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海難の現況と対策について
平成28年3月 海 上 保 安 庁 海難の現況と対策について ~大切な命を守るために~ (平成 27 年版) 目 次 はじめに(平成27年のトピック)----―--------------------------―------------1~2 1 船舶事故は過去 15 年で最少--------------------------------------------------------------1 2 重大な海難-----------------------------------------------------------------------------1 第1章 海上保安庁の政策目標達成状況(政策目標)------------------------------3~7 1 第9次交通安全基本計画における目標-----------------------------------------------------4 (1)我が国周辺海域で発生する船舶事故隻数の減少 (2)ふくそう海域における社会的影響が著しい大規模な船舶事故の防止 (3)要救助海難に対する救助率の維持確保 (4)自己救命策確保に関する啓発活動の強化 2 「船舶交通の安全・安心をめざした取組み」 (第3次交通ビジョン)における目標--------------6 (1)ふくそう海域における衝突・乗揚事故の低発生水準の維持 (2)港内等における衝突・乗揚事故の減少 (3)小型船舶における事故の減少 3 第10次交通安全基本計画における目標---------------------------------------------------7 (1)我が国周辺海域で発生する船舶事故隻数を 2020 年代中に半減(約 1,200 隻)することを目指 し、少なくとも 2,000 隻以下とする (2)ふくそう海域における衝突・乗揚事故の低発生水準の維持及び社会的影響が著しい大規模な船 舶事故の防止 (3)要救助海難に対する救助率 95%以上の維持確保 第2章 海難の現状----------------------------------------------------------8~51 1 最近の海上交通の動向・環境の変化-------------------------------------------------------9 2 海難の発生状況と傾向------------------------------------------------------------------10 (1) 船舶事故---------------------------------------------------------------------------10 イ 概観 (イ)船舶種類別 (ロ)事故種類別 (ハ)事故原因別 (ニ)距岸別 (ホ)船舶事故に伴う死者・行方不明者及び負傷者 (ヘ)トン数別 ロ 平成 26 年船舶事故状況 (イ)船舶種類別の事故の特徴 a プレジャーボートの事故 b 漁船の事故 c 貨物船の事故 d 旅客船の事故 (ロ)船舶事故種類別の事故の特徴 (ハ)ふくそう海域の事故 (ニ)外国籍船舶の事故 (ホ)季節毎における船舶事故の特徴 (2) 人身事故---------------------------------------------------------------------------44 イ 船舶事故以外の乗船中の事故 ロ マリンレジャーに関する海浜事故 ハ マリンレジャー以外の海浜事故 第3章 海難防止対策-------------------------------------------------------52~58 1 ふくそう海域における安全対策----------------------------------------------------------53 2 バーチャル AIS 航路標識の運用開始について----------------------------------------------54 3 小型船舶事故防止対策------------------------------------------------------------------55 4 小型船舶に対する情報提供の強化(MICS 画面のスマートフォン対応)------------------------55 5 関係省庁海難防止連絡会議--------------------------------------------------------------56 6 全国海難防止強調運動------------------------------------------------------------------56 7 マリンレジャー事故防止対策------------------------------------------------------------57 第4章 救助状況及び海難発生時の救命率向上策-------------------------------59~61 1 救助状況------------------------------------------------------------------------------59 (1)船舶事故の救助状況----------------------------------------------------------------59 (2)船舶事故以外の乗船中の事故及び海浜事故の救助状況----------------------------------59 2 救助・救急活動の充実・強化------------------------------------------------------------60 (1)救助・救急体制の充実・強化--------------------------------------------------------60 (2)関係機関との連携・協力体制の充実・強化--------------------------------------------60 3 海中転落者のライフジャケット着用率の向上 ---------------------------------------------60 (1)漁業者を対象としたライフジャケット着用率の向上------------------------------------60 (2)釣り人を対象としたライフジャケット着用率の向上------------------------------------61 4 海難情報の早期入手--------------------------------------------------------------------62 資料編 平成 27 年における海難の発生と救助の状況 平成 27 年度通航船舶実態調査結果 ※数値は、単位未満で四捨五入してあるため、合計の数字と内訳の計が一致しない場合や、四捨五入前の 数字を用いて計算した結果と表中の数字が一致しない場合があります。 ※表紙の写真 上:平成 27 年 9 月 1 日 長崎県対馬東方沖合 転覆漁船の救助状況 下:平成 27 年度全国海難防止強調運動ポスターと海難防止活動の状況 はじめに(平成27年のトピック) 我が国の周辺海域では、海運、漁業、マリンレジャーなど幅広い分野にわたり、多種多様な活動が 行われています。衝突や転覆などの船舶事故、遊泳中の漂流や岸壁からの海中転落などがひとたび発 生すれば、かけがえのない人命、財産が失われるばかりではなく、船舶事故においては、油の流出に よる海洋汚染などの被害が甚大になります。 このため海上保安庁においては、船舶交通の安全確保や海浜事故防止に関する様々な対策を講じる とともに、安全意識の高揚等の海難防止思想の普及・啓発に取り組んでいます。 また、不幸にも海難が発生した場合に備え、救助体制の充実強化、民間救助組織等との連携、協力 に努め、海難発生時には迅速かつ的確な捜索救助活動を行い、一人でも多くの人命、財産を救助する ことに全力を尽くしています。 1 船舶事故は過去 15 年で最少 平成 27 年に海上保安庁が認知した船舶事故隻数は 2,137 隻、対前年比 21 隻(1%)減少し、これら 船舶事故に伴う死者・行方不明者数は 48 人、複数の死者・行方不明者を伴う外国籍船舶の事故の減少 により対前年比 52 人(52%)減少し、いずれも平成 13 年から開始した統計手法では最少となりまし た。 また、船舶事故以外の乗船中の事故及び海浜事故者数は 2,633 人、対前年比 109 人(7%)減少し、 このうち死者・行方不明者数は 1,108 人、対前年比 47 人(4%)減少しました。 海上保安庁においては、 「船舶交通の安全・安心をめざした取組み」 (平成 25 年 10 月交通政策審議 会答申)を「第 3 次交通ビジョン」として位置づけ、船舶事故隻数の減少など目標達成に向け、関係 省庁海難防止連絡会議を通じた連携施策の推進や、各地域の特徴に応じた現場指導啓発の強化などの 安全対策を推進してきており、海難の減少に向け、関係省庁と連携しつつ、更に取組みを強化して諸 施策を推進していくこととしています。 2 重大な海難 平成 27 年においては、死者・行方不明者を生じるなどしたいわゆる重大な海難は次のようなものが 発生しています。 (1)船舶事故 イ 北海道苫小牧沖 フェリー火災 7 月 31 日午後 5 時頃、苫小牧港沖を航行中、車両甲板内で 火災が発生し、乗組員による消火活動を行っていましたが、 消火困難となり乗員乗客 93 名は退船し救助され、船員 1 名 が死亡しました。 -1- ロ 長崎県対馬東方沖合 漁船転覆事故 9 月 1 日未明、長崎県対馬東方沖合において、突風等が一 因と考えられる漁船 5 隻の転覆事故が発生し、乗組員 8 名の うち 3 名は僚船等により救助されましたが、5 名の死亡が確 認されました。 (2)人身事故 イ 沖縄県伊良部島渡口漂流事故 8 月 10 日午後 4 時 8 分頃、沖縄県伊良部島渡口の浜で遊泳中だった 4 名(72 歳、47 歳及び 12 歳男性、8 歳女性)が沖に流され行方不明となりました。海上保安庁では巡視船 2 隻、航空 機 1 機等を出動させ関係機関等とともに捜索救助にあたったところ、3 名を発見(1 名生存、2 名死亡)しましたが、1 名は現在まで行方不明となっています。 ロ 千葉県市川市東浜溺水事故 平成 27 年 6 月 28 日午前 10 時頃、ふなばし三番瀬海浜公園で貝取りをしていた男女 3 名が引 き波に飲まれて溺れ、2 名は付近に居合わせた男性と消防によって救助(1 名は搬送先の病院で 死亡)されましたが、1 名が行方不明となったため、海上保安庁では巡視艇 4 隻、航空機 1 機等 を出動させ、関係機関等とともに捜索救助にあたり、後日発見されましたが、死亡が確認され、 計 2 名が死亡する事案となりました。 -2- 第1章 海上保安庁の政策目標達成状況(政策目標) 我が国の周辺海域では、海運、漁業、マリンレジャーなど幅広い分野にわたり、多種多様な活動が行わ れています。 衝突や転覆などの船舶事故、 遊泳中の漂流や岸壁からの海中転落などがひとたび発生すれば、 かけがえのない人命、財産が失われるばかりではなく、船舶事故においては、油の流出による海洋汚染な どの被害が甚大になります。 このような状況を踏まえ、ひとたび海上において船舶事故が発生した場合には、人命に危険が及ぶこと はもちろん、我が国の経済や自然環境にも甚大な影響を与える可能性があります。 このため、次のとおりの政策目標を設定し、各種施策を講じています。 【第9次交通安全基本計画における目標】 (平成 23 年度から平成 27 年度まで) ○ 我が国周辺海域で発生する船舶事故隻数の減少 ○ ふくそう海域における社会的影響が著しい大規模な船舶事故の防止 ○ 要救助海難に対する救助率の維持確保 ○ 自己救命策確保に関する啓発活動の強化 【第10次交通安全基本計画における目標】 (平成 28 年度から平成 32 年度まで) ○ 我が国周辺海域で発生する船舶事故隻数を 2020 年代中に半減(約 1,200 隻)することを目指 し、少なくとも 2,000 隻以下とする ○ ふくそう海域における衝突・乗揚事故の低発生水準の維持及び社会的影響が著しい大規模な船 舶事故の防止 ○ 要救助海難に対する救助率 95%以上の維持確保 【第3次交通ビジョンにおける目標】 計画目標 ○ ふくそう海域における衝突・乗揚事故の低発生水準の維持 ○ 港内等における衝突・乗揚事故の減少 ○ 小型船舶における事故の減少 長期的な目標 ○ 2020 年代中に現在の船舶事故隻数を半減(約 1,200 隻)させることを目指す -3- 1 第9次交通安全基本計画における目標達成状況 (1) 我が国周辺海域で発生する船舶事故隻数の減少 「我が国周辺海域で発生する船舶事故隻数の減少」は、第 9 次交通安全基本計画(計画期間:平 成 23 年度~平成 27 年度)に基づき策定されたもので、具体的には、我が国周辺で発生する船舶事 故隻数(本邦に寄港しない外国船舶によるものを除く。 )を第 8 次計画期間の年平均(2,473 隻)と 比較して、平成 27 年までに、約 1 割を削減(2,220 隻以下)するというものです。 平成 27 年の我が国周辺海域で発生した船舶事故隻数(本邦に寄港しない外国船舶によるもの) を除く。 )は 2,116 隻となっており、目標を達成することができました。 (隻) (2) ふくそう海域における社会的影響が著しい大規模な船舶事故の防止 我が国の首都圏及び重要経済圏を背後に控える東京湾、伊勢湾、瀬戸内海及び関門海峡は、外海 等の一般海域に比べて、海上輸送活動、漁業活動、マリンレジャー活動等により船舶交通が混雑 しています。 これらの海域において、ひとたび大規模な船舶事故が発生した場合、船舶交通を阻害し、我が国 の経済が麻痺することにもなりかねません。 このため、海上保安庁においては、これらふくそう海域における社会的影響が著しい大規模な船 舶事故の発生を「ゼロ」とすることを目標とし各種施策を講じてきたところ、平成 22 年から引き 続き平成 27 年においても当該事故の発生はゼロで目標を達成することができました。 -4- (3) 要救助海難に対する救助率の維持確保 「要救助海難に対する救助率の維持確保」の数値目標は、平成 27 年までに要救助海難に対する 全体の救助率(要救助者に対する救助成功者の割合)を 95%以上に維持確保するとともに、20 ト ン未満の船舶からの海中転落の救助率を 35%以上とするものです。 平成 27 年の要救助海難に対する全体の救助率は 97%に、20 トン未満の船舶からの海中転落の 救助率は 40%となり目標を達成することができました。 【要救助海難に対する救助率】 【20 トン未満の船舶からの海中転落者救助率】 (4) 自己救命策確保に関する啓発活動の強化 「自己救命策確保に関する啓発活動の強化」の数値目標は、ライフジャケット着用率※について 平成 23 年から平成 27 年までの 5 年間の平均を 50%以上とするとともに、平成 27 年までに海上保 安庁が認知した船舶事故及び船舶からの海中転落事故のうち、海難発生から 2 時間以内に認知した ものの割合(以下「2 時間以内関知率」という)を 85%以上とするものです。 平成 27 年のライフジャケット着用率は 54%で、平成 23 年から平成 27 年までの 5 年間平均でみ るとライフジャケット着用率は 52%で目標に達しています。しかしながら、平成 27 年の 2 時間以 内関知率は 77%であり目標の達成には至っていません。 【2 時間以内関知率】 【ライフジャケット着用率】 ※ライフジャケット着用率:船舶事故に伴う海中転落者及び乗船者の海中転落者のうち、ライフジャケットを着用していた人の割合 -5- 2 第3次交通ビジョンにおける目標及び目標達成状況 (1) ふくそう海域における衝突・乗揚事故の低発生水準の維持 平成 22 年 7 月の港則法及び海上交通安全法の一部を改正する法律の施行以降、航路及び航路付 近海域では、衝突・乗揚事故が大幅に減少しており、この水準である AIS 搭載船舶の通航隻数 100 万隻当たり 76 隻以下(平成 22 年 7 月から平成 25 年 6 月までの 3 年間の平均発生率)を維持す るというものです。 平成 27 年においては、73 隻となっており、目標である 76 隻を下回っています。 100 万隻当たりの衝突・乗 揚事故 76 隻以下 発生水準 事故隻数 AIS 通航隻数 H19.7H20.6 H20.7H21.6 H21.7H22.6 H22.7H23.6 H23.7H24.6 H24.7H25.6 H25 H26 H27 79 66 60 33 34 51 59 38 39 359,377 410,988 428,452 449,725 478,168 500,423 507,576 526,013 536,133 対 象 海 域:航路及び航路付近海域(海上交通センターのレーダーサービスエリア) ただし、名古屋港海上交通センターの全海域及び関門港以外の港域を除く 対象事故隻数:総トン数 100t 以上の船舶又は AIS 搭載船舶 AIS 通航隻数:海上交通センター(名古屋港海上交通センターを除く)の情報提供可能海域内の航路を通航した AIS 搭載船舶 (2) 港内等における衝突・乗揚事故の減少 一元的な船舶の動静監視・情報提供体制を整備する港内等において、情報提供の対象となる船舶 の衝突・乗揚事故を平成 20 年から平成 24 年までの年平均に対して、平成 30 年までに半減させる というものです。現在、平成 29 年度末の運用開始を目指し、東京湾において一元的な海上交通管 制の構築のための整備が進められています。 -6- (3) 小型船舶における事故の減少 小型船舶の事故のうち、不可抗力によるものを除く約 7 割の事故について、平成 20 年から平成 24 年までの年平均約 1,343 隻に対して、平成 30 年までに約 3 割減少させるというものです。 平成 27 年においては、1,188 隻となっており、51 隻の減少となっていますが、目標達成にはさ らに大幅な減少が必要です。 不可抗力を除く事故平均 1,343 隻 目標:3 割減少 (約 400 隻) 3 第10次交通安全基本計画における目標 (1) 我が国周辺海域で発生する船舶事故隻数を 2020 年代中に半減(約 1,200 隻)する ことを目指し、少なくとも 2,000 隻以下とする 第10次交通安全基本計画(計画期間:平成 28 年度~平成 32 年度)において策定されたもので、 具体的には、2020 年代中に我が国周辺で発生する船舶事故隻数事故隻数(本邦に寄港しない外国船 舶によるものを除く。 )を第9次計画期間の年平均(2,256 隻)から約半減(1,200 隻以下)するこ とを目指すこととし、我が国周辺で発生する船舶事故隻数を平成 32 年までに少なくとも 2,000 隻 未満とするというものです。 (2) ふくそう海域における衝突・乗揚事故の低発生水準の維持及び社会的影響が著しい 大規模な船舶事故の防止 ふくそう海域(東京湾、伊勢湾、瀬戸内海及び関門港における船舶が多数通航する海域)におけ る、情報の聴取義務化の施策等により低発生水準となった衝突・乗揚事故の発生率(通航隻数 100 万隻当たり 76 隻以下)を維持確保するとともに、航路閉塞や多数の死傷者が発生するなどの社会 的影響が著しい大規模海難の発生を防止し、その発生数をゼロとするというものです。 (3) 要救助海難に対する救助率 95%以上の維持確保 海難等における死者・行方不明者を減少させるためには、高い救助率を維持確保することが重要 であることから、救助率 95%以上とするというものです。 -7- 第2章 海難の現状 我が国の周辺海域では、海運・漁業・マリンレジャー等幅広い分野にわたり、多種多様な活動が行われ ています。また、海上輸送は、我が国の経済産業や国民生活を支えるうえで欠くことができないものとな っています。 我が国の沿岸海域では、AIS 搭載船舶だけでも 1 日平均約 5,000 隻もの船舶が通航しています。プレジ ャーボートや漁船等の小型船も含めるとその通航隻数はさらに多く、船舶事故発生の蓋然性は非常に高く なっています。 【我が国沿岸海域の AIS 搭載船舶の通航状況】 東京湾拡大図 -8- 1 最近の海上交通の動向・環境の変化 近年の海上交通の動向をみると、船舶通航量は減少傾向にあり、ふくそう海域における 1 日あたり の船舶通航量は、20 年前の約 5 割となっています。 また、小型船舶操縦免許有効者数が緩やかに減少しているほか、漁船隻数及び小型船舶在籍隻数も 減少傾向となっています。 【ふくそう海域における通航船舶隻数の推移】 【小型船舶操縦免許有効者数の推移】 (隻) (人) 出典:海事レポート ※ 複数資格を有する者は各区分の操縦免許有効者数へ計上している。 【小型船舶在籍隻数の推移】 【漁船隻数の推移】 (隻) (隻) 出典:漁船統計表 出典:小型船舶検査機構 ※ 在籍船とは、JCI の船舶検査の対象となる小型船舶のうち、有効な船舶 検査証書を有している船舶(受検せず船舶検査証書が無効となった船舶 などは含まれません。 ) -9- ふくそう海域の船舶通航量や漁船隻数及び小型船舶在籍隻数が減少する一方、船型をみてみると、 輸送効率の向上やコスト削減を図るため、船舶の大型化が進んでおり、仮に船舶事故が発生した場合 には、被害拡大の可能性が高まります。 また、我が国の特定港 86 港の入港船舶総隻数をみると、入港隻数全体は減少傾向にある中、外国船 舶の入港隻数の割合は増加しています。我が国に入港する外国船舶は、国籍の多様化が進んでおり、 また、我が国周辺海域での航法や地理を把握していない船員が操船している事例も多く見受けられる 状況です。 【特定港への外国船舶入港隻数の推移】 (入港船舶総隻数) (外国船舶隻数) 2 海難の発生状況と傾向 (1)船舶事故 イ 概観 平成 27 年に海上保安庁が認知した船舶事故は 2,137 隻で、昨年より 21 隻減少し、平成 13 年か ら開始した統計手法では最少となっています。 【船舶事故隻数の推移(過去 10 年間】 (隻) ※1 ※2 ※1:発達した低気圧によるもの(平成 18 年)を含む、※2:山陰地方豪雪によるもの(平成 23 年)を含む -10- (イ)船舶種類別 平成 27 年の船舶種類別の隻数は、プレジャーボート 935 隻(44%) 、漁船 600 隻(28%) 、貨 物船 268 隻(13%)の順となっています。 過去 5 年間の船舶種類別の隻数はプレジャーボート、漁船、貨物船の順となっており、いわゆ る小型船舶(プレジャーボート、漁船、遊漁船)が 76%を占めています。 【船舶種類別の割合(過去 5 年間) 】 【船舶種類別の推移(過去 5 年間) 】 (隻) 船舶事故隻数 (過去5年間) 11,395 隻 (ロ)事故種類別 平成 27 年の事故種類別の隻数は、衝突 620 隻(29%) 、機関故障 351 隻(16%) 、乗揚 263 隻 (12%)の順となっています。 過去 5 年間の事故種類別の隻数においても、衝突、機関故障、乗揚の順となっています。 【事故種類別の推移(過去 5 年間) 】 【事故種類別の割合(過去 5 年間) 】 (隻) 船舶事故隻数 (過去5年間) 11,395 隻 -11- (ハ)事故原因別 平成 27 年の事故原因別の隻数は、見張り不十分 429 隻(20%) 、操船不適切 290 隻(14%) 、 機関取扱 242 隻(11%)の順となっています。 過去 5 年間の事故原因別の隻数は、見張り不十分 2,296 隻(20%) 、操船不適切 1,481 隻(13%) 、 機関取扱 1,323 隻(12%)の順となっています。 】 【事故原因別の推移(過去 5 年間) 】 【事故原因別の割合(過去 5 年間) (隻) (ニ)距岸別 過去 5 年間の船舶事故の 94%が陸岸から 12 海里未満で発生しています。 一方、過去 5 年間の船舶事故に伴う死者・行方不明者の 33%は 12 海里以遠で発生しており、 陸から遠く離れるほど、事故隻数に対する死者・行方不明者数の割合が高くなる傾向となってい ます。 【距岸別の割合(過去 5 年間) 】 【距岸別船舶事故に伴う死者行方不明者の割合 (過去 5 年間) 】 -12- (ホ)船舶事故に伴う死者・行方不明者及び負傷者 平成 27 年の死者・行方不明者を伴う船舶事故の隻数は 37 隻で、平成 26 年(49 隻)と比較す ると 12 隻減少となっています。 船舶種類別では、 漁船 20 隻 (54%) 、 プレジャーボート 12 隻 (32%) の順となっています。 過去 5 年でも、漁船 142 隻(58%) 、プレジャーボート 69 隻(28%)で約 86%を占めています。 平成 27 年の船舶事故に伴う死者・行方不明者数は 48 人で、平成 26 年(100 人)と比較する と 52 人(52%)減少となっています。また、負傷者数は 208 人で、平成 26 年(269 人)と比較 すると 61 人(23%)減少となっています。 【死者・行方不明者を伴う船舶事故隻数の推移(過去 5 年間) 】 【死者・行方不明者を伴う船舶事故の船舶種類別の割合 (過去 5 年間) 】 (隻) 船舶事故隻数 (過去 5 年間) 243 隻 【船舶事故に伴う※ 死傷者の推移(過去 5 年間) 】 (人) (隻) 全船舶事故隻数に対する 死傷者を伴う事故の割合 8% ※ 8% 8% 死傷者とは、死者・行方不明者及び負傷者の合計をいう。 -13- 9% 8% 平成 27 年の漁船及びプレジャーボートの死者・行方不明者を伴う船舶事故の事故種類別でみる と、漁船は転覆 18 人(73%) 、衝突 3 人(12%)その他 3 人(13%)の順となっており、プレジ ャーボートは衝突 6 人(40%) 、浸水4人(27%) 、転覆 3 人(20%)の順となっています。 【死者・行方不明者を伴う漁船事故の割合(平成 27 年) 】 【死者・行方不明者を伴うプレジャーボート事故の割合(平成 27 年) 】 漁船 プレジャーボート 死者・行方不明者数 死者・行方不明者数 (平成 27 年) (平成 27 年) 24 人 15 人 平成 27 年の日本船の船舶事故に伴う死者・行方不明者数は 47 人で前年と比べ 12 人(20%)減 少となっており、負傷者数は 205 人で前年と比べ 53 人(21%)減少となっています。外国船の船 舶事故に伴う死者・行方不明者数は 1 人で前年と比べ 40 人(98%)減少となっており、負傷者数 は 3 人で前年と同数になっています。 【外国船の船舶事故及び死傷者の推移(過去 5 年間) 】 【日本船の船舶事故及び死傷者の推移(過去 5 年間) 】 (隻) (人) (隻) -14- (人) (ヘ)トン数別 平成 27 年のトン階別の隻数は、20t 未満 1,635 隻(77%) 、500t 以上 267 隻(12%)の順とな っています。 過去 5 年間のトン階別の隻数は、20t 未満が 77%を占めています。 【トン階別の割合(過去 5 年間) 】 【トン階別の推移(過去 5 年間) 】 (隻) 船舶事故隻数 (過去5年間) 11,395 隻 平成 27 年の 20t 未満の用途別の隻数は、プレジャーボート 932 隻(57%) 、漁船 551 隻(34%) 、 遊漁船 61 隻(4%)の順となっています。 過去 5 年間の 20t 未満の用途別の隻数は、プレジャーボート、漁船、遊漁船の順となっていま す。 (隻) 【20t 未満の用途別の推移(過去 5 年間) 】 【20t 未満の用途別の割合(過去 5 年間) 】 船舶事故隻数 (過去5年間) 8,823 隻 -15- 、漁船 47 隻(20%)の順と 平成 27 年の 20-500t 未満の用途別の隻数は、貨物船 95 隻(40%) なっています。 過去 5 年間の 20-500t 未満の用途別の隻数は、貨物船、漁船、タンカーの順となっています。 【20-500t 未満の用途別の推移(過去 5 年間) 】 【20-500t 未満の用途別の割合(過去 5 年間) 】 (隻) 船舶事故隻数 (過去5年間) 1,231 隻 平成 27 年の 500t 以上の用途別の隻数は、貨物 172 隻(64%) 、タンカー42 隻(16%)の順と なっています。 過去 5 年間の 500t 以上の用途別の隻数は、貨物船、タンカー、旅客船の順となっています。 【500t 以上の用途別の推移(過去 5 年間) 】 【500t 以上の用途別の割合(過去 5 年間) 】 (隻) 船舶事故隻数 (過去5年間) 1,341 隻 -16- ロ 平成 27 年船舶事故状況 (イ)船舶種類別の事故の特徴 a プレジャーボートの事故 平成 27 年のプレジャーボートの事故は 935 隻で、船舶種類別の隻数では最も多く、全船舶 事故隻数の 44%を占めています。 平成 27 年の事故種類別の隻数は、機関故障 225 隻(24%) 、衝突 147 隻(16%) 、運航阻害 128 隻(14%) 、乗揚 106 隻(11%)での順となっています。 プレジャーボートの機関故障事故は平成 15 年まで衝突事故より低い水準でしたが、平成 16 年以降は、逆転し機関故障事故が上回っています。 平成 27 年の事故原因別の隻数は、機関取扱 176 隻(19%) 、見張り不十分 147 隻(16%) 、 船体機器整備不良 126 隻(13%)の順となっており、人為的要因によるものが 749 隻(80%) となっています。 【事故種類別の割合(平成 27 年) 】 【事故原因別の割合(平成 27 年) 】 31% プレジャーボート 事故隻数 (平成27年) 935 隻 【機関故障と衝突事故隻数の推移(平成 1 年から平成 27 年) 】 (隻) -17- (a) 機関故障等事故(機関故障、過放電、燃料欠乏) 過去 5 年間のプレジャーボート機関故障等(機関故障、運航阻害(過放電及び燃料欠 乏のみ)をいう。以下同じ。 )事故は、1,415 隻(29%)となっています。 過去 5 年間の事故原因別の割合は、機関取扱 746 隻(53%) 、船体機器整備不良 319 隻(22%)の順となっており、人為的要因によるものが 1,094 隻(77%)となっていま す。 プレジャーボートの機関故障事故は平成 16 年以降、ほぼ横ばい、全体減少傾向の中、 機関故障事故の発生割合は微増傾向となっています。 機関故障等事故は、日頃の適切な整備や発航前点検の実施によって未然に防止するこ とができます。 【機関故障及び運航阻害の内容】 【事故種類別の割合(過去 5 年間) 】 【機関故障等事故原因別の割合(過去 5 年間) 】 29% プレジャーボート 事故隻数 (過去5年間) 4,939 隻 【プレジャーボートの機関故障及びプレジャーボートの事故隻数に対する割合の推移の推移(過去 10 年間) 】 (%) (隻) -18- (b) 衝突事故 平成 27 年のプレジャーボートの衝突事故 147 隻について事故原因別に見ると、見張り 不十分 106 隻(72%) 、操船不適切 24 隻(16%)の順となっており、過去 5 年でも、これ ら人為的要因によるものが 93%を占めています。 【事故原因別の推移(過去 5 年間) 】 【事故原因別の割合(過去 5 年間) 】 (隻) (c) 水上オートバイの事故 平成 27 年の水上オートバイの事故は 70 隻、これに伴う死傷者数は 16 人でとなって います。 過去 5 年間の水上オートバイの事故 442 隻について事故種類別に見ると、衝突が 115 隻(26%)で最も多くなっています。 平成 27 年の死傷者を伴う水上オートバイの事故種類別では、衝突 10 隻(83%) 、そ の他 2 隻(17%)となっています。 水上オートバイは、ひとたび事故が発生すると、その運航形態から操船者や同乗者が 大けがを負う可能性が高くなります。 また、海域利用の競合による遊泳者との接触事故も発生しているため、注意が必要で す。 【事故隻数及び死傷者数の推移(過去 5 年間) 】 【事故種類別別の割合(過去 5 年間) 】 (隻) 水上オートバイ 事故隻数 (過去5年間) 442 隻 -19- 【死傷者を伴う事故種類別の推移(過去 5 年間) 】 (隻) (d) ミニボートの事故 平成 27 年のミニボートの事故は 59 隻、 これに伴う死傷者数は 6 人となっています。 過去 5 年間の事故種類別に見ると、機関故障 70 隻(25%) 、転覆 68 隻(24%) 、浸 水 34 隻(12%)の順となっています。 過去 5 年間の事故原因別に見ると、気象海象不注意によるものが 63 隻(22%)と最 も多くなっています。 ミニボートは小型船舶操縦免許及び船舶検査が不要であり、 小型軽量で持ち運びも便 利である一方、復原性や耐航性が劣るため、注意が必要です。 【事故隻数及び死傷者数の推移(過去 5 年間) 】 (隻) 【事故種類別の割合(過去 5 年間) 】 (人) ミニボート 事故隻数 (過去5年間) 281 隻 【事故原因別の割合(過去 5 年間) 】 -20- (e) 花火大会に関連した事故 プレジャーボートの事故の特徴の 1 つに、花火大会に関連した事故があります。 過去 5 年間の全船舶事故のうち花火大会観覧に関連した事故隻数は 74 隻で、 平成 27 年は 9 隻発生しています。 花火大会に関連する事故は、花火大会終了後の帰港中の衝突事故や乗揚事故が多く、 過去 5 年の事故原因別の隻数では、見張り不十分 24 隻(67%)となっています。 【事故種類別の割合(過去 5 年間) 】 【事故隻数及び死傷者数の推移(過去 5 年間) 】 (隻) (人) 花火大会に関連した 事故隻数 (過去5年間) 74 隻 【事故船舶動態別の割合(過去 5 年間) 】 【帰港中の事故原因別の割合(過去 5 年間) 】 花火大会に関連した 事故隻数 (過去5年間) 74 隻 -21- (f) 操船者の年代別事故 平成 27 年のプレジャーボートの事故船舶操船者年代別は、60 代 237 隻(25%) 、40 代 191 隻(20%) 、50 代 178 隻(19%)の順となっています。 過去 5 年間の割合は、60 代 1,322 隻(27%) 、50 代 967 隻(20%) 、40 代 907 隻(18%) の順となっています。 モーターボート事故の過去 5 年間の割合は、 60 代 927 隻 (31%) 、 50 代 613 隻 (20%) 、 40 代 516 隻(17%)の順となっています。 水上オートバイ事故の過去 5 年間の割合は 30 代 165 隻 (37%) 、 40 代 132 隻 (30%) 、 20 代 90 隻(20%)の順となっています。 (隻) 【操船者年代別の推移(過去 5 年間) 】 【操船者年代別の割合(過去 5 年間) 】 操船者年代別 (過去5年間) 4,911 隻 【モーターボート操船者年代別の割合(過去 5 年間) 】 操船者年代別 【水上オートバイ操船者年代別の割合(過去 5 年間) 】 操船者年代別 (過去5年間) (過去5年間) 3,025 隻 442 隻 -22- (g) プレジャーボートの事故発生月日 例年、マリンレジャーが盛んになる GW から夏季に増加傾向となっています。 平成 27 年は、ゴールデンウィークのある 5 月から顕著に増加し、マリンレジャー活 動が盛んになる夏季を中心に多く発生しています。 平成 27 年においては、過去 5 年平均値と比べて 7 月が少なくなっています。 【プレジャーボート事故月別隻数の推移(平成 27 年) 】 (隻) 平成 27 年 4、5、7、8 月の日別隻数は、ゴールデンウィークがスタートする 4 月 29 日(土)から事故が増加し、5 月 4 日(日)みどりの日が 13 隻と最も多くなっていま す。 また、平成 27 年 7、8 月の日別隻数は土日や御盆の前後の土日を中心に多くなっ ています。 【プレジャーボート事故隻数 4、5 月の推移(平成 27 年) 】 (隻) (隻) 【プレジャーボート事故隻数 7、8 月の推移(平成 27 年) 】 -23- b 漁船の事故 平成 27 年の事故種類別の隻数では、衝突 197 隻(33%) 、運航阻害 73 隻(12%) 、転覆 70 隻(11%)の順となっています。 平成 27 年の事故原因別の隻数では、見張り不十分 161 隻(27%) 、操船不適切 48 隻(8%) 、 船体機器整備不良 38 隻(6%)となっており、人為的要因によるものが 359 隻(63%)となっ ています。 【事故種類別の割合(平成 27 年) 】 【事故原因別の割合(平成 27 年) 】 漁船 事故隻数 (平成27年) 600 隻 (a) 衝突事故 平成 27 年の漁船の衝突事故 197 隻について事故原因別に見ると、見張り不十分 133 隻(68%) 、居眠り運航 28 隻(14%) 、操船不適切 19 隻(10%)の順となっており、 過去 5 年でも、これら人為的要因によるものが 1,010 隻(95%)となっています。 【衝突事故原因別の推移(過去 5 年間) 】 【衝突事故原因別の割合(過去 5 年間) 】 (隻) -24- (b) 乗揚事故 平成 27 年の漁船の乗揚事故 66 隻について事故原因別に見ると、居眠り運航 20 隻 (30%) 、見張り不十分 17 隻(26%) 、船位不確認 14 隻(21%) 、の順となっており、過 去 5 年でも、これら人為的要因によるものが 97%を占めています。 【乗揚事故原因別の推移(過去 5 年間) 】 【乗揚事故原因別の割合(過去 5 年間) 】 (隻) (c) 操船者の年代別事故 平成 27 年の漁船事故の操船者の年代別は 60 代 175 隻(29%) 、70 代 151 隻(25%) 、 50 代 89 隻(15%)の順となっています。 過去 5 年間の操船者年代別の割合は、60 代以上が 60%を占めています。 【操船者年代別の推移(過去 5 年間) 】 【操船者年代別の割合(過去 5 年間) 】 (隻) 年代別 事故隻数 (過去5年間) 3,373 隻 60% -25- (d) 時間帯別事故 平成 27 年の漁船事故の時間帯別は、朝方から日中にかけて多く発生しています。 【時間帯別の推移(平成 27 年) 】 (隻) c 貨物船の事故 平成 27 年の事故種類別の隻数は、衝突 127 隻(47%) 、機関故障 52 隻(19%) 、乗揚 46 隻 (17%)の順となっています。 平成 27 年の事故原因別の隻数は、操船不適切 77 隻(29%) 、見張り不十分 44 隻(16%)の 順となっており、過去5年でも、これら人為的要因によるものが 1,096 隻(79%)となってい ます。 (隻) 【事故種類別の割合(過去 5 年間) 】 【貨物船事故の推移(過去 5 年間) 】 貨物船 事故隻数 (過去5年間) 1,390 隻 (隻) 【事故原因別の推移(過去 5 年間) 】 【事故原因別の割合(過去 5 年間) 】 -26- (a) 衝突事故 【事故原因別の割合(過去 5 年間) 】 過去 5 年間の貨物船の衝突事故 725 隻の事故 原因別に見ると、操船不適切 348 隻(49%) 、見 張り不十分 232 隻(32%)の順となっており、 これら人為的要因によるものが 89%を占めていま す。 【事故原因別の割合(過去 5 年間) 】 (b) 機関故障事故 過去 5 年間の貨物船の機関故障事故 233 隻の 事故原因別に見ると、機関取扱 131 隻(56%) となっており、これら人為的要因によるものが 58%を占めています。 (c) スクラップ積載船舶の火災事故 平成 27 年のスクラップ積載船舶の事故 18 隻のうち積載するスクラップからの火災 事故は 6 隻(33%)発生しています。 また、過去 5 年間のスクラップ積載船舶の事故 95 隻のうち 38 隻(40%)が積載す るスクラップからの火災となっており、そのうち 37 隻は外国籍船舶によるものです。 火災発生時の動態は、荷役中が 25 隻(66%)となっており、これは、荷役時におい てバッテリー等発火源となる異物の除去等が完全ではなかったため発生した可能性が あります。 【動態別の割合(過去 5 年間) 】 【船舶事故隻数の推移(過去 5 年間) 】 (隻) スクラップ火災 事故隻数 (過去 5 年間) 38 隻 -27- d 旅客船の事故 平成 27 年の事故種類別の隻数は、衝突 18 隻(38%) 、機関故障 10 隻(21%) 、乗揚 7 隻(15%) の順となっています。 平成 27 年の事故原因別の隻数は、見張り不十分 10 隻(21%) 、機関取扱 8 隻(17%) 、操船不 適切 7 隻(15%)となっており、過去 5 年間でも、これら人為的要因が 143 隻(71)を占めて います。 【事故種類別の推移(過去 5 年間) 】 【事故種類別の割合(過去 5 年間) 】 (隻) 旅客船 事故隻数 (過去 5 年間) 200 隻 【事故原因別の推移(過去 5 年間) 】 【事故原因別の割合(過去 5 年間) 】 (隻) -28- (a) 衝突事故 【事故原因別の割合(過去 5 年間) 】 過去 5 年間の旅客船の衝突事故 75 隻の 事故原因別に見ると、操船不適切 29 隻( 39%) 、見張り不十分 19 隻(25%)の順と なっており、人為的要因によるものが 80% を占めています。 【事故の事故原因別の割合(過去 5 年間) 】 (b) 乗揚故障事故 過去 5 年間の旅客船の乗揚事故 41 隻の事 故原因別に見ると、操船不適切 13 隻(32%) となっており、人為的要因によるものが 95 %を占めています。 -29- (ロ)船舶事故種類別の事故の特徴 a 衝突事故 船舶事故種類別では、過去 5 年間を通じて衝突事故が最も多く発生しています。 平成 27 年の船舶種類別では、漁船 197 隻(32%) 、貨物船 127 隻(20%) 、プレジャーボー ト 147 隻(24%)の順となっています。 平成 27 年の事故原因別では、見張り不十分 342 隻(55%)、操船不適切 162 隻(26%) 、居眠 り運航 36 隻(6%)の順となっており、過去 5 年で見ても、人為的要因によるものが 2947 隻 (92%)を占めています。 船舶同士の衝突事故について相手船別に見ると、貨物船は貨物船同士 198 隻(41%) 、プレ ジャーボートはプレジャーボート同士 288 隻(48%)の衝突が多く、逆に貨物船とプレジャー ボートの衝突は少ない状況となっています。また、漁船は漁船同士 422 隻(46%)の衝突が最 も多くなっていますが、プレジャーボート 195 隻(21%) 、貨物船 158 隻(17%)との衝突も多 くなっていることが分かります。 【船舶種類別の割合(平成 27 年) 】 【事故原因別の推移(過去 5 年間) 】 【事故原因別の割合(過去 5 年間) 】 衝突事故隻数 (平成27年) 620 隻 【漁船衝突相手船 用途別の割合(過去 5 年間) 】 【貨物船衝突相手船 用途別の割合(過去 5 年間) 】 漁船の船舶同士 貨物船の船舶同士 衝突事故隻数 衝突事故隻数 (過去5年間) (過去5年間) 921 隻 484 隻 -30- 【プレジャーボート衝突相手船 種類別の割合(過去 5 年間) 】 PBの船舶同士 衝突事故隻数 (過去5年間) 600 隻 平成 20 年から、国際航海に従事する全ての旅客船と 300 トン以上の船舶及び全ての 500t 以 上の船舶に、AISの搭載が義務化されましたが、その前後の期間で 500 トン以上の船舶同士の 衝突事故数(港内の衝突を除く。 )をみると、約半減しています。 (a) 20t 未満の船舶同士の衝突事故 過去 5 年間の 20t 未満の船舶同士の衝突事故の動静は、 航行中×航行中270 隻 (38%) 、 航行中×錨泊中 145 隻(20%) 、航行中×漂泊(機関:入)131 隻(18%)の順となっ ており、航行中の船舶が漂泊・錨泊中の船舶に衝突しているものが、383 隻(53%)と なっています。 過去 5 年間の 20t 未満の船舶同士の衝突事故のうち、お互いが航行中の事故において は、相手船を初認しているものが 172 隻(64%)となっており、当直者が見張りを「実 施していた」と主張しているものは 71%となっています。 初認有りの船舶のうち、初認から衝突までの時間が 1 分未満 67 隻(25%) 、1-3 分未 満 55 隻(20%)の順となっており、1 分未満を事故直前とした場合、初認なしと事故直 前まで相手船を初認していない船舶は 161 隻(60%)となっています。また、初認から 衝突までの時間が 3 分以前に相手船を初認している船舶 50 隻 (18%) のうち 25 隻 (50%) が継続監視を実施していない結果となっています。 初認から衝突までの時間が 3 分以前に相手船舶を初認し、継続監視を実施していた 22 隻(44%)のうち 11 隻が初認時に衝突の恐れを感じることなく航行を継続していまし た。 継続監視を行っていたにもかかわらず、衝突している船舶が一定以上いることは、見 張りの方法(見張りを行っている気になっている)や避航動作等航法に関係する知識が ない可能性があります。 -31- 【航行中の船舶の衝突事故における 【航行中の船舶の衝突事故における相手船舶(航行 相手船の動静割合(過去 5 年間) 】 中)の視認及び当直者の状況(過去 5 年間) 】 64% 20t未満の船舶同士 衝突事故隻数 (過去5年間) 717 隻 53% 【航行中の船舶が相手船舶(航行中)を視認し 【初認から衝突までの時間が 3 分以前に相手船舶(航行中)を た時間の割合(過去 5 年間) 】 初認している船舶の継続監視有無の割合(過去 5 年間) 】 約 25% 20t未満の船舶同士 20t未満の船舶同士 衝突事故隻数 衝突事故隻数 (過去5年間) (過去5年間) 270 隻 50 隻 18% 過去 5 年間の 20t 未満の船舶同士の衝突事故のうち、航行中と漂泊・錨泊中の事故に おける航行中の船舶が相手船を初認しているものは 119 隻(31%)となっており、当直 者が見張りを「実施していた」と主張しているものは 207 隻(54%)となっています。 初認有りの船舶のうち、初認から衝突までの時間が 1 分未満 46 隻(12%) 、1-3 分未 満 26 隻(7%)の順となっており、1 分未満を事故直前とした場合、初認なしと事故直 前まで相手船を初認していない船舶は 310 隻(81%)となっています。 初認から衝突までの時間が 3 分以前に相手船を初認している船舶 46 隻(12%)のう ち 7 隻(81%)が継続監視を実施していない結果となっています。 航行中の船舶は、漂泊・錨泊中の船舶が視界に入っていない(初認なし) 、衝突直前 まで気付かない若しくは継続監視を実施していないために衝突しています。 -32- 【航行中の船舶の衝突事故における相手船舶(漂泊・ 【航行中の船舶が相手船舶(漂泊・錨泊中)を視認した 錨泊中)の視認及び当直者の状況(過去 5 年間) 】 時間の割合(過去 5 年間) 】 31% 12% 20t未満の船舶同士 衝突事故隻数 (過去5年間) 383 隻 【初認から衝突までの時間が 3 分以前に相手船舶(漂泊・錨泊中) を初認している船舶の継続監視有無の割合(過去 5 年間) 】 20t未満の船舶同士 衝突事故隻数 (過去5年間) 46 隻 過去 5 年間の 20t 未満の船舶同士の衝突事故のうち、航行中と漂泊・錨泊中の事故に おける漂泊・錨泊中の船舶が相手船を初認しているものは 284 隻(74%)となっており、 当直者が見張りを「実施していた」と主張しているものは 37%となっています。 初認有りの船舶のうち、初認から衝突までの時間が 1 分未満 81 隻 21%、1-3 分未満 109 隻(28%)の順となっており、1 分未満を事故直前とした場合、初認なしと事故直 前まで相手船を初認していない船舶は 177 隻(46%)となっています。 初認から衝突までの時間が 3 分以前に相手船を初認している船舶 94 隻(25%)のう ち 40 隻(43%)が継続監視を実施していない結果となっています。 継続監視を実施していた 52 隻のうち 32 隻が衝突の恐れを感じることなく衝突してい たという結果となりました。 -33- 【漂泊・錨泊中の船舶の衝突事故における相手船舶 【相手船舶(航行中)が相手船を視認し (航行中)の視認及び当直者の状況(過去 5 年間) 】 た時間の割合(過去 5 年間) 】 74% 20t未満の船舶同士 衝突事故隻数 (過去5年間) 383 隻 25% 【初認から衝突までの時間が 3 分以前に相手船舶(航行中) 【相手船舶(航行中)を初認し継続監視を実施していた船 を初認している船舶の継続監視有無の割合(過去 5 年間) 】 舶船長の心理状況の割合(過去 5 年間) 】 20t未満の船舶同士 20t未満の船舶同士 衝突事故隻数 衝突事故隻数 (過去5年間) (過去5年間) 52 隻 94 隻 b 運航阻害(無人漂流)事故 平成 27 年の運航阻害事故は、事故種類別では、無人漂流 143 隻(65%) 、過放電 40 隻(18%) 、 燃料欠乏 35 隻(16%)の順となっており、船舶種類別では、プレジャーボート 128 隻(59%)、 漁船 73 隻(33%)の順となっています。 過去 5 年間のプレジャーボートの無人漂流事故について事故原因別に見ると係留用具の点検 整備不良などの船体機器整備不良が 214 隻(52%)と最も多く、次いで操船者の海中転落によるも のが 79 隻(19%)となっており、荒天準備不良 31 隻(8%)等を含めた人為的要因によるもの 67% となっています。また、動態別では、係留中に発生したものが 49%を占めており、このうち、 係留場所がマリーナ以外となっているものが 71%を占めています。 過去 5 年間の漁船の無人漂流事故について原因別に見ると、操船者の海中転落によるものが 67%を占め、その 53%を 70 歳以上の高齢者が占めています。 -34- 【事故種類別運航阻害内訳の割合(平成 27 年) 】 【船舶種類別の割合(平成 27 年) 】 運航阻害 運航阻害 事故隻数 事故隻数 (平成27年) (平成27年) 219 隻 219 隻 【プレジャーボート事故原因別(過去 5 年間) 】 【定型港別プレジャーボートの係留中の無人漂流(過去 5 年間) 【プレジャーボートの無人漂流時の動態(過去 5 年間】 49% 71% 無人漂流 係留中の無人漂流 事故隻数 事故隻数 (過去5年間) (過去5年間) 414 隻 【漁船の無人漂流原因別(過去 5 年間) 】 204 隻 【漁船乗船者死亡・行方不明・傷病原因年代別の割合(過去 5 年間) 】 乗船者の死亡・ 行方不明・傷病原因 年代別隻数 (過去5年間) 228 隻 -35- (ハ)ふくそう海域の事故 ふくそう海域の 1 日平均の船舶通航量は約 4,000 隻となっており、事故発生の蓋然性が高く なっています。 平成 27 年のふくそう海域における船舶事故は 810 隻、平成 26 年(812 隻)と比べ 2 隻減少 しました。 船舶事故種類別の隻数では、衝突 287 隻(35%) 、機関故障 147 隻(18%) 、乗揚 106 隻(13%) の順となっています。 【船舶種類別の推移(過去 5 年間) 】 【船舶種類別の割合(平成 27 年) 】 (隻) ふくそう海域 船舶事故隻数 (平成 27 年) 810 隻 ※ ふくそう海域:東京湾、伊勢湾、瀬戸内海及び関門港(海上交通安全法適用海域又は港則法適用海域) 【事故種類別の推移(過去 5 年間) 】 【事故種類別の割合(平成 27 年) 】 (隻) ふくそう海域 船舶事故隻数 (平成 27 年) 810 隻 -36- 平成 22 年 7 月 1 日に「港則法及び海上交通安全法の一部を改正する法律」が施行され、海 上交通センターの運用管制官による情報提 (隻) 【ふくそう海域における衝突・乗揚事故の推移】 供や勧告等の航行援助の充実強化、地形や 潮流など各海域の特性に応じた新たな航法 の設定、AISを活用した港内での効率的 な交通整理手法の導入、台風襲来時等にお ける港内での危険を防止するための命令等、 ふくそう海域や港内における船舶交通の安 全対策の強化が図られました。その結果、 法施行前と法施行後を比べると衝突・乗揚 事故隻数は減少しました。 ※ ふくそう海域(海上交通センターのレーダーエリア内(名古屋港海上交通センターを除く) )で発生した 長さ 50m 以上(関門海峡は総トン数 300 トン以上)の船舶の衝突・乗揚事故 (ニ)外国籍船舶の事故 平成 27 年の外国籍船舶の事故は 186 隻で、全船舶事故の 9%となっています。 平成 27 年の事故種類別の隻数では、衝突 88 隻(47%) 、機関故障 49 隻(27%) 、火災 15 隻 (8%) 、乗揚 13 隻(7%)の順となっています。事故原因別では、操船不適切 58 隻(31%) 、 整備不良 23 隻(12%) 、見張り不十分 22 隻(12%)等の人為的要因によるものが 123 隻(66%) となっています。 【外国籍船舶事原因別の割合(平成 27 年) 】 【外国籍船舶事故種類別の割合(平成 27 年) 】 外国籍船舶 事故隻数 (平成 27 年) 186 隻 -37- a 船籍別 平成 27 年の外国籍船舶の船籍別の事故隻数は、 パナマ 52 隻(28%) 、大韓民民国 35 隻(19%) 、 (隻) 【国籍別外国籍船舶事故の推移】 カンボジア 26 隻(14%)の順となっており、 中華人民共和国籍船舶の事故が平成 26 年(22 隻)と比べ 18 隻減少しています。 ※過去 5 年間の合計隻数が 30 隻以上となる国籍別で計上 b 船長の国籍別 平成 27 年の外国籍船舶の事故について 【船長の国籍別の推移(過去 5 年間) 】 (隻) 船長の国籍別に見ると、中華人民共和国 54 隻(29%) 、大韓民国 37 隻(20%) 、 フィリピン 19 隻(10%)の順となってい ます。 ※過去 5 年間の合計隻数が 30 隻以上となる国籍別で計上 (ホ)季節毎における船舶事故の特徴 a 春期(3~5 月)における事故 春季は、天候の急激な変化など気象・海象不注意による死者・行方不明者を伴う事故が他の 季節に比べ多く発生する傾向にあり、プレジャーボートの場合、ミニボートがその半数を占め ています。 【気象・海象不注意により発生したプレジャーボート事故隻数と、 【気象・海象不注意により発生した死者・行方不明者を伴うジ プレジャーボート事故全体に占める割合】 ャーボート事故隻数】 (隻) (隻) -38- 【気象海象不注意による死者・行方不明者を伴う 【死者・行方不明者を伴うプレジャーボート事故原因別の プレジャーボート種類別の割合(過去 5 年間) 】 割合(過去 5 年間) 】 死者・行方不明者を 伴うプレジャーボート事故 (過去 5 年間) 20 隻 (a)ミニボート事故 ミニボートの事故は春季期間の 5 月のゴールデンウィークを中心に最も多くなり、気象海 象不注意によるものが 22 隻(28%)と最も多くなっています。 【ミニボートの月別事故隻数の推移(過去 5 年間) 】 【春季期間のミニボートの事故原因別(過去 5 年間) 】 (隻) ミニボート 春季事故原因別 (過去 5 年間) 78 隻 -39- (b)ゴールデンウィーク期間の特徴 ゴールデンウィーク期間中の 1 日あたりの事故隻数は、前後の期間の約 3 倍多くなってい ます。 ゴールデンウィーク期間中の事故は、船舶種類別ではプレジャーボートが最も多く、プレジ ャーボートの事故種類別では機関故障等事故が多くなっています。 【ゴールデンウィーク期間及び前後期間の船舶事故の 1 日あたりの発生隻数の比較(過去 5 年間) 】 他 の 期間 と 比べ 約 3 倍!! 【ゴールデンウィーク期間中に発生した事故の 【ゴールデンウィーク期間中に発生した事故の 船舶種類別の割合(過去 5 年間) 】 事故種類別の割合(過去 5 年間) 】 66% 28% ゴールデンウィーク期間 船舶種類別事故隻数 (過去 5 年間) 469 隻 -40- b 夏期(6~8 月)における事故の特徴 7、8 月にプレジャーボート事故が多発する傾向にあります。 過去 5 年の 7、8 月曜日別では、日曜日 492 隻(34%) 、土曜日 281 隻(19%)の順となってい ます。 過去 5 年の土日時間帯別では、活動が活発となる日中に事故が多く、特に日曜日 13 時台が 62 隻(13%)となっています。土曜日の 20 時、21 時台に多くなっているのは、花火大会終了後、 帰港中に発生したものです。 【船舶種類別の事故隻数推移(過去 5 年間) 】 (隻) 【プレジャーボート事故曜日別の割合(過去 5 年間) 】 【プレジャーボート事故 7、8月土日時間帯別の推移(過去 5 年間) 】 (隻) プレジャーボート 曜日別事故隻数 (過去 5 年間) 1,439 隻 -41- c 秋季(9~11 月)における事故 平年値では、8 月が台風のピークであるが、平成 21~平成 27 年で見ると 9 月の台風の接近、 上陸が多くなっています。台風が原因で発生した船舶事故種類で見ると、9 月、10 月に浸水、 運航阻害(無人漂流)が多く発生しており、船舶種類別ではプレジャーボートが最も多い。 漁船事故は、秋季において若干増加しており、事故種類別では、衝突 117 隻となっています。 【台風の発生数等(平年値) 】 【台風の接近及び上陸の現状(H23~H27) 】 (隻) 【台風が原因で事故を起こした船舶種類(過去 5 年平均) 】 【台風が原因で発生した船舶事故種類別(過去 5 年平均) 】 【漁船事故隻数月別の推移(過去 5 年間) 】 【漁船事故種類別の推移(過去 5 年間) 】 -42- d 冬季(12~2 月)における事故 海域別における貨物船の事故の日本船・外国船別でみると、日本海側における外国船の割合が 太平洋側より多くなっています。 冬季は、日本海側の外国籍貨物船の事故の割合が多くなっています。 各シーズン毎の船舶事故隻数及び船舶事故に伴う死者・行方不明者数を比べると、冬季期間は、 事故隻数が最も少ないが、死者・行方不明者数は、発生率で見ると最も高くなっています。 【各シーズン別船舶事故隻数及び船舶事故に伴 【各シーズン別船舶事故に伴う死者・行方不明者の う死者・行方不明者数(過去 5 年間) 】 発生率(過去 5 年間) 】 -43- (2)人身事故※1 平成 27 年に海上保安庁が認知した人身事故者数は 2,633 人で、事故の内訳としては、船舶事故 以外の乗船中の事故※2 が 867 人、マリンレジャーに関する海浜事故※3 が 810 人、マリンレジャー 以外の海浜事故※3 が 956 人となっています。このうち死者・行方不明者数は 1,108 人で、事故の 内訳としては、船舶事故以外の乗船中の事故が 197 人、マリンレジャーに関する海浜事故が 267 人、マリンレジャー以外の海浜事故が 644 人となっています。 ※1 人身事故とは、船舶事故以外の乗船中の事故、マリンレジャーに関する海浜事故及びマリンレジャー以外の海浜事故を いいます。 ※2 船舶事故以外の乗船中の事故とは、衝突、乗揚、転覆等の船舶事故以外の事由により発生した船舶の乗船者の海中転落、 負傷、病気等をいいます。 ※3 マリンレジャーに関する海浜事故とは、遊泳中の事故や釣り中の事故等をいい、マリンレジャー以外の海浜事故とは、 岸壁からの海中転落や自殺等をいいます。 【死者・行方不明者数の推移(過去 5 年間)】 【事故者数の推移(過去 5 年間) 】 3,500 3,000 (人) 1,800 2,871 2,621 2,500 2,000 1,007 1,500 1,000 500 2,877 759 2,742 1,600 2,633 1,400 1,090 1,060 1,001 (人) 1,200 956 1,299 1,128 1,000 800 842 857 803 810 939 960 938 867 H25 H26 687 644 280 255 267 228 259 219 213 197 H27 H23 H24 H25 H26 H27 マリンレジャー以外の海浜事故 マリンレジャーに関する海浜事故 船舶事故以外の乗船中の事故 マリンレジャー以外の海浜事故 マリンレジャーに関する海浜事故 船舶事故以外の乗船中の事故 イ 741 272 0 H24 1,108 234 200 0 H23 1,155 600 400 855 768 666 1,240 船舶事故以外の乗船中の事故 平成 27 年の船舶事故以外の乗船中の事 故者 867 人を事故内容別にみると、負傷が 448 人(52%)と最も多く、次いで病気が 239 人(28%) 、海中転落が 150 人(17%) 【事故内容別事故者数の推移(過去 5 年間) 】 500 400 (人) 447 463 448 負傷 267 300 275 245 225 239 病気 中毒 200 175 173 177 194 150 100 自殺 その他 0 H23 -44- 海中転落 398 となっており、これらで事故の 97%を占め ています。 464 H24 H25 H26 H27 また、死者・行方不明者 197 人を事故内容別にみると、海中転落が 87 人(44%)と最も多く、次 いで病気 77 人(39%) 、負傷 18 人(9%)となっています。 海中転落による死者・行方不明者 87 人を船舶種類別にみると、漁船が 48 人と最も多く、次いでプ レジャーボートが 10 人となっており、これらで海中転落の 67%を占めています。漁船からの海中転 落による死者・行方不明者 48 人のうち、ライフジャケットを着用していたのは 8 人で、着用率は 17% と非常に低くなっています。また、漁船からの海中転落による死者・行方不明者のうち一人乗り漁船 によるものは 32 人であり、漁船からの海中転落による死者・行方不明者の 67%を占めています。 漁船からの海中転落による死亡事故の中には、投網や揚網などの作業中に海中転落したものがあり ました。 【海中転落による死者・行方不明者の割合(船舶種類別 平成 27 年)】 【事故内容別死者・行方不明者数の推移(過去 5 年間)】 140 120 114 海中転落 118 112 100 100 遊漁船 3人 3% 87 病気 67 59 54 旅客船 6人 7% 77 26 21 29 自殺 18 20 H23 H24 H25 H26 H27 【漁船からの海中転落(過去 5 年間)】 H23 漁船からの海中転落 【一人乗り漁船からの海中転落(過去 5 年間)】※左表の内数 H24 H25 H26 H27 86 90 91 104 72 61 64 61 76 48 うちライフジャケット着用者 5 9 9 15 8 ライフジャケット着用率 8% 14% 15% 20% 17% うち死者・行方不明者 漁船 48人 55% プレジャー ボート 10人 12% その他 0 海中転落による 死者・行方不明者 87人 作業船 4人 5% 貨物船 5人 6% 中毒 38 40 その他 10人 11% 負傷 81 80 60 タンカー 1人 1% (人) H23 一人乗り漁船からの海中転落 H26 H27 57 56 58 61 49 40 45 40 51 32 うちライフジャケット着用者 4 8 6 8 7 ライフジャケット着用率 10% 18% 15% 16% 22% うち死者・行方不明者 -45- H24 H25 ロ マリンレジャーに関する海浜事故 平成27年のマリンレジャーに関する海浜事故者810人を活動内容別にみると、遊泳中の事故が301 人と最も多く、次いで釣り中の事故が258人となっており、これらで全体の69%を占めています。 このうち死者・行方不明者267人を活動内容別にみると、遊泳中の事故が110人と最も多く、次い で釣り中の事故が92人となっており、これらで全体の76%を占めています。 【活動内容別事故者数の推移(過去 5 年間)】 350 300 299 292 278 284 (人) 120 遊泳中 301 276 101 釣り中 266 250 200 【活動内容別死者・行方不明者数の推移(過去 5 年間)】 (人) 100 273 91 サーフィン中 99 258 240 111 106 110 99 99 釣り中 92 80 磯遊び中 スキューバダイビ ング中 被引浮体遊 具使用中 ボードセイリング 中 ウェイクボード中 100 50 0 H23 H24 H25 H26 その他 H27 60 40 20 0 H23 磯遊び中 スキューバダイ ビング中 サーフィン中 79 150 遊泳中 H24 H25 H26 H27 ボードセイリン グ中 ウェイクボード 中 被引浮体遊 具使用中 その他 (イ)遊泳中の事故 平成 27 年の遊泳中の事故者数は 301 人で、このうち死者・行方不明者数は 110 人でした。事 故者 301 人を事故内容別にみると、海水誤飲などによる溺水が最も多く 192 人(63%)でした。 【事故者数及び死者・行方不明者数の推移(過去 5 年間)】 (人) 【事故内容別事故者数の割合(平成 27 年)】 (人) 350 300 40% 299人 284人 266人 250 37% 301人 276人 負傷 病気 21人 9人 7% 3% 37% 36% 200 150 100 34% 91人 帰還不 能 78人 26% 33% 99人 106人 99人 110人 50 0 30% H23 事故者数 H24 H25 H26 死者・行方不明者数 -46- H27 死亡率 遊泳中 301人 その他 1人 1% 溺水 192人 63% 事故者 301 人のうち、 飲酒をしての遊泳による事故者数は 41 人で昨年より 13 人増加しました。 飲酒をしての事故者の死亡率は 54%となっています。過去 5 年間の事故者数を年齢層別にみると、 10 歳代の事故者が 24%と最も多く、20 歳未満の事故が 3 分の 1 以上を占めています。10 歳代以 下の事故では、保護者や友人などの同行者が気付かないうちに溺れ、死亡に至るケースがありま した。 【飲酒をしての遊泳による事故者の死亡率(平成 27 年)】 【年齢層別事故者数の割合(過去 5 年間)】 3 分の 1 以上 遊泳中 飲酒 41人 22人 54% 19人 46% 88人 34% 60歳以上 10歳未満 154人 186人 11% 50歳代 13% 110人 10歳代 8% 342人 40歳代 遊泳中 24% 166人 1426人 11% 30歳代 20歳代 185人 283人 13% 20% 遊泳中 飲酒なし 260人 172人 66% 生存者 死者・行方不明者 (ロ)釣り中の事故 平成 27 年の釣り中の事故者数は 258 人で、このうち死者・行方不明者数は 92 人でした。事故 者 258 人を事故内容別にみると、海中転落が最も多く 189 人(73%)で、足を踏み外したり、波 にさらわれたりなどして海中転落する事故がありました。 【事故内容別事故者数の割合(平成 27 年)】 【事故者数及び死者・行方不明者数の推移(過去 5 年間)】 (人) 50% 350 300 250 240人 278人 36% 292人 38% 33% 273人 36% 258人 36% 150 100 40% 30% 200 79人 101人 111人 99人 92人 20% 病気 5人 2% 負傷 7人 3% 帰還不能 48人 19% 溺水 9人 3% 釣り中 258人 10% 50 0% 0 H23 H24 事故者数 H25 H26 死者・行方不明者数 H27 死亡率 -47- 海中転落 189人 73% また、海中転落者 189 人のうち複数で行動していた者は 81 人で、死者・行方不明者は 22 人(死 亡率 27%)でしたが、単独行動していた者は 108 人で、死者・行方不明者は 56 人(同 52%)で あり、複数で行動していた者に比べ、単独で行動していた者の死亡率は約 2 倍となっています。 過去 5 年間の釣り中の海中転落による事故者は 956 人で、このうちライフジャケットを着用して いたのは 203 人(21%)でした。また、発生場所別にみると、事故者数及び死者・行方不明者数が 多いのは防波堤、磯場、岸壁の順となっています。特にこれらの場所のうち防波堤、岸壁では、死 者・行方不明者の 95%が海中転落によるものですが、ライフジャケットの着用率が防波堤で 20%、 岸壁で 5%となっています。 【海中転落者の単独行動・複数行動別の死亡率(平成 27 年) 】 22人 27% 56人 52% 単独行動 108人 52人 48% 複数行動 81人 生存者 【海中転落者のライフジャケット着用状況(過去 5 年 59人 73% 死者・行方不明者 【活動場所別事故者及び死者・行方不明者数とライフジャケット着用率 (過去 5 年間)】 間)】 800人 753人 500人 700人 600人 359人 500人 400人 100% 90% 96% 94% 89% 451人 90% 80% 407人 300人 70% 276人 59% 52% 400人 50% 200人 300人 200人 100人 60% 203人 394人 69人 100人 134人 人 人 着用(21%) 生存者 非着用(79%) 死者・行方不明者 -48- 138人 161人 20% 23% 104人120人 31% 32% 40% 30% 71人 20% 10% 28人 41人 16人 10% 10人 0% 磯場 防波堤 岸壁 消波 砂浜 その他 ブロック 事故者数 死者・行方不明者数 LJ着用率 死者・行方不明者の海中転落の割合 5% (ハ)スキューバダイビング中の事故 平成 27 年のスキューバダイビング中の事故者数は 32 人で、このうち死者・行方不明者数は 11 人でした。事故者 32 人を事故内容別にみると、溺水が最も多く 19 人(60%)で、レギュレーター に入った海水の誤飲による事故などがありました。また、インストラクターなどが海中で事故者の 異変に気付いたものの、急浮上により減圧症となる事故もありました。 過去 5 年間の事故者数を年齢層別にみると、40 歳代以上が 69%を占めており、特に病気による 死者・行方不明者では 90%を占めています。 【事故内容別事故者数の割合(平成 27 年) 】 【事故者数及び死者・行方不明者数の推移(過去 5 年間)】 (人) 70% 70 58人 60% 60 49人 50% 50 40人 38% 37人 34% 40% 40 32人 35% 24% 28% 30% 30 22人 17人 20 11人 11人 20% 9人 10% 10 0% 0 H23 H24 H25 H26 H27 事故者数 死者・行方不明者数 死亡率 【年齢層別事故者数の割合(過去 5 年間) 】 負傷 帰還不能 1人 2人 3% 6% 病気 10人 31% 51人 24% 溺水 19人 60% 【年齢層別病気による死者・行方不明者数の割合(過去 5 年間)】 10歳代 5人 2% 20歳代 60歳以上 26人 47人 12% 22% スキューバ ダイビング中 216人 50歳代 スキューバ ダイビング中 32人 30歳代 2人 10% 30歳代 36人 17% 60歳以上 10人 53% スキューバ ダイビング中 病気 19人 40歳代 3人 16% 50歳代 4人 21% 40歳代 51人 23% -49- (ニ)シュノーケル使用中の事故 マリンレジャーに関する海浜事故のうち、シュノーケルを使用中に発生した平成 27 年の事故者数 は 82 人で、昨年と比較すると 14 人増加し、死者・行方不明者は 42 人で、昨年より 10 人増加とな り、事故者数及び死者・行方不明者数ともに過去 5 年間で最多となりました。 事故者 82 人のうち複数行動していた者は 63 人で、死者・行方不明者は 29 人(死亡率 46%)で したが、単独行動していた者は 19 人で、死者・行方不明者は 13 人(同 68%)であり、単独行動の 場合の死亡率は複数行動の約 1.5 倍となっています。 シュノーケル使用中の事故では、潮流などで戻れず漂流したり、シュノーケル(呼吸管)内に入 った海水を誤飲したりして溺水してしまうケースがありました。シュノーケルによる海水誤飲の要 因としては、シュノーケルクリア※などの技術が不足している点が考えられます。 ※「シュノーケルクリア」とは、シュノーケル(呼吸管)に水が入った場合に、息を吹き出すことで水を吸い込まずに排除す る技術を言います。(写真参照) 【事故者及び死者・行方不明者数の推移(過去 5 年間)】 100 【シュノーケルクリアの様子】 (人) 80% 70% 82人 60% 68人 60% 56% 51% 47% 50% 57人 52人 42人 40% 35人 34人 32人 34人 30% 19人 20% 10% 0% H23 H24 H25 H26 H27 事故者 死者・行方不明者数 死亡率 67% 80 60 40 20 0 【事故者の単独行動・複数行動別の死亡率(平成 27 年)】 6人 32% 29人 46% 単独行動 19人 複数行動 63人 13人 68% 生存者 死者・行方不明者 -50- 34人 54% ハ マリンレジャー以外の海浜事故 平成 27 年のマリンレジャー以外の海浜事故による事故者数は 956 人(昨年比 45 人減)で、こ のうち死者・行方不明者数は 644 人(昨年比 43 人減)でした。 平成 27 年のマリンレジャー以外の海浜事故による死者・行方不明者 644 人を事故内容別にみ ると、特に多いのは自殺の 373 人(前年比 55 人減)で全体の 58%を占め、次いで岸壁等からの 海中転落が 200 人(前年比 12 人減)と全体の 32%を占めています。 同海中転落の主な特徴として、65 人(19%)が飲酒に、99 人(29%)が車両事故に起因する もので、内約半数(飲酒 32 人、車両事故 49 人)が死亡・行方不明となっています。生存者の要 因をみると、車両の操作誤り、徒歩における岸壁での足の踏み外し等の自過失(実施中の活動に 対する不注意)が 57%を占めています。 なお、過去 5 年間の傾向をみると、事故者数及び死者・行方不明者数ともに減少傾向にありま す。 【事故内容別事故者数の推移(過去 5 年間)】 700 600 (人) 603 600 570 528 550 380 374 318 351 348 300 自殺 400 岸壁等から の海中転落 300 200 200 100 161 107 116 100 H24 H25 H26 485 451 408 その他 100 (人) 500 477 500 400 【事故内容別死者・行方不明者数の推移(過去 5 年間)】 373 223 231 183 212 200 75 60 59 47 H23 H24 H25 H26 71 0 H23 H27 H27 【岸壁等からの海中転落数内訳(平成 27 年) 】 自己の過失によるもの 原因不明 その他 飲酒が認められたもの(再掲) 車両事故(再掲) 合計 事故者 171人 146人 31人 65人 99人 348人 死者・行方不明者 51人 143人 6人 32人 49人 200人 事故原因(死者・行方不明者) 事故原因(生存者) -51- 自殺 岸壁等から の海中転落 その他 131 0 428 第3章 海難防止対策 近年の船舶事故発生状況をみると、見張り不十分や操船不適切等の人為的要因による事故が多発してお り、海難防止に関する意識を高めることが最も重要な課題となっています。 このため、海上保安庁では海事関係機関との連携を強化するとともに、海難防止講習会や訪船指導等あ らゆる機会を通じて海上交通ルールの遵守、安全航行の励行について指導し、海難防止思想の幅広い普及 を図っていきます。 また、おおむね 5 年間に取り組むべき船舶交通安全政策の方向性と具体的施策を示した、 「船舶交通の 安全・安心をめざした取組み」 (平成 25 年 10 月交通政策審議会答申)を「第3次交通ビジョン」として 位置づけ、目標達成のため、各種施策を推進しています。 ◇7つの課題 ◇3つの目標 1 ふくそう海域の安全対策 1 ふくそう海域における衝突・乗揚事故の低発生水準の維持 2 準ふくそう海域の安全対策 2 港内等における衝突・乗揚事故の減少 3 港内船舶交通の効率化・安全対策 3 小型船舶における事故の減少 4 小型船舶の安全対策 5 航路標識の整備・管理の在り方 6 大規模災害発生時における船舶交通の安全対策 7 戦略的技術開発 計画目標 ふくそう海域におけるAIS搭載船舶 通航隻数100万隻当たりの事故隻数 1.ふくそう海域における衝突・乗揚 事故の低発生水準の維持 法改正 (平成22年7月施行) 平成22年7月の港則法及び海上 交通安全法の一部を改正する法律の 施行以降、航路及び航路付近海域で は、衝突・乗揚事故が大幅に減少し ており、AIS搭載船舶の通航隻数 100万隻当たり76隻以下を維持 する。 平均76隻/100万隻 注)衝突・乗揚事故:AIS搭載船舶又は 総トン数100トン以上の船舶に限る 2.港内等における衝突・乗揚事故の減少 船舶の動静監視・情報提供体制を整備する港内等において、情報提供の対象となる船舶の衝 突・乗揚事故を、平成20年から24年までの年平均に対して、平成30年までに半減させる。 小型船舶における事故の減少 1,343隻/年平均 3.小型船舶における事故の減少 約3割減 小型船舶の事故のうち、不可抗力によるものを除く約7割の 事故について、平成20年から24年までの年平均1,343隻に 対して、平成30年までに約3割減少させる。 940隻/年 平均 長期的な目標 平均 約2,500隻 約2,600隻/年 第1次 交通ビジョン 第2次 半減 様々な取組みを 関係機関と連携 し総合的に推進 約2,400隻/年 長期的な目標として、 船舶事故の大幅な削減を 目指すこととし、長期的 には、2020年代中に 現在の船舶事故隻数を半 減させることを目指す。 目標 交通ビジョン 第3次 交通ビジョン 第4次 交通ビジョン 2003 ~ 2007 2003~ 第5次 2008 ~ 2012 2008~ -52- 交通ビジョン 2014~ 2019~ 2024~ 2029 1 ふくそう海域における安全対策 海上の交通ルールには、基本的なルールを定めた「海上衝突予防法」のほか、特別なルールとして東 京湾・伊勢湾・瀬戸内海に適用される「海上交通安全法」 、法令で定められる港に適用される「港則法」 があります。海上保安庁では、これらの法令を適切に運用することで海上交通の安全確保を図ってい ます。 特に、海上交通の要所となっている東京湾・伊勢湾・瀬戸内海・関門海峡には、海上交通センターを 設置して、航行船舶の動静を把握し、船舶の安全な航行に必要な情報の提供や、大型船舶の航路入航 間隔の調整を行うとともに、巡視船艇との連携により、不適切な航行をする船舶や、航路を塞いでし まう船舶への指導等を実施しています。 また、津波等の災害発生時において、船舶への警報等の伝達、避難海域等の情報提供を迅速確実に 実施するため、東京湾における海上交通センターと各校内交通管制室を統合のうえ、これら業務を一 元的に実施する体制を構築することとしており、平成 27 年度にあっては、その実現に向け、新たな制 度の構築について検討を進めるほか、レーダーなどの関連施設の整備等を行いました。 【一元管制イメージ図】 -53- 2 バーチャル AIS 航路標識の運用開始について 海上保安庁では、 船舶交通の安全確保を図るため の新たな取組みとして、AIS を活用し、航海用レ ーダー画面上にシンボルマークを仮想表示させる、 「バーチャル AIS 航路標識」の運用を平成 27 年 11 月 1 日から開始しました。 AIS は、針路、速力などの船舶の動静に関する 情報だけでなく、 航行船舶の指標となるシンボルマ ークを表示させる機能を有しており、 実際には存在 しない航路標識を航海用レーダーの画面上におい て表示させることができます。 【航海用レーダー表示状況イメージ図】 国際的には、平成 16 年に国際海事機関(IMO)において、航海用レーダーの性能基準が改正され、 航海用レーダーの画面上に AIS のシンボルマークを表示させることが義務付けられ、さらに、平成 26 年には、新シンボルマークが承認されました。 これらの動向を踏まえ、水深が非常に深いなど航路標識の設置が困難な海域であり、また、海上交通 安全法第 25 条第 2 項に規定する経路指定が行われている明石海峡及び友ヶ島水道においてバーチャル AIS 航路標識の実証実験を行っていたところ、その有効性が確認できたことから、正式に運用を開始 したものです。 【現行シンボルマーク】 平成26年にIMOにおいて承認された新シンボルマークは下記のとおりであり、このシンボルマーク に対応した最新の航海用レーダー等においては表示が可能となります。 【新シンボルマーク(抜粋) 】 -54- 3 小型船舶事故防止対策 プレジャーボートや漁船等の小型船舶の事故は、船舶事故全体の約7割を占めています。そのうち、 プレジャーボート事故は年間 900~1,000 隻で推移し、 そのうち約 4 割が機関故障及び衝突です。 また、 漁船事故は毎年 600~800 隻発生しており、 減少傾向にあるものの、 船舶事故全体のうち約 3 割を占め、 そのうち約 4 割が衝突及び乗揚です。死者・行方不明者を伴う船舶事故の約 9 割がプレジャーボート 及び漁船事故であることから、より多くの小型船舶操縦者に対して安全意識の向上・啓発を図る必要 があります。 これら船舶事故を未然に防止するためには、日頃から船体機関の整備・点検を行うほか、船舶職員及 び小型船舶操縦者法で定められている発航前点検や適切な見張り、海中転落に備えたライフジャケッ ト着用等の遵守事項を確実に行うことが重要なことから、海上保安庁では、安全啓発用リーフレット を作成し、マリーナ、漁業協同組合等の海事関係機関への配布のほか、小型船舶操縦者免許更新講習 機関等の協力を受け、講習受講者、船舶検査受験者に対して啓発リーフレットや啓発グッズを配布し て遵守事項の周知を行いました。 また、漁船の海難を防止するためには、漁業関係者自らが安全意識を十分に持つことが重要であるた め、水産庁が安全推進員養成のため実施する「漁業カイゼン講習会」や毎年 10 月に漁業関係団体が主 体となって実施している「全国漁船安全操業推進月間」に積極的に協力のうえ、地域、漁業種別ごと にきめ細かく海難防止講習会や訪船指導等を実施し、安全意識の高揚・啓発を図りました。 今後も、小型船舶の海難防止に向け、関係省庁等と連携した海難防止講習会等による指導の裾野の拡 大や AIS 搭載に関する海難防止効果等の有用性の周知啓発による普及促進等を実施していきます。 4 小型船舶に対する情報提供の強化(MICS 画面のスマートフォン対応) 海上保安庁では、プレジャーボート、漁船等の船舶運航者や磯釣り、マリンレジャー愛好者の方々 などに対して、ウェブサイトや電子メールなどにより、海の安全に関する情報をリアルタイムで提供 する沿岸域情報提供システム(MICS)を運用しています。 平成27年7月からは、近年急速に普及し、携帯性、操作性に優れているスマートフォンを活用して、 地図画面上において自船付近の気象・海象現況、海上工事情報などの海の安全に関する情報やトラブ ル対策を容易に表示することができるスマートフォン用のウェブサイトの運用を開始しました。 〔MICS スマートフォン用サイト〕 〔情報項目一覧〕 啓発情報 現在地の表示 -55- 5 関係省庁海難防止連絡会議 関係省庁の海難防止に係る各種施策についての意見交換・調整等を 行い、効果的に各種施策を融合し、連携を図ることを目的として、平 成 20 年 2 月 29 日に「関係省庁海難防止連絡会議」を設置しました。 平成 23 年から、この会議における重点対象事項を「プレジャーボ ート、漁船、遊漁船及び総トン数 500 トン未満の貨物船、タンカー、 旅客船(日本船舶に限る。 )の安全対策の推進」と定め、 「第9次交通 【関係省庁海難防止会議】 安全基本計画の目標達成に向け、小型船の海難隻数を第8次計画期間 中の年平均と比較して、平成 27 年までに、約1割削減する。 (1,790 隻) 」を目標とし、海難防止対策 の推進に係る施策に取組み、平成 27 年における小型船の海難隻数は、1,734 隻となっており、目標を 達成しました。今後は、 「第10次交通安全基本計画の目標達成に向け、小型船の事故隻数を平成 32 年までに少なくとも 1600 隻未満とする。 」を目標とし、引き続き海難防止対策の推進に係る施策の連 携を強化しています。 6 全国海難防止強調運動 船舶事故の多くは見張り不十分や機関取扱不良、気象・海象 に対する不注意といった人為的要因に起因するものとなって います。 また、海難を防止するためには、船舶所有者、運航者をはじ めとする海事関係者、漁業関係者、マリンレジャー関係者等、 船舶運航に直接係わる方はもとより、広く国民の皆様にも、海 難防止について関心を深めていただくことが極めて重要です。 このため、毎年 7 月 16 日から 31 日までの間、 「海難ゼロへ の願い」をスローガンに関係行政機関と海事関係団体等民間の 関係者が一体となって、海難防止思想の普及、高揚を図ること を目的とした「全国海難防止強調運動」を実施しています。 平成 25 年度からは、より親しみやすい運動とするためサブ タイトル「海の事故ゼロキャンペーン」を用いることとし、 平成 26 年度からは、第 9 次交通安全基本計画における海上交 【平成 27 年度全国海難防止強調運動ポスター】 通分野の目標及び平成 23 年から 25 年における海難 発生状況等を勘案し、平成 26 年度から重点事項とし て、 「見張りの徹底及び船舶間コミュニケーションの 促進」 「プレジャーボートの発航前点検の徹底」「ラ イフジャケットの常時着用等自己救命策の確保」の 3つを掲げ、官民一体となった運動を展開していま す。 今後も、本運動を通じて海難防止活動を実施し、広 く海難防止を呼びかけていきます。 【平成 27 年度全国海難防止強調運動リーフレット】 -56- 7 マリンレジャー事故防止対策 (1)遊泳中の事故防止対策 海水浴場の巡回や若年齢層に対する安全講習 会等において、 離岸流や引き波等の海に潜む危険 に関する知識やペットボトル等の身の回り品を 使用した救助方法等についての指導を行ってい きます。 また、 飲酒後の遊泳者による事故は死亡率が高 いことから、 飲酒後における遊泳の危険性につい ても周知・啓発活動を行っていきます。 【児童に対する安全講習会】 (2)釣り中の事故防止対策 釣り場を巡回するとともに釣具店等に協力を求めて、 自己救命策の確保や気象海象の早期把握等に ついて指導・啓発を行っていきます。 特に、防波堤及び岸壁でのライフジャケットの着用率が低く、また単独行動での海中転落事故が多 発していることから、ライフジャケットの着用と複数行動の励行に重点をおいた指導・啓発を行っ ていきます。 また、地元自治体や釣り関係団体と連携・協力し、立て看板の設置や講習会を開催するなどを行う とともに、地域特有の事故発生状況等を踏まえ、事故多発地域への巡回指導等を行っていきます。 【釣り場の巡回による安全指導】 【釣り関係団体との安全講習会】 (3)スキューバダイビング中の事故防止対策 スキューバダイビング中の事故は、 レギュレーターに入った海水の誤飲によるものや急浮上による 減圧症などがあり、ダイビングスポットの巡回やショップ、ダイビング関係団体と連携・協力した 安全講習会等において、この様な事故の傾向を説明し、ダイビング中の安全管理や事前の体調確認 等の徹底について指導を行っていきます。 -57- (4)関係機関と連携した事故防止対策の推進 海浜事故を防止するため、港湾や海水浴場等の管理者である地元自治体等に対し、離岸流や海中転 落等の危険性を周知する立て看板の設置、立入禁止区域への侵入防止措置、救命設備の設置等の安 全対策を講じるよう働きかけるとともに、 地域関 係者による安全対策会議の開催や関係機関との 合同パトロールの実施について働きかけを行っ ていきます。 また、地域の実情に応じて、水難救済会、ライ フセービングクラブ、B&G海洋センター、その 他の各種マリンレジャー関係団体とも積極的に 連携し、 海浜事故を防止するための安全対策を行 っていきます。 【関係機関と連携した合同パトロール】 -58- 第4章 救助状況及び海難発生時の救命率向上策 1 救助状況 (1)船舶事故の救助状況 平成 27 年の船舶事故隻数は 2,137 隻で、海上保安庁ではこのうち 1,152 隻に対し、巡視船艇 延べ 1,978 隻、航空機延べ 470 機を救助のため出動させるとともに、他機関への救助手配等を 行いました。 全船舶事故のうち救助を必要としなかった不要救助船舶が 493 隻、救助を必要とした要救助 船舶は 1,644 隻であり、要救助船舶の中で自力入港した 182 隻を除いた 1,462 隻のうち 1,299 隻が救助されました。 (2)船舶事故以外の乗船中の事故及び海浜事故の救助状況 イ 船舶事故以外の乗船中の事故の救助状況 平成 27 年の船舶事故以外の乗船中の事故者は 867 人で、海上保安庁ではこのうち 307 人に 対し巡視船艇延べ 527 隻、航空機延べ 286 機を救助のため出動させるとともに、他機関への 救助手配等を行いました。 事故者の中で自殺 12 人を除いた 855 人のうち、361 人が自力救助、307 人が当庁等により 救助されました。 ロ マリンレジャーに関する海浜事故の救助状況 平成 27 年のマリンレジャーに関する海浜事故の事故者は 810 人で、海上保安庁ではこのう ち 326 人に対し巡視船艇延べ 434 隻、航空機延べ 193 機を救助のため出動させるとともに、 他機関への救助手配等を行いました。 事故者のうち、102 人が自力救助、441 人が当庁等により救助されました。 ハ マリンレジャー以外の海浜事故の救助状況 平成 27 年のマリンレジャー以外の海浜事故の事故者は 956 人で、海上保安庁ではこのうち 433 人に対し巡視船艇延べ 446 隻、航空機延べ 62 機を救助のため出動させるとともに、他機 関への救助手配等を行いました。 事故者の中で自殺 477 人を除いた 479 人のうち、37 人が自力救助、171 人が当庁等により 救助されました。 -59- 2 救助・救急体制の充実・強化 (1)救助・救急能力の向上 平成 27 年は、石垣航空基地に新たに機動救難士を配置し、人命救助体制を強化しました。海 上保安庁では、今後も引き続き救助・救急体制の充実のため、特殊救難隊や機動救難士、潜水士 といった高度で専門的な知識・技能を有する救助活動のエキスパートの配置・養成に努めていき ます。また、海難等により生じた傷病者の搬送中に、容態に応じた適切な処置を行えるよう、専 門の資格を有する救急救命士を配置するとともに、実施する救急救命処置の質を医学的観点から 保障するメディカルコントロール体制の更なる強化を図っていきます。さらに、巡視船艇・航空 機の高機能化とともに、救助資器材を整備するなど体制の充実強化に努めていきます。 (2)関係機関との連携・協力体制の充実 海上保安庁では、長大な海岸線を有する我が国沿岸部において発生した海難に適切に対応する ため、日頃から警察・消防等の救助機関や民間救助組織と合同で海難救助訓練や海浜パトロール を実施するなど、関係機関との連携・協力体制の充実に努めていきます。 3 海中転落者のライフジャケット着用率の向上 (1)漁業者を対象としたライフジャケット着用率の向上 平成 27 年の漁船からの海中転落者 169 人のう ち、船舶事故によるものが 97 人、船舶事故によ らないものが 72 人で、このうちライフジャケッ 【漁船からの海中転落者のライフジャケット 着用・非着用別の死亡率(過去 5 年間)】 トを着用していたのは船舶事故によるものが 48 人(49%)、船舶事故によらないものが 11 人 (15%)でした。 過去 5 年間の漁船からの海中転落者のライフ ジャケット着用・非着用別による死亡率をみると、 着用者の死亡率 26%に対し、非着用者の死亡率は 51%となっています。非着用者の死亡率は着用者 に比べて約 2 倍高くなっていることから、ライフ ジャケット着用の有無が、海中転落した場合の生 死を分ける大きな要因になっています。 このような状況を踏まえ、海上保安庁では、地 元自治体、水産関係団体等とも連携・協力し、漁 業者に対する海難防止講習会等において自己救命 策確保に重点をおいた指導・啓発を行うほか、女 性ライフジャケット着用推進員(LGL:ライフガ ードレディース)による漁業者への呼びかけ等の 自発的なライフジャケット着用推進活動の支援を 行っていきます。 【LGL によるライフジャケット着用の働きかけ】 -60- (2)釣り人を対象としたライフジャケット着用率の向上 平成 27 年の釣り人の海中転落者による事故者 300 人のうち、陸からの海中転落者※1が 189 人、船舶からの海中転落者※2が 111 人で、このうちライフジャケットを着用していたのは陸か らの海中転落者が 36 人(19%) 、船舶からの海中転落者が 89 人(80%)でした。特に、陸上か らの海中転落者のうち、防波堤及び岸壁での着用率が低い状況となっています。 過去 5 年間の釣り人の海中転落のライフジャケット着用・非着用別による死亡率をみると、 陸からの海中転落の場合は着用者の死亡率 34%に対し、 非着用者の死亡率 48%となっています。 一方、船舶からの海中転落の場合は着用者の死亡率 7%に対し、非着用者の死亡率は 28%とな っています。釣り人においても、非着用者の死亡率は着用者に比べ高くなっていることから、ラ イフジャケット着用の有無が、海中転落した場合の生死を分ける大きな要因になっています。 このような状況を踏まえ、海上保安庁では、引き続き地元自治体、釣り関係団体等とも連携・ 協力し、講習会の開催や釣り場を巡回するなどしてライフジャケットの常時着用等の自己救命策 の確保に関する指導・啓発を行っていきます。 【陸からの海中転落者※1のライフジャケット着用・非着用別の死亡率 (過去 5 年間)】 ※1 ※2 【船舶からの海中転落者※2のライフジャケット着用・非着用別の死亡率 (過去 5 年間)】 防波堤、岸壁、磯場等からの海中転落をいいます。 船舶事故及び船舶事故によらない釣りを目的とした船舶からの海中転落をいいます。 (着岸時、釣り場への往復航行 時等を含む。)。 【参考:ライフジャケット着用が功を奏した事例】 平成 27 年 10 月 16 日午前 9 時 15 分頃、ミニボートに一人で乗船し釣りをしていた男性(44 歳) が、横波を受け船が転覆したことにより、海に投げ出されました。 事故者はライフジャケットを着用しており、転覆したミニボートに掴まって漂流しながら防水パ ックに入った自身の携帯電話にて 118 番通報にて救助を要請しました。海上保安部から出動要請を 受けた水難救済会所属船により海中転落から約 40 分後に無事救助されました。 -61- 4 海難情報の早期入手 海上保安庁では、海中転落者の海上における生存可能時間や当庁が救助に要する時間等を勘案し、 生存状態で救助するために、海難発生から当庁が情報を入手するまでの所要時間を 2 時間以内に することを目標としています。事故者が生存状態で救助される割合を高くするためには、海中転落 等海難を目撃し、あるいは海難に遭遇した場合、できる限り速やかに海上保安庁等救助機関へ通報 し、救助を要請することが重要です。 平成 27 年の海上保安庁が認知した船舶事故及び船舶からの海中転落事故のうち、海難発生から 2 時間以内に認知したものの割合(以下「2 時間以内関知率」という。 )は 80%ですが、漁船につ いては 64%と低くなっています。 このような状況を踏まえ、2 時間以内関知率の更なる向上を図るため、水産関係団体や各種マリ ンレジャー関係団体等と連携し、引き続き、 「緊急通報用電話 118 番の有効活用」 「防水パック入 り携帯電話等連絡手段の確保」に関する周知活動等を実施していきます。 加えて、釣り人に対しては、事故発生時の迅速な通報を可能とするため単独行動を控え複数名で 行動することや、単独で行動している時は、第三者の目の届くところで活動するなどの安全対策に ついて周知活動を実施していきます。 【参考:携帯電話からの118番通報を活用し、事故者を救助した事例】 平成 27 年 9 月 8 日午後 6 時 20 分頃、石垣市吉原海岸沖合でシュノーケリングを行っていた 3 名が帰還しないとの 118 番通報を受け、第十一管区海上保安本部が「緊急通報位置情報表示システ ム」により位置情報を入手することができたため、即座に巡視船及び航空機を発動し通報付近を捜 索したことにより、漂流中の 3 名全員を発見し救助することができました。 -62- 平成27年における 海難の発生と救助の状況 平成27年における海難の発生と救助の状況 目次 <船舶事故発生・救助状況> 第Ⅰ-1表 事故発生状況の前年との比較-----------------------------------------------------------第Ⅰ-2表 事故救助状況の前年との比較-----------------------------------------------------------第Ⅰ-1図 事故隻数及び死者・行方不明者数の推移--------------------------------------------------第Ⅰ-2図 船舶種類別による事故隻数の推移--------------------------------------------------------第Ⅰ-3図 プレジャーボートの船型別による事故隻数の推移--------------------------------------------第Ⅰ-4図 事故種類別による事故隻数の推移--------------------------------------------------------第Ⅰ-5図 距岸別による事故隻数の推移------------------------------------------------------------第Ⅰ-6図 原因別による事故隻数の推移------------------------------------------------------------第Ⅰ-7図 死者・行方不明者を伴う事故の船舶種類別による事故隻数の推移------------------------------第Ⅰ-8図 死者・行方不明者を伴う事故の船舶種類別による死者・行方不明者数の推移---------------------第Ⅰ-9図 死者・行方不明者を伴う事故の事故種類別による事故隻数の推移------------------------------第Ⅰ-10図 死者・行方不明者を伴う事故の事故種類別による死者・行方不明者数の推移--------------------第Ⅰ-11図 死者・行方不明者を伴う事故の原因別による事故隻数の推移--------------------------------第Ⅰ-12図 死者・行方不明者を伴う事故の原因別による死者・行方不明者数の推移------------------------第Ⅰ-13図 負傷者を伴う事故の船舶種類別による事故隻数の推移-------------------------------------第Ⅰ-14図 負傷者を伴う事故の船舶種類別による負傷者数の推移-------------------------------------第Ⅰ-15図 負傷者を伴う事故の事故種類別による事故隻数の推移-------------------------------------第Ⅰ-16図 負傷者を伴う事故の事故種類別による負傷者数の推移-------------------------------------第Ⅰ-17図 船舶種類別・事故種類別による事故発生状況(平成27年)-----------------------------------第Ⅰ-18図 船舶種類別・原因別による事故発生状況(平成27年)---------------------------------------第Ⅰ-19図 船舶種類別・原因別による事故(衝突・乗揚のみ)発生状況(平成27年)-------------------------第Ⅰ-20図 貨物船事故の事故種類別による事故隻数の推移------------------------------------------第Ⅰ-21図 タンカー事故の事故種類別による事故隻数の推移------------------------------------------第Ⅰ-22図 旅客船事故の事故種類別による事故隻数の推移------------------------------------------第Ⅰ-23図 漁船事故の事故種類別による事故隻数の推移--------------------------------------------第Ⅰ-24図 遊漁船事故の事故種類別による事故隻数の推移------------------------------------------第Ⅰ-25図 プレジャーボート事故の事故種類別による事故隻数の推移-----------------------------------第Ⅰ-26図 貨物船事故の原因別による事故隻数の推移----------------------------------------------第Ⅰ-27図 タンカー事故の原因別による事故隻数の推移----------------------------------------------第Ⅰ-28図 旅客船事故の原因別による事故隻数の推移----------------------------------------------第Ⅰ-29図 漁船事故の原因別による事故隻数の推移------------------------------------------------第Ⅰ-30図 遊漁船事故の原因別による事故隻数の推移----------------------------------------------第Ⅰ-31図 プレジャーボート事故の原因別による事故隻数の推移---------------------------------------第Ⅰ-32図 外国船舶の事故隻数及び死者・行方不明者数の推移---------------------------------------第Ⅰ-33図 外国船舶事故の事故種類別による事故隻数の推移----------------------------------------第Ⅰ-34図 外国船舶事故の原因別による事故隻数の推移--------------------------------------------第Ⅰ-35図 総トン数1,000トン以上の事故隻数の割合-----------------------------------------------第Ⅰ-36図 日本船舶・外国船舶事故の事故種類別発生状況比較(平成27年)-----------------------------第Ⅰ-37図 日本船舶・外国船舶事故の原因別発生状況比較(平成27年)---------------------------------第Ⅰ-38図 ふくそう海域(東京湾、伊勢湾、瀬戸内海及び関門海峡)における事故発生状況(平成27年)--------- 1 1 2 2 3 3 4 4 5 5 6 6 7 7 8 8 9 9 10 10 11 11 12 12 13 13 14 14 15 15 16 16 17 17 18 18 19 19 20 20 <乗船中の事故及び海浜事故発生・救助状況> 第Ⅱ-1表 乗船中の事故及び海浜事故発生状況の前年との比較----------------------------------------第Ⅱ-2表 乗船中の事故及び海浜事故救助状況の前年との比較----------------------------------------第Ⅱ-3表 船舶種類別・事故内容別乗船中の事故発生状況(平成27年)----------------------------------第Ⅱ-1図 乗船中の事故者数及び死者・行方不明者数の推移------------------------------------------第Ⅱ-2図 乗船中の事故種類別発生状況の推移-----------------------------------------------------第Ⅱ-3図 海中転落者のライフジャケット着用率及び死亡率--------------------------------------------第Ⅱ-4図 海中転落者発生状況の推移-------------------------------------------------------------第Ⅱ-5図 マリンレジャーに関する海浜事故による事故者数及び死者・行方不明者数の推移------------------第Ⅱ-6図 マリンレジャーに関する海浜事故種類別発生状況の推移--------------------------------------第Ⅱ-7図 マリンレジャーに関する海浜事故の年齢層別構成--------------------------------------------第Ⅱ-8図 マリンレジャーに関する海浜事故の月別構成------------------------------------------------第Ⅱ-9図 マリンレジャーに関する海浜事故の曜日別構成----------------------------------------------第Ⅱ-10図 マリンレジャーに関する釣り中の海中転落者のライフジャケット着用率及び死亡率----------------第Ⅱ-11図 マリンレジャーに関する海浜事故の内容別事故内容(平成27年)------------------------------第Ⅱ-12図 マリンレジャーに関する海浜事故の内容別事故原因(平成27年)------------------------------第Ⅱ-13図 マリンレジャー以外の海浜事故による事故者数及び死者・行方不明者数の推移------------------第Ⅱ-14図 マリンレジャー以外の海浜事故種類別発生状況の推移--------------------------------------- 21 21 22 22 23 23 24 24 25 25 26 26 27 27 28 28 29 第Ⅰ-1表 事故発生状況の前年との比較 1.総数 3.事故種類別 平成26年 事故隻数(隻) 平成27年 増減 2,158 2,137 △ 21 2,314,630 3,090,942 776,312 100 49 △ 51 平成26年 276 (14) 79 (1) 40 (0) 596 (65) 71 (0) 932 (20) 164 (0) 2,306 (84) 平成27年 268 (1) 78 (0) 48 (3) 600 (24) 61 (0) 935 (15) 147 (5) 2,137 (48) 延総トン数(総トン) 死者・行方不明者数(人) 2.船舶種類別 (単位:隻・人) 増減 △8 △ 13 △1 △1 8 3 4 △ 41 △ 10 0 3 △5 △ 17 5 △ 21 △ 52 隻 (人) 隻 タンカー (人) 隻 旅客船 (人) 隻 漁船 (人) 隻 遊漁船 (人) 隻 プレジャーボート (人) 隻 その他 (人) 隻 計 (人) 上段:事故隻数 下段( )内:死者・行方不明者数 (参考)用途「その他」の船舶とは、曳船、台船、作業船等をいう。 貨物船 (隻) 平成26年 事故隻数 救 助 平成27年 増減 2,158 2,137 当庁救助 503 506 3 当庁以外救助 744 793 49 計 1,248 1,299 51 自力入港 696 675 △ 21 全損 当庁関与 △ 21 215 163 △ 52 1,386 1,157 △ 229 2.乗船者 (人) 平成26年 乗船者数 当庁救助 救 助 平成27年 増減 9,927 9,148 △ 779 1,586 929 △ 657 当庁以外救助 2,305 532 △ 1,773 計 3,891 1,461 △ 2,430 自力救助 5,936 7,639 1,703 100 48 △ 52 5,003 3,028 △ 1,975 死亡・行方不明 当庁関与 平成27年 620 (9) 263 (1) 151 (25) 96 (5) 159 (1) 30 (0) 351 (0) 73 (3) 4 (2) 4 (1) 219 (0) 39 (0) 128 (1) 2,137 (48) 増減 隻 △ 47 (人) △ 17 隻 △ 16 乗揚 (人) △2 隻 47 転覆 (人) 1 隻 △ 15 浸水 (人) △ 16 隻 21 推進器障害 (人) 0 隻 6 舵障害 (人) 0 隻 9 機関故障 (人) △4 隻 △ 10 火災 (人) △ 12 隻 0 爆発 (人) △3 隻 △2 行方不明 (人) 0 隻 △5 運航阻害 (人) 0 隻 △ 17 安全阻害 (人) 0 隻 8 その他 (人) 1 隻 △ 21 計 (人) △ 52 上段:事故隻数 下段( )内:死者・行方不明者数 (参考)「運航阻害」とは、バッテリー過放電、燃料欠乏、ろ・かい喪失及び無人漂流をいい、 「安全阻害」とは、転覆に至らない船体傾斜、走錨及び荒天難航をいう。 衝突 第Ⅰ-2表 事故救助状況の前年との比較 1.船舶 (単位:隻・人) 平成26年 667 (26) 279 (3) 104 (24) 111 (21) 138 (1) 24 (0) 342 (4) 83 (15) 4 (5) 6 (1) 224 (0) 56 (0) 120 (0) 2,158 (100) -1- 第Ⅰ-1図 事故隻数及び死者・行方不明者数の推移 (隻) 3000 (人) 300 事故隻数(台風・異常気象下) 事故隻数(台風・異常気象下以外) 死者・行方不明者数 2,579 2,544 2,549 48 2500 27 2,414 181 死者・行方不明者数(台風・異常気象下 内数) 2,533 2,400 21 56 250 1386 2,306 2,261 412 54 36 2,158 2,137 63 80 200 2000 143 1500 150 124 108 108 2,358 2,531 1000 2,363 99 2,522 2,121 2,379 100 2,252 2,225 87 100 84 78 2,095 2,057 48 500 50 36 25 1 4 H19 H20 0 0 2 1 2 H22 H23 H24 H25 H26 0 0 H18 H21 0 H27 第Ⅰ-2図 船舶種類別による事故隻数の推移 単位:隻 1,200 (隻) 1,069 1,012 1,000 1,013 953 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 貨物船 346 357 351 346 344 254 322 269 276 268 タンカー 106 122 88 83 88 82 69 78 79 78 旅客船 66 83 55 46 50 31 39 42 40 48 892 795 732 812 707 880 651 646 596 600 93 80 80 62 94 74 80 76 71 61 プレジャーボート 852 953 901 1,013 963 1,069 963 1,012 932 935 その他 189 189 207 154 137 164 147 963 963 932 935 901 漁船 852 892 貨物船 880 795 800 H18 732 遊漁船 812 タンカー 707 旅客船 651 646 600 596 600 計 遊漁船 400 346 357 351 346 プレジャー ボート 344 322 254 その他 269 276 268 H25 H26 H27 200 0 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 187 143 183 漁船 -2- 2,544 2,579 2,414 2,549 2,400 2,533 2,261 2,306 2,158 2,137 第Ⅰ-3図 プレジャーボートの船型別による事故隻数の推移 単位:隻 (隻) 900 811 724 720 699 693 700 637 674 662 659 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 637 659 662 722 720 811 693 724 674 699 ミニボート (モーターボートの内数) 29 39 35 49 51 49 56 58 59 59 ヨット 79 133 80 92 91 82 95 108 77 90 手漕ぎボート 52 69 74 117 61 85 87 90 78 76 水上オートバイ 84 92 85 82 91 91 88 90 103 70 計 852 953 963 1,012 932 935 モーターボート 800 722 H18 モーターボート 600 ミニボート (モーターボートの 内数) 500 901 1,013 963 1,069 ヨット 400 300 手漕ぎボート 200 水上オートバイ 100 0 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 第Ⅰ-4図 事故種類別による事故隻数の推移 単位:隻 1,000 900 (隻) H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 衝突 861 892 812 801 814 647 601 683 667 620 乗揚 322 357 314 309 327 218 290 318 279 263 転覆 225 135 109 131 84 101 118 105 104 151 浸水 144 113 111 118 139 475 119 113 111 96 浸水 推進器障害 150 144 149 188 145 165 149 149 138 159 推進器障害 舵障害 31 27 35 38 33 19 30 22 24 30 317 337 361 384 353 348 380 359 342 351 火災 88 97 86 90 77 87 75 82 83 73 爆発 4 3 7 4 1 5 5 3 4 4 行方不明 7 2 4 3 2 5 10 7 6 4 運航阻害 運航阻害 285 290 269 292 245 268 259 275 224 219 安全阻害 安全阻害 41 79 54 77 65 59 67 59 56 39 その他 その他 69 103 103 114 115 136 158 131 120 128 892 861 812 801 衝突 814 800 乗揚 転覆 683 700 647 667 620 601 600 舵障害 機関故障 500 機関故障 火災 384 400 357 317 300 337 361 314 309 380 353 348 327 359 342 318 322 爆発 行方不明 279 290 200 351 263 218 100 計 0 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 -3- 2,544 2,579 2,414 2,549 2,400 2,533 2,261 2,306 2,158 2,137 第Ⅰ-5図 距岸別による事故隻数の推移 単位:隻 1,200 (隻) 港内 1,092 1,074 1,054 1,060 1,031 1,117 1,006 1,015 1,006 1,000 960 971 957 3海里未満 (港内を除く) 973 958 1,000 895 917 港内 787 H19 H20 H21 957 971 960 1,000 H22 H23 H24 H25 H26 H27 917 1,117 895 881 787 727 1,092 1,074 1,015 1,054 1,031 1,006 958 1,006 973 1,060 3-12海里 340 358 284 334 317 270 284 289 270 226 12-20海里 49 59 53 61 52 36 36 38 43 46 3海里未満 (港内を除 く) 3-12海里 20-50海里 61 55 51 50 50 50 37 38 42 41 50-200海里 30 37 31 40 27 36 37 31 26 27 12-20海里 200海里以遠 15 25 20 10 6 18 14 23 17 10 881 800 H18 727 600 計 20-50海里 2,482 2,544 2,579 2,414 2,549 2,400 2,533 2,261 2,306 2,158 50-200海里 400 358 340 334 317 284 284 270 200海里以 遠 289 270 226 200 0 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 第Ⅰ-6図 原因別による事故隻数の推移 単位:隻 700 (隻) H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 操船不適切 636 654 見張り不十 分 600 565 556 539 気象海象 不注意 485 500 452 430 400 348 352 340 394 229 231 485 429 水路調査 不十分 居眠り運航 367 352 313 354 367 323 279 309 280 290 見張り不十分 556 636 565 539 558 452 445 485 485 429 船位不確認 107 109 89 104 79 74 77 75 86 61 173 172 103 159 157 107 134 133 119 121 158 210 186 206 213 248 245 210 188 177 52 65 69 55 55 44 64 82 59 49 92 94 79 76 85 52 72 61 59 78 108 121 92 87 100 120 149 142 124 104 229 231 218 287 240 222 316 291 252 242 7 14 13 8 11 9 9 7 12 7 39 45 58 51 28 30 27 34 31 25 材質構造不良 160 153 202 155 137 115 60 90 119 115 不可抗力 489 340 394 430 321 654 291 308 281 344 26 37 33 38 49 83 93 79 63 95 2,544 2,579 2,414 2,549 2,400 2,533 2,261 2,306 2,158 2,137 運 航 気象海象不注意 の 過 人 誤 船体機器整備不良 為 的 水路調査不十分 要 因 居眠り運航 344 321 その他の 運航の過誤 323 308 291 316 291 280 279 309 281 287 300 445 船体機器整 備不良 354 313 348 船位不確認 558 489 操船不適切 290 240 218 機関取扱 不良 積載不良 222 252 その他の運航の過誤 機関取扱不良 積載不良 242 火気可燃物 取扱不良 200 材質構造 不良 火気可燃物取扱不良 不可抗力 100 その他 その他 計 0 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 -4- 第Ⅰ-7図 死者・行方不明者を伴う事故の船舶種類別による事故隻数の推移 単位:隻 45 (隻) H18 41 40 38 貨物船 35 35 33 32 H22 H23 H24 H25 H26 H27 3 3 3 2 3 2 2 3 3 1 タンカー 0 0 0 0 0 2 0 1 1 0 旅客船 1 1 0 0 0 0 0 0 0 2 41 33 33 31 35 38 32 23 29 20 2 2 2 1 0 2 3 0 0 0 19 20 14 17 13 13 7 21 16 12 1 0 1 3 1 3 2 3 0 2 67 59 53 54 52 60 46 51 49 37 旅客船 29 25 遊漁船 23 漁船 プレジャーボート 遊漁船 その他 21 20 20 その他 16 14 計 プレジャー ボート 17 15 H21 貨物船 漁船 30 19 H20 タンカー 33 31 20 H19 13 13 12 10 7 5 0 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 第Ⅰ-8図 死者・行方不明者を伴う事故の船舶種類別による死者・行方不明者数の推移 単位:人 120 (人) H18 貨物船 96 100 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 貨物船 14 11 6 38 28 19 7 15 14 1 タンカー 0 0 0 0 0 3 0 2 1 0 旅客船 1 1 0 0 0 0 0 0 0 3 59 50 96 68 57 64 55 39 65 24 9 3 4 1 0 3 5 0 0 0 24 22 17 27 13 14 7 23 20 15 1 0 1 9 1 5 4 5 0 5 108 87 124 143 99 108 78 84 100 48 タンカー 漁船 旅客船 80 68 64 57 その他 27 その他 39 38 28 24 22 19 17 23 15 13 14 遊漁船 プレジャー ボート 40 20 プレジャーボート 55 50 24 漁船 65 59 60 11 14 6 20 14 15 7 7 0 H18 H19 H20 H21 H22 H23 遊漁船 H24 H25 H26 1 H27 -5- 計 第Ⅰ-9図 死者・行方不明者を伴う事故の事故種類別による事故隻数の推移 単位:隻 35 (隻) H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 衝突 18 15 17 12 9 14 12 21 16 8 乗揚 5 2 2 2 5 4 3 4 2 1 衝突 転覆 26 29 22 19 18 28 18 11 17 19 乗揚 浸水 2 4 3 6 6 5 2 2 5 3 推進器障害 1 2 1 8 7 2 1 0 1 1 舵障害 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 機関故障 1 1 2 0 0 1 1 1 1 0 機関故障 火災 3 3 1 2 3 2 2 3 4 2 火災 爆発 1 0 1 0 0 1 2 0 2 1 行方不明 3 2 3 3 2 3 3 4 1 1 運航阻害 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 安全阻害 2 0 0 2 0 0 0 2 0 0 その他 4 1 1 0 2 0 2 3 0 1 計 67 59 53 54 52 60 46 51 49 37 30 28 29 26 25 転覆 22 浸水 21 推進器障害 19 20 18 19 18 18 17 舵障害 16 17 15 15 14 12 12 爆発 11 行方不明 9 10 運航阻害 8 5 安全阻害 その他 0 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 第Ⅰ-10図 死者・行方不明者を伴う事故の事故種類別による死者・行方不明者数の推移 単位:人 60 (人) H18 52 52 50 50 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 衝突 21 16 42 34 10 26 25 26 26 9 衝突 乗揚 6 2 2 2 8 5 3 5 3 1 乗揚 転覆 36 38 52 52 31 50 32 16 24 25 浸水 3 12 5 27 27 7 4 4 21 5 推進器障害 1 2 1 8 8 2 1 0 1 1 舵障害 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 16 1 2 0 0 1 1 3 4 0 転覆 42 H19 浸水 40 推進器障害 38 34 36 舵障害 32 31 30 26 25 26 26 24 25 機関故障 機関故障 火災 火災 4 5 1 5 4 5 3 15 15 3 爆発 1 0 1 0 0 1 4 0 5 2 行方不明 3 10 17 13 9 11 3 9 1 1 運航阻害 2 0 0 0 0 0 0 0 0 0 安全阻害 11 0 0 2 0 0 0 3 0 0 その他 4 1 1 0 2 0 2 3 0 1 計 108 87 124 143 99 108 78 84 100 48 爆発 行方不明 21 20 運航阻害 16 16 安全阻害 その他 10 9 10 0 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 -6- 第Ⅰ-11図 死者・行方不明者を伴う事故の原因別による事故隻数の推移 単位:隻 35 30 (隻) H18 30 操船不適切 操船不適切 見張り不十 分 見張り不十分 船位不確認 船位不確認 気象海象 不注意 25 船体機器整 備不良 23 24 水路調査 不十分 20 運 航 気象海象不注意 の 過 人 誤 船体機器整備不良 為 的 水路調査不十分 要 因 居眠り運航 その他の運航の過誤 17 15 14 14 10 12 11 9 8 11 1111 11 9 10 10 9 7 6 5 5 14 13 13 11 10 11 15 15 13 12 12 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 5 11 11 14 11 7 7 9 7 4 17 12 13 9 10 11 10 13 14 5 2 0 0 2 1 1 0 1 1 0 23 14 8 12 15 13 7 5 6 8 1 1 0 1 1 1 0 0 1 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 1 1 0 0 0 0 1 0 0 1 4 3 4 6 1 2 2 5 2 2 居眠り運航 18 15 H19 7 7 6 7 5 その他の 運航の過誤 機関取扱不良 0 0 2 0 0 0 0 0 1 0 機関取扱 不良 積載不良 0 3 1 1 1 1 1 1 0 2 火気可燃物取扱不良 1 0 1 0 0 2 1 1 2 0 積載不良 火気可燃物 取扱不良 材質構造不良 0 0 1 1 0 1 0 0 0 0 材質構造 不良 不可抗力 3 1 3 2 1 3 2 1 4 5 不可抗力 その他 10 12 9 6 11 18 15 15 11 10 67 59 53 54 52 60 46 51 49 37 その他 2 計 0 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 第Ⅰ-12図 死者・行方不明者を伴う事故の原因別による死者・行方不明者数の推移 単位:人 60 (人) H18 50 操船不適切 操船不適切 見張り不十 分 見張り不十分 船位不確認 気象海象 不注意 41 船体機器整 備不良 40 水路調査 不十分 34 居眠り運航 32 その他の 運航の過誤 29 23 22 21 機関取扱 不良 24 16 14 13 16 15 16 13 12 14 10 10 11 9 7 6 H19 H20 H21 H22 H23 H22 H23 H24 H25 H26 H27 14 14 29 34 9 7 10 8 4 21 13 32 16 11 12 23 13 24 5 2 0 0 2 4 1 0 1 2 0 41 16 15 22 16 22 10 8 6 11 2 1 0 1 1 2 0 0 3 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 1 1 0 0 0 0 1 0 0 1 4 3 4 35 1 3 4 10 2 2 機関取扱不良 0 0 2 0 0 0 0 0 2 0 積載不良 0 14 1 1 1 1 6 1 0 2 火気可燃物取扱不良 1 0 1 0 0 2 2 6 2 0 船位不確認 運 航 気象海象不注意 の 過 人 誤 船体機器整備不良 為 的 水路調査不十分 要 因 居眠り運航 10 8 11 火気可燃物 取扱不良 材質構造不良 0 0 3 1 0 1 0 0 0 0 材質構造 不良 不可抗力 3 1 6 2 1 3 2 1 5 9 27 23 46 34 30 52 23 34 46 14 108 87 124 143 99 108 78 84 100 48 不可抗力 8 6 5 4 H26 H27 その他 H24 H25 その他 計 0 H18 H21 積載不良 22 20 H20 6 その他の運航の過誤 30 H19 -7- 第Ⅰ-13図 負傷者を伴う事故の船舶種類別による事故隻数の推移 単位:隻 90 (隻) H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 83 80 77 79 74 72 70 69 70 67 69 71 貨物船 69 68 65 タンカー 62 65 64 60 旅客船 57 56 貨物船 6 5 5 2 5 2 4 2 7 4 タンカー 0 1 0 2 1 4 1 1 1 0 旅客船 9 9 9 4 8 4 2 3 4 2 漁船 68 79 65 65 69 47 57 56 64 49 遊漁船 13 9 14 13 10 8 14 9 5 7 プレジャーボート 70 83 72 69 77 67 69 71 74 62 6 5 13 8 3 7 6 7 9 6 172 191 178 163 173 139 153 149 164 130 漁船 50 その他 49 47 遊漁船 計 40 プレジャー ボート 30 その他 20 14 13 14 13 10 9 10 9 8 7 5 0 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 第Ⅰ-14図 負傷者を伴う事故の船舶種類別による負傷者数の推移 単位:人 180 (人) H18 169 160 貨物船 140 145 119 旅客船 116 111 111 100 100 96 100 H23 H24 H25 H26 H27 12 8 14 2 7 2 7 3 12 6 タンカー 0 1 0 7 1 6 1 5 4 0 145 140 52 7 14 6 20 6 14 4 漁船 94 111 85 79 90 66 70 71 96 59 遊漁船 36 25 38 34 20 24 33 30 13 15 111 169 123 100 132 96 100 99 119 116 12 11 19 16 3 10 7 7 11 9 410 465 331 245 267 210 238 221 269 209 漁船 プレジャーボート 遊漁船 その他 99 計 90 80 プレジャー ボート 85 79 66 60 70 その他 71 59 52 38 36 34 33 25 20 20 30 24 20 14 13 14 6 7 15 6 4 0 H18 H22 96 94 40 H21 タンカー 132 123 120 H20 貨物船 旅客船 140 H19 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 -8- 第Ⅰ-15図 負傷者を伴う事故の事故種類別による事故隻数の推移 単位:隻 (隻) H18 140 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 衝突 116 128 129 106 124 93 95 104 104 82 乗揚 19 17 12 18 21 11 13 18 20 9 衝突 転覆 18 21 16 15 11 14 19 11 15 21 乗揚 浸水 3 4 1 7 3 5 5 0 5 3 推進器障害 2 0 5 2 5 2 2 1 5 3 舵障害 1 0 0 0 0 1 0 0 0 0 機関故障 3 4 3 4 2 2 2 0 3 1 機関故障 火災 5 7 2 3 4 4 6 7 2 4 火災 爆発 2 2 6 3 0 4 4 3 2 2 爆発 行方不明 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 運航阻害 1 2 0 0 0 0 0 0 1 1 安全阻害 2 1 0 2 1 0 1 2 1 1 その他 0 5 4 3 2 3 6 3 6 3 計 172 191 178 163 173 139 153 149 164 130 129 128 120 H19 124 116 106 104 100 104 93 転覆 95 浸水 82 推進器障害 80 舵障害 60 行方不明 40 運航阻害 安全阻害 20 19 18 17 21 21 16 15 18 12 20 19 11 14 13 H23 H24 11 21 18 11 15 H25 H26 その他 9 0 H18 H19 H20 H21 H22 H27 第Ⅰ-16図 負傷者を伴う事故の事故種類別による負傷者数の推移 単位:人 350 300 (人) H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 323 衝突 302 323 251 152 202 137 147 147 163 131 乗揚 36 35 26 32 32 21 17 34 48 15 転覆 32 27 23 25 15 26 37 16 23 38 転覆 浸水 9 7 1 13 4 9 8 0 9 4 浸水 推進器障害 2 0 5 3 5 2 3 1 5 4 推進器 障害 舵障害 舵障害 1 0 0 0 0 1 0 0 0 0 機関故障 7 7 3 4 2 2 6 0 4 2 火災 10 10 2 7 4 4 8 10 3 6 爆発 6 6 13 4 0 5 4 4 5 3 行方不明 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 運航阻害 1 6 0 0 0 0 0 0 1 1 安全阻害 4 2 0 2 1 0 2 6 2 2 その他 0 42 7 3 2 3 6 3 6 3 計 410 465 331 245 267 210 238 221 269 209 衝突 302 乗揚 251 250 200 202 機関故 障 火災 163 147 152 150 137 131 147 行方不 明 運航阻 害 安全阻 害 その他 100 50 36 48 35 26 32 27 23 H19 H20 32 32 37 21 26 38 34 16 25 爆発 23 15 17 15 0 H18 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 -9- 第Ⅰ-17図 船舶種類別・事故種類別による事故発生状況(平成27年) 単位:隻 0 16 7 90% 70% 52 3 2 1 73 12 80% 36 1 9 10 9 84 23 15 128 6 29 10 2 8 31 6 0 12 5 46 7 50% 9 7 66 30% 20% 18 24 衝突 127 18 197 乗揚 46 9 7 転覆 1 0 0 浸水 8 1 3 35 推進器障害 2 1 1 54 5 舵障害 7 0 1 6 0 12 10 31 9 225 そ の 他 計 24 147 56 620 66 9 106 20 263 69 1 72 8 151 7 36 6 96 88 8 159 12 4 30 12 351 運航阻害 爆発 機関故障 52 機関故障 火災 16 3 7 29 1 11 6 73 舵障害 爆発 0 0 0 0 0 2 2 4 36 推進器障害 行方不明 0 0 0 3 0 1 0 4 72 浸水 運航阻害 1 0 0 73 2 128 15 219 安全阻害 7 0 1 1 0 23 7 39 3 128 8 12 20 転覆 127 51 遊 漁 船 漁 船 火災 88 51 旅 客 船 安全阻害 6 1 69 40% 8 225 35 3 その他 行方不明 54 1 1 60% 貨 物 船 3 7 ャー 0 3 ー 7 プ ボレ ジ ト ー 100% タ ン カ 106 56 乗揚 その他 計 197 1 1 0 36 3 84 268 78 48 600 61 935 147 2,137 衝突 10% 147 0% 旅 客 船 漁 船 遊 漁 船 プ ボレ ジ ト ャ ー タ ン カ ー 貨 物 船 そ の 他 ー 第Ⅰ-18図 船舶種類別・原因別による事故発生状況(平成27年) 単位:隻 1 28 90% 9 5 161 80% 70% 5 1 24 60% 50% 7 11 7 8 10 32 5 0 2 1 1 6 22 4 8 101 4 53 6 その他 176 8 0 1 48 5 38 2 28 15 40% 44 8 5 20 10 16 14 4 4 8 4 14 4 7 3 65 3 6 27 8 22 4 101 30 290 材質構造 不良 見張り不十分 44 22 10 161 22 147 23 429 船位不確認 10 6 2 15 3 23 2 61 8 1 5 28 1 69 9 121 0 0 1 38 4 126 8 177 7 1 0 7 1 27 6 49 11 2 1 48 4 9 3 78 7 0 0 14 4 65 14 104 24 5 8 16 5 176 8 242 積載不良 1 0 0 6 0 0 0 7 火気可燃物取扱不良 5 0 0 10 0 6 4 25 材質構造不良 17 9 4 20 4 53 8 115 不可抗力 35 8 5 161 8 101 26 344 その他 22 1 5 28 1 32 6 95 268 78 48 600 61 935 火気可燃物 取扱不良 機関取扱 不良 その他の 運航の過誤 運 航 気象海象不注意 の 過 人 誤 船体機器整備不良 為 的 水路調査不十分 要 因 居眠り運航 気象海象 不注意 その他の運航の過誤 機関取扱不良 船位不確認 30 10% 7 48 4 操船不適切 漁 船 遊 漁 船 プ ボレ ジ ト ャ ー 旅 客 船 見張り不十分 101 0% ー 48 船体機器 整備不良 23 タ ン カ 7 23 147 貨 物 船 計 23 水路調査 不十分 161 77 そ の 他 77 2 69 23 20% 遊 漁 船 9 30% 10 漁 船 操船不適切 居眠り運航 126 旅 客 船 不可抗力 積載不良 1 貨 物 船 6 26 35 17 1 プ ボレ ジ ト ャー 8 ー 22 タ ン カ ー 100% そ の 他 ー 計 -10- 147 2,137 第Ⅰ-19図 船舶種類別・原因別による事故(衝突・乗揚のみ)発生状況(平成27年) 単位:隻 90% 3 11 80% 1 1 2 1 1 4 1 48 9 1 4 3 材質構造 不良 6 火気可燃物 取扱不良 21 7 2 15 1 2 機関取扱 不良 22 50% その他の 運航の過誤 22 10 居眠り運航 142 21 40% 150 計 23 6 24 3 38 27 196 見張り不十分 43 22 10 150 21 142 22 410 船位不確認 10 6 2 15 3 21 2 59 4 1 4 2 0 3 1 15 0 0 0 1 0 0 0 1 7 1 0 7 1 26 6 48 11 2 1 48 4 9 3 78 3 0 0 0 1 4 4 12 機関取扱不良 0 0 0 1 0 0 0 1 積載不良 0 0 0 0 0 0 0 0 火気可燃物取扱不良 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 2 3 18 4 1 12 0 9 9 53 2 0 1 3 0 1 0 7 173 60 25 263 33 253 76 883 その他の運航の過誤 水路調査 不十分 30% 船体機器 整備不良 気象海象 不注意 75 20% そ の 他 75 運 航 気象海象不注意 の 過 人 誤 船体機器整備不良 為 的 水路調査不十分 要 因 居眠り運航 積載不良 60% 43 遊 漁 船 漁 船 操船不適切 2 3 2 旅 客 船 不可抗力 3 10 70% 貨 物 船 その他 26 4 6 7 4 1 9 4 9 1 ー 18 3 12 1 1 4 ャー 2 プ ボレ ジ ト ー 100% タ ン カ 23 27 船位不確認 6 10% 材質構造不良 38 24 見張り不十分 不可抗力 3 0% 操船不適切 漁 船 ー 旅 客 船 遊 漁 船 プ ボレ ジ ト ャ ー タ ン カ 貨 物 船 その他 そ の 他 ー 計 第Ⅰ-20図 貨物船事故の事故種類別による事故隻数の推移 単位:隻 (隻) H18 250 195 200 196 201 163 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 209 202 195 196 201 130 163 148 157 127 乗揚 55 61 58 48 58 28 52 42 38 46 衝突 転覆 0 0 0 0 0 1 1 0 0 1 乗揚 浸水 6 10 7 11 3 5 5 6 5 8 推進器障害 5 2 3 7 3 4 11 6 2 2 舵障害 6 6 3 2 5 3 5 1 5 7 機関故障 42 49 57 63 41 55 43 44 39 52 機関故障 火災 13 13 14 8 9 13 16 12 20 16 火災 爆発 1 0 2 1 0 0 1 0 0 0 爆発 行方不明 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 運航阻害 1 1 0 2 0 1 1 2 1 1 安全阻害 7 12 11 7 20 8 18 7 6 7 その他 1 1 1 1 4 6 6 1 3 1 計 346 357 351 346 344 254 322 269 276 268 転覆 157 H20 衝突 209 202 H19 浸水 148 150 推進器障害 130 127 舵障害 100 行方不明 61 55 58 運航阻害 58 52 48 63 50 57 41 55 52 43 49 42 42 44 28 安全阻害 39 46 38 その他 0 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 -11- 第Ⅰ-21図 タンカー事故の事故種類別による事故隻数の推移 単位:隻 70 H18 (隻) 65 64 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 衝突 64 65 50 46 57 43 37 40 44 51 乗揚 24 30 14 16 9 14 10 10 9 9 衝突 転覆 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 乗揚 浸水 4 3 3 0 2 2 2 0 1 1 推進器障害 0 0 2 2 2 4 0 3 4 1 舵障害 1 0 3 1 2 1 1 1 2 0 機関故障 7 14 11 15 7 13 18 14 15 12 機関故障 火災 3 6 1 2 3 1 0 4 0 3 火災 爆発 0 0 0 0 1 1 0 0 2 0 爆発 行方不明 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 運航阻害 1 1 0 0 0 0 0 0 1 0 安全阻害 1 1 0 1 4 3 0 6 1 0 その他 1 2 4 0 1 0 1 0 0 1 計 106 122 88 83 88 82 69 78 79 78 60 57 51 50 50 転覆 46 44 43 浸水 40 40 推進器障害 37 舵障害 30 30 24 行方不明 20 16 15 14 14 14 11 9 10 18 13 14 10 運航阻害 15 12 安全阻害 10 その他 9 9 H26 H27 7 7 0 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 第Ⅰ-22図 旅客船事故の事故種類別による事故隻数の推移 単位:隻 45 (隻) H18 37 35 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 40 37 31 21 21 13 12 15 17 18 乗揚 6 14 7 6 10 5 7 12 10 7 衝突 転覆 2 0 1 0 0 0 1 0 0 0 乗揚 浸水 0 5 2 0 2 0 2 3 0 3 推進器障害 2 4 0 4 1 4 2 2 2 1 舵障害 0 0 2 1 0 0 1 1 1 1 11 7 4 3 9 5 8 7 5 10 転覆 31 30 H20 衝突 40 40 H19 浸水 推進器障害 25 舵障害 21 20 21 18 機関故障 火災 2 5 4 7 3 1 2 1 3 7 火災 爆発 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 行方不明 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 運航阻害 2 6 1 2 1 1 3 1 1 0 安全阻害 0 1 1 1 2 0 0 0 1 1 その他 1 4 2 1 1 2 1 0 0 0 計 66 83 55 46 50 31 39 42 40 48 17 爆発 15 15 11 13 14 行方不明 12 12 10 7 6 10 9 7 6 4 5 8 7 10 7 7 5 3 10 運航阻害 安全阻害 その他 5 5 0 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 機関故障 H27 -12- 第Ⅰ-23図 漁船事故の事故種類別による事故隻数の推移 単位:隻 (隻) 350 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 衝突 277 330 264 284 253 233 202 220 214 197 乗揚 89 84 65 68 80 55 66 83 67 66 転覆 137 68 47 60 37 49 54 45 50 69 浸水 浸水 69 29 38 35 53 247 24 21 35 35 推進器障害 推進器障害 55 41 49 84 51 53 55 35 39 54 6 11 7 11 8 5 4 7 3 6 機関故障 63 49 77 69 54 50 59 52 45 31 火災 54 52 45 56 37 55 42 41 39 29 行方不明 爆発 0 2 1 2 0 1 2 2 2 0 運航阻害 行方不明 7 1 2 2 1 2 7 3 1 3 運航阻害 111 85 95 93 82 76 78 89 65 73 安全阻害 3 5 7 1 4 1 2 3 5 1 その他 21 38 35 47 47 53 56 45 31 36 計 892 795 732 812 707 880 651 646 596 600 衝突 330 300 乗揚 277 264 転覆 284 253 250 233 220 214 舵障害 197 200 舵障害 機関故障 202 火災 爆発 150 安全阻害 100 その他 50 0 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 第Ⅰ-24図 遊漁船事故の事故種類別による事故隻数の推移 単位:隻 45 (隻) H18 41 39 40 40 衝突 35 34 35 乗揚 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 衝突 41 35 39 26 40 34 26 29 29 24 乗揚 11 10 12 9 16 5 11 12 7 9 転覆 5 3 1 0 0 2 0 1 4 1 浸水 3 3 1 0 8 10 6 6 3 7 11 5 5 10 7 5 6 8 7 5 1 1 0 3 3 1 3 1 1 0 11 16 11 8 11 8 13 10 11 9 転覆 29 30 推進器障害 29 浸水 26 26 推進器障害 24 25 20 舵障害 舵障害 機関故障 機関故障 火災 1 3 2 1 2 4 4 2 8 1 爆発 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 行方不明 0 0 0 0 0 0 2 0 0 0 運航阻害 9 1 5 3 5 4 6 2 1 2 安全阻害 安全阻害 0 0 1 0 1 0 0 0 0 0 その他 その他 0 3 2 2 1 1 3 5 0 3 計 93 80 80 62 94 74 80 76 71 61 火災 爆発 15 行方不明 運航阻害 10 5 0 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 -13- 第Ⅰ-25図 プレジャーボート事故の事故種類別による事故隻数の推移 単位:隻 250 (隻) 223 213 220 210 225 215 215 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 衝突 161 168 159 164 178 145 115 170 160 147 乗揚 106 127 129 128 131 99 128 136 109 106 転覆 65 57 50 63 39 40 57 47 41 72 浸水 48 48 39 56 57 198 69 55 54 36 推進器障害 67 82 76 70 73 83 67 84 71 88 舵障害 15 9 18 17 14 6 13 10 11 12 174 188 188 213 223 210 220 215 215 225 衝突 200 188 188 乗揚 174 転覆 162 168 150 159 164 177 178 167 146 161 137 168 145 170 160 147 158 151 浸水 推進器障害 136 142 129 127 100 128 131 128 115 128 舵障害 機関故障 機関故障 火災 8 8 6 10 14 7 4 12 8 11 火災 爆発 1 1 1 0 0 1 1 1 0 2 爆発 行方不明 0 1 2 0 1 3 1 4 2 1 運航阻害 137 162 151 177 146 167 158 168 142 128 安全阻害 25 49 29 63 29 39 43 39 40 23 その他 45 53 53 52 58 71 87 71 79 84 計 852 953 963 1,012 932 935 109 106 106 99 行方不明 運航阻害 50 安全阻害 その他 901 1,013 963 1,069 0 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 第Ⅰ-26図 貨物船事故の原因別による事故隻数の推移 単位:隻 140 (隻) H18 122 118 120 100 94 操船不適切 見張り不十 分 見張り不十分 船位不確認 116 96 操船不適切 気象海象 不注意 99 船体機器整 備不良 90 90 80 72 72 81 77 76 水路調査 不十分 居眠り運航 68 57 60 機関取扱 不良 59 53 55 44 50 20 H22 H23 H24 H24 H25 H26 H27 96 90 116 118 72 81 76 90 77 72 94 99 57 68 53 55 50 59 44 9 17 13 19 16 12 22 9 9 10 11 14 5 10 16 2 12 8 7 8 2 6 1 3 1 2 7 4 5 0 7 9 7 6 11 2 10 13 6 7 25 28 22 15 17 10 20 9 11 11 7 6 7 6 19 8 14 9 10 7 26 22 30 35 18 28 32 34 30 24 積載不良 3 2 3 2 2 1 2 1 2 1 火気可燃物取扱不良 4 4 10 5 4 5 1 1 8 5 船位不確認 運 航 気象海象不注意 の 過 人 誤 船体機器整備不良 為 的 水路調査不十分 要 因 居眠り運航 機関取扱不良 材質構造不良 28 32 33 37 18 21 11 12 13 17 不可抗力 28 24 28 28 31 23 32 33 21 35 2 3 3 7 5 15 23 10 6 22 346 357 351 346 344 254 322 269 277 268 H25 H26 その他 計 0 H21 H23 材質構造 不良 その他 H20 H22 火気可燃物 取扱不良 不可抗力 H19 H21 積載不良 40 H18 H20 122 その他の運航の過誤 その他の 運航の過誤 H19 H27 -14- 第Ⅰ-27図 タンカー事故の原因別による事故隻数の推移 単位:隻 40 (隻) H18 38 35 30 30 30 27 25 22 22 20 21 23 21 22 23 H26 H27 17 21 23 21 23 21 22 3 3 3 3 6 4 0 1 2 0 1 1 0 3 1 0 2 0 3 2 2 1 4 3 2 1 12 3 2 3 3 5 4 1 2 3 2 2 1 2 2 1 3 2 0 機関取扱不良 3 10 7 12 7 4 11 10 7 5 積載不良 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 火気可燃物取扱不良 1 4 0 2 0 1 1 0 2 0 8 4 12 3 5 7 7 5 8 9 12 7 5 2 4 6 3 5 7 8 1 4 0 0 3 3 1 3 2 1 106 122 88 83 88 82 69 78 78 78 29 20 10 見張り不十 分 見張り不十分 30 38 22 30 28 28 6 10 6 8 1 2 3 1 1 2 3 0 2 3 6 水路調査 不十分 居眠り運航 その他の 運航の過誤 機関取扱 不良 17 15 H24 19 船位不確認 運 航 気象海象不注意 の 過 人 誤 船体機器整備不良 為 的 水路調査不十分 要 因 居眠り運航 その他の運航の過誤 21 H23 27 20 19 H22 22 船体機器整 備不良 28 H21 30 気象海象 不注意 28 29 H20 操船不適切 船位不確認 30 H19 操船不適切 H25 積載不良 10 10 火気可燃物 取扱不良 材質構造不良 材質構造 不良 不可抗力 不可抗力 5 その他 その他 計 0 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 第Ⅰ-28図 旅客船事故の原因別による事故隻数の推移 単位:隻 30 (隻) 25 H18 20 13 12 10 10 10 9 10 8 9 8 4 7 8 7 5 6 5 17 13 5 9 10 7 見張り不十 分 見張り不十分 10 12 10 8 4 2 3 5 7 10 0 7 4 3 2 2 2 1 3 2 2 5 3 0 2 0 3 2 1 5 0 7 1 1 1 0 2 2 0 1 2 3 0 2 0 0 2 2 1 0 1 0 0 0 3 2 0 0 0 1 2 3 0 1 1 1 0 6 2 0 船位不確認 運 航 気象海象不注意 の 過 人 誤 船体機器整備不良 為 的 水路調査不十分 要 因 居眠り運航 その他の 運航の過誤 機関取扱不良 5 3 4 3 8 3 8 4 3 8 機関取扱 不良 積載不良 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 火気可燃物取扱不良 1 2 1 2 1 0 1 1 1 0 7 6 2 3 2 1 2 2 2 4 17 10 9 8 8 6 9 8 8 5 0 1 1 1 1 1 2 0 2 5 66 83 55 46 50 31 39 42 40 48 火気可燃物 取扱不良 材質構造不良 材質構造 不良 不可抗力 不可抗力 その他 2 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 その他 計 0 H19 H27 14 10 3 H18 H26 積載不良 9 8 8 5 5 H25 20 その他の運航の過誤 14 10 H24 居眠り運航 17 15 H23 24 水路調査 不十分 17 H22 19 船体機器整 備不良 19 H21 操船不適切 気象海象 不注意 20 H20 操船不適切 船位不確認 24 H19 H27 -15- 第Ⅰ-29図 漁船事故の原因別による事故隻数の推移 単位:隻 400 (隻) H18 369 350 操船不適切 操船不適切 見張り不十 分 見張り不十分 船位不確認 300 気象海象 不注意 281 248 船体機器整 備不良 245 250 235 水路調査 不十分 228 248 居眠り運航 221 192 200 184 189 その他の 運航の過誤 183 161 150 156 161 135 135 139 73 103 74 62 62 材質構造 不良 65 56 55 55 積載不良 火気可燃物 取扱不良 124 100 機関取扱 不良 49 48 船位不確認 運 航 気象海象不注意 の 過 船体機器整備不良 人 誤 為 的 水路調査不十分 要 因 居眠り運航 その他の運航の過誤 機関取扱不良 積載不良 火気可燃物取扱不良 材質構造不良 不可抗力 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 73 74 62 62 55 65 56 55 49 48 248 281 235 245 228 192 184 189 183 161 30 33 13 22 24 20 16 24 24 15 52 43 22 36 38 33 24 28 23 28 34 41 31 30 44 53 43 38 38 38 8 5 11 2 5 5 4 8 4 7 49 40 45 45 47 33 35 40 36 48 26 25 15 7 29 6 31 29 28 14 44 34 44 62 33 34 53 42 42 16 4 10 7 6 6 5 6 4 8 6 25 23 32 31 12 15 17 20 13 10 35 27 45 26 32 22 8 18 19 20 248 139 156 221 135 369 135 124 103 161 16 20 14 17 19 28 39 27 26 28 892 795 732 812 707 880 651 646 596 600 不可抗力 その他 50 その他 計 0 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 第Ⅰ-30図 遊漁船事故の原因別による事故隻数の推移 単位:隻 40 (隻) H18 37 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 操船不適切 37 操船不適切 36 見張り不十 分 36 35 船位不確認 31 気象海象 不注意 30 船体機器整 備不良 28 25 22 22 22 水路調査 不十分 居眠り運航 1 6 10 8 9 8 3 8 4 4 37 36 37 22 36 31 22 22 28 22 9 3 6 2 4 2 4 9 5 3 2 5 1 0 2 0 2 0 1 1 5 1 4 4 8 7 12 8 3 4 0 2 0 2 0 0 1 1 0 1 2 1 1 4 3 0 4 2 1 4 5 2 0 0 4 2 6 3 2 4 機関取扱不良 7 13 4 6 6 5 11 5 6 5 積載不良 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 火気可燃物取扱不良 0 0 1 0 0 1 2 0 1 0 7 6 8 2 10 3 0 5 4 4 16 5 8 11 11 15 11 12 9 8 2 0 0 1 1 0 2 1 7 1 93 80 80 62 94 74 80 76 71 61 見張り不十分 船位不確認 運 航 気象海象不注意 の 過 人 誤 船体機器整備不良 為 的 水路調査不十分 要 因 居眠り運航 22 20 その他の 運航の過誤 機関取扱 不良 15 積載不良 火気可燃物 取扱不良 10 材質構造 不良 その他の運航の過誤 材質構造不良 不可抗力 不可抗力 その他 5 その他 計 0 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 -16- 第Ⅰ-31図 プレジャーボート事故の原因別による事故隻数の推移 単位:隻 250 (隻) 操船不適切 見張り不十 分 見張り不十分 船位不確認 200 186 177 176 164 163 139 気象海象 不注意 船体機器整 備不良 152 150 操船不適切 水路調査 不十分 140 船位不確認 運 航 気象海象不注意 の 過 人 誤 船体機器整備不良 為 的 水路調査不十分 要 因 居眠り運航 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 75 101 85 106 103 106 96 107 80 101 138 156 143 145 169 132 135 173 159 147 44 28 37 40 25 28 23 24 30 23 94 98 64 106 81 70 88 79 80 69 101 136 133 150 149 167 165 145 127 126 26 40 39 35 32 34 39 44 33 27 5 8 3 3 7 2 7 2 5 9 51 62 64 61 41 91 89 70 68 65 139 140 122 163 164 144 186 177 152 176 居眠り運航 144 122 その他の運航の過誤 100 その他の 運航の過誤 機関取扱不良 機関取扱 不良 積載不良 0 1 2 0 1 2 0 2 2 0 火気可燃物取扱不良 4 3 2 5 6 2 2 7 4 6 69 67 87 70 62 56 28 44 67 53 102 106 105 118 105 205 84 104 107 101 4 7 15 11 18 30 21 34 18 32 852 953 963 1,012 932 935 積載不良 50 火気可燃物 取扱不良 材質構造不良 材質構造 不良 不可抗力 不可抗力 その他 その他 計 901 1,013 963 1,069 0 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 第Ⅰ-32図 外国船舶の事故隻数及び死者・行方不明者数の推移 (隻) (人) 事故隻数 300 80 死者・行方不明者数 268 253 260 259 70 250 67 239 238 229 60 216 208 194 200 50 49 41 150 40 30 28 25 24 100 17 19 20 17 50 10 1 0 0 H18 H19 H20 H21 H22 H23 -17- H24 H25 H26 H27 第Ⅰ-33図 外国船舶事故の事故種類別による事故隻数の推移 単位:隻 160 140 (隻) H18 126 124 120 109 90 68 58 50 50 52 42 43 H26 H27 124 91 100 109 101 90 乗揚 23 27 29 26 22 13 23 14 22 15 乗揚 転覆 3 1 2 2 2 1 2 1 0 2 転覆 浸水 5 11 5 2 6 4 10 4 6 1 推進器障害 9 4 4 8 4 3 11 12 8 4 舵障害 4 4 5 4 7 5 4 0 6 8 機関故障 43 50 54 68 35 58 42 50 35 52 火災 火災 13 13 12 6 11 15 20 16 23 15 爆発 爆発 1 0 0 0 0 0 1 0 1 0 行方不明 行方不明 0 1 2 1 0 1 0 1 0 0 運航阻害 4 6 6 2 9 3 5 6 1 1 安全阻害 8 12 11 6 15 9 14 12 7 3 その他 2 2 3 4 4 5 6 4 6 3 計 253 260 259 268 239 208 238 229 216 194 舵障害 運航阻害 35 40 H25 139 機関故障 54 H24 126 80 60 H23 推進器障害 100 91 H22 129 浸水 101 100 H21 138 衝突 129 H20 衝突 139 138 H19 安全阻害 35 その他 20 0 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 第Ⅰ-34図 外国船舶事故の原因別による事故隻数の推移 単位:隻 100 (隻) H18 90 84 89 85 64 60 50 54 52 61 61 39 40 28 32 26 22 20 10 85 54 61 64 65 61 見張り不十 分 見張り不十分 44 50 52 39 34 40 28 32 26 22 5 9 9 12 6 5 10 5 8 4 15 13 8 9 18 6 13 11 8 8 2 8 7 5 6 4 8 4 4 2 3 4 6 2 4 3 5 6 4 1 3 2 3 1 1 1 1 0 0 1 7 9 7 6 11 6 9 16 9 3 25 23 30 40 17 31 32 41 26 25 水路調査 不十分 船位不確認 運 航 気象海象不注意 の 過 人 誤 船体機器整備不良 為 的 水路調査不十分 要 因 居眠り運航 その他の 運航の過誤 機関取扱不良 機関取扱 不良 積載不良 3 2 4 1 2 0 1 1 2 1 火気可燃物取扱不良 2 4 7 4 4 4 4 1 8 2 火気可燃物 取扱不良 材質構造不良 24 29 27 28 18 14 10 6 13 13 材質構造 不良 不可抗力 31 24 25 21 25 17 23 22 23 29 5 8 6 11 8 23 33 20 20 22 253 260 259 268 239 208 238 229 216 194 その他 H20 H21 H22 H23 H24 H25 その他 計 0 H19 H27 89 不可抗力 H18 H26 積載不良 30 H17 H25 68 その他の運航の過誤 44 34 H24 居眠り運航 50 40 H23 75 船体機器整 備不良 65 H22 84 気象海象 不注意 68 H21 操船不適切 75 70 H20 操船不適切 船位不確認 80 H19 H26 -18- 第Ⅰ-35図 総トン数1,000トン以上の事故隻数の割合 (隻) 100% 90% 外 国 船 舶 80% 70% 202隻 193隻 60% 201隻 157隻 191隻 218隻 181隻 177隻 43隻 48隻 H24 H25 159隻 157隻 53隻 57隻 H26 H27 50% 40% 30% 20% 76隻 60隻 10% 日 本 船 舶 73隻 51隻 52隻 61隻 0% H18 H19 H20 H21 H22 H23 第Ⅰ-36図 日本船舶・外国船舶事故の事故種類別発生状況比較(平成27年) 1000トン未満 日本船舶 1886隻 497 外国船舶 37隻 10 93 149 245 52 3 297 22 154 35 212 123 4 2 1000トン以上 日本船舶 57隻 1 外国船舶 157隻 13 80 0% 衝突 10% 乗揚 20% 転覆 浸水 30% 推進器障害 2 3 33 40% 舵障害 50% 機関故障 -19- 11 1 1 6 1 70% 行方不明 13 80% 運航阻害 1 6 39 6 60% 火災 2 3 1 2 13 2 3 90% 安全阻害 2 3 100% その他 第Ⅰ-37図 日本船舶・外国船舶事故の原因別発生状況比較(平成27年) 1000トン未満 日本船舶 1886隻 399 213 110 54 175 217 98 76 48 67 303 98 6 22 外国船舶 37隻 2 6 3 1000トン以上 日本船舶 57隻 2 3 8 16 外国船舶 157隻 0% 10% 4 16 58 20% 30% 40% 6 1 3 1 3 50% 6 12 4 12 17 1 7 3 2 8 2 1 1 60% 15 26 11 70% 80% 90% 100% 操船不適切 見張り不十分 船位不確認 気象海象不注意 船体機器整備不良 水路調査不十分 居眠り運航 その他の運航の過誤 機関取扱不良 積載不良 火気可燃物取扱不良 材質構造不良 不可抗力 その他 第Ⅰ-38図 ふくそう海域(東京湾、伊勢湾、瀬戸内海及び関門海峡)における事故発生状況(平成27年) 東京湾 114隻 29 伊勢湾 59隻 6 10 瀬戸内海 587隻 85 2 2 10 33 21 関門海峡 50隻 4 4 55 1 93 3 23 0% 10% 3 20% 30% 40% 貨物船 タンカー 旅客船 50% 漁船 -20- 4 14 31 5 304 48 2 60% 遊漁船 14 70% プレジャーボート 4 80% その他 90% 100% 第Ⅱ-1表 乗船中の事故及び海浜事故発生状況の前年との比較 1.総数 乗船中の事故 マリンレジャーに関する 海浜事故 マリンレジャー以外の 海浜事故 小計 計 平成27年 死者・行方 不明者 938 803 事故者 海 浜 事 故 3.マリンレジャーに関する海浜事故 (単位:人) 平成26年 増減 事故者 死者・行方 不明者 事故者 死者・行方 不明者 213 867 197 △ 71 △ 16 255 810 267 7 12 平成27年 事故者 事故者 死者・行方 不明者 遊泳中 276 99 301 110 25 11 釣り中 273 99 258 92 △ 15 △7 △2 687 956 644 △ 45 △ 43 磯遊び中 67 37 66 35 △1 1,766 911 △ 38 △ 31 サーフィン中 51 5 74 10 23 5 2,742 1,155 2,633 1,108 △ 109 △ 47 ボードセーリング中 28 1 12 0 △ 16 △1 スキューバダイビング中 40 11 32 11 △8 0 ウェイクボード中 21 0 8 0 △ 13 0 被引浮体遊具使用中 23 0 32 0 9 0 その他 24 3 27 9 3 6 803 255 810 267 7 12 (単位:人) 平成27年 増減 計 死者・行方 不明者 事故者 死者・行方 不明者 事故者 死者・行方 不明者 海中転落 194 118 150 87 △ 44 △ 31 負傷 463 29 448 18 △ 15 △ 11 病気 245 54 239 77 △6 23 中毒 10 0 9 1 △1 1 自殺 13 10 12 10 △1 その他 13 2 9 4 △4 938 213 867 197 △ 22 △ 16 4.マリンレジャー以外の海浜事故 (単位:人) 平成26年 平成27年 1.乗船中の事故 (単位:人) 平成26年 事故者計 当庁救助 以外救助 平成27年 死者・行方 不明者 事故者 死者・行方 不明者 事故者 死者・行方 不明者 岸壁等からの海中転落 351 212 348 200 △3 △ 12 0 自殺 550 428 477 373 △ 73 △ 55 2 その他 100 47 131 71 31 24 1,001 687 956 644 △ 45 △ 43 計 (単位:人) 平成26年 867 △ 71 160 147 △ 13 182 162 △ 20 計 342 309 △ 33 事故者計 当庁救助 救 助 以外救助 計 平成27年 増減 1,001 956 △ 45 18 21 3 240 248 8 258 269 11 自力救助 383 361 △ 22 自力救助 56 43 △ 13 死者・行方不明者 213 197 △ 16 死者・行方不明者 687 644 △ 43 当庁関与 391 307 △ 84 当庁関与 480 433 △ 47 2.マリンレジャーに関する海浜事故 (単位:人) 平成26年 救 助 3.マリンレジャー以外の海浜事故 増減 938 以外救助 平成27年 4.洋上救急実績 増減 平成25年 803 810 7 70 53 △ 17 372 388 16 計 442 441 △1 △4 自力救助 106 102 死者・行方不明者 255 267 12 当庁関与 380 326 △ 54 増減 事故者 第Ⅱ-2表 乗船中の事故及び海浜事故救助状況の前年との比較 当庁救助 死者・行方 不明者 942 平成26年 事故者計 事故者 1,804 事故者 救 助 増減 死者・行方 不明者 1,001 2.乗船中の事故 計 (単位:人) 平成26年 平成27年 平成26年 出動件数(件) 16 25 18 傷病者(人) 16 25 18 医師・看護師等(人) 26 49 31 -21- 第Ⅱ-3表 船舶種類別・事故内容別乗船中の事故発生状況(平成27年) 海中転落 負傷 死者・行方 不明者 事故者 事故者 病気 死者・行方 不明者 中毒 死者・行方 不明者 事故者 自殺 死者・行方 不明者 事故者 死者・行方 不明者 事故者 (単位:人) 計 その他 死者・行方 不明者 事故者 事故者 死者・行方 不明者 貨物船 6 5 86 6 48 5 1 1 1 1 1 1 143 19 タンカー 3 1 16 0 24 4 0 0 0 0 0 0 43 5 旅客船 12 6 37 0 40 8 0 0 10 8 0 0 99 22 作業船 5 4 18 0 5 5 0 0 0 0 0 0 28 9 72 48 185 9 88 40 7 0 0 0 3 3 355 100 漁船 遊漁船 7 3 14 0 9 4 0 0 0 0 0 0 30 7 33 10 55 1 8 5 0 0 0 0 5 0 101 16 (0) (29) (1) (0) (0) (0) (0) (0) (0) (3) (0) (32) (1) 12 10 37 2 17 6 1 0 1 1 0 0 68 19 150 87 448 18 239 77 9 1 12 10 9 4 867 197 プレジャーボート うち水上オートバイ その他 計 第Ⅱ-1図 乗船中の事故者数及び死者・行方不明者数の推移 (人) 1200 1000 971 989 14 2 14 90 990 64 事故者数 977 32 10 92 38 944 死者・行方不明者数 939 960 938 855 2 867 0 800 600 400 298 239 263 279 259 228 228 219 213 H25 H26 197 200 0 H18 H19 H20 H21 H22 H23 -22- H24 H27 第Ⅱ-2図 乗船中の事故種類別発生状況の推移 600 (人) 500 14 2 14 90 64 493 32 10 92 38 468 435 464 453 443 463 448 447 2 0 398 海中転落 400 負傷 病気 288 300 243 251 中毒 275 267 255 245 241 自殺 239 225 その他 200 217 204 197 194 183 175 177 173 150 147 100 0 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 第Ⅱ-3図 海中転落者のライフジャケット着用率及び死亡率 ライフジャケット着用率 死亡率(平成27年) 漁船 90% ライフジャケット着用者 79 80% 14 76 90 70 2 14 10 13人 22% 74 64 38 68 70% 60% 54 50 50% 47 44 45人 78% 54 49 37 57人 51% 58人 2 ライフジャケット着用者 34 30% 0 16人 24% 24 20 192人 20% 66人 漁船 プレジャーボート等 10% 50人 76% 184人 96% 一般船舶 合計 ライフジャケット着用者 0% H23 H24 H25 H26 54人 49% ライフジャケット非着用者 8人 4% 31 22 111人 プレジャーボート等 42 42 40% 56 ライフジャケット非着用者 H27 ライフジャケット非着用者 一般船舶 ※ 船舶事故による海中転落者を含む。 2人 13% 15人 13人 87% -23- 29人 60% 生存者 死者・行方不明者 48人 19人 40% 第Ⅱ-4図 海中転落者発生状況の推移 (人) 140 125 14 2 14 90 64 122 32 10 92 38 120 103 104 100 100 87 2 91 90 貨物船 0 タンカー 86 旅客船 80 72 漁船 遊漁船 60 44 46 プレジャー ボート 45 40 39 36 40 その他 35 33 31 25 20 0 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 第Ⅱ-5図 マリンレジャーに関する海浜事故による事故者数及び死者・行方不明者数の推移 1000 (人) 921 900 881 912 14 2 14 事故者数 922 32 死者・行方不明者数 10 846 90 64 842 92 857 38 800 810 803 759 2 700 0 600 500 400 318 326 302 296 312 300 272 280 H24 H25 255 234 267 200 100 0 H18 H19 H20 H21 H22 H23 -24- H26 H27 第Ⅱ-6図 マリンレジャーに関する海浜事故種類別発生状況の推移 350 (人) 331 329 319 2 14 332 302 14 303 319 300 90 32 64 10 92 301 299 284 38 278 274 273 273 292 266 遊泳中 276 269 250 2 258 0 釣り中 240 磯遊び中 200 サーフィン中 ボードセーリング中 150 スキューバダイビング中 ウェイクボード中 被引浮体遊具 使用中 その他 100 50 0 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 第Ⅱ-7図 マリンレジャーに関する海浜事故の年齢層別構成 遊泳中 80 サーフィン中 (人) 30 スキューバダイビング中 (人) 15 最近5年間 68.4 69 70 H27年 25 最近5年間 最近5年間 H27年 H27年 25 60 11 56.6 10.2 52 20 50 45 43 39 37 40 2 37.2 15.6 16 17 9.4 16 7.2 14 22 23 14 10 9 20 32 5 5.2 10 4 3 5.4 5 10 3.4 3 30歳代 40歳代 90 0 64 0 50歳代 60歳以上 1 1.8 2 0.6 1 0 20歳代 7 6 30 10歳未満 10歳代 10.2 10 18 15 33.2 30.8 30 10歳未満 10歳代 釣り中 120 (人) 92 0 20歳代 30歳代 40歳代 50歳代 60歳以上 1 0 10歳未満 10歳代 ボードセーリング中 (人) 113.6114 15 38 20歳代 30歳代 40歳代 50歳代 60歳以上 被引浮体遊具使用中 (人) 25 最近5年間 最近5年間 H27年 H27年 100 (人) 最近5年間 22 H27年 20 80 10 14.4 15 60 52 39.4 40 35.2 5.8 5 32 25.4 7 7 4 6.4 3 1.8 2 1.8 9 10 4 22 21 20 6.2 38.6 10 2 2.2 4 4 4 2 1 0 0 0 0.4 0 0 20歳代 30歳代 40歳代 50歳代 60歳以上 0.6 0.4 0 40歳代 50歳代 60歳以上 0.4 0 0 0 10歳未満 10歳代 5 10歳未満 10歳代 20歳代 30歳代 -25- 40歳代 50歳代 60歳以上 10歳未満 10歳代 20歳代 30歳代 第Ⅱ-8図 マリンレジャーに関する海浜事故の月別構成 遊泳中 160 サーフィン中 (人) 25 146 142.8 最近5年間 H27 140 スキューバダイビング中 (人) 10 最近5年間 (人) 最近5年間 22 H27 H27 20 7.8 8 120 7 7 101 100 2 6 13 80 5.4 5 11 10.6 5 20 6.6 5 4 0.8 2 1.2 0 0.6 1 2.2 5 2月 3月 4月 5月 1 1 6月 7月 8月 1月 2月 5 2 2 4 2.4 2 (人) 0 5 1 1 1.6 0.6 3月 64 0 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 92 4月 31.4 30 6月 38 7月 8月 9月 10月 11月 12月 (人) 最近5年間 最近5年間 H27 4.4 H27 27 25 4 29 5月 被引浮体遊具使用中 (人) 最近5年間 31.4 2 1.8 1.4 1 ボードセーリング中 30 3 3 2.4 3 釣り中 33 32.4 3.8 10 3.4 3 0 90 9月 10月 11月 12月 H27 3.6 32 5.6 6 4 2.8 2.2 1 2.8 2 3.2 5 0.6 0 0 1月 4 2.4 13 11 4 14 40 24 20.6 4 9.6 14 10 60 40 6 14.6 15 90.8 27 3.2 24 21.4 20 19 18 21 21 20.2 19 24 23.2 22.6 21 20 3 3 15.2 19.2 15 2.2 16.4 2 15.4 13.6 2 13 2 2 1.8 1.6 1.6 1.6 10 1.4 10 1.2 10 1 1 1 1 1 1 4.2 5 0.4 0.4 0.2 0 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 0.4 0 0.4 2 2 3 0 0 0.2 0 0 1月 0.2 1.4 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 1月 10月 11月 12月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 第Ⅱ-9図 マリンレジャーに関する海浜事故の曜日別構成 遊泳中 100 サーフィン中 (人) 25 スキューバダイビング中 (人) 最近5年間 20 (人) 最近5年間 H27 最近5年間 H27 80 82 20 H27 20.2 20 80 15 14 15 60 12 15 46 41.6 40 10 34.6 26.8 11.8 11 41 40 10.4 2 50.4 50 26.4 14 25.4 26 7.8 9 14 6 22 16 20 7 6 5.2 5.4 6 4.2 5 15.2 10 9 4.8 4.6 32 6 10 5 5 3.8 3 3.2 3 2.8 3.8 3.6 3 2 1 0 月 火 水 木 金 土 日 休日(再 90 掲) 0 月 0 64 火 水 釣り中 80 木 金 土 日 休日(再 掲) 月 92 火 ボードセーリング中 (人) 25 75 最近5年間 63 60 56 木 金 38 土 日 20 (人) 最近5年間 最近5年間 H27 H27 17 20 58 15 11.8 15 40 10 34 35 26.4 29 29 23.4 10 28.2 25.2 24 6 7.4 20 20 12 5 3.2 0.6 0 1 1 1.2 1 3 3 水 木 金 土 日 休日(再 掲) 2.2 2.2 2 4 2.6 2 1 0 0 0.6 0 0.6 0.2 0 0 0 火 4 4 3.2 2 4.8 5 5.2 15.2 月 休日(再 掲) 被引浮体遊具使用中 (人) H27 水 月 火 水 木 -26- 金 土 日 休日(再 掲) 月 火 水 木 金 土 日 休日(再 掲) 第Ⅱ-10図 マリンレジャーに関する釣り中の海中転落者のライフジャケット着用率及び死亡率 海中転落者数とライフジャケット着用率 死亡率(平成27年) (人) 250 50% 205 14 2 14 90204 64 40% ライフジャケット着用者 32 92 190 200 189 10人 28% 168 30% 23 19 18 68人 44% 36人 150 26 20% ライフジャケット非着用者 153人 85人 56% 26人 72% 19 100 10% 50 生存者 死者・行方不明者 0% 0 H23 H24 H25 H26 H27 第Ⅱ-11図 マリンレジャーに関する海浜事故の内容別事故内容(平成27年) 人身その他 1人 1% 病気 9人 3% 帰還不能 48人 19% 負傷 7人 3% 帰還不能 78人 25% 負傷 21人 7% 病気 5人 2% 遊泳中 298人 溺水 192人 64% 帰還不能 31人 42% 釣り中 258人 溺水 9人 3% サーフィン中 74人 海中転落 189人 73% 負傷 30人 41% 病気 3人 4% 負傷 1人 8% 帰還不能 2人 6% 病気 10人 31% ボードセーリング中 12人 帰還不能 11人 92% 溺水 10人 13% 溺水 その他 1人 1人 1% 1% スキューバ ダイビング中 32人 負傷 1人 3% 溺水 19人 60% 被引浮体遊具 使用中 30人 負傷 30人 98% -27- 第Ⅱ-12図 マリンレジャーに関する海浜事故の内容別事故原因(平成27年) 遊泳中 気象・海象 無視 12人 24% 健康状態に 対する不注意 16人 14 5% 90 気象・海象 不注意 29人 10% 釣り中 14 32 64 他人の過失 不可抗力 92 22人 15人 7% 5% 原因不明 31人 10% 周辺環境に 対する不注意 35人 12% 自己の過失 224人 75% 知識・技能 不足 31人 10% 実施中の 活動に対する 不注意 41人 14% 気象・海象 不注意 2 47人 18% その他 8人 3% 原因不明 13人 5% 気象・海象 無視 1人 2% 実施中の 活動に対する 不注意 5人 10% その他 1人 1% 気象・海象 不注意 6人 12% 実施中の 活動に対する 不注意 85人 33% 被引浮体遊具使用中 その他 1人 知識・技能 不足 9人 32% る 不注意 4人 13% 自己の過失 27人 96% 自己の過失 23人 74% 健康状態に 対する不注 意 3人 10% 気象・海象 不注意 13人 46% 周辺環境に 対する不注 意, 2人, 6% 知識・技能 不足 3人 10% 3% 周辺環境に 気象・海象 対する不注 不注意 意, 2人, 6% 1人 他人の過失 器具・装備 3% 1人 不可抗力 の不備 3人 3% 1人 10% 3% 原因不明 2人 実施中の 7% 活動に対す その他 3人 11% 原因不明 2人 4% 知識・技能 不足 25人 49% スキューバダイビング中 不可抗力 1人 4% 不可抗力 3人 6% 自己の過失 37人 72% 周辺環境に 対する不注意 71人 28% 無謀な行為 53人 18% 他人の過失 9人 17% 0 自己の過失 226人 88% ボードセーリング中 実施中の 活動に対する 不注意 2人 7% サーフィン中 知識・技能 健康状態に その他 不足 対する不注意 4人 1人 1% 3人 2% 無謀な行為 1% 9人 他人の過失 4% 気象・海象 6人 不可抗力 無視 2% 11人 6人 4% 2% その他 7人 2% 実施中の 活動に対す る 不注意 10人 31% 知識・技能 不足 11人 36% 他人の過失 16人 50% 自己の過失 15人 47% 不可抗力, 1 人, 3% 【過失の種類】 気象・海象無視・・・活動が困難な荒天化であることを知りつつ、活動を強行した場合 気象・海象不注意・・・気象・海象の判断の誤り又は気象警報に対する無関心等注意を払っていなかった場合 無謀な行為・・・社会通念上活動が困難であると認められる状況であることを知りつつ活動を強行した場合 知識・技能不足・・・活動を安全に行うために必要とされる知識や技術等を十分に習得していなかった場合 実施中の活動に対する不注意・・・活動中の考え事、脇見等、実施している活動に集中していなかった場合 周辺環境に対する不注意・・・地形の把握等、周辺環境に注意を払っていなかった場合 健康状態に対する不注意・・・健康管理を怠ったことによる過労、病気等自己の健康状態に注意を払っていなかった場合 器具・装備の不備・・・当該活動の事故防止のために必要とされる器具、装備等を備えていなかった場合 第Ⅱ-13図 マリンレジャー以外の海浜事故による事故者数及び死者・行方不明者数の推移 (人) 1400 事故者数 死者・行方不明者数 1200 90 1,085 2 14 14 1,106 64 32 1,168 92 1,110 10 38 1,090 1,046 1,060 1,007 1,001 2 1000 801 800 746 752 776 0 956 800 768 741 687 666 644 600 400 200 0 H18 H19 H20 H21 H22 H23 -28- H24 H25 H26 H27 第Ⅱ-14図 マリンレジャー以外の海浜事故種類別発生状況の推移 自殺 800 岸壁等からの海中転落 14 700 648 646 646 90 その他 2 14 64 682 653 32 10 92 38 603 600 570 550 528 2 0 477 500 380 400 346 339 344 374 351 326 318 160 161 303 348 300 200 98 97 H18 H19 114 113 H20 H21 107 116 H24 H25 131 100 100 0 H22 H23 -29- H26 H27 平成27年度 通航船舶実態調査結果 平成27年度 通航船舶実態調査箇所と通航船舶隻数 備讃瀬戸西部 546隻 来島海峡 439隻 備讃瀬戸東部 519隻 浦賀水道 上関海峡 514隻 174隻 早鞆瀬戸 伊豆大島西方 429隻 147隻 伊良湖水道 明石海峡 平戸瀬戸 757隻 49隻 *上段は調査海域名、下段の数字は通航船舶隻数(一日平均) 427隻 ふくそう海域における各年度別の船舶通航量の推移(1日平均) 0 1,000 2,000 平成18年度 2,768 平成19年度 2,849 平成20年度 平成21年度 3,000 4,000 632 578 638 2,619 710 2,324 735 596 平成22年度 2,221 661 351 平成23年度 2,219 654 328 平成24年度 2,131 704 平成25年度 2,160 平成26年度 平成27年度 4,024 791 3,800 284 701 3,820 689 286 706 3,841 2,113 712 258 558 3,641 2,066 718 269 578 3,631 タンカー 4,557 4,296 854 599 貨物船等 旅客船等 4,819 736 726 383 4,790 812 502 (隻) 6,000 5,000 漁船 計 ※ 「貨物船等」とは、貨物船、えい航船、押航船及びその他(巡視船、自衛艦、独航えい・押航船等)をいい、「旅客船 等」とは旅客船、カーフェリー、水中翼船及びエアクッション船をいう。 ふくそう海域における各年度別の船舶通航量の推移(1日平均) (隻) 0 浦 賀 水 道 平成18年度 平成19年度 平成20年度 平成21年度 平成22年度 平成23年度 平成24年度 平成25年度 平成26年度 平成27年度 伊 良 湖 水 道 平成18年度 平成19年度 平成20年度 平成21年度 平成22年度 平成23年度 平成24年度 平成25年度 平成26年度 平成27年度 明 石 海 峡 平成18年度 平成19年度 平成20年度 平成21年度 平成22年度 平成23年度 平成24年度 平成25年度 平成26年度 平成27年度 備 讃 瀬 戸 東 部 平成18年度 平成19年度 平成20年度 平成21年度 平成22年度 平成23年度 平成24年度 平成25年度 平成26年度 平成27年度 備 讃 瀬 戸 西 部 平成18年度 平成19年度 平成20年度 平成21年度 平成22年度 平成23年度 平成24年度 平成25年度 平成26年度 平成27年度 来 島 海 峡 平成18年度 平成19年度 平成20年度 平成21年度 平成22年度 平成23年度 平成24年度 平成25年度 平成26年度 平成27年度 関 門 海 峡 平成18年度 平成19年度 平成20年度 平成21年度 平成22年度 平成23年度 平成24年度 平成25年度 平成26年度 平成27年度 200 400 273 281 253 241 212 217 198 196 171 208 316 800 1,000 1,200 226 41 2 542 328 47 2 658 229 52 2 536 302 63 3 609 374 44 1 631 214 59 3 493 333 63 1 595 155 71 3 425 73 1 102 347 149 69 1 427 83 404 426 399 414 375 380 347 342 311 326 92 100 402 381 360 375 353 369 261 600 93 1 66 585 125 9 50 570 99 728 529 107 106 479 126 1418 492 10 400 101 10 138 12 50 528 132 15 45 520 146 9 44 554 131 11 43 514 425 386 395 356 334 279 328 328 355 329 69 74 80 81 79 508 512 507 421 460 386 341 354 281 306 362 354 79 131 174 172 176 171 176 158 89 95 90 106 107 108 102 188 221 293 252 241 207 289 貨物船等 728 761 783 757 851 21 817 204 6 845 227 3 849 189 165 108 24 711 134 113 22 644 117 108 9 614 112 73 10 542 101 71 31 545 103 58 37 509 107 58 28 519 84 100 150 113 115 45 694 85 44 64 653 127 37 81 631 109 35 30 515 127 3310 431 113 33 33 533 140 32 45 498 96 29 42 473 120 33 68 583 105 37 50 546 174 97 135 324 86 69 123 372 650 162 71 98 306 637 171 70 85 273 599 90 65 90 291 536 120 72 73 247 512 58 55 19 410 278 123 68 52 266 509 85 44 47 452 276 113 56 186 84 439 413 412 373 383 346 361 339 347 285 294 832 863 825 840 828 730 119 20 38 590 123 1530 580 119 11 47 550 121 1128 543 86 525 462 123 1125 520 119 523 486 921 518 141 104 519 413 114 417 429 タンカー 旅客船等 漁船 計 ※ 「貨物船等」とは、貨物船、えい航船、押航船及びその他(巡視船、自衛艦、独航えい・押航船等)をいい、「旅客船等」とは旅客船、カーフェ リー、水中翼船及びエアクッション船をいう。