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2015 年版 PI Server が選ばれる 10 の理由
OSIsoft 2015 5 2015 年版 PI Server が選ばれる 10 の理由 現在、PI Server は名前を PI Data Archive と変え、時系列データ(過去データと現在値)を保存しています。PI Asset Framework(AF)は包括的に分析やイベントの追跡と通知を行う基盤となるものです。PI Data Archive 2012(PI Server 2012)からは、よりわかりやすいデータの可視化に焦点を置き、開発してきました。そして、2015 年ついに完成形となりまし た。この記念すべき PI Server について選ばれる 10 の理由をご紹介いたします。 理由その 1:設定・分析が可能なユーザーインターフェース – PI Asset Framework(AF) 2014(2.6) 2014 年は、Asset Analytics において節目となる年でした。Asset Analytics は、お客様のニーズにおこたえして様々なタイ プの演算を可能にしました。誰もが Intellisense(入力候補表示などによる設定)で分析を構成することができます。また、現 在の Asset Analytics は、演算結果を PI Point に書き込む(event-based scheduling か clock scheduling)設定オプ ションも提供しています。演算式は単純なケースから複雑なケースまで作成・実行することができます(下記の図を参照くださ い。)。Performance Equations(PE)と同じ機能が使えるだけでなく、分析をテンプレート化し、全ての類似したアセットに適 用することで、組織内で一貫性を持ったアセット分析を行うことができます。 1 記載されているすべての会社名、製品名、ブランド名はそれぞれの所有者の商標です。Copyright © 2014, OSIsoft, LLC. • 777 Davis Street San Leandro, CA 94577 OSIsoft 2015 5 ヒント:定数用の名前がつけられた変数を使い、計算が実行される時、名前によって定数を参照します。例えば、「’Total Production’/28,800」が何を意味しているのか考えるのではなく、EightHourShift という名前をつけた変数を用意し、 28800 という値を入れておき、その変数を使用(参照)して、計算を実行します。つまり、 「’Total Production’/’EightHourShift’」という計算式の方が理解しやすく、間違いを犯すリスクを減らします。 上記出典元:2014 Regional Seminar Nashville International Paper リンク:http://www.osisoft.com/Templates/item-abstract.aspx?id=11775 理由その 2:PI Asset Framework (AF) 2014 (2.6)を使用して素早く統計値を計算する(Rollup Calculation) アセット毎の演算に加え、Rollup Calculation(統計値の計算)も PI AF 2014 で利用可能です。この機能により、指定された タグのアーカイブをもとに、素早く統計値(合計値、平均値、最小値、最大値、中央値、値の個数)を算出することができます。例 えば、ある特定の地域の合計消費電力を素早く算出することができます。Rollup Calculation の使用方法に関しましては、下 記 YouTube ビデオをご覧ください。(英語) リンク:https://www.youtube.com/watch?v=Dy93UxKyQyo ヒント:PI AF はユーザー様が同じデータを様々な方法で分類することを可能にします。例えば、アセットの種類、どこの地域で あるか、プロセスの種類等でデータを組織できます。また、レポートを作成する場合にも役立ちます。オイル流量を計算するた め使われた Rollup 分析を下図にて示しています。(補足:Well Pad は Rollup ノードであり、即ち、統計値を算出した場所で す)。 2 記載されているすべての会社名、製品名、ブランド名はそれぞれの所有者の商標です。Copyright © 2014, OSIsoft, LLC. • 777 Davis Street San Leandro, CA 94577 OSIsoft 2015 5 理由その3:自動時間指定とレポートの作成(PI AF 2014) 統計値の計算だけでなく、アセット分析を行うことも、開始時間と終了時間をブックマークすることによって可能です。例えば、マ シンの始動時間と休止時間、または可動域などを分析できます。PI AF 2014 を使用すると、Event Frames によって、開始 時間、終了時間、最大値、その他の統計値を自動で取り込むことができます。Event Frame で確認できる統計値は、PI DataLink 2014 などのクライアントツールでも出力できます。Event Frame については、OSIsoft Learning YouTube ビ デオでより詳しく紹介しています(英語)。 Event Frame テンプレート:https://www.youtube.com/watch?v=OgKaw9p4FA0 Event Frame 分析:https://www.youtube.com/watch?v=iNYe_YZzj58 ヒント:一般的な Event Frame は、開始時間、終了時間、参照先であるエレメントが設定されています。エレメント参照または Event Frame と関連している計算期間を使用したい場合は、Event Frame の属性としてわかりやすく出力してください。ま た、Event Frame テンプレートに参照エレメント名を出力するには、下記 3 点の属性を設定してください: 値のタイプ:String データ参照:String Builder 設定:”%element%” 期間を取り込むために、下記 3 点も設定してください。 値のタイプ:Double データ参照:PI Point 3 記載されているすべての会社名、製品名、ブランド名はそれぞれの所有者の商標です。Copyright © 2014, OSIsoft, LLC. • 777 Davis Street San Leandro, CA 94577 OSIsoft 2015 5 設定:Attribute (select any attribute), then By Time: Not Supported, By Time Range: Count, Min percent good: 0 理由その4:PI Batch から Event Frame への移行 – PI Data Archive 2015(現在ベータ版有) PI Batch のユーザー様にとって、今年リリースされる PI Data Archive 2015 を含む PI Server 2015 は、PI Batch から Event Frame への移行ツールとなり、Event Frame に付加的な柔軟性を与えます。Event Frame では、イベントの統計値 だけでなく、キーイベント以前に起きたイベントを取り込むことにより、キーイベントに対する原因究明を行うことを容易にします。 サブバッチレポートと原因究明報告は、PI DataLink 2014 にある Event Frame で容易に作成することもできます。 OSIsoft Learning YouTube チャンネルで詳細をご紹介しています(英語)。 Use the Explore Events Function in PI DataLink:https://www.youtube.com/watch?v=qTxpUoVyuf8 作成方法:PI AF 2014 で原因究明報告を Event Frame で作成することは難しくはありません。Event Frame Generation Analysis オプションを使用し、"Generate child root cause event frame before parent event frame starts"をクリックしてください。また、原因究明を行う上で対象となるイベントを含んでいる期間を指定してください。 4 記載されているすべての会社名、製品名、ブランド名はそれぞれの所有者の商標です。Copyright © 2014, OSIsoft, LLC. • 777 Davis Street San Leandro, CA 94577 OSIsoft 2015 5 理由その5:ユーザーインターフェースを使用し、計算のバックフィルを行う(PI AF 2014) 分析や KPI の計測を行うには、これまで蓄積してきた履歴データを利用し、時間を遡り演算を行う必要があります。 Performance Equations(PEs)は複数回のステップを踏みバックフィルを行いますが、PI AF のアセット分析は、PI System Explorer で 2、3 回のクリックをすることで、計算とバックフィルを行えます。どのようにバックフィルが行われるのか 確認する場合は、Preview オプションの使用により可能です。演算に間違いがないことを確認後、Backfill オプションを選択し てください。バックフィルを使用する場合は、1 日や 1 週間等、まず短い期間を使用してみてください。その後、長い期間でテス トしてみてください。 アセット分析におけるバックフィルについては KB01056 をご参照ください。 リンク:https://techsupport.osisoft.com/Troubleshooting/KB/KB01056 理由その 6:データのバックフィルを簡単に行う(PI Data Archive 2012) データのバックフィルを行うには、過去のタイムスタンプの生成が必要な場合もあります。その場合、PI Data Archive 2012 を使用することによって、アーカイブを再加工することなしに、最も古い時点からのバックフィルが可能です。つまり、データがど こから、どんなシステムから収集されたとしても、バックフィルを行うことが容易に可能となりました。詳細な情報に関しましては、 KB00938 か OSIsoft Learning YouTube ビデオをご参照ください(英語)。 KB00938:https://techsupport.osisoft.com/Troubleshooting/KB/KB00938 Backfilling with PI Server 2012(YouTube):https://www.youtube.com/watch?v=3wzBlqBH5cU 理由その 7:大幅に改善されたアーカイブのリプロセス(PI Data Archive 2012) PI Data Archive 2012 では、アーカイブをリプロセスする必要があるとしても、実際に行われるリプロセスの時間は大幅に短 縮されました。以前では 1 週間の処理時間が掛かっていたアーカイブのデータ量も、現在では 7 時間以内で完了します。ま 5 記載されているすべての会社名、製品名、ブランド名はそれぞれの所有者の商標です。Copyright © 2014, OSIsoft, LLC. • 777 Davis Street San Leandro, CA 94577 OSIsoft 2015 5 た、PI Data Archive で付加的なステップの変更が行われました。その結果、大量のアーカイブをリプロセスする際にも、開始 時と終了時のパフォーマンスが約 20 倍改善することに成功しています。 理由その8:外部からの時系列データを PI データとともにトレンド化する(PI AF 2012) PI Server は時系列データを格納するには最も適した場所です。一方で、時系列データをどこか外部に格納しなくてはならない 場合もありますが、それは、ユーザーがアクセスできない、ということではありません。関連するリレーショナルデータに加え、例 えばメインデータベースとは別で管理する必要があるサービスの提供終了日時や工程管理情報等などを PI AF を使用するこ とによって外部データベースを参照し、トレンドを作成することができます。この際 PI Data Archive に同じデータを複製する 必要はありません。データは、リンクテーブルやデータ参照を使用することで、構成されていきます。データを構成し、PI クライア ントツールを使用することによって、他の PI データと共にデータの可視化を行えます。 メモ:PI Data Archive は時系列データのためにこれまで最適化されてきました。膨大な量のリアルタイム時系列データを一度 に可視化すると、パフォーマンスが低下する等の不具合が他データベースで発生する場合は、PI Data Archive へデータを移 行することをお勧めします。PI Data Archive なら、外部データベースもまとめて格納し、データの可視化を行えます。 理由その 9:PI Data Archive 2012 のセキュリティ 6 記載されているすべての会社名、製品名、ブランド名はそれぞれの所有者の商標です。Copyright © 2014, OSIsoft, LLC. • 777 Davis Street San Leandro, CA 94577 OSIsoft 2015 5 PI Data Archive 2012 は、現存の PI Data Archive の中で、最もセキュリティが高く、全てのお客様にお勧めしておりま す。最新版の PI Data Archive を開発し、リリースするたびに、セキュリティ面を強化してきました。PI Data Archive 2012 では、Microsoft ソフトウェアのセキュリティを使用し、データを守っています(例:Windows-integrated authentication や Windows Server Core)。詳細は、PI Data Archive 2012 リリースノートにある Security Information and Guidance をご参照ください。 リンク:https://techsupport.osisoft.com/Downloads/File/9071ce41-1bce-4e84-8b53-d7061b28ce8f 理由その 10:未来データをサポートする PI Server 2015(ベータ版利用可能) PI Server 2015 のリリースに伴い、PI Server は未来データも取り込み、格納し、分析を行うことで、未来予測に利用するこ とが可能になります。ユーザーは、過去データ、現在値、未来データを使用し、KPI を測ることができます。また、PI AF 2015 も使用することによって、ユーザーは、PI System Explorer を利用し、アセット分析を行うこともできます。PI System Explorer も未来時間で分析結果を出力することが可能です。もちろん、PI クライアントツールや他のアプリケーションで未来予 測を行うこともできます。下記リンク先で詳細をご紹介しています(英語)。 リンク:http://www.osisoft.com/Templates/item-abstract.aspx?id=11985 メモ:PI Data Archive 2015 ベータ版、PI Asset Framework 2015 ベータ版、PI Coresight 2015 ベータ版、そして PI ProcessBook 2015 ベータ版では、未来データを利用可能です。 詳細はこちら(英語):https://techsupport.osisoft.com/Troubleshooting/Releases/RL01036 以上最新の PI Server が選ばれる 10 の理由をご紹介いたしました。近日中にアップグレードを計画しているユーザー様は、 下記のリンク先にて前提条件を確認することが可能です。 PI Data Archive System Requirements PI AF System Requirements https://techsupport.osisoft.com/Products/PI-Server/PI-AF/System-Requirements PI Event Frames System Requirements https://techsupport.osisoft.com/Products/PI-Server/PI-Data-Archive/System-Requirements https://techsupport.osisoft.com/Products/PI-Server/PI-Event-Frames/System-Requirements PI Notifications System Requirements https://techsupport.osisoft.com/Products/PI-Server/PI-Notifications/System-Requirements 7 記載されているすべての会社名、製品名、ブランド名はそれぞれの所有者の商標です。Copyright © 2014, OSIsoft, LLC. • 777 Davis Street San Leandro, CA 94577