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ごあいさつ Honda社会活動の歩み Honda 社会活動のめざすもの

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ごあいさつ Honda社会活動の歩み Honda 社会活動のめざすもの
Honda の
社会活動
2006
ごあいさつ
何か新しいことにチャレンジしてくれる、想 像を超える感 動や
喜 びを与えてくれる。人 々 のそんな 期 待 に 応えることが、
H o n d aらしさの 原 点です。また、H o n d a の 競 争 力の 源は、
お 客 様や 世 の 中 の 人 々に喜んでもらいたいという想いや、
一人ひとりがひたむきに夢に向かって努力する姿勢にあります。
社会活動の領域においてもHondaは、世界中の人々と喜び
を分かちあい、夢 のある明日の 社 会 づくりの 実 現に向けた
さまざまな活動を、世界の各地域で展開しています。本レポート
はこうした私たちの 活 動をまとめ、H o n d a の 社 会 活 動 実 績
としてご報 告しています。ぜひご一 読いただき、忌 憚のない
ご意見をいただければ幸いです。
Hondaは、これからも社 会 の 責 任ある一 員として、お客様の
感 動や 喜びにつながる、新しい 価 値を創 造し続け、世 界 の
各地域に深く根づいて人々と喜びを共有し、喜びを次世代に
つなげていくために、つねに時 代 の 要 請に先がけた活 動を
積極的に展開していきたいと考えています。
取締役社長
ごあいさつ
02
世界中の人々と喜びを分かちあい、
「存在を期待される企業」をめざして
∼Hondaの社会活動の歩み∼
Hondaは創業以来、商品や技術を通じて社会やお客様に
だけでなく、海外にもその活動をひろげました。そして、創立
喜びを提供してきました。また、社会活動の面においても、
5 0 周 年を迎えた1 9 9 8 年にH o n d aは、
「世 界 中の人々と
地 域に根づき、地 域と融 合した企 業とならなければ、これ
喜びを分かちあい、存在を期待される企業になることをめざす」
からの企業は成り立たないという創業期からの考えのもと、
というビジョンのもと、地球的視野での社会の期待に応える
1960年代にはすでに地域とのつながりを大切にした企業
ために、
“ 社会活動推進室 ”を設置し、
“ 社会活動理念 ”
活動を展開し始めました。さらに70年代後半からは、
より良い
を制定。従来からの活動に加え、豊かな人と社会づくりに
社会づくりに貢献するため、
さまざまな分野における研究や
つながる諸活動をスタートさせ、世界中の人々とさらに喜び
教育、文化交流などを支援する財団や基金を設立。国内
を拡大できるよう努めています。
1948年(創業)
∼
商品・技術で、社会に貢献
創業以来、商品や技術を通じて、お客様や社会に貢献することをめざした企業活動を展開してきました。
1960年代∼
地域との共生をめざした活動を展開
新しい地域へ事業を展開する際は、地域とのつながりを重視し、
「開かれた工場・事業所」をめざした活動を
行ってきました。
1970年代∼
財団・基金を設立して 、社会に貢献
より良い社会づくりに貢献するため、教育・研究・文化交流などを支援する財団や基金を設立しました。
また、事業所周辺地域での環境保全活動を始めました。
商
品
・
技
術
で
貢
献
● 1 9 4 9 Honda初の二輪車ドリームD型生産開始
● 1 9 5 3 Honda初の汎用エンジンH型発売
● 1 9 5 8 スーパーカブC100発売
● 1963 Honda初の四輪車S500、T360発売
1948年(創業)∼
地
域
・
社
会
に
貢
献
03
● 1972 低公害エンジンCVCCを発表、
世界で初めて米国マスキー法
75年規制に合格
Honda社会活動の歩み
1960年代∼
1970年代∼
● 1 960 年代 工 場 見 学 受 入、体 育 館・ ● 1970 年代 ふるさとの森づくりや地域の河川・
道路などの清掃活動開始
グラウンドなどの施設開放、
スポーツ教 室 開 催、地 域
住民招待の夏祭りなど開始 ● 1970 安全運転普及本部発足
● 1962 鈴鹿サーキット完成
● 1974 (財)国際交通安全学会設立
● 1977 (財)本田財団設立
海外にも、財団・基金を設立
1980年代∼
欧州や北米など海外でも、教育・研究・文化交流支援のための財団や基金を設立しました。
専任組織を設置し、社会活動理念を制定
1990年代∼
企業市民としてより積極的な社会貢献活動を推進するために、専任組織を設置し、社会活動理念を制定。
環境保全や子ども達の育成支援などを目的とした諸活動を始めました。
2000年代∼
子どもの育成支援に焦点をあてた社会活動を展開
「豊かな人と社会づくり」の実現にむけて、次世代を担う子ども達の育成を支援する活動を、世界各地で
展開してきました。
● 1987 二輪車用ABSを技術発表
● 1 9 9 2 Honda環境宣言を制定
● 2000 人間型ロボットASIMO発表
● 1987 国産車初のエアバッグシステムを
実用化
● 1 9 9 6 自立歩行人間型ロボットの ● 2002 運転負荷軽減システムHiDSを実用化
プロトタイプ発表
● 2003 世界初衝突軽減ブレーキCMSを実用化
● 1987 乗用車世界初の4WSを実用化
● 1 9 9 6 新型電気自動車
Honda EVを開発
● 1988 低燃費高出力エンジンVTEC発表
● 1 999 燃料電池車FCX発表
● 2004 世界初インテリジェント
ナイトビジョンシステムを実用化
● 2005 先進安全研究車Honda ASV-3完成
● 1 999 電動車いすモンパル発表 ● 2005 世界初の量産二輪車用
エアバッグシステム開発
1980年代∼
● 1980 ベルギーホンダ基金設立
(ベルギー)
1990年代∼
● 1 9 9 3 イーグル・ロック・スクール
設立(米)
● 1981 ホンダ太陽(株)設立
● 1981 HAM財団設立(米)
● 1984 アメリカンホンダ財団設立(米)
2000年代∼
● 2000 社会活動連絡協議会発足
● 2000 中国砂漠植林活動開始
● 1 9 9 4 ボランティア休暇・離職制度制定 ● 2002 子どもアイディアコンテスト開始
● 1999 国内森林保全活動開始
● 1999 交通安全キャラバン活動開始
Honda社会活動の歩み
04
夢のある明日の社会づくりをめざして
社会活動のグロー バル方針を、宣言します
Hondaはこれまで、世界のさまざまな地域で積極的な
Hondaがその資源である「人」、
「商品・技術」、
「人間
社会活動をつづけてきました。2006年は、
さらなる進化
尊重の文化や風土」を活かして、より積極的に、人々
をめざして、グローバルな活 動 方 針とシンボルマーク
の喜びにつながる活 動をすすめる、具 体 的な三つの
を新たに制 定しました。この 活 動 方 針は、世 界 中の
方向性を示しています。
Honda社会活動のめざすもの
Hondaの企業理念である
“人間尊重 ”と“ 三つの喜び ”
を基本に、
企業市民としての活動を通じて世界中の人々と喜びを分かちあい、
その存在を期待される企業になること
活動理念
● 地球的視野に立ち、
「商品・技術」を通じて社会に貢献する
● 良き企業市民として地域に根付き、社会的責任を果たす
● 次世代のために、心豊かで活力のある人と社会づくりに努める
活動方針
Hondaは、夢のある明日の
● 未来を創る子どもの育成支援活動を行います
● 地球環境を守る活動を行います
社会づくりをめざして、
● 交通安全の教育・普及活動を行います
合言葉は、
“ Together for Tomorrow ”
“Together for Tomorrow ”は、世界のHondaグループで
取り組んでいる社会活動の統一呼称です。
「夢のある明日
の社会づくりをめざす」という社会活動の考え方を、社会と
ともに力をあわせて「明日に向かって一緒に取り組もう」という
フレーズとシンボルマークで表現しました。
05
Honda社会活動のめざすもの
技術と人で、喜びを次世代へ
2006年、また新たな活動が始まります
Hondaは、社会活動方針の一つである「地球環境を
2006年5月、Hondaの技術を活かした新たな活動として
守る活動」を従業員やOBのボランティアスタッフ、世界
“Hondaビーチクリーン活動”
をスタートしました。
「独創の
各地域の人々と力をあわせ、取り組んできました。そして
技術」と「人」で、喜びを次世代へ引き継いでいきます。
2006年5月から始まった
ビーチクリーン
活動
砂浜のゴミを一掃するビーチクリーン活動。このような風景 流木や吸い殻、ガラス片などさま
が日本から世界の砂浜へ広がることを夢みています。
ざまなゴミを回収できます。
素足で歩ける砂浜を次世代へ
いま、地球規模で深刻化している環境問題のひとつに、海岸のゴミ問題があり
ます。各地域では、ボランティアの方々による清掃活動や、大型重機による
清掃が行われていますが、漂着ゴミをはじめとした海岸のゴミは年々増える
一方です。新たに始まったHondaのビーチクリーン活動は、
「素足で歩ける
砂浜を次世代に残したい」という従業員の思いから独自開発された、軽量コン
パクト、
シンプル構造、簡単操作の「牽引式ビーチクリーナー」を使い、従業
員とOBのボランティアで編成されたキャラバン隊が地域社会と協力して全国
の砂浜を清掃する活動です。初年度となる2006年は、全国約20ヵ所での
活動を予定しており、安全やシステムの運営確立をめざしていきます。そして
将来的には、
日本だけでなく世界の砂浜でHondaのビーチクリーナーが活躍
することを夢みて活動を推進していきます。
独自開発の
技術
Honda
グループの
ボランティア
地域社会
素足で
歩ける砂浜を
次世代へ
Hondaの新たな取り組み
06
Contents
02
ごあいさつ
03
Honda社会活動の歩み
05
Honda社会活動のめざすもの
06
Hondaの新たな取り組み
子ども達の育成支援活動
09
子どもアイディアコンテスト/Honda ASIMO Super Idea Contest
11
ハローウッズ
13
Eagle Rock School
14
Honda「発見・体験学習」/学生フォーミュラ支援
15
環境わごん/ドリームハンズ
16
Hondaエコノパワー燃費競技全国大会/全国高等専門学校ロボットコンテスト/DREAM CUPソーラーカーレース鈴鹿
17
東京箱根間往復大学駅伝競走/熱気球ホンダグランプリ/大分国際車いすマラソン大会
地球環境を守る活動
19 「ふるさとの森」づくり
21
Honda TREEFUND
22
中国砂漠植林「喜びの森」計画
23
国内「水源の森」保全活動
交通安全の教育・普及活動
25
交通安全キャラバン
27
HART(Honda Australia Roadcraft Training)
28
(財)国際交通安全学会(IATSS)
29
安全運転普及活動
地域に根ざした活動
31
H-Kidsプロジェクト
33
国内Hondaグループの社会活動
34
事業所の活動
41
販売会社の活動
42
グループ会社の活動
43
Hondaの寄付・支援活動
44
財団の活動
45
海外Hondaグループの社会活動
49
本田労組の活動
グループ全体の活動一覧
51
販売会社
54
グループ会社
56
海外事業所
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