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Twinkle:Tokyo Women`s Medical University
Title Author(s) Journal URL 合成高分子材料の生体反応 渥美, 英子 東京女子医科大学雑誌, 30(8):1512-1537, 1960 http://hdl.handle.net/10470/13524 Twinkle:Tokyo Women's Medical University - Information & Knowledge Database. http://ir.twmu.ac.jp/dspace/ 124 〔特 別 掲載〕 (東女医大湘南30巻第8号頁1512−1537昭和35年8月) 合成高分子材料の生体反応 東京大学医学部第一生理学教室(主任 松田幸次郎教授) 渥 美 アツ 英 子 工イ ミ コ (受付昭和35年6月30日) 1 緒 言 tacrylateである。1945年, Beckは二藍の骨の欠損部 ll 実験の材料および実験方法 にMethyl metacrylateを充狽し,1 947年Hufnage12) 1)実験材料 はやはりMethyl metacrylateで人工大動脈弁をつく り,胸部大動脈に挿入して心臓の弁の代用を試みた6 a)実験動物 b)移植材料 1950年頃より,合成線維の発達ととも}こVinyon‘‘N,,, Nylon, OrIon, Dacron, TefIonなどの優秀な合成高分 2) り{距食フ了法 子材料が世に現われ,それらがVoorhees, 5)Shumack・ II{検査項目わよび検査が法 1) 」血清蛋白像 er,4)Deterling,5)Harris,6)Hufnagel 7) らにより代 2)病理組織像 用!血管として使用され,血管外科の領域は飛躍的な発展 3)合成高分子材料の抗原性の検討 を遂げた。 一方,Lillehei,8)Donald,9)Kirklin,10)Lewj s 11)ら 」:V 実験成績 1)血清蛋白像の変動 により,心臓の中隔欠損部のプロテーゼとしてformal a)各種合成高分子赫料についての検討 inized polyvinyi alcoho!sponge (lvalon) カヌ僕1月1さ貞し b)Silicone rubber f8 lti−1心として,充填剤,加 た。Ivalonの用途:は広く, Shumway 12)は代用血管お 硫剤などの添加剤による影響の検討 よび気管に,Gale 15)は肺切望の充填剤として, Pesek 2)病理組織学的検討 14は横隔膜・x7レニアの補強材料に, Jones i5)は肝臓損 a).合成線維材料の比較検討 傷部の止血修復に使用するなど,種々の用途に利用され b)スポンジ様材料の比較検:討 ている。 c)ゴム様弾性を有する材料の比較検討 またDurham 16)は‘‘Abdominal pack,,としての腹 d)Siiicone rubberを中心として,充填剤,加 膜の代用にPolyethyleneを用い, Egdahl l了)はSilic 硫剤などの添加剤による影響の検討 one rubberを代用血管に使用している。 e)他の臓器の病理組織学的変化 新しい試みとしては,Riegler 18)は手術創部に合成高 f)各種合成高分子材料の組織反応の強さの序列 分子粉末(Aeroplast)を吸きつけ,ガーゼで被覆するこ 3)合成高分子材料の抗原性の検討(心電図による となく創傷庇護を試みている。 アナフィラキシーの検討) さらに最近になり,Kolff 19)らはPolyurethane rub− a)血清学的ショックを起させる諸条件の検討 berで心臓の人工弁を作成し,Mandarino,20)Salvatore b)対照群 21)らはPolyurethane poIymer(Foam)を骨折の欠損 c)PVP移植群 部に充填し,人工骨として用いようと試みている。 V 総括および考按 以上のごとく,生体内に直接に内蔵する用途以外に, VI結 論 1)緒 さらに生体と直接あるいは間接に接触する人工内臓の領 言 域には,合成高分子の占める位置は極めて大きい。 生体内に初めて使用された合成高分子はMethyl四e一 たとえば,気泡型人工肺の消泡剤として,Antifoam Eiko ATSUMI (Department of Physiology, FaculLy of Medicine, University of Tokyo) :Tissue reactions to synthetic macromolecular materials. 一1512一 125 A(Silicone)22),歯型人工肺の透析膜にTeflon膜25), one rubber, Polyurethane polymer)とに分け,前者は, Po]yel;hyJcme膜24),人工心1蔵の・〕ぐン.プ25)として血液破 20mm×8mm,後者は20 mm×7mm×1.5mmに切 壊の少ないSilicone rubber,人工腎臓26>,入工肝臓の り,マウスの側腹部皮一ドに無菌的に移植し,移植後ヵ月 透析膜27・にゲノレ状Cellophane,血液導管としてSilic− に至るまで,経過を観察した。 採血は早朝,大腿動脈より施行し,脱血後,移植局所 one rubber, Nylon, Polyvinyl−ch!oride,採血びんに Po】yethyle2e,さらに人工肝臓のReactorとしてイオン の組織ならびに,肝,腎,脾,肺などの組織をも併せて 交換樹脂など枚挙にいとまがないほどである。 採取し,病理組織学的検索に供した。 これら合成高分子材料を生体内に移植し利用する場 皿,検査項目および検査方法 合,それらの材料は生体[」9において長期にわたり劣化し 1) 血清蛋白像 ないという条件の他に生体に悪影響を及ぼさないという a)血清総蛋白濃度:日立屍折計にて測定した。 条件を満足させなければらない。 b)血清蛋白分画.: そこで,班想的高分子材料追求のng一一歩として,まず 濾紙電気泳動法29)50)をmいて測定した。その条件 生体反応の適当な指標を定め,それに病理組織学的検討 は下記のごとくである。 を加え,さらに合成高分子の生体反応の原因,抗体産生 i)緩衝液:0.05Mベロナール緩衝液, pH 8.6, の可能性の問題について詳細な検討を試みた。 ii)蒲紙:東洋濾紙No.51 iii)泳動条件:電流5∼7mA,電圧150∼200 V、ア :H,実駿の材料および実験方去 ノレブミンが出発点より約7 c1移動したならば泳 1)実験の材料 動を止めた。 a)実験動物 伝染病研究所より分与されたDD系マウス(生後3∼ iv)乾燥:100℃乾燥室で15∼20分 5週,体重209前後の雄および雌)約800匹を使川し v)染色:0.5%Amidoschwarz氏試薬 た,,アナフィラキシーの実験には,実験動物「い央研突所 vi)定量:染色後0.5%酷酸溶液で充分脱色,大気中 で乾燥し,加熱パラフィンに通して半透明にした のCFW系50匹を使用した。 ものを,夏目製作所製小林式光電光度計を用い機 b)移植材料 i)Nylon(Ny工on 6タフタ52 i番) 色Filter,(波長5701nμ)にて,1mm間隔ごと ii)Tetoron(アルカリ処理タフFF−22) に測定し,これを方眼紙に画き積分した。 iii)Cellophane(ゲル状) 測定値は,各群とも5∼10匹を同時に採血し,その平 {v) Silicone ]rubber 均値をとった。なお,溶血の甚だしい血清は測定より イ)ゴム弾性体(KEX4892) 除外した。 m)完全熱処理により安息香酸を除去したゴム弾 2) 病理組織像 染色はHematoxylin−Eosinを用い,移植部の局所組 性体(KEX4892) 織および肝,腎,脾,肺の組織について検索を行った。 ハ)生ゴム (KE 76) 局所組織の周囲の変化として,細胞浸潤,線維素析 二)ゴムコンパウンド申間体(KEX4892−u) v)天然ゴム 出,血管新生,膿瘍形成などについて観察し,Nylon, vi ) Polyurethane polymer Ivalonなどの網目または有孔性のある材料では内部へ イ)Rubber の細胞浸潤,線維増生,線維置換,血管新生などにっき n) Foam 検討を加えた。 3)合成高分子材料の抗原性の検討 vii)Iva]on (For皿alinized polyvinyl alcohoI sponge) 合成高分子材料による抗体産生の可能性を検討するた viii) Polyurea めに,生体に移植後適当な期間をおいて同じ材料を静脈 ix)Polyvinyl pyrrolidon(以下PVPと略称する) 内注射することにより,アナフィラキシーをおこすか否 i)ii)は東洋レーヨン iii)はViskin社 かをしらべた。CFW系マウスはアナフィラキシーシ。 ックをおこし易い系統であり,その際,特有かつ著明な iv)は信越化学 V)は天然ゴム研究所 vi)は日清 紡績 vii) は積水イヒ学 viii) は東洋高圧 心電図変化を示すことが鈴田51)により明らかにされて ix) は Bayerの各株式会社ならびに研究所の厚意により提供 いるので,PVPについて鈴田d))原法に従い,症状の観 された材料を使用した。 察とともに心電図1とより検討を加えた。 a)症状の観察 2)実験方法 合成高分子材料を布状(Nylon, Tetoron)またはフィ 抗原注射後30分ないし1時間にわたって,不安,ふ ?レム状(Ce]lophane)と,固形状弾性体(lvalon, Si]ic・ るえ,立毛,浮腫,運動失調,呼吸困難,脱力などの症 撃潤f」,9一一 一一 126 血清蛋白像の変動 表1 i A1 Material Date 2W IM 獄 。 囲 1 g/di o/o 1 g/di l go( ig/di 22.2 2. 50 4.2 7. 1 1 40. 2 2. 84 3.8 2M 6. 8 1 37.0 2. 48 4.3 3M 6. 5 1 38. 6 2. 52 7s5 4M 6.7 143.8 2. 93 sM 6.7 144.8 3. 00 」 IW 5. 2 1 45. 6 23.9 1“/o o. 24 hi. 031 o. 60 4.5 5.4 141.2 臨 a,) e一=1一一 i 6. 3 1 39. 7 1.5M o 1, T.P. g/dl cr 1 t 1. 14 21. 4 1. 15 O. 70 52 24. 4 1. 54 21.1 1. 33 0:66 53 0.27 i 8.8 1 O.62 0.2g 1 g.6 1 o.64 21. 3 1. 51 26.4 1. 87 0. 67 66 21. 9 1. 47 27.1 1.82 o. sg [ 73 0. 48 1 7. 6・1 O. 49 21.6 1. 43 24.6 1. 60 O. 63 64 25. 0 1. 67 17. 1 1. 17 0. 78 39 23. 8 」 1. 59 20.4 1. 40 0. 81 45 25. 3 14. 3 O. 75 O. 84 31 46 6.4 0.33 i 6.1 1 O.41 1’ o. 23 [ lo. 4 4.5 O. 54 6. 3 1 40. 5 2. 55 4.8 O. 30 12. 3 0. 78 23. 6 1. 49 18. 8 1.18 3W 5. 9 [ 48. 1 2. 83 4.1 0. 24 10. 4 0. 61 20. 3 1. 19 17. 1 1. 00 0. 93 35 IM 5.{ [41.7 2. 47 3.9 0. 23 10. 3 0. 61 22. 3 1. 32 21.8 1. 28 0. 72 52 6. 0 1 44. 4 2. 66 6.7 0. 40 11. 2 0. 67 22.0 1. 32 15. 7 0. 94 0. 80 35 6. 2 1 37. 3 2. 34 Z6 0. 48 7. 7 0. 48 21. 9 1. 37 25. 3 ユ.58 0. 60 68 6. 7 1 45. 0 3. 02 5.6 0. 38 6.1 0. 41 23. 2 1. 55 20. 1 1. 35 0. 82 45 Ii lwl s.4 1 EUTi g16 i’ i 3 W 1 5.8 1M 6.1 e一一 1 2M I s.4 i・ 3M ’ 6.2 i 44.9 2. 42 41.4 2. 44 雲舌 8 震 g T o 幅 雲 .婁 逓 尻 LV 呂 o O. 63 1 21. 5 1. 16 17. 1 5.5 9.8 0. 59 1 25.O 1. 47 18. 3 O. 46 i 22. 6 1. 31 20.1 1.16 i O.74 47 0. 52 ( 20. 3 1. 24 25.1 1. 53 1 O. 61 66 :ig 2. 47 6.9 0. 40 i 37. g 2. 31 8.1 0. 50 43. 6 2. 36 7.9 0.43 47. 8 2. 96 5.2 0. 32 gl: 0. 46 i 22.2 1. 20 17. 8 0. 38 1 21. 9 1. 36 18. 9 0.57 1 20.9 1. 11 15. 1 0. 39 1 19. 2 1. 02 14. 6 48. 4 2. 56 2W ・ 5.3 51.1 2.71 7.7i 0. 4! 41. 9 2. 39 7.5 O. 43 9.8 0.56 ,1 22.1 1. 26 0.97 i O. 78 n710. g21 27.8 1.94 7.8 0.54 10.0 0. 70 i 25. 2 1. 77 6.2 O...3 お F, 幽 opt l i917, O. 26 0. so 1 o. g4 41 40 3. 04 0. 30 4.7 h9 鼈黷k?.{:.8 i i. 56 1 31 1 0. 77 1 1. 04 1 18. 8 j 1. 07 ) O. 72 3W 5.7 29 4ro 29. 2 2. 05 O., 39 10rJ 16. 0 1. 01 0. 9! 35 33 IW 5.5 47.9 ?”.64 7.7 0. 42 9. 3 O. 51 19. 1 1. 05 16.0 O. 88 O. 92 2W 5.1 45. 8 2. 34 6.9 0. 35 7.4 0. 38 23. 6 1. 20 16. 4 0. 83 0. 84 36 IM 5.9 40. 7 2. 40 6.8 0. 40 0.70 25. 1 1. 48 15. 5 0. 91 0. 70 38 6., 1 42. 5 2. 59 7.0 0. 43 0. 56 20.4 1. 24 20.9 1. 27 0. 74 49 1 2M E 卦 11. 7 IW ’ 5.3 l 1.5M 1一一 葺 44 O. 27 0. 32 42. 6 48. 3 6 38 i.os 1 o. n 5.0 4.gI 翻…瑠…1:1 醸 o. g2 1 o. sl .1. 1 6 1. 32 2W 2M 4M お gfdl 1 e/S 21. 2 0.43 i 7.7 1 o.s2 4.9 or/AI 0. 68 1.5M 租 1.f. 0. 30 i lo. 6 i o. 66 > N r), ... 1 ..一.u−− IW 2W 3W IM 2M 3M IW 2W 3W IM 2M 3M 11. 9 9.2 6.1 1 s4.7 6.ii s.41 25.6 8.2 1.2 10 0. 79 21 5.1 44. 1 2. 29 6.7 0. 34 1 10. 9 5.8 48. 3 2. 80 6.9 O. 40 6.4 0. 37 25. 1 1. 46 13. 4 1 O. 78 0. 94 28 5.3 46. 6 2. 49 7. 3 0. 39 8. 1 0. 43 24. 6 1. 31 13. 3 ) O. 67 0. 87 29 6.4 39. 2 2.51 6.3 0.4 5.5 0. 35 28. 9 1. 85 20. 3 1 1. 29 0. 65 46. 5 2. 79 5.0 0.3 5.6 0. 34 27. 6 1. 66 d 15. 2 1 O.91 51 6.0 0. 87 33 1.O 20 [gs,i 5 5.7 50. 1 2. 45 6.4 5.6 40.7 2. 29 7.1 5.9 41. 0 2. 40 8.0 O. 47 6.5 32.7 2. 12 9.0 5.2 38.4 1.99 8.2 6.5 46. 7 3. 04 6.3 O. 56 29.2 1. 49 9. 1 1 O. 46 10.2 1 o, s1 5.4 0. 26 27. 8 1. 33 6.9 0. 37 31. 5 1. 77 15. 5 t O. 82 O. 69 38 6.7 0. 29 22.6 1. 66 12.8 i’ O.94 0. 70 49 0. 59 7.5 0. 49 24. 3 1. 58 26. 2 1 1. 70 0. 49 80 0. 43 10.0 0. 52 28. 5 1.48 15.0 1 O. 78 0. 62 39 0. 41 7.8 0. 51 24. 6 1. 60 14. 5 ! O. 94 o. 87 1 31 P5,) 14,一 一一 !27 諺 葺 .屠・ £ ’Jk 唱羅 vil ’ X# 誕雲ト・ }K鼠冠 .v 霊 《 g ”n 譲 1,1 の π1 鰍攣 §鍾 ヨN,rr の nT al s 娼 2W IM 2M 3M 2W IM 2M 3M 6.1 45.6 1 2. 78 7,2 、0.44 6.0 42.0 li 2.52 ・.8桓.4・㌦・ … 1!. 3 35.4 i 1. 88 0. 63 28. 8 1 1. 76 0.44 24. 5 i 1. 47 8.1 o.sg ll o. s6 1 24 0. 4g 1 o. s4 i 18 il i6161i .i 18. 4 O. 98 11 O. 57 i 6.2 0.29 1 9.2 4.9 35.8 6.1 42. 4 2. 57 7.1 0.43 36.6 2. 52 7.0 0.48 1 8.O O. 45 1 28. 9 ii 1. 40 20. 0 0. 43 」 29. 9 1 1. 82 13. 6 0. 55 1 24. 9 [ 1. 72 23. 3 O. 83 ÷ O. 74 ) 1 6.9 7.1 L 61 i O. 58 I i 44 ; 1 』 1 i 56 33 62 i :.一... …1・・43 i・・6 1 42. s 1 2. 76 IM 6.4 42. 2 1 2. 70 2 IVI 6.9 ii 50.8 li 3.50 IM 2M 3M 2W IM 2M 10.3 1. 74 6.5 10 T O. 22 … 10 T 3M 3.3 0.1.81 4.1 46. 1 1 2. 44 5. 3 i x[g 6.2 28.8 1, 1.84 0. 39 23. 8 i 1, 64 14.2 10.98 I : 1 l 32. 5 2. 18’ 39. 7 2. 36 1:躯盤屠:1 46. 8 2. 90 6.5 38. 8 2. 52 6.2 43. 5 E 2. 70 i O. 80 1 32. 2 2. 16 0. 47 1 29. 8 1. 77 16.7 10.99 0.41 1 24.3 1. 50 17.8 1 4?“ 1.10 iO.88 38 11 1 8.2 0. 49 1 23. 2 1. 39 6.9 0. 45 1 24.6 1.60 7.0 0. 43 1 21. 5 1. 33 18.311.10…0.67 46 23.0 1,50 10.63 ・・.2i・.25…・.78 59 47 O. 43 1 6.6 7,8 O. 48 pm (IF一一T一一(D Po 1 yu rnt lx a n 2 YgCt Si /i o o vk D r“5 5fuL Tetoron Pe ivur£a ◎一一一⑪Nylon O一一:一一一K]) C2110pKana X (1〉.L.一””一一(D 天然ユ’ム )〈 工〉(λlon 130 120 O 1 1 ’ 百1.lo t i ’ t N 介 x 1 /00 s s 率 s t s t N 1 N qo N t t.一mf y一 ¥d 80 移 植 荊 移 植 後 1 2 週 週 週 3 43 0.67 1 o.62 1 10. 3 1.O ・4・・旨・… 1・・49 1 l l 2. 40 21 0. 38 1 9.3i・.621・2.・ 40. 0・ 41 5,710.37i 5.9 i 37 15.61 5.7 5,5 10.38 「 1 6.0 i. o“ o. 7s 1 27.7 1 1.80 17.411.11io.73 i .1旧.. O. 49 1 2 3 4 5 月 月 月 月 月 図1 合成高分子材料移植後のT.P,の変動 注 移植前回を100として移植後の変動を百分率にてあらわす。 一1 ,5 15一 (∫以一ド「司じ) 128 状を観察し,24時間後に再び同じ点について確めた。 W,実験成績(表1) b)心電図による検討 1)血滞蛋白像の変動 ”ウスを木製の台に固定し,麺の注射針を誘導電極と 移植後,1週 2週,3週,ユヵ月,2ヵ月.3ヵ月 して標準肢誘導を行い,四素子直記式オッシログラフに 4ヵ月,5ヵ月目に採血を行い,血清総蛋白濃度(以後 より記録観察し,次の諸項目についてしらべた。(記録 T.P.と略す), A/G比,γ一グ・プリン(以後γ一Glと 系の特性は,時定数2秒,増幅度90db) 略す),or−GI/Al 52)について検討を加えた。 移植前値を対照とし,その経時的変動を百分率であら i)心拍数 わして比較した。 ii )PR時閥 iii)QRS時間 a)各種合成高分子材料についての検討 iv)QRSR’時間 i)T..P.の変動(図1) v)RHの振幅およびR’Hの振幅 Polyurethane polymerを除.く全例にわいて,移植後 vi)R’皿/R∬比 1・V2maで減少するが,3週∼1ヵ月後には,ほぼ術前 値に復した。Polyurethane polymerのみは,移植後増 vii)観察時間 PVP静注後2分おきに,30∼60分間にわたり観察 加を示した。・ した。鈴田31)によれば,血清学的ショックの起るとき ii)AIG比の変動(図2) は,抗原注射後5nU 7分で心電図に著明な変化を認める 全例において移植後1∼2週より減少し始め1∼2ヵ というので,30分後にもなお,心電図に変化の認められ 月で最低値を示した。以後,増加し始めるが;4・V5カ ない例では,30分で観察を中止した。ただし,この時聞 月に至っても移植前値に回復しなかった。減少度の最も 内に多少とも変化の認められたものは60分後まで,観 著しいのは,Silicone rubberであり, Polyureaの減少 察を続けた。 度は軽度であった。 (D一一一一(i)PDi珍ししr2than2 × ×Ivalo’n iex“ Siiicona TLLbbm nT2tQron H Nv20n [}一}ロP・IV.arta H C2 tiophanQ ioo ◎・一……o天然ゴ乙 A qo 80 .CD. l 分70 率 ’ k x N 60 50 40 率 移 移 植 ” tt ” 植 一 纏 ! 2 3 ユ 週 週 週 f1 2 3 月 月 4 EJ・ 目 fi 図2合成高分子材料移植後のAIGの変動 一1516一 ズく1 300 トムT以。r。n (D−m一一一一一(D Poltcxr2tharuL Pt H Nvloa Siliconk rしへbbE.te 分 O{ Cellop h. ・/ui t,’ X一× lvalon −百 ロー一一一口Pol ll LL・rE・CL ◎トー一一一一く…)天然ユ’,c. 200 ,o 率 / × / exN .e ’f IJ× x “r.sU/ 10e 移 移 t, tt 1 植擾 前 1 2 3 ⊥ 3 2・ 週 週 週 月 月 月 ”’ 堰f 昌 う 1’ 図3 合成高分子材料移植後の7−G工(%濃度)の変動 300 (D”mmmmm PolvLirethan2 [>s’ri T2toren OP Sili・…r・・bb肌[}一一頑P。いu ◎一一一@NylOn (〉一㎝○ごdlOPh鯉 )ぐ 〉(∫レ副σn ◎一一一一一一◎天、然コ払 百 分200 t D 1 A t ’ 率 ’ ’ x × ノ ggig/× )R 100 移 植 前 移 . iJ . 植 後 1 2 3 ユ 週週・週 月 2 3 月 月 15 日 図4 合成高分子材料移植後のγ一G1(9/d1)の変動 一一 ^:517一一一 ノ. P ltt,O いわゆるSilicone rubberといわれるゴム弾性体は次 iii)7−GIの変動(図3,4) γ一Glの変動曲線は,百分率.と9/dlでは細部に僅かな のような加工過程を経て作られろ。 差異が認められるが,両者の曲線の聞には,平行関係が 充唄剤として sio. .認められた,, シリ すなわち,全例において,7一一G1は移植後2週頃より増 ヌゴムニ→無謬ム (KEX4892−u) 加し,1∼2ヵ月で最高値を示し,その後減少し始める が,3∼5ヵ月に至っても,なお,移植前記に比し,著 加硫剤として 有機過酸化物 シリコーン ゴム弾姓体 一一 しい増加を示した。・ 増加率の高い順よりあげると,Polyurethane polym− (KEX4892) ↓熱雌。より er, SiHcone rubber, Nylon, Ivalon, Tetoron, Cellop− hane,天然ゴム, Polyureaの順であった。 安息香酸除去 iv)γ一Gl/Alの変動(図5) そこで,生ゴム,ゴムコンパウンド中間体,ゴム弾 性体,さらに,安息香酸を除去したゴム弾性体と,加工 全例において,移植後1週より増加を示し,1∼2カ 400 ㊥一一㊥暁眼士」・・E 章一寮5山cana rza bber ♪くIValor/ T.eloron 300 ローーヨコPolyur2a um Cellophane ◎一一一一◎天然ユム 分 率20。 /fi 100 移 移 t/ ,, ,r 植纏 荊i2312345 週週週月 月 月 月 月 図5 合成高分子材料移植後のγ一GIIAIの変動 月で最高値に達し,その後減少し始めるが,移植後3∼ 5ヵ月に至っても,術前値に比し,著しい増加を示し た。 増加率の高い順にあげると,Silicone rubber, Polyu− 過程の順に,4製品をとりあげ検討を加えた。 i)T.P.の変動(図6) ゴム弾性体は,安息香酸の有無にかかわらず,移植後 1∼2週にて減少を示したが,生ゴム,及びゴムコンパ rethane polymer,次いでNylon, Ivalon, Tetoron,天 ウンド中間体では減少が認められなかった。ゴム弾性体 .然ゴム,Cel工ophane, Polyureaの順であった。 の中,安息香酸除去例は,非除去例に比し減少は軽度で b)Silicone rubberを中心として, i充重眞i剤,加硫剤 などの添加剤による影響の検:討 . あった。 ii)A/Gの変動(図7) 一1518一 1?A. O Si l i C σ一一一一一一一〇 n2 生 H SL[[connt rubbg一, コ“A コム弾碓三体凧EX49翠♪ (KEワ6〕 j30 es Silicon,E 1’ubLhc,.n. ㊥一…一…一㊥Si/icorie 1“ム =rム弾牲体 ]ンハ。ウンド「 ]i百}体 (KEX∠}8・1:ど一し」L) 120 .o 魚、 百 11o 分 100 (膿置瓢鼎1り ,/ ∴翫 . 率 qo ge 移 移 植 植 荊 1 2 3 ! 2 3 週 週 週 月 月 月 〃 〃 グ ケ 後 図6 Silicone rubber移植後のT.P.の変動 全例において移植後,減少を認めたが,ゴム弾性休の なかった。 2) 病理組織学的検討 安息香酸非除去例は,1ヵ月後に最低値を示した。 各種含成高分子材料の組織反応を比較検討するにあた iii)γ一Glの変動(pq S,9) って,次のごとき要因の影響を分析的に考慮,検討し 全例とも,移植後1週頃より増加を示したが,1ヵ月 後の生ゴム,わよびゴムコンパウン「ド中閥体の増加率 た。 は,ゴム弾性休のそれ.に比し軽度であった。安息香酸除 すなわち,i)化学的性質 ii)物揮的形態(線維, 去例は,非除去例に比し,1ヵ月後では増加率は軽度で スポンジ,ゴム状弾性体など) iii)中1書麺生成物,お,1= あったが,2ヵ月後ではむしろ増加を示した。 び充填剤,加硫剤などの添加薬剤の影饗。 iv)γ一Gl/Alの変動(図10) さらに,それら実験動物の肝,腎,脾,肺などを採取 7−GIの変動とほぼ同様の傾向を示したが,その増加 し,全身的な臓雛組織の変化をも併わせ検討した。 移植は無菌的に行い。全標本とも組織学的に細菌感染 率は拡大されて,各材料間の差異が強調されている。 c)小括 i)T.P.及びAIGについては,各合成高分子材料 を思わしめる所見はなかった。(表2) a)合成線維材料の比較検討 とも,ほぼ一定の傾向を示し,かつ,各材料の問には著 i)Nylon(写真1) しい差異が認められなかった。 挿入後1週頃には,Nylon片の周囲に浮腫,および多 ii)7−Gl及びγ一GI/Alは移櫃後,全例において,1 核白血球,リンパ球などの細胞浸潤を伴なった急性炎症 ∼2週頃より増加し,1∼2ヵ月で最高値に達する。 反応像がみられる。3週後には,急性炎症像は消槌し, 増加率の高い順にあげると,Polyurethane polymer, Nylone片は線維組織より成るKapselでおおわれ,形 Silicone rubber次いでNylon, Ivalon, Tetoron, Cel− 質細胞,組織球,リンパ球の浸潤を伴う慢性炎症反応橡 lophane天然ゴムPolyureaの順である。 がみられる。網目内部には線維増生が進行し,線維置換 iii)Silicone rubberの中,生ゴム,およびゴム:■ン が認められるようになる。6週後頃より網目内部に,巨 パウンド中間体は, ゴム弾性体に比してγ一G]および 細胞の出現や血管新生が認められる。3ヵ月後に至る 7−Gl/AIの増加率は軽度であるが,ゴム弾性体の安息 香酸除去例は,非除去例に比し,著しい差異は認められ 一… と,網目内部に,巨細胞,リンパ球の浸潤がなお残存 し,線維増生,線維置換も強度に認められる。 Pb19一 132 p 目0 ○一一一…0511舳ゼ l/ ム tl e一一一一〈D融鴇、ド tl 中圃体 tt H Si[i⊂Qllr畑 二〕ム弾’駐て本 /,ゆ 1OO ヤ、 t〈 /1 獣 qo (…〉一一一一一一く…) SilicqR乏rubb2a ノ/ノ ユLム弓単ノト生体 ノ/ (灘講) /’ 1ヒ謎喜 百 ti go X N /X ,’ G X VN,’ 1 介 / lt 〈:) t’ li /t 70 LL /f l / t’ // 二 苗 60 se 40 移 移 . “t.、, ゲ 植 植 前 後 1 2 3 1 週 週 週 月 2 3 月 月 図7.Silicone rubber移植後のAIGの変動 ii)Tetoron(写真2) く反応が認められない。 挿入後1週には,Tetoron片の周囲に浮腫および,多 小括:合成高分子材料による組織反応の差は,その材 核白血球,リンパ球などの細胞浸潤を認めるが,Nylon 料が破壊されて生ずるToxlnや,加工過程に用いられ に比して軽度である。2週後頃から,Tetoron片は線維 る薬剤の折出によるものと息われる。Harrison 55)らに 組織のKapseIにておおわれるが,その程度はNylon よれば,非水溶性の合成線維も,体液の影響をうけ,長 と同程度である。 時間体温にさらされるとhydrolysisを起すという。従 さらに3週後頃から,Tetoronの網目内部および周囲 って化学的に安定な材料は,反応が少ないわけであり, に,巨細胞の出現を認める。1ヵ月後頃には,線維組織 Nylonより化学的に安定なTetoronが組織反応が少な のKapselは,むしろ菲薄となる。 い事実は,この点とよく一致する。 Creech 54)らによれば,吸水性の合成線維は,組織液 全体の組織反応像はNylonに比して弱く,ことに, 申の蛋白質を吸着する能力が強いが,それらの吸着した Nylonに比し,網.目内部には反応が弱い。 iii)Polyurea (写真;3) 蛋白質が異物反応の原因になるという。Tetoronの膨潤 挿入跡に,軽度の細胞浸潤が認められるが,2週後に 度は0であり,Nylonのそれ.は3%である。Nylonに比 は,Polyurea塊の周囲には組織反応は殆んどなく,線 し,Tetoronの網目内部の反応の少ないのは,この撲水 維と線維iの間に,軽度の形質細胞,組織球,リンパ球の 性のためであると思われる。 細胞浸潤を認めるのみである。線維素形成も極めて軽度 Polyureaは,その.MonomerがUreaであり,生体 である。1ヵ月,2ヵ月後に至っても,同様な組織反応 に常在する物質であるので,その異物反応が少ないこと のままであり,血管新生も認められない。3ヵ月後で は当然考えられることである。 は,内部には同様な組織反応状態であるが,周囲には全 Polyureaを挿入したときの軽度の組織反応は,挿入 一」520一 133 300 Si“cpn2 (}一一一〇舞1望臥 0一一鱈ぎ幽体 (D一一一一一一一一(D S“icoqQ ◎一一〇S臨£, ]’Lコンへ。ウンド’ ゴ込弾性t4s 中固体 丁丁瑚 . 百 介200 . 率 t一一 /9=こ一一㊥ ”’一〇 tt 一一 .O’me一 @ALt一 .’ ic・io . .孝多 手函 t、. tt 〃 ,, ,’ .植植 選点 ユ 2 3 ユ 2 3、 .軸性週月’ 月 .お..... 図8 Silicorc rubber移植後の・x−Gl(%濃度)の変動 O一一一 400 σ……03iiic・nc ◎一一◎一三碧鐸程欝肌 ㊥一曽一一’一’Φ馴甥険ド ∈〉一◎当i£饗舷捜b肌 ゴム 中圃体 300 〇 Si [ 一 一 一 ㊥”T−T一 co n c ’/1 ^. h燃・・S’ ○一一◎茗[鵬瞬拭b臨 。一一〇毬[1躍融臨 蜻p轄) 曙簿拳紛. .. 百 百 3eo 分 . 分 200 率 200 コ 戴・. ==の ’100’ !∫二/ ’ v 、o ● ’ It t ./一. 100 .移 移 . ,、. ,、 tt ,, A[1 t2 3,1 2 3 月 Jr ’ て) 慧難・一 ゼ 11 前適魯遣1 斉 A 登霧 週週週 目 t−X’ tt二莞誌。 / 月 図10.Silicone rubber移植後のγ一Gl/Alの.変動 図9 Si王icone rubbeτ移植後のγ一Gl(9/dl)の変動 一152」一 134 表2 合成高分子材料移植後の病理組織像 内 … 羅鷹 『移植材料 c経 過 i.畿1「1⊥ 塑イ陛 ± i 2M5十}一 一H一士一1一 ! i l −1−1一…士1一一 [一 弓十 @L 一1一 Nylon 一1−1士 粁 1 +…+引一 i 一H− 1 i.….・珂.・.甘.二七甘 〕・w・壬・・目 i … … 片ff レ■一 +1. ..!.一.!.. 1.一.. 担一.. 堰{1 到・レ 士 Tetoron 士 土 一 .土 l・Wや一一… 土 … DM㍗」+士 2Mli=ヒ1一±土 一一 iA ii {一 1一 m一 1 A一 [ 一 1 @1・ 一i一[,一t 一一 −1一一 1 一一一 1 1 .」.一一.一.ll/...t. .t.. 1. .r.一... L一.”,.... 1 ,. L・ ii .1+ 1+tLTi’”’ ・w判一一日.}. ll M. 1.1+ IAtll 一一 1 一一1一 i ,1: 土} 士i 1 1,.s M }; i’ + 1・ 一一 」 + 1 f, ii, I A 1I1 1 …2M3〔ヨ. ・…・■士i一旨『 1 ll…1 i± −1士 S平1粁.…一 刑− ド ー「 縁Y…+… ホi土+ 1 −1+ 一H■.H..十一 士i粁 1 冊1十 2w4 十 rubber 3w 一L : ± 土 2M3 1 V, 十 十 十 十 一 一1 十 十 十 士「 −1 コニ [ 一_ 十 十 十 十 =ヒ ’” @i ?一’ @1 1 ± 土 士 L 1 M r」 十ト 十 十 十 1− 10 T3 十∼ 十 十 什 3Mi i 十 十 十 tv 十 1 ; 十 十 十 一 2M ;} 1イー∼ 丁 十ト 士」 ’Hr ㌣1+卸+ 十 nUl . IMs +…一 一1一 1一 沿黶c士 :一一 ;.一iL....7. Sillcone 生 ゴ ム l I +レけ1一尼に i 1, i 士 Silicone ㌧2−Li一 i.i コニ よ ii IW“ 回り曾ゴ徐) . 一1一 i!.H.r−V’i 土 11 隙;田口 rL 1 L[. 一ト.一.一 lvalen 一三一 エ1「l l l i 1 // / 1㌣一…++ , ii .1 ±1一 I i一 一 十 上1土F ・卜一 1/ 1 tt +1−1+ ト 一L 引+け 一1− 隣臆 土 i, :. .il 一 ii 2W.2 上 一一 十 」二 囲 周 線闘拙藩lll.1 細胞浸潤 組矢諺維 1 織灘増 酵植後 部1 一∼一∼ 士 士 i く 1「 1 土 「レ .一 `.1 1 ’i _ ;...... ”一 Silicone ゴ ム コンノぐウンド 中間体 士[士一 1 10 T ta 1 i 1“ IMs 二は −1士. il 2M iL 一 1 ・si ’ 旨 ■±crz…土 t: /L..一 lw4 Polyurethane P/U’Lrr’um: 2w or E l 1 1 i l ] v −1522一 I. 2+71t・■F 柑 IHr−u ± ’H−nv 惜 士 、悩+“1㌣■㌔什い 13Erj 3W: (Foani) Polyurethane 」冊 IMe 2Mi 3w2 Ii Polyurea 天然ゴム (Pe卜oxlde 2Mi 3Mi 2Wg IM4 2M4 2wu にて加硫) 讐 ] 士 粁:一 十卜 十 十1一 刊+ i一 ± 十 ± 土1_ iu ±ト ± 1 ±i 一l ーL l E I 1 料 十1 1一巨 土 軒1甘 副→→ ± 1+1土 土1 一1土 写真1 Nylon移植後1ヵ月の局所組織 引 什 一1 1一 ・刑隠 州田 i粁 +crF +1 十 IH + 1什 ! 1 十 ± 士 i_ ± ± 土 土 ! 1 図ユ土 IM r, 梓 +…什i刊 副土 1 ±1 1 →卜 11−1 十1 料 十 IM r, (Rubber) 卜”・一 ヨ a Hl⊥ 一 +1+ 騎 写真3 Polyurea移植後1ヵ月の局所組織 (HE染色) (HE染色) ㍉k ?D偏 猶。 写真4 1valon移植後1ヵ月の局所組織 写真2 Tetoron移植後3週の局所組織 (HE染色) (HE染色) 操作自体によるものと思われる。なんとなれば,この程 形質細胞などの浸潤を伴なう急性炎症像が認められる 度の組織反応は筋組織のAutotransplantatlon 55)の際 が,それは,周囲よりもむしろSpongeの内部に強く認 にもみられるので,ployureaそのものの反応は非常に められる。2週後頃から,Ivalon周囲に, Fibrin,細 少ないとみてよい。 胞浸潤を1半なったKapsel形成か認められるが,その b)Sponge様材料の比較検討 Kapselは, Nylon, Tetoronなどに比して,うすくか i)Ivalon(写真4,5) つ疎である。1ヵ月後頃から,周囲の細胞浸潤は消退 挿人後1週で,周囲に浮腫が認められるか,その程度 し,線維増生が認められる。 はTetoronと同程度である。多核白血球,リンパ球, Sponge内部には,巨細胞,形質細胞,組織球などの 一1528一 136 Polyurethane foamはそのfoamが連続性でないの で,その反応が内部にまで侵入しないがt材料そのもの の異物反応が強いために,局囲に極めて強度の細胞浸潤 を有する組織反応を呈するものと思われる。 c)ゴム様弾性を有する材料の比較検討 i)Silicone rubber(弾性体)(写真7,8) 縢 i,t’・’e,i. 、 《聖 写真5 1valon移植後1ヵ月の局所組織 (HE染色) 細胞浸潤を伴なう慢性炎症像が認められる。この頃か ら,内部の血管新生,線維置換も署しく進行し,ところ どころにCol!agen様物質の形成が謡められるようにな ’“ る。1.5ヵ月後頃には,Sponge内部にPseudokalkが ?ソ 写真7 Siliconeゴム弾性体移植後2ヵ月の 局所組織(HE染色) 出現し,線維置換が強くなる。2ヵ月後頃には,Pseudo− kalkを巨細胞が蚕食している像もみられ,巨細胞の浸 潤が著しい。 ii)Polyurethane foam(写真6) 職 ・盛 薦 −ri 一“齢’礎礫 ’ 。脚欝 ピ 一 醗聾. 矯 } 囎. ρ l , il” 『気乳 ど . i 器 コ “ ・’シ 厚 ^阪 霧禦;l { 」’ ノ 噸』L一歴 頭 善;『 賭ρ 写真6 Polyurethane foam白痴後2週の局所組 織(HE染色) 挿人後1週頃にはすでに,重囲に多核白血球,形質細 胞,リンパ隷などの細胞浸潤を怪なう急性炎症反応がか なり強く,線維素折出も著明である。2週後頃から周囲 の反応はさらに強くなり,巨細胞,形質細胞,白血球・ リンパ球,組織球などの細胞浸潤が強く,一見膿瘍壁 を思わせる程となる。血管新生,線維増生も強度に認め 写真8 られる。3週後頃から,多核白血球の細胞浸潤は減少す るが,他の細胞浸潤及び線維増生は消退せず,1ヵ月後 Siliconeゴム性軍体移植後2ヵ月 の局所組織(HE染色) まで同程度の組織反応を示す。2∼3ヵ月後に至り,細 挿入後1週には,細胞浸潤を伴なう急性炎症反応期が 胞浸潤は減少するが,なおかなりの組織反応が残存す みられ,周囲の線維素析出が強く,かつ浮腫も認められ る。 る。2週後頃から滲出が減少し,Silicone rubberの周 小謡:Spongeは線維組織のKapse1におおわれ・ 囲は,組織球,形質細胞,リンパi球を申心とした細胞浸 Spongeの網目の申に,血清成分, Spongeの破壊産物 潤のうすい層に巻かれ,2層形成を呈する。また,とこ などが蓄積され,その部分に異物反応が強く,巨細胞が ろどころに巨細胞の出現をみる。3週後頃より,巨細胞 集まるものと思われる56)。 の浸潤が著しくなるが,線維増生は比較的少ない。1ヵ月 一1524一 137 後下には,町人片からやや離れた部位の小血管の周匪 の成分が体液に溶解したための反応と解される。 Silicone rubberの2層形成,天然ゴムの突起肥厚は に,リンパ球,形質:細胞,組織球などの細胞浸潤が認め られる。なお,挿入片の凹みには,組織球,1)ンパ球か 周囲の細胞浸潤が,そのcompactなゴム状物質のため らなる細胞浸潤がみられ,他の部に比して,その部位は に,充分に内部へ侵入発展することができず,熟成しな 組織反応が強い。2ヵ月後になると,2層形成はなお残 いまま,組織反応の進行が中断された感を呈して興味が るが,その細胞成分は主として組織球で,炎症像は消裾 深い。 d)Silicone rubberを中心として,充墳剤,加硫済11 し,反応性被膜は全体にうすくなる。 ii)Polyurethane rubber(写真9) などの添加薬剤による影響の検討 挿人後3週ですでに,多核白血球,リンパ球,形質細 i)Silicone生ゴム(写真10,11) 胞,組織球,巨細胞など多種の細胞を含む強度の細胞浸 挿入後10日で,周囲に,ごく軽度の形質細胞,リン 潤が認められる。これは挿入片の周囲ばかりでなく,周 パ球の細胞浸潤,及び軽度の線維素析出を認めるが,全 辺部の小血管の周囲にも著明である。1ヵ月後に至って 写真10 Silicone生ゴム移植後10日の 局所組織(HE染色) 写真9 Polyurethane rubber移植後1ヵ月の 局所組織(HE染色) も,この反応は極めて強度で,その著しい細胞浸潤は膿 瘍壁を思わせる程である。ところどころに形質細胞の集 団が鳶姑色される。2∼3tiJ月後は,多核白血球の細胞浸 潤は減少するが,他の細胞の浸潤は,なおかなり強く認 められ,血管新生,線維増生も強い。 iii)天然ゴム 挿入2週後には,周囲は,組織球,リンパ球,形質細 胞の細胞浸潤および線維素析出を伴なったかなり強い組 織反応を呈する。その反応層は,挿入片の存在する内業 写真11 に向って,一部肥厚し突出している。1ヵ月後頃には, 他の部分では組織反応が殆んどないが,不規則な突出部 Silicone蛋ゴム移植後1ヵ月の 局所組織(HE染色) には,比較的強い細胞浸潤が認められる。血管新生は認 く軽度の変化で,生ゴム自体による組織反応は殆んどな められず,線維増生も軽度である。 いといってよい。1ヵ月後には,軽度の線維増生以外に 三脚1組織反応の程度は,天然ゴム,Silicone rubber, 組織反応は認められない。2ヵ月後に至ると全く組織反 Polyurethane rubberのll頃に強くなる。 応は認められない。 従来,硫黄で加硫した天然ゴムは,組織反応が強いと ii)Siliconeゴムコンパウンド中間体 されていたが,今回の実験では,不純蛋白質を除去した 10日後の組織像はSilicone生ゴム}こ似るが, Silicone 純粋の生ゴムをper oxideで加硫したものを使用した 生ゴムよりゃや反応が強く,形質細胞,リンパ球などの ために,反応が少ないのであろうと思われる57’。 細胞浸潤もやや多い。1ヵ月頃では,ところどころに, Polyurethane rubberの著しい組織反応は, Poly− 細胞浸潤,線維素析出を伴なった2層形成がある。三人 urethane foamのそれと酷似し,従って材料そのものの 片の存在した内腔に託って,軽度に細胞浸潤を伴なった 化学的性質による反応と思われる。挿入片の周囲のみな Fibrinの肥厚突出像がみられる部位もある。2ヵ月後 らず,周辺部小血管の周りにも細胞浸潤が強いのは,そ で軽度の血管新生が認められる。 一1525一 138 iii)Silicone rubber地蒔体 はincomplete antibody)の存在が知られるようにな 上.述 小忌:Silicone生ゴム→Si工iconeゴムコンパウン ド中間体→Silicone rubber弾,性体と加工過程が進 み,充血剤,加硫剤などの薬剤の添加が行われるにつれ り54),これがアナフ/ラキシーやアのレギー牲疾患の 際に重要な役割を果していることが明らかにされてい る55)。 て,組織反応が強くなっていくことは,これらの薬剤に 一方実用的な見地から考えると,これらの合成高分子 よる影響も無視できないことを示している。 e)他の臓器の病理組織学的変化 材料を臨床的に応用した場合に最も老慮しなければなら ないのは,流血中に抗体が存在すること自体ではなく, 一般に,高分子材料移植後,2∼3週頃より,肝に肝 同じ材料が再び生体に進入した場含,生体内で抗原抗体 細胞索離開,Kupffer氏星細胞増生,腎1こ細尿管上皮腫 反応をおこし,その結果重篤なショック状態に陥ること 脹,脾に巨細胞の多い細胞浸潤,肺に肺胞壁腫脹,毛細 である。事実vウスにおいては,アナフィラjlシーショ ッに対して100%の感受性を獲i得した状態でも,その血 管の脆弱化などの病的変化が認められた。 これら臓器の変化の強さは概して,局所の組織反応の 清中には沈降反応で証明される抗体は存在しない56>6 面面にほぼ平行している場合が多かったが,対照群にも これらの諸点から,第2の生体内反応の中最も劇烈な 軽度ながら,かかる変化の認められた場合もあり,従っ 症状を呈するアナフィラキシーを選び,単に肉眼的な観 て,はっきりした結論は.軽々しく下しえないよう1こ思わ 察のみならず,心電図をとることによって,ごく僅かな れる。 抗体反応による微細な変化をものがさずに観察するよう なお,全例において,一Lll己期間(3・v 5ヵ月)内に, にっとめtこ。 また抗原としては,水に溶けないものでは血管内に注 悪性腫瘍の発生は偲められなかった。 f)各種合成分子磁心の組織反応の強さの序列 入したときに,血栓,栓塞などをおこす可能性があり, 上記のごとく,各材料の形態を無視して,材料そのも 抗原抗体反応がたとえ起ってもこれらの非特異的な症状 のの組織反応の強さの比較を行うことは必ずしも妥当で によっておおいかくされ,その判別が困難となることが はないが,綜合判定により,次のごとき序列が考えられ 当然予想される。 る。 Polyurethane polymerが最も組織反応が強く,次い 一曲 ’200 1’ でSil至cone rubber(弾性休), Nylon, lvalon, Tetoron 天然ゴムの順であり,Polyurea, Silicone生ゴム, Sill− 180 coneゴムコンパウンド中間体には,ほとんど組織反応 が’認められなかった。 百160 3)合成高分子材料の抗原性の検討(心電図によるア 今 ナフィラキシーの検討) 140 率 合成高分子材料移植後3∼4週を経過すると,図3∼ 図10に示すように血清中のγ一Glが増加する。生体}こ対 i20 して異類の高分’子物質を腸管外性に入れた後20日前後 で,血清中のγ一Glが増加していることから,移植した soo 唄 材料の中に抗原性をもつものが含まれており,それが生 体を刺激して抗体を産生させたのではないかと想像され xXx/ go る。このことを確めるために次の2つの方法が考えられ る。 移 1)試験管内で,移植材料とγ一Glの増加した血清と 植 を反応させる。 前 2)移植した生体に一定長調後,同じ材料を再注射し 門11 て生体内における血清学的反応を観察する。 移 ,, ,, 2 1 2 週 目 目 植 PVP移植術の血清蛋白像の変動 そこで,水溶性の合成高分子であるPVPのペース1・ しかるに,上記の合成高分子材料はその特性として水 をマウスの皮下に埋入し,血清蛋白像の変動を調べたと および通常の溶媒に溶解しにくいので,第1のin vitro での抗原抗体反応,たとえば沈降反応,凝集反応,補体 ころ図1のごとく術後1ヵ月}こは,γ一G1の著しい増加 結合反応などをおこさせることは難しい。 を認めたので,PVPを用いてこの実験を行った。 a) 血清学的ショックをおごさせる諸条件の検討 また最近は,沈降反応や凝集反応などの眼でみえる反. i)動物の感受性 応をおこさない抗体(non precipitating antibodyまた 一152b]一 139 ・.・ツカネズミは一..・般に血清学的ショックを起し難い動 c)PVP移植群 物であるが,CFW系マウスは,血清学的ショックに対 して最も感受性が高く,卵白アノレブミンに対してほとん ど100%に近い感受性を示すのでこの系統を用いた45>。 i}PVPペースト移植群, (表4,図14,15) PVP画一ス}移植後4週の群6例}こ2%PVP溶液 O.5ccを尾静脈から静注した。 ii)抗原の種類 PVP静注後,:不安,立毛,浮腫,運動失調,呼吸困 合成高分子の中,溶液になりうるPVPを選んだ。 難,脱力などの症状は認められず,心電図の上に,一過 iii)感作の方法及び抗原の量 性かつ軽度の変化(頻脈,QRSRノの延長, R ll振幅 イ)PVP粉末0.5gを用いて無菌的にペースト様の の増大)の認られた例もあったが,全例にわいて,心筋 ものを作成し,側腹部皮一ドに埋入する。 陣害および,血管床のシ。ック時の変化を思わせるよう 口)PVP6%水溶液0.3ccを2日おきに10回反復 な重篤な心電図的所見は認められなかった。 ii)PVP分割皮下注入群, (表5,図16,17) 皮.ド注封をする。 i)の方法によって変化が認められなかったのは前 iv)惹起に用いた抗原の量 PVP 10 mgを使用51)(2%PVP溶液を0.「Jcc) 処置憾作方法)が不十分なためではないかと考え, v)感作から惹起までの時間的間隔 Carneron 46)の方法に従い, P V Pの反復皮下注油こよ 4週後に惹起を試みた5D。 って感作したものについて検:溢した。 すなわち,PVP.移植後4週σ)CFW系マウ.スに, P すなわち,6%PVP溶液0.3ccを2Hおきに10回 VP2%溶液O.5ccを尾静脈より静注し,症状の観察と 皮下に反復注入した群4例に4週後,2%PVP溶液0.5 ともに,鈴田5Dの原法に従い,心電図を用いて血清学的 ccを尾静脈から静注した。 ショックの有無を検討した。 PVP静注後,不安,立毛,浮腫,運動失調,呼吸困 b)文寸照(表3, [鋼12,13) 難,脱力などの症状は認められず,心電図の上IC一一一過性 無処置のCFW系マウス7匹に,2%PVPO.5ccを かつ軽度の変化(QRSRノの延長, Rn振幅の増大, 尾静脈より静注し,対照とした。 PR時間の短縮)が認められたが,心筋障害および」血管 PVP注入後1∼5分目聞に,ときに一過性に軽度の 床シ。ックを思わせる重篤な心電図の所見は認められな 頻脈,QRSR’の延長, R llの振幅の増大を認めるの かった。 みで著しい変化は生じなかった。 d)小智 被験動物に血清学的に十分と思われる前処置を行った 表3 マウスの対照例の心電図の変動 1 時間 ! [ IQか樹 寂判晶 !分lmsec 内鍵:: !i 34.2 時間終りま振幅 m・ec ルのB寺m・ 8.6 にもかかわらず,抗原再注射後の被験動物の心電図に Rfll 1 Rt R ll QRS}R’のI 30.4 140.O は,対照例と同様な一過性かつ軽度の変化(PVP注入 振 幅、 / mV1 R によるhypervolemicの変化あるいはche皿orefユexの 反応と思われる)は認められたが,心筋障害わよび血管 30.0 ] O.75 床ショックを思わせる重篤な変化は認められなかった。 i 30.8 9.46 3L 2 49.5 27.9 O. 56 654. 5 30. 6 9. 13 33. 4 51. 0 26.3 O. 52 含成高分子材料の生体組織に対する反応は,Orlon, r i t V)総括および考按 2t 3t 642. 8 30. 6 9.46 29.1 1 44. 8 27. 8 0. 62 Nylon, Dacron, Teflonなどの含成線維による代用血管 637.1 29. 5 1 9. 3 1 32. 0 51. 6 29.0 0. 56 について,Harrison,55 Creech 54)らにより広汎に研究 5’ 648. 6 31. 6 9.46 30.6 42. 6 7t 637. 1 30.2 9.46 32.3 40. 5 31. 6 O. 78 9’ 672. 9 30. 6 37.4 29.0 0. 78・ 11ノ 660. 5 30.1 10.2 ] 32.7 32. 1 27.4 O. 86 ユ3! 67.?.. 9 31. 2 10・ 5 1 32r 3 1 33. 7 26. 9 1 0.8 15/ 660. 5 31. 2 10.9 1 36.2 31.6 30.5 0. 97 17 i 642. 8 30. 2 41.6 32. 6 0. 79 vinyl chlorideを使用すると心臓収縮力の低下を起す危 19 i 660. 5 29.8 32. 1 27.9 0. 87 険があると警告を発しているが,これら材料が,肝,腎 21/ 660. 5 30.6 36.3 30.5 0. 84 23 i 642. 8 0. 78 25/ 655. 0 27 ’ 654.5 L g.s41 32.7 ;:匿ill:1 51 461 541g 28.4 1 O.67 されているが。主として移植局所の組織反応にのみ限ら Usher,47)は, Nylon, Orlon, Dacron, Teflon, Mar一 ユex,などを腹腔内にいれて,腸管との癒着状態について 29.5 le. 5 34.6 38.4 30. 0 30.6 10. 5 3. 44 35.8 28.4 0. 79 30. 9 10. 5 34. 8 36. 3 30.0 0. 83 10. 5 34.8 34. 2 30. 0 0. 88 33. 7 36. 3 30.5 t 0. 84 29 ’ 1 654. 5 31. 2 31 ’ 1 654. s 31. 2 9. 13 れている。 検討しており,Meigler 48)らは,」血液導管としてPoly・ 脾その他全身の生体臓器に与える影響についての検索は .きわめて少ない。 生体反応を検討する方法に,病理組織学的方法と,体 液中における変化を測定する生化学的方法の二方法が考 えられる。 前者には,さらに細胞形態学的方法と,組織化学的方 一/527一 140 注陥 幽執 5。秒級 rw “whww 岬μ蝋」岬叫 .」v−N,vyJL−i ’W o.3拳少 5介娠 ヲ分復 1分{乳 」脚 ⊥脚↓k ll病後 JNN“M __ 一+ 細」岬ト」μ蝋 JVou Jau 21分亀 列分溜 N−II琳 轡」卜+++ 一 叩榊階岬騨陪荊岬嚇 Nwt ・ mu ua 図12 マゥ. スの対照例の心電図 法491(Alcian−blueおよびPeriodic Acid Schiffの試 7−Glおよび7−Gl/Alは増加するが,増加率の高いもの 薬により,酸性および中性のMucopoly−saccharidesの より順にあげると,Po工yurethane polymer, Silicone 変動をみて,それにより間接的に肉芽組織の増殖状態を rubber,次いでNy工on, Ivalon, Tetoron, Cellophane, みる方法)とがある。 天然ゴム,Polyureaの順であった。 後者については,生体反応の指標として適当な物質は 実験はできうる限り無菌的に行われ,かつ病理組織学 まだ確認されていないが,渥美は,一種の異物反応であ 的検討において,全標本1こ組織学的に膿瘍形成などの所 る生体反応と,細網内皮組織の機能の間には相関関係が・ 見はないので,これらの組織変化が細菌感染によって影 あり,細網内皮組織の活動時には,血清蛋白分画のe/一Gl 響されたとは考えられない。 が増加することから44)50)51>,血清γ一Glの変動を生体 従って,γ一G1の増加は細菌感染52153)によるもので 反応の一指標として検討を試みている。さらに,一般に はなく,生体反応そのものの結果と判定してよいと思わ 生体にス}レスが加わるとき,Albuminが減少すること れる。 から7−Gl/AIなる新しい概念を導入して,生体反応の 一指標となり得ることを主張している。 各種合成高分子材料の組織反応を比較検討するときに は,それらの化学的性質そのものの差異の他に,線維, 著者は,各種の合成高分子材料をマウスの皮下に移植 スポンジ,ゴム状弾性体などの物理的形態の差異による 埋入し,血清蛋白分画像を測定し,γ一G1および7−Gl/Al 影響を無視できないと考え,諸種の形態について検討を の変動により,それらを指標として,各種合成高分子材 加えた結果,Poユyurethane polymerが最も組織反応1が 料の生体反応の強さの序列をつけることを試み,かつ局 強く,ついでSilicone rubber, Nylon, Ivalon, Tetoron, 所の病理組織学的所見と比較検討して,その相関関係を 天然ゴムの順であり,Polyurea, Silicone生ゴム, Sili− 追求した。 すなわち,.合成高分子材料移植後,全例において, coneゴムコンパウンド中間体にはほとんど組織反応が .認められなかった。 一1528一 14 1・ 畷 /一一一一.M.一.Lh/一一vr一一HNxvx−r一一一vt一一H一 リコ に 鵡 一/VVX’XY’一一’ れの こロ ・晒 セ ロぬく 鹸[; x.一一xy/一一.”一.K一..t.”一xv−N一./一r−ny.T一 m,v. RI Rfl O.6 Rm G.4 O,2 Rf 聡/ 注注・〃 ・’ ,r tt t, . .ノ “ “ ,’ rt rt 〃 . ”一一一L一一一」 轍弓拶・9,1戸1・ラワ1脾讐㌶三 図13マウスの対照例の心電図の変動 Turner 58)がラッチにBakeliteを移植した際,偶然 したがって,血清7−Gl.およびγ一Gl/Alの変動の大 に悪性腫瘍を発見して以来,多くの研究者が,ラッデお きさと組織反応の強さとは,ほぼ平行することが判り, 血清γ一Glおよびγ一Gl/Alを生体反応の指標として使 よびマウスにおける合成高分子材料の発癌性を報皆して 用することは有意義のように思われる。 いる。 含成高分子の生体反応の原因について,そのMonomer Oppenheimer 59,60)らは, マウスの皮下に諸種の合 臼休,中問生成物,または加工過程に残る充填剤,可塑 成高分子材料を移植して検討し,Methyl metacrylate 剤,加硫剤,補強剤などについて分析的に詳細な検討を Polyethy lerie, Cel]ophane, Saran, Polyvinyl ch]ori− 加えた研・究はこれまで全く行われていない。 de, Nylon, Dacron, Orlon, Teflon, Ivalonのすべての 材料に悪性腫瘍の危険性があると主張している。 著者は,Silicone rubberについて,その中間生成物 および各種添加剤の影響を検討したところ,SUicone生 Hueper 6162)は, Polyvinyl pyrroユido皿〔PVP), Dexレ ゴムは,siliconeゴム弾性体に比し,γ一Glおよびγ一Gl/AI ran, Ethylcellulose, Polyethylene, Polyurethane, Pol− の増加率は軽度であり,かつ病理組織反応も軽度である ydimethyl siloxane (]atex), Polydimethyl siloxane ので,諸種薬剤の添加および分子の大きさなども,生体 rubberなどの移植により,やはりそれらのすべてに発 反応に影響をおよぼし得るものと考えた。熱処理を完全 癌性があることをi報告している。 に行って,安息香酸を除去したものと,非除去例との間 には,著しい差異は認められなかった。 しかるに,合成高分子材料の発癌性を否定する学者も 少なくなく,Grindlay 65), Moore 64)らは, Polyvinyl 一1,52.()一一 142 一方,著者の実験ではあきらかに血清7−Glの増加が .表4 マウスのPVPペース】・移植群の 溜められたが,Good 41、, Thorbeck 42), Askonas 46 ’ら 心電図の変動 副/。。、腰〉劇 })R [QRSIR’ U)1 R][[ :数 によれば,γ一Glは抗体と密接な関係があるとされてお 1。’如 R’ 幅 閥終り劇振幅振 時閥時 、分msecl 、mseci高の時mV[m・i 注入前 720 32.11 8.8 !{26.6 注入後 30 if 715 31.6 1/ 715 32. 2 3t 735 31. 6 10. 5 5’ 730 3i.2 10. 0 7’ 735 31.0 9’ 740 31.8 11 ’ 705 31. 2 13/ 493 34. 4 1・ 15 t 715 32. 1 17 t 643 33.7 1 10.1 19’! 715 32. 8 1 10. 1 21 ’ 694 23 ’ 25 ’ 27 ’ 685 29/ 700 31/ 705 33 t 705 3s t 700 37/ り,高分子材料移植後の高γ一グnプリン血症と抗体産 / R 生の可能性との関連を追求することは極めて有意義のよ う壱こ思われアこ。 O. 34 O. 29 O. 85 O. 26 O. 41 一般に抗体を産生するための条件57)66)として,〔1)腸 9.8 30.4 O. 64 9.8 28.6 O. 58 i O. 24 O.41 分子量が相当に:大きいこと,(4)溶解性であること ㈲ 28.4 0. 40 1 20 0. 50 一定量以上の量があること,の5つがあげられる。 28. 4 0. 47 1 27 0. 57 26. 5 0. 41 1 22 0. 54 10. 3 28. 0 0. 33 1 22 0. 67 10,5 27.2 0. 40 1 25 0. 62 9.5 30.6 0. 54 1 28 0. 52 9.6 26. 8 0. 40 1 25 0. 62 26.8 0. 42 1 20 0.48 をあらわし,これら附着体により抗体を産生する可能性 も考えられる。. 9.8 1 1 管外性に体内に入ること,(2)異類性であること,㈲ いま舎成高分子材料を移植した場合について,これ らの条件の一つ一つについて検討してみよう,1)2)3) の条件を豪していることは明らかであり,また4)につ いては,高分子材料は水に溶け難いが,体液に溶解する 可能性は否定できないし,さらに使用されている可塑 剤,充填剤,加硫剤などが生体組織蛋白に附着し抗原性 24. 2 0. 35 1 22 0. 63 33.0 10. 5 31. 2 0. 50 1 31 0.62 700 32. 0 10. 0 26.3 0. 40 i 24 0.60 715 31. 6 10. 3 24.6 0. 38 i 25 0. 66 卵白プルブミy O. 29 mgの注射によって,沈降反応で検 31. 0 10. 5 25. 1 0.41 1. 25 0. 61 出しうる抗体を認め,Wells了2)は同じ抗原0,05 gでモ 10.5 25. 3 」 O, 37 31. 6 27.4 hO.5 24 0. 65 25.1 0. 35 1 25 0. 71 25.8 0. 38 1 24 0. 63 31.8 10.3 25.8 0. 36 1 24 0. 66 700 30.7 1ユ0.7 26. 0 ) 0.4ユ 25 0. 61 39 ’ 700 31.0 110.3 25. 8 0. 35 1 23 0.66 41 r 700 32・0 i 10・5 24. 9 0. 37 1 25 0.68 45 i 700 0. 33 i 23 0. 70 ・・.6i・・.・ 32.1 110.5 25. 4 1 まアこ量的関係については,Hektoen&Welkerらは ルモットをi致死的に感作したといっている。緒方,鈴田 45)らによれば,卵白ア7レブミン0・01 mg以上の墨で感 作すれば,ほとんど10Q%に近い致死率を示すという。 著者は,PVPを100∼200mg移植埋入しており,血 清学的に充分な感作量と考えられる。 渥美52)はin vivOでアナフィ’ラキシーの発現の有無 を指標として抗体の検索を行っているが,惹起注射を腹 腔内におこなうことは,血清学的ショックを起させる方 spongeを:犬およびマウスに移植し,2∼18ヵ月間の観 法としては不適当である。また,水に溶けない合成高分 子材料の粉末浮遊液を血管内に注入することは,血栓, 察で,悪性腫瘍の発生をみないと主張している。 著者の成績では,約8GO匹のマウスの実験において・ 栓塞などを起す可能性があるので用いられない。そこ 6ヵ月の観察期間では悪性腫瘍の発生を認めなかった。 で,著者は,溶解性の含成高分子であるPVPを唱い Turner,58), OpPenheimer 60)らによれば,マウスに て,血清申に7−Glの増加せることを確認した後に, P わいても,少なくとも2年以上観察する必要があるとい VP溶液を尾静脈より静注し,アナフィラキシーの発見 い,著者の観察期聞がそれに比し,短いことから,合成 の有無を鈴田の原法に従って,心電図学的に検:討を加え 高分子材料移植による悪性腫瘍の発生については,結論 た。 鈴田31)}こよれば,マウスにおける血清的ショックの主 を下すのは早計であると思われる。 な病像を規定するものは,抗原抗体反応の結果,冠動脈 合成高分子材料によるアレフレギー反応ないし,過敏性 壁の平滑筋の収縮によって起る心機能不全であり,もっ に関しては,Nylon, Ivalon, Siliconeなどにその可能 性が報告されており65>,それらの製造工場にて,特異体 とも厳密な意味でのアナフィラキシーであるといい,マ 質の患者に,喘息様発作,葬麻疹などの発生が一一)般より ウスにおける.血清学的ショックの心電図を詳細に検討し 高度にみられるといわれ,製品の使用について,公衆衛 て,最初,頻脈ついでQRSR’の障害像一とくにPardee の徴候と極めてよく似た像,もしくは一過性曲線一を 生学的検討も必要と考えられる。 示し,最後に,房室ブ・ックを起すと発表している。 ますこ,合成高分子材料による抗体の産生,あるいは周 囲組織を刺激することによって生ずる自.己抗体産生の可 著者は,被検動物に血清学的に十分な量にて感作を行 能性も考えられるが,それらの点については,まだ十分 ったにもかかわらず,被検動物は肉眼的にシ。ック症状 な検討が加えられていない。 を起さないのは勿論,心電図においても,心筋障害わよ 一一 P,580一一 143 50秒復 }主入筑 一漕 押㌦ 」繭霜.嶋 鵡昧UUL O・5秒 吟唱 5分換 1日分後 一一一 uL一一WL−t一一f一一一“一W−V一一一 細 .即μ回廊 21分後. 51分復 開園“ 午,介獲 }軸一 )一 )酬{ q幽薗」口嵐 」目岬ト1図庫 +ト」PtWh ww mu .幽」感 図14 マウスのPVPペース}移植群の心電図 1)合成高分子材料移.殖後,全例において,7−Glお び血管床のシ7ックを愚わせるような変化は全く認y)ら れ.ず,したがってPVPは抗体を産生しないか,たとえ よびγ一Gl/Alは,1∼2週頃より1’曽加し,1∼2ヵ月 産生するとしても非常に僅かであり,少なくとも著者の で最高値に達した。 増加率の高いものより順にあげると, 方法によっては,検出することはできなかった。 しかし,Dextranなどによって抗体が産生されること Polyuirethane polymer, Silicone rubber,次いで も知られており,一方,合成高分子材料が広汎に臨床的 Nyユon, Ivalon, Tetoron, Cellophane,天然ゴム,Poly− に応用されるようになっているので,これらの材料によ ureaの順であった。 って,生体がアレフレギー性反応をおこすかどうかさらに 2)病理組織学的に組織反応の強いものより順にあげ 詳しく検討する必要がある。このためには,Freundの ると,Polyurethane polymerが最も強く,次いで 補助物質67)68),または水酸化アフレミニウム吸着69)70) Silicone rubber, Nylon, Ivalon, Tetoton,天然ゴムの など,感作方法に改良を加えて実験することが望まれ 順であり,Polyureaには殆んど組織反応が認められな ろ。これは将来に残された問題の一つであろう。 かった。 w 結 論 したがって,組織反応の強さと,γ一Glおよびγ一Gl/ マウスの側腹:部の皮下に無能的1こ,Nylon, Tetoron, AIの変動の大きさとは,ほぼ平行することから, e/一Gl Cellophane, Silicone rubber,天然ゴム, Polyurethane およびγ一GYAIの変動は,生体反応の一指標として使 poユynler, Ivalon, Polyurea, P V Pなどの合成高分子 用しうると思われた。 材料を移植し,3∼5ヵ月にわたり観察を行い,血清蛋 3)Silicone rubberの加工過程の中間生成物および, 白像,病理組織像について検討を行い,かつ,抗体産生 充堀剤,加硫剤などの検討により,それらの添加剤によ の可能性について,心電図を指標として検討を加えた。 り生体反応が影響をうけることを明かにした。 一r ^c53/一一 144 噺}; 一一一N− u一一一一一一一一一 コヨヒごロ 耀 れロミこじロ @[li t一一i’一hN一一”’Ah一..一..一一一一一一一一一一一一一’一一一一一一’一一一一“一一一一 ・RS ヤロヨユに mi 一PR m. v. 鷺/{ 一一一一一/v一一一一v R汽__/\_ノへこ_J tw, 一一/v一一一一 熟! う主ラ主 ” ” 鹸 7 F「 「t ” 川 tt ” 」「 ワ .’ tt 「’ 》 ’ 則泓穿ラ7,9,ll 1?,1ラ1了1脱12,F 25.272・13.139 図15 rt gスのPVPペースト移植群の心電図の変動 いた東健彦博士ならびに教室の林秀生学士,管野富夫学 4)溶解性をもつ抗原としてPVPを注入後,十分な 潜伏期をおいてから,被検動物にPVPを静注しても, 士,山岸俊一学士の諸氏及び木本外科教室渥美和彦.博士 アナフィラキシーの症状は認められず,心電図一トにおい に心から感詳射する。 ても心筋障害および血管床のショックを思わせる重篤な 文 変化は認められなかった。 1) 献 Beck, D., Russell, D.S., Small, J.M. and Graham, M. P.: lmplantation of acrylic したがってPVPは抗体を産生しないか,たとえ産生 Resin discs in rabbit’s skulls. BritL J. Surg., するとしても非常にわずかであり,少なくとも著者の方 35 83rv87 (1945) 法によっては,検出することはできなかった。 2) 稿を終るに臨み,終始,御懇篤な御指導と御批判をい the thoracic aorta. Arch. Surg., 54 382tv38{ ただいた恩師松田幸次郎教授ならびに,御指導,御鞭達 をいただいた東京女子医大細菌学教室平野憲正教授に深 Huf皿agel, C.A.:Permanent intuhation of (1947) 3) 甚なる感謝を捧げると共に,心電図の解析について,御 Voorhees, A.B., Jaretzki, A. and Blakem− ore, A.H.:The use of tubes constructed 懇切な御教示をいただいた星猛助教振,血清学的実験法 from Vinyon ‘‘N,, cloth in bridging arterial にいろいろ御教示をいただいた血清学教室鈴田達男博士 defects. A preliminary report. Ann. Surg., ’ 病理組織学的検索に御協力いただいた木本外科教室西満 正博士,沢口重徳博土,生理学的実験法に御援助いただ 一1532一 135 332r−336 (1952) 4) Shumaeker, H.B. a.nd Kipgs, H.:The ug. e 145.. 表5 マウスのP..VP分割皮下注入箱…の J.H.:The use of polyvinyl sponge plags in 心電図の変動 「[r. the closure of large arterial septal defects 「群議灘畔薄藍 尓キ (二reated experimentally. Proc. StOff. Meet., Mayo Clinicr., 28 288N2{5 (195:3/) 10) 注入前 i 楽人.後 1.lt’) 634 i 32.s 1 lo.2 1 23.o 1 64.0 15.8 /1 1 / / I 2 J 一 il 737 …26.3 i 1 . } 757…25・1 1 563…阻・O1 l il 650 i32.6 1 15 621…35.1… 17 654 19. 21 … P34・4… 554134.ポ 1 l・ 1 613 136.2 ミ 27 608 135.8 … .29 離♂:::li 31 s.s 1 is.i IO,B・ /7 :2: and technical considerations. 」. Thor. g. urg,, 18.8 0. 27 21.0 0.30 23.2 c) 1) 7) 33 45rv4{ (1957) 11) 雌:謝 0.40 Lewig., KJ.・and ’1”au.fic, M.:The repair of experimental interventricular septal def− 0.34 0.42 ects, during hypothermia, with a molded Polyvinyl sponge. Surg. Gynec. Obstet. 10e 583−v590 (1955) 0. 42 12) Shumway, N. E., Gliedman, M. L. and 10.5 1 25.6 ,46・817・9 0. 38 9.5 i 25.6 、43・8i!9・8 0. 54 Lewis, F.」.:An experir.nental study of the …・9・3!・… 0. 45 use of polyvinyl sponge for aortic grafts. 9.5 1 25.3 10.9 1 22.8 …47・422・1. iOCIRI::i6, 離:茸儲:1… 0.44 0. 46 Surg. Gynec. 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