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石油販売業者経営高度化調査 石油販売業者経営高度

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石油販売業者経営高度化調査 石油販売業者経営高度
石油販売業者経営高度化調査・
石油販売業者経営高度化調査・実現化事業業務方法書
(平成14年 4月 9日設定)
(平成15年 5月16日改定)
(平成15年 9月26日改定)
(平成16年 3月15日改定)
(平成18年 3月27日改定)
(平成19年 4月 2日改定)
(平成19年10月17日改定)
(平成20年 2月15日改定)
(平成21年 3月12日改定)
(平成22年 4月 1日改定)
第1章
総
則
(目的)
第1条 この業務方法書は、社団法人全国石油協会(以下「協会」という。)が行う
定款第4条第1項第6号に掲げる事業のうち、石油販売業者経営高度化調査・
実現化事業に係る業 務の方法を定め、その業務の適正かつ円滑な運用を図るこ
とを目的とする。
(定義)
第2条 この業務方法書において、次の各号に掲げる用語は、当該各号に掲げる定義に
従うものとする。
一 「石油販売業者」とは、揮発油等の品質の確保等に関する法律(昭和51年法律
第88号。以下「品確法」という。)第3条に基づき、経済産業大臣の登録を受
けた揮発油販売業者をいう。
二 「石油協同組合」とは、石油販売業者を直接又は間接の構成員とする中小企業等
協同組合法(昭和24年法律第181号)に基づき設立された都道府県の区域を
組合の地区と定めた事業協同組合(北海道にあっては、道の区域を組合の地区と
する協同組合連合会及び同連合会の会員である事業協同組合を含む)であって、
協会の会員である組合をいう。
三 「全国石油業共済協同組合連合会」(以下「全石協」という。)とは、前号に掲
げる石油協同組合の連合体をいう。
四 「石油商業組合」とは石油販売業者を構成員とする中小企業団体の組織に関する
法律(昭和32年法律第185号)に基づき設立された都道府県の区域を組合の
地区と定めた商業組合であって、協会の会員である組合をいう。
五
「全国石油商業組合連合会」(以下「全石商」という。)とは、前号に掲げる
石油商業組合の連合体をいう。
六 「組合員」とは、石油協同組合又は石油商業組合の組合員である石油販売業者を
いう。
七 「共同出資会社」とは、別紙1に掲げる要件を満たす法人をいう。
八 「事業者グループ」とは、別紙1に掲げる要件を満たす団体をいう。
九 「有限責任事業組合」とは、別紙1に掲げる要件を満たす団体をいう。
十 「経営高度化調査・実現化事業」とは、石油販売業者の経営の高度化・実現化を
目的として行う事業で、第11号から第14号に掲げるものをいう。
十一 「実験・実用化試験事業」とは、石油販売業界にとって新規性が高く、収益の
向上や経営の効率化、共同化・協業化等による経営の高度化を実現できる経営手
法、販売手法の実証試験に取組む事業について、その必要な経費に対し補助金を
交付する事業のことをいう。
十二 「先進的取組事業」とは、短期的には必ずしも収益を確保できなくとも、
集客力の向上、地域貢献性及び「先進性」に重点を置くことで、地元消費者の信
頼を獲得し、中長期的に強固な経営基盤の確保に取組む事業について、その必要
な経費に対し補助金を交付する事業をいう。
十三 「マーケティングリサーチ等事業」とは、第11号及び前号の対象となり得る
事業の事業化可能性に関する調査、又は具体的且つ先進的な次世代給油所の実現
性に関する調査、あるいは第4条に定める経営高度化調査・実現化事業選定委員
会において特に認められた調査に取組む事業について、その必要な経費に対し補
助金を交付する事業をいう。
十四 「セミナー等開催事業」とは、給油所経営者の意識改革を目的としたセミナー、
又は次世代自動車に係る技術研修に取組む事業について、その必要な経費に対し
補助金を交付する事業をいう。
十五 「災害対応SSネットワーク事業」とは、地震等の災害が発生した際に、給油
所が重要なライフライン機能としての役割を果たすためのネットワークシステム
を整備及び運用することに関し、協会が実施する事業をいう。
十六 「石油製品販売業経営実態調査事業」とは、石油販売業者の経営状況等に関し、
協会が実施する調査事業をいう。
十七 「環境対策等調査事業」とは、給油所に係る環境問題の調査・研究等に関し、
協会が実施する調査事業をいう。
十八 「申請者」とは、第11号から第14号に掲げる事業について、その補助金の
交付を申請した者をいう。
十九 「補助事業者」とは、前号の補助金の交付を申請した者で、その交付を承認さ
れた者をいう。
二十 「事業年度」とは、毎年4月1日から翌年3月31日までの期間をいう。
第2章
経営高度化調査・実現化事業
(事業及び補助対象経費)
第3条 協会は、国の補助金の交付を得て、選定事業及び評価事業として、次の各号に
定める事業を行うこととする。
一 経営高度化調査・実現化事業に関する募集、審査、選定及び評価
二 経営高度化調査・実現化事業に関する補助金交付手続
三 前二号に掲げるもののほか、経営高度化調査・実現化事業に関する事務
2 第1項各号に定める事業の補助対象経費は、次の各号に掲げるものとする。
一 人件費
二 謝金
三 会場借料
四 会議費
五 旅費
六 資料費
七 広報費
八 報告書作成費
九 機器借料
十 消耗品費
十一 通信連絡費
十二 送金手数料
十三 臨時傭役費
十四 調査費
十五 業務委託・請負・発注費
十六 会議記録費
(経営高度化調査・実現化事業選定委員会)
第4条 協会に、経営高度化調査・実現化事業選定委員会(以下「選定委員会」とい
う。)を設置する。
2 選定委員会は、申請者からの申請について審査を行い、選定の諾否を決定する。
3 選定委員会の設置に関し必要な事項は別に定める。
(経営高度化調査・実現化事業評価委員会)
第5条 協会に、経営高度化調査・実現化事業評価委員会(以下「評価委員会」とい
う。)を設置する。
2 評価委員会は、選定委員会により選定された事業の評価を行う。
3 評価委員会の設置に関し必要な事項は別に定める。
(補助対象経費の内訳)
第6条 補助事業者が実施する事業に係る補助対象経費は、それぞれの事業を実施するた
めに要する経費であって、別紙2のうち「1.補助対象経費の内訳」に定める経費の
支払いに要する経費とし、細目については別に定める。
2 前項の規定に関わらず、次の各号に掲げる経費については、原則として前項の補助
対象経費としない。
一 財務諸表等の用語、様式及び作成方法に関する規則(昭和38年11月27日大
蔵省令第59号)上、有形固定資産に分類されるものの取得に係る経費
二 販売することを目的とした製品、商品等の購入費
(補助金の額)
第7条 補助金の額は、補助対象経費の合計額とする。ただし、各事業の補助金の総額
については、次の各号に掲げるものとする。
一 実験・実用化試験事業については、1事業当たり2,000万円を上限とする。
ただし、選定委員会が適当と認める場合は、3,000万円を上限とすることがで
きる。
二 マーケティングリサーチ等事業については、1事業当たり1,000万円を上限
とする。
三 全石協又は全石商並びに各都道府県の石油協同組合又は石油商業組合が実施するセ
ミナー等開催事業については、1事業当たり1,000万円を上限とする。ただし、
全石協又は全石商の主導により、各都道府県の石油協同組合又は石油商業組合と共
同・連携して実施するものについてのみ、2,000万円を上限とする。また、共
同出資会社又は事業者グループが実施するセミナー等開催事業については、100
万円を上限とする。
四 共同出資会社又は事業者グループが実施する先進的取組事業については、1事業当
たり2,000万円を上限とし、組合員(1者の場合に限る。)が実施する場合に
は、1事業当たり700万円を上限とする。ただし、選定委員会が適当と認める場
合は、3,000万円を上限とすることができる。
五 第1号から前号に定められた経費の項目に係る上限については、別に定める。
(申請者の資格)
第8条 協会の補助金交付の申請をすることができる者は、次の各号に掲げる者とする。
一 実験・実用化試験事業については、全石協・全石商・石油協同組合・石油商業組
合・共同出資会社・事業者グループ及び有限責任事業組合。
二 先進的取組事業については、共同出資会社・事業者グループ及び組合員。
三 マーケティングリサーチ等事業については、全石協・全石商・石油協同組合・石
油商業組合・共同出資会社及び事業者グループ。
四 セミナー等開催事業については、全石協・全石商・石油協同組合・石油商業組合・
共同出資会社及び事業者グループ。
2
次の各号の一に該当する者を構成員又は構成員の役員に含む共同出資会社、事業者グ
ループ又は有限責任事業組合は、前項の資格を有しない。
一 成年被後見人若しくは被保佐人又は破産者で復権を得ない者。
二 禁錮以上の刑に処せられ、その執行を終わり、又は執行を受けることがなくなった
日から1年を経過しない者。
三 品質確保法の規定により業務の停止命令を受け、その期間が終了した日、又は罰
金刑に処せられ、その執行を終わり、若しくはその執行を終わり、又は執行を受ける
ことがなくなった日から1年を経過しない者。
四 私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律の規定により、公正取引委員会
が排除措置命令を行った日、若しくは裁判所が差し止めを行った日、又は罰金刑に処
せられ、その執行を終わり、若しくは執行を受けることがなくなった日から1年を経
過しない者。
五 不当景品類及び不当表示防止法の規定により、公正取引委員会が排除命令を行っ
た日、又は罰金刑に処せられ、その執行を終わり、若しくは執行を受けることがなく
なった日から1年を経過しない者。
六 暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律(第31条第7項を除く。)の
規定に違反し、又は刑法第204条、第206条、第208条、第208条の2、第
222条若しくは第247条の罪若しくは暴力行為等処罰に関する法律の罪を犯し、
罰金の刑に処せられ、その執行を終わり、又は執行を受けることがなくなった日から
1年を経過しない者。
七 補助事業に関し不正又は不誠実な行為をするおそれがあると認めるに足りる相当
の理由のある者。
(交付の申請)
第9条 申請者は、別に協会が定める日までに、石油販売業者経営高度化調査・実現化事
業補助金交付申請書(様式高度化調査・実現化事業第1号)を直接協会に提出しなけ
ればならない。
2 前項の申請に必要な添付書類は別に定める。
3 申請者は、第1項の補助金の交付の申請をするに当たって、当該補助金に係る消費税
及び地方消費税に係る仕入控除税額(補助対象経費に含まれる消費税及び地方消費税相
当額のうち、消費税法(昭和63年法律第108号)の規定により仕入れに係る消費税
額として控除できる部分の金額及び当該金額に地方税法(昭和25年法律第226号)
の規定による地方消費税の税率を乗じて得た金額の合計額に補助率を乗じて得た金額を
いう。以下「消費税等仕入控除税額」という。)を減額して交付申請しなければならな
い。ただし、申請時において消費税等仕入控除税額が明らかでないものについては、こ
の限りではない。
(交付の決定等)
第10条 協会は、前条第1項の規定による補助金交付申請書の提出があったときは、当
該申請に係る書類等の審査及び必要に応じて行う現地調査等により、補助金交付の諾否
を決定する。
2 審査に関する事項は、別に定める。
3 協会は、補助金の交付を決定したときは、速やかに国の予算の範囲内において当該申
請者に対し、石油販売業者経営高度化調査・実現化事業補助金交付決定通知書(様式高
度化調査・実現化事業第2号)を交付するものとする。
4 協会は、前項の決定に際して必要な条件を付すことができる。
5 協会は、第1項による交付の決定を行うに当たっては、前条第3項により補助金に係
る消費税等仕入控除税額について減額して交付の申請がなされたものについては、これ
を審査し、適当と認めたときは、当該消費税等仕入控除税額を減額するものとする。
6 協会は、前条第3項ただし書による交付の申請がなされたものについては、補助金に
係る消費税等仕入控除税額について、補助金の額の確定において減額を行うこととし、
その旨の条件を付して交付の決定を行うものとする。
7 協会は、補助金の交付を拒否する旨を決定したときは、当該申請者に対し、その旨を
石油販売業者経営高度化調査・実現化事業補助金交付拒否通知書(様式高度化調査・
実現化事業第3号)により交付するものとする。
8 協会は、第3項又は前項に規定する通知書を当該申請者に交付するときは、あらかじ
め経済産業省と協議するものとする。
(申請の取下げ)
第11条 申請者は、前条第3項の規定による補助金の交付の決定の通知を受けた場合に
おいて、当該通知に係る補助金の交付の決定の内容又はこれに付された条件に不服があ
り、補助金の交付の申請を取下げようとするときは、当該通知を受けた日から起算して
7日以内に石油販売業者経営高度化調査・実現化事業補助金交付申請取下書(様式高度
化調査・実現化事業第4号)を協会に提出しなければならない。
(契約等)
第12条 第10条第3項の規定により補助金の交付の決定の通知を受けた補助事業者は、
その補助金の交付を受けて行う事業(以下「補助事業」という。)を遂行するため、売
買、請負その他の契約をするときは、一般の競争に付さなければならない。ただし、補
助事業の運営上、一般の競争に付すことが困難又は不適当である場合は、指名競争に付
し、又は随意契約をすることができる。
2 補助事業者は、補助事業の一部を第三者に委託し、又は第三者と共同して実施しよう
とするときは、当該補助事業者に係る実施に関する契約を締結し、協会に届け出なければ
ならない。
(計画変更等の承認等)
第13条 補助事業者は、補助事業について、次の各号の一に該当するときは、あらかじ
め石油販売業者経営高度化調査・実現化事業計画変更等承認申請書(様式高度化調査・
実現化事業第5号)を協会に提出し、その承認を受けなければならない。
一 補助事業者に変更があるとき。(共同出資会社又は有限責任事業組合の出資者若し
くは事業者グループの構成員に変更があった場合を含む。)
二 補助事業の全部又は一部を他に承継しようとするとき。
三 補助事業の内容を変更しようとするとき。ただし軽微な場合を除く。
四 補助事業の全部又は一部を中止し、又は廃止しようとするとき。
五 その他、協会が必要と認めるとき。
2 協会は前項の承認をしたときは、当該補助事業者に対して速やかに石油販売業者経営
高度化調査・実現化事業計画変更等承認通知書(様式高度化調査・実現化事業第6号)
を交付するものとする。その際、協会は必要に応じ交付の決定の内容を変更し、又は条
件を付すことがある。
(遅延等の報告)
第14条 補助事業者は、補助事業が予定の期間内に完了することができないと見込まれ
る場合又は補助事業の遂行が困難となった場合においては、速やかに石油販売業者経営
高度化調査・実現化事業遅延等報告書(様式高度化調査・実現化事業第7号)を協会に
提出し、その指示に従わなければならない。
(状況報告)
第15条 補助事業者は、補助事業の遂行及び支出状況について、協会の要求があった場
合は、速やかに石油販売業者経営高度化調査・実現化事業状況報告書(様式高度化調
査・実現化事業第8号)を協会に提出しなければならない。
2 補助事業者は、協会が別に定める事項に変更が生じたときは、石油販売業者経営高度
化調査・実現化事業変更届出書(様式高度化調査・実現化事業第9号)を協会に届け出
るものとする。
(実績報告)
第16条 補助事業者は、補助事業が完了したときは、完了した日から起算して30日以
内に石油販売業者経営高度化調査・実現化事業実績報告書(様式高度化調査・実現化事
業第10号)を協会に提出しなければならない。ただし、提出の最終期限は、当該補助
事業の完了する日の属する会計年度の3月10日とする。
2 補助事業者は、前項の実績報告を行うに当たって、補助金に係る消費税等仕入控除税
額が明らかな場合には、当該消費税等仕入控除税額を減額して報告しなければならない。
3 補助事業者は、補助事業が当該会計年度内に完了しなかったときは、翌年度の4月1
0日までに石油販売業者経営高度化調査・実現化事業年度末実績報告書(様式高度化調
査・実現化事業第11号)を協会に提出しなければならない。
4
第1項及び第3項の場合における報告書の提出期限について、協会の別段の承認を受
けたときは、その期限によることができる。
(補助金の額の確定等)
第17条 協会は、前条第1項の実績報告書の提出があったときは、当該報告に係る書類
の審査及び必要に応じて行う現地調査等により、当該報告に係る補助事業の成果が補助
金の交付の決定の内容(第13条第1項の規定により変更の承認を行ったときは、その
承認した内容。)及びこれに付した条件に適合すると認めたときは、交付すべき補助金
の額を確定し、補助事業者に石油販売業者経営高度化調査・実現化事業額の確定通知書
(様式高度化調査・実現化事業第12号)を交付するものとする。ただし、当該報告に
係る書類の提出期限は、前条第1項によらず、別に定めるものとする。
(消費税等仕入控除税額の確定に伴う補助金の返還)
第18条 補助事業者は、補助事業完了後に消費税等の申告により補助金に係る消費税等
仕入控除税額が確定した場合には、石油販売業者経営高度化調査・実現化事業消費税額
及び地方消費税額の確定に伴う報告書(様式高度化調査・実現化事業第13号)を速や
かに協会に提出しなければならない。
2 協会は、前項の報告書の提出があった場合には、補助事業者に当該消費税等仕入控除
税額の全部又は一部の返還を命ずるものとする。
3 前項の返還の期限は、当該命令のなされた日から20日以内とする。ただし期限内に
納付がない場合には、補助事業者は返還の期限の日の翌日から納付の日までの日数に応
じてその未納に係る金額に対し年利10.95%の割合で計算した延滞金を協会に納付
しなければならない。
(交付決定の取消し等)
第19条 協会は、第11条の規定による補助金の交付申請の取下げ若しくは第13条第
1項の規定による計画変更等の申請があった場合又は次の各号の一に該当すると認めら
れる場合は、第10条第3項の規定による補助金の交付の決定の全部又は一部を取消し、
又は変更することができる。
一 補助事業者が、この業務方法書の規定又はこの業務方法書の規定による協会の処分
若しくは指示に違反した場合。
二 補助事業者が補助金を補助事業以外の用途に使用した場合。
三 補助事業者が補助事業を中止したとき。
四 補助事業者が補助事業に関して不正、怠慢その他不適当な行為をした場合。
五 交付の決定後生じた事情の変更等により、補助事業の全部又は一部を継続する必要
がなくなった場合。
六 補助事業者が補助事業を実施中に第8条第2項の各号の一に該当する状況となった
場合。
七 前各号に定めるほか、補助金を交付することが不適当であると認める事由があると
き。
2 協会は、前項の規定による補助金の交付決定の取消しをしたときは、石油販売業者経
営高度化調査・実現化事業補助金交付決定取消通知書(様式高度化調査・実現化事業第
14号)によりその旨を補助事業者に通知するものとする。
(補助金の返還)
第20条 協会は、前条第1項各号に該当する場合にあって、既に補助金を交付している
ときは、石油販売業者経営高度化調査・実現化事業補助金返還命令書(様式高度化調
査・実現化事業第15号)により当該補助金の全部又は一部の返還を命ずるものとする。
2 補助事業者は、前項の補助金の返還の命令を受けた場合は、返還の期限までに補助金
の返還を行わなければならない。
3 補助事業者は、第1項の補助金の返還を命ぜられたときは、その命令に係る補助金の
受領の日から納付の日までの日数に応じ、当該補助金の額に対し年利10.95%の割
合で計算した加算金を協会に納付しなければならない。
4 第2項の規定による補助金の返還及び前項の加算金の納付については、第18条第3
項の規定を準用する。
(補助金の支払)
第21条 協会は、第17条の規定により交付すべき補助金の額を確定した後、国から当
該事業に係る補助金の交付を受けたときは、遅滞なく、補助事業者に補助金を支払うも
のとする。ただし、必要があると認められる場合は、補助金の一部又は全部について概
算払いをすることができる。
2 補助事業者は、前項の規定により補助金の精算払い又は概算払いを受けようとすると
きは、石油販売業者経営高度化調査・実現化事業補助金支払請求書(様式高度化調査・
実現化事業第16号)を協会に提出しなければならない。
3 前項の請求書が別に定める期日までに提出されない場合には、正当な理由がある場合
を除き、補助金の支払いを行わないものとする。
(補助事業の評価)
第22条 協会は、補助事業が完了した場合には、当該補助事業について評価を行わなけ
ればならない。
2 評価は、第5条に定める評価委員会が行う。
3 評価に関する事項は、別に定める。
(取得財産等の管理等)
第23条 補助事業者は、補助金により取得し、又は効用の増加した財産(以下「取得財
産等」という。)については、補助事業の完了後においても、善良な管理者の注意義務
をもって管理し、補助金の交付目的に従って、その効率的運用を図らなければならない。
2 補助事業者は、取得財産等について、石油販売業者経営高度化調査・実現化事業補助
金取得財産等管理台帳(様式高度化調査・実現化事業第17号)を備え、管理しなけれ
ばならない。
3 補助事業者は、取得財産等について、石油販売業者経営高度化調査・実現化事業取得
財産等管理明細書(様式高度化調査・実現化事業第18号)を作成し、これを経営高度
化調査・実現化事業実績報告書に添付しなければならない。
(取得財産等の処分の制限)
第24条 補助事業者は、取得財産等のうち取得価格又は効用の増加価格が単価50万円
以上の機械及び重要な器具については、一定期間その処分(補助金の交付の目的に反し
て使用し、譲り渡し、交換し、貸し付け、又は担保に供すること等をいう。)を行って
はならない。ただし、第3項による処分については、この限りでない。
2 前項の期間は補助金交付の目的及び減価償却資産の耐用年数を勘案して協会が別に定
める期間とする。
3 補助事業者は、前項の規定により定められた期間内において、処分を制限された取得
財産等を処分しようとするときは、あらかじめ石油販売業者経営高度化調査・実現化事
業財産処分承認申請書(様式高度化調査・実現化事業第19号)を協会に提出し、その
承認を受けなければならない。
4 補助事業者は第2項の規定により定められた期間内において取得財産等を処分するこ
とにより収入がある、又は収入があると見込まれるときは、速やかに協会に報告しなけ
ればならない。
5 協会は、前項の場合には期限を付してその収入の全部又は一部の納付を補助事業者に
対して命ずるものとする。ただし、納付を命ずることができる額の合計額は、補助金の
確定額の合計額を限度とする。
6 前項の場合において、第18条第3項の規定を準用する。
(工業所有権に関する届出)
第25条 補助事業者は、補助事業に基づく発明、考案等に関して、特許権、実用新案権
又は意匠権(以下「工業所有権」という。)を、補助事業を実施した年度若しくは補助
事業の完了した日の属する会計年度の終了後5年以内に取得し、又は取得した工業所有
権を譲渡し、又は取得した工業所有権について実施権を設定した場合には、遅滞なく石
油販売業者経営高度化調査・実現化事業工業所有権取得届出(様式高度化調査・実現化
事業第20号)を協会に提出しなければならない。
第3章
災害対応SSネットワーク事業
(事業及び補助対象経費)
第26条 協会は、国の補助金の交付を得て、第2条第1項第15号に基づく事業を行う。
2 災害対応SSネットワーク事業の実施に関し必要な事項は別に定める。
3 第1項に定める事業の補助対象経費は、次の各号に掲げるものとする。
一 人件費
二 謝金
三 会場借料
四 会議費
五 旅費
六 資料費
七 広報費
八 報告書作成費
九 機器借料
十 消耗品費
十一 通信連絡費
十二 送金手数料
十三 臨時傭役費
十四 データ収集費
十五 システム構築・更新費
十六 システム運用・保守費
十七 調査費
十八 業務委託・請負・発注費
十九 会議記録費
(給油所安全対策委員会)
第27条 協会に、給油所安全対策委員会を設置する。
2 災害対応SSネットワーク事業は、給油所安全対策委員会で審議を行う。
3 給油所安全対策委員会の設置に関し必要な事項は別に定める。
第4章
石油製品販売業経営実態調査事業
(事業及び補助対象経費)
第28条 協会は、国の補助金の交付を得て、第2条第1項第16号に基づく事業を行う。
2 石油製品販売業経営実態調査事業の実施に関し必要な事項は別に定める。
3 第1項に定める事業の補助対象経費は、次の各号に掲げるものとする。
一 人件費
二 謝金
三 会場借料
四 会議費
五 旅費
六 資料費
七 広報費
八 報告書作成費
九 報告書発送費
十 機器借料
十一
十二
十三
十四
十五
十六
十七
消耗品費
通信連絡費
送金手数料
臨時傭役費
調査費
業務委託・請負・発注費
会議記録費
(調査統計委員会)
第29条 協会に、調査統計委員会を設置する。
2 石油製品販売業経営実態調査事業は、調査統計委員会で審議を行う。
3 調査統計委員会の設置に関し必要な事項は別に定める。
第5章
環境対策等調査事業
(事業及び補助対象経費)
第30条 協会は、国の補助金の交付を得て、第2条第1項第17号に基づく事業を行う。
2 環境対策等調査事業の実施に関し必要な事項は別に定める。
3 第1項に定める事業の補助対象経費は、次の各号に掲げるものとする。
一 人件費
二 謝金
三 会場借料
四 会議費
五 旅費
六 資料費
七 広報費
八 報告書作成費
九 機器借料
十 消耗品費
十一 通信連絡費
十二 送金手数料
十三 臨時傭役費
十四 調査費
十五 業務委託・請負・発注費
十六 会議記録費
(環境保全対策委員会)
第31条 協会に、環境保全対策委員会を設置する。
2 環境対策等調査事業は、環境保全対策委員会で審議を行う。
3
環境保全対策委員会の設置に関し必要な事項は別に定める。
第6章
補
則
(補助金の経理)
第32条 補助事業者は、補助事業の経理について、補助事業以外の経理と明確に区別し、
その収支の状況を会計帳簿によって明らかにしておくとともに、当該会計帳簿及び収支
に関する証拠書類を補助事業の完了した日の属する会計年度の終了後5年間保存してお
かなければならない。
(協会による調査等)
第33条 協会は、補助金の交付業務の適正な運営を図るために、必要な範囲内において、
補助事業者に対して所要の調査等を行うことができる。
2 前項の調査等を行うに当たって、協会は、業務委託をすることができる。
(雑 則)
第34条 この業務方法書に定めるもののほか、業務の運営に関する書類の
様式その他必要な事項は、理事会において別に定めるものとする。
(附 則)
1.この業務方法書は、経済産業大臣の承認を受けた日(平成14年4月9日)から施
行し、平成14年度予算に係る補助事業から適用する。
(附 則)
1.この業務方法書は、経済産業大臣の承認を受けた日(平成15年5月16日)から
施行し、平成15年度予算に係る補助事業から適用する。
(附 則)
1.この業務方法書は、経済産業大臣の承認を受けた日(平成15年9月26日)から
施行し、平成15年度予算に係る補助事業から適用する。
(附 則)
1.この業務方法書は、経済産業大臣の承認を受けた日(平成16年3月15日)から
施行し、平成16年度予算に係る補助事業から適用する。
(附 則)
1.この業務方法書は、経済産業大臣の承認を受けた日(平成18年3月27日)から
施行し、平成18年度予算に係る補助事業から適用する。
(附 則)
1.この業務方法書は、経済産業大臣の承認を受けた日(平成19年4月2日)から施
行し、平成19年度予算に係る補助事業から適用する。
(附 則)
1.この業務方法書は、経済産業大臣の承認を受けた日(平成19年10月17日)か
ら施行し、平成19年度予算に係る補助事業から適用する。
(附 則)
1.この業務方法書は、経済産業大臣の承認を受けた日(平成20年2月15日)から施
行し、平成20年度予算に係る補助事業から適用する。
(附 則)
1.この業務方法書は、経済産業大臣の承認を受けた日(平成21年3月12日)から
施行し、平成21年度予算に係る補助事業から適用する。
(附 則)
1.この業務方法書は、経済産業大臣の承認を受けた日(平成22年4月1日)から施
行し、平成22年度予算に係る補助事業から適用する。
(別紙1)
共同出資会社、事業者グループ及び有限責任事業組合の要件
業務方法書第2条第7号に規定する共同出資会社、第8号に規定する事業者グループ
及び第9号に規定する有限責任事業組合の要件は次のとおりとする。
1.共同出資会社の要件
会社法(平成17年法律第86号)並びに会社法の施行に伴う関係法律の整備等に関す
る法律(平成17年法律第87号)の規定に基づき設立された株式会社、合名会社、合資
会社、合同会社又は旧有限会社法(昭和13年法律第74号)の規定に基づき設立された
有限会社のいずれかの形式をとる会社であり、以下に掲げる全ての要件を満たしているも
の。
(1)3以上の組合員からの出資により設立された会社(有限会社を含む。)であって、補
助事業期間中、組合員からの出資額の総額が当該会社の資本の額の1/2を超えている
こと。なお、組合員同士が連結決算の関係にある場合(当該会社の出資者に組合員以外
の者が含まれるときは、その者と連結決算の関係にある場合を含む。)には、これらを
1の組合員とみなす。
(2)当該石油販売業者の共同化・協業化による競争力強化に繋がることが見込める事業を
その会社の事業目的としていること。
2.事業者グループの要件
組織化された団体として活動しているものであって、以下に掲げる全ての要件を満たし
ているもの。
(1)3以上の組合員により構成される団体であって、補助事業期間中、団体を構成する事
業者のうち組合員が占める割合が1/2を超えていること。なお、事業者グループを構
成する組合員において、互いに連結財務諸表等規則に基づく連結決算の関係にある場合
(当該事業者グループの構成員に組合員以外の者が含まれるときは、その者と連結決算
の関係にある場合を含む。)には、これを1の組合員とみなす。
(2)事業者グループ間で事業目的・事業方針、運営方法等に関する規約等を定めているこ
と。
(3)事業の実施に係る代表者及び責任者(連帯して責任を負うものを含む。)を予め定め、
事業実施のための適切な責任体制を整備していること。
(4)事業の実施に係る補助金の交付の窓口となり、かつ経理を行う事業者を予め1つ定め、
当該事業者が当該補助金に係る特別の会計を設けて、補助事業と他の事業とを明確に会
計区分していること。
(5)当該石油販売業者の共同化・協業化による競争力強化に繋がることが見込める事業を
その団体の事業目的としていること。
3.有限責任事業組合の要件
有限責任事業組合契約に関する法律(平成17年法律第40号)に基づき設立された組
合であって、以下に掲げる全ての要件を満たしているもの。
(1)3以上の組合員からの出資により設立された組合であって、補助事業期間中、組合員
からの出資額の総額が当該組合の資本の額の1/2を超えていること。なお、組合員同
士が連結決算の関係にある場合(当該団体の出資者に組合員以外の者が含まれるときは、
その者と連結決算の関係にある場合を含む。)には、これらを1の組合員とみなす。
(2)事業の実施に係る代表者及び責任者(連帯して責任を負うものを含む。)を予め定め、
事業実施のための適切な責任体制を整備していること。
(3)事業の実施に係る補助金の交付の窓口となり、かつ経理を行う組合員を予め1つ定め、
当該事業者が当該補助金に係る特別の会計を設けて、補助事業と他の事業とを明確に会
計区分していること。
4.補助対象事業に関する要件
(1)補助対象事業の内容が、他の石油販売業者等の健全な経営を阻害し又は圧迫する恐れ
がないこと。また、過去にこれらに類する行為を行った者が含まれないこと。
(2)補助事業の内容が、揮発油販売業を軸としつつ、当該揮発油販売業の立地構造、流通
特性等を生かした事業への取り組みであり、且つ公序良俗に反するものでないこと。
(3)補助対象事業について、他の助成金の補助を受けていないこと。
(別紙2)
補助対象経費の内訳
業務方法書第6条に掲げる経営高度化調査・実現化事業の実施に必要な経費のうち、
補助金の交付の対象となる経費及び期間は、以下に掲げるとおりとする。
1.補助対象経費
(1)人件費及び旅費(全石協、全石商、石油協同組合又は石油商業組合が第2条第1項第
11から第14号に定める事業を実施するために要する人件費に限る。)
(2)高度化調査・実現化事業実施委員会開催費(全石協、全石商、石油協同組合又は石油
商業組合が第2条第1項第11から第14号に定める事業を実施するために要する高
度化調査・実現化事業実施委員会開催費に限る。)
(3)マーケティングリサーチ等事業費
(4)セミナー等開催事業費
(5)実験・実用化試験事業費
(6)先進的取組事業
(7)報告書等作成費
2.補助対象期間
補助対象期間は、補助金交付決定日(協会が補助金の交付決定を文書で通知した日)から
当該補助金交付決定日の属する事業年度の2月末日までとする。
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