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5 「職業能力証明書」が取得できる「ジョブ・プログラム」とはどのような

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5 「職業能力証明書」が取得できる「ジョブ・プログラム」とはどのような
5 「職業能力証明書」が取得できる「ジョブ・プログラム」とはどのようなものですか。
* 「職業能力形成プログラム」とは、企業における実習と座学を組み合わせた訓練で、「有期実習型」、「実践型
人材養成システム」と、「委託型」(日本版デュアルシステム)があります。
フリーターや子育て終了後の女性、母子家庭の母親等を対象として、訓練期間や対象者が異なる、「有期実
習型」を創設することとしています。
※日本版デュアルシステムについては、子育て終了後の女性、母子家庭の母親等を、新たに対象に加えることとしています。
* 「実践型教育プログラム」とは、就職やキャリアアップを目指す方が、大学・短大・高専・専門学校で、職場で活
かせる実践的な教育プログラムを受けることができるようにするために導入されるものです。
6 「ジョブ・プログラム」はどこに申し込めばよいですか。
* 「職業能力形成プログラム」は、ハローワークやジョブカフェ、民間職業紹介機関に申し込むことが出来ます。
* 「実践型教育プログラム」は、大学・短大・高専・専門学校に申し込みます。
7 「ジョブ・プログラム」のカリキュラムや評価方法はどのようなものですか。
* 「職業能力形成プログラム」では、企業が求める人材能力を踏まえ、モデルカリキュラムや モデル評価シートを
策定し、これらのモデルを参考にして、業種別(又は業種横断的)にカリキュラムや評価シートが作成されること
となります。訓練を修了した方には、実習先の評価者による評価結果を記載した「評価シート」が交付されます。
* 「実践型教育プログラム」では、既存の学位等プログラムの活用だけでなく、産業界・企業等と連携して新たなプ
ログラムの開発を進めます。プログラムを修了した方には、受講した大学等から「履修証明書」が交付されます。
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8 「ジョブ・プログラム」受講中の生活はどうなりますか。
* 訓練を受けている方のうち、有期実習型訓練と実践型人材養成システムについては、企業実習期間等につき、
企業から賃金が支払われます。
*また、フリーター、子育て終了後の女性、母子家庭の母親等、訓練期間中の資金が必要な方々を支援するため、
資金の融資制度の整備を目指します。
9 「ジョブ・プログラム」参加企業等は、どのような支援が受けられるのですか。
* 「有期実習型」の訓練実施企業に対しては、訓練経費等の助成の拡充を目指します。
10 ジョブ・カードの取得者は、どれぐらいの人数になる見込みですか。
* 『職業能力証明書』の対象となるジョブ・プログラムの修了者は、当初3年間で総計20万人程度、5年間で40万
人程度を目標としています。
* ジョブ・カードの取得者は、当初3年間で総計50万人程度、5年間で100万人程度を目標として考えています。
11 ジョブ・カードは、今後どのように普及していくのですか。
* 国、産業界、労働界、教育界等からなる「ジョブ・カード推進協議会」を設置し、ジョブ・カードの「推進基本計画」
を策定し、普及を図ります。
* これを受け、「ジョブ・カードセンター」が中央・地域のレベルで、具体的な広報・啓発、活用促進活動を展開します。
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イギリスのNVQ制度(National Vocational Qualification)について
制度の概要
NVQ授与の仕組み
○ 職業訓練とその評価・公証がワンパッケージと
なった制度で1986年創設。
① 業界団体が職種ごとの基本的な職務基準を設定し、
○ 試験方式ではなく、職業訓練のプロセス・成果に
② その基準に基づき、民間機関(AB)が、具体的なNV
より評価。
○ NVQは、約800タイトル(職種)に及び、それぞれ
レベル1から5までの5レベルを設定。
○ エンジニアリング、ヘルスケア、建設、製造現場
等を中心に年間延べ45万人が利用。労働力人口
の14%が資格を取得(2003年)。
QCA(特殊法人)が認可。
Qを設定。
③ 訓練機関(企業、訓練施設等)による訓練の実施。
④ ABから認定を受けた評価者が定期的に評価を行う
とともに、信頼性を担保するため、ABは訓練機関に対
する外部監査を実施。
⑤ 訓練終了後、評価に基づき、ABがNVQを授与。
特 徴
○ 評価制度の全体的な枠組みの明確性
○ 産業界の主体的・積極的な取組
市場ニーズに対応した質の
○ 職業訓練との結びつきの強さ
高い実践的訓練の提供
○ 実際の訓練・仕事ぶりの成果による評価
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イギリスのNVQ制度における評価の仕組み
訓練計画(※)の作成
※数ヶ月∼3年程度
訓練生
(習得すべき職務の目標の例)
指導者
評価者
協議
合意
【エンジニアリング分野】
・ 工業機械による工業製品の切削加工
(フライス盤加工、ボール盤加工等)
・ 工業材料の接合(ハンダ付け加工等)
・ 工業製品の組立(配管組立、厚板組立
等)
○ 実地の確認等に
より、技能・能力の取
得状況を確認
(評価方法の例)
【エンジニアリング分野】
・ 実地における現物の確認
・ 作業中の状況の確認
等
【顧客サービス分野】
【顧客サービス分野】
・ 顧客との効率的なコミュニケーション
(顧客の要望を聴く能力、国訳の要望を
要約する能力等)
・ ルールに基づくサービスの提供(自ら
判断できる範囲を認知する能力等)
・ 実際の接客状況の確認
等
職務基準(職務遂行に必要な能力要件)に基づくガイドライン
訓練の履修実績の評価
○ 訓練期間内に習得すべき
技能・能力の目標設定と、習
得に向けた訓練の内容等を
決定
評価の実施
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