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別冊付録 (PDF形式 228 KB)
「経済教育に関する研究会」中間報告書別冊付録 (中学校用教材) 「牛丼屋経営シミュレーション」 平成17年6月 内閣府経済社会総合研究所編☆ ☆ 本付録は、内閣府経済社会総合研究所が財団法人日本経済教育センターに委 託した「経済教育プロジェクト調査」の一部である。 教師用指導書 ・中学生教材では基本ゲームと機会費用などの重要概念の理解に焦点を絞る。 ・経営の意思決定を二つの項目に減らし、選択肢もそれぞれ二つとした。 ・中学生がなじみやすい教材とするために、より具体的で現実感のある設定とした。 ・リスク要因は一種類の出来事カード(良い出来事か悪い出来事か)だけにしぼった。 1.牛丼屋経営を始める動機 ・会社づとめよりも自分で商売をしてみたい ・少しは貯金があり、会社をやめれば退職金も出る ・おいしくて安い牛丼を売り物にして、お客さんに喜んでもらいたい 2.前提として決められていること ・ 牛丼屋を始めるために 1000 万円が必要で、銀行から借りることにした。この 1000 万円でお店を作り、調理器具やテーブルなどの設備を用意した。 ・ 1000 万円は、1年後に返済することになっており、しかも利子を半年に 30 万円、 年間で 60 万円払わねばならない。もし牛丼屋の利益で足りなかった場合には、貯金 をとりくずして返済する。 ・ 牛丼に使う肉や玉ねぎ、電気やガス代などとあわせて、牛丼1食あたりに費用が 200 円かかる。 ・ 牛丼の値段をいくらにするか、決めなければならない。当然安くした方がたくさん 売れるけれど、費用をまかなった上で銀行に返済できるように十分な利益を得たい。 ・ 妻は夫とともに牛丼屋を手伝うこともできるし、今の勤めを続けることもできる。 1年間の利益(夫婦合算)が最大になるように、働くかどうかを決めたい。 ・ 半年後にはいろいろな事件が起きると予想されており、そのため後半年は牛丼が思 った以上に売れたり、思ったほど売れなかったりする(出来事カードを引き良い出 来事か悪い出来事かで決まる) 。 3.意思決定のメニュー (1)牛丼の販売価格 500 円にするか 400 円にするか 安い方が売上食数多いが、費用を差し引いた1食あたりの利益は少ない (2)働き手 夫ひとりで経営して妻は今の勤めを続ける(妻は月収12万円) 夫婦そろって経営するか(売上食数アップ) → ここで生徒が適当にどれかを選ぶ 2×2の枠を板書・名前記入(この授業の最後まで使う) 何食売れるかの表はこのあとみせる − 1 − 4.売上食数の設定と前半年の利益計算 (1) 売上食数の設定 牛丼の価格や働き手によって、牛丼の売上は1ヶ月あたりそれぞれ以下のような数が 売れるものとしよう。 販売価格 500円 400円 夫ひとり 2000食/月 3200食/月 夫婦 2500食/月 3700食/月 働き手 → 半年で夫婦の利益がどれだけになったか生徒が計算 どうやって計算したかと数値を聞いておく 注意:各グループが計算するのは自分たちの選択している一枠だけである → その後以下の計算をみせ、 だれも選択しなかった枠についても埋めていく (2) 前半年1ヶ月の利益計算 (2)-1 牛丼屋の利益=売上高−費用 たとえば 500 円で 2000 食売れると 500×2000−200×2000 =(500−200)×2000=600000 円 販売価格 500円 400円 (500−200) ×2000 (400−200) ×3200 =600000 円 =640000 円 (500−200)×2500 (400−200)×3700 =750000 円 =740000 円 働き手 夫ひとり 夫婦 (2)-2 夫婦合算の利益 牛丼屋を夫ひとりで営業した場合には、妻が今の仕事を続けて収入が毎月 12 万円 加わるため、1ヶ月当たりの利益は以下のようになる。 販売価格 500円 400円 60+12 64+12 =72万円 =76万円 75万円 74万円 働き手 夫ひとり 夫婦 牛丼屋だけの利益なら 500 円の牛丼を夫婦で売れば最も利益が大きくなるが、妻が − 2 − そとで働く可能性を考えると、夫ひとりで 400 円で売ったほうがよい。夫婦で牛丼屋 をするということを選ぶと、妻がそとで働けば得られたであろう利益をあきらめたこ とになる。このように、何かを選んだことであきらめなくてはならない利益のことを、 「機会費用」と呼ぶ。 (2)-3 もしも妻の今の勤めの収入が毎月8万円だったらどれが一番よかったか 主婦が働こうとすると、ある程度特別な経歴や能力がないと、あまり高い収入が得 られないことが多い。家事や育児の負担があるとなおさら高い収入は期待できない。 それならむしろ家で牛丼屋を夫とともにしたほうがよいかもしれない。実際、もしも 妻の今の勤めの収入が1ヶ月あたり 12 万円でなく 8 万円だったら、1ヶ月当たりの 利益は以下のようになる。 販売価格 500円 400円 60+8 64+8 =68万円 =72万円 75万円 74万円 働き手 夫ひとり 夫婦 つまり、夫婦そろって牛丼屋をやったほうが利益は高くなる。機会費用の大きさに よって、どういう意思決定が最良かは変わる。 → 機会費用の例と重要性を説明 (3) 前半年の利子支払い後の利益 (2)-2 の数値(1か月分)×6−利子30万 販売価格 500円 400円 72×6−30 76×6−30 =402万円 =426万円 75×6−30 74×6−30 =420万円 =414万円 働き手 夫ひとり 夫婦 以上、前半年の利益額をみると、 夫ひとり 400 円>夫婦 500 円>夫婦 400 円>夫ひとり 500 円 の順に良い意思決定であったことになる。 → 計算の数値と考え方は合っていたか 機会費用の重要性は分かったか 売上数の設定で意思決定の良否は変わる 5.後半年の売上リスク − 3 − 経済にはいろいろな不確定要素がある。牛丼屋経営の場合、景気が良いか悪いかで売 上が変わる。近くにライバル店が出てきたり、ハンバーガー屋が半額セールしても変わ る。近くに大型団地や工場が進出する場合もある。それらの原因が重なって、後半年で は売上が思ってもみなかった増減をしたとする。 (1) 売上の増減 出来事カードを引いてよい出来事(当たり)なら基本売上食数が格段に上がり、悪 い出来事(はずれ)ならば低下するものとする。 (1)-1 出来事カードが当たりの場合の売上食数 販売価格 500円 400円 夫ひとり 3000食 4800食 夫婦 3800食 5600食 働き手 (1)-2 出来事カードがはずれの場合の売上食数 販売価格 500円 400円 夫ひとり 1600食 2600食 夫婦 2000食 2900食 働き手 → 生徒に出来事カードを引かせる → 良い出来事、悪い出来事に対応した計算シートを配布 自分たちが選んだ意思決定のところの数値を埋める 注意:各グループが計算するのは自分たちの選択している一枠だけである (したがって、グループで相談の時間はとれるし、計算を繰り返すわけでもない。) → 生徒の計算結果を発表 (どのグループも選択しなかった枠や、 カードのあたりはずれによって空白ができる) → その後以下の計算をみせ、 だれも選択しなかった枠についても埋めていく − 4 − (2) 後半年の夫婦利益は出来事カードによってどう変わるか 後半年の夫婦利益=(売上金額−原材料費+妻の所得)×6ヶ月−利子 → 板書で、二例ほど以下のような説明を加えながら示して あとは結果表だけ たとえば夫ひとりで 500 円の価格設定で経営していた場合、良い出来事カードがでれ ば前半年は月 2000 食だったのに後半年は月 3000 食に増えるから、月間売上金額は 500 ×3000=150 万円、費用は 200×3000=60 万円、したがって毎月 150−60=90 万円が牛 丼屋でもうかり、妻の所得とあわせれば毎月 102 万円。それを6ヶ月合計して金利 30 万を差し引くと、 (150−60+12)×6−30=612−30=582万円 が後半年の利益となる。 また、夫婦で 400 円の価格設定で営業していたところ、後半年に悪い出来事カードが でれば、前半年は月 3700 食だったのが 2900 食に低下して、月間売上高は 400×2900= 116 万円。費用は 200×2900=58 万円、したがって毎月のもうけは 116−58=58 万円。 妻は勤めに出てないためこれが夫婦の毎月所得となって、6ヶ月合計して金利を払うと、 (116−58)×6−30=348−30=318万円 が後半年の利益となる。 計算が重要なのではなく、出来事カードによってより良い意思決定が変わること、前半年 は良くない決定だったのに、後半年は良くなるケースがあることなどを体験させる どの意思決定をしたか、出来事カードが当たったかはずれたかにより、後半年に得ら れる利益をまとめると以下のようになる。 (2)-1 出来事カードが当たりの場合の後半年夫婦利益 販売価格 500円 400円 (300×3000+120000)×6 (200×4800+120000)×6 −300000=582 万円 −300000=618 万円 (300×3800)×6 (200×5600)×6 −300000=654 万円 −300000=642 万円 働き手 夫ひとり 夫婦 出来事カードが当たりの場合には、 夫婦 500 円>夫婦 400 円>夫ひとり 400 円>夫ひとり 500 円 の順に良い意思決定だったことになる。景気がよくなったせいか高い値段でも牛丼がよ く売れたため、夫婦で共同して経営することが良い結果につながったと考えられる。 − 5 − (2)-2 出来事カードがはずれた場合の後半年夫婦利益 販売価格 500円 400円 (300×1600+120000)×6 (200×2600+120000)×6 −300000=330 万円 −300000=354 万円 (300×2000)×6 (200×2900)×6 −300000=330 万円 -300000=318 万円 働き手 夫ひとり 夫婦 出来事カードがはずれた場合には 夫ひとり 400 円>夫婦 500 円=夫ひとり 500 円>夫婦 400 円 の順であった。前半年や出来事カードが当たった場合には、夫ひとり 500 円が最悪であ ったが、このケースだと夫婦で安売りが最悪の意思決定だったことになる。せっかく夫 婦協力しても、また牛丼の値段を下げても、不景気のせいか牛丼が売れず、利益にむす びつかなかったのである。妻は勤めを続けておればよかった。 6.前後半年を合算してみよう 前半年の基本設定4.(3)と後半年の5.(2)の二つのケースの結果を加える 後半出来事カードが当たりの場合 販売価格 500円 400円 402+582 426+618 =984万円 =1044万円 420+654 414+642 =1074万円 =1056万円 働き手 夫ひとり 夫婦 後半出来事カードがはずれた場合 販売価格 500円 400円 402+330 426+354 =732万円 =780万円 420+330 414+318 =750万円 =732万円 働き手 夫ひとり 夫婦 7.結果と反省→概念へ (1)どれが一番よい選択だったか − 6 − → 良い出来事(出来事カードが当れば)があれば、Cであり、D>B>Aの順で良 い選択となる。悪い出来事(出来事カードがはずれれば)があれば、Bであり、 C>A=Dの順で良い選択となる。 (2)利益をあげることができたのはなぜか → 販売価格を安くして、たくさん売ったり、販売価格を高くして1食あたりの利 益を多くしたり、妻が今の勤めを続けて収入を上げたから (3)なぜ、このような利益の差が出たのか → 販売価格が高いと1食あたり利益は多いが、販売食数は減り、販売価格が安い とたくさん売れるが、1食あたりの利益は少なくなる。夫婦で働くとたくさん 売ることができるが、外からの収入を失う。これらのバランスがとれたかどう かで利益差が出た。 (4)販売価格を高くすると失うものは何か → 販売食数 (5)販売価格を安くすると失うものは何か → 一食あたりの利益 (6)夫婦で牛丼屋をやって失うものは何か → 妻が勤めを続けて得る収入 (7)このように何らかの選択の時に失うものの中で最大の価値があるものをなんという か → 機会費用 (8)一人で働くのがよかったか夫婦で働くのがよかったか → 良い結果が出た(よく牛丼が売れる)なら夫婦がよい 4(2)-3 を思い出すと、妻の今の勤めの収入が少ないなら夫婦で働くがよい (9)500円で売るのがよかったか400円で売るのがよかったか → 夫ひとりなら400円にした方がよい、夫婦なら500円がよい 以上の結果から、夫婦で働くか、妻が今の勤めを続けるか、安い価格設定にするか高い 価格設定にするかそれぞれの機会費用を考えて、選択する必要がある。 8.その他拡張 ・どのグループが一番よい結果だったか → 悪い出来事が起こると決してよい結果にはならない → 牛丼屋は何年も経営、出来事(出来事カード)も何度か繰り返す ・さて借金 1000 万円は返せただろうか → 適切なものを選び、かつ運がよくなければ返せない → 運が悪いと一年では返せない、二年なら返せそう? ・ 夫婦の生活費に年間どのくらい必要か → 一年間にどの程度返せるかを考えると一、二年で返すのは困難 − 7 − ・ 金融の話や、生活費の話へ ቇ⠌ᜰዉ⸘↹ᦠ ٤ᧄᤨߩ⋡ᮡ 㒢ࠄࠇߚ⾗Ḯࠍㆡಾߦ㈩ಽߔࠆ㧔ᯏળ⾌↪ߩ⠨ᘦߥߤ㧕ߎߣߦࠃߞߡ⋉ࠍߍࠆߎߣ߇ߢ߈ࠆߎߣࠍℂ⸃ߐߖࠆޕ ડᬺߪຠ⾰ߣ⾌↪ࠍ⠨ᘦߒߡ↢↥ߒߡࠆߎߣࠍℂ⸃ߐߖࠆޕ ↢↥ⷐ⚛߿㊄ߩၮᧄࠍℂ⸃ߐߖࠆޕ ٤ᧄᤨߩዷ㐿㧔ᜰዉㆊ⒟㧕 ᤨ㑆 ቇ⠌㧔ᜰዉ㧕ౝኈ ቇ⠌ᵴേ ᢎ᧚⾗ᢱ ᜰዉߩ⇐ᗧὐ ዉ ‐ਦደ⚻༡ࠥࡓࠍ߿ࠆߎߣࠍ ๔ߍࠆޕ ࠥࡓߩ࡞࡞ࠍ⺑ߔࠆޕ 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らうためには、材料費(肉や玉ねぎ、調味料など)のこと、どんなお店にするかを考えな くてはなりません。そのための元手が必要なのです。 私たちは、銀行から借りることにしました。銀行には、利子として半年に 30 万円、1 年間で 60 万円払うことを約束しています。 ちなみに、材料費や電気・ガス代などを考えると、牛丼1食あたりに費用が 200 円かか ることが分かりました。 ワークシート1 牛 丼 屋 リーダー( 司 会 ( 記 録 ( 発 表 ( ) ) ) ) お店の名前と担当する人の名前を記入しましょう。 − 10 − ワークシート2 Round 1 前半年 (4月∼9月) 《 Decision Time1 どれにするか 決めよう!》 Q: 牛丼の値段はいくらにしようか? Q: 夫ひとりでやろうか? 夫婦でやろうか? 妻が外で働くと月収 12 万円。 どれにするかによって 後で手にする利益が変わってきます。どんなお店にするか、表 の中のAからDのうち1つを選んで○をつけよう。 販売価格 働き手 500円(高いから1杯当 400円(安いからたくさん売 たりの利益は大きい) れる) 夫ひとりで店をやる (妻は外で働き収入をえる) A B C D 夫婦で店をやる (二人でやるからたくさん 売れる) 《 Decision Time2 どれにするか 決めよう!》 上の表では、どれくらい売れるのかわかりません。今度は、1ヶ月にどれくらい売れる のかデータが入っています。前の決定を変えてもいいので、もう一度考え、表の中のAか らDのうち1つを選んで○をつけよう。 販売価格 500円(高いから1杯当たり 400円 働き手 の利益は大きいよ) 安いからたくさん売れるよ 夫ひとりで店をやる 2000食/月 3200食/月 (妻は外で働くからその A B 分、収入が入るよ) 夫婦で店をやる (二人でやるからその 2500食/月 3700食/月 C D 分、たくさん売れるよ) 《前半年の振り返り 計算しよう》 Q:4月に始めた牛丼屋さんも半年たちました。半年後(6ヶ月後)の9月末に自分たち の利益がどれだけになっているか計算してみましょう。 ヒント:1 か月分の利益×6ヶ月−利子30万円+妻が外で働く収入6ヶ月分 みんなで相談して、自分たちのグループの お店の利益がいくらになるか考えてみよ う。どうやって計算をしたのかも書いてお きましょう。 前半期(4月∼9月) の 利子支払い後の利益 − 11 − 万円 ワークシート3 Round 2 後半年 (10月∼3月) お店を経営すると、いろいろな予想もできないことが起こります。景気が良いか悪いかで 売上が変わるし、近くにライバル店が出てきたり、ハンバーガー屋さんが半額セールして も変わります。いろいろな原因が重なって、後半年では売上が思ってもみなかった増減を するのです。 例) Aのグループで良い出来事が出たら、こうやって○をつけます・・・ ☺良い出来事 3,000 食 販売価格 500円 400円 働き手 夫ひとりで店をやる 夫婦で店をやる A ☺良い出来事 3,000 食/月 B ☺良い出来事 4,800 食/月 ☹悪い出来事 1,600 食/月 ☹悪い出来事 2,600 食/月 C ☺良い出来事 3,800 食/月 ☹悪い出来事 2,000 食/月 D ☺良い出来事 5,600 食/月 ☹悪い出来事 2,900 食/月 最終計算書 収 入 費 利 1杯分の利益×1ヶ月分の売上げ数×6か月 ( )×( 用 30 万円 子 )×6= ( )万円 *利子はお金を借りた銀行に支 *1杯分の利益・・・牛丼 500 円のとき 300 円 払わなければなりません。 牛丼 400 円のとき 200 円 *1ヶ月分の売上げ数・・・出来事カードで 決まった数 妻が外で働く収入 利子支払い後の利益 夫ひとりで店をやった場合・・・ 夫婦で店をやった場合・・ 収入の合計 ( 収入の合計 + 72 万円 + 0円 )万円 ( − 利子 )― 30 万円 = 万円 後半期(10 月∼3月)の 利子支払い後の利益 − 12 − 万円 ワークシート4 《前後半年のふり返り 合算しよう》 自分たちのグループの前半年(4月∼9月)と後半年(10 月∼3月)の「利子支払い後 の利益」を足して、1年分の利益を計算してみよう。 利子支払い後の利益 借 金 前半年 (4月∼9月) 1,000 万円 万円 後半年 (10 月∼3月) 万円 *1年間の利子支払い後の 利益とくらべてみよう。 1年間の合計 万円 自分たちのグループは、今年、借金 1,000 万円は返せたでしょうか。 ワークシート5 《ふり返り・・まとめ》 それでは、自分たちの牛丼屋さんの経営について、この1年を振り返ることにしましょ う。他のグループの結果もみながら考えましょう (1)一番たくさんの利益を上げたチームはどこでしょうか?その次の利益をあげたチー ムは? (2)どれが一番よい選択だったろうか? (3)利益をあげることができたのはなぜだろうか? (4)なぜ、あなたは、はじめの選択で、それを選択したのか? (5)なぜ、2回目の選択で、それを選択したのか? (6)選択したコースによって、前半年で利益の差が出たのはなぜだろうか? (7)選択したコースによって、後半年で利益の差が出たのはなぜだろうか? (8)お店を開くために何が必要でしょうか? (9)これら、お店を開くために必要な要素をなんというか? (10)元手を借りたら必要なものは何だろうか? (11)販売価格を高くすると失うものは何だろうか? (12)販売価格を安くすると失うものは何だろうか? (13)妻も牛丼屋で働いた場合に、失うものは何だろうか? (14)このように何らかの選択をするときに失うものの中で最大の価値あるものをなん というだろうか? (15)お店の経営で大切なことはなんでしょうか? − 13 −