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環境・エネルギー 〔PDF形式: 1080KB〕
② 環境・エネルギー 〔環境・資源・エネルギー大国九州の実現〕 7 グリーン九州プロジェクトの推進 〔次世代環境・エネルギー産業の振興〕 8 九州ソーラークラスターの推進~ソーラーアイランド九州~ 9 水素エネルギーの技術開発、利用社会形成 10 未利用バイオマス資源の事業化推進 11 クリーン・コール・テクノロジー(CCT)実証・人材育成の推進 〔国際環境ビジネス創出拠点の形成〕 12 環黄海環境経済圏の形成 13 環境関連産業におけるアジア向けビジネスモデルの構築 〔低炭素社会の形成〕 14 スマートコミュニティーの推進 15 国内クレジット制度の活用促進 16 九州省エネルギー推進プログラムによる対策強化 25 【Action 7】グリーン九州プロジェクトの推進 2008年度から取り組んでいる「クール九州プロジェクト」を強化し、世界的な環境モデル拠点「グリーン九 州」の形成を促進する。 <具体的取組・スケジュール> (推進組織:九州経済産業局、関係機関) (1)グリーン・イノベーション拠点の形成 ①太陽光発電等の再生可能エネルギーの重点的な開発や導入の推進 ②水素エネルギーの技術開発や利用社会の形成 ③クリーン・コール・テクノロジー(CCT)の実証・人材育成の推進 ④環境・リサイクル産業の育成強化と先導的事業の推進 (2)持続可能なグリーン社会の形成 ①スマートコミュニティー社会の形成促進 ②国内クレジット制度の活用促進 ③省エネルギーの総合的推進 (3)環境ソリューション拠点の形成 ①環黄海環境経済圏の形成 ②環境関連産業のアジアビジネスモデル構築 (4)グリーンな取組と普及啓発の推進 ①環境・エネルギー対策に関する取組促進(行政や推進団体のアクション) ②環境・エネルギー問題に対する理解促進(国民や教育機関向けの普及) スマートコミュニティ・イメージ図 グリーン九州プロジェクト ・低炭素・循環型社会の 形成促進 ・地球温暖化問題への 対応 等 「グリーン九州」の形成 エネルギー・環境課題 への実践的な取組強化 (2011~2013) エネルギー・環境分野 の取組において 全国を先導する地域へ ・持続可能な環境保全社会 ・新たな経済の成長モデ ル 26 【Action 8】九州ソーラークラスターの推進~ソーラーアイランド九州~ 九州に立地する太陽電池関連産業の裾野拡大とともに、住宅用・事業用の市場の拡大と多様化を図り、 「ソーラーアイランド九州」(①ソーラーパネル生産 ②普及 ③メガソーラーの先導地域)の実現を目指す。 (推進組織:九州ソーラーネットワーク会議(仮称)) <具体的取組・スケジュール> (1)九州ソーラーネットワーク会議(仮称)を創設するため、2010年度「準備会」を設置。実証事業の掘り起こし等を行い、 実施につなげる。 (2)太陽光導入に関心の高い各地域へ情報提供や協力支援。 →九州の新たな事業用導入支援モデルの策定(例:農林水産業への展開等) →PV九州(展示会)や薄膜太陽電池普及セミナーなどによる普及・啓発事業 先進事例 →管内自治体の支援策情報の共有と九州一体となった情報発信など 九州ソーラーネットワーク会議(仮称) 大学等研究機関 太陽電池・ モジュールメーカー 地方自治体 発電システム 販売・施工業者 金融機関 支援機関 課題別研究会 実証事業 実 施 九州モデル創造・展開 リサイクルへの取組開始 ■太陽光発電関連産業の裾野拡大 情報発信 管内自治体の支援 策情報の共有・発信 普及・啓発 展示会・セミナー開催 業界団体等 ソーラーアイランド九州の実現 電力会社 金融機関との連携 関連企業への支援 ■市場拡大と多様化 ・ソーラーパネル生産 ・住宅用 普及 ・事業用(メガソーラー等) 普及 ・新たな事業用導入モデル (例)農林水産業への展開等 2010年9月「準備会」設立 2010年~ 「九州ソーラーネットワーク会議(仮称)」設立 ・実証事業による九州モデル策定と他地域展開、展示会「PV九州」の開催 ・事業者向け勉強会開催(産総研九州センターの太陽電池信頼性評価拠点との連携) ◆ 太陽電池モジュールの信頼性評価拠点 ・産総研九州センター :高信頼性太陽電池モジュール開発 :太陽電池モジュール長期信頼性評価 ◆ みやざきソーラーフロンティア構想 ・ソーラーフロンティア(株) :生産規模世界トップクラス ・宮崎大学 : 人材育成プログラム ◆ くまもとソーラープロジェクト ・熊本大学 :薄膜太陽電池の実証事業 ◆最先端有機光エレクトロニクス研究センター (OPERA) ・九州大学:大型有機薄膜太陽電池の開発 フィルム型太陽電池(壁面取付):熊本大学 27 【Action 9】水素エネルギーの技術開発、利用社会形成 水素エネルギーの技術開発・実証・人材育成・インフラの世界トップ拠点、産業育成支援、他地域への展 開を目指す。 (推進組織:福岡水素エネルギー戦略会議、九州経済産業局) <具体的取組・スケジュール> (1)福岡水素エネルギー戦略会議は、産総研、九州大学による世界最先端の研究開発とその実用化への取組成果 を基盤とした人材育成、関連産業の育成・集積及び水素タウン、水素ハイウェイ等の社会実証など福岡水素戦 略を展開。 (2)九州経産局は、福岡水素エネルギー戦略会議とともに、新産業の育成・集積を目指す中核組織「水素エネル ギー製品研究試験センター」の拠点機能を強化し、CCT事業との連携を推進。 (3)佐賀県(鳥栖市、玄海町)等、管内他地域への水素利用の普及を推進( 2010年度実証事業の実施地点)。 先進事例 「定置用燃料電池大規模実証事業」活用 福岡水素タウン(糸島市) 「水素・燃料電池実証プロジェクト」活用 2010年~◆福岡水素エネルギー戦略会議の支援 ◆技術展・セミナー・世界フォーラム ◆水素エネルギー製品研究試験センターの利用促進 ◆佐賀県「水素社会利用システム構築実証事業」の開始 北九州水素ステーション(北九州市八幡東区) 28 【Action10】未利用バイオマス資源の事業化推進 農林畜産業や食品加工業が集積し、バイオマス関連事業が活発な九州のポテンシャルを活かした、未利 用バイオマス資源のエネルギー及びマテリアル利活用の事業化先進地域を目指す。 (推進組織:九州地域バイオマス関係機関連絡会議、九州地域環境・リサイクル産業交流プラザ(KーRIP) ) <具体的取組・スケジュール> (1)バイオマス利活用の関連予算を有する「九州地域バイオマス関係機関連絡会議」(※1)の構成機関と、バイオマス 利活用技術を持つ企業群を有するK-RIP(※2)との連携強化による事業化を支援。 →バイオマス事業化の成功事例や技術開発事例などを普及するため、「バイオマス・ニッポンin九州」(展示会・ セミナー)の開催。 →収益性を高めるようなビジネスモデルの検討。 ※1:「バイオマス・ニッポン総合戦略」(2002年12月に閣議決定)の趣旨を踏まえ、2003年12月に九州農政局と九州経済産業局が中心と なり、九州管内関係省庁の出先機関や管内自治体等により設置した会議。(加盟団体数:23団体) ※2: 九州の環境・リサイクル産業の育成・振興のために、特に地場中小企業の環境ビジネスを支援することを目的とした産学官ネット ワーク組織。(加盟団体数:456団体) 先進事例 2010年度 ・連絡会議及びK-RIPの内部調整 2011年度 ・両機関での連携事業の実施 2012年度~ ・K-RIPのスキームを活用した事業化支援 等 バイオマス(焼酎粕や芋くずなど) 由来のメタンガスを燃料とした 焼酎粕飼料化プラント 29 【Action11】クリーン・コール・テクノロジー(CCT)実証・人材育成の推進 エネルギー安定供給及び地球環境問題への対応のため、CCTに関して大きなポテンシャルを有する九州に おいて、CCT実証事業の推進を図るとともに、国内外の人材育成ニーズに対応し、アジア等向けビジネスに ついて検討する。 (推進組織:九州低炭素システム研究会、九州大学炭素資源国際教育研究センター) <具体的取組・スケジュール> (1)「九州低炭素システム研究会」(座長:持田 九州大学特任教授)の産学官のプラットホームとしての機能強化を図り、 多様なCCT関連実証事業等を支援するとともに、アジア等向けビジネスについて検討。 (2)九州大学(炭素資源国際教育研究センター)及び企業等による国内外の人材育成ニーズへの対応。 (3)関連の実証事業プロジェクト(水素戦略)間の連携。 <参考;主な実証プロジェクト等> ・石炭ガス化・CO2分離回収実証プラント(「EAGLE」、電源開発㈱若松研究所)、石炭熱分解実証プラント(「ECOPRO」、新日鉄エンジニアリング ㈱)、豪州褐炭の有効利用実証プロジェクト(九州大学、九州電力㈱、豪州ビクトリア州、同モナッシュ大学等)等 【産学官プラットホーム】 【実証事業等】 [座長:九大持田特任教授] 水 素 戦 略 ( 福 岡 県 ) 《連携》 ・九州経産局 ・九州大学 ・福岡県 ・北九州市 ・電源開発㈱若松研究所 ・九州電力㈱総合研究所 ・新日鉄エンジニアリング㈱ ・新日本製鐵㈱八幡製鉄所 ・三菱重工業㈱ ・㈱東芝電力システム社 ・(財)石炭エネルギーセンター ・NEDO ・アジア低炭素化センター 等 先進事例 《拠点化》 九州低炭素システム研究会 <九州域内立地> ・「EAGLE」「ECOPRO」等 の実証プラント <九州を基点とした域外へ の展開の動き> ・「ECOPRO」の大型実証 プラント化(豪州) ・九大と豪州との褐炭利用 に係る国際共同研究プロ ジェクト 等 【人材育成等】 《支援》 ・炭素資源国際教育研究 センター(九大) ・G-COEプログラム(九大) ・炭素資源コンソーシアム(九大) 【主要プロジェクトの今後の展開スケジュール】 ○褐炭高効率利用基盤研究[豪州] 実施機関:九州電力㈱、九州大学 研究期間:2010年~2014年 ○高効率熱分解石炭ガス化国際共同実証事業(ECOPRO)[豪州] 実施機関:新日鉄エンジニアリング㈱ ○高効率褐炭乾燥システム研究[豪州] 実施機関:三菱重工業㈱ 研究期間:2010年~2013年 ○炭素資源コンソーシアム人材育成事業 実施機関:九州大学 期間 2010年~ 電源開発(株)若松研究所 海 外 (ア ジ ア ・豪 州 等 ) 多目的石炭ガス製造技術(EAGLE) パイロット試験プラント[北九州市若松区] 試験期間:2010年~2015年 30 【Action12】環黄海環境経済圏の形成 環黄海地域における環境分野の経済、技術、人的交流を活性化させるため、官民一体となったアジア環境ビジネス支 援モデルの構築により、九州企業のビジネス展開を促進し、環黄海環境経済圏の形成を目指す。 (推進組織: 九州経済産業局、九州地域環境・リサイクル産業交流プラザ(KーRIP)等) <具体的取組・スケジュール> (1)K-RIP、福岡県、アジア低炭素化センター、九州大学等との連携を密にし、東アジア経済交流推進機構(10都市 会議)等のチャンネルを活用した相手国とのパイプの強化。 (2)九州企業のアジアでのビジネス展開を支援するため、中国地方政府(大連市、山東省)とのMOUを締結。 問題案件についてはフォローし、事業環境整備を行った上で、現地企業との商談会を積極的に実施。 ・他地域環境 クラスター ・自治体 ・ジェトロ ・経済団体 ・支援機関 ・協力企業 etc 九州経済産業局等 連携 協議 山東省政府・青島市政府 K-R I P ・ 山東省 環境リサイクル分野の相互交流の推進に関する覚書 官民一体 K-RIP アジア低炭素化センター 協議 現地の関係機関 MOU締結などビジネス連携促進のための枠組み 商談ミッション派遣・受入 日中企業のMOU等 個別案件等の問題解決 支援 2010年11月中国環境ビジネスセミナー 2011年 1月中国遼寧省環境ビジネスミッション(商談会、交流会議、セミナー) 3月中国山東省環境ビジネスミッション(商談会、セミナー) 日 時 場 所 山東省側 K-RIP 側 : 2010年7月3日 : 青島国際会展中心 : 山東省副省長 李 兆前 : K-RIP副会長 鶴田 暁 (環境テクノス(株)代表取締役) 31 【Action13】環境関連産業におけるアジア向けビジネスモデルの構築 欧米との競争が厳しいアジア市場における、九州企業のアジア向けの環境関連ビジネスモデルを構築する。 ・国内外の様々な環境関連ニーズに対応する企業連合の構築、アジア地域の環境問題に対応するアジア 向けビジネスモデル(システム&ソリューション)を検討する。 ・また、海外展開を視野に全国環境クラスター間で多様な自治体間、企業間連携を促進する。 ・さらに、K-RIPへの新エネルギー、省エネルギー関連企業等の参加を促進し、エネルギーや水ビジネ ス等のアジア市場のニーズに対応する。 (推進組織: 九州地域環境・リサイクル産業交流プラザ(KーRIP)、九州経済産業局、 全国環境クラスター会議(経済産業省、九州経済産業局) ) <具体的取組・スケジュール> (1)ソリューション企業連合の構築 九州経産局において、「水質」、「大気」、「資源リサイクル」の分野をベースとして、企業連合(協同組合等)の構築 モデルを検討。 九州連合による中国進出事例 「大気」 グループ 「水質」 グループ (大連清本再生水有限公司) アジア地域 (環境ニーズ) ・大気 ・水質 ・資源リサイ クル 課題解決 2011年 1月 中国大連市現地調査 2011年 3月 中国青島市現地調査 ・ソリューション型の企業連合 ・アジア向けビジネスモデル構築 旭化成(株)のMF膜 「資源リサイクル」 グループ 旭有機材(株)のバルブ (株)正興電機製作所の電子制御 盤技術 32 (2)環境クラスターの相互連携による海外展開 全国各地の環境クラスターとの連携等を継続的に実施し、自治体間、企業間連携を推進するとともに、中国大連市 等に向けたビジネスミッションの派遣を実施。 アジア地域 環境ニーズ情報 (環境ニーズ) ・大気 ・水質 ・資源リサイ クル 日本 K-RIP 最適コンソーシアムを組成して対応 域内地域拠点 大学等 クラスター間の プラットフォーム 地方経済産 業局 他地域環境 クラスター 地方自治体 ・2011年 1月 中国遼寧省環境ビジネスミッション ・2011年 3月 中国山東省環境ビジネスミッション ・2011年10月 全国環境クラスター会議 (3)新エネルギー・省エネルギー分野や水ビジネスへの展開 K-RIPを中心に、新エネ・省エネへの新展開や北九州市の海外水ビジネス推進協議会との連携を進め、アジ ア市場の取込を図る。 新エネルギー企業群 アジア地域 (市場拡大) ・新エネ・省エ ネルギー ・水ビジネス 新たなニーズ対応 2011年 7月 エネルギー研究会の立上げ 2011年度 海外水ビジネス推進協議会との連携 海外水ビジネス推進協議会 K-RIP 省エネルギー企業群 33 【Action14】スマートコミュニティの推進 自治体、企業等によるスマートコミュニティ連絡会を設置し、各種情報の収集や提供により、九州における スマートコミュニティを広域的に推進する。 (推進組織:九州スマートコミュニティ連絡会(仮称)) <具体的取組・スケジュール> (1)スマートコミュニティに関心のある自治体や企業等で構成する「九州スマートコミュニティ連絡会」を設置。情報共有、 先行事例の調査、普及促進の方策等について検討。 (2)北九州スマートコミュニティ実証事業を支援するとともに他地区展開を推進。 情報収集・提供 九州スマートコミュニ ティ連絡会(仮称) 構成メンバー:国地方支分 部局、自治体、企業等 支援 ・地域構想の実現 ・企業の技術実証 予算・必要な支援策、 規制緩和を本省要求 スマートコミュニ ティに取り組む 自治体 先進事例 北九州スマートコミュニティ構想 北九州市(東田)、 福岡市(アイランド シティ)、 長崎県五島市、 熊本県水俣市 等 関連企業 2011年度 九州スマートコミュニティ連絡会(仮称)設置 2011年度 予算を活用した支援等 34 【Action15】国内クレジット制度の活用促進 国内クレジット制度の普及・啓発に取り組むとともに、 CO2排出削減事業案件を発掘し、中小企業等の省エ ネを推進する。 (推進組織:九州地域「国内クレジット制度ネットワーク連絡会議」 (九州電力(株)、ふくおかフィナンシャルグループ等)) <具体的取組・スケジュール> (1)排出権取引制度、環境税等に関する議論等を踏まえつつ、先行する取組を行っている福岡県、長崎県、大分県との 連携を深め、九州地域「国内クレジット制度ネットワーク連絡会議」(2009年度~)を強化し、本制度の普及(説明会等) 及び排出削減事業の案件を発掘。 (2)他地域におけるベストプラクティスを発掘するとともに、中小企業等の排出削減事業案件を束ねて、大企業等に売却 する仕組みを検討。 <九州地域「国内クレジット制度ネットワーク連絡会議」> 情報収集・連携 ソフト支援事業者 情報収集・連携 活用事例((有)メルヘンローズ(大分県)) バラ農園におけるヒートポンプの導入 地方自治体、電力・ ガス、金融機関、他 情報収集・連携 ハウスのA重油焚き暖房機をヒートポンプに転換 <排出削減事業者> (有)メルヘンローズ (大分県) 九州経済産業局 案件発掘、ソフト支援 事業、地方自治体の 独自事業支援等 各県主要都市等で の説明会の開催 <スケジュール> ・2010年4月~2012年度: 「国内クレジット制度」説明会開催 ・2010年7月:「国内クレジット制度ネットワーク連絡会議」開催 ・2011年7月頃: 「国内クレジットネットワーク制度連絡会議」(※)開催 ※①省エネ施策との連携等による検討 ②同連絡会議の拡充・強化 ・2011年度~2012年度:排出権取引制度等に関する議論等及び他地域の 情報収集等により、中小企業等の排出削減事業 案件を束ね、大企業等に売却する仕組みを検討 A重油加温設備 ヒートポンプ 約 577 t-CO2 /年 二酸化炭素排出削減 ク レ ジ ッ ト <関連事業者> 全国農業協同組合連合会 (東京都) 玖珠九重農業協同組合 (大分県) <排出削減共同実施者> 資 金 拠 出 昭光通商(株) (東京都) 35 【Action16】九州省エネルギー推進プログラムによる対策強化 九州の産業部門や民生部門等について、規制(省エネ法等)と支援(技術開発や設備導入の支援等)の両 面から、省エネ対策を総合的に推進するプログラムをとりまとめる。 (推進組織:九州省エネ推進協議会(仮称)) <具体的取組・スケジュール> (1)九州経産局は、関係機関と連携して「九州省エネ推進協議会」を設置。 (2)関係機関の省エネ対策と推進策等をとりまとめ、「九州省エネルギー推進プログラム」として総合的な省エネ対策を 推進。 金融 機関 規制の 推進 九州 各県 先進事例 省エネ センター 九州省エネ推進協議会 関係 省庁 NEDO 支援施策 の拡充・ 活用促進 九州 経産局 各種情報 発信 (スケジュール) ・2010年度 関係機関との情報交換、ヒアリング等 ・2011年度 ・2012年度 協議会の体制や支援内容等の具体的検討 協議会構成の一部機関等との準備会合の開催 計画図 次世代ゼロ・エミッション・ビル(「ZEB」)の建設 (北九州市戸畑区) 最先端の環境及び省エネ技術を多数備えた省エ ネインテリジェントビルにおいて、実証事業を開始。 協議会の開催 省エネ施策、先進事例等の情報発信等 36 九州省エネルギー推進プログラム(案) <具体的取組> ①先進事例等の調査 ・積極的な省エネ設備投資や工夫ある省エネ運用に取組む企業等の情報収集。 ・国内クレジット制度の活用可能性の調査。 ・先進的な省エネ機器製造企業や、技術開発に挑戦する大学等研究機関の取組の調査。 ②各種情報発信等による施策の普及啓発 ・支援施策、省エネ法・温対法等の執行状況、省エネ先進事例等の情報発信。 ・各種セミナー・シンポジウム等の開催。 ③中堅・中小企業の省エネ診断サービス等の活用による省エネ対策強化 ・省エネ支援組織、省エネ地区会※注等の活用。 ※注:省エネ及び品質管理向上を図るため製造業を中心とする関係企業が会員となり、九州各地区に設置されている組織 37