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平成25年度 青森市友好都市人材交流事業 ~青森公立大学生in韓国
2013.11発行 臨時号 和世界的联 The World is out there. 세계로뻗어가는 系 さ がつ にち か にち ど 국제통신 あおもり こう りつ だいがく がくせい めい あおもりし ゆうこう こうりゅう と し 去る 8月 27日 (火 )から31日 (土 )、青森 公 立 大学 の学生 10名 が青森市 の友好 交 流 都市 である だいかんみんこくぴょんてく し はく か にってい ほうもん 大韓民国 平 澤 市(ピョンテク市)ほかを4泊5日の日程で訪問しました。 あおもりし ぴょんてくし へいせい ねん ゆうこうこうりゅうきょうていていけつ い こ う かくしゅ こうりゅうじぎょう おこな 青森市と平澤 市は、平成7年の友好 交 流 協 定 締結以降、各種交流 事業を行っており、その 1 つとして あおもり こうりつだいがく ぴょん て く し りゅうがくせい まいとし めい うけい ほうもん りゅうがくせい 青森公立大学へ 平 澤市からの留学生 を毎年1名ずつ受入れています。このたびの訪問は、こうした留学生 うけいれ しえん たい かんしゃ い あおもり こうりつ だいがくせい しょうせい ぴょんてくし こうい う じっし 受入支援に対する感謝の意として、青森公立大学生を招請 したいという平澤 市からのご厚意を受け実施さ れたものです。 こんかい つうしん さ んか がくせい みな へんしゅうきょうりょく ほうもん よ うす しょうかい 今回の「ぷらっと通信」では、参加した学生の皆さんに編 集 協 力 をいただき、訪問の様子を ご 紹 介 し みな みぢか かんこく い ます。皆さんもとっても身近な韓国へ行ってみませんか。 ★平澤市(ピョンテク市)とは・・ かんこく ほ く せ い ぶ い ち ひがし うみ にし やま かか あおもりし に ち り かんきょう ゆう おも さんぎょう とう こめ 韓国北西部に位置し、 東 に海、西に山を抱え青森市と似た地理 環 境 を有する。主な産 業 等は、米を のうぎょう こくない ゆうすう ゆしゅつこう ぴょんてくこう だいきぼ さんぎょう だんち およ てんねん きち など ゆう はじめとした農業 のほか、国内有数の輸出港である平澤港 、大規模 産業 団地及び天然ガス基地等を有し ぼうえき さんぎょう はってん とくちょうてき 貿易・産業 の発展が特徴的 である。 い ち し みなみ い ち ■位置:ソウル市の 南 70㎞に位置 あおもりし あおもり くうこう いんちょんこくさい くうこう し けいゆ ぴょんてくし やく じかん とうちゃく (青森市からは、青森空港→仁川 国際空港→ソウル市経由→平澤 市まで約4時間で到着 。) じんこう にん あおもりし ■人口:426,441人(2011 年 6 月末現在) ※青森市298,866 人(2013 年 9 月末現在) めんせき ■面積:455.73 ㎢ あおもりし ( 〃 ) ※青森市824.62 ㎢( 〃 ) 【主な訪問日程】 1 日目 2 日目 3 日目 4 日目 5 日目 ■平澤市到着 ■平澤市概要説明 ■施設見学 ■グループ別活動 ■帰国 ■歓迎夕食会 ■韓国伝統文化体験 (国立中央博物館) ~ソウル市内散策~ (青森市) (外岩民俗村、韓紙団扇作り、 (平澤港) 韓服試着、茶道、作法) (韓国ガス公社) ■施設見学 ■韓国伝統文化体験 (エバーランド) (炭窯サウナ) 【事業参加者】 ソウル市 (◆派遣学生) 4 年:藤井 なつき/3 年:田中 健介,松浦 勇太,神 高要,橋本 哲 菊池 基,柳沼 彩/2 年:岡部 千聖,工藤 園子/1 年:馬場 厚多 (◆通訳協力:平澤市出身の青森公立大学留学生) 3 年:イ・ユンバム,イ・コンヒ/1 年:イ・インソン ピョンテク市 2013 November ぷらっと通信 1 ■■■■■■■■■■ 派遣者レポート■■■■■■■■■■ 報告者:田中 健介 炭窯サウナ 訪問場所:炭窯サウナ(平澤市) 8 月 29 日、私たちは平澤市にあるファントスッカマという炭窯サウナ に行きました。 炭窯サウナというのは、窯の中で炭を燃やし、窯が熱くなったら、炭を 取り出し、その高温の窯を利用するサウナです。炭から出る遠赤外線が体 の老廃物を排出してくれます。日本では近年、岩盤浴として取り入れられ ています。 ←炭を取り出すと6畳~8畳程のこのような空間になります。 湿気がないので、日本のサウナより温度は低くて も、体感温度は熱く感じました。タオルをかぶらな いと髪が熱でチリチリになってしまいます。 日本のサウナとは仕組みが全く違うので、80℃のサウナになると、呼吸するのもツライくらい熱か ったです。その分、汗がたくさん出て、1 時間くらいの体験で少しお肌がきれいになった気がしまし た。また、私たちの他にもたくさんの韓国の方が利用されていて、韓国の美意識の高さを感じました。 報告者:岡部 千聖 韓国伝統文化体験 訪問場所:平澤市礼節教育館(平澤市) 韓国の民族衣装である韓服(ハンボク)を試着し ました。礼節教育館の方の説明によると、性別、 年齢、身分、既婚者であるか否かによって、韓服 の色の組み合わせや素材が異なるそうです。婚礼 の際に着用する衣装は、特に豪華で美しかったで す。 次に、挨拶を教わりました。挨拶は男性と女性と では違いがあります。また、相手が年上・同じ年 齢・年下のうちどれにあてはまるかによって、お 辞儀の深さや手の添え方が違うと学びました。 最後は茶道を体験しました。手順を覚えるのは難 しかったけれど、美味しいお茶を淹れることがで きました。 2 ぷらっと通信 2013 November 韓国の食事とおもてなし 報告者:柳沼 彩 訪問場所:平澤市内・ソウル市内 私がこの韓国派遣事業に参加し、青森市の皆さんにま ず伝えたいと思ったことは韓国料理の魅力でした。 「日本 食は素材の味を生かす料理ですが、韓国の料理はたくさ んの味を混ぜ、新しい味を創り出す料理だ」と、通訳を してくれた平澤市役所のチョさんはおっしゃっていまし た。韓国に滞在中、焼肉やサムゲタン、冷麺などたくさ んのものを食べ、チョさんが教えてくださったことの意 味がよく分かりました。 また、韓国の方々は私たちを一生懸命もてなそうとし てくださいました。はじめは、どんどん出てくる料理の 量に驚きました。しかし韓国では、食べきれないほどた くさんの料理を提供することがおもてなしだそうです。 言葉は通じませんが、食事の際に私たちを気遣う気持ち やおもてなしの心は、感じとることができました。実際 に行かなければわからなかった韓国の素敵な一面に気付 くことができ、韓国がより一層好きになりました。 報告者:橋本 哲 企業訪問(ガス会社・港) 訪問場所:KOGAS・平澤港(平澤市) 私たちはガス業者にガスを供給する会社である「KOGAS(韓国ガス公社) 」と韓国第四の港である平 澤港を訪問しました。KOGASは、従業員数約 3,000 人、営業利益約 10 億ドルというとても大きな企業 です。その活動範囲は韓国全土のみならず、世界最大の LNG 輸入会社でもあります。LNG というのは、環 境に配慮した燃料であり、このことからも環境に配慮した韓国らしさを感じました。平澤市は、韓国高速鉄 道の誘致や、米軍基地の移転集約など、近年著しい工業化、成長を遂げている都市です。その中で平澤港は、 北東アジア経済圏の物流ハブであり、急成長を遂げている平澤市において重要な役割を担っています。当日 は、施設に関する説明を受けたうえで、実際に施設内の見学を行いました。普段では入ることができない部 分(ガスタンクのすぐそば)へも案内していただき、とても貴重な体験でした。 【平澤港】 【韓国ガス公社】 2013 November ぷらっと通信 3 韓国の文化に触れる 報告者:菊池 基 2013 November ぷらっと通信 訪問場所:国立中央博物館(ソウル市) 3 私たちは3日目にソウル市にある国立中央博物館へ行きました。こ の博物館は大きさが世界第6位で、所蔵品は約30万点、展示物は常 時約1万5千点も展示されていて、アジア最大級と言われるだけあり とても規模が大きく、1日中いても飽きない場所だと思いました。 また、別名「IT博物館」と言われるだけあり、入り口で電子パネ ルを借りることができ、展示物についている番号を入力することで、 指定の言語で展示物の説明や、歴史的背景も詳しく解説してくれるた め、韓国人だけでなく、外国人が行っても楽しめます。私たちのよう に外国から来ている人も多く、他にも韓国の学生からお年寄りまで幅 広い年齢の人たちが多く訪れていました。 韓国の歴史を知らなくても、実際に歴史的展示物を見ることで皆さ んも興味を持てると思います。ぜひ、韓国に行った際には博物館を訪 れてみてください! 未来の平澤市 報告者:神 高要 訪問場所:平澤市役所 皆さんは韓国といわれて何を思い出すでしょう?すぐに思い浮かぶのは日韓戦、辛い物が多い、韓流ドラ マなどではないでしょうか。私は平澤市役所での概要説明、事業担当者のチョさんのお話を聞き、韓国と日 本の意識の差というものを感じました。私たちが訪れた平澤市は 44 万人が住んでいる都市で、農業・工業・ 産業のどの事業にも力を入れており、10 年後には 100 万人に人口が増える予想で、ソウル・釜山(プサン)・ 大邱(テグ)に並ぶ大都市になる予定だそうです。おそらくこの事を知っている日本人は少なく、私も恥ず かしながら今回訪問するまでは無知といってもいいほどでありました。一方で、このような日本人の意識と 異なり、韓国人は日本についてよく知っているとチョさんは言っていました。この言葉が象徴するように、 私たちが買い物をしたほとんどの場所で日本語を流暢に話す韓国人がいました。日本人観光客が多いせいも あるかもしれませんが、それだけが要因ではないと思います。私たちが 5 日間で体験した文化や食事は韓国 の一部にしか過ぎず、まだまだ韓国については知らないことばかりだと感じました。隣の国である韓国の事 でさえ知らないことが多い日本が、世界と一体となって未来に進んでいけるでしょうか。日本人も意識を変 えてもっと視野を広くしていかねばならないと私は今回の訪問を通して学ぶことができました。 【平澤市役所内】 4 ぷらっと通信 2013 November 韓国式のおもてなし 報告者:松浦 勇太 訪問場所:平澤市内・ソウル市内 滞在中は、平澤市役所のチョさんを始めさまざまな方に、沢山おもてな しをしていただきました。料理や飲み物が途切れることなく提供され、料 理の食べ方から爆弾酒の作り方まで懇切丁寧に教えていただきました。写 真上は、韓国のローカルな居酒屋という雰囲気で、すぐ隣の席に座ってい た韓国男性と会話したり、店主と会話したりと、普通の旅行等ではなかな か味わえない経験もすることができました。特徴的だったのは、言葉の壁 はあっても、雰囲気やジェスチャー、表情である程度はお互いの意思が伝 わることでした。これは、海外における貴重な経験だったと思います。 韓国の方のおもてなし精神の高さに驚きましたが、彼らが私たちに対し いつも優しく接してくれるのは、韓国を楽しんで欲しいからに他なりませ ん。写真下の施設では、韓服の着方や作法、歴史について教わりました。 丁寧に楽しそうに教えてくださる姿からも、韓国の皆さんが伝統を大切に して、理解を広めようとしていることがよく伝わってきます。真心のこも った歓迎には、本当に驚くと同時に、楽しくて忘れられないひと時を過ご すことができました。私たち日本人も、日本の文化を大切にしたおもてな しができれば、海外の方に同じように楽しく記憶に残るひと時を過ごして いただけるのだと思います。韓国式のおもてなしを知ることを通して、自 【平澤市教育礼節館】 国を知ることの大切さも同様に学ぶことができたと思います。 報告者:馬場 厚多 エバーランドで絶叫! 訪問場所:エバーランド(龍仁市) 【エバーランドにて】 滞在中に訪れた場所で、エバーランドという遊園地があ ります。日本でいうと、東京ディズニーリゾートのような 場所で、平日にもかかわらず、たくさんの親子連れやカッ プルがいました。乗り物に乗ったり、花火のアトラクショ ンも綺麗で充実した時間を過ごすことができました。 韓国はものすごく環境に配慮していて、お土産を買って も袋を無料でくれません。日本ではスーパーマーケットな どではレジ袋が有料になっていますが、韓国はすべての店 でレジ袋が有料だそうです。日本より、環境に配慮してい て驚きました。すぐ近くの韓国ですが、視野を変えて見て みれば少し違った韓国が見えてくると思いました。5日間 という短い滞在時間でしたが、韓国の方のおもてなしの心 がとても伝わってきて、韓国をもう一度訪れてみたいと思 いました。 2013 November ぷらっと通信 5 報告者:藤井 なつき 民俗村見学&韓紙団扇づくり 訪問場所:外岩民俗村(牙山市) アンニョンハセヨ! 2 日目は、外岩民俗村に行ってきました。牙山(アサン)にある外岩民俗村(ウェアムミンソクマウル) は、昔ながらの民家がそのまま残っているところです。観光地でありながら、実際に住民が住んでいるのが 特徴です。約 500 年前から村に定住する礼安・李氏の一族が現在でも集落を成し暮らしているそうです。村 の入り口に立っているジャンスン(村の守り神の木像)をはじめ、踏み臼、牛や馬が引く臼、水車、藁葺き 屋根などがあり、朝鮮時代(1392―1910)の生活の姿を垣間見ることができます。 村全体を散策した後、私たちは韓紙の団扇作りに挑戦しました! 韓紙は朝鮮半島で特異な発達を遂げた製紙技術によって生産された紙で、近年韓国では韓紙を用いる韓紙工 芸という伝統工芸が見直され、小物入れやランプ、器などさまざまな工芸品が作られています。 ピンクや黄色、白の韓紙に、韓 紙工芸用に作られた天然成分 の澱粉糊を使って団扇にペイ ントしてきました♪ 韓国の町並み 報告者:工藤 園子 訪問場所:平澤市内 4泊5日のうち 3 日間は平澤市に滞在しました。平澤市は先端産業都市やグローバル文化都市など、さ まざまな都市の顔を持っています。そんな産業振興が盛んな平澤市では、建設中の建物が至る所で見られ ました。日本の建築物と大きな違いはありませんでしたが、韓国のビルや大学に使用されている窓は日本 の窓と少し外観が違いました。窓の色が水色の建物が多く、日本ではあまり見られない色だと感じました。 コンビニやアイスクリームチェーン店など、日本でも馴染みのある店も見かけました。 また、夜の平澤市は 10 時台でも開店している店舗や服屋が多く、人々が集まり、夜でも賑やかな印象を 受けました。店の照明の明るさも華やかで、歩いている人達をホッとさせるものでした。 6 ぷらっと通信 2013 November ◆◆◆グループ別活動レポート◆◆◆ 4 日目は、3 つのグループに分かれ、ソウル市内で各グループが自ら考えた計画に基づき行動しました。各グル ープには通訳として留学生が同行しましたが、自らも積極的に調べ、青森市にはない地下鉄を利用して初めてのソ ウル市をガイドブック 1 つで散策しました。韓国語が行き交うなかで、苦労しながらも施設見学や買い物など各グ ループとも計画通りに過ごせたようです。 ■グループ:A アンニョンハセヨ、ソウル ■田中 健介(リーダー),橋本 哲,菊池 基, (通訳)イ・コンヒ ■順路:仁寺洞→新沙洞→明洞 私たちのグループは、仁寺洞(インサドン) ・新沙洞(シンサドン)・明洞 (ミョンドン)へ行きました。 仁寺洞は、お土産や工芸品など韓国の文化的な品物が売られている通りで す。日本人の観光客も多く、年代を問わずに楽しめる場所だと思いました。 明洞は、ファッション・コスメ・グルメ・お土産などのお店が通り一面に 立ち並び、夜遅くでも観光客や韓国の若者で賑わう街でした。日本語も通じ やすいので、買い物での会話に困る心配はなさそうです! 新沙洞は、日本の表参道のような所で、街並みも歩いている人もおしゃれ な街でした。そこで私たちは、韓国のかき氷のようなデザートである「パッ ピンス」を食べ、ウインドウショッピングを楽しみました。 移動では、地下鉄を使いましたが、そこで、日本との大きな違いを発見しました。 ソウルの地下鉄では、日本ではまだ設置が進んでいない、落下防止のためのスクリーンドアという二重の扉が 設置されており、日本と比較しても、安全だと感じました。 また、日本では、使い捨ての紙製の切符を使用しますが、韓国では、日本の Suica のような IC カードを使用し ます。目的地に着いたら、カードを精算機に入れ精算すると、保証料 500 ウォンが払い戻しされ、また再利用さ れます。このような面から、韓国のエコに対する配慮の意識がみえました。 【スクリーンドア】 【カード式切符】 【精算機】 2013 November ぷらっと通信 7 ■グループ:B ■神 馬場 高要(リーダー),藤井 なつき,岡部 千聖, 厚多,(通訳)イ・インソン ■順路:三清洞→南大門市場→ N ソウルタワー→明洞 私たちが初めに訪れたのは、ソウル市内の心臓部とも言える光化門 (クァンファムン)広場で、後方に見える銅像が李舜臣(イ・スン シン)です。文禄・慶長の役において朝鮮水軍を率いて日本軍と戦 い、韓国の英雄とされています。この広場には他にも、ハングルを 作ったセジョン大王の銅像もあり間近で見た迫力はすごいもので した! 留学生のイ・インソンさんと共に訪れた、仁寺洞にある昌徳宮(チャンドックン) は、1997 年にユネスコの世界文化遺産に登録されています。朝鮮王朝の生活様式 が記載された希少資料が存在し、韓国伝統庭園の真髄ともいわれるほどの豊かな自 然がマッチしていました。日本語が堪能なガイドさんが丁寧に建造物の説明をして くださり、外見だけでは分からない歴史を学ぶことができました。 昌徳宮を見学したあとは、カルグクスという鶏肉や貝・魚などでだしをとった、あっ さりとした韓国式のうどんを食べました。日本の麺は厚さがありますが、韓国の麺は 平麺で食べたことのない食感でした。とても食べやすく、日本人の口にも合う料理で おいしかったです。 ソウル市内、南山に建つソウルタワーで す!タワーの高さは 236.7m です。ソ ウル市内の各所から見ることができ、ラ イトアップされた姿が夜に浮かびあが ります。総合電波塔として建設されまし たが、展望台から市内を一望できるため 観光地として人気です。 韓国国内には 5 つのテディベア博物館があり、ソウルタワー内にその 1 つがあります。 「テディベアミュージアム」館内には伝統 衣装の韓服から流行のファッションまで様々な服に身を包んだテディベアが 1,000 体も集合しています。現在のソウルへの成り 立ちを可愛いテディベアたちが主人公となって再現しています。可愛くて、とても癒されました。 8 ぷらっと通信 2013 November Cグループ feat.ユンバムさん ~古宮とドラマロケ地とショッピングぶらり旅~ ■グループ:C ■柳沼 工藤 彩(リーダー),松浦 勇太, 園子,(通訳)イ・ユンバム ■順路:仁寺洞→弘大→新沙洞→明洞 Cグループには、通訳として青森公立大学の留学生であるイ・ユンバム さんが同行し、見学のサポートをしてくれました!ソウルの地下鉄に乗っ たり、韓国語で現地の人に道を尋ねたり、とても貴重で楽しい体験をする ことができました。私たちが訪れた場所を紹介します。 ↑ユンバムさん(右から 2 人目) ↓街の中の壁画 韓国ドラマのロケも行われる弘大(ホンデ)に行って きました!今回はドラマ「メリは外泊中」の中に登場 する公園とフローズンヨーグルトのお店を訪れまし た。また、弘益大美術科の学生が描いた壁画も街の中 で見ることができます。芸術系の学生が多く集まると いうこともあり、独特の雰囲気を味わえます! ↑ドラマロケ地 ←門と等間隔の石碑 韓国ソウル市を代表する歴史的名所の1つ、景福宮(キョンボック ン)にも訪れました!朝鮮時代からある王宮で、なんと 600 年 の歴史があるそうです。外観から内部まで、壮観・壮大という 言葉がぴったりの広さと雰囲気で、古の韓国にタイムスリップ した気分に浸ることができました。 等間隔で並べられた石碑は、かつて王に仕えた者が階級順に 整列するための目印だったとのこと。紹介しきれないくらい、 本当にためになるスポットでした。 ←景福宮 グループ活動の最後に訪れた場所は、明洞です!明 洞は東京だと原宿みたいな場所で、地元の人はもちろ ん、海外からたくさんの観光客が訪れる場所であり、 その中でも日本人の観光客が多く訪れる観光スポット だそうです。そのため、日本語表記されている店舗や、 日本語で話しかける店員さんも多い印象でした。K-pop アーティストを起用した韓国コスメ店や洋服店、お土 産屋さん、また、日本でお馴染みの店舗もあり、幅広 くショッピングが楽しめる場所でした! ↑明洞のショッピング街 2013 November ぷらっと通信 9 青森市長表敬(平成 25 年 8 月 23 日) 8 月 27 日からの平澤市訪問を前に、鹿内青森市長を訪ね、 「韓国でのさまざまな体験を通して感じたことな どを大学の友人・家族に伝えたい」 「韓国の社会や文化を肌で感じ、地域の活性化に繋げたい」 「韓国料理をた くさん食べたい」などの抱負や意気込みを述べました。 市長からは、今回の訪問を通して、青森市の魅力を伝え、平澤市の魅力を感じ、双方の交流の大切さを伝え てほしいとのお話がありました。 スッカマサウナで 汗びっしょり(>_<) 明洞で! ショッピング~!! 10 ぷらっと通信 2013 November ↓茶道体験中 通訳をしてくれた留学生のコンヒさん(右)↑ 通訳をしてくれた留学生のインソンさん(中央奥)↑ 2013 November ぷらっと通信 11 ~(現地引率者)平澤市役所総務課国際交流担当 チョ・チャンホさん ~ 青森公立大学生が平澤市へ訪問するきっかけとなったのは、平成 21 年に当時在学していた平澤市留学生から 韓国へ訪問したいという青森公立大学生がいると聞き、また、平澤市からの留学生の受入支援に対し青森公立 大学生を招請し平澤市を紹介したいという思いがあったことが始まりです。 今回は、平成 22 年度に初めて招請して以来 2 回目となりますが、前回の招請で学生たちの意向に対し十分に 応えられなかったので、今回は、事前に学生たちにプログラムを選定してもらい日程を計画しました。 4泊5日という短い日程での交流では大きな成果を求めてはいないです。ただ、この事業を通して、日本と 韓国がお互いの文化を非難せず、認め合うきっかけができたらいいと思います。 現在、韓国と日本は対話をしようとせず、自国の考えだけが正しいと主張しています。こういう状況を変化 させられるのは、この事業のような国際交流だと思います。国際交流を通して、相手の文化への理解を深め、 対話しようとすると、両国の関係も少しずつ改善していくと思います。 4泊5日という日程はとても短く感じました。韓国について紹介する時間も、話し合う時間も足りなかった です。どこか物足りない点もあったと思いますが、大切な思い出として末長く持ち続けていただくことを期待 しています。ありがとうございました。 ~(通訳協力)青森公立大学 3 年 イ・ユンバムさん~ 最初に感じたのは「日韓関係の回復に役に立った」というところでした。今は歴史上、両国の関係は最も良 くないと感じられます。しかし、この事業を通して民間分野での小さな交流が、両国への関係まで広がり関係 が良くなることを期待しています。今後、機会があったらまた参加したいと思います。 ~(通訳協力)青森公立大学 3 年 イ・コンヒさん~ 今回、学生の皆さんに対する通訳として参加しましたが、通訳の範囲だけに留まらず、韓国の伝統や文化に 対して自分自身も勉強になり、良い経験となりました。通訳では、日常では使わない言葉や説明をうまく伝え ることが難しかったです。しかし、今回の活動を通して、学生の皆さんに少しでも韓国のことを知ってもらう ことができ、良い機会となりました。 ~(通訳協力)青森公立大学 1 年 イ・インソンさん~ 平澤市と青森市は友好交流都市であることを、まだ多くの市民に知られておらず、いつも悲しかったです。 でも、今回の訪問を通じて青森の学生が平澤市に関心を持ち、いろいろな経験をする機会ができて本当に嬉し かったです。 ★編 集 後 記★ 編集担当:馬場、藤井 最後まで読んでいただき、ありがとうございました。 このたびの国際交流事業に参加して、様々な韓国文化等に触れることができ、テレビや雑誌、インターネッ トでの情報だけでは分からない、貴重な体験ばかりでした。この体験を報告誌という形で残せて良かったと思 います。 今回の事業に携わってくださった全ての皆様に感謝申し上げます。本当にありがとうございました。 カムサハムニダ 【編集協力】:青森公立大学派遣学生の皆さん 【発 行】:青森市役所 市民協働推進課 電話:017-734-5235 12 ぷらっと通信 2013 November FAX:017-734-5232 Eメール:[email protected]