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フードチェーン全体で継続的に食品安全管理 「初級衛生管理員予備講座

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フードチェーン全体で継続的に食品安全管理 「初級衛生管理員予備講座
トーホーグループ CSR 報告 2010 データ集
「安心・安全」
「健康」
な
食の提供
「環境」
に配慮した事業活動
ステークホルダーとの関わり
食品安全管理
(ISO22000の認証取得)
フードチェーン全体で継続的に食品安全管理
トーホーグループでは、
トーホービジネスサービス品質保証部を中心に、残留農薬検査や
微生物検査、商品表示チェックといった品質検査と、施設・工場の衛生管理を2本柱として
安全を確保しています。2009年6月には、厚生労働省登録検査機関である
(株)
キューサイ
分析研究所に資本参加し、品質保証体制をさらに強化すべく、取り組んでいます。
また、六甲アイランド
(兵庫県)
・鳥栖
トーホーグループの品質保証の考え方
(佐賀県)
の両コーヒー工場では、2007年
度に国際的な食品安全マネジメントシス
テム規格 ISO22000の認証を取得。原料
入荷からお客様までのフードチェーン
全体での安全管理の継続的改善に努めて
います。2009 年度は従業員向けに毎月
1 回、衛生教育や法的および規制要求
お客様の安心
食の安全
表示等に関する
コンプライアンス監査の実施
・官公庁各機関
・メーカー品質保証部署
・大学等研究機関
・その他
(株)
トーホービジネスサービス
品質保証部
(確認・連携)
・品質保証委員会
・衛生教育・指導
表示物監査
品質検査
衛生管理
微生物検査
理化学検査
(株)
キューサイ分析研究所
(連携)
品質保証
マネジメントシステム
・監査、検査一貫体制
・食品表示ガイドライン
事業所・店舗・工場
点検
グループ
事項についての勉強会を開きました。
(株)
トーホーフードサービス (株)
トーホーストア
サンエバー(株)
(株)
昭和食品
(株)
トーホー・パワーラークス (株)大辰水産 ほか
従業員の安全教育
「初級衛生管理員予備講座」
を開催
食品安全を徹底させるために、従業員
教育に注力しています。
2009 年度は安全・品質に関する研修
を計 11 回実施し、延べ 206 名が受講し
ました。また、グループ企業や取引先様
の施設の衛生点検を実施できる人材を
2009 年度の食品安全に関する従業員教育
研修の名称
対象者
実施回数 参加人数
内容
食品表示管理に トーホーフードサービス
ついて
マーケティング統括部従業員
1回
53名
最新情報と具体的な食品表示
事例
部内研修・
確認テスト
トーホーフードサービス
マーケティング統括部従業員
1回
37名
食品表示に関する確認テスト
と解説
新入社員研修
新入社員
1回
39名
食品衛生の基本・食中毒防止・
5S※
育成するため、トーホービジネスサービス
の従業員を対象に
「初級衛生管理員予備
初級衛生管理員 トーホービジネスサービス
予備講座
従業員
講座」
を新たに設けました。
※ 5S:整理・整頓・清掃・清潔・躾。
延べ8回 延べ77名
お客様の衛生・品質管理支援
ノウハウを活かし、顧客の品質管理を代行
これまで培った品質管理に関するノウハウを活用し、2008 年度から、外食産業の
お客様の品質管理を代行する
「品質管理代行サービス」
を始めています。リスクマネジ
メントの視点とHACCP※の考え方に基づいて、商品の微生物検査・理化学検査と施設の
目視監査を実施し、そのデータをもとにお客様が製造・調理する食品における危害要因を
総合的に分析し、お客様自身の衛生管理能力の向上に寄与する改善対策を提案します。
2009 年度は9 社に代行サービスを提供しました。2010 年度は、衛生管理スペシャ
リストを育成することで、サービスの提供を拡大していく予定です。
※ HACCP(Hazard Analysis and Critical Control Point)
:工程上の危害を起こす要因を分析し、効率的に
管理することで安全を確保する食品衛生管理の方式。
安全管理研修
衛生管理の概念・主な食中毒・
5S※・衛生点検基礎知識ほか
1
トーホーグループ CSR 報告 2010 データ集
「安心・安全」
「健康」
な
食の提供
「環境」
に配慮した事業活動
ステークホルダーとの関わり
残留農薬等の検査体制
キューサイ分析研究所との提携で検査体制を強化
トーホーグループでは、ポジティブリスト制度※に対応した管理体制を構築しています。
自社製造商品および自社開発商品に関しては自社工場および製造委託先工場でポジ
ティブリスト制度に対応した管理を実施しているかを確認しています。もし残留農薬
検査で基準以上の残留農薬等が検出された場合は販売を停止し、外部機関で再検査。
ここで検出が確認された場合は販売を禁止し、商品を回収することとしています。
2009年度は、
自社開発商品の検査対象アイテム数を増やしました。
また2009年6月、
当社は、厚生労働省登録検査機関であり、残留農薬分析に関して大きな実績を持つ
(株)
キューサイ分析研究所の株式を取得し、
同社を持分法適用会社としました。この資
残留農薬検査などで問題が見つかった場合の体制
トーホー
本参加によって、残留農薬などの検査体
制を今後一層強化していく考えです。
※ ポジティブリスト制度:基準が設定されていない
農薬等が一定以上含まれる食品の流通を原則
禁止する制度。
残留農薬検査
品質保証部
販売停止命令
残留農薬等
を検出
栽培・肥育
管理状況の
確認・改善要請
生産地・製造委託工場
店舗
事業所
お客様
外部検査の結果、
問題があれば
販売禁止・商品回収
検査依頼・
検査結果報告
外部検査機関
商品の流れ
適切な品質表示
優良誤認などを防ぐための厳しい自主基準を設定
トーホーグループでは、2008 年度から全社統一ルールとして
「プライベートブランド
商品開発における表示作成手順書」
を運用。自社開発商品のパッケージ、POP、DM
などすべての自社作成販促物について、虚偽・誇大表示や、アレルゲン・成分表の記載
間違いを防ぐため、トーホービジネスサービス品質保証部による点検を受けるよう
ルール化しています。
また、2008 年 4 月に JAS 法が改正されたことを受けて、一般レベルよりも厳格な
食品表示
ガイドライン
当社基準を示した
「トーホーグループ食品表示ガイドライン」
を新たに作成。
「より正確」
で
「誤解を与えない」表現・表示に努めています。
商品の期限管理
定期的なチェックで期限管理を徹底
トーホーグループでは、商品・原材料の期限管理の徹底に取り組んでいます。
トーホーフードサービスでは、社内物流センターにおいて、残存賞味期限の基準外の
商品は、入出庫できない仕組みを構築しています。また、社内物流センターのアイテム別
日付データをリアルタイムに検索できるようにしています。さらに2009 年度は、賞味
期限切れ 40日前時点で担当バイヤーへメールを配信するなど、在庫商品の賞味期限を
定期的に報告する仕組みを強化しました。
また、トーホーストアでは、商品カテゴリーごとの値引き・撤去基準書を売り場担当者
が常に携行し、基準に即したチェックを徹底しています。
トーホーストアでの商品の期限チェック
2
トーホーグループ CSR 報告 2010 データ集
「安心・安全」
「健康」
な
食の提供
「環境」
に配慮した事業活動
ステークホルダーとの関わり
自社商品の開発
お客様のご意見を反映した自社商品の開発
トーホーグループでは、
「美味しさ」
そ
2009 年度の
「安心・安全」
「健康」
に配慮した開発商品
して
「安心・安全、健康」
をコンセプトに、
さまざまな自社開発商品を開発しています。
トーホーストアブランド
「くらしアイ」
では各店舗に設置した「お客様ご意見
箱」で 情 報 を収 集して商 品 開 発 に活
用。トーホーフードサービスブランド
「EASTBEE」
「スマイルシェフ」
の新商品
開発でも、実際にお得意先様へのモニタ
リングを実施して商品に反映しています。
EASTBEE ハンバーグステーキ
成長ホルモンなどを投与せずに、環境に配慮した
肥育施設で育てたタスマニア産ビーフを使用。既存
の80g、150gに加えて、120gを新規開発
くらしアイ 四季鶏炭火焼鳥
植物性飼料を中心に、抗生物質や合成抗菌剤を投与
せずに育てたため、安心でヘルシー
商品のトレーサビリティ
産地視察・工場点検などで生産履歴チェック体制を構築
食の安心・安全のニーズがますます
2009 年度の産地視察
高まる中、トーホーグループでは、商品
実施内容
のトレーサビリティの強化に力を注いで
トーホーフードサービス
います。新たな取引産地への視察を実施
トーホーストア
22 回(水産 4 回、畜産 13 回、農産 5 回)
6 回(米 1 回、一般食品 2 回、日配食品 3 回)
したり、自社開発商品の製造委託先に
対する管理・衛生面の点検・検査を徹底
2009 年度の自社開発商品製造委託先の点検・検査
したりしています。
実施内容
食肉の安全性に関しては、独自の生産
履歴チェック体制を構築しており、安心・
安全な商品の安定供給に努めています。
新規・既存製造委託先の適合検査
トーホーフード
サービス
2009 年 度は国 産 牛 個 体 識 別 管 理の
データ化に取り組みました。
回数
トーホーストア
海外 2 回
(アメリカ、中国)
国内 6 回
製造委託先の点検・検査
6回
自社開発商品の規格・衛生管理の確認
8回
自社開発商品の工場視察
2回
商品情報の提供
食の安心情報を積極的に提供
2009 年 2月から、外食産業のお客様にインターネットで商品情報を提供する
「食の
安心情報サービス」
を始めました。業務用食品業界の商品情報標準データベース
「FDB
(ファイネット商品データベース)
」
を活用し、アレルゲンや原産国、栄養成分などを含む
全357項目の情報を検索できます。大手外食企業を中心に全国2,000店舗で採用され、
高い評価を受けており、2010 年度中に3,000 店舗での採用を目指します。
また、外食産業のお客様やメーカーとの情報交換の場として「食の安心ポイント
セミナー」
を開催しています。2009 年度は福岡と神戸で各 1回開き、衛生管理やインフル
エンザ、ノロウイルス対策などについて情報を共有しました。2010 年度は3 回の開催を
予定しており、うち1 回は
(株)
キューサイ分析研究所との共催とし、両社のサービス拡販
につなげたいと考えています。
食の安心ポイントセミナー
3
トーホーグループ CSR 報告 2010 データ集
「安心・安全」
「健康」
な食の提供
「環境」に配慮した事業活動
〈環境マネジメント〉
ステークホルダーとの関わり
ISO14001認証取得状況
グループ会社も加わり、97ヵ所で ISO14001 認証取得
2009 年 9月に子会社化した
(株)神戸
トーホーグループの環境マネジメント体制図
営繕がすでに、環境マネジメントシステ
最高経営層
ムの国際規格 ISO14001の認証を取得
環境マネジメント委員会
環境管理責任者
していることから、グループ全体での認証
取得拠点数は計 97ヵ所になりました。
(株)
TSK
また、環境マネジメントの推進のため、
に活用していた
「環境情報報告書」
を、情
営業企画室
企画室
各部署
AP店舗
事業所
各部署
店
舗
各部署
本
社
化し、イントラネットに掲載しています。
営業所
報の即時性や共有化を図る目的で電子
人事総務部
(株)
神戸営繕
マーケティング統括部
現場担当者と管理責任者との情報交換
(株)
トーホービジネス
(株)
トーホーフード
(株)
トーホーストア
(株)
トーホー (株)
アスピット
サービス
サービス
CSR推進部
各部署
2009 年度は53 件を受け付けました。
ISO14001 認証取得拠点一覧:
(株)
トーホー:1
(本社)
、
(株)
トーホーフードサービス: 78(本社、2事業所、A-プライス73店舗、酒類営業部、広域営業九州)、
(株)
トーホーストア:13(本社、12店舗)
、
(株)
トーホービジネスサービス: 1(本社)
、
(株)TSK:1(本社)、
(株)
アスピット:1
(本社)、
(株)神戸営繕:2
(本社・営業所)
環境の内部監査・外部審査
指摘事項を改善し、是正処置を水平展開
環境マネジメントに関する内部監査と
2009 年度の内部監査・外部審査結果と改善例
外部審査を毎年実施しています。内部監
結果
査・外部審査の指摘事項に関しては改善
を図り、環境マネジメント委員会を通して
実施サイト数:
不適合件数:
観察事項件数:
外部審査
19
実施サイト数:
軽微な不適合件数: 1 件
観察事項件数:
17 件
改善の機会件数:
9件
特筆すべき活動件数: 1 件
また、内部 監 査員の養 成セミナーを
1 名が資格取得し、内部監査員資格取得
者は合計 110 名となりました。
106
63 件
96 件
内部監査
是正処置の水平展開に努めています。
毎年実施しており、2009 年度は新たに
指摘事項例
指摘事項に対する改善策
従 業 員の目的・目
朝礼・終礼や月1 回のミーティン
標に対する認識不
グを活用し、周知徹底を図った。
足が見受けられる。
記録の適正保管
ができていないと
いう指摘が挙げら
れた。
そもそも現 在の保 管 期 間が妥
当であるか、また管理すべき記録
に漏れがないかなどを全社的に
見直し、
「環境記録管理台帳」
を
改訂した。
環境教育
各拠点で必要とされるテーマで教育を実施
従業員の環境意識向上のために、ISO14001 認証取得拠点を対象に、毎年 3 回の環境
2009 年度の環境教育
教育を実施しています。従来、全拠点で同じ教育内容でしたが、2009 年度は各拠点で
実施月
必要とされる教育ニーズを再検討した結果、10月実施分について、本社は
「地球環境
問題」、店舗・事業所は各事業に関する
「環境側面」
と、それぞれ異なるテーマで実施
しました。
2月
「環境方針」
および2009 年度
「環境目的・目標」
6月
「運用管理手順書」
の徹底
また、環境問題に関する幅広い知識を養うため、環境社会検定試験(eco 検定)の
受験を従業員に奨励しており、2010 年1月時点で計 39 名が合格しています。今後も
従業員に対して、積極的に受験案内をしていきたいと考えています。
テーマ
10 月
本社:地球環境問題
店舗・事業所:各事業に関する
環境側面
4
トーホーグループ CSR 報告 2010 データ集
「環境」に配慮した事業活動
〈環境マネジメント〉
「安心・安全」
「健康」
な食の提供
ステークホルダーとの関わり
2009年度環境保全活動の目標と実績
2009 年度の目標と実績
︵株︶
トーホーフードサービス
ディストリビューター事業 Aープライス事業
対象部署
全社目的
2009 年度 各社目標
2009 年度 実績
自社配送におけるCO2 排出量 2008 年度比 97%
(対象範囲:神戸支店・福岡支店)
2008 年度比 101.0%
電気使用量 2008 年度比 97%
(対象範囲:神戸支店・福岡支店)
2008 年度比 92.2%
食品廃棄物量 2008 年度比 97%
(対象範囲:全事業所)
2008 年度比 95.5%
評価
地球温暖化防止
廃棄物削減
省資源
エコポイント付与率
(ポイント付与数/客数)全店合計 15%
(レジ袋使用量削減)
全店合計 15.6%
マーケティング統括部
地球温暖化防止
電気使用量 2008 年度比 99%以内
2008 年度比 99.0%
(既存店)
廃棄物削減
廃棄金額各店売上比 0.17%以内
各店売上比 0.18%
自社開発商品 5アイテム開発・導入
21アイテム開発・導入
環境配慮型商品 10アイテム導入
8アイテム導入
環境に優しい商品の
開発・導入
︵株︶
トーホーストア
地球温暖化防止
物流の合理化・効率化によるCO2 排出量の削減
12,604,658t-CO2(前年度比97%)
ゴミ廃棄物量実数値 973.9t 維持
899.8t
食品廃棄物リサイクル率 20%
24.5%
廃棄物削減
省資源
辞退率
(スタンプカード回収枚数/客数)19.0%
(レジ袋使用量削減)
21.3%
人事総務部
︵株︶
トーホービジネスサービス
︵株︶
TSK
地球温暖化防止
電気使用量 2006 年度比 4%削減
2006 年度比7.0%削減
(既存店)
社会貢献活動
清掃活動・ボランティア実施
本社周辺清掃活動月1 回実施
須磨海岸清掃ボランティア年 2 回参加
地球温暖化防止
電気使用量 2008 年度使用量 維持
2008 年度比 13.5%削減
廃棄物削減
ゴミ廃棄物量 2008 年度廃棄量 維持
2008 年度比 21.1%削減
環境に優しい商品の
購入
事務用品グリーン購入率 75%以上
87.2%
(金額ベース)
、92.5%
(数量ベース)
騒音規制法の遵守
改装 7 件、移転 1 件、新店 1 件 基準値内 改正フロン回収破壊法の遵守
改装 6 件、移転 1 件、閉店 1 件 フロンの適正処理確認
環境情報
(省エネ機器)
提案発信 年 6 件
6 件提案
法規制の遵守
環境
コミュニケーションの
充実
改装、移転、新店、閉店時の廃棄物処理費用
(改装 7 件、移転 1 件、新店 1 件、閉店 1 件)
19,505,390円
環境保全コスト算出・集計
楽農生活センター 野菜栽培体験 12 回開催
(計画期間:2009 年 4月∼2010 年 3月)
12 回開催 総参加人数:339 名
楽農生活センター 里山再生塾 12 回開催
(計画期間:2009 年 4月∼2010 年 3月)
11回開催
(1回中止)総参加人数:159 名
楽農生活センター きのこ収穫体験 12 回開催
(計画期間:2009 年 4月∼2010 年 3月)
9 回開催
(3 回中止)総参加人数:197 名
楽農生活センター 地産地消料理教室 16 回開催
(計画期間:2009 年 4月∼2010 年 3月)
12回開催
(4回中止)総参加人数:99 名
社会貢献活動
CSR推進部
︵株︶
トーホー
分別回収・
リサイクルの推進
法規制の遵守
環境
コミュニケーションの
充実
プルタブを回収して車椅子を贈る
送付重量:1,307kg 、車椅子:1 台寄贈
PETボトルキャップを回収してワクチンを贈る
送付量:149,480 個、ワクチン:187 人分寄贈
改正容器包装リサイクル法 定期報告/再商品化委託義務料支払い
2月委託量報告済み、6月定期報告済み
改正食品リサイクル法 廃棄物量の把握 (食品廃棄物量の総量、抑制量、再生利用量、減量量、熱回収量の把握)
トーホーフードサービス事業所・店舗、
トーホーストア店舗にて
計測実測中
改正省エネルギー法 定期報告
6月定期報告済み
2010 年度版に向けてCSRレポートの情報収集と月1 回の整理
月1 回整理 収集情報合計 503 件
内部監査使用帳票の標準化
内部環境監査員の意見や指摘内容により監査チェックリスト内容
を見直し
内部監査進捗確認と結果確認及び検証
(年 3 回)
年 3 回 内部監査進捗状況及び結果確認を検証
「CSR NEWS」
定期発行
毎月発行
達成状況評価基準:達成率 80%以上= 、達成率 60∼80%= 、達成率 60%未満=
5
6
トーホーグループ CSR 報告 2010 データ集
「安心・安全」
「健康」
な食の提供
「環境」に配慮した事業活動
〈環境保全活動〉
ステークホルダーとの関わり
地球温暖化防止
改装時の省エネルギー設備の導入や、
「エコ安全ドライブ」
を実施
トーホーグループでは、地球温暖化防止のために、電気使用量の削減や配送車両から
のCO2 排出量の削減に取り組んでいます。
電気使用量を削減するため、グループ全体でクールビズなどを実施しています。また、
電気使用量
(千kWh)
100,000
トーホーフードサービス各支店・営業所では、冷凍・冷蔵庫温度が許容範囲内で稼働
75,000
しているか毎日チェックし、無駄な電力の使用量削減に取り組んでいます。さらに、
50,000
A-プライス店舗では、設定した電力量を超えないように電気使用状況を常時監視する
25,000
2009 年度は、本社の大規模修繕工事にともない省エネルギータイプの空調機や断熱
ガラスを導入し、
エネルギー効率を約7%改善しました。
トーホーストア4店舗の改装時には、
省エネルギータイプの照明・空調設備に変更し、エネルギー効率を約 19%改善しました。
2010年度は5店舗の改装を計画しており、
前年同様に省エネルギー設備を導入する予定です。
トーホーフードサービスでは、2006
また、配送車両からのCO2 排出量を削減するため、
年度から
「急発進、急加速、急ブレーキをしない」
「適切な車間距離をとる」
などを実践する
「エコ安全ドライブ」
の徹底に努めています。
「エコ安全ドライブ」
はCO2 排出量の削減だけ
40,000
0
デマンド監視装置を導入したほか、トーホーストアではオープンケースの照明を部分
消灯するなどの取り組みを一部の店舗で実施しています。
(t-CO2)
57,305 57,304 57,286
54,913 50,000
103,252 103,250 103,218 98,943
125,000
52,262
51,847
51,215
49,652 30,000
19,644
30,337
1,008
20,057
30,360
986
20,610
30,491
902
19,099
29,633 10,000
559 0
2006
2007
2008
20,000
2009(年度)
A-プライス
ディストリビューター
トーホーストア
本社棟※
CO2 換算値
※ 本社棟 :トーホー、トーホーフードサービス、
トーホーストア、トーホービジネスサービス、
TSK、アスピット本社を示す。
注)
電気使用量のCO2 排出量は換算係数 0.555kgCO2 /kWhを使用して算出。
車両からの CO 2 排出量
13,998
(t-CO2)
13,211
12,000
8,000
でなく、安全運転にも役立っています。2009 年度は各支店・営業所の安全運転管理者を
4,000
中心に、日常業務において意識的に
「エコ安全ドライブ」
を実践するよう取り組みました。
0
10,063
9,173
3,935
4,038
2006
14,003
12,996
2007
9,882
8,957
4,121
4,039
2009 (年度)
2008
トーホーグループ自社便
外部委託分
食品廃棄物の削減
廃棄商品の削減とリサイクルの推進
トーホーストア店舗では、廃棄ロス率を管理することで食品廃棄物の発生を抑制すると
ともに、発生してしまった食品廃棄物のリサイクルに取り組んでいます。2009 年度は魚
食品廃棄物の排出量
(t)
1,000
のアラの回収を新たに1 店舗
(デリース天神店)
で開始し、計 29 店舗で実施。また、生ゴ
750
ミ処理機を計 2 店舗、オイルリフレッシャーを全店舗で導入しています。また、食品廃棄
500
物の
「循環型リサイクルシステム」
に努めており、2009 年度はトーホーストア東二見店
250
0
(兵庫県明石市)
や兵庫楽農交流センター内のレストランで生じた食品廃棄物から約 10
おり、達成に向けてさらなるリサイクル率向上に努めていきます。
トーホーフードサービス各支店・営業所では、賞味期限のチェックや在庫管理の徹底
による廃棄商品の発生抑制に取り組んでいます。2006 年度から食品廃棄物の排出量
の測定を開始し、2009 年度も引き続き取り組みを継続しています。2010 年度は、食品
廃棄物のリサイクル方法を多角的に検討し、食品廃棄物の削減に努めます。
本社では2009 年度、食品廃棄物が発生する食堂において適正食数の把握に努め、
廃棄ロスの削減に取り組みました。
1,007.3 973.6
924.0
64.3
84.9
100.8
89.7
61.5
75.6
72.2
12.0
774.5
847.7
806.0
744.2
4.7
5.6
7.1
6.8
2006
2007
2008
2009 (年度)
A-プライス
ディストリビューター
トーホーストア
本社棟※
トンの堆肥を作り、自社農園(兵庫県神戸市)
で使用しました。改正食品リサイクル法
(2007 年施行)
では食品小売業全体での2012 年度末までの目標数値が 45%となって
852.7
注)
ディストリビューターの集計範囲は、2006年度は神戸・
福岡の2支店のみ、2007年度以降は全支店・営業所。
食品廃棄物のリサイクル量・リサイクル率
(t)
400
320
15.2
240
160
129.8
16.8
20.0
192.2
163.4
184.6
80
0
2006
(%)
19.1
190.0
2.2
2007
トーホーストア
25
20
161.5
1.9
2008
15
10
182.5
5
2.1
0
2009(年度)
本社棟※
リサイクル率
※ 本社棟 :トーホー、トーホーフードサービス、
トーホーストア、トーホービジネスサービス、
TSK、アスピット本社を示す。
7
トーホーグループ CSR 報告 2010 データ集
「安心・安全」
「健康」
な食の提供
「環境」に配慮した事業活動
〈環境保全活動〉
ステークホルダーとの関わり
廃棄物の削減
紙類などの分別やリサイクルを徹底
紙類の使用量削減や分別徹底、段ボー
ルの再資源化に努めています。
また、従業員のユニフォームを自動車用
内装材原料などにリサイクルしています。
2006 年度からは何度でも繊維に再生
できる完全循環型再生ユニフォームも
導入しました。2009 年度は 925 枚を
ユニフォームのリサイクル
廃棄物総排出量・リサイクル率
13.2
(t)
従来のリサイクル
(マテリアルリサイクル)
完全循環型リサイクル
(ケミカルリサイクル)
不用になったユニフォーム
不用になったユニフォーム
2,000
1,943.1
1,000
自動車用の内装材などの
原料に再使用
繊維に再生
0
再使用後は廃棄
新しいユニフォーム
回収し、
うち167枚が完全循環型でした。
12.6
(%)
1,769.6
10
11.8
1,803.5
584.2
82.7
539.5
53.0
573.0
51.6
1,188.0
1,133.0
1,082.3
78.0
62.7
2007
88.2
2008
2009
5
0
(年度)
A-プライス
ディストリビューター
トーホーストア
本社棟※
リサイクル率
※ 本社棟 :トーホー、トーホーフードサービス、
トーホーストア、トーホービジネスサービス、
TSK、アスピット本社を示す。
注)
ディストリビューターの集計範囲は、神戸・福岡の
2 支店のみ。
容器・包装の削減
環境に配慮した容器・包装を採用
容器・包装を削減するため、トレイの軽量化や薄肉化、簡易包装に取り組んでいます。
容器包装排出見込量
2009 年度は、トーホーストアで、スイートコーンや唐揚げ串などのバラ売りを新たに
(t)
実施したほか、鶏肉を通常のトレイ盛りから簡易袋に変更するといった試みを一部店舗
600
で開始しました。これらの取り組みやプラスチック容器・包装の委託単価が低減した
400
結果、2009 年度の再商品化委託料は2008 年度に比べて約 17%減額しました。
200
2010 年度もトレイの軽量化や新規バラ売り商品の開発に努めるとともに、自社開発
商品の包装フイルムの材質・厚みを検討するなど包装資材の削減に取り組みます。
0
652.2
542.2
538.9
491.1 470.9
2005 2006 2007 2008 2009 (年度)
注)
排出見込量は
(財)
日本容器包装リサイクル協会
への報告値に基づく。
レジ袋の削減
市民や行政と協働し、レジ袋削減を推進
マイバッグ推進のため、レジ袋を必要とされないお客様に対して、
A-プライス店舗で
はエコポイントの付与、トーホーストア店舗ではスタンプの押印
(スタンプ20 個で100 円
引のお買物券)
などを実施しています。
一人当たりレジ袋使用量
(枚/名)
1.51
1.46
1.5
1.35
1.27
1.07
1.02
1.22
また、地域ごとに、市民や行政と協働したレジ袋削減活動に取り組んでいます。
1.0
レジ袋削減のための活動
レジ袋削減活動
福岡市におけるレジ袋の削減に関する協定
佐賀県マイバッグ・ノーレジ袋推進店への登録
レジ袋減らし隊 への活動協力
ゴミ減量化・再資源化推進宣言の店への登録
九州統一マイバッグキャンペーン
姫路市におけるレジ袋削減に向けた取り組みに関する協定
三木市におけるレジ袋削減促進の取組に関する協定
実施店舗
A-プライス
(竹下駅前・薬院・香椎・西福岡店)
トーホーストア
(舞鶴・唐人・紅葉店)
A-プライス
(佐賀・唐津・武雄店)
A-プライス
(佐世保店)
A-プライス
(伊丹店)
A-プライス
(九州に所在する34 店舗)
トーホーストア
(大塩店)
トーホーストア
(志染駅前・緑が丘店)
1.11
1.05
0.5
0
0.89
2005 2006 2007 2008 2009 (年度)
A-プライス
トーホーストア
トーホーグループ CSR 報告 2010 データ集
「安心・安全」
「健康」
な食の提供
「環境」に配慮した事業活動
〈環境保全活動〉
ステークホルダーとの関わり
店舗での資源ゴミ回収
継続的に資源ゴミの削減と再資源化を促進
お客様のご家庭で発生する資源ゴミを削減し、再資源化を図るため、トーホーストア
店舗では、店頭に空き缶・牛乳パック・ペットボトル・食品トレイなどの分別回収ボックス
を設置し、回収を呼びかけるポスターを掲示しています。
牛乳パック回収量
食品トレイ回収量
ペットボトル回収量
(t)
(t)
(t)
50
40
39.9
42.9
38.9
37.0
39.9
150
120
114.0 113.8 118.7
103.4 105.7
150
120
30
90
90
20
60
60
10
30
30
0
0
2005 2006 2007 2008 2009 (年度)
2005 2006 2007 2008 2009 (年度)
103.5 102.2
123.4 131.7
72.3
0
2005 2006 2007 2008 2009 (年度)
環境配慮型商品の開発
包材削減、ゴミ削減を念頭に商品を開発
トーホーグループでは、容器・包装、原料などの面で環境に配慮した商品の開発・導入・販売を進めています。
2009 年度の
「環境」
に配慮した開発商品
コーヒーギフト
従来の紙容器に比べリサイクル性の高いスチール缶
容器に変更
EASTBEE トンカツ
段ボールを染料不使用に変更し、また、ケース入数を
増やすことで、大箱の紙使用量を削減
カットぶなしめじ
(トーホーストアで販売)
家庭でゴミとなる石づき部分を生産地であらかじめ
カット。石づき部分は堆肥化して再利用
2009年度の環境会計
環境会計
(単位:千円)
分類
具体的な取り組み
公害防止コスト
グリストラップシステム維持・管理費用、浄化槽点検費用、配水管洗管作業費用、
室外機移設費用、室外機フェンス設置費用
地球環境保全コスト
省エネ機器設置費用、廃棄フロン回収・処理費用、蛍光灯適正処理費用
資源循環コスト
2009 年度
投資額
費用額
2008 年度
投資額
費用額
300
3,333
28,535
5,140
9,411
76,474
0
21,363
廃食油リサイクル費用、産業廃棄物リサイクル費用、段ボール・紙類リサイクル費用、
建築廃材等回収・処理費用、産業廃棄物回収・処理費用、一般廃棄物回収・処理費用
0
145,990
0
173,972
上・下流コスト
容器包装リサイクル法商品化委託契約、店頭回収ボックス購入、スタンプカード制度の推進
0
34,392
0
32,091
管理活動コスト
内部環境監査・外部監査費用、人件費、CSRレポート作成費、セミナー参加、認証証明書、
植栽剪定
0
42,612
0
39,140
研究活動コスト
農業顧問料
社会活動コスト
フェアトレード
(対アメリカ相場との差額)
コスト
0
0
9,711
360
12,739
315,900
0
0
28,535
360
26,562
298,628
事業
エリア内
コスト
総 合 計
集計方法
環境保全コストの計上基準
対象範囲:
(株)
トーホー、
(株)
トーホーフードサービス、
(株)
トーホーストア、
(株)
トーホービジネスサービス
対象期間:2009 年度
(2009 年 2 月 1 日から 2010 年 1 月 31 日まで)
複合コスト:環境保全に寄与する部分を差額または按分によって算出しています。
人 件 費:CSR 推進部員の人件費を計上しました。
環境マネジメント委員会の人件費については、
(単価)(所要時間)
で
算出しています。
8
トーホーグループ CSR 報告 2010 データ集
「安心・安全」
「健康」
な食の提供
「環境」
に配慮した事業活動
ステークホルダーとの関わり
〈お客様と〉
お客様の声の収集・反映
さまざまな手段で、お客様のご意見をお聞きし、業務に反映
トーホーグループでは、お客様の声を真摯に受け止め、商品・サービスの向上・改善
2009年度にお客様相談室へ寄せられた声
に反映するため、
「お客様相談室」
を設けています。電話、郵便、電子メールなどで寄せ
ご指摘
られたご意見・ご要望をお客様の立場に立ってよく聞き、正確な情報提供と丁寧な対応を
商品等の問い合わせ
心がけています。お客様の声を内容別に分類・集約し、迅速・正確にグループ各社
新規取引依頼
64 件
108 件
21 件
関係部署に伝達し、リアルタイムで情報を共有化して商品・サービスの向上・改善に
つなげています。
また、トーホーフードサービスでは営業担当者による日常的な対話はもちろん、
展示商談会や各事業所やA-プライス店舗でのミニ展示商談会などで、お客様のご意見・
ご要望をお聞きしています。
さらにトーホーストアでは、各店舗に設置した
「お客様ご意見箱」
でご意見を収集し、
すぐに返答ができるものは店舗の掲示板に掲示しています。
2009年度のお客様の声を受けた改善事例
スペシャルティコーヒーを
メニュー化したいなどの要
トーホー
フードサービス 望を受けて、約10種の依頼
コーヒー製造部 先プライベートブランドコー
ヒーを開発
トーホー
フードサービス
マーケティング
統括部
ハンバーグステーキで、既存
商品の80g・150gに加え
お客様のご要望により120g
を開発
トーホーストア
家庭ゴミを削減するため、
鶏正肉をトレイでなく袋で
販売
お客様への情報提供・提案活動
展示商談会・ミニ展示商談会などで商品・メニュー提案
外食産業のお客様のお役に立つ情報を提供するため、毎年展示商談会を開催して
います。2009 年度は春と秋合計 9 会場で、延べ 22,000 名のお客様にご来場いただき
ました。
「 新 食の発見 おいしさの演出をお手伝いします」
と題し、テーマに沿った
こだわり食材、売れ筋商品・話題の商品を紹介し、メニュー作りのヒントとなる情報も
あわせて提案しました。特に注目を集めたメニューは、こんにゃく精粉で作った米粒状の
新食材を使った
「ポルチーニのリゾーニ」
、味噌や醤油など和の調味料を使ったスイーツ
メニューなどで、お客様から
「ぜひメニューに取り入れたい」
との声をいただきました。
また、各地の事業所やA-プライス店舗では、地域に密着したテーマを設定したミニ
関東地区での展示商談会
展示商談会や、高品質な食材やメニューを提案する料理講習会も開催しています。
店舗での接客向上
「地域で挨拶 No.1」
を目指し、研修を実施
トーホーストアでは、
「地域で挨拶 No.1」
を目指して、お客様との距離が 3メートルに
なるまでに手を止め、3 秒以内に挨拶する「3・3 運動」
に取り組んでいます。
また、毎月2回、パート・アルバイトを中心に
「フレンドリー・接客研修」
を実施しています。
この研修は、ストアの従業員として必要な基本知識の習得と、お客様対応力の向上と
いう両面から、接客技術の完全習得を目的としたものです。2009 年度は38 回開催し
348 名が受講しました。
トーホーストアでの
「フレンドリー・接客研修」
9
トーホーグループ CSR 報告 2010 データ集
「安心・安全」
「健康」
な食の提供
「環境」
に配慮した事業活動
10
ステークホルダーとの関わり
〈地域社会と〉
社会貢献活動の考え方と2009年度の活動実績
食育・食農活動をはじめ、震災復興支援、スポーツ・文化支援など多彩な活動を展開
トーホーグループは
「食を通して社会
食育・食農活動(兵庫楽農生活センターでの楽農交流事業)
に貢献する」
という経営理念と
「健康で
潤いのある食文化に貢献する」
という企業
理念に基づいて、地域への貢献活動に
取り組んでいます。
2009 年度も兵庫楽農生活センター
での楽農交流事業をはじめ、さまざまな
社会貢献活動を展開しました。今後も
継続的に地域社会に貢献していきます。
野菜栽培に必要な知識を楽しく習得する
「野菜栽培
体験」
(2009 年度は12 回開催、339 名参加)
間伐などによって里山を再生しながら、自然と親しむ
「里山再生塾」
(2009年度は11回開催、159名参加)
阪神・淡路大震災により崩壊し、その後復元された
「旧居留地十五番館」
の保存を支援
阪神・淡路大震災による鎮魂と神戸の復興・再生を
願う
「神戸ルミナリエ」
に1995 年から協賛
アジアの映像文化の発展を目的に、福岡市が中心となっ
て開催する
「アジアフォーカス・福岡国際映画祭」
に協賛
コーヒーの美味しい入れ方を紹介する
「コーヒー
講座」
(2009 年度は3 回開催、75 名参加)
震災復興・支援活動
ⒸValerio Festi/I&F Inc./Kobe Luminarie O.C.
2009 年 9月、岐阜市立加納中学校の3 年生に、当社
グループの震災復興活動を紹介
スポーツ・文化活動
佐賀県を代表するスポーツ・文化活動
「佐賀インター
ナショナルバルーンフェスタ」
に1984 年から協賛
障がい者福祉
2006 年から
「プルタブを集めて車椅子プレゼント
大作戦」
を実施し、2 台の車椅子を寄贈
環境保全活動
トーホーユニオンは、2009 年度から富士山の植樹
ボランティア活動に参加
地域の環境美化を目的に、福岡市とタイアップして
みなと100 年公園内と海岸線の清掃活動を毎月実施
トーホーグループ CSR 報告 2010 データ集
「安心・安全」
「健康」
な食の提供
「環境」
に配慮した事業活動
ステークホルダーとの関わり
〈株主・投資家の皆様と〉
適正な利益配分
配当性向 40%程度を原則に利益を還元
上場会社として、トーホーグループが株主の皆様に対して果たすべき責任は、約束
した経営目標を達成し、利益として還元することだと考えています。配当性向は原則と
して連結ベースで40%程度としており、自社株取得で株主の皆様に利益を還元すること
が適切な場合には機動的に実施する方針です。
情報開示の充実化
IR サイトなどで情報を積極開示
財 務 情 報の適 時 開 示や開 示 情 報の充 実 化に努めており、IR サイトや株 主 通 信
「tohoway」を通して情報を発信しています。
2009年度はIRサイト
「投資家の皆様へ」
のページに2010 年1月期からスタート
した第四次中期経営計画
「IMPACT2011」
の内容を新たに掲載し、グループの成長
戦略を明確に示しています。
また、株 主 様にトーホーグループの
事業活動をより深くご理解いただくため、
展示商談会の見学会も実施しています。
IRサイト
「toho Flash」
ページでは、毎月の業績情報を
発信
株主様の展示商談会見学会
株主様との対話
株主総会後の試食会を初開催
株主アンケートを定期的に実施しており、その結果を株主通信「tohoway」
で掲載
するとともに、寄せられたご意見を事業の改善に活かしています。
2009 年度の株主総会では、主力業態である外食産業向け食品卸売について株主様に
理解を深めていただくため、総会後に株主様向けの試食会を初めて実施しました。また、
環境に配慮した活動の一環としてトーホーグループで取り組んでいるレジ袋の削減に
ついて理解していただくため、マイバッグを作成し、出席された株主様に贈呈しました。
株主総会
株主総会後の試食会
株主総会で贈呈したマイバッグ
11
トーホーグループ CSR 報告 2010 データ集
「安心・安全」
「健康」
な食の提供
12
ステークホルダーとの関わり
「環境」
に配慮した事業活動
〈取引先の皆様と〉
公正な取引
社内外の教育を通じ、公正を期す
取引先様との公正な取引を徹底するため、中小企業庁・公正取引委員会の
「下請取引
適正化推進講習会テキスト」
を用いた社内研修会を定期的に実施しています。
2009 年度はトーホーストア商品部が中小企業庁・公正取引委員会主催の
「下請取引
適正化特別推進講習会」
に参加しました。今後も講習会などに積極的に参加することに
よって知識を習得し、法令遵守と公正な取引の徹底に努めます。
取引先様との対話
「トーホー会」
でコミュニケーションを円滑化
トーホーは取引先様との共存共栄とコミュニケーションの円滑化を図るため、取引先様
360 社と
「トーホー会」
を結成しています。
2009年度は9月に関西・九州で
「トーホー会定例総会」
を開催し、合計345社、642名
様にご参加いただきました。第1部の総会では、
「トーホー会」
の事業報告や収支決算報告
などの議案が承認され、最後に2010 年 1月期からスタートした当社グループの第四次
中期経営計画
「IMPACT2011」
を軸とする今後の事業展開について、社長より説明させて
いただきました。第 2 部の懇親会では、取引先様との交流を促進し、親睦を深めました。
トーホー会定例総会
(関西)
フェアトレード認証コーヒー
キャンペーンなどで積極的に普及拡大
コーヒー豆の生産地の多くは貧困にあえぐ開発途上国で、社会的に立場が弱く、市場
への流通ルートを持たないために、生産したコーヒー豆を先進国の相場に基づいた価格
で売らざるを得ません。これに対してフェアトレードは、コーヒーの小規模生産者に最低
買入価格を保障し、公正な取引によって生産者の継続的な生活の向上と自立を支援する
ものです。トーホーグループはこの趣旨に賛同し、2003 年から積極的にフェアトレード
認証コーヒーを取り扱っており、販売量は国内トップクラスを誇ります。
2009 年度は28アイテム、22,373kgを販売しました。サンエバー(株)
で販売キャン
ペーンを実施したため、販売量は2008 年度比102%となりました。今後も新しい産地を
フェアトレード認証コーヒー
(左)
開拓し、品質にこだわったフェアトレード認証コーヒーを積極的に商品化していきます。
フェアトレードの流れ
お金の流れ
生豆・商品の流れ
貿易業者
生産者
生豆の販売
生豆の販売
商品の販売
FLO-CERT
FLO※
フェアトレード・
ラベル・ジャパン
生産者
認証
生産者支援
輸入者認証
契約関係
消費者
ライセンス契約
100%フェアトレード認証原料を使用す
ることでフェアトレード認証ラベルを使
用することができます。
普及・啓発広報
※ FLO(Fairtrade Labelling Organizations
International)
:1997年に、世界各国にあるフェア
トレードラベル運 動 組 織がひとつにまとまり、
グローバルスタンダードの確立を目指し、設立
された国際ネットワーク組織。FLO-CERT は、
FLOによって2004 年に創立されたフェアトレード
認証機関。
トーホーグループ CSR 報告 2010 データ集
「安心・安全」
「健康」
な食の提供
ステークホルダーとの関わり
「環境」
に配慮した事業活動
〈従業員と〉
多様な雇用
すべての個性・能力が活かせる組織づくり
「企業は人なり」
という経営憲章のもと、すべての従業員が個性や能力を活かしながら
従業員の内訳(連結)注)2010 年 1月末現在
働ける職場環境の整備を進めており、多様な人材の採用と適正な処遇に努めています。
2010 年 1月末現在の非正規従業員の割合は、63.5%となっており、今後もそれぞれ
の役割を明確にしたうえで、適正な雇用・配置を推進していきます。障がい者雇用も積極
722名
32%
男性合計
2,287名
的に進めており、49 名が一般事務、清掃業務、集品、商品出し、楽農生活センターでの
野菜栽培などに従事しています。障がい者雇用は法定雇用率を上回る2.2%となって
1,565名
68%
います。また、2009 年度は定年退職者のうち、8 名を再雇用しました。
定年退職者の再雇用数
(名)
(名)
10
8
8
6
6
4
2
0
349名
12%
障がい者の雇用数・雇用率
6
80
60
2.09
2.14
1.80
47
57
1
2005 2006 2007 2008 2009 (年度)
1.90
58
43
40
4
2.20
2.0
49
20
0
(%)
1.0
0.5
0
2005 2006 2007 2008 2009(年度)
雇用数
女性合計
2,959名
1.5
雇用率
2,610名
88%
正社員
嘱託・パートタイマーなど
(アルバイトを除く)
ワークライフバランスへの配慮
「JOBリターン制度」
などで従業員をサポート
女性従業員のさらなる活躍推進を目的に、2005年度から3ヵ年計画で
「TPA
(トーホー・
ポジティブ・アクション)推進プロジェクト」
に取り組みました。その成果の一環として、
2009 年度制度活用者数
制度
人数
2008 年度に子育て支援制度を拡充し、育児休業制度を改正したほか、結婚、出産、介護
育児休業制度利用者
21 名
などやむを得ない理由で退職した従業員を再雇用する
「JOBリターン制度」
を新設。6月
育児のための時間外労働制限利用者
1名
にはこれら取り組みが評価され、次世代育成支援認定マーク
「くるみん」
を取得しました。
育児のための勤務時間短縮者
1名
2009 年度末現在で
「JOBリターン制度」
に3 名が登録しています。うち1 名は嘱託
幼児のための勤務時間短縮者
2名
社員として再雇用し、2010 年 4月に正社員へ登用しました。
JOBリターン制度登録者
3名
従業員の処遇・評価制度
働きがいを感じられる人事制度を構築
従業員が働きがいを感じられる人事制度の構築を目指して、2006 年度から3 ヵ年
計画で
「処遇・評価」
「人生プラン支援」
「パート人事」
に関する制度を見直しました。
2009 年度は、従業員の実績・貢献度をさらに重視し、成果が評価に結びつき給与に
反映される、わかりやすくメリハリのある給与体系・処遇体系へと見直しました。
2010 年度は、評価制度への納得性・透明性を高めるために、人事考課制度を再構築
する計画です。
13
トーホーグループ CSR 報告 2010 データ集
「安心・安全」
「健康」
な食の提供
ステークホルダーとの関わり
「環境」
に配慮した事業活動
〈従業員と〉
能力開発
階層・役割等級に応じた各種研修を実施
業務に必要なスキルの習得や仕事への意欲向上を図るため、従業員の階層・役割
2009年度のトーホーストアでの従業員の能力開発
等級に応じた各種研修を実施しています。入社3年間は、社内義務教育期間と位置づけ、
研修名
実施回数
経済産業省が定義している社会人基礎力の強化を目的としたベーシック能力研修を
フレンドリー・接客研修
38 回
実施。その後は、各事業会社主催で、専門能力の醸成とグループ全体でのマネジメント
惣菜パート研修
12 回
能力の育成を目的とした階層別研修を実施しています。2009 年度は若年層の教育を
店舗改装時研修
4回
強化するため、総合職新入社員への通信教育や、入社 3 年目の従業員対象の教育研修
を実施しました。
また、
トーホーストアでは、2009年度、パート・アルバイト従業員を対象に挨拶といった
接客の基本知識を教育する
「フレンドリー・接客研修」
を38 回実施しました。そのほか
「惣菜パート研修」
を月1 回、店舗改装時研修を年 4 回実施しました。
今後もパート・アルバイト従業員を対象とした教育研修の中で、接客の基本を徹底
していきたいと考えています。
トーホーストアでの
「惣菜パート研修」
従業員の声を聞く仕組み
職場環境の改善のための
「組合員アンケート」
を開始
従業員の声を経営や事業活動に反映するための制度を整備しています。従業員がイン
トラネット上で業務の改善策や新規事業の企画を提案できる
「新規事業公募案内」
「アイ
デア募集案内」
や、従業員の職務や勤務地の希望を聞くことを目的とした
「自己申告書」
などによって従業員の声を収集しています。
2009 年度は新たに、職場環境の問題点を改善することを目的に、トーホーグループ
の労働組合、トーホーユニオンによる
「組合員アンケート」
を実施しました。今後も継続
し、年 1 回実施していく予定です。
労働安全衛生
「安全衛生委員会」
を中心に、従業員の安全・健康を守る
「安全衛生委員会」
を中心に、従業員におよぶ危険や健康障害への適切な対策を講じて、
2009 年度の労働災害発生数
職場の潜在的な危険の低減に努めています。2009年度は、職場環境のさらなる向上や、
トーホーフードサービス
21 件
法令遵守に向けた環境改善、1 ヵ月80 時間以上の時間外労働者に対する産業医の
トーホーストア
16 件
面談実施に注力しました。労働災害発生数は、
トーホーフードサービスで21件、
トーホー
合計
37 件
ストアで16 件、合計 37 件でした。
今後も
「安全衛生委員会」
を中心に従業員の安全と健康を守る活動を推進していきます。
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