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DATA SHEET
DATA SHEET 発行年月:2005年5月 品 種 名 MN5B02UC パッケージコード TQFP048-P-0707B SDC00048AJM 1 MN5B02UC 目 次 概要 …………………………………………………………………………………………………………………. 3 特長 ……….………………………………………………………………………………………………………… 3 用途 …………………………………………………………………………………………………………………. 3 外形 …………………………………………………………………………………………………………………. 3 ブロック図 ………………………………………………………………………………………………………… 4 端子配置図 ………………………………………………………………………………………………………… 5 端子説明 …….......…………………………………………………………………………………………………. 6 絶対最大定格 ………………………………………………………………………………………………………. 8 推奨動作範囲 ………………………………………………………………………………………………………. 8 入出力容量 …………………………………………………………………………………………………………. 8 電気的特性 ……….………………………….…………………………………….………………………………. 9 クロックジェネレータ(PLL)特性 ……………………………………………….………………………………. 10 SDC00048AJM 2 MN5B02UC MN5B02UC 音響機器共通用途IC 概要 y DVD,CD,MD,MP3などの各種デコーダで処理された5.1-chあるいは 2-chのオーディオ信号を本 LSIでデジタル信号 処理することによって,ステレオヘッドホンによる臨場感あふれる3次元再生を実現します。 y 3種類の設定モード(Music, Cinema, Voice)を備えており,ソースに適した3次元効果を設定できます。 特長 y 3次元効果設定 : Music, Cinema, Voice,(Down mix (3次元効果OFF)) y サンプリング周波数 : 48 kHz / 44.1 kHz y オーディオシリアル入力 : 5.1-ch (L, C, R, LS, RS, LFE) / 2-ch (L, R) y オーディオシリアル出力 : 2-ch (L, R) y 外付けメモリ : 不要 y マイコンインタフェース(シリアル) : コントロールレジスタ設定 y パラレルインタフェース : コントロールレジスタ設定 y 内部動作周波数 : 約50 MHz (外付けクロックによる) y 外付けクロック : 512 fs / 256 fs y パワーセーブモード : PLLのクロック停止によるパワーセーブ y 電源 : 3.3 V (外部 I/O),1.5 V (内部回路) 用途 y オーディオ機器,ポータブルDVDプレーヤ,ヘッドホン等 外形 y TQFP-48ピン-7 mm × 7 mm SDC00048AJM 3 MN5B02UC ブロック図 L (24-bit) Ls (24-bit) WCK C (24-bit) BCK SRAM部 R (24-bit) SDI2 SDI1 SDI0 データ入出力部 Rs (24-bit) Filter部 (S/P, P/S) LFE (24-bit) (CORE) Lout (24-bit) Rout (24-bit) ROM部 START SDO MODE[4:0] MODE[4:0] MUTE BYPASS CLK50M PLL[1:0] 制御レジスタ PSAVE PLL MCK SDC00048AJM PSAVE PLL[1:0] BYPASS MUTE SDIF[2:0] MODE[4:0] SIF SCK WE RESET SI SDIF[2:0] DATA VALID 4 MN5B02UC 端子配置図 VDDI 37 24 TEST5 TEST7 38 23 MCK SI 39 22 PLL0 SCK 40 21 PLL1 WE 41 20 VSS SIF 42 19 VDD VDDI 43 18 PSAVE MUTE 44 17 TEST4 BYPASS 45 16 TEST3 VSS 46 15 TEST2 RESET 47 14 TESTIO TEST8 48 13 AVDD 注) VDD端子,VSS端子,VDDI端子,AVDD端子,AVSS端子はオープンにしないでください。 MINTEST端子はVSS端子に接続してください。 SDC00048AJM 5 MN5B02UC 端子説明 ブロック Pin No. 記号 説明 I/O 7 WCK I オーディオデータ入力用ワードクロック 8 BCK I オーディオデータ入出力用ビットクロック 3 SDI0 I オーディオデータシリアル入力 (L, R) 4 SDI1 I オーディオデータシリアル入力 (LS, RS) 5 SDI2 I オーディオデータシリアル入力 (C, LFE) 2 SDO O オーディオデータシリアル出力 (L, R) 40 SCK I シリアルデータ入出力クロック 39 SI I コントロールレジスタのデータ入力 41 WE I ライトイネーブル (Low Active) 42 SIF I シリアル(Low)/パラレル(High)インタフェース選択 30 MODE4 I 29 MODE3 I 28 MODE2 I 27 MODE1 I 26 MODE0 I 35 SDIF2 I 34 SDIF1 I 33 SDIF0 I 44 MUTE I L, R出力信号ミュート設定 (High : Mute ON) 45 BYPASS I L, R入力のバイパス出力設定 (High : Bypass ON) 18 PSAVE I パワーセーブ端子 (Low : PLLのクロック停止) 21 PLL1 I 22 PLL0 I PLL 23 MCK I 動作クロック入力端子 リセット 47 RESET I システムリセット (Low : Reset ON) 1 VDD — +3.3 V外部用電源電圧 19 VDD — +3.3 V外部用電源電圧 25 VDDI — +1.5 V内部用電源電圧 37 VDDI — +1.5 V内部用電源電圧 43 VDDI — +1.5 V内部用電源電圧 13 AVDD — +3.3 V外部用電源電圧 (PLL用) オーディオ入力 オーディオ出力 シリアルマイコンインタフェース パラレルインタフェース 動作モード設定 x 3次元効果(Music, Cinema, Voice, (Down mix)) x 入力ch数 x サンプリング周波数 オーディオデータ入出力フォーマット設定 PLLクロック選択端子 電源 SDC00048AJM 6 MN5B02UC 端子説明 (つづき) ブロック グランド テスト Pin No. 記号 説明 I/O 6 VSS — グランド 20 VSS — グランド 31 VSS — グランド 36 VSS — グランド 46 VSS — グランド 12 AVSS — グランド (PLL用) 9 MINTEST I テスト用端子 (グランドに接続してください) 10 SCANMODE I テスト用端子 (グランドに接続してください) 11 TEST1 I テスト用端子 (グランドに接続してください) 14 TESTIO O テスト用端子 (無接続としてください) 15 TEST2 I テスト用端子 (グランドに接続してください) 16 TEST3 I テスト用端子 (グランドに接続してください) 17 TEST4 I テスト用端子 (グランドに接続してください) 24 TEST5 I テスト用端子 (グランドに接続してください) 32 TEST6 I テスト用端子 (グランドに接続してください) 38 TEST7 I/O 48 TEST8 I SDC00048AJM テスト用端子 (無接続としてください) テスト用端子 (グランドに接続してください) 7 MN5B02UC 絶対最大定格 VSS = AVSS = 0 V 項目 A1 外部用電源電圧 * A2 A3 A4 内部用電源電圧 * 入力端子電圧 A5 A6 A7 出力端子電圧 出力電流 A8 記号 定格 単位 VDD – 0.3 ∼ +4.6 AVDD – 0.3 ∼ +4.6 VDDI – 0.3 ∼ +2.0 VI – 0.3 ∼ VDD + 0.3 (上限4.6) VIA – 0.3 ∼ AVDD + 0.3 (上限4.6) VO – 0.3 ∼ VDD + 0.3 (上限4.6) V V V V ±6 TYPE-HL2 IO TYPE-HL4 mA ±12 A9 電源入力電流 IV ±70 (1端子あたり) mA A10 許容損失 PD 410 mW A11 動作周囲温度 Topr –30 ∼ +85 °C A12 保存温度 Tstg –50 ∼ +150 °C 注) 1. TYPE-HL2ピン名 : BCK, SDI0 ∼ SDI2, MODE0 ~ MODE4, SDIF0 ~ SDIF2 TYPE-HL4ピン名 : SDO 2. 絶対最大定格は,チップに印加しても破損を生じない限界値であり,動作を保証するものではありません。 3. すべての電源端子を外部でそれぞれの電源に直接接続してください。 4. MINTEST端子はVSSに接続してください。 5. * : VDDまたはVDDIの一方がOFFしている場合,貫通電流が流れ出力は不定の状態になります。 電源立ち上げ,立ち下げのシーケンスの規定はありません。極力同時にONにしてください。 推奨動作範囲 VSS = AVSS = 0 V 項目 B1 外部用電源電圧 B2 記号 許容値 条件 単位 最小 標準 最大 VDD 3.0 3.3 3.6 V AVDD 3.0 3.3 3.6 V VDDI 1.35 1.5 1.65 V B3 内部用電源電圧 B4 周囲温度 Ta –30 85 °C B5 入力立ち上がり時間 tr 0 80 ns B6 入力立ち下がり時間 rf 0 80 ns 入出力容量 項目 記号 許容値 条件 最小 C1 入力端子 CIN C2 出力端子 COUT C3 入出力端子 VDD = VDDI = AVDD = VI = 0 V, f = 1 MHz, Ta = 25°C CIO SDC00048AJM 単位 標準 最大 5 7 pF 5 7 pF 5 7 pF 8 MN5B02UC 電気的特性 VDD = 3.0 V ~ 3.6 V, AVDD = 3.0 V ~ 3.6 V, VDDI = 1.35 V ~ 1.65 V, VSS = 0 V, AVSS = 0 V, fTEST = 56 MHz, Ta = –30°C ~ +85°C 項目 記号 許容値 条件 最小 D1 D2 静止電源電流 動作電力 IDDS VI (プルアップ) = OPEN, VI (プルダウン) = OPEN, 他の入力端子およびHi-Z状態 の入出力端子には全端子同時 にVSSレベルまたはVDDレベ ルを印加, アナログ端子はパワーダウン PDDO VI = VDD or VSS , f = 56 MHz, VDD = 3.3 V, AVDD = 3.3 V, VDDI = 1.5 V, 外部負荷 = 65 pF時出力開放 標準 85 単位 最大 20 mA 170 mW 入力LVCMOSレベル : SI, WE, MCK, PLL0, PLL1, SCK, SIF, WCK, MUTE, PSAVE, BYPASS, RESET, BCK D3 入力電圧ハイレベル VIH VDD × 0.7 VDD V D4 入力電圧ローレベル VIL 0 VDD × 0.3 V D5 入力リーク電流 ILI ±5 µA VI = VDD or VSS 入力LVCMOSレベル プルダウン抵抗付 : MINTEST, TEST1 ∼ TEST6, SCANMODE, TEST8 D6 入力電圧ハイレベル VIH VDD × 0.7 VDD V D7 入力電圧ローレベル VIL 0 VDD × 0.3 V D8 プルダウン抵抗 RIL VI = VDD 90 kΩ D9 入力リーク電流 ILIL VI = VSS ±10 µA 10 30 出力プッシュプル : SDO D10 出力電圧ハイレベル VOH IOH = –4.0 mA, VI = VDD or VSS D11 出力電圧ローレベル VOL IOL = 4.0 mA, VI = VDD or VSS VDD – 0.6 V 0.4 V 入出力LVCMOSレベル : SDI0 ∼ SDI2, MODE0 ∼ MODE4, SDIF0 ∼ SDIF2 D12 入力電圧ハイレベル VIH VDD × 0.7 VDD V D13 入力電圧ローレベル VIL 0 VDD × 0.3 V D14 出力電圧ハイレベル VOH IOH = –2.0 mA, VI = VDD or VSS D15 出力電圧ローレベル VOL IOL = 2.0 mA, VI = VDD or VSS 0.4 V D16 出力リーク電流 ILO VO = Hi-Z状態, VI = VDD or VSS , VO = VDD or VSS ±5 µA SDC00048AJM VDD – 0.6 V 9 MN5B02UC 電気的特性 (つづき) VDD = 3.0 V ~ 3.6 V, AVDD = 3.0 V ~ 3.6 V, VDDI = 1.35 V ~ 1.65 V, VSS = 0 V, AVSS = 0 V, fTEST = 56 MHz, Ta = –30°C ~ +85°C 項目 記号 許容値 条件 最小 標準 単位 最大 入出力LVCMOSレベル プルダウン抵抗付 : TEST7 D17 入力電圧ハイレベル VIH VDD × 0.7 VDD V D18 入力電圧ローレベル VIL 0 VDD × 0.3 V D19 出力電圧ハイレベル VOH IOH = –2.0 mA, VI = VDD or VSS D20 出力電圧ローレベル VOL IOL = 2.0 mA, VI = VDD or VSS D21 プルダウン抵抗 RIL VI = VDD D22 出力リーク電流 ILOL VO = プルダウン状態, VI = VDD or VSS , VO = VSS VDD – 0.6 10 V 30 0.4 V 90 kΩ ±10 µA クロックジェネレータ(PLL)特性 VDD = 3.3 V, AVDD = 3.3 V, VDDI = 1.50 V, VSS = 0 V, AVSS = 0 V, Ta = 25°C 項目 記号 許容値 条件 最小 E1 入力周波数範囲 fIN1 E2 発振周波数範囲 FOUT1 E3 入力周波数範囲 fIN2 E4 発振周波数範囲 FOUT2 E5 入力周波数範囲 fIN3 E6 発振周波数範囲 FOUT3 逓倍比 × 4のとき 逓倍比 × 8のとき 逓倍比 × 6のとき 標準 単位 最大 25 MHz 100 MHz 12.5 MHz 100 MHz 19 MHz 114 MHz 注) 端子名 : TESTIO アナログ入出力端子 SDC00048AJM 10 本書に記載の技術情報および半導体のご使用にあたってのお願いと注意事項 (1) 本書に記載の製品および技術情報を輸出または非居住者に提供する場合は、当該国における法令、特に安全保障輸出 管理に関する法令を遵守してください。 (2) 本書に記載の技術情報は、製品の代表特性および応用回路例などを示したものであり、弊社または他社の知的財産権 もしくはその他の権利に基づくライセンスは許諾されていません。したがって、上記技術情報のご使用に起因して第三 者所有の権利にかかわる問題が発生した場合、弊社はその責任を負うものではありません。 (3) 本書に記載の製品は、標準用途 − 一般電子機器(事務機器、通信機器、計測機器、家電製品など)に使用されること を意図しております。 特別な品質、信頼性が要求され、その故障や誤動作が直接人命を脅かしたり、人体に危害を及ぼす恐れのある用途 − 特定用途(航空・宇宙用、交通機器、燃焼機器、生命維持装置、安全装置など)にご使用をお考えのお客様および弊 社が意図した標準用途以外にご使用をお考えのお客様は、事前に弊社営業窓口までご相談願います。 (4) 本書に記載の製品および製品仕様は、改良などのために予告なく変更する場合がありますのでご了承ください。した がって、最終的な設計、ご購入、ご使用に際しましては、事前に最新の製品規格書または仕様書をお求め願い、ご確認 ください。 (5) 設計に際しては、絶対最大定格、動作保証条件(動作電源電圧、動作環境等)の範囲内でご使用いただきますようお願 いいたします。特に絶対最大定格に対しては、電源投入および遮断時、各種モード切替時などの過渡状態においても、 超えることのないように十分なご検討をお願いいたします。保証値を超えてご使用された場合、その後に発生した機器 の故障、欠陥については弊社として責任を負いません。 また、保証値内のご使用であっても、半導体製品について通常予測される故障発生率、故障モードをご考慮の上、弊 社製品の動作が原因でご使用機器が人身事故、火災事故、社会的な損害などを生じさせない冗長設計、延焼対策設計、 誤動作防止設計などの システム上の対策を講じていただきますようお願いいたします。 (6) 製品取扱い時、実装時およびお客様の工程内における外的要因(ESD、EOS、熱的ストレス、機械的ストレス)による 故障や特性変動を防止するために、使用上の注意事項の記載内容を守ってご使用ください。 また、防湿包装を必要とする製品は、保存期間、開封後の放置時間など、個々の仕様書取り交わしの折に取り決めた 条件を守ってご使用ください。 (7) 本書の一部または全部を弊社の文書による承諾なしに、転載または複製することを堅くお断りいたします。 090506