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LC717A00AJ - ON Semiconductor
注文コード No.N A 2 0 8 9 A データシート No.NA2089 をさしかえてください。 LC717A00AJ CMOS LSI 静電容量タッチセンサ用 容量デジタルコンバータLSI http://onsemi.jp 概要 LC717A00AJは使い易さを追求したローコスト、ハイパフォーマンスな静電容量タッチセンサ用容 量デジタルコンバータLSIである。8チャネルの容量センサ入力を有し、各入力に対する検出状況 (ON/OFF)を内蔵ロジック回路にて判定して出力するため、各種スイッチ用途に最適である。 内蔵ロジック回路により、電源投入時や環境変化時にキャリブレーションを自動的に実施する。 加えて、ゲイン等のパラメータが初期設定されているため、弊社推奨のスイッチパターン使用時に はLC717A00AJ単体で動作可能である。 また、必要によりI2C互換バス/SPIにより外部から設定値を調整することや、8入力に対する検出 結果を8bitの計測データとして取り出すことも可能である。 特長 ・検出方式:差動容量検出方式(相互容量検出タイプ) ・入力容量分解能:fFオーダの容量変化を検出可能 ・計測間隔(8差動入力):18ms(Typ)(初期設定時)、3ms(Typ)(最速設定時) ・測定用外付け部品:不要 ・消費電流:320μA(Typ)(VDD=2.8V)、740μA(Typ)(VDD=5.5V) ・電源電圧:2.6V~5.5V ・検出動作:スイッチ ・パッケージ:SSOP30 ・インタフェース:I2C互換バス*またはSPI選択可能 *:I2C バスはフィリップス社の商標です。 Semiconductor Components Industries, LLC, 2013 November, 2013 Ver1.0.1 D1912HKPC 20121129-S00003/71112HK No.A2089-1/12 LC717A00AJ 絶対最大定格/Ta=+25℃ 項目 記号 定格値(VSS=0V) unit 備考 電源電圧 VDD -0.3~+6.5 V 入力電圧 VIN -0.3~VDD+0.3 V *1 出力電圧 VOUT -0.3~VDD+0.3 V *2 許容消費電力 Pd max 160 mW ±8 mA ±40 mA -55~+125 ℃ ピーク出力電流 合計出力電流 保存温度 IOP IOA Tstg Ta=+105℃, 基板実装時 *3 1端子あたり, Duty比50% *2 LSI出力合計値, Duty比25% *1) Cin0~7,Cref,nRST,SCL,SDA,SA,SCK,SI,nCS,GAINに適用 *2) Cdrv,Pout0~7,SDA,SO,ERROR,INTOUTに適用 *3) 単層ガラスエポキシ基板(76.1×114.3×1.6t mm) 最大定格を超えるストレスは、デバイスにダメージを与える危険性があります。最大定格は、ストレス印加に対してのみであり、推奨動作条件を超えての機能 的動作に関して意図するものではありません。推奨動作条件を超えてのストレス印加は、デバイスの信頼性に影響を与える危険性があります。 許容動作範囲 項目 記号 動作電源電圧 VDD 電源リップル+ノイズ Vpp 動作温度 Topr 条件 min typ max 2.6 -40 25 unit 5.5 V ±20 mV 105 ℃ 備考 *1 *1) VDD-VSS間には、大容量のコンデンサと小容量のコンデンサを並列に挿入することを推奨する。 その場合、小容量のコンデンサは0.1μF以上とし、LSIの近くに配置すること。 電気的特性/VSS=0V,VDD=2.6~5.5V,Ta=-40~+105℃ ※1 特に記載のない限りCdrv駆動周波数はfCDRV=143kHzとする。 ※2 出荷時低温測定未実施。 項目 記号 容量検出分解能 N 出力ノイズRMS NRMS 入力オフセット CoffRANGE 条件 min typ CoffRESO 容量調整分解能 Cinオフセットドリフト CinDRIFT ゲイン設定最小時 Cin検出感度 CinSENSE ゲイン設定最小時 Cin端子リーク電流 ICin Cin=Hi-Z Cin許容寄生入力容量 CinSUB Cin対VSS Cdrv駆動周波数 fCDRV Cdrv端子リーク電流 ICDRV nRST最小パルス幅 tNRST 条件_ホールド時間 LSB *1 *3 ±8.0 pF *1 *3 8 bit ±8 LSB *1 0.12 LSB/fF *2 ±500 nA 30 pF 143 186 kHz ±25 ±500 nA 20 10 *1 *3 μs 1 パワーオンリセット時間 tPOR パワーオンリセット作動 tPOROP ±1.0 ±25 Cdrv=Hi-Z 備考 bit 0.04 100 unit 8 ゲイン設定最小時 容量調整範囲 入力オフセット max ms ms *1 次ページへ続く。 No.A2089-2/12 LC717A00AJ 前ページより続く。 項目 記号 条件 min typ パワーオンリセット作動 VPOROP 0.1 条件_入力電圧 パワーオンリセット作 tVDD max unit 備考 V *1 V/ms *1 V *1 *4 V *5 0V→VDD 動条件_電源電圧立上り 1 レート 端子入力電圧 VIH High入力 VIL Low入力 VOH High出力(IOH=+3mA) VOL Low出力(IOL=-3mA) SDA端子出力電圧 VOL_I2C SDA Low出力(IOL=-3mA) 端子リーク電流 ILEAK 消費電流 IDD 端子出力電圧 スタンドアローン, 非タッチ時 ,VDD=2.8V スタンドアローン, ISTBY *1) *2) *3) *4) *5) *6) 非タッチ時,VDD=5.5V スリープ処理中 0.8VDD 0.2VDD 0.8VDD 0.2VDD 0.4 V ±1 μA *6 μA *1 *3 μA *3 320 390 740 900 1 設計保証値(出荷時測定未実施) LSI内テストモードによる測定 Ta=+25℃ nRST,SCL,SDA,SA,SCK,SI,nCS,GAINに適用 Cdrv,Pout0~7,SO,ERROR,INTOUTに適用 nRST,SCL,SDA,SA,SCK,SI,nCS,GAINに適用 No.A2089-3/12 LC717A00AJ I2C互換バスタイミング特性/VSS=0V,VDD=2.6~5.5V,Ta=-40~+105℃ ※出荷時低温測定未実施 項目 記号 端子名 SCLクロック周波数 fSCL SCL START条件ホールド時間 tHD;STA SCLクロックLow期間 tLOW SCL SDA SCL SCLクロックHigh期間 tHIGH リピートSTART条件 セットアップ時間 条件 min typ max unit 400 0.6 μs 1.3 μs SCL 0.6 μs tSU;STA SCL SDA 0.6 μs データホールド時間 tHD;DAT データセットアップ時間 tSU;DAT SDA,SCL立上り/立下り時間 tr/tf SCL SDA SCL SDA SCL SDA STOP条件 セットアップ時間 STOP,START間 バス開放時間 tSU;STO tBUF 0 0.9 100 300 SCL SDA SCL SDA 備考 kHz *1 μs ns *1 ns *1 0.6 μs 1.3 μs *1 *1) 設計保証値(出荷時測定未実施) SPIバスタイミング特性/VSS=0V,VDD=2.6~5.5V,Ta=-40~+105℃ ※出荷時低温測定未実施 項目 記号 端子名 条件 min typ max unit fSCK SCK SCKクロックLow時間 tLOW SCK 90 ns *1 SCKクロックHigh時間 tHIGH SCK 90 ns *1 入力信号立上り/ 立下り時間 tr/tf ns *1 nCSセットアップ時間 tSU;NCS 90 ns *1 SCKクロックセットアップ 時間 データセットアップ時間 tSU;SCK 90 ns *1 tSU;SI 20 ns *1 データホールド時間 tHD;SI 30 ns *1 nCSホールド時間 tHD;NCS 90 ns *1 SCKクロックホールド時間 tHD;SCK 90 ns *1 nCS待機パルス幅 tCPH nCS SCK SI nCS SCK nCS SCK SCK SI SCK SI nCS SCK nCS SCK nCS 90 ns *1 80 ns *1 80 ns *1 0 ns *1 0 ns *1 nCSからの出力高インピーダ tCHZ ンス時間 出力データ確定時間 tv nCS SO SCK SO 出力データホールド時間 tHD;SO SCKクロックからの出力低 インピーダンス時間 tCLZ SCK SO SCK SO 5 備考 SCKクロック周波数 300 MHz *1) 設計保証値(出荷時測定未実施) No.A2089-4/12 LC717A00AJ パワーオンリセット(POR) 電源投入後はLSI内部でパワーオンリセットが有効となり、パワーオンリセット時間tPOR経過後に パワーオンリセットが解除される。この際のパワーオンリセット作動条件_電源電圧立上りレート tVDDは1V/ms以上とすること。 パワーオンリセットの解除と同時にINTOUT端子が“High”→“Low”となるため、外部からパワーオンリ セットが解除されたタイミングの確認が可能である。 なお、パワーオンリセット中のCin、CrefとPout端子は不定である。 VDD tVDD VPOROP tPOR tPOR tPOROP POR (LSI 内部信号) リセット 不定 リセット解除 INTOUT VALID Cin, Cref, Pout 不定 リセット リセット解除 不定 VALID 不定 図1 I2C互換バスデータタイミング 90% SDA 10% 90% 10% tHD;DTA tLOW tSU;DTA 90% 90% 90% SCL tSU;STA tHD;STA 10% tHIGH tr 10% tHD;STA 90% 10% 10% 90% 10% 90% 90% tBUF 10% tSU;STO 90% 10% tf repeated START condition START condition STOP condition START condition 図2 I2C互換バス通信フォーマット ・Writeフォーマット(シーケンシャルにインクリメントしたアドレスへライト可能) START スレーブアドレス Write=L ACK レジスタアドレス(N) ACK スレーブ レジスタアドレス(N)の書き込みデータ スレーブ ACK レジスタアドレス(N+1)の書き込みデータ ACK STOP スレーブ スレーブ 図3 ・Readフォーマット(シーケンシャルにインクリメントしたアドレスのリード可能) START スレーブアドレス Write=L ACK レジスタアドレス(N) ACK スレーブ RESTART スレーブアドレス Read=H ACK スレーブ レジスタアドレス(N)の読み出しデータ スレーブ ACK マスタ レジスタアドレス(N+1)の読み出しデータ ACK マスタ レジスタアドレス(N+2)の読み出しデータ NACK マスタ 図4 No.A2089-5/12 STOP LC717A00AJ I2C互換バススレーブアドレス SA端子により2種類のアドレスを選択可能 SA端子入力 7bitスレーブアドレス Low 0x16 High バイナリ表記 0x17 8bitスレーブアドレス 00101100b (Write) 0x2C 00101101b (Read) 0x2D 00101110b (Write) 0x2E 00101111b (Read) 0x2F SPIデータタイミング(SPI Mode 0/Mode 3) tCPH nCS tSU;SCK tSU;NCS tHIGH tHD;NCS tf tr tLOW tHD;SCK SCK tSU;SI tHD;SI VALID SI tCLZ SO tHD;SO tCHZ VALID Hi-Z tV 図5 SPI通信フォーマット(Mode0の例) ・Writeフォーマット(nCS=Lを保持したままシーケンシャルにインクリメントしたアドレスへライト 可能) nCS SCK SI SO Write=L 7 6 5 4 3 2 1 0 7 6 5 4 3 2 1 0 7 6 5 4 3 2 1 0 レジスタアドレス(N)の書き込みデータ レジスタアドレス(N+1)の書き込みデータ レジスタアドレス(N) Hi-Z 図6 ・Readフォーマット(nCS=Lを保持したままシーケンシャルにインクリメントしたアドレスのデータ リード可能) nCS SCK SI Read=H 7 6 5 4 3 2 1 0 レジスタアドレス(N) SO Hi-Z 7 6 5 4 3 2 1 0 7 6 5 4 3 2 1 0 7 レジスタアドレス(N)の読み出しデータ レジスタアドレス(N+1)の読み出しデータ 図7 No.A2089-6/12 LC717A00AJ 外形図 [LC717A00AJ] unit:mm (typ) 3421 8.0 0.5 6.4 4.4 30 12 0.5 0.22 0.15 0.1 (1.5) 1.7 MAX (0.5) SANYO : SSOP30(225mil) ピン配置 ピン番号 端子名 ピン番号 端子名 1 VDD 16 Cref 2 VSS 17 ERROR 3 Non Connect *1 18 Cdrv 4 Cin4 19 INTOUT 5 Cin5 20 GAIN 6 Cin6 21 SCL/SCK 7 Cin7 22 SDA/SI 8 Pout0 23 SA/SO 9 Pout1 24 nCS 10 Pout2 25 nRST 11 Pout3 26 Non Connect *1 12 Pout4 27 Cin0 13 Pout5 28 Cin1 14 Pout6 29 Cin2 15 Pout7 30 Cin3 *1) 実装時はGNDへ接続すること No.A2089-7/12 LC717A00AJ ブロック図 Pout0 Cref Pout1 Cin0 Pout2 Cin1 Pout3 Cin2 Cin3 Cin4 1st AMP 2nd AMP A/D CONVERTER MUX Pout4 Pout5 Pout6 Cin5 Pout7 Cin6 Cdrv Cin7 ERROR CONTROL LOGIC nCS SCL/SCK SDA/SI SA/SO INTOUT nRST GAIN I2C/SPI POR OSCILLATOR VDD VSS LC717A00AJはfFオーダの容量変化を検出可能な容量デジタルコンバータLSIである。システムクロ ックを生成する発振回路、電源投入時にシステムをリセットするパワーオンリセット回路、入力チャ ネルを切換えるマルチプレクサ、容量変化を検出しアナログ振幅値を出力する2段のアンプ、アナロ グ振幅値をデジタルデータに変換するA/Dコンバータ、そしてチップ全体を制御するコントロールロ ジックから構成される。また、必要により外部とのシリアル通信を可能とするI2C互換バス/SPIも有す る。 No.A2089-8/12 LC717A00AJ 端子機能 端子名 I/O 端子機能 Cin0 I/O 容量センサ入力 Cin1 I/O 容量センサ入力 Cin2 I/O 容量センサ入力 Cin3 I/O 容量センサ入力 Cin4 I/O 容量センサ入力 Cin5 I/O 容量センサ入力 Cin6 I/O 容量センサ入力 Cin7 I/O 容量センサ入力 Cref I/O 基準容量入力端子 Pout0 O Cin0 判定結果出力 Pout1 O Cin1 判定結果出力 Pout2 O Cin2 判定結果出力 Pout3 O Cin3 判定結果出力 Pout4 O Cin4 判定結果出力 Pout5 O Cin5 判定結果出力 Pout6 O Cin6 判定結果出力 Pout7 O Cin7 判定結果出力 ERROR O エラー発生状態出力 Cdrv O 容量センサ駆動用出力 INTOUT O インタラプト出力 SCL/SCK I GAIN I nCS I nRST I 端子形式 VDD AMP R VSS Buffer VDD Buffer VSS クロック入力(I2C) /クロック入力(SPI) VDD 次段アンプの ゲイン初期値選択用端子 R インタフェース選択 /チップセレクト反転入力(SPI) 外部リセット信号反転入力 VSS VDD R SDA/SI I/O データ入出力(I2C) /データ入力(SPI) VSS 次ページへ続く。 No.A2089-9/12 LC717A00AJ 前ページより続く。 端子名 I/O 端子機能 端子形式 VDD SA/SO I/O R スレーブアドレス選択(I2C) /データ出力(SPI) VSS VDD 電源(2.6V~5.5V) *1 VSS GND(アース) *1 *2 Buffer *1) VDD-VSS間には、大容量のコンデンサと小容量のコンデンサを並列に挿入することを推奨する。 その場合、小容量のコンデンサは0.1μF以上とし、LSIの近くに配置すること。 *2) 電池駆動のモバイル機器などでVSS端子が接地されていない場合は、検出感度が低下することが ある。 端子機能詳細 ●Cin0~Cin7 容量センサ入力端子。タッチスイッチのパターンなどに接続して使用する。 各Cin端子にパターンを結線し、結線されたパターンにCdrvと結線したパターンを隣接させること で容量的に結合される。こうすることで各パターン近傍の容量変化を8bitデジタルデータとして検 出することができる。 但し、各パターンの形状や、Cdrvとの容量的な結合が適切でない場合、容量変化の検出が正常に行 えない場合がある。 LSI内部には容量変化を検出しアナログ振幅値を出力する2段のアンプがあり、Cin0~Cin7は初段ア ンプの反転入力側に接続されている。 計測処理中において、計測対象のチャネル以外からは“Low”を出力する。 使用しない端子はオープンにすること。 ●Cref 基準容量入力端子。容量センサ入力端子と同等のパターンに接続して使用する。もしくはCdrv端子 との間に容量を接続して使用する。 LSI内部には容量変化を検出しアナログ振幅値を出力する2段のアンプがあり、Crefは初段アンプの 非反転入力側に接続されている。 各Cin端子に結線されたパターンまでの配線と基板やその他配線等との間に発生する寄生容量、お よび各Cin端子に結線されたパターンとCdrvに結線されたパターンとの間の寄生容量の影響により、 各Cin端子の容量変化の検出が正しく行えない場合がある。 このとき、CrefとCdrvとの間に適切な容量を接続することで、容量変化を検出することが可能にな る。 但し、各Cin端子の寄生容量値の差分が極端に大きい場合には、全てのCin端子の容量変化の検出が 正常に行えない場合がある。 ●Pout0~Pout7 判定結果出力端子。 Cin0~Cin7の容量検出結果をLSI内部設定のしきい値と比較し、その結果に応じて“High”または “Low”を出力する。 No.A2089-10/12 LC717A00AJ ●ERROR エラー発生状態出力端子。 正常動作時は“Low”を出力する。キャリブレーションエラーまたはシステムエラーが発生すると “High”を出力し、エラーが発生したことを通知する。 ●Cdrv 容量センサ駆動用出力端子。Cin0~Cin7で容量検出を行うために必要なパルス電圧を出力する。 各Cin端子に結線されたパターンに隣接して配線し、Cin0~Cin7と容量的に結合させて使用する。 ●INTOUT インタラプト出力端子。計測処理が終了するタイミングで“High”が出力される。必要に応じてメイ ンマイコンなどに接続し、インタラプト信号として使用する。 使用しない場合はオープンとする。 ●SCL/SCK クロック入力(I2C)/クロック入力(SPI) I2C互換バスモード時はI2C互換バスのクロック入力端子、SPIモード時はSPIのクロック入力端子と なる。 インタフェースを使用しない場合は“High”固定とする。但し、インタフェースを使用しない場合で も通信用の端子を基板に設けておくことを推奨する。 ●GAIN LSI内部には容量変化を検出しアナログ振幅値を出力する2段のアンプがあり、その次段アンプのゲ イン初期値選択用端子。 LSI単体で使用する場合でも、この端子によってゲイン設定の初期値を選択できる。LSI初期化時に 端子が“Low”に固定されているならば最小設定値の7倍、“High”に固定されているならば14倍が初期 値として設定される。 ●nCS インタフェース選択/チップセレクト反転入力(SPI) I2C互換バスとSPIの選択はこの端子により行う。LSI初期化後はI2C互換バスモードになっている。 I2C互換バスを使用する場合は“High”固定とする。SPIを使用する場合はLSI初期化後に“High” → “Low”と入力するとSPIモードに切り替わる。その後はSPIのチップセレクト反転入力端子として使 用でき、LSIが初期化されるまでSPIモードが維持される。 インタフェースを使用しない場合は“High”固定とする。 ●nRST 外部リセット信号反転入力端子。“Low”を入力している間、LSIはリセット状態となる。 リセット中は各端子(Cin0~7,Cref,Pout0~7,ERROR)が“Hi-Z”となる。 ●SDA/SI データ入出力(I2C)/データ入力(SPI) I2C互換バスモード時はI2C互換バスのデータ入出力端子、SPIモード時はSPIのデータ入力端子となる。 インタフェースを使用しない場合は“High”固定とする。但し、インタフェースを使用しない場合で も通信用の端子を基板に設けておくことを推奨する。 ●SA/SO スレーブアドレス選択(I2C)/データ出力(SPI) I2C互換バスモード時はI2C互換バスのスレーブアドレス選択端子、SPIモード時はSPIのデータ出力 端子となる。 インタフェースを使用しない場合は“High”固定とする。但し、インタフェースを使用しない場合で も通信用の端子を基板に設けておくことを推奨する。 No.A2089-11/12 LC717A00AJ ON Semiconductor and the ON logo are registered trademarks of Semiconductor Components Industries, LLC (SCILLC). SCILLC owns the rights to a number of patents, trademarks, copyrights, trade secrets, and other intellectual property. A listing of SCILLC’s product/patent coverage may be accessed at www.onsemi.com/site/pdf/Patent-Marking.pdf. SCILLC reserves the right to make changes without further notice to any products herein. SCILLC makes no warranty, representation or guarantee regarding the suitability of its products for any particular purpose, nor does SCILLC assume any liability arising out of the application or use of any product or circuit, and specifically disclaims any and all liability, including without limitation special, consequential or incidental damages. “Typical” parameters which may be provided in SCILLC data sheets and/or specifications can and do vary in different applications and actual performance may vary over time. All operating parameters, including “Typicals” must be validated for each customer application by customer’s technical experts. SCILLC does not convey any license under its patent rights nor the rights of others. SCILLC products are not designed, intended, or authorized for use as components in systems intended for surgical implant into the body, or other applications intended to support or sustain life, or for any other application in which the failure of the SCILLC product could create a situation where personal injury or death may occur. Should Buyer purchase or use SCILLC products for any such unintended or unauthorized application, Buyer shall indemnify and hold SCILLC and its officers, employees, subsidiaries, affiliates, and distributors harmless against all claims, costs, damages, and expenses, and reasonable attorney fees arising out of, directly or indirectly, any claim of personal injury or death associated with such unintended or unauthorized use, even if such claim alleges that SCILLC was negligent regarding the design or manufacture of the part. SCILLC is an Equal Opportunity/Affirmative Action Employer. This literature is subject to all applicable copyright laws and is not for resale in any manner. (参考訳) ON Semiconductor及びONのロゴはSemiconductor Components Industries, LLC (SCILLC)の登録商標です。SCILLCは特許、商標、著作権、トレードシークレット(営業秘密)と他の知 的所有権に対する権利を保有します。SCILLCの製品/特許の適用対象リストについては、以下のリンクからご覧いただけます。www.onsemi.com/site/pdf/Patent-Marking.pdf. SCILLCは通告なしで、本書記載の製品の変更を行うことがあります。SCILLCは、いかなる特定の目的での製品の適合性について保証しておらず、また、お客様 の製品において回路の応用や使用から生じた責任、特に、直接的、間接的、偶発的な損害に対して、いかなる責任も負うことはできません。SCILLCデータシー トや仕様書に示される可能性のある「標準的」パラメータは、アプリケーションによっては異なることもあり、実際の性能も時間の経過により変化する可能性がありま す。「標準的」パラメータを含むすべての動作パラメータは、ご使用になるアプリケーションに応じて、お客様の専門技術者において十分検証されるようお願い致しま す。SCILLCは、その特許権やその他の権利の下、いかなるライセンスも許諾しません。SCILLC製品は、人体への外科的移植を目的とするシステムへの使用、生命維持を 目的としたアプリケーション、また、SCILLC製品の不具合による死傷等の事故が起こり得るようなアプリケーションなどへの使用を意図した設計はされておらず、また、 これらを使用対象としておりません。お客様が、 このような意図されたものではない、 許可されていないアプリケーション用にSCILLC製品を購入または使用した場合 、 たとえ、SCILLCがその部品の設計または製造に関して過失があったと主張されたとしても、 そのような意図せぬ使用、 また未許可の使用に関連した死傷等から、直接 、 又は間接的に生じるすべてのクレーム、費用、損害、経費、および弁護士料などを、お客様の責任において補償をお願いいたします。また、SCILLCとその役員、従業員、 子会社、関連会社、代理店に対して、いかなる損害も与えないものとします。 SCILLCは雇用機会均等/差別撤廃雇用主です。この資料は適用されるあらゆる著作権法の対象となっており、いかなる方法によっても再販することはできません。 PS No.A2089-12/12