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平成28年2月から適用する公共工事設計労務単価の 運用に
奈会契技第61号 平成28 年3月17日 受注者各位 奈良市長 仲川 げん (公 印 省 略) 平成28年2月から適用する公共工事設計労務単価の 運用に係る取扱いについて(お知らせ) 平素は、本市の公共工事の円滑な推進に、格別のご協力を賜り厚くお礼申し上げます。 さて、平成28年2月から適用の公共工事設計労務単価及び設計業務委託等技術者単価(以 下「新労務単価」という。)については、技能労働者に係る適切な賃金水準の確保や社会保険 等への加入徹底に必要な法定福利費相当額を適切に反映させるために、平成27年2月から適 用の公共工事設計労務単価及び設計業務委託等技術者単価(以下「旧労務単価」という。)か ら引き上げを行いました。 また、国土交通省は、平成28年2月1日以降に契約を行う工事のうち、旧労務単価を適用 して予定価格を積算した工事について、新労務単価に基づく請負代金額に変更するための協議 を請求できる「特例措置」を講じるとともに、請負契約書第25条第6項による「インフレス ライド条項」の適用も行います。 そこで、本市におきましても、技能労働者の労働条件の向上を促進していただくため、下記 のとおり、新労務単価による請負代金額の変更協議を請求できる「特例措置」を設けるととも に「インフレスライド条項」を適用することといたしましたのでお知らせします。 なお、 「特例措置」及び「インフレスライド条項」により請負代金額の変更を行った場合は、 その趣旨を御理解いただき、下請企業との間で既に締結している請負契約の金額の見直しや、 技能労働者への賃金水準引上げ等について適切に対応していただきますようお願いします。 記 【特例措置について】 1.特例措置の対象となる契約 ① 平成28年2月1日以降に締結した工事請負契約及び業務委託契約のうち、旧労務単 価を適用して予定価格を積算しているもの。事業担当課にご確認ください。 ② 特例措置対象工事等の受注者には、事業担当課から個別にご説明します。 ③ 工事の完成に伴う支払い手続きが完了している場合は対象外とします。 2.請負代金額変更協議の請求方法 別添の『平成28年2月から適用する公共工事設計労務単価の運用に係る特例措置による 請負代金額変更協議請求書』又は『平成28年2月から適用する設計業務委託等技術者単価 の運用に係る特例措置による請負代金額変更協議請求書』に必要事項を記入し、事業担当課 に提出してください。 3.変更後の請負代金額算定方法 変更後の請負代金額 = 新労務単価による発注者積算工事価格×当初契約の落札率×(1+消費税率) 【インフレスライド条項の適用について】 1.インフレスライド条項の適用対象となる契約 平成28年1月31日以前に請負契約を締結している工事で、基準日以後の残工事が2ヶ 月以上ある工事の請負契約 (基準日とは、受注者から請負代金額の変更請求があった日から、14日以内の範囲で発 注者と受注者が協議して定めます。 ) なお、変更額が、基準日における残工事に相応する請負代金額の 100 分の 1 に相当する 金額以下の場合は対象外とします。 2.事務手続きについて 受注者に、請負契約書第25条第6項に規定する請負代金額の変更請求に使用する様式等 については、別添の『賃金等の変動に対する工事請負契約書第25条第6項(インフレスラ イド条項)運用マニュアル(暫定版)』の様式をご利用ください。 3.請負代金額の変更額(スライド額)の考え方について スライド額は、当該工事に係る変動額のうち請負代金額から、基準日における出来形部分 に相応する請負代金額を控除した額の 100 分の 1 に相当する金額(受注者の負担割合)を 超える額です。 【お問い合わせ先】 奈良市会計契約部技術監理課 0742-34-4753