.3%
136
16.7%
110
12.1%
112
15.2%
123
11.5%
75
17.2%
24
16.6%
④知らない
また行きたい
1008
61.2%
482
55.1%
526
68.0%
583
69.8%
425
52.3%
567
62.4%
441
59.7%
774
72.5%
141
32.4%
93
64.1%
71
総計
男性
性
別
女性
40代以下
年
代
50代以上
旅
行
回
数
1~5回
6回以上
首都圏+名古屋圏
お
住
ま
い
京阪神都市圏
広島都市圏+福岡都市圏
1577
100.0%
822
100.0%
755
100.0%
819
100.0%
758
100.0%
872
100.0%
705
100.0%
1038
100.0%
397
100.0%
142
100.0%
36
2.3%
27
3.3%
9
1.2%
11
1.3%
25
3.3%
15
1.7%
21
3.0%
19
1.8%
17
4.3%
0.0%
23
1.5%
17
2.1%
6
0.8%
9
1.1%
14
1.8%
12
1.4%
11
1.6%
1
0.1%
21
5.3%
1
0.7%
73
4.6%
41
5.0%
32
4.2%
31
3.8%
42
5.5%
39
4.5%
34
4.8%
37
3.6%
27
6.8%
9
6.3%
1445
91.6%
737
89.7%
708
93.8%
768
93.8%
677
89.3%
806
92.4%
639
90.6%
981
94.5%
332
83.6%
132
93.0%
神子畑選鉱場跡
さのう高原
・「知らない」が 95.8%であ
り、認知度低い。
①知ってい ②行ったこと
がある
る
0.2%
1.1%
・「知らない」が 95%であ
り、認知度低い。
③今後行っ
てみたいor
また行きた
い
2.9%
①知ってい ②行ったこ
とがある
る
0.3%
1.3%
④知らない
95.8%
④知らない
95.0%
③今後行っ
③今後行っ
①知ってい ②行ったこ
てみたいor
る
とがある
⑤ 神子畑選鉱場跡
⑥ さのう高原(スカイビラさのう)
④知らない
①知ってい ②行ったこ
てみたいor
る
とがある
また行きたい
総計
男性
性
別
女性
40代以下
年
代
50代以上
旅
行
回
数
1~5回
6回以上
首都圏+名古屋圏
お
住
ま
い
京阪神都市圏
広島都市圏+福岡都市圏
1568
100.0%
820
100.0%
748
100.0%
816
100.0%
752
100.0%
868
100.0%
700
100.0%
1032
100.0%
393
100.0%
143
100.0%
17
1.1%
11
1.3%
6
0.8%
8
1.0%
9
1.2%
8
0.9%
9
1.3%
9
0.9%
6
1.5%
2
1.4%
3
0.2%
2
0.2%
1
0.1%
1
0.1%
2
0.3%
1
0.1%
2
0.3%
46
2.9%
27
3.3%
19
2.5%
18
2.2%
28
3.7%
25
2.9%
21
3.0%
23
2.2%
18
4.6%
5
3.5%
0.0%
3
0.8%
0.0%
③今後行っ
てみたいor
また行きた
い
3.4%
④知らない
また行きたい
1502
95.8%
780
95.1%
722
96.5%
789
96.7%
713
94.8%
834
96.1%
668
95.4%
1000
96.9%
366
93.1%
136
95.1%
1575
総計
825
男性
性
別
750
女性
819
40代以下
年
代
756
50代以上
旅
行
回
数
869
1~5回
706
6回以上
1037
首都圏+名古屋圏
お
住
ま
い
396
京阪神都市圏
142
広島都市圏+福岡都市圏
21
1.3%
14
1.7%
7
0.9%
9
1.1%
12
1.6%
9
1.0%
12
1.7%
9
0.9%
10
2.5%
2
1.4%
4
0.3%
2
0.2%
2
0.3%
3
0.4%
1
0.1%
1
0.1%
3
0.4%
2
0.2%
2
0.5%
53
3.4%
24
2.9%
29
3.9%
27
3.3%
26
3.4%
28
3.2%
25
3.5%
28
2.7%
18
4.5%
7
4.9%
0.0%
1497
95.0%
785
95.2%
712
94.9%
780
95.2%
717
94.8%
831
95.6%
666
94.3%
998
96.2%
366
92.4%
133
93.7%
大町藤公園
・「知らない」が 94%であり、
認知度低い。
①知ってい ②行ったこ
とがある
る
0.3%
1.9%
③今後行っ
てみたいor
また行きた
い
3.7%
①知ってい ②行ったこ
とがある
る
0.7%
1.0%
・「知らない」が 96.3%であ
り、認知度低い。
④知らない
94.0%
④知らない
96.3%
③今後行っ
フォレストアドベンチャー・朝来
①知ってい ②行ったこ
てみたいor
る
とがある
③今後行っ
④知らない
①知ってい ②行ったこ
てみたいor
る
とがある
大町藤公園
また行きたい
総計
男性
性
別
女性
40代以下
年
代
50代以上
旅
行
回
数
1~5回
6回以上
首都圏+名古屋圏
お
住
ま
い
京阪神都市圏
広島都市圏+福岡都市圏
1579
100.0%
823
100.0%
756
100.0%
822
100.0%
757
100.0%
871
100.0%
708
100.0%
1040
100.0%
398
100.0%
141
100.0%
30
1.9%
14
1.7%
16
2.1%
15
1.8%
15
2.0%
12
1.4%
18
2.5%
12
1.2%
18
4.5%
5
0.3%
1
0.1%
4
0.5%
4
0.5%
1
0.1%
4
0.5%
1
0.1%
0.0%
0.0%
0.0%
5
1.3%
③今後行っ
てみたいor
また行きた
い
2.0%
59
3.7%
30
3.6%
29
3.8%
39
4.7%
20
2.6%
39
4.5%
20
2.8%
28
2.7%
24
6.0%
7
5.0%
④知らない
また行きたい
1485
94.0%
778
94.5%
707
93.5%
764
92.9%
721
95.2%
816
93.7%
669
94.5%
1000
96.2%
351
88.2%
134
95.0%
72
総計
男性
性
別
女性
40代以下
年
代
50代以上
旅
行
回
数
1~5回
6回以上
首都圏+名古屋圏
お
住
ま
い
京阪神都市圏
広島都市圏+福岡都市圏
1577
100.0%
822
100.0%
755
100.0%
819
100.0%
758
100.0%
874
100.0%
703
100.0%
1040
100.0%
396
100.0%
141
100.0%
16
1.0%
11
1.3%
5
0.7%
3
0.4%
13
1.7%
10
1.1%
6
0.9%
5
0.5%
11
2.8%
0
0.0%
11
0.7%
6
0.7%
5
0.7%
2
0.2%
9
1.2%
5
0.6%
6
0.9%
0.0%
11
2.8%
0
0.0%
31
2.0%
14
1.7%
17
2.3%
10
1.2%
21
2.8%
17
1.9%
14
2.0%
12
1.2%
14
3.5%
5
3.5%
1519
96.3%
791
96.2%
728
96.4%
804
98.2%
715
94.3%
842
96.3%
677
96.3%
1023
98.4%
360
90.9%
136
96.5%
あさご芸術の森美術館
・「知らない」が 93.3%であ
り、認知度低い。
あさご芸術の森(多々良木みのり館)
①知ってい
る
1.6%
・「知らない」が 94.7%であ
り、認知度低い。
②行ったこ
③今後
とがある
行ってみた
0.7%
いorまた行
きたい
4.4%
①知ってい
る
1.2%
②行ったこ
とがある
0.5%
④知らない
94.7%
④知らない
93.3%
③今後行っ
③今後行っ
⑨ あさご芸術の森美術館
①知ってい ②行ったこ
てみたいor
る
とがある
④知らない
①知ってい ②行ったこ
てみたいor
る
とがある
あさご芸術の森(多々良木みのり館)
男性
性
別
女性
40代以下
年
代
50代以上
旅
行
回
数
1~5回
6回以上
首都圏+名古屋圏
お
住
ま
い
京阪神都市圏
広島都市圏+福岡都市圏
1575
100.0%
823
100.0%
752
100.0%
815
100.0%
760
100.0%
875
100.0%
700
100.0%
1034
100.0%
400
100.0%
141
100.0%
25
1.6%
17
2.1%
8
1.1%
9
1.1%
16
2.1%
11
1.3%
14
2.0%
8
0.8%
17
4.3%
0
0.0%
11
0.7%
5
0.6%
6
0.8%
3
0.4%
8
1.1%
7
0.8%
4
0.6%
2
0.2%
9
2.3%
0
0.0%
70
4.4%
30
3.6%
40
5.3%
25
3.1%
45
5.9%
49
5.6%
21
3.0%
32
3.1%
30
7.5%
8
5.7%
④知らない
また行きたい
また行きたい
総計
③今後行っ
てみたいor
また行きた
い
3.6%
1469
93.3%
771
93.7%
698
92.8%
778
95.5%
691
90.9%
808
92.3%
661
94.4%
992
95.9%
344
86.0%
133
94.3%
1573
総計
824
男性
性
別
749
女性
815
40代以下
年
代
758
50代以上
旅
行
回
数
869
1~5回
704
6回以上
1032
首都圏+名古屋圏
お
住
ま
い
400
京阪神都市圏
19
1.2%
13
1.6%
6
0.8%
3
0.4%
16
2.1%
9
1.0%
10
1.4%
4
0.4%
15
3.8%
8
0.5%
4
0.5%
4
0.5%
5
0.6%
3
0.4%
4
0.5%
4
0.6%
1
0.1%
7
1.8%
0.0%
0.0%
141
広島都市圏+福岡都市圏
茶すり山古墳
56
3.6%
27
3.3%
29
3.9%
20
2.5%
36
4.7%
37
4.3%
19
2.7%
26
2.5%
23
5.8%
7
5.0%
1490
94.7%
780
94.7%
710
94.8%
787
96.6%
703
92.7%
819
94.2%
671
95.3%
1001
97.0%
355
88.8%
134
95.0%
黒川温泉・美人の湯
②行ったこ
①知ってい とがある ③今後行っ
る
0.3% てみたいor
1.4%
また行きた
い
4.3%
・「知らない」が 94%であ
り、認知度低い。
①知って ②行ったこ
いる
とがある
9.8%
2.6%
・「知っている」9.8%、「行った
ことがある」2.6%、「今後行
ってみたい。また行きたい」
③今後
行ってみ
たいorまた
行きたい
22.8%
22.8%となっており、期待度
高い。
④知らな
い
64.8%
④知らない
94.0%
③今後行っ
茶すり山古墳
(朝来市埋蔵文化財センター古代あさご館)
総計
男性
性
別
女性
40代以下
年
代
50代以上
旅
行
回
数
1~5回
6回以上
首都圏+名古屋圏
お
住
ま
い
京阪神都市圏
広島都市圏+福岡都市圏
1572
100.0%
825
100.0%
747
100.0%
814
100.0%
758
100.0%
872
100.0%
700
100.0%
1034
100.0%
396
100.0%
142
100.0%
③今後行っ
①知ってい ②行ったこ
てみたいor ④知らない
る
とがある
また行きたい
22
1.4%
14
1.7%
8
1.1%
7
0.9%
15
2.0%
9
1.0%
13
1.9%
6
0.6%
14
3.5%
2
1.4%
5
0.3%
4
0.5%
1
0.1%
1
0.1%
4
0.5%
1
0.1%
4
0.6%
0.0%
5
1.3%
0.0%
68
4.3%
44
5.3%
24
3.2%
30
3.7%
38
5.0%
42
4.8%
26
3.7%
44
4.3%
18
4.5%
6
4.2%
①知ってい ②行ったこ
てみたいor ④知らない
る
とがある
また行きたい
黒川温泉・美人の湯
1477
94.0%
763
92.5%
714
95.6%
776
95.3%
701
92.5%
820
94.0%
657
93.9%
984
95.2%
359
90.7%
134
94.4%
総計
男性
性
別
女性
40代以下
年
代
50代以上
旅
行
回
数
1~5回
6回以上
首都圏+名古屋圏
お
住
ま
い
京阪神都市圏
広島都市圏+福岡都市圏
73
1644
100.0%
865
100.0%
779
100.0%
846
100.0%
798
100.0%
905
100.0%
739
100.0%
1084
100.0%
412
100.0%
148
100.0%
161
9.8%
71
8.2%
90
11.6%
80
9.5%
81
10.2%
94
10.4%
67
9.1%
112
10.3%
40
9.7%
9
6.1%
43
2.6%
20
2.3%
23
3.0%
19
2.2%
24
3.0%
20
2.2%
23
3.1%
14
1.3%
28
6.8%
1
0.7%
375
22.8%
185
21.4%
190
24.4%
182
21.5%
193
24.2%
226
25.0%
149
20.2%
232
21.4%
108
26.2%
35
23.6%
1065
64.8%
589
68.1%
476
61.1%
565
66.8%
500
62.7%
565
62.4%
500
67.7%
726
67.0%
236
57.3%
103
69.6%
よふど温泉
奥香の湯
①知ってい
る
1.6%
・「知らない」が 84.9%、「今
後行ってみたい。また行
きたい」は 12.6%
②行ったこ ③今後
とがある 行ってみた
1.0%
いorまた行
きたい
12.6%
①知ってい ②行ったこ
とがある ③今後
る
0.6% 行ってみた
1.4%
いorまた行
きたい
11.1%
・「知らない」が 86.9%、「今
後行ってみたい。また行
きたい」は 11.1%
④知らない
86.9%
④知らない
84.9%
③今後行っ
③今後行っ
①知ってい ②行ったこ
てみたいor
る
とがある
⑬ よふど温泉
①知ってい ②行ったこ
てみたいor
る
とがある
⑭ 奥香の湯
④知らない
総計
男性
性
別
女性
40代以下
年
代
50代以上
旅
行
回
数
1~5回
6回以上
首都圏+名古屋圏
お
住
ま
い
京阪神都市圏
広島都市圏+福岡都市圏
1593
100.0%
835
100.0%
758
100.0%
822
100.0%
771
100.0%
877
100.0%
716
100.0%
1045
100.0%
404
100.0%
144
100.0%
25
1.6%
15
1.8%
10
1.3%
9
1.1%
16
2.1%
14
1.6%
11
1.5%
10
1.0%
15
3.7%
0
0.0%
16
1.0%
6
0.7%
10
1.3%
8
1.0%
8
1.0%
7
0.8%
9
1.3%
0
0.0%
16
4.0%
0
0.0%
200
12.6%
104
12.5%
96
12.7%
99
12.0%
101
13.1%
112
12.8%
88
12.3%
122
11.7%
58
14.4%
20
13.9%
1352
84.9%
710
85.0%
642
84.7%
706
85.9%
646
83.8%
744
84.8%
608
84.9%
913
87.4%
315
78.0%
124
86.1%
1571
総計
821
男性
性
別
750
女性
817
40代以下
年
代
754
50代以上
旅
行
回
数
865
1~5回
706
6回以上
1035
首都圏+名古屋圏
お
住
ま
い
393
京阪神都市圏
22
1.4%
10
1.2%
12
1.6%
8
1.0%
14
1.9%
10
1.2%
12
1.7%
9
0.9%
13
3.3%
9
0.6%
3
0.4%
6
0.8%
4
0.5%
5
0.7%
4
0.5%
5
0.7%
0.0%
0.0%
0.0%
9
2.3%
143
広島都市圏+福岡都市圏
糸井渓谷(糸井の大カツラ)
いorまた行
きたい
12.0%
④知らない
80.4%
③今後行っ
①知ってい ②行ったこ
てみたいor
る
とがある
③今後行っ
①知ってい ②行ったこ
てみたいor
る
とがある
黒川渓谷(魚ヶ滝)
④知らない
また行きたい
1590
総計
828
男性
性
別
762
女性
823
40代以下
年
代
767
50代以上
旅
行
回
数
874
1~5回
716
6回以上
1048
首都圏+名古屋圏
お
住
ま
い
400
京阪神都市圏
142
広島都市圏+福岡都市圏
1365
86.9%
720
87.7%
645
86.0%
716
87.6%
649
86.1%
746
86.2%
619
87.7%
918
88.7%
322
81.9%
125
87.4%
①知ってい ②行ったこ
とがある ③今後
る
1.1% 行ってみた
6.5%
・「知らない」が 80.4%、「今
後行ってみたい。また行
きたい」は 12.0%
④知らない
85.8%
糸井渓谷(糸井の大カツラ)
175
11.1%
88
10.7%
87
11.6%
89
10.9%
86
11.4%
105
12.1%
70
9.9%
108
10.4%
49
12.5%
18
12.6%
黒川渓谷(魚ヶ滝)
①知ってい ②行ったこ
とがある ③今後
る
0.6% 行ってみた
3.0%
いorまた行
きたい
10.6%
・「知らない」が 85.8%、「今
後行ってみたい。また行
きたい」は 10.6%
④知らない
また行きたい
また行きたい
47
3.0%
28
3.4%
19
2.5%
17
2.1%
30
3.9%
27
3.1%
20
2.8%
28
2.7%
17
4.3%
2
1.4%
9
0.6%
3
0.4%
6
0.8%
3
0.4%
6
0.8%
4
0.5%
5
0.7%
1
0.1%
8
2.0%
0.0%
169
10.6%
67
8.1%
102
13.4%
85
10.3%
84
11.0%
90
10.3%
79
11.0%
99
9.4%
53
13.3%
17
12.0%
④知らない
また行きたい
1365
85.8%
730
88.2%
635
83.3%
718
87.2%
647
84.4%
753
86.2%
612
85.5%
920
87.8%
322
80.5%
123
86.6%
74
総計
男性
性
別
女性
40代以下
年
代
50代以上
旅
行
回
数
1~5回
6回以上
首都圏+名古屋圏
お
住
ま
い
京阪神都市圏
広島都市圏+福岡都市圏
1599
100.0%
837
100.0%
762
100.0%
834
100.0%
765
100.0%
880
100.0%
719
100.0%
1058
100.0%
396
100.0%
145
100.0%
104
6.5%
46
5.5%
58
7.6%
56
6.7%
48
6.3%
56
6.4%
48
6.7%
71
6.7%
30
7.6%
3
2.1%
17
1.1%
9
1.1%
8
1.0%
10
1.2%
7
0.9%
12
1.4%
5
0.7%
4
0.4%
12
3.0%
1
0.7%
192
12.0%
88
10.5%
104
13.6%
92
11.0%
100
13.1%
113
12.8%
79
11.0%
122
11.5%
53
13.4%
17
11.7%
1286
80.4%
694
82.9%
592
77.7%
676
81.1%
610
79.7%
699
79.4%
587
81.6%
861
81.4%
301
76.0%
124
85.5%
銀山湖
ヒメハナ公園
①知ってい ②行ったこ
とがある ③今後行っ
る
2.3% てみたいor
3.7%
また行きた
い
6.5%
・「知らない」が 87.4%、「今
後行ってみたい。また行
きたい」は 6.5%
①知ってい ②行ったこ ③今後行っ
とがある てみたいor
る
0.6%
1.7%
また行きた
い
2.4%
・「知らない」が 95.3%とな
っており、認知度低い。
④知らない
95.3%
④知らない
87.4%
③今後行っ
③今後行っ
①知ってい ②行ったこ
てみたいor
る
とがある
⑰ 銀山湖
④知らない
①知ってい ②行ったこ
てみたいor
る
とがある
⑱ ヒメハナ公園
総計
男性
性
別
女性
40代以下
年
代
50代以上
旅
行
回
数
1~5回
6回以上
首都圏+名古屋圏
お
住
ま
い
京阪神都市圏
広島都市圏+福岡都市圏
1578
100.0%
823
100.0%
755
100.0%
821
100.0%
757
100.0%
868
100.0%
710
100.0%
1040
100.0%
396
100.0%
142
100.0%
59
3.7%
38
4.6%
21
2.8%
18
2.2%
41
5.4%
24
2.8%
35
4.9%
33
3.2%
23
5.8%
3
2.1%
37
2.3%
24
2.9%
13
1.7%
13
1.6%
24
3.2%
17
2.0%
20
2.8%
3
0.3%
34
8.6%
0.0%
103
6.5%
48
5.8%
55
7.3%
50
6.1%
53
7.0%
57
6.6%
46
6.5%
60
5.8%
33
8.3%
10
7.0%
④知らない
また行きたい
また行きたい
1379
87.4%
713
86.6%
666
88.2%
740
90.1%
639
84.4%
770
88.7%
609
85.8%
944
90.8%
306
77.3%
129
90.8%
75
総計
男性
性
別
女性
40代以下
年
代
50代以上
旅
行
回
数
1~5回
6回以上
首都圏+名古屋圏
お
住
ま
い
京阪神都市圏
広島都市圏+福岡都市圏
1568
100.0%
817
100.0%
751
100.0%
816
100.0%
752
100.0%
862
100.0%
706
100.0%
1032
100.0%
394
100.0%
142
100.0%
26
1.7%
15
1.8%
11
1.5%
8
1.0%
18
2.4%
11
1.3%
15
2.1%
11
1.1%
14
3.6%
1
0.7%
10
0.6%
7
0.9%
3
0.4%
3
0.4%
7
0.9%
6
0.7%
4
0.6%
0.0%
10
2.5%
0.0%
38
2.4%
15
1.8%
23
3.1%
21
2.6%
17
2.3%
19
2.2%
19
2.7%
25
2.4%
9
2.3%
4
2.8%
1494
95.3%
780
95.5%
714
95.1%
784
96.1%
710
94.4%
826
95.8%
668
94.6%
996
96.5%
361
91.6%
137
96.5%
・「竹田城跡」
「生野銀山」
「黒川温泉」は認知率・関心率ともに高い。
但し、
「黒川温泉」は九州の黒川温泉と誤認の可能性が高い。
・「黒川渓谷」
「よふど温泉」「糸井渓谷」
「奥香の湯」
「銀山湖」は認知率は低いが、比較的関心率は高い。
・「あさご芸術の森」や「さのう高原」などのその他の観光スポットは、認知率・関心率ともに低い。
関心率=「行ったことがある」+「今後行ってみたいor行ってみたい」
認知率=「知っている」
認知・関心率ともに高い
25%
黒川温泉
美人の湯
竹田城跡
20%
生野銀山
認知は低いが、関心はある
関
心 15%
率
よふど温泉
黒川渓谷
10%
糸井渓谷
奥香の湯
銀山湖
5%
認知・関心ともに低い
0%
0%
5%
10%
15%
20%
認知率
8%
銀山湖
6%
関
心
率
美術館
4%
神子畑
選鉱場跡
2%
0%
0%
1%
2%
3%
認知率
76
4%
5%
Q10
朝来市や但馬地方の特産品について、購入(もしくは飲食したことがある)回数をお聞かせ下
さい。
岩津ねぎ
朝来みどり(煎茶)
・「知らない」が 85.7%とな
っており、認知度低い。
②数回買っ
たことがあ ③1度だけ
①よく買う
る
買った
(5回以上) 2.4%
1.4%
④買ったこ
1.1%
とはない
9.3%
・「知らない」が 88%となっ
ており、認知度低い。
②数回買っ ③1度だけ
たことがあ 買った
る
0.7%
①よく買う
0.5%
(5回以上)
④買ったこ
0.1%
とはない
10.7%
⑤知らない
88.0%
⑤知らない
85.7%
①よく買う ②数回買っ ③1度だけ
(5回以上) たことがあ 買った
る
① 岩津ねぎ
総計
男性
性
別
女性
40代以下
年
代
50代以上
旅
行
回
数
1~5回
6回以上
首都圏+名古屋圏
お
住
ま
い
京阪神都市圏
広島都市圏+福岡都市圏
1681
100.0%
886
100.0%
795
100.0%
863
100.0%
818
100.0%
928
100.0%
753
100.0%
1103
100.0%
431
100.0%
147
100.0%
朝来高原紅茶
・「知らない」が 89.7%とな
っており、認知度低い。
18
1.1%
6
0.7%
12
1.5%
4
0.5%
14
1.7%
10
1.1%
8
1.1%
1
0.1%
17
3.9%
0.0%
41
2.4%
20
2.3%
21
2.6%
13
1.5%
28
3.4%
23
2.5%
18
2.4%
2
0.2%
39
9.0%
0.0%
24
1.4%
12
1.4%
12
1.5%
11
1.3%
13
1.6%
11
1.2%
13
1.7%
4
0.4%
20
4.6%
0.0%
④買ったこ
⑤知らない
とはない
157
9.3%
85
9.6%
72
9.1%
73
8.5%
84
10.3%
88
9.5%
69
9.2%
80
7.3%
62
14.4%
15
10.2%
1441
85.7%
763
86.1%
678
85.3%
762
88.3%
679
83.0%
796
85.8%
645
85.7%
1016
92.1%
293
68.0%
132
89.8%
②数回買っ ③1度だけ
たことがあ 買った
る
0.3%
①よく買う
0.1%
④買ったこ
(5回以上)
とはない
0.0%
9.9%
①よく買う ②数回買っ ③1度だけ
(5回以上) たことがあ 買った
る
② 朝来みどり(煎茶)
総計
男性
性
別
女性
40代以下
年
代
50代以上
旅
行
回
数
1~5回
6回以上
首都圏+名古屋圏
お
住
ま
い
京阪神都市圏
広島都市圏+福岡都市圏
1663
100.0%
880
100.0%
783
100.0%
855
100.0%
808
100.0%
920
100.0%
743
100.0%
1096
100.0%
423
100.0%
144
100.0%
生野ハヤシライス
・「知らない」が 88.7%とな
っており、認知度低い。
1
0.1%
0
0.0%
1
0.1%
0
0.0%
1
0.1%
0
0.0%
1
0.1%
1
0.1%
0.0%
9
0.5%
4
0.5%
5
0.6%
3
0.4%
6
0.7%
5
0.5%
4
0.5%
2
0.2%
7
1.7%
11
0.7%
7
0.8%
4
0.5%
3
0.4%
8
1.0%
5
0.5%
6
0.8%
6
0.5%
5
1.2%
0.0%
0.0%
0.0%
②数回買っ
①よく買う
③1度だけ
たことがあ
(5回以上)
買った
る
総計
男性
性
別
女性
40代以下
年
代
50代以上
旅
行
回
数
1~5回
6回以上
首都圏+名古屋圏
お
住
ま
い
京阪神都市圏
広島都市圏+福岡都市圏
1643
100.0%
870
100.0%
773
100.0%
842
100.0%
801
100.0%
730
100.0%
913
100.0%
1082
100.0%
419
100.0%
142
100.0%
0
0.0%
0
0.0%
0
0.0%
0
0.0%
0
0.0%
0
0.0%
0
0.0%
0
0.0%
0
0.0%
0
0.0%
2
0.1%
0
0.0%
2
0.3%
1
0.1%
1
0.1%
1
0.1%
1
0.1%
1
0.1%
1
0.2%
0
0.0%
5
0.3%
2
0.2%
3
0.4%
3
0.4%
2
0.2%
4
0.5%
1
0.1%
2
0.2%
3
0.7%
0
0.0%
178
10.7%
88
10.0%
90
11.5%
74
8.7%
104
12.9%
100
10.9%
78
10.5%
89
8.1%
76
18.0%
13
9.0%
1464
88.0%
781
88.8%
683
87.2%
775
90.6%
689
85.3%
810
88.0%
654
88.0%
998
91.1%
335
79.2%
131
91.0%
②数回買っ ③1度だけ
たことがあ 買った
る
0.5%
①よく買う
0.1%
④買ったこ
(5回以上)
とはない
0.1%
10.6%
⑤知らない
89.7%
③ 朝来高原紅茶
④買ったこ
⑤知らない
とはない
⑤知らない
88.7%
④買ったこ
⑤知らない
とはない
162
9.9%
80
9.2%
82
10.6%
66
7.8%
96
12.0%
66
9.0%
96
10.5%
87
8.0%
63
15.0%
12
8.5%
1474
89.7%
788
90.6%
686
88.7%
772
91.7%
702
87.6%
659
90.3%
815
89.3%
992
91.7%
352
84.0%
130
91.5%
77
②数回買っ
①よく買う
③1度だけ
(5回以上) たことがあ 買った
る
④ 生野ハヤシライス
総計
男性
性
別
女性
40代以下
年
代
50代以上
旅
行
回
数
1~5回
6回以上
首都圏+名古屋圏
お
住
ま
い
京阪神都市圏
広島都市圏+福岡都市圏
1634
100.0%
863
100.0%
771
100.0%
833
100.0%
801
100.0%
903
100.0%
731
100.0%
1075
100.0%
414
100.0%
145
100.0%
1
0.1%
0
0.0%
1
0.1%
0
0.0%
1
0.1%
0
0.0%
1
0.1%
0
0.0%
1
0.2%
0
0.0%
1
0.1%
0
0.0%
1
0.1%
1
0.1%
0
0.0%
1
0.1%
0
0.0%
1
0.1%
0
0.0%
0
0.0%
8
0.5%
6
0.7%
2
0.3%
1
0.1%
7
0.9%
6
0.7%
2
0.3%
1
0.1%
6
1.4%
1
0.7%
④買ったこ
⑤知らない
とはない
174
10.6%
86
10.0%
88
11.4%
81
9.7%
93
11.6%
100
11.1%
74
10.1%
91
8.5%
70
16.9%
13
9.0%
1450
88.7%
771
89.3%
679
88.1%
750
90.0%
700
87.4%
796
88.2%
654
89.5%
982
91.3%
337
81.4%
131
90.3%
ぼたん鍋
但馬牛
②数回買っ
①よく買う たことがあ
③1度だけ
(5回以上)
る
買った
0.5%
4.5%
4.1%
・9%程度が「買ったことがあ
る」
・京阪神都市圏での購入率
は 20%以上であり、特に
高い。
・30%程度が「買ったことが
ある」
・京阪神都市圏での購入率
は 60%程度であり、特に
高い。
①よく買う
(5回以上)
3.1%
⑤知らない
18.3%
④買ったこ
とはない
37.1%
⑤知らない
53.9%
③1度だけ
買った
8.7%
④買ったこ
とはない
48.3%
②数回買っ
①よく買う
③1度だけ
たことがあ
(5回以上)
買った
る
⑤ ぼたん鍋
総計
男性
性
別
女性
40代以下
年
代
50代以上
旅
行
回
数
1~5回
6回以上
首都圏+名古屋圏
お
住
ま
い
京阪神都市圏
広島都市圏+福岡都市圏
1657
100.0%
883
100.0%
774
100.0%
854
100.0%
803
100.0%
915
100.0%
742
100.0%
1082
100.0%
429
100.0%
146
100.0%
8
0.5%
4
0.5%
4
0.5%
3
0.4%
5
0.6%
4
0.4%
4
0.5%
1
0.1%
7
1.6%
0.0%
74
4.5%
43
4.9%
31
4.0%
37
4.3%
37
4.6%
36
3.9%
38
5.1%
24
2.2%
48
11.2%
2
1.4%
68
4.1%
40
4.5%
28
3.6%
34
4.0%
34
4.2%
34
3.7%
34
4.6%
25
2.3%
39
9.1%
4
2.7%
④買ったこ
⑤知らない
とはない
614
37.1%
306
34.7%
308
39.8%
340
39.8%
274
34.1%
332
36.3%
282
38.0%
348
32.2%
220
51.3%
46
31.5%
893
53.9%
490
55.5%
403
52.1%
440
51.5%
453
56.4%
509
55.6%
384
51.8%
684
63.2%
115
26.8%
94
64.4%
但馬地方の米
②数回買っ
①よく買う たことがあ
③1度だけ
る
(5回以上)
買った
5.9%
1.0%
2.0%
・9%程度が「買ったことがあ
る」
・京阪神都市圏での購入率
は 25%程度であり、特に
高い。
④買ったこ
とはない
31.0%
⑤知らない
60.1%
②数回買っ
①よく買う
③1度だけ
たことがあ
(5回以上)
買った
る
⑦ 但馬地方の米
総計
男性
性
別
女性
40代以下
年
代
50代以上
旅
行
回
数
1~5回
6回以上
首都圏+名古屋圏
お
住
ま
い
京阪神都市圏
広島都市圏+福岡都市圏
1669
100.0%
881
100.0%
788
100.0%
860
100.0%
809
100.0%
921
100.0%
748
100.0%
1097
100.0%
429
100.0%
143
100.0%
17
1.0%
4
0.5%
13
1.6%
7
0.8%
10
1.2%
9
1.0%
8
1.1%
3
0.3%
14
3.3%
0
0.0%
98
5.9%
58
6.6%
40
5.1%
42
4.9%
56
6.9%
55
6.0%
43
5.7%
19
1.7%
75
17.5%
4
2.8%
34
2.0%
17
1.9%
17
2.2%
18
2.1%
16
2.0%
18
2.0%
16
2.1%
13
1.2%
19
4.4%
2
1.4%
④買ったこ
⑤知らない
とはない
517
31.0%
276
31.3%
241
30.6%
257
29.9%
260
32.1%
272
29.5%
245
32.8%
298
27.2%
180
42.0%
39
27.3%
1003
60.1%
526
59.7%
477
60.5%
536
62.3%
467
57.7%
567
61.6%
436
58.3%
764
69.6%
141
32.9%
98
68.5%
78
②数回買っ
①よく買う
③1度だけ
(5回以上) たことがあ 買った
る
⑥ 但馬牛
総計
男性
性
別
女性
40代以下
年
代
50代以上
旅
行
回
数
1~5回
6回以上
首都圏+名古屋圏
お
住
ま
い
京阪神都市圏
広島都市圏+福岡都市圏
1720
100.0%
911
100.0%
809
100.0%
879
100.0%
841
100.0%
947
100.0%
773
100.0%
1124
100.0%
445
100.0%
151
100.0%
54
3.1%
30
3.3%
24
3.0%
20
2.3%
34
4.0%
30
3.2%
24
3.1%
16
1.4%
36
8.1%
2
1.3%
②数回買っ
たことがあ
る
21.6%
372
21.6%
203
22.3%
169
20.9%
151
17.2%
221
26.3%
188
19.9%
184
23.8%
169
15.0%
183
41.1%
20
13.2%
149
8.7%
85
9.3%
64
7.9%
78
8.9%
71
8.4%
74
7.8%
75
9.7%
90
8.0%
40
9.0%
19
12.6%
④買ったこ
⑤知らない
とはない
831
48.3%
430
47.2%
401
49.6%
459
52.2%
372
44.2%
462
48.8%
369
47.7%
605
53.8%
153
34.4%
73
48.3%
314
18.3%
163
17.9%
151
18.7%
171
19.5%
143
17.0%
193
20.4%
121
15.7%
244
21.7%
33
7.4%
37
24.5%
・「但馬牛」は認知率 80%以上、関心率(購入率)30%以上であり、認知率・関心率ともに最も高い。
・「ぼたん鍋」
「但馬地方の米」は認知率 40%程度、関心率(購入率)は 10%程度である。
・「朝来みどり」「朝来高原紅茶」「生野ハヤシライス」は、認知率 10%程度、関心率(購入率)1%程度であり、
ともに低い数値である。岩津ねぎはそれらより若干高く、認知率 15%、関心率(購入率)5%程度となってい
る。
関心率=「よく買う」+「数回買ったことがある」+「一度だけ買った」(=購入率)
認知率=全体-「知らない」
40%
但馬牛
30%
関
心 20%
率
10%
但馬地方
ぼたん鍋
の米
岩津ねぎ
生野ハヤシライス
朝来みどり
朝来高原紅茶
0%
0%
20%
40%
60%
認知率
79
80%
100%
Q11 朝来市での観光振興の核となるものは何だと思いますか。
(2つまで)N:1,772
・全体では、「日本屈指の山城・竹田城跡を核とした山城の展開」が最も高く 60.2%、次いで「史跡生野銀山と
生野のまちなみを核とした観光の展開」が 29%、
「地域食材を取り入れた地場産グルメの提供を核とした観光
の展開」21%と続く。
・性別で比較すると、男性は「史跡生野銀山と生野のまちなみを核とした観光の展開」の割合が高く、女性は「桜・
ツツジ・しょうぶなどの花の名所や紅葉狩りなどを核とした観光の展開」の割合が比較的高くなっている。
・年代別に比較すると、40 代以下は「地域食材を取り入れた地場産グルメの提供を核とした観光の展開」の割合
が高い。
・居住地別に比較すると、京阪神都市圏の人では、
「日本屈指の山城・竹田城跡を核とした山城の展開」
「史跡生
野銀山と生野のまちなみを核とした観光の展開」の割合が高い傾向にある。
80%
70%
全体
60%
60%
50%
40%
29%
30%
21%
20%
[比率の差]
全体
全体
全体
全体
10%
+5
+3
-3
-5
ポイント
ポイント
ポイント
ポイント
上段:n
下段:%
1772
935
男性
性
別
837
女性
901
40代以下
年
代
871
50代以上
980
1~5回
792
6回以上
1155
首都圏+名古屋圏
お
住
ま
い
461
京阪神都市圏
広島都市圏+
福岡都市圏
5%
18%
12%
7%
8%
0%
総計
旅
行
回
数
6%
156
日本屈指の山
城・竹田城跡と
城下町を核とし
た観光の展開
あさご芸術の森
と周辺の自然
環境を核とした
観光の展開
史跡生野銀山
と生野のまちな
みを核とした観
光の展開
1067
60.2%
556
59.5%
511
61.1%
501
55.6%
566
65.0%
566
57.8%
501
63.3%
648
56.1%
330
71.6%
89
57.1%
112
6.3%
55
5.9%
57
6.8%
52
5.8%
60
6.9%
73
7.4%
39
4.9%
79
6.8%
25
5.4%
8
5.1%
513
29.0%
323
34.5%
190
22.7%
222
24.6%
291
33.4%
288
29.4%
225
28.4%
277
24.0%
195
42.3%
41
26.3%
さのう高原をは
じめとするアウ
トドアスポーツ
を核とした観光
の展開
81
4.6%
43
4.6%
38
4.5%
61
6.8%
20
2.3%
53
5.4%
28
3.5%
48
4.2%
25
5.4%
8
5.1%
80
茶すり山古墳な
どの重要な文
化財や歴史資
源を核とした観
光の展開
地域食材を取り
入れた地場産
グルメの提供を
核とした観光の
展開
「鉱山の道」「銀
の場車道」など
“みち”で結ぶ
観光の展開
桜・ツツジ・しょ
うぶなどの花の
名所や紅葉狩
りなどを核とし
た観光の展開
118
6.7%
53
5.7%
65
7.8%
70
7.8%
48
5.5%
71
7.2%
47
5.9%
96
8.3%
11
2.4%
11
7.1%
377
21.3%
181
19.4%
196
23.4%
243
27.0%
134
15.4%
210
21.4%
167
21.1%
242
21.0%
95
20.6%
40
25.6%
206
11.6%
119
12.7%
87
10.4%
95
10.5%
111
12.7%
109
11.1%
97
12.2%
153
13.2%
38
8.2%
15
9.6%
318
17.9%
122
13.0%
196
23.4%
157
17.4%
161
18.5%
179
18.3%
139
17.6%
202
17.5%
83
18.0%
33
21.2%
その他
143
8.1%
81
8.7%
62
7.4%
54
6.0%
89
10.2%
71
7.2%
72
9.1%
121
10.5%
10
2.2%
12
7.7%
参考2
参考2.朝来市主要観光資源インタビュー調査
調査概要
(1)調査概要
朝来市の主要観光地において、来訪者にインタビュー調査を行った。
調査は、2012 年 11 月の土日及び 2013 年 5 月の土日の計 2 回実施した。
(2)調査方法
朝来市内の観光地への来訪者にランダムに調査票への記入を依頼した。
(3)実施概要
【第 1 回調査】
調査日時:2012 年秋(平成 24 年 11 月 10 日(土),11 月 11 日(日)
)
調査場所:竹田城跡 生野銀山 あさご芸術の森 井筒屋 (計 4 箇所)
天
候:11 月 10 日(土)
晴れ曇り時々雨, 11 月 11 日(日) 雨
サンプル数:404人
(内訳) 竹田城跡
161人(39.9%)
生野銀山
193人(47.8%)
井筒屋
26人( 6.4%)
あさご芸術の森 24人(
5.9%)
【第 2 回調査】
調査日時:2013 年春(平成 25 年 5 月 11 日(土),5 月 12 日(日))
調査場所:竹田城跡
天
生野銀山(計 2 箇所)
候:5 月 11 日(土)
雨,
5 月 12 日(日) 晴れ
サンプル数:442人
(内訳) 竹田城跡
291人(65.8%)
生野銀山
151人(34.2%)
81
<属性>
2012 年秋調査では、性別は男女ほぼ 5 割ずつ、年齢は 50 代以上が半数と年齢層は高い。2013 年春調査
では、男性が 6 割と多く、20 代以上の各年代での来訪が見られた。居住地では、秋調査、春調査ともに近畿が
約 8 割で、兵庫と大阪が多い。
○性別
男
女
無回答
合計
2012 年秋調査
215
181
8
404
%
53.2%
44.8%
2.0%
100.0%
2013 年春調査
286
147
9
442
%
64.7%
33.3%
2.0%
100.0%
501
328
17
846
59.2%
38.8%
2.0%
100.0%
総合
%
2012 年秋調査
2013 年春調査
無回答
2%
総合
無回答
2%
無回答
2%
女
33%
女
45%
女
39%
男
53%
男
59%
男
65%
○年齢
10 代
70 代
20 代
30 代
40 代
50 代
60 代
以下
無回答
合計
以上
2012 年秋調査
1
64
67
52
107
77
25
11
404
%
0.2%
15.8%
16.6%
12.9%
26.5%
19.1%
6.2%
2.7%
100.0%
2013 年春調査
5
66
101
78
104
66
13
9
442
%
1.1%
14.9%
22.9%
17.6%
23.5%
14.9%
2.9%
2.0%
100.0%
6
130
168
130
211
143
38
20
846
0.7%
15.4%
19.9%
15.4%
24.9%
16.9%
4.5%
2.4%
100.0%
総合
%
2012 年秋調査
70代以上
6.4%
60代
19.6%
2013 年春調査
10代以下
0.3%
70代以上
3.0%
20代
16.3%
10代以下
1.2%
20代
15.2%
60代
15.2%
30代
17.0%
50代
27.2%
40代
13.2%
総合
30代
23.3%
50代
24.0%
40代
18.0%
82
70代以上
4.6%
60代
17.3%
50代
25.5%
10代以下
0.7%
20代
15.7%
30代
20.3%
40代
15.7%
○居住地
(全国内訳)
近畿
北海道・
東北
関東・
甲信越
中部・
北陸
中国
九州・
沖縄
四国
無回答
合計
2012 年秋調査
323
0
10
27
34
1
1
8
404
%
80.0%
0.0%
2.5%
6.7%
8.4%
0.2%
0.2%
2.0%
100.0%
2013 年春調査
334
0
14
15
57
9
1
12
442
%
75.6%
0.0%
3.2%
3.4%
12.9%
2.0%
0.2%
2.7%
100.0%
657
0
24
42
91
10
2
20
846
77.7%
0.0%
2.8%
5.0%
10.8%
1.2%
0.2%
2.4%
100.0%
和歌山
近畿合計
総合
%
(近畿詳細)※ %表示は全国における割合
兵庫
滋賀
京都
大阪
奈良
2012 年秋調査
157
6
33
113
7
7
323
%
38.9%
1.5%
8.2%
28.0%
1.7%
1.7%
80.0%
2013 年春調査
179
5
39
97
8
6
442
%
40.5%
1.1%
8.8%
21.9%
1.8%
1.4%
75.6%
336
11
72
210
15
13
846
39.7%
1.3%
8.5%
24.8%
1.8%
1.5%
77.7%
総合
%
2012 年秋調査
九州・沖縄
無回答
0.2%
2.0%
兵庫
38.9%
四国
0.2%
中国
8.4%
滋賀
1.5%
近畿
80.0%
京都
8.2%
中部・北陸
6.7%
和歌山
1.7%
関東・甲信越
2.5%
北海道・東北
0.0%
大阪
28.0%
奈良
1.7%
2013 年春調査
九州・沖縄
0.2%
無回答
2.7%
兵庫
40.5%
四国
2.0%
中国
12.9%
中部・北陸
3.4%
無回答
2.4%
九州・
沖縄
四国
0.2%
1.2%
中国
10.8%
中部・北陸
5.0%
関東・甲信越
2.8%
北海道・東北
0.0%
関東・甲信越
3.2%
北海道・東北
0.0%
総合
兵庫
39.7%
滋賀
1.3%
近畿
77.7%
京都
8.5%
和歌山
1.5%
大阪
24.8%
奈良
1.8%
83
滋賀
1.1%
京都
8.8%
近畿
75.6%
和歌山
1.4%
奈良
1.8%
大阪
21.9%
Q1.朝来市を訪れた目的は何ですか。
2012 年秋調査では、1 位城跡、2 位自然風景、3 位産業遺産となっており、紅葉目的(自然風景)の来訪者が
多いと考えられる。2013 年春調査では、1 位城跡、2 位産業遺産、3 位自然風景となっている。秋調査・春調査
ともに城跡をあげる人が圧倒的に多い結果となっている。
2012 年秋調査
実数
%
252
62.5%
73
18.1%
城跡
産業遺産
2013 年春調査
実数
%
331
74.9%
86
19.5%
総合
実数
583
159
%
69.0%
18.8%
街並み
27
6.7%
21
4.8%
48
5.7%
高原
温泉
15
24
3.7%
6.0%
3
9
0.7%
2.0%
18
33
2.1%
3.9%
古墳
寺社・神社
7
15
1.7%
3.7%
2
5
0.5%
1.1%
9
20
1.1%
2.4%
自然・風景
伝統文化
84
9
20.8%
2.2%
46
10
10.4%
2.3%
130
19
15.4%
2.2%
食事
20
5.0%
2
0.5%
22
2.6%
買物
博物館・美術館
8
28
2.0%
6.9%
5
10
1.1%
2.3%
13
38
1.5%
4.5%
朝来のまちの雰囲気
イベント
18
10
4.5%
2.5%
19
6
4.3%
1.4%
37
16
4.4%
1.9%
0
0.0%
0
0.0%
0
0.0%
34
7
8.4%
1.7%
33
3
7.5%
0.7%
67
10
7.9%
1.2%
1
3
0.2%
0.7%
0
3
0.0%
0.7%
1
6
0.1%
0.7%
34
8.4%
24
5.4%
58
6.9%
祭
いやし
帰省・知人訪問
会議・見本市
仕事
その他
合
計
有効回答者数
669
403
618
442
1287
845
※ %表示は有効回答者の選択率を示す。複数回答。
2012 年秋調査
0
100
73
27
15
温泉
24
古墳
7
寺社・ … 15
街並み
買物
博物…
朝来の…
イベント
祭
いやし
帰省・ …
会議・ …
仕事
その他
9
20
8
28
18
10
0
34
7
1
3
34
100
86
自然・ …
食事
買物
博物…
朝来の…
イベント
祭
いやし
帰省・ …
会議・ …
仕事
その他
0
300
200
159
産業…
街並み
高原
46
10
2
5
10
19
6
0
33
3
0
3
24
84
130
自然・ …
伝統…
食事
買物
博物…
朝来…
イベント
祭
いやし
帰省・ …
会議・ …
仕事
その他
400
600
583
城跡
48
18
温泉
33
古墳
9
寺社・ … 20
21
3
温泉
9
古墳
2
寺社・ … 5
伝統文化
200
総合
331
城跡
産業遺産
高原
84
自然・ …
0
街並み
高原
食事
300
252
城跡
産業遺産
伝統文化
200
2013 年春調査
19
22
13
38
37
16
0
67
10
1
6
58
Q2.今回の朝来市内への旅行は日帰りですか。宿泊(何泊)ですか。
2012 年秋調査では、74%が日帰りとなっており、2013 年春調査では 84%が日帰りとなっている。宿泊の場合、
95%以上が 1 泊となっている。
日帰り
宿泊
合計
1泊
2泊
3泊
合計
2012 年秋調査
298
102
400
99
2
1
102
%
74.5%
25.5%
100.0%
97.1%
2.0%
1.0%
100.0%
2013 年春調査
368
71
439
67
4
0
71
%
83.8%
16.2%
100.0%
94.4%
5.6%
0.0%
100.0%
666
173
839
166
6
1
173
79.4%
20.6%
100.0%
96.0%
3.5%
0.6%
100.0%
総合
%
2012 年秋調査
2013 年春調査
全体
宿泊
16%
宿泊
26%
日帰り
74%
宿泊
21%
日帰り
79%
日帰り
84%
Q3.朝来市内ではどのような施設に何泊されましたか。
2012 年秋調査では、1 位ホテル 40%、1 位旅館 27%となっている。2013 年春調査では 1 位旅館 55%、2 位
ホテル 25%となっている。
旅館
2012 年秋調査
%
ペンション・
民家
13%
実家・知人・
親戚宅
町屋
5%
0%
人・親戚宅
ン・民家
その他
合計
0
4
11
13
87
27.6%
40.2%
0.0%
4.6%
12.6%
14.9%
100.0%
36
18
0
3
4
5
66
54.5%
27.3%
0.0%
4.5%
6.1%
7.6%
100.0%
60
53
0
7
15
18
153
39.2%
34.6%
0.0%
4.6%
9.8%
11.8%
100.0%
2012 年秋調査
その他
15%
ペンショ
35
総合
%
実家・知
町屋
24
2013 年春調査
%
ホテル
旅館
27%
2013 年春調査
ペンション・
民家
実家・知人・
6%
親戚宅
町屋
4%
0%
全体
ペンション・
民家
10%
その他
8%
ホテル
27%
ホテル
40%
85
旅館
55%
その他
12%
旅館
39%
実家・知人・
親戚宅 町屋
4%
0%
ホテル
35%
Q4.今回の朝来訪問は何人で来られましたか。
2012 年秋調査では、訪問人数は 2 人 49%、3~5 人 29%となっており、同行者は夫婦・恋人が最も多く 35%、
次いで友人、家族・親戚となっている。2013 年春調査では、訪問人数は 2 人 44%、3~5 人 38%となっており、
同行者は友人が最も多く 48%、次いで夫婦・恋人、家族・友人となっている。
1人
2人
3~5 人
6~10 人
11~20 人
21 人~
合計
2012 年秋調査
16
165
99
24
23
11
338
%
4.7%
48.8%
29.3%
7.1%
6.8%
3.3%
100.0%
2013 年春調査
28
171
150
21
13
8
391
%
7.2%
43.7%
38.4%
5.4%
3.3%
2.0%
100.0%
44
336
249
45
36
19
729
6.0%
46.1%
34.2%
6.2%
4.9%
2.6%
100.0%
総合
%
2012 年秋調査
11~20人
7%
21人~
3%
2013 年春調査
総合
11~20人 21人~
3%
2%
1人
5%
11~20人
21人~
5%
3%
6~10人
6%
1人
7%
6~10人
6%
6~10人
7%
3~5人
29%
3~5人
38%
2人
49%
2人
44%
3~5人
34%
1人
6%
2人
46%
(2人以上の場合は、どなたと来られましたか)
夫婦・恋
人
家族・親
戚
遠足・修
学旅行
友人
職場等の
団体
出張
その他
合計
2012 年秋調査
121
62
116
0
0
26
22
347
%
34.9%
17.9%
33.4%
0.0%
0.0%
7.5%
6.3%
100.0%
2013 年春調査
99
88
187
3
0
10
9
396
%
25.0%
22.2%
47.2%
0.8%
0.0%
2.5%
2.3%
100.0%
220
150
303
3
0
36
31
743
29.6%
20.2%
40.8%
0.4%
0.0%
4.8%
4.2%
100.0%
総合
%
2012 年秋調査
職場等の団
体
3%
その他
6%
職場等の団
体
8%
2013 年春調査
夫婦・恋人
35%
友人
33%
家族・親戚
18%
総合
職場等の団
体
5%
夫婦・恋人
25%
友人
48%
86
家族・親戚
23%
夫婦・恋人
31%
友人
43%
家族・親戚
21%
Q5.今回の朝来訪問のきっかけとなった情報源は何ですか。
2012 年秋調査では、知人から 24%、インターネット 22%、雑誌 14%となっている。2013 年春調査ではインタ
ーネット 30%、雑誌 26%、知人から 19%となっている。
2012 年秋調査
実数
2013 年春調査
%
実数
総合
%
実数
%
雑誌で
55
14.0%
115
26.4%
170
20.5%
新聞で
26
6.6%
7
1.6%
33
4.0%
ポスター・パンフレット
47
12.0%
26
6.0%
73
8.8%
テレビ
38
9.7%
26
6.0%
64
7.7%
ラジオ
2
0.5%
1
0.2%
3
0.4%
イベント等
15
3.8%
6
1.4%
21
2.5%
インターネット
87
22.1%
131
30.1%
218
26.3%
旅行会社
31
7.9%
23
5.3%
54
6.5%
知人から
96
24.4%
81
18.6%
177
21.4%
特になし
37
9.4%
52
12.0%
89
10.7%
その他
48
12.2%
23
5.3%
71
8.6%
合
計
有効回答者数
482
491
973
393
435
828
※ %表示は有効回答者の選択率を示す。複数回答。
2012 年秋調査
0
50
47
その他
ラジオ
15
イベント等
87
31
96
48
0
100
26
ラジオ
6
イベント等
131
23
52
23
87
3
21
218
インター…
旅行会社
81
特になし
73
64
テレビ
1
54
177
知人から
特になし
その他
300
33
ポス…
26
200
170
雑誌で
新聞で
知人から
その他
150
7
インター …
旅行会社
37
100
115
テレビ
2
知人から
特になし
50
ポス…
38
インター …
旅行会社
0
新聞で
ポス…
テレビ
150
総合
雑誌で
26
新聞で
イベント等
100
55
雑誌で
ラジオ
2013 年春調査
89
71
Q7.今回の朝来訪問では何を利用して情報収集をしましたか。
2012 年秋調査では、パソコン 35%と最も多く、次いで朝来市HP19.4%、知人・友人 13.8%となっている。
2013 年春調査でも同様にパソコンが 29.3%と最も多く、次いで朝来市HP27.9%、ガイドブック 18.3%となって
いる。
2012 年秋調査
実数
2013 年春調査
%
実数
総合
%
実数
%
朝来市HP
73
19.4%
119
27.9%
192
23.9%
観光案内所
26
6.9%
0
0.0%
26
3.2%
旅行代理店
28
7.4%
16
3.8%
44
5.5%
ホテル・旅館
11
2.9%
6
1.4%
17
2.1%
ガイドブック
47
12.5%
78
18.3%
125
15.6%
知人・友人
52
13.8%
69
16.2%
121
15.1%
131
34.7%
125
29.3%
256
31.9%
携帯
20
5.3%
30
7.0%
50
6.2%
なし
57
15.1%
69
16.2%
126
15.7%
合計
445
512
957
有効回答者数
377
426
803
パソコン
※ %表示は有効回答者の選択率を示す。複数回答。
2012 年秋調査
0
50
2013 年春調査
100
150
73
朝来市H P
0
26
観光案内所
旅行代理店
28
旅行代理店
11
ホテル・旅館
47
ガイドブック
携帯
なし
20
57
0
16
100
ホテル・旅館
78
69
125
30
26
44
69
なし
88
17
ガイドブック
125
知人・友人
121
256
パソコン
携帯
なし
300
192
旅行代理店
6
200
朝来市H P
観光案内所
パソコン
携帯
150
0
知人・友人
131
パソコン
100
119
ガイドブック
52
知人・友人
50
朝来市H P
観光案内所
ホテル・旅館
総合
50
126
Q6.今回の朝来訪問で訪れた主な朝来市内の観光地を教えてください。
2012 年秋調査と 2013 年春調査と共通して、竹田城跡、生野銀山が多く挙げられている。2012 年秋調査では、
特に立雲峡、黒川温泉が多くあがっている。2013 年春調査では季節柄、大町藤公園があがっている。
【2012 年秋調査】
竹田城跡<191>、生野銀山<119>、立雲峡<14>、井筒屋<7>、朝来芸術の森美術館<6>、
砥峰高原<4>、黒川温泉<3>、洞光寺<3>、円通寺<2>、姫宮神社<2>、大かつら<2>、
かいせんせんべい<2>、志村喬記念館<2>、竹田駅<2>、但馬のまほろば<2>、高源寺<1>、
養老神社<1>、安国寺<1>、明延鉱山跡<1>、神子畑選鉱場<1>、山城の郷<1>、
しいたけ狩り<1>、ライラック<1>、段ヶ峰<1>、生野書院<1>、シルバー生野<1>、
よふど温泉<1>、多々良木ダム<1>、ダム<1>、沢田英史先生の歌碑<1>、生野駅<1>、
フレッシュあさご<1>、道の駅あさご<1>、
【2013 年春調査】
竹田城跡<263>、生野銀山<79>、大町藤公園<9>、銀山湖<2>、立雲峡<1>、黒川温泉<1>、
道の駅<1>、寺田通り<1>、竹田の“まちうち”<1>
*<>内は回答数
89
Q8.今回の朝来訪問で「感動」がありましたか。
90%以上の人が「感動」があったと回答している。概ね風景や自然についてあげられている。2012 年秋調査
では、季節柄紅葉をあげる人が多く、2013 年春調査では竹田城跡で企画があり結婚式が催されていたことから
結婚式をあげる人も多い。
あった
なかった
合計
2012 年秋調査
324
25
349
%
92.8%
7.2%
100.0%
2013 年春調査
418
13
431
%
97.0%
3.0%
100.0%
742
38
780
95.1%
4.9%
100.0%
総合
%
(感動したこと)
【2012 年秋調査】 紅葉<15>、竹田城跡<10>、景色<7>、生野銀山<6>、自然<5>、歴史<5>
【2013 年春調査】 景色<18>、結婚式・花嫁<6>、生野銀山<6>、自然<4>、町並み<2>、霧<1>、
天空の城<1>、銀<1>、昔の人の賢さ<1>
2012 年秋調査
なかった
7.2%
2013 年春調査
なかった
3.0%
あった
92.8%
あった
97.0%
90
総合
なかった
4.9%
あった
95.1%
Q9.今回の朝来訪問で「残念」に思ったことがありましたか。
2012 年秋調査では、3 割の人が「残念」に思ったことがあったと回答している。内容は雨、天候が最も多く、雲
海が見られなかったことも要因している。2012 年春調査では、15%の人が「「残念」に思ったことがあったと回答
しており、2012 年秋調査と同様に雨、天候を要因としている。虫をあげる人も数人いた。
また、秋調査と春調査に共通して、駐車場、トイレに対する不満が聞かれた。
あった
なかった
合計
2012 年秋調査
104
231
335
%
31.0%
69.0%
100.0%
2013 年春調査
64
356
420
%
15.2%
84.8%
100.0%
168
587
755
22.3%
77.7%
100.0%
総合
%
(残念だったこと)
【2012 年秋調査】 雨、天候<56>、雲海が見られなかった<12>、駐車場(竹田城跡)<6>、渋滞<4>、
トイレ(竹田城跡)<3>、鉱山行のバス少ない<2>、開館時間の延長(井筒屋)<2>
【2013 年春調査】 雨、天候<24>、トイレ<5>、虫<2>、駐車場<2>、雲海<1>、渋滞<1>、
寒かった<1>、時間がない<1>、しんどい<1>
2012 年秋調査
2013 年春調査
あった
15.2%
あった
31.0%
なかった
69.0%
総合
あった
22.3%
なかった
77.7%
なかった
84.8%
91
Q10. 朝来観光の総合満足度をお答えください。
2012 年秋調査では、「満足」が最も多く 51%、次いで「やや満足」30%、「大変満足」11.3%となっている。
2013 年春調査では、「満足」が最も多く 43%、次いで「大変満足」38%、「やや満足」16%となっており、秋調査
と比較して満足度は高い。
大変満足
満足
やや満足
どちらでも
やや不満
不満
大変不満
合計
2012 年秋調査
43
195
113
27
3
0
0
381
%
11.3%
51.2%
29.7%
7.1%
0.8%
0.0%
0.0%
100.0%
2013 年春調査
164
187
68
10
4
0
0
433
%
37.9%
43.2%
15.7%
2.3%
0.9%
0.0%
0.0%
100.0%
207
382
181
37
7
0
0
814
25.4%
46.9%
22.2%
4.5%
0.9%
0.0%
0.0%
100.0%
総合
%
2012 年秋調査
やや不満 不満
0.8%
0.0%
どちらでも
7.1%
2013 年春調査
大変不満
0.0%
大変満足
11.3%
やや不満
0.9%
どちらでも
2.3%
やや満足
15.7%
不満
0.0%
総合
大変不満
0.0%
やや不満 不満
0.0%
0.9%
どちらでも
4.5%
大変不満
0.0%
大変満足
25.4%
やや満足
22.2%
大変満足
37.9%
やや満足
29.7%
満足
51.2%
満足
43.2%
92
満足
46.9%
Q11. 今回の訪問で使う 1 人当たりの費用(これから使う予定も含めて)を教えてください。(記述回答)
交通費は平均 5,937 円、宿泊費は平均 13,610 円、土産代は平均 3,356 円、飲食代は平均 2,678 円、
入場料,拝観料は平均 1,558 円となっている。
①
交通費(市内外)
0円
~
1,000 円
1,001 円
~
3,000 円
3,001 円
~
5,000 円
5,001 円
~
10,000 円
10,001 円
~
有効
回答数
合計
平均値
(円)
中央値
(円)
2012 年秋調査
9.6%
34.1%
22.2%
29.6%
4.4%
100.0%
135
5594
5000
2013 年春調査
10.8%
33.1%
20.4%
29.3%
6.4%
100.0%
124
6310
3500
総合
10.3%
33.6%
21.2%
29.5%
5.5%
100.0%
259
5937
4000
※市内か市外か判断できない回答が多くあったため、市内外として集計している。
2012 年秋調査
10,001円
~
4%
0円
~
1,000円
10%
5,001円
~
10,000円
30%
総合
5,001円
~
10,000円
29%
3,001円
~
5,000円
21%
10,001円
~
6%
0円
~
1,000円
11%
10,001円
~
6%
1,001円
~
3,000円
34%
3,001円
~
5,000円
22%
③
2013 年春調査
0円
~
1,000円
10%
5,001円
~
10,000円
29%
1,001円
~
3,000円
33%
1,001円
~
3,000円
34%
3,001円
~
5,000円
21%
宿泊費
0円
~
5,000 円
5,001 円
~
7,000 円
7,000 円
~
10,000 円
10,001 円
~
15,000 円
15,000 円
~
20,000 円
20,000 円
~
2012 年秋調査
20.9%
4.7%
23.3%
20.9%
16.3%
14.0%
2013 年春調査
43.8%
0.0%
18.8%
0.0%
6.3%
総合
27.1%
3.4%
22.0%
15.3%
13.6%
2012 年秋調査
有効
回答数
平均値
(円)
中央値
(円)
100.0%
43
13302
11000
31.3%
100.0%
16
14438
7500
18.6%
100.0%
59
13610
10000
合計
2013 年春調査
総合
20,000円
~
14%
15,000円
~
20,000円
16%
10,001円
~
15,000円
21%
0円
~
5,000円
21%
7,000円
~
10,000円
23%
20,000円
~
31%
5,001円
~
7,000円
5%
15,000円
~
20,000円
6%
10,001円
~
15,000円
0%
7,000円
~
10,000円
19%
93
0円
~
5,000円
44%
5,001円
~
7,000円
0%
20,000円
~
19%
15,000円
~
20,000円
14%
10,001円
~
15,000円
15%
0円
~
5,000円
27%
5,001円
~
7,000円
3%
7,000円
~
10,000円
22%
④
みやげ代
0円
~
500 円
501 円
~
1,000 円
1,001 円
~
2,000 円
2,001 円
~
3,000 円
3,001 円
~
4,000 円
4,000 円
~
5,000 円
5,000 円
~
2012 年秋調査
2.0%
24.5%
23.5%
21.4%
3.1%
13.3%
12.2%
2013 年春調査
2.2%
22.2%
40.0%
22.2%
0.0%
11.1%
総合
2.1%
23.8%
28.7%
21.7%
2.1%
12.6%
2012 年秋調査
4,000円
~
5,000円
13%
⑤
4,000円
~
5,000円
3,001円 11%
~
4,000円
0%
501円
~
1,000円
25%
3,001円
~
4,000円
3%
2,001円
~
3,000円
21%
平均値
(円)
中央値
(円)
100.0%
98
3556
2250
2.2%
100.0%
45
2922
2000
9.1%
100.0%
143
3356
2000
有効
回答数
平均値
(円)
中央値
(円)
2013 年春調査
0円
~
500円
2%
5,000円
~
12%
有効
回答数
合計
5,000円
~
2%
0円
~
500円
3%
4,000円
~
5,000円
12%
501円
~
1,000円
22%
2,001円
~
3,000円
22%
1,001円
~
2,000円
24%
総合
3,001円
~
4,000円
2%
1,001円
~
2,000円
40%
0円
~
500円
2%
5,000円
~
9%
501円
~
1,000円
24%
2,001円
~
3,000円
22%
1,001円
~
2,000円
29%
飲食費
0円
~
500 円
501 円
~
1,000 円
1,001 円
~
2,000 円
2,001 円
~
3,000 円
3,001 円
~
4,000 円
4,000 円
~
5,000 円
5,000 円
~
2012 年秋調査
0.9%
24.1%
36.1%
16.7%
3.7%
13.9%
4.6%
100.0%
108
2664
2000
2013 年春調査
1.5%
25.8%
25.8%
24.2%
3.0%
15.2%
4.5%
100.0%
66
2700
2000
総合
1.1%
24.7%
32.2%
19.5%
3.4%
14.4%
4.6%
100.0%
174
2678
2000
2012 年秋調査
4,000円
~
5,000円
14%
3,001円
~
4,000円
4%
2,001円
~
3,000円
17%
5,000円
~
4%
0円
~
500円
1%
501円
~
1,000円
24%
1,001円
~
2,000円
36%
合計
2013 年春調査
4,000円
~
5,000円
15%
総合
0円
~
500円
1%
5,000円
~
5%
501円
~
1,000円
26%
3,001円
~
4,000円
3%
1,001円
~
2,000円
26%
2,001円
~
3,000円
24%
94
4,000円
~
5,000円
14%
3,001円
~
4,000円
3%
2,001円
~
3,000円
20%
5,000円
~
5%
0円
~
500円
1%
501円
~
1,000円
25%
1,001円
~
2,000円
32%
⑥
入場、拝観料
0円
~
500 円
501 円
~
1,000 円
1,001 円
~
2,000 円
2,001 円
~
3,000 円
3,001 円
~
4,000 円
4,000 円
~
5,000 円
5,000 円
~
有効
回答数
平均値
(円)
中央値
(円)
2012 年秋調査
4.9%
61.7%
23.5%
7.4%
0.0%
2.5%
0.0%
100.0%
81
1361
1000
2013 年春調査
7.1%
17.9%
42.9%
25.0%
0.0%
7.1%
0.0%
100.0%
28
2128
2000
総合
5.5%
50.5%
28.4%
11.9%
0.0%
3.7%
0.0%
100.0%
109
1558
1000
有効
回答数
平均値
(円)
中央値
(円)
2012 年秋調査
2013 年春調査
0円
~
500円
5%
4,000円
~
5,000円
3%
2,001円
~
3,000円
7%
4,000円
~
5,000円
7%
1,001円
~
2,000円
23%
2,001円
~
3,000円
25%
501円
~
1,000円
62%
⑦
合計
総合
0円
~
500円
7%
2,001円
~
3,000円
12%
4,000円
~
5,000円
4%
0円
~
500円
6%
501円
~
1,000円
18%
1,001円
~
2,000円
28%
1,001円
~
2,000円
43%
501円
~
1,000円
50%
パック料金
0円
~
5,000 円
5,001 円
~
7,000 円
7,000 円
~
10,000 円
10,001 円
~
15,000 円
15,000 円
~
20,000 円
20,000 円
~
合計
2012 年秋調査
16.0%
16.0%
20.0%
4.0%
24.0%
20.0%
100.0%
25
13376
10000
2013 年春調査
70.4%
3.7%
7.4%
3.7%
0.0%
14.8%
100.0%
27
16252
5000
総合
44.2%
9.6%
13.5%
3.8%
11.5%
17.3%
100.0%
52
14869
6000
2012 年秋調査
2013 年春調査
0円
~
5,000円
16%
20,000円
~
20%
5,001円
~
7,000円
16%
15,000円
~
20,000円
24%
10,001円
~
15,000円
4%
15,000円
~
20,000円
0%
10,001円
~
15,000円
4%
総合
20,000円
~
15%
15,000円
~
20,000円
12%
7,000円
~
10,000円
7%
20,000円
~
17%
0円
~
5,000円
44%
10,001円
~
15,000円
4%
5,001円
~
7,000円
4%
0円
~
5,000円
70%
7,000円
~
10,000円
20%
95
7,000円
~
10,000円
13%
5,001円
~
7,000円
10%
96
97
参考3
参考3.主要観光資源ヒアリング調査
調査概要
(1)調査期間:平成24年11月~平成25年1月
(2)調査対象:市内観光施設、各観光協会事務局、行政内観光関連課
(3)調査項目:地域や資源を取り巻く状況、強み・活用できる資源、今後の展開や課題・持続的
集客のための方策案 等
(4)調査件数:16件
<ヒアリング結果のまとめ>
観光全般・まちづくり、歴史文化、産業遺産ダム等、温泉宿泊関連等、食・農業・特産品・土産
品等、自然・景観・まちなみ・風土等、PR全般、交流ネットワークづくり、他地域の状況その他
に関連して、現在の状況や活用できる資源、課題等についてヒアリングを行った。
竹田城跡や生野銀山の今度の展開に関する意見、もっと食(特に岩津ねぎ)を開発してPRすべ
きという意見、自然や景観等の資源を活かすという意見が多くあがっている。
分類
観光全般
まちづくり
祭り・イベント
等
歴史
文化等
【地域や資源を取り巻く現状】
○観光動向をさぐるため商工会と市役所の女性職員による定期的な会合を開催
○山東は観光協会にも全戸が加入しており資金力があり
○生野にはバイクや自動車のツーリング客が少なくない
○週末の土日は観光客が増え前年度の 2 割アップ(フレッシュあさご)
○観光の受け入れ体制ができておらず竹田城跡の誘導看板1つとっても不十分
○八鹿のトンネルが完成したことで 312 号線は影響を受ける可能性あり
【強み・活用できる資源等】
□児童文学作家の森はな(代表作は「じろはったん」)の生涯をNHKの朝の連続テレビ小説の
ドラマに推薦する活動を推進
□観光写真展(カレンダーに写真を掲載)、年末年始のイルミネーション、昔懐かしい夏祭り(花
火も好評)を開催<山東>
□「山東新生まちづくりの会」は昭和展、人形展、酒蔵音楽祭(竹泉の醸造元)などを主宰
□「和田山夏まつり和田山地蔵祭」は但馬 3 大祭の1つで雑誌にも掲載
□自然環境の保全、新エネルギーへの取り組み、花いっぱいのまちづくり運動などが盛ん<朝
来>
【課題・今後の展開・方策案等】
◎商工会や観光交流課で市内の飲食店マップを作成し配布してはどうか
◎商工会青年部の観光関係者事業者(40 代以下)を集め、年間行事の中で観光に関するフォ
ーラムを開催するなどの取り組みが必要
◎竹田地区の空家の一棟貸しを将来的にはしたい
◎施設の運営や空き店舗の活用などに関して、市内の人に限るのではなく少しハードルを低く
してみてはどうか
◎竹田城跡について地域の子どもたちが学べるよう教育委員会が働きかけを行うべき
◎観光はもっと経済的視点で見ていくべきで地域が潤うしくみを考えるべき
【地域や資源を取り巻く現状】
○竹田城跡への観光客は H24 年は約 20 万人。マナーの問題もあり禁止事項を書いた看板を
設置
○竹田地区の全戸に“お竹ちゃんからの便り”を配布し、意識を醸成
○竹田城跡の中腹の駐車場を冬季閉鎖(H24 年 12 月 21 日~H25 年 3 月 8 日まで)
○生野まちづくり工房井筒屋では5節句をはじめとする生野の生活文化等の情報を発信
98
分類
産業遺産
ダム等
温泉
宿泊関連等
【強み・活用できる資源等】
□竹田城跡は H24 年 4 月に NPO 法人地域活性化支援センターから“恋人の聖地”に認定
□生野義挙から平成 25 年で 150 周年。2 種類のキャラクターを考案
□佐中千年家(原六郎の生家。同志社を設立した新島襄と深いかかわりあり)。25 年の大河ドラ
マの関連性もあり
□森地区の九重石塔(虎御前の慰霊碑)
□但馬最古の鰐口が残る大林寺
□青倉神社の御神水(ほう酸が含まれていて目によい)
【課題・今後の展開・方策案等】
◎竹田城跡では環境保存協力金の徴収を予定。年間パスポート(1,000 円)、1 日券(300 円・
半券は手作り押し花のしおり)をつくり提携店の土産物や飲食の割引になるというしくみも導
入。H25 年はトイレを 3 箇所、H26 年はトイレと道の整備を計画
◎全国山城サミットを H25 年の 11 月に朝来市で開催。サミットの事務局を朝来に設ける予定。
日本城郭協会の支部も朝来につくりたい
◎表米神社から竹田城跡へ続く登山道を平成 25~26 年に整備して電力を運び、完成したら駅
からの登山道をいったん止め、トイレや料金所をつくる予定。山城の郷の駐車場も拡大する
予定
◎竹田城跡の禁止事項の看板は表現方法をよく検討すべき
◎竹田の“まちうち”を周遊できる方法を考えるべき(例:毎月祭りを開催、石畳の通りなど)
【地域や資源を取り巻く現状】
○生野鉱山から神子畑までは車で 20 分ほどだが、神子畑から明延までは 1 時間弱
○生野銀山と口銀谷の景観地区の距離が4キロと離れている(路線バスの本数少ない)
○JR播但線と生野銀山行きの路線バスの連絡が悪い
○生野銀山では犬も受け入れ犬の足洗い場もつくった
○生野銀山は竹田城跡とテレビに取り上げられた効果で集客アップ
○民間中心で活動している「銀の馬車道」と比べ、「鉱石の道」は鉱山資源の研究に重点がお
かれ外向けの PR は弱い
○生野の鉱山関連施設の保安上の責任は三菱にあり市として動けない面あり
【強み・活用できる資源等】
□神子畑は廃墟マニアには有名。建物は取り壊されたものの、山を削った独特の景観は健在
□ムーセ旧居は朝来市が借用し管理責任は三菱。入館者は増加傾向
□風情のある太盛のレンガ坑道の入り口とレンガのエントツ
□たぬき掘りは生野銀山のみ見ることが可能(佐渡や石見銀山は不可)
□シルバー粘土(三菱マテリアルが開発・商品化)をつかった体験
□揚水式発電所としては世界有数の奥多々良木発電所(平日見学可)
【課題・今後の展開・方策案等】
◎「鉱石の道」ではバス会社や産業遺産等の保存を行う NPO とも協力して活動を行う予定
◎鉱山資源を結ぶウォーキングしてみてはどうか
◎神子畑の敷地内を周遊できないか(安全性の確保が前提)
◎ロックフィルダムのところに電飾を施したらどうか
◎与布土ダム完成後の活用の仕方を検討すべき(桜の名所、イヌワシ、温泉等との連携)
【地域や資源を取り巻く現状】
○よふど温泉は竹田城跡に近く竹田城跡帰りの人も多く利用(2 割アップ)。竹田城跡の観光客
を見込み、土日祝日は通常より早い9時オープン
○黒川温泉は地元客が少なく道路事情もあり 12 月~3 月上旬は客が激減
○山城の郷は土日の雨が降らない日は朝7時オープン
○早朝に竹田城跡を訪れる観光客のために、各宿泊施設は朝食なしプランなど、独自のプラ
ンを考案
○商工会で飲食、旅館関係の会員が集まり情報交換会を実施
【強み・活用できる資源等】
□さのう高原には農園やログハウス、別荘地もあり
□やまびこ山荘はひなびた感じが売り
□よふど温泉の泉質と周辺環境(田園の中で見晴らしよし)
□黒川温泉の泉質とリピーター率(50%)
99
分類
食・農業
特産品
土産品等
自然
景観・まちな
み
風土等
【課題・今後の展開・方策案等】
◎宿泊業者の中には竹田城跡までの朝の送迎をしているところもあるが、その辺りのルールを
市が考えていくべき
◎商工会や市のホームページに宿泊施設のコンテンツをつくり、クーポンをつけるなど工夫した
らよい
◎商工会の飲食、旅館関係の会員からニーズを聞きだしていきたい
◎黒川温泉は九州の黒川温泉を上手くPRに活用すべき
◎ケーブルテレビで温泉を中心としたストーリー仕立てのPR方法を検討中
【地域や資源を取り巻く現状】
○生野ハヤシライスは 12 店舗で提供(当初のハヤシライスはイベント時に提供、通常は各店舗
がオリジナル版をつくり提供)
○岩津ねぎは知名度がアップしたが関西ですべて消費される
○岩津ねぎを食する場所なし
○岩津ねぎのシーズンは地方発送を大量に行う(道の駅あさご)
○観光に訪れて土産を買いたいのに買うものも売るものもないのが現状
【強み・活用できる資源等】
□「竹田城石垣コロッケ」と「元気ギューギュー鍋」(経産牛を使用しイベント等で試作販売)
□ジャージー牛を飼育し、つくったアイスクリーム
□米粉うどん、よもぎうどん(黒川温泉)、高本うどん<竹田>
□元気丼(飲料組合が開発)
□夜久野高原のダイコン
□酒蔵(竹泉の醸造元)での音楽祭とはかり売り
□農家レストラン「百笑村」(現在修理中)<山東>
□まほろばの岩津ねぎウインナー(ドイツの食肉見本市で賞を受賞)
□生野銀山の坑道の倉庫での熟成品(日本酒、焼酎、ワインなど酒類や洋ドイツの菓子パン)
□「ねぎまみれ丼」(商工会のネット部会発案・2店舗で提供)
□ブルーベリー(休耕田を活用し生産。果物、ジャムでも人気)
□ボタン鍋(朝来市内産のしし肉使用)
【課題・今後の展開・方策案等】
◎岩津ねぎの商品として売れないものの活用の仕方、作付面積の拡大
◎但馬牛+岩津ねぎ、または養父のワサビや朝倉山椒など但馬のものを使いながら岩津ねぎ
の売り出し方を工夫していくべき
◎岩津ねぎのブランド化のために、どこの店に行っても岩津ねぎが食べられるよう定着するまで
は市が助成すべき(例:野沢菜)
◎コウノトリ育む農法による米のブランド化
◎山城の郷の農産物加工施設を他の地区も利用できるとよい
◎食にかかわる人は、B級グルメもいいが都会で食べられている食をもっと研究すべき
◎高校生と連携して土産物のマーケティングをしてはどうか
【地域や資源を取り巻く現状】
○銀山湖ではゲームフィッシングの大会等も開催
○生野高原から段ヶ峰、砥峰高原から段ヶ峰のコースは初心者コースとして近年人気が高い
○粟鹿山は登山客が多く冬の過酷な自然体験をする催しもあり
【強み・活用できる資源等】
□さのう高原の南向きの景観
□さのう高原の茶畑(特に新芽のとき)の風景
□多々良木のダム周辺の桜、新緑、紅葉
□玉林寺のしだれ桜
□岩屋観音の紅葉
□行者岳からの景観
□コウノトリの飼育場
□与布土ダム周辺のイヌワシ
□黒川渓谷(アユも遡上。オオサンショウウオが多数生息し、それを目当ての水中カメラマンも
頻繁に訪れる)
□生野のまちなかとその奥にある上町のまちなみ
100
分類
PR全般
交流
ネットワーク
づくり等
他地域の状
況
その他
□グンゼ工場の昭和初期の建物<山東>
□矢名瀬のまちなみ<山東>
□青倉神社から黒川ダムと温泉に行くコース
□写真映えするスポットあり(トロッコ道、黒川・多々良木ダム周辺)
【課題・今後の展開・方策案等】
◎生野は鉱山景観を文化的景観としてとらえ鉱山まちの景観づくりを実施
◎豊かな自然環境を活用したグランドゴルフのコースづくり(グランドゴルフの大会を誘致しメッ
カにしていきたい)と季節ごとのイベント交流の推進
【地域や資源を取り巻く現状】
○JR沿線ではガイドの交流会があり(ガイドをお互い紹介できるパンフレット作成の流れあり)
○県民局主催で但馬全域の道の駅(11箇所)の「駅弁スタンプラリー」を実施
○牛肉、温泉、スキー場のある但馬は外国人にも人気あり
【強み・活用できる資源等】
□映画『あなたへ』のロケ地の中で竹田城跡の印象が最も強かった。映画『天地明察』、『忍たま
乱太郎』実写版の舞台にも
□農産物イベントをきっかけとした和田山の糸井地区と神戸鈴蘭台との交流
□和田山と長崎の壱岐との間で交流促進検討会が発足し、学校間交流などにも発展
□神戸元町で朝来の野菜直売のブースを出店(ブランド PR の一環)
【課題・今後の展開・方策案等】
◎神子畑、多々良木、奥多々良木発電所、佐中千年家などもっと PR していくべき
◎多々良木、青倉神社、黒川渓谷などもマイナーを育てていくべき
◎北近畿と播但道という一定のマーケット別にアプローチしてもよい
◎竹田城跡は恋人の聖地として認定。今後はその商標登録も検討
◎熊本のくまモンのようなキャラクター展開も参考にすべき
◎平成 26 年開催予定の但馬の祭典に向けた仕掛けをしていくべき
◎竹田の観光案内所や山城の郷に生野のパンフレットをおき、コース設定をして旧朝来町や和
田山町ともつなげていく必要あり
◎竹田城跡と生野銀山は朝来市の2大拠点なので、なんらかのタイアップをしていくべき
◎竹田城跡の客に市内をどう周遊してもらうか考えるべき(マップやコースづくり等)
◎日帰り、宿泊の両方の周遊ルートをつくるとよい
◎観光客を 5 時間滞留させることを考えるべき。そのためにも但馬の総合力で魅力づくりを行う
べき(生野や竹田の古い歴史的な造形物とシオパークや氷ノ山などの自然を組み合わせ)
◎観光振興のためのキーワードは連携。同業者、異業者、官民、地域内外との連携が必要
◎冬季の通行止めは観光客に不満しか与えないのではないか
◎アンテナショップの際は、旅行関係の資格をもって、具体的に客を連れてこられるようにする
など考えていくべき
◎グランドゴルフを通した播磨町との交流をしていきたい
【地域や資源を取り巻く現状】
○石見銀山では自動販売機などを焼き板で覆うなど、まち全体の雰囲気づくりができている
○滋賀県の高島市やマキノ町などは昭和の初め頃からスキー客を誘客していたので、観光協
会が非常にしっかりしている
○神姫観光が竹田城跡と神子畑のツアーを組んだら、古城マニアですぐいっぱいになった
【強み・活用できる資源等】
○「銀の馬車道」は日本ユネスコ協会連盟の「プロジェクト未来遺産」に正式登録(兵庫県初)
○養父で「山陰道へのいざない」と題して、山陰道(312 号含む)沿いの観光拠点をつなぐ活動
あり
【課題・今後の展開・方策案等】
◎大分の豊後高田は昭和のまちなみのような楽しくて行ってみたいと思わせる仕掛けが必要
◎香川県東かがわ市は古民家を改修する事業を行い、季節ごとに DM を送る地道な活動が功
を奏し、かなりの集客を誇る。竹田城跡もDM戦略でのファンづくりが可能ではないか
101
<ヒアリング結果>
■朝来市総合政策課
<地域や資源を取り巻く状況>
○但馬では近代化産業遺産を地域活性化に活かすべく、明延(養父市)、神子畑、生野を拠点に
「鉱石の道」として PR している。一方、西播磨では朝来から姫路までを「銀の馬車道」とし
て売り出している。連携してパンフレットをつくってはいるが、日頃から協議会のようなもの
を設けて活動するまでには至っていない。
○「鉱石の道」には全国でも有数の鉱山資源があり、産業遺産としては圧倒的な存在であるが、
これまで行政を中心とした鉱山資源の研究に重点がおかれ、外向けの PR はあまり行ってこな
かった。他方「銀の馬車道」は市川流域に発達しメインの拠点はないものの、“日本発の高速
産業道路”として、上手く情報発信や PR を行っている。姫路の民間企業やバス会社などが中
心となっており、研究というより地域活性化につなげる1つの資源として活用するなど、アプ
ローチの仕方がまったく異なっている。
○「銀の馬車道」を通って資材が運搬され、姫路の飾磨港〔姫路港〕から、鉱石が直島やまで運
ばれ精錬されていたことを考えると、この地は海の駅にもつながっていたことになる。なお、
現 OAP パークの大阪精錬所にも、また日本海側にも鉱石は運ばれていた。播但線もいわば鉱山
がきっかけでできたものである。
○生野では、まだ三菱の一部で事業が行われているため、保安上の責任は三菱にあり、市として
動けない側面もある。
○生野鉱山から神子畑までは車で 20 分ほどだが、神子畑から明延までは 1 時間弱かかる。
○養父市の大屋地域では一円電車なども活用しながら「鉱石の道」のまちおこしを行っている。
<強み・活用できる資源ほか>
○「銀の馬車道」は日本ユネスコ協会連盟の「プロジェクト未来遺産」に正式登録した(プレス
発表は平成 24 年 12 月3日)。未来遺産は、100 年後の子どもたちに残したい産業遺構、自然、
文化の保全、普及を促すため、同連盟が選定しているもので、兵庫県内からの選定は初めてと
なる。
○神子畑は廃墟マニアには有名なところであり、建物は取り壊されたものの、山を削った独特の
景観は健在である。周遊できるとよいが、地域の高齢化が進み、あまり人が集まることを好ま
ない住民もいる。神子畑などの現役時代を知る人が語り部となって話をしてくれるとよいが、
現状では 80 過ぎの高齢になっている。
○「ムーセ旧居」は朝来市が借りているが、管理責任は三菱にある。入館者は増えてきている。
<今後の展開や課題・持続的集客のための方策案ほか>
○生野は鉱山景観を文化的景観としてとらえ、鉱山まちの景観づくりを、これまでの研究結果を
もとに行っていく予定である。
○「鉱石の道」でも、バス会社や廃墟マニアで産業遺産等の保存なども活動を行っている NPO な
ど、民間にも参加してもらって今後活動を行っていく予定だ。
102
○民間企業がウォークラリーなどのイベントを行うこともある。まずは、ウォーキングをしてみ
るのがいいのではないか。
■朝来市竹田城課
<地域や資源を取り巻く状況>
○竹田城跡を訪れた人は平成 21 年に2万人であったが、年々急増し、昨年は 15 万人、平成 24
年は 20 万人に達した。ここまで人気がでる前は、4 月の桜の時期のみであったが、立雲峡に地
元の写真家やマニアックなファンが訪れるようになり、3 年前ぐらいから雲海で急にメジャー
になってきた。それでも 22~23 年は団体旅行のコースの1部に入るぐらいであったのが、今
は竹田城跡がメインになってきている。
○人が急激に増えすぎて受け入れ体制や管理が追いついていない。駐車場はすぐに一杯になり、
山城の郷までの一般道まで両端に車が駐車されており、地域の人の仕事や生活にも影響が出て
きている。
○雲海は6時~7時がメインで、それに間に合うように、段々と人が早く訪れるようになり、徹
夜組もでるようになった。テントを張ったり、ゴミを捨てる人が出たため、禁止事項を書いた
看板を1つ立て、これを6つに増やす予定だ。
○竹田城跡は平成 24 年 4 月に NPO 法人地域活性化支援センターから“恋人の聖地”に認定され
た。
○よふど温泉や生野銀山などは竹田城跡の経済効果が如実にあり、利用者が 2 割はアップしてい
る。
○山城を活かしたまちづくりのためには地元の協力が欠かせない。現在竹田地区の全戸に“お竹
ちゃんからの便り”を配布し、意識の醸成をはかっている。
<今後の展開や課題・持続的集客のための方策案ほか>
○竹田財産区との話し合いが必要だが、環境保存協力金の徴収を計画している。現在の計画では
年間パスポート(1,000 円)、1 日券(300 円)ぐらいとし、1 日券の半券は手作り押し花のし
おりにする予定。これを提携店で提示すると、土産物や飲食が割引になるというしくみだ。押
し花しおりをつくる人たちも地域の人たちであり、できるだけ多くの地域の人を巻き込みたい
とと考えている。
○竹田城跡の中腹の駐車場を冬季は閉める(登山道や山城の郷までは現状のまま)。期間として
は 12 月中旬~3 月中旬ぐらいである。
○トイレ問題も深刻であり、我慢できない観光客が道で用を足すこともある。そのため、来年は
トイレを 3 箇所、再来年はトイレと道の整備を計画している。
○全国山城サミットが平成 25 年の 11 月に朝来市で開催される。今は持ち回りのサミットだが、
サミット自体の事務局を朝来に設ける予定である。また、財団法人日本城郭協会の支部も朝来
につくり、朝来に来たら竹田城跡のことだけでなく、日本の城や城郭のことがわかるようにし
たいと考えている。
○空家の一棟貸しを将来的にはしたい。雲海が見られる確立は2~3割であり、連泊してもらえ
ればその確立も増す。交流館がオープンすれば食事も提供できる。空家活用を考えている人は
103
いるが、現状は交流館オープン後の様子見状態だ。
○観光に大きな影響力がある女性客の動向をさぐるためにも、商工会と市役所の女性職員による
定期的な会合が行われている。
○平成 20 年度に観光資源の個票をつくりデータベース化した(まるごと売り出しプログラム)。
それを活用すべきだ。
■市民文化部(和田山地域振興課)
<強み・活用できる資源ほか>
○和田山で最も大きな祭りが「和田山夏まつり和田山地蔵祭」で、但馬 3 大祭の1つである。雑
誌にも掲載されることから阪神間からも問い合わせがある。以前は昼に創作踊り(毎年、各団
体が新しいオリジナルの踊りを披露。現在はなし)、夜には花火が打ち上げられていたが、昼
の部は昨年、徳島の阿波踊りを招待した。
○「竹田寺町通り花しょうぶ祭り」は 6 月開催で、地区の有志が行っている。しょうぶが咲く竹
田川に、子どもの絵(竹田城跡や鯉など)が描かれた提灯が掲げられている。
○「わだやま竹田お城まつり」や「立雲峡さくら祭り」は桜の咲く 4 月に、「藤まつり」は5月
のゴールデンウィークから下旬にかけて開催され、その他「大蔵じろはったん村まつり」など
もある。
○食の本場アピール事業として、「竹田城石垣コロッケ」と「元気ギューギュー鍋」を広めてい
きたいと考えている。両方ともかめばかむほど旨味が出る経産牛を使用し、イベント等で試作
販売をしている。
○「竹田城石垣コロッケ」は 24 年の3月に商標登録した。①○△□の3つのセット、②地元産
の野菜を使用、③経産牛を使用の3つが条件で、料飲組合、商工会が中心となり、定食・メニ
ュー化をはかり、2 店舗でまず提供することになった。
○個人でジャージー牛を飼育してアイスクリームを作っている人(あいす工房らいらっく)や、
米粉うどんを作っている人などもおり、飲料組合が開発した元気丼、夜久野高原のダイコンな
どの食の資源もある。
○和田山の北端に位置する糸井地区には、自然豊かな糸井渓谷や大カツラの木があり、農産物を
イベントの際売りに行ったのがきっかけで、神戸市の鈴蘭台との交流がある。
<今後の展開や課題・持続的集客のための方策案ほか>
○朝来市出身の森はなさんの生涯をNHKの朝の連続テレビ小説のドラマに推薦する活動を推
進している。森はなさんの代表作である「じろはったん」は純朴な知的障害のある青年の話で、
人を思いやる心が伝わってくる作品である。地域の中での教育的な素材としても大切にしてい
きたいものであり、そうした心を全国に発信していくことも目標としている。また、地域づく
りの題材として、「じろはったんウオーク」による都市との交流も行われており、特産物とし
てじろはったん米やじろはったんせんべいなども登場している。
○東河の小山弥兵衛は一揆に関わったとして長崎県の壱岐に島流しになった。弥兵衛は読み書き
ができ、地元の人徳者となっていたが、孫娘が祖父会いたさで尼となり、壱岐で祖父とである
弥兵衛と会った出来事がきっかけで、壱岐と和田山の交流がはじまった。当初は漁師の物産展
104
ぐらいの交流であったが、交流促進検討会が発足し、学校間交流などにも発展してきている。
■山東支所/山東町観光協会
<地域や資源を取り巻く状況>
○観光写真展を開催し、平成 24 年で 17 回目になる。写真の選定は特選、入選に関しては神戸新
聞の朝来支局長が行い、佳作以上は観光協会の役員が行っている。題材は旧山東町内の四季の
写真で、賞よりもカレンダーへの掲載を目標にみな応募してくる。カレンダーは 2500 部刷り、
会員や企業に配布している。応募者は旧町内がほとんどだが、インターネットやケーブルテレ
ビ、神戸新聞等で公募している。
○12 月1日~1月 17 日まで、庁舎を中心に学校周辺などをイルミネーションで飾っている。当
初は商工会と地元有志で行っていたが、観光協会が引き継いだ。24 年はまちなかの橋にも拡大
した。イルミネーションはじゃらんなどの情報誌にも掲載されている。
○山東の夏まつりは観光協会協賛のもと、地元の奉賛会が中心となり行われている。昔懐かしい
万国旗が飾られ、その年を反映するつくりものを町のひとたちがつくり、コンテスト式で賞も
決めている。また、夜の花火は見やすい位置であがり、非常に臨場感があると好評である。
○粟鹿山は登山客が多く訪れ、「さんとうアウトドアビレッジ」や「西宮市立山東自然の家」な
どもある。この地で冬の過酷な自然体験をする催しもある。
○よふど温泉は地元が立ち上げ現在は指定管理者が運営している。田園風景の中の温泉として、
周辺の田にハスを植えたりもしている。冷泉のため加温しているが泉質もよく、竹田城跡から
近いこともあり、竹田城址帰りの観光客も利用しているようだ。
○山東は地元でしっかりやっていくという気質があり、観光協会にも全戸が加入している。その
ため資金力もある。
<強み・活用できる資源ほか>
○グンゼの工場が山東にあり、一部現役の昭和初期の建物もある。また、矢名瀬のまち並みも非
常の趣がある。
○山東内に、田治米(竹泉の醸造元)と此の友酒造の2つの醸造元がある。特に有名な竹泉で平
成 24 年8月の夏祭りの前夜祭として酒蔵音楽祭(クラシック)が開催され好評であった(入
場料はワンドリンク付き 300 円)。クーラーこそないが、氷柱をおいて涼を演出していた。な
お、田治米ではまだはかり売りが行われている。
○昭和展(古い車やバイク、おもちゃなど)、民家や商店の軒先にひな人形を展示する人形展、
ミニSL試乗会などを行う鉄道展なども開催されている。酒蔵音楽祭も含むこれらのイベント
の主催は地域有志で運営している「山東新生まちづくりの会」が主催しているもので、同会は
お好み屋「矢名瀬屋」を起点に。季節ごとにイベントなどを行っている。
○自治協が農家レストラン「百笑村」を以前予約制で運営していた。現在は修理中で営業を行っ
ていないが、かやぶき屋根の情緒もあり、竹田城跡に朝早く行った観光客が、まずはよふど温
泉に入り、最後にゆっくり農家レストランで昼食をとるという流れができたらと考えている。
また、与布土のあたりは米もおいしいと言われている。
105
<今後の展開や課題・持続的集客のための方策案ほか>
○与布土ダムが完成すると、それをどう観光資源として活用していくかを検討していく必要があ
る。温泉も近いし、桜の名所でもあるので、そういったアプローチをしていきたい。
■朝来支所/あさご観光協会
<地域や資源を取り巻く状況>
○旧町時代から緑、水、中央高原をキーワードに自然を生かしたまちづくりをすすめており、ま
た、自然環境の保全やエネルギーにも早期に取り組み、ISO14001 の取得、間伐材を利用したペ
レットストーブ、屋上緑化、太陽光発電システムの導入、李熱利用などにも積極的に取り組ん
できた。
○旧町時代から花いっぱいのまちづくり運動は盛んで、美しい里づくり、美しい谷づくりなど、
地域ごとの特徴を生かした景観づくりに取り組んでいる。
○高原の八代茶園では茶も栽培されている(朝来みどり)。
○岩津ねぎを特産品と言っておきながら、岩津ねぎを食べられる場所がない。
<強み・活用できる資源ほか>
○多々良木にはダムや芸術の森、宿泊施設、さのう高原にも宿泊施設がありスカイスポーツが楽
しめる。さのう高原には農園やログハウス、別荘地もある。さのう高原の南向きの景観はすば
らしく、交通アクセスもよいのが特長である。
○多々良木のダム周辺は桜、新緑、紅葉がともにすばらしく、広葉樹もあり美しい。また岩屋観
音の紅葉や行者岳からの景観もよい。青倉神社は目の神社として有名である。
○神子畑の一円電車は展示のみだが、電車そのものは一番きれいに保たれている。神子畑も敷地
の中に入って、少し周れるようにするとよい。ただし、そのためには安全ルート設定が不可欠
だ。
○農業では岩津ねぎのブランド化が1つの柱になっているが、それ以外にも、コウノトリ育む農
法(米とコウノトリの餌となる生き物を同時に育む)による米のブランド化、その他黒大豆や
ピーマンなど地元野菜の生産を拡大し、農産物の付加価値を高めるようと考えている。
○朝来市内の3つの道の駅で岩津ねぎの春巻きを販売している。道の駅「但馬のまほろば」はド
イツで開催された食肉見本市で賞をとった岩津ねぎウインナーを販売している。
<今後の展開や課題・持続的集客のための方策案ほか>
○高齢者が主な対象者であるグラウンドゴルフは市民の中でも盛んだが、近年のコースは確実に
景観重視のものになりつつある。朝来には多々良木やダムなど景観のよい場所があるので、豊
かな自然環境を活用したコースづくり(高原コース、レイクコース、木立コースなど)を将来
的に行い、様々な大会を誘致して、グランドゴルフのメッカにしていきたいと考えている。そ
うすることで、リピータを増やすことができると思う。そのためにも、まずは以前から親交の
ある播磨町(保養施設あり)とグラウンドゴルフを通してイベント交流をしていきたい。
○グラウンドゴルフなど何らかの目的をもって訪れてもらい、季節ごとに変る見所をつくるなど、
106
2~3回と訪れたくなる仕掛けが必要だ。
○神戸の元町で平成 24 年の7月から月に 1 回、朝来の野菜直売のブースを出している。ブラン
ドPRの一環として朝来支所と自治協が協力して行っているものであり、最近はリピータもい
る。購入者から聞かれるのは竹田城跡と岩津ねぎのことが多い。都会の人は竹田城跡のある朝
来(市)という広いエリアで見てくれているので、それを鉱山資源など横にもつなげていきた
い。
○観光には目から入るイメージが大切であり、朝来はこれ!というものがないと難しい。それが
竹田城跡でもよいいと思う。熊本のくまモンのようなキャラクター展開も参考にすべき。
■道の駅「あさご」
<地域や資源を取り巻く状況>
○平成 24 年で 24 年目を迎える朝来市でもっとも古い道の駅。高速ができても下の道を走って来
てくれる昔なじみの客もいる。
○他の道の駅は一般の土産物がよく売れるが、道の駅「あさご」は地元の新鮮な野菜や米等が売
上げの中心。野菜は海産物等と異なり単価が安く、利益率はあまり高くない。
○冬は岩津ねぎやハクサイがメインで、岩津ねぎのシーズンは地方発送を大量に行っている。北
海道から九州まで注文があり、毎週8キロを注文するような料理屋も得意先にいる。農産物の
生産者は 600 名ほど登録している。
○平成 24 年 11 月の客数は 1 年前に比べ2割ぐらいアップしており、日曜日ともなると 1 年前の
2 倍ぐらいの日もある。
○但馬には 11 も道の駅があり、そのうち3つが朝来市内にある激戦地区だ。これまでブタレー
スやアユレースなどいろいろ誘客のために試みたが、赤字を生むだけだった。
<強み・活用できる資源ほか>
○地元の地域資源を活用しようと、関西電力に何度も足を運びお願いした結果、平成 22 年8月
から奥多々良木発電所の見学受付を行っている。同発電所は黒川ダムと多々良木ダムの間の地
下にあり、揚水式発電所としては世界有数である。水の水位が目立つ夏はとくにおすすめで、
地下の発電所や風力発電設備と、コースもいろいろあり、ファミリー層が多く訪れている。道
の駅「あさご」は多々良木ダムまで車で 15 分、黒川ダムまで道が整い 25 分の距離と好立地に
あるので、今後もPRしていきたい。
○黒川渓谷やさのう高原の茶畑(特に新芽のとき)の風景は美しい。旧朝来町は花いっぱい協会
の活動が以前より盛んで、各家庭のガーデニングも美しい。バスで見学に来る人もいるぐらい
だ。
■生野支所/生野観光協会
<地域や資源を取り巻く状況>
○銀山湖ではボートがレンタルでき、ゲームフィッシングの大会等も行われ、トッププロも訪れ
る場所である。
107
○黒川渓谷には魚ヶ多やキャンプ場があり、周辺にはオオサンショウウオが多数生息する。それ
を目当てに水中カメラマンも頻繁に訪れる。オオサンショウウオやその環境等を研究するNP
O日本ハンザキ研究所は廃校を活用している。
○旧生野町にはカッセル、魚ヶ滝荘、やまびこ山荘の3つの宿泊施設があり、やまびこ山荘はひ
なびた感が逆にうけている面もある。
○生野ハヤシライスは銀山に都会から赴任した人の妻から伝わった、銀山社宅が発信元の料理。
家庭の味なので店舗ごとに工夫してもらっており規定はない。商工会を中心に5~6年前から
広まり、現在は 12 店舗で提供している。
○生野にはバイクのツーリングや自動車のツーリングで足を運ぶ人が少なくない。
○Kiss
FM では“生野家の人々”というラジオ番組を 2 ヶ月間放送した。その際、銀谷祭りも紹
介され、かなりの反響があった。ラジオで聴いてわざわざハヤシライスを食べに来る人もいた。
○生野の一里塚で但馬と中播磨に分かれる傾向があるが、JR沿線ではガイドの交流会があり、
ガイドをお互い紹介できるよう、パンフレットをつくろうという流れがある。
○生野銀山と口銀谷の景観地区の距離が4キロと離れているのがネックである。駅からはレンタ
ルサイクルがあるものの、やはり車が中心となる。路線バスもあるが本数も少ない。
○早朝に竹田城跡を訪れる観光客のために、各宿泊施設は朝食なしプランや逆に竹田城跡から帰
ってきて朝食を食べるプランなど、独自のプランをつくっている。
<強み・活用できる資源ほか>
○神子畑はまだ知られていないが、朝来市内をつなげることによって、知られていくといろいろ
可能性が広がる。
○トロッコ道は写真映えする。また、黒川ダム周辺の自然や多々良木ダムも写真のいい題材にな
ると思う。
○釣り好きには黒川渓谷のアマゴ釣りを楽しんでもらえるし、子どもには魚ヶ滝の滝つぼがいい
遊び場になると思う。また、銀山湖から天然アユが遡上しているのも確認されている。
○シルバー粘土は三菱マテリアルが開発・商品化したものであり、シルバー粘土をつかった体験
をもっと広めていきたい。
○青倉神社の御神水にはほう酸が含まれていて目によいとされており、青倉神社から黒川ダムと
温泉に行くコースはおすすめである。
○生野高原から段ヶ峰のコースは初心者コースとして近年人気が高い。また砥峰高原から段ヶ峰
のコースも人気がある。
<今後の展開や課題・持続的集客のための方策案ほか>
○生野義挙(生野の変)は勤王の志士と但馬の農民が一緒になって生野代官所を占拠した事件で、
わずか 3 日で破陣となったが、この生野義挙は明治維新の魁となったと言われている。その生
野義挙から平成 25 年で 150 周年を迎えるにあたって、いろいろ仕掛けを考えている。まず周
知して地域の大人にも子どもにも知ってもらうとともに、観光にも役立てられるよう、志士を
キャラクター化し、1つはかわいい系キャラでハムスターをモチーフにした子ども向け、もう
1つは歴女ねらいのイケメンキャラを宝塚大学の在校生・卒業生の協力のもとつくった。生野
義挙についてのマンガ化も行う予定。
108
○竹田城跡に人が集まってきていることはチャンスである。竹田城跡と生野銀山をシャトルバス
でつなぐことは予算的に厳しい。竹田の観光案内所や山城の郷に生野のパンフレットをおき、
コース設定をしていく必要がある。例えば“近代化遺産コース”、
“明治維新コース”など、旧
朝来町や和田山町ともつなげていく必要がある。
○大分の豊後高田は昭和のまちなみを売りにしている。こうした楽しくて行ってみたいと思わせ
る仕掛けが必要だ。
■生野まちづくり工房井筒屋
<地域や資源を取り巻く状況>
○5月に「銀谷のわらべ」、7 月のたなばた、9月のお月見、2月の節分、3月の「銀谷のひな祭
り」といった5節句をはじめとする生野の生活文化等の情報を発信している。
○5節句の中で最大のイベントは3月の「銀谷のひな祭り」で、軒先や窓際に通りから見えるよ
うにひな人形を飾ってもらっている。参加民家には在宅の場合、ピンクののぼりをたてていた
だいている。5月の「銀谷のわらべ」(五月人形を飾る)も同様の祭りであるが、これらの祭
りはまちなみと合体したものである。
○3月の「銀谷のひな祭り」には阪神間からの客も多く、1 年ではすべて見ることができないの
で、複数年にわたってきてくれる人もいる。最初は協力民家が4件ぐらいであったが、50 件、
100 件と増え続け、現在では約 150 件の参加がある。
○7 月のたなばたは 2 本の竿を立て紙衣をつけるなど独特のもので、地域資源の掘り起こしから
見つけたもの。着物に困らない、裁縫が上手になるようになどの願いが込められているという。
○井筒屋で販売しているお菓子やサンショウウオ関連のグッズはすべて手作り。クッキーは卵や
添加物を私用しておらず、生野紅茶の粉を使って何かできないかと考えてつくられた。
○生野はもともとハイカラな町であり、新しいことを受け入れる気質があると思う。
<強み・活用できる資源ほか>
○生野や井筒屋に来ていただき、ゆっくりと日常とは違う空間を過ごしてもらいたい。コーヒー
以外は無料なので、お茶でも飲んでホッと一息ついてもらうこともできる。また浅田邸では弁
当を予約して食べていただくことも可能だ。
○生野はまちなみ全部を歩いてもらって魅力を感じてもらえるところだと思う。奥にある上町も
魅力的なところなのでアピールしていきたい。
○口銀谷から生野銀山へ行く途中の道から少し入ったところに太盛のレンガ坑道の入り口があ
る。その上の方にはレンガのエントツもあり風情がある。昔は近くまで行けたが、今は行けな
い。
<今後の展開や課題・持続的集客のための方策案ほか>
○竹田城跡を訪れた人が生野のまちまではあまり足を運ばない。せいぜい生野銀山までなので、
井筒屋、浅田邸、志村喬生家跡などのパンフレットを山城の郷においてもらうようにしたい。
○大分の豊後高田は商工会が中心となって活動を行ってきた。商工会の動きも重要だと思う。ち
なみにハヤシライスの普及は商工会が中心で進めてきた。
109
■朝来市経済振興課
<地域や資源を取り巻く状況>
○竹田城跡は5年ほど前から人が増えてきたが、20 万人を超そうという状況になると、受け入れ
体制ができておらず、方向性も明確でないため、警備だけにお金がかかり城跡が傷んでくるな
どマイナス面も出てくる。人が来るだけでなく経済効果につながらないと意味がない。宿泊、
飲食、タクシーなどの一部の人のみ潤うようなしくみではだめだ。
○観光に訪れて土産を買いたいのに買うものも売るものもないのが現状。竹田地区でおにぎりと
汁物を売りたいと考えている人もいるが、なかなか実現できていない。
○空き店舗を支援する制度もあり、実際に竹田地区で商売をしてそれなりの客が入っている店も
あるが、一方でなかなか難しい店もある。演出方法やセンスの問題もあると思う。
○農商工連携事業としてハバネロを売ろうとする動きもあるが、加工を大阪でするのなら内需喚
起にはならない。
<今後の展開や課題・持続的集客のための方策案ほか>
○観光はもっと経済的視点で見ていくべきである、経済的効果があってはじめて振興、活性化で
きたということだ。そのためにも豊岡のカバンのようなものをつくらないといけない。
○竹田城跡への観光客は一定のところで高止まりしてくると思う。それがどれぐらいか、その人
たちをどう受け入れていくか、みな様子見をしているのだろうが、行動を早急に起こすべき。
例えば季節ごとにパックツアーを組むなど、いろいろ考えていけばよい。
○竹田城跡の電話での案内を職員がしていては本来すべき仕事ができない。今年から和田山観光
案内所に電話をまわすようになって大分助かっているが、案内に関しては公社のようなものを
つくり対応すべきではないか。
○竹田城跡を拠点にどう周遊してもらうか、どう人の流れをつくっていくかを市民にも意識して
もらいながら、しくみづくりをしていく必要がある。
○香川県東かがわ市は古民家を改修し、かなりの集客を誇っている。その戦略は観光客に季節ご
とに DM を送るという地道なもの。竹田城跡も季節ごとの演出が可能であるし、DM 作戦でファ
ンは必ずできると思う。
○観光には外からの風も必要だ。口銀谷のミュージアムセンターや寺小屋がそのいい例で、甲社
宅も外部に開放してもいいのではないか。
○施設の運営や空き店舗の活用などに関して、市内の人に限るのではなく本店を朝来市において
もらうなど、少しハードルを低くしてみてはどうか。市内に限ると難しいと思う。
○指定管理施設も今は縛りが多すぎてやりにくい面があると思う。例えば施設自体を売却して自
由に管理運営してもらうのも一案だと思う。朝来市として、どう民間を掘り起こしていくか、
どう民間が動きやすいようにしていくかを考えていく必要がある。
○産業関連表は一定期間に行われた財・サービスの産業間取引額を表した指標で、それによると
朝来市は3千数百億円規模(21 年度実績)となる。また、産業別で見ると製造業は 240 億円に対
して、農林水産業はその約 10 分の1である 25 億円しかない。観光は地域の資源、人を使って
外にものを売ることができる非常にすばらしい産業であり、朝来市もそれをもっと振興してい
110
くべきである。この結果は議会で発表し、職員、市民へも随時知らせていく。軍艦島の観光効
果が 2 億円という数字があるが、物事を進めていく上で、もっと数値化したり、可視化するこ
とも大事である。
○商工会や観光交流課市内の飲食店マップを作成し配布してはどうか。
■和田山町観光協会
<地域や資源を取り巻く状況>
○平成 24 年から電話での案内をわだやま観光案内所に変更した。竹田城跡、立雲峡、大町藤公
園がその9割を占める。大町藤公園は地区の人が管理組合をつくって管理している。
○『あなたへ』のロケ地パンフレットを6市町村が共同で作成した。それぞれの映画館に 100 部
ずつ置いたがすぐになくなったようだ。映画は 200 万人を動員する大ヒットとなり、ロングラ
ンで上映している映画館もある。客層はやはり高齢者が多いという。
○『あなたへ』では監督がわざわざ“天空の音楽祭”という設定をし、今の竹田城跡をそのまま
取り上げている。竹田城跡が登場する場面はわずか5分ほどだが、撮影隊がねばった結果、非
常にいいシーンを撮影することができた。映画鑑賞者に印象に残ったロケ地を聞いたところ、
竹田城跡や朝来市は断トツの 1 位となり、4 割強の人が印象に残ったと答えている。北九州の
人が竹田城跡のプロモーション映画のようだと言ったぐらいだ。
○映画『天地明察』も竹田城跡でロケがあったが、架空の城としてとりあげている。その他『忍
たま乱太郎』実写版の舞台にもなった。
○ゴルフ関連の CM のロケ地にしたいとの希望があったが、竹田城跡でゴルフをやる人が出てき
ても困るため断った。
○観光ガイドは平成 20 年に第1回目の養成講座を行い、そのときは和田山の人ばかりであった
が、平成 22 の第 2 回、平成 24 年の第 3 回は和田山外の人が 3 分の1ぐらいになった。現在は
25 人が登録している。ガイド料はボランティアではなく 1 回 2,000 円である。観光ガイドには
観光協会からジャンパーを貸与している。
○竹田城跡を観光客が早朝訪れることから、よふど温泉では通常より早くオープンしており、山
城の郷も土日の雨が降らない日は朝7時からオープンしている。
○旧町の観光協会が集まり観光連絡協議会と市が一緒になって「朝来市ぶらり観光スタンプラリ
ー」を行っているが、みなが集まるのは年に1~2回ぐらい。
○竹田城跡にはクラブツーリズムはバス 10 台ぐらいで来ることもある。地元の旭タクシーも年
によって重点エリアを決めて売り込んでおり、その影響もあってか、最近は中京圏からの観光
客が多い。
○神姫観光が竹田城跡と神子畑のツアーを組んだら、古城マニアですぐいっぱいになった。参加
者は若い人が多かったという。
○豊岡はあらゆる観光拠点をもっており強みがたくさんある。姫路城+竹田城跡で豊岡のホテル
に泊まるというプランもあるようだ。
○山東は観光協会費を全戸から 1,000 円集め、カレンダーを全戸に配っている。
<今後の展開や課題・持続的集客のための方策案ほか>
111
○表米神社から竹田城跡へ続く登山道を平成 25~26 年に整備して電力を運び、完成したら駅から
の登山道をいったん止め、トイレや料金所をつくる予定だ。
○JRと駐車場(車利用)の比率は1:9で山城の郷の駐車場も拡大する予定。
○竹田城跡だけでなく朝来市全体に足を運んでもらおうとすると中京圏や大阪は播但道を通ら
ないので難しい。必ず播但道を通る岡山など西エリアや南エリアからの客も誘客するなど、北
近畿と播但道という一定のマーケット別にアプローチしてもよい。
○平成 25 年から入場料をとることになるが、それを担当するのは既存の組織になる。きちんと
独立した組織に託すべきで、一番いいのは朝来市観光協会をつくって、そこに任すことだと思
う。
■シルバー生野(生野銀山)
<地域や資源を取り巻く状況>
○生野銀山の入場者数のピークは昭和 60~61 年頃の年間 21 万人。最も少なかったのは平成 19
年の 6 万7千人で、その後 1200 周年記念で少し増加し、23 年は 7 万 3000 人だったところ、
『平
清盛』や『ノルウェイの森』の効果もあり、24 年は 7 万 7000 人ぐらいになる。24 年は8月の
お盆まではあまりよくなかったが、9月に映画『あなたへ』が公開されると、それ以降竹田城
跡を訪れた客が生野、ここ6~7年で一番観光客が多かった。
○集客に一役買ってくれたのは、読売テレビの“かんさい情報ネット ten”である。坑道の倉庫
では日本酒、焼酎、ワインなど酒類を熟成させているが、養父の洋菓子店がドイツの菓子パン
であるシュトーレンをパンの状態で熟成しており、それをおもしろがったテレビ局のディレク
ターが生放送で取り上げてくれた。シュトーレンは 3 年前から熟成しており、年々量も増えて
いる。今年は 300 本つくり、1 本 3,800 円ながらすぐ売れた。気温、湿度がマッチしたのだと
思う。これまでもショウガのタネやカボチャなども倉庫で預かってきたが、こうしたものはガ
イドが話をすると客はよく買ってくれる。酒も“銀山熟成”と銘打てばよく売れる。
○坑道内のイメージアップをはかるために、照明を明るくし、同じものでも上下から横から見ら
れるようにするなど見せ方を変えてきている。昔隠していた穴も、もちろん安全は確保しなが
ら見せるようにしている。
○石見銀山では自動販売機などを焼き板で覆うなど、まち全体の雰囲気づくりができている。そ
れを見習って生野銀山でも、坑道の入り口付近の紅葉がきれに見えるように、障害となる木を
切ったり、ゴミを拾いなどをしっかり行っている。
○犬はこれまで坑道に入れなかったが、飼い主が車周辺に放置することで、逆に鳴き声がうるさ
かった。そのため犬も坑道に入れるようにし、犬の足洗い場もつくった。
○鉱山はしっかり説明してあげないといけない。そういう意味でもガイドは重要だと思う。観光
バスできた場合、添乗員から滞在時間をしっかり聞き、その時間内で満足のいく説明をしてい
くことが大切だ。なお、現在は6名のガイドがいる。
<強み・活用できる資源ほか>
○たぬき掘りは佐渡や石見銀山にもあるが見ることはできない。だが、明治に掘られた生野銀山
は見ることが可能だ。1つの売りになると思う。
112
○体験メニューは金銀すくい、天然石すくい、小学校の体験学習として鉱石体験である。鉱石体
験は鉱石を探すもの、割るのも難しいことがよくわかる。
○地元の人は生野銀山でものを熟成させるといったことにチャレンジしない。当たり前すぎるの
かもしれないが、小ロットからでも、なにかやってみるとよい。
<今後の展開や課題・持続的集客のための方策案ほか>
○JR播但線と生野銀山行きのバスの連絡が悪い。タイアップできないか。その分、レンタサイ
クルは徐々に増えてきている。
○竹田城跡と生野銀山は朝来市の2大拠点なので、なんらかのタイアップをしていくべき。
○山城の郷はもともと農産物加工施設であった。生野には加工場がないので山城の郷を使いたい
はず。そうした面もうまく連携できればよい。
■朝来市商工会
<地域や資源を取り巻く状況>
○但馬地域は 19 万人弱の人口で3市2町からなるが、大手流通のイオンは唯一この朝来市に進
出してきている。外食産業も多く進出してきている。
○朝来市は但馬の玄関口として立地に恵まれている。交通アクセスもよく、生野銀山や大町藤公
園、黒川など、地域資源はそれなりにある。
○飲食、旅館関係の会員に集まってもらい、情報交換会をおこなった。お金がまわるしくみづく
りのために、まずはニーズを聞きだしたいと考えたからだ。約 30 事業者が集まったが、まだ
具体的な希望が出てきていないが、ライブカメラで駐車場の込み具合がわかるとよいという意
見もあった。
<強み・活用できる資源ほか>
○商工会のネット部会で特産の岩津ねぎをふんだんに使った“ねぎまみれ丼”をつくり、商工会
が運営するネットショップ“あさごもん”で素材セットを販売している。また、このアイデア
に賛同した市内の 2 件の飲食店は“ねぎまみれ丼”を実際に提供している。農産物もいかに加
工品にできるか、メニューにできるかにかかってくる。
○瀬戸内観光連絡会管内で 21 ヶ所の恋人の聖地があるが、竹田城跡もその1つに選ばれた。今
後はその商標登録も検討していく。
○神子畑、さのう高原、佐中千年家なども朝来の重要な地域資源である。とくに佐中千年家は原
六郎の生家であり、彼は同志社を設立した新島襄と深いかかわりをもつため、25 年の大河ドラ
マを考えると、非常に時流にあっているのではないか。
<今後の展開や課題・持続的集客のための方策案ほか>
○宿泊事業者はホームページをもっていないような小規模のところが多い。商工会や市のホーム
ページに宿泊施設のコンテンツをつくってもよい。その中で、シールクーポンをつけるなど工
夫したらよい。
○何百年も前のものに価値がつき、竹田城跡がブームとなったが、どう経済に結びつけるか、地
113
元にメリットのあるしくみをつくるかがカギとなるが、そのためにも観光関連の人づくりが重
要になってくる。
○観光は地域住民も客となりうるものであり、彼らの協力を得ないと振興は難しい。また、竹田
城跡等のことを地域の子どもたちにしっかり伝えていくために、教育委員会でも働きをすべき
である。
○竹田城跡をどう活用するか、竹田城跡に来た人をどう地域内にまわしていくかを考えないとい
けない。そのために利用しやすいマップをつくってもよい。
○宿泊業者の中には竹田城跡までの朝の送迎をしているところもあるが、その辺りのルールを市
が考えていくべき。
○土産物も今はないが、家具関連のものなどいろいろ考えられる。高校生と連携してマーケティ
ングしてもよい。
○岩津ねぎの知名度利用していろいろ方策を考えるべきだが、商品として売れないものの活用の
仕方、作付面積の拡大などの課題は残る。
○今後の観光振興のためのキーワードは連携だと思う。同業者、異業者、官民、地域内外との連
携が必要だ。外からコンサルタントを入れてもよい。
○何か新しいことを仕掛けるとき、特定の事業者にまず試してもらってもいいと思う。募集の仕
方さえ公平に行えば問題はない。まずはやる気のあるところにチャレンジしてもらえばよい。
○今の竹田城跡のように、多くの人が訪れることの弊害もある。竹田城跡に禁止事項の看板を立
てているが、文面もよく考えないといけない。禁止事項ばかりを強調したものにならないよう、
トイレによく書かれている“いつもきれいに使ってくれてありがとう”というような表現手法
も検討していくべき。そこにおもてなしの言葉があってもよい。
○香港のマスコミが取り上げたからか、香港からの観光客も訪れている。外国人にとって、牛肉、
温泉、スキー場のある但馬は人気がある。また、関空から車で 2 時間の距離というのも強みに
なるので、外国人もターゲットになると思う。
■道の駅「フレッシュあさご」
<地域や資源を取り巻く状況>
○平成 12 年5月にオープンし、当時はサービスエリアだった。利用者数は一番多い時で年間 230
万人、昨年は 170 万人。平成 18 年の春日和田山道路の影響があると思う。ちなみに平成 16 年
の但馬の祭典の年に但馬を訪れた観光客は 1,300 万人だが、今は 900 万人台である。温泉、ス
キー、海水浴客の減少が大きい。また、八鹿のトンネルが完成したため、スキー客は時間短縮
ができ、そのまま9号線で関宮へ行ってしまう。
○週末の土日は観光客が増え、前年度の 2 割アップぐらいにはなっている。当道の駅の立ち寄り
率(トイレ、自販機使用のみは除く)は 30%で、全国の国道平均の8%を大きく上回る。
○岩津ねぎは知名度がアップしたが、関西ですべて消費されるぐらいしか生産されておらず、関
東まではいかない。もっと生産量を増やす体制までには至っていない。現在登録農家は 500 件
だが、実際に頻繁に商品を提供してくれているのは、このうち 150 人ぐらいである。
○岩津ねぎを使ったオリジナル商品にはギョーザ、せんべい、春巻きなどがあるが、売上げはせ
んべいが圧倒的である。また、岩津ねぎを提供して竹輪や味噌をつくってもらっている。当道
114
の駅オリジナルの鹿カレーや鹿丼が若い人に人気がある。
○岩津ねぎの次に知名度があるのは黒大豆だが、その次にくるものがない。ピーマンは行政主体
ですすめられたが、客単価が低いのがネックだ。
○県民局主催で但馬全域の道の駅(11箇所)の「駅弁スタンプラリー」を行っている(平成 25
年 2 月末まで)。当道の駅は但馬牛弁当を出している。他の道の駅とは観光交流課を通して年 3
回ほど情報交換を行っている。
<強み・活用できる資源ほか>
○朝来や養父などの南但馬は北但馬に比べ、メジャーな資源が少ない。多々良木、青倉神社、黒
川の渓谷(アユが自然発生)など、マイナーを育てることが不可欠。こうした自然現象と昔か
らあるものを一緒に生かしていくべき。
○神子畑、多々良木や関西電力の発電所など、まだまだ外部に知られていない資源はある。もっ
と発信していく必要がある。
○佐中千年家(予約制土日のみ)、明延(土日のみ)なども、もっと活用を考えるべき。
○ブルーベリーをつくって 4 年になる。シルバー人材のブルーベリー部会に休耕田でつくっても
らっているが、ブルーベリーは手間がかからず生でもジャムでもすぐ売れる。できれば1~2
年後には部会を独立させたいと考えている。
<今後の展開や課題・持続的集客のための方策案ほか>
○竹田城跡のブームは外の人から火がついた。田舎は田舎としての打ち出し方があるので、昔か
らあるものを活用し、日帰り、宿泊の両方の周遊ルートをつくるとよい。
○竹田城跡は 50~60 代やとくに団塊の世代に人気が高い。バスの送迎ができるとよいが、冬季
の通行止めは観光客に不満しか与えない。せっかく火がつきかけた朝来の一番の魅力になった
資源をなぜ冬季も活用しないのか。昨年 1 月に 4,000 人もの人が来たことを考えると、この人
数を締め出すことになる。
○春日和田山道により利便性はよくなった。宿泊客を確保したいが、若い人は日帰りが多く、そ
うした人たちは、その分、土産や食事にお金を使うので、そこを狙うべき。宿泊は城崎でも仕
方がないが、但馬として魅力づくりをすれば、朝来にもお金が落ちるしくみをつくれるはず。
○観光客を 5 時間滞留させることを考えるべき。そのためにも但馬の総合力でしかける必要があ
る。平成 26 年は但馬の祭典が予定されており、広く認知度を高めるためにも、これを絶好の
機会として仕掛けを考えていくべきだ。
■多々良木みのり館
<地域や資源を取り巻く状況>
○当施設の宿泊客は少なく、部屋にバス・トイレがついていないことから、高齢者には使いにく
いと思われる。それでも竹田城跡の影響は受けており、11~12 月は宿泊客が増えた。飲食は地
元の宴会、忘年会や老人会等の利用がメンイで観光客の利用は少ない。
○朝来の観光は遅れており、受け入れ体制も整っていない。竹田城跡への誘導看板1つ見ても不
十分である。
115
○宿泊客を増やさないと経済的メリットはない。1人 1 万円落とすのが観光なら、2~3千円は
行楽にしかならない。これでは道の駅が潤うだけでしない全体の経済効果はない。
○竹田城跡への観光客が増えても、それに見合う経済的メリットは見えてこない。11 月に八鹿の
トンネルが完成したため、312 号線はその影響も受けてくるだろう。
○商工会も観光協会も顔が見えてこない。和田山駅前トラ市など、一部がんばってはいるが、滋
賀県の高島市やマキノ町などは昭和の初め頃からスキー客を誘客していたので、観光協会が非
常にしっかりしている。
○行政主導で観光振興をするのではなく、民間が盛り上げていくべき。商工会は観光に対してど
ういう認識をもっているのか見えてこない。
○養父で「山陰道へのいざない」と題して、山陰道(312 号含む)沿いの観光拠点をつなぐ活動
を行っている。また、観光拠点をモチーフとした切手をつくり、小学生が林間学校から自宅宛
に送る際に、使ってもらっている。こうした活動は民間がやっていくべきだ。
<今後の展開や課題・持続的集客のための方策案ほか>
○但馬全体でやはり考えるべきで、生野や竹田の古い歴史的な人間がつくったものと、シオパー
クや氷ノ山などの自然を組み合わせればよい。
○観光に関するマーケティングができていない。アンテナショップをするにしても、旅行関係の
資格をもって、具体的に客を連れてこられるようにするなど考えていくべき。
○観光交流課に旅行会社と組んで中高年を対象とした篠山、竹田、出石、福知山などの城めぐり
ツアーをしてはどうかと提案した。
○竹田城跡の通行止めも、今火がついたところなのに、なぜ観光客を締め出すのか理解できない。
観光関係者に事前に話しもなく通行止めにしたことで、春になってどんな影響が出るのか心配
している。
○竹田城跡の後、どれだけ竹田の“まちうち”を周遊できるか考えるべき。例えばメインの通り
を石畳にするとか、月 1 回はなんらかの祭りをするなど、出石より素朴さをアピールしながら
中高年をターゲットに仕掛けていけばいいのではないか。
○特産品は岩津ねぎしかない。以前岩津ねぎ懐石をしたが地元受けがよくなかった。やはり但馬
牛+ねぎにするとか、養父のワサビや朝倉山椒を使うなど工夫していくべき。ピーマンではメ
インにならない。
○地域の飲食に携わる人は、B級グルメもいいが、都会で食べられている食をもっと研究すべき。
朝来にはあまり外食文化がないが、都会の人が日頃何を食べているかは知っておく必要がある。
○岩津ねぎを浸透させたいなら、どこの店に行っても岩津ねぎが食べられるように、定着するま
では市が助成するなどしてやっていくべき。野沢菜も定着するために、最初はすべての民宿に
野沢菜を配布して提供した。それぐらいのことをやらないとブランド化はできない。
○商工会青年部の観光関係者事業者を集めて、観光への取り組み方などを再認識させるべき。年
間行事の中で観光に関するフォーラムをやっていくなどの取り組みが必要。どうしても守りに
なる 60 代ではなく、40 代の後継者世代を中心にやることに意味があり、60 代には彼らにしか
ない知識や経験を活かせる場を任せればよい。
○観光におけるマネーサイクルが理解できていない。仮に宿泊所や飲食店の業績がよくなったら、
それは地元の雇用や特産品売上げの向上につながるなど、二次的に地域が潤うという流れを理
116
解させる必要がある。
○ロックフィルダムのところに電飾を施したら、それをバックに写真がとれるようになる。まさ
に恋人の聖地になるのではないか。夜は真っ暗になるので、それぐらいのことを思い切ってや
ってみてもいいのではないか。
■よふど温泉
<地域や資源を取り巻く状況>
○平成 22 年頃から竹田城跡の中腹駐車場に割引券付きのチラシをおいたり、その場で観光客に
配布したりしており、竹田城跡からきた人数は把握できている。なお、中腹駐車場には商工観
光課や県民局など行政のチラシ、豊岡のタウン誌(T2)、焼肉屋、大町藤公園などのチラシ
も設置されている。基本的に朝来市内では和田山と山東のものしかない。
○温泉のチラシはほかにも、道の駅「但馬のまほろば」、「フレッシュあさご」、JR竹田駅など
にも設置している。
○土日祝日は通常より1時間早い9時から営業し、朝、竹田城跡を訪れた客の取り込みをはかっ
ている。遠くから来た人が温泉の駐車場で車中泊したいと言ったときも受け入れたことがある。
○売りのメニューは肉じゃが定食(地元の野菜を使用)、野菜のみのよふど黒豆・ごぼうカレー
である。ヘルシーさを売り物にしている。以前、焼きねぎを出していたが、手間がかかったの
で、今はやっていない。
○七草粥や鏡開き時のぜんざいのサービス、7 月のハス祭りでは出店もでるし、12 月にはカカシ
祭りも行う。また5月には鯉のぼりを78匹(七転び八起きの意味を込めて)かかげ(鯉のぼ
りの提供者にはお礼として温泉のチケットを送付)、季節ごとの催しも行っている。
<強み・活用できる資源ほか>
○温泉客におすすめの場所を聞かれたら、平日なら多々良木のダム(平日のみ見学可)、生野銀
山、神社仏閣、近くにコウノトリが飼われている場所などを案内している。また、竹田城跡が
きれいに見えるスポットも案内している。
○朝来のいいところは歴史的建造物もあり、景色がいいところだ。また四季の花も美しい。歴史
的なものでは、森地区の九重石塔(虎御前の慰霊碑)、但馬最古の鰐口が残る大林寺、玉林寺
のしだれ桜などもすばらしい。また、与布土ダムを建設中であるが、そこにイヌワシも生息し
ている。
○食では高本うどんなどは地元のものとしてめずらしいと思う。神戸の飲食店に出荷していると
聞いている。
<今後の展開や課題・持続的集客のための方策案ほか>
○ホームページをもっており、来年からは雲海情報を載せる予定。
■黒川温泉
<地域や資源を取り巻く状況>
117
○青垣インターから車で 20 分のため、丹波の方から足を運ぶ客が多いが、逆に地元の生野の客
は少ない。ただ、どこから来ても行き止まりになり、道路事情がよくないため、とくに 12 月
~3 月上旬までは客が極端に減少する。生野の街中と気温も2~3度違う。
○黒川温泉開発という第3セクターでスタートし、平成 16 年の4町合併前に建物をきれいにし
たが、逆に客が減少した。現在、建物は朝来市、源泉は第3セクターのものだが、赤字解消を
どうするかが急務の課題だ。
○和田山の「あいす工房らいらっく」のアイスを入れているがよく売れる。
○バイク客は1点豪華主義で食事代などは金払いがよい。温泉にもよく足を運んでくれる。
○コープこうべの冊子である「コープステーション」の3月号(2月 10 日発売)に紹介しても
らえることになり、この前取材を受けた。
<強み・活用できる資源ほか>
○食の売りはよもぎうどん、ボタン鍋、ハヤシライスなど。よもぎうどんは以前やまびこ山荘が
手作りしていた乾麺を仕入れていたが、今は山東の製麺所から仕入れている。もちもち感があ
っておいしい。ボタン鍋のしし肉は朝来市内で冬季に獲られたものを使用している。ハヤシラ
イスはトマトベースのオリジナルなもので、やまびこ山荘はしし肉入りのハヤシライスを提供
している。なお、生野の当初のハヤシライス(ウスターソース、トマトケチャップなどを使用)
はイベント時のみに提供している。
<今後の展開や課題・持続的集客のための方策案ほか>
○九州の黒川温泉が有名になったことを逆に利用して、但馬にも黒川温泉ありというアピールの
仕方をするとか、九州の黒川温泉との連携や他の地域の黒川温泉を探して温泉サミットを開く
など、PR方法を考えていくべき。
○チラシを置く場所を増やしていく必要がある。PR手法と併せて底辺を広げていかなければな
らない。一度足を運んでもらえれば、リピータ率が 50%と高いので、次につながっていくはず
だ。
○せっかくよもぎうどんがおいしいと思っても買って帰ることができない。売店でも仕入れて売
るべき。
○よもぎを使ったスイーツなど甘いものがあると客単価がアップしてよい。
○但馬地域 90 キロを自転車で周遊するイベントを行ったが、一番火がついたのは、地元のおば
あちゃんである。今はブログなどですぐ火がつくし、個人客が多い温泉なので、人で売ってい
くことも1つの方法である。
○ケーブルテレビで温泉を中心としたストーリー仕立てのPR方法を検討中である。朝来市内の
みの放送であるが、地元の人の活用を促すことを期待している。
118
参考4.市民意向調査
参考4
調査概要
(1)調査時期:2012 年7月
(2)調査対象:朝来市民
(3)回答者数:651 名
問1)朝来市で誇れるもの(2つまで)
「雲海に浮かぶ竹田城跡」が圧倒的に多く 431 件、次いで「鉱山の歴史を語る産業資源」、「美味しい水
や美味しいお米・農産物」、「山や川や生物など自然があふれている」となっており、竹田城跡と生野銀山と
いった観光資源に加えて、自然の豊かさや美味しい農産物が朝来市の誇りとしてあげられている。
単位:人
0
100
朝来市ならではのあたたかい人の心
51
9
地域文化を象徴する祭りやイベント
71
27
雲海に浮かぶ竹田城跡
431
竹田の歴史的まち並み
42
鉱山の歴史を語る産業遺産
147
古墳など歴史的資産が豊富
53
山や川や生物など自然があふれている
133
豊かな農村風景
47
美味しい水や美味しいお米・農産物
その他
400
21
老若男女が安心・安全・快適に暮らせるまち
花の名所や紅葉の名所
300
42
地域コミュニティのある暮らし
家族で楽しめる公園などのレクリエーション機能
200
144
12
119
問2)朝来市の地域資源(施設)への訪問回数
「竹田城跡」と「竹田の歴史的町並み」、「生野銀山」、「ヒメハナ公園」は8割以上の人が 1 度以上は訪れ
てことがあると回答しており認知度も高い。反対に、「茶すり山古墳」、「黒川温泉・美人の湯」、「糸井渓谷」、
「埋蔵文化財センター古代あさご館」は、訪れたことのある人は5割未満であった。
単位:人
5回以上
竹田城跡
竹田の歴史的まち並み
生野銀山
口銀谷地区
神子畑選鉱場跡
さのう高原
立雲峡
大町藤公園
あさご芸術の森美術館
あさご芸術の森
茶すり山古墳
黒川温泉・美人の湯
よふど温泉
糸井渓谷
山城の郷
ヒメハナ公園
埋蔵文化財センター古代あさご館
0%
2~4回
151
181
82
144
48
57
115
128
107
119
26
31
181
48
84
221
52
20%
341
261
319
205
162
199
267
258
260
267
78
117
198
119
242
268
115
40%
60%
一度だけ
なし
116
89
142
95
148
164
124
131
121
121
124
162
86
142
138
74
126
80%
知らない
42
80
85
138
202
168
120
109
135
106
359
287
166
264
152
76
247
100%
竹田城跡
竹田の歴史的まち並み
生野銀山
口銀谷地区
神子畑選鉱場跡
さのう高原
立雲峡
5回以上
2~4回
一度だけ
なし
知らない
大町藤公園
あさご芸術の森美術館
あさご芸術の森
茶すり山古墳
黒川温泉・美人の湯
よふど温泉
糸井渓谷
山城の郷
ヒメハナ公園
埋蔵文化財センター古代あさご館
120
0
17
9
38
76
47
13
17
21
14
46
33
16
57
23
8
96
問3)地域外や市外の人に自慢したい、地域(朝来市内)のとっておきの場所と理由(2つまで)
景観の素晴らしさを理由に、竹田城跡をあげる人が最も多い。次いで、歴史的資産である生野銀山とな
っている。そのほかでは、大町藤公園やヒメハナ公園、糸井渓谷や立雲峡などの自然豊かな空間が多くあ
げられている。また、多々良木ダム・奥多々良木ダム(発電所施設含む)の施設と周辺の風景をあげる人も
複数人いた。
順位
地域資源(施設)
1位
竹田城跡
2位
3位
生野銀山(鉱山遺跡・産業
遺跡含む)
大町藤公園
4位
糸井渓谷(大カツラ含む)
5位
よふど温泉
6位
ヒメハナ公園
7位
竹田の歴史的まち並み(竹
田駅含む)
多々良木ダム・奥多々良木
ダム(発電所施設含む)
立雲峡
9位
10 位
口銀谷地区
人数
主な理由
雲海に浮かぶ城が神秘的、季節ごとの景観・上からのパ
ノラマの景観がすばらしい、美しい石垣、映画のロケで脚
257 光を浴びた、珍しい史跡・歴史的な重みあり
1200 年の歴史があり貴重、鉱山の歴史がよくわかる、国
75 の歴史的遺産
花の美しさと気品ある香り、規模が大きい、ライトアップが
60 よい、手入れがよい
国の天然記念物、自然美がいっぱい
21
のんびりくつろげる、周辺景観もよい
20
大自然の中で子どもがのびのび遊べる
19
昔ながらの懐かしい風景、歴史的な価値がある寺社仏
15 閣、桜並木や花ショウブ
東洋一の揚水発電、桜と紅葉が美しい、
15 道・噴水・芝生などがきれに整備
春の山桜、展望、竹田城跡の眺め
13
古いまち並み、イベントが盛ん
11
その他多かった意見 *( )は人数 /以下は理由
○神子畑選鉱場跡(10)/山を削った珍しい風景、近代産業の栄華の名残あり
○あさご芸術の森美術館(10)/著名な人の作品あり、夏のコンサート、散策にもよい
○青倉神社(8)/目の神様、四季を通じて楽しめる、景観がよい、パワースポット
○黒川温泉・美人の湯(8)/泉質よし、秘境の温泉の趣あり、静かでゆったりできる
○あさご芸術の森(8)/モニュメントとダムが美しい、四季の景観がよい
主な少数意見(自由記述)
【自然・風景ほか】
黒川ダム(7)、粟鹿山(6)、銀山湖(6)、円山川等の桜並木(6)、夜久野高原(4)、山東町の景色・まち
並み(3) など
【歴史・文化・生活ほか】
道の駅但馬まほろば(4)、らいらっくのアイス(4)、粟鹿神社(3) など
121
問4)朝来市や但馬地方の特産品の購入(飲食)回数
「岩津ねぎ」「但馬牛」「但馬地方の米」は、それぞれ約5割の人が5回以上購入したことがある(もしくは
食べたことがある)と回答しており、知名度も高い。反対に、「朝来高原紅茶」「朝来みどり(煎茶)」、「生野ハ
ヤシライス」、「ぼたん鍋」は、購入したことがない(もしくは食べたことがない)と回答する人や知らないと回
答する人が多い。
単位:人
5回以上
岩津ねぎ
数回
一回
なし
知らない
277
146
32
126
1
46
107
69
236
116
2
16
32
302
211
生野ハヤシライス
14
61
99
321
73
ぼたん鍋
15
61
51
359
78
但馬牛
294
180
32
70
8
但馬地方の米
313
70
18
161
13
朝来みどり(煎茶)
朝来高原紅茶
0%
10%
20%
30%
40%
50%
60%
70%
80%
90%
岩津ねぎ
朝来みどり(煎茶)
朝来高原紅茶
生野ハヤシライス
ぼたん鍋
但馬牛
但馬地方の米
5回以上
数回
一回
122
なし
知らない
100%
問5)地域外や市外の人に自慢したい、地域(朝来市内または但馬地方)の産品と理由
問4で購入したことがある(もしくは食べたことがある)と回答されている産品が、今回の設問でも回答上
位にのぼっている。
問4にない産品しては、黒大豆(枝豆含む)、酒(竹泉など日本酒)などがあげられている。
順位
1位
産品
人数
岩津ねぎ
主な理由
日本三大ネギの1つ、甘くておいしい、どんな料理方法でもよ
241 い、白根が長く柔らかい、ブランド化している、鍋に合う、有名
2位
但馬牛
神戸牛の原点、全国区の知名度、肉質がよく柔らかい、おいし
156 い、甘みあり
3位
但馬地方の
米
4位
70
黒大豆(枝豆
含む)
5位
甘みがありおいしい、水がよい
粒が大きく品質がよい、贈り物に好評
20
酒(竹泉など
日本酒)
おいしい、贈り物に好評、地元に酒蔵あり
11
その他多かった意見 *( )は人数 /以下は理由
○播磨焼き(10)/店が観光名所、万人受けする、贈り物に好評、有名でおいしい
○カニ(9)/地域の冬の名物、松葉だけでなくセコもおいしい
○味噌(8)<朝来・岩津ねぎ・緑風・生野峠など>/素材へのこだわりあり、自然製法
○朝来みどり(6)/香りがよくおいしい、色もよい、高原でつくられていてきれい
主な少数意見(自由記述)
ぼたん鍋(5)、出石そば(5)、かばん(5)、生野ハヤシライス(4)、生野紅茶・クッキー(3)、上道製菓の
いちご大福<和菓子>(3)、海鮮せんべい(3)、モロヘイアうどん(3)
123
問6)その他の地域の自慢(自然、行事、歴史文化、生活、人物など)
秋祭りやよさこい元気祭なといった行事についてあげている人が多い。自然としては円山川、コウノトリ、
人物としては『森はな』氏、『原六郎』氏、『心諒尼と小山弥兵衛』等について複数の人があげている。
*問3)の 10 位、問5)の5位までに入っていなかったものに限定
【自然ほか】*( )は投票数
円山川<桜並木含む>(6)、コウノトリ及び関連施設(6)、糸井渓谷の隕石(2)など
【行事ほか】
竹田の秋祭り(20)、秋祭り<各地>(10)、食文化まつり<よさこい元気祭>(9)、夏祭り<花火含む>
(7)、寺内ざんざか踊り(7)、竹田のお城まつり(2)、羽渕獅子舞(2)、久留引百々手(ももて)祭(2) な
ど
【歴史文化・施設ほか】
粟鹿神社(9)、青倉神社(5)、ジュピターホール(2)、図書館(2)、茶すり山古墳(2)、日下家住宅 など
【人物ほか】
森はな<児童文学作家>(2)、心諒尼と小山弥兵衛(2)、原六郎(2)、斉藤隆夫<政治家>、いかるが
幹<写真家>、淀井敏夫<彫刻家>、志村喬 など
【食ほか】
無農薬の米(2)、らいらっくのアイス(2)、各地でつくる野菜<特に根菜>、干し柿がつくりやすい気候
など
【その他】
イベント・各地の祭が多い(7)、四季の自然が豊か(5)、穏やかな気質・人との関わりあり(4)、イルミネー
ション<秋葉台・生野・山東>(2)、災害が少ない(2)、「朝」が「来」るという名前 など
124
問7)朝来市の観光振興の取り組みに必要なもの(3つまで)
「朝来市の観光イメージ・観光ブランドの確立」をあげる人が最も多く 215 件、次いで「大阪や神戸などの
都市圏に向けた情報発信」178 件、「ご当地グルメ等の特産品の開発・発信」170 件となっている。他にも、
単位:人
様々な取り組みに意見が分かれている。
0
100
200
215
朝来市の観光イメージ・観光ブランドの確立
103
案内所など観光案内基盤の強化
141
交通アクセスの向上
点在した観光資源を結ぶ取り組み
130
170
ご当地グルメ等の特産品の開発・発信
地域の受け入れ態勢とおもてなしの心
127
178
大阪や神戸などの都市圏に向けた情報発信
158
地域住民が地域の伝統や文化を知ること
123
地域の美化、景観の向上
160
観光まちづくりを支える組織形成と人材育成
その他
特になし
24
10
問8)これからの朝来市で観光振興の核となるものは(3つまで)
「日本屈指の山城・竹田城跡と城下町」が最も多く 484 件となっており、次点と比較して 3 倍以上となって
いる。次いで「史跡生野銀山と生野のまちなみ」169 件、「地域食材を取り入れた地場産グルメ」138 件とな
っている。
単位:人
0
100
200
日本屈指の山城・竹田城跡と城下町
400
500
484
史跡生野銀山と生野のまちなみ
169
茶すり山古墳などの重要な文化財や歴史資源
48
61
「鉱山の道」「銀の場車道」など線で結ぶ資源
あさご芸術の森と周辺の自然
46
さのう高原をはじめとするアウトドア
45
地域食材を取り入れた地場産グルメ
138
103
桜・ツツジ・しょうぶなどの花の名所と紅葉狩り
その他
300
10
125
問9)観光振興の結果として期待することは(1つのみ)
「観光客が集まることによって、朝来市が活性化すること」が最も多く 203 件、次いで、「市民の雇用機会を
創出すること」122 件、「市が潤うことによる行政サービスの充実」85 件となっている。
N:580 単位:人
0
100
200
85
市が潤うことによる行政サービスの充実
122
市民の雇用機会を創出すること
203
観光客が集まることによって、朝来市が活性化すること
42
交流によって地域活動が活性化すること
11
地域や個人として協力した結果が成果として見えること
47
地域の自然や伝統・文化という宝を守っていけること
32
地域の魅力を発信していくことによる、自分自身や地域住民の誇りの醸成
21
みんなが目標に向かって協力し合う充実感が味わえること
8
観光関連の取り組みに協力することによって報酬を得ること
その他
9
問 10)朝来市の観光は誰が主体となって取り組むべきものか(1つのみ)
「行政・企業・住民が一体となって取り組む」が最も多く、回答者の半数以上の 319 件となっている。「行
政が主体」は 93 件、「観光まちづくり協会等の専門組織が主体」は 66 件、「地域が主体」は 58 件といった
結果であった。
N:581 単位:人
0
100
行政が主体となって取り組む
58
5
35
観光関連企業が主体となって取り組む
観光協会等の専門組織が主体となって取り組む
66
行政・企業・住民が一体となって取り組む
その他
300
93
地域が主体となって取り組む
個人が主体となって取り組む
200
319
5
126
問 11)観光の取り組みに住民として協力できること(当てはまるものすべて)
「イベントや祭りへの参加」357 件、「地域の美化活動への参加」327 件と、それぞれ 300 件以上となって
いる。次いで「自然環境の保全・維持活動への参加」が 192 件、「文化財の保全・維持活動への参加」が
122 件となっている。
単位:人
0
100
200
300
400
71
地域資源の掘り起こし
小さな商売として取り組む
41
357
イベントや祭りへの参加
192
自然環境の保全・維持活動への参加
122
文化財の保全・維持活動への参加
327
地域の美化活動への協力
観光ガイドなどの積極的な観光への関わり
56
個人的に地域の観光資源を発信(ブログなど)
61
90
市や観光関連団体が主催する勉強会やワークショップへの参加
21
協力する気はない
その他
14
問 12)地域の活動等に参加するためには何が必要か(3つまで)
「地域への愛着や誇り」が最も多く 262 件、次いで「活動主体が魅力的なコミュニティであること」235 件、
「活動状況がわかりやすいこと」が 226 件となっている。
単位:人
0
100
200
300
262
地域への愛着や誇り
226
活動状況がわかりやすいこと
158
参加に対する十分な告知が行われていること
142
自分自身の役割がはっきりしている活動であること
128
参加した成果(結果)が確認できること
101
定期的に行われること
127
集まる時間や場所の設定に配慮すること
188
強力なリーダーシップを発揮する人、集団がいること
235
活動主体が魅力的なコミュニティであること
53
参加する・協力することへの報酬があること
その他
16
127
問 13)朝来市の観光についての自由意見
<竹田城跡関連>
○竹田城跡といえば「朝来市」とまではいっていないので、一度に多くの場所よりも竹田城跡を集中的にP
Rすべき。
○竹田城跡を訪れる観光客数に比べ、駐車場、まち並み整備など受け入れ体制が間に合っていない。対
応をもう少し早くすべき。ブームが終わってしまう。
○有料化には賛成である。人が集まるということは警備員もいるし、ゴミも出る。もっと早くに決断すべきだっ
た。有料化は駐車料金のみでいいと思う。
○竹田城跡を訪れる人のゴミ、不法駐車、トイレの問題が山積み。訪れる人のモラルをどうにかしなければ
いけない。
○竹田城跡以外の観光が市内で盛り上がっていない。
○竹田城跡の桜が踏み尽くされ木がかわいそうに感じた。
○歩いて竹田城跡に登る人はタクシー事業者にとってお金にならない客だが、アスファルト道がまるでタク
シー優先道のようになり、不愉快な思いをさせられた。
<具体的な提案>
○市内の秋祭りの日程が重なっているのでずらすべき。
○多くの人との交流も期待できるグランドゴルフをもっと推奨すべき。
○ちゃすりんグッズを本格的に販売する必要がある。
○観光ルートの設定、収容人数の多いレストラン、パンフレットの作成が不可欠。
○北近畿道が伸びると、和田山で降りてくれるような観光名所やおいしい店、レジャー施設が必要。通過点
では悲しい。
○あさご芸術の森美術館はとてもよい施設だ。広く宣伝して文化の向上をはかるべき。
○竹田城跡が見渡せる朝来山の観光化(温泉・宿泊施設・道路整備・駐車場等)、桜や紅葉の植林と雑木
の伐採をすべき。
○神子畑のトロッコ列車を復活(1円電車)させ、景観の良い山間を走らせてはどうか。
○竹田城跡に観光に来た人が、古民家などで特産品を使った食事を楽しむことができるとよい。宿泊や田
舎暮らし体験もできれば、第2の観光スポットになる。
○生態系が変るので、川の形を変えないで欲しい。
<全体的な意見・感想>
○このアンケートで市内にもまだ行ったことない観光地があることに気づいた。一般住民が朝来市を観光で
きる機会をつくってはどうか。
○多くの観光客が訪れることで、ぜひ手伝いたい、参加したいと思っている市民はいる。市民をもっと巻き
込んで欲しい。
○竹田城跡に頼りすぎ。一時的なブームだと思う。やるなら本当にお金が落ちるしくみが必要。
128
■回答者属性
回答者の居住の地域は、和田山地域 50%、朝来地域 19%、山東地域 19%、生野地域 12%となってい
る。性別については、女性 55%、男性 45%となっている。
0.5%
問 14)現在お住まいの地域
12.3%
N:651 単位:人
地域
人数
18.9%
和田山地域
山東地域
朝来地域
生野地域
わからない
324
121
123
80
3
和田山地域
山東地域
朝来地域
生野地域
わからない
49.8%
18.6%
問 15)性別
N:651 単位:人
性別
人数
男性
女性
294
357
45.2%
男性
女性
54.8%
問 16)年齢
N:650 単位:人
年代
人数
4.2%
20 歳未満
20 歳代
30 歳代
40 歳代
50 歳代
60 歳代
70 歳代以上
27
62
73
102
102
119
165
9.5%
25.4%
11.2%
15.7%
20歳未満
20歳代
30歳代
40歳代
50歳代
60歳代
70歳代以上
18.3%
15.7%
問 17)職業
N:648 単位:人
4.2%
職業
農林水産業
工業
商業・サービス業
医療・福祉
会社員
公務員
学生
主婦(夫)
無職
その他
人数
27
20
75
36
111
45
32
131
143
28
4.3%
3.1%
11.6%
農林水産業
22.1%
工業
商業・サービス業
5.6%
医療・福祉
会社員
公務員
17.1%
学生
20.2%
主婦(夫)
6.9%
無職
4.9%
その他
129
市民意向調査 調査票
130
131
132
133
参考5
参考5.類似都市・地区の事例
≪歴史資源等を活用した観光施策を展開している都市・地区(団体)≫
小布施(おぶせ)
所在地
長野県小布施町
地区の概要
千曲川の舟運が発達した江戸時代に、交通と経済の要所として栄えた。当時は定期
的な市「六斎市」がたち、人、物、情報が集まる北信濃の文化的中核ゾーンであっ
た。
近年の取組
葛飾北斎をはじめ、歴史的遺産を活かしたまちづくりで人気
を呼び、今や北信濃地域有数の観光地として認知度も高くな
っている。日本全国のみならず世界中から、年間 80 万人も
の観光客が訪れる。
足助町(あすけちょう)
所在地
愛知県豊田市(旧足助町)
地区の概要
昔は、尾張・三河と美濃・信州を結ぶ「塩の道」として、人
と物資の往来する交通の要衝として栄えた。街道沿いの町の
中心部には江戸時代後期から、明治・大正・昭和の初期につ
くられた古い家並みが続いている。周辺では、香嵐渓の紅葉
が有名である。
近年の取組
旧足助町は 1970(昭和 45)年に「過疎地域の指定」されたことにより、観光資源を掘
り起こし、地域が一体となって町おこしに向けて活動がはじまった。
山の生活を伝える生きた博物館としての『三州足助屋敷』
、中心部の『町並み保存』
、
さらに観光と福祉と物産とが融合した『百年草』
、地域のシンボルとしての『足助城』
等、数々の施設が生まれ、地元住民の生活と共存した「集客型の地域(交流観光)」
が進められている。
出石(いずし)
所在地
豊岡市出石町
地区の概要
かつての出石城の城下町。城下町として整備された町割が碁盤の
目状であることなどから、但馬の小京都と呼ばれている。皿そば、
出石焼が有名である。
国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されている。
近年の取組
街並み散策、城跡観光などに加えて、出石そばのPRや施設整備などにより、観光
バスや乗用車による自動車を利用した観光客数が急激に増加した。
(約 20 年間に 10
倍となっている。
)また、京阪神から豊岡・城崎・湯村温泉等の但馬地域に向かう観
光客の昼食時の立ち寄りの場所となっている。
134
内子町(うちこちょう)
所在地
愛媛県内子町
地区の概要
約600mの通りに約120棟の家々が連続して建ち並
び、この内約90棟が伝統的な民家。浅黄色と白漆喰で塗
り込められた重厚な大壁や袖壁、うだつ、なまこ壁、鏝絵
など建物の造形が美しい通りが続いている。ハゼの流通で
財をなした商家が建ち並ぶ町並み保存を手かがりに、白壁
と木蝋のまちづくりを進めてきた。昭和57(1982)年に国の「重要伝統的建
造物群保存地区」として選定された。
近年の取組
町並みから村並みへ、エコロジータウンうちこをキャッチフレーズとし、農村景観
保全や農産物の直売、農村民泊、グリーンツーリズムなどの、交流人口の受け入れ、
第一次産業の活性化などの取組みで全国的にも知られている。
≪山城等の城郭や産業遺産等の歴史的観光資源を活かした取り組み≫
岩村城(いわむらじょう)
所在地
岐阜県恵那市
地区の概要
中世の山城跡で、江戸時代には岩村藩の藩庁であった。付
近は霧が多く発生するため、別名・霧ヶ城とも呼ばれる。
岐阜県指定史跡。恵那市の南部に位置し、明知鉄道明知線
岩村駅の南東に位置する城山山上にある。本丸が諸藩の居
城中最も高い海抜 717m に位置していた。このため、日本三
大山城の一つに数えられている。また、城下町の町屋地区として形成された形態を
伝えている町屋群と、商家町を伝えている街並みは、東濃地方の歴史的な景観であ
る。
近年の取組
岩村町の本町通りは、重要伝統的建造物群保存地区に選定されており、保存・継承
活動などを推進している。
八幡山城(はちまんやまじょう)
所在地
滋賀県近江八幡市八幡山城
地区の概要
羽柴秀次の居城として知られる。別名近江八幡城とも呼ば
れている。通称八幡山(標高 283m、比高 100m)の南半分山
上に築城された。急峻な山城である。かつての城下町の一
部は重要伝統的建造物群保存地区として選定されている。
近年の取組
1970 年代には埋め立てて公園と駐車場にする計画が立てられたが「よみがえる近江
八幡の会」
「八幡堀を守る会」などの住民運動によって蘇り、時代劇の撮影に使われ
るなど名所の一つとなっている。また、八幡山城は長らく石垣を残すだけであった
が、村雲御所瑞龍寺が移築されロープウェーが整備されたことなどにより、多くの
観光客が訪れる観光拠点となった。
135
高取城(たかとりじょう)
所在地
奈良県高取町
地区の概要
高取山(583.9m)山頂に築かれた山城。南北朝以来、越智・
本多・植村氏の居城として使われてきた。江戸時代は高取藩
の藩庁であった。国の史跡に指定されている。現在、楼閣な
どはないが、石塁等は旧規模のまま存在しており、ふもとの
城下町とともに明治まで続いた山城としては貴重であり、日
本三大山城の一つに数えられる
近年の取組
「高取町観光ボランティアガイドの会」が中心となり、町の観光の活性化を目指し
て活動している。2007 年 3 月には、
「高取町観光ボランティアガイドの会」が奈良産
業大学にCG作成を依頼し、かつての高取城がCG再現された。
松山城(まつやまじょう)・高梁城(たかはしじょう)
所在地
岡山県高梁市
地区の概要
松山城は岡山県高梁市内山下にあった山城である。別名、高
梁城。国の史跡。日本 100 名城。四国の愛媛県松山市にあっ
た松山城 (伊予国)との混同を避けるために、一般的には「備
中松山城」と呼ぶ。城跡が国の史跡、江戸時代に建造された
天守などが国の重要文化財に指定されている。
近年の取組
時期や条件などが合えば雲海に浮かぶ姿が見られる。
備中松山城をはじめ瀬久寺、武家屋敷館、商家資料館など数多くの歴史・文化遺産
が点在しており、城下町を含めた観光振興を目指している。
佐渡金山(さどきんざん)
所在地
新潟県佐渡市
地区の概要
佐渡金銀山は戦国時代から平成元年までの約 400 年間、金銀
の採掘が行われた日本を代表する鉱山である。江戸時代には
鉱石採掘から小判製造までの一連の作業が行われ、明治維新
以降は、西洋から最新技術を取り入れ日本の近代化の一翼を
担った。その歴史を物語る産業遺産や関連する文化財が数多
く残っている佐渡は、世界的にも貴重な存在であると言われる。
近年の取組
新潟県と佐渡市は、佐渡鉱山の遺産群を未来に受け継がれていくべき宝と位置づけ、
世界遺産登録に向けて取り組みを進めている。
また、佐渡金山の相川地区選鉱場で「能」を開催するなど、観光振興・地域活性化
活動にも取り組んでいる。
136
石見銀山(いわみぎんざん)
所在地
島根県大田市
地区の概要
戦国時代後期から江戸時代前期にかけて最盛期を迎えた日本
最大の銀山(現在は閉山)。明治期以降は銅などの鉱物が主に
採鉱された。2007 年、アジアの鉱山遺跡としては初めて世界
遺産に指定された。
近年の取組
石見銀山が世界遺産に登録されて以降、観光ルートに暮らす住民らは観光客の殺到
による治安悪化や騒音などの観光公害に直面し、不安の声が上がっていた。そのた
め、バスでの乗り入れの制限を行うなどの対応がとられたが今度は観光客の減少が
起こり、観光振興と地域生活のバランスに苦悩している。
別子銅山(べっしどうざん)
所在地
愛媛県新居浜市
地区の概要
1690 年(元禄 3 年)に発見され、翌年から 1973 年(昭和 48
年)までに約 280 年間に 70 万トンを産出し、日本の貿易や近
代化に寄与した。一貫して住友家が経営し(閉山時は住友金属
鉱山)、関連事業を興すことで発展を続けた。
近年の取組
閉山後の今は緑深い自然の山へと戻って、産業遺跡がひっそりと佇んでいる状態で
あるが、近年はそれらの歴史的意義を風化させないことを目的として活用したマイ
ントピア別子など観光開発が進み、新居浜市の新たな資源となっている。また、東
平(とうなる)地区は、
『東洋のマチュピチュ』と新聞に取り上げられ、観光会社が
ツアーを企画するなど人気を集めつつある。
石見銀山が世界遺産に登録されたこともあり、別子銅山も世界遺産登録を目指す動
きがある。日本を代表する金銀銅の産地である、新潟県佐渡市(金山)
、島根県大田
市(銀山)
、愛媛県新居浜市(銅山)の 3 市長が集まって「金銀銅サミット」が 2006
年 5 月開催された。
137
参考6
参考6.経済波及効果の推計
域内での消費拡大と雇用の促進を目指すに当たり、朝来市全体の経済波及効果と、急速な勢い
で観光客が増加している竹田城跡の経済波及効果を推計する。
1)朝来市全体の経済波及効果の推計
朝来市の経済波及効果の推計に当たっては、朝来市の主要観光拠点である竹田城跡、生野銀
山、よふど温泉(朝来市全体の観光入込客数 1,023,803 人の 41.6%を占める)の観光入込客数
をもととする。その際、竹田城跡への立ち寄り率から重複を考慮した入込客数を算出し、これ
を経済波及効果推計の入込客数とする。
<重複を考慮した入込客数の推計>
竹田城跡へ行きましたか?それともこれから行きますか?
【生野銀山】
行く・行った…43% 行かない…57%
【よふど温泉】
行く・行った…59% 行かない…41%
朝来市政策研究チーム調査による
観光入込客数
非立寄り率
重複を考慮した入込客数
※
竹田城跡
237,638 人
生野銀山
78,342 人
41%
44,655 人
110,422 人
57%
45,274 人
よふど温泉
49%
計
116,443 人
206,372 人
※竹田城跡の非重複立寄り率は、生野銀山とよふど温泉の平均値を使用する。
<数値算出の前提>
①日帰り:宿泊=79.4%:20.6%
(朝来市主要観光資源インタビュー調査より算出)
②観光消費額
日帰り: 7,592円
宿
泊:21,202円
(朝来市主要観光資源インタビュー調査より算出。観光消費額は、日帰り 7,597 円(土産
代,飲食代,入場料の合計)、宿泊 21,202 円(宿泊費,土産代,飲食代,入場料の合計)。
交通費は有効回答数が少なく、朝来市内での消費は少ないと見込まれるため除く。)
内訳
宿泊費:13,610円
土産代: 3,356円
飲食代: 2,678円
入場料: 1,558円 (朝来市主要観光資源インタビュー調査より平均値を算出。)
138
③雇用創出係数
雇用創出効果は、産業連関表を用い精度を高めて推計する必要があるが、ここでは、簡
便法として観光庁が実施した「平成22年度観光産業構造基本調査(仮称)」より原単位
(雇用創出係数)を算出し、これをベースに進める。
宿泊事業:0.00191(人/万円)
飲食サービス事業:0.00122(人/万円)
生活関連サービス、娯楽事業:0.00096(人/万円)
観光庁「平成22年度観光産業構造基本調査(仮称)」
【観光関連産業雇用創出原単位】
入込客数
区分
雇用創出原
単位(人/
万円)
売上
従業員数
宿泊事業
263,279
366(56)
0.001390
飲食サービス事業
210,306
130(16)
0.000618
11,782
4(0)
0.000340
100,275
242(2)
0.002413
飲食サービス事業
90,636
154(20)
0.001700
生活関連サービス、娯楽事業
23,893
6(0)
0.000251
宿泊事業
57,476
111(18)
0.001931
飲食サービス事業
85,262
115(4)
0.001349
生活関連サービス、娯楽事業
25,813
59(1)
0.002286
1,400 万
富良野市
人
生活関連サービス、娯楽事業
宿泊事業
飯田市
志摩市
平均
831 万人
403 万人
平均
宿泊事業
0.001911
飲食サービス事業
0.001222
生活関連サービス、娯楽事業
0.000959
※雇用創出原単位は、売上の額と従業員数との関係から算出した。
<推計方法>
直接観光消費額=一人当たり観光消費額×重複を考慮した入込客数
観光関係雇用創出数=(観光消費額×宿泊事業雇用創出係数)+(観光消費額×飲食サー
ビス事業雇用創出係数)+(観光消費額×生活関連サービス、娯
楽事業雇用創出係数)
市内仕入外注費=直接観光消費額×経費に占める仕入外注比×仕入外注費支払先構成比
(市内)
県内仕入外注費=直接観光消費額×経費に占める仕入外注比×仕入外注費支払先構成比
(県内)
他都道府県仕入外注費=直接観光消費額×経費に占める仕入外注比×仕入外注費支払先
構成比(他都道府県)
139
<経済波及効果の推計>
○重複を考慮した観光入込客数=206,372 人
○観光直接消費額=(206,372 人×0.794×7,592 円)+(206,372 人×0.206×21,202
円)
=214537 万円
≒21.5 億円
≪観光直接消費額の内訳≫
・宿泊消費額=(観光客数×宿泊客構成比×宿泊費消費単価)
=206,372 人×20.6%×13,610 円
=57860 万円
≒5.8 億円
・土産消費額=(観光客数×土産代消費単価)
=206,372 人×3,356 円
=69258 万円
≒6.9 億円
・飲食消費額=(観光客数×飲食代消費単価)
=206,372 人×2,678 円
=55266 万円
≒5.5 億円
・入場料消費額=(観光客数×入場料消費単価)
=206,372 人×1,558 円
=32153 万円
≒3.2 億円
○雇用創出数=(214537 万円×0.00191 人/万円)+(214537 万円×0.00122 人/万円)
+(214537 万円×0.00096 人/万円)
=877 人
○仕入外注費
市内仕入外注費=214537 万円×0.463×0.461
=45791 万円
≒4.6 億円
県内仕入外注費=214537 万円×0.463×0.251
=24932 万円
≒2.5 億円
他都道府県仕入外注費=214537 万円×0.463×0.288
=28607 万円
=2.9 億円
140
2)竹田城跡の経済波及効果の推計
平成 24 年度の竹田城跡入込客数は約 24 万人と推計されており、
今後も増加が見込まれるが、
アクセス道路や駐車場の問題から、受入は 50 万人が限界であると考えられる。よって、竹田
城跡の来訪者数を 30 万人、50 万人と設定した場合の竹田地区の経済波及効果を推計する。
また、竹田城跡の観光客増加に伴い、竹田の“まちうち”における店舗の増加や来訪客の増
加が期待されており、それらの効果(経済波及効果)も合わせて推計する。
<数値算出の前提>
①竹田城跡から竹田の“まちうち”への立寄り率
竹田城跡から竹田の“まちうち”への立寄り率は、市内の生野銀山と口銀谷地区のと関
係に置き換えた数値を用いることとする。
生野銀山入込客数
口銀谷地区入込客数*
立ち寄り率
22 年度
67,489
9,439
14.0%
23 年度
73,596
10,710
14.6%
24 年度
78,342
13,203
16.9%
平均
15.1%
*口銀谷地区入込客数は、同地区を訪れる観光客の大半が井筒屋に立ち寄っていることから井筒
屋の利用者数を用いる。
②竹田の“まちうち”への入込客数の推計
竹 田 城 跡 の 観 光 入 重複を考慮した入 竹田の“まちうち” 竹田の“まちうち”の
込客数
込客数
への立ち寄り率
237,638 人
116,443 人
300,000 人
147,000 人
500,000 人
245,000 人
推計入込客数
17,583 人
15.1%
22,197 人
36,995 人
*重複を排除した竹田城跡への入込客…49%
③来訪者一人当たりの消費額
3,059円
(『「竹田城跡」の経済的価値及び来訪者による生産波及効果の算定』
(2013 年 6 月)より設定)
④竹田城跡来訪者消費の費目別割合
買物費:41%
交通費:30%
飲食費:17%
宿泊費:11%
施設使用料:1%
141
<買物費品目別内訳>
農作物:26%
農畜産加工品:3%
土産菓子類:44%
お弁当・飲料:24%
その他:3%
(『「竹田城跡」の経済的価値及び来訪者による生産波及効果の算定』
(2013 年 6 月)より設定)
⑤竹田城跡来訪者の購入場所
<土産菓子類の購入場所>
ホテル・旅館:8.1%
竹田の街なか: 14.1%
道の駅
:48.9%
山城の郷 :13.3%
農産物直売所:12.6%
露店・屋台:2.2%
その他 :0.9%
(『「竹田城跡」の経済的価値及び来訪者による生産波及効果の算定』
(2013 年 6 月)より設定)
⑥雇用創出係数
雇用効果については、朝来市全体の推計と同様とする。
観光庁「平成22年度観光産業構造基本調査(仮称)」【観光関連産業雇用創出原単位】
入込客数
区分
雇用創出原
単位(人/
万円)
売上
従業員数
宿泊事業
263,279
366(56)
0.001390
飲食サービス事業
210,306
130(16)
0.000618
11,782
4(0)
0.000340
100,275
242(2)
0.002413
飲食サービス事業
90,636
154(20)
0.001700
生活関連サービス、娯楽事業
23,893
6(0)
0.000251
宿泊事業
57,476
111(18)
0.001931
飲食サービス事業
85,262
115(4)
0.001349
生活関連サービス、娯楽事業
25,813
59(1)
0.002286
宿泊事業
-
-
0.001911
飲食サービス事業
-
-
0.001222
生活関連サービス、娯楽事業
-
-
0.000959
1,400 万
富良野市
人
生活関連サービス、娯楽事業
宿泊事業
飯田市
志摩市
平均
831 万人
403 万人
平均
※雇用創出原単位は、売上の額と従業員数との関係から算出した。
142
⑦全事業に占める観光事業の比率
宿泊事業:44.2%
飲食サービス事業: 13.9%
生活関連サービス、娯楽事業:3.6%
<推計方法>
直接観光消費額=(竹田地区への推計入込客数×一人当たり消費単価×各費目割合)
※竹田の“まちうち”の推計に当たっては、関連する買物消費額、飲食消費額、宿泊消費
額の合計を観光消費額として推計する。
観光関係雇用創出数=(観光消費額×宿泊事業雇用創出係数)+(観光消費額×飲食サー
ビス事業雇用創出係数)+(観光消費額×生活関連サービス、娯
楽事業雇用創出係数)
①現況(平成 24 年度)の入込客数の場合
○重複を考慮した竹田城跡入込客数:116,443 人
○竹田の“まちうち”への推計入込客数:17,583 人
○観光直接消費額=17,583 人×3,059 円×69%(飲食,土産,宿泊を合わせた割合)
=17,583 人×2,110 円
=37,100,130 円
≒3710 万円
≪観光直接消費額の内訳≫
・観光買物消費額=17,583 人×3,059 円×0.41
=22,049,082 円
≒2205 万円
・観光飲食消費額=17,583 人×3,059 円×0.17
=9,143,160 円
≒914 万円
・観光宿泊消費額=17,583 人×3,059 円×0.11
=5,907,888 円
≒591 万円
○雇用創出数=(3710 万円×0.00191 人/万円)+(3710 万円×0.00122 人/万円)+(3710
万円×0.00096 人/万円)
=15 人
143
○竹田城跡来訪者が竹田の“まちうち”に立ち寄り消費する割合が 10%増えた場合
観光直接消費額=重複を考慮した竹田城跡来訪者数×(立ち寄り率+0.1)×(一人当
たりの観光消費額(観光,飲食,宿泊))
=116,443 人×(15.1%+10.0%)×(3,059 円×69%)
=61,669,377 円
≒6167 万円
⇒竹田の“まちうち”には、年間 6167 万円の消費が見込まれる。
○竹田の“まちうち”の店舗が現在より 10 店舗増えた場合
土産菓子類ついて、竹田の“まちうち”の店舗が 10 店舗増えた場合の消費を算出する。
店舗の増加率を、消費の増加率とする。(現在の 6 店舗から 16 店舗となる)
まずは、現状 6 店舗の場合の土産菓子類観光消費額を算出する。
土産菓子類消費額(現状 6 店舗の場合)=重複を考慮した竹田城跡来訪者数×竹田地
区での購入率×一人当たりの土産菓子類消
費額
=116,443 人×14.1%×(3059 円×41%×44%)
=9,062,992 円
≒906 万円
土産菓子類消費額(10 店舗増加の場合)=観光消費額(現状 6 店舗の場合)×店舗増
加率
=9,062,992 円×{(6+10)/6}
=9,062,992 円×2.7
=24,167,978 円
=2417 万円
⇒竹田の“まちうち”には、土産菓子類で年間 2417 万円の消費が見込まれる。
②竹田城跡30万人の場合
○重複を考慮した竹田城跡入込客数:147,000 人
○竹田の“まちうち”への推計入込客数:22,197 人
○観光直接消費額=22,197 人×3,059 円×69%(飲食,土産,宿泊を合わせた割合)
=22,197 人×2,110 円
=46,835,670 円
≒4684 万円
≪観光直接消費額の内訳≫
・観光買物消費額=22,197 人×3,059 円×0.41
=27,835,038 円
≒2784 万円
・観光飲食消費額=22,197 人×3,059 円×0.17
=11,542,440 円
≒1154 万円
144
・観光宿泊消費額=22,197 人×3,059 円×0.11
=7,458,192 円
≒746 万円
○雇用創出数=(4684 万円×0.00191 人/万円)+(4684 万円×0.00122 人/万円)+(4684
万円×0.00096 人/万円)
=19 人
○竹田城跡来訪者が竹田の“まちうち”に立ち寄り消費する割合が 10%増えた場合
観光直接消費額=重複を考慮した竹田城跡来訪者数×(立ち寄り率+0.1)×(一人当
たりの観光消費額(観光,飲食,宿泊))
=147,000 人×(15.1%+10.0%)×(3,059 円×69%)
=77,852,670 円
≒7785 万円
⇒竹田の“まちうち”には、年間 7785 万円の消費が見込まれる。
○竹田の“まちうち”の店舗が現在より 10 店舗増えた場合
土産菓子類ついて、竹田の“まちうち”の店舗が 10 店舗増えた場合の消費を算出する。
店舗の増加率を、消費の増加率とする。(現在の 6 店舗から 16 店舗となる)
まずは、現状 6 店舗の場合の土産菓子類観光消費額を算出する。
土産菓子類消費額(現状 6 店舗の場合)=重複を考慮した竹田城跡来訪者数×竹田地
区での購入率×一人当たりの土産菓子類消
費額
=147,000 人×14.1%×(3059 円×41%×44%)
=11,441,304 円
≒1144 万円
土産菓子類消費額(10 店舗増加の場合)=観光消費額(現状 6 店舗の場合)×店舗増
加率
=11,441,304 円×{(6+10)/6}
=11,441,304 円×2.7
=30,510,144 円
=3051 万円
⇒竹田の“まちうち”には、土産菓子類で年間 3051 万円の消費が見込まれる。
③竹田城跡50万人の場合
○重複を考慮した竹田城跡入込客数:245,000 人
○竹田の“まちうち”への推計入込客数:36,995 人
○観光直接消費額=36,995 人×3,059 円×69%(飲食,土産,宿泊を合わせた割合)
=36,995 人×2,110 円
=78,059,450 円
≒7806 万円
145
≪観光直接消費額の内訳≫
・観光買物消費額=36,995 人×3,059 円×0.41
=46,391,730 円
≒4639 万円
・観光飲食消費額=36,995 人×3,059 円×0.17
=19,237,400 円
≒1924 万円
・観光宿泊消費額=36,995 人×3,059 円×0.11
=12,430,320 円
≒1243 万円
○雇用創出数=(7806 万円×0.00191 人/万円)+(7806 万円×0.00122 人/万円)+(7806
万円×0.00096 人/万円)
=32 人
○竹田城跡来訪者が竹田の“まちうち”に立ち寄り消費する割合が 10%増えた場合
観光直接消費額=重複を考慮した竹田城跡来訪者数×(立ち寄り率+0.1)×(一人当
たりの観光消費額(観光,飲食,宿泊))
=245,000 人×(15.1%+10.0%)×(3,059 円×69%)
=129,754,450 円
≒1 億 2975 万円
⇒竹田の“まちうち”には、年間 1 億 2975 万円の消費が見込まれる。
○竹田の“まちうち”の店舗が現在より 10 店舗増えた場合
土産菓子類ついて、竹田の“まちうち”の店舗が 10 店舗増えた場合の消費を算出する。
店舗の増加率を、消費の増加率とする。(現在の 6 店舗から 16 店舗となる)
まずは、現状 6 店舗の場合の土産菓子類観光消費額を算出する。
土産菓子類消費額(現状 6 店舗の場合)=重複を考慮した竹田城跡来訪者数×竹田地
区での購入率×一人当たりの土産菓子類消
費額
=245,000 人×14.1%×(3059 円×41%×44%)
=19,068,840 円
≒1907 万円
土産菓子類消費額(10 店舗増加の場合)=観光消費額(現状 6 店舗の場合)×店舗増
加率
=19,068,840 円×{(6+10)/6}
=19,068,840 円×2.7
=50,850,240 円
=5085 万円
⇒竹田の“まちうち”には、土産菓子類で年間 5085 万円の消費が見込まれる。
146
147
Fly UP