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鳥取から発信する IT企業

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鳥取から発信する IT企業
「とりぶ」
とは、鳥取(TOTTORI)
と住む
鳥取 に住む、 鳥取 で働くための情報誌
(LIVE)
を略したもので、鳥取県でいきい
8
き生きるという意味が込められています。
2010
Vol.55
[TOLIVE]
http://furusato.tori-info.co.jp/tolive/
鳥取から発信する
IT企業
とっとり仕事・定住人材バンク
システム登録はこちらから
企業や地域が抱える悩みを
人事やITからアプローチし、
解決するコンサルタント会社。
製造現場の機能を3次元で
シュミレーションできる
世界初のITツールを開発。
㈱LASSIC(ラシック)
〈鳥取市〉
㈱レクサー・リサーチ〈鳥取市〉
鳥取から発信する
IT企業
西尾 知宏さん
火がついてしまった問題を
鎮める
“火消し”
の役割。
鳥取市が大好きで、32歳のとき
「中学生のとき、30歳になったら故郷の鳥取で起業しようと
代表取締役 副社長
ITコーディネータ
にUターン。奥様は,大手企業の
システム技術研修講師などを務
めるITエンジニアのエキスパー
ト。家庭では子どもと過ごす時間
を大切にする青年実業家です。
企 業 や 地 域 が 抱 える悩 みを
人 事 や I T からア プ ロ ー チし、
解 決 す る コ ン サ ル タント会 社 。
決心しました」
と、語るのは副社長の西尾知宏さん。夢を追っ
て、大学は経済学部に進学。地域活性化コンサルタントになる
ため、就職は東京の経営コンサルタント会社へ。激務を極める
なか、鳥取県で可能なビジネスモデルをさがして、世界中を飛
び回ったそうです。
そして、
2006年。鳥取市内に企業コンサルタントを業務と
するLASSIC(ラシック)
を起業。創業当時からU・Iターンも含
め、優秀な社員達に恵まれ,全国から引き合いをいただけるこ
とに。3年後、経営手腕に優れた前会社の上司を社長に迎え、
現在は社員29名。躍進を続ける注目の会社となりました。
同社は、
とりわけ企業の人事システムとIT環境の問題解
決に特化しています。
「私たちの任務は、火がついてしまっ
た問題を解決すること」
と、西尾副社長。
たとえば、企業内
に
「社員への指示がしっかり伝わらなくて、行動の改善
までに到らない」
といった問題があると、管理職の評
価制度や人材教育を見直したり、指示伝達を徹底
できるITシステムを開発したりするなど、企業の
社員と一緒になって解決に取り組みま
す。
コストが低く迅速に実現できる対処
を、
どんどん提案して改善を積み重ね
る。それがLASSIC流です。
鳥取だからできること、
LASSICだからできること。
今年から全国初の試みも始
まりました。それは、鳥取市の古
民家に滞在し、農園で土にふれ
ながら野菜を育てる研修サー
ビスです。大手企業から、社員の
システム開発、ITソリューションを鳥取から提供するIT企業
株式会社 LASSIC(ラシック)
【本社オフィス】鳥取市若葉台南7-5-1
電話番号 0857-54-1070 FAX番号 0857-54-1071
WEBサイ http://www.lassic.co.jp/
最新のIT技術やアイデアによって企
業や地域を活性化し、ビジネスにつ
なげる情報サービス企業。社員の平
メンタルヘルスケアの相談を受けたことがきっかけでした。
「こ
のシステムは、
自治体をはじめ病院や生産者の方々など、地域
の皆さんの理解があってこそ実現できたこと。本当に感謝して
います」
と、西尾副社長の言葉も熱くなります。
うつ病などが増
加している今日、
この鳥取県ならではの方式に期待が高まって
います。
均年齢30歳、個性的なメンバーが
「鳥取を活性化させることができれば、
日本経済も活性化す
多く、一方で社内の研修制度も充実
ることにつながる」
と語る西尾副社長の次なる夢は、日本の国
しています。
力を上げること。
“クラシック”
と
“らしさ”を合体させた社名に
は、古いものに新しい見方を加える中で、その企業らしさを再
発見するという意味が込められています。
これまで蓄積したノ
ウハウをビジネスモデルとして各地へ。
まさに、
“LASSICらし
い”全国展開が始まろうとしています。
【 I JUターン者採用について】
採用情報については、随時ホームページに掲載いたします。
8
2010
Vol.55
製 造 現 場 の 機 能 を3次 元 で
シュミレー ション できる
世 界 初 の I T ツ ー ルを開 発 。
生産ラインを立ち上げる前に
仮想空間で多角的に検証する。
日本はモノづくりの国として発展してきました。
しかし、今日で
は生産コスト、
とりわけ人件費の安い海外へと生産拠点を移行
する傾向にあります。日本のモノづくりを立て直すためには、経
済の基盤となっている製造業の革新に挑戦しなければならな
システム開発、
エンジニアリング・コンサルティング
株式会社レクサー・リサーチ
【本社】鳥取市千代水2-98
電話番号 0857-37-3333 FAX番号 0857-37-3334
WEBサイト http://www.lexer.co.jp
バーチャルリアリティーに関連する
い。
こうした理念から、
これまでにない生産準備ITツール『GP4』
を開発したのが、鳥取市の企業「レクサー・リサーチ」
です。
鳥取にUターンした中村昌弘社長が1993年(平成5)
に設
立。その頃まだコンピュータグラフィックスが一般的でなかった
時に、実世界を模擬した3D空間中で仮想体験できる仮想現実
感(バーチャルリアリティ)
システムを制作するなど、その高い
IT開発を専門とし、時代を先駆ける
専門性により研究機関などから注目されました。以後、時代に
ソフトウェアを次々に発表してきまし
先駆けて3DWEB技術や、
3D仮想空間で仮想生物(アバター)
た。現在、GP4(生産準備ITツール)
による、
モノづくりの技術向上を提唱
しています。
と対話できるシステム、仮想トレーニングシステムの開発など
を次々に手がけてきました。そして3年前、中村社長の日本の
製造業にかける熱き想いから、GP4の開発に成功しました。
GP4は製造工場のレイアウト、作業手順、物流などの生産ラ
インを仮想空間で立案・検証できるツールです。
「現物の生産
ラインがなくても、パソコン画面でバーチャルに、作業工程の
立ち回りや動線、作業者の姿勢にかかる負荷までも見ることが
できます」
と、中村社長。GP4の導入により、生産ライン立ち上
げまでの準備期間の短縮、発生する問題点の把握、業務効率
のアップなどが可能となりました。
日本のモノづくり、
そして
サービス力への再挑戦が始まる。
これまで、GP4に類似するソフト製
品はありましたが、運用に手間がか
かったり、専門家しか使えないもの
が ほとんどでした 。これに 比 べ 、
GP4は操作が簡単なうえ、その場
でデータ修正もできるなど、世界初
といえる運用性の高さを誇ってい
ます。実際にセイコーエプソン、ダ
イハツ工業、三洋電機、富士ゼロッ
クスなど大手企業に導入され、生産
の量・質ともに大幅な向上に役立っ
代表取締役
中村 昌弘さん
大阪大学大学院修了、工学博士。趣
味は現代アート。会社のロゴマーク
は自身の作品。著書『生産エンジニ
アリングの「革新力」』
を発刊するな
ど、多彩な才能を発揮されていま
す。
ています。
「製造現場の方々が日本経済を
支えてきました。その熱く、深い活
動 を 価 値 化した いという想 い から
GP4を開発しました。今後はサービス産業
のメカニズムをIT化し、
日本のサービス産業にも新し
【 I JUターン者採用について】
採用情報については、随時ホームページに掲載いたします。
い流れを起こしていきたいと考えています」。鳥取県から日本
をもっと活性化するために、中村社長の夢は広がっています。
財団ニュース
財団法人ふるさと鳥取県定住機構は、Iターン、Jターン、Uターンの促進と県内定住
Z a i d a n
種事業を鳥取労働局、鳥取県、ハローワークなどと連携して取り組んでいます。
をめざしてさまざまな取り組みを推進しています。また「とっとり・くらよし・よな
ご若者仕事ぷらざ」において、若年者等または県内求職者の就職を支援するための各
N e w s
移住定住相談会(県外開催)のお知らせ
県外で開催される、IJU(移住)定住向けイベントを以下のとおりお知らせします。
それぞれのイベントに、鳥取県が出展します!鳥取県への移住定住をお考えの方は是非お越しください。
ふるさと回帰フェアin2010
日本の四季に彩られた土地で、地元の食材を用いた食事。
ちょっと前の日本人が普通に感じていた心の豊かさとは。
今いちど都市と農山漁村の新しい関係(交流)
を考え直すことのできるイベントです。
※詳細はこちらをご確認ください。URL: http://www.furusatokaiki.net/fair/
(大阪市中央区本町橋2番31号) ● 大阪会場:9月4日
(土)
「シティプラザ大阪」
● 東京会場:9月23日
(東京都新宿区西早稲田1-6-1)
(祝・木)
「早稲田大学・大隈講堂」
※時間はいずれも 午前10時∼午後5時
第5回 朝日U・Iターン相談会 2010
新天地で仕事をみつけて移住・定住したい人や、
(就農)農業、酪農、林業、漁業をしたいという人のための相談会です。
※詳細はこちらをご確認ください。URL: http://www.asakyu.com/users/ui-turn.html
●日時:9月5日
(日)午前11時∼午後4時まで(受付は午後3時半まで)
●場所:
「梅田スカイビル
(大阪市北区大淀中1-1-88)
タワーウエスト36階 スペース36L」
●定員:300名(入場無料・若い方から団塊世代の方まで歓迎!)
●申込締切:8月31日
(火)必着
※事前申込受付中です!
もうひとつのふるさと探しフェア IN 大阪
本格的な
「完全移住」
や、夏だけ田舎暮らしをしたいといった
「シーズンステイ」、週末だけ田舎ですご
したいといった「週末居住」などの「二地域居住」、数日間の実生活を体感できる
「生活体験ツアー」な
ど、北海道や中国、四国地方9県の10地域の情報が一度に入手できます。
※ 詳細はこちらをご確認ください。URL: http://www.e-ijyu.jp/
●日時:10月9日
(土)午前10時∼午後5時 ●場所:
(大阪市北区大淀中1-1-88)
「梅田スカイビル」
【メイン会場:10階アウラホール】
【セミナー会場:22階A-1・A-2会議室】」
北海道暮らしフェア2010 IN 名古屋(中四国ブース設置)
中四国ブースとして、鳥取県も参加いたします。
名古屋や周辺にお住まいの鳥取暮らしへ興味のある方は是非お立ち寄りください。
●日時:10月10日
(日)午前10時∼午後5時 ●場所:名古屋市中小企業振興会館・第2ファッション展示場(名古屋市千種区吹上2-6-3)
やさ し い
問合先
こ こ は
鳥取県移住定住サポートセンター 0120-841-558(平日8時30分∼17時15分)
●鳥取県へIJU(移住)
ご相談・お問合せは…お電話&インターネットでお気軽にどうぞ!
●インターネットでのお問合せ・資料請求は24時間受付中 http://www.pref.tottori.lg.jp/iju/
財団法人 ふるさと鳥取県定住機構
〈 発行/財団法人 ふるさと鳥取県定住機構 発行月/平成22年8月 〉
JR鳥取駅
ローソン ●
ワシントン
ホテルプラザ
●
南口広場
鳥取フコク生命
駅前ビル1階
市役所
●駅南庁舎
山白川
事務局 ●〒680-0846 鳥取県鳥取市扇町7(鳥取フコク生命駅前ビル1階)
●TEL.0857-24-4740 FAX.0857-24-4736
●E-mail [email protected] ●URL http://furusato.tori-info.co.jp/
●ご利用時間 8時30分∼17時15分(土曜日、日曜日、祝祭日を覗く)※お車でお越しの際は、市役所駅南庁舎駐車場をご利用ください。
⃝ご相談は がご利用いただけます。
(財)
ふるさと鳥取県定住機構、鳥取県東京本部、鳥取県関西本部のいずれかにつながります)
(かける地域により、
風紋広場
● ふれあい会館
Fly UP