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メディア ゲートウェイの管理

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メディア ゲートウェイの管理
C H A P T E R
6
メディア ゲートウェイの管理
この章では、Media Gateway(MG; メディア ゲートウェイ)の管理例を示します。次のような内容
を取り扱います。
•
MG の概要(P. 6-2)
•
MG MIB テーブル(P. 6-3)
•
プラットフォームとカードのサポート(P. 6-5)
•
カード パラメータ(P. 6-5)
•
メディア ゲートウェイ管理の設定(P. 6-6)
•
ドメイン名テーブルの管理(P. 6-8)
•
IP アドレス解決テーブルの管理(P. 6-10)
•
MGC テーブルの管理(P. 6-12)
•
MG エンドポイント テーブルの管理(P. 6-14)
•
AAL2 ベアラー相互接続テーブルの管理(P. 6-16)
•
シグナリング相互接続の管理(P. 6-18)
Cisco WAN Manager SNMP Service Agent ユーザ ガイド
OL-6260-01-J
6-1
第6章
メディア ゲートウェイの管理
MG の概要
MG の概要
メディア ゲートウェイ(MG)は、回線交換ネットワークからのデジタル音声ストリーム チャネル
の終端となるデバイスです。メディア ゲートウェイは、plain old telephone service(POTS; 一般電話
サービス)と public switch telephone network(PSTN; 公衆電話交換網)向けの音声圧縮およびエコー
消去、IP/ATM サポート向けの音声およびファックス信号の機能を備えています。
Media Gateway Controller(MGC; メディア ゲートウェイ コントローラ)は、Media Gateway Controller
Protocol(MGCP; メディア ゲートウェイ コントロール プロトコル)を使用する VoIP ネットワーク
のコール制御を行います。MGC は virtual switch controller(VSC; 仮想スイッチ コントローラ)また
は 呼エージェントとも呼ばれます。
MGC の機能は次のとおりです。
•
接続の確立、管理、および切断
•
セッションの管理
•
シグナリングと発呼
MG は次のモードで動作します。
(注)
•
スイッチング:MGC はコール制御インターフェイスと PSTN シグナリング インターフェイス
として機能します。このモードでは、MGC は MGCP を使用して MG を制御します。
•
トランキング:MGC は使用されません。
CWM Service Agent は MG だけを管理し、MGC は管理しません。
Cisco WAN Manager SNMP Service Agent ユーザ ガイド
6-2
OL-6260-01-J
第6章
メディア ゲートウェイの管理
MG MIB テーブル
MG MIB テーブル
VISM および VISM-PR の MG 管理には、次の MIB テーブルを使用します。
•
svVismTable
•
svMGCTable
•
svMGSupProtocolTable
•
svMGCProtocolTable
•
svMGCResolutionTable
•
svSRCPPeerTable
•
svXGCPPeerTable
•
cwmVismSessionSetTable
•
cwmVismSessionGrpTable
•
cwmVismRudpSessionTable
•
cwmVoIpCodecTable
•
cwmCodecGenParamTable
•
cwmMgDomainTable
•
cwmTonePlanTable
•
cwmMgcRedGrpTable
•
cwmMgcRedGrpParamTable
•
cwmMgcRedGrpProtocolTable
•
cwmAal2ProfileTable
•
cwmAnnouncementTable
•
cwmCodecTemplateTable
•
cwmSrcpPeerGrpParamTable
•
cwmXgcpEventTable
•
cwmRsvpSessionTable
•
cwmRsvpSenderTable
•
cwmRsvpSenderOutInterfaceTable
•
cwmRsvpResvTable
•
cwmRsvpResvFwdTable
•
cwmRsvpIfTable
•
cwmDsx1VismCnfGrpTable
•
cwmT38FaxRelayTable
•
cwmLapdTrunkTable
•
svMGEndpointTable
•
cwmVismDs0CnfTable
•
cwmVismAal2CidCnfTable
•
cwmVismHdlcChanTable
•
cwmVismLapdTable
•
cwmVismLapdDlcTable
•
cwmRTPConnTable
Cisco WAN Manager SNMP Service Agent ユーザ ガイド
OL-6260-01-J
6-3
第6章
メディア ゲートウェイの管理
MG MIB テーブル
VXSM MG 管理には次の MIB テーブルを使用します。
•
svMGCTable
•
svMGSupProtocolTable
•
svMGCResolutionTable
•
cwmMgDomainTable
•
cwmTonePlanTable
•
cwmMgcRedGrpTable
•
cwmMgcRedGrpParamTable
•
cwmMgcRedGrpProtocolTable
•
cwmAnnouncementTable
•
cwmEntitySensorTable
•
cwmSensorThresholdTable
•
cwmResPolicyTable
•
cwmVgwDspConfigTable
•
cwmVgwCodecConfigTable
•
cwmVgwIpConfigTable
•
cwmVgwGenConfigTable
•
cwmMedxLinkConfigTable
•
cwmMedxProfileConfigTable
•
cwmMgcIpConfigTable
•
cwmProgrammableToneTable
•
cwmLifTable
•
cwmToneIdTable
•
cwmMedxTerminationTable
•
cwmVoiceServiceTable
•
cwmCasGrpCfgTable
•
cwmDs0CrossConnectTable
Cisco WAN Manager SNMP Service Agent ユーザ ガイド
6-4
OL-6260-01-J
第6章
メディア ゲートウェイの管理
プラットフォームとカードのサポート
プラットフォームとカードのサポート
CWM Service Agent により、次のカードとプラットフォームに対する MG 管理がサポートされます。
プラットフォーム
サポートされているカード
MGX 8850(PXM1)
VISM-8T1E1
VISM-PR-8T1E1
MGX 8850(PXM1E)
VISM-PR-8T1E1
MGX 8830
VISM-PR-8T1E1
MGX 8850(PXM45)
VISM-PR-8T1E1
VXSM-T1E1
VXSM-155
MGX 8880
VXSM-T1E1
VXSM-155
カード パラメータ
svVismTable には、MG 管理用のカード レベルのパラメータが含まれます。
次のオブジェクト グループも MG 管理に適用できます。
•
IP グループ:ベアラーと制御トラフィック用の MG IP アドレスのパラメータを含みます。
•
システム グループ:ゲートウェイのリビジョンとケイパビリティを取り扱う読み取り専用オブ
ジェクトを含みます。
•
DSP グループ:MG での digital signal processor(DSP; デジタル信号プロセッサ)の管理用のオ
ブジェクトを含みます。
•
VoIP グループ:VoIP に固有のオブジェクトを含みます。
•
AAL2 グループ:AAL2 を適用する場合に固有のオブジェクトを含みます。
•
INTEROP グループ:MG の相互運用性を取り扱うオブジェクトを含みます。
•
XGCP グループ:基本的な MGCP と Simple Resource Coordination Protocol(SRCP; 簡易リソース
調整プロトコル)を取り扱うオブジェクトを含みます。
Cisco WAN Manager SNMP Service Agent ユーザ ガイド
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6-5
第6章
メディア ゲートウェイの管理
メディア ゲートウェイ管理の設定
メディア ゲートウェイ管理の設定
ここでは、Service Agent を使用して MG を管理する手順を示します。
IP アドレスの設定
MG の IP アドレスを設定するには、svVismTable の次のオブジェクトを指定して SET 要求を入力し
ます。
(注)
•
svVismIpAddr
•
svVismSubNetMask
MG の IP アドレスは他の設定を行う前に設定する必要があります。
シンタックス
例 6-1 では、次の設定を使用します。
•
CWM ホスト = cwmult64
•
MGX ホスト = 105p2cw4
•
スロット番号 = 21
IP アドレスを設定するには、例 6-1 のシンタックスを使用します。
例 6-1
IP アドレスの設定
host% snmpset -p 8161 -t 60 -c private <cwmult64> \
svVismIpAddr.<8.49.48.53.112.50.99.119.52>.<0>.<21> octetstringascii <10.29.23.2> \
svVismSubNetMask.<8.49.48.53.112.50.99.119.52>.<0>.<21> octetstringascii
<255.255.255.254>
トラップ
トラップ trapVismScalarChange(50745)が生成されます。
vismConfigChangeTypeBitMap を bit-13 に設定します(開始ビットは bit-0)
。
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6-6
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第6章
メディア ゲートウェイの管理
メディア ゲートウェイ管理の設定
その他のカード パラメータの設定
VISM/VXSM の IP アドレスとサブネット マスク以外のカード パラメータの設定はオプションで
す。カードとゲートウェイの初期化の時点ですべてのパラメータにデフォルト値が与えられます。
これ以外の読み取りと書き込みのカード パラメータを設定するには、svVismTable のオブジェクト
を指定して SET 要求を入力します。カード パラメータ オブジェクトの一部はスイッチング モード
の場合にだけ必要となります。それ以外はトランキング モードの場合に必要です。
シンタックス
例 6-2 では、次の設定を使用します。
•
CWM ホスト = cwmult64
•
MGX ホスト = 105p2cw4
•
スロット番号 = 21
(注)
この設定は AAL5 を適用する場合にだけ適用されます。
VoIP グループ パラメータを設定するには、例 6-2 のシンタックスを使用します。
例 6-2
VoIP グループ パラメータの設定
host% snmpset -p 8161 -t 60 -c private <cwmult64> \
svVismVoIpVadTimer.<8.49.48.53.112.50.99.119.52>.<0>.<21> integer <55555> \
svVismVoIpSIDPayloadType.<8.49.48.53.112.50.99.119.52>.<0>.<21> integer <199> \
svVismVoIpDtmfRelay.<8.49.48.53.112.50.99.119.52>.<0>.<21> integer <1>
トラップ
trapVismScalarChange(50745)トラップが生成されます。
vismConfigChangeTypeBitMap を bit-14 に設定します(開始ビットは bit-0)
。
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6-7
第6章
メディア ゲートウェイの管理
ドメイン名テーブルの管理
ドメイン名テーブルの管理
cwmMgDomainTable によって、設定可能なドメイン名が提供されます。ドメイン名は次のサーバ
を参照します。
•
メディア ゲートウェイ コントローラ
•
channel associated signaling(CAS; 個別線信号方式)ファイル ダウンロード用 TFTP サーバ
•
外部 domain name system(DNS; ドメイン ネーム システム)サーバ
•
アナウンス サーバ
ドメイン名の追加
ドメイン名を追加するには、cwmMgDomainTable の次の必須オブジェクトを指定して SET 要求を
入力します。
(注)
•
cwmMgDomainRowStatus = createAndGo(4)
•
cwmMgDomainName
•
cwmMgDomainDnsResolutionType
ドメイン名の追加は MG が機能するために必須です。
シンタックス
例 6-3 では、次の設定を使用します。
•
CWM ホスト = cwmult64
•
MGX ホスト = 105p2cw2
•
スロット番号 = 14
•
ドメイン番号 = 3
ドメイン名を追加するには、例 6-3 のシンタックスを使用します。
例 6-3
ドメイン名の追加
host% snmpset -p 8161 -t 60 -c private <cwmult64> \
cwmMgDomainRowStatus.<8.49.48.53.112.50.99.119.50>.<0>.<14>.<3> integer <4> \
cwmMgDomainName.<8.49.48.53.112.50.99.119.50>.<0>.<14>.<3> octetstringascii <Domain3>
トラップ
ドメイン名の追加時には、mgDomainNameAdded(50791)トラップが生成されます。
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6-8
OL-6260-01-J
第6章
メディア ゲートウェイの管理
ドメイン名テーブルの管理
ドメイン名の削除
ドメイン名を削除するには、cwmMgDomainTable の次の必須オブジェクトを指定して SET 要求を
入力します。
cwmMgDomainRowStatus = destroy(6)
シンタックス
例 6-4 では、次の設定を使用します。
•
CWM ホスト = cwmult64
•
MGX ホスト = 105p2cw2
•
スロット番号 = 14
•
ドメイン番号 = 3
ドメイン名を削除するには、例 6-4 のシンタックスを使用します。
例 6-4
ドメイン名の削除
host% snmpset -p 8161 -t 60 -c private <cwmult64> \
cwmMgDomainRowStatus.<8.49.48.53.112.50.99.119.50>.<0>.<14>.<3> integer <6> \
トラップ
ドメイン名の削除時には、mgDomainNameDeleted(50789)トラップが生成されます。
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6-9
第6章
メディア ゲートウェイの管理
IP アドレス解決テーブルの管理
IP アドレス解決テーブルの管理
svMGCResolutionTable によって、ドメイン名から IP アドレスへのアドレス解決と、
cwmMgDomainTable に定義されたすべてのドメイン名へのマッピングが実現できます。複数の IP
アドレスを 1 つのドメイン名に関連付けることができます。
IP アドレス解決の追加
IP アドレス解決を追加するには、svMGCResolutionTable の次の必須オブジェクトを指定して SET
要求を入力します。
•
svMGCResolutionRowStatus = createAndGo(4)
•
svMGCResolutionName
•
svMGCResolutionIpAddr
•
svMGCResolutionPreference
この操作の前に cwmMgDomainNameTable 内にドメイン名のエントリを作成する必要があります。
(注)
IP アドレス解決の追加は MG が機能するために必須です。
シンタックス
例 6-5 では、次の設定を使用します。
•
CWM ホスト = cwmult64
•
MGX ホスト = 105p2cw2
•
スロット番号 = 14
•
解決番号 = 3
IP アドレス解決を追加するには、例 6-5 のシンタックスを使用します。
例 6-5
IP アドレス解決の追加
host% snmpset -p 8161 -t 60 -c private <cwmult64> \
svMGCResolutionRowStatus.<8.49.48.53.112.50.99.119.50>.<0>.<14>.<3> integer <4>\
svMGCResolutionName.<8.49.48.53.112.50.99.119.50>.<0>.<14>.<3> octetstringascii
<Domain3> \
svMGCResolutionIpAddr.<8.49.48.53.112.50.99.119.50>.<0>.<14>.<3> octetstringascii
<180.12.15.10> \
svMGCResolutionPreference.<8.49.48.53.112.50.99.119.50>.<0>.<14>.<3> integer <1>
トラップ
IP アドレス解決の追加時には、mgcResolutionAdded(50735)トラップが生成されます。
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6-10
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第6章
メディア ゲートウェイの管理
IP アドレス解決テーブルの管理
IP アドレス解決の削除
IP アドレス解決を削除するには、
svMGCResolutionTable の次の必須オブジェクトを指定して SET 要
求を入力します。
svMGCResolutionRowStatus = destroy(6)
シンタックス
例 6-6 では、次の設定を使用します。
•
CWM ホスト = cwmult64
•
MGX ホスト = 105p2cw2
•
スロット番号 = 14
•
解決番号 = 3
IP アドレス解決を削除するには、例 6-6 のシンタックスを使用します。
例 6-6
IP アドレス解決の削除
host% snmpset -p 8161 -t 60 -c private <cwmult64> \
svMGCResolutionRowStatus.<8.49.48.53.112.50.99.119.50>.<0>.<14>.<3> integer <6>\
トラップ
IP アドレス解決の削除時には、mgcResolutionDeleted(50736)トラップが生成されます。
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6-11
第6章
メディア ゲートウェイの管理
MGC テーブルの管理
MGC テーブルの管理
svMGCTable によって、MG が関連付けられている MGC についての情報が提供されます。
(注)
この項の設定は、ゲートウェイが機能するために必須です。
メディア ゲートウェイ コントローラの追加
MGC エントリを追加するには、svMGCTable の次の必須オブジェクトを指定して SET 要求を送信
します。
(注)
•
svMGCRowStatus = createAndGo(4)
•
svMGCName
この操作の前に、IpResolution エントリを svMGCResolutionTable に追加する必要があります。
シンタックス
例 6-7 では、次の設定を使用します。
•
CWM ホスト = cwmult64
•
MGX ホスト = 105p2cw2
•
スロット番号 = 14
•
MGC 番号 = 3
MGC エントリを追加するには、例 6-7 のシンタックスを使用します。
例 6-7
MGC エントリの追加
host% snmpset -p 8161 -t 60 -c private <cwmult64> \
svMGCName.<8.49.48.53.112.50.99.119.50>.<0>.<14>.<3> octetstringascii <Domain3> \
svMGCRowStatus.<8.49.48.53.112.50.99.119.50>.<0>.<14>.<3> integer <4>
トラップ
MGC の追加時には、mgcAdded(50731)トラップが生成されます。
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6-12
OL-6260-01-J
第6章
メディア ゲートウェイの管理
MGC テーブルの管理
メディア ゲートウェイ コントローラの削除
MGC エントリを削除するには、svMGCTable の次の必須オブジェクトを指定して SET 要求を入力
します。
svMGCRowStatus = destroy(6)
シンタックス
例 6-8 では、次の設定を使用します。
•
CWM ホスト = cwmult64
•
MGX ホスト = 105p2cw2
•
スロット番号 = 14
•
MGC 番号 = 3
MGC エントリを削除するには、例 6-8 のシンタックスを使用します。
例 6-8
MGC エントリの削除
host% snmpset -p 8161 -t 60 -c private <cwmult64> \
svMGCRowStatus.<8.49.48.53.112.50.99.119.50>.<0>.<14>.<3> integer <6>
トラップ
MGC の削除時には、mgcDeleted(50732)トラップが生成されます。
Cisco WAN Manager SNMP Service Agent ユーザ ガイド
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6-13
第6章
メディア ゲートウェイの管理
MG エンドポイント テーブルの管理
MG エンドポイント テーブルの管理
svMGEndpointTable によって、MG エンドポイントについての情報が提供されます。
各 MG エンドポイントは、終端の回線交換チャネル Ds0 を論理的に表現したものです。このエンド
ポイントは、接続管理で参照される接続エンドポイントではありません。
この項のエンドポイントの設定は、スイッチング モードとトランキング モードのどちらにも必要
です。
MG エンドポイントの追加
MG エンドポイントを追加するには、svMGEndpointTable の次の必須オブジェクトを指定して SET
要求を入力します。
(注)
•
svMGEndpointRowStatus = createAndGo(4)
•
svMGEndpointLineNumber
•
svMGEndpointChannelMap(ビットマップの整数値)
エンドポイントを追加するには、あらかじめ回線を有効にしておく必要があります。
シンタックス
例 6-9 では、次の設定を使用します。
•
CWM ホスト = cwmult64
•
MGX ホスト = 105p2cw2
•
スロット番号 = 14
•
エンドポイント番号 = 150
•
回線番号 = 1
•
ビット マップ = 128(8 番目の Ds0、2 の 7 乗)
MG エンドポイント番号を追加するには、例 6-9 のシンタックスを使用します。
例 6-9
MG エンドポイント番号の追加
host% snmpset -p 8161 -t 60 -c private <cwmult64> \
svMGEndpointRowStatus.<8.49.48.53.112.50.99.119.50>.<0>.<14>.<150> integer <4> \
svMGEndpointLineNumber.<8.49.48.53.112.50.99.119.50>.<0>.<14>.<150> integer <1> \
svMGEndpointChannelMap.<8.49.48.53.112.50.99.119.50>.<0>.<14>.<150> integer <128>
トラップ
エンドポイントの追加時には、mgEndpointCreated(50727)トラップが生成されます。
Cisco WAN Manager SNMP Service Agent ユーザ ガイド
6-14
OL-6260-01-J
第6章
メディア ゲートウェイの管理
MG エンドポイント テーブルの管理
MG エンドポイントの削除
MG エンドポイントを削除するには、svMGEndpointTable の次の必須オブジェクトを指定して SET
要求を入力します。
svMGEndpointRowStatus = destroy(6)
(注)
エンドポイント上に相互接続が作成されると、エンドポイントは削除できません。MG エンドポイ
ントを削除する前に、相互接続を削除します。
シンタックス
例 6-10 では、次の設定を使用します。
•
CWM ホスト = cwmult64
•
MGX ホスト = 105p2cw2
•
スロット番号 = 14
•
エンドポイント番号 = 150
MG エンドポイント番号を削除するには、例 6-10 のシンタックスを使用します。
例 6-10
MG エンドポイント番号の削除
host% snmpset -p 8161 -t 60 -c private <cwmult64> \
svMGEndpointRowStatus.<8.49.48.53.112.50.99.119.50>.<0>.<14>.<150> integer <6>
トラップ
エンドポイントの削除時には、mgEndpointDeleted(50728)トラップが生成されます。
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6-15
第6章
メディア ゲートウェイの管理
AAL2 ベアラー相互接続テーブルの管理
AAL2 ベアラー相互接続テーブルの管理
AAL2 ベアラー相互接続は、MG エンドポイントと PVC の間にバインディングを確立します。AAL2
は可変ビット レートをサポートするコネクション型サービスに使用します。
cwmVismAal2CidCnfTable によって、AAL2 ベアラー相互接続 channel ID(CID; チャネル ID)情報
が提供されます。
MG の PVC は、仮想ポート上に作成され、Ds0 にはリンクしません。したがって、MG を介して音
声トラフィックを渡すために PVC を Ds0 にバインドするには相互接続が必要です。
AAL2 ベアラー相互接続の管理は、トランキング モードだけで使用します。スイッチング モードで
は、MGC の要求時に MG によって動的に追加と削除が実行されます。
AAL2 ベアラー相互接続 CID の追加
AAL2 ベアラー相互接続 CID を追加するには、cwmVismAal2CidCnfTable の次の必須オブジェクト
を指定して SET 要求を入力します。
•
cwmVismAal2CidRowStatus = createAndGo(4)
•
cwmVismAal2EndptNum
•
cwmVismAal2CidCodecType
•
cwmVismAal2CidProfileType
•
cwmVismAal2CidProfileNum
cwmVismAal2CidProfileType オブジェクトと cwmVismAal2CidProfileNum オブジェクトは、
cwmAal2ProfileTable 内の対応するエントリです。
(注)
MG エンドポイントは、相互接続を追加する前に作成しておく必要があります。さらに、AAL2 ベ
アラ タイプの PVC が存在している必要もあります。
シンタックス
例 6-11 では、次の設定を使用します。
•
CWM ホスト = cwmult64
•
MGX ホスト = 105p2cw2
•
スロット番号 = 14
•
VPI = 14
•
VCI = 131
•
CID 番号 = 10
•
エンドポイント番号 = 100
Cisco WAN Manager SNMP Service Agent ユーザ ガイド
6-16
OL-6260-01-J
第6章
メディア ゲートウェイの管理
AAL2 ベアラー相互接続テーブルの管理
AAL2 ベアラー相互接続チャネル ID を追加するには、例 6-11 のシンタックスを使用します。
例 6-11
AAL2 ベアラー相互接続 ID の追加
host% snmpset -p 8161 -t 60 -c private <cwmult64> \
cwmVismAal2CidRowStatus.<8.49.48.53.112.50.99.119.50>.<0>.<14>.<14>.<131>.<10> integer
<4>\
cwmVismAal2EndptNum.<8.49.48.53.112.50.99.119.50>.<0>.<14>.<14>.<131>.<10> integer
<100>\
cwmVismAal2CidCodecType.<8.49.48.53.112.50.99.119.50>.<0>.<14>.<14>.<131>.<10> integer
<1>\
cwmVismAal2CidProfileType.<8.49.48.53.112.50.99.119.50>.<0>.<14>.<14>.<131>.<10>
integer <1>\
cwmVismAal2CidProfileNum.<8.49.48.53.112.50.99.119.50>.<0>.<14>.<14>.<131>.<10>
integer <1>
トラップ
CID の追加時には、trapVismAal2CidAdded(50747)が生成されます。
AAL2 ベアラー相互接続 CID の削除
AAL2 ベアラー相互接続 CID を削除するには、cwmVismAal2CidCnfTable の次の必須オブジェクト
を指定して SET 要求を入力します。
cwmVismAal2CidRowStatus = destroy(6)
シンタックス
例 6-12 では、次の設定を使用します。
•
CWM ホスト = cwmult64
•
MGX ホスト = 105p2cw2
•
スロット番号 = 14
•
VPI = 14
•
VCI = 131
•
CID 番号 = 10
AAL2 ベアラー相互接続 CID を削除するには、例 6-12 のシンタックスを使用します。
例 6-12
AAL2 ベアラー相互接続 CID の削除
host% snmpset -p 8161 -t 60 -c private <cwmult64> \
cwmVismAal2CidRowStatus.<8.49.48.53.112.50.99.119.50>.<0>.<14>.<14>.<131>.<10> integer
<6>
トラップ
CID の削除時には、trapVismAal2CidDeleted(50748)が生成されます。
Cisco WAN Manager SNMP Service Agent ユーザ ガイド
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6-17
第6章
メディア ゲートウェイの管理
シグナリング相互接続の管理
シグナリング相互接続の管理
cwmVismHdlcChanTable は、VoATM アプリケーションのために D チャネルと PVC の間にバイン
ディングを確立するシグナリング相互接続テーブルです。
このテーブルはトランキング モードだけに適用され、回線が CCS として設定されている場合に使
用されます。
シグナリング相互接続の追加
シグナリング相互接続を追加するには、cwmVismHdlcChanTable の次の必須オブジェクトを指定し
て SET 要求を入力します。
(注)
•
cwmVismHdlcRowStatus = createAndGo(4)
•
cwmVismHdlcVpi
•
cwmVismHdlcVci
DS0 には MG エンドポイントが存在してはなりません。さらに、AAL5 シグナリング タイプの PVC
を作成しておく必要があります。
シンタックス
例 6-13 では、次の設定を使用します。
•
CWM ホスト = cwmult64
•
MGX ホスト = 105p2cw4
•
スロット番号 = 21
•
回線番号 = 2
•
Ds0 番号 = 1
シグナリング相互接続を追加するには、例 6-13 のシンタックスを使用します。
例 6-13
シグナリング相互接続の追加
host% snmpset -p 8161 -t 60 -c private <cwmult64> \
cwmVismHdlcRowStatus.<8.49.48.53.112.50.99.119.52>.<0>.<21>.<2>.<1> integer <4> \
cwmVismHdlcVpi.<8.49.48.53.112.50.99.119.52>.<0>.<21>.<2>.<1> integer <21> \
cwmVismHdlcVci.<8.49.48.53.112.50.99.119.52>.<0>.<21>.<2>.<1> integer <234>
トラップ
相互接続の追加時には、trapVismHdlcChanAdded (50752)トラップが生成されます。
Cisco WAN Manager SNMP Service Agent ユーザ ガイド
6-18
OL-6260-01-J
第6章
メディア ゲートウェイの管理
シグナリング相互接続の管理
シグナリング相互接続の削除
シグナリング相互接続を削除するには、cwmVismHdlcChanTable の次の必須オブジェクトを指定し
て SET 要求を入力します。
cwmVismHdlcRowStatus = destroy(6)
シンタックス
例 6-14 では、次の設定を使用します。
•
CWM ホスト = cwmult64
•
MGX ホスト = 105p2cw4
•
スロット番号 = 21
•
回線番号 = 2
•
Ds0 番号 = 1
シグナリング相互接続を削除するには、例 6-14 のシンタックスを使用します。
例 6-14
シグナリング相互接続の削除
host% snmpset -p 8161 -t 60 -c private <cwmult64> \
cwmVismHdlcRowStatus.<8.49.48.53.112.50.99.119.52>.<0>.<21>.<2>.<1> integer <6>
トラップ
相互接続の削除時には、trapVismHdlcChanDeleted(50753)トラップが生成されます。
Cisco WAN Manager SNMP Service Agent ユーザ ガイド
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6-19
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シグナリング相互接続の管理
Cisco WAN Manager SNMP Service Agent ユーザ ガイド
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