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8月、暑さの中にも、次への準備をひそかに進めます!

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8月、暑さの中にも、次への準備をひそかに進めます!
校長室から 「8月、暑さの中にも、次への準備をひそかに進めます!」
佐賀県立唐津西高等学校 校長 副島一春
猛暑続きです。35度越えと聞いても、あまり驚かなくなっている自分がいるのが不思議です。片や、日本各
地では豪雨に見舞われているところも多くあり、
床上浸水や家屋の損壊、
命をなくされた方もいらっしゃいます。
心よりお見舞い申し上げます。さて、西高では生徒は夏季特課で頑張っています。実りの秋に備えて、自分の実
力養成に勤しんでいます。また、9月の学校祭「双松祭[9月6日(金)文化祭・9月7日(土)体育祭]
」に向
けての応援練習なども始まり、次の準備が進んでいます。次の準備といえば、11月2日(土)~4日(月)の
唐津くんちに向けての夏の恒例行事「幕洗い」も7月21日の水主町を皮切りに始まりました。これは、曳山を
持つ全14町が実施しており、くんち本番に向けて心身を清めるもので、曳山の飾り幕を川で洗い、乾くまでの
間、船上で会食していたのが由来だそうです。おくんちには、西高の生徒の中にも笛や太鼓で「曳山囃子」に参
加する人もいます。地域の伝統と歴史を守るためにも、頑張ってほしいところです。
話題その1
生徒27名、職員7名で星野村復興災害ボランティア第2弾を楽しんできました
4月の5名での星野村災害復興ボランティアに引き続いて、7月20
日(土)に第2弾を行いました。猛暑の中、参加してくれた生徒のみな
さんは、生徒会役員と野球部員でした。職員も今回の呼びかけに6名の
方が手を挙げてくれ、
総計34名で4時間の手作業にともに挑みました。
今回は、
1年前の大水害で星野村で唯一土砂崩れで一軒家が呑み込まれ、
早朝命を落とされたご老人の家跡と田畑からの石の除去作業でした。お
昼休みは近所の公民館で取らせてもらいましたが、おいでになられて湯
茶をふるまっていただいた近所の方に話を聞いたところ、亡くなられた
方は花や野菜を作るのが名人だったそうです。息子さんでしょうか、畑
のオーナーさんが、9月に蕎麦を植えて花を咲かせ、実で蕎麦打ちをしたいとおっしゃっていました。秋、彼岸
花もきれいな名所ということで、またボランティア活動に行きたいと考えています。今回、生徒たちが九州各地
から参加されていた皆さんとの交流を、活動中や休憩中に自然な形で行っていた姿がとても印象的でした。
話題その2
東日本大震災を詠んだ岩手県立宮古商業高校の生徒のみなさんの思い
私には10年以上知己にしていただいている、岩手県盛岡市に在住で岩手県教育員会にお勤めの土川先生とい
う方がいらっしゃいます。先日、久し振りに電話でお話しした折に、岩手県高等学校校長協会が編纂した震災関
係の本があり、送りましょうかと申し出ていただき、早速頂戴しました。
『祈り 東日本大震災の記録と手記~岩
手県沿岸被災高校と支援学校~』という、A4版で324ページにも上る記録の本でした。その中に、
「短歌で残
そうこの1年 宮古商業高等学校2年4組」というページが目に留まり、何首か紹介したいと思います。当事者
でなければ表現できない真実の叫びが込められています。その心の何分の1かでも斟酌できればと思います。
◈ 揺れたあと無音があちこち広がって妙に感じた変な違和感
◈ 津波くるうばわれたのが多すぎて残る気持ちは絶望感のみ
◈ ラジオにて見えない現実かき立てる不安それでも温かし人間の声
◈ 両親と水を汲みにと歩く道会話もできずに背を見て歩いた
◈ 突然の友人の死を受け入れずアドレスの中まだ残ってる
◈ アルバムは流されたけどまた作る明るい未来笑顔の写真
クラスマッチ/ソフトボール
事務室前に咲く向日葵の花
今年も咲いた校長室の胡蝶蘭の花
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