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広島大学の 教育システム
広島大学の 教育システム Education System 独創性のある教育システムやプログラムで 未来に役立つ人材を育成する。 ♯ 01 広島大学独自の学部教育システム ハイプロスペクツ HiPROSPECTS® 成果を 生 み 出 す「過程」を 評価・サポートするプログラム 広島大学 では 、学生一人 ひとりに 応じたきめ 細 かい 学習 サポートの 実現 と、卒業生 の 質 の 確保 および 教育 の 質 の 向上をめざし、 「到達目標型教 育プログラムHiPROSPECTS ® 」という独自の 教育システムを実施して います 。このプログラムにより、学生 は自分 の目標 への 到達度を定期的に ♯ 01 ♯ 02 広島大学独自の 学部教育システム HiPROSPECTS® 「大学での学び」の 根幹を育む 教養教育 チェックし 、自分 の 理解度・改善点を 把握 することができ、自身 の 確実 な 成長を促 すことができます 。知識・理解 だけではない 、学生 の 多様な能力・ 技能も評価 する全く新しい 教育システムです 。 ※HiPROSPECTS( ハイプロスペクツ:Hiroshima University Program of Specified Education and Study)は広島大学 の 登録商標です 。 見える 何をどのように学び、 何が身につくのか「見える」 入学前から広島大学 で 何が 学 べるの か 、卒 業 時 に 何 が 身 についているの かが「見える」 ♯ 03 ♯ 04 021 広島大学 の 教育システム 広大から世界へ・ 世界から広大へ グローバル人材育成 繋がる さらに広く深く、 学びを究める 大学院 使える 身につけた力は 将来の自分へ「繋がる」 入学前に 学 んだ 授業と大学 の 授業、 大学 で 学 ぶ 授業と授業 がスムースに 「繋がる」 知能や技能は 目指す未来で「使える」 卒業までに 身につけた 知識 や 理解、 能 力 や 技 能 が 、就 職 先 や 大 学 院 で 「使える」 HiPROSPECTS® 入学から卒業までの主な流れ 広島大学で 大学の 中身が 授業の 中身が 卒業時に 授業で 身につく 力が 身につけた 自分の力が 授業で 身につく 力が 社会や 大学院に 授業で 身につく 力が 社会や 大学院で 将来の自分 今の自分 入学前に 見える 大学 選びに 入学前の 学びと 授業と 授業が 入学前の学習を 補う授業があります 授業が体系的に繋がり 相互に関連しています 大学 選びに 将来の目標設定 志望大学の検討 繋がる 使える 大学の中身が 見えることで 大学選びに使えます 進学先や就職先 社会で役立つ 実践的な力と なります 卒業式 ︵学位記授与式︶ 卒業時にチェック ●授業科目の成績の評価 ●プログラムごとに定められた 到達度の評価 卒業論文発表会 卒業論文作成 ︵課さない主専攻プログラムもある︶ 卒業論文作成のための研究室の決定 希望者は、副専攻プログラム・ 特定プログラムを登録 各学期末にチェック ●授業科目の成績の評価 ●プログラムごとに定められた 到達度の評価 主 専 攻 プログラム選 択 のためのガイダンス、希 望調査、プログラム決定 TOEIC®IPテスト オリエンテーションキャンプ ︵4・5月︶ 授業開始 授業科目の履修手続 ガイダンス ︵スムースな大学生活への移行︶ 入学式 主専攻プログラム決定 主専攻プログラムの内容を見て 受験する学部を選択 …入学と同時に決定 する主専攻プログラム 身につけた知識・理解、 能力・技能が随時把握でき、 次の学年に繋がり、 実際に使える力となります …入学後(1年次終了時、またはその 後)に決定 する主専攻プログラム HiPROSPECTS ®を構成する3つのプログラム 主専攻プログラム 副専攻プログラム 特定プログラム 卒業時に学士号を取得 他の主専攻内容を学習 特定のテーマの学習、資格を取得 (全員が登録) (希望者のみ登録) (希望者のみ登録) HiPROSPECTS ®の評価方法 HiPROSPECTS ®では、プログラムごとに到達 目標を決め、各主専攻プログラムで学生一人 ひ とりに 対し、従来 から行 われている授業科目の 成績評価に加えて、プログラムごとに定められた 到達目標に対 する到達度評価を行います。この 到達度評価により、具体的にどういう能力がど の程度身につき、何が足りないのかを把握でき、 ① 授 業 科目の成 績の評 価 授業科目の 成績評価 は 秀(S)、優(A)、良(B)、可(C)、不可(D)の 5段階評価とし、秀、優、良、可を 合格とします 。成績評価 の 結果は学期ごとに通知します 。 ②プログラムごとの到 達目標に対する到 達 度 評 価 プログラムごとの 到達度評価 では 、具体的なチェック項目が 設定されています 。専攻 する分野に 関 するも のはもちろんのこと、その 他にも問題解決力、コミュニケーション 能力、分析力、IT力などが 挙げられます 。 またそれに基 づいて、次学期の学習に向けた履 これらのチェック 項目 について 到 達 度 の 評 価 を 行 い 、 「 極 めて 優 秀( E x c e l l e n t )」、 「 優 秀( V e r y 修計画にも役立てることができます。 Good)」、 「良好(Good)」の 3段階で 、学期ごとに評価を通知します 。 Education System 022 卒業時に学士号を取得するためのプログラム 主専攻プログラム 学士号の取得を目的として、教養教育および専門教育が一貫して編成されたプログラムのことをいいます。入学した学部・学科等を卒業するために履修するカ リキュラム(教育課程)が主専攻プログラムです。主専攻プログラムでは、プログラムごとに定 められた到達目標に対 する到達度の評価を行うため、具体的な チェック項目が設定されています。チェック項目の例として、専攻 する分野に関 するものはもちろんのこと、その他には問題解決力、コミュニケーション能力、分 析力、IT力などが挙げられます。 履修開始時期 入学と同時に決まるものと、入学後(1 年次終了時、またはその後)に選択するものとがあり、決定後に履修が始まります。 ●主専攻プログラム一覧 学部 総合科学部 文学部 入学と同時に決定する主専攻プログラム 学科・類・コース専攻など 総合科学プログラム 人文学科 哲学・思想文化学プログラム、歴史学プログラム、地理学・考古学・文化財学プログラム、 日本・中国文学語学プログラム、欧米文学語学・言語学プログラム 初等教育教員養成コース 初等教育教員養成プログラム 特別支援教育教員養成コース 特別支援教育教員養成プログラム 自然系コース 中等教育科学(理科)プログラム 数理系コース 中等教育科学(数学)プログラム 技術・情報系コース 中等教育科学(技術・情報)プログラム 社会系コース 中等教育科学(社会・地理歴史・公民)プログラム 国語文化系コース 中等教育科学(国語)プログラム 第二類 (科学文化教育系) 英語文化系コース 中等教育科学(英語)プログラム 日本語教育系コース 日本語教育プログラム 健康スポーツ系コース 健康スポーツ教育プログラム 人間生活系コース 人間生活教育プログラム 音楽文化系コース 音楽文化教育プログラム 造形芸術系コース 造形芸術教育プログラム 教育学系コース 教育学プログラム 心理学系コース 心理学プログラム 昼間コース 公共政策プログラム、ビジネス法務プログラム 夜間主コース 法政総合プログラム 昼間コース 現代経済プログラム 夜間主コース 経済・経営統合プログラム 第三類 (言語文化教育系) 第四類 (生涯活動教育系) 第五類 (人間形成基礎系) 法学部 経済学部 理学部 法学科 経済学科 数学科 数学プログラム 物理科学科 物理学プログラム 化学科 化学プログラム 生物科学科 生物学プログラム 地球惑星システム学科 地球惑星システム学プログラム 医学プログラム 医学科 医学部 保健学科 看護学専攻 看護学プログラム 理学療法学専攻 理学療法学プログラム 作業療法学専攻 作業療法学プログラム 口腔保健学専攻 口腔保健学プログラム 口腔工学専攻 口腔工学プログラム 歯学プログラム 歯学科 歯学部 薬学部 工学部 生物生産学部 023 広島大学 の 教育システム プログラム名 総合科学科 第一類 (学校教育系) 教育学部 入学後(1年次終了時、またはその後)に 決定する主専攻プログラム 口腔健康科学科 薬学科 薬学プログラム 薬科学科 薬科学プログラム 第一類 (機械システム工学系) 機械システム工学系プログラム 第二類 (電気・電子・システム・情報系) 電気・電子・システム・情報系プログラム 第三類 (化学・バイオ・プロセス系) 応用化学プログラム、化学工学プログラム、生物工学プログラム 第四類 (建設・環境系) 社会基盤環境工学プログラム、輸送機器環境工学プログラム、建築プログラム 生物生産学科 生物圏環境学プログラム、水産生物科学プログラム、動物生産科学プログラム、 食品科学プログラム、分子細胞機能学プログラム HiPROSPECTS® 他の主専攻プログラムの内容を学習できるよう編成されたプログラム 副専攻プログラム 自らの興味・関心に応じて、他の主専攻プログラムの内容を学習することができるプログラムです。副専攻プログラムを履修していることは対外的に証明されます ので、就職活動などで自分をPRすることもできます。 「自分の主専攻プログラム以外の分野もじっくり学んでみたい」、そんな場合におすすめのプログラムです。 履修開始時期 履修したいプログラムを 1 つだけ選択して、許可を受けた場合に 2 年次から履修することができます。 ●副専攻プログラム一覧 他の学部が提供しているプログラムも履修できます。 プログラム名 プログラムを提供する学部 総合科学部 総合科学副専攻プログラム 哲学・思想文化学副専攻プログラム 文学部 経済学部 数学副専攻プログラム 理学部 日本・中国文学語学副専攻プログラム 化学副専攻プログラム 欧米文学語学・言語学副専攻プログラム 地球惑星システム学副専攻プログラム 初等教育教員養成副専攻プログラム 機械システム工学系副専攻プログラム 特別支援教育教員養成副専攻プログラム 電気・電子・システム・情報系副専攻プログラム 中等教育科学(理科)副専攻プログラム 応用化学副専攻プログラム 中等教育科学(数学)副専攻プログラム 化学工学副専攻プログラム 中等教育科学(技術・情報)副専攻プログラム 生物工学副専攻プログラム 中等教育科学(社会・地理歴史・公民)副専攻プログラム 社会基盤環境工学副専攻プログラム 中等教育科学(国語)副専攻プログラム 中等教育科学(英語)副専攻プログラム プログラムを提供する学部 法学部 ビジネス法務副専攻プログラム 現代経済副専攻プログラム 歴史学副専攻プログラム 地理学・考古学・文化財学副専攻プログラム プログラム名 公共政策副専攻プログラム 工学部 輸送機器環境工学副専攻プログラム 教育学部 建築副専攻プログラム 日本語教育副専攻プログラム 生物圏環境学副専攻プログラム 健康スポーツ教育副専攻プログラム 水産生物科学副専攻プログラム 人間生活教育副専攻プログラム 動物生産科学副専攻プログラム 音楽文化教育副専攻プログラム 食品科学副専攻プログラム 造形芸術教育副専攻プログラム 分子細胞機能学副専攻プログラム 生物生産学部 教育学副専攻プログラム 心理学副専攻プログラム 特定のテーマに沿って学んだり、資格を取得したりするプログラム 特定プログラム 主専攻プログラムでは専門的に扱わない分野の学習(高度な外国語能力を育成するものなど)や、資格(学芸員や学校図書館司書教諭など)の取得を目的と した内容で編成されたプログラムです。副専攻プログラムと同様に、特定プログラムを履修していることは対外的に証明されますので、就職活動などで自分を PRすることもできます。 履修開始時期 履修したいプログラムを選択して、許可を受けた場合に主に 2 年次から履修することができます。 ●特定プログラム一覧 ◎特定のテーマに沿って学ぶプログラム ◎資格取得を目指すプログラム プログラム名 プログラム名 化学と生命特定プログラム 学芸員資格取得特定プログラム 情報メディア教育特定プログラム (コンピュータサイエンスコース) (情報デザインコース) 社会調査士資格取得特定プログラム 英語プロフェッショナル養成特定プログラム 学校図書館司書教諭資格取得特定プログラム 社会教育主事基礎資格特定プログラム ドイツ語プロフェッショナル養成特定プログラム 臨床総合医科学特定プログラム 臨床情報医工学特定プログラム 食品臨床試験プロフェッショナル特定プログラム アクセシビリティリーダー育成特定プログラム Education System 024 ♯ 02 教養教育 「大学 での 学 び 」の 根幹を 育む ここに大きな1本の木があります。 みなさんは、 この木を支える根の大きさや深さが想像できますか。 大学での学びを樹木に例えると、教養教育は幹や根にあたります。 みなさんが各学部で学ぶ専門教育は枝や葉に相当します。 幅広い学問分野に接し、視野を広げることが 教養教育の目的です。 広く深く根を張り、太い幹を持ちましょう。 教養教育 の 理念 広島大学 は 、国際平和文化都市広島 の 地域性と国際性を重 んずる建学 の 精神 に 則り、また 我 が 国有数 の 規模をもつ 総 合大学として 社会 の 要請に 応えるため 、 幅広く深 い 教養と総合的 な 判断力を 培 い 、豊 かな人間性を涵養 することを目指 す 教 養 的 教 育 を 行 い 、専 門 的 知 識・技 術 の 習得とあいまって 、人間 の 尊厳と人 類愛 に 基 づく国際理解と世界平和 への 寄 与 を 通して 、国 際 社 会 に 貢 献 する 人 材を育成 することを目指しています 。 教養ゼミ 教養教育科目の科目区分 平和科目 教 養コア 科目 外国語科目 (英語・初修外国語) 情報科目 領域科目 広島大学 の 教育システム 人類 が 蓄積してきた 知 の 意味 や 人類 が 直面して いる課題の所在を学ぶことを通じて、これらの課題 を解決 するために必要な学際的・総合的に考える 能力 や 広 い 視野(多元的・歴史的な視野)から諸 事情を俯瞰し、行動する能力を身につけます。 ●教育目的 教養教育 ● 教 育目的 025 ●教育目的 広島大学の 健康スポーツ科目 大学での学問研究や社会人として知 的活動を行う上 で 基本となる能力 の 習得を目指すとともに、学問の文化的・ 社会的意味について理解を深めます。 パッケージ別科目 共通科目 基盤 科目 専門教育との有機的関連性を持 つ 前専門教育として、それぞれの専門 分野を学 ぶために必要な基礎的知 識 の 学習 により、基礎学問 の 論理 的骨格や体系および 学問形成に必 要な知識・技術を習得します。 教養コア科目 ●教養ゼミ 「大学での学び」は、自主的に学ぶことを基本としています。入学後す ぐに受 講する教 養ゼミで、調 査・情 報 収 集の方 法や討 論 、プレゼン テーション、 レポート作成方法など「大学での学び」のための基本的な 技法について、能動的学習(PBLなど) を通して習得します。 ●平和科目 ●パッケージ別科目 戦争、国際紛争、軍事、核開発、貧困、飢餓、人口増加、環 異なる視点の科目を1つにパッケージする授業科目群で、5つのテーマを設定しています。 境、教育、文化など、 さまざまな観点から平和について考え、 1つのテーマを選択し、複数の授業を有機的に関連づけながら知識の持つ真の意味や広 理解を深めることを目標とします。 がりを実感し、人類や社会が抱える歴史的・現代的な課題を理解することを目標とします。 授業科目例 広島と平和、 平和と人間、 ヒロシマ学、 環境と平和 いのち 、遺伝子、身体、心、 尊厳、宗教、スポーツ など 生命・人間 への接近 *すべての 科目に 平和 に 関 するモニュメント見学と、それに 関 するレ ポートが義務づけられています。 哲学、思想、論理、 情報、歴史、教育、 認知、脳 など 知の営みを 問い直す 規範・習慣、 国家・地域社会、 教育・家族、 科学技術・制度など 文化の交流 と多様性 社会のしくみ と科学 環境・自然 との共生 異文化交流、 国際化、自然、 資源、文化の多様性、 近代化 など 政治経済、価値観、 多様性、地球環境、 物質循環 など 広島市提供 共通科目 ●情報科目 問題解決に必要な情報処理を適切に行うための基礎知識や技術の習得、およびネッ トワーク上のモラルや情報化社会の問題点について、基礎知識の習得を目指します。 ●外国語科目 大多数の学生が受講する情報活用基礎では、情報セキュリティ、 コミュニケーションの グローバル化時代に対応するため、 さまざまな外国語で情 報を受信し、発信できるコミュニケーション能力の養成およ び知識・技能の習得を目的とします。同時に、異なる言語や 文化に対する理解を深めることも目標とします。 開講言語 英語、 ドイツ語、 フランス語、スペイン語、 中国語、韓国語、アラビア語、ロシア語 PICK UP 広島大学外国語教育研究センターでは、英語学習 用 ポッドキャスト「Hiroshima University's English Podcast」を毎週配信しています。広大 生はもちろん、学外の一般の方々も利用できます。 Hiroshima University's English Podcast http://pod.flare.hiroshima-u.ac.jp/cms/ 技能、調査と情報、情報デザインなどを学びます。 ●領域科目 人間が蓄積してきた知識がどのようにして生まれ、育ってきたのか、そして、その根本の 考え方は何であるのか。文化的・社会的な視点等をふまえながら、多様な学問領域の 科目を通じて学ぶことを目標とします。 授業科目例 哲学、 倫理学、アジア史、現代社会と経済、物質とエネルギー、地球科学、 文化人類学、心理学 ●健康スポーツ科目 体力・健康づくりのための科学的理論を習得するとともに、自己の特性やスポーツの 技能水準に適合したスポーツの実践を通じて、生涯にわたってスポーツを楽しむ態度・ マナーや協調性などの社会的スキルを習得することを目標とします。 スポーツ実習種目 テニス、 卓球、バドミントン、バスケットボール、サッカー、スキー、 カヌー、スクーバなど CLOSE UP 名著との対話 ―「主体的に学ぶ」姿勢を身につけるために― 広島大学 では 、在学中に 読 んでほしい 古典・名著を「学長推薦名著」としてリストアッ 学長推薦 名著の例 種の起源(チャールズ ダーウィン) 武士道(新渡戸稲造) 夜と霧(ヴィクトール・E・フランクル)など プしています 。これらの 古典・名著を熟読 することで 、専門教育とは 異なる幅広 い 知識 に 接し、体系的なものの 考え方を学 び 、 「主体的に 学 ぶ 」姿勢を身につけることができ ます 。また 、これらの 古典・名著に 触 れる機会を提供 するため 、学生間 のグループで 議 論しながら読み 進 める授業を、教養教育科目として 開講しています 。 Education System 026 ♯ 03 広大 から世界 へ・世界 から広大 へ グローバ ル 人 材 育 成 留学支援 導 入 プログ ラム START(Study Tour Abroad for Realization and Transformation) プログラム 対象 学部新入生 ベトナム、アメリカ、 インドネシア、オーストラリア、 行先 ニュージーランド、台湾など 約2週間 期間 長期休暇を利用して 、海外 の 協定大学 やその 周辺都市を訪問し、現地大学 での 授業 や 現地大学生との 交流などを行うプログラムです 。学生 の 経済的負担を考慮し、費用 の 一部を大学 が 補助します 。教職員 が 引率 するため 、海外経験 の 少 ない 新入生 でも 安心です 。 第11回START(台湾) 語学・文化研修プログラム ●English Plus ALOHAプログラム 対象 学部生・大学院生 ハワイ 行先 ●夏期中国語・中国文化特別研修 3週間(夏季休暇中) 期間 対象 学部生・大学院生 行先 台湾・北京 期間 2週間(夏季休暇中) 言語教育 で 有名 なハワイ大学 で 、英会話を中心 に 、スタディースキルや 現地 の 現地 の 大学 で 、中国語学習・文化研修・学生交流を行 います 。文化研修 では 、 文化を学 びます 。ハワイ大学 の 学生との 交流 や 学外での 体験学習も行 います 。 台北市・高雄市(台湾)、故宮・万里 の 長城(北京)などを訪問します 。 ●ハンブルク大学海外研修 ●慶煕大学校夏季韓国語短期研修 対象 学部生 行 先 ドイツ 期間 1カ月間(夏季休暇中) 対象 学部生・大学院生 行先 大韓民国 期間 3週間(夏季休暇中) 通常 の 授業に加えて 、参加者2名とドイツ人学生1名がグループとなって 行う少人数 韓国語学習 に 加え、韓国文化 が 体験 できる短期研修 です 。現地 の 学生 が 学習 教育が特徴です 。EU諸国 の 大学に共通 の 欧州共通単位が6単位認定されます 。 や 生活 のサポートをしてくれるトウミ (チューター )制度があります 。 ●エクセター大学英語研修プログラム/エクセターアカデミー英語研修プログラム 対象 学部生・大学院生 行先 イギリス 1カ月間(夏季休暇中) 期間 さまざまな国籍 の 学生 で 構成されたクラスで 学 ぶ 語学研修プログラムです 。滞在期間中はホームステイを経験します 。 エクセターアカデミー 本 格 留 学 プログ ラム ●広島大学短期交換留学(HUSA) プログラム 対象 学部生・大学院生 行先 協定大学(アメリカ・ヨーロッパ・ アジア・オセアニアの24カ国・地域約70大学) 期間 1学期間または1年間 ●大学交換留学コンソーシアム (USAC) プログラム 対象 期間 本学に在学しながら、海外協 学部生・大学院生 定大学に正規交換留学生と 本 来 はアメリカ 国 内 の 大学生向 けのプロ 得単位 は 帰国後、本学 で 履 グラムですが、本学の 修した 単位として 認定し、留 学 生 もこのプログラ 学期間を 含 め 4年間 での 卒 ムを 利 用 できます 。 業を目指します(一部認定外 HUSA プログラムと の 単位あり)。留学中 の 授業 同様 に 、留学中 の 授 料は本学に納めるため、特に 業料 は 本学 に 納 め 、 英語圏の大学 への私費留学 留学先大学への支 トゥールーズ・ル・ミライユ大学 協定大学(アメリカ・ヨーロッパ・ 1学期間または1年間 して 在籍します 。留学先 の 取 よりも経済的です。 行先 アジア・中南米・オセアニア・アフリカの23カ国34大学) 払いは不要です。 オスロ大学 STUDENT’S VOICE 留学のための TOEFL支援 本学 の 協定大学 の 多くは 、英語によ る短期交換留学プログラムを開講し ているため 、非英語圏 の 留学プログ ラムにお いても 基 本 的 に 英 語 力 が 必要 です 。本学 では TOEFL模擬試 験(TOEFL ITP)を実施しており、 スコアが 基準未満 の 場合 は 、学内 で の 集中講義 などで 留学 に 必要 な 語 学力を身につけることができます 。 027 広島大学 の 教育システム STARTプログラムでアメリカへ 理学部物理科学科 4年次生 浦野 正洋 HUSAプログラムでスウェーデンへ 総合科学部総合科学科 4年次生(平成25年度) 村上 友里 学生 の 経済的負担が少ないことがこのプ 英語 でのディスカッションやプレゼンテー ログラムの 利点 だと思 います 。留学先 で ションが 中心 の 授業 ですが 、スウェーデン は 、先生 のリードにしっかり応えて 活発 に 語 の 授業 もあり、10人程度 の 少人数 ク 発 言 する 学 生 の 姿 が 印 象 的 でした 。実 ラスで 文法 や 会話表現を学 びました 。留 際 に 現地 で 英語を使うことで 、自分 の 英 学中 は 大学寮に 滞在したのですが 、現地 語力 の 課題 が 明確 になり、さらに 意欲 が の 友人と映画を見 たりお 互 いの 国 の 料理 湧 いてきました 。 を作ったりして 、楽しく過ごせました 。 海外ネットワーク・拠点 広島大学では、世界35カ国・地域、135機関と大学間国際交流協定を、 また49カ国・地域、235機関と部局間国際交流協定を締結しています (平成26年3月1日現在) 。 さらに、中国、台湾、 ロシア、 ケニア、 ブラジル、ベトナム、 インドネシア、韓国の8カ国・地域に海外拠点を設置しています。 ※地図中の国名は大学間国際交流協定締結国です。派遣先・派遣元地域別の学生数について、上段は平成24年度派遣学生数(学会・シンポジウム・ワーキングホリデー等は除く)、下段は平成25年11月1日の 外国人留学生数(在留資格「留学」以外の者を除く)を掲載しています。 ◎広島大学 台湾センター ◎広島大学 韓国センター 北アメリカ 韓国 フランス オランダ イギリス スウェーデン カザフスタン フィンランド ドイツ オーストリア ブルガリア セルビア ポーランド ◎広島大学 北京研究センター ◎広島大学・ 上海師範大学 文化教育共同 研究センター 台湾 トルコ ヨルダン 中国 ◎ロシア・ トムスク国立教育 大学内広島大学オフィス 中東 ヨーロッパ ロシア アメリカ合衆国 カナダ 年間約 600 名が海外へ留学 (平成24年度実績) 世界 69ヵ国・地域から 1110 名を受け入れ (平成25年11月1日現在) ヨーロッパへ 151人 ヨーロッパから 37人 北米へ 85人 北米から 中東から 15人 16人 アジアへ 313人 アジアから 998人 アフリカへ 中・南米から 14人 3人 アフリカから インドネシア オセアニアへ 23人 ◎広島大学 バンドンセンター 35人 マレーシア ベトナム ◎広島大学 ベトナムセンター タイ フィリピン シンガポール 南アメリカ オーストラリア ニュージーランド 東南アジア シエラレオネ バングラデシュ スリランカ インド オセアニア ◎ケニア・ケニヤッタ大学内 KU-HUコラボレーション リソースセンター 南アジア アフリカ ガーナ ケニア 7人 中央アメリカ オセアニアから ドミニカ ブラジル ◎広島大学 ブラジルセンター STUDENT’S VOICE 被爆都市・ヒロシマに関心を持ちマレーシアから広大へ。 ルーマニアから、生命科学に関する研究が活発な広大へ。 工学部第三類 4年次生 医歯薬保健学研究科博士課程前期薬科学専攻 2年次生(平成25年度) NG WAI YEE(マレーシア) CONTU VIORICA RALUCA(ルーマニア) 私は高校 でヒロシマについて 学 び 、関心を持ち、留学を決意しま 日本 で 学 ぶことに 魅 力 を 感じ 、さまざまな 大 学 を 見 てみました した 。広島 は 、地球上 で 原子爆弾 が 投下 された 、わずか 2都市 が 、中 でも原子爆弾投下 の 歴史から、生命科学 の 研究が 盛 んに のうちの 1 つです 。このような歴史を持 つ 広島 の 人 たちは 、平和 行 われている広島大学に 興味を持って 選 びました 。広島大学に を大切 にしているように 感じますし 、世界中 の 人々 にもこのよう おける学部6年間・大学院2年間 の 勉強と研究を通して 、自分が な気持ちを持ってほしいと思 います 。そのため 、私が 広島大学 へ 留学し、経験したこ やる気 があって 成長していきたいという気持 ちがあれば 、大学 がしっかりサポートを とを多くの 人に伝えていきたいと思 います 。 してくれるということを感じました 。 国際センター 国際センターは、広島大学の国際化の推進・実施に関して中心的な役割を担う教育研究機関です。 学内においても国際交流活動の推進のために、 さまざまな異文化交流の場を提供しています。 ●会話パートナー 留学生と日本人学生がお互 いに学 びたい 言語を話 す練習相手になり、語学力の向上を目指します。 ●留学生チューター制度 新入留学生1人を日本人学生1人 が 担当します 。 生活・学習 のサポートを行う中 で 、異文化体験につ ながります 。 ●国際交流イベント 留学生と日本人学生が学内で交流を深められるイベントを開催しています。 ●Regional World Cooking ●International Luncheon 留学生が講師となり、日本人学生と一緒に 出身国の伝統料理を作り食 べることを通し て 、世界各国の食文化を楽しみながら学 べ ます(学期に1∼2回開催)。 持参した 昼食を食 べながら、日本語& 英語 で 異文化理解を深 めます(毎週 木曜日昼休憩/学生プラザ1F)。 International Luncheon ●学生主催イベント ●NOIE(Network of International ●International Cafe ●日中交流茶話会 国際交流を積極的に行いたい学生に、学内外の国際 交流活動などに参加するための情報を提供しています。 使用言語 は自由 で 、語学力 に 関 わらず 気 軽に 参加 できます(毎週火曜日18:00∼ 20:00/学生プラザ1F)。 中国語や中国語圏に興味のある日本人学 生と留学生 の 交流 の 場 です(毎週木曜日 /18:00∼20:00/学生プラザ1F)。 Exchange 国際交流ネットワーク) Regional World Cooking Education System 028 ♯ 04 さらに 広く深く、学 びを 究 める 大学院 大学院は、専攻分野についての、より専門的、応用的、先端的な学問と研究を通して、人材の育 成を行う場です。大学教員、研究機関の研究員として科学研究の発展に寄与する研究者や、特 定の分野に関する深い学識を活かす職業人などの、高度で専門的な能力を備えた人材に加え、 社会のさまざまな分野でリーダーシップを発揮する、高度で知的な素養のある人材を育成します。 広島大学では、 自然科学、人文科学、社会科学のすべての学問分野・研究領域をカバーする、11の研究科を設置しています。 学部からの卒業生に加え、海外からの留学生や社会人など、多くの学生が大学院に進学し、 さらにその学びを深めています。 学部から大学院進学の主な流れ 就職・ 他大学院進学 など 他大学卒業生 就職・ 留学生・社会人 他大学院進学 など など 卒業 入学 他大学院修了生 留学生・社会人など 修了 入学 2年次 3年次 4年次 1年次 学士課程(4年) 進学 早期履修制度 入学 修了 大学院 学 部 1年次 就職(企業・研究機関) など 学業成績が 優秀 で 本学大学院に進学を 志望 する学部生 が 、大学院教育課程 の 授業科目を履修し、そこで 修得した 単位 を、該当の研究科 へ 入学した際の修了に 必 要 な 単 位 に 含 めることができる 制 度 で、多くの研究科が導入しています。 2年次 1年次 博士課程前期・ 修士課程 (2年) 進学 2年次 3年次 博士課程後期 (3年) ※医歯薬保健学研究科医歯薬学専攻は、 博士課程(4年)です。 大学教員 博士研究員 (ポストドクター) など 修了 専門職学位課程 進学 (法務研究科) (法学未修者3年、 法学既修者2年) 修了 法曹など ※上記の他、大学院とは異なりますが、卒業後に特別支援学校教諭または特別支援教育コーディネーターを目指す学生を対象に、特別支援教育特別専攻科が設置されています。 学 部 1年次 2年次 3年次 4年次 大学院 5年次 医学部医学科・歯学部歯学科・薬学部薬学科 入学 1年次 6年次 ※医学部医学科、歯学部歯学科の学生で大学院に進学を希望 する学生の大半は、 卒後臨床研修を経て進学しています。 卒業 卒後臨床研修・薬剤師 他大学院進学・就職など 3年次 4年次 医歯薬保健学研究科医歯薬学専攻 進学 学士課程(6年) 2年次 博士課程(4年) 入学 大学教員 博士研究員 (ポストドクター) など 修了 修了 他大学(院)卒業(修了)生 留学生・社会人など 医師・歯科医師・薬剤師 就職・留学など ※各研究科の紹介は、103∼106ページをご覧ください。 専門職・技術職への高い就職率 (平成24年度) 大 学 院 修 了就 職 者 の 職 種 は 、 その他 7人 サービス職業従事者 5人 販売従事者 1人 ●職業別就職状況 研究職を含む専門職・技術職 が 8割を占 め(80.1%)、学部卒 業生(47.1%)を 大きく上回っ ています 。特 に 理系分野 におい て 、専門職・技術職 への 就職 を 希望 する場合は、大学院に進学 管理的職業・ 事務従事者 など 620人 就職者 1,173人 就職 し 、高 い 専 門 性 をさらに 身 につ 専門的・技術的 職業従事者 553人 47.1 % 科学研究者 39人 農林水産技術者 9人 管理的職業・ 事務従事者 151人 その他 58人 保健医療 38人 製造技術者(開発)247人 就職者 専門的・技術的職業従事者 660人 80.1 % 824人 就職 教員 117人 けることが 求 められます 。 製造技術者(開発除く)29人 その他の技術者 25人 情報処理技術者 53人 [学部] [大学院] 建築・土木・測量 45人 経済支援制度 本学大学院 の 学生が、経済事情に関 わらず 、安心して 学問・研究に取り組むための 支援制度を整備しています 。 ●各種奨学金 ●入学料免除・入学料徴収猶予/授業料免除 ●広島大学エクセレント・スチューデント・スカラシップ (成績優秀学生奨学制度) ●ティーチング・アシスタント (TA)/リサーチ・アシスタント (RA) ●国際学会発表経費補助 029 広島大学 の 教育システム PICK UP ティーチング・アシスタント (TA)/リサーチ・アシスタント (RA) 講義や演習において、教員の補佐をするための大学院生(TA)、教員の研究や、研究プロジェクトに従事する大 学院生(RA)を積極的に雇用し、職務に応じた手当を支給しています。職務を果たすために必要な心構えや知 識・技能を修得することで、学生の能力向上も図っています。 CLOSE UP 実績とデータで見る広島大学 ●文部科学省「大学の世界展開力強化事業」 に採択(平成25年度) この事業は、高等教育の質の保証を図りながら、 日本人学生の海外留学と外国人学生の受入れを行う国際教育連携の取組を支援するも のです。 全国の国公私立大学から25件の申請があり、 7件が採択されました。 本学から採択された「アジアの共同経済発展と信頼関係の確 立による平和構築に貢献する中核人財教育プログラム」構想による、 タイおよびインドネシアとの学生交流、 英語による講義や国際課題研究、 アジアで事業展開する日本企業等での中長期インターンシップを通じて、 日本を含むアジア全体における共同の経済の発展と信頼関係の確 立をもたらし、 平和構築に貢献する中核的人財の養成を目指します。 詳しい情報はこちらから! http://www.hiroshima-u.ac.jp/news/show/id/18638 ●文部科学省「地(知) の拠点整備事業」 に採択(平成25年度) この事業は、 大学等が自治体と連携し、 全学的に地域を志向した教育・研究・社会貢献を進める大学を支援することで、 地域コミュニティの中 核的存在としての大学の機能強化を図るものです。 全国の大学等からの319件の申請のうち52件の取組が採択されました。 本学から採択さ れた「平和共存社会を育むひろしまイニシアティブ拠点」事業による広島地域との連携を通じて、 「ひろしま」を知り、 理解し、 発信することのでき る人材育成を目指します。 詳しい情報はこちらから! http://www.hiroshima-u.ac.jp/news/show/id/17661 ●教養教育履修システム評価 国立大学 1位 教養教育における履修システム (初年次ゼミ、 学際的科目、 履修方法等) の総 合評価において、 1つのテーマを複眼的に学び広く深い教養を身につけることが できる独自のパッケージ科目などが高い評価を受けています。 ●高校教員採用者数ランキング 全大学 教員採用者数において、 高校教員では全大学中1位、 中学校教員では全大 学中9位、 小学校教員では10位と、 いずれも高い実績を誇っています。 〈「大学選び2014年」 (中央公論新社)より〉 〈「対決!大学の教育力」 (朝日新聞出版)2010年3月より〉 ●大学ブランド・イメージ調査 全大学 ●特許登録件数 国立大学 4位 日経BPコンサルティングが実施した「大学ブランド・イメージ調査2013-2014」 にお いて、 広島大学が全国で第4位、 中国・四国地区第1位にランクされています。 1位 8位 大学における研究開発力の評価指標の1つである特許登録 (2003∼2012) に おいて、 国立大学8位にランクされています。 〈「2014年版大学ランキング」 (朝日新聞出版)より〉 〈「日経BPコンサルティング」ウェブサイト 2013年11月22日より〉 ●障害学生への支援 全大学 ●科学研究費補助金採択件数 国立大学 1位 障害学生の修学支援、 支援方法の開発、 人に優しい社会をリードする人材「ア クセシビリティ リーダー」の育成などの事業を通して、 大学教育のユニバーサルデ ザイン化を推進しています。 競争的研究資金である科学研究費補助金の採択件数から各大学の研究活 性度をみることができます。 広島大学は毎年トップ10にランクインしています。 〈「研究者が所属する研究機関別配分件数上位30(2013年度新規採択+継続分)」 (機関独 立行政法人日本学術振興会)より〉 〈「2009年版大学ランキング」 (朝日新聞出版)より〉 ●大学満足度調査 国立大学 ●論文被引用数ランキング 国立大学 6位 9位 10位 日本経済新聞社と日経HRが共同で実施したビジネスパーソン対象の「卒業大 学満足度調査」において、 教育研究内容、 キャンパスの施設、 社会的なイメー ジなどが高く評価されています。 広島大学は、 わが国の基幹大学の1つに位置づけられる総合研究大学として、 特徴的な世界レベルの研究を展開しています。 アメリカの科学データ情報企業、 トムソン・ロイターが毎年発表している 「論文被引用数ランキング」において国立 大学10位にランクされています。 〈「日本経済新聞」2012年11月5日より〉 〈「2013年版 論文の引用動向からみる日本の研究機関ランキング」 (トムソン・ロイター)より〉 産学連携 国内外の産業界と連携し、共同研究や人材育成を推進しています。 ●共同研究・受託研究 企業等 の 研究者と大学 の 教員 が 共同 で 研究を行う 「共同研究」や、企業等の委託を受けて教員が研究を 行う「受託研究」を受け入れています。 ●包括研究協定 企業等の体系的・継続的な研究開発のニーズに対応 できるよう、包括的研究協力を推進しています。 共同研究受入実績の件数 360 件 (平成24年度) 協定締結数 52 件 共同研究等の成果として、 さまざまな 産学連携商品が生まれています。 企業との共同研究の結果、食品や工業製品、医薬品など多数の商品 が誕生しています。 〈産学連携商品の一例〉 ●連携企業/株式会社 にしき堂 ●連携企業/マツダ株式会社 (平成25年5月現在) ●人材育成 理工学学生を主な対象とし、 「ベンチャーマインドを有 する創造的人材育成」と「経営の わかる理工系人材 の育成」をミッションとして 技術経営(MOT)教育を開講。地域一般 の方々に公開されているプログラムもあります。 また、技術相談や企業訪問、研究協力会などを実施し、産業界へのサービス強化に努めて いるほか、印刷物やウェブサイトなどでも積極的に本学の研究関連情報を発信しています。 八朔銘菓せとこまち ポリ乳酸バイオプラスチック自動車内装 (プレマシー水素REハイブリッドに搭載) Accomplishments 030