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G-1 Googleで情報検索 - 嘉悦大学情報メディアセンター
Google で情報検索 G -1 Google で情報検索 ここでは、近年インターネット利用者のなかで、最もよく使われている Google を使っ た検索術について解説します。サーチエンジンの利用方法はとても簡単ですが、ちょっ としたテクニックやコツを組み合わせるだけで、さらに短時間で有用な情報を得ること ができるようになります。 ■複数のキーワードを組み合わせた検索(絞り込み検索) ひとつのキーワードだけでなく、複数のキーワードを組み合わせることで、より効果的 な検索結果を得ることができます。この場合は、キーワードとキーワードの間に「スペー ス(空白) 」を入れます。こういった検索を AND 検索もしくは絞り込み検索とよびます。 (例)AND 検索 「情報倫理」 「著作権」「知的所有権」の 3 つのキーワードに関連したページを調べる ■目的のページを想像しながら、できるだけ具体的なキーワードを使う 統計情報などを調べる場合、目的としているページに「統計」というキーワードが必ず 含まれているとは限りません。そのページに入っていると考えられるキーワードを想像 し、できるだけ具体的に入力してみましょう。 (例)世界の国別の出生率に関する統計情報を調べたい場合 通常のキーワード:「世界」「国別」「出生率」 「世界」 「国別」ではなく、具体的な国名を使ってみる 論文を検索する場合、本文そのものの中に「論文」というキーワードが含まれていると は限りません。そこで、論文中に頻繁に出現するキーワード「参考文献」を組み合わせます。 (例)少子化の要因に関する論文を調べるために「少子化」「要因」「参考文献」で検索 KAETSU メディアガイド 2008 199 G G キャンパスライフに Google を活かそう ■意味を調べる ある用語の意味を調べるために「○○」というキーワードのみで検索をすると、その言 葉についての解説や概要以外の、ありとあらゆる情報が記載されたページが大量に検索 されてしまいます。用語の意味に特化した検索を行う場合は、 「○○とは」 「□□□ 定義」 「△△ 辞典」などのキーワードを使うと効果的です。 (例)少子化の概要について調べる場合 「少子化とは」で検索 「少子化」と「定義」を組み合わせて AND 検索 ■ドメインの範囲を絞った検索 日本政府発表の白書や、大学のサイトに掲載されている論文など、公的機関や学術機 関を中心に信頼性の高い情報を検索するには、ドメインを限定する「ドメイン指定検索」 が便利です。 ドメインとは、インターネットアドレスのうち、その組織の名前や種類、国名などの部 分を差します。ドメイン例には次のようなものがあります .co.jp 企業 .ne.jp プロバイダや携帯などのネットワーク業者 .ac.jp 大学をはじめとする教育機関や研究機関 .com 営利組織 (例)出生率の推移について、ドメインを限定した検索を行う場合 キーワードの後に site:go.jp をつけて検索範囲を日本の政府機関のドメインに限定 キーワードの後に site:ac.jp をつけて検索範囲を日本の教育機関のドメインに限定 200 KAETSU メディアガイド 2008 Google で情報検索 ■ファイルタイプを指定した検索 近年、研究者によって書かれた論文がインターネット上で公開されることが増えてきま した。これらの論文は PDF や Word といったファイルで提供されていることが多く見受 けられます。ファイルの「拡張子」を指定することで、論文や発表資料を効率よく検索 することができます。 (例)少子化の要因について書かれた論文の、PDF ファイル(.pdf)を検索する場合 (例)少子化の要因について書かれた論文の、Word ファイル (.doc) を検索する場合 ■キーワードを分割しない(フレーズ検索) キーワード入力欄に長めの文章を入力しても、Google はそれを自動的に判別して分割 した状態で検索を行います。長めの文章や、決まった用語がとなり合って並んでいる言 葉を含むページを検索するにはフレーズ検索が便利です。フレーズ検索は分割したくな いキーワードを “ ” で囲います。 (例) 「“少子・高齢化社会の社会保障”」と検索することで、フレーズ中の「・(中黒)」が 無視されず、一つの文章として検索される。 G KAETSU メディアガイド 2008 201 G キャンパスライフに Google を活かそう (例) 「“I have a dream”」と検索することで、この一句がまるまる含まれた文章や演説が 検索結果として表示される。 ■画像を探す(イメージ検索) 画像や図表を探すときは「イメージ検索」が便利です。ただし、その画像をレポートな どに使用するときは、出典を明らかにするなどの著作権のルールを守りましょう。 (例)出生率推移についての表を探す場合 Google 画面左上の [ 画像 ] をクリックする。Google イメージ検索の画面を表示し、キー ワードを入力し [ イメージ検索 ] をクリックすると、該当する画像が表示される。 202 KAETSU メディアガイド 2008 Google で情報検索 ■既に削除されたページを読みたい場合は Google のキャッシュ機能を使う Google には、過去にインターネットに存在したページがキャッシュ(一時的な保存情報) として記録されています。検索した先のページが削除され直接アクセスできない場合は、 Google のキャッシュとして保存されているデータを参照しましょう。 (例)検索結果画面の「キャッシュ」をクリックすることで、Google に記録されている キャッシュを参照することができる ■学術論文を調べる(グーグルスカラー) 「グーグルスカラー」は学術論文に特化したデータベースサービスです。[PDF] という 表示があるものについては、論文全文を閲覧することができます。 (例)少子化の要因について論じられているものを探す グーグルスカラー(http://scholar.google.co.jp/)を開き、キーワードを入力すると、 該当する各種の論文が表示される。 G KAETSU メディアガイド 2008 203