思想、信条及び信教に関する個人情報並びに犯罪歴その他社会

思想、信条及び信教に関する個人情報並びに犯罪歴その他社会的
差別の原因となるおそれのある個人情報を収集できる場合
【根 拠】 佐賀県個人情報保護条例第7条第2項
① 法令等（条例を含む）に定めがあるとき
② 犯罪の予防、鎮圧又は捜査、被疑者の逮捕、交通の取締りその他公共の安全と秩序の
維持を目的として収集するとき
③ 上記のほか、佐賀県情報公開・個人情報保護審査会の意見を聴いた上で、個人情報を
取り扱う事務の目的を達成するために必要があると実施機関が認めるとき
※ 既に審査会の意見を聴いているもの
類型
No.
収集する理由又は必要性
1 （栄典、表彰等）
栄典、表彰等の選考を行うに当たり、選 功績調書の中には、思想等に関する個人情報が
考対象者、候補者の思想、信条、犯罪歴等 含まれる場合がある。
に関する個人情報を収集する場合
犯罪歴を有する者が栄典、表彰等を受けること
は、社会通念上や県民感情等にそぐわないことも
あることから、候補者の選考等に当たって、犯罪
歴の有無を確認することが必要な場合がある。
2 （用地補償）
土地等を取得するに当たり、墳墓、神
社、仏閣、教会等の宗教施設の改葬、移転
の費用や供養、祭礼の補償を適切に行うた
め、土地所有者等の信教に関する個人情報
を収集する場合
公共事業に伴い、土地等を取得するに当たって
は、墳墓、神社、仏閣、教会等の宗教施設の改
葬、移転の費用や供養、祭礼の費用の補償額算定
のため、土地や家屋等の所有者の信教に関する個
人情報を収集することが必要な場合がある。
3 （作文等募集）
作文等のコンクールや試験等の事務を行
うに当たり、作文、論文等の中で個人の意
思により思想等に関する個人情報が提供さ
れ、当該個人情報を収集することとなる場
合
作文等のコンクールや試験等において作成され
る作文、論文等の中に、個人の自由な意思に基づ
き、思想、信条等に関する個人情報が含まれる場
合は、事務の性質上、これらの個人情報を収集す
ることとなる。
4 （相談、要望、苦情等）
相談、要望、陳情、意見、苦情等の中
で、相談者等の自由な意思を契機として、
思想、信条等に関する個人情報を収集する
こととなる場合
相談、要望、陳情、意見、苦情等の中には、思
想、信条等に関する個人情報が含まれる場合があ
るが、これらの情報は、相談者等の自由な意思を
契機として収集されるものであり、実施機関とし
てもこれらに適切に対応するためには、事務の目
的の範囲内で思想、信条等に関する個人情報を収
集することとなる。
類型
No.
収集する理由又は必要性
5 （診療、保健指導等）
病院、保健所等の機関において、診察、
疾病の予防等を行うに当たり、患者等の思
想、信条等に関する個人情報を収集する場
合
医療機関や保健所等において、患者や受診者の
病状等に合わせて的確な治療や予防等を行うに当
たって、患者の思想、信条等に関する情報を収集
することが必要な場合がある。
6 （同和対策）
同和対策事業を実施するために必要な個 同和対策に関する事務事業を行うに当たって
人情報を収集する場合
は、その対象となる者の居住地区などの個人情報
を収集する必要がある。
7 （宗教法人）
宗教法人に関する事務を行うに当たり、 宗教法人の活動状況の調査等を行うに当たって
当該法人の関係者の信教に関する個人情報 は、信者等の個人情報を収集する場合がある。
を収集する場合
8 （争訟、交渉等）
争訟、交渉等の事務を行うに当たり、思 争訟等の事務の性質上、当事者や関係者の思想
想等に関する個人情報を収集する場合
等に関する個人情報を収集することが必要な場合
がある。
9 （刊行物等）
一般に入手しうる刊行物等から、思想、
信条及び信教に関する個人情報並びに社会
的差別の原因となるおそれのある個人情報
を収集する場合
事務の遂行上、一般に入手しうる刊行物等から
個人情報を収集する場合があるが、これらの個人
情報については、不特定多数の者に公表され誰も
が知りうる状態にあることから、事務の目的の達
成に必要な範囲内で収集する場合には、個人の権
利利益の侵害のおそれが少ない。
10 （議員等対応）
議員等の政党名、会派名、政治理念等の 地方自治法に定める事務を適正に執行するた
思想、信条等に関する個人情報を収集する め、議会に対する対応等の中で、事務の目的の範
場合
囲内で議員等の所属政党名、会派名、政治理念等
の思想、信条等に関する個人情報を収集する場合
がある。
11 （委員等選考）
委員、講師、指導者、助言者等の選考を 委員等の選考に当たっては、適任者の選考の過
行うに当たり、思想、信条等に関する個人 程において、個人の思想、信条等に関する個人情
情報を収集する場合
報を収集することが必要な場合がある。
12 （指導、評価等）
指導、評価等の事務を行うに当たり、犯 指導、評価等の事務を行うに当たっては、事務
罪歴等に関する個人情報を収集する場合
の目的の範囲内で犯罪歴等に関する個人情報を収
集することが必要な場合がある。
類型
No.
収集する理由又は必要性
13 （人権施策）
人権対策の推進に関する事務事業を実施
するに当たり、社会的差別の原因となるお
それのある個人情報を含んだ事象を収集す
る場合
人権施策の推進に関する事務事業を実施するに
当たっては、社会的差別の事象を収集する必要も
あり、その際社会的差別の原因となるおそれのあ
る個人情報及び当該個人情報を発している者に係
る個人情報を収集することが必要な場合がある。