藤里町スペシャルツアー

2016/10/20
マナビノタネ森田秀之
藤里町スペシャルツアー
世界自然遺産白神山地の麓にある、秋田県藤里町は、美しいブナの森と美味
しい水があちこちで湧いている町です。しかし、2016 年、人口 3,500 人(65
歳以上 44.5%)が、2040 年に 1,820 人(65 歳以上 52.6%)となる予測で、自
治体限界の高齢化率 50%を超えてしまいます。
そこで、全国の地方自治体でも先駆けとなるような、人口減少を先に見越し
た上で、2,000 人が幸せに暮らしつづけられる町をつくるＲｅデザインプロジ
ェクト（藤里町総務課Ｒｅデザインプロジェクト担当）が進められています。
「まちの景観、機能の再検討」、「記憶の土に埋もれている創造のタネを見
つける作業」、「複業という働き方のための小さな生業の作り出し」、「空き
家などを上手につかった移住に繋がるお試し環境づくり」など、日本の地方が
これから行うべきものがこの町で挑戦され始めています。
また、町の社会福祉協議会による、ひきこもり支援は NHK クローズアップ現
代でも取り上げられるほど有名な取り組みとなっています。
今回、このＲｅデザインプロジェクトのうち、「記憶の土に埋もれている創
造のタネを見つける作業」と「複業という働き方のための小さな生業の作り出
し」について、初めて町民同士での学びと語らい、気づきの場を設けることに
しました。そこでのお手伝い役を 10 名程度お願いしたく、ご案内いたします。
日にち：2016 年 11 月 13 日（日）− 14 日（月）
参加費：５千円（ツアーガイド代、交流会費として。宿泊・バス代は不要です）
集合地：秋田空港及び秋田駅（無料バス送迎します）、または藤里町役場
11 月 13 日（日）
11:10
秋田空港到着ロビー集合（以降、町のバスにて藤里町役場まで移動）
11:40 秋田駅新幹線改札口集合（車内で地元特製弁当、お茶付。実費 700 円）
12:50 藤里町役場（直接いらっしゃる方は駐車場有り。昼食各自で）
13:00-15:00
ふじさとガイド（取材・撮影）ツアー
ブナ林、水汲み、まち、生業など藤里町の特徴をつくっている場所を
回ります。また、移住に繋がるお試しの場所に改修しようとしている
空き家などもご覧頂きます（翌日のポスター作成作業で写真や感想を
活用できるよう、撮影やメモを取っておいてください）。
15:10-15:50
講話 藤里町社会福祉協議会会長 菊池まゆみさん
『藤里方式』をご本人に聞いちゃおう！（お手伝い役のみなさん向け）
萌書房『「藤里方式」が止まらない
弱小社協が始めたひきこもり支援が日本を変える可能性？』著者
16:00-17:20
講演 非電化工房代表 藤村靖之氏（プロフィール別紙参照）
『月３万円ビジネス』という考え方で軽やかに楽しく！
17:30-18:50 雑談の場「楽しく生きていけるまち、楽しく生きていける生業」
みなさんには町民の聞き役になっていただき、テーブルごとに出た雑
談を模造紙に書いていってほしいのです
19:00-20:30
交流会
日本一うまい水で、究極の水割り、究極のラーメンをつくりましょう！
21:00
ホテルゆとりあ藤里（もしよかったら部屋でも語り合いましょう）
11 月 14 日（月）
9:00-11:30
大事なものスタジオ（企画編集、展示造作）
まち全体を博物館と見立てる“エコミュージアム”という考え方で、
「藤里町の特徴」と、前夜の雑談の場での話を元に、藤里町の「大事
なもの」（町の記憶、生業、文化、希望など）を図書館員が仮編集し、
タイトル、写真、本文などを当社システム「エコミュ」サーバに登録。
ポスター形式を自動生成し、A3 用紙にプリント。
今春、役場前にある旧人気食堂を改修し、交流拠点にした「かもや堂」
に、わずか２時間半で展示を行う実践をしてみます。
（左）エコミュを使った石巻市復興まちづくり情報交流館 （右）かもや堂
11:30-13:30 「藤里町〈大事なもの〉展 はじめの一歩」（かもや堂）
「まちは〈大事なもの〉によってつくられている」という考え方に基
づいて、まちをＲｅデザインしていくために進めていく「藤里町の〈大
事なもの〉」収集プロジェクトの手始めの簡単な展示会です。
前日に参加した町民には、「思い」が何かの形にできることに気づい
て頂き、参加しなった町民には展示の感想や新たな情報、希望などを
伝えて頂きます（翌日以降も一定期間展示し、地域おこし協力隊に町
民の意見を記録して頂き、プロジェクトにフィードバックします）。
13:30-14:30
感想交換（スタッフ・図書館員）
14:30 藤里町出発
15:50 秋田駅
16:20 秋田空港 以上