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第 31 回 オリンピック競技大会 水泳競技

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第 31 回 オリンピック競技大会 水泳競技
一般社団法人静岡県水泳連盟広報誌
2016 年 6 月 30 日掲載 HP 版
☆第 31 回 オリンピック競技大会 水泳競技☆
リオデジャネイロ 2016 出場壮行会
この度は、オリンピック競技大会へのご出場、おめでとうございます!!
平成 28 年 5 月 28 日(土)、ホテルセンチュリー静岡で、「第 31 回 オリンピック競技大会 水泳競
技 リオデジャネイロ 2016 出場壮行会」を開催いたしました。
今回、本県出身の選手で、晴れある舞台に出場が決まった選手は、次の 3 選手です。
☆松本 弥生(まつもと やよい)選手 <所属:ミキハウス>
【経歴】
2008 年
2012 年
2014 年
2014 年
【戦歴】
2016 年
2015 年
2015 年
☆藤森
【経歴】
2010 年
2014 年
2014 年
【戦歴】
2016 年
2015 年
学校法人沼津学園 飛龍高等学校 卒業
日本体育大学 卒業
日本体育大学大学院 卒業
株式会社ミキハウス 入社
第 92 回日本選手権水泳競技大会
第 16 回世界水泳選手権競技大会
第 91 回日本選手権水泳競技大会
50m 自由形 3 位:100m 自由形 3 位
日本代表
50m 自由形 2 位:100m 自由形 2 位
太将(ふじもり ひろまさ)選手 <所属:ミキハウス>
学校法人沼津学園 飛龍高等学校 卒業
日本体育大学 卒業
株式会社ミキハウス 入社
第 92 回日本選手権水泳競技大会
ジャパンオープン 2015(50m)
2015 年 第 91 回日本選手権水泳競技大会
200m 個人メドレー2 位:400m 個人メドレー6 位
200m 個人メドレー2 位
200m 個人メドレー3 位
☆長谷川 純矢(はせがわ じゅんや)選手 <所属:ミキハウス>
【経歴】
2012 年
2016 年
2016 年
【戦歴】
2016 年
2015 年
2015 年
2015 年
静岡県立島田高等学校 卒業
中京大学 卒業
株式会社ミキハウス 入社
第 92 回日本選手権水泳競技大会
第 28 回ユニバーシアード競技大会
ジャパンオープン 2015(50m)
第 91 回日本選手権水泳競技大会
100m 背泳ぎ 2 位
50m 背泳ぎ優勝:100m 背泳ぎ優勝
50m 背泳ぎ 2 位
100m 背泳ぎ 3 位
壮行会には、選手を指導する、藤森 善弘コーチ<日本体育大学水泳部競泳コーチ・JOC オリン
ピック強化指定コーチ>、佐々木 祐一郎<中京大学水泳部コーチ>にもお越しいただき、盛大に
行われました。
その会の中、選手のみなさま・コーチのみなさまに、次のようなインタビューをしてみました。
☆まずは、3 選手のみなさまに・・・♪
<質問>
「代表が決まって、今日まで時間が少したちました。今はどういう気持ちですか?」
<回答>
【松本選手】
「代表が決まったときにはホッとしました。でも今は、気持ちはすでにリオに向かっています。オリンピッ
クで活躍できるよう準備をしています。」
【藤森選手】
「いろいろなところで壮行会をしていただき、「これがオリンピックなんだ」という実感がわいてきまし
た。」
【長谷川選手】
「たくさんの『おめでとう』の言葉を言っていただき、結果で恩返しをしようと思い、本番に向けて準備を
しています。」
☆そして、それぞれの質問を 3 選手に投げかけてみました♪
【松本選手に向けて】
<質問>
「ツィートで、『二度目の出場で夢のよう・・・』と書いていますが、一度目もきっと夢のようだったと思い
ます。その“夢”の感じは、一度目とはどう違いますか?」
<回答>
「一度目の時も“夢の舞台”ではありましたが、派遣標準を余裕で上回っていたので、「やっと決まっ
た……」という感じでした。今回は派遣標準も高く、前回のようにうまくはいかないと思っていたので、日
本選手権(選考会)に臨む気持ちが、まず違いました。『一瞬の“蹴り”に一生を懸けよう』という気持
ちで泳ぎました。
<質問>
「『最後は死んでもいいと思って泳いだ』とも書かれていました。死ぬ気ってどんな感じでしょうか?ま
た泳ぎながら“いける!”と思いましたか?」
<回答>
「『最後は死んでもいい』というくらいの気持ちで、“一発勝負”だと思って泳ぎました。ここで機会を逃
したら、“引退”を考えていましたので…。」
<質問>
「リオで、成し遂げたいことはなんですか?」
<回答>
「たくさんの応援をいただき重圧もありますが、手ぶらではなく、しっかりとお土産を持って帰ってきたい
と思います。」
【藤森選手に向けて】
<質問>
「皆さんに、『弟の分も頑張って』と言われると思います。どういう成績、あるいは泳ぎなら“弟さんの
分も頑張った”と思いますか?」
<回答>
「弟だけでなく,行けなかった選手全員の分も全力で泳ぎます。」
<質問>
「コーチがお父さんで、弟さんとも一緒に頑張ってきましたね。今、あらためてご家族で何か話されて
いることはありますか?また、お母さんは、いつもどのようにご兄弟に接していらっしゃるのでしょうか。」
<回答>
「代表になって家に帰ったとき,母に“オリンピアン”と言われたのですが不思議と実感はありません
でした。その実感は、行けなかったときの方が大きかったかもしれません。(もし代表になっていなかった
ら、“オリンピアン“という言葉にもっと敏感だったかもしれません。)
<質問>
「リオまでにどこか克服したい課題はありますか?それは、どんなところですか?」
<回答>
「選考会では 100%の泳ぎではなく、今思えばその前の合宿が一番良い泳ぎでした。でも、リオでは
緊張と戦えるよう、そして合宿の時以上の泳ぎができるよう、自分自身で自分をつくっていきます。」
【長谷川選手に向けて】
<質問>
「標準記録とまったく同じ記録で代表になりました。そして自己ベストであり、アスリートに必要な強運
のようなものを感じます。ご自分ではどう思われますか?」
<回答>
「100 分の 1 秒までピッタリと分かったとき、昔から今までずっとやってきたこと、水泳もそうですが、そ
れ以外のことでも続けてきた行い(例えば、常にスリッパをそろえることなど)がいい方向に転がったと思
いました。」
<質問>
「東京オリンピックを目指されていますね。東京に出るためにもリオはある程度の結果がほしいです
ね?それについてはどうですか?」
<回答>
「初代表ということで、いい経験ができると思います。目標の 52 秒台を達成できればおのずと結果
もついてくると思います。それが東京につなげられることだと思っています。」
<質問>
「野菜が嫌いと聞きました。克服しましたか?」
<回答>
「いや,別に嫌いじゃないです…が、いつの間にかそのように言われていて…(笑)」
☆最後にもう一度、みなさんに同じ質問を投げかけてみました♪
<質問>
「静岡で待っている、応援している人たちにひとことお願いします。」
<回答>
【松本選手】
「静岡には、年に 1.2 回スプリント選手権などで帰る程度ですが、いつも温かい声援をくださいます。
2 度目のオリンピック出場を決めたことも恩返しだと思いますが、水泳人生においての結果を残して、皆
さんに更に大きな恩返しをしたいと思います。」
【藤森選手】
「いつも応援してくださるということを力にして感動を届けられるようにがんばってきます。」
【長谷川選手】
「自分の泳ぎで一人でも多くの人に感動や“何か”を思ってもらえるように全力で泳ぎます。」
☆次に、コーチのみなさまに質問を投げかけてみました♪
<質問>
「代表は、ある意味「通過点」だと思います。リオでどのような泳ぎを期待されていますか?」
<回答>
【佐々木コーチ】
「チャレンジャーではありますが、初代表でもベテランでもオリンピック選手であることには変わりないと
いう意識を持ってほしいと思っています。予選は、日本選手権の決勝記録を上回るタイムで泳げるよう
にしっかり今から取り組みたいと思っています。」
【藤森コーチ】
「決勝に残ることで、フェルプス・ロクテ・萩野の 3 強に一矢報いることができれば……そしてそれが
できればメダルにつながると思います。」
<質問>
「ご自分の選手に、一貫して指導されてきたことはなんでしょうか。」
<回答>
【佐々木コーチ】
「自分で自分のことを管理する……“セルフコントロール”できるようにということを常に言っています。
もう、いい大人ですから……。」
【藤森コーチ】
「最後まで諦めるな!」です。
<質問>
「お兄さんと弟さんで明暗を分けました。“コーチ”としては仕方のない部分ですが、“父親”としては
複雑ではないですか?」
<回答>
【藤森コーチ】
「全然複雑ではありません。弟は 80%の努力にも至っていなかったので、なるべくしてなった結果。努
力しなければこうなるということが経験できたと思います。弟は今、東京のオリンピックに向けてやり遂げ
るまで頑張るという気持ちで日々練習しています。」
<質問>
「リオが終わったら、選手たちに求めるその次の目標はなんですか?」
<回答>
【佐々木コーチ】
「東京でメダルを取るために、目標をステップアップしていきたいと思っています。」
【藤森コーチ】
「大学院を修了して修士を取り、その後、2020 に向けてまた代表権を取れるようさらなる努力を続け
ていきます。」
☆みなさま、ご協力ありがとうございました!
ご活躍期待しています!!
☆各委員会からの報告☆
【OWS 委員会】
全豪選手権遠征を終えて
OWS 委員長 杉山 康
2016 年 2 月 5 日~16 日まで、オーストラリア・サンシャインコー
ストで行われました OWS 全豪選手権に、日本代表として本県の柚木
穣君(飛龍高校・RSC エムティック)が派遣されました。
現地にて、プールと海での練習を事前合宿として行い、13 日の
10km で、2 時間 04 分 45 秒 00 の 20 位、14 日の 18 歳以下 5km は、
柚木 穣 選手
58 分 17 秒 50 で 5 位に入賞しました。
オープンウォータースイミング競技(以下 TOWS)は、プールで泳ぐのと違い、海・川・湖が対象で、気
候・水温・潮流や集団で泳ぐといった様々な環境の中で競技する種目であり、とても変化に富んだ競
技性と自然との同化も体験できるのが OWS であります。
静岡は、この OWS に最適の地であり、競技としての発展途上にある
点から、日本代表やオリンピックを目指しやすい競技でもあります。多く
の選手の OWS へのチャレンジを期待しています。
杉山 康 監督
【障がい者委員会】
リオ 2016 パラリンピック競技大会水泳日本代表
本県出身「鈴木孝幸選手」が決定!!
2016 年 6 月 24 日に、日本パラリンピック委員会が、リオ 2016 パラリンピック競技大会の日本代表
選手団の一次発表を行い、水泳競技において、本県浜松市出身の「鈴木孝幸選手」<株式会社
ゴールドウィン所属>が、見事、アテネ、北京、ロンドンに続いて 4 回目の日本代表選手となりました。
パラリンピックは、オリンピックが行われた後、同じ会場で開催されます。開会式は、9 月 7 日に行わ
れ、水泳競技は、翌日 8 日(木)から 17 日(土)までの 10 日間にわたり、熱戦が繰り広げられます。
どうぞ、応援よろしくお願いいたします。
一般社団法人静岡県水泳連盟広報誌
発行所 一般社団法人静岡県水泳連盟
静岡市駿河区南町5-25才茂ビル2F
電話 054-283-6758
FAX 054-280-1340
平成 28 年 6 月 30 日 HP 掲載版
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