...

詳しくはこちら。

by user

on
Category: Documents
15

views

Report

Comments

Transcript

詳しくはこちら。
News Release
2014年10月1日
コードNo.1410-1
「2014年度グッドデザイン賞」を2部門で受賞
・工業化住宅「パルコン ベイル」
・建築工法「プレキャスト鉄筋コンクリート住宅における現場無溶接工法」
大成建設ハウジング株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:蛭川哲夫)の戸建住宅商品
「Palcon VEIL(パルコン ベイル)」(壁式鉄筋コンクリート構造)と、建築工法「プレキャスト鉄筋コンクリート住宅
における現場無溶接工法」の2点が、公益財団法人日本デザイン振興会主催の2014年度グッドデザイン賞を
受賞しましたので、お知らせいたします。
パルコン ベイル
現場無溶接工法
■工業化住宅部門 Palcon VEIL(パルコン ベイル)
《商品概要》
耐震・耐火・耐風の安全性能と耐久性能に優れた壁式鉄筋コンクリート構造の「Palcon VEIL(パルコン ベイ
ル)」は、都市部における排気ガスや花粉、PM2.5など、空気環境に対応することをメインコンセプトとしたモデ
ルです。住宅の外部との関係性を考慮し、バルコニーを配置せず屋内にいながら屋外の気分を味わえ、空
気環境を気にせず安心して過ごすことができる「マドノマ」のある暮らしを提案しています。
「マドノマ」はライフスタイルに合わせて、インナーテラスや書斎などフレキシブルに使えます。シャープな美しさ
を演出したファサードデザインを構成する全面ガラスは、風景を映し出し、街並みに溶け込むことを意図して
います。
《受賞評価コメント》
「マドノマ」と呼ぶ屋内外のバッファースペースを設けることは、より多様な生活スタイルへ
の対応ができるだけでなく、将来の改修にも有効なのではないかと思います。大胆かつシンプ
ルにガラスを用いた外観も、住宅地における新しい街並みを感じさせるデザインです。今後は
この「マドノマ」を住宅の省エネルギー化に対しても役立たせる、という展開に期待したい。
1/3
住まう人のライフスタイルに合わせ、フレキシブルに使える「マドノマ」空間
「マドノマ」
書斎として
サンルームとして
畳コーナーとして
 グッドデザイン賞ウェブサイトでの紹介ページ:http://www.g-mark.org/award/describe/41498
■建築工法部門 プレキャスト鉄筋コンクリート住宅における現場無溶接工法
《工法概要》
壁式鉄筋コンクリート構造の戸建住宅「パルコン」は、大型のプレキャストコンクリートパネルで床・壁・屋根を
構成し、現場で組み立てる工法であり、優れた安全性能を伴って都市部の住宅地を主要なターゲットとする
量産化住宅です。接合部は現場溶接が一般的ですが、現場までの運搬に対する各種制約条件をクリアした
上で、施工の合理化と品質の安定、並びに施工時の安全性を考慮し、現場無溶接工法の開発を手掛けま
した。まず、建物の鉛直方向の接合にはスプライススリーブとFDグリップを採用、次に壁板間の接合にフック
筋・軸筋を用いた接合方法を開発、最後に床板間の接合にカゴ筋を用いた接合方法を開発し、現場無溶
接工法を完成しました。
《工法採用のメリット》
・施工品質の安定・・・・・溶接工の技術に左右されない安定した施工品質を確保
・施工現場の安全・・・・・火気を使わない安全な施工現場
・現場作業の効率化・・・溶接工の不足や天候の影響を受けにくく、安定した工程管理が可能
《受賞評価コメント》
日本の都市部においてはとくに、地震やそれにともなって発生する火災に対抗する住まいの構造として鉄
筋コンクリート構造は極めて有効であるが、その精度は現場の技量に負うところが大きい。本事例は現場
溶接をなくすることでPCの壁式鉄筋コンクリート造を技術的に安定して供給することを可能にし、さらに戸
建住宅への汎用性を獲得している点が評価できる。壁式である点で住宅のプランニングにも寄与している
が、さらにデザイン的な展開にも期待したい。
2/3
1 鉛直方向の接合
壁パネル脚部の継手部分
壁パネル頂部の継手部分
鉛直方向の接合にはスプライススリーブ、FDグリップ、軸方
向筋を採用し、無溶接化を実現しました。
2 壁板間の接合
コッター筋
フック筋
壁板の接続面に設けたコッター(欠込み)から突き出させたU字型のコッター筋に対して垂直方向に軸筋を通した上、相対するコッター筋相互にフック筋
を跨って掛け、グラウトモルタルを充填することにより、現場溶接を行わずに、壁板を一体化することが可能になりました。
3 床板間の接合
床板の接続面に設けたコッター(欠込み)が相対するように床パネルを配置した上で、床板から突き出させたコッター筋相互にカゴ筋を跨って設置し、
グラウトモルタルを充填することにより、現場溶接を行わずに床板を一体化することが可能になりました。
 グッドデザイン賞ウェブサイトでの紹介ページ:http://www.g-mark.org/award/describe/41485
《グッドデザイン賞とは》
グッドデザイン賞とは、1957年に創設されたグッドデザイン商品選定制度を発端とする、日本で唯一の総合的なデザイン評価・推
奨の運動です。これまでも55年以上にわたって、デザインを通じて日本の産業や生活文化を向上させる運動として展開され、延べ
受賞件数は39,000件以上にのぼります。今日では国内外の多くの企業や団体などが参加する世界的なデザイン賞です。グッドデザ
イン賞受賞のシンボルである「Gマーク」は、優れたデザインを示すシンボルマークとして広く親しまれています。
《本件に関するお問い合わせ先》
大成建設ハウジング株式会社 コーポレート統括部総務・広報部 広報グループ
〒163-1019 東京都新宿区西新宿3-7-1 新宿パークタワー19階
TEL: 03-5339-8026 FAX: 03-5323-2480
E-mail: [email protected] (浅野)
E-mail: [email protected] (小薗)
3/3
Fly UP