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講習会参加者各位 2012 年 11 月 19 日 ノートパソコンで出来る原子レベルのシミュレーション入門講習会 電子状態計算演習 ~電子状態計算ソフト(ABINIT 等)の紹介~ VMware Player + Ubuntu のインストール 本書では,当該演習において使用する Linux 環境を Windows 機上で実現するための手段として, VMware Player を活用した Ubuntu Linux 仮想マシン環境の構築方法を説明します.ご自身のノート パソコンに対して,以下の手順に基づいて設定を行って下さい. 1. 準備 1.1 対象ファイル(2 節「ダウンロード方法」により入手) ・VMware-player-3.1.5-491717.exe VMware Player インストーラ ・Ubuntu-8.04-Japanese_mdnote.zip VMware 用 Ubuntu 仮想マシンファイル(ZIP 圧縮) 本書では内蔵ハードディスク(通常 C パーティション,以降単にハードディスクと記述)にフォ ルダ「C:¥work」を作成し,この中に両ファイルを保存することにします.なお外部記憶媒体(USB メモリ,SD カード,メモリースティック,外付けハードディスク等,以降単に外部記憶媒体と記 述)を使用される場合は,以降の説明においてパーティション名”C”を外部記憶媒体のパーティシ ョン名(”D”,”E”,”F”等)に適宜置き換えて下さい. また,VMware Player インストーラは定期的にバージョンアップがなされているため,最新版に ついてはファイル名が上記と異なる場合があります.本書では Ver.3.1.5 のインストーラを対象にし て説明を行いますが,Ver.3.1.5 以降であればバージョンが異なっても操作上支障はないと考えられ ますので,入手時点で最新のインストーラをご利用いただいても構いません. 1.2 ハードディスク(もしくは外部記憶媒体)のパーティション名の確認 (a) ご使用の Windows 機において,[スタート]>[コンピュータ]を開きます.その結果,本 機で利用可能な全てのハードディスクおよび外部記憶媒体が表示されます. (b) 本画面において内臓ハードディスクは「ローカルディスク(C:)」のように表示され,”C”がパ ーティション名に該当します.また外部記憶媒体は「リムーバブルディスク(F:)」のように 表示され,”F”がパーティション名となります. ※ 内臓ハードディスク(ローカルディスク)の場合パーティション名は通常固定されますが, 外部記憶媒体(リムーバブルディスク)の場合はデバイスの接続状況によってパーティシ ョン名が変わる可能性があることにご注意下さい. 1 内蔵ハードディスク 外部記憶媒体(例) 1.3 ハードディスクの容量確認 (a) [スタート]>[コンピュータ]を開いた後,インストール対象となるハードディスクを右 クリックで選択し,プルダウンメニューから[プロパティ]を選択します. (b) 以下のプロパティ画面から,ディスクの空き領域の容量が 6GB 以上あることを確認して下 さい. ※ ハードディスクの空き領域の容量が 6GB に満たない場合は,不要なファイルを削除するな どして容量を確保して下さい.もしくは,ハードディスクの代替として 6GB 以上の容量を 持つ外部記憶媒体をご用意下さい. 2 1.4 作業用フォルダの作成 (a) 1.1 節の対象ファイルを保存するディスク(ハードディスクもしくは外部記憶媒体)を開き, 右クリックにより現れるプルダウンメニューから[新規作成]>[フォルダ]を選択します. (b) 「新しいフォルダ」という名前のフォルダが新規に作成されていることを確認します. 3 (c) フォルダ名を「新しいフォルダ」から「work」に変更します. 2. ダウンロード方法 2.1 VMware Player のダウンロード (a) 以下のサイトにアクセスし,VMware Player インストーラを入手します http://downloads.vmware.com/d/info/desktop_downloads/vmware_player/3_0 なお今回は版履歴(Version History)のなかから,VMware Player 3.1.5(Version: 3.1.5, 2011/10/04, Build: 491717)を選択することにします. (b) ラベル「VMware Player 3.1.5」付近の[Download]をクリックします. (c) 画面に「Register for your FREE Download」のメッセージが表示されたら,ご自身の氏名(First Name, Last Name),E-mail アドレス(Email)を入力し,[Continue]ボタンをクリックして 下さい. 4 (d) 画面に「Your Contact Information」のメッセージが表示されたら,国(Country),パスワード (Password),利用規約へのチェックを入力した後に[Register]ボタンをクリックして下さ い. (e) 画面に「VMware Player Free Product Download」のメッセージが現れたら, 「VMware Player 3.1.5」付近の「VMware Player 3.1.5 for 32-bit and 64-bit Windows」に対する[Download]ボタ ンをクリックします.その後[保存]を選択し,作業用フォルダ「C:¥work」内にファイル (VMware-player-3.1.5-491717.exe)を保存してください. 2.2 VMware 用 Ubuntu 仮想マシンファイルのダウンロード (a) 以下のサイトにアクセスし,VMware 用 Ubuntu 仮想マシンファイルを入手します. http://tsme.me.es.osaka-u.ac.jp/mdnote/ (b) 以下の Web 画面において[こちら]を右クリックで選択した後,プルダウンメニューから [対象をファイルに保存]をクリックして下さい. (c) ファイルの保存場所を「C:¥work」に設定し, [保存]をクリックするとダウンロードが開始 されます.ファイルサイズが大きいため(1.2GB 程度),ダウンロード完了まで時間を要す ることにご注意ください. ※ なお,1.4 節において作業用フォルダを外部記憶媒体(仮に”E”パーティションとします) に作成された場合は,「E:¥work」内に本ファイルを保存することになります.保存の方法 は変わりません. 5 【ダウンロードが不調の場合】 ※ ご使用のネットワーク環境等の兼ね合いで上記ファイルのダウンロードがうまく行えない 場合は,本書 4 節に記載のアドレスまでご連絡ください.別途対応をさせて頂きます. 3. インストール手順 3.1 VMware Player のインストール (a) VMware Player インストーラ(VMware-player-3.1.5-491717.exe)のアイコンを左ダブルクリ ックし,インストーラを起動します. ※ ここで Windows から「プログラムを続行するにはあなたの許可が必要です」との表示が現 れた場合は[続行]をクリックします. (b) 以下の画面が表示されたら[次へ]をクリックします. (c) インストール先フォルダの設定:[次へ]をクリックします. ※ なお,インストール先フォルダを変更する場合は[変更]をクリックし,インストール先 ディレクトリを選択します.通常はデフォルトの設定で構いません. 6 (d) ソフトウェアの更新:お好みの選択をし,[次へ]をクリックします. (e) ユーザーエクスペリエンス改善プログラム:お好みの選択をし, [次へ]をクリックします. (f) ショートカットの構成:[次へ]をクリックします. (g) 以下の画面が表示されたら[続行]をクリックします. 7 (h) インストールが完了するまで待機します(以下はインストール中の待機画面). (i) インストールが完了して以下の画面が表示されたら[今すぐ再起動]をクリックし,Windows を再起動します. 8 3.2 VMware 用 Ubuntu 仮想マシンファイルの準備 (a) 2.2 節 に お い て ダ ウ ン ロ ー ド し た Ubuntu-8.04-Japanese_mdnote.zip を 作 業 用 フ ォ ル ダ 「C:¥work」内に展開します.Windows の ZIP ファイル展開機能を用いる場合は,ファイル 「Ubuntu-8.04-Japanese_mdnote.zip」を右クリックで選択し,以下画面のプルダウンメニュー から[すべて展開]を選択します. 続いて,以下の画面が表示されたらファイルの展開先として「C:¥work」を選択します. 9 ※ なお,1.3 節において作業用フォルダを外部記憶媒体(仮に”E”パーティションとします) に作成された場合は,Ubuntu-8.04-Japanese_mdnote.zip を「E:¥work」内に展開することに なります.展開の方法は変わりません. (b) 全 て の フ ァ イ ル が 展 開 さ れ る ま で 待 機 し ま す . 最 後 に 「 C:¥work 」 内 に フ ォ ル ダ 「Ubuntu-8.04-Japanese_mdnote」が作成されていることを確認してください. (c) Ubuntu-8.04-Japanese_mdnote フォルダの中に移動し,以下のファイルが含まれていることを 確認します.ここで「Ubuntu.vmx」が基となる仮想マシン構成ファイルです. 10 ※ ディスク容量に余裕が無い場合は,上記フォルダ展開後に Ubuntu-8.04-Japanese_mdnote.zip を削除して頂いて構いません. 11 3.3 VMware 用 Ubuntu 仮想マシンの起動 (a) デスクトップ上の以下のアイコンを左ダブルクリックし,VMware Player を起動します. ※ 初回起動時には「使用許諾契約」に関する画面が表示されます. 「使用許諾契約の条項に同 意します」を選択し,[OK]をクリックして下さい. ※ VMware Player 起動時に以下のウィンドウが表示されることがありますが,ここでは[後 で通知する]をクリックしてください. (b) 以下の画面が表示されたら[仮想マシンを開く]を選択します. 12 (c) 以 下 の よ う な フ ァ イ ル 選 択 画 面 が 表 示 さ れ た ら , 3.2 節 に お い て 準 備 し た フ ォ ル ダ 「 C:¥work¥Ubuntu-8.04-Japanese_mdnote 」 に 移 動 し , Ubuntsu 仮 想 マ シ ン 構 成 フ ァ イ ル 「Ubuntu.vmx」を選択します. (d) 以下の画面が表示されたら「仮想マシンの再生」をクリックします. 13 (e) Ubuntu 仮想マシンが起動を開始します.幾つかの画面展開が行われますが,その間待機し ます(以下は途中経過の例). ※ Ubuntu 仮想マシン起動中に以下の画面が表示された場合は[OK]をクリックします(動 作上特に支障はありません). 14 (f) 仮想マシンの起動が完了すると以下のようなログイン画面が表示されます.以下に示すユー ザ名およびパスワードを入力してログインします. ※ユーザ名: md ※パスワード: md1234 (g) ログインに成功すると以下のような画面が表示されます.この状態で Ubuntu Linux システム が使用可能となります. ※ ネットワークが接続されている環境の場合,Ubuntu 構成ファイルのアップデートを促す以 下のようなバルーン表示が現れることがあります.演習時等アップデートが必要ない場合 はバルーン右上部の[×]マークをクリックし,表示を停止します. ※ アップデートを行う際は,該当ファイルのダウンロードおよびインストールに時間を要し 15 ますのでご注意ください. 3.4 VMware 用 Ubuntu 仮想マシンの終了 VMware Player + Ubuntu を終了する際は以下の手順を踏みます.([×]をクリックするなど直接 ウィンドウを閉じることは避けてください.仮想マシンファイルが破損する恐れがあります). (a) Ubuntu Linux のメニューから[システム]>[終了]を選択します. (b) 以下の画面が表示されたら[シャットダウン]をクリックします.その後,シャットダウンの 画面展開が完了するまで待機してください. 16 4 お問合せ先 本書中の手順,動作等に関してご不明な点がございましたら下記までお問い合わせ下さい. 大阪大学大学院 基礎工学研究科 機能創成専攻 君塚 肇(きみづか はじめ) E-mail: kimizuka[at]me.es.osaka-u.ac.jp [※ご送信の際は[at]を@に変えてください. ] また,対象ファイル(1.1 節)のダウンロードが不調の場合につきましてもご一報下さい.別途 対応致します. 5 参考図書 Ubuntu Linux の使用方法,設定等に関して詳細を知りたい方は,以下の図書を参考になさって下 さい. • 小林 準, “Ubuntu Linux 入門キット-改訂版 8.04 対応”, 秀和システム (2008 年). • 佐々木 康之, “Ubuntu ではじめる Linux パソコン”, 技術評論社 (2008 年). • Benjamin Mako Hill, Jono Bacon, Corey Burger, Jonathan Jesse, Ivan Krstic, “Ubuntu 徹底入門 The Official Ubuntu Book 日本語版”, 翔泳社 (2007 年). 以上 17