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産科主治医の先生へ

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産科主治医の先生へ
2016 年 4 月 岡山大学病院
産科主治医の先生へ
岡山大学病院では母体血胎児染色体検査(NIPT)を実施するにあたっては遺伝カウンセリングを受
けていただく必要があります。臨床研究であり,研究参加を希望される妊婦さんについて,下記の検
査対象に該当するかをご確認いただき,専用の NIPT 診療情報提供書(2 枚目)を使用してご紹介く
ださい。
検査時期は,妊娠 10~22 週ですが,実際の検査はその後に検査を行う場合も考慮すると,ご予約は
妊娠 10 週 0 日以上であり,16 週 6 日までに遺伝カウンセリング外来を受診できるようにお願いしてお
ります。検査料金が高額であるため,予約日の 1 週間以内に児心拍の確認もよろしくお願いします。
また,後日,妊娠・分娩経過について問い合わせをさせていただきます。お手数をおかけいたしま
すが,宜しくお願い申し上げます。
岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 産科・婦人科学教室
教授 平 松 祐 司
記
【検査対象者】
胎児の染色体疾患(13 トリソミー,18 トリソミー,21 トリソミー)についての検査希望があり,以下
のいずれかの条件を満たす妊娠女性
1.
染色体疾患(13 トリソミー,18 トリソミー,21 トリソミーのいずれか)に罹患した児を妊娠,分
娩した既往を有する場合
2.
高齢妊娠(出産予定日に 35 歳以上)である場合
ただし,凍結胚移植による妊娠の場合,採卵時の年齢が 34 歳 2 か月以上である
3.
胎児が染色体疾患(13 トリソミー,18 トリソミー,21 トリソミーのいずれか)に罹患している可
能性の上昇を指摘された場合 ※
※ 超音波検査(後頚部浮腫などの所見)
,母体血清マーカー検査などにより可能性の上昇を指摘
されている場合や両親が転座(上記染色体にかかわる転座保因者)をもつ場合など
【検査対象除外者】
1.
明らかな胎児形態異常を認める(転座などを含めて診断可能な羊水・絨毛染色体検査を推奨します)
2.
出産予定日に年齢が 35 歳未満である(今回検出する染色体疾患の発生率が低いと考えられる妊婦
においての検査精度は検討されていません)
3.
両親のいずれかが転座などの染色体構造異常の保因者である(羊水染色体検査を推奨します。ただ
し,13,18,21 番染色体に関連する転座などでは本検査の対象になる場合があります)
4.
多胎妊娠である
【紹介の手順】
1.
妊娠 10 週~16 週 6 日までに遺伝カウンセリング外来を受診できるように予約をお願い致します
2.
『FAX 診療申込書』と『紹介状(診療情報提供書)
』に必要事項を記入し,当院地域医療連携室宛
に FAX(086-235-6761:FAX 専用番号)していただき,遺伝カウンセリング外来の予約をして
いただきます
3.
外来予約枠は人数に限りがあります。予約人数を超えた場合は,予約をお受けできません
4.
費用:約 17 万円(遺伝カウンセリングと検査の費用です。当日支払い,カード払い可。
)
5.
必ずご夫婦一緒に受診してください
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