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検索回数(Google Adwords) - kizasi Marketing PLUS

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検索回数(Google Adwords) - kizasi Marketing PLUS
ブログクチコミサーチ×SEO
[第二回]キーワードに対するユーザーの「生の声」を見る
第一回ではキーワード選定における課題と、それを解決してくれる1ツールとしてブログクチコミサー
チを紹介した。
今回は実際にブログクチコミサーチを用いて、最も検索されている「キーワードA」(月間平均回数
2,224,000回※)、次に検索されている「キーワードB」(同550,000回)、3つの中では最も検索回数が少な
い「キーワードC」(同110,000回)の中からビジネス上最も有効とされる、すなわち購買や資料請求など
のコンバージョンに至る可能性の高いキーワードを選定してみようと思う。
※ A,B,Cの各キーワードは、「パソコン」と「PC」などの言い換えや「ブ」と「ヴ」、「ッ」を入れ
るかなどの表記のゆれなどを考慮し選定したほぼ同義のキーワード群
図1に各キーワードの検索回数を比べたものを記す。
検索回数(Google Adwords)
2,400,000
2,200,000
2,240,000
2,000,000
1,800,000
1,600,000
1,400,000
1,200,000
1,000,000
800,000
550,000
600,000
400,000
110,000
200,000
0
キーワードA
キーワードB
図1
キーワードC
各キーワードの検索回数の比較
※月間検索回数はGoogle Adwordsキーワードアドバイスツール
(https://adwords.google.co.jp/select/KeywordToolExternal)を元に記載
第一回でお伝えしたように、今までは、検索回数の多いキーワードAを選ぶということになる。では
ブログクチコミを利用することでどのような結果が出るだろうか。
■クチコミ記事数でキーワードが「ユーザーフレンドリー」であるかを分析
まずは、それぞれのキーワードを含むブログ記事がどのくらいあるのかを確認した。 (対象期間:2006
年8月6日~2009年8月6日)
下記、図2をご確認頂きたい。
3キーワードの比較
キーワードA(検索回数:多)
24000
キーワードB(検索回数:中)
22000
キーワードC(検索回数:少)
20000
18000
16000
14000
12000
10000
8000
6000
4000
2000
0
図2
各キーワードの記事数(対象期間:2006年8月6日~2009年8月6日)
一目瞭然であるがキーワードAが最も記事数が多い。
平均記事数で比較してもキーワードBの約20倍、キーワードCの約10倍となる。
また、検索回数ではキーワードBの方がCの約5倍あるが、ブログクチコミ記事数ではキーワードCの方
が2倍程度存在することがわかる。つまり、必ずしも検索回数が多いキーワードがユーザーに多く使わ
れている(つまりユーザーフレンドリー)であるとは言えないのである。
この結果だけでも、ブログクチコミを使う利点が垣間見えるだろう。
■クチコミ関連形容詞で「ポジネガ」を分析
次に、各キーワードが出現する記事内で同時に使用されている言葉(関連語)から形容詞に注目した。
ここでは、形容詞を「良い」「素敵な」等、ポジティブなものと、「無い」「いけない」等、ネガテ
ィブなものに大別し、それぞれの割合を出すことで、3つのキーワードに対してユーザーがどのような
イメージを持っているのかを分析した。結果は下記図3となった。(対象期間:2009年7月12日~2009
年8月22日)
図3
各キーワードのポジネガ率(対象期間:2009年7月12日~2009年8月22日)
結果、どのキーワードも6割近くがポジティブな形容詞と共に使用されており、いずれのキーワードに
おいてもユーザーは好印象を持って検索時に使用するものと考えられる。
■クチコミ関連語で「ユーザー像」を分析
最後に、「関連語」からユーザー像を分析した。すると、今回選定した3つのキーワードの関連語の傾
向として、購入や資料請求などのコンバージョンに対し関連性が高いと考えられる「成果系キーワー
ド(青)」と、客観的で関連性が低くビジネス上の成果につながりにくいと考えられる「客観系キー
ワード(赤)」の大きく2種類に分類できた。その結果を下記図4に記す。
図4
各キーワードを成果系、客観系に分類した時の割合
図4より、キーワードAは客観系キーワードが成果系キーワードよりも3倍程度多いことから、ビジネ
スに直結するようなユーザーは少ないと考えられる。一方、キーワードB、Cは成果系キーワードが多
く、実際にコンバージョンするユーザーが多いと考えられる。特にキーワードCにおいては客観系キ
ーワードがほとんど出現していないため、ビジネスユーズに適しているキーワードと言える。
関連語においては、コンバージョンを得るための対策キーワードとして最も適しているのはキーワー
ドC、続いてキーワードBであることがわかった。
■分析結果を元にキーワードを選定する
上記のように、ブログクチコミサーチを利用することで、検索数だけでは見えてこなかった結果、つ
まり、キーワードに対するユーザーの「生の声」を得ることができた。上記の分析結果を元にして、
SEO施策を行うメインキーワードを実際に選定する。
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