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栄養表示ハンドブック - 千葉県ホームページ
食品に栄養表示をするための… −栄養表示基準について− 栄養成分表示 1袋(75g)当たり 熱量 390kcal たんぱく質 5.3g 脂質 19.1g 炭水化物 49.1g ナトリウム 311mg 千葉県 一般表示事項(P.1∼3) 虚偽誇大表示の禁止 (健康保持増進効果を謳っている場合) ① 販売する食品に栄養成分・熱量に関する表示をしようとする場合 (例:カルシウムいっぱい、ノンシュガー、ビタミン入り 等) ②「熱量(エネルギー)、たんぱく質、脂質、炭水化物、ナトリウムの表示」 + 「表示しようとする成分」の含有量等の表示をする。 強調表示(P.4∼5) 栄養機能食品(P.6∼7) ③ 栄養成分が「多い」 「少ない」という表示を行う 場合 ②の栄養成分等の表示のほか、厚生労働大臣の定め る基準を満たす必要がある。 ④ 栄養機能食品として表示を行う場合 ②の栄養成分等の表示のほか、栄養機能食品 として定められている表示基準を満たす必要 がある。 ⑤ 高・豊富・含む・強化等補給 できる旨の表示を行う場合 ⑥ ゼロ・低・減等適切な摂取が できる旨の表示を行う場合 <絶対表示> 基準に従い一定量以上の成分を含 有していることが必要 例:高カルシウム、食物繊維含有等 <絶対表示> 基準に従い含有量が一定量以下(未 満)であることが必要 例:ノンオイル、砂糖控えめ等 <相対表示> 他の食品と比較して「強化」等を 表示する場合、基準に従い一定量 (割合)以上の成分が増加してい ることが必要 例:カルシウム強化、鉄プラス等 <相対表示> 他の食品と比較して「低」等を表示 する場合、基準に従い一定量(割合) 以上の成分が減少していることが 必要 例:減塩、カロリーオフ等 ⑦ 栄養機能食品としての 主な表示事項 ・ 栄養機能食品である旨 ・ 機能表示を行う栄養成分の名称 ・ 栄養成分の機能表示 ・ 注意喚起表示 ・ ・ 1日当たりの摂取目安量 「食生活は、主食、主菜、副菜 を基本に、食事のバランスを。」 の表示等 * 「うす塩味」 、 「甘さ控えめ」など味覚に関する表示は栄養表示基準適用対象外であるが「うす塩」、 「あ ま塩」、「あさ塩」等の表示は適用対象となる。 ∼栄養表示基準では、食品に栄養成分表示をする際のルールを定めています∼ この制度では、一般の消費者に販売する加工食品等(生鮮食品は除くが、鶏卵は含む)への表示とし て主要栄養成分及び表示している栄養成分の含有量の表示を定めています。 また、「カルシウム入り」「カロリーオフ」等の強調表示や特定の栄養成分の補給を目的とした栄養機 能食品についても規定されています。 栄養表示基準はあくまで任意表示ですが、多くの食品には栄養成分表示がなされています。 消費者の食を通じた健康づくりを推進するため、この基準に従って、分かりやすく適正な情報提供を 行いましょう! 鉄 1.5mg 強化 ビタミン C 入り カルシウムたっぷり 糖類 50%オフ 栄養成分表示 1箱(75g)当たり 熱量 390kcal たんぱく質 5.3g 脂質 19.1g 炭水化物 49.1g ナトリウム311mg 低カロリー 栄養機能食品(ビタミン C) 無脂肪 栄養表示基準は、一般の消費者に販売する加工食品等(生鮮食品は除くが、鶏卵は含む)の容器包装 や添付文書に日本語で栄養表示する場合や輸入した食品に日本語で栄養表示して販売する場合に適用さ れます。 (1)栄養表示基準が適用される栄養成分等 熱量(エネルギー)、たんぱく質、脂質、炭水化物 ミネラル(12 成分) 亜鉛、カリウム、カルシウム、クロム、セレン、鉄、銅、ナトリウム、マグネシ ウム、マンガン、ヨウ素、リン ビタミン(13 成分) ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、ビタミン A、ビタミンB1、ビタミンB2、 ビタミンB6、ビタミンB12、ビタミンC、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンK、 葉酸 *上記の表示のほか、下記の表示も栄養表示基準の対象となります。 たんぱく質 「リジン」等のアミノ酸、「ペプチド」、別名称の「プロテイン」等 脂質 別名称の「脂肪」「ファット」「オイル」、「コレステロール」「リノール酸」「DHA」等の脂肪酸等 炭水化物 「糖質」、「糖類」、「糖」、「ブドウ糖」「果糖」等の単糖類、「ショ糖」「乳糖」等の二糖類、「糖 アルコール」、「オリゴ糖」、「でんぷん」等の多糖類、「繊維」、「食物繊維」等 無機質 総称としての「ミネラル」、「Ca」(カルシウム)、「Na」(ナトリウム)、「Fe」(鉄)等 ナトリウムでは「食塩」「塩」を含む ビタミン 総称としての「ビタミン」(「ビタミンたっぷり」等の用法)、「VA」(ビタミン A。他のビタミンも 同様)、前駆体としての「βーカロテン」(ビタミン A)、「レチノール」(ビタミン A)、「チアミン」 (ビタミン B1)、「リボフラビン」(ビタミン B2)、「ピリドキシン」(ビタミン B6)、「シアノコ バラミン」(ビタミン B12)、「ニコチンアミド」(ナイアシン)、「アスコルビン酸」(ビタミン C)、 「コレカルシフェロール」 「カルシフェロール」 (ビタミン D)、 「エルゴカルシフェロール」 (ビタミン D2)、 (ビタミン D3)、「αートコフェロール」(ビタミン E)、「ビタミンK1」「ビタミンK2」(ビタミン K)等 その他 「果実繊維」、「カルシウムイオン」、「うす塩」、「あま塩」、「あさ塩」等 − 1 − (2)表示方法 容器の見やすい場所又はその食品に添付する文書に表示します。栄養成分等の含有量は、一定の値又は幅 (下限値及び上限値)で表示します。 当該食品の 100g若しくは 100ml 又は 1 食分、1 包装その他の 1 単位当たりを表示 します。 (1 食分の場合は、当該 1 食分の量 を表示します。) 一定値での表示例 ビ ス ケ ッ ト 幅での表示例 フレッシュ○○ジュース 栄養成分表示 1袋(75g)当たり 熱量、たんぱく質、脂質、炭水化物(若しく 熱量 は、糖質及び食物繊維)、ナトリウムは必須 390kcal た ん ぱ く 質 項目で、必ず表示しなくてはいけません。 栄養表示基準で定める栄養成分以外の成分 は、区別して表示します。 5 . 3 g 栄養成分表示 1箱(190g)当たり 熱量 50∼60kcal たんぱく質 0.5∼0.8g 脂質 19.1g 脂質 炭水化物 49.1g 糖質 0g 15.2g∼18.2g ナトリウム 311mg 食物繊維 カルシウム 20mg ナトリウム ポリフェノール 300mg ナト 2.8g∼4.2g 10∼20mg ウ <項目、単位、順番等について> ① 熱量、エネルギー(kcal、キロカロリー) ② たんぱく質、蛋白質、たん白質、タンパク質、たんぱく、タンパク(g、グラム) ③ 脂質(g、グラム) ④ 炭水化物若しくは糖質及び食物繊維(g、グラム) ⑤ ナトリウム、Na(mg、ミリグラム) ※1000mg以上の場合はg表示可 ⑥ その他の栄養成分 項目の①∼⑤は、栄養表示する場合の必須項目で上記の順番で必ず表示することが定められています。 栄養表示するその他の栄養成分は、ナトリウムの後に表示します。 ①∼⑤の必須項目は、含有量が「0」の場合でも、記載すべき表示項目は省略できません。 (3)「0(ゼロ)」と表示できる基準量 栄養成分の「0(ゼロ)」表示は、該当する栄養表示の量が「0(ゼロ)と表示できる基準量」未満であ れば、「0(ゼロ)」と表示できます。 「微量」や割合での表示はできません。(表1 第 5 欄参照) (4)表示量の誤差の範囲 一定値で栄養成分量を表示する場合には、定められた誤差の許容範囲内とします。幅で表示する場合は、 分析値が下限値及び上限値の範囲内に含まれていることが必要です。 (表 1 第 4 欄参照) 留意事項 ○納豆とたれのようにセットで販売され、通常一緒に食される食品の表示は、セット合計の含有量で 表示します。 ○粉末ジュースや粉末スープなどのように食べる時に水等を加えるものでも、販売される状態(水等 を加える前の状態)における可食部分で表示します。 ○表示する文字の大きさは、原則 8 ポイント以上の活字とします。※容器包装等又は包装の表示面積 2 が 150 cm 以下の場合は、5.5 ポイント以上の活字で記載することができます。(見本)8 ポイント * 含有量の表示に際しては、必ず分析を行わなければならないものではなく、結果として表示された含 有量が正確な値であれば表示基準違反にはなりません。 − 2 − 表1 表示単位・分析方法・誤差範囲・0(ゼロ)と表示できる基準 〈第1欄〉 〈第2欄〉 〈第3欄〉 〈第4欄〉 〈第5欄〉 栄養成分 表示単位 分析方法 誤差範囲 0(ゼロ)と表示 できる基準[注] たんぱく質 g又はグラム 窒素定量換算法 -20%∼+20% 0.5g 脂質 g又はグラム エ-テル抽出法、クロロホルム・メタノ-ル混液抽出法、ゲルベ -20%∼+20% 0.5g ル法、酸分解法又はレ-ゼゴットリ-ブ法 飽和脂肪酸 g又はグラム ガスクロマトグラフ法 -20%∼+20% 0.1g コレステロ-ル mg 又はミリグラム ガスクロマトグラフ法 -20%∼+20% 5mg 炭水化物 g又はグラム 当該食品の重量から、たんぱく質、脂質、灰分及び水分の量を -20%∼+20% 0.5g -20%∼+20% 0.5g 0.5g 控除して算定すること。この場合において、たんぱく質及び脂 質の量にあっては、第1欄の区分に応じ、第3欄に掲げる方法 により測定し、灰分及び水分の量にあっては、次の各号に掲げ る区分に応じ、当該各号に掲げる方法により測定すること。 1 灰分 酢酸マグネシウム添加灰化法、直接灰化法又は硫酸 添加灰化法 2 水分 カ-ルフィッシャ-法、乾燥助剤法、減圧加熱乾燥法、 常圧加熱乾燥法又はプラスチックフィルム法 糖質 g又はグラム 当該食品の重量から、たんぱく質、脂質、食物繊維、灰分及び 水分の量を控除して算定すること。この場合において、たんぱ く質、脂質及び食物繊維の量にあっては、第1欄の区分に応じ、 第3欄に掲げる方法により測定し、灰分及び水分の量にあって は、炭水化物の項の第3欄の各号に掲げる区分に応じ、当該各 号に掲げる方法により測定すること。 糖類 g又はグラム ガスクロマトグラフ法又は高速液体クロマトグラフ法 -20%∼+20% 食物繊維 g又はグラム 高速液体クロマトグラフ法又はプロスキ-法 -20%∼+20% カルシウム mg 又はミリグラム 過マンガン酸カリウム容量法、原子吸光光度法又は誘導結合プ -20%∼+50% 鉄 mg 又はミリグラム ラズマ発光分析法 オルトフェナントロリン吸光光度法、原子吸光光度法又は誘導 -20%∼+50% 結合プラズマ発光分析法 ナトリウム mg 1000mg 以 原子吸光光度法又は誘導結合プラズマ発光分析法 -20%∼+20% mg 又はミリグラム 高速液体クロマトグラフ法又はナイアシン定量用基礎培地法 -20%∼+80% パントテン酸 mg 又はミリグラム 微生物定量法 -20%∼+80% ビオチン μg 又はマイクログ 微生物定量法 -20%∼+80% ビタミン A μg 又はマイクログ 吸光光度法又は高速液体クロマトグラフ法 -20%∼+50% 5mg 上の量を記載する 場合には、g 表示可 ナイアシン ラム ラム ビタミン B1 mg 又はミリグラム 高速液体クロマトグラフ法又はチオクロ-ム法 -20%∼+80% ビタミン B2 mg 又はミリグラム 高速液体クロマトグラフ法又はルミフラビン法 -20%∼+80% ビタミン B6 mg 又はミリグラム 微生物定量法 -20%∼+80% ビタミン B12 μg 又はマイクログ 微生物定量法 -20%∼+80% 2・4-ジニトロフェニルヒドラジン法、インドフェノ-ル・キ -20%∼+80% ラム ビタミン C mg 又はミリグラム ビタミン D μg 又はマイクログ シレン法、高速液体クロマトグラフ法又は酸化還元滴定法 高速液体クロマトグラフ法 -20%∼+50% ラム ビタミン E mg 又はミリグラム 高速液体クロマトグラフ法 -20%∼+50% 葉酸 μg 又はマイクログ 微生物定量法 -20%∼+80% 修正アトウォ-タ-法 -20%∼+20% ラム 熱量 kcal 又はキロカロ 5kcal リ- [注]食品 100g 当たり(一般に飲用に供する液状の食品では、100ml 当たり)の該当する栄養成分等の量が 基準値未満の場合 − 3 − 「食物繊維たっぷり」「カルシウム入り」など、その栄養成分が補給できる旨の表示、又は「低脂肪」「砂 糖控えめ」など、適切な摂取ができる旨の表示をすることを強調表示といいます。強調表示は、次のよう に分類され、表示をする場合は、定められた基準値(表2・表3参照)を満たす必要があります。 強調表示 「高い旨の表示」「含む旨の表示」 絶対表示:単にその食品につい て、栄養成分等の量が、 「多い」 「少 ない」等という表示をいいます 「含まない旨の表示」「低い旨の表示」 相対表示:他の食品と比べて栄養 成分等の量や割合が「多い」、 「少 ない」等という表示をいいます 「強化された旨の表示」 「低減された旨の表示」 (1)絶対表示 ●栄養成分の量が多いことを強調する場合 「多い」や「含む」などを強調して表示する場合の19成分 たんぱく質、食物繊維、亜鉛、カルシウム、鉄、銅、マグネシウム、ナイアシン、 パントテン酸、ビオチン、ビタミン A、ビタミン B1、ビタミン B2、ビタミン B6、 19成分 ビタミン B12、ビタミン C、ビタミン D、ビタミン E、葉酸 「高」「多」 「豊富」「たっぷり」など、その栄養 成分を多く含んでいることを強調する場合の例 (表2 第1欄参照) 「含む」「入り」など、その栄養成分が含まれ ていることを強調する場合の例 (表2 第2欄参照) ビタミンC入りドロップ カルシウムたっぷり ビスケット [1 枚に 50mg のカルシウム] 栄養成分表示 <1 枚(20g)当たり> 熱量 100kcal たんぱく質 1.0g 脂質 5.0g 炭水化物 12.6g ナトリウム 80mg カルシウム 50mg カルシウムの場 合、100g当たり 210mg 以上含有 されていないと、 「高」 「多」 「豊富」 「たっぷり」など の表示はできま せん。 ビタミン C の場 合、100g 当たり 12mg 以 上 含 有 されていないと、 「含む」「入り」 などの表示はで きません。 栄養成分表示 <1 粒(4g)当たり> 熱量 16kcal たんぱく質 0g 脂質 0g 炭水化物 4g ナトリウム 0mg ビタミン C 0.6mg カテキン 3mg ●栄養成分の量が少ないことを強調する場合 「無」や「低」などを強調して表示する場合の 6 成分 6成分 熱量、脂質、飽和脂肪酸、コレステロール、糖類、ナトリウム 「無」 「ゼロ」 「ノン」など、その栄養成分が含ま れていないことを強調する場合の例 (表3 第1欄参照) 「低」「ひかえめ」「少」 「ライト」など、その 栄養成分が少ない旨を強調する場合の例 (表3 第2欄参照) 無脂肪ヨーグルト飲料 脂質の場合、 100ml 当 た り 0.5g 未満でなけ れば、 「無」 「ゼロ」 「ノン」などの表 示はできません。 低カロリーイチゴジャム 栄養成分表示 <200ml 当たり> 熱量 84kcal たんぱく質 8.0g 脂質 0.2g 炭水化物 12.6g ナトリウム 110mg − 4 − 栄養成分表示 <スプーン 1 杯(約 20g)当たり> 熱量の場合、 100g 当 た り 40kcal 以下でな ければ、 「低」 「少」 「ライト」などの 表示はできませ ん。 熱量 たんぱく質 脂質 炭水化物 ナトリウム ビタミン C 6kcal 0g 0g 1.5g 13mg 5mg (2)相対表示 ●強化された旨の表示をする場合 ●低減された旨の表示をする場合 栄養成分が多いことを強調する 19 成分につ いて、他の食品と比べて栄養成分の量や割合 が「多い」ことを表示する場合 「強化」「増」「アップ」「プラス」など、その栄養成 分が強化されている場合の例(表2 第2欄参照) 栄養成分が少ないことを強調する6成分につい て、他の食品と比べて栄養成分の量や割合が「少 ない」ことを表示する場合 「減」「オフ」「カット」など、その栄養成分が 低減されている場合の例(表3 第2欄参照) 鉄1.50mg 強化 糖類50%オフ [当社従来品フルーツゼリー [当社従来品ブレンドコーヒー (鉄 0.30mg)比] (糖類 13.6g)比] 栄養成分表示 <100g 当たり> 比較対象である従来 品と比較して鉄の増 加量が、100g当た り 1.13mg 以上でな ければ、「強化」「増」 「アップ」「プラス」 などの表示はできま せん。 熱量 たんぱく質 脂質 炭水化物 ナトリウム 鉄 栄養成分表示<200ml 当たり> 145kcal 4.5g 4.5g 21.6g 360mg 1.80mg 比較対象である従 来品と比較して糖 類の低減量が、 100ml 当 た り 2.5g 以上でなけれ ば、 「減「オフ」 「カ ット」などの表示は できません。 熱量 たんぱく質 脂質 炭水化物 ナトリウム 糖類 44kcal 1.0g 0.5g 8.8g 12mg 6.8g 表2 補給ができる旨の表示について守るべき基準値一覧表 表2 補給ができる旨の表示について守るべき基準値一覧表 <第1欄> 高い旨の表示をする場合は、次のいずれかの基準 値以上であること[高、多、豊富、リッチ] 栄養成分 食品100g当たり ( )内 は、一般に飲用に供する液状で の食品100ml当たりの場合 たんぱく質 15g (7.5g) 食物繊維 6g (3g) 亜鉛 2.10mg (1.05mg) カルシウム(Ca) 210mg (105mg) 鉄(Fe) 2.25mg (1.13mg) 銅(Cu) 0.18mg (0.09mg) マグネシウム(Mg) 75mg (38mg) ナイアシン 3.3mg (1.7mg) パントテン酸 1.65mg (0.83mg) ビオチン 14μg (6.8μg) ビタミンA 135μg (68μg) 0.30mg (0.15mg) ビタミンB1 0.33mg (0.17mg) ビタミンB2 ビタミンB6 0.30mg (0.15mg) 0.60μg (0.30μg) ビタミンB12 ビタミンC 24mg (12mg) ビタミンD 1.50μg (0.75μg) ビタミンE 2.4mg (1.2mg) 葉酸 60μg (30μg) <第2欄> 含む旨又は強化された旨の表示をする場合は、次のいずれかの基準 値以上であること[源,供給,含有.入り,使用,添加]∼より強化された旨 の表示をする場合は、次のいずれかの基準値以上強化されていること 食品100g当たり ( )内 100kcal当たり は、一般に飲用に供する液状での 100kcal当たり 食品100ml当たりの場合 7.5g 7.5g (3.8g) 3.8g 3g 3g (1.5g) 1.5g 0.70mg 1.05mg (0.53mg) 0.35mg 70mg 105mg (53mg) 35mg 0.75mg 1.13mg (0.56mg) 0.38mg 0.06mg 0.09mg (0.05mg) 0.03mg 25mg 38mg (19mg) 13mg 1.1mg 1.7mg (0.8mg) 0.6mg 0.55mg 0.83mg (0.41mg) 0.28mg 4.5μg 6.8μg (3.4μg) 2.3μg 45μg 68μg (34μg) 23μg 0.10mg 0.15mg (0.08mg) 0.05mg 0.11mg 0.17mg (0.08mg) 0.06mg 0.10mg 0.15mg (0.08mg) 0.05mg 0.20μg 0.30μg (0.15μg) 0.10μg 8mg 12mg (6mg) 4mg 0.50μg 0.75μg (0.38μg) 0.25μg 0.8mg 1.2mg (0.6mg) 0.4mg 20μg 30μg (15μg) 10μg 表 3 適切な摂取ができる旨の表示について守るべき基準値一覧表 表3 適切な摂取ができる旨の表示について守るべき基準値一覧表 <第1欄> 栄養成分 <第2欄> 含まない旨の表示をする場合は、次のいずれかの基準値に 満たないこと[無、ゼロ、ノン、レス] 低い旨の表示をする場合は、次のいずれかの基準値以下であること [低,ひかえめ,少,ライト,ダイエット,オフ]∼より低減された旨の表示 をする場合は、次のいずれかの基準値以上減少していること 食品100g当たり ( )内は、一般に飲用に供する液状で 食品100g当たり ( )内は、一般に飲用に供する液状での食品10 の食品100ml当たりの場合 0ml当たりの場合 熱量 脂質 飽和脂肪酸 コレステロール 5kcal (5kcal) 0.5g (0.5g) 0.1g (0.1g) 5mg (5mg) かつ飽和脂肪酸の含有量 <*> 1.5g (0.75g) かつ飽和脂肪酸のエネルギー量が10% 40kcal (20kcal) 3g (1.5g) 1.5g (0.75g) 20mg (10mg) かつ飽和脂肪酸の含有量 <*> 1.5g (0.75g) <*> <*>1食分の量を15g以下と表示するものであって当該食品 中の脂肪酸の量のうち飽和脂肪酸の含有割合が15%以下で 構成されているものを除く。 かつ飽和脂肪酸のエネルギー量が10% <*> <*>1食分の量を15g以下と表示するものであって当該食品中の脂肪酸 の量のうち飽和脂肪酸の含有割合が15%以下で構成されているものを除 く。 0.5g (0.5g) 5g (2.5g) 糖類 5mg (5mg) 120mg (120mg) ナトリウム [注]ドレッシングタイプ調味料(いわゆるノンオイルドレッシング)について、脂質の含まない旨の表示については「0.5g」を当分の間「3.0 g」とする。 − 5 − 栄養機能食品とは、特定の栄養成分(ミネラル 5 成分、ビタミン 12 成分)について、その栄養素の機 能の表示をして販売される食品です。 (1)表示を行うには? 1 日当たりの摂取目安量に含まれる栄養成分量が、国が定めた上・下限値の範囲内(表4参照)にあ る場合、その栄養成分の機能の表示ができます。 その際、下記の必要表示事項及び定められた栄養機能・注意喚起の表示(表4参照)が必要となりま す。 (2)表示対象となる栄養成分は? <規格基準が定められている栄養成分> ミネラル( 5 成分) カルシウム、亜鉛、銅、マグネシウム、鉄 ビタミン(12成分) ナイアシン、パンテトン酸、ビオチン、ビタミンA、ビタミンB1 ビタミンB2 、ビタミンB6、ビタミンB12、ビタミンC、 ビタミンD、ビタミンE、葉酸 (3)必要表示事項は? 下記《表示例》の必須表示事項(★印)のほか、栄養表示基準に従った表示が必要となります。 1日当たりの摂取目安 量が2粒であり、2粒 のビタミンC含有量が 下限・上限値(表4参照) を満たしているので、 ビタミンCについての 機能が表示できます。 ※2つ以上の栄養成分の 機能表示事項が同一の場 合、また、1つの栄養成分 に2つの機能表示がある 場合、まとめて記載するこ とが認められています。 表示する栄養成分によ って、注意喚起事項は 異なります。(表4参照) ※注意事項が同一の場合 には、まとめて記載するこ とが認められています。 注意を必要とするもの はその注意事項を記載 します。 ≪ 表 示 例 ≫ ★ 栄養機能食品(ビタミンC) ★ ビタミンCは、皮膚や粘膜の健康維持を助けるととも に、抗酸化作用を持つ栄養素です。 商品名:○○○○○ ★ 栄養成分表示(2粒(1g)当たり) エネルギー2kcal たんぱく質 0.2g 脂質 0g 炭水化物 0.3g ナトリウム 0.1mg ビタミンC 50mg ★ 1 日当たりの摂取目安量:1 日当たり2粒を目安にお 召し上がりください。 ★ 摂取の方法及び摂取する上での注意事項:かまずに水 などでお飲みください。 本品は、多量摂取により疾病が治癒したり、より健康 が増進するものではありません。1 日の摂取目安量を 守ってください。 ★ 1 日当たりの摂取目安量に含まれる当該栄養成分量の 栄養素等表示基準値に占める割合:ビタミンC63% ★「食生活は、主食、主菜、副菜を基本に、食事のバラン スを。」 ★ 本品は、特定保健用食品と異なり、厚生労働大臣によ る個別審査を受けたものではありません。 ※ 調理又は保存の方法:保存は高温多湿を避け、開封後 キャップをしっかり閉めて、早めにお召し上がりくだ さい。 (4)表示禁止事項は? ① 栄養機能表示が認められていない成分の機能表示、「○○機能 食品」「機能○○食品」といった紛らわしい名称の表示 ② 疾病名の表示、その他医薬品と誤認されるおそれのある表示、 特定の保健の目的が期待できる旨の表示 − 6 − カッコ書きで栄養成 分の名称が記載され ていなければなりま せん。 栄養成分表示は、枠 で囲って表示しても 構いません。 但し、表示する栄養 成分の順序は栄養表 示基準に定められた とおりです。 栄養素等表示基準値 (表5参照)を用いて 算出します。 バランスの取れた食 生活の普及を図る文 言として、前面表示 しなければいけませ ん。 表4 表4 栄養機能食品として表示できる栄養成分、下限値、上限値、機能及び注意事項 栄養機能食品として表示できる栄養成分、下限値、上限値、機能及び注意事項 栄養成分 一日当たりの摂取目安量 に含まれる栄養成分量 下限値 亜鉛 栄養機能表示 注意喚起表示 上限値 本品は、多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増 進するものではありません。亜鉛の摂りすぎは、銅の吸収 を阻害するおそれがありますので、過剰摂取にならないよ う注意してください。1日の摂取目安量を守ってくださ い。乳幼児・小児は本品の摂取を避けてください。 亜鉛は、味覚を正常に保つのに必要な栄養素です。 亜鉛は、皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素です。 亜鉛は、たんぱく質・核酸の代謝に関与して、健康の 維持に役立つ栄養素です。 2.10mg 15mg カルシウム 210mg 600mg 鉄 2.25mg 10mg 銅 0.18mg マグネシウム 鉄は、赤血球を作るのに必要な栄養素です。 本品は、多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増 進するものではありません。1日の摂取目安量を守ってく ださい。 6mg 銅は、赤血球の形成を助ける栄養素です。 銅は、多くの体内酵素の正常な働きと骨の形成を助け る栄養素です。 本品は、多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増 進するものではありません。1日の摂取目安量を守ってく ださい。乳幼児・小児は本品の摂取を避けてください。 75mg 300mg マグネシウムは、骨や歯の形成に必要な栄養素です。 マグネシウムは、多くの体内酵素の正常な働きとエネ ルギー産生を助けるとともに、血液循環を正常に保つ のに必要な栄養素です。 本品は、多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増 進するものではありません。多量に摂取すると軟便(下 痢)になることがあります。1日の摂取目安量を守ってく ださい。乳幼児・小児は本品の摂取を避けてください。 ナイアシン〔注1〕 3.3mg 60mg ナイアシンは、皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素 です。 パントテン酸 1.65mg 30mg パントテン酸は、皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養 素です。 ビオチン 14μg 500μg ビオチンは、皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素で す。 カルシウムは、骨や歯の形成に必要な栄養素です。 ビタミンA〔注2〕 ビタミンAは、夜間の視力の維持を助ける栄養素で す。 ビタミンAは、皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素 (450IU) (2,000IU) です。 β‐カロテン (ビタミンAの 前駆体) 1,620μg 135μg 本品は、多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増 進するものではありません。1日の摂取目安量を守ってく ださい。 本品は、多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増 進するものではありません。1日の摂取目安量を守ってく ださい。 妊娠3ヶ月以内又は妊娠を希望する女性は過剰摂取になら ないよう注意してください。 600μg β‐カロテンは、夜間の視力の維持を助ける栄養素で す。 7,200μg β‐カロテンは、皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養 素です。 ビタミンB1 0.30mg 25mg ビタミンB1は、炭水化物からのエネルギー産生と皮膚 や粘膜の健康維持を助ける栄養素です。 ビタミンB2 0.33mg 12mg ビタミンB2は、皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素 です。 ビタミンB6 0.30mg 10mg ビタミンB12 0.60μg 60μg ビタミンC 24mg ビタミンD ビタミンE 〔注3〕 葉酸 1.50μg (60IU) 2.4mg 60μg ビタミンB6は、たんぱく質からのエネルギー産生と皮 本品は、多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増 進するものではありません。1日の摂取目安量を守ってく 膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素です。 ださい。 ビタミンB12は、赤血球の形成を助ける栄養素です。 ビタミンCは、皮膚や粘膜の健康維持を助けるととも 1,000mg に、抗酸化作用を持つ栄養素です。 5.0μg ビタミンDは、腸管でのカルシウムの吸収を促進し、 (200IU) 骨の形成を助ける栄養素です。 150mg ビタミンEは、抗酸化作用により、体内の脂質を酸化か ら守り、細胞の健康維持を助ける栄養素です。 200μg 葉酸は、赤血球の形成を助ける栄養素です。 葉酸は、胎児の正常な発育に寄与する栄養素です。 本品は、多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増 進するものではありません。1日の摂取目安量を守ってく ださい。 本品は、胎児の正常な発育に寄与する栄養素ですが、多量 摂取により胎児の発育が良くなるものではありません。 〔注1〕ナイアシン当量として。 〔注2〕レチノール当量として。また、ビタミンAの前駆体であるβ‐カロテンについては、ビタミンAと同様の栄養機能表示を認める。この場合、「妊娠3ヶ月 以内又は妊娠を希望する女性は過剰摂取にならないように注意してください。」旨の注意喚起表示は、不要とする。 β‐カロテン×1/12=ビタミンA 〔注3〕α‐トコフェロールとして。 表5 栄養素等表示基準値 この栄養素等表示基準値は、 「 『日本人の食事摂取基準(2005 年版)の策定に伴う食品衛生法施行規則の一部改正等について(平成17 年7月1日付食安発第 0701006 号厚生労働省医薬食品局食品安全部長通知)』の第1に定められています。 栄養素等 栄養素等 栄養素等 栄養成分 単位 栄養成分 単位 栄養成分 単位 表示基準値 表示基準値 表示基準値 エネルギー kcal 2,100 たんぱく質 g 75 脂質 g 55 炭水化物 g 320 mg 3,500 カルシウム mg 700 クロム μg 30 鉄 mg 7.5 モリブデン μg 17 リン mg 1,000 ビタミンA μg 450 ビオチン ナトリウム 銅 mg 0.6 ビタミンK μg 70 ヨウ素 μg 90 ビタミンB1 mg 1.0 1.1 マンガン mg 3.5 ビタミンB2 mg セレン μg 23 ナイアシン mg 11 亜鉛 mg 7.0 ビタミンB6 mg 1.0 葉酸 μg 200 ビタミンB12 μg 2.0 μg 45 パントテン酸 mg 5.5 ビタミンC mg 80 マグネシウム mg 250 ビタミンD μg 5.0 カリウム mg 1,800 ビタミンE mg 8 − 7 − 関係機関のホームページの御案内 ◆厚生労働省 http://www.mhlw.go.jp 行政分野ごとの情報 食品 ⇒ 分野別施策 健康食品 ◆(独)国立健康・栄養研究所 ⇒ 健康や栄養に関する表示の制度について http://www.nih.go.jp/eiken TOPICS 「健康食品」の安全性・有効性情報 お問い合わせ先 ☆ 管轄の健康福祉センター(保健所)まで、お気軽に御相談ください。 習志野健康福祉センター(習志野保健所) 山武健康福祉センター(山武保健所) 047-475-5151 市川健康福祉センター(市川保健所) 047-377-1101 松戸健康福祉センター(松戸保健所) 047-361-2121 野田健康福祉センター(野田保健所) 04-7124-8155 印旛健康福祉センター(印旛保健所) 043-483-1133 香取健康福祉センター(香取保健所) 0478-52-9161 海匝健康福祉センター(海匝保健所) 0479-22-0206 0475-54-0611 長生健康福祉センター(長生保健所) 0475-22-5167 夷隅健康福祉センター(夷隅保健所) 0470-73-0145 安房健康福祉センター(安房保健所) 0470-22-4511 君津健康福祉センター(君津保健所) 0438-22-3744 市原健康福祉センター(市原保健所) 0436-21-6391 鴨川地域保健センター 04-7092-4511 千葉市保健所 043-238-9924 船橋市保健所 047-431-4191 柏市保健所 04-7167-1256 八日市場地域保健センター 0479-72-1281 「健康食品と表示」に関する千葉県ホームページ http://www.pref.chiba.jp/syozoku/c_kenzou/10kenkou/5eiyou/kenkousyokuhin.html 発行 平成 20 年 4 月 千葉県健康福祉部健康づくり支援課 千葉県千葉市中央区市場町 1-1 043-223-2667