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バイオマスボイラー SOYOKAZE

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バイオマスボイラー SOYOKAZE
バイオマスボイラー(温風発生機)
SOYOKAZE
バイオマスボイラHAシリーズ
SOYOKAZE
【ボイラ全体①】
【ボイラ炉内】
【未利用間伐材等】
【ボイラ全体②】
【用途】
・製材所(暖房・木材乾燥)
・工場(暖房・食品乾燥)
・農業用ハウス
・園芸施設
・畜鳥舎
・集会所、葬祭会館(暖房)
2
・その他融雪装置など
燃焼制御機構
従来の薪ストーブやボイラーは酸素を横や下
から供給するため、燃料全体が燃え広がる
のに比べ、SOYOKAZEは上から酸素を供給す
ることで燃焼速度を自由にコントロールします。
わかりやすく言えば、燃料全体を線香のように
低い温度で上から徐々に燃やすしくみです。
このため、木材が一度に燃え尽きず、こまめ
に燃料を補充し続けなくても長時間の持続運
転が可能になりました。
燃料灰は、木材の場合は1,000㎏当たり
0.3 % ~程度のため使用期間中の灰出は
不要です。
排煙浄化機構
不完全燃焼で発生する煙を、4段階の燃焼を経て完全燃焼させます。そのため
排煙分析測定においても、ばいじんや窒素酸化物(NOχ)等の濃度は、大気汚
染防止法による基準値を大幅に下まわるほどとてもクリーンです。
通常、SOYOKAZEの運転中に排煙はほとんど見えないため、排煙による周囲とのト
ラブルも最小限に抑えられます。
基本表示画面から現在
の燃焼状況などが視認で
きます。
煙突内部で1次~4次燃
焼させることで完全燃焼さ
せ、排気をクリーンにしてい
ます。
3
燃料コストの削減
重油ボイラーの場合、原油価格の変動が燃料費に大きく影響します。
現在は重油単価は87~95円/ℓ前後で推移していますが(2014年4月現在)、今後更に燃料費
の高騰が想定されることから、経営上の支障になってくるものと思われます。
いっぽう、木質系バイオマスは石油と違い地域に散在するエネルギーですので、安定的かつ安
価で入手できます。
仮に重油100円/ℓで300万円(30kℓ…200ℓ/日で150日間)を年間の燃料費として使用している
場合SOYOKAZEなら約44万円まで削減できると試算しています(下記試算の通り)。
・木材燃料(150日間):110,000円(22回×1,000㎏×薪単価(5円/㎏))
・灯油燃料(150日間):330,000円(22回×150ℓ×灯油単価(100円/ℓ)
(灯油は、ダイオキシン対応で完全燃焼するために使用する。)
また、燃料を加工するコストも不要ですので、ペレット(一般的に35円/kg)やチップ(同15円/kg)よ
りも経済的です。製材所など自社で端材が出る場合や、山林所有者から安価で譲り受けること
ができる場合は、その経済性は更に拡大します。
120.0(円/ℓ)
100.0
重油ボイラ
80.0
300万円
60.0
(燃料費)
小型ローリ納入価格
大型ローリ納入価格
40.0
1/7
44万円
20.0
(燃料費)
09年1月
5月
9月
10年1月
5月
9月
11年1月
5月
9月
12年1月
5月
9月
13年1月
5月
9月
14年1月
0.0
エコボイラ
燃料費比較(例)
重油価格の推移
CO2排出量の削減
SOYOKAZEは排煙浄化機構により、排煙を完全燃焼する
ことでクリーンな排煙を実現するとともに、大幅な二酸化
炭素(CO2)の削減を可能としました。
SOYOKAZEも排煙浄化のために若干の灯油を使用します
が、その使用量は重油ボイラーの約1/10以下です。
上記の試算において年間に重油ボイラーを300万円使用
している場合、約53.7トン相当のCO2を発生することになり
ますが、 SOYOKAZEでは約3.4トンとなり、約1/16に削減し
ます。
また、削減したCO2は、国内クレジット制度などの利用によ
り売却したり、カーボンオフセット商品として他社商品との
差別化に使用することも可能です。
重油ボイラ
約53.7t
1/16
エコボイラ
約3.4t
CO2年間排出量の比較(例)
4
その他機能(ご参考)
■機能①
木材を利用しているので木酢が多く出ます。(20ℓ~/約1週間)
これは防虫や田畑の消毒等に利用可能です。
(建廃やアクリル系接着剤が付着した木材を燃焼させた場合は、利用はお
控え下さい。)
■機能②
夏場や暖房で使用しない時に、木炭や竹炭を作ることが出来ます。
通常の使用時でも完全に木材を燃焼しきらないで木炭を作ることができます。
作った木炭あるいは木灰を土壌改良時に利用可能ですので、効率的な利
用も可能です。
5
暖房持続時間
1回(最大投入量約1.5トン/SOYOKAZE HA-10型)で約70時間持続します。
(約70時間:1週間~10日間程度)
※樹種・投入量によって異なります。
標準的な暖房可能面積
HA-10C/10E:1農業用ハウスで10アール(約300坪)程度まで
※対象施設の保温構造によって異なりますので、ご相談させて下さい。
自動制御プログラムで燃焼をコントロー
ルし、設定温度を実現します。ディスプレ
イモニターで運転状況を確認できます。
タッチパネル操作で、簡単に運転時間
を設定することが可能です。また施設内
温度を自動的に検知し、設定値に保つ
ことが出来る機能を別バージョンで実現
しています。
安全装置
燃焼安全制御
燃焼状態を常時監視し、安全に運転する制御が組み込まれています。
過熱防止装置
万が一、なんらかの異常で過熱燃焼状態が続いた場合、自動的に燃焼空気
を遮断し、燃焼をストップします。
停電時緊急消火装置
停電状態が5分以上の場合、自動的に燃焼空気を遮断します。
6
無線通信機器(オプション)
無線通信機能を付加すれば、燃焼データや異常警報を指定するパソコンや
携帯電話に送信することができます。
遠隔地や常時人がいない場所で使用する場合に便利です。
※送信機本体、携帯電話会社との契約、取付費が必要となります。(有料)
高温型(最高温風温度90℃)も製造可能です。
商品名:HA-10C 「SOYOKAZE」 諸元
最大定格出力
温風最高温度
燃料消費量
燃料投入量
定格
消費電力
最大寸法※制御盤・灯油タンク除く
重量(空重量)※制御盤・灯油タンク除
温風取込口・送風口径(標準)
排煙口・排煙口口径(標準)
着火方式
60kW
60℃(外気温10℃)
木材:2.0kg/h~22.5kg/h(最大:温風温度による)
灯油:0.65L/h~1.5L/h(最大:温風温度による)
約 1000kg
200V 50/60Hz
10kW
1.6m(幅)×2.6m(高さ)×(奥行)3.8m
3ton
φ400mm
φ200mm
手動
※出力は温風温度を示す。
商品名:HA-10C 「SOYOKAZE 」各部寸法
本体
炉室
(断熱部は除く)
(断熱厚さ:100mm)
大扉開口部
小扉開口部
制御盤
制御盤架台
(オプション)
灯油タンク
灯油タンク架台
(オプション)
幅
高さ
高さ
奥行
幅
高さ
奥行
容積
幅
高さ
幅
高さ
幅
高さ
奥行
幅
高さ
奥行
幅
高さ
奥行
幅
高さ
奥行
1.6m
2.1m(排煙ファン除く)
2.6m(排煙ファン含む)
3.2m
0.9m
1.6m
1.4m
2.0m3
0.6m
1.4m
0.33m
0.26
0.6m
0.8m
0.28m
0.61m
0.9m
0.33m
1.1m
1.25m
0.4m
1.2m
0.6m
0.9m
*温水型ボイラー「KODAMA」も製造可能です。
7
問合せ・販売代理店
株式会社ナカヨ
東京オフィス(営業統括本部)
〒150-0031
東京都港区港南一丁目7番18号 DBC品川東急ビル7F
TEL:03-6433-1157
FAX:03-6433-1195
監修・コンサルティング
一般社団法人 食農健 コンサルティング事業部
〒983-0005
宮城県仙台市宮城野区福室2丁目5-8-1007
TEL:022-253-6481
FAX:022-253-6491
製造元
帝人エンジニアリング株式会社
大阪本社
〒541-8587
大阪市中央区南本町1丁目6番7号(帝人ビル)
TEL:06-6268-2100
Fax:06-6268-2238
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