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遺産・マリファナ、地図の話 - u

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遺産・マリファナ、地図の話 - u
2003.6.23.
[email protected]
(1) 遺産は雑学のタネだね
昨年末におふくろが死んだ。90ん才まで生きたんだから、何も不満はないし、巨万の富を残してくれたわ
けではないし大きな借金を残してくれたわけでもないので、何の不安もない。
目下のところ、部屋に残っている書籍を整理せんと一念発起立ち上がった。暇をみては片付けに入るが、
時々面白そうなものに遭遇すると遅々として捗らなくなる。
ある日、書籍の間に挟まったメモ帳の中から発見したひとこまを紹介してみようと思う。どこかで見つけてメモ
したものらしい。
■「神は汝のそばにあり」 いや 「神はどこにもいない」
God is now here.
God is nowhere.
■アダムが イブに 挨拶をした時のセリフ
Madam, I’m Adam.
「たけやぶやけた の英語版」 と注釈入り。
■「ごますり」 のこと
Apple polisher.
蛇足ながら、今日会社の帰り道東京駅構内で見つけた。売店の看板にこんなのがあった。「ごまたまご」。
ついでに、オリジナルをひとつ
「宇佐美君のおばあちゃんの名前 宇佐美マス っていうんだって」 (ローマ字で書くと たけやぶやけた)
(2)マリファナ?
キリンビール限定醸造 「一番絞り 毬花」 というビールがあった。
毬花? なんのこったろ? と思って調べてみた。
ホップの花を毬花というらしい。確かにそんな雰囲気の花だ。世の中にはわからない植物名が多い。
「マリバナ」という植物もある。
オキナグサのことを、一部の地域(岩手県・長野県の一部)では 「マリバナ」と呼ぶらしい。この植物は、地域
によってかなり色んな呼び名があるそうだ。
「茉莉花」、マリハナ?、実はこれは「マツリカ」という。いわゆるジャスミン。学名は、Jasminum sambac という
らしい。。
同じジャスミンでも 「茉莉香」というのがある。これは Jasminum officinale。
中国語では「モウリーシャン」と読むそうな。
ところで、マリファナって漢字で書くとどう書くんだろ?
この植物への関心はこの程度に止めておいたほうがいいかも……。
( 3 ) 古い地 図 を 見て その1
ひょんなことで、明治から大正にかけての東京の地図を見る機会があった。
中央線(今で言う)は、「東京」を出ると 「神田」、次は今の交通博物館のあるところ 「萬世橋」、「御茶ノ水」
「水道橋」、「飯田町」、「牛込」、「市ヶ谷」と進む。
総武線(今で言う)は、「両国橋」を起点として、「本所」、「錦糸町」、「亀戸」と進む。古い地図には「錦糸町」が
載っていないものもあった。
御茶ノ水∼秋葉原∼両国の間が繋がっていない地図って、どことなく落ち着かない地図だ。
昔は、ここから東側はよその国という感覚だったんだろうか。
古い地図を見ていると、色々想像が広がって面白い。
( 4 ) 古い地 図 を 見て その2
明治42年の地図だっただろうか、東京湾に目を向けてみた。
「月島」という島は、月島橋で結ばれる二つの島からなっている。
南西に位置する方の島が、今のかちどき1丁目から4丁目がある島。
北東に位置する島が、今の月島1丁目から4丁目がある島。
月島の北東にあり、初見橋でつながる島が 「新佃島」、その北西に江戸の町に面した小さな「佃島」。
「佃島」は今は佃1丁目、「新佃島」は佃3丁目と二丁目の一部。
そして、今は大川端リバーシティといういかめしい名前をいただいているモダンな町が、「石川島」。
更に歴史をさかのぼると、石川島も佃島も江戸の流刑地だったらしい。現代の地図で見ると佃島と本土(?)
の間は僅か250m ほどしか離れていないが、昔はどうだったんだろうか?
東京湾を埋めたてて、島を作るなどという現代的な発想が古い時代に存在していたということも面白い。
( 5 ) サスペンスドラマの怪
なぜか昔からTVを見る時は、相撲、映画、刑事物(今風にいうとサスペンス)に限る。一種の習慣かもしれ
ない。月曜洋画劇場・火曜サスペンス劇場・水曜ロードショー、……衛星名画劇場……。
昔の刑事物、サスペンス物はなかなかいい作品が多かった。鉄道公安36号、判決……。
火曜サスペンス劇場はかなりの確率で見ているが、テーマミュージックが岩崎宏美の「マドンナたちのララバ
イ」だった頃にはドラマとしての質は高かった。最近レベルが落ちた感がある。
最近の刑事物、サスペンス物を見ていて気がついたことを羅列してみる。(こんなことあり? と唱えながら)
■取調室の光景
取調室の刑事、取り調べの中身が熟しているわけでもないのに、やたらに興奮してがなりたてる。むやみに
机を叩いたり、容疑者の襟首を掴んでわめいたり。警察の取調べっていつもこんなことやってんの?
プロデューサやディレクタは経験に基づいて演出してんの?
警察の厄介になったことはないわけではないが、取調室の経験がない。知っている人いたら教えて!!
■主観と感情に流される刑事
調べもしないうちから、「XXが犯人とは思えない」 とか 「XXが人を殺すはずがない」 とか勝手な推理なら
ともかく、自分の主観と感情とだけの発言を繰り返す刑事クン。判ってんなら捜査なんかすることねえだろ。
主観と感情で仕事ができるんなら警察なんかいらないんじゃない?
ドラマに人間味を表現するんなら、もっと真面目に演出を考えたらいかがか?
■喫茶店や路上で大声で打ち合わせる刑事
刑事ふたりが喫茶店で打合せ。打合せの内容は捜査の核心に触れるもの。まわりに他のお客もいるっつう
のに、聞こえるような大きな声でお打合せとは? それが時には道を歩きながらの会話でも…・
捜査は警察の中の秘密なのに、こともあろうに公衆の面前で。
■飲み屋のママに捜査内容を喋る刑事
刑事も人間だからたまには酒ぐらい飲むのはいいだろう。
しかし、カウンター越しのママに捜査進捗状況や内容まで喋るのは止めて欲しい。時にはママの見解を聞い
たりしている。飲み屋のママがいつから刑事のコンサルタントになったのか?
それとも、この飲み屋は刑事の慰安所、何でも相談室?
■急発進急ブレーキの車
警察の車はいつも 「キーッ」 といって発車し、「キーッ」 と言って止まる。
見ていると一刻を争うようなシーンでもない時にも 「キーッ」。どうなってんだろ。
急発進・急ブレーキでは教習所の先生に怒鳴られたもんだけど……
たまにこれはチョンボと思われるシーンがある。
普通に走って、普通に止まる車の音が 「キーッ」。音響効果担当の奴も頭がいかれているようだ。
■絶壁の上での告白
犯人は絶壁のようなところで犯行を告白する。砂浜での告白は何故か出てこない。
北陸、能登が出てくることは結構多いが、九十九里浜など出てきたためしがない。なぜか三陸の例が少ない
ような気がする。ドラマにしやすい何かがあるんだろうか?
もっとも、銀座 4 丁目交差点や渋谷の雑踏の中では告白できないだろうが……・・。
■死体が動いたぞ
死体がズームアップされる。最近は高度な技術を駆使して、模型の死体を使うことができる。
だが、さほど金のかけられなかったドラマの場合、生きた人間を使うことがあるらしい。
死後硬直に入った筈の時期に、遺族が死体に抱きついたり揺さぶったりして嗚咽すると
胴体や顔が揺れて凹凸することがある。そればかりか、じーとしている(死んだんだからあたりまえか)
死体のズームアップシーンで、頬や瞼が微動したのを見たときは嬉しかった!!
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