Comments
Description
Transcript
社会学研究科
シ ラ バ ス 社会学研究科 立 教 大 学 作成日:2016 年 09 月 01 日 ■MB051 科目コード/科目名 (Course Code / Course Title) 担当者名 (Instructor) 学期 (Semester) 科目ナンバリング (Course Number) 備考 (Notes) MB051/弱者・マイノリティ論 (Minority Issues in Contemporary Societies) 岩間 暁子(IWAMA AKIKO) 春学期(Spring Semester) SOC6020 単位 (Credit) 言語 (Language) 2単位(2 Credits) 日本語 (Japanese) 授業の目標(Course Objectives) 近年,ヨーロッパを中心に「古いマイノリティ」と「新しいマイノリティ」という対比がなされている。「古いマイノリティ」はいわゆる「ナ ショナル・マイノリティ」,「新しいマイノリティ」は移民を指す。この二つの概念の理論的違いに留意しつつ, 東アジア,ヨーロッパ, アメリカにおける「マイノリティ(少数者)」をめぐる現状と歴史,政策について理解を深める。 授業の内容(Course Contents) 国連や国際人権法などでは「弱者」「マイノリティ」「移民」の3者は明確に区別され,それぞれ異なる配慮が必要とされる。これに 対して,日本では障碍者,LGBT,ホームレスなどを含む多義的な「マイノリティ」概念(国際人権法などでは「弱者」に相当)が広が っていると同時に,他国とは異なり,アイヌ民族や沖縄の人々,在日コリアンなどの「ナショナル/エスニック・マイノリティ」が「マイ ノリティ」概念に占める位置は小さい。このような「マイノリティ」概念の日本的特徴と整合する形で、国際的基準と照らし合わせて みると,日本では「ナショナル/エスニック・マイノリティ」の権利保障がほとんどなされていないという問題もある。こうした問題意 識の下に,2つの課題を取り上げる。(1)「マイノリティ」概念は「伝統型/限定型」(ドイツ,ソ連・ロシア,中国など),「拡散型」(ア メリカ,日本,韓国など),「回避型」(フランス)といった3類型に大別されることを確認した後,(2)「シティズンシップ」「多文化主義」 「社会的包摂」といった観点から,各国における「古いマイノリティ」の権利擁護や政策の展開と,「新しいマイノリティ」の排除と包 摂をめぐる状況について批判的検討をおこなう。 授業計画(Course Schedule) 1. オリエンテーション 2. 「マイノリティ」概念に関する文献講読1 3. 「マイノリティ」概念に関する文献講読2 4. マイノリティの包摂に関する文献講読1 5. マイノリティの包摂に関する文献講読2 6. マイノリティの包摂に関する文献講読3 7. マイノリティの包摂に関する文献講読4 8. マイノリティの包摂に関する文献講読5 9. マイノリティの包摂に関する文献講読6 10. マイノリティの包摂に関する文献講読7 11. マイノリティの包摂に関する文献講読8 12. マイノリティの包摂に関する文献講読9 13. マイノリティの包摂に関する文献講読 10 14. マイノリティの包摂に関する文献講読 11 授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class) 次回の授業で取り上げる文献を読むことは必須であり,レポーターを担当する場合にはレジュメの作成もおこなう。 成績評価方法・基準(Evaluation) 出席,報告内容,ディスカッションへの積極的参加によって総合的に評価する(100%) テキスト(Textbooks) 1. 岩間暁子/ユ・ヒョヂョン、2007、『マイノリティとは何か-概念と政策の比較社会学』、ミネルヴァ書房 (978-462304872) 1 回目の授業で受講生と相談の上,4回目以降に読む文献を決める予定。 参考文献(Readings) その他(HP 等)(Others(e.g.HP)) 注意事項(Notice) -1- ■MB071 科目コード/科目名 (Course Code / Course Title) テーマ/サブタイトル等 (Theme / Subtitle) 担当者名 (Instructor) 学期 (Semester) 科目ナンバリング (Course Number) 備考 (Notes) MB071/調査計画法 (Research Design) 理論と実戦双方の観点から学ぶ量的社会調査の遂行 二階堂 晃祐(NIKAIDO KOSUKE) 春学期(Spring Semester) SOC5010 単位 (Credit) 言語 (Language) 2単位(2 Credits) 日本語 (Japanese) 授業の目標(Course Objectives) 統計的な社会調査の理論を概観。更に実習を含む授業を通し仮説の構築・質問紙の設計・実査など,社会調査の諸技法の実践 と掌握を目指す。調査の企画・設計からデータの収集・整理,集計・分析、さらには調査結果のまとめに至る方法の実践的理解を 通じ、先行研究や学説を考慮した上で適切な調査のデザインができるようになることを目標とする。 授業の内容(Course Contents) 講義と実習の組み合わせ。実践を通して一連の量的社会調査データの収集、分析法を一通り学んでもらうため、グループワーク として授業と平行し簡易的な調査プロジェクトを進めてもらう。対象者は大学内の在校生や各履修者の近隣住民等、現実的に1 学期で対応出来る母集団を想定してもらって良い。進行は概ね各回の講義テーマに応じ、授業終了時にはレポートとして完成し た状態を目指す。 授業計画(Course Schedule) 1. 授業のねらい解説、各履修者の興味とこれまでの経験確認 2. 社会学での社会調査の役割、その強みと課題、社会調査の類型と典型的な手順について 3. 調査の企画と設計 4. 仮説の構築:学説、理論、先行研究と仮説、調査の目的と成果の役立て方の計画 5. サンプリング:標本設計の理論と統計学的背景 6. 標本抽出の実際と現実的な課題 7. 調査票の作成:質問票の構成、長さや各質問の配置等について 8. 調査票の作成:質問のワーディング 9. 調査票の作成:回答選択肢の設け方 10. 調査の実施1:実査の方法、フィールドワークを行う上での課題、問題への対処 11. 調査の実査2:回収票の点検、エディティング 12. データの入力からデータクリーニング、初期的分析や集計と適切な変数の加工 13. データの分析法概要:量的変数の分析法 14. データの分析法概要:質的変数の分析法 授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class) 授業の内容に指定されている通り、ある程度の時間が必要なグループワークでの調査実習を従う。 成績評価方法・基準(Evaluation) 最終レポート(Final Report)(40%)/出席票及びコメントカード(20%)/進行に応じての簡易レポート合計(数回)(40%) テキスト(Textbooks) 1. 轟亮・杉野勇編、2013、『入門・社会調査法〜2ステップで基礎から学ぶ』、法律文化社 (ISBN:9784589034892) 参考文献(Readings) その他(HP 等)(Others(e.g.HP)) 注意事項(Notice) -2- ■MB073 科目コード/科目名 (Course Code / Course Title) テーマ/サブタイトル等 (Theme / Subtitle) 担当者名 (Instructor) 学期 (Semester) 科目ナンバリング (Course Number) 備考 (Notes) MB073/量的分析法 (Statistical Analysis) 社会学で主流の高度な量的分析手法の基本を掌握 村瀬 洋一(MURASE YOICHI) 秋学期(Fall Semester) SOC5010 単位 (Credit) 言語 (Language) 2単位(2 Credits) 日本語 (Japanese) 授業の目標(Course Objectives) 社会統計学や多変量解析の基礎を学んでいる事を前提としつつ、社会科学において本格的な量的研究の学術論文を理解し,執 筆出来るレベルに相当する統計分析技能を身に付ける事を目的とする。 授業の内容(Course Contents) 授業の直接的な対象は統計学的な手法やその数学的背景だが、運営面での力点は学問としての社会学における応用である。 社会学的な観点からのデータの扱い方や解釈、実際に分析ソフトウェア「SPSS」を使用した実習に重点を置くことに留意。講義と 実習を組み合わせ、信頼性の高い社会調査のデータを実際に使用して各分析手法を体験してもらうのが授業の主要要素とな る。 授業計画(Course Schedule) 1. ガイダンス:授業の概要と考え方、統計学の基礎復習 2. 分析への基本的な考え方・思想の確認:単なる数値の処理や純粋に数学的な課題にとらわれず、社会学的な意味づけを データに持たせるために必要な事項を考察していく 3. 重回帰分析(1):係数と有意性の解釈とその意味合いの違い、他変数の制御の考え方、ダミー変数の使用 4. 重回帰分析(2):回帰診断、変数の選択の仕方 5. ロジスティック回帰分析(1):質的変数を従属変数とするために、オッズ比を使用した結果の解釈の仕方とその社会学的な 意味合い 6. ロジスティック回帰分析(2):質的変数同士の分析、多重ロジスティック回帰分析と変数選択の仕方 7. ログリニアモデル(1):質的変数同士の相関の分析について、基本的な解釈の仕方とモデルの適応度の判断の仕方 8. ログリニアモデル(2):より複雑なモデルの解釈の仕方 9. 因子分析(1):多くの変数間の背後にある要因を探るときの考え方、分析と解釈方法 10. 因子分析(2):社会学における応用方法、探索的分析と確証的分析 11. 構造方程式モデル SEM(1):モデル構築の基本的な考え方、因果関係の考え方、直接効果と間接効果の違いについて 12. 構造方程式モデル SEM(2):より複雑なモデルについて 13. 構造方程式モデル SEM(3):自分でモデルを構築しデータ分析 14. コレスポンデンス分析、多重コレスポンデンス分析と数量化理論:質的データの視覚化、有意性検定を伴わない分析手法 の考え方と使用法について 授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class) 社会調査士資格と関連した大学院科目となる。学部レベルの基礎的な統計学は理解していることを前提として行う。統計学は講 義開始前に十分に復習しておくこと。社会調査データファイルはいくつか用意するが、自身で分析してみたいデータがあればそれ を持ち込んでもよい。 成績評価方法・基準(Evaluation) 最終レポート(Final Report)(40%)/授業内課題(60%) テキスト(Textbooks) 1. 村瀬洋一他編、2007、『SPSS による多変量解析』、オーム社 (ISBN:4274066266) 参考文献(Readings) 1. 筒井淳也他編、2015、『計量社会学入門 ―社会をデータでよむ』、世界思想社 (ISBN:4790716716) 2. 与謝野有紀他編、2006、『社会の見方,測り方 ―計量社会学への招待』、勁草書房 (ISBN:4326601868) 3. 盛山和夫、2004、『社会調査法入門』、有斐閣 (ISBN:4641183058) 4. 盛山和夫他編、2011、『日本の社会階層とそのメカニズム ―不平等を問い直す』、白桃書房 (ISBN:4561961240) 5. 轟亮・杉野勇編、2013、『入門・社会調査法 (第 2 版) 』、法律文化社 (ISBN:4589034892) 6. 岩井紀子・保田時男、2007、『調査データ分析の基礎 ―JGSS データとオンライン集計の活用』、有斐閣 (ISBN:4641173281) 7. 三輪哲・林雄亮編、2014、『SPSS による応用多変量解析』、オーム社 (ISBN:4274050114) -3- その他(HP 等)(Others(e.g.HP)) 村瀬研ホームページを参照。 http://www2.rikkyo.ac.jp/web/murase/ 注意事項(Notice) -4- ■MB075 科目コード/科目名 (Course Code / Course Title) テーマ/サブタイトル等 (Theme / Subtitle) 担当者名 (Instructor) 学期 (Semester) 科目ナンバリング (Course Number) 備考 (Notes) MB075/質的分析法 (Qualitative Research) フィールドワークからデータ分析、作品化まで、質的調査の一連の過程を理解する 櫻井 厚(SAKURAI ATSUSHI) 春学期(Spring Semester) SOC5010 単位 (Credit) 言語 (Language) 2単位(2 Credits) 日本語 (Japanese) 授業の目標(Course Objectives) 質的調査の根底には調査者と調査協力者との関係があること、そのうえで質的調査のデータが成立していることを理解し、自ら の研究調査に実践的活かすことを目標とする。 授業の内容(Course Contents) 社会調査における質的調査とは何か。それは人間と社会をどのように理解し、どのような影響を及ぼすのか。質的調査法の核と なる考え方と基本的な意義をフィールドにおける調査者と調査協力者の相互行為からとらえ、そのうえで質的データの収集方法、 調査協力者の語りの理解・解釈、そして調査者の倫理性などを考察する。とくに調査協力者の生活世界を理解する有力な方法で あるライフストーリー法の考え方を基本にする。 授業計画(Course Schedule) 1. 社会調査法における質的調査法とは何か 2. フィールドワークの方法(1):参与観察法とエスノグラフィー 3. フィールドワークの方法(2):ラポールの虚実 4. フィールドワークの方法(3):なにが質的調査のツールか 5. インタビュー調査の諸問題:相互行為としての社会調査 6. インタビューの実習 7. 語りの構成プロセスと会話分析の手法 8. 語りがたさと沈黙の意味 9. 調査者の立場と調査倫理 10. 質的データの分析・解釈:語りの社会的、文化的文脈 11. 質的調査をもとにした古典 12. 受講者の報告(1):調査計画と調査方法 13. 受講者の報告(2):調査計画と調査方法 14. 全体のふりかえりと質的調査の可能性 授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class) 社会調査にあたっては、まず自らの研究テーマを設定し、それに適切な調査方法を考える必要がある。文献研究からはじめるだ けでなく、直接フィールドへ出かけて調査協力者と出会って資料収集をすることで、自分のテーマが明確になり、よりいっそう、適 切な調査方法が見えてくる場合もある。授業の進行と併せて自らの研究テーマと調査方法を日々検討することが望ましい。 成績評価方法・基準(Evaluation) 最終レポート(Final Report)(30%)/出席回数と討論への参加度(30%)/報告と提出物(40%) テキスト(Textbooks) 1. 桜井厚、2012、『ライフストーリー論』、弘文堂 (ISBN:9784-335-50127-2-) 参考文献(Readings) 1. 桜井厚・石川良子、2015、『ライフストーリーに何ができるか』、新曜社 (ISBN:978-4-7885-1398-3) 2. 桜井厚、2002、『インタビューの社会学』、せりか書房 (ISBN:4-7967-0237-7) 3. 桜井厚・小林多寿子、2005、『ライフストーリー・インタビュー:質的研究入 門』、せりか書房 (ISBN:978-4-7967-0268-3) その他(HP 等)(Others(e.g.HP)) 注意事項(Notice) -5- 科目コード/科目名 (Course Code / Course Title) テーマ/サブタイトル等 (Theme / Subtitle) 担当者名 (Instructor) 学期 (Semester) 科目ナンバリング (Course Number) 備考 (Notes) ■MB081 その他/プロジェクト研究A1 (Research Project A1) 国際的な人の移動と交流/日本とバングラデシュ間の事例 (Global Migration and Transnational Relations: A Case of Japan and Bangladesh) 野呂 芳明(NORO YOSHIAKI) 木下 康仁(KINOSHITA YASUHITO) 中山 由佳(NAKAYAMA YUKA) 吉成 勝男(YOSHINARI KATSUO) 単位 春学期(Spring Semester) 4単位(4 Credits) (Credit) 言語 日本語 SOC5040 (Language) (Japanese) MB081 授業の目標(Course Objectives) グローバルな人の移動が進展する中で形成されたエスニック・コミュニティの変貌やホスト社会への影響などを調べる。また、一 定期間の外国滞在後に帰国したケースも含めたネットワーク形成のあり方も対象とする。調査の計画や実施、分析、報告書作成 などのスキルの向上。実際に調査の計画を立て、経験することで、調査を実施するまでに必要な事項や、分析に至るまでを学び、 修士論文、博士論文のテーマによっては、直接的につなげることができる。若干異なるテーマの論文作成を目指していても、調査 の方法論などを経験的に学ぶことができる。 授業の内容(Course Contents) 日本国内のエスニック・コミュニティと帰還者とのトランスナショナルな絆、移住者を送出した国(バングラデシュ) の変化、日本と バングラデシュの両国に関連する組織活動等、国内とダッカでのフィールドワークを行う。外国人居住者支援にかかわる NGO を 通じて、聞き取り調査等、トランスナショナルなネットワークの構築を調べる。より具体的には、1980 年代後半に国内で急増したバ ングラデシュ出身者への聞き取り調査を中心に、日本とバングラデシュのかかわりに注目する。 授業計画(Course Schedule) 1. ガイダンス 2. 文献講読 I: 対象となる地域やエスニック社会にかんする文献を講読 3. 文献講読 II 4. 文献講読 III 5. 文献講読 IV: インタビュー等の方法論を学ぶ 6. 文献講読 V 7. 中間発表 I 8. 中間発表 II 9. 調査企画 I: 先行研究のまとめとそれぞれの調査計画を設定する 10. 調査企画 II 11. 調査企画 III 12. 調査企画 IV 13. 中間報告 I 14. 中間報告 II 授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class) 調査の方法論や調査倫理および社会学の基礎理論について、予め学習していることが望ましい。 成績評価方法・基準(Evaluation) レポート試験(Report Exam)(60%)/授業時間内の討論や研究報告(40%) テキスト(Textbooks) 1. 吉成勝男・水上徹男・野呂芳明、2015、『市民が提案するこれからの移民政策―NPO 法人 APFS の活動と世界の動向から』、 現代人文社 2. APFS 編、2002、『子どもたちにアムネスティを――在留特別許可取得一斉行動の記録』、現代人文社 3. 長谷安郎・三宅博之編、1993、『バングラディッシュの海外出稼ぎ労働者』、明石書店 4. International Organization for Migration (IOM). 2014. IOM Bangladesh. IOM 5. International Organization for Migration (IOM). 2014. The International Organization for Migration in Brife. IOM 適宜指示する。また、授業内でプリントを配布する。 参考文献(Readings) 1. Smillie, Ian. 2009. Freedom from Want. Kumarian Press -6- 2. Vertovec, Steven. 2009. Transnationalism (Key Ideas). Routledge 3. Vinken, Henk, et al. (eds.). 2010. Civic Engagement in Contemporary Japan. Springer 適宜指示する。また、授業内でプリントを配布する。 その他(HP 等)(Others(e.g.HP)) 注意事項(Notice) -7- 科目コード/科目名 (Course Code / Course Title) テーマ/サブタイトル等 (Theme / Subtitle) 担当者名 (Instructor) 学期 (Semester) 科目ナンバリング (Course Number) 備考 (Notes) ■MB082 自動登録/プロジェクト研究A2 (Research Project A2) 国際的な人の移動と交流/日本とバングラデシュ間の事例 (Global Migration and Transnational Relations: A Case of Japan and Bangladesh) 野呂 芳明(NORO YOSHIAKI) 木下 康仁(KINOSHITA YASUHITO) 中山 由佳(NAKAYAMA YUKA) 吉成 勝男(YOSHINARI KATSUO) 単位 秋学期(Fall Semester) 4単位(4 Credits) (Credit) 言語 日本語 SOC5040 (Language) (Japanese) MB082 授業の目標(Course Objectives) グローバルな人の移動が進展する中で形成されたエスニック・コミュニティの変貌やホスト社会への影響などを調べる。また、一 定期間の外国滞在後に帰国したケースも含めたネットワーク形成のあり方も対象とする。調査の計画や実施、分析、報告書作成 などのスキルの向上。実際に調査の計画を立て、経験することで、調査を実施するまでに必要な事項や、分析に至るまでを学び、 修士論文、博士論文のテーマによっては、直接的につなげることができる。若干異なるテーマの論文作成を目指していても、調査 の方法論などを経験的に学ぶことができる。 授業の内容(Course Contents) 日本国内のエスニック・コミュニティと帰還者とのトランスナショナルな絆、移住者を送出した国(バングラデシュ) の変化、日本と バングラデシュの両国に関連する組織活動等、国内とダッカでのフィールドワークを行う。外国人居住者支援にかかわる NGO を 通じて、聞き取り調査等、トランスナショナルなネットワークの構築を調べる。より具体的には、1980 年代後半に国内で急増したバ ングラデシュ出身者への聞き取り調査を中心に、日本とバングラデシュのかかわりに注目する。 授業計画(Course Schedule) 1. ガイダンス: 秋学期の進め方およびフィールドワークのスケジュールなど 2. インタビューおよび質問票調査の検討I 3. インタビューおよび質問票調査の検討II 4. 実地調査(国内)I: フィールドワークおよびインタビュー、質問票調査を実施 5. 実地調査(国内)II 6. 実地調査(バングラデシュ)I: フィールドワークおよびインタビュー、質問票調査を実施 7. 実地調査(バングラデシュ)II 8. データ検証I 9. データ検証II 10. データ検証III 11. 中間報告 I 12. 中間報告 II 13. 報告書作成I 14. 報告書作成II 授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class) 調査の方法論や調査倫理および社会学の基礎理論について、予め学習していることが望ましい。 成績評価方法・基準(Evaluation) レポート試験(Report Exam)(60%)/研究報告や調査活動(40%) テキスト(Textbooks) プロジェクト研究A1参照。 適宜指示する。 参考文献(Readings) プロジェクト研究A1 参照。 適宜指示する。また、授業内でプリントを配布する。 その他(HP 等)(Others(e.g.HP)) プロジェクト研究A1を履修していること。 -8- 注意事項(Notice) -9- ■MB083 科目コード/科目名 (Course Code / Course Title) テーマ/サブタイトル等 (Theme / Subtitle) 担当者名 (Instructor) 学期 (Semester) 科目ナンバリング (Course Number) 備考 (Notes) その他/プロジェクト研究B1 (Research Project B1) グローバル・メディア研究 木村 忠正(KIMURA TADAMASA) 井手口 彰典(IDEGUCHI AKINORI) 春学期(Spring Semester) SOC5040 単位 (Credit) 言語 (Language) 4単位(4 Credits) 日本語 (Japanese) MB083 授業の目標(Course Objectives) 世論形成に関する従来の議論を踏まえながら、インターネット、ソーシャルメディアによる変化に関する理論的枠組を発展させる とともに、ネット世論研究に即して、大量ログデータ解析法、オンラインフィールドワークなどの方法に習熟し、東アジア地域を対象 とした具体的な世論形成調査を実施する。 授業の内容(Course Contents) インターネット、ソーシャルメディアの発展は、世論形成の回路を、従来のマスメディア主導のあり方から大きく変えつつある。それ と同時に、東アジア地域では、ネット世論におけるナショナリズム的傾向もまた強く見られる。そこで本プロジェクト研究では、東ア ジア地域におけるネット世論のあり方を、実際の大量なログデータにもとづくビッグデータ解析、オンラインを含めたフィールドワー クなどにより掘り下げ、現代社会における世論形成についての理論的枠組についても考究する。 授業計画(Course Schedule) 1. ガイダンス 2. 文献講読(1) 3. 文献講読(2) 4. ビッグデータ解析方法論(1) 5. ビッグデータ解析方法論(2) 6. ビッグデータ解析方法論(3) 7. ビッグデータ解析実践(1) 8. ビッグデータ解析実践(2) 9. ディスカッション(1)ネット世論 10. ディスカッション(2)国際社会と東アジアの社会変動 11. ディスカッション(3)東アジアにおける言説空間 12. 中間報告1 13. 中間報告2 14. 春学期総括 授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class) 本プロジェクトでは、ビッグデータ解析を初め、一方で、統計的手法、情報工学的手法を積極的に用いるとともに、オンラインフィ ールドワークなど、質的調査の方法論もとりいれる。履修者には、調査方法論、データ分析法をどん欲に学習し、リサーチを自ら デザインして、実施する積極性が求められる。 成績評価方法・基準(Evaluation) 最終レポート(Final Report)(40%)/授業期間内の作業(30%)/プレゼンテーション(30%) テキスト(Textbooks) 授業内で指示する。 参考文献(Readings) 授業内で指示する。 その他(HP 等)(Others(e.g.HP)) 注意事項(Notice) - 10 - ■MB084 科目コード/科目名 (Course Code / Course Title) テーマ/サブタイトル等 (Theme / Subtitle) 担当者名 (Instructor) 学期 (Semester) 科目ナンバリング (Course Number) 備考 (Notes) 自動登録/プロジェクト研究B2 (Research Project B2) グローバル・メディア研究 木村 忠正(KIMURA TADAMASA) 井手口 彰典(IDEGUCHI AKINORI) 秋学期(Fall Semester) SOC5040 単位 (Credit) 言語 (Language) 4単位(4 Credits) 日本語 (Japanese) MB084 授業の目標(Course Objectives) 世論形成に関する従来の議論を踏まえながら、インターネット、ソーシャルメディアによる変化に関する理論的枠組を発展させる とともに、ネット世論研究に即して、大量ログデータ解析法、オンラインフィールドワークなどの方法に習熟し、東アジア地域を対象 とした具体的な世論形成調査を実施する。 授業の内容(Course Contents) インターネット、ソーシャルメディアの発展は、世論形成の回路を、従来のマスメディア主導のあり方から大きく変えつつある。それ と同時に、東アジア地域では、ネット世論におけるナショナリズム的傾向もまた強く見られる。そこで本プロジェクト研究では、東ア ジア地域におけるネット世論のあり方を、実際の大量なログデータにもとづくビッグデータ解析、オンラインを含めたフィールドワー クなどにより掘り下げ、現代社会における世論形成についての理論的枠組についても考究する。 授業計画(Course Schedule) 1. リサーチデザインの検討(1) 2. リサーチデザインの検討(2) 3. 東アジアにおける世論形成メディアの構造 4. 記事媒体分析 5. 配信記事分析 6. 新聞におけるオンライン配信と紙配信記事 7. 投稿者分析 8. コメント分析 9. ネットワーク分析 10. オンラインフィールドワーク 11. ディスカッション:東アジアにおける世論形成 12. プレゼンテーション(1) 13. プレゼンテーション(2) 14. 総括 授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class) 本プロジェクトでは、ビッグデータ解析を初め、一方で、統計的手法、情報工学的手法を積極的に用いるとともに、オンラインフィ ールドワークなど、質的調査の方法論もとりいれる。履修者には、調査方法論、データ分析法をどん欲に学習し、リサーチを自ら デザインして、実施する積極性が求められる。 成績評価方法・基準(Evaluation) 最終レポート(Final Report)(40%)/授業での発表及び討論(30%)/研究プレゼンテーション(30%) テキスト(Textbooks) 授業内で提示する。 参考文献(Readings) 授業内で提示する。 その他(HP 等)(Others(e.g.HP)) 注意事項(Notice) - 11 - ■MB085 科目コード/科目名 (Course Code / Course Title) テーマ/サブタイトル等 (Theme / Subtitle) 担当者名 (Instructor) 学期 (Semester) 科目ナンバリング (Course Number) 備考 (Notes) その他/プロジェクト研究C1 (Research Project C1) 震災経験のライフストーリー 小倉 康嗣(OGURA YASUTSUGU) 櫻井 厚(SAKURAI ATSUSHI) 田北 康成(TAKITA YASUNARI) 春学期(Spring Semester) SOC5040 単位 (Credit) 言語 (Language) 4単位(4 Credits) 日本語 (Japanese) MB085 授業の目標(Course Objectives) 東日本大震災の経験をめぐるライフストーリーをききとり、記録し、東日本大震災とはいかなる経験だった/であるのか、そして そもそも何が問題なのかを明らかにし、支援につなげつつどのような社会学的研究が可能かを探っていく。同時に、質的調査過 程の全体を経験し、その具体的な方法や調査のマネジメント・スキルを習得する。 授業の内容(Course Contents) 東日本大震災で甚大な災害を被った現地(岩手県下閉伊郡大槌町、同県陸前高田市、宮城県気仙沼市唐桑町を予定)をフィー ルドワークし、被災した人びとや現地で活動をしている人たちと関係をつくりながら、その経験の語り=ライフストーリーをききとっ ていく。さらにそれを、現地の人びとの支援につなげつつ、未来への経験的遺産としてアーカイヴ化(過去の記憶を保存し将来の 新たな生のあり方・社会のあり方を探る記録として蓄積) する。そして、これらの作業によって得た震災経験への深い理解(生活 世界に沈みこんだ理解)にもとづき、各自の問題関心から論文作成を進めていく。 現地でのフィールドワークは、履修者と相談のうえ夏(6 日間程度)と秋(3 日間程度)に実施する。このフィールドワークへの参加 は必須である。なお、旅費は補助される。 授業計画(Course Schedule) 1. ガイダンス 2. 履修者それぞれの問題関心の発表① 3. 履修者それぞれの問題関心の発表② 4. 本プロジェクトに関連するこれまでのフィールドワーク経験から① 5. 本プロジェクトに関連するこれまでのフィールドワーク経験から② 6. 東日本大震災関連文献・資料の収集・講読① 7. 東日本大震災関連文献・資料の収集・講読② 8. 東日本大震災関連文献・資料の収集・講読③ 9. ライフストーリー・インタビューの方法論の検討① 10. ライフストーリー・インタビューの方法論の検討② 11. フィールドワークに向けて各自の問題意識の発表① 12. フィールドワークに向けて各自の問題意識の発表② 13. 第 1 回フィールドワークの計画・準備① 14. 第 1 回フィールドワークの計画・準備② 授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class) フィールドワークの事前準備として、資料収集や文献探索を各自おこなう。フィールドワーク実施以降は、フィールドノート作成、 自分のインタビューのトランスクリプト作成(文字起こし)をおこなう。インタビュー協力者とのやりとりも、各自おこなう。 成績評価方法・基準(Evaluation) フィールドワークおよび関連作業への貢献(50%)/発表・フィールドノート・トランスクリプト作成(50%) テキスト(Textbooks) 適宜指示する。 参考文献(Readings) 適宜紹介する。 その他(HP 等)(Others(e.g.HP)) 注意事項(Notice) - 12 - ■MB086 科目コード/科目名 (Course Code / Course Title) テーマ/サブタイトル等 (Theme / Subtitle) 担当者名 (Instructor) 学期 (Semester) 科目ナンバリング (Course Number) 備考 (Notes) 自動登録/プロジェクト研究C2 (Research Project C2) 震災経験のライフストーリー 奥村 隆(OKUMURA TAKASHI) 櫻井 厚(SAKURAI ATSUSHI) 田北 康成(TAKITA YASUNARI) 秋学期(Fall Semester) SOC5040 単位 (Credit) 言語 (Language) 4単位(4 Credits) 日本語 (Japanese) MB086 授業の目標(Course Objectives) 東日本大震災の経験をめぐるライフストーリーをききとり、記録し、東日本大震災とはいかなる経験だった/であるのか、そして そもそも何が問題なのかを明らかにし、支援につなげつつどのような社会学的研究が可能かを探っていく。同時に、質的調査過 程の全体を経験し、その具体的な方法や調査のマネジメント・スキルを習得する。 授業の内容(Course Contents) 東日本大震災で甚大な災害を被った現地(岩手県下閉伊郡大槌町、同県陸前高田市、宮城県気仙沼市唐桑町を予定)をフィー ルドワークし、被災した人びとや現地で活動をしている人たちと関係をつくりながら、その経験の語り=ライフストーリーをききとっ ていく。さらにそれを、現地の人びとの支援につなげつつ、未来への経験的遺産としてアーカイヴ化(過去の記憶を保存し将来の 新たな生のあり方・社会のあり方を探る記録として蓄積) する。そして、これらの作業によって得た震災経験への深い理解(生活 世界に沈みこんだ理解)にもとづき、各自の問題関心から論文作成を進めていく。 現地でのフィールドワークは、履修者と相談のうえ夏(6 日間程度)と秋(3 日間程度)に実施する。このフィールドワークへの参加 は必須である。旅費は補助される。 授業計画(Course Schedule) 1. 第 1 回フィールドワークのトランスクリプト作成と解釈① 2. 第 1 回フィールドワークのトランスクリプト作成と解釈② 3. 第 1 回フィールドワークのトランスクリプト作成と解釈③ 4. 第 2 回フィールドワークの計画・準備① 5. 第 2 回フィールドワークの計画・準備② 6. 第 2 回フィールドワークのトランスクリプト作成と解釈① 7. 第 2 回フィールドワークのトランスクリプト作成と解釈② 8. フィールドワーク全体の省察と報告書論文構想① 9. フィールドワーク全体の省察と報告書論文構想② 10. フィールドワーク全体の省察と報告書論文構想③ 11. 報告書論文中間報告① 12. 報告書論文中間報告② 13. 報告書論文中間報告③ 14. 最終報告会 授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class) フィールドワーク後の作業として、自分のインタビューのトランスクリプト作成(文字起こし)、インタビュー協力者とのやりとり、報 告書作成のための論文執筆をおこなう。 成績評価方法・基準(Evaluation) フィールドワークおよび関連作業への貢献(50%)/トランスクリプト作成および報告書論文(50%) テキスト(Textbooks) 適宜指示する。 参考文献(Readings) 適宜紹介する。 その他(HP 等)(Others(e.g.HP)) 注意事項(Notice) - 13 - ■MB087 科目コード/科目名 (Course Code / Course Title) テーマ/サブタイトル等 (Theme / Subtitle) 担当者名 (Instructor) 学期 (Semester) 科目ナンバリング (Course Number) 備考 (Notes) その他/プロジェクト研究D1 (Research Project D1) 文化研究―「マイノリティ」をめぐる日本と世界の比較分析― 阿部 珠理(ABE JURI) 生井 英考(IKUI EIKO) 春学期(Spring Semester) SOC5040 単位 (Credit) 言語 (Language) 4単位(4 Credits) 日本語 (Japanese) MB087 授業の目標(Course Objectives) カルチュラル・スタディーズや文化の社会学、文化人類学といったアプローチから、「マイノリティ」のおかれた現代的状況を明らか にすることを目的とする。おもに参与観察型のフィールドワークや映像の表象分析にもとづく日本と世界の比較研究をとおして、 社会集団やその文化をとりまく普遍的課題を追究することを目指す。 授業の内容(Course Contents) 2010 年度からの立教GP「マイノリティ研究」プロジェクトでは、アメリカ本土の先住民社会の変容を中心に、インドの先住民支援 やネイティブ・ハワイアンの貧困問題など、おもに民族的マイノリティのおかれている状況に注目してきた。2014 年度より開始する 本プロジェクト授業では、さらに日本の社会的マイノリティの現地調査を院生とともに実施することで、マイノリティに対する社会制 度の差異やそれが個人のアイデンティティのあり方に及ぼす影響など、日本と世界の比較研究をとおして浮き彫りにする。具体 的には①アメリカ先住民など民族的マイノリティの文化復興運動、②日本の社会的マイノリティをめぐる制度と自意識の関係。こ のふたつの視点から異なる社会におけるマイノリティのアイデンティティのあり方に関する比較研究の可能性を探る。 授業計画(Course Schedule) 1. 導入 2. 個別調査項目の設定 1 3. 個別調査項目の設定 2 4. 先行研究のレビュー 1 5. 先行研究のレビュー 2 6. 先行研究のレビュー 3 7. 先行研究のレビュー 4 8. フィールドワークの計画策定と準備 9. フィールドワークの計画策定と準備 10. フィールドワークの計画策定と準備 11. フィールドワークの計画策定と準備 12. フィールドワークの計画策定と準備 13. 個別指導 14. 個別指導 1 2 3 4 5 授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class) これまでのプロジェクト授業「マイノリティ研究」の報告書を読んでおく。 成績評価方法・基準(Evaluation) 最終レポート(Final Report)(30%)/授業時のプレゼンテーション(70%) テキスト(Textbooks) 授業時に指示。 参考文献(Readings) 授業時に紹介。 その他(HP 等)(Others(e.g.HP)) 注意事項(Notice) - 14 - ■MB088 科目コード/科目名 (Course Code / Course Title) テーマ/サブタイトル等 (Theme / Subtitle) 担当者名 (Instructor) 学期 (Semester) 科目ナンバリング (Course Number) 備考 (Notes) 自動登録/プロジェクト研究D2 (Research Project D2) 文化研究―「マイノリティ」をめぐる日本と世界の比較分析― 阿部 珠理(ABE JURI) 生井 英考(IKUI EIKO) 秋学期(Fall Semester) SOC5040 単位 (Credit) 言語 (Language) 4単位(4 Credits) 日本語 (Japanese) MB088 授業の目標(Course Objectives) カルチュラル・スタディーズや文化の社会学、文化人類学といったアプローチから、「マイノティ」のおかれた現代的状況を明らか にすることを目的とする。おもに参与観察型のフィールドワークや映像の表象分析にもとづく日本と世界の比較研究をとおして、 社会集団やその文化をとりまく普遍的課題を追究することを目指す。 授業の内容(Course Contents) 2010 年度からの立教GP「マイノリティ研究」プロジェクトでは、アメリカ本土の先住民社会の変容を中心に、インドの先住民支援 やネイティブ・ハワイアンの貧困問題など、おもに民族的マイノリティのおかれている状況に注目してきた。2014 年度より開始する 本プロジェクト授業では、さらに日本の社会的マイノリティの現地調査を院生とともに実施することで、マイノリティに対する社会制 度の差異やそれが個人のアイデンティティのあり方に及ぼす影響など、日本と世界の比較研究をとおして浮き彫りにする。具体 的には①アメリカ先住民など民族的マイノリティの文化復興運動、②日本の社会的マイノリティをめぐる制度と自意識の関係。こ のふたつの視点から異なる社会におけるマイノリティのアイデンティティのあり方に関する比較研究の可能性を探る。 授業計画(Course Schedule) 1. 現地調査報告 1 2. 現地調査報告 2 3. 現地調査報告 3 4. 現地調査報告 4 5. 現地調査報告 5 6. 調査結果の整理と分析 7. 調査結果の整理と分析 8. 調査結果の整理と分析 9. 調査結果の整理と分析 10. 調査結果の整理と分析 11. 報告書作成 1 12. 報告書作成 2 13. 報告書作成 3 14. 報告書作成 4 1 2 3 4 5 授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class) これまでのプロジェクト授業「マイノリティ研究」の報告書を読んでおく。 成績評価方法・基準(Evaluation) 最終レポート(Final Report)(30%)/授業時のプレゼンテーション(70%) テキスト(Textbooks) 授業時に指示する。 参考文献(Readings) 授業時に紹介する。 その他(HP 等)(Others(e.g.HP)) 注意事項(Notice) - 15 - ■MB089 科目コード/科目名 (Course Code / Course Title) テーマ/サブタイトル等 (Theme / Subtitle) 担当者名 (Instructor) 学期 (Semester) 科目ナンバリング (Course Number) 備考 (Notes) その他/プロジェクト研究E1 (Research Project E1) 地域コミュニティと環境研究 関 礼子(SEKI REIKO) 松村 正治(MATSUMURA MASAHARU) 家中 茂(YANAKA SIGERU) 春学期(Spring Semester) SOC5040 単位 (Credit) 言語 (Language) 4単位(4 Credits) 日本語 (Japanese) MB089 授業の目標(Course Objectives) フィールド調査を通じたプロジェクト型の講義で、実践的な調査研究の力を養う。自ら問いをたてる力、調査を計画し、遂行する力 を育む。また、学術における議論の視点を持つ。 授業の内容(Course Contents) 沖縄をフィールドに設定し、自らが設定したテーマに基づき、当該地域で夏季調査を実施するための課題設定・文献調査をすす める。産業(パイナップル)、医療と民俗宗教、水環境、エスニシティ、理容などがこれまでにテーマとして調査研究されている。こ れらと重ならない形でのテーマ設定が望ましい。報告された事柄に関して議論し、不十分なところを再検討していくかたちで授業 を進めていく。 授業計画(Course Schedule) 1. 文献研究1 2. 文献研究2 3. 文献研究3 4. 文献研究4 5. 文献研究5 6. 文献研究6 7. 調査1 8. 調査2 9. 調査3 10. 調査4 11. 調査5 12. 調査6 13. 報告1 14. 報告2 授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class) 沖縄の地域研究に関する事前の文献講読、レポート作成など。受動的な姿勢では自身の調査研究を遂行しえないので、基本的 に、自らが調査研究に必要な事柄を進めていくことが必要である。 成績評価方法・基準(Evaluation) 報告と授業への参加(100%) プロジェクト E 最終年度授業である。 テキスト(Textbooks) 随時、指示する。 参考文献(Readings) 随時、指示する。 その他(HP 等)(Others(e.g.HP)) 注意事項(Notice) - 16 - ■MB090 科目コード/科目名 (Course Code / Course Title) テーマ/サブタイトル等 (Theme / Subtitle) 担当者名 (Instructor) 学期 (Semester) 科目ナンバリング (Course Number) 備考 (Notes) 自動登録/プロジェクト研究E2 (Research Project E2) 地域コミュニティと環境研究 関 礼子(SEKI REIKO) 松村 正治(MATSUMURA MASAHARU) 家中 茂(YANAKA SIGERU) 秋学期(Fall Semester) SOC5040 単位 (Credit) 言語 (Language) 4単位(4 Credits) 日本語 (Japanese) MB090 授業の目標(Course Objectives) フィールド調査を通じたプロジェクト型の講義で、実践的な調査研究の力を養う。プロジェクト研究 E1 に引き続き、自らのテーマに 沿って、調査地域に多面的にアプローチしていく。 授業の内容(Course Contents) 沖縄(主として石垣)をフィールドに、当該地域・設定テーマに沿って調査を実施し、報告書にまとめる。夏季調査の報告を行い、 課題を明らかにするとともに、必要に応じて補充調査を計画する。報告書論文の編集・作成を行う。 授業計画(Course Schedule) 1. 調査報告1 2. 調査報告2 3. 調査報告3 4. 実地調査4 5. 報告書の作成1 6. 報告書の作成2 7. 報告書の作成3 8. 報告書の作成4 9. 報告書の作成5 10. 報告書の作成6 11. 補充調査1 12. 補充調査2 13. 補充調査3 14. 最終報告 授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class) 夏季調査のデータを報告書形式でまとめ、報告の準備を行う。報告後の議論を受けて資料文献検索、論点の見直し、報告書原 稿の再検討を行う。補充調査にあたってのアポその他調査地とのやり取り、最終報告書の執筆、および報告書の編集作業など が必須となる。3 月末までの作業であることに留意すること。 成績評価方法・基準(Evaluation) 報告書(100%) テキスト(Textbooks) 随時、指示する。 参考文献(Readings) 随時、指示する。 その他(HP 等)(Others(e.g.HP)) 注意事項(Notice) - 17 - 科目コード/科目名 (Course Code / Course Title) テーマ/サブタイトル等 (Theme / Subtitle) 担当者名 (Instructor) 学期 (Semester) 科目ナンバリング (Course Number) 備考 (Notes) ■MB431 MB431/リサーチ英語演習A (Research English A) Introduction to International Academic Communications in English: Making Conference Presentations, Chairing Conference Sessions and Writing Journal/Conference Papers アダムス,アンドリュー A(ADAMS,ANDREW A.) 春学期(Spring Semester) SOC6021 単位 (Credit) 言語 (Language) 2単位(2 Credits) 英語 (English) 授業の目標(Course Objectives) After successfully completing the course, students will be able to: - present their research at an international research conference; chair a presentation session at an international conference; identify relevant papers in the literature as background to the student's own work; reference others' papers appropriately in the student's own work; plan a research project leading to a paper; write a literature review; identify journals as potential targets for submission of their work. 授業の内容(Course Contents) Publishing the outcomes of research in reputable international journals (usually written in English) is a separate skill to writing a dissertation or thesis. This module will guide students through the process of developing their research ideas and writing them to the accepted standard of structure and referencing. 授業計画(Course Schedule) 1. Overview: Getting Started – Three Projects in One 2. Presentation Skills: Slides, Notes, Verbal Elements, Physical Elements, Chairing 3. Building and Maintaining a Bibliography Database 4. Identifying Relevant Papers 5. How to read journal articles 6. Taking notes on a body of literature 7. Problem Consciousness – Significance 8. Problem Consciousness – formulating researchable issues and research questions 9. Problem Consciousness – Indicating a strategy 10. Problem Consciousness – Bringing it all together and planning research 11. Writing a literature review 12. Extended Presentations session 13. Identifying target journals 14. Review of Progress 授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class) The student must be undertaking a suitable research project which will form the basis of their work in the class. In addition to this research project, students will be required to: perform a literature search on the topic of their research; write a review of the literature; - create a formal presentation of their research; review possible journals searching for possible targets for their paper. 成績評価方法・基準(Evaluation) Presentation(s)(10%)/Session Chairing(10%)/Interim Report(40%)/Final Report(40%) テキスト(Textbooks) 1. Cohen,J. and Medley, G.. 2005. Stop Working and Start Thinking: a guide to becoming a scientist 2nd Ed. Taylor and Francis (ISBN:9780415368308) 2. Gilbert, N.. 2006. From Postgraduate to Social Scientist: A guide to key skills. Sage (ISBN:9780761944607) 3. Harris, A. and Tyner-Mullings, A. R.. 2014. Writing for Emerging Sociologists. Sage (ISBN:9781412991797) 参考文献(Readings) その他(HP 等)(Others(e.g.HP)) - 18 - 注意事項(Notice) - 19 - 科目コード/科目名 (Course Code / Course Title) テーマ/サブタイトル等 (Theme / Subtitle) 担当者名 (Instructor) 学期 (Semester) 科目ナンバリング (Course Number) 備考 (Notes) ■MB432 MB432/リサーチ英語演習B (Research English B) Introduction to International Academic Communications in English: Making Conference Presentations, Chairing Conference Sessions and Writing Journal/Conference Papers アダムス,アンドリュー A(ADAMS,ANDREW A.) 秋学期(Fall Semester) SOC6021 単位 (Credit) 言語 (Language) 2単位(2 Credits) 英語 (English) 授業の目標(Course Objectives) After successfully completing the course, students will be able to: write methodology sections for journal papers; review others papers; make presentations suitable for international academic conferences; write the introduction to an academic paper; present their research findings in an academic paper; write conclusions for an academic paper; write the abstract of an academic paper. 授業の内容(Course Contents) This course presuppose prior completion of the spring term course (MB431: リサーチ英語演習 A) during which successful students will have written a literature review and chosen a journal to which to submit their paper. By the end of this module, successful students will have written a paper suitable for submission to a reputable international journal. 授業計画(Course Schedule) 1. Writing methodology descriptions 2. Critiquing others work 3. Extended Presentations session 4. Extended Presentations session 5. Presenting Findings I 6. Presenting Findings II 7. Writing introductions 8. Writing conclusions 9. Writing abstracts 10. Extended Presentations session 11. Peer critique session 12. Peer critique session 13. Submission and review processes 14. Post-review revision 授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class) This module is designed to guide students in preparing existing research work for presentation at an international conference and/or submission of a paper to an international journal, in English. The student must be undertaking a suitable research project which will form the basis of their work in the class. In addition to this research project, students will be required to: write the methodology section of their paper; critique the work of others; write the introduction to their paper; write the main findings section of their paper; write the conclusion section of their paper; write the abstract of their paper. 成績評価方法・基準(Evaluation) Presentation(s)(10%)/Session Chairing(10%)/Interim Report(40%)/FInal Report(40%) テキスト(Textbooks) 1. Cohen,J. and Medley, G.. 2005. Stop Working and Start Thinking: a guide to becoming a scientist 2nd Ed. Taylor and Francis (ISBN:9780415368308) 2. Gilbert, N.. 2006. From Postgraduate to Social Scientist: A guide to key skills. Sage (ISBN:9780761944607) 3. Harris, A. and Tyner-Mullings, A. R.. 2014. Writing for Emerging Sociologists. Sage (ISBN:9781412991797) 参考文献(Readings) その他(HP 等)(Others(e.g.HP)) - 20 - 注意事項(Notice) - 21 - ■MB471 科目コード/科目名 (Course Code / Course Title) テーマ/サブタイトル等 (Theme / Subtitle) 担当者名 (Instructor) 学期 (Semester) 科目ナンバリング (Course Number) 備考 (Notes) MB471/社会学特別講座1 (Special Lecture on Sociology 1) 男性性研究(masculinity studies)の射程 田中 俊之(TANAKA TOSHIYUKI) 春学期(Spring Semester) SOC6010 単位 (Credit) 言語 (Language) 2単位(2 Credits) 日本語 (Japanese) 授業の目標(Course Objectives) 男性学が男性性研究へと発展した理論的経緯を理解し、男性性研究の視点からジェンダーについて考察できるだけの分析力を 身につける。 授業の内容(Course Contents) ①1980 年代後半から現代に至るまでの日本における男性および男性性をめぐる議論を整理する。 ②「複数形としての男性性」(masculinities)という視点が、ジェンダー論においてどのような新しい地平を切り開いたかを、量的お よび質的データに基づいて理解する。 授業計画(Course Schedule) 1. 日本における男性学の展開① 2. 日本における男性学の展開② 3. R.コンネルの男性性理論① 4. R.コンネルの男性性理論② 5. 現代日本社会における男性と労働 6. 若者の労働問題と男性性 7. 男性の育児休業の阻害要因 8. 多様な働き方を実現する仕組み―株式会社サイボウズを事例として― 9. 定年退職者の地域活動 10. オタクカルチャーとジェンダー① 11. オタクカルチャーとジェンダー② 12. 日本におけるセクシュアルマイノリティの現在―渋谷区のパートナーシップ証明書を事例として―― 13. 男性の「生きづらさ」をめぐる社会学 14. 男性性研究の未来 授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class) テキストの読了および発表の準備 成績評価方法・基準(Evaluation) 最終レポート(Final Report)(30%)/ゼミ中の発表および発言内容(70%) テキスト(Textbooks) 1. 田中俊之、2009、『男性学の新展開』、青弓社 (ISBN:978-4-7872-3306-6) 参考文献(Readings) その他(HP 等)(Others(e.g.HP)) 注意事項(Notice) - 22 - ■MB472 科目コード/科目名 (Course Code / Course Title) テーマ/サブタイトル等 (Theme / Subtitle) 担当者名 (Instructor) 学期 (Semester) 科目ナンバリング (Course Number) 備考 (Notes) MB472/社会学特別講座2 (Special Lecture on Sociology 2) 社会はどのように〈ある〉のか:都市、メディア、時間と空間から考える 若林 幹夫(WAKABAYASHI MIKIO) 春学期他(Spring Others) SOC6010 単位 (Credit) 言語 (Language) 2単位(2 Credits) 日本語 (Japanese) 4/23, 5/21, 6/11, 7/2 授業の目標(Course Objectives) 社会が〈ある〉とはどのような事態であるかについての理解を深め、社会を社会学的に対象化し、記述し、分析する視点と方法に ついての考察を深めること。 授業の内容(Course Contents) 都市、メディア、時間と空間という切り口から、社会が〈ある〉とはどのようなことであるのかを理論的かつ経験的に考察する。授業 は 1 回 3 コマから 4 コマの 4 回に分けて行い、講師による講義とそれについての討論、受講者による報告とそれについてのコメン ト・討論を組み合わせて実施する。 授業計画(Course Schedule) 1. 社会学の視点と方法(1):社会学の視点と方法について問題提起的な講義を行う。 2. 社会学の視点と方法(2):社会学の視点と方法について、受講者からの報告と討論を行う。 3. 社会学の視点と方法(3):講師の講義と受講者との報告をもとに、討議と検討を行う。 4. 都市から社会を考える(1):都市の社会学の理論、視点、具体的な事例について講義する。 5. 都市から社会を考える(2):講師の講義をもとに受講者とディスカッションを行いながら考察を深める。 6. 都市から社会を考える(3):都市をテーマとした受講者の報告と、それについての討議と検討を行う。 7. 都市から社会を考える(4):講義、受講者の報告、討論をもとに、都市を題材として社会学の対象と方法について検討す る。 8. メディアと社会の実定性(1):メディアという視点から社会の何がどう考えられるのかについての講義を行う。 9. メディアと社会の実定性(2):講師の講義をもとに受講者とのディスカッションを行いながら考察を深める。 10. メディアと社会の実定性(3):メディアをテーマとした受講者の報告と、それについての討議と検討を行う。 11. メディアと社会の実定性(4)講義、受講者の報告、討論をもとに、メディアが社会をどのように存在させるのかを考える。 12. 時間と空間の社会学(1):時間と空間という点から、社会が〈ある〉ことをどのように考えることができるのかを講義する。 13. 時間と空間の社会学(2):講師の講義をもとに受講者とのディスカッションを行いながら考察を深める。 14. 時間と空間の社会学(3):時間と空間をテーマとした受講者の報告と、それについての討議と検討を行う。 15. 時間と空間の社会学(4):講義、受講者の報告、討論をもとに、時間と空間という点から対象化される社会の存在について 考える。 授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class) 各回のテーマについて、報告担当者以外も各自の研究テーマや問題関心と関係づけながらあらかじめ考察しておくこと。 また、復習として各回の内容について簡単なレポートを課すので、執筆して提出すること。(提出法等は授業で指示する。) 成績評価方法・基準(Evaluation) 平常点(60%)/各回に課すレポート(40%) テキスト(Textbooks) なし 参考文献(Readings) 1. 若林 幹夫、2014、『未来の社会学』、河出書房新社 (ISBN:9784309624761) 2. 若林 幹夫、2013、『熱い都市 冷たい都市 増補版』、青弓社 (ISBN:9784787233530) 3. 若林 幹夫、2014、『都市論を学ぶための 12 冊』、弘文堂 (ISBN:9784335551611) 4. 若林 幹夫、2012、『社会(学)を読む』、弘文堂 (ISBN:9784335501265) 5. 若林 幹夫、2009、『増補 地図の想像力』、河出書房新社 (ISBN:9784309409450) 6. 若林 幹夫、2010、『〈時と場〉の変容』、NTT 出版 (ISBN:9784757142404) その他(HP 等)(Others(e.g.HP)) 受講者とのインタラクティブなやりとりを通じて、お互いに発見のある授業にしたいと思います。 - 23 - 注意事項(Notice) - 24 - ■MB701 科目コード/科目名 (Course Code / Course Title) テーマ/サブタイトル等 (Theme / Subtitle) 担当者名 (Instructor) 学期 (Semester) 科目ナンバリング (Course Number) 備考 (Notes) MB701/消費社会・消費文化研究1 (Consumer Society and Consumer Culture 1) 消費研究と現代社会 間々田 孝夫(MAMADA TAKAO) 春学期(Spring Semester) SOC6010 単位 (Credit) 言語 (Language) 2単位(2 Credits) 日本語 (Japanese) 授業の目標(Course Objectives) 担当者の専門分野である消費社会研究,消費文化研究に関する入門的文献を読み,消費社会研究の重要性を学ぶとともに,豊 かさを達成した後の現代社会についての理解を深める。 授業の内容(Course Contents) 今年度「消費社会・消費文化研究 1」で扱うテーマとしては,消費の合理化論,記号論的消費文化論,脱物質主義論という三つの テーマを設定する。それぞれのテーマに対応する文献を輪読する。文献はいずれも比較的読みやすい日本語文献を選んでおり, 文献読解能力の養成よりも消費現象を理解するためのパースペクティブを身につけることに主眼をおいている。 授業計画(Course Schedule) 1. オリエンテーション 2. 文献輪読 消費の合理化論―マクドナルド化論を中心に1 3. 文献輪読 消費の合理化論―マクドナルド化論を中心に2 4. 文献輪読 記号論的消費文化論1 5. 文献輪読 記号論的消費文化論2 6. 文献輪読 脱物質化時代の日本の消費1-記号論的消費文化論の限界 7. 文献輪読 脱物質化時代の日本の消費2-第三の消費文化へ 8. 中間討論 消費現象についての諸パースペクティブ 9. 文献輪読 脱物質化時代の日本の消費3-衣食住 10. 文献輪読 脱物質化時代の日本の消費4-文化と情報 11. 文献輪読 脱物質化時代の日本の消費5-身体と心 12. 文献輪読 脱物質化時代のアメリカの消費1 13. 文献輪読 脱物質化時代のアメリカの消費2 14. 総括討論 消費文化の将来像 授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class) 授業時間外の学習については別途指示する。 成績評価方法・基準(Evaluation) 出席(30%)/授業内での取り組み(50%)/最終レポート(Final Report)(20%) 初回は必ず出席すること。 テキスト(Textbooks) 1. リッツァ、2008、『マクドナルド化した社会』、早稲田大学出版部 2. 見田宗介、1996、『現代社会の理論』、岩波書店 3. 間々田孝夫、2005、『消費社会のゆくえ』、有斐閣 4. ボッツマン&ロジャーズ、2010、『シェア』、NHK 出版 5. ガーズマ&ダントニオ、2011、『スペンド・シフト』、プレジデント社 適宜論文をコピーする。 参考文献(Readings) 1. 間々田孝夫、2016、『21 世紀の消費』、ミネルヴァ書房 その他(HP 等)(Others(e.g.HP)) 注意事項(Notice) - 25 - ■MB702 科目コード/科目名 (Course Code / Course Title) 担当者名 (Instructor) 学期 (Semester) 科目ナンバリング (Course Number) 備考 (Notes) MB702/消費社会・消費文化研究2 (Consumer Society and Consumer Culture 2) 水原 俊博(MIZUHARA TOSHIHIRO) 秋学期(Fall Semester) SOC6020 単位 (Credit) 言語 (Language) 2単位(2 Credits) 日本語 (Japanese) 授業の目標(Course Objectives) 個人化, リスク化, 社会的孤立といった現代の問題状況を念頭に, 消費の社会性に関する文献を読み, 現代の消費生活の社会 的な問題点や可能性について理解を深める。 授業の内容(Course Contents) 私的消費と社会共同的消費の不均衡, 社会的抵抗=異議申し立てとしての消費, 社会化する消費主義, 第三の消費文化をキ ーワードとして, ガルブレイス, カルチュラル・スタディーズなどの著作からはじめ, 市民消費者, エコ消費, 脱物質主義,真物質 主義, シェア消費などについて,近年の内外の消費社会学系の文献を輪読する。 授業計画(Course Schedule) 1. オリエンテーション 2. 文献輪読 消費社会, 消費文化の基礎概念 3. 文献輪読 消費社会, 消費文化の基礎概念 4. 文献輪読 私的消費と社会共同的消費の不均衡 5. 文献輪読 私的消費と社会共同的消費の不均衡 6. 文献輪読 社会的抵抗としての消費 7. 文献輪読 社会的抵抗としての消費 8. 研究発表 9. 文献輪読 社会化する消費主義 10. 文献輪読 社会化する消費主義 11. 文献輪読 第三の消費文化 12. 文献輪読 第三の消費文化 13. 文献輪読 第三の消費文化 14. 総括討議 授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class) 授業時間外の学習については別途指示する。 成績評価方法・基準(Evaluation) 発表(60%)/討議への参加(40%) 初回,重要なガイダンスをおこなうので,必ず出席すること テキスト(Textbooks) 1. J. K. ガルブレイス、2006、『豊かな社会』、岩波書店 2. P. ドゥ・ゲイ他、2000、『実践カルチュラル・スタディーズ』、大修館書店 3. 三浦展、2012、『第四の消費』、朝日新聞出版 4. J. ショア、2011、『プレニチュード』、岩波書店 5. Trentmann, F.. 2012. The Oxford Handbook of The History of Consumption. Oxford Univ. Press これらの他,間々田孝夫「第三の消費文化と現代資本主義」(『フォーラム現代社会学』 (11) : 90-99)も扱う。 参考文献(Readings) 1. 間々田孝夫、2007、『第三の消費文化論』、ミネルヴァ書房 その他(HP 等)(Others(e.g.HP)) なお,本授業での輪読では,受講者の語学力に応じて,担当する文献の言語(日本語/英語)・分量を,相談して柔軟に調整,対 応する。 注意事項(Notice) - 26 - ■MB706 科目コード/科目名 (Course Code / Course Title) 担当者名 (Instructor) 学期 (Semester) 科目ナンバリング (Course Number) 備考 (Notes) MB706/「環境と社会」論 (Environment and Society) 金子 祥之(KANEKO HIROYUKI) 秋学期(Fall Semester) SOC6020 単位 (Credit) 言語 (Language) 2単位(2 Credits) 日本語 (Japanese) 授業の目標(Course Objectives) 環境社会学・環境民俗学の基本的な考え方を理解し、 受講者自身がこれらの分野の分析方法を身に着けられるようになること。 授業の内容(Course Contents) 講義はディスカッションを中心に進めていくことになります。 具体的には環境社会学・環境民俗学分野の研究論文・研究書を報告 してもらい、 その内容をお互いに検討します。 そうすることで、 フィールドワークの方法や、 これにもとづく実証研究の方法につ いて学びます。 これからフィールド調査に取り組もうとする学生の受講を歓迎します。 授業計画(Course Schedule) 1. 講義の進め方と基本方針 2. 環境社会学について 3. 環境民俗学について 4. 研究報告の方法について 5. 発表とディスカッション (1) 6. 発表とディスカッション (2) 7. 発表とディスカッション (3) 8. 発表とディスカッション (4) 9. 発表とディスカッション (5) 10. 発表とディスカッション (6) 11. 発表とディスカッション (7) 12. 発表とディスカッション (8) 13. 最終報告と総合討議 (1) 14. 最終報告と総合討議 (2) 授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class) 講義では順番を決めて報告をしていただくことになります。 そのため、 議論の話題提供ができるように講義時間外に報告準備を 進めてください。 成績評価方法・基準(Evaluation) 発表内容(60%)/議論への参加(40%) テキスト(Textbooks) 発表していただく研究論文や書籍は、 参加者の関心を聞いた後で決定します。 基本的に環境社会学や環境民俗学 (生態人類 学) の研究論文が対象となります。 そのため、 フィールドワークの手法を用いた論文や書籍を輪読することになるでしょう。 参考文献(Readings) その他(HP 等)(Others(e.g.HP)) 注意事項 研究発表が中心になりますので、 正当な理由なく発表を行なわなかった場合、 単位を認定することはできません。 注意事項(Notice) - 27 - ■MB707 科目コード/科目名 (Course Code / Course Title) 担当者名 (Instructor) 学期 (Semester) 科目ナンバリング (Course Number) 備考 (Notes) MB707/現代社会理論1 (Contemporary Social Theory 1) 吉澤 夏子(YOSHIZAWA NATSUKO) 春学期(Spring Semester) SOC6010 単位 (Credit) 言語 (Language) 2単位(2 Credits) 日本語 (Japanese) 授業の目標(Course Objectives) 文献の講読を通じて、現代社会理論についての知見を深める。 授業の内容(Course Contents) 授業は、文献の講読と受講者の研究報告によって進める。テキストおびよ授業の進め方については最初の授業時に説明する。 授業計画(Course Schedule) 1. イントロダクション 2. 研究報告 3. 研究報告 4. 研究報告 5. 文献講読 6. 文献講読 7. 文献講読 8. 文献講読 9. 文献講読 10. 文献講読 11. 文献講読 12. 研究報告 13. 研究報告 14. 研究報告 授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class) 講読する文献は必ず精読し、それに対する疑問、意見をまとめておく。 成績評価方法・基準(Evaluation) 出席、報告のプレゼンテーション、議論への参加度(100%) テキスト(Textbooks) なし 参考文献(Readings) その他(HP 等)(Others(e.g.HP)) 注意事項(Notice) - 28 - ■MB708 科目コード/科目名 (Course Code / Course Title) 担当者名 (Instructor) 学期 (Semester) 科目ナンバリング (Course Number) 備考 (Notes) MB708/現代社会理論2 (Contemporary Social Theory 2) 吉澤 夏子(YOSHIZAWA NATSUKO) 秋学期(Fall Semester) SOC6020 単位 (Credit) 言語 (Language) 2単位(2 Credits) 日本語 (Japanese) 授業の目標(Course Objectives) 文献の講読を通じて、現代社会理論についての知見を深める。 授業の内容(Course Contents) 授業は、文献の講読と受講者の研究報告によって進める。テキストおびよ授業の進め方については最初の授業時に説明する。 授業計画(Course Schedule) 1. イントロダクション 2. 研究報告 3. 研究報告 4. 研究報告 5. 文献講読 6. 文献講読 7. 文献講読 8. 文献講読 9. 文献講読 10. 文献講読 11. 文献講読 12. 研究報告 13. 研究報告 14. 研究報告 授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class) 予定された文献は必ず精読し、それに対する疑問、意見をまとめておく。 成績評価方法・基準(Evaluation) 出席、報告のプレゼンテーション、議論への参加度(100%) テキスト(Textbooks) なし 参考文献(Readings) その他(HP 等)(Others(e.g.HP)) 注意事項(Notice) - 29 - ■MB709 科目コード/科目名 (Course Code / Course Title) 担当者名 (Instructor) 学期 (Semester) 科目ナンバリング (Course Number) 備考 (Notes) MB709/階層・ジェンダー・家族の社会学 (Social Stratification, Gender and Families) 岩間 暁子(IWAMA AKIKO) 秋学期(Fall Semester) SOC6010 単位 (Credit) 言語 (Language) 2単位(2 Credits) 日本語 (Japanese) 授業の目標(Course Objectives) 現代社会における女性の不平等の問題が社会階層要因と家族要因によってどのように規定されているのか,についてジェンダ ーの視点も踏まえつつ,理論的実証的に検討する。 授業の内容(Course Contents) (1)女性労働,家族形成,出産・子育て,夫婦関係,高齢期の生活などの実態が社会階層によってどのように異なるのか,を把 握したうえで,(2)そのような違いが生まれる社会経済的背景は何なのか,を社会階層論やジェンダー論の観点から分析・考察し, (3)問題を解決するために EU における社会的包摂策や労働政策などの政策動向を調べ,それに基づいて日本への適応可能性 について考える,という3つの課題に取り組む。具体的に取り上げる文献については受講生と相談して決める予定。国際比較デ ータも適宜参照する。 授業計画(Course Schedule) 1. 社会階層と家族に関する文献講読とディスカッション1 2. 社会階層と家族に関する文献講読とディスカッション2 3. 社会階層と家族に関する文献講読とディスカッション3 4. 社会階層と家族に関する文献講読とディスカッション4 5. 社会階層と家族に関する文献講読とディスカッション5 6. 社会階層とジェンダーに関する文献講読とディスカッション1 7. 社会階層とジェンダーに関する文献講読とディスカッション2 8. 社会階層とジェンダーに関する文献講読とディスカッション3 9. 社会階層とジェンダーに関する文献講読とディスカッション4 10. 社会階層とジェンダーに関する文献講読とディスカッション5 11. EU における社会的包摂策や労働政策などに関する文献講読とディスカッション1 12. EU における社会的包摂策や労働政策などに関する文献講読とディスカッション2 13. EU における社会的包摂策や労働政策などに関する文献講読とディスカッション3 14. EU における社会的包摂策や労働政策などに関する文献講読とディスカッション4 授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class) 次回の授業で取り上げる文献を読むことは必須であり,レポーターを担当する場合にはレジュメの作成もおこなう。 成績評価方法・基準(Evaluation) 出席,報告内容,ディスカッションへの積極的参加によって総合的に評価する(100%) テキスト(Textbooks) 最初の文献は教員が選ぶが,それ以降は受講者と相談して決める予定である。 参考文献(Readings) 1. 岩間暁子・大和礼子・田間泰子、2015、『問いからはじめる家族社会学-多様化する家族の包摂に向けて』、有斐閣 (ISBN:978-4641150164) 2. 岩間暁子、2008、『女性の就業と家族の社会学-格差社会のなかの変容』、東京大学出版会 (ISBN:978-4130561037) その他(HP 等)(Others(e.g.HP)) 注意事項(Notice) - 30 - ■MB711 科目コード/科目名 (Course Code / Course Title) 担当者名 (Instructor) 学期 (Semester) 科目ナンバリング (Course Number) 備考 (Notes) MB711/社会学特殊研究A (Special Study on Sociology A) 太田 麻希子(OTA MAKIKO) 春学期(Spring Semester) SOC6010 単位 (Credit) 言語 (Language) 2単位(2 Credits) 日本語 (Japanese) 授業の目標(Course Objectives) グローバルに移動する資本と、その下で生じる新興国(主にアジア地域を想定)のジェンダー化された労働と移動、現地のジェン ダー関係の変容を理解するための視座を獲得する。 授業の内容(Course Contents) アジア地域を中心とした労働と移動、ジェンダーの変容を説明する理論研究、ならびに実証研究の論文を読む。 授業計画(Course Schedule) 1. イントロダクション 2. 文献講読 3. 文献講読 4. 文献講読 5. 文献講読 6. 文献講読 7. 文献講読 8. 文献講読 9. 文献講読 10. 文献講読 11. 文献講読 12. 文献講読 13. 文献講読 14. 総括 授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class) 取り上げる文献や論文について、個人研究に引き付けて考えること。 成績評価方法・基準(Evaluation) 報告(50%)/議論への貢献度(50%) テキスト(Textbooks) 適宜提示する。 参考文献(Readings) 1. サッセン、サスキア、1992、『労働と資本の国際移動―世界都市と移民労働者』(森田桐郎訳)、岩波書店 2. サッセン、サスキア、2004、『グローバル空間の政治経済学―都市・移民・情報化』(田淵太一・原田太津男・尹春志訳)、岩波 書店 その他の参考文献については、授業内で適宜提示する。 その他(HP 等)(Others(e.g.HP)) 注意事項(Notice) - 31 - ■MB712 科目コード/科目名 (Course Code / Course Title) 担当者名 (Instructor) 学期 (Semester) 科目ナンバリング (Course Number) 備考 (Notes) MB712/社会学特殊研究B (Special Study on Sociology B) 太田 麻希子(OTA MAKIKO) 秋学期(Fall Semester) SOC6020 単位 (Credit) 言語 (Language) 2単位(2 Credits) 日本語 (Japanese) 授業の目標(Course Objectives) 経済のグローバル化のもとでの新興国の都市と、そこに生きる人々の生活を捉える視座の獲得を目標とする。 授業の内容(Course Contents) アジアを中心とした新興国/発展途上国の都市の空間構造、労働市場、人々の居住・生活とその変容に関する実証研究を読 む。 授業計画(Course Schedule) 1. イントロダクション 2. 文献講読 3. 文献講読 4. 文献講読 5. 文献講読 6. 文献講読 7. 文献講読 8. 文献講読 9. 文献講読 10. 文献講読 11. 文献講読 12. 文献講読 13. 文献講読 14. 総括 授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class) 取り上げる文献を、自らの研究に引き付けて考えることが期待される。 成績評価方法・基準(Evaluation) 報告(50%)/議論への貢献度(50%) テキスト(Textbooks) なし 参考文献(Readings) 1. デイヴィス、マイク、2010、『スラムの惑星―都市貧困のグローバル化』(酒井隆史監訳)、明石書店 その他については、適宜提示する。 その他(HP 等)(Others(e.g.HP)) 授業時間については、変更の可能性がある。 注意事項(Notice) - 32 - ■MB716 科目コード/科目名 (Course Code / Course Title) 担当者名 (Instructor) 学期 (Semester) 科目ナンバリング (Course Number) 備考 (Notes) MB716/地域社会学1 (Urban and Regional Studies 1) 西山 志保(NISHIYAMA SHIHO) 春学期(Spring Semester) SOC6010 単位 (Credit) 言語 (Language) 2単位(2 Credits) 日本語 (Japanese) 授業の目標(Course Objectives) グローバル化の中で大きく変容する都市社会の構造や都市政策形成について,最新の研究動向を把握し,実証的な社会学的研 究の考えを身につけることを目指す。 授業の内容(Course Contents) 日本でも,人口減少が現実のものとなり,年金,社会保障,都市交通など,これまでの社会システム自体の再構築が求められて いる。長期にわたる経済的低迷のために,国家も地方自治体も深刻な財政危機に陥り,積極的な事業展開は難しい。本講義で は,欧米で注目されている shrinking city(縮小)論や創造都市論などの都市政策の議論を検討すると同時に,新たなコミュニティ づくりの可能性について具体的事例をふまえながら検討する。 授業計画(Course Schedule) 1. イントロダクション 2. 文献講読(1) 3. 文献講読(2) 4. 文献講読(3) 5. 文献講読(4) 6. 文献講読(5) 7. 文献講読(6) 8. 中間討議 9. 文献講読(7) 10. 文献講読(8) 11. 文献講読(9) 12. 文献講読(10) 13. 文献講読(11) 14. まとめ 授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class) 授業内で指示します 成績評価方法・基準(Evaluation) レポート試験(Report Exam)(60%)/平常点(40%) テキスト(Textbooks) 講義内で適宜相談 参考文献(Readings) その他(HP 等)(Others(e.g.HP)) 注意事項(Notice) - 33 - ■MB717 科目コード/科目名 (Course Code / Course Title) 担当者名 (Instructor) 学期 (Semester) 科目ナンバリング (Course Number) 備考 (Notes) MB717/地域社会学2 (Urban and Regional Studies 2) 西山 志保(NISHIYAMA SHIHO) 秋学期(Fall Semester) SOC6020 単位 (Credit) 言語 (Language) 2単位(2 Credits) 日本語 (Japanese) 授業の目標(Course Objectives) 都市再開発,コミュニティ再生,まちづくりや市民活動に関する研究を応用しつつ,日本の都市再生戦略について,欧米との比較 を行いながら分析をする。 授業の内容(Course Contents) 急速にグローバル化する現代社会において,世界都市論,創造都市論,縮小都市論など,都市の生き残り戦略を取り上げる。各 国の政府や自治体がどのような都市政策をとっているのか,またそこに政府セクター,市場セクター,市民セクターなど,どのよう な主体が参加し問題解決を図っているのか,現状を分析する。各自の研究課題と研究計画に基づき,オリジナルの研究報告を 行い,討論をする。 授業計画(Course Schedule) 1. イントロダクション 2. 文献講読(1) 3. 文献講読(2) 4. 文献講読(3) 5. 文献講読(4) 6. 文献講読(5) 7. 文献講読(6) 8. 中間討論 9. 文献講読(7) 10. 文献講読(8) 11. 文献講読(9) 12. 文献講読(10) 13. 文献講読(11) 14. まとめ 授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class) 授業内で指示します 成績評価方法・基準(Evaluation) レポート試験(Report Exam)(60%)/平常点(40%) テキスト(Textbooks) 演習内で適宜指示。 参考文献(Readings) その他(HP 等)(Others(e.g.HP)) 注意事項(Notice) - 34 - ■MB718 科目コード/科目名 (Course Code / Course Title) 担当者名 (Instructor) 学期 (Semester) 科目ナンバリング (Course Number) 備考 (Notes) MB718/産業・労働社会学1 (Sociology of Work and Employment 1) 李 旼珍(LEE MINJIN) 春学期(Spring Semester) SOC6010 単位 (Credit) 言語 (Language) 2単位(2 Credits) 日本語 (Japanese) 授業の目標(Course Objectives) 近年の産業・労働社会学分野における諸研究で展開されている諸議論を検討し,理解する。 授業の内容(Course Contents) 近年の産業・労働社会学において議論されている諸テーマ,すなわち雇用形態の多様化,非典型労働,労働市場における流動 性と転職、働き方における柔軟性,長時間労働とワーク・ライフ・バランス問題,仕事の自律性と裁量労働,成果主義とモチベー ション,サービス労働、感情労働、仕事におけるジェンダー不平等問題,若者の労働志向,外国人労働者、非正規労働者の労働 運動,社会運動ユニオニズムなどについて議論し,理解を深める。授業では,これらのテーマに関する諸文献を講読し,議論する。 講読文献は,初回で参加者と相談して決める。 授業計画(Course Schedule) 1. Introduction:講読文献の紹介 2. 文献講読及びディスカッション 3. 文献講読及びディスカッション 4. 文献講読及びディスカッション 5. 文献講読及びディスカッション 6. 文献講読及びディスカッション 7. 文献講読及びディスカッション 8. 文献講読及びディスカッション 9. 文献講読及びディスカッション 10. 文献講読及びディスカッション 11. 文献講読及びディスカッション 12. 受講生の研究発表 13. 受講生の研究発表 14. 講読諸文献に関する総括ディスカッション 授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class) 毎回の授業で講読予定の文献を読んでおくこと。 成績評価方法・基準(Evaluation) 出席(30%)/授業内発表(50%)/研究発表(20%) テキスト(Textbooks) 初回で提示する。 参考文献(Readings) 授業時に随時紹介する。 その他(HP 等)(Others(e.g.HP)) 注意事項(Notice) - 35 - ■MB719 科目コード/科目名 (Course Code / Course Title) 担当者名 (Instructor) 学期 (Semester) 科目ナンバリング (Course Number) 備考 (Notes) MB719/産業・労働社会学2 (Sociology of Work and Employment 2) 李 旼珍(LEE MINJIN) 秋学期(Fall Semester) SOC6020 単位 (Credit) 言語 (Language) 2単位(2 Credits) 日本語 (Japanese) 授業の目標(Course Objectives) 英語圏ジャーナルにおける経済システム,労働,雇用,労使関係に関する最新の議論を検討・理解する。 授業の内容(Course Contents) 経済システム,労働,雇用,労使関係に関する英語圏ジャーナルの論文を講読し,最新の議論や論点を検討する。以下のジャー ナルから最近の論文を選定し,講読する。 American Journal of Sociology, American Sociological Review, British Journal of Industrial Relation, Capital and Class, Economic and Industrial Democracy, Labor Studies Journal, Work, Employment and Society など。 授業では,英語圏ジャーナルにおける最新の議論の理解のみならず,日本の経済システム,労働・雇用状況に照らし合わせ,そ の議論の適用可能性や意味合いについても議論していきたい。 授業計画(Course Schedule) 1. Introduction:講読諸論文の紹介 2. 論文講読及びディスカッション 3. 論文講読及びディスカッション 4. 論文講読及びディスカッション 5. 論文講読及びディスカッション 6. 論文講読及びディスカッション 7. 論文講読及びディスカッション 8. 論文講読及びディスカッション 9. 論文講読及びディスカッション 10. 論文講読及びディスカッション 11. 論文講読及びディスカッション 12. 受講生の研究発表及びディスカッション 13. 受講生の研究発表及びディスカッション 14. 講読諸論文に関する総括ディスカッション 授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class) 必要に応じて授業内で指示する。 成績評価方法・基準(Evaluation) 出席(30%)/授業内報告(50%)/研究発表(20%) テキスト(Textbooks) 初回の授業にて提示する。 参考文献(Readings) 授業時に随時紹介する。 その他(HP 等)(Others(e.g.HP)) 注意事項(Notice) - 36 - ■MB726 科目コード/科目名 (Course Code / Course Title) テーマ/サブタイトル等 (Theme / Subtitle) 担当者名 (Instructor) 学期 (Semester) 科目ナンバリング (Course Number) 備考 (Notes) MB726/社会学特殊研究C (Special Study on Sociology C) 因果推論の方法論と分析法 能見 貴子(NOUMI TAKAKO) 春学期他(Spring Others) SOC6010 単位 (Credit) 言語 (Language) 2単位(2 Credits) 日本語 (Japanese) 夏季集中 (8/1,8/2,8/3,8/4) 授業の目標(Course Objectives) 行動科学、社会科学の分野で用いられる因果推論(Causal Inference) の方法論と統計分析法を理解する。具体的には、社会政 策(教育、経済、福祉、医療政策など)また、これらの分野で行われる様々なプログラムの実施効果を推定するために必要なリサ ーチデザインと統計分析法の理解を深める。特に観察データ(Observational data)を使い効果を推定する場合に問題となる選択 バイアスを対処するためのリサーチデザインと統計法、また原因効果をバイアスなく推定するために必要な仮定条件を学ぶ。 授業の内容(Course Contents) 授業は講義とディスカッションを組み合わせ、因果推論の理論を応用研究の具体例を取り入れながら以下の内容を紹介する。ま た応用研究例はアメリカの行動・社会科学の文献を中心に紹介する。 授業計画(Course Schedule) 1. ガイダンス:講義概要の説明。因果関係の理論 1 2. 因果関係の理論 2 3. Randomized Experiment 1 4. Randomized Experiment 2 5. Interrupted Time Series Design 1 6. Interrupted Time Series Design 2 7. Regression Discontinuity Design 1 8. Regression Discontinuity Design 2 9. Matching 1 10. Matching 2 11. Matching 3 12. Instrumental Variables 1 13. Instrumental Variables 2 14. その他の分析法 15. 応用例 授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class) 量的研究方法論、社会科学統計法の基礎概念を復習することが望ましい 成績評価方法・基準(Evaluation) 授業への取り組み(100%) テキスト(Textbooks) 特に指定しない 参考文献(Readings) 内容に応じて適宜紹介する その他(HP 等)(Others(e.g.HP)) 注意事項(Notice) - 37 - ■MB727 科目コード/科目名 (Course Code / Course Title) テーマ/サブタイトル等 (Theme / Subtitle) 担当者名 (Instructor) 学期 (Semester) 科目ナンバリング (Course Number) 備考 (Notes) MB727/社会学特殊研究D (Special Study on Sociology D) アイデンティティ論の再検討 仁平 典宏(NIHEI NORIHIRO) 春学期(Spring Semester) SOC6020 単位 (Credit) 言語 (Language) 2単位(2 Credits) 日本語 (Japanese) 授業の目標(Course Objectives) 社会学及び社会評論における「アイデンティティ」概念の捉え方について検討し、その到達点と課題について考察する。 授業の内容(Course Contents) 現代社会の特徴を捉える上で、そこに生きる人々のアイデンティティのあり方に照準を合わせ、その特徴を描出するという議論は 長い間行われてきた。近年も特にジャーナリスティックな若者論や社会評論などでは、「解離」「動物」「キャラ化」などの概念ととも に、人々の実体的な「変容」が指摘され、その一部は社会を観察するモデルとして広く流通している。 確かに、かつて一般的だったエリクソン的なアイデンティティ概念や統一的な主体概念は、様々な批判にさらされてきた。ポスト構 造主義を経験した社会学においても、言語やコミュニケーション、行為などに関する理論的探究・刷新を踏まえた上で、アイデンテ ィティ概念の再構築の試みが、視座や方法の再検討とともに行われている。 それらはアカデミズム内の議論に留まらず、シティズンシップやジェンダー、人種などの問題を切開するためのアクチュアルな知も 提供してきた。 それらの理論潮流と、俗流若者論・社会評論との間には、用語系や捉え方において共通性はあるものの、重要な差異があるよう に思われる。その異同とは何だろうか。またそれぞれのアイデンティティの概念化には、いかなる認識利得/問題点があり、いか なる社会的・政治的文脈との接合可能性があるのだろうか。 以上について検討していきたい。 授業計画(Course Schedule) 1. イントロダクション 2. 文献1の検討(1) 3. 文献1の検討(2) 4. 文献1の検討(3) 5. 文献1の検討(4) 6. 文献1の検討(5) 7. 文献1の検討(6) 8. 文献1の検討(7) 9. 文献2の検討(1) 10. 文献2の検討(2) 11. 文献2の検討(3) 12. 文献2の検討(4) 13. 文献2の検討(5) 14. 総括討論 授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class) 全員、講読箇所を批判的に精読し、議論の利点と問題点について検討しておく。 レポーターは、担当部分のレジュメを作成し、内容の要約と問題提起なコメントを提示する。 成績評価方法・基準(Evaluation) レポーター・コメンテーターの役割遂行(50%)/議論への参加・貢献(50%) テキスト(Textbooks) 授業時に提示する。 参考文献(Readings) 1. 上野千鶴子編、2005、『脱アイデンティティ』、勁草書房 2. 坂本佳鶴恵、2005、『アイデンティティの権力―差別を語る主体は成立するか』、新曜社 - 38 - 3. ミシェル・ヴィヴィオルカ、2009、『差異―アイデンティティと文化の政治学』、法政大学出版局 その他、授業時に提示する。 その他(HP 等)(Others(e.g.HP)) http://www016.upp.so-net.ne.jp/nihenori 注意事項(Notice) - 39 - ■MB737 科目コード/科目名 (Course Code / Course Title) 担当者名 (Instructor) 学期 (Semester) 科目ナンバリング (Course Number) 備考 (Notes) MB737/心理主義論 (Seminar in Therapeutic Culture) 小池 靖(KOIKE YASUSHI) 春学期(Spring Semester) SOC6010 単位 (Credit) 言語 (Language) 授業の目標(Course Objectives) 春学期:社会学の重要文献 秋学期:現代の精神状況 授業の内容(Course Contents) 過去の文献例: S・マクナミー & K・J・ガーゲン『ナラティブ・セラピー』 須藤廣『ツーリズムとポストモダン社会:後期近代における観光の両義性』 千石好郎編『モダンとポストモダン』 高坂健次・厚東洋輔編『講座社会学1 理論と方法』 宮島喬・島薗進編『現代日本人の生のゆくえ』など 今年度候補となる文献: ギデンズ『モダニティと自己アイデンティティ』 ベック『〈私〉だけの神』 Eva Illouz, Cold Intimacies: The Making of Emotional Capitalism. 学部レベルを超えた文献を輪読することを通じて,多様な社会学の議論に触れる。 受講者の個人発表もおこなう。映像資料を見て議論する回も設ける。 授業計画(Course Schedule) 1. イントロダクション 2. 研究報告1 3. 研究報告2 4. 研究報告3 5. 映像資料 6. 輪読発表1 7. 輪読発表2 8. 輪読発表3 9. 映像資料 10. 輪読発表4 11. 輪読発表5 12. 輪読発表6 13. 映像資料 14. まとめ 授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class) 発表の準備は充分におこなうこと。参照文献を中心に、先行研究を読み込んでゆくこと。 成績評価方法・基準(Evaluation) 発表(40%)/出席(40%)/最終レポート(Final Report)(20%) テキスト(Textbooks) 随時指示する。 参考文献(Readings) 随時指示する。 その他(HP 等)(Others(e.g.HP)) - 40 - 2単位(2 Credits) 日本語 (Japanese) 諸注意 http://d.hatena.ne.jp/ykoike/20060421 注意事項(Notice) - 41 - ■MB738 科目コード/科目名 (Course Code / Course Title) 担当者名 (Instructor) 学期 (Semester) 科目ナンバリング (Course Number) 備考 (Notes) MB738/宗教社会学 (Seminar in Sociology of Religion) 小池 靖(KOIKE YASUSHI) 秋学期(Fall Semester) SOC6020 単位 (Credit) 言語 (Language) 授業の目標(Course Objectives) 春学期:社会学の重要文献 秋学期:現代の精神状況 授業の内容(Course Contents) 過去の文献例: 『論争 若者論』 小熊英二・上野陽子『〈癒し〉のナショナリズム』 リチャード・バーブルック&アンディ・キャメロン「カリフォルニアン・イデオロギー」 本田由紀『学校の「空気」』 中西新太郎『シャカイ系の想像力』 島薗 進『スピリチュアリティの興隆』 堀江宗正『スピリチュアリティのゆくえ』など 今年度候補となる文献: ギデンズ『モダニティと自己アイデンティティ』 ベック『〈私〉だけの神』 Eva Illouz, Cold Intimacies: The Making of Emotional Capitalism. 主に現代文化、現代宗教を論じた論考を輪読することを通じて,近年の社会学の議論に触れる。 受講者の個人発表もおこなう。映像資料を見て議論する回も設ける。 授業計画(Course Schedule) 1. イントロダクション 2. 研究報告1 3. 研究報告2 4. 研究報告3 5. 映像資料 6. 輪読発表1 7. 輪読発表2 8. 輪読発表3 9. 映像資料からのディスカッション2 10. 輪読発表4 11. 輪読発表5 12. 輪読発表6 13. 映像資料 14. まとめ 授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class) 発表の準備は充分におこなうこと。参照文献を中心に、先行研究を読み込んでゆくこと。 成績評価方法・基準(Evaluation) 発表(40%)/出席(40%)/最終レポート(Final Report)(20%) テキスト(Textbooks) 随時指示する。 参考文献(Readings) 随時指示する。 - 42 - 2単位(2 Credits) 日本語 (Japanese) その他(HP 等)(Others(e.g.HP)) 諸注意: http://d.hatena.ne.jp/ykoike/20060421 注意事項(Notice) - 43 - ■MB739 科目コード/科目名 (Course Code / Course Title) テーマ/サブタイトル等 (Theme / Subtitle) 担当者名 (Instructor) 学期 (Semester) 科目ナンバリング (Course Number) 備考 (Notes) MB739/現代社会特殊研究C (Special Study on Contemporary Society C) 『伝統文化』の人類学1 渥美 一弥(ATSUMI KAZUYA) 春学期(Spring Semester) SOC6010 単位 (Credit) 言語 (Language) 2単位(2 Credits) 日本語 (Japanese) 授業の目標(Course Objectives) 現代社会における先住民の「伝統文化」の意味について考え、その社会的、政治的、経済的環境を把握し、「伝統文化」の今日的 意味を理解する。 授業の内容(Course Contents) 「伝統文化」と先住民に関する各自の関心に応じてテーマを設定し、関連する文献を読み、発表し、問題点や課題を討議する。発 表内容に検討を加えたレポートを学期末にまとめる。 授業計画(Course Schedule) 1. 現代における先住民の「伝統文化」について 2. 現代における先住民の「伝統文化」について 3. 国家と先住民ー現代政治理論と「伝統文化」そして「先住民」 4. 都市と先住民ー多文化主義とは何か:シティズンシップの今日的意味 5. 「権力」の問題 6. 「博物館」をめぐる問題 7. 参加学生の発表と討論:学術論文の書き方 8. 参加学生の発表と討論:学術論文の書き方 9. 参加学生の発表と討論:学術論文の書き方 10. 参加学生の発表と討論:学術論文の書き方 11. 参加学生の発表と討論:学術論文の書き方 12. 参加学生の発表と討論:学術論文の書き方 13. 参加学生の発表と討論:学術論文の書き方 14. まとめと最終コメント:いかにして自分の考えを学術論文としてまとめるか 授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class) 参加学生は各自の研究内容にあった先行研究の論文をいくつか選択し、それらを精読しておくこと。 成績評価方法・基準(Evaluation) 最終レポート(Final Report)(20%)/出席状況(出席率 70%以下不可)(20%)/授業内の発表・発言内容、態度(出席率 70%以上を条件 に)(60%) テキスト(Textbooks) 講義の際に指示する。 参考文献(Readings) 1. W.キムリッカ、2005、『新版 現代政治理論』、日本経済評論社 2. W。キムリッカ、2012、『土着語の政治:ナショナリズム・多文化主義・シティズンシップ』、法政大学出版局 3. アンドレア・センプリーニ、2003、『多文化主義とは何か』、白水社 4. クリスチャン・ヨプケ、2013、『軽いシティズンシップ――市民、外国人、リベラリズムのゆくえ』、岩波書店 5. 保城 広至、2015、『歴史から理論を創造する方法: 社会科学と歴史学を統合する』、勁草書房 6. 鈴木 哲也、2015、『学術書を書く』、京都大学学術出版会 基本的には参加学生の研究内容に合わせる。理論的な文献については講義の際に指示する。 その他(HP 等)(Others(e.g.HP)) 注意事項(Notice) - 44 - ■MB740 科目コード/科目名 (Course Code / Course Title) テーマ/サブタイトル等 (Theme / Subtitle) 担当者名 (Instructor) 学期 (Semester) 科目ナンバリング (Course Number) 備考 (Notes) MB740/現代社会特殊研究D (Special Study on Contemporary Society D) 『伝統文化』の人類学2 渥美 一弥(ATSUMI KAZUYA) 秋学期(Fall Semester) SOC6020 単位 (Credit) 言語 (Language) 2単位(2 Credits) 日本語 (Japanese) 授業の目標(Course Objectives) 春学期の現代社会特殊研究 C の内容を基盤として、「伝統文化」と先住民の関係に焦点を当て、そのおかれた社会的、政治的、 経済的環境を理解し、「伝統文化」の今日的意味の理解を深める。 授業の内容(Course Contents) 「伝統文化」と先住民に関する各自の関心に応じてテーマを設定し、関連する文献を読み、発表し、問題点や課題を討議する。 発表内容に検討を加えたレポートを学期末にまとめる。 授業計画(Course Schedule) 1. どのようにして思考を整理し表現するか(論文・文章作成作法) 2. 現代の先住民と「植民地」という状況(カナダの事例) 3. 生き残った「先住民」―二つのイメージの狭間を生きる(カナダの事例) 4. 先住民の生きる術(カナダの事例) 5. 先住民の文化復興運動とそのジレンマ(カナダの事例) 6. 参加学生の発表と討論 7. 参加学生の発表と討論 8. 参加学生の発表と討論 9. 参加学生の発表と討論 10. 参加学生の発表と討論 11. 参加学生の発表と討論 12. 参加学生の発表と討論 13. 参加学生の発表と討論 14. まとめと最終コメント(先住民の「伝統文化」の今日的意味) 授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class) 参加学生は、各自の研究内容に関する文献を読み、引用箇所を明確にして、自分の結論を的確にまとめる文章作成の練習をし ておくこと。 成績評価方法・基準(Evaluation) 最終レポート(Final Report)(20%)/出席状況(出席率 70%以下不可)(20%)/授業内での発表・発言内容(出席率 70%以上を条件とし て)(60%) テキスト(Textbooks) 授業内で指示する。 参考文献(Readings) 1. 井上達夫、2012、『世界正義論』、筑摩書房 2. 井上達夫、1986、『共生の作法―会話としての正義』、創文社 3. W.キムリッカ、1998、『多文化時代の市民権―マイノリティの権利と自由主義』、晃洋書房 授業内で指示する。 その他(HP 等)(Others(e.g.HP)) 注意事項(Notice) - 45 - ■MB752 科目コード/科目名 (Course Code / Course Title) テーマ/サブタイトル等 (Theme / Subtitle) 担当者名 (Instructor) 学期 (Semester) 科目ナンバリング (Course Number) 備考 (Notes) MB752/都市社会学1 (Urban Sociology 1) 都市化とコミュニティの変容 松本 康(MATSUMOTO YASUSHI) 春学期(Spring Semester) SOC6010 単位 (Credit) 言語 (Language) 2単位(2 Credits) 日本語 (Japanese) 授業の目標(Course Objectives) 都市化とコミュニティの変容について,都市社会学の諸学説を理解する。 授業の内容(Course Contents) 都市社会学の基本的な問いは,都市がなにをもたらすか,なにが都市を生み出すか,都市とはいかなる社会過程であるのかの 3つに分けることができる。この講義では、都市化がコミュニティに及ぼす影響に関する研究を中心的に取りあげ,背景となる都 市そのものの変化に目を配りながら,学説史的に理解するとともに,近年のグローバル化・情報化にともなう都市再編が都市生 活にとってもつ意味について考える。 授業計画(Course Schedule) 1. イントロダクション 2. 古典的社会学と都市 3. シカゴの発展とシカゴ社会学 4. 同心円地帯理論 5. ロバート・パークとシカゴ・モノグラフ 6. 生活様式としてのアーバニズム 7. アーバニズム理論批判 8. 都市生態学 9. シカゴ学派のコミュニティ論 10. 都市コミュニティと社会的ネットワーク 11. アーバニズムの下位文化理論 12. 都市圏の発展段階 13. 情報化・グローバル化と都市再編 14. 都市再生と創造都市 授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class) 授業に関連する基本文献を読んでおくこと。 成績評価方法・基準(Evaluation) 授業内の報告・討論(100%) テキスト(Textbooks) 1. 松本康編、2014、『都市社会学・入門』、有斐閣 (ISBN:ISBN 9784641220157) 参考文献(Readings) 1. 松本康編、2011、『近代アーバニズム』、日本評論社 (ISBN:ISBN 9784535585928) 2. 森岡清志編、2012、『都市空間と都市コミュニティ』、日本評論社 (ISBN:ISBN 9784535585935) 3. 町村敬志編、2012、『都市の政治経済学』、日本評論社 (ISBN:ISBN 9784535585942) その他(HP 等)(Others(e.g.HP)) 注意事項(Notice) - 46 - ■MB753 科目コード/科目名 (Course Code / Course Title) テーマ/サブタイトル等 (Theme / Subtitle) 担当者名 (Instructor) 学期 (Semester) 科目ナンバリング (Course Number) 備考 (Notes) MB753/都市社会学2 (Urban Sociology 2) 都市への政治経済学的アプローチ 松本 康(MATSUMOTO YASUSHI) 秋学期(Fall Semester) SOC6020 単位 (Credit) 言語 (Language) 2単位(2 Credits) 日本語 (Japanese) 授業の目標(Course Objectives) 春学期の都市社会学1の講義内容を踏まえ,都市社会学の近年の動向,とりわけ都市への政治経済学的アプローチについて理 解する。 授業の内容(Course Contents) Savage, Warde and Ward, Urban Sociology, Capitalism and Modernity を手がかりとして、都市社会学の英文文献を輪読し、都市 社会学の近年の動向、とりわけ都市への政治経済学的アプローチの概要を理解するとともに、各自の研究について発表する。 授業計画(Course Schedule) 1. イントロダクション 2. 文献講読 3. 文献講読 4. オリジナル研究発表 5. 文献講読 6. 文献講読 7. 文献講読 8. オリジナル研究発表 9. 文献講読 10. 文献講読 11. 文献講読 12. オリジナル研究発表 13. 文献講読 14. 文献講読 授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class) 割り当てられた文献を読み、要約を作成する。オリジナル研究発表を準備する。 成績評価方法・基準(Evaluation) 授業内の報告・討論(100%) テキスト(Textbooks) 1. Savage, M., A. Warde, and K. Ward. 2003. Urban Sociology, Capitalism, and Modernity 2nd ed.. MacMillan (ISBN:ISBN 0333971604) 参考文献(Readings) その他(HP 等)(Others(e.g.HP)) 注意事項(Notice) - 47 - 科目コード/科目名 (Course Code / Course Title) テーマ/サブタイトル等 (Theme / Subtitle) 担当者名 (Instructor) 学期 (Semester) 科目ナンバリング (Course Number) 備考 (Notes) ■MB756 MB756/社会学特殊研究E (Special Study on Sociology E) 「トランスナショナル・コミュニティ」研究の認識論と方法論―場所形成と想像的アイデン ティティをめぐるフィールドワークと関連文献の検討 広田 康生(HIROTA YASUO) 春学期(Spring Semester) SOC6010 単位 (Credit) 言語 (Language) 2単位(2 Credits) 日本語 (Japanese) 授業の目標(Course Objectives) 本授業は、「トランスナショナル・コミュニティ」研究の認識論とその思想的背景について理解し、初期トランスナショナリズムとして の「沖家室」から布哇移民から現代のマンハッタン・イーストビレッジの日本人を通底する場所形成とアイデンティティについて考 察し、関連文献を読むことを目標とする。 授業の内容(Course Contents) 本授業では、「トランスナショナル・コミュニティ」研究の方法とその認識論的基礎を、アイデンティティの多数性、場所の新しい概 念、差異に開かれた地域形成、「共生」と「多孔質」なコミュニティ等々のテーマに関連させて理解し、我々自身の生き方や存在の 意味について考え、併せて都市社会学的コミュニティ論への示唆について検討する。文献購読を主とする。 授業計画(Course Schedule) 1. はじめに:本授業の目的と概要 2. 下からのトランスナショナリズム論の認識論的基礎と思想的背景1-研究対象、定義に関する文献講読と解説― 3. 下からのトランスナショナリズム論の認識論的基礎と思想的背景2-グローバル対ローカルの二項対立への批判、新しい 「場所」概念についての文献講読と解説― 4. 下からのトランスナショナリズム論の認識論的基礎と思想的背景3-アイデンティティの多数性と主体形成に関する意味に ついての文献講読と解説― 5. 下からのトランスナショナリズム論の認識論的基礎と思想的背景4-差異に開かれた主体と「多孔質なコミュニティ」に関す る脱構築理論に関する文献講読と解説― 6. 下からのトランスナショナリズム論の認識論的基礎と思想的背景5-脱構築と「共生」論に関する文献講読と解説― 7. 第 2 回授業から第 5 回授業までのまとめと解説 8. 「トランスナショナル・コミュニティ」に関するエスノグラフィックな研究1-鶴見潮田における異質性認識を背景とするネットワ ーク形成― 9. 「トランスナショナル・コミュニティ」に関するエスノグラフィックな研究2-初期トランスナショナリズムの原点としての「沖家室 島」と布哇移民の場所形成 10. 「トランスナショナル・コミュニティ」に関するエスノグラフィックな研究3-群馬県大泉町における帰還移民の「場所の政治」と 「場所形成」について― 11. 「トランスナショナル・コミュニティ」に関するエスノグラフィックな研究3-新宿コリアンタウンにおける場所の政治と「多孔質コ ミュニティ」をめぐって― 12. 「トランスナショナル・コミュニティ」に関するエスノグラフィックな研究4-マンハッタン・イーストビレッジの日本人の場所形成 とアイデンティティ 13. トランスナショナル・コミュニティ論からの都市コミュニティ論への問題提起 14. 授業のまとめと履修者各人の研究テーマ案の発表 授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class) 授業時間外の学習に関ついては、基本的には下記テキストを主に使用する予定なので、予習、復習をすること。他の関連文献に ついては、授業時に指示するので、必ず予習をすること。 成績評価方法・基準(Evaluation) 最終テスト(40%)/中間テスト(30%)/出席(30%) テキスト(Textbooks) 1. 広田康生・藤原法子、2016、『トランスナショナル・コミュニティ』、ハーベスト社 参考文献(Readings) 1. A.D.キング編、1999 年、『文化とグローバル化』、玉川大学出版部 2. D.マッシ―、2014 年、『空間のために』、月曜社 3. デリダ、カプート編、2004 年、『デリダとの対話』、法政大学出版局 - 48 - 4. 奥田道大、2009 年、『人々にとって都市的なるものとは』、ハーベスト社 その他(HP 等)(Others(e.g.HP)) 注意事項(Notice) - 49 - 科目コード/科目名 (Course Code / Course Title) テーマ/サブタイトル等 (Theme / Subtitle) 担当者名 (Instructor) 学期 (Semester) 科目ナンバリング (Course Number) 備考 (Notes) ■MB757 MB757/社会学特殊研究F (Special Study on Sociology F) 「トランスナショナル・コミュニティ」研究と都市社会学的コミュニティ論―場所形成と初期 シカゴ学派のエスニシティ論を経由して― 広田 康生(HIROTA YASUO) 秋学期(Fall Semester) SOC6020 単位 (Credit) 言語 (Language) 2単位(2 Credits) 日本語 (Japanese) 授業の目標(Course Objectives) 本授業は「トランスナショナル・コミュニティ」研究の認識論とその思想的背景について理解し、初期シカゴ学派のエスニシティ論と の連続と断絶に関する考察を経て、日本の都市コミュニティ研究への示唆を考える。この過程で履修者各人の研究テーマについ ても検討する。 授業の内容(Course Contents) 本授業では、「トランスナショナル・コミュニティ」研究の方法とその認識論的基礎を、アイデンティティの多数性、場所の新しい概 念、差異に開かれた地域形成主体、「共生」と「多孔質」なコミュニティ等々のテーマに関連させて理解し、初期シカゴ学派のエス ニシティ論との共通性と相違について目配りするなかで、都市社会学的コミュニティ論を新たな地平において検討する。文献講読 を主とする。 授業計画(Course Schedule) 1. はじめに:本授業の目的と概要 2. 「トランスナショナル・コミュニティ」研究の認識論的基礎1-研究対象、定義に関する文献講読と解説― 3. 「トランスナショナル・コミュニティ」研究の認識論的基礎2-新しい「場所」概念、アイデンティティの多数性、複数性と行為主 体論についての文献講読と解説― 4. 「トランスナショナル・コミュニティ」研究の認識論的基礎3-差異に開かれた主体と「想像的アイデンティティ」に関する実態 と理論に関する文献講読と解説― 5. グローバル化の時代の日本の都市コミュニティ論に関する文献講読と解説― 6. 小括とディスカッション 7. 初期シカゴ学派の都市エスニシティ研究1-フェアリスの『シカゴソシオロジー』を手がかりにして― 8. 初期シカゴ学派の都市エスニシティ研究2-バージェスの「推移地帯論」を手がかりにして― 9. 初期シカゴ学派の都市エスニシティ研究3―S.パーソンズの『シカゴ学派のエスニシティ研究』を手ががりにして 10. 小括とディスカッション 11. 日本の都市コミュニティ論への示唆1―奥田都市コミュニティ論を手がかりにして― 12. 日本の都市コミュニティ論への示唆2―奥田都市コミュニティ論を手がかりにして― 13. 履修者各人のテーマへの示唆に関するディスカッション 14. 履修者各人のテーマへの示唆に関するディスカッションと授業のまとめ 授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class) 授業時間外の学習については、下記のテキストの該当箇所の予習と復習及び授業時に指示する諸文献の予習を行う。詳しくは 別途指示する。 成績評価方法・基準(Evaluation) 最終テスト(40%)/中間テスト(30%)/出席(30%) テキスト(Textbooks) 1. フェアリス(奥田・広田訳)、1990 年、『シカゴソシオロジー』、ハーベスト社 2. 広田康生・藤原法子、2016 年、『トランスナショナル・コミュニティー場所形成の都市社会学』、ハーベスト社(3 月末刊行) 3. 奥田道大、2009 年、『人びとにとって都市的なるものとは』、ハーベスト社 参考文献(Readings) 1. 松本康編、2011 年、『都市社会学セレクション1 近代アーバニズム』、日本評論社 2. 水上徹男他訳、2014 年、『トランスナショナリズム』、日本評論社 3. Persons,S. 1987. Ethnic Studies at Chicago 1905-45. Univ. of Illinois その他(HP 等)(Others(e.g.HP)) - 50 - 注意事項(Notice) - 51 - ■MB761 科目コード/科目名 (Course Code / Course Title) テーマ/サブタイトル等 (Theme / Subtitle) 担当者名 (Instructor) 学期 (Semester) 科目ナンバリング (Course Number) 備考 (Notes) MB761/メディア社会学 (Media Sociology) 変容するメディア、変容する社会 遠藤 薫(ENDO KAORU) 秋学期(Fall Semester) SOC6010 単位 (Credit) 言語 (Language) 2単位(2 Credits) 日本語 (Japanese) 授業の目標(Course Objectives) インターネットに代表されるグローバルメディアの普及に伴い,文化,都市,社会にどのような変化が生じているかを考える。 授業の内容(Course Contents) グローバルメディアが引き起こす社会変化を,文化,若者,都市をキーワードに,モデル化しつつ考察する。また,文化のグロー バル化を過去にさかのぼって考えたうえで,その現在と未来の方向性を実証的に論じる。 授業計画(Course Schedule) 1. 現代社会とグローバルメディア 2. メディアと社会変容1 3. メディアと社会変容2 4. メディアと都市変容1 5. メディアと都市変容2 6. メディアと政治変容1 7. メディアと政治変容2 8. メディアとグローバリゼーション1 9. メディアとグローバリゼーション2 10. メディアとグローバリゼーション3 11. ネット文化の生態学1 12. ネット文化の生態学2 13. ネット文化の未来学 14. 全体総括 授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class) 授業時に指示する。 成績評価方法・基準(Evaluation) レポート試験(Report Exam)(50%)/出席(50%) テキスト(Textbooks) 1. 遠藤薫、2009、『三層モラルコンフリクトとオルトエリート』、勁草書房 授業時に指示する 参考文献(Readings) 授業時に指示する その他(HP 等)(Others(e.g.HP)) 注意事項(Notice) - 52 - ■MB762 科目コード/科目名 (Course Code / Course Title) テーマ/サブタイトル等 (Theme / Subtitle) 担当者名 (Instructor) 学期 (Semester) 科目ナンバリング (Course Number) 備考 (Notes) MB762/メディア史 (Media History) 「広報外交」の歴史と展望 井川 充雄(IKAWA MITSUO) 春学期(Spring Semester) SOC6020 単位 (Credit) 言語 (Language) 2単位(2 Credits) 日本語 (Japanese) 授業の目標(Course Objectives) 冷戦期以降の国際的な文化の交流や浸透,対立の諸相について理解するとともに,メディア史研究の方法の習得をめざす。 授業の内容(Course Contents) 冷戦期においては,東西両陣営とも,直接,外国の国民や世論に働きかける外交,すなわち「広報外交」(Public Diplomacy)を積 極的に展開した。それは,国際放送,展覧会・博覧会への協力,人的な交流など多岐にわたるが、これによって自国への親密度 を高め,国際世論を味方につけようとしたのである。冷戦終結後の今日においても,「広報外交」の重要性は決して低まってはい ない。こうした「広報外交」に関しては,国際政治史のみならず,メディア史の分野においても,近年,さまざまな研究が登場してい る。 本授業では,2 冊のテキストの精読を通して,こうした「広報外交」の歴史と今後の展望を考察する。 毎回レポーターを決め,本書の内容を深く理解するとともに,参加者の議論によって,発展的検討を行う。 授業計画(Course Schedule) 1. イントロダクション 2. 『文化と外交』(1) 3. 『文化と外交』(2) 4. 『文化と外交』(3) 5. 『文化と外交』(4) 6. 『文化と外交』(5) 7. 『ソフト・パワーのメディア文化政策』(1) 8. 『ソフト・パワーのメディア文化政策』(2) 9. 『ソフト・パワーのメディア文化政策』(3) 10. 『ソフト・パワーのメディア文化政策』(4) 11. 『ソフト・パワーのメディア文化政策』(5) 12. 「広報外交」の今後の展望 13. メディア史研究の方法と課題 14. 総括 授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class) 履修者は,指定したテキストはもちろん,授業時間外に関連する文献を読むことによって,より多角的に理解を深めることが必要 である。 成績評価方法・基準(Evaluation) 授業内の発表(60%)/授業内の討論(40%) テキスト(Textbooks) 1. 渡辺靖、2011、『文化と外交 パブリック・ディプロマシーの時代』、中央公論新社 (ISBN:978-4121021335) 2. 佐藤卓己・渡辺靖・柴内康文編、2012、『ソフト・パワーのメディア文化政策 国際発信力を求めて』、新曜社 (ISBN:978-4788513136) 参考文献(Readings) その他(HP 等)(Others(e.g.HP)) 注意事項(Notice) - 53 - ■MB766 科目コード/科目名 (Course Code / Course Title) 担当者名 (Instructor) 学期 (Semester) 科目ナンバリング (Course Number) 備考 (Notes) MB766/映像メディア論2 (Picture Media Theory 2) 砂川 浩慶(SUNAKAWA HIROYOSHI) 秋学期(Fall Semester) SOC6020 単位 (Credit) 言語 (Language) 2単位(2 Credits) 日本語 (Japanese) 授業の目標(Course Objectives) 1953 年の放送開始以来あ、60 年以上の歴史を持つ、日本のテレビ。テレビの歴史を踏まえ,特にテレビと規制について探求して いく。 授業の内容(Course Contents) 日本国憲法 21 条は「表現の自由」「検閲の禁止」「通信の秘密」を規定しているが,個別法において,様々なメディア規制条項が ある。その一方,テレビをはじめ,メディア界は憲法 21 条による自主自立を確保することを目的に自主規制を標榜している。テレ ビにおける法的規制と自主規制について, 受講生とともに考え,今後のメディアについて考える。なお、受講生の研究テーマに あわせて、適宜、アレンジしていく。 授業計画(Course Schedule) 1. テレビの媒体特性 2. テレビ史 3. 世界のテレビ比較 4. NHK 5. 民放 6. 衛星放送 7. 日本国憲法とメディア 8. 公的規制 9. 自主規制 10. 日本民間連盟放送基準 11. BPO 12. 番組審議会 13. 免許制度 14. まとめ 授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class) テレビの制度・産業について予め調べておくこと。 成績評価方法・基準(Evaluation) 課題等の提出・理解度等総合的に判断する。(100%) テキスト(Textbooks) 必要に応じてその都度指定する。 参考文献(Readings) 必要に応じてその都度指定する。 その他(HP 等)(Others(e.g.HP)) 注意事項(Notice) - 54 - ■MB767 科目コード/科目名 (Course Code / Course Title) 担当者名 (Instructor) 学期 (Semester) 科目ナンバリング (Course Number) 備考 (Notes) MB767/エスニック・メディア研究1 (Ethnic Media Studies 1) 林 怡蕿(LIN I-HSUAN) 春学期(Spring Semester) SOC6010 単位 (Credit) 言語 (Language) 2単位(2 Credits) 日本語 (Japanese) 授業の目標(Course Objectives) 世界におけるエスニック・メディアの動きを把握し、エスニシティとメディアに関連する市民社会、多文化主義、ディアスポラなどの 概念と理論への理解を深める。 授業の内容(Course Contents) エスニック集団のコミュニケーションをめぐる諸問題について、英語と日本語の重要な文献を講読し、議論を中心に進める。また、 フィールドワークでの考察を通して、現場における実践の実態を把握し、理論との往還を目指す。 授業計画(Course Schedule) 1. イントロダクション 2. エスニック・メディアとはなにか 3. エスニック・メディアの実践に関連する文献を講読する① 4. エスニック・メディアの実践に関連する文献を講読する② 5. エスニック・メディアの実践に関連する文献を講読する③ 6. エスニック・メディアの理論に関連する文献を講読する① 7. エスニック・メディアの理論に関連する文献を講読する② 8. エスニック・メディアの理論に関連する文献を講読する③ 9. エスニック・メディアのフィールドワーク① 10. エスニック・メディアのフィールドワーク② 11. エスニック・メディアのフィールドワーク③ 12. エスニック・メディアの考察① 13. エスニック・メディアの考察② 14. 調査成果の報告 授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class) コーラスで随時知らせる 成績評価方法・基準(Evaluation) 最終レポート(Final Report)(40%)/出席状況、課題への取り組む状況(60%) テキスト(Textbooks) なし 参考文献(Readings) その他(HP 等)(Others(e.g.HP)) 注意事項(Notice) - 55 - ■MB768 科目コード/科目名 (Course Code / Course Title) 担当者名 (Instructor) 学期 (Semester) 科目ナンバリング (Course Number) 備考 (Notes) MB768/エスニック・メディア研究2 (Ethnic Media Studies 2) 林 怡蕿(LIN I-HSUAN) 秋学期(Fall Semester) SOC6020 単位 (Credit) 言語 (Language) 2単位(2 Credits) 日本語 (Japanese) 授業の目標(Course Objectives) エスニシティとメディアとはなにか。それぞれが包含する意味と関連概念を把握し、エスニック・メディアの意味とその実践の可能 性と限界への理解を深める。 授業の内容(Course Contents) エスニック・メディアの意味を理解するために、まず「エスニシティ」と「メディア」をそれぞれ考察することにする。エスニシティに関 連する諸概念、その主体たる移民、ディアスポラ、先住民などが置かれる社会的位置、そして主流社会との関わりといった三つの 視点から考察し、エスニック・マイノリティのもつ現代的意味を見出す。 また、メディアの規範概念と理論を用いて、エスニック集団が主体であるメディアの可能性と限界を考えていく。エスニック集団の 言語、伝統、文化などの表象問題も文献講読とフィールドワークを通して考察する。 授業計画(Course Schedule) 1. イントロダクション 2. エスニック・メディアとはなにか 3. エスニシティの関連文献を講読する① 4. エスニシティの関連文献を講読する② 5. エスニシティの関連文献を講読する③ 6. メディア研究の関連文献を講読する① 7. メディア研究の関連文献を講読する② 8. メディア研究の関連文献を講読する③ 9. エスニック・メディアのフィールドワーク① 10. エスニック・メディアのフィールドワーク② 11. エスニック・メディアのフィールドワーク③ 12. エスニック・メディアの考察① 13. エスニック・メディアの考察② 14. 調査成果報告会 授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class) コーラスで随時知らせる 成績評価方法・基準(Evaluation) 最終レポート(Final Report)(40%)/出席状況、課題への取り組む状況(60%) テキスト(Textbooks) なし 参考文献(Readings) その他(HP 等)(Others(e.g.HP)) 注意事項(Notice) - 56 - ■MB769 科目コード/科目名 (Course Code / Course Title) テーマ/サブタイトル等 (Theme / Subtitle) 担当者名 (Instructor) 学期 (Semester) 科目ナンバリング (Course Number) 備考 (Notes) MB769/グローバル・コミュニケーション論1 (Global Communication 1) 越境メディア・文化の動態と受容・消費 黄 盛彬(SEONGBIN HWANG) 春学期(Spring Semester) SOC6010 単位 (Credit) 言語 (Language) 2単位(2 Credits) 日本語 (Japanese) 授業の目標(Course Objectives) 国境を越えるコミュニケーション、メディア、ポピュラーカルチャーをめぐる歴史的な展開過程を理解し、近年におけるグローバル 化・トランスナショナル化の深化の動向、そして各地域におけるトランスナショナルなメディア・文化の受容状況に関する研究の動 向を把握する。 授業の内容(Course Contents) 国際コミュニケーション論における主要な理論の展開、そして近年の動向や研究の状況を俯瞰し、近年におけるメディア及びポピ ュラーカルチャーの越境化の主要な動きを見せている国・地域における動向に注目した最新の研究論文を輪読していく。 授業計画(Course Schedule) 1. イントロダクション 2. クールジャパン論の再読 3. ソフトパワー論の再考 4. メディア・文化のグローバル化の主要な展開及び理論 5. グローバル化における「脱中心化」 6. グローバル化の中の文化ナショナリズム 7. 日本文化のトランスナショナル化 事例1 (主に東アジア) 8. 日本文化のトランスナショナル化 事例2 (欧米) 9. 韓流文化のトランスナショナル化 歴史的概観 10. 日本における韓流文化 その1 11. 日本における韓流文化 その2 12. 理論的討議:メディア・文化のグローバル化をめぐって その1 13. 理論的討議:メディア・文化のグローバル化をめぐって その2 14. 総括 授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class) 事前に輪読文献を読むこと。 報告担当会には、 レジ ュメを作成し、 口頭で報告を行う。 成績評価方法・基準(Evaluation) 最終レポート(Final Report)(40%)/授業参加度(30%)/授業内課題(30%) テキスト(Textbooks) 1. Appadurai, Arjun、2004、『さまよえる近代:グローバル化の文化研究』、平凡社 (ISBN:4582452272) 2. 岩渕功一、2001、『トランスナショナル・ジャパン:アジアをつなぐポピュラー文化』、岩波書店 (ISBN:4000241184) 3. NHK 放送文化研究所、2009、『放送メディア研究 6(2009) 特集:グローバル化と放送メディア』、丸善プラネット (ISBN:4863450109) 4. Daya Kishan Thussu. 2009. International Communication: A Reader. Routledge (ISBN:041544456X) 授業内で提示する。 参考文献(Readings) 1. 吉野耕作、1997、『文化ナショナリズムの社会学―現代日本のアイデンティティの行方』、名古屋大学出版会 (ISBN:4815803153) 2. ジョセフ・S・ナイ、2004、『ソフト・パワー 21 世紀国際政治を制する見えざる力』、日本経済新聞社 (ISBN:4532164753) 3. 岩渕功一、2007、『文化の対話力―ソフト・パワーとブランド・ナショナリズムを越えて』、日本経済新聞社 (ISBN:4532166462) 授業内で提示する。 その他(HP 等)(Others(e.g.HP)) - 57 - 注意事項(Notice) - 58 - ■MB770 科目コード/科目名 (Course Code / Course Title) テーマ/サブタイトル等 (Theme / Subtitle) 担当者名 (Instructor) 学期 (Semester) 科目ナンバリング (Course Number) 備考 (Notes) MB770/グローバル・コミュニケーション論2 (Global Communication 2) グローバル化とアメリカンスタンダード 服部 孝章(HATTORI TAKAAKI) 秋学期(Fall Semester) SOC6020 単位 (Credit) 言語 (Language) 2単位(2 Credits) 日本語 (Japanese) 授業の目標(Course Objectives) 1960 年代からのユネスコ等で検討された世界情報通信秩序とそれぞれの国家の情報主権を、実例をもとに考察する。 授業の内容(Course Contents) 第 3 世界の情報秩序論と欧米や日本などの情報秩序論の差異を追及する。下記のそれぞれの項目から可能な限り、今日的課 題にひきつけて検討を加える。 たとえば、TPP 交渉に見る、情報公開と秘匿・隠蔽などをケースとして考える。 また、情報技術の差異、国際情報を発信受信する報道機関の存在など国別に見ると、多様な違いがある。情報技術の発展が国 際社会の共生に、どれだけ貢献したのか、あるいは早い者勝ちの論理で、欧米先進国が利益を囲い込んでいるのか。これもまた 今日の状況をもとに、考えていく。 授業計画(Course Schedule) 1. 国際機関における情報秩序論 1 2. 同 2 3. 同 3 4. 情報技術と通信 1 5. 同 2 6. 同 3 7. 情報主権と情報自由 8. 情報妨害 9. 情報交流障害 10. アカデミズムとジャーナリズムのグローバル化 1 11. 同 2 12. 討論 1 13. 討論2 14. まとめ 授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class) 毎回、配布する資料を次回までに読み込んでおくこと。 成績評価方法・基準(Evaluation) 最終レポート(Final Report)(20%)/出席 報告(80%) テキスト(Textbooks) テキスト、参考文献は適宜指示する。 参考文献(Readings) 適宜指示する。 その他(HP 等)(Others(e.g.HP)) 注意事項(Notice) - 59 - ■MB772 科目コード/科目名 (Course Code / Course Title) 担当者名 (Instructor) 学期 (Semester) 科目ナンバリング (Course Number) 備考 (Notes) MB772/現代社会特殊研究F (Special Study on Contemporary Society F) 金 美林(KIM MILIM) 秋学期(Fall Semester) SOC6020 単位 (Credit) 言語 (Language) 2単位(2 Credits) 日本語 (Japanese) 授業の目標(Course Objectives) 映像コンテンツ産業と政策、放送と通信の融合に関連した産業の変化と政策、インターネット規制などの各分野で出版された書 籍や各分野で書かれた論文などの文献講読と討論を通じて、メディア政策全般に対する理解を深める。 授業の内容(Course Contents) 映像コンテンツ産業と政策、放送と通信の融合に関連した産業の変動と政策の変動、インターネット規制など、各メディアと関連し た政策に焦点を合わせた文献を講読することによって、最新研究の動向や論点を理解する。読む文献の選択は受講者と相談の 上、決めることにする。 授業計画(Course Schedule) 1. イントロダクション 2. 文献講読 3. 文献講読 4. 文献講読 5. 文献講読 6. 文献講読 7. 文献講読 8. 研究報告 9. 研究報告 10. 研究報告 11. 研究報告 12. 研究報告 13. 研究報告 14. 研究報告 授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class) 予定された文献を精読し、発表や報告の準備を行う。 成績評価方法・基準(Evaluation) 出席と研究報告(100%) テキスト(Textbooks) 初回の授業で指示。 参考文献(Readings) 初回の授業で指示。 その他(HP 等)(Others(e.g.HP)) 特になし。 注意事項(Notice) - 60 - ■MB773 科目コード/科目名 (Course Code / Course Title) 担当者名 (Instructor) 学期 (Semester) 科目ナンバリング (Course Number) 備考 (Notes) MB773/米欧ジャーナリズム思想史1 (History of Journalism Ideologies in the United States and Western Europe 1) 橋本 晃(HASHIMOTO AKIRA) 春学期(Spring Semester) SOC6010 単位 (Credit) 言語 (Language) 2単位(2 Credits) 日本語 (Japanese) 授業の目標(Course Objectives) 第二次世界大戦後の世界の哲学・思想シーンを牽引してきたフランス現代思想(日本語による表現。英語では French Theory)は フーコー, デリダ, ドゥルーズといった中心人物亡き後、ひとつの方向性としてメディア学を指向しつつある。この大きな知的潮流 およびその世界レベルでの分散, 各地での変容の過程を理解する。 授業の内容(Course Contents) フランス現代思想がとりわけアメリカでどのような変容を遂げて新たな理論体系へと結実していったかを, 近現代史において最大 の知的想像力の<場>であり続けてきた両国の切っても切れない関係に留意しつつ, 概説する。同時に日本はじめ<周辺>で の変容にも目配りし, メディア理論を構築していく際の国際関係についても考察する。 授業計画(Course Schedule) 1. イントロダクション ソーカル効果, コーパスの発見 2. テキストの輪読 大学という飛び地 3. テキストの輪読 「七〇年代(セブンティーズ)」の転機 4. テキストの輪読 文学と理論 5. テキストの輪読 脱構築の構築現場 6. テキストの輪読 アイデンティティ・ポリティクス 7. テキストの輪読 イデオロギーの反撃 8. テキストの輪読 キャンパスのスターたち 9. テキストの輪読 学生とユーザー 10. テキストの輪読 芸術的実践 11. テキストの輪読 技術(テクノロジー)・サブカルチャーにおける理論の陰謀 12. テキストの輪読 規範としての理論――長く続いた影響 13. テキストの輪読 世界を覆う理論――地球規模の遺産 14. テキストの輪読 そのときフランスでは……, 結論 差異と肯定 授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class) テキストの指定された箇所を読んだ上で授業に臨むこと。 成績評価方法・基準(Evaluation) レポート試験(Report Exam)(50%)/出席および授業への参加(50%) テキスト(Textbooks) 1. フランソワ・キュセ、2010、『フレンチ・セオリー』、NTT 出版 (ISBN:978-4-7571-4161-2) 参考文献(Readings) 適宜, 指示する。 その他(HP 等)(Others(e.g.HP)) 注意事項(Notice) - 61 - ■MB778 科目コード/科目名 (Course Code / Course Title) テーマ/サブタイトル等 (Theme / Subtitle) 担当者名 (Instructor) 学期 (Semester) 科目ナンバリング (Course Number) 備考 (Notes) MB778/相互行為論1 (Social Interaction 1) メディア研究とエスノメソドロジー 是永 論(KORENAGA RON) 春学期(Spring Semester) SOC6010 単位 (Credit) 言語 (Language) 2単位(2 Credits) 日本語 (Japanese) 授業の目標(Course Objectives) メディア上の言語表現や映像表現における相互行為を対象に,エスノメソドロジーやエスノグラフィーなどを用いた多様な視点か ら分析する方法を学ぶ。 授業の内容(Course Contents) メディア上の言語表現や映像表現について、受講者の関心領域に合わせてテーマを設定し,テーマにしたがった研究報告を個人 またはグループ単位で行う。授業計画に内容例を示すが、必ずしもこれらの領域に限定するものではない。 授業計画(Course Schedule) 1. オリエンテーションと講読文献の選定 2. メディア研究とエスノメソドロジー (ethnomethodogogical approaches to media studies) 3. 画像・映像の呈示と理解 (making sense of visual representation) 4. メディア上で行われるトーク (talk in mediated interaction) 5. デザインのエスノグラフィー (ethnography of design) 6. 表現に関わる記述概念の分析 (descriptive norms of representation) 7. メディアに関する語りの分析 (media talk) 8. メディア言説の構成とネットワーク (media discourse and dialogical networks) 9. ワークプレイス研究 (work place studies) 10. モノとしてのメディアと相互行為 (interacting with media as objects) 11. コンピュータを介した共同作業 (computer supported cooperated work) 12. 移動場面における相互行為 (interaction and mobility) 13. 家庭におけるメディアを介した相互行為 (media and family interaction) 14. 相互行為における多元性 (multiactivity in social interaction) 授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class) 履修登録時点で,一定の参加・報告義務が生じるので,十分な準備をして参加すること。 成績評価方法・基準(Evaluation) 授業内報告(50%)/ディスカッションへの参加(50%) テキスト(Textbooks) 特に使用しない。 参考文献(Readings) 1. D.フランシス、S.へスター、2014、『エスノメソドロジーへの招待』、ナカニシヤ出版 (ISBN:9784779508295) 必要に応じて授業内で指定。 その他(HP 等)(Others(e.g.HP)) http://www.rikkyo.ne.jp/~ronkore/ 注意事項(Notice) - 62 - ■MB779 科目コード/科目名 (Course Code / Course Title) テーマ/サブタイトル等 (Theme / Subtitle) 担当者名 (Instructor) 学期 (Semester) 科目ナンバリング (Course Number) 備考 (Notes) MB779/相互行為論2 (Social Interaction 2) メディアとしての身体を介した、あるいは身体をめぐる社会的相互行為について考える 柄本 三代子(ENOMOTO MIYOKO) 秋学期(Fall Semester) SOC6020 単位 (Credit) 言語 (Language) 2単位(2 Credits) 日本語 (Japanese) 授業の目標(Course Objectives) 社会学において身体を中心テーマとした相互行為論の前提を確認し,現代的なさまざまな社会状況について,自らの関心にも とづくテーマと関連づけながら議論を深められるようにする。議論の基本的前提を共有するとともに専門的文献の読解力を受講 生が身につけることもねらいとする。さらには、実証研究へとつなげていくことも目標にしたい。 授業の内容(Course Contents) 社会学において身体を介した相互行為がどのように/なぜ論じられてきたか、について古典的と言われるものも含む代表的文 献を参照しながらディスカッションする。さらに,他の研究領域とどのように接続しているかについて議論を深める。すなわち受講 生各自の研究テーマと関連づけることもこの講義の重要な目的となる。 抽象的な議論に終始するのではなく,できるだけ現代的かつ経験的,具体的事例/状況、実証研究と関連づけることが受講者 自ら実践できるようになることを目指したい。 受講者の意欲と関心によっては,メディア分析その他調査研究のサポートも行う。提出されたレポートは、その都度コメントを付 して返却し、次のステップにつながるように指導する。 授業計画(Course Schedule) 1. オリエンテーション 2. 分担報告とディスカッション① 3. 分担報告とディスカッション② 4. 分担報告とディスカッション③ 5. 分担報告とディスカッション④ 6. 分担報告とディスカッション⑤ 7. 分担報告とディスカッション⑥ 8. 分担報告とディスカッション⑦ 9. 分担報告とディスカッション⑧ 10. 分担報告とディスカッション⑨ 11. 分担報告とディスカッション⑩ 12. 分担報告とディスカッション⑪ 13. 分担報告とディスカッション⑫ 14. 総まとめ 授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class) 毎回の授業が次の授業につながっていく。その時その時の考察を次につなげていけるようにすることが準備となる。 成績評価方法・基準(Evaluation) 報告の内容(70%)/最終レポート(Final Report)(30%) テキスト(Textbooks) 講義の際に提示する。受講者の問題関心も考慮する。 参考文献(Readings) 講義の際に随時提示する。 その他(HP 等)(Others(e.g.HP)) 注意事項(Notice) - 63 - ■MB780 科目コード/科目名 (Course Code / Course Title) 担当者名 (Instructor) 学期 (Semester) 科目ナンバリング (Course Number) 備考 (Notes) MB780/コミュニケーションの社会学1 (Sociology of Communication 1) 奥村 隆(OKUMURA TAKASHI) 春学期(Spring Semester) SOC6010 単位 (Credit) 言語 (Language) 2単位(2 Credits) 日本語 (Japanese) 授業の目標(Course Objectives) 現代社会における自己と他者の関係性,コミュニケーションや意識の変容について理論的・実証的に検討を加え,これらをテーマ とする社会学的研究法を習得する。 授業の内容(Course Contents) 現代社会のなかで,自己と他者の関係,コミュニケーションのあり方,意識やアイデンティティの様態はある変容の過程にある。そ の過程自体を把握すると同時に,それがどのような社会構造の変動と関連しているかをとらえる想像力が,社会学に要請されて いるといえるだろう。この授業では,こうした主題をめぐって理論的アプローチ・実証的アプローチ双方から,文献の講読と参加者 各自の研究についての報告・討論を行いたい。文献講読と研究報告のバランスは参加者との話し合いによる。各自の報告をめぐ って参加者が自由にコメントすることで,なんらかの新しいアイデアに到達することを期待している。なお,担当者自身の問題関心 については,以下の参考文献を参照されたい。 授業計画(Course Schedule) 1. イントロダクション 2. コミュニケーションの社会学・講義(1) 3. コミュニケーションの社会学・講義(2) 4. コミュニケーションの理論的研究・報告と討論(1) 5. コミュニケーションの理論的研究・報告と討論(2) 6. コミュニケーションの理論的研究・報告と討論(3) 7. コミュニケーションの理論的研究・報告と討論(4) 8. コミュニケ-ションの社会学・講義(3) 9. コミュニケーションの社会学・講義(4) 10. コミュニケーションの実証的研究・報告と討論(1) 11. コミュニケーションの実証的研究・報告と討論(2) 12. コミュニケーションの実証的研究・報告と討論(3) 13. コミュニケーションの実証的研究・報告と討論(4) 14. 総括討論 授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class) 文献講読の回は,指定された文献を受講者全員が読み,評価できる点・批判するべき点についてコメントを用意しておくこと。報 告担当の回は,レジュメを準備し,前日までにゼミメーリングリストに内容にかんする予告メールを送信すること。報告の水準によ って演習全体の内容が相違してくるので,報告には十分な準備をし,必要な場合には担当者に事前に連絡・相談をすること。 成績評価方法・基準(Evaluation) 授業への出席(30%)/討論への参加(30%)/報告の達成水準(40%) テキスト(Textbooks) なし 参考文献(Readings) 1. 奥村隆、2013 年、『反コミュニケーション』、日本評論社 (ISBN:978-4-335-50135-7) 2. 長谷正人・奥村隆編、2009 年、『コミュニケーションの社会学』、有斐閣 (ISBN:978-4-641-12392-2) その他(HP 等)(Others(e.g.HP)) 注意事項(Notice) - 64 - ■MB781 科目コード/科目名 (Course Code / Course Title) 担当者名 (Instructor) 学期 (Semester) 科目ナンバリング (Course Number) 備考 (Notes) MB781/コミュニケーションの社会学2 (Sociology of Communication 2) 奥村 隆(OKUMURA TAKASHI) 秋学期(Fall Semester) SOC6020 単位 (Credit) 言語 (Language) 2単位(2 Credits) 日本語 (Japanese) 授業の目標(Course Objectives) 現代社会における自己と他者の関係性,コミュニケーションや意識の変容について,社会学的な理論的・実証的な研究法を用い ながら,自分のテーマにかんする研究を進展させる。 授業の内容(Course Contents) 現代社会のなかで,自己と他者の関係,コミュニケーションのあり方,意識やアイデンティティの様態はある変容の過程にある。そ の過程自体を把握すると同時に,それがどのような社会構造の変動と関連しているかをとらえる想像力が,社会学に要請されて いるといえるだろう。この授業では,こうした主題をめぐって参加者各自の理論的・実証的研究についての報告・討論を行いたい (必要に応じて、文献講読や講義を行う)。各自の報告をめぐって参加者が自由にコメントすることで,なんらかの新しいアイデア に到達することを期待している。なお,担当者自身の問題関心については,以下の参考文献を参照されたい。 授業計画(Course Schedule) 1. イントロダクション 2. コミュニケーションの理論的研究・報告と討論(1) 3. コミュニケーションの実証的研究・報告と討論(1) 4. コミュニケーションの理論的研究・報告と討論(2) 5. コミュニケーションの実証的研究・報告と討論(2) 6. コミュニケーションの理論的研究・報告と討論(3) 7. コミュニケーションの実証的研究・報告と討論(3) 8. コミュニケーションの理論的研究・報告と討論(4) 9. コミュニケーションの実証的研究・報告と討論(4) 10. コミュニケーションの理論的研究・報告と討論(5) 11. コミュニケーションの実証的研究・報告と討論(5) 12. コミュニケーションの理論的研究・報告と討論(6) 13. コミュニケーションの実証的研究・報告と討論(6) 14. 総括討論 授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class) 報告担当の回はレジュメを準備し,前日までにゼミメーリングリストに内容にかんする予告メールを送信すること。報告の水準によ って演習全体の内容が相違してくるので,報告には十分な準備をし,必要な場合には担当者に事前に連絡・相談をすること。 成績評価方法・基準(Evaluation) 授業への出席(30%)/討論への参加(30%)/報告の達成水準(40%) テキスト(Textbooks) なし 参考文献(Readings) 1. 奥村隆、2013 年、『反コミュニケーション』、日本評論社 (ISBN:978-4-335-50135-7) 2. 長谷正人・奥村隆編、2009 年、『コミュニケーションの社会学』、有斐閣 (ISBN:978-4-641-12392-2) その他(HP 等)(Others(e.g.HP)) 注意事項(Notice) - 65 - ■MB786 科目コード/科目名 (Course Code / Course Title) テーマ/サブタイトル等 (Theme / Subtitle) 担当者名 (Instructor) 学期 (Semester) 科目ナンバリング (Course Number) 備考 (Notes) MB786/社会学特殊研究G (Special Study on Sociology G) 支援の社会学 佐藤 恵(SATO KEI) 春学期(Spring Semester) SOC6010 単位 (Credit) 言語 (Language) 2単位(2 Credits) 日本語 (Japanese) 授業の目標(Course Objectives) 困難を抱える当事者とそれをサポートする支援者の経験について、具体的事例を学び、支援と「支え合い」に関する理解を深め る。 授業の内容(Course Contents) 支援と「支え合い」をめぐるテキストを講読し、基本的な視点・発想を共有した上で、参加者各自の問題意識に基づく報告を行い、 それぞれの研究の到達点と課題について討論・検討する。 授業計画(Course Schedule) 1. オリエンテーション 2. テキスト講読とディスカッション(1) 3. テキスト講読とディスカッション(2) 4. テキスト講読とディスカッション(3) 5. テキスト講読とディスカッション(4) 6. テキスト講読とディスカッション(5) 7. テキスト講読とディスカッション(6) 8. 参加者による報告とディスカッション(1) 9. 参加者による報告とディスカッション(2) 10. 参加者による報告とディスカッション(3) 11. 参加者による報告とディスカッション(4) 12. 参加者による報告とディスカッション(5) 13. 参加者による報告とディスカッション(6) 14. まとめ 授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class) 自分の関心のある支援実践について、具体的テーマを掲げた上で、適宜、資料を収集しつつ、各回の授業で学んだ視点・発想を 応用する練習をしてください。 成績評価方法・基準(Evaluation) 出席、ディスカッションへの参加(50%)/報告(50%) テキスト(Textbooks) 1. 天田・渡辺編、2015、『大震災の生存学』、青弓社 (ISBN:ISBN978-4-7872-3392-9) 参考文献(Readings) 1. 崎山・伊藤・佐藤・三井編、2008、『〈支援〉の社会学』、青弓社 (ISBN:ISBN978-4-7872-3291-5) 2. 伊藤智樹編、2013、『ピア・サポートの社会学』、晃洋書房 (ISBN:ISBN978-4-7710-2481-6) 3. 佐藤恵、2010、『自立と支援の社会学』、東信堂 (ISBN:ISBN978-4-88713-949-7) その他(HP 等)(Others(e.g.HP)) 注意事項(Notice) - 66 - ■MB787 科目コード/科目名 (Course Code / Course Title) テーマ/サブタイトル等 (Theme / Subtitle) 担当者名 (Instructor) 学期 (Semester) 科目ナンバリング (Course Number) 備考 (Notes) MB787/社会学特殊研究H (Special Study on Sociology H) 後期近代のアイデンティティとその質的変容 土井 隆義(DOI TAKAYOSHI) 秋学期(Fall Semester) SOC6020 単位 (Credit) 言語 (Language) 2単位(2 Credits) 日本語 (Japanese) 授業の目標(Course Objectives) 現代の日本では,いわゆる「モノ消費」から「コミュニケーション消費」への移行が,急激に進行している。また「包摂型の社会」か ら「排除型の社会」への移行が加速しているともいわれる。その諸相と社会背景について,アイデンティティ論の見地から検討す る。 授業の内容(Course Contents) 最初に,前期近代の特徴である「脱埋め込み」現象と、後期近代の特徴である「再埋め込み」現象について, A・ギデンズの著作 の講読を行ないながら,概念の整理とその意義の検討を行なう。次に,現代の日本で進行しつつある特徴的な諸現象について, 現代社会に関する様々な文献を参照しつつ,また具体的な事例を素材として取り上げながら,「アイデンティティの変容」という観 点から,その社会学的含意について検討していく。履修学生には,文献の報告を行なうだけでなく,具体的な社会現象を取り上げ て独自に調査し,その内容について報告することが求められる。 授業計画(Course Schedule) 1. 共通文献の輪読をおこなう(1) 2. 共通文献の輪読をおこなう(2) 3. 共通文献の輪読をおこなう(3) 4. 共通文献の輪読をおこなう(4) 5. 各自が関心のある社会現象を選択し,その概要について報告する(1) 6. 各自が関心のある社会現象を選択し,その概要について報告する(2) 7. 選択した社会現象を分析するために,必要と思われる文献の概要を報告する(1) 8. 選択した社会現象を分析するために,必要と思われる文献の概要を報告する(2) 9. 選択した社会現象を分析するために,必要と思われる文献の概要を報告する(3) 10. 選択した社会現象を分析するために,必要と思われる文献の概要を報告する(4) 11. 選択した社会現象を社会学的に分析し,その結果について報告する(1) 12. 選択した社会現象を社会学的に分析し,その結果について報告する(2) 13. 選択した社会現象を社会学的に分析し,その結果について報告する(3) 14. 選択した社会現象を社会学的に分析し,その結果について報告する(4) 授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class) 授業内で自分が取り上げる社会現象について,予め選択し,調査を開始しておくことが望ましい。 成績評価方法・基準(Evaluation) 輪読における報告内容(20%)/選択テーマの報告内容(20%)/個別文官の報告内容(20%)/研究成果の報告内容(20%)/討論への参 加度(20%) テキスト(Textbooks) 1. アンソニー・ギデンズ、2006、『モダニティと自己アイデンティティ』、ハーベスト社 参考文献(Readings) 1. ジークムント・バウマン、2001、『リキッド・モダニティ-液状化する社会』、大月書店 2. デボラ・チェンバース、2015、『友情化する社会』、岩波書店 その他(HP 等)(Others(e.g.HP)) 注意事項(Notice) - 67 - ■MB790 科目コード/科目名 (Course Code / Course Title) テーマ/サブタイトル等 (Theme / Subtitle) 担当者名 (Instructor) 学期 (Semester) 科目ナンバリング (Course Number) 備考 (Notes) MB790/環境教育特論 (Environment Education) 総合的な環境教育 阿部 治(ABE OSAMU) 春学期(Spring Semester) SOC6010 授業の目標(Course Objectives) 環境教育の理念や歴史から環境教育学研究の課題と可能性を考察する。 授業の内容(Course Contents) 環境教育学という学問の構想と構造、可能性について講義する。 授業計画(Course Schedule) 1. 環境教育とは何か(1)持続不可能な現代 2. 環境教育とは何か(2)歴史 3. 環境教育とは何か(3)目的 4. 環境教育とは何か(4)概念 5. 環境教育とは何か(5)方法 6. 学校環境教育論 7. 公害教育論 8. 自然保護教育・自然体験学習論・自然学校論 9. 都市型環境教育・環境教育施設論 10. 企業/NPO による環境教育 11. 環境教育研究のフィールドワーク(1)環境教育政策 12. 環境教育研究のフィールドワーク(2)マルチステークホルダーによる地域づくり 13. 環境教育研究のフィールドワーク(3)国際協力 14. 環境教育学の展望:環境教育から ESD へ 授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class) 授業時間外の学習に関する指示は、必要に応じて別途指示する。 成績評価方法・基準(Evaluation) 最終レポート(Final Report)(40%)/平常点(60%) テキスト(Textbooks) 必要な資料は配布する。 参考文献(Readings) 講義中に随時紹介。 その他(HP 等)(Others(e.g.HP)) 注意事項(Notice) - 68 - 単位 (Credit) 言語 (Language) 2単位(2 Credits) 日本語 (Japanese) ■MB791 科目コード/科目名 (Course Code / Course Title) テーマ/サブタイトル等 (Theme / Subtitle) 担当者名 (Instructor) 学期 (Semester) 科目ナンバリング (Course Number) 備考 (Notes) MB791/ESD論 (ESD:Theory and Practice) ESD 論/持続可能な開発のための教育 阿部 治(ABE OSAMU) 秋学期(Fall Semester) SOC6020 単位 (Credit) 言語 (Language) 2単位(2 Credits) 日本語 (Japanese) 授業の目標(Course Objectives) ESD(持続可能な開発のための教育)の持論と実践・課題について理解する。 授業の内容(Course Contents) ESD 成立の背景、理論と具体的取り組みについて、特に総合的環境教育、国連持続可能な開発のための教育の 10 年の視点か ら検討し、現状の課題と今後の展開について検討する。 授業計画(Course Schedule) 1. 持続可能な開発(概念)の検討 2. 持続可能な開発概念の誕生の歴史(1) 国連人間環境会議を中心に 3. 持続可能な開発概念の誕生の歴史(2) ナイロビ会議を中心に 4. 持続可能な開発概念の誕生の歴史(3) 地球サミットを中心に 5. 持続可能な開発概念の課題 6. ESD とは何か(1) ESD の概念を中心に 7. ESD とは何か(2) 国連 ESD の 10 年を中心に 8. ESD の事例 初等・中等教育 9. ESD の事例 高等教育 10. ESD の事例 NGO/NPO 11. ESD の事例 事業者 12. ESD の事例 自治体を含む地域づくり 13. ESD の事例 国際的な取り組み 14. これからの ESD の課題 ポスト国連 ESD の 10 年 授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class) 事前配布資料ならびにテキストを事前に読んでおくこと 成績評価方法・基準(Evaluation) 最終レポート(Final Report)(40%)/出席(40%)/発表(20%) テキスト(Textbooks) 随時配布 参考文献(Readings) 1. 成・寺田編、2013、『ESD と大学』、風媒社 2. 秋田商業高校編、2013、『ユネスコスクールによる ESD の実践』、アルテ 3. 佐藤・阿部編、2012、『ESD 入門』、筑波書房 4. 阿部・田中編、2012、『アジア太平洋地域の ESD の新展開』、明石書店 5. 阿部・川嶋編、2012、『ESD 拠点としての自然学校』、みくに出版 6. 阿部・川嶋編、2011、『次世代 CSR と ESD』、ぎょうせい 7. 生方・神田・大森編、2011、『ESD をつくる』、ミネルヴア その他(HP 等)(Others(e.g.HP)) 注意事項(Notice) - 69 - ■MB792 科目コード/科目名 (Course Code / Course Title) 担当者名 (Instructor) 学期 (Semester) 科目ナンバリング (Course Number) 備考 (Notes) MB792/デジタル・メディア研究1 (Digital Medeia Studies 1) 和田 伸一郎(WADA SHIN'ICHIRO) 春学期(Spring Semester) SOC6010 単位 (Credit) 言語 (Language) 2単位(2 Credits) 日本語 (Japanese) 授業の目標(Course Objectives) 概ね 21 世紀以降、本格化したデジタル・メディア時代において、現在進行形である技術革新がどこに向いつつあり、既存の国家、 市場経済、生産/労働/創造のあり方をどのように変容させているかについて、様々な領域にまたがる文献を読みながら、各自 の専門的学術研究の方向付けを明確にしていくことを目標とする。 授業の内容(Course Contents) 技術の系列(ハードウェア、ソフトウェア)、データ(生産される情報財)のフロー、データが生産されるプラットフォーム、プラットフォ ームを支えるシリコンバレーなどの集積地のエコシステム、国家政策、ユーザーを保護する NGO など、新デジタル時代における、 様々な新分野が孕む諸問題、アポリアがどこにあるのかについて長期的展望、マクロな視点から理解する。 授業計画(Course Schedule) 1. イントロダクション 2. 研究テーマ設定、文献選び 3. 文献輪読 メディア・スタディーズ1 4. 文献輪読 メディア・スタディーズ2 5. 文献輪読 メディア・スタディーズ3 6. 文献輪読 メディア・スタディーズ4 7. 中間発表 1 8. 中間発表 2 9. 文献輪読 ソーシャル・メディア・スタディーズ 1 10. 文献輪読 ソーシャル・メディア・スタディーズ 2 11. 文献輪読 ソーシャル・メディア・スタディーズ 3 12. 文献輪読 ソーシャル・メディア・スタディーズ 4 13. 最終報告1 14. 最終報告2 授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class) 事前に当該文献を閲読する。 報告担当に関しては、 レジュメを作成し、 口頭で報告を行う。 成績評価方法・基準(Evaluation) レポート試験(Report Exam)(60%)/発表点(20%)/出席、授業参加度(20%) テキスト(Textbooks) 特になし 参考文献(Readings) 授業内で適宜指示する その他(HP 等)(Others(e.g.HP)) 注意事項(Notice) - 70 - ■MB793 科目コード/科目名 (Course Code / Course Title) 担当者名 (Instructor) 学期 (Semester) 科目ナンバリング (Course Number) 備考 (Notes) MB793/デジタル・メディア研究2 (Digital Medeia Studies 2) 和田 伸一郎(WADA SHIN'ICHIRO) 秋学期(Fall Semester) SOC6020 単位 (Credit) 言語 (Language) 2単位(2 Credits) 日本語 (Japanese) 授業の目標(Course Objectives) 元々は別の出自をもつ諸専門分野が、デジタル技術によって新たな結合を果たしていることについて、認知科学と UX/UI、メディ ア・スタディーズからソフトウェア・スタディーズへの移行、メディア・アートとデータ・ヴィジュアライゼーション、情報デザインなどの 結合面をミクロなレベルで捉えることを目指す。 授業の内容(Course Contents) 目標に示した問題のありかについての基礎的文献と先端的な研究に関する文献を精読し、 主な概念、 理論的枠組、 アプローチ の仕方、 方法論上の課題等について理解を深める。 授業計画(Course Schedule) 1. イントロダクション 2. 研究テーマ設定、文献選び 3. 文献輪読 4. 文献輪読 5. 文献輪読 6. 文献輪読 7. 中間報告 8. 中間報告 9. 文献輪読 10. 文献輪読 11. 文献輪読 12. 文献輪読 13. 最終報告 14. 最終報告 授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class) 事前に当該文献を閲読する。 報告担当に関しては、 レジュメを作成し、 口頭で報告を行う。 成績評価方法・基準(Evaluation) レポート試験(Report Exam)(60%)/発表点(20%)/出席、授業参加度(20%) テキスト(Textbooks) 特になし 参考文献(Readings) 授業内で適宜指示する その他(HP 等)(Others(e.g.HP)) 注意事項(Notice) - 71 - ■MB794 科目コード/科目名 (Course Code / Course Title) 担当者名 (Instructor) 学期 (Semester) 科目ナンバリング (Course Number) 備考 (Notes) MB794/現代文化社会論1 (Contemporary Culture and Society 1) 小泉 元宏(KOIZUMI MOTOHIRO) 春学期(Spring Semester) SOC6010 単位 (Credit) 言語 (Language) 2単位(2 Credits) 日本語 (Japanese) 授業の目標(Course Objectives) 芸術・文化の社会学や、現代芸術論、文化研究に関する理論・実践的研究 授業の内容(Course Contents) 近現代における美術・音楽・映像・パフォーミングアーツなどの諸芸術・文化をめぐる場や活動と、社会的諸主体・権力との関係性 などに関する各自の問題意識やテーマに基づきながら、文化批評理論、現代芸術論、文化政策研究などの理論的研究、および 実践活動への参加ならびに質的研究を通じた指導を行う。 授業計画(Course Schedule) 1. オリエンテーション 2. 文献講読 3. 文献講読 4. 文献講読 5. 文献講読 6. 文献講読 7. 文献講読 8. 文献講読 9. 文献講読 10. 文献講読/実践活動への参加と質的研究 11. 文献講読/実践活動への参加と質的研究 12. 文献講読/実践活動への参加と質的研究 13. 文献講読/実践活動への参加と質的研究、研究発表 14. 文献講読/実践活動への参加と質的研究、研究発表 授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class) 文献講読は事前の発表準備等が必須である。また実践活動への参加においては、各所でインタビュー調査やディスカッションな どを実施するため、関連領域の予備的知識を自ら学習しておくことが求められる。 成績評価方法・基準(Evaluation) 授業参加(研究発表、ディスカッションほか)(100%) テキスト(Textbooks) 履修者の関心に合わせ、指定する。なお英語文献が含まれることもある。 参考文献(Readings) 都度、紹介する。 その他(HP 等)(Others(e.g.HP)) 注意事項(Notice) - 72 - ■MB795 科目コード/科目名 (Course Code / Course Title) 担当者名 (Instructor) 学期 (Semester) 科目ナンバリング (Course Number) 備考 (Notes) MB795/現代文化社会論2 (Contemporary Culture and Society 2) 小泉 元宏(KOIZUMI MOTOHIRO) 秋学期(Fall Semester) SOC6020 単位 (Credit) 言語 (Language) 2単位(2 Credits) 日本語 (Japanese) 授業の目標(Course Objectives) 芸術・文化の社会学や現代芸術論、文化研究に関する理論・実践的研究 授業の内容(Course Contents) 春学期(現代文化社会論 1)を踏まえたうえで、近現代における美術・音楽・映像・パフォーミングアーツなどの諸芸術・文化をめぐ る場や活動と、社会的諸主体・権力との関係性などに関する各自の問題意識やテーマに基づきながら、文化批評理論、現代芸 術論、文化政策研究などの理論的研究、および実践活動への参加ならびに質的研究を通じた指導を行う。 授業計画(Course Schedule) 1. オリエンテーション 2. 文献講読 3. 文献講読 4. 文献講読 5. 文献講読 6. 文献講読 7. 文献講読 8. 文献講読 9. 文献講読 10. 実践活動への参加と質的研究 11. 実践活動への参加と質的研究 12. 実践活動への参加と質的研究 13. 実践活動への参加と質的研究、研究発表 14. 実践活動への参加と質的研究、研究発表 授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class) 文献講読は事前の発表準備等が必須である。また実践活動への参加においては、各所でインタビュー調査やディスカッションな どを実施するため、関連領域の予備的知識を自ら学習しておくことが求められる。 成績評価方法・基準(Evaluation) 授業参加(研究発表、ディスカッションほか)(100%) テキスト(Textbooks) 履修者の関心に合わせ、指定する。なお英語文献が含まれることもある。 参考文献(Readings) 都度、紹介する。 その他(HP 等)(Others(e.g.HP)) 注意事項(Notice) - 73 - ■MB796 科目コード/科目名 (Course Code / Course Title) 担当者名 (Instructor) 学期 (Semester) 科目ナンバリング (Course Number) 備考 (Notes) MB796/国際社会学1 (Sociology of Transnational Social Spaces 1) 石井 香世子(ISHII KAYOKO) 春学期(Spring Semester) SOC6010 単位 (Credit) 言語 (Language) 2単位(2 Credits) 日本語 (Japanese) 授業の目標(Course Objectives) 教科書と具体的な事例分析を通じて、国際社会学の基本的な論点にはどのようなものがあるかを知る。 授業の内容(Course Contents) グローバル化は、社会・生活のあらゆる側面で一世に同じ速度で進んでいるのではなく、むしろ多様な側面で異なる速度・深度 で進んでいると考えられる。そうした状況が人と社会にもたらす影響を、国民国家と市民権、トランスナショナルなネットワーク、階 層構造、家族のトランスナショナル化などといったキーワードから捉えていく。毎回教科書を1章ずつ参照しながら、より具体的・ 時事的な問題も用いつつ、国際社会学の基本的な理論について学んでいく。 授業計画(Course Schedule) 1. [教科書 序章] 国際社会学に向けて 2. [教科書 第 1 章] 国民国家とシティズンシップの変容 3. [教科書 第 2 章] トランスナショナルな移民ネットワーク 4. [教科書 第 3 章] 労働市場と外国人労働者の受け入れ 5. [教科書 第 4 章] 階層構造のなかの移民,マイノリティ 6. [教科書 第 5 章] グローバル化と家族の変容 7. [教科書 第 6 章] グローバル化のなかの福祉社会 8. <副教材 『海と大陸』> 国境を越える格差社会とその境界域 9. [教科書 第 7 章] 移民/外国人の子どもたちと多文化の教育 10. [教科書 第 8 章] 人の国際移動とジェンダー 11. [教科書 第 9 章] 途上社会の貧困,開発,公正 12. [教科書 第 10 章] 在日朝鮮人一世のジェンダーとアイデンティティ 13. [教科書 第 11 章] 「ヒスパニック」を通してみるアメリカ社会 14. [教科書 第 12 章] フランス移民第二世代のアイデンティティと教育 授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class) 毎回の授業の前に、その回で扱う部分の教科書の内容について、あらかじめ目を通しておくこと。 成績評価方法・基準(Evaluation) 筆記試験(Written Exam)(80%)/出席・リアクションペーパー等(20%) テキスト(Textbooks) 1. 宮島喬他編、2015、『国際社会学 』、有斐閣 (ISBN:9784641174061) 参考文献(Readings) 1. 宮島喬他編著、2013、『グローバリゼーションと社会学』、ミネルヴァ書房 (ISBN:9784623066100) 2. ウルリッヒ・ベック、2005、『グローバル化の社会学』、国文社 (ISBN:9784772005104) 3. ニール・J・スメルサー、2002、『グローバル化時代の社会学』、晃陽書房 (ISBN:978-4771012080) 4. ロビン・コーエン,ポール・ケネディ、2003、『グローバル・ソシオロジー I』、平凡社 (ISBN:9784582452211) 5. ロビン・コーエン,ポール・ケネディ、2003、『グローバル・ソシオロジー II』、平凡社 (ISBN:9784582452228) 適宜、授業のなかで提示していく。 その他(HP 等)(Others(e.g.HP)) 注意事項(Notice) - 74 - ■MB797 科目コード/科目名 (Course Code / Course Title) 担当者名 (Instructor) 学期 (Semester) 科目ナンバリング (Course Number) 備考 (Notes) MB797/国際社会学2 (Sociology of Transnational Social Spaces 2) 石井 香世子(ISHII KAYOKO) 秋学期(Fall Semester) SOC6020 単位 (Credit) 言語 (Language) 2単位(2 Credits) 日本語 (Japanese) 授業の目標(Course Objectives) 教科書と具体的な事例分析を通じ、国際社会学をめぐる論点についてより掘り下げた理解を深める。 授業の内容(Course Contents) グローバル化、トランスナショナル化、国際化の3つは、それぞれに複雑に絡み合いながら個人と社会に影響を与えている。そ うした状況が人と社会にもたらす影響を、エスニシティ、ネーションとナショナリズム、ジェンダーと国際関係、宗教と国家といった より大きな枠組みから理解を深めていく。毎回教科書を1章ずつ参照しながら、より具体的・歴史的な変遷等も追いつつ、グロー バル化をめぐる社会学の理論について掘り下げて学んでいく。 授業計画(Course Schedule) 1. [教科書 第 1 章] 国際移民の社会学 2. [教科書 第 2 章] エスニシティの社会学 3. [教科書 第 3 章] ネーションとナショナリズムの社会学 4. [教科書 第 4 章] ジェンダーと国際関係の社会学 5. [教科書 第 5 章] 宗教と国家の比較社会学 6. [教科書 第 6 章] EU における人の国際移動 7. <副教材> ヨーロッパと難民 8. [教科書 第 7 章] グローバル化の諸力と都市空間の再編 9. [教科書 第 8 章] トランスナショナル・メディアの可能性 10. [教科書 第 9 章] 国境を越える社会運動 11. [教科書 第 10 章] NGO とグローバル市民社会 12. [教科書 第 11 章] アイデンティティ・ポリティクスのジレンマ 13. [教科書 第 11 章] 多文化主義政策の現在 14. [教科書 第 12 章] 社会主義後の多民族状況 授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class) 毎回の授業の前に、その回で扱う部分の教科書の内容について、あらかじめ目を通しておくこと。 成績評価方法・基準(Evaluation) 筆記試験(Written Exam)(80%)/出席・リアクションペーパー等(20%) テキスト(Textbooks) 1. 梶田孝道編、2005、『新・国際社会学』、名古屋大学出版会 (ISBN:9784815805203) 参考文献(Readings) 1. 宮島喬他編著、ミネルヴァ書房、『グローバリゼーションと社会学』、2013 (ISBN:9784623066100) 2. ウルリッヒ・ベック、国文社、『グローバル化の社会学』、2005 (ISBN:9784772005104) 3. ニール・J. スメルサー、晃洋書房、『グローバル化時代の社会学』、2002 (ISBN:9784771012080) 4. ロビン コーエン、平凡社、『グローバル・ソシオロジー 1』、2003 (ISBN:9784582452211) 5. ロビン コーエン、平凡社、『グローバル・ソシオロジー 2』、2003 (ISBN:9784582452228) 適宜、授業のなかで提示していく。 その他(HP 等)(Others(e.g.HP)) 注意事項(Notice) - 75 -