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実施報告書
常滑市制 60 周年記念事業 実施報告書 『つなぐ』 ~人と地域と伝統を次の世代へ~ 平成27年3月 常滑市企画部企画課 目 1 次 全体概要・・・・・・・・・・・・・1 (1)概要 (2)記念事業のテーマ (3)記念事業の実施期間 (4)記念事業の区分 (5)記念事業の推進体制 (6)記念事業実施結果の概要 (7)その他関連事業 (8)会議等の経過 2 事業の概要・・・・・・・・・・・・4 (1)特別記念事業・・・・・・・・・・・・4 ①とこなめ未来絵プロジェクト・・・・・・・4 ②「常滑市の世間遺産」認定事業・・・・・・8 (2)市主催事業・・・・・・・・・・・・14 (3)協賛事業・・・・・・・・・・・・・17 ・とこなめ山車まつり・・・・・・・・・19 1 全体概要 (1)概要 常滑市は、昭和 29 年4月1日の4町1村(常滑町、鬼崎町、西浦町、大野町及 び三和村)の合併(大谷、小鈴谷、広目及び坂井の 4 地区が昭和 32 年に市域に加 わる。)から、平成 26 年4月1日をもって市制 60 周年の節目を迎え、空港もまた、 平成 17 年2月 17 日の開港から 10 周年を迎えました。 こうした中、平成 26 年度は市制 60 周年という節目となることから、この機会に 「空港を生かしたまちづくり」を改めて考え、まちづくりの主役である市民の主体 的な参加により、市民が市の魅力を発見・再認識し、地域の絆を深め、将来的なま ちづくりを考える機会として「常滑市制 60 周年記念事業」を実施しました。 (2)記念事業の 記念事業のテーマ 平成 24 年 12 月に設置した市制 60 周年記念事業推進市民会議において、記念 事業の趣旨・目的に沿ったテーマを出し合い、テーマ案の融合や協議を行い決定 『つ な ぐ 』 ~人と地域と伝統を次の世代へ~ 平成 17 年2月の空港開港により、常滑市は世界とつながる玄関都市となりまし た。これにより、地域には人口増や利便施設等の立地など、様々な変化が表れて います。今後は、空港と地域とのつながりを更に強め、空港と地域が共に発展す るよう、まちづくりを進めていくことが必要です。 私たちの暮らすまち、常滑には、固有の歴史や自然、文化、地場産業など、古 くから受け継がれるまちの財産があり、これらの伝統を次の世代につなげていか なければなりません。 また、地域の絆や世代間交流、国際交流など、人や地域のつながりを感じ、よ り強く育んでいく取組が、将来のまちづくりに向けて求められます。 こうしたことを踏まえ、市制 60 周年記念事業が常滑市の今後の飛躍につながる ことを願い、テーマを『つなぐ』~人と地域と伝統を次の世代へ~としました。 (3)記念事業の 記念事業の実施期間 平成 26 年4月1日から平成 27 年3月 31 日 (4)記念事業の 記念事業の区分 事業を3つに区分し実施 別記念事業・・・民間団体等を実施主体とし、市制 60 周年記念として企画・ ①特別記念事業 実施する事業で市が事業にかかる費用の一部を負担する事業 主催事業・・・市が実施する通常事業の拡充等を行う事業 ②市主催事業 賛事業・・・・民間団体等が市制 60 周年の趣旨に賛同し取り組む事業 ③協賛事業 1 (5)記念事業の 記念事業の推進体制 (1)市制 60 周年記念事業庁内推進会議(平成 24 年 10 月2日設置) ○委員構成・・・関係部課長(10 名) ○役割・・・・・記念事業の基本方針の策定 記念事業の実施に関する庁内調整及び市民会議の支援 市主催事業の選定 等 (2)市制 60 周年記念事業推進市民会議(平成 24 年 12 月 19 日設置) ○委員構成・・・市民団体等からの推薦(5名) (常滑市ボランティア連絡協議会、ガールスカウト常滑連絡会、 常滑市小・中学校 PTA 連絡協議会、中部国際空港(株)、 常滑青年会議所) 公募委員(6名) 市職員(2名) ○役割・・・・・記念事業のテーマの策定 特別記念事業の公募・選定及び協賛事業の公募・選定 等 (6) 記念事業 記念事業のまとめ 事業のまとめ ①事業数 39事業 特別記念事業 2事業 ※個別の事業内容については、P5 以降の参考資料を参照 市主催事業 8事業 協賛事業 29事業 【参考】50周年時39事業(特別記念事業7、後援事業7、協賛事業25) ②事業費 11,500千円(見込み) 財源は、ふるさと納税寄附を積み立てた、ふるさとづくり事業基金を活用 (内訳) 特別記念事業 6,867,867円、 市主催事業 2,854,108円 ポスター等啓発資材作成 1,359,750円、 まちづくり事業費補助金 410,000円 ③広報活動 ・市制60周年リーフレットを製作し、全戸配布 ・広報とこなめにおいて、毎月「記念事業の紹介」「60年の歩み」等を掲載 ・市ホームページのトップに、「市制60周年」のバナーを貼り、リンク先では 記念事業の紹介や実施状況について、随時更新しながら公開 ・市公式フェイスブック「ええね!」」において、記念事業の広報を実施 ・新聞各紙に、市制施行60周年のあいさつを掲載するとともに、随時パブリシ ティを実施 ・啓発グッズを製作し、機会あるごとに市制60周年のPRを実施 (グッズ例.缶バッチ、ステッカー、のぼり旗、横断幕等) ・市職員によりポロシャツ・市制60周年ロゴ・オリジナル名刺を製作し、各職 員が市制60周年のPRを実施 ・窓口封筒に市制60周年ロゴを掲載 2 (7)その他関連 その他関連事業 他関連事業 ・市制60周年を機会に、トコタンが市の公式マスコットキャラクターに就任し、 JIMOキャラ総選挙(3位)、ゆるキャラグランプリ(93位)に出場 ・ボートレースとこなめにおいて、市制60周年レースを開催(4月5日~8日) ・市制60周年記念として、常滑商工会議所青年部がエコキャップアートを製作 ・市民有志による常滑市制60周年記念ソング「常滑とっとこ囃子」制作 (8)会議等の 会議等の経過 時 期 内 容(議題) 平成24年 8月 3日 第1回準備会議 「基本方針」「事業費負担」について 8月24日 第2回準備会議 「基本方針」について 10月 2日 第1回庁内推進会議 「基本方針」「市民会議の設置」について 等 10月30日 第2回庁内推進会議 「市民会議の検討方針」について検討 等 10月 1日 市制60周年記念事業市民会議委員の公募開始 11月26日 第3回庁内推進会議 「市主催事業の考え方」について 等 12月19日 第1回市民会議 「基本方針」「今後の進め方」について 等 12月20日 市議会協議会 「基本方針」について説明 平成 25 年 1月15日 第2回市民会議 「記念事業のテーマ」「特別記念事業」について 等 〃 2月 4日 第3回市民会議 2月28日 第4回市民会議 「特別記念事業の選考方法」について 等 3月 1日 特別記念事業の募集開始(~4月 30 日) 4月19日 市主催事業の有無について庁内各課へ照会 5月20日 第5回市民会議 「特別記念事業の選考方法」について 5月29日 第4回庁内推進会議 「市主催事業の提案状況」について 等 6月 7日 第6回市民会議 「特別記念事業の選考方法・一次選考」 12 事業 ⇒ 6事業 ※選考前に1件辞退 7月 7日 特別記念事業公開プレゼンテーション(二次選考) 5事業 ⇒ 2事業 ※選考前に1件辞退 8月21日 第5回庁内推進会議 「市主催事業の進捗状況」について 等 8月26日 市議会協議会 「特別記念事業の選定結果」等について説明 10月16日 第6回庁内推進会議 「市主催事業の選定」「協賛事業」について 等 12月17日 第7回市民会議「とこなめ未来絵ネットワークとの契約」について 等 平成26年 1月 6日 協賛事業の第1次公募開始(~2月7日) 2月24日 市議会協議会 「市制60周年記念事業の実施内容」について説明 3月14日 第8回市民会議「知多半島ケーブルネットワークとの契約」 「協賛事業の承認」について 等 4月1日 市制施行60周年記念日 市公式マスコットキャラクターに「トコタン」就任 4月21日 市議会協議会 「トコタン及びロゴマークの活用」について説明 平成27年 3月30日 第9回市民会議 「市制 60 周年記念事業の実施報告」について 3 2 事業の 事業の概要 (1)特別記念事業 平成25年7月7日に実施した公開プレゼンテーションにより、2事業を選定・実施 ① 事業名:とこなめ未来絵プロジェクト 団体名:とこなめ未来絵ネットワーク 事業費:3,768千円 (概 要) 立体タイルアートに係るデザインの作成、アートの基礎づくり、タイルの貼 り付けなどの多様な機会に市民の参加を得ながら、アートづくりをとおして、 “タイル・陶芸のまち”という伝統を次世代につないでいくもの。 プロジェクトでは、延べ 1 万人以上の市民により、市内 13 小中学校ごとに コンセプトを設定した 13 体(写真①~⑬)と、常滑高校の生徒が作成したデ ザインなどを基にコンセプトを設定した 3 体(写真⑭~⑯)の計 16 体のタイ ルアートを製作しました。 (主な取組) 平成25年10月 12月 平成26年1月 2月 5月 10月 平成27年2月 2月22日 キャラバン隊が市内小中学校を訪問し、アイデア募集 市民参加による選考会を実施し、デザイン候補を選定 自主制作した歌によりPR活動を実施するため、空港音楽祭に出演 旧消防本部車庫にて、市民参加のタイルアート製作開始 市内13小中学校及び常滑高校生徒によるタイルアート制作体験 先行的に制作した13体のタイルアートを市役所前植樹帯に設置 残り3体のタイルアートを、市役所西交差点等に設置 「とこなめ未来絵プロジェクト完成報告会」開催 (活動写真) (キャラバン隊の様子) (小中学校製作アート) (りんくう町を見渡すタイル椅子) (今後の作品管理) 作品を設置した通りを市街地と新しい街をつなぐ「未来絵(へ)の道」として、タ イルアートを見ながら道を行き来する人の流れを作り、市街地と新しい街が 1 つの常 滑市として賑わうことを目指し、市民と共にタイルアートを維持していきます。 4 とこなめ未来絵プロジェクト制作タイルアートの概要 ① (学校名)三和小学校 (モニュメント名)伝承の歌 三和小では5.6年生になると授業の中で、お 囃子の横笛を練習するのだそうです。そのため、 横笛を吹く絵がとても多かったこと。矢田万歳を 書いてくれた子もいたことから、このデザインと なりました。 ② (学校名)大野小学校 (モニュメント名)権丸 常滑にはたくさんの山車がありますが、この形 のお祭りは、大野だけだと言うこともあり、何人 かの子が、この権丸の絵を描いてくれました。他 にも「お祭りは楽しくてすき」と言った低学年の 子の言葉もいくつか見られました。 ③ (学校名)鬼崎北小学校 (モニュメント名)大海原へ この学校では、ウミガメの産卵を観察している ということがあり、ほとんどの子が「親ガメ、子 ガメ、卵」と1セットで砂浜の様子を描いてくれ ていました。 ④ (学校名)鬼崎南小学校 (モニュメント名)地球のみんな 「大切にしたい物は」の質問に、 「地球」 「自然」 という言葉や絵が多かったのが特徴です。全体の 丸を地球に見立て、デザイン募集の際4年生の描 いてくれたカタツムリやカエルをそのまま作りま した。カブトムシは低学年の子が描いてくれた物 です。 ⑤ (学校名)常滑西学校 (モニュメント名)な・か・ま 常西の校区には「招き猫通り」を始めたくさん のネコが飾られています。常西の子は登下校の際 いろいろな場所で招き猫を目にします。そんなこ ともあり、どの子の絵にもネコが入っていました。 「なかま」「家族」「絆」という言葉から低学年の 子が描いてくれた動物を入れました。 ⑥ (学校名)常滑東小学校 (モニュメント名)街並み 常東の立地条件が常滑地区を見下ろせるような 高台にあるためか、子ども達の絵には「町並み」 と言う言葉や風景を描いた物がとても多かったで す。そこでいろいろな子どもの絵から切り取り、 飛行機、招き猫、煙突、ボート、木々を入れまし た。 5 ⑦ (学校名)西浦北小学校 (モニュメント名)時計台のもとに この学校は「自慢できる物」と言えばこの三角 屋根の校舎。ほとんどの子がこの三角屋根の絵を 描いてくれました。市内の学校の中でここにしか ない「土俵」もはずせない物のようでした。海の 様子も子どもの絵から取りました。 ⑧ (学校名)西浦南小学校 (モニュメント名)夕日に映えて 古場の高台から西を向くと、セントレアがとて もきれいに見える。オレンジとも赤ともいえない 真っ赤で大きな夕日が沈んでいく夕方。そこを飛 行機が旋回していく様子をたくさんの子が「きれ い」と感じているのでしょう。旋回する飛行機の 羽根はこんな傾きに見えるのだそうです。コレは アイディア募集の際、6年の子が描いてくれた物 そのままです。 ⑨ (学校名)小鈴谷小学校 (モニュメント名)春を待つ 常滑のお祭りの山車はほとんどがこの形。 「お祭 りは楽しい」 「大切に残していきたい」という言葉 や、たくさんの人で山車をひいている絵が何枚も ありました。 ⑩ (学校名)青海中学校 (モニュメント名)姫と菊華 子どもからは「大野城」 「菊」 「花」 「お祭り」と いう言葉が多かったです。中学校は「手」で繋い でいこうということもあり、少し前に話題となっ た「お江さん」の優しい手に菊の花を持たせるデ ザインに落ち着きました。 ⑪ (学校名)鬼崎中学校 (モニュメント名)海の恵み 鬼中の子からは「鬼崎の海苔」「松林」「海」と いう言葉が多く、海苔を絵にするのに苦労しまし たが、昔は網を引いていた時代もあったのではな いか、漁業の地区と言うこともあり、網を引く漁 師さんの力強い物となりました。 ⑫ (学校名)常滑中学校 (モニュメント名)つなぐ力 常中は本当に常滑の特徴全てが加味されたデザ インの物が多かったです。選定会議でも悩みまし たが、デザイン募集時2年生の生徒のデザインを 少しアレンジした物となりました。見て頂いたと おり煙突や工場、木々をすっぽりと手の中に覆っ ている様子です。 6 ⑬ (学校名)南陵中学校 (モニュメント名)実のり この地区は果物や野菜をたくさん作っている地 区のため、農作物を育てている絵が目立ちました。 南陵地区特産の「イチジク」を始めトマト、ピー マン、大根、タマネギ、手のひらにはキャベツの 葉を敷いているのです。 ⑭ (モニュメント名)繋ぐ 市制60周年のテーマ「つなぐ—人と地域と伝 統を次の世代へ」と、未来絵プロジェクトで実践 した、 「タイルに触れて、人に触れて、常滑の良さ に触れ合う」から連想しました。 色とりどりの輪にはそれぞれ意味があり、常滑 の豊かな多様性を表しています。 ⑮ (モニュメント名)New wave:ニューウェーブ 平成 26 年8月に行った中間報告会の投票で選 ばれたデザインで、波は、新しい考え方、エネル ギーが、大地、海底から隆起してくるイメージと しての形です。 このモニュメントは、セントレアから離陸する 飛行機と、海に沈む夕日を眺めることができるベ ンチになっています。 ⑯ (モニュメント名)Screw:スクリュー 常滑高校の生徒さんのアイディアスケッチの一 部を参考にして、常滑の新しい動力をイメージさ せる渦のような形となりました。 未来絵プロジェクトのロゴマーク、人と人をつ なぐ架け橋の虹から、虹色で彩っています。 New wave と同じく、座ることができます。 タイルアート設置場所 ⑯ ⑮ ⑭ ①~⑬ 小中学校モニュメント 小中学校 モニュメント 7 ②事業名:「常滑市の世間遺産」認定事業 団体名:知多半島ケーブルネットワーク株式会社 事業費:3,100千円 ※市からの委託費 3,100 千円に加え、CCNC としても 1,400 千円を負担し事業を拡大 (概 要) 誰の心の中にもある「未来に残したいもの」「大切にしたいもの」=「世間遺産」を常滑 市民に考えていただきました。また、世間遺産を通し常滑市民の皆さんがお互いの大切なも のを知ることで、お互いを思いやる心、絆のある風土を作ることを目指して実施しました。 本事業では、「とこなめ未来絵プロジェクト」とともに行ったキャラバン隊による市内小 中学校へのアイデア募集に加え、幼・保育園や老人会、回覧板でも広く世間遺産の募集を行 い、約7,000の「世間遺産」をお寄せいただきました。 また、各中学校区でサロン(注)を開催し、地域の皆さんとともに常滑市の世間遺産候補に ついて楽しみながら話し合いを実施しました。最終的には、常滑市 28 区を象徴する世間遺 産を認定し、決定しました。 (注)サロンとは、「地域の人たちが集まって地域のことを語り合う場」を意味します。 (主な取組) 平成25年10月 平成26年5月 7月~11月 12月~ 平成27年 2月 22 日 キャラバン隊が市内小中学校をキャラバン隊として訪問し、世間遺産募集 地区の回覧板や幼・保育園などを通して、世間遺産募集 中学校区ごとにサロンを開催し、世間遺産について話し合いを実施 サロンの結果等を参考に、各地区で世間遺産を決定 「常滑市の世間遺産発表会」を開催し、常滑市 28 区を象徴する世間遺産 を認定 (活動写真) (たくさん頂いた世間遺産) (サロンの様子①) (サロンの様子②) (今後の活用) 本事業で決まった 28 区の世間遺産を、今度はいかに保存・継承し、まちづくりに活かしてい くかを区で考えていく。また、まちづくりの基盤となる話し合いをサロン形式で行っていくこと で、まちづくりに参加しやすい雰囲気作りを行うとともに、まちづくりが楽しいものだというこ とを意識の醸成を図っていきます。 8 常滑市 28 区の世間遺産一覧 地区 世間遺産 選んだ理由 虫送り 虫送り行事は「尾張の虫送り行事」として県指定無形民俗文化財に登録されてい る。古来より火に集まる稲の害虫を焼き払う為に行われるとされている。 規模しい自然との共生関係を保ちながら、地域特有の生活様式を育ててきた矢田 区の、先祖伝来の行事です。 ②久米 三和っ子ランド 三和っ子ランドは、開校時にPTAにより作成された施設であり、現在までの歴 史を考えると、親子2代にも渡り、学びの場、体力増強の場として活用されてい る施設である。今後も子ども達の未来にも心に残る施設として残しておきたい世 間遺産である。 ③前山 八百姫神社 諏訪神社の境内にある末社。昔前山には大変親孝行でよく働く娘さんがいて、い つまでも娘の若さと美貌が衰えることがなく、800 年も生きてしまったという「八 百姫伝説」がある。 ①矢田 ④石瀬 青海中学校卒業生 誓いの言葉 第1回生(昭和34年)よ り、本年第56回生まで全 卒業生が、自分の想いを書 き残しており、校長室に大 切に保管されている。 (発表会での紹介の様子) ⑤宮山 城山公園 ある古くは青海山と呼ばれた青海町の一角に、大野谷を4代にわたり治めたと言 われている佐治家の居城跡があり、付近一帯は「城山公園」として整備されてい る。公園内には佐治神社の他、城型の展望台が聳える。区民からは「佐治さん」 の愛称で親しまれ、春は桜、秋は紅葉を楽しませてくれる。 さらに、展望台やその周辺からの伊勢湾及び鈴鹿山脈の山並みの景観は素晴らし く、訪れた人の心を癒してくれる。歴史もあり、区民から親しまれる「城山公園」 を宮山区の世間遺産と認定したい。 ⑥小倉 常滑市の表玄関、 出入り口にあたる 「小倉町」 常滑の北玄関「小倉町」155 号線(産業道路)の知多市との境、矢田川をこえる 小倉町。地の利を生かし常滑市の玄関にふさわしい町づくりをし常滑市の出入口 として発展する。現在看板(大きな)を要請中。近年中に出来るとの事です。 大野海水浴場 歴史のある海水浴場で、世界最古と言われている。夕日がとてもきれいで、セン トレアが開港してからは、低空での飛行機が良く見えて、夕日とのコントラスト がステキである。また夏には、多くの海水浴客が訪れて、昔の賑わいを彷彿とさ せている。 ⑦大野北 ⑧大野南 四観音参り 毎年8月9日夕刻より始まる。四つの寺 を参ると、子どもの病除けになるといわ れる。 (斉年寺・市見堂・三光院・光明院・連 生寺・微笑寺・西用寺) (斉年寺) ⑨西之口 北汐見坂から 眺める景色 北汐見坂「見晴らし公園」や「鴨取坂公園」から眺める風景は、一年中変化があ り、夕日の美しさだったり、冬の鈴鹿山系の雄大さがあり、伊勢湾には大小の船 の往来や、空には飛行機の姿があってずっと見ていたい景色があるから。 9 ⑩蒲池 鬼崎沖ののりあみ と収穫風景 鬼崎の海で海苔の養殖が始まって以 来、竿の刺さっている風景は変わらず 季節感を感じさせられ、これから先も 風景は変わらない。 (のりの収穫) ⑪榎戸 経石塔 (海・松並木を含 む) 榎戸の歴史を語る中で 絶対に外せない場所 (経石塔) (松林) ⑫多屋 末広町三丁目松林 ~海泉~ 多屋海岸の一帯 松林は防風林として約80年前に植樹(当時は160ほどらしい)、道路南は海 で国有地だった。当時道路南は干潟で埋め立てた所、約50年前に「財務局」と 張り合ったそう。(地主の区分で) 松林を抜ければ海泉(多屋海岸)へ。はまひるがお、海ガメの産卵など。海から 西を見れば夕日の沈むきれいな光景が目に焼き付く。冬は雪化粧した鈴鹿の山々 など、多屋区民の心らぐ場として最高の場所。 ⑬北条 一木橋からの景色 ・土管坂 昔の古い町並みが見え るから。やきもの散歩 道の通りにある場所だ から。 (一木橋から景色) ⑭瀬木 ⑮奥条 ⑯市場 ⑰山方 (土管坂) 世楽車 (祭礼の山車) 瀬木として最もふさわしいのでは。候補のおでくさんから考えても山車です。単 に山車とすれば各地にありますが、地域的な特色を表現したが○○の山車。瀬木 の山車、世楽車にも瀬木の歴史、風土、特色が表現されています。山車が残るこ とが瀬木の様々な特色が受け継がれていく事となります。また山車には、瀬木に 居を置いた過去から現在の人々の浄財、想いが刻みこまれています。瀬木区とし て後世に残したい遺産です。 常石神社の森と 桜並木 常石神社は明応3年(1494 年)に古社から神明社、中の宮とともに分祀され、以 来 520 年の歴史を持ち、奥条区の氏神様として、また鎮守の森として、区民に親 しまれている。今年の秋には「とこなめ陶の森の小径≪こみち≫)として散策路 も整備され、自然が楽しめる憩いの場となっている。 また、常石神社の沿道は、55本のソメイヨシノの桜並木となっている。春にな るとピンク色に染まった桜の花が満開となり、沿道全体が花のトンネルを形成す る。その美しい光景は、見学に来た人たちに感動を与える。 柴船権現まつり 400年の歴史。徳川家康が三重 から伊勢湾を船で渡り、常滑へ上 陸したとの説が、5月中旬にまつ りが開催されている。 山車まつり 平成 27 年華車から始まり 100 周年、各区形は色々あり、特に山方の山車は彫り が凄い立派。特に黒炭を多く使っている山車としては大変大事なものだと思いま す。後生に残していくことが大事に思います。立派な山車を親子共々に参加でき る文化は大事なコミュニケーションだと思います。 10 正住院と真福寺 2箇所とも保示区にとって、歴史的・文化的に大切な場所。正住院はすごい大き い山門「重銅」!文明6年(1474 年)、半田の常楽寺から隠居してきた空観栄覚 上人によって創建されたといわれ、常滑の寺院として歴史が長い。境内には、珍 しい形をした六角堂、大屋根を持つ本堂などがある。高久隆古によって描かれた 襖絵などの絵画作品群、そして眉風炉など文化財を多く所蔵しているため、文化 面での歴史を学ぶことが出来る。 真福寺は、真宗高田派、漁師の信仰を集めた寺。 ⑲樽水 本宮山 (本宮神社) 樽水地区が、昔から守り続けてきた大切な場所です。(別紙参照)知多半島で一 番高い所に位置する為、見晴らしが大変素晴らしいです。中部国際空港、知多半 島、鈴鹿の山並、朝日、夕日の眺めは最高です。また、現在本宮山周辺の境内整 備が行われております。リニューアルした本宮山が待ち遠しいです。今後更に本 宮山を美しく守っていく為に区民の皆様と頑張っていきたいと思います。信仰と 憩いの場所。樽水区は本宮山を確定したいと思います。 ⑳西阿野 七社社 ⑱保示 七つの社がある神社。子どもの頃はか くれんぼをしたり、木登りをしたりし て遊んだ場所。 (七社社) ㉑熊野 熊野神社 熊野区の地名の由来にもなったであろう 歴史がある由緒ある神社であり、今後もず っと熊野区民を見守ってくれる大切な場 所である。 (熊野神社) ㉒古場 墓地の提灯行列、 安養寺でいただ くお経 古場区民が、一番多く参加する行事だ と思われる。お盆に先祖が買い物に行 く為に提灯で道案内をすると言われ ている。 (安養寺) ㉓苅屋 多賀神社 大事な氏神様。ご神体が近江の大社よ り古く、オガタマの木、ミカドアゲハ、 巫女舞を守っている。 (多賀神社) 11 ㉔桧原 瑞泉寺 桧原の誇り。 毎月8日は「お薬師講」を行う。 (瑞泉寺) ㉕大谷 ㉖小鈴谷 高砂山 鈴渓義塾 高砂山は大谷区民に古くから親しまれ、山岳信仰の石像群や雨乞いの面伝説さら には亀塚古窯跡など歴史もあり、近年においては区民有志により公園として整備 もされ、空港が見下ろされる自然豊かな憩いの場ともなっている。 郷土からたくさんの偉人が輩出されて いる。鈴渓読本が発行されている。教育 の大切さを伝える為、子どもたちにも知 ってもらいたい。 (鈴渓義塾前) ㉗広目 ㉘坂井 毘沙門さん 地域の人たちは「さん」付で呼びます。地区の安全・商売繁盛のご利益があり、 小さい頃連れていってもらった思い出の場所。(昔はたくさんの露店が並び、道 は人をかき分けて通るほど混雑していた事を思い出す) 坂井の山車まつり 山車曳き廻しによる坂井のまつりは、地元に残る記録には、「宝暦 5 年=1755 年、津島神社天皇祭礼が 8 月に行われていた。」と記されていて、現在まで 250 年余続いている。「松尾車」と名付けられた山車の上山では、演目「軍術誉白旗 鬼一法眼館段(ぐんじゅつほまれしろはたきいちほうがんやかたのだん)の浄瑠 璃に合わせて、糸からくり人形が演じられ、伝承されている。この山車は「常滑 市有形民俗文化財」に、糸からくり人形は「常滑市無形民俗文化財」にそれぞれ 指定されていて、地元の誇りとなっている。 まつりの運営は、今なお生き続け る若衆組織による行われ、青年が年上に対する敬意や自身の社会性を育み、郷土 愛を醸成する基盤ともなっている。また、区にとってまつりは唯一無二の行事で あり。区民の連携を深める基となっているので、坂井区の「世間遺産」に認定し、 継承していきたい。 12 2 22 ●とこなめ未来絵プロジェクト完成報告会 2 年に及ぶ活動の紹介や、モザイクタイル社長の伊奈さんによるタイルに関する講演会 を開催しました。 (活動の紹介) (講演会) (New wave) ●常滑市の世間遺産発表会 28 区で決まった世間遺産の発表と、テレビ番組でおなじみの山田五郎さん(編集者・ 評論家)による「魅力ある街ってどんな街?」をテーマに講演会を開催しました。 (世間遺産発表) (世間遺産発表) (講演会) ●まちづくりパネルディスカッション とこなめ未来絵プロジェクト・常滑市の世間遺産・とこなめ山車まつりに携わった代表 の方と市長により、「次の 10 年に向けて、明日からできること」を話し合いました。 (コーディネーター) (市長と二宮氏(未来絵)) 13 (2)市主催事業 市制 60 周年記念事業の取組みの一つとして、「市主催事業」を実施(8事業) 1.NHK 公開番組「BS 日本のうた」 実施日 場 所 担当課 7月3日(木)収録 市民文化会館 秘書広報課 NHK名古屋放送局と共催で、テレビ番組の公開収録を市民文化会館で実施 多彩な歌手たちの協演やダンスチーム「TEAM HIMAWARI」の出演など、豪華なステ ージが行われました。 2.常滑市制 60 周年 PR 大使 実施日 場 所 担当課 8月 23 日(土) 常滑焼まつり会場 商工観光課 11 月7・8日(金・土) 登窯広場展示工房館 常滑市制 60 周年を機会に、各分野で活躍される3名をPR大使として任命し、イ ベント出演や講座開催などを実施し、常滑市の魅力を広く発信していただきました。 【PR 大使】渡辺哲さん(俳優)、池田浩二さん(競艇選手)、中山みどりさん(フェルトアート作家) 3.ヤン・ヴァン・デル・ロースト氏 吹奏楽クリニック 実施日 場 所 担当課 9 月 15 日(月・祝) 市民文化会館 学校教育課 常滑市と協定を結んでいる名古屋芸術大学の客員教授であり、世界的指揮者のヤ ン・ヴァン・デル・ロースト氏による市内小中学生への吹奏楽クリニックと、ロース ト氏本人の指揮による発表会を実施しました。 14 4.第 43 回長三賞常滑陶業展「くらしのやきもの展」 実施日 場 所 担当課 4月~11 月 INAX ライブミュージアム等で展覧会 商工観光課 千年に及ぶ焼き物の歴史と伝統を誇る常滑市が、毎年開催している全国公募展。 市制 60 周年を記念し、「市制 60 周年記念賞」を特別表彰しました。 5.消防フェア2014 実施日 場 所 担当課 11月 9 日(日) 消防本部 消防本部総務課 消防本部を会場として、消防士の仕事や訓練の様子を見るだけではなく体験会も 実施しました。隊員によるヒーローショーも行われ、楽しみながら防火・防災への 理解を深めました。 6.出張!なんでも鑑定団 in 常滑 実施日 場 所 担当課 1月25日(日)収録 市民文化会館 企画課 テレビ番組でおなじみの「なんでも鑑定団」の人気コーナーである「出張!なん でも鑑定団」を常滑市民文化会館で開催し、3人の鑑定士により、依頼人6人が持 参したとっておきのお宝が鑑定されました。(2 月 10 日(火)テレビ放映) 15 7.第 26 回 歩こまいとこなめふれあいウォーク 2015 実施日 場 所 担当課 3月8日(日) 常滑市内 生涯学習スポーツ課 天気にも恵まれ、春の日差しを浴びながら、懐かしさと新しさが交錯する常滑の 街を約 800 人の方が闊歩しました。 8.常滑市転入者向け施設見学会 実施日 場 所 担当課 3月26日(木) 市民交流センター、盛田味の館など 企画課 3 年以内の転入者を対象に、市内の公共施設等の見学会を開催。分野を問わない 市内の施設をバスで見学しました。 16 (3)協賛事業 協賛事業 市民の方が記念事業の趣旨に賛同し、「市制 60 周年記念」の冠称を付けて実施した事業 (29事業) ■ 協賛事業一覧 時 期 事 業 名 会 場 5 月 3 日(土) 1 旧常滑高校 タ実行委員会 第9回 市体育館 サブアリーナ 第10回 子育て支援フェスタ 市福祉会館 5 月 17 日(土) ~子育てを応援!みんなで集い楽しもう~ 4 5 常滑市健康づくり 5 月 10 日(土) 常滑健康づくりフェスティバル 3 催 常滑クラフトフェス 常滑クラフトフェスタ2014 ・4 日(日) 2 主 常滑市民生児童委員 知多カントリー チャリティーゴルフ クラブ 連絡会 とこなめ子育て 支援協議会 常滑市民生児童委員 5 月 23 日(金) 5 月 31 日(土) 朗読ボランティアやまばと 第 12 回朗読発表会 6 月 29 日(日) 第 31 回常滑市民小学生バスケット ボール交歓大会 中央公民館 2階会議室 連絡協議会 朗読ボランティア やまばと 常滑市体育協会 6 常滑市体育館 (常滑市バスケット ボール協会) 7 7 月 6 日(日) 「大相撲 とこなべ場所」 西浦北小学校 常滑青年会議所 第 6 回 セントレア盆踊り 中部国際空港 スカイデッキ 中部国際空港(株) 7 月 19 日(土) 8 ・20 日(日) ボートレース 8 月 23 日(土) 第 48 回 9 常滑焼まつり協賛会 常滑焼まつり とこなめ 他 ・24 日(日) 10 9 月 6 日(土) 第 3 回親子ワクワク釣り大会 in 大野 大野町町内 の水域 大野コミュニティ 常滑市体育協会 11 9 月 7 日(日) 第 9 回常滑女子剣道大会 常滑市体育館 (常滑市体育協会 剣道部) 矢田集落センタ 12 10 月 6 日(月) ー INAXライブ 13 14 10 月 10 日(金) 10 月 12 日(日) 常滑市ゲートボール 常滑市ゲートボール大会 第5回 協会 陶と灯の日事業委 陶と灯の日 とこなめ山車 とこなめ山車まつり 山車まつり (※P19 P19 において、 において、事業紹介) 事業紹介) 17 ミュージアム 他 員会 ボートレース とこなめ西駐車場 とこなめ山車まつり 実行委員会 時 期 事 業 名 会 主 催 大野町、小倉町 10 月 17 日(金) 15 場 第 16 回 尾張大野古今散策 大野コミュニティ ・西之口の一部 ~19 日(日) 常滑市文化協会 16 10 月 19 日(日) 邦楽のつどい 常滑市文化会館 (邦楽部) 常滑市民文化会館 17 10 月 26 日(日) ホール 11 月 3 日 18 常滑市文化協会 洋楽スペシャルコンサート (洋楽部) 常滑市体育協会 第 46 回秋季常滑市民剣道大会 常滑市体育館 (月・祝) (常滑市体育協会剣道部) とこなめカルチャークラブ 19 11 月 8 日(土) 中央公民館 他 常滑市民文化会館 サザンアリーナ NPO 法人太極拳養心 「我が街とこなめ達人」 11 月 8 日(土) 第 8 回楊家養心太極拳 20 ・9 日(日) とこなめ合宿交流会 りんくう海浜公園 会・とこなめ 常滑中学校体育館 常滑中学校 21 11 月 26 日(水) 中村文昭氏講演会 22 12 月 7 日(日) 第 36 回常滑市農業まつり ボートレース とこなめ 常滑市 あいち知多農業協同組合 ボートレース 23 12 月 7 日(日) 常滑市小学生クイズ王選手権 あいち知多農業協同組合 とこなめ 第 13 回常滑市ジュニア吹奏楽団 24 常滑市民文化会館 常滑市ジュニア吹奏 12 月 14 日(日) 定期演奏会 ホール 楽団 青海市民センター 25 1 月 31 日(土) みんなでつくるミニ・コンサート 大正琴琴城流雄紀会 ふれあいホール 第 16 回常滑市小学生サッカー 26 常滑市体育協会 青海グラウンド 2 月 7 日(土) 交流大会 27 (常滑市サッカー協会) 2 月 14 日(土) 鍵山秀三郎氏講演会 常滑市民文化会館 3 月 21 日(土) 第 25 回サッカーフェスティバル 常滑市体育協会 各中学校 28 ・22 日(日) 中学生大会 (常滑市サッカー協会) 和太鼓フェスティバル 29 常滑中学校 舞楽打楽 LIVE 常滑市文化会館 3 月 22 日(日) 「第 2 回熱響打楽 LIVE」 実行委員会 18 10 12 ●概要 とこなめ山車まつりは、2014 年に迎える市制 60 周年を市民自らが祝い、故郷との絆 を深め、愛着を強める目的で計画され、市民の手作りにより事業を成し遂げられました。 当日は、市内の山車 18 輌が一堂に集まり、また、囃子や万歳などの伝統芸能も披露 され、会場となったボートレース西駐車場には 35,000 人もの人が訪れ、大いに賑わい ました。 ●まつりの様子 (山車の入場) (開会式) 19 (矢田万歳披露) (囃子披露) (からくり披露) (曳き別れの儀) (山車の退場) 20