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成田祇園祭三百年の歴史を誇る初夏の風物詩
平成 27 年 7 月号 第 242 号 発 行 :成 田 市 観 光 協 会 成 田 市 花 崎 町 839 0 4 7 6 - 2 4 - 3 1 9 8 東日本大震災被災地復興祈願 成田祇園祭 三百年の歴史を誇る初夏の風物詩 成田祇園祭は、成田山新勝寺のご本尊不動明王の本地仏である奥之院に奉安された「大日如来」に五穀 豊穣・万民豊楽・所願成就を祈願する「成田山祇園会」と、成田山周辺の町内が一体となり行われる「成田 祇園祭」があり、約 300 年の歴史があります。 祇園会期間中の 7 月 7・8・9 日に直近の金・土・日の 3 日間(平成 27 年は 10 日~12 日)に、成田祇園祭 が開催され、成田の街はお祭りムード一色に染まります。成田山の御輿と豪華絢爛な山車・屋台が賑やか なお囃子の音色や威勢の良い掛け声と共に、成田山へ続く参道を中心に巡行します。 本年の当番町は仲之町、警護は上町です。 【お問合せ先】 成田市観光協会 TEL 0476-22-2102 ★成 田 祇 園 祭 みどころ★ 10 日(金)◆13:30~安全祈願、鏡開き、山車・屋台 競演(総踊り) 【大本堂前】 11 日(土)◆ 9:00~山車・屋台 競演(総踊り) 【JR 成田駅前広場】 12 日(日)◆13:00~山車・屋台 総引き 【門前~薬師堂】 16:00~御輿還御式、山車・屋台 競演(総踊り) 【大本堂前】 ★ 成 田 山 祇 園 会 ★ ◆成田山奥之院特別開扉 【光明堂裏】 7 日(火)~9 日(木) 5:30~16:00 10 日(金) 5:30~20:00 11 日(土)~12 日(日) 5:30~22:00 光明堂の後方にある奥之院の 洞窟が特別に開扉され、ご本尊 大日如来をお参りすることができ ます。 ◆天 国 宝 剣 加 持 【光明堂】 7 日(火)~12 日(日) 8:00~16:00 あまくにの ほ う け ん 成田山開山の祖、寛朝大僧正が、朱雀天皇より授かった 天国 宝剣 。 金襴の袋に納められた宝剣が、僧侶の手によって参詣者の身体にお加持され、 無病息災を祈願します。霊験あらたかな成田山第一の霊宝に直接触れる機会は、祇園会の期間のみと なります。 【お問合せ先】成田山新勝寺 TEL 0476-22-2111 (8:00~16:00) 7 月の主な行事予定 埴生神社祭礼 三ノ宮様として親しまれている埴生神社の祭礼です。 期間中、朝顔ほおづき市が埴生神社境内で開催されます。 18 日は宵宮となり 18:30 より催し物も行われ賑わいます。 【 日 時 】 宵宮:7 月 18 日(土) 例祭:19 日(日) 【お問合せ先】 三ノ宮 埴生神社(郷部) TEL 0476-22-1254 千葉県立房総のむら 「夏休み張り子講習会(全4回)」 伝統的な「張り子のお面」の製作の全行程を行います。4 回通って作品を仕上げます。 【持ち物】汚れても良い服装、エプロン、昼食 【対 象】4 回とも参加できる方。小学 1 年生以上。小学 3 年生以下は引率者が必要です。 【体験日】1 回目:7 月 18 日~20 日(型を作ります)2 回目:7 月 25・26 日、8 月 1・2 日(型に和紙を貼ります) 3 回目:8 月 16・19~21 日(型抜きをして胡粉を塗ります)4 回目:「張り子の絵付」実施日の中で、担当者と 日程を決めます。(色付けをして完成です) 【時間】10:00~15:30(所要時間は工程により異なります) 【料金】1,800 円(4 回分)と、別途 4 回分の房総のむら入場料が必要です。 入場料:一般 300 円(1,500 円)、高大 150 円(750 円)カッコ内は年間パスポートの料金、65 歳以上・中学生 以下は無料。【申込方法】各回先着 5 名(事前予約制、6 月 2 日(火)~7 月 17 日(金)16:30 締切) 【休館日】月曜日(月曜日が休日の場合は開館し、翌日休館。)8 月 31 日(月)は臨時開館。 【お問合せ先】 千葉県立房総のむら TEL 0476-95-3333 航空科学博物館 「第 9 回航空寄席」 落語家の三遊亭遊雀さん、柳家三之助さんのお二人による、共通の趣味である 航空トークと古典落語が楽しめる航空寄席が開催されます。 受付にて、先着 100 名様に整理券を配布します。 【 日 時 】 7 月 5 日(日) 13:00~ 航空科学博物館 「やさしい航空のはなし パイロットのおはなし」 航空機の運航において重要な役割を果たしているパイロットの講演会です、業務内容のみならずパイロッ トならではの様々な体験談などのおはなしが楽しめます。 【 日 時 】 7 月 26 日(日)13:00~ 【 休 館 日】 月曜日(月曜日が休日の場合は開館し、翌日休館。) 7 月 14 日~8 月 31 日間は無休。 【お問合せ先】 航空科学博物館 TEL 0479-78-0557 成田山門前町を行く~その⑤ 代々の團十郎の中でも、特に成田山と縁が深いのが七代目です。七代目は代々の團十郎と同様に成田 山を篤く信仰し、舞台でも成田山不動明王の上演を度々行っていました。また、江戸まで来られない人々の 為に、一流役者を引き連れて 2 回にわたり成田村で奉納芝居を行いました。 表参道を歩くとゆかりの場所があります。天保の改革の奢侈禁令にふれて江戸を追放された七代目は、 新勝寺の延命院に 1 年間滞在をしました。市川家の家紋である三升の紋を配した「延命院跡地」という石柱 があり当時を偲ぶことができるでしょう。このご縁にあやかり、延命院のある仲町の坂には、三升の紋があ しらわれた街灯が設置され、成田の街並みをあたたかに照らしています。 七代目が成田に滞在した際には、門前町の旦那衆がお世話をしました。 ゆかりの家も多く、新勝寺の御供物で知られる「亀谷堂」では七代目直筆の 大看板が残されています。 七代目は、成田山に千両という大金を奉納して三升の額堂を寄進しています。額堂の 正面に「せつたい所 七代目團十郎」と記した自筆の看板を掲げ、参詣者に 自ら茶菓子の接待をしたと言われています。 そして、追放令が解除され江戸に帰参することができると、お不動さまの 御利益によるものと、報恩のため、自身の等身大の石像を奉納しました。 現在の額堂(平成 28 年 5 月末まで耐震補強工事中)にその像が安置されています。 (次回へ続きます。)