...

プロセスチーズの製造

by user

on
Category: Documents
19

views

Report

Comments

Transcript

プロセスチーズの製造
アプリケーションリポート
ミキシング における
工程ごとの ソリューション
概 要
食品
プロセスチーズの製造
プロセス
課 題
ソリューション
メリット
ハイシアミキサー 乳化/分散/混合
食品
プロセスチーズの製造
プロセスチーズはチーズ、水、他の材料(規定による)として粉乳、無水乳脂肪、植物油、
ホエイプロテイン(乳清タンパク)、カゼイネート、スターチ、着色剤などのブレンドです。
粘度、風合い、pHバランス、水と脂肪分の結合はさまざまな乳化塩によって作られます。
これにはリン酸塩やクエン酸塩が含まれます。プロセスチーズのスプレッドタイプ、ブロッ
クタイプは両方共に原材料はほぼ同じですが、最終製品によって比率や製造工程は異なり
ます。
プロセス
材料や工程はさまざまですが、一般的な工程は下記のとおりです:
• チーズを洗い、小さなサイズに切断、もしくはすりつぶす
• チーズ片は削り表面調理器で溶かされ、チーズは水、乳化剤、乳タンパク質や他の材料
•
•
•
•
と混ぜられる。これらは別個に予備混合されることがある。一般的にチーズスプレッド
は水分率が20 40%で、ブロックやスライスチーズは2 25%
70 90℃もしくはそれ以上の温度で調理
調理時間は一般的にスプレッドで約10 15分、ブロックで約4 5分
殺菌のために温度を130 150℃程度まで上げる
包装工程へ移行
スプレッドの場合はこの際、インラインミキサーか高圧ホモジナイザーにかけられる
製品の冷却
スプレッド製品は冷却がはやい
ブロックやスライスチーズは冷却がゆっくりで、これにより風合いや密度、硬さを調整
することが可能
課題
混合はチーズ製造で非常に重要な工程です。適正に分散して乳化剤、乳タンパクや塩類
を機能させることが食感の良い安定した製品を作るのに不可欠です。
チーズと水性相をよく混ぜ合わせ、チーズタンパク質と乳タンパク質、塩類が正しく融
合するようにします。
従来の混合設備を使ってこの作業をするとき、いくつかの課題が生じます:
• 水に加えたとき、乳化剤や安定剤は凝集しやすく、撹拌ではこの凝集体を分解するこ
とが難しい
• 完全に溶解するまで時間がかかる
• 添加剤を機能させるのに強力な剪断が必要な場合がある
• 不十分な溶解では良い食感が得られず、また不安定な製品は一度開封すると保管の問
題が生じる
• タンパク質の凝集体は製品の風合いや脂肪分の安定を妨げる
特に低脂肪製品の場合、乳化剤とタンパク質を剪断し十分に溶解しないと安定しない
ソリューション
シルバーソン ハイシアミキサーならこれらの課題に対処し、予備混合や包装前の最終撹
拌工程を改善することができます。処理量、混合温度での粘度、配合や原材料によって
作業に最適なシルバーソンミキサーが異なります:
予備混合
バッチ型 ハイシアミキサー
• 小∼中量バッチの予備混合のに対応
• 移動式フロアスタンドに設置可能
• 移設が簡単で他のタンクでも使用可能
• バルク粉体投入対応 V レンジミキサーあり
水渦に
粉体を投入
逆向きワークヘッ
ドにより逆の液流
が生まれ、材料が
タンク上方から下
向きにワークヘッ
内に引き込まれる
シルバーソン フラッシュブレンド
• 大きい量の予備混合に対応
• すばやく大量の粉体を混ぜることが可能
• 空気の混入が少ない
• 洗浄が容易
• 粉体投入量を一定に制御可能
• 操作が容易
プロセスタンクへ循環
粉体
A:遠心ポンプ
B:ベンチュリー管
C:シルバーソン
インライン
ミキサー
B
A
C
水性相
予備混合タンク
シルバーソンフラッシュブレンド
最終製品
インライン型 ハイシアミキサー
• 包装前の最終製品の撹拌シングルパスとして
使用
• 大きい処理量に対応
• 既存の設備への取り付けが容易
• 空気の混入がない
• 高粘度の場合はロータリー ローブ ポンプ併用
• サニタリー性の高いウルトラクリーンタイプ
あり
チーズ
水
その他の材料
撹拌スクレーパー
ジャケット装着
タンク
包装
ロータリー
ローブ ポンプ
シルバーソン
インラインミキサー
食品
メリット
• 従来の予備混合の方法と比べて大幅な時間短縮
• 凝集のない均一な混合により風合いや安定性の向上
• 歩留りの向上とバッチ、ロット間のばらつきの解消
こうしたメリットはシルバーソン ワークヘッドの強力な剪断が生む3段階の混合に
よって作り出されます:
Stage 1
Stage 2
Stage 3
高速回転するローターブ
レードが強力な吸引効果
を生み出し、液と粉末/固
形分がワークヘッドに引
き込まれます。予備混合
をせずに材料を投入する
ことができます。
ワークヘッド内で強力な剪
断がかけられます。凝集体
はローターブレードとステ
ーター内壁の間のクリアラ
ンスで分解されます。こう
して凝集のない均一な混合
液がすばやく作り出されま
す。
溶液はステーターを通して
強力に押し出され、同時に
新しい材料がワークヘッド
に引き込まれます。
混合の循環で全ての材料が
シルバーソン ワークヘッド
を通過し、短時間の内に均
質な混合液が作り出されま
す。
Silverson Nippon Ltd. 562-0031 大阪府箕面市小野原東4-22-3
Tel: 072-734-8003 • Fax: 072-734-8004 • www.silverson.co.jp
Issue No. 64FA1
Information contained in this report is believed to be correct and
is included as a guide only. No warranty is expressed or implied
as to fitness for use or freedom from patents. Silverson Machines
reserve the right to change product specification without notice.
Fly UP