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株 主 各 位 第8回定時株主総会招集ご通知

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株 主 各 位 第8回定時株主総会招集ご通知
2013/05/23 19:11:41 / 12899024_株式会社西武ホールディングス_招集通知
平成25年6月4日
株
主
各
位
東京都豊島区南池袋一丁目16番15号
株式会社西武ホールディングス
代表取締役社長
後
藤
高
志
第8回定時株主総会招集ご通知
拝啓 平素は格別のご高配を賜り厚くお礼申しあげます。
さて、当社第8回定時株主総会を下記のとおり開催いたしますので、ご出席くだ
さいますようご通知申しあげます。
なお、当日ご出席願えない場合は、委任状を提出することにより代理人に対して
議決権の行使を委任することができます。また、書面またはインターネットにより
議決権を行使する場合には、お手数ながら後記の株主総会参考書類をご検討いただ
き、平成25年6月24日(月曜日)午後5時までに議決権を行使してくださいますよ
うお願い申しあげます。
敬 具
記
1.日
2.場
時
所
3.目的事項
報告事項
決議事項
平成25年6月25日(火曜日)午前10時
埼玉県所沢市くすのき台一丁目11番地の2
西武第二ビル くすのきホール(8階)
1.第8期(平成24年4月1日から平成25年3月31日まで)事業報
告の内容、連結計算書類の内容ならびに会計監査人及び監査役
会の連結計算書類監査結果報告の件
2.第8期(平成24年4月1日から平成25年3月31日まで)計算書
類の内容報告の件 <会社提案(第1号議案から第3号議案まで)> 第1号議案 剰余金の配当の件
第2号議案 取締役4名選任の件
第3号議案 監査役2名選任の件
- 1 -
招集通知(狭義)
2013/05/23 19:11:41 / 12899024_株式会社西武ホールディングス_招集通知
<株主提案(第4号議案及び第5号議案)>
第4号議案 取締役8名選任の件
第5号議案 監査役2名選任の件 <株主提案(第6号議案から第10号議案まで)>
第6号議案 定款の一部変更の件(早期上場の件)
第7号議案 定款の一部変更の件(株主割当による新株発行)
第8号議案 定款の一部変更の件(評価書の開示)
第9号議案 定款の一部変更の件(提案理由説明会開催勧告)
第10号議案 定款変更の件(不動産鑑定評価書の開示)
上記各号議案の要領等は、後記の「株主総会参考書類」に記載の
とおりであります。 4.招集にあたっての決定事項等
(1) 議決権行使書により複数回議決権を行使された場合及びインターネットによ
り複数回議決権を行使された場合は、最後に行使された内容を有効なものと
いたします。また、議決権行使書とインターネットにより重複して議決権を
行使された場合は、インターネットにより行使された内容を有効なものとい
たします。
(2) 議決権の不統一行使をされる場合には、株主総会の日の3日前までに、議決
権の不統一行使をおこなう旨とその理由を書面により会社にご通知ください。
(3) 株主総会にご出席になれない場合、議決権を有する他の株主1名を代理人と
して株主総会に出席されることが可能です。ただし、代理権を証明する書面
のご提出が必要となりますのでご了承ください。
以 上

◎当日ご出席の際は、お手数ながら同封の議決権行使書用紙を会場受付にご提出くださいま
すようお願い申しあげます。
◎株主総会参考書類ならびに事業報告、計算書類及び連結計算書類に修正が生じた場合は、
インターネット上の当社ウェブサイト(http://www.seibuholdings.co.jp/index.html)に
掲載いたしますのでご了承ください。
◎株主総会当日は、会場の空調設備(冷房)及び照明設備の使用を抑制するなど節
電に努める予定でございます。株主さまには、ご不便をおかけいたしますが、ご
理解とご協力をお願い申しあげます。また、当社役員、係員等においては、軽装
(クールビズ)にてご対応させていただきますのでご了承賜りますとともに、株
主さまにおかれましても軽装にてご出席くださいますようお願い申しあげます。
- 2 -
招集通知(狭義)
2013/05/23 19:11:41 / 12899024_株式会社西武ホールディングス_招集通知
インターネットでの議決権行使について
インターネットにより議決権を行使される場合は、パソコンから、当社の指定
する議決権行使サイト(http://www.it-soukai.com)にアクセスし、同封の議決
権行使書用紙に記載の議決権行使コード及びパスワードをご入力の上、画面の案
内に従って、平成25年6月24日(月曜日)午後5時までに議決権を行使してくだ
さいますようお願い申しあげます。ご不明な点がございましたら、後記のインタ
ーネットヘルプダイヤルへお問合せください。
なお、携帯電話専用サイトは開設しておりませんのでご了承ください。
1.書面とインターネットにより、重複して議決権を行使された場合は、インタ
ーネットの行使を有効な行使としてお取り扱いいたします。
2.インターネットで複数回数、議決権を行使された場合は、最後の行使を有効
な行使としてお取り扱いいたします。
3.インターネットに関する費用(プロバイダ接続料金、通信料金等)は、株主
さまのご負担となります。
4.株主さまのインターネット利用環境等によっては、ご利用できない場合もご
ざいます。
5.議決権行使書用紙に記載された議決権行使コードとパスワードは、株主さま
ご本人を認証する重要なものです。他人に絶対知られないようご注意くださ
い。当社より株主さまのパスワードをお問合せすることはございません。
<お問合せについて>
(1) インターネットによる議決権の行使に関するパソコン等の操作方法等に関す
る専用お問合せ先
みずほ信託銀行 証券代行部 インターネットヘルプダイヤル
電話 0120-768-524(フリーダイヤル)
(受付時間 9:00~21:00 土日休日を除く)
(2) 住所変更等、上記(1)以外の事項に関するお問合せ先
みずほ信託銀行 証券代行部
電話 0120-288-324(フリーダイヤル)
(受付時間 9:00~17:00 土日休日を除く)
- 3 -
インターネットでの議決権行使について
2013/05/23 19:11:41 / 12899024_株式会社西武ホールディングス_招集通知
提 供 書 面
事 業 報 告
(
平成24年4月1日から
平成25年3月31日まで
)
1.企業集団の現況に関する事項
(1) 事業の経過及びその成果
① 当連結会計年度の概況
当連結会計年度におけるわが国経済は、東日本大震災からの復興需要を背景
として、生産や個人消費といった指標に緩やかな回復の動きがみられ、また政
権交代による経済政策への期待感などから、平成24年末以降、国内景気は回復
傾向にあります。しかしながら、欧州の債務危機を巡る世界経済の下振れ懸念、
不安定な国際情勢などの要因により先行きは不透明な状況であります。
このような状況のなか、当社グループは「グループビジョン」に基づき、企
業が果たすべき役割を認識し、企業活動を通じての社会貢献をはかるとともに、
グループ経営戦略として、抜本的なコスト構造改革及び資産の最有効活用など
による効率性の追求、成長の見込まれる分野へ積極的に参画するなどの新たな
ビジネスモデルの育成に重点を置き、事業に取り組んでまいりました。
なお、資産の最有効活用については、「西武グループ アセット戦略」に基
づき、保有不動産の潜在的な収益力を顕在化させ、グループ企業価値の極大化
を目指してまいります。具体的な取り組みとしては、ポートフォリオの組み換
えの一環である、グランドプリンスホテル赤坂跡地の開発計画「(仮称)紀尾
井町計画」について、平成24年3月に発表した開発基本方針に基づき、平成25
年1月より新築工事に着手いたしました。さらに、コア事業への経営資源の集
中の具体的な取り組みの一環として、グループ保有資産をより収益性の高い資
産に入れ替えていくなかで、オフィスニーズが安定している東京都中央区、千
代田区エリアに位置するオフィスビルを取得したほか、遊休地などの活用の一
環として、電力需要に対応し、社会貢献を果たすべく、大規模太陽光発電(メ
ガソーラー)事業に参入することといたしました。
また、西武鉄道株式会社がその前身である武蔵野鉄道株式会社設立から100
周年を迎えたことから、これまで一世紀にわたってご利用いただいてきたお客
さまと西武鉄道沿線の皆さまに感謝を込めて、「西武鉄道100年アニバーサ
リー」としてグループ各社においてさまざまな感謝イベントを実施しておりま
す。そのほか、当社グループの各施設でご利用いただいている「SEIBU プリン
- 4 -
事業の経過及びその成果、対処すべき課題、設備投資の状況、資金調達の状況、財産及び損益の状況の推移
2013/05/23 19:11:41 / 12899024_株式会社西武ホールディングス_招集通知
スカード」のサービスを拡充し魅力向上をはかるために、平成24年7月に名称
も新たに西武グループ会員組織「SEIBU PRINCE CLUB」としてリニューアルい
たしました。
当連結会計年度における経営成績の概況は、東日本大震災直後の需要の落ち
込みが回復したことなどにより増収となりました。これらの結果、営業収益は、
4,592億20百万円と前期に比べ208億61百万円の増加(前期比4.8%増)となり、
営業利益は増収による増益に加え、引き続き業務の効率化や経費の削減に努め
た結果、401億14百万円と前期に比べ72億55百万円の増加(同22.1%増)とな
り、償却前営業利益は、801億62百万円と前期に比べ45億28百万円の増加(同
6.0%増)となりました。経常利益は効率的な資金運用による支払利息の減少
などにより307億33百万円と前期に比べ94億97百万円の増加(同44.7%増)と
なりました。当期純利益は、156億8百万円と前期に比べ71億66百万円の増加
(同84.9%増)となりました。
各セグメントにおける業績は以下のとおりであります。 ② 当連結会計年度のセグメント別営業収支
(単位:百万円) 営業収益
セグメントの
名称
都市交通・
当連結
前期比
会計年度
増減
営業利益
前期比
増減率
(%)
当連結
前期比
会計年度
増減
償却前営業利益
前期比
増減率
(%)
当連結
前期比
会計年度
増減
前期比
増減率
(%)
158,625
△359
△0.2
21,551
2,035
10.4
44,257
1,356
3.2
160,809
12,641
8.5
5,449
4,645
578.0
16,310
3,457
26.9
不動産事業
50,532
6,964
16.0
12,659
123
1.0
16,002
△109
△0.7
建設事業
81,531
7,370
9.9
△118
171
―
177
105
146.5
9,329
△11
△0.1
△1,419
594
―
△125
444
―
36,611
1,028
2.9
1,326
1,069
417.4
3,400
774
29.5
沿線事業
ホテル・
レジャー事業
ハワイ事業
その他
合計
調整額
連結数値
497,437
27,633
5.9
39,447
8,638
28.0
80,020
6,026
8.1
△38,216
△6,771
―
666
△1,381
△67.5
142
△1,498
△91.3
459,220
20,861
4.8
40,114
7,255
22.1
80,162
4,528
6.0
(注)1 調整額については主に連結会社間取引消去等であります。
2 償却前営業利益は、営業利益に減価償却費を加えて算定しております。 - 5 -
事業の経過及びその成果、対処すべき課題、設備投資の状況、資金調達の状況、財産及び損益の状況の推移
2013/05/23 19:11:41 / 12899024_株式会社西武ホールディングス_招集通知
(都市交通・沿線事業)
都市交通・沿線事業の内訳は鉄道業、バス業、沿線レジャー業、その他で
あり、それぞれの営業収益は以下のとおりであります。
(単位:百万円)
平成24年3月期
平成25年3月期
増減額
営業収益
158,984
158,625
△359
鉄道業
102,292
103,885
1,593
バス業
24,079
24,398
319
沿線レジャー業
23,484
23,453
△31
9,129
6,889
△2,240
その他
鉄道業では、定期旅客・定期外旅客は東日本大震災直後の落ち込みから回
復し、旅客輸送人員は前期比1.7%増(うち定期1.6%増、定期外1.7%増)、
旅客運輸収入は前期比1.7%増(うち定期1.1%増、定期外2.2%増)となり
ました。このような状況のなか、安全の確保を最重要課題としてとらえハー
ド・ソフト両面にわたる取り組みを実施したほか、お客さまの利便性の向上
にも努めてまいりました。安全への取り組みとしては、ATS(自動列車停
止装置)の更新や池袋線石神井公園駅付近の高架複々線化工事などを進めた
ほか、池袋線東飯能駅~高麗駅間の高架橋耐震補強工事を実施いたしました。
利便性向上への取り組みとしては、平成25年3月16日より池袋線・西武有楽
町線が東京メトロ副都心線を経由して東急東横線、横浜高速みなとみらい線
との相互直通運転を開始いたしました。さらに、所沢駅の東口と西口を結ぶ
新橋上駅舎の中央自由通路や石神井公園駅西口の供用を開始したほか、公衆
無線LANサービスの提供エリアを西武有楽町線小竹向原駅以外の西武鉄道
全駅へ拡大いたしました。また、秩父エリアへの旅客誘致の一環として、西
武鉄道株式会社初のテレビCMの放映をいたしました。
バス業では、東日本大震災の影響による利用者の落ち込みから路線バス・
高速バスともに回復いたしました。このような状況のなか、安全性と快適性
を追求した新型観光車両を導入したほか、西武鉄道株式会社のダイヤ改正に
あわせて西武バス株式会社の主要路線においてもダイヤ改正を実施いたしま
した。
沿線レジャー業では、としまえん及び西武園ゆうえんちにおいて、夏季プ
ール営業が好調に推移したほか、冬季にはイルミネーションやアイススケー
トリンクの営業をいたしました。また、BIGBOX高田馬場において、ア
スリート向けのスポーツジムを開業したほか、西武ドームにおいて、WiFiを活用した新サービス「Lions Wi-Fi」の提供開始や有名アー
ティストによるコンサートを誘致するなど、積極的な営業施策を展開してま
いりました。
- 6 -
事業の経過及びその成果、対処すべき課題、設備投資の状況、資金調達の状況、財産及び損益の状況の推移
2013/05/23 19:11:41 / 12899024_株式会社西武ホールディングス_招集通知
これらの結果、都市交通・沿線事業の営業収益は、1,586億25百万円と前期
に比べ3億59百万円の減少(同0.2%減)となったものの、営業利益は、引
き続き業務効率化やコスト削減を進めたことなどもあり215億51百万円と前
期に比べ20億35百万円の増加(同10.4%増)となり、償却前営業利益は、442
億57百万円と前期に比べ13億56百万円の増加(同3.2%増)となりました。
(ホテル・レジャー事業)
ホテル・レジャー事業の内訳はホテル業(シティ)、ホテル業(リゾー
ト)、ゴルフ場業、その他であり、それぞれの営業収益は以下のとおりであ
ります。
(単位:百万円)
営業収益
平成24年3月期
148,168
平成25年3月期
160,809
増減額
12,641
ホテル業(シティ)
83,689
91,456
7,767
ホテル業(リゾート)
32,804
33,548
744
ゴルフ場業
12,000
11,956
△43
その他
(注)1
19,676
23,848
4,172
ホテル業(シティ)には主に大都市圏の中心商業地域やターミ
ナル及びその周辺地域に立地するホテルを含んでおります。ホ
テル業(リゾート)には主に観光地や避暑地に立地するホテル
を含んでおります。
2 以降の項目において、ホテル業(シティ)に属するホテルを「シ
ティ」、ホテル業(リゾート)に属するホテルを「リゾート」
と称する場合があります。
ホテル業(シティ)では、東日本大震災直後の大幅な需要の落ち込みから
回復いたしました。特にMICE(注)を中心とした宴会需要、インバウン
ドをはじめとした宿泊需要がそれぞれ改善したことにより、好調に推移いた
しました。このような状況のなか、グランドプリンスホテル新高輪及びグラ
ンドプリンスホテル広島の客室のほか、品川プリンスホテルノースタワーを
ビジネス特化型ホテル「Nタワー」としてリニューアルいたしました。さら
に、レストラン婚礼強化のため大津プリンスホテルの最上階レストランをリ
ニューアルするなど、満足度向上に取り組むとともに、競争力の維持、強化
に努めてまいりました。
(注)MICEとは、企業などの会議(Meeting)、企業などがおこなう報
奨・研修旅行(インセンティブ旅行)(Incentive Travel)、国際機
関・団体、学会などがおこなう国際会議(Convention)、展示会・見
本市、イベント(Exhibition/Event)の頭文字であり、多くの集客交
流が見込まれるビジネスイベントなどの総称であります。 - 7 -
事業の経過及びその成果、対処すべき課題、設備投資の状況、資金調達の状況、財産及び損益の状況の推移
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ホテル業(リゾート)では、レベニューマネジメントを推進したことなど
により、軽井沢エリアや箱根エリアを中心に好調に推移いたしました。この
ような状況のなか、ザ・プリンス軽井沢の全客室や苗場プリンスホテルの一
部客室をリニューアルするなど、満足度向上に取り組んでまいりました。
また、シティ及びリゾートを一体とした日本最大級のホテルチェーンであ
るプリンスホテルというブランドを活用したホテル業全体の施策として、お
客さまの利便性向上と提案型のご案内の充実を目的に、国内ホテル業界最大
級のコンタクトセンター「プリンスホテル予約センター」を設置したほか、
ウエディング総合サロン「プリンスウエディング コンシェルジュデスク」
を品川プリンスホテル内に開設いたしました。さらにインバウンド需要に対
応するため、外国語(英語、中国語、韓国語)のWEBサイトをリニューア
ルいたしました。
ゴルフ場業では、西武園ゴルフ場においてGPS付乗用ゴルフカーを導入
するなど、快適なプレー環境の提供に努めてまいりました。
そのほか、苗場スキー場をはじめとする国内8スキー場において、「キッ
ズフリープログラム」と題し、小学生以下のお子さまのリフト料金を無料に
したことや、さまざまな無料体験プログラムを実施するなど、苗場プリンス
ホテルの客室リニューアルとあわせ、ご家族でのスキー場利用を促進する取
り組みを実施してまいりました。また、横浜・八景島シーパラダイスにおい
て、人と海がともに成長していく「海育(うみいく)」をコンセプトとした
自然の海の水族館「うみファーム」をオープンいたしました。
これらの結果、ホテル・レジャー事業の営業収益は、1,608億9百万円と
前期に比べ126億41百万円の増加(同8.5%増)となり、営業利益は、54億49
百万円と前期に比べ46億45百万円の増加(同578.0%増)となり、償却前営
業利益は、163億10百万円と前期に比べ34億57百万円の増加(同26.9%増)
となりました。
(不動産事業)
不動産事業の内訳は不動産賃貸業、その他であり、それぞれの営業収益は
以下のとおりであります。
(単位:百万円)
平成24年3月期
平成25年3月期
増減額
営業収益
43,568
50,532
6,964
不動産賃貸業
28,166
27,257
△909
その他
15,402
23,275
7,873
不動産賃貸業では、商業施設や駅テナントなどを中心に安定的な賃料収入
を確保しながら事業を進めてまいりました。このような状況のなか、所沢駅
改良工事にあわせて「Emio所沢」を、池袋線練馬高野台駅に「Emio
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事業の経過及びその成果、対処すべき課題、設備投資の状況、資金調達の状況、財産及び損益の状況の推移
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練馬高野台」を開業するとともに、池袋線保谷駅の「Emio保谷」を増床
したほか、池袋線富士見台駅付近の高架下に駅チカ保育所「Nicot富士
見台」を、新宿線田無駅に「Nicot田無」を開設いたしました。また、
「西武・駅チカ・良質生活」をコンセプトに、新たな賃貸住宅ブランド「e
milive(エミリブ)」を立ち上げ、新宿線下落合駅に第1号物件を竣
工し入居を開始するなど、保有不動産の有効活用をはかるとともに沿線の活
性化に努めてまいりました。
そのほか、池袋線小手指駅前の複合開発タワーマンション「小手指タワー
ズ」の販売をいたしました。
これらの結果、不動産事業の営業収益は、505億32百万円と前期に比べ69
億64百万円の増加(同16.0%増)となり、営業利益は、126億59百万円と前
期に比べ1億23百万円の増加(同1.0%増)となり、償却前営業利益は、160
億2百万円と前期に比べ1億9百万円の減少(同0.7%減)となりました。
(建設事業)
建設事業の内訳は建設業、その他であり、それぞれの営業収益は以下のと
おりであります。
(単位:百万円)
平成24年3月期
平成25年3月期
増減額
営業収益
74,161
81,531
7,370
建設業
53,085
58,310
5,225
その他
21,076
23,221
2,145
建設業では、鉄道工事や分譲住宅の建設、公共工事の施工を進めたほか、
厳正な受注管理をはかるとともに継続的な与信管理の強化に努めてまいりま
した。
これらの結果、建設事業の営業収益は、815億31百万円と前期に比べ73億70
百万円の増加(同9.9%増)となりましたが、営業損失は、資材価格や労務
費の高騰などにより1億18百万円と前期に比べ1億71百万円の改善(前期は、
営業損失2億90百万円)にとどまり、償却前営業利益は、1億77百万円と前
期に比べ1億5百万円の増加(同146.5%増)となりました。
(ハワイ事業)
ハワイ事業では、前連結会計年度に改装を実施したハワイプリンスホテル
ワイキキの室料コントロールやお客さまのニーズをとらえた各種施策を実施
いたしました。
これらの結果、米ドル建ての営業収益は前期比増加となったものの、円高
の影響により円建ての営業収益は、93億29百万円と前期に比べ11百万円の減
少(同0.1%減)となりました。営業損失はコスト削減による損益改善に努
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事業の経過及びその成果、対処すべき課題、設備投資の状況、資金調達の状況、財産及び損益の状況の推移
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めた結果、14億19百万円と前期に比べ5億94百万円の改善(前期は、営業損
失20億13百万円)となり、償却前営業損失は、1億25百万円と前期に比べ4
億44百万円の改善(前期は、償却前営業損失5億69百万円)となりました。
(その他)
伊豆箱根事業では伊豆・箱根エリアを主な営業エリアとして、近江事業で
は滋賀県琵琶湖エリアを主な営業エリアとして、それぞれの地域に根ざした
事業を展開してまいりました。鉄道、バス、タクシーなどの運行やレジャー
施設の運営、保有不動産の賃貸など、お客さまのニーズに応じたサービスを
提供してまいりました。
西武ライオンズでは、8月の一部試合を「西武鉄道創立100周年記念シ
リーズ」と題し、一般公募で選ばれた記念ユニフォームを選手が着用して試
合をおこなうなど、地域に根ざした活動やお客さまの満足度を向上させる取
り組みに注力いたしました。また、クライマックスシリーズへの進出により
ホームゲームを3試合開催し、多くのお客さまにご来場いただきました。
これらの結果、営業収益は、366億11百万円と前期に比べ10億28百万円の
増加(同2.9%増)となり、営業利益は、13億26百万円と前期に比べ10億69
百万円の増加(同417.4%増)となり、償却前営業利益は、34億円と前期に
比べ7億74百万円の増加(同29.5%増)となりました。
(2) 対処すべき課題
当社グループは、企業価値の極大化に向け、平成25年3月26日に、「グループ
ビジョン」を実現していくための基本構想であり、当社グループが概ね10年間で
目指していく方向性を示した「西武グループ長期戦略」を策定・公表しており、
当該戦略に基づき、当社グループが保有する経営資源の最有効活用をおこないな
がら、様々な事業・サービスを組み合わせて提供できる領域・付加価値を拡大し、
あらゆる場面でお客さまの生活を応援していく企業グループとなることで、今後
とも持続的かつ健全な成長を目指しております。効率性及び収益力のさらなる向
上を推進することで成長基盤の確立をはかっておりますが、引き続き、特に以下
の3点について重点的に取り組んでまいります。
①事業収益力の向上
当社グループでは、「グループビジョン」のもと、各事業における一人ひ
とりのお客さまをグループ全体のお客さまとしてとらえ、ニーズを的確に反
映したサービスや消費者構造の変化を踏まえた新しい視点・発想によるサー
ビスを常に提供いたします。また、グループ内外との連携を積極的にはかる
ことでお客さまの満足度向上に常に取り組み、収益力の強化を目指してまい
ります。
- 10 -
事業の経過及びその成果、対処すべき課題、設備投資の状況、資金調達の状況、財産及び損益の状況の推移
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なお、「西武グループ長期戦略」で示した当社グループが概ね10年間で目
指していく方向性の実現に向けて、平成25年度を初年度とする3ヵ年の実行
計画である「西武グループ中期事業計画」を立案し、重点取り組み課題とし
て、「既存事業の強化(効率性の追求)」と「長期的な事業基盤の確立(新
たなビジネスモデルの育成)」を掲げております。
(a)既存事業の強化(効率性の追求)
不採算事業の損益改善をはかるため、抜本的なコスト構造改革及びポート
フォリオ組み換えによる資産の最有効活用などをおこない、効率的な経営を
実現いたします。また、徹底的に無駄を削減し、システム化をはかることな
どにより、ローコストオペレーション体制の確立を目指します。
(b)長期的な事業基盤の確立(新たなビジネスモデルの育成)
消費者のニーズ、ライフスタイルの変化を的確にとらえると同時に、将来
的に成長の見込まれる分野への積極的参画など新たなビジネスモデルを育成
し、長期的な事業基盤の確立をはかり、収益機会をさらに創出いたします。
それぞれのセグメントの具体的な課題や取り組みなどについては以下のと
おりであります。
(都市交通・沿線事業)
鉄道業やバス業においては特に、安全の確保が重要な課題であると考えて
おり、必要な安全投資を引き続き実施するとともに安全管理体制の強化をは
かり、運輸安全マネジメントのPDCAサイクルを適切に機能させてまいり
ます。
「企業価値の源泉」として、社会インフラとしての地位を維持しながら、
環境や地域社会からの要請に応え、西武鉄道沿線の価値向上をはかるととも
に、少子高齢化及び長期的な人口減少に対応するため、沿線の観光地やレジ
ャー施設の魅力の訴求、アクティブシニアなどへの「でかけるマインド」の
訴求、特急の利便性向上などといった各種施策をおこなうとともに、効率的
な運営を追求してまいります。
また、池袋線石神井公園駅付近の連続立体交差化の実施、新宿線中井駅~
野方駅付近の連続立体交差化の着手など、快適、かつ安全・安心なサービス
の提供に努めるほか、特急のチケットレス化や池袋線池袋駅のリニューアル
をおこない、駅機能やサービスの充実をはかるなど、洗練された魅力的なサ
ービスの創造により、地域の活性化を進めるとともに横浜方面への相互直通
運転を機会に相互誘客を推進してまいります。
また、省メンテナンス機器・設備の導入、更新や適正な人員配置などによ
るローコストオペレーションの実現を追求してまいります。
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事業の経過及びその成果、対処すべき課題、設備投資の状況、資金調達の状況、財産及び損益の状況の推移
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(ホテル・レジャー事業)
「企業価値向上の原動力」として、日本最大級のホテルチェーンメリット
を活かしながらサービス強化をはかり、お客さま満足度を高めてまいります。
これまで取り組んできた、RevPAR(注1)重視の戦略に基づくレベ
ニューマネジメント(注2)の強化やブランドの活用による収益の増加、集
中予約センターの効率的運用、集中購買や適正な人員配置などによるコスト
削減を通じた収益力の強化に引き続き取り組んでまいります。
また、大規模な宴会場を複数保有すること、都市部とリゾート地の好立地
にホテルを有することなどの事業の強みや特徴を活かしたMICEビジネス
やインバウンド、ブライダルなどを重点施策として収益の増加に繋がる需要
喚起をはかってまいります。さらに、海外のお客さまを国内への集客につな
げる戦略に立脚したフランチャイズ、マネジメントコントラクト(注3)の
展開及び受注体制の確立をはかるほか、CS(注4)の指標化とその活用及
び新顧客組織の活用等を通じて、お客さま目線に立ったサービスの提供に努
めることで、顧客満足度の向上を目指してまいります。
(注)1 RevPARとは、Revenue Per Available Roomの略であり、宿
泊に係る収入を客室総数で除したものであります。
2 レベニューマネジメントとは、需要予測に基づき、適切な時期に
適切な価格にてお客さまにサービスを提供し、利益を最大化する
手法であります。
3 マネジメントコントラクトとは、オーナーが建物の建設、経営を、
プリンスホテルがキースタッフの派遣、運営をおこなう方式であ
ります。
4 CSとは、Customer Satisfaction の略であり、お客さまの満足
度であります。 (不動産事業)
「企業価値向上の鍵」として「西武グループ アセット戦略」に基づき、グ
ループが保有する資産の有効活用による安定収益基盤の強化をはかるために
不動産賃貸業に注力するとともに、不動産関連ビジネスを営んでまいります。
持続的かつ安定的な収益基盤の確立をはかるため、西武鉄道の所沢駅、池
袋線石神井公園駅、池袋線大泉学園駅などの駅周辺の再開発や西武鉄道池袋
ビルの建替推進など既存施設の利便性向上について事業環境を踏まえながら
着実に進め、西武鉄道沿線の活性化をはかってまいります。
また、不動産ポートフォリオマネジメントを強化し、不動産の有効活用の
基盤を整備することで、「(仮称)紀尾井町計画」(注)など保有資産の潜
在的な収益力を引き出す取り組みを推進してまいります。さらに、不動産分
譲業から生活サポート業への転換を促進するとともに、賃貸マンションや保
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事業の経過及びその成果、対処すべき課題、設備投資の状況、資金調達の状況、財産及び損益の状況の推移
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育所の展開など新規事業分野へも積極的に取り組むことで西武鉄道沿線の活
性化及び収益基盤の拡大をはかってまいります。
(注)「(仮称)紀尾井町計画」について
本事業は、平成28年開業を目標にオフィス・ホテル・商業施設からなる「オ
フィス・ホテル棟」と賃貸住宅である「住宅棟」の2棟を建設する複合再開
発事業であり、当社グループは、本事業を、地域や行政と一体になった街づ
くりという、当社グループにとって「企業価値向上の鍵」となる不動産事業
のモデルケースと位置づけております。
本事業地を含む周辺は、弁慶濠や清水谷公園などの緑地が数多く残り、江
戸時代以降の歴史性を有する一方で、赤坂見附駅、永田町駅に近接し地下鉄
5路線が利用可能な利便性の高い希少な地域であります。その利便性をさら
に高め、また、当該地域の発展・活性化に貢献するためにも、みどりと歴史
に抱かれた「国際色豊かな複合市街地」を目指すべく、本事業を推進してま
いります。
本事業の概要(今後の事業進捗にともない変更となることがあります)
■敷地概要
所在地:東京都千代田区紀尾井町1-2
敷地面積:約30,400㎡
延床面積:約227,200㎡
主要用途:オフィス 約110,000㎡ ホ テ ル 約28,700㎡
住 宅 約22,700㎡
商 業 約10,800㎡ 他
総事業費:約980億円
開業予定:平成28年夏頃
■オフィス・ホテル棟の概要
主要用途:オフィス・ホテル
※ホテルは株式会社プリンスホテルが運営予定
階数:地上36階地下2階
ホテル:36階~30階
オフィス:28階~5階
商業施設:4階~1階
高さ:約180m(紀尾井町通りより)
構造:鉄骨造等(制振構造)
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事業の経過及びその成果、対処すべき課題、設備投資の状況、資金調達の状況、財産及び損益の状況の推移
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■住宅棟の概要
主要用途:住宅
階数:地上24階
住宅24~2階
高さ:約90m(プリンス通りより)
構造:高強度鉄筋コンクリート造(免震構造)
(建設事業・ハワイ事業・その他)
建設事業では、安全性や品質管理の信頼性をさらに向上させるとともに、
リノベーションや環境分野での取り組みを強化し収益力の向上をはかってま
いります。加えて、引き続きコスト削減に努め、利益率の向上に取り組んで
まいります。
また、ハワイ事業については、マウナケアビーチホテル、ハプナビーチプ
リンスホテルにおいて改装を実施し、その効果を活かし客室単価と稼働率の
向上をはかるほか、新規販売経路の開拓、営業体制強化により収益力の向上
をはかり、損益改善に努めるとともに、日本との相互送客などによるグルー
プへの貢献をはかってまいります。
その他では、伊豆箱根事業や近江事業において、地域に根ざした事業展開
と安定成長を目指すほか、西武ライオンズにおいてコンサート開催などを通
じた西武ドームの活性化及び野球教室の開催などを通じた地域のファン層拡
大をはかってまいります。
(その他の取り組み) 当社グループにおける各社横断的な取り組みとして「西武グループこども
応援プロジェクト」を実施し、年間を通じてさまざまな生活体験の場を提供
する「西武塾」をはじめ、当社グループの長年の事業ノウハウや多種多様な
人材、施設を通じて、次代を担うお子さまの健やかな成長を手助けすると同
時に、ご家族が一緒に過ごすことができる機会づくりに取り組んでまいりま
す。
今後もグループ会社が連携し、新たなサービスの提供に努めてまいります。
②保有資産の有効活用に向けた取り組みの強化
当社グループは、利便性の高い都心に位置する紀尾井町、高輪・品川エリ
ア、芝公園エリア、さらには、としまえんなどの大規模な資産を、ホテルを
中心とする事業用地として保有しております。
これらの保有資産のさらなる有効活用をはかり、潜在的な収益力を顕在化
させ、グループ企業価値の極大化を目指すため、当社グループは、「西武グ
ループ アセット戦略」を策定しております。
- 14 -
事業の経過及びその成果、対処すべき課題、設備投資の状況、資金調達の状況、財産及び損益の状況の推移
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具体的には、保有資産の価値極大化のため、「既存事業のバリューアッ
プ」、「ポートフォリオの組み換え」及び「コア事業への経営資源の集中」
の3つの視点から、各戦略を推進することとしています。「既存事業のバリ
ューアップ」は、既存の用途の延長線上で賃貸用不動産やホテルなどの増改
築、リニューアルを実施し、競争力の維持・強化をはかるものであります。
「ポートフォリオの組み換え」は、グランドプリンスホテル赤坂跡地の開発
計画「(仮称)紀尾井町計画」をモデルケースとして、地域一体での複合再開
発により、事業機会の拡大の可能性を追求するとともに、主にホテル・商業・
オフィス・賃貸住宅間での事業ポートフォリオの組み換えをはかるものであ
ります。「コア事業への経営資源の集中」は、保有資産の収用や売却などに
よって創出されるキャッシュを基に、グループの経営戦略に沿った、収益向
上が見込まれる資産への入れ替えをおこない、また、遊休地などの不稼働資
産や高架下などを活用し、資産の効率性及び収益力の向上をはかるものであ
ります。
上記アセット戦略の推進は、特に、前述の「(仮称)紀尾井町計画」のほか、
高輪・品川エリア及びとしまえんについても重要となる可能性があります。
高輪・品川エリアについては東京都により「都市再生特別措置法に基づく
特定都市再生緊急整備地域」に指定されており、当社グループの保有資産も
同地域に含まれております。今後の行政の計画進捗と歩調をあわせながら、
複合再開発の是非も含めて事業機会拡大の可能性を追求していくことになる
と考えております。
また、としまえんについては東京都が決定した「都市計画公園・緑地の整
備方針」の「優先整備区域」に位置づけられており、当社グループとしてそ
れらを念頭においた対応に取り組んでいく必要があると認識しております。
上記アセット戦略の推進にあたっては、持株会社である当社が中心となっ
て、保有資産の最有効活用について推進してまいります。
今後も、都心を中心に全国各地に大規模な資産を保有するグループ特性を
活かし、「西武グループ アセット戦略」における3つの視点(「既存事業の
バリューアップ」、「ポートフォリオの組み換え」、「コア事業への経営資
源の集中」)から、さらなる資産効率化、収益性向上に努めることにより、
グループ企業価値の極大化を目指してまいります。
③経営管理体制の充実及びコンプライアンス体制の強化
当社はグループ企業価値を高めるため、持株会社としてのグループ経営戦
略立案・シナジー効果追求などのグループ戦略立案機能及び関係会社に対す
る管理・監督機能をより適正かつ有効に発揮すべく、「西武グループ企業倫
理規範」をはじめ、グループ統一の運営ルールである「西武グループ共通規
程」に基づき、関係会社を管理しております。今後もグループの業務、組織
運営、ビジネスポートフォリオの見直し・最適化を推進することにより、グ
- 15 -
事業の経過及びその成果、対処すべき課題、設備投資の状況、資金調達の状況、財産及び損益の状況の推移
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ループの保有する資産の価値最大化をはかるとともに、さらなる効率化・コ
スト削減に努め、経営・財務基盤の強化に取り組んでまいります。
コンプライアンスにつきましては、グループ全役員・従業員を対象にコン
プライアンスアンケートを実施し、その結果をフィードバックするとともに、
抽出した課題を次年度以降のコンプライアンス・プログラム(基本計画)に
反映するなど、グループをあげて体制強化及び実効性の向上に取り組んでお
ります。
今後とも、コーポレート・ガバナンス及び内部管理体制の強化に加え、経
営管理体制の充実及びコンプライアンス体制の強化が中長期的なグループ全
体の企業価値向上に資する重要な課題ととらえ、グループとして積極的に取
り組んでまいります。
(3) 設備投資の状況
当連結会計年度の設備投資の総額は552億15百万円で、主要なものは次のと
おりであります。
① 完成した主要設備
セグメント
会社名
主要な設備投資の内容
都市交通・
沿線事業
西武バス㈱
乗合バス車両購入
ホテル・
レジャー事業
㈱プリンスホテル
品川プリンスホテルメインタワー・ノース
タワー 客室改装
ホテル・
レジャー事業
㈱横浜八景島
自然の海の水族館「うみファーム」新設
不動産事業
西武鉄道㈱
賃貸住宅「emilive(エミリブ)下
落合」建設
不動産事業
西武鉄道㈱
オフィスビル(PMO秋葉原Ⅱ、PMO日
本橋二丁目)取得
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事業の経過及びその成果、対処すべき課題、設備投資の状況、資金調達の状況、財産及び損益の状況の推移
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② 継続中の主要設備の新設、拡充
セグメント
会社名
主要な設備投資の内容
都市交通・
沿線事業
西武鉄道㈱
池袋線石神井公園駅付近高架複々線化工事
都市交通・
沿線事業
西武鉄道㈱
新型通勤車両(30000系スマイルトレイン)
新造
都市交通・
沿線事業
西武鉄道㈱
ATS(自動列車停止装置)更新
都市交通・
沿線事業
西武鉄道㈱
所沢駅 駅舎改良工事
不動産事業
西武鉄道㈱
耐震補強工事
不動産事業
㈱西武プロパティーズ
(仮称)紀尾井町計画
(4) 資金調達の状況
金利負担の上昇リスクを考慮し、平成25年1月及び3月に総額380億円のシ
ンジケートローンによる借入を行うなど長期固定化を図りました。また、総額
700億円のコミットメントラインを設定し、資金の流動性を確保しております。
(5) 財産及び損益の状況の推移
区
第8期
第5期
第6期
第7期
平成25年3月期
平成22年3月期 平成23年3月期 平成24年3月期 (当連結会計年度)
分
百万円
営 業 収 益
489,267
459,096
438,358
459,220
12,310
18,166
21,235
30,733
22,651
7,266
8,441
15,608
66.22
21.24
24.68
45.63
1,464,625
1,423,691
1,389,083
1,403,025
207,593
206,209
215,068
242,044
百万円
経 常 利 益
百万円
当期純利益
円
1 株 当 た り
当 期 純 利 益
百万円
総
資
産
百万円
純
資
産
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事業の経過及びその成果、対処すべき課題、設備投資の状況、資金調達の状況、財産及び損益の状況の推移
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(6) 重要な親会社及び子会社の状況
① 親会社との関係
該当事項はございません。 ② 重要な子会社の状況
当社の連結対象は、下記に記載した9社を含め連結子会社は55社、持分
法適用の関連会社は1社であります。
会
社
名
資 本 金
(百万円)
当社の議決権比率
(%)
主要な事業内容
西武鉄道株式会社
21,665
100.0
鉄道業、沿線レジャー業
株式会社プリンスホテル
3,600
100.0
ホテル業、ゴルフ場業
西武バス株式会社
100 100.0
バ
株式会社西武プロパティーズ
300 100.0
不 動 産 賃 貸 業
ス
西武建設株式会社
11,000
100.0
建
株式会社西武ライオンズ
100
100.0
プロ野球球団経営
伊豆箱根鉄道株式会社
640
74.0
鉄
道
業
近江鉄道株式会社
405
96.3
鉄
道
業
プリンスリゾーツハワイインク
1
千米ドル
100.0
設
業
業
レジャー業の統括
(注)1.議決権比率は当社が直接所有しているもののほか、当社の子会社等
が所有している間接保有分も含めて表示しております。
2.議決権比率は小数点以下第二位を四捨五入して表示しております。
③ 企業結合の状況
株式会社西武総合企画は、平成24年10月1日に会社分割をおこない、分割
会社を株式会社西武SCCATに商号変更いたしました。また、新設会社とし
て、株式会社西武総合企画を設立いたしました。
- 18 -
重要な親会社及び子会社の状況
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(7) 主要な事業内容
セ グ メ ン ト
事
業
内
容
都市交通・沿線事業
鉄道業、バス業、沿線レジャー業など ホテル・レジャー事業
ホテル業(シティ)、ホテル業(リゾート)、
ゴルフ場業など 不動産事業
不動産賃貸業など
建設事業
建設業など
ハワイ事業
米国ハワイ州におけるレジャー業など
その他
伊豆箱根事業、近江事業、西武ライオンズ
(8) 主要な営業所等
セグメント
事業内容
主要な営業所等
【西武鉄道㈱】
池袋線ほか12路線、営業キロ:179.8km、
駅数:102駅、車両数:1,286両
【西武バス㈱】
営業所:11営業所(東京都、埼玉県)
バス業
車両数:863台
【西武鉄道㈱】
西武ドーム(埼玉県所沢市)
沿線レジャー業
西武園ゆうえんち(埼玉県所沢市) としまえん(東京都練馬区) 鉄道業
都市交通・
沿線事業
- 19 -
主要な事業内容、主要な営業所等、従業員の状況
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セグメント
事業内容
ホテル業
(シティ)
ホテル・
レジャー事業
ホテル業
(リゾート)
ゴルフ場業
その他
不動産事業
不動産賃貸業
建設事業
建設業
ハワイ事業
レジャー業
主要な営業所等
【㈱プリンスホテル】 ザ・プリンス パークタワー東京(東京都港区)
ザ・プリンス さくらタワー東京(東京都港区)
グランドプリンスホテル高輪(東京都港区)
グランドプリンスホテル新高輪(東京都港区)
グランドプリンスホテル京都(京都府京都市)
グランドプリンスホテル広島(広島県広島市)
品川プリンスホテル(東京都港区)
新横浜プリンスホテル(神奈川県横浜市)
【㈱プリンスホテル】
ザ・プリンス 軽井沢(長野県軽井沢町)
ザ・プリンス 箱根(神奈川県箱根町)
札幌プリンスホテル(北海道札幌市)
川奈ホテル(静岡県伊東市)
【㈱プリンスホテル】
久邇カントリークラブ(埼玉県飯能市)
軽井沢72ゴルフ(長野県軽井沢町)
川奈ホテルゴルフコース(静岡県伊東市)
大箱根カントリークラブ(神奈川県箱根町)
瀬田ゴルフコース(滋賀県大津市)
【㈱プリンスホテル】
苗場スキー場(新潟県湯沢町)
かぐらスキー場(新潟県湯沢町) 【㈱横浜八景島】
横浜・八景島シーパラダイス(神奈川県横浜市)
【㈱西武プロパティーズ】 軽井沢・プリンスショッピングプラザ(長野県軽井沢町)
新横浜プリンスペペ(神奈川県横浜市)
BIG BOX高田馬場(東京都新宿区) 【西武建設㈱】
支店:8支店(東京都豊島区ほか)
営業所:6営業所(新潟県新潟市ほか)
【ハワイプリンスホテルワイキキLLC】
ハワイプリンスホテルワイキキ(米国ハワイ州)
ハワイプリンスゴルフクラブ(米国ハワイ州)
【マウナケアリゾートLLC】
マウナケアビーチホテル(米国ハワイ州)
マウナケアゴルフコース(米国ハワイ州)
- 20 -
主要な事業内容、主要な営業所等、従業員の状況
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セグメント
事業内容
伊豆箱根事業
鉄道業
近江事業
鉄道業
主要な営業所等
【伊豆箱根鉄道㈱】
駿豆線、大雄山線、営業キロ:29.4km、
駅数:25駅、車両数:70両
【近江鉄道㈱】
本線、八日市線、多賀線、営業キロ:59.5km、
駅数:33駅、車両数:43両
(9) 従業員の状況
セ グ メ ン ト
従 業 員 数 (名)
都市交通・沿線事業
7,717
[930]
ホテル・レジャー事業
7,906
[4,021]
業
625
[436]
業
1,205
[342]
業
1,203
他
)
3,008
319
[187]
[419]
[-]
計
21,983
[6,335]
不
動
建
ハ
そ
全
合
産
設
ワ
事
事
イ
事
の
社
(
共
通
(注)1.従業員数は就業人員数であり、当社グループからグループ外への出
向者を除き、グループ外から当社グループへの出向者を含めており
ます。また、連結会計年度末日における退職者を含めております。
2.注1の従業員のうち、臨時従業員については、[ ]内に当連結
会計年度の平均人員を外数で記載しております。
3.前連結会計年度末に比べホテル・レジャー事業の臨時従業員数が754
名増加しておりますが、その主な理由は東日本大震災後の需要の落
ち込みが回復したことなどによるものであります。 - 21 -
主要な事業内容、主要な営業所等、従業員の状況
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(10) 主要な借入先
借
入
先
借 入 金 残 高(百万円)
株式会社日本政策投資銀行
143,539
株式会社みずほコーポレート銀行
126,179
三井住友信託銀行株式会社
85,861
株式会社三菱東京UFJ銀行
74,087
株 式 会 社 三 井 住 友 銀 行
65,058
(注) 1.借入金残高にはシンジケートローン契約及びコミットメントライン
契約による借入金698億円が含まれております。
2.平成24年4月1日付で中央三井信託銀行株式会社・住友信託銀行株
式会社・中央三井アセット信託銀行株式会社は合併し、三井住友信
託銀行株式会社になっております。 (11) その他重要事項
当社グループの西武鉄道株式会社及び株式会社プリンスホテルは、平成25年
4月21日現在、西武鉄道株式会社の元株主の一部から、西武鉄道株式会社の株
式に関する有価証券報告書等の記載問題に関連して損害を被ったとして、損害
賠償請求訴訟(請求額合計359億16百万円)の提起を受けており、東京高等裁
判所において訴訟中であります。
また、平成25年4月21日現在、当社グループ再編前の旧株式会社コクドにつ
いて株主権を主張する者から、当社及び株式会社プリンスホテルに対し、グル
ープ再編に関する株主総会決議不存在確認等請求訴訟が、また、西武鉄道株式
会社及び株式会社プリンスホテルに対し、グループ再編に関連して損害を被っ
たとする損害賠償請求訴訟(請求額合計1億円)が提起されており、いずれも
最高裁判所において訴訟中であります。
また、当社の大株主であるサーベラス・グループの関連事業体であるエス-
エイチ ジャパン・エルピーが平成25年3月12日付で当社株式の一部の買付け
を目的とした公開買付け(以下「本公開買付け」といいます。)を開始いたし
ました。また、平成25年4月5日付で本公開買付け期間を平成25年5月17日ま
でとする期間の変更及び本公開買付けの条件等の変更を、平成25年5月16日付
で本公開買付け期間を平成25年5月31日までとする期間の変更及び本公開買付
けの条件等の変更を行っております。当社は、本公開買付けを受けて平成25年
3月26日付の意見表明報告書及び平成25年4月12日付の意見表明報告書の訂正
報告書において、本公開買付けに対して反対の意見を表明しております。
2.会社の株式に関する事項
(1) 発行可能株式総数
1,300,000,000株
(2) 発行済株式の総数
342,124,820株(うち自己株式67,144株)
(3) 株主数
14,241名
- 22 -
主要な借入先、その他重要事項、会社の株式に関する事項
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(4) 大株主(上位10名)
持株数
(千株)
持株比率
(%)
51,158
14.96
28,456
8.32
20,092
5.87
19,316
5.65
17,072
4.99
15,038
4.40
庫
13,600
3.98
シティグループ・キャピタル・パートナーズ合同会社
日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社
(株式会社プリンスホテル退職給付信託口)
京 浜 急 行 電 鉄 株 式 会 社
10,014
2.93
8,464
2.47
7,500
2.19
株
主
名
株 式 会 社 N W コ ー ポ レ ー シ ョ ン
プロモントリア・ジャパン・ホールディング・スリ
ー・ビー・ヴィー・エス・ジェイ・エイチ
プロモントリア・ジャパン・ホールディング・ワン・
ビー・ヴィー・エス・ジェイ・エイチ
プロモントリア・ジャパン・ホールディング・ツー・
ビー・ヴィー・エス・ジェイ・エイチ
サーベラス・ジャパン・インスティテューショナル・
ホールディング・ビー・ヴィー
株 式 会 社 日 本 政 策 投 資 銀 行
農
林
中
央
金
(注)1.持株比率は、自己株式(67,144株)を控除して算出しております。
2.当社の主要株主であったサーベラス・ジャパン・ホールディング・
ビー・ヴィー及びサーベラス・ジャパン・インスティテューショナ
ル・ホールディング・ビー・ヴィーより、平成24年11月20日付で当
該株主のグループ全体の組織再編に伴う株主構成の変更を実施した
旨の届出がありました。なお、当該異動は当該株主グループ内部で
の当社株式の移転に伴うもので、当該株主グループ外部への株式の
売却はおこなわれていない旨の連絡もあわせて受けております。
これにより、サーベラス・ジャパン・ホールディング・ビー・ヴ
ィーは当社の主要株主及び主要株主である筆頭株主ではなくなり、
サーベラス・ジャパン・インスティテューショナル・ホールディン
グ・ビー・ヴィーは当社の主要株主ではなくなりました。また、こ
の結果、当社の主要株主である株式会社NWコーポレーションが、
新たに主要株主である筆頭株主になりました。
(5) その他重要事項
当社は、平成24年6月22日開催の第7回定時株主総会における決議に基づき、
平成24年9月30日付で株券を発行する旨の定款の定めを廃止いたしました。
また、平成24年6月22日開催の取締役会における決議に基づき、平成24年10
月1日付で単元株式数を1,000株から100株に変更いたしました。 - 23 -
主要な借入先、その他重要事項、会社の株式に関する事項
2013/05/23 19:11:41 / 12899024_株式会社西武ホールディングス_招集通知
3.会社の新株予約権等に関する事項
該当事項はございません。
4.会社役員に関する事項
(1) 取締役及び監査役の氏名等
地
位
氏
名
取締役社長
代表取締役
ご
とう
たか
し
後
藤
高
志
はし
かおる
高 橋 薫
取
締
役
たか
取
締
役
うわ
の
あき
上
野
彰
役
き
取
取
取
締
締
締
た むら
き
ひさ
久
み
お
喜多村 樹美男
役
にし
い
とも
ゆき
西
井
知
之
役
こ
ばやし
まさ
のり
小
林
正 則
役
わか
ばやし
ひさし
若
林
役
よし
なり
かず
吉
成
和
彦
役
う
の
こう
いち
宇
野
紘
一
監査役(常勤)
かわ
かみ
のぞみ
川 上 望
監
査
役
あか
監
査
役
ふか
取
取
取
監
締
締
締
査
役
し
まさ よ
担
当
監査・内部統制
部、コンプライ
アンス部
総合企画本部、
国際企画部
重要な兼職の状況
西武鉄道株式会社取締役会長
株式会社プリンスホテル取締役
社長室、広報部
人事部 西武鉄道株式会社取締役
経営企画部
株式会社プリンスホテル取締役
株式会社プリンスホテル代表取締役社長
久
西武鉄道株式会社代表取締役社長
ひこ
し
明 石 雅世志
さわ
いさお
深 澤 勲
さこ
もと
えい
じ
迫
本
栄
二
株式会社大和証券グループ本社社外取締役
公認会計士、税理士
西武鉄道株式会社監査役
株式会社プリンスホテル監査役(常勤)
西武鉄道株式会社社外監査役
弁護士
株式会社プリンスホテル社外監査役
銀座K.T.C税理士法人代表社員
銀座K.T.Cコンサルティング株式会社代表取締役
株式会社永谷園社外監査役 公認会計士、税理士
(注)1.監査役深澤 勲及び迫本栄二は社外監査役であります。
2.監査役迫本栄二は公認会計士及び税理士の資格を有しており、財務
及び会計に関する相当程度の知見を有するものであります。 - 24 -
会社の新株予約権等に関する事項、会社役員に関する事項
2013/05/23 19:11:41 / 12899024_株式会社西武ホールディングス_招集通知
(2) 取締役及び監査役の報酬等の額
区
分
支 給 人 員
支
給
額
取締役(うち社外取締役) 9名( -名 )
204百万円( -百万円)
監査役(うち社外監査役) 3名( 2名 )
48百万円( 27百万円)
(注)1.支給額には、当事業年度分の役員退職慰労引当金繰入額(取締役9
名に対し52百万円、監査役3名に対し9百万円(うち社外監査役2
名に対し5百万円))を含んでおります。
2.株主総会決議による報酬限度額は、取締役(使用人兼務取締役の使
用人給与相当額は含まない。)月額15百万円、監査役月額5百万円
であります。
(3) 社外役員に関する事項
① 社外監査役の重要な兼職先と当社との関係
社外監査役の重要な兼職先は「(1) 取締役及び監査役の氏名等」に記載の
とおりであり、西武鉄道株式会社、株式会社プリンスホテルは当社の子会
社であります。なお、その他の法人等と当社との間には特別な関係はあり
ません。
② 社外監査役の当事業年度における主な活動状況
氏
名
出
席
の
状
況
主 な 発 言 の 状 況
深澤 勲
取締役会36回の全てに出席
監査役会21回の全てに出席
主に弁護士としての専門的見地か
らの発言をおこなっております。
迫本栄二
取締役会36回の全てに出席
監査役会21回の全てに出席
主に公認会計士及び税理士として
の専門的見地からの発言をおこな
っております。
- 25 -
会社の新株予約権等に関する事項、会社役員に関する事項
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5.会計監査人の状況
(1) 会計監査人の名称
新日本有限責任監査法人
(2) 当事業年度に係る会計監査人の報酬等の額
① 当事業年度に係る会計監査人としての報酬等
212百万円
② 当社及び当社子会社が支払うべき金銭その他の財産上の利益の合計額
459百万円
(注) 当社と会計監査人との間の監査契約において、会社法に基づく監査
と金融商品取引法に基づく監査の監査報酬の額を区分しておらず、実
質的にも区分できないため、上記①の金額はこれらの合計額を記載し
ております。
(3) 非監査業務の内容
当社は、会計監査人に対して、公認会計士法第2条第1項の業務以外の業務
(非監査業務)である、財務報告目的の内部統制の整備等に関する助言等につ
いての対価を支払っております。
(4) 会計監査人の解任又は不再任の決定の方針
会計監査人が会社法第340条第1項各号に定める項目に該当すると認められ
る場合は、監査役全員の同意に基づき、監査役会が会計監査人を解任いたしま
す。
また、会計監査人が法令に違反した場合など職務の適正な執行に支障を来た
し、監査の信頼性を損ねると判断した場合、その他必要があると判断した場合
には、取締役会は、監査役会の同意を得て、又は監査役会の請求により、会計
監査人の解任又は不再任を株主総会の目的といたします。
(5) 子会社の会計監査の状況
当社の重要な子会社であるプリンスリゾーツハワイインクは、当社の会計監
査人以外の監査法人の監査を受けております。
- 26 -
会計監査人の状況
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6.取締役の職務の執行が法令及び定款に適合することを確保するための体制その
他業務の適正を確保するための体制
(1) 目的
この基本方針は、当社を含む西武グループ(以下「西武グループ」とい
う。)が、グループ・ビジョンの精神に基づき持続的成長の可能な経営基盤を
構築するため、西武グループにおける業務運営の適正性・適法性を確保する内
部統制システムの整備について定めることを目的とする。
西武グループは、以下の各項目に定める方針に基づき速やかに具体策を実行
し、かつその実行状況についての検証をおこない不断の改善をはかる。
(2) 取締役及び使用人の職務の執行が法令及び定款に適合するための体制
① 西武グループが社会の一員として責任を果たし信頼されるグループとなる
ために、西武グループの全ての取締役及び使用人が常に心がけるべき基本
的なルールとして、「西武グループ企業倫理規範」を遵守する。さらに
「西武グループ企業倫理規範」を職務の執行において実践するために行動
指針を定めるとともに、取締役及び使用人に対するコンプライアンス・マ
ニュアルの配付、研修の実施等により意識の浸透・定着をはかる。
② 当社は、「西武グループコンプライアンス体制基本規程」に基づき、社長
を委員長とする「西武グループ企業倫理委員会」を設置し、西武グループ
におけるコンプライアンス体制を整備し、その運営を検証する。コンプラ
イアンス担当部署として専任の部長及びスタッフにより構成される「コン
プライアンス部」を設置する。また、「企業倫理ホットライン」「セクハ
ラ・人間関係ホットライン」を当社の社内・社外に設置し、西武グループ
のコンプライアンスに関する問題の早期発見と解決をはかる。
③ 西武グループは、反社会的勢力との関係を断絶することを宣言する。また、
反社会的勢力への対応に関する基本原則等を定めた「西武グループ反社会
的勢力対応基本規程」に基づき、反社会的勢力に対して警察や弁護士等と
連携し、毅然とした姿勢で組織的に対応する。
④ 西武グループは、法令及び定款に適合した社内規程を整備し、取締役及び
使用人は、各種規程に基づいた職務の執行をおこなう。
⑤ 西武グループは、職務の執行にあたっての法令遵守体制の確立、各種法改
正への対応等の強化をはかるため、法務関連部署の充実をはかる。
⑥ 西武グループは、「西武グループ財務報告に係る内部統制基本規程」に基
づき、財務報告に係る内部統制を適切に整備・運用及び評価し、財務報告
の信頼性を確保する。
⑦ 当社は、内部監査をおこなう部署として業務執行部門から独立した「監
査・内部統制部」を設置し、西武グループにおける業務運営の適正性及び
法令・社内規程等の遵守状況についてモニタリングをおこなう。
(3) 取締役の職務の執行に係る情報の保存及び管理に関する体制
① 当社は、「西武グループ情報管理規程」に基づき、情報管理の責任部署及
び管理体制を明確にし、情報資産全般の保護、管理、利用を適正におこな
う。
- 27 -
取締役の職務の執行が法令及び定款に適合することを確保するための体制その他業務の適正を確保するための体制
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② 当社の取締役会、経営会議の議事録等職務の執行に係る全ての文書(電磁
的媒体に記録されたものを含む。)は、「文書規程」に定める方法に基づ
き、整理、保管、保存又は廃棄される。当社の取締役及び監査役は、保管、
保存されたこれら全ての文書等を閲覧できる。
③ 当社は、「西武グループ情報システムセキュリティ規程」に基づき、情報
システムにおける情報資産の保護、管理、利用の適正性を確保する。
(4) 損失の危険の管理に関する規程その他の体制
① 当社は、リスク管理の統括部署を設置するとともに、西武グループにおけ
るリスク管理の基本的な考え方・管理体制を定めた「西武グループリスク
管理方針」及び「西武グループリスク管理規程」に基づき、リスクの把握
及び事前対応をおこなうとともに、リスクが顕在化した場合に迅速な対策
を講じることができる体制を構築する。
② 当社の監査・内部統制部は、リスク管理体制の有効性及び効率性について
モニタリングをおこなう。モニタリングにより得たリスク情報については、
リスク管理の統括部署と情報の共有化をはかる。
(5) 取締役の職務の執行が効率的におこなわれることを確保するための体制
① 当社は、経営上の重要事項を審議するため、取締役会を原則月に1回以上
開催する。また、執行役員等により構成される経営会議を設置し、業務執
行上の重要案件について十分な審議をおこなう。
② 西武グループのグループ・ビジョンを西武グループの取締役及び使用人の
間で共有し、グループ・ビジョンの実現を念頭に策定される経営計画に基
づき、西武グループの取締役及び執行部門は計画の目標達成のため活動す
る。当社の取締役会は、執行部門に定期的に業績報告を求め、計画の進捗
状況を確認する。
③ 西武グループ各社は、業務の執行を組織的かつ効率的におこなうために
「職制」「業務分掌」「職務権限規程」を定める。
④ 当社の監査・内部統制部は、業務執行の効率性についてモニタリングをお
こなう。
(6) 株式会社ならびにその親会社及び子会社から成る企業集団における業務の適
正を確保するための体制
① 西武グループはグループ・ビジョンをグループ全体で共有し、その実現に
向けグループ一体で事業活動をおこなう。また、西武グループ各社は、
「西武グループ企業倫理規範」を遵守し、社会の一員としての責任を果た
す。
② 西武グループは「西武グループ関係会社管理規程」に基づき、西武グルー
プ各社の意思決定及び業務執行の適正性及び効率性を確保する。
③ 当社のコンプライアンス部及び監査・内部統制部は、随時グループ各社の
担当部署と連携の上、各社のコンプライアンス、内部監査について協力、
指導、支援をおこなうとともに、リスク情報を集約し、対策を共有できる
体制を構築する。
- 28 -
取締役の職務の執行が法令及び定款に適合することを確保するための体制その他業務の適正を確保するための体制
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④ 西武グループは「西武グループIT基本方針」及び「西武グループ情報シ
ステム管理運営規程」、「西武グループ情報システムセキュリティ規程」
に基づき、業務における積極的なIT利活用による効率化と、情報システ
ムの管理運営の適正性を確保する。 (7) 監査役がその職務を補助すべき使用人を置くことを求めた場合における当該
使用人に関する体制
① 監査役の職務を補助すべき部署として専任の室長及びスタッフで構成され
る監査役室を設置する。その人選にあたっては、監査役の意見を十分考慮
して決定する。
(8) 監査役の職務を補助すべき使用人の取締役からの独立性に関する事項
① 監査役室のスタッフは、監査役の指揮命令系統の下、職務執行にあたる。
② 監査役室のスタッフの人事異動・人事評価等については、監査役の同意を
得たうえで決定する。
(9) 取締役及び使用人が監査役に報告するための体制その他の監査役への報告に
関する体制
① 取締役及び使用人は、監査役に対して必要な報告及び情報提供をおこなう。
② 前項の報告及び情報提供として主なものは、以下のとおりとする。
(ア) 内部統制システムの整備に関する事項
(イ) 内部監査、コンプライアンス及びリスク管理に関する事項
(ウ) 重要な訴訟・係争事項
(エ) 西武グループ各社の内部監査部門の活動状況
(オ) 企業情報の開示に関する事項
(カ) 経営会議議事録、稟議書等業務執行に関する重要な文書類の回付
(キ) その他、監査役が報告及び情報提供を要請した事項
(10) その他監査役の監査が実効的におこなわれることを確保するための体制
① 監査役は、経営会議をはじめとする重要な会議に出席し、意見を述べるこ
とができる。
② 監査役は、効率的かつ実効的な監査のため、コンプライアンス部、監査・
内部統制部、西武グループ各社の代表取締役及び監査役等に協力を求める
ことができる。
③ 監査役は、必要に応じて外部の専門家(弁護士・公認会計士・税理士等)
に助言を求めることができる。
④ 代表取締役は、監査役との会合を定期的に持ち、監査上の重要事項等につ
いて意見交換をおこなう。
- 29 -
取締役の職務の執行が法令及び定款に適合することを確保するための体制その他業務の適正を確保するための体制
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連 結 貸 借 対 照 表
(平成25年3月31日現在)
区分
(資産の部)
流動資産
Ⅰ
金額
100,228
現金及び預金
19,508
2 受取手形及び売掛金
45,550
3
分譲土地建物
11,157
4
商品及び製品
1,441
5
未成工事支出金
4,775
6
原材料及び貯蔵品
2,327
7
繰延税金資産
3,932
8
その他
1
貸倒引当金
Ⅱ
固定資産
1
有形固定資産
(1) 建物及び構築物
(2) 機械装置及び運搬具
(3) 土地
12,292
△757
1,302,796
1,229,261
398,070
44,591
743,546
(4) リース資産
1,776
(5) 建設仮勘定
32,152
(6) その他
2
無形固定資産
(1) リース資産
(2) その他
9,123
7,883
255
7,627
投資その他の資産
65,650
(1) 投資有価証券
48,975
3
(2) 長期貸付金
(3) 繰延税金資産
(4) その他
貸倒引当金
資産合計
357
9,194
10,976
△3,852
1,403,025
(単位:百万円)
区分
金額
(負債の部)
Ⅰ 流動負債
425,009
1 支払手形及び買掛金
26,440
2 短期借入金
292,541
3 1年内償還予定の社債
10,000
4 リース債務
571
5 未払法人税等
6,001
6 前受金
21,875
7 賞与引当金 5,033
8 その他の引当金
2,891
9 資産除去債務
72
10 その他
59,580
Ⅱ 固定負債
735,970
1 長期借入金
494,391
2 鉄道・運輸機構長期未払金
47,987
3 リース債務
1,342
4 繰延税金負債
124,119
5 再評価に係る繰延税金負債
14,627
6 退職給付引当金
30,284
1,231
7 役員退職慰労引当金
8 その他の引当金 2,381
9 資産除去債務 1,591
10 その他
18,013
負債合計
1,160,980
(純資産の部)
Ⅰ 株主資本
215,794
1 資本金
50,000
2 資本剰余金
129,172
3 利益剰余金
36,690
4 自己株式
△67
24,741
Ⅱ その他の包括利益累計額
1 その他有価証券評価差額金
12,628
2 土地再評価差額金
17,666
3 為替換算調整勘定
△5,553
Ⅲ 少数株主持分
1,508
純資産合計
242,044
負債純資産合計
1,403,025
- 30 -
連結貸借対照表
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連 結 損 益 計 算 書
(
平成24年4月1日から
平成25年3月31日まで
)
(単位:百万円)
区分
金額
Ⅰ 営業収益
459,220
Ⅱ 営業費
1 運輸業等営業費及び売上原価
389,984
29,122
2 販売費及び一般管理費
419,106
営業利益
40,114
Ⅲ 営業外収益
1 受取利息
10
2 受取配当金
466
3 バス路線運行維持費補助金
770
4 持分法による投資利益
94
5 為替差益
567
6 受取保険金
399
7 貸倒引当金戻入額
68
8 その他
1,338
3,716
Ⅳ 営業外費用
1 支払利息
12,293
803
2 その他
経常利益
30,733
- 31 -
連結損益計算書
13,096
2013/05/23 19:11:41 / 12899024_株式会社西武ホールディングス_招集通知
(単位:百万円)
区分
金額
Ⅴ 特別利益
1 固定資産売却益
398
2 工事負担金等受入額
9,777
3 補助金収入
220
4 投資有価証券売却益
57
438
5 その他
10,892
Ⅵ 特別損失
1 減損損失
2,676
2 固定資産売却損
973
3 固定資産除却損
1,121
4 工事負担金等圧縮額
9,414
5 固定資産圧縮損
239
6 割増退職金
1,215
7 訴訟損失
13
8 訴訟損失引当金繰入額 105
1,263
9 その他
税金等調整前当期純利益
24,602
法人税、住民税及び事業税
8,256
823
法人税等調整額
少数株主損益調整前当期純利益 9,080
15,522
△85
少数株主損失
当期純利益
15,608
- 32 -
連結損益計算書
17,023
2013/05/23 19:11:41 / 12899024_株式会社西武ホールディングス_招集通知
連結株主資本等変動計算書
(
平成24年4月1日から
平成25年3月31日まで
)
(単位:百万円)
平 成 24年 4 月 1 日 残 高
連結会計年度中の変動額
剰 余 金 の 配 当
当 期 純 利 益
土地再評価差額金の取崩
自己株式の取得
株主資本以外の項目の連結
会計年度中の変動額(純額)
連結会計年度中の変動額合計
平成25年3月31日残高
資本金
50,000
資本剰余金
129,172
株主資本
利益剰余金
22,728
自己株式 株主資本合計
△63
201,836
△1,710
15,608
64
―
50,000
―
129,172
13,962
36,690
△3
△1,710
15,608
64
△3
△3
△67
13,958
215,794
その他の包括利益累計額
その他の 少数株主
その他
土地再評価 為替換算
持分
包括利益
有価証券
差額金
調整勘定
累計額合計
評価差額金
平 成 24年 4 月 1 日 残 高
3,122
17,731
△9,218
11,635
1,596
連結会計年度中の変動額
剰 余 金 の 配 当
当 期 純 利 益
土地再評価差額金の取崩
自己株式の取得
株主資本以外の項目の連結
9,506
△64
3,664
13,106
△88
会計年度中の変動額(純額)
連結会計年度中の変動額合計
9,506
△64
3,664
13,106
△88
平成25年3月31日残高
12,628
17,666
△5,553
24,741
1,508
- 33 -
連結株主資本等変動計算書
純資産合計
215,068
△1,710
15,608
64
△3
13,018
26,976
242,044
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連 結 注 記 表
(連結計算書類の作成のための基本となる重要な事項に関する注記)
1.連結の範囲に関する事項
(1) 連結子会社の数
55社
主要な連結子会社の名称
西武鉄道㈱、㈱プリンスホテル、西武バス㈱、㈱西武プロパティーズ、
西武建設㈱、㈱西武ライオンズ、伊豆箱根鉄道㈱、近江鉄道㈱、プリ
ンスリゾーツハワイインク 2.持分法の適用に関する事項
(1) 持分法適用の関連会社数
1社
会社名
㈱池袋ショッピングパーク
(2) 持分法適用会社の㈱池袋ショッピングパークは決算日が連結決算日と異な
るため、同社の事業年度に係る計算書類を使用しております。 3.連結子会社の事業年度等に関する事項
「1.連結の範囲に関する事項」に記載の連結子会社の数に含まれる会社
のうち、決算日が連結決算日と異なる会社は次のとおりであります。
会社名
決算日
・プリンスリゾーツハワイインクほか8社
※1
12月31日
(在外子会社)
※1:連結子会社の決算日現在の計算書類を使用しております。ただ
し、連結決算日との間に生じた重要な取引については、連結上
必要な調整をおこなっております。 - 34 -
連結注記表
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4.会計処理基準に関する事項
(1) 重要な資産の評価基準及び評価方法
① 有価証券
その他有価証券
時価のあるもの …… 決算期末日の市場価格等に基づく時価法
(評価差額は全部純資産直入法により処理
し、売却原価は移動平均法により算定)
時価のないもの …… 移動平均法に基づく原価法
なお、投資事業有限責任組合及びそれに類
する組合への出資(金融商品取引法第2条
第2項により有価証券とみなされるもの)
については、組合契約に規定される決算報
告日に応じて入手可能な最近の決算書を基
礎とし、持分相当額を純額で取り込む方法
によっております。
② たな卸資産
通常の販売目的で保有するたな卸資産
評価基準は、原価法によっております。
(未成工事支出金を除くたな卸資産の貸借
対照表価額は収益性の低下による簿価切下
げの方法により算定)
分譲土地建物 …… 主として土地は平均原価法(総平均法)又
は個別法、建物は個別法
商品及び製品 …… 主として平均原価法(総平均法)
未成工事支出金 …… 個別法
原材料及び貯蔵品 …… 主として平均原価法(総平均法又は移動平
均法)
(2) 重要な減価償却資産の減価償却の方法
① 有形固定資産(リース資産を除く)
都市交通・沿線事業等の減価償却の方法
主として定率法を採用しております。ただし、平成10年4月1日以
降取得の建物(建物附属設備を除く)については、定額法を採用し
ております。
ホテル・レジャー事業等の減価償却の方法
主として定額法を採用しております。
なお、主な資産の耐用年数は以下のとおりであります。
建物及び構築物 …… 2年~75年
機械装置及び運搬具 …… 2年~20年
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連結注記表
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② 無形固定資産(リース資産を除く)
定額法を採用しております。
なお、ソフトウェア(自社利用分)については、社内における利用可
能期間(主として5年)に基づく定額法を採用しております。
③ リース資産
所有権移転外ファイナンス・リース取引に係るリース資産
リース期間を耐用年数とし、残存価額を零とする定額法を採用して
おります。
(3) 重要な引当金の計上基準
① 貸倒引当金
債権の貸倒れによる損失に備えるため、一般債権については貸倒実績
率により、貸倒懸念債権等特定の債権については、個別に回収可能性
を勘案し回収不能見込額を計上しております。
② 賞与引当金
従業員に支給する賞与に充てるため、支給見込額に基づき計上してお
ります。
③ 退職給付引当金
従業員の退職給付に備えるため、当連結会計年度末における退職給付
債務及び年金資産の見込額に基づき計上しております。
過去勤務債務は、その発生時の従業員の平均残存勤務期間以内の一定
の年数(主として10~13年)による定額法により費用処理しておりま
す。
数理計算上の差異は、各連結会計年度の発生時における従業員の平均
残存勤務期間以内の一定の年数(主として10~15年)による定額法に
より按分した額をそれぞれ発生の翌連結会計年度から費用処理するこ
ととしております。 ④ 役員退職慰労引当金
役員の退職慰労金の支給に備えるため、役員退職慰労金規則に基づく
期末要支給額を計上しております。
(4) その他連結計算書類の作成のための重要な事項
① 完成工事高及び完成工事原価の計上基準
当連結会計年度末までの進捗部分について成果の確実性が認められる
工事については工事進行基準(工事の進捗率の見積りは原価比例法)
を、その他の工事については工事完成基準を適用しております。
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連結注記表
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② 重要な外貨建の資産又は負債の本邦通貨への換算の基準
外貨建金銭債権債務は、連結決算日の直物為替相場により円貨に換算
し、換算差額は損益として処理しております。なお、在外子会社等の
資産及び負債は、決算日の直物為替相場により円貨に換算し、収益及
び費用は期中平均相場により円貨に換算し、換算差額は純資産の部に
おける為替換算調整勘定に含めております。
③ 重要なヘッジ会計の方法
当社において、ヘッジ会計をおこなっております。
・ヘッジ会計の方法
金利スワップについて、特例処理を採用しております。
・ヘッジ手段とヘッジ対象
変動金利長期借入金に対しての利息を対象として金利スワップ取引
を利用しております。
・ヘッジ方針
金利変動リスクを回避するために、ヘッジ会計の要件を満たす範囲
内でヘッジをおこなっております。
・ヘッジ有効性評価の方法
金利スワップについては、特例処理によっているため、有効性の評
価を省略しております。
④ 消費税等の会計処理
消費税及び地方消費税の会計処理は、税抜方式によっております。
⑤ 工事負担金等の処理
鉄道事業等における諸施設の工事等をおこなうにあたり、一部の連結
子会社は地方公共団体等より工事費の一部として工事負担金等を受け
ております。
これらの工事負担金等は、工事完成時に当該工事負担金等を取得した
固定資産の取得原価から直接減額して計上しております。
また、連結損益計算書においては、「工事負担金等受入額」等を特別
利益に計上するとともに、固定資産の取得原価から直接減額した額を
「工事負担金等圧縮額」等として特別損失に計上しております。
なお、鉄道事業に係る工事負担金等により取得した資産に付随して発
生する費用のうち工事負担金等に対応する額については、「工事負担
金等受入額」から直接控除しております。 ⑥ 支払利息の原価算入
長期かつ大規模で一定の条件に該当する不動産開発事業に係る支払利
息を当該固定資産の取得原価に算入しております。
なお、当連結会計年度において取得原価に算入した支払利息は1,805
百万円であります。 - 37 -
連結注記表
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(会計方針の変更に関する注記)
1.減価償却方法の変更
当社及び国内連結子会社は、法人税法の改正にともない、当連結会計年
度より、平成24年4月1日以後に取得した有形固定資産について、改正
後の法人税法に基づく減価償却の方法に変更しております。
この変更による損益に与える影響は軽微であります。
(表示方法の変更に関する注記)
1.連結貸借対照表関係
(1) 事業所閉鎖損失引当金
前連結会計年度において「事業所閉鎖損失引当金」として区分掲記され
ていたものは、金額的重要性が減少したため、当連結会計年度から流動
負債「その他の引当金」に含めて表示しております。
なお、当連結会計年度の流動負債「その他の引当金」に含まれる「事業
所閉鎖損失引当金」は1,115百万円であります。
2.連結損益計算書関係
(1) 為替差益
「為替差益」は、前連結会計年度は営業外収益「その他」に含めて表示
することとしておりましたが、金額的重要性が増したため区分掲記して
おります。
なお、前連結会計年度の営業外収益「その他」に含まれている「為替差
益」は7百万円であります。
(2) 受取保険金
「受取保険金」は、前連結会計年度は営業外収益「その他」に含めて表
示することとしておりましたが、金額的重要性が増したため区分掲記し
ております。
なお、前連結会計年度の営業外収益「その他」に含まれている「受取保
険金」は219百万円であります。
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連結注記表
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(連結貸借対照表に関する注記)
1.資産に係る減価償却累計額
有形固定資産の減価償却累計額
810,129百万円
なお、減価償却累計額には、減損損失累計額が含まれております。
2.担保資産及び担保付債務
1年内償還予定の社債10,000百万円、長期借入金455,689百万円、1年内返
済予定の長期借入金(短期借入金)183,855百万円、短期借入金90,967百
万円、鉄道・運輸機構長期未払金46,910百万円、鉄道・運輸機構未払金
(流動負債「その他」)4,622百万円、支払手形及び買掛金30百万円の担
保に供しているものは次のとおりであります。
(財団抵当)
土地
129,708百万円
建物及び構築物
164,731百万円
機械装置及び運搬具
29,677百万円
有形固定資産「その他」
2,076百万円
合計
326,193百万円
(その他担保に供している資産)
現金及び預金
30百万円
土地
385,819百万円
建物及び構築物
77,656百万円
合計
463,505百万円
3.貸株による担保資産
貸株による担保資産及び調達資金は次のとおりであります。
(1) 貸株に供している担保資産
投資有価証券
2,980百万円
(2) 貸株により調達した資金
流動負債「その他」
2,000百万円
4.たな卸資産のうち工事損失引当金に対応する額
損失が見込まれる工事契約に係るたな卸資産と工事損失引当金(流動負債
「その他の引当金」)は、相殺せずに両建てで表示しております。
損失の発生が見込まれる工事契約に係るたな卸資産のうち、工事損失引当
金に対応する額は次のとおりであります。
未成工事支出金
136百万円
5.関連会社に係る注記
関連会社に対するものは次のとおりであります。
投資有価証券(株式)
2,126百万円
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連結注記表
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6.保証債務
下記の借入金等に対して次のとおり保証をおこなっております。
住宅ローン保証
92百万円
提携ローン保証
452百万円
合計
545百万円
7.受取手形割引高及び受取手形裏書譲渡高
受取手形割引高 ―百万円
受取手形裏書譲渡高
88百万円
合計 88百万円
8.工事負担金等累計額
固定資産の取得原価から直接減額された工事負担金等累計額は次のとおり
であります。
132,346百万円
9.事業用土地の再評価
土地の再評価に関する法律(平成10年3月31日公布法律第34号及び平成11
年3月31日公布法律第24号)に基づき、事業用の土地の再評価をおこない、
土地再評価差額金を純資産の部に計上しております。
・再評価の方法………土地の再評価に関する法律施行令(平成10年3月31
日公布政令第119号)第2条第3号に定める固定資産税評価額に基づき合
理的な調整をおこない算出しております。
・再評価をおこなった年月日………平成12年3月31日
・再評価をおこなった土地の当連結会計年度末における再評価後の帳簿価
額から時価を控除した金額は次のとおりであります。
………19,057百万円
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連結注記表
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10.貸出コミットメント契約
当社は、運転資金の効率的な調達をおこなうため銀行7行と貸出コミット
メント契約を締結しております。
なお、当連結会計年度末における借入未実行残高等は次のとおりでありま
す。
貸出コミットメントの総額
70,000百万円
借入実行残高
22,700百万円
差引額
47,300百万円
11.純資産額及び利益の維持に係る財務制限条項
(1) 当社における以下の借入金に関して、次のとおり確約しております。また、
確約内容に反した場合は、当該債務について期限の利益を喪失する可能性
があります。
(借入金)
短期借入金
40,000百万円
(確約内容)
・各年度の決算期末及び第2四半期末における連結貸借対照表において、
純資産の部の合計を直前の決算期(含む第2四半期)比75%以上かつ
1,374億円以上に維持すること。
・各年度の決算期末の連結損益計算書において、営業損益が2期連続して
損失とならないようにすること。
(2) 上記のほか、当社における以下の借入金に関して、次のとおり確約してお
ります。また、確約内容に反した場合は、当該債務について期限の利益を
喪失する可能性があります。
(借入金)
短期借入金
31,420百万円
長期借入金
18,400百万円
合計
49,820百万円
(確約内容)
・各年度の決算期末及び第2四半期末における連結貸借対照表において、
純資産の部の合計を直前の決算期(含む第2四半期)比75%以上かつ
1,430億円以上に維持すること。
・各年度の決算期末の連結損益計算書において、営業損益が2期連続して
損失とならないようにすること。
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連結注記表
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(3) 上記のほか、当社における以下の借入金に関して、次のとおり確約してお
ります。また、確約内容に反した場合は、当該債務について期限の利益を
喪失する可能性があります。
(借入金) 長期借入金 26,000百万円
(確約内容)
・各年度の決算期末及び第2四半期末における連結貸借対照表において、
純資産の部の合計を直前の決算期(含む第2四半期)比75%以上かつ
1,547億円以上に維持すること。
・各年度の決算期末の連結損益計算書において、営業損益が2期連続して
損失とならないようにすること。
(4) 上記のほか、当社における以下の借入金等に関して、次のとおり確約して
おります。また、確約内容に反した場合は、当該債務について期限の利益
を喪失する可能性があります。
(借入金等) 長期借入金
38,000百万円
その他、上記「10.」に記載する貸出コミットメントの総額についても対
象となっております。 (確約内容)
・各年度の決算期末及び第2四半期末における連結貸借対照表において、
純資産の部の合計を直前の決算期(含む第2四半期)比75%以上かつ
1,613億円以上に維持すること。
・各年度の決算期末の連結損益計算書において、営業損益が2期連続して
損失とならないようにすること。
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連結注記表
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(連結株主資本等変動計算書に関する注記)
1.発行済株式の種類及び総数に関する事項
(単位:株)
株式の種類
普通株式
当連結会計年度
期首株式数
当連結会計年度
増加株式数
342,124,820
当連結会計年度
減少株式数
―
―
当連結会計年度末
株式数
342,124,820
2.配当に関する事項
(1) 配当金支払額
決議
株式の種類
配当金の
総額
1株当たり
配当額
基準日
効力発生日
平成24年6月22日
定時株主総会
普通株式
855百万円
2円50銭
平成24年3月31日
平成24年6月25日
平成24年11月8日
取締役会
普通株式
855百万円
2円50銭
平成24年9月30日
平成24年12月10日
(2) 基準日が当連結会計年度に属する配当のうち、配当の効力発生日が翌連結
会計年度となるもの
決議
株式の
種類
配当の
原資
配当金の
総額
平成25年6月25日
普通株式 利益剰余金 1,539百万円
定時株主総会の議案内容
1株当たり
配当額
基準日
効力発生日
4円50銭
平成25年3月31日
平成25年6月26日
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(金融商品に関する注記)
1.金融商品の状況に関する事項 (1) 金融商品に対する取組方針
当社グループは、外部金融機関との取引を原則当社に集約し、グループ内
の資金を一元的に管理することによって、資金調達、運用の効率化をはか
っております。デリバティブは、借入金の金利変動リスクを回避するため
に利用し、投機的な取引はおこなわない方針であります。
(2) 金融商品の内容及びそのリスクならびにリスク管理体制
営業債権である受取手形及び売掛金は、顧客の信用リスクに晒されており
ます。当該リスクに関しては、必要により取引先の信用リスクの調査を実
施するとともに、必要な社内手続に基づいて取引をおこなっております。
また、取引先ごとに期日及び残高管理をおこなうことなどにより回収懸念
の早期把握や軽減をはかっております。
投資有価証券は、主に業務上の関係を有する企業の株式であり、市場価格
の変動リスクに晒されておりますが、定期的に把握された時価が取締役会
に報告されております。
営業債務である支払手形及び買掛金は、主に1年以内の支払期日でありま
す。
借入金等(短期借入金、長期借入金、社債及び鉄道・運輸機構長期未払
金)は営業取引及び設備投資に係る資金調達であります。変動金利の借入
金は、金利の変動リスクに晒されておりますが、このうち長期のものの一
部については、支払金利の変動リスクを回避し支払利息の固定化をはかる
ために、個別契約ごとにデリバティブ取引(金利スワップ取引)をヘッジ
手段として利用しております。ヘッジの有効性の評価方法については、金
利スワップの特例処理を満たしているため、その判定をもって有効性の評
価を省略しております。
デリバティブ取引の執行・管理については、取引権限を定めた社内規程に
従っておこなっており、また、デリバティブの利用にあたっては、信用リ
スクを軽減するために、格付の高い金融機関とのみ取引をおこなっており
ます。
また、営業債務や借入金は、流動性リスクに晒されておりますが、資金繰
計画を作成するなどの方法により管理しております。
(3) 金融商品の時価等に関する事項についての補足説明
金融商品の時価には、市場価格に基づく価額のほか、市場価格がない場合
には合理的に算定された価額が含まれております。当該価額の算定におい
ては変動要因を織り込んでいるため、異なる前提条件等を採用することに
より、当該価額が変動することもあります。
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連結注記表
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2.金融商品の時価等に関する事項
平成25年3月31日における連結貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額
については、次のとおりであります。なお、時価を把握することが極めて
困難と認められるものは含まれておりません((注)2.参照)。
連結貸借対照表計上額
(百万円)
時価
(百万円)
差額
(百万円)
(1)現金及び預金
19,508
19,508
―
(2)受取手形及び売掛金
45,550
45,550
―
(3)投資有価証券
43,665
43,665
―
108,724
108,724
―
(1)支払手形及び買掛金
26,440
26,440
―
(2) 短期借入金(*)
98,987
98,987
―
697,945
705,745
7,799
47,987
47,987
―
871,361
879,161
7,799
―
―
―
資産計
(3)1年内償還予定の社債及び
長期借入金(*)
(4) 鉄道・運輸機構長期未払金 負債計
デリバティブ取引
(*) 1年内返済予定の長期借入金は「(3) 1年内償還予定の社債及び長期借入金」に含めて
表示しております。
(注)1.金融商品の時価の算定方法ならびに有価証券及びデリバティブ取引に関する事項
資 産
(1)現金及び預金、(2)受取手形及び売掛金
これらは短期間で決済されるものであるため、時価は帳簿価額と近似している
ことから、当該帳簿価額によっております。
(3) 投資有価証券
これらの時価について、株式等は取引所の価格によっており、債券は取引所の
価格又は取引金融機関等から提示された価格によっております。
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連結注記表
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負 債
(1) 支払手形及び買掛金、(2) 短期借入金
これらは短期間で決済されるものであるため、時価は帳簿価額と近似している
ことから、当該帳簿価額によっております。
(3) 1年内償還予定の社債及び長期借入金
これらの時価については以下のとおりです。
変動金利によるものは、短期間で市場金利を反映しており、時価は帳簿価額と
近似していると考えられるため、当該帳簿価額によっております。
固定金利によるものは、元利金の合計額を同様の新規借入をおこなった場合に
想定される利率で割り引いて算定する方法によっております。
特例処理によっている金利スワップについては、当該金利スワップと一体とし
て処理された元利金の合計額を同様の新規借入をおこなった場合に想定される
利率で割り引いて算定する方法によっております。
(4) 鉄道・運輸機構長期未払金
これらは市場金利を反映して一定期間ごとに金利が変動し、同様の鉄道・運輸
機構長期未払金が発生した場合においても同じ金利条件であるため、当該帳簿
価額によっております。
デリバティブ取引
金利スワップの特例処理によるものは、ヘッジ対象とされている長期借入金と
一体として処理されているため、その時価は、当該長期借入金の時価に含めて
記載しております。
2.時価を把握することが極めて困難と認められる金融商品
区分
連結貸借対照表計上額(百万円)
非上場株式等
3,183 関連会社株式
2,126 これらについては、市場価格がなく、時価を把握することが極めて困難と認められ
ることから、「(3) 投資有価証券」には含めておりません。また、関連会社株式に
ついては、「連結貸借対照表に関する注記」をご参照下さい。
- 46 -
連結注記表
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(賃貸等不動産に関する注記)
1.賃貸等不動産の状況に関する事項
一部の連結子会社では、東京都その他の地域において、賃貸商業施設、賃
貸オフィスビル、賃貸マンション及び遊休不動産等を所有しております。
なお、賃貸施設の一部については、一部の連結子会社が使用しているため、
賃貸等不動産として使用される部分を含む不動産としております。
これら賃貸等不動産及び賃貸等不動産として使用される部分を含む不動産
に関連する連結貸借対照表計上額及び時価は、次のとおりであります。 2.賃貸等不動産の時価に関する事項
連結貸借対照表計上額
(百万円)
賃貸等不動産
賃貸等不動産として使用
される部分を含む不動産
時価
(百万円)
140,647
202,434
11,146
16,388
(注1)連結貸借対照表計上額は、取得原価から減価償却累計額及び減損損失累計額を控除し
た金額であります。
(注2)時価は、主要な物件については社外の不動産鑑定士による不動産鑑定評価書等に基づ
く金額(指標等を用いて調整をおこなったものを含む)、その他の物件については一
定の評価額や適切に市場価格を反映していると考えられる指標等を用いて調整した金
額によっております。
(注3)グランドプリンスホテル赤坂跡地における開発計画「(仮称)紀尾井町計画」(連結
貸借対照表計上額81,801百万円)は、オフィス・ホテル・商業施設からなる「オフィ
ス・ホテル棟」と賃貸住宅である「住宅棟」の2棟を建設する予定であり、現在開発
途中であることから、時価を把握することが極めて困難であるため、上表には含まれ
ておりません。
(1株当たり情報に関する注記)
1株当たり純資産額
1株当たり当期純利益金額
703円21銭
45円63銭
(重要な後発事象に関する注記)
該当事項はありません。 - 47 -
連結注記表
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貸 借 対 照 表
(平成25年3月31日現在)
区分
(資産の部)
流動資産
Ⅰ
1
現金及び預金
2
売掛金
3 関係会社短期貸付金
金額
608,370
1,057
793
604,363
4
未収入金
1,439
5
前払費用
151
6
繰延税金資産
201
7
その他
364
固定資産
470,244
Ⅱ
1
有形固定資産
(1) 建物
(2) 工具、器具及び備品
2
無形固定資産
(1) 商標権
395
4
391
1,301
36
(2) ソフトウェア
411
(3) ソフトウェア仮勘定
601
(4) リース資産
252
投資その他の資産
468,546
(1) 投資有価証券
100
( 2) 関係会社株式
368,197
(3) 関係会社長期貸付金
100,188
3
(4) その他
資産合計
61
1,078,615
区分
(負債の部)
Ⅰ 流動負債
1 短期借入金
2 関係会社短期借入金
3 1年内償還予定の社債
4 1年内返済予定の長期借入金
5 リース債務 6 未払金
7 未払費用 8 未払法人税等
9 賞与引当金
10 その他
Ⅱ 固定負債
1 長期借入金
2 リース債務 3 繰延税金負債 4 退職給付引当金
5 役員退職慰労引当金
負債合計
(純資産の部)
Ⅰ 株主資本
1 資本金
2 資本剰余金
(1) 資本準備金
3 利益剰余金
(1) その他利益剰余金
繰越利益剰余金
4 自己株式
純資産合計
負債純資産合計
- 48 -
貸借対照表
(単位:百万円)
金額
310,310
90,967
25,535
10,000
180,976
14
1,064
706
301
260
483
470,575
391,875
21
77,964
376
337
780,885
297,729
50,000
228,604
228,604
19,191
19,191
19,191
△67
297,729
1,078,615
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損 益 計 算 書
(
平成24年4月1日から
平成25年3月31日まで
)
(単位:百万円)
区分
金額
Ⅰ 営業収益
1 関係会社受取配当金
2,166
2 関係会社受入手数料
8,025
10,191
7,582
Ⅱ 販売費及び一般管理費
営業利益
2,608
Ⅲ 営業外収益
1 受取利息
14,560
2 有価証券利息 0
3 受取配当金
5
483
4 その他
15,049
Ⅳ 営業外費用
1 支払利息
10,642
2 社債利息
136
3 支払保証料
2,614
179
4 その他
経常利益
4,085
税引前当期純利益
4,085
法人税、住民税及び事業税
790
法人税等調整額
△2
当期純利益
788
3,297
- 49 -
損益計算書
13,572
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株主資本等変動計算書
(
平成24年4月1日から
平成25年3月31日まで
)
(単位:百万円)
株 主 資 本
資本剰余金
資本金
平成24年4月1日残高
利益剰余金
資本準備金
資本剰余金合計
228,604
228,604
50,000
その他利益剰余金
繰越利益剰余金
利益剰余金合計
17,604
17,604
剰 余 金 の 配 当
△1,710
△1,710
当 期 純 利 益
3,297
3,297
事業年度中の変動額
自己株式の取得
事業年度中の変動額合計
―
―
―
1,587
1,587
平成25年3月31日残高
50,000
228,604
228,604
19,191
19,191
株 主 資 本
自己株式
平成24年4月1日残高
純資産合計
株主資本合計
△63
296,145
296,145
剰 余 金 の 配 当
△1,710
△1,710
当 期 純 利 益
3,297
3,297
事業年度中の変動額
自己株式の取得
△3
△3
△3
事業年度中の変動額合計
△3
1,583
1,583
平成25年3月31日残高
△67
297,729
297,729
- 50 -
株主資本等変動計算書
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個 別 注 記 表
(重要な会計方針に係る事項に関する注記)
1.資産の評価基準及び評価方法
(1) 有価証券の評価基準及び評価方法
子会社株式 …… 移動平均法に基づく原価法
その他有価証券
時価のないもの …… 移動平均法に基づく原価法
2.固定資産の減価償却の方法
(1) 有形固定資産(リース資産を除く)
定率法を採用しております。
なお、耐用年数は以下のとおりであります。
建物 …… 15~18年
工具、器具及び備品 …… 2~20年
(2) 無形固定資産(リース資産を除く)
定額法を採用しております。
なお、ソフトウェア(自社利用分)については、社内における利用可能
期間(主として5年)に基づく定額法を採用しております。
(3) リース資産
リース期間を耐用年数とし、残存価額を零とする定額法を採用しており
ます。
3.引当金の計上基準
(1) 賞与引当金
従業員に支給する賞与に充てるため、支給見込額に基づき計上しており
ます。
(2) 退職給付引当金
従業員の退職給付に備えるため、当事業年度末における退職給付債務及
び年金資産の見込額に基づき計上しております。数理計算上の差異は、
その発生時における従業員の平均残存勤務期間以内の一定の年数(15
年)による定額法により按分した額を発生の翌事業年度から費用処理す
ることとしております。
(3) 役員退職慰労引当金
役員の退職慰労金の支給に備えるため、役員退職慰労金規則に基づく期
末要支給額を計上しております。 - 51 -
個別注記表
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4.その他計算書類の作成のための基本となる重要な事項
(1) ヘッジ会計の方法
① ヘッジ会計の方法
金利スワップについて、特例処理を採用しております。
② ヘッジ手段とヘッジ対象
変動金利長期借入金に対しての利息を対象として金利スワップ取引を
利用しております。
③ ヘッジ方針
金利変動リスクを回避するために、特例処理におけるヘッジ会計の要
件を満たす範囲内でヘッジをおこなっております。
④ ヘッジ有効性評価の方法
金利スワップについては、特例処理によっているため、有効性の評価
を省略しております。
(2) 消費税等の会計処理
消費税及び地方消費税の会計処理は、税抜方式によっております。
(会計方針の変更に関する注記)
1.減価償却方法の変更
当社は、法人税法の改正にともない、当事業年度より、平成24年4月1日以
後に取得した有形固定資産について、改正後の法人税法に基づく減価償却の
方法に変更しております。
この変更による損益に与える影響は軽微であります。
(貸借対照表に関する注記)
1.担保提供を受けている資産
子会社である西武鉄道株式会社保有の土地、建物等の資産1,927百万円、株
式会社プリンスホテル保有の土地、建物等の資産387,619百万円及び株式会
社西武プロパティーズ保有の土地、建物等の資産90,698百万円の担保提供を
受けております。また、当社の「1年内償還予定の社債」「長期借入金」
「1年内返済予定の長期借入金」「短期借入金」の全額に対して西武鉄道株
式会社及び株式会社プリンスホテルから債務保証を受けております。また、
当社の「長期借入金」等の一部に対して株式会社西武プロパティーズほか3
社から債務保証を受けております。
2.資産に係る減価償却累計額
有形固定資産の減価償却累計額
206百万円
- 52 -
個別注記表
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3.保証債務
下記の会社の金融機関からの借入金及び鉄道・運輸機構への(長期)未払金
に対して、次のとおり債務保証をおこなっております。
西武鉄道株式会社
161,125百万円
4.関係会社に対する金銭債権及び金銭債務(区分掲記したものを除く)
短期金銭債権
2,191百万円
短期金銭債務
433百万円
5.貸出コミットメント契約
当社は、運転資金の効率的な調達をおこなうため銀行7行と貸出コミットメ
ント契約を締結しております。
なお、当事業年度末における借入未実行残高等は次のとおりであります。
貸出コミットメントの総額
70,000百万円
借入実行残高
22,700百万円
差引額
47,300百万円
6.純資産額及び利益の維持に係る財務制限条項
(1) 以下の借入金に関して、次のとおり確約しております。また、確約内容に
反した場合は、当該債務について期限の利益を喪失する可能性があります。
(借入金)
1年内返済予定の長期借入金
40,000百万円
(確約内容)
・各年度の決算期末及び第2四半期末における連結貸借対照表において、
純資産の部の合計を直前の決算期(含む第2四半期)比75%以上かつ
1,374億円以上に維持すること。
・各年度の決算期末の連結損益計算書において、営業損益が2期連続して
損失とならないようにすること。
- 53 -
個別注記表
2013/05/23 19:11:41 / 12899024_株式会社西武ホールディングス_招集通知
(2) 上記のほか、以下の借入金に関して、次のとおり確約しております。また、
確約内容に反した場合は、当該債務について期限の利益を喪失する可能性
があります。
(借入金)
1年内返済予定の長期借入金
31,420百万円
長期借入金
18,400百万円
合計
49,820百万円
(確約内容)
・各年度の決算期末及び第2四半期末における連結貸借対照表において、
純資産の部の合計を直前の決算期(含む第2四半期)比75%以上かつ
1,430億円以上に維持すること。
・各年度の決算期末の連結損益計算書において、営業損益が2期連続して
損失とならないようにすること。
(3) 上記のほか、以下の借入金に関して、次のとおり確約しております。また、
確約内容に反した場合は、当該債務について期限の利益を喪失する可能性
があります。
(借入金)
長期借入金
26,000百万円
(確約内容)
・各年度の決算期末及び第2四半期末における連結貸借対照表において、
純資産の部の合計を直前の決算期(含む第2四半期)比75%以上かつ
1,547億円以上に維持すること。
・各年度の決算期末の連結損益計算書において、営業損益が2期連続して
損失とならないようにすること。
(4) 上記のほか、以下の借入金等に関して、次のとおり確約しております。ま
た、確約内容に反した場合は、当該債務について期限の利益を喪失する可
能性があります。
(借入金等)
長期借入金
38,000百万円
その他、上記「5.」に記載する貸出コミットメントの総額についても対
象となっております。
(確約内容)
・各年度の決算期末及び第2四半期末における連結貸借対照表において、
純資産の部の合計を直前の決算期(含む第2四半期)比75%以上かつ
1,613億円以上に維持すること。
・各年度の決算期末の連結損益計算書において、営業損益が2期連続して
損失とならないようにすること。
- 54 -
個別注記表
2013/05/23 19:11:41 / 12899024_株式会社西武ホールディングス_招集通知
(損益計算書に関する注記)
1.関係会社との取引高(区分掲記したものを除く)
営業取引による取引高
販売費及び一般管理費
590百万円
営業取引以外の取引高
営業外収益
14,895百万円
営業外費用
2,802百万円
(株主資本等変動計算書に関する注記)
1.自己株式の種類及び株式数に関する事項
(単位:株)
当事業年度期首株式数 当事業年度増加株式数 当事業年度減少株式数 当事業年度末株式数
株式の種類
普通株式
64,017
3,127
―
67,144
(変動事由の概要)
増加数の主な内訳は、次のとおりであります。
単元未満株式の買取りによる増加
3,127株 (税効果会計に関する注記)
繰延税金資産の発生の主な原因は賞与引当金及び退職給付引当金の計上等であ
り、繰延税金負債の発生原因は関係会社株式によるものであります。
- 55 -
個別注記表2
2013/05/23 19:11:41 / 12899024_株式会社西武ホールディングス_招集通知
(関連当事者との取引に関する注記)
1.子会社
(単位:百万円)
属 性
会社等の名称
子会社 西武鉄道㈱
㈱プリンスホテル
所有
直接 100%
主なグループ会社
役員の兼任等
利息の受取(注3)
債務保証(注4)
保証料の受入(注4)
当社の銀行借入金
等に対する債務の
被保証(注5)
保証料の支払(注5)
経営管理等(注2)
資金の貸付(注3)
1,222
3,421
74,122
6,272
673,819
未払金
売掛金
関係会社
短期貸付金
未収入金
―
1,222
387,619
未払金
―
西武バス㈱
所有
間接 100%
主なグループ会社
西武建設㈱
所有
間接 100%
主なグループ会社
利息の支払(注7)
資金の貸付(注3)
81
13,049
利息受取(注3)
当社の銀行借入金
等に対する債務の
被保証(注5)
保証料の支払(注5)
資金の借入(注7)
12
12,000
利息の支払(注7)
- 56 -
個別注記表2
取引金額
科 目
2,166
―
4,407 売掛金
105,014 関係会社
短期貸付金
6,272 未収入金
161,125
―
335 未収入金
673,819
―
利息の受取(注3)
当社の銀行借入金
等に対する債務の
被保証(注5)
保証料の支払(注5)
当社の銀行借入金
等に対する土地等
の担保提供(注6)
資金の借入(注7)
議決権等の所有割合 関連当事者との関係
取引の内容
所有
主なグループ会社 配当金の受取(注1)
直接 100% 役 員 の 兼 任 等 経営管理等(注2)
資金の貸付(注3)
22,720
6
35,260
20
期末残高
―
429
305,214
512
―
27
―
104
338
298,072
510
―
104
―
関係会社
短期借入金
未払金
関係会社
短期貸付金
未収入金
―
13,172
未払金
関係会社
短期借入金
未払金
0
―
6
975
3
―
―
2013/05/23 19:11:41 / 12899024_株式会社西武ホールディングス_招集通知
属 性
会社等の名称
子会社 ㈱西武プロパティーズ
議決権等の所有割合 関連当事者との関係
取引の内容
所有
主なグループ会社 資金の貸付(注3)
間接 100% 利息の受取(注3)
当社の銀行借入金
等に対する債務の
被保証(注5)
保証料の支払(注5)
当社の銀行借入金
等に対する土地等
の担保提供(注6)
資金の借入(注7)
利息の支払(注7)
取引金額
科 目
8,444 関係会社
長期貸付金
1,980 未収入金
106,000
―
155
90,698
未払金
―
90,307
関係会社
短期借入金
未払金
71
期末残高
100,188
164
―
13
―
10,877
5
取引条件及び取引条件の決定方針等
(注1) 西武鉄道㈱からの平成23年度の期末配当金(2.5円/株)及び平成24年度の中間配当金(2.5
円/株)であります。
(注2) 主に、西武鉄道㈱及び㈱プリンスホテルへの経営管理業務に対する手数料の受入であり、
経営管理料については、当社と経営管理契約を締結している西武鉄道㈱及び㈱プリンスホ
テルのほか日本国内の主なグループ会社6社との間で、合理的に算出し決定しております。
(注3) 西武鉄道㈱、㈱プリンスホテル、西武建設㈱及び㈱西武プロパティーズへの資金の貸付
であり、貸付金利は、市場金利を勘案して合理的に決定しております。
(注4) 西武鉄道㈱の金融機関からの借入金及び鉄道・運輸機構への(長期)未払金に対する債
務保証であり、保証料は協議の上、合理的に決定しております。
(注5) 当社の銀行借入金等に対する西武鉄道㈱、㈱プリンスホテル、西武建設㈱及び㈱西武プ
ロパティーズからの債務の被保証については、当社から当該4社への資金貸付のための資
金借入に対するものであり、保証料は協議の上、合理的に決定しております。
(注6) 当社の銀行借入金等に対する㈱プリンスホテル及び㈱西武プロパティーズからの土地等
の担保提供については、当社から㈱プリンスホテル及び㈱西武プロパティーズへの資金貸
付のための資金借入に対するものであります。
(注7) 借入利率は、市場金利を勘案して合理的に決定しております。
(1株当たり情報に関する注記)
1株当たり純資産額
1株当たり当期純利益金額
870円41銭
9円64銭
(重要な後発事象に関する注記)
該当事項はありません。
- 57 -
個別注記表2
2013/05/23 19:11:41 / 12899024_株式会社西武ホールディングス_招集通知
連結計算書類に係る会計監査人の監査報告
独立監査人の監査報告書
平成25年5月14日
株式会社西武ホールディングス
取締役会 御中
新日本有限責任監査法人
指定有限責任社員
公認会計士 荒 尾 泰 則 
業 務 執 行 社 員
指定有限責任社員
公 認 会 計 士 大下内 徹 
業 務 執 行 社 員
指定有限責任社員
公認会計士 吉 村 基 
業 務 執 行 社 員
当監査法人は、会社法第444条第4項の規定に基づき、株式会社西武ホールディングスの平成24年4月1日
から平成25年3月31日までの連結会計年度の連結計算書類、すなわち、連結貸借対照表、連結損益計算書、
連結株主資本等変動計算書及び連結注記表について監査を行った。
連結計算書類に対する経営者の責任 経営者の責任は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して連結計算書類を
作成し適正に表示することにある。これには、不正又は誤謬による重要な虚偽表示のない連結計算書類を作
成し適正に表示するために経営者が必要と判断した内部統制を整備及び運用することが含まれる。
監査人の責任
当監査法人の責任は、当監査法人が実施した監査に基づいて、独立の立場から連結計算書類に対する意見
を表明することにある。当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に準拠して
監査を行った。監査の基準は、当監査法人に連結計算書類に重要な虚偽表示がないかどうかについて合理的
な保証を得るために、監査計画を策定し、これに基づき監査を実施することを求めている。
監査においては、連結計算書類の金額及び開示について監査証拠を入手するための手続が実施される。監
査手続は、当監査法人の判断により、不正又は誤謬による連結計算書類の重要な虚偽表示のリスクの評価に
基づいて選択及び適用される。監査の目的は、内部統制の有効性について意見表明するためのものではない
が、当監査法人は、リスク評価の実施に際して、状況に応じた適切な監査手続を立案するために、連結計算
書類の作成と適正な表示に関連する内部統制を検討する。また、監査には、経営者が採用した会計方針及び
その適用方法並びに経営者によって行われた見積りの評価も含め全体としての連結計算書類の表示を検討す
ることが含まれる。
当監査法人は、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手したと判断している。
監査意見
当監査法人は、上記の連結計算書類が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準
拠して、株式会社西武ホールディングス及び連結子会社からなる企業集団の当該連結計算書類に係る期間の
財産及び損益の状況をすべての重要な点において適正に表示しているものと認める。
利害関係
会社と当監査法人又は業務執行社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害関係はない。
以 上
- 58 -
連結計算書類に係る会計監査人の監査報告
2013/05/23 19:11:41 / 12899024_株式会社西武ホールディングス_招集通知
会計監査人の監査報告
独立監査人の監査報告書
平成25年5月14日
株式会社西武ホールディングス
取締役会 御中
新日本有限責任監査法人
指定有限責任社員
公認会計士 荒 尾 泰 則 
業 務 執 行 社 員
指定有限責任社員
公 認 会 計 士 大下内 徹 
業 務 執 行 社 員
指定有限責任社員
公認会計士 吉 村 基 
業 務 執 行 社 員
当監査法人は、会社法第436条第2項第1号の規定に基づき、株式会社西武ホールディングスの平成24年4
月1日から平成25年3月31日までの第8期事業年度の計算書類、すなわち、貸借対照表、損益計算書、株主
資本等変動計算書及び個別注記表並びにその附属明細書について監査を行った。
計算書類等に対する経営者の責任
経営者の責任は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して計算書類及びそ
の附属明細書を作成し適正に表示することにある。これには、不正又は誤謬による重要な虚偽表示のない計
算書類及びその附属明細書を作成し適正に表示するために経営者が必要と判断した内部統制を整備及び運用
することが含まれる。
監査人の責任
当監査法人の責任は、当監査法人が実施した監査に基づいて、独立の立場から計算書類及びその附属明細
書に対する意見を表明することにある。当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の
基準に準拠して監査を行った。監査の基準は、当監査法人に計算書類及びその附属明細書に重要な虚偽表示
がないかどうかについて合理的な保証を得るために、監査計画を策定し、これに基づき監査を実施すること
を求めている。
監査においては、計算書類及びその附属明細書の金額及び開示について監査証拠を入手するための手続が
実施される。監査手続は、当監査法人の判断により、不正又は誤謬による計算書類及びその附属明細書の重
要な虚偽表示のリスクの評価に基づいて選択及び適用される。監査の目的は、内部統制の有効性について意
見表明するためのものではないが、当監査法人は、リスク評価の実施に際して、状況に応じた適切な監査手
続を立案するために、計算書類及びその附属明細書の作成と適正な表示に関連する内部統制を検討する。ま
た、監査には、経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営者によって行われた見積りの評価も
含め全体としての計算書類及びその附属明細書の表示を検討することが含まれる。
当監査法人は、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手したと判断している。
監査意見
当監査法人は、上記の計算書類及びその附属明細書が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業
会計の基準に準拠して、当該計算書類及びその附属明細書に係る期間の財産及び損益の状況をすべての重要
な点において適正に表示しているものと認める。
利害関係
会社と当監査法人又は業務執行社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害関係はない。
以 上
- 59 -
会計監査人の監査報告
2013/05/23 19:11:41 / 12899024_株式会社西武ホールディングス_招集通知
監査役会の監査報告
監 査 報 告 書
当監査役会は、平成24年4月1日から平成25年3月31日までの第8期事業年度の取締役の職務の執行に関
して、各監査役が作成した監査報告書に基づき、審議の上、本監査報告書を作成し、以下のとおり報告いた
します。
1.監査役及び監査役会の監査の方法及びその内容
監査役会は、監査の方針、職務の分担等を定め、各監査役から監査の実施状況及び結果について報告を
受けるほか、取締役等及び会計監査人からその職務の執行状況について報告を受け、必要に応じて説明を
求めました。
各監査役は、監査役会が定めた監査役監査の基準に準拠し、監査の方針、職務の分担等に従い、取締役、
内部監査部門その他の使用人等と意思疎通を図り、情報の収集及び監査の環境の整備に努めるとともに、
取締役会その他重要な会議に出席し、取締役及び使用人等からその職務の執行状況について報告を受け、
必要に応じて説明を求め、重要な決裁書類等を閲覧し、本社において業務及び財産の状況を調査いたしま
した。また、事業報告に記載されている取締役の職務の執行が法令及び定款に適合することを確保するた
めの体制その他株式会社の業務の適正を確保するために必要なものとして会社法施行規則第100条第1項及
び第3項に定める体制の整備に関する取締役会決議の内容及び当該決議に基づき整備されている体制(内
部統制システム)について、取締役及び使用人等からその構築及び運用の状況について定期的に報告を受
け、必要に応じて説明を求め、意見を表明いたしました。子会社については、子会社の取締役及び監査役
等と意思疎通及び情報の交換を図り、必要に応じて子会社から事業の報告を受けました。以上の方法に基
づき、当該事業年度に係る事業報告及びその附属明細書について検討いたしました。
さらに、会計監査人が独立の立場を保持し、かつ、適正な監査を実施しているかを監視及び検証すると
ともに、会計監査人からその職務の執行状況について報告を受け、必要に応じて説明を求めました。また、
会計監査人から「職務の遂行が適正に行われることを確保するための体制」(会社計算規則第131条各号に
掲げる事項)を「監査に関する品質管理基準」(平成17年10月28日企業会計審議会)等に従って整備して
いる旨の通知を受け、必要に応じて説明を求めました。以上の方法に基づき、当該事業年度に係る計算書
類(貸借対照表、損益計算書、株主資本等変動計算書及び個別注記表)及びその附属明細書並びに連結計
算書類(連結貸借対照表、連結損益計算書、連結株主資本等変動計算書及び連結注記表)について検討い
たしました。
2.監査の結果
(1) 事業報告等の監査結果
一 事業報告及びその附属明細書は、法令及び定款に従い、会社の状況を正しく示しているものと認めます。
二 取締役の職務の執行に関する不正の行為又は法令もしくは定款に違反する重大な事実は認められません。
三 内部統制システムに関する取締役会決議の内容は相当であると認めます。また、当該内部統制システム
に関する事業報告の記載内容及び取締役の職務の執行についても、指摘すべき事項は認められません。
(2) 計算書類及びその附属明細書の監査結果
会計監査人新日本有限責任監査法人の監査の方法及び結果は相当であると認めます。
(3) 連結計算書類の監査結果
会計監査人新日本有限責任監査法人の監査の方法及び結果は相当であると認めます。
平成25年5月17日
株式会社西武ホールディングス 監査役会
常 勤 監 査 役
川
監
明 石 雅 世 志
査
役
上
望
社 外 監 査 役
深
澤
勲
社 外 監 査 役
迫
本
栄
二




以 上
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監査役会の監査報告
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株主総会参考書類
<会社提案(第1号議案から第3号議案まで)> 第1号議案 剰余金の配当の件
当社グループの事業は、都市交通・沿線事業やホテル・レジャー事業、不動産
事業を中心としており、持続的かつ健全な成長を果たしていくことを経営の目標
としております。このため、当社は、グループ全体の経営基盤の強化や企業価値
の向上をはかり、内部留保を充実させることで財務体質を強化し、安定した配当
を継続的に行うことを配当の基本方針としております。
また、平成25年3月に策定・公表した「西武グループ長期戦略」における財務
戦略では、ステークホルダー(お客さま・株主・債権者・従業員など)への還元
と、成長に資する投資の実施を最適なバランスで行っていくことを方針として定
めております。
上記基本方針及び財務戦略に基づきまして第8期の期末配当は、以下のとおり、
普通配当を1株当たり前期末の配当金から1円増額して3円50銭とするとともに、
西武鉄道株式会社がその前身である武蔵野鉄道株式会社設立から100周年を迎えた
ことを記念して、これまでご支援いただいた株主の皆さまに感謝の意を表するた
め、1株当たり1円の記念配当を加え、1株当たり4円50銭(中間配当金2円50
銭を含む年間配当金7円)といたしたいと存じます。
(1) 配当財産の種類
金銭
(2) 配当財産の割当てに関する事項及びその総額
当社普通株式1株につき金4円50銭
(普通配当3円50銭 記念配当1円) 総額1,539,259,542円
(3) 剰余金の配当が効力を生じる日
平成25年6月26日
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剰余金配当議案
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第2号議案 取締役4名選任の件
本総会終結の時をもって、取締役小林正則、宇野紘一の2名は任期満了となり
ますので、取締役4名の選任をお願いいたしたいと存じます。
1.取締役候補者の選任理由
当社は、現経営陣こそが、早期における良い形での株式上場を達成するための
実績及びビジョンを有していると考えておりますので、現経営陣の経営方針と継
続性のある経営体制を構築するため、2名の社内取締役の選任をお願いしたいと
存じます。また、当社は、上場適格要件を十分に満たし得る水準のコーポレート・
ガバナンス及び内部統制システムを既に確立しておりますが、その更なる強化を
企図して、東京証券取引所が定める独立役員の要件を満たす2名の社外取締役の
選任をお願いいたしたいと存じます。
当社現経営陣の提案する4名の取締役の選任によってこそ、現経営陣の経営方
針と継続性を保ち、当社の事業及びその公共性、社会的使命を十分に理解した経
営を行うことができるものと確信しております。
また、新たに2名の社外取締役を加えることで、執行部門及び主要株主から独
立した視点からの経営のチェック機能の発揮が期待でき、さらには国内外の社会
情勢に関する知見及び企業経営・経営改革における実績に根ざした豊富な知見と
見識を経営に取り入れることで、中長期的な企業価値の向上に向け取締役会をさ
らに活性化することが可能であると考えております。
当社は、当社を取り巻く環境に照らし、この提案が当社として最適なものであ
り、これらの候補者が取締役に選任されることが、株主さまをはじめとするステ
ークホルダーの皆さまの利益に適うものであると確信しております。
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取締役選任議案
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2.取締役候補者
取締役候補者は、次のとおりであります。
候補者
番 号
氏 名
(生年月日)
こ
1
ばやし
まさ
のり
小 林 正 則
(昭和22年4月1日)
略歴、地位、担当及び重要な兼職の状況
所 有 す る
当社の株式の数
昭和46年3月 国土計画株式会社(現 株式会
社プリンスホテル)に入社
平成14年7月 同社経理部部長
平成15年6月 同社取締役
平成17年6月 同社経理部長
平成17年11月 同社経理部長兼経営政策室長
平成18年2月 株式会社プリンスホテル取締役
経営企画部長兼経理部長
当社取締役
当社上席執行役員経理部長
平成18年6月 株式会社プリンスホテル取締役
上席執行役員経営企画部長兼経
理部長
平成19年6月 同社常務取締役常務執行役員 平成20年6月 同社取締役常務執行役員
平成21年6月 同社代表取締役専務執行役員
当社取締役(現任)
当社常務執行役員
平成22年6月 株式会社プリンスホテル代表取
締役社長(現任)
平成23年4月 西武ゴルフ株式会社(現 株式
会社プリンスホテル)代表取締
役社長 1,000株
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取締役選任議案
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候補者
番 号
氏 名
(生年月日)
あん
2
おお
3
どう
ひろ
お
安 藤 博 雄
(昭和22年5月6日)
や
えい
こ
大 宅 映 子
(昭和16年2月23日)
略歴、地位、担当及び重要な兼職の状況
昭和41年3月 東鉄工業株式会社に入社
昭和53年2月 西武建設株式会社に入社
平成9年4月 同社工事本部副本部長兼土木部
長
平成10年4月 同社西日本支社大阪支店長
平成11年7月 同社関西支店長
平成13年6月 同社取締役関西支店長
平成17年6月 同社取締役常務執行役員関西支
店長
平成17年7月 同社取締役常務執行役員西日本
支社長兼事業本部副本部長
平成18年4月 同社取締役常務執行役員土木本
部長兼事業本部副本部長 平成20年6月 同社取締役専務執行役員土木本
部長
平成23年4月 同社代表取締役社長
平成24年4月 株式会社西武プロパティーズ代
表取締役社長(現任)
昭和44年6月 株式会社日本インフォメーショ
ン・システムズ代表取締役
昭和59年8月 有限会社オフィスE代表取締役
平成3年7月 株式会社大宅映子事務所代表取
締役(現任)
平成13年6月 株式会社資生堂社外監査役
平成19年5月 株式会社髙島屋社外取締役(現任)
平成20年4月 財団法人大宅壮一文庫(現 公
益財団法人大宅壮一文庫)理事
長(現任)
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取締役選任議案
所 有 す る
当社の株式の数
2,000株
0株
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候補者
番 号
4
略歴、地位、担当及び重要な兼職の状況
所 有 す る
当社の株式の数
昭和59年4月 通商産業省(現 経済産業省)
に入省
平成12年5月 株式会社ツタヤオンライン代表
取締役社長
平成14年6月 カルチュア・コンビニエンス・
クラブ株式会社代表取締役常務
お
ぎ
たけ
ひこ
平成16年7月 株式会社産業再生機構マネージ
小 城 武 彦
ングディレクター
(昭和36年8月8日) 平成16年11月 カネボウ株式会社代表執行役社長
平成19年4月 丸善株式会社代表取締役社長
平成22年2月 CHIグループ株式会社(現 丸善CHIホールディングス株
式会社)代表取締役社長
平成22年12月 株式会社トゥ・ディファクト代
表取締役社長
0株
氏 名
(生年月日)
(注)1.各候補者と当社との間には特別の利害関係はありません。
2.大宅映子氏、小城武彦氏は、社外取締役候補者であります。
3.社外取締役候補者に関する特記事項は以下のとおりであります。
(1)社外取締役候補者の選任理由
大宅映子氏は、これまでの長きにわたる評論家や各種審議会・委員会
の委員としての活動によって得られた国内外の社会情勢に関する豊富
な知見を有しております。同氏の知識や経験等に基づく大所高所から
の意見を当社の経営に活かすことで、中長期的な企業価値の向上をは
かることができるものと考え、社外取締役として選任をお願いするも
のであります。
小城武彦氏は、様々な業種の企業において経営改革に取り組み、特に
消費者を見据えた企業経営において経営者としての優れた経営実績を
残しており、実務経験に基づく卓越した経営能力を有しております。
同氏の実績や経験等に基づく大所高所からの意見を当社の経営に活か
すことで、中長期的な企業価値の向上をはかることができるものと考
え、社外取締役として選任をお願いするものであります。
(2)責任限定契約
大宅映子氏及び小城武彦氏の各氏の選任が承認された場合、当社は各
氏との間で、会社法第423条第1項の賠償責任を会社法第425条第1項
に定める最低責任限度額に限定する責任限定契約を締結する予定であ
ります。 - 65 -
取締役選任議案
2013/05/23 19:11:41 / 12899024_株式会社西武ホールディングス_招集通知
第3号議案 監査役2名選任の件
本総会終結の時をもって、監査役川上望、明石雅世志の2名は任期満了となり
ますので、監査役2名の選任をお願いいたしたいと存じます。
なお、本議案の提出につきましては、監査役会の同意を得ております。
1.監査役候補者の選任理由
当社は、当社及びグループ会社の実務を理解し、効率的かつ的確な監査を実施
することができる社内監査役が存在することが、実効的な監査のためには不可欠
であると考えております。2名の候補者は、その経歴からも明らかなとおり、当
社グループの業務全般を幅広く理解しており、これまでも、当社の監査役として
誠実な職務遂行によりその職責を果たしてきたものと考えております。
本定時株主総会後も引き続き監査役の地位に留まる社外監査役2名は、いずれ
も東京証券取引所の定める独立役員の要件を満たしており、1名は弁護士として、
1名は公認会計士及び税理士としての経験・知見等を活かして、公正・中立な立
場から監査役としての職務を遂行しております。
当社としては、本議案の2名の候補者が選任された場合には、現任の社外監査
役2名を含めた監査役の構成は最適なものとなると考えており、引き続き、これ
らの監査役による公正な監査が望めるものと考えております。
当社は、当社を取り巻く環境に照らし、この提案が当社として最適なものであ
り、これらの候補者が監査役に選任されることが、株主さまをはじめとするステ
ークホルダーの皆さまの利益に適うものであると確信しております。
2.監査役候補者
監査役候補者は、次のとおりであります。
候補者
番 号
氏 名
(生年月日)
かわ
1
かみ
のぞみ
川 上 望
(昭和25年9月27日)
略 歴 、 地 位 及 び 重 要 な 兼 職 の 状 況
昭和49年4月 西武不動産株式会社に入社
昭和50年4月 西武鉄道株式会社に入社
平成17年2月 同社営業推進部長
平成17年3月 同社監査役室長
平成18年3月 当社監査役室長
平成21年6月 当社常勤監査役(現任)
西武鉄道株式会社監査役(現任)
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監査役選任議案
所 有 す る
当社の株式の数
1,000株
2013/05/23 19:11:41 / 12899024_株式会社西武ホールディングス_招集通知
候補者
番 号
氏 名
(生年月日)
あか
2
し
まさ よ
し
明 石 雅世志
(昭和24年7月7日)
略 歴 、 地 位 及 び 重 要 な 兼 職 の 状 況
所 有 す る
当社の株式の数
昭和47年3月 国土計画株式会社(現 株式会
社プリンスホテル)に入社
昭和52年9月 株式会社プリンスホテルに入社
平成2年5月 西武鉄道株式会社に入社
平成3年4月 株式会社プリンスホテルに入社
平成15年7月 同社経理部長
平成18年2月 同社監査部長
平成18年3月 当社監査部部長
平成21年6月 当社監査役(現任)
株式会社プリンスホテル常勤監
査役(現任)
1,000株
(注)各候補者と当社との間には特別の利害関係はありません。
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監査役選任議案
2013/05/23 19:11:41 / 12899024_株式会社西武ホールディングス_招集通知
<株主提案(第4号議案及び第5号議案)>
第4号議案及び第5号議案は、サーベラス・ジャパン・インスティテューショナル・
ホールディング・ビー・ヴィー(注)からの提案によるものであります。
当社は、第2号議案及び第3号議案(62頁から67頁)の内容で、取締役4名及び
監査役2名の選任を提案しており、取締役候補者のうち2名は社外取締役の候補者
です。現経営体制と継続性のある役員構成に2名の社外取締役を加える当社の役員
選任提案は、当社を取り巻く環境に照らし最適な役員選任の提案であり、早期にお
ける良い形での株式上場及び中長期的な企業価値の向上を実現させるための体制を
より強化するものであると考えております。
したがいまして、当社取締役会としては、かかる最適な体制の構築を妨げ、当社
の企業価値を毀損する結果となりかねない第4号議案及び第5号議案には全て反対
します。
(注)サーベラス・ジャパン・インスティテューショナル・ホールディング・ビ
ー・ヴィーは、当社の実質的な筆頭株主であるサーベラス・グループの関連事業体
です。なお、サーベラス・グループは、本定時株主総会に先立ち、その関連事業体
であるエス-エイチ ジャパン・エルピーを通じて、当社株式に対する公開買付けを
実施いたしました。
第4号議案 取締役8名選任の件
(1)議案の要領
五味廣文氏、白川祐司氏、江尻隆氏、宇野紘一氏、ジェームズ・ダンフォー
ス・クエール氏、ジョン・W.スノー氏、ルイス・J.フォースター氏、及びスタン・
ブラウン氏を貴社取締役に選任する。
(2)提案理由 貴社の更なる企業価値の向上を図るためには、その前提として、十分なコーポ
レート・ガバナンス及び内部統制システムを構築した上で、貴社が保有する幅広
い分野における極めて価値の高い事業や資産を最大限有効活用し、その本源的・
潜在的価値を十分に引き出す必要があると考えられます。
そこで、現経営陣がこれまでに培ってきた知見やリーダーシップに加え、多種
多様な専門的知見や経験を有する取締役が新たに経営陣に参加し、その知見や経
験に裏打ちされた独自の視点で、現経営陣と是々非々の立場での徹底した議論に
基づき、真に貴社の企業価値ひいては貴社の株主、従業員、顧客、債権者等全て
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株主提案(取締役選任議案)、株主提案(監査役選任議案)
2013/05/23 19:11:41 / 12899024_株式会社西武ホールディングス_招集通知
のステークホルダーの皆様の利益に資する経営判断を行うことが最善の方法であ
ると考えています。
上記の候補者は、何れもそれぞれの専門分野に関する卓越した専門的知見と深
い経験を有し、貴社の企業価値の更なる向上を図る上で最適な人材であると確信
しています。 - 69 -
株主提案(取締役選任議案)、株主提案(監査役選任議案)
2013/05/23 19:11:41 / 12899024_株式会社西武ホールディングス_招集通知
(3)候補者の氏名、略歴等 候補者
番 号
1
2
氏 名
(生年月日)
略歴
昭和47年4月 大蔵省入省
平成5年7月 同省主計局主計官
平成6年7月 同省銀行局特別金融課長
平成8年7月 同省銀行局調査課長
平成10年6月 金融監督庁検査部長
ご
み
ひろ
ふみ
平成12年7月 金融庁証券取引等監視委員会事務局長
五 味 廣 文
平成13年7月 同庁検査局長
(昭和24年5月13日生) 平成14年7月 同庁監督局長 平成16年7月 同庁長官
平成19年10月 西村あさひ法律事務所顧問
平成21年10月 株式会社プライスウォーターハウスクーパー
ス総合研究所理事長 青山学院大学特別招聘教授(現任)
昭和33年4月 日興證券株式会社入社
昭和41年6月 日興インターナショナル出向(ニューヨーク駐在)
昭和49年8月 日興證券株式会社パリ駐在員事務所長
昭和54年2月 日興證券ヨーロッパ株式会社ロンドン店長
昭和57年12月 日興證券株式会社取締役ヨーロッパ駐在
昭和61年9月 同社常務取締役国際本部副本部長委嘱
昭和62年8月 同社常務取締役欧州本部長委嘱ヨーロッパ駐在
平成2年5月 同社専務取締役金融法人営業本部長委嘱
平成4年2月 同社取締役副社長 しら
かわ
ゆう
じ
平成8年6月 株式会社日興リサーチセンター取締役副会長
白 川 祐 司
平成9年6月 同社取締役社長
(昭和10年11月3日生) 平成11年3月 日興ソロモン・スミス・バーニー証券会社取
締役会長
平成15年4月 日興シティグループ証券会社(社名変更)取
締役会長
平成17年6月 同社相談役
平成19年1月 同社取締役会長
平成20年4月 同社相談役
平成21年2月 株式会社あおぞら銀行顧問
平成21年6月 同行取締役会長
平成24年9月 同行取締役(現任)
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株主提案(取締役選任議案)、株主提案(監査役選任議案)
2013/05/23 19:11:41 / 12899024_株式会社西武ホールディングス_招集通知
候補者
番 号
3
氏 名
(生年月日)
略歴
昭和44年4月 弁護士登録(現在第二東京弁護士会)
昭和44年4月 孫田・高梨法律事務所
昭和45年7月 デューン・モリス・ヘックシャー法律事務所
(フィラデルフィア)
昭和46年1月 アンダーソン・マーチン法律事務所(現ウィ
ットマン・ブリード・アボット・アンド・モ
ルガン法律事務所)(ニューヨーク)
昭和46年2月 アンダーソン・毛利・ラビノウイッツ法律事
務所(現アンダーソン・毛利・友常法律事務
所)
昭和52年11月 桝田江尻法律事務所(現西村あさひ法律事務
所)
昭和61年9月 日本弁護士連合会国際交流委員会副委員長
平成4年5月 環太平洋弁護士協会金融機関・取引委員会副
委員長及び委員長 え
じり
たかし
平成7年5月 環太平洋弁護士協会事務総長
江 尻 隆
(昭和17年5月16日生) 平成10年9月 日米欧委員会(現三極委員会)委員(現任)
平成10年11月 株式会社有線ブロードネットワークス(現株
式会社USEN)監査役 平成15年6月 株式会社あおぞら銀行監査役
平成16年6月 安藤建設株式会社(現株式会社安藤・間)監
査役(現任)
平成18年6月 カゴメ株式会社監査役(現任)
平成21年5月 Executive Council Member of the Asian
Society of International Law(現任)
平成22年5月 三菱UFJ証券ホールディングス株式会社監査役
(現任)
三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社監
査役(現任)
ディップ株式会社監査役(現任) 平成24年8月 弁護士法人西村あさひ法律事務所法人社員
(現任) - 71 -
株主提案(取締役選任議案)、株主提案(監査役選任議案)
2013/05/23 19:11:41 / 12899024_株式会社西武ホールディングス_招集通知
候補者
番 号
4
5
氏 名
(生年月日)
略歴
昭和42年9月 アーサーアンダーセンアンドカンパニー東京
事務所入社
昭和46年3月 公認会計士登録
昭和54年12月 税理士登録
昭和56年9月 アーサーアンダーセン東京事務所税務部門
(宇野紘一税理士事務所)代表パートナー
う
の
こう
いち
平成12年4月 一橋大学大学院国際企業戦略研究科非常勤講
宇 野 紘 一
師
(昭和17年1月5日生) 平成12年8月 CPA UNO OFFICE設立(現任)
平成14年11月 セキュアード・キャピタル・ジャパン株式会
社監査役
平成16年6月 株式会社大和証券グループ本社取締役(現任)
平成18年10月 株式会社西武ホールディングス顧問
平成19年3月 国際興業株式会社監査役(現任) 平成19年6月 株式会社西武ホールディングス取締役(現任)
昭和52年 アメリカ合衆国下院議員
昭和56年 アメリカ合衆国上院議員
平成元年 アメリカ合衆国副大統領
平成5年 執筆家、講演家
サンダーバード大学客員教授
ジェームズ・ダン
キャンペーンアメリカ会長 フォース・クエー
平成12年1月 サーベラス・キャピタル・マネジメント・エ
ル
ルピー シニアアドバイザー
(昭和22年2月4日) 平成12年9月 株式会社あおぞら銀行取締役(現任)
平成14年3月 サーベラス・グローバル・インベストメント・
アドバイザーズ・エルエルシー会長
平成19年5月 サーベラス・グローバル・インベストメンツ・
エルエルシー会長(現任)
- 72 -
株主提案(取締役選任議案)、株主提案(監査役選任議案)
2013/05/23 19:11:41 / 12899024_株式会社西武ホールディングス_招集通知
候補者
番 号
6
7
氏 名
(生年月日)
略歴
昭和47年 アメリカ合衆国運輸省副顧問
昭和48年 同省政治・計画・国際問題担当副次官補
昭和49年 同省政府問題担当次官補
昭和50年 同省副次官
昭和51年 アメリカ合衆国国家道路交通安全局局長
昭和52年 チェシー・システム(現CSXコーポレーショ
ン)バイスプレジデント
昭和60年 B&Oレールロード(現CSXトランスポーテーシ
ジョン・W.スノー
ョン)社長兼チーフエグゼクティブオフィサ
(昭和14年8月2日)
ー(CEO)
昭和62年 CSX トランスポーテーション 社長兼チーフエ
グゼクティブオフィサー(CEO)
平成元年 CSX コーポレーション 社長兼チーフエグゼク
ティブオフィサー(CEO)(後に同社会長)
平成15年2月 アメリカ合衆国財務長官
平成18年6月 サーベラス・キャピタル・マネジメント・エ
ルピー会長(現任)
昭和62年9月 ゴールドマン・サックス入社
平成3年3月 ワルトハイム・シュローダー バイスプレジデ
ント
平成5年4月 ルフラック・オーガニゼーション バイスプレ
ジデント
平成7年4月 アンジェロ・ゴードン マネージングディレ
クター兼パートナー
ルイス J.フォー
平成10年8月 株式会社サーベラスジャパン マネージングデ
スター
ィレクター
(昭和35年6月2日生)
平成13年12月 同社代表取締役社長
平成19年6月 サーベラス・アジア・パシフィック・アドバ
イザーズ・リミテッド会長
平成22年1月 サーベラス・キャピタル・マネジメント・エ
ルピー シニアマネージングディレクター(現
任)
平成23年6月 株式会社あおぞら銀行取締役(現任)
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株主提案(取締役選任議案)、株主提案(監査役選任議案)
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候補者
番 号
8
氏 名
(生年月日)
略歴
昭和56年7月 マリオット・インターナショナルマネジメン
トチーム メリーランド州ベセスダ
平成12年1月 マリオット・インターナショナル・インク(ハ
ワイ・ホノルル、パシフィック・アイランド・
アンド・ジャパン・エリア・オフィス) バイ
スプレジデント(パシフィック・アイランド・
アンド・ジャパン)
平成17年7月 マリオット・インターナショナル・インク(香
港、アジア・パシフィック・リージョナル・
オフィス) バイスプレジデント(中国、マレ
スタン・ブラウン
ーシア、ベトナム、韓国、フィリピン)
(昭和34年6月15日生) 平成19年8月 ベイル・リゾーツ・ホスピタリティー エグゼ
クティブバイスプレジデント兼チーフオペレ
ーティングオフィサー(COO)
平成20年9月 ロック・リゾーツ プレジデント
ベイル・リゾーツ・ホスピタリティー プレジ
デント
平成21年7月 ホリデー・リタイアメント チーフオペレーテ
ィングオフィサー(COO)
平成23年2月 サーベラス・ホスピタリティー プレジデント
マネージングディレクター
平成23年6月 株式会社プリンスホテル取締役(現任)
なお、全ての候補者より、貴社取締役就任の内諾を得ております。
(会社注)以上は株主から提出された株主提案権行使書の議案の要領及び提案理由
をそのまま掲載したものです。
◇上記提案に対する取締役会の意見
取締役会としては、本議案全てに反対いたします。
当社取締役会が、本議案に反対する理由は以下のとおりです。
1.サーベラス・グループは当社の取締役会の意思決定を支配しようとしており、
その結果、当社のステークホルダーの皆さまの利益が害され、ひいては当社の
中長期的な企業価値が毀損されるおそれがあること及び取締役の大幅な増員の
必要性はないこと
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株主提案(取締役選任議案)、株主提案(監査役選任議案)
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本議案は、提案理由として「十分なコーポレート・ガバナンス及び内部統制シ
ステムの構築」の必要性等を挙げています。
しかし、サーベラス・グループの真意は、当社取締役会の意思決定を支配する
ことにあると考えざるを得ません。すなわち、本議案は、8名の取締役候補者の
選任を提案するものであり、昨年の定時株主総会で選任されたサーベラス・グル
ープ推薦の取締役1名と合わせると、サーベラス・グループは、本議案により、
当社の定款の定める取締役の上限(18名)の半数となる9名の取締役を選任する
意図を有していることになります。サーベラス・グループの推薦する取締役が18
名中9名を占めた場合、当社の取締役会は、サーベラス・グループの了解を得る
ことなしに意思決定をすることが不可能となり、ひいては、サーベラス・グルー
プが当社取締役会の意思決定を事実上支配することになります。さらに、サーベ
ラス・グループは、平成25年3月12日、当社株式の一部の買付けを目的とした本
公開買付けを開始しましたが、本公開買付けの内容は、サーベラス・グループの
当社に対する議決権保有割合を44.6%に高め、実質的に当社の過半数の議決権を
取得することを目的とするものでした。このような点を踏まえると、サーベラ
ス・グループが、実質的には当社を子会社同様に支配しようとしていることは明
らかです。
サーベラス・グループが、このように当社の経営に対する影響力を強めた場合、
当社経営の最優先課題である早期における良い形での株式上場を一層遅らせる可
能性があるばかりか、サーベラス・グループが、これまで当社に対して、不採算
路線の廃止や埼玉西武ライオンズの売却を要求していたこと、具体的計画段階に
ない将来の計画を開示することや効果に疑義のある施策を織り込んだ経営改善策
を積極的に発表することを要求していたこと等を踏まえると、当社のステークホ
ルダーの皆さまの利益が害され、ひいては当社の中長期的な企業価値が毀損され
る懸念が大きいと考えざるを得ません。
さらに、本議案は、取締役会を現在の9名体制から、18名体制に倍増すること
を想定しているようですが、当社としては、そのような増員は当社の企業規模に
鑑みても、全く必要がないばかりか、かえって機動的な企業運営を阻害する可能
性が高いと考えております。
このような理由から、当社取締役会は、本議案に反対いたします。
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株主提案(取締役選任議案)、株主提案(監査役選任議案)
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2.十分なコーポレート・ガバナンス及び内部統制システムを構築する経営体制と
しては、当社の提案する役員体制で十分であること
次に、本議案には、提案理由として「十分なコーポレート・ガバナンス及び内
部統制システムの構築」が掲げられていますが、当社は、既に公正な上場を十分
に達成し得る水準のコーポレート・ガバナンス及び内部統制システムを確立して
おり、現段階において、経営体制の大幅な変更の必要は全くありません。「コー
ポレート・ガバナンス及び内部統制システムの強化の必要性」といったサーベラ
ス・グループの主張は、上記1.のサーベラス・グループの真意をことさらに隠
し、株主の皆さまに誤った印象を与えようとするものに他なりません。
もちろん、当社としても、企業価値の向上の視点から、常にコーポレート・ガ
バナンス及び内部統制システムの一層の強化を目指しており、現に、当社の提案
する第2号議案は、当社の状況を総合的に考慮した上で、東京証券取引所の独立
役員の要件を満たす社外取締役2名を新たに取締役候補者としております。
このように、当社の第2号議案における取締役選任の提案は、従前以上にコー
ポレート・ガバナンス及び内部統制システムの強化を企図した体制を構築するも
のです。よって、これに加えて本議案における取締役選任の提案を採用する必要
は全くありません。
したがって、この観点からも、当社取締役会は本議案に反対いたします。
3.本議案の取締役候補者はサーベラス・グループから独立していると認めること
が困難であること
また、本議案は、提案理由として、上記2.に記載の点に加えて、「現経営陣
がこれまで培ってきた知見やリーダーシップに加え、多種多様な専門的知見や経
験を有する取締役が新たに経営陣に参加し、その知見や経験に裏打ちされた独自
の視点」の必要性等を指摘しています。
サーベラス・グループの真意が当社取締役会の意思決定を支配することにある
と考えられることは上記1.に記載したとおりですが、仮に上記提案理由を言葉
どおりに受け取ったとしても、かかる提案理由を達成するために提案されるべき
取締役候補者は、サーベラス・グループの利害から独立した公正な第三者である
べきと考えます。すなわち、当社の実質的な筆頭株主であり、既に当社の経営に
相当程度の影響力を持っているサーベラス・グループが、その派遣する取締役数
を増加させ当社に対する影響力を一層強めるならば、それは「サーベラス・グル
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株主提案(取締役選任議案)、株主提案(監査役選任議案)
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ープに都合のよいコーポレート・ガバナンス及び内部統制システムの構築」に他
ならず、また、「サーベラス・グループの利益追求を目的とした独自の視点」が
当社の経営に強く反映されることになるため、上記の提案理由の方向性に逆行す
るものとなってしまいます。
このような観点から、本議案で提案されている8名の取締役候補者を見れば、
そのうち4名がサーベラス・グループの現在又は過去の役職員であるばかりか、
サーベラス・グループが「独立した立場」にあると強調している他の4名につい
ても、サーベラス・グループの常任代理人及び本公開買付けの代理人をしている
弁護士事務所に所属もしくは関与していた者(2名)、又は、サーベラス・グルー
プが関与している企業に役員として派遣されている者(2名)であって、サーベラ
ス・グループから独立していると認めることが到底困難と思われる取締役候補者
ばかりです。このような取締役候補者の顔ぶれは、サーベラス・グループが実質
的に当社を子会社同様に支配しようとする目的で本議案における取締役選任を提
案していることを如実に示すものであるばかりか、このような者が取締役として
選任された場合、サーベラス・グループ以外の株主の皆さまの利益に配慮した公
正な判断ができない可能性があります。
したがって、この観点からも、当社取締役会は本議案に反対いたします。
第5号議案 監査役2名選任の件
(1)議案の要領
村田守弘氏、及び志賀裕二氏を貴社監査役に選任する。
(2)提案理由 貴社の更なる企業価値の向上を図るためには、その前提として、十分なコーポ
レート・ガバナンス及び内部統制システムを構築した上で、貴社が保有する幅広
い分野における極めて価値の高い事業や資産を最大限有効活用し、その本源的・
潜在的価値を十分に引き出す必要があると考えられます。
川上望氏及び明石雅世志氏の2名が本定時株主総会の終結の時を以って監査役
の任期を終えるのを期に、コーポレート・ガバナンス及び企業コンプライアンス
に造詣が深い村田守弘氏及び志賀裕二氏の2名を貴社監査役に選任することを提
案する次第です。
なお、村田守弘氏は、公認会計士として豊富な専門知識と長年の実務経験とを
有し、企業会計及び内部統制について深い知見を備えており、志賀裕二氏は、法
律家としての経験に基づき、企業コンプライアンスに深い知見を有しており、何
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株主提案(取締役選任議案)、株主提案(監査役選任議案)
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れも貴社のコーポレート・ガバナンス体制を強化するに最適な候補者であると考
えております。 (3)候補者の氏名、略歴等 候補者
番 号
1
2
氏 名
(生年月日)
略歴
昭和45年12月 アーサーヤング東京事務所
昭和49年11月 公認会計士登録
平成6年12月 東京青山法律事務所
平成10年10月 アーサーアンダーセン税務事務所
むら
た
もり
ひろ
平成14年7月 朝日KPMG税理士法人代表
村 田 守 弘
(昭和21年7月20日生) 平成16年1月 KPMG税理士法人代表社員
平成18年4月 村田守弘会計事務所代表(現任)
ドイツ証券株式会社非常勤監査役(現任) 平成24年4月 早稲田大学大学院ファイナンス研究科兼任教
員(国際税務会計)(現任)
平成12年4月 弁護士登録(現在第二東京弁護士会)
あさひ法律事務所(現西村あさひ法律事務所)
平成16年9月 シュルティ・ロス・ゼイベル法律事務所(ニ
し
が
ゆう
じ
ューヨーク) 志 賀 裕 二
平成18年2月 あさひ・狛法律事務所(現西村あさひ法律事
(昭和47年7月27日生)
務所)
平成21年1月 西村あさひ法律事務所パートナー(現任)
平成22年4月 株式会社ハムレット・モトヤマ・ジャパン監
査役(現任)
なお、全ての候補者より、貴社監査役就任の内諾を得ております。
(会社注)以上は株主から提出された株主提案権行使書の議案の要領及び提案理由
をそのまま記載したものです。
◇上記提案に対する取締役会の意見
取締役会としては、本議案全てに反対いたします。
当社取締役会が、本議案に反対する理由は以下のとおりです。
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株主提案(取締役選任議案)、株主提案(監査役選任議案)
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1.本議案は、サーベラス・グループが当社を子会社同様に支配しようとする手
段の一部であり、当社のステークホルダーの皆さまの利益が害され、ひいては
当社の中長期的な企業価値が毀損されるおそれがある体制の構築につながるも
のであること
本議案は、本定時株主総会の終結の時を以て任期が満了する当社の社内監査
役2名に代えて、新たに2名の監査役を選任することを提案するものであり、
当社監査役会の4名中2名をサーベラス・グループの推薦する監査役で占める
ことを意図するものです。この結果、サーベラス・グループは、取締役会のみ
ならず、当社の監査役会にも強い影響力を及ぼすこととなり、第4号議案にお
ける取締役選任の提案と相俟って、当社を子会社同様に支配することにつなが
りかねません。このように、本議案は、第4号議案に対する当社取締役会の意
見の1.で述べた懸念を一層増大させるものです。
したがって、当社取締役会としては、本議案に反対いたします。
2.当社の監査体制としては現在の体制が最適であり、本議案は当社のコーポレ
ート・ガバナンス及び内部統制システムの強化に反すること
第4号議案に対する当社取締役会の意見の2.で述べたとおり、当社は、公
正な株式上場を十分に達成し得る水準のコーポレート・ガバナンス及び内部統
制システムを既に確立しており、監査役会の構成(員数、社内監査役・社外監
査役の比率等)を変更する必要は全くありません。当社が、第3号議案におい
て、川上望及び明石雅世志の両氏の再任を提案しているのも、かかる考えによ
るものです。
これに対して、本議案によると、本定時株主総会後も引き続き監査役の地位
に留まる2名の社外監査役と合わせて、4名の監査役全員が社外監査役となっ
てしまいます。当社取締役会は、当社及びグループ会社の実務を理解し、効率
的かつ的確な監査を実施することができる社内監査役が存在することが、実効
的な監査のためには不可欠であると考えております。よって、4名の監査役全
員が社外監査役という偏った監査役会の構成を招く結果となる本議案の内容は、
その提案理由に記載された内容とは裏腹に、当社の「コーポレート・ガバナン
ス及び内部統制システムの強化」に逆行する結果を招くおそれがあると考えて
おります。
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株主提案(取締役選任議案)、株主提案(監査役選任議案)
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また、本議案によれば、その監査役候補者のうち1名は公認会計士、もう1
名は弁護士ですが、当社の現任の監査役も、うち1名は公認会計士、もう1名
は弁護士ですので、本議案の内容は、監査役会の構成としてバランスを失し、
「監査体制の強化」及び「コーポレート・ガバナンス及び内部統制システムの
強化」に資するものとは到底言えません。
このように、本議案の内容は、当社監査役会の構成についての配慮を欠くば
かりか、当社全体の利益を何ら考慮することなく、単にサーベラス・グループ
が影響を及ぼせる役員数を増加させる視点のみに基づく数合わせの提案であり、
サーベラス・グループが当社を子会社同様に支配しようとしていることを目的
としていることの証左と言えます。
したがって、この観点からも、当社取締役会は本議案に反対いたします。
3.本議案の監査役候補者に本公開買付けにおけるサーベラス・グループの代理
人が含まれていること
本議案の監査役候補者には、本公開買付けにおけるサーベラス・グループの
代理人が含まれています。したがって、当該監査役候補者は、サーベラス・グ
ループから独立しているとは到底言えず、当社の監査役として不適当な者であ
ると考えております。
したがって、この観点からも、当社取締役会は本議案に反対いたします。
第4号議案及び第5号議案についての取締役会の意見は上記のとおりですが、
当社取締役会としては、第2号議案及び第3号議案で当社が提案した役員体制に
より当社の経営を行うことが、当社の企業価値ひいては株主共同の利益の向上に
つながるものと確信しております。他方、万が一、第4号議案及び第5号議案で
サーベラス・ジャパン・インスティテューショナル・ホールディング・ビー・ヴィ
ーが提案している役員候補者が選任された場合は、当社の中長期的な企業価値が
毀損されるおそれがあることから、当社取締役会としては、第4号議案及び第5
号議案全てに反対いたします。
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株主提案(取締役選任議案)、株主提案(監査役選任議案)
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<株主提案(第6号議案から第10号議案まで)>
第6号議案及び第7号議案は株主9名、第8号議案から第10号議案は株主8名から
の提案によるものであります。
第6号議案 定款の一部変更の件(早期上場の件)
1.提案内容
定款に、以下の条文を加える。
当社取締役は、早期上場に向けて、最大限の努力をする義務を負う。 2.提案理由
西武ホールディングスの社会的信頼の回復等の見地からも、株主の利益の見地
からも、早期上場が望ましい。そもそも2008年に上場する予定であったのであり、
経営の最優先課題であるのだから、早期に実現すべきである。
(会社注)以上は株主から提出された株主提案書の提案内容及び提案理由をそのま
ま掲載したものです。
◇上記提案に対する取締役会の意見
取締役会としては、本議案に反対いたします。 当社の経営上の課題は多岐にわたっており、個別の経営課題を定款に記載するよ
うな方法はとっておりません。また、定款の意義から考えれば、そのような記載は
適当ではないと考えております。
当社取締役会は、早期における良い形での株式上場を達成することが、当社株主
の皆さまの共同の利益になると考え、引き続きこれを最優先課題として経営に取り
組んでまいります。
なお、経営課題及びそれらに対する取り組みの状況は、事業報告及びIR誌
「Business Report(ビジネスレポート)」等に取り上げ、ご報告しておりますの
で、ご理解賜りますようお願い申しあげます。
第7号議案 定款の一部変更の件(株主割当による新株発行)
1.提案内容
定款に、以下の条文を加える。
上場前に新株を発行する場合には、まず、株主に対して割り当てるものとする。
- 81 -
株主提案(早期上場)、株主提案(株主割当)、株主提案(評価書開示)、株主提案(説明会勧告)、株主提案(不動産鑑定評価書)
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2.提案理由
報道によると、当社大株主であるサーベラスが、価格が安いことを理由に上場
に反対しているとのことである。そもそも非上場株は市場がないため、その株価
の算定は不透明である。一部報道によると、一株1000円~1400円程度で評価され
ているとのことであるが、当社の持つ財産からすれば、もっとしてもおかしくな
い。
仮に1400円という値段が安すぎるのであれば、新株が発行された場合、株主は
希薄化によって損失を被ることになる。
そうであるならば、上場前の新株発行は、既存株主に対して行なうべきである。
これならば、仮にその価格が低廉であったとしても、株主は新株を引き受けるこ
とで、株式の希薄化を防ぐことが出来る。 (会社注)以上は株主から提出された株主提案書の提案内容及び提案理由をそのま
ま掲載したものです。
◇上記提案に対する取締役会の意見
取締役会としては、本議案に反対いたします。
募集株式の発行に際して、常に既存の株主の皆さまに株式の割当てを受ける権利
を付与しなければならないとすることは、資金調達の手段として重要な選択肢であ
る募集株式の発行についての機動性を奪う結果となるため、定款に記載することは
適当ではないと考えております。
なお、募集株式の払込金額が引き受ける者に特に有利な金額である場合には、会
社法上株主総会の特別決議によるご承認が必要ですので、株主割当以外の方法によ
り、募集株式の発行が行われる場合でも、既存の株主の皆さまが不当に損失を受け
ることはないと考えております。
第8号議案 定款の一部変更の件(評価書の開示)
1.提案内容
定款に、以下の条文を加える。
上場前において、当社の株式を第三者が評価したときは、その評価書を根拠と
ともに開示するものとする。
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株主提案(早期上場)、株主提案(株主割当)、株主提案(評価書開示)、株主提案(説明会勧告)、株主提案(不動産鑑定評価書)
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2.提案理由
報道によると、サーベラスが、1000円~1400円とされる評価額に反対している
とのことである。確かに、当社の財産から見てその倍してもおかしくない。この
評価は、野村證券の評価と思われるが、報道によると、有価証券をゼロ評価して
いるとのことである。仮にこれが事実であれば、価格操作といわざるを得ない。
このような評価書は、依頼者の意向により、価格操作が行われることがある。
例えば、みずほ証券がカネボウを評価した際の評価書は、負債の割合をマイナス
15%、株式の割合を115%にするなどのあり得ない操作を行い、戦後最安値277円
すら大幅に下回る162円と評価している(後に裁判所が360円と認定)。評価書を
開示することにより、このような不正を防ぐことができる。 (会社注)以上は株主から提出された株主提案書の提案内容及び提案理由をそのま
ま掲載したものです。
◇上記提案に対する取締役会の意見
取締役会としては、本議案に反対いたします。
上場を目指している会社においては、上場前の情報開示につきましては、法令等
により多くの制約を受けており、上場前において、当該会社の株式価値について意
見を述べ又は株式価値に関する情報を開示することは、早期における良い形での株
式上場を阻害するおそれがあると考えております。したがいまして、取締役会とし
ては、そのようなことを定款に記載することは適当ではないと考えております。
なお、当社では、公正なプロセスにより、早期における良い形での株式上場を目
指してまいります。
第9号議案 定款の一部変更の件(提案理由説明会開催勧告)
1.提案内容
定款に、以下の条文を加える。
取締役会は、株主提案をした株主に対して、説明会を開催してその理由を詳細
に説明するよう、勧告することができる。
2.提案理由
サーベラスは、1400円での公開買付を行った他、役員の選任などの株主提案を
し、又はしようとしている。しかし、開示された資料からは、その理由を詳細に
説明しているとは言い難い。
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株主提案(早期上場)、株主提案(株主割当)、株主提案(評価書開示)、株主提案(説明会勧告)、株主提案(不動産鑑定評価書)
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即ち、サーベラスは、価格に不満であるために役員の選任などを提案している
と思われるが、当社の株式をどのように評価すべきかなどについては、ほとんど
触れられていない。提案をするならその理由を説明すべきで、しないのであれば
役員が勧告すべきである。
(会社注)以上は株主から提出された株主提案書の提案内容及び提案理由をそのま
ま掲載したものです。
◇上記提案に対する取締役会の意見
取締役会としては、本議案に反対いたします。
株主提案権は、会社法上一定の要件を満たす株主の皆さまに認められた権利であ
り、提案をされた株主さまに対して、当社が何らかの行為をするよう勧告するよう
な制度を定款で定めることは、上記会社法の趣旨に照らして適切ではないと考えま
す。株主提案についての他の株主の皆さまに対する説明の範囲・方法については、
当該提案をした株主さまの責任と判断で行われるべき事項であり、当該提案に関連
して当社として何らかの対応が必要かどうかについては、個別の事案毎に判断すべ
き事項であると考えます。
第10号議案 定款変更の件(不動産鑑定評価書の開示)
1.提案内容
定款に、以下の条文を加える。
上場前において、路線価若しくは簿価の高い方が10億円以上の不動産を売却し、
又はそのような資産を有する子会社等の株式を譲渡しようとするときは、事前に
不動産鑑定士の鑑定評価書を取得してこれを株主に対して開示するものとする。
2.提案理由
今後サーベラスが当社の経営権を握った場合、赤坂プリンスホテル跡地などの
優良資産をサーベラス関連会社に安く譲渡する可能性がある。かかる事態を防ぐ
ために、評価書を取得してこれを開示すべきである。なお、不動産鑑定士の鑑定
評価書は、「第三者に対しても説明しうるものとするよう努める」義務がある(不
動産鑑定評価基準9章)のだから、開示が当然であり、開示しないのであれば、
不当な評価をしていると考えざるを得ない。 (会社注)以上は株主から提出された株主提案書の提案内容及び提案理由をそのま
ま掲載したものです。
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株主提案(早期上場)、株主提案(株主割当)、株主提案(評価書開示)、株主提案(説明会勧告)、株主提案(不動産鑑定評価書)
2013/05/23 19:11:41 / 12899024_株式会社西武ホールディングス_招集通知
◇上記提案に対する取締役会の意見
取締役会としては、本議案に反対いたします。
個別の経営判断のためにどのような情報を取得すべきかについては、個々の状況
に応じた取締役の合理的な判断に委ねられるべきものであります。一定の情報の収
集を義務付けることは、むしろ、機動的な経営判断を阻害する要因となるものであ
り、定款に記載することは適当ではないと考えます。
以上 - 85 -
株主提案(早期上場)、株主提案(株主割当)、株主提案(評価書開示)、株主提案(説明会勧告)、株主提案(不動産鑑定評価書)
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メ モ メモ
2013/05/23 19:11:41 / 12899024_株式会社西武ホールディングス_招集通知
株主総会会場ご案内図
会場 西武第二ビル くすのきホール(8階)
埼玉県所沢市くすのき台一丁目11番地の2
(西武線 所沢駅東口前)
本川越
池袋
所 沢 駅
西口
改札口
西武第二ビル
くすのきホール(8階)
スパ&スポーツ「エミノワ」
西武フィットネスクラブ所沢
(1階、地下1階)
埼玉
りそな銀行
東口
南口
西武鉄道ビル
西武百貨店
西武新宿
飯能
(お願い)
◎駐車場のご用意はございませんので、お車でのご来場はご遠慮くださいますよう
お願い申しあげます。
◎当日ご出席の株主さまにお配りしておりました一日乗車券は、一昨年から取りや
めとさせていただいております。何卒ご理解くださいますようお願い申しあげま
す。 地図
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