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この夏休みに、ゆっくりと読書をしてみるのは、いか がでしょうか
浅田 次郎(鎌田先生) 1.「わたしを離さないで」 カズオ・イシグロ/著 早川書房 究極のサービス提供者であ るバトラーを描いた「日の名 残り」の作者が書いた近作。 今年同名の映画も公開された ので観た人もいるかもしれない。活字で読むと更 に味わい深い。人間にとって「記憶」の持つ意味 を考えさせられる。(川名先生) 秘密を抱えて生まれ、ある意図の下に生活して いく主人公たちを描いた作品。自分達の体験を「 思い出」として慈しみながらも粛々と運命を受け 入れて生きていく様子を、抑制がきいた美しい文 章で表している。本書を読めば、普通に生活でき ことに感謝の念を覚えるであろう。 2010年映画化された。英語力に自信のある人は ぜひ原書で読もう。(星野先生) 9.「ロミオとジュリエット」 ウィリアム・シェイクスピア/著 新潮文庫 他 「ロミジュリ」という略語 で知られている作品。すでに 何本も映画化されたり、バレエにもなっているが 本来は舞台で演じられるべき戯曲である。「シェ イクスピアなんてふるーい!」など毛嫌いせずに ぜひ一読あれ。どこであれ、いつの時代であれ、 男女が想い合う気持ちは同じことがわかるであろ う。なお、その際には、わかりやすい言葉を使っ ている翻訳を選ぶことをお勧めする。また、英語 力に自信のある人は原書をのぞいてみよう。なじ みのない単語や表現も出てくるが、それはそれで 興味深い。(星野先生) この夏休みに、ゆっくりと読書をしてみるのは、いか がでしょうか?みなさんにおすすめしたい本100冊を選 んでみました。 図書館内にポストを設置しますので、ぜひ、読んだ感 想をお寄せください。メールでも受付けます。 宛先:[email protected] お待ちしています! 16.「生と死のケアを 伊坂 幸太郎(鎌田先生) 11.「チルドレン」 陣内さんを尊敬する。 12.「オーデュボンの祈り」 島を舞台にした、なんとも不思議な話。 13.「死神の精度」 淡々と人の「死」について書かれ ている。 14.「フィッシュストーリー」 「いい曲なんだよ。届けよ、誰かに」 に魅かれて読んだ。自分の亡き後に影 響を与えることもあるのだと思う。 25.「ガリバー旅行記」 ジョナサン・スウィフト/著 岩波文庫 他 子供用のおとぎ話と思 われているが、実は執筆 当時の社会を風刺した皮肉な大人向けの「 旅行記」。大手検索サイトで知られる'Yah oo’という言葉を生み出した作品でもある。 ぜひ、本書を読んで、本物の元祖「ヤフー」 がどのようなものか、どのような世界が描か れているのか確かめてほしい。決して、ジャ ック・ブラック主演の同名の映画のような世 界ではない。(星野先生) 考える カール・ベッカー/著 法蔵館 15.「谷川俊太郎質問箱」 10.「重力ピエロ」 ゼミ生が貸してくれて読んだ本。 おもしろかった。ありがとう。 宮本 輝 (鎌田先生) 21.「青が散る(上・下)」 大学生の青春の話だが、 熱いばかりではない。 そこがいい。いまは上下 巻で出ているらしい。 22.「草原の椅子(上・下)」 桃源郷に、ぜひ、行きたい.。 23.「春の夢」 キンちゃんとの妙な連帯感が、 読んでいていい。 24.「約束の冬(上・下)」 ちょっと尻切れの感じもするが、 いい話である。 2..「地下鉄(メトロ)に乗って」 東京メトロに乗るとき、思い 出す。家族との関係を思うとき 読んでみたらいい。映画よりも 断然、原作のほうがいい。 3.「鉄道員(ぽっぽや)」 「角筈にて」「うらぼんえ」が よかった。 4.「沙高樓綺譚」 ちょっとリアリティがあって 不思議な話の短編集。 5.「草原からの使者―沙高樓綺譚」 沙高樓綺譚の続編。こちらもリアリ ティのある不思議さがある。 6.「日輪の遺産」 一気に読める。いつまでも心に 残る。夏に映画が公開されるらしい。 7.「夕映え天使」 短編集。「切符」が心に残った。 8.「あやし うらめし あなかなし」 こわい。不思議な話で、ホラーとは違う 種類の「ゾッ」とする感じがする。 谷川俊太郎/著 東京糸井重里事務所 質問が全部で64。 例えば「たわいのない おしゃべりができません」24歳とか、「吹 きだしてしまうような経験」とか、別にどう でもいいような質問に詩人谷川がひょうひょ うと答えています。疲れたときにどうぞ。 (川名先生) 17.「武士道」 人生の根源的問題は「生と愛と死」に 尽きる。様々な死を通して、生きるとは 何かを問う。(井福先生) 新渡戸 稲造/著 三笠書房 他 サムライ精神とは 何かを解き明かした 名著。芯の通った立派な人になるた めに身に着けたい徳の数々を解説。 社会人になる前にぜひ一読すべき。 (宮島先生) 19.「私はあなたを 見捨てない ―ソーシャルワーカーのひとりごと 18.「恋文」 連城 三紀彦/著 新潮文庫 短編集。ふと思い 出す内容である。「ピエロ」がよか った。(鎌田先生) 26.「マネジメント」 P・F.ドラッカー/著 ダイヤモンド社 NHK教育テレビ でも取り上げられま した。マネジメント の役割から企業とは何か?面接する前 に一度目をとおして会社を理解してい ただきたい。(森谷先生) 1 」 宮内 佳代子/著 角川書店 病院の医療相談室で働く とはどんなことか、どんな仕事なのか、現 場のソーシャルワーカーの仕事や気持ちを 学ぶ一冊。(西川先生) 27.「ひとりでは生きられ ないのも芸のうち」 内田 樹/著 文藝春秋 大学で学ぶ、これから 社会で生きる、など大学 生の視点から生活をふり返るよいきっか けになる本だと思います。( 安田節之先生) 28.「さあ、才能(じぶん)に目覚めよう」 マーカス・バッキンガム/著 日本経済新聞出版社 成功を収めたすべての 人に共通するのは、自分 の才能や資質とその活か し方を知っていること。 「自分らしさ」を大切にすることが重要 です。とても読みやすい本です。 (金澤先生) 20.「奇妙にこわい話 寄せられた「体験」シリーズ」 阿刀田 高/著 光文社文庫 幽霊ばかりではなく、こわい話が 掲載されている。(鎌田先生) 29.「幸せの才能」 曽野 綾子/著 海竜社 キリスト教作家 による幸福術。「幸福は与えられる ものではなく与えるものである」と いう真実を明かす。(井福先生) 30.「大学での学び方 -思考のレッスン-」 東谷 護/著 勁草書房 大学と高校までの学び方の違いを 明確にし、読む、問う、調べる、書 く、と論文の書き方を教えてくれる 入門書。(内田先生) 村上 春樹 (鎌田先生) 31.「無功徳 (むくどく)」 玄侑 宗久/著 海竜社 32.「坂の上の雲(全8巻)」 司馬 遼太郎/著 文春文庫 「無功徳」とは、求め ずして得るという意味。仏教の教義を 通して、生きる姿勢と真の知恵をわか りやすく伝える。(井福先生) 45. 「適当教典」 高田純次/著 河出文庫 44.「学問のすすめ」 福沢 諭吉/著 三笠書房 他 「天は人の上に人 を造らず、人の下に人を造らず」で 有名だが、これは決して単なる平等 を唱えているのではない。人の上下 は学問による、とする筆者の主張は 現代人必読の書である。(宮島先生) 笑える。どうでもよくなる。 けれども、うっかりしていると じ~んとすることがある。深い. (鎌田先生) 49.「プロフェッショナルの条件」 P・F.ドラッカー/著 ダイヤモンド社 成果を上げる人に共通 する資質とは?身につけ る姿勢、良い人間関係に必要な能力とは 何か等、就職前に読んでいただきたい。 (森谷先生) 46.「仏教対人心理学読本」 小池龍之介/著 文春文庫 19世紀に世界中で 読まれた啓蒙書。イギリス人がなぜ世 界を席巻し、大英帝国を築くことがで きたのか、その謎はこの本にある、と まで言われる名著。(宮島先生) 55.「ニューヨーク州 児童虐待調査官」 キース・N・リチャーズ/著 新潮文庫 56.「カモメに飛ぶ ことを教えた猫 ルイス・セプルベタ/著 白水社 猫のゾルバとカモメが登場する。し かしテーマは、「決して軽んじてはな らないこと、忘れてはならないこと、 大切にしなければならないこと」とは 何かを人間に伝えている。(井福先生) 2001年出版。当時のアメリカの 児童虐待防止の専門家の働きを物語 として読むことができます。 (西川先生) 70.「ルポ貧困大国アメリカ」 堤 未果/著 岩波新書 けど、読み進められる本。 34. 「スプートニクの恋人」 不思議さがあって、意味もよくわから ないけど、はまる。なぜか、暑い夏の 日に読みたい本。 35.「ダンス・ダンス・ダンス(上・下)」 不思議な話だが、後味がいい。 36.「東京奇譚集」 東京に住む人が語る、不思議な話の短編集。 37.「回転木馬のデッドヒート」 どこにでもいる人の不思議な話。 人はなぜ浮気をするか? 人はなぜ落ち込むか?とい う,どうしようもないんじゃないかと いう問いに答えてくれる本。合わせて仏 教とは仏様を信仰しているだけじゃない んだぞということも教えてくれる本。 (図書館・野島) 50.「自助論」 サミュエル・スマイルズ/著 三笠書房 現代の経済社会を生きる上で、ビジネ スパーソンに必要なことを言い尽くして います。学生時代にはちょっと難しいか もしれませんが、社会人になったときに は間違いなく役立ちます。(金澤先生) アメリカで起きる事は近い 将来、日本でも起きるとい う通説が正しいとすれば、ここに報告され ているアメリカの現状は実に恐ろしい。ピ ンポイントで狙い撃ちされているのは一体 誰の事だろうか。(川名先生) 大政奉還後、日本人が どうやって「日本」をつくってきたのか、 知っておいたほうがいい。今年の年末には 坂の上の雲の最終回がある。(鎌田先生) 33.「ねじまき鳥クロニクル(全3巻)」 村上春樹らしさのある小説。不思議だ 51.「システムの見方・考え方 -考え方の基礎と展開」 五百井 清右衛門/著 泉文堂 「考える」とは何か、どうする のか、をわかりやすく書いた本。 128ページと分量が少ないのも 読みやすい。(内田先生) 47.「図解でわかる ニーチェの考え方」 富増 章成/著 中経出版 今、流行のニーチェ。 「哲学って、案外身近なもの」と、気づ かせてくれる本です。哲学オンチにも分 かりやすい。(図書館・坂東) 冬なら同著者の「ショ コラ」(映画にもなりました。)をおす すめしますが、夏なのでこちらをおすす めします。オレンジの香りを感じつつ物 語を読み進めて下さい。(図書館・高橋) 森見 登美彦 (鎌田先生) 39.「太陽の塔」 「?」と思うし、なんとなく 関わりたくない人物と思い つつついつい読んでしまう。 40.「四畳半神話体系」 大学生活は、こうあるべき!と思う。 41.「夜は短し歩けよ乙女」 酒に強くなりたい。人生が楽しくなると 思う。 42.「きつねのはなし」 不思議で、あやしい話だけど、すぐ読め る。 43.「新釈 走れメロス 他四篇」 桃色ブリーフの色は、薄い桃色らしい。 48.「フクシノヒト」 先崎 綜一/著 文芸社 福祉事務所って どんなところだろ うか。生活保護とは?公的機関で働 く福祉の人の仕事が理解できます。 (西川先生) 54.「7つの習慣」 スティーブン・R・コヴィー/著 キングベアー出版 52.「ハーバードの人生を変える授業」 タル・ベン・シャハー/著 大和書房 「幸せ」に関する心理学の第一人者に よる著作です。より良い生き方のエッセンスがとても わかりやすく載っています。(金澤先生) 53.「ZOO(1.2)」 乙一/著 集英社文庫 短編集で、多様な内容ちょっと怖 い本。ZOO 1のセブン・ルームズが 印象に残った。(鎌田先生) 良き習慣はよき人生を つくる。学生時代に7つ の習慣のうち1つでも実践し習慣化する ことを是非お勧めしたい。(田村先生) 57.「ライフステージ 社会福祉法 ―いまの福祉を批判的に考える」 58.「美徳の経営」 野中 郁次郎/著 NTT出版 大曽根 寛/著 法律文化社 人の一生、当時者の立場、居住空間と 社会福祉関係法律との関係をわかりやす く説明されており、社会福祉が一般市民 の生活に非常に関わりの深いものである ことがわかります。(西川先生) 本質的な価値を 追求し、未来を創り り、かつ実践する知的力量を持った経 営とはいかなるものか、考えながら読 んでいただきたい。(田村先生) 72.「街道をゆく」シリーズ 司馬 遼太郎/著 71.「君たちはどう生きるか」 吉野 源三郎/著 岩波文庫 いまは「つまらない」とい う感想だと思う。これからの 自分のために、いま読んでお く本だと思う。(鎌田先生) 38.「1/4オレンジ5切れ」 ジョアン・ハリス/著 角川書店 多くの旅を共に歩いた、 須田克太画伯のスケッチ、 司馬さんの物を”視る目“がするどく、や さしく暖かいです。”旅の書“としても、 それぞれの土地の風土、歴史的背景、司馬 さんならではの徹底した下調べの才が生き ています。(図書館・坂東) 気になる本は ありましたか? 2 遠藤 周作(鎌田先生) 59.「わたしが・棄てた・女」 人間のずるさや汚さと、けなげさ、むくわれなさ、そういうことを感じられる。 最後が、本当にいい。 60.「女の一生 第一部キクの場合・第二部サチ子の場合」 人間のずるさや汚さ、一途さ、信念を貫くということ、そういうことが感じら れる。歴史も知ることができる。じっくり考えることがある本。泣ける.。 61.「ただいま浪人」 おもしろい。分厚いが、すぐ読める。 62.「海と毒薬」 短いが、内容が濃く深い。 63.「沈黙」 キリスト教のいう「愛」が書かれている。 64.「結婚] 短編集。「彼女は良妻か?(二)」が心に残った。 65.「父親」 父親の娘に対する想いが書かれている。考える本。 66.「ファースト・レディ(上・下)」 主人公のユニークさがおもしろい。 67.「深い河」 インドのガンジス河に行く日本人観光客たちの話。妻を亡くした男の話が心に残った。 ズシンと心に来る。O先生もお薦めの本である。 68.「わが恋う人は(上・下)」 すごく怖いけれど、読んでしまう。 69. 「天使」 遠藤周作のエッセイは、小説とは大違いで笑える。とくに、犬の話は笑える。クワッ、 クワッ先生の旅行記がいい。 74.「バッテリー」 あさのあつこ/著 75.「DIVE!!」 森 絵都/著 角川文庫 73.「下流の宴」 林 真理子/著 毎日新聞社 新聞連載小説・テ レビでも放映されて います。が、是非とも真理子さんの バッサリ切れ味の鋭い、筆タッチを 堪能してください。中流家庭のどこ にでも起こりうる話しだけに、妙に 納得。「生きる」って誰のため? 大事なのは何だろう? (図書館・坂東) 夏らしい青春スポー ツものはいかがでしょ うか。野球と飛び込みの話し。 読み終わった後は、それはもう …さわやか。(図書館・高橋) 76.「永遠の0(ゼロ)」 百田 尚樹/著 講談社文庫 77.「ビジネスに「戦略」なんていらない」 平川 克美/著 洋泉社 零戦・特攻隊…うー…と 思ってしまう方、この本なら 読みやすくてとても分かりやすいはず。 ぜひぜひ、この時代の人たちの思いを 感じて下さい。図書館・高橋) 経済の本質、仕事の本質を 見つめてみたい人にお薦め です。自分の抱いている世界 観が変わりますよ。(金澤先生) 79.「イン・ザ・プール」 80.「空中ブランコ」 81.「町長選挙」 奥田 英朗/著 文春文庫 嫌になったり、面倒くさく なったら、読んでみるといい。 気楽に考えられるようになって、 何か救われる。(鎌田先生) 78.「行かずに死ねるか」 石田ゆうすけ/著 幻冬舎 自転車で世界一周をした 著者の紀行本。世界一周な んて飛行機でも船でも大変 なのに、ましてや自転車で なんて…。と思ったが、発 想を変えると、自転車はすぐそこにある地面 に足を着けばいつでも着陸でき、その場で旅 を楽しめるのである。著者自らの脚で訪れる 様々な土地が「地球の丸さ」を教えてくれる。 (図書館・野島) 93.「サンデルの政治哲学」 小林 正弥/著 平凡社新書 92.「新耳袋 -現代百物語 (第一夜~第十夜))」 木原 浩勝 中山 市朗/著 角川文庫 各夜、こわい話が99話収められてい る。インタビューをしてまとめる方法も 学べると思う。(鎌田先生) 98.「シッダールタ」 ヘルマン・ヘッセ/著 草思社 インドの青年「 シッダールタ」が 生の意義を求めて修行し、最後に悟り を得るまでを描いた寓話。インド宗教 哲学がわかりやすく学べる。(井福先生) NHK白熱教室で話題となったサンデル 教授著作の学問的解説書。大変分かりや すく書かれており、実際の政治や社会の 問題を考える上でも1つの指針となる。 (田村先生) 99.「奇跡の脳」 ジル・ボルト・テイラ-/著 新潮社 脳卒中によって 左脳の機能を失 った脳科学者が、右脳の働きに よって人間の意識の永遠性を発 見する。(井福先生) このリストの本は 1号館図書館に 所蔵しています。 82.「三十光年の星たち (上・下)」 宮本 輝/著 毎日新聞社 昨年、新聞に連載されて久々に感動しま した。親と断絶しているフリータ―の青年 が一人の老人と出会いの中で自身の生きが い、生きる方向を見出していく。過程の心 の迷い、葛藤。思わず「ガンバレ!!」と応 援してしまいます。(図書館・坂東) 83.「陰翳礼讃(いんえいらいさん)」 谷崎 潤一郎/ 中公文庫 エッセイ集です。日本と 西洋の「美しさ」の違いに ついて再認識させられます。 蛍光灯の灯りを消してみませんか? (図書館・高橋) 95.「五分後の世界」 村上 龍/著 幻冬舎文庫 五分のずれで現れたもう一 つの日本は、人口26万に激減し駐留する連 合国軍相手にゲリラ戦を続けていた。作中 のもう一つの日本が指針とする「敵にもわ かるやり方で、世界中が理解できる方法と 言語と表現で我々の勇気とプライドを表現 し続けること」。自分の立ち位置を考える きっかけに。(図書館・野島) 94.「福祉ってなんだ」 古川 孝順/著 岩波ジュニア新書 社会福祉の歴史から 意義やしくみについて わかりやすく紹介されています。社会福 祉の入門書として最適の書です。 (西川先生) 東野 圭吾(鎌田先生) 84.「手紙」 人間の本当のやさしさと偽善の違い、家族の意味、 罪を償う ことの意味など深い。社長のことばは 本当に深い。解決はないが、一生考え続ける内容 だと思う。映画もみたが、断然、原作のほうがいい。 85.「時生(ときお)」 おもしろい!すぐ読める。最後が本当にいい。 86.「宿命」 脳三部作のひとつ。ライバルの宿命の話。 人の境遇を思う、やり きれなさがある。 87.「分身」 脳三部作のひとつ。最後まで、どき どきする。ありえない話とは言い切れ ないところが、ゾッとする. 88.「変身」 脳三部作のひとつ。人間の力の是非や限界に ついて思う話。 89.「毒笑小説」 短編集。笑いがテーマだが、「つぐない」は 泣ける。 90.「怪笑小説」 短編集。共感できる話が多い。 91.「悪意」 真相に近づいたと思うと、急展開する。 96.「考える日々 Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ」 97.「人生は愉快だ」 池田 晶子/著 毎日新聞社 池田晶子さんは、 「哲学」をあくまで わかりやすく、どう考え、 どう生きるか私たちに問い かけてくれます。早世され た氏ならではの「死」を常 に身近においての考え方を示してくれます。 (図書館・坂東) 100. 「加賀屋の流儀」 細井 勝/著 PHP研究所 将来ホテル・旅 館にて就職希望者は一度読む価値 があります。「おもてなし」を学 んでください。加賀屋は台湾にも 地元企業と一緒にホテルオープン。 (森谷先生) 3 発行:西武文理大学図書館運営委員会 (サービス経営学部)