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3 - 帝人

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3 - 帝人
技術革新による
持続的な成長を目指して
帝人株式会社
代表取締役社長 執行役員 CEO
大八木 成男
2011年9月10日
➢ 1.帝人グループの紹介
2.業績推移
3.持続的成長のための利益創出ドライバー
4.新中期経営計画
5.企業価値向上に向けたリーダーシップ
1
1.帝人グループの紹介
(1)帝人グループの概要
■会社概要(2011年3月末)
■業績(2011年度見通し)
創業
1918年
売上高
資本金
708億円
営業利益
610億円
150社
(国内 72社)
(海外 78社)
当期純利益
320億円
17,542名
(国内9,954名)
(海外7,588名)
自己資本比率
グループ会社数
従業員数
■株式関連
9,200億円
総資産
7,800億円
有利子負債
2,500億円
配当
40%
6.0円/株
(上期:3.0円)
(下期:3.0円)
■株価関連
業種
繊維
株価 (2011年8月末)
証券コード
3401
配当利回り
2.0%(予想)
PBR
0.9倍(予想)
PER
9.0倍(予想)
上場
東京・大阪
293円
2
1.帝人グループの紹介
(2)帝人グループの目指す姿
「企業理念とブランドステートメント」
Quality of Life
社会とともに
成長します
帝人グループは人間への
深い理解と豊かな創造力で
クオリティオブライフの
向上に努めます
社員とともに
成長します
Brand Statement
Human Chemistry, Human Solutions
人と地球環境に配慮した化学技術の向上により、
社会と顧客が期待している解決策を提供すること
3
1.帝人グループの紹介
(3)持続的成長を支える経営システム
適切な「事業戦略」の企画・推進と、それを支える「組織能力」の向上
事業戦略
市場と顧客への対応
コーポレート・
ガバナンス
C S R
人財開発・
育成
株主・投資家からの支持
社会からの信頼
全ての戦略実行の源泉
4
1.帝人グループの紹介
(4)グローバル展開
生産拠点と医薬医療事業のネットワーク
アラミド繊維 (日本、オランダ)
炭素繊維 (日本、米国、ドイツ)
PETフィルム(日本、米国、英国、ルクセンブルク、インドネシア、中国)
樹脂(日本、中国、シンガポール)
ポリエステル繊維(日本、中国、タイ )
医薬医療(日本、韓国、米国、スペイン)
その他
(2011年3月末現在)
Total
日本
アジア
米国
欧州
グループ会社数
150
72
38
21
19
グループ社員
17,542
(100%)
9,954
(63%)
4,117
(22%)
1,784
(8%)
1,687
(7%)
売上比率*
* 売上比率は顧客の所在地別データを使用
5
1.帝人グループの紹介
(5)変革の歴史
高機能素材
アラミド繊維
炭素繊維
医 薬
PET
フィルム
PETフィルム
樹 脂
ポリエステル繊維
レーヨン
創業
1918年
1950
1960
1970
1980
1990
2000
2010
6
1.帝人グループの紹介
(6)事業分野
売上高
売上高 9,200億円
9,200億円
※2011年度見通し
その他
4%
流通・リテイル
24%
非素材:44%
医薬医療
16%
高機能繊維
15%
素材:56%
ポリエステル繊維
13%
化成品
28%
7
1.帝人グループの紹介
➢ 2.業績推移
3.持続的成長のための利益創出ドライバー
4.新中期経営計画
5.企業価値向上に向けたリーダーシップ
8
2.業績推移
(1)事業経営への取り組み
■ 2008年度~
“リーマンショック” 環境激変への対応
「緊急対策」と「構造改革」実施
・ポリエステル繊維を中心とした事業構造改革
・固定費削減(年間約400億円)、大型投資の凍結、運転資本削減
■ 2010年度
稼働率70%でも当期純利益が確保できる事業構造の確立
・10年度 当期純利益:252億円 3年ぶりの黒字化を達成
・09年からの2年で1,000億円規模のキャッシュフローを確保
■ 2011年度~
「成長軌道への回帰」に向けたアクション
・震災への対応と事業活動の速やかな復旧
・有望な投資・プロジェクトへの積極的な取り組み
持続的な成長へ
持続的な成長へ
9
2.業績推移
(2)東日本大震災後の状況変化と今後の見通し
用途・市場
自動車
状況と見通し
メーカー各社の稼働率低下により、ポリエステル繊維事業、樹脂
事業、流通・リテイル事業を中心に、需要が低迷
稼働率は4~5月の50~55%を底に次第に回復し、第2四半期には
80~90%レベルに、下半期には100%に戻ることを想定
樹脂事業では、OA機器向けコンパウンド品を中心に、日本製部品
の調達難から、日本・中国でユーザーの稼働率が大きく低下
電気・電子 フィルム事業では、液晶TV等のFPD向け、太陽電池BS向けの需
OA機器 要が低迷
用途・顧客によりバラつきはあるが、夏場以降緩やかに回復し、年
度後半には100%稼働に戻ることを想定
医薬医療
全般的には順調ながら、被災地エリアの在宅医療にて、震災影響
でレンタル台数がダウン
10
2.業績推移
(3)震災に伴う業績影響
1)営業利益への影響
喪失売上高に係わる機会損失
特別損失への固定費振替
2)特別損失
45億円
50億円
△5億円
5億円
固定費振替、その他損失等
5億円
1)+2) 2011年度震災影響計
50億円
11
2.業績推移
(4) 会計方針の変更について
【実施時期】 2012年3月期決算より
【実施範囲】 帝人グループ全ての連結子会社
a) 決算月を「3月」に統一
3月決算以外の子会社の決算月を変更、決算期ずれを解消
【目的】 開示の適時性・適切性を担保するとともに、
将来のIFRS(国際財務報告基準)導入に備える
b) 減価償却方法を「定額法」に統一
国内子会社で採用していた定率法を定額法に変更
【目的】 意思決定における判断基準を統一するとともに、
将来のIFRS導入に備える
12
2.業績推移
(5)売上高・利益推移
売上高
10,366
売上高
営業利益
当期純利益
9,200
9,434
+13%
+7%
1,000
750
(70)
+124億円
610
+26%
4,000
+351億円
+261%
652
0
126
-4,000
営業利益
当期純利益
(800)
8,157
7,658
8,000
(億円)
07年度
実績
180
09年度
実績
-430
(45)
486
250
252 +68億円 320
+27%
134
08年度
実績
500
-357
10年度
実績
0
11年度
見通し
+609億円
-8,000
-250
-500
* 括弧内の数字は決算期統一による影響額(内数)
13
2.業績推移
(6)セグメント別売上高・利益推移
10年度
10年度
実績
(億円)
高機能繊維
ポリエステル繊維
化成品
売
上
高
医薬医療
流通・リテイル
計
その他
合計
高機能繊維
ポリエステル繊維
化成品
営
業
利
益
医薬医療
流通・リテイル
計
その他
消去又は全社
合計
年間計
1,034
1,035
2,171
1,364
2,169
7,773
383
8,157
44
30
234
229
47
585
31
-131
486
差異
(決算期変更後)
11年度見通し
11年度見通し
小計
1,200
1,100
2,050
1,450
2,200
8,000
400
8,400
105
35
170
280
50
640
30
-130
540
決算期
変更影響
200
100
400
50
50
800
0
800
35
5
30
0
0
70
0
0
70
年間計
1,400
1,200
2,450
1,500
2,250
8,800
400
9,200
140
40
200
280
50
710
30
-130
610
金額
%
+366 +35%
+165 +16%
+279 +13%
+136 +10%
+81
+4%
+1,027 +13%
+17
+4%
+643
+8%
+96 +216%
+10 +33%
-34
-15%
+51 +22%
+3
+5%
+125 +21%
-1
-3%
+124 +26%
14
1.帝人グループの紹介
2.業績推移
➢ 3.持続的成長に向けた利益創出ドライバー
4.新中期経営計画
5.企業価値向上に向けたリーダーシップ
15
3.持続的成長のための利益創出ドライバー
◆これからの世の中の変化
食料資源の
不足・枯渇
人口増加
100
(石油換算㌧)
10億㌧
億人
オセアニア
欧州
南米
北米
アフリカ
アジア
80
3,000
69億人
2,500
2,000
60
18
百万㌧
穀物消費量
オセアニア
欧州
中南米
北米
アフリカ
アジア
化石燃料資源
需要の増大
$/バレル
再生エネルギー
原子力
16
140
水力
天然ガス
14
120
石油
石炭
12
100
10
1,500
80
8
40
原油価格(WTI)
60
6
1,000
40
4
20
500
20
2
0
0
1950
2010
2050
1986
2008
2020
0
1990
2000
2010
0
2020
アジア・アフリカを中心に人口が爆発的に増加し、それに伴い食料・水資源の不足が深刻化
更には新興国の経済発展もあり、化石燃料資源の需要も更に増大
16
3.持続的成長のための利益創出ドライバー
◆これからの世の中の変化(続き)
CO2の増加と
地球温暖化
高齢化の進展
(%)
(Gt)
40
日本
35
65歳以上の比率
30
25
中国
20
北アメリカ
世界
10
中国
10
ヨーロッパ
15
12
8
6
アメリカ
4
ヨーロッパ
2
インド
インド
5
日本
0
0
1950
2010
2050
1990
2010
2030
日本・欧米を中心に高齢化が進展し、医療費・社会保障負担が飛躍的に増大
新興国の経済発展により、CO2排出量が益々増加し、更なる地球温暖化へと向かう
17
3.持続的成長のための利益創出ドライバー
◆マクロトレンドから見た市場・顧客ニーズとビジネス機会
【マクロトレンド】
【市場・顧客ニーズ】
【帝人の事業領域】
軽量化
軽量化
省エネ・省資源
省エネ・省資源
高耐久・高強力
高耐久・高強力
脱石化原料
脱石化原料
環境保全
環境保全
再生可能エネルギー
再生可能エネルギー
グリーンケミストリー
グリーンケミストリー
・高機能素材
・高機能素材
・グリーン・エネルギー
・グリーン・エネルギー
・環境ビジネス
・環境ビジネス
リサイクル
リサイクル
安全・安心志向
安全・安心志向
高齢者医療
高齢者医療
少子高齢化社会
少子高齢化社会
生活習慣病予防
生活習慣病予防
社会保障費抑制
社会保障費抑制
ヘルスケア
ヘルスケア
・医薬品
・医薬品
・在宅医療
・在宅医療
・先端医療材料
・先端医療材料
18
3.持続的成長のための利益創出ドライバー
◆ 「グリーンケミストリー」と「ヘルスケア」の両分野で、
「技術を核として」、「成長4市場で」持続的成長
高機能素材領域
アラミド繊維
炭素繊維
高機能ポリエチレン
複合材料
PEN繊維・フィルム・樹脂
ライフサイエンス領域
グリーンケミストリー
グリーン・エネルギー領域
太陽電池/燃料電池材料
放熱材料
自動車・
航空機
ヘルスケア
エレクトロニクス
環境・
エネルギー
表示材料
照明機器材料
バイオポリマー
水処理技術
医薬品
リサイクル技術
医療機器
先端医療材料
情報・
ヘルスケア
19
3.持続的成長のための利益創出ドライバー
グリーンケミストリー
高機能素材領域
高機能素材領域
アラミド繊維
炭素繊維・複合材料(航空機/自動車)
20
3.持続的成長のための利益創出ドライバー
アラミド繊維とは・・・
強さは鉄の8倍、軽さは鉄の1/5の合成繊維
米国デュポン社と帝人の2社で寡占状況(帝人のシェア:約50%)
「軽量化」「省エネルギー」「安全・安心」に貢献
パラ 系アラミド繊維用途別シェア*(2010年)
その他
ゴム資材
5%
10%
タイヤ
摩擦材
10%
光ファイバ15%
30%
安全分野
(防弾・防護)
30%
*用途別シェアは市場全体の当社推定値
21
3.持続的成長のための利益創出ドライバー
「トワロン」で弾丸もストップ ~ 防弾用途の例
トワロンが使
われている
防弾チョッキ
弾丸の進行方向
打ち込まれた弾丸も
トワロンの強さで
変形
22
3.持続的成長のための利益創出ドライバー
◆大きく伸びるアラミド繊維
(千トン )
経済危機による市場成長の落ち込
みは一過性で、2010年度に市場は
大きく回復
120
100
需要を牽引するメガトレンドは今後も
継続(省エネ、軽量化、安全・安心指
向等)
7-9%/年成長
80
60
経済危機
高付加価値製品開発、顧客関係重
視により収益を確保
40
20
自動車、ガス/石油田開発、
光ファイバー、安全/防護分野等 で
拡販
-
新規用途を積極的に開拓
2006
2008
2010
2012
2014
2016
2018
2020
BRICS、特にインド・中国の市場拡大
23
3.持続的成長のための利益創出ドライバー
炭素繊維とは・・・
強さは鉄の10倍、軽さは鉄の1/4の合成繊維
日系3社で世界の60%のシェア(帝人の全世界シェア:約20%)
耐腐食性・導電性にも優れる
「軽量化」「省エネルギー」「環境保全」に貢献
用途別シェア*(2010年)
エアバスA380
スポーツ・
レジャー
20%
ラケット
航空機
30%
一般産業
©AIRBUS
50%
風力発電ブレード(羽根)
*用途別シェアは当社の売上高ベース
24
3.持続的成長のための利益創出ドライバー
航空機用途への取り組み
エアバス (A380)
ボンバルディア(Cシリーズ)
•外側のフラッブ、スポイラー、
補助翼
©AIRBUS
•尾部および圧力の
かからない胴体
•後部耐圧隔壁
•上部デッキフロアの梁
©AIRBUS
•セントラルウィングボックス
•エンジンカバー
AIRBUS
•主要着陸装置の
開閉部分
25
3.持続的成長のための利益創出ドライバー
自動車用途への取り組み
レクサスLFA
・ 熱硬化性CFRP
・ 世界初の
市販車骨格構造への採用
画像提供:レクサス
プロジェクト表彰「技術の部」受賞
プロジェクト表彰「技術の部」受賞
・・トヨタ自動車より技術的貢献が
トヨタ自動車より技術的貢献が
大きいサプライヤーに贈られる賞
大きいサプライヤーに贈られる賞
・供給安定性と低コスト成形を実現
・供給安定性と低コスト成形を実現
26
3.持続的成長のための利益創出ドライバー
自動車用途への取り組み
現状
175g/Km程度
【欧州規制強化】
<130g/Km>
欧州 CO2排出規制の強化
CO2規制
-45%(対09)
<95g/Km>
⇒
-60%(対09)
<70g/Km>
(見込み)
「軽量化」「EV化」などの
2020規制対応車
技術革新が今後の重要テーマに
投入開始
2009
2012
2016
2020
2025
熱可塑性CFRP(炭素繊維複合材料)
従来の熱硬化性CFRPに比べ、より加工成形性に優れた素材の開発
量産技術の確立 :
世界初の
「成形時間1分以内」を達成
・高い生産性・低コストを実現
・部品同士の接着容易化
・部品点数の大幅削減
・リサイクルも可能に
27
3.持続的成長のための利益創出ドライバー
車のボディを鉄から「炭素繊維+樹脂」に
⇒ CFRP構造体により、車体骨格を極限まで軽量化
エコカー(汎用車)に採用へ (新たな市場の創出)
2020年に当社の狙う市場
高級車・スポーツ車
1千~10万台/年
炭素複合材料カー 400万台/年
ノーマルカー
・構造部品市場規模:3,000億円
ノーマルカー
次世代エコカー
1,150万台/年 (EV,HV車含)
自動車生産台数 8,400万台/年
[出典:富士経済]
28
3.持続的成長のための利益創出ドライバー
◆大きく伸びる炭素繊維
(千トン/年)
120
+熱可塑性CFRP
100
新市場の開拓
自動車
30%超
需要を牽引するメガトレンドは今
後も継続(軽量化、省エネルギー、
航空機:
環境保全等)
10~15%
80
既存用途
60
15%/年以上の成長
航空機の拡販
40
経済危機
一般産業用途:20%
20
0
2006
2008
2010
2012
2014
2016
2018
自動車用途を含む一般産業
用途を積極的に拡大
“熱可塑性CFRP”の
新たな市場を開拓
レクリエーション:5~10%
Source
経済危機による市場成長の落ち
込みは一過性で、2010年度に市
場は大きく回復
2020
航空機:ACM 465-3・メーカー建造機数情報、風力発電: Emerging Energy Research (June.2009)・ 2010 Deep Research Report on
China Wind Turbine Industry(Jan.2010)、ほか用途: Global outlook of CF composite(米セミナー、Carbon Fiber09)、当社推定、他
29
3.持続的成長のための利益創出ドライバー
グリーンケミストリー
グリーン・エネルギー領域
グリーン・エネルギー領域
太陽電池バックシート向けフィルム
リチウムイオン電池 セパレータ
水処理事業
30
3.持続的成長のための利益創出ドライバー
◆太陽電池バックシート向けフィルム
太陽電池需要予測
GW/年
太陽電池の構造(結晶シリコン型)
35
10%/年以上の成長
30
太陽光
25
セル
フレーム
基盤
20
15
10
5
端部封止材
バックシート
0
2009
2010
2011
2012
2013
2014
2015
2016
【現状と課題】
・耐久性が高いフッ素フィルムとPETフィルムの組合せタイプが主流
- PETフィルム部分では当社の世界シェアが約50%で首位
約50%
- フッ素フィルムは供給制約があり、かつ高コスト
【帝人の技術】
* 耐熱性
・PETフィルムでフッ素フィルムと同等の耐久性(*)を実現
フッ素フィルムと同等の耐久性
・「オールPETフィルム化」でバックシートのコストを30%引き下げ
⇒ 更なる事業拡大・シェアアップと、太陽電池の普及に貢献
更なる事業拡大・シェアアップと
耐加水分解性
寸法安定性、他
31
3.持続的成長のための利益創出ドライバー
◆リチウムイオン電池(LIB)セパレータ
【リチウムイオン電池市場予測】
(兆円)
8
6
2020年には
約9倍に拡大
自動車
4
2
パソコン・携帯
0
2010
【現状と課題】
2011
2012
2014
2016
2018
2020
・主流のポリエチレン素材では、 200℃以下でも発火の可能性あり
【帝人の技術】
・ アラミド層をコーティングすることにより高い耐熱性・耐久性を実現
・ LIBの大容量化を通じて、自動車の長航続距離、携帯端末の小型化に寄与
素材
溶融温度
針刺しテスト
ポリエチレン
ポリエチレン+
ポリプロピレン
ポリエチレン+
アラミド
200℃以下
200℃以下
350℃以上
破裂
破裂
破裂せず
⇒ 海外の加工メーカーとの協働による早期事業化を検討中
内蔵した電池が発火
したノートパソコン
32
3.持続的成長のための利益創出ドライバー
◆水処理事業
世界水ビジネスの分野別成長見通し
【世界の水需要】 ⇒ 今後、人口増加に伴い飛躍的に増加
【当社のターゲット領域】
(素材・部材供給・コンサル・建設・設計)
(兆円)
60
50
工場排水や
工場排水 下水等の汚水処理・再利用技術
下水
上水
海水淡水化
工業用水・工業下水
40
再利用水
下水(処理)
・当社工場で培った排水処理技術
30
+ 下水道事業団との共同研究の成果
20
・「プラント設計」「水質分析」「コンサルティング」を通じた
“総合的な解決策” を提案
10
0
2007
2025
【当社の処理技術】
排水
生物処理装置
処理水
微生物の食物連鎖を活用し、
課題であった余剰汚泥を解消
日本化薬グループ(中国) 、アンゴラ工業省、
信越化学工業(中国工場)などに採用
高度処理装置
オゾンや電気分解で、難分解物質や
微量の有害物質を分解
シンガポール公益事業庁との共同開発で
「日本オゾン協会賞」受賞
33
3.持続的成長のための利益創出ドライバー
ヘルスケア
ライフサイエンス領域
ライフサイエンス領域
医薬品
: 痛風・高尿酸血症治療剤「TMX-67」
在宅医療 : グローバル展開
34
3.持続的成長のための利益創出ドライバー
成長を牽引する医薬医療
在宅医療
医薬品
・ 呼吸器、骨・関節領域で
国内トップクラスのシェア
・在宅酸素療法 国内トップシェア
・睡眠時無呼吸症候群 国内トップシェア
 生活習慣病、高齢化社会にフォーカス
 在宅酸素療法では日本のパイオニア
 国内で相次いで新薬を発売
©AIRBUS
 患者様を24時間フォローする体制
痛風・高尿酸血症治療剤 「フェブリク」
変形性膝関節症 疼痛緩和剤
「サイビスクディスポ」
12支店63営業所
 米・欧・亜でもサービスを展開
-製品例-
骨粗鬆症治療剤
「ボナロン 35mg」
高尿酸血症治療剤
「フェブリク」
酸素濃縮装置
最新型の睡眠時無呼吸症候群
治療装置
「スリープメイトS9」
35
3.持続的成長のための利益創出ドライバー
◆医薬医療事業の拡大
(億円)
1,500
1,400
1,300
その他
メディカル
在 宅
医薬品
フェブリク
オルベスコ
1,200
ボナロン週一
1,100
トライコア
1,000
ボナロン
ボンアルファ
900
全国
自販体制
在宅海外
800
スリープ
メイト
東海圏
自販化
700
セーフス
600
首都圏
完全自販
ワンアルファ
400
ラキソベロン
200
100
NIP
ネーザル
近畿圏
自販化
500
300
オートセットCS
ベニロン
スピロペント
ムコソルバン
ハイサンソ
HOT
保険適用
診断薬
撤収
臨床検査
撤収
人工腎臓
撤収
0
79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11
(年度)
36
3.持続的成長のための利益創出ドライバー
◆痛風・高尿酸血症治療剤 「TMX-67」のグローバル展開
2014年までに世界約60ヶ国で上市を目指す
欧州・ロシア・トルコ
400-600億円
北米・メキシコ
400-600億円
全世界市場
200億円
1,000-1,600億円
中東・北アフリカ
南米
日本
10-20億円
アジア
(中台韓含む)
20-80億円
20-50億円
2009-10年上市
米国・カナダ
欧州7カ国*
2011-12年上市
日本、韓国、EU諸国、メキ
シコなど、約20ヵ国
⇒ 累計:約30ヵ国
2013-14年上市
中国、ロシア、アジア・北アフリカ・
中東諸国など、約30ヵ国
⇒ 累計:約60ヵ国
*:フランス、イギリス、ドイツ、アイルランド、イタリア、オーストリア、ギリシャ
37
3.持続的成長のための利益創出ドライバー
◆在宅医療事業(HOT・CPAP)のグローバル展開
進出地域
HOT(在宅酸素療法)・CPAP(睡眠時無呼吸症候群治療)
ともに日米欧亜で拡大展開中
CPAPは疾患領域の拡大でさらに高成長を期待
米国(2008年買収)
韓国(2006年設立)
日本
(1982年~)
スペイン
(2009年設立)
人口
HOT患者数
(今後5年間の年間増率)
CPAP患者数
潜在患者
(今後5年間の
年間増加率)
治療患者
日本
1.2億人
15万人
(+0~5%)
米国
3億人
150万人
(+15%前後)
300万人
17万人
(+20%前後)
1,800万人
250万人
(+20%前後)
日本の10倍
日本の15倍
Ⅰ.米国保険改革による加入者増加とベビーブーマー高齢化によりHOT患者数は拡大(予測)
Ⅱ.CPAPによる治療対象疾患は睡眠障害から生活習慣病にグローバルに拡大中
38
1.帝人グループの紹介
2.業績推移
3.持続的成長のための利益創出ドライバー
➢ 4.新中期経営計画
5.企業価値向上に向けたリーダーシップ
39
4.新中期経営計画
◆新中期経営計画の策定
中長期の経営ビジョン : 長期的視点での「ありたい姿」
・利益を伴う持続的な成長
・事業活動を通じた社会への貢献
・「グローバル・エクセレンス」の獲得
3つのポートフォリオ変革
(事業 ・ 地域 ・ 技術)
成長エンジンの確認 / 重点領域の特定
技術革新を核とする成長
組織能力の向上(人財・組織基盤の整備、ガバナンスの維持)
「新中期経営計画」 : 2012年2月上旬に公表予定
40
4.新中期経営計画
「3つのポートフォリオ変革」とは?
【1.事業ポートフォリオ】 = 高機能素材・ヘルスケアの拡大
1998
流通・リテ
イル、IT他
医薬医療
15%
2008
高機能素材事業
+新事業
流通・リテ
イル、IT他
10%
25%
35%
汎用素材事業
50%
長期イメージ
医薬医療
15%
汎用素材事業
50%
流通・リテイル、 高機能素材事業
IT他
+新事業
25%
30%
25% 20%
汎用素材事業
医薬医療
【2.地域ポートフォリオ】 = 中国を中心とした新興国での事業拡大
1998
北米・欧州
新興国・
アジア 10%
15%
日本
75%
2008
北米・欧州
20% 日本
新興国・ 20% 60%
アジア
長期イメージ
北米・欧州
25%
日本
40%
新興国・アジア
35%
41
4.新中期経営計画
【3.技術ポートフォリオ】 = 高機能素材分野での川下展開の推進
素材+バイオ=融合領域の育成
「グリーンケミストリー」
「グリーンケミストリー」
「ヘルスケア」
「ヘルスケア」
「融合領域」
既存事業
既存事業
既存事業
先端医療材料
既存事業
・高機能素材
・医薬品
・グリーンエネルギー
・医療機器
「川下展開」
バイオポリマー
複合材料加工
電気・電子
部材加工
◆先端医療材料
再生医療材料、組織再建材料、特殊医薬デバイス
◆バイオポリマー
高耐熱性ポリ乳酸「バイオフロント」、バイオPET「PLANTPET」、植物由来ポリカーボネート樹脂
◆複合材料加工 / 電気・電子部材加工
炭素繊維複合材料(CFRP)、電子ペーパー/半導体用ナノシリコンインク
42
4.新中期経営計画
2020年度近傍のイメージ
2008
2010
売上高
億円
9,434
8,157
将来
2兆円
営業利益
億円
180
486
2,000
当期純利益
億円
-430
252
1,000
1株当たり
当期純利益
円/株
-43.7
25.6
100
2兆円
9,434億円
8,157億円
5,742億円
構造改革の断行
構造改革の断行
技術革新を核とした
技術革新を核とした
成長戦略
成長戦略
集中と選択による
集中と選択による
規模拡大
規模拡大
98年
08 年
10年
2 0年近傍
43
1.帝人グループの紹介
2.業績推移
3.持続的成長のための利益創出ドライバー
4.新中期経営計画
➢ 5.企業価値向上に向けたリーダーシップ
44
5.企業価値向上に向けたリーダーシップ
CEOとして目指すものは・・・
長期ビジョンは、グローバルエクセレンスの獲得
長期ビジョン
CEOの基本的使命は・・・
の基本的使命
帝人が持続的な成長を果たしながら永遠に存続するための基盤固め
環境に配慮した持続的成長
ステークホルダーに対しては・・・
ステークホルダーに対しては
持続的企業価値増大の実現による「企業としての魅力」の提供と、
企業経営を通じた社会への貢献
特に、株主に対しては・・・
利益ある成長を基本とした「業績向上に見合った配当」と「株価上昇」
を目指す
45
5.企業価値向上に向けたリーダーシップ
経営において大切なことは・・・
Profit
:利益の追求 → 技術革新投資、納税、雇用
Pipeline
:新しく技術・事業を生み出すための実践的フレームワーク
Person
:人財の育成
Partnership :従業員どうし・社会との関わりの中でのパートナーシップ
Passion
:大きな仕事を成し遂げるための情熱
46
見通しに関する注意事項と事業等のリスク
見通しに関するご注意
当資料に記載されている内容は、種々の前提に基づいたものであり、記載された将来の計画数値、施策の
実現を確約したり、保証するものではありません。
事業等のリスク
業績等に影響を与える可能性のある重要な要因には、以下の事項があります。なお、業績に影響を与える
要因はこれらに限定されるものではありません。
① 競合・市況変動にかかるもの
帝人グループは市況製品を展開しており、景気動向、他社との競合に伴う市場価格の変動、購入原燃
料の価格変動、また為替、金利といった相場の変動により事業業績が大きく左右されることがあります。
② 製品の品質にかかるもの
医薬医療事業においては、生命関連商品を取り扱っているため、製品の欠陥により、業績、財務状況、
社会的評価等に悪影響を及ぼす可能性があります。
③ 医薬品の研究開発にかかるもの
医療用医薬品の開発には、多額の費用と長い期間がかかるうえ、創薬研究において、有用な化合物
を発見できる可能性は決して高くありません。また、種々の要因により承認申請を断念しなければなら
ない可能性があります。また、承認申請した後でも承認が取り消されることがあります。
④海外活動にかかるもの
海外での活動について為替変動に係るリスクのほか、予期しない法律・規制の施行、不利な影響を及
ぼす租税制度の変更、経済変動、政変・テロ・戦争等による社会的混乱により、経営成績及び財務状況
等に悪影響を及ぼす可能性があります。
⑤事故・災害にかかるもの
大規模な自然災害や不慮の事故等により生産設備が損害を受けた場合や原材料の供給等サプライ
チェーンに大きな障害が生じた場合は、帝人グループの経営成績及び財務状況等に悪影響を及ぼす
可能性があります。
本資料に記載された製品名等は登録商標です。
47
(補足資料)
◆配当方針
・ 「連結業績に連動した利益還元」+
「財務体質の健全性や中長期の配当の継続性を勘案」して配当
・ 内部留保:当面、事業構造改革を通じた帝人グループの競争力回復に活用
中長期的には販売、研究開発及び生産体制の整備・拡充に向けた先行投
資に充当
(億円)
(円)
450
341
350
252
249
250
150
320
160
85
71
126
92
10
50
-50
-150
-250
-210
配当金(右軸)
当期純利益(左軸)
-350
-450
'99
'00
'01
'02
'03
'04
'05
'06
'07
-357
-430
'08 '09
'10
10
8
6
4
2
0
-2
-4
-6
-8
-10
2011年度配当(見通し)
中間配当
3.0円/株
期末配当
3.0円/株
年間配当
6.0円/株
'11
見通し
48
(補足資料)
◆ガバナンス体制:「監視監督」と「業務執行」の分離・強化
1999年の経営改革・・・・
1999年の経営改革・・・・①取締役会(24名→10名)
①取締役会(24名→10名) ②執行役員制
②執行役員制 ③アドバイザリーボード
③アドバイザリーボード
●
● 2003年の経営改革・・・・
2003年の経営改革・・・・①持株会社制
①持株会社制 ②独立社外取締役・監査役
②独立社外取締役・監査役 ③TRMコミティー
③TRMコミティー
●
● 2004~07年の経営改革・・・・
2004~07年の経営改革・・・・①CSR
①CSR ②リスクマネジメント
②リスクマネジメント ③内部統制プロセス
③内部統制プロセス
●
●
アドバイザリー・ボード
指名・報酬委員会機能
株
主
総
会
合計10名(うち社外3名)
TRMコミティー※
監査役会
合計5名(うち社外3名)
※トータルリスクマネジメント委員会
グループ
監査役会
9つの事業グループ
取締役会
CEO
CFO
CTO
CHO
CMO
CIO
CSRO
CENO
49
(補足資料)
CSR経営の実践
・企業倫理
・・・厳しい企業倫理基準と浸透策実施
・企業倫理
・・・厳しい企業倫理基準と浸透策実施
・コンプライアンス(法令遵守)
・コンプライアンス(法令遵守) ・・・ホットラインの運営、J-SOX法対応等
・・・ホットラインの運営、J-SOX法対応等
・リスクマネジメント
・リスクマネジメント
・・・リスク評価・管理、BCP(事業継続計画)策定等
・・・リスク評価・管理、BCP(事業継続計画)策定等
・ESH(環境・安全・健康)
・・・
・ESH(環境・安全・健康)
・・・
環境:
環境: 地球温暖化防止、化学物質管理、廃棄物管理等
地球温暖化防止、化学物質管理、廃棄物管理等
安全:
安全:
健康:
健康:
労働災害防止等
労働災害防止等
有害化学物質管理、メンタルヘルスケア等
有害化学物質管理、メンタルヘルスケア等
・製造物責任(PL)・品質保証
・製造物責任(PL)・品質保証 ・・・
・・・
品質クレーム対応やREACH規制対応、MSDS(製品安全データシート)管理
品質クレーム対応やREACH規制対応、MSDS(製品安全データシート)管理
環境配慮設計認定制度等
環境配慮設計認定制度等
・人財・労働
・人財・労働
・購買・調達
・購買・調達
・社会貢献
・社会貢献
・・・働きやすい会社を目指した「人財の確保・育成・活用」
・・・働きやすい会社を目指した「人財の確保・育成・活用」
ワークライフバランス強化、ダイバーシティへの配慮、等
ワークライフバランス強化、ダイバーシティへの配慮、等
・・・CSR調達(企業調達にCSR要件を組入れ)とグリーン調達
・・・CSR調達(企業調達にCSR要件を組入れ)とグリーン調達
(環境に配慮した製品の購入等)
(環境に配慮した製品の購入等)
・・・社員のボランティア活動支援等
・・・社員のボランティア活動支援等
50
(補足資料)
環境経営の推進
2007年7月:「環境経営宣言」
先進的な“環境経営”を経営活動の柱として、新たな取組みをスタート・・・
1.「環境保全」
への取り組み
1.「環境保全」への取り組み
中長期の
CO22、
化学物質、廃棄物排出量削減目標を設定
中長期のCO
、化学物質、廃棄物排出量削減目標を設定
2020年迄に・・・
2020年迄に・・・ ✔CO2 排出量(国内):20%以上削減(90年比)
✔CO2 排出量(国内):20%以上削減(90年比)
✔化学物質排出量
✔化学物質排出量 :80%以上削減(98年比)
:80%以上削減(98年比)
✔廃棄物排出量
:85%以上削減(98年比)
✔廃棄物排出量
:85%以上削減(98年比)
2.「環境配慮設計」
の独自基準設定
2.「環境配慮設計」の独自基準設定
環境負荷の低減を製品やプロセス設計に反映
環境負荷の低減を製品やプロセス設計に反映
✔原料調達から廃棄に至る製品ライフサイクルを、「省エネ」等環境6側面から評価・判定
✔原料調達から廃棄に至る製品ライフサイクルを、「省エネ」等環境6側面から評価・判定
✔適合基準を満たしたものを「環境配慮設計製品・プロセス」に認定
✔適合基準を満たしたものを「環境配慮設計製品・プロセス」に認定
3.環境ビジネスの展開
3.環境ビジネスの展開
✔エコサークル、バイオフロント、炭素繊維風力発電用途、
✔エコサークル、バイオフロント、炭素繊維風力発電用途、 PETフィルム太陽電池用途
PETフィルム太陽電池用途
アラミド繊維アスベスト代替、水処理etc
アラミド繊維アスベスト代替、水処理etc
51
(補足資料)
環境保全:CO2、化学物質、廃棄物排出量とも順調に削減
CO2:2009年実績:1990年対比42%減 長期目標達成
化学物質排出量、産業廃棄物:2020年に向け削減策継続
化学物質排出量
国内CO2排出量
300
万トン
目標:-20%
10,000
260
210
250
以下
200
150
100
目
標
50
9,000
45,000
8,000
40,000
7,000
35,000
国内
25,000
4,000
20,000
3,000
15,000
2,000
10,000
目
標
2004 2005 2006 2007 2008 2009
2020
目標:-85%
国内
5,000
1998
2004 2005 2006 2007 2008 2009
2020
海外
目
標
0
0
1990
トン
30,000
海外
5,000
1,000
0
50,000
目標:-80%
6,000
152
基
準
トン
産業廃棄物量
1998
2004 2005 2006 2007 2008 2009
2020
(参考)日本政府目標:2020年に対05年比15%減
52
(補足資料)
環境ビジネス:環境への貢献する帝人の技術
PETケミカルリサイクルの環境貢献
PETケミカルリサイクルの環境貢献
「環境先進企業」として、「脱石油」を
キーワードに、環境技術をベースに、環境
負荷低減のソリューション提供
CO2排出量
100
100
80
77%
CO2
削減
60
40
23
20
0
石油からの
DMT
環境ソリューション提供(例)
リサイクル
燃料電池部材
バイオ
アスベスト代替
風力発電
水処理
PET
アラ
ミド
炭素
PC
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
PEN
新素材
●
●
●
●
ケミカルリサイクル
DMT
世界の風力発電量推移
世界の風力発電量推移
(GW)
664.1
700
アジア
北米
欧州
600
38.2倍
500
400
●
300
200
17.4
100
(出典:当社推定)
0
'00
'02
'04
'06
'08
'10
'12
'14
'16
'18
'20
53
(補足資料)
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TEL:03-3506-4407 FAX:03-3506-4150
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54
55
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