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R危険 R警告 R注意
取扱説明書 HF+50MHzオートマチックアンテナチューナー AH-4 安全にお使いいただくために、 ご使用前に、必ずお読みください。 ◎使用者および周囲の人への危害や財産への損害を未然に防 ぎ、製品を安全に正しくお使いいただくために、守っていた だきたい注意事項を示しています。 ◎次の 「R危険」 、 「R警告」、「R注意」の内容をよく理解して から本文をお読みください。 ◎お読みになったあとは、いつでも読める場所へ大切に保管 してください。 R危険 下記の記載事項は、これを無視して誤った取 り扱いをすると「使用者および周囲の人が、死 亡、または重傷を負う危険が差し迫って生じ ることが想定される内容」を示しています。 ◎送信中、またはチューニング中は絶対にアンテナに触れない でください。 ま た、容易に人が触れる場所には絶対に設置しないでください。 感電、けが、故障の原因になります。 ◎引火性ガスの発生する場所では絶対に使用しないでください。 火災、爆発の原因になります。 R警告 下記の記載事項は、これを無視して誤った取 り扱いをすると「使用者および周囲の人が、死 亡、または重傷を負う可能性が想定される内 容」を示しています。 ◎万一、煙が出ている、変なにおいがする、変な音がするなど の異常がある場合は、使用しないでください。 そ のまま使用すると、火災、感電、故障の原因になります。 すぐに接続している無線機の電源を切り、 煙が出なくなるの を確認してからお買い上げの販売店、または弊社HFサポー トセンター i USE(アイユーズ)にお問い合わせください。 ◎雷が鳴り出したら、機器やアンテナ線、接続している無線機 のDC電源ケーブル、外部電源装置の電源ケーブルには、絶 対に触れないでください。 ま た、アンテナには絶対に触れないでください。 感電の原因になります。 R注意 下記の記載事項は、これを無視して誤った取 り扱いをすると「人が傷害を負う可能性が想 定される内容、および物的損害のみの発生が 想定される内容」を示しています。 ◎アンテナを接続しないで送信しないでください。 火 災、故障の原因になることがあります。 ◎電気・電子機器の近くに設置しないでください。 テレビやラジオなどに受信障害を与えたり、ブレーカーな どの機器が誤動作したりする原因になることがあります。 ◎屋上やベランダ (人が出入りするところなど)にアンテナやア ンテナチューナーを設置する場合は、その高さが人の歩行、そ の他起居する平面から2.5m以上はなして設置してください。 (電波法施行規則 第3節 安全施設 第22条、第26条参照) けが、感電、故障の原因になることがあります。 ◎接続している無線機と本製品(アンテナを含む)は、できる だけはなして設置してください。 ノイズや電波障害を受ける原因になることがあります。 このたびは、本製品をお買い上げいただきまして、まこ とにありがとうございます。 本製品は、アンテナ直下型、防水・防塵機構設計の HF+50MHzフルオートマチックアンテナチューナー です。 ご使用の際は、この取扱説明書をよくお読みいただき、 末長くご愛用くださいますようお願い申しあげます。 免 責 事 項 地震・雷・風水害などの天災および当社の責任以外の火災、本 製品の違法な使用、お客様または第三者が取扱説明書とは異な る使用方法で本製品を使用することにより生じた損害につき ましては、法令上の賠償責任が認められる場合を除き、当社は 一切責任を負いませんので、 あらかじめご了承ください。 特 長 ◎広範囲のチューニングレンジ 7m以上のロングワイヤーで3.5MHz ~ 50MHz帯、または AH-2b(車載用アンテナ)で7MHz ~ 50MHz帯の広い周波 数範囲をすばやく、 マッチング (整合) が取れます。 ◎メモリー機能 マッチング状態を最大45波、 記憶します。 カウンターを内蔵したことにより、同一周波数で運用する場 合は、 約1秒でチューニングを取ります。 ◎不要電力低減機能 チューン時、アンテナエレメントから放射する電力を約0.3W に抑え、 他局への妨害を極力少なくしています。 ◎防水・防塵機構 成形防水・耐候・塩害防止構造になっているので、 アンテナ・ マスト、 壁などの屋外での使用が可能です。 設 置 [ご注意] M型コネクターは、上カバーのコードストッパーに同軸ケー ブルを通したあとにハンダ付けしてください。 q上カバーをはずしてください。(図1参照) wコントロールケーブル、同軸ケーブルをコードストッパー用 アダプターとコードストッパーに通してください。 (図1参照) eM形コネクターを同軸ケーブルにハンダ付けして、本製品の J8に接続してください。(図2参照) rコントロールケーブルを本製品のJ2に接続(図2参照)し、上 カバーを取り付けてください。 t本製品をアンテナ・マスト、または車のトランクルームなど、 希望の場所に設置してください。(図3参照) y本製品のアンテナ端子にワイヤーアンテナ、またはAH-2bを 接続してください。(図4参照) uコントロールケーブル、同軸ケーブルを無線機に接続してく ださい。 属 ■ 設置時のご注意 ◎本製品のアースは、必ずGND端子から接地してください。 本製品の取り付け金具は、GND端子とは接続されていませ んのでアース端子として使用しないでください。 (裏面参照) ◎無 線機本体と本製品 (アンテナを含む)をできるだけはなし て設置してください。 ◎同軸ケーブルやコントロールケーブルの余った束を、無線機 本体、または本製品のすぐ近くに置かないでください。 ◎マイクロホン、およびマイクコードを同軸ケーブルやコント ロールケーブルに近づけないでください。 ◎本製品のANT端子を無負荷状態 (アンテナを接続していない 状態)では絶対に送信しないでください。 q上カバーの取り付けネジ(8本)をはずし、上カバーをはず します。 wコードストッパーのネジをゆるめて、同軸ケーブルを上カ ★1 バーのコードストッパーに通して入れます。 eコントロールケーブルを下カバーのコードストッパーに通 ★1 して入れます。 rコードストッパーのネジをしめ (q) 、ビニールテープや自 己融着テープなどを巻き付けて(w) 、コントロールケーブ ル、同軸ケーブルを固定します。 w コードストッパー用 アダプター(S、M)★2 ★2 不要になった方を 切断してください。 q 同軸ケーブル 防水シール コントロールケーブル★3 品 法 図1. 上カバーのはずしかたとケーブルの接続 コードストッパー 付 方 ★3 必要に応じて、市販の粘着ビニールテープや自己融着テープ などをケーブルに巻き付けてください。 ★1 付 属の同軸ケーブルとコントロールケーブルをご使用になる場合、 コードストッパー用アダプター Sを使用し、不要になった方を切断し てください。 また、 コントロールケーブルとアダプター Sが密着するように、あらか じめコントロールケーブルに市販の粘着ビニールテープや自己融着 テープなどを巻き付けてください。 u 図2. ケーブルの接続例 (IC-7300の場合) q w ※IC-7300以外の接続については、 ご使用になる 無線機の取扱説明書をご覧ください。 i キクワッシャー 接続端子 o r y チョウナット 同軸ケーブル e t アンテナエレメント AH-2b(オプション) IC-7300 !0 !1 M型 コネクター !2 qUボルト……………………………………………………………… w取付金具……………………………………………………………… eワッシャー(M6 大)………………………………………………… rワッシャー(M6 小)………………………………………………… tSワッシャー(M6)………………………………………………… yナット(M6)………………………………………………………… u六角ボルト(M6×50)……………………………………………… iタッピングネジ(M6×30 A0)…………………………………… oコードストッパー用アダプター(S、M)※本体に付属………… !0M形コネクター……………………………………………………… !1防水キャップ………………………………………………………… !2自己融着テープ……………………………………………………… コントロールケーブル(4芯ケーブル 5m)………………………… 同軸ケーブル(5D-2V 5m)………………………………………… 2 2 8 4 8 8 4 4 2 2 1 1 1 1 J2 平ワッシャー 黒色(GND) 赤色(DC13V) 白色(START) 緑色(KEY) ベースナット ガイシ J8 上カバー側 下カバー側 GND コントロールケーブル [ご注意] 本製品のアースは、 必ずGND端子から取ってください。 アースを取らない場合、 回り込みや誤動作の原因になります。 ボタンを押しながら コードを差し込んで ください。 ■ アンテナコネクターの防水処理について 図4. 運用例 qアンテナコネクターに、平ワッシャー、接続端子、キクワッ シャーの順に入れたら、チョウナットを手でしまる程度ま でしめつけます。 ※チョウナットをしめつける前に、ベースナットがゆるん でいないことを確認してください。 w防水キャップをガイシの上に被せます。(下図w参照) w q e防水キャップを被せたら、その上から付属の自己融着テー プを下から上に向かって、約2倍~ 2.5倍に引き延ばしなが ら巻き付けます。 ※引き伸ばしながら巻き付けないと密着しません。 また、市販の粘着ビニールテープを自己融着テープの上か ら巻くと、 耐久性が高まります。 移動、および固定運用 モービル運用 AH-2b アンテナエレメント ユニット (オプション) [運用中のご注意] アンテナは非常に高電圧(数kV)に なります。 停車中は、容易に人がアンテナに触 れない場所で運用してください。 e チョウナットをしめたあと、 接続端子を上向きに曲げ ます。 AH-2b+ワイヤーアンテナ 防水キャップ ガイシ 自己融着テープ [ご注意] ◎無線機と本製品は、できるだけはなして設置してください。 ◎ループ状の接続は、 アンテナ端子をショートして送信するような 動作となるため、保証対象外です。 ■ 防水シールについて 誤った位置 正しい位置 防水シール 取り付ける溝 下カバー カバーを取り付けるとき、ゴミくずなどが防水シールに付着 していないか、防水シールが溝からずれていないかを確認し てください。 ※防水シールが正しい位置に装着されていない場合は、防水 効果を維持できません。 下カバー 本製品のアースが不完全な場合、回り込み、チューンを取らな い、または取ったあとにSWRが悪くなる、無線機本体が故障 するなどの現象が発生することがあります。 ◎コントロールケーブルについて 付 属ケーブルでは短い、または付属ケーブルで回り込み などが発生する場合は、オプションケーブルのOPC-420 (シールド付き・10m) をご使用ください。 ◎大地への接地例 ※必ずGND端子 からアースを 取ってくださ い。 qIC-7300の電源を入れます。 「TUNE」が表示されます。 「TUNE」 表示が消灯/点灯し、 ※ TUNER を短く押すごとに、 本製品がOFF(スル―)/ONします。 wIC-7300を希望の運用周波数に設定します。 eTUNER を長く(約1秒)押して、チューニングを取ります。 自動的に送信状態になります。 ※チ ューニング中はサイドトーンが聞こえ、「TUNE」表示 が赤く点滅します。 ※15秒経過してもSWRが2.0以下にならなかった場合、 「TUNE」表示が消灯します。 rチューニングが完了すると、「TUNE」表示が点灯します。 ※チ ューニングが取れないときは、「TUNE」表示は点灯せ ず、本製品はスルー状態となります。 GND端子 定 周 図3. 本製品の設置 Uボルトの場合 タッピングネジの場合 ナット締めの場合 ナット Sワッシャー ワッシャー 防水キャップ φ40mm~60mm (適合マスト径) 作 方 法 操作例 (IC-7300の場合) ■ 接地 (アース) のご注意について ◎接地のしかた 大地へのアース (アース棒による接地)、またはカウンター ポイズなどがあります。 ◎カウンターポイズとは アースの代用として、空中に張る保安線(ラジアル)のこと です。 ラジアルはワイヤーアンテナと同様に、7m以上を大地に はうように張ってください。 操 トランク底面 6.6mm~7mmの穴 ワッシャー 波 数 ※本製品を接続すると、内蔵のアンテナチューナーは自動でOFF になります。 ※IC-7300以外の操作については、ご使用になる無線機の取扱 説明書をご覧ください。 [ご注意] ◎チューニングが取れない場合は、アンテナエレメントの長さ、 および接続などを点検してください。 また、周波数の1/2波長、およびその整数倍のアンテナエレメ ントに対しては、 マッチングは取れないのでご注意ください。 ◎無 線機とアンテナとのマッチングを正確に取るために、運 用周波数を変えたときは必ずアンテナとのチューニングを 取ってください。 ◎10W機をご使用の場合は、送信出力をハイパワー (10W) に 設定してください。 格 範 囲:3.5~54MHz(7m以上のワイヤーアンテナ使用時) 7~54MHz(AH-2bアンテナエレメント使用時) 最 大 定 格 入 力 電 力:120W 入 力 イ ン ピ ー ダ ン ス:50Ω チ ュ ー ン 時 パ ワ ー:10W(5~15W) チ ュ ー ニ ン グ 時 間:平均2~3秒(最大15秒) 定 格 電 圧:DC13.8V±15% 定 格 電 流:1A以下 使 用 温 度 範 囲:-10~+60℃ 整 合 時 V S W R:1 : 2.0以下(ただし、AH-2b以外のアンテナ使用時で、アンテナエレメント長が1/2波長、 およびその整数 倍付近の周波数を除く) メモリーチャンネル数:45ch 外 形 寸 法:172(W)×69.5(H)×230(D)mm(突起物を含まず) 重 量:1.2kg 本製品の仕様、外観、その他の内容については、改良のため予告なく変更されることがあり、本書の記載とは一部異なる場合があります。 登録商標/著作権について アイコム株式会社、 アイコム、Icom Inc.、 アイコムロゴは、 アイコム株式会社の登録商標です。 その他、 本書に記載されている会社名、 製品名およびサービス名は、 各社の商標または登録商標です。 本書の内容の一部、 または全部を無断で複写/転用することは、 禁止されています。 六角ボルト 547ー0003 大阪市平野区加美南1ー1ー32 A-8296H-1J-e Printed in Japan © 1997–2016 Icom Inc.