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No.84 Winter (PDF:2.3MB)
サイバネットニュース イントロダクション 解説編 NEWS TCO削減を追求したIBMメインフレーム対応PC通信ソフトウェア「Reflection for the Mainframe for Windows95/WindowsNT日本語版」新製品発表 ソフトウェア管理の現状と動向 ソフトウェア管理ツールの必要性とExpress Meter 2-3 数値計算・制御解析プログラムMATLAB Mapping Toolboxの紹介 4-5 光学設計・評価プログラムCODE V CODE Vのユーザ・グラフィックス 数式処理プログラムMaple V 技術編 インフォメーション 1 6 Maple VでVRMLを体験しよう! 7 有限要素法解析プログラムANSYS ANSYS 5.4新機能紹介 8-9 機構解析プログラムDADS CATIAとDADSの統合化機構解析ソフトCATDADSの紹介 10 音響解析プログラムSYSNOISE 放射音問題へのI-FEMモジュールの適用 11 熱流体解析プログラムFIRE FIREエミッションモデル 12 汎用XYプロットツールHyperGraph HyperGraphの紹介 13 ネットワークReflection Reflection for the Mainframeの紹介 14 イベント情報 EDA TechnoFair '98, NET & COM '98に出展 9 技術セミナー ユーザを対象とした専門的な知識・技術の習得コース各種 15 紹介セミナー ソフトウェアの機能と特徴の無料紹介コース各種 16 NEWS イントロダクション TCO削減を追求したIBMメインフレーム対応通信ソフトウェア「Reflection for the Mainframe for Windows95/WindowsNT日本語版」新製品発表 弊社では、エンタープライズ・ネットワーク関連ソフトウェア 分野のリーディングカンパニー、米国WRQ,Inc.( 本社:ワシントン 州シアトル市)が開発したWindows95およびWindowsNTに対 応した完全日本語版PC−IBMメインフレームコネクティビティ ーソフトウェア「Reflection for the Mainframe for Windows95/ Windows NT J6.1」の販売を12月1日より開始いたしました。 本製品の特徴は、 ▲ オールインワンによるIBMメインフレームへの各種接続 サポート ▲ 管理トータルコスト(TCO)を削減する管理ツールの数々 ▲ Microsoft Windowsとの親和性及び信頼性 ▲ システム管理者のニーズに応えるカスタマイズ・ツール ▲ 強力なプログラミング・ツール Reflection for the Mainframe起動画面 等々挙げられます。 これら特徴に関しては、本号の技術編にて更に詳しく説明して 詳細は、弊社ネットワークシステム営業部までお問い合わせ おりますのでご参照ください。 下さい。 (TEL 03-5978-5453,E-mail : [email protected]) 1 CYBERNET NEWS Winter 1998 no.84 ソフトウェア管理の現状と動向 解 説 編 トウェア管理の問題と何ら変わりがありません。本当にそのア ソフトウェア管理ツールの必要性とExpress Meter プリケーションを使用しているかどうかを見極めてライセンス はじめに を購入することが大きな費用の削減に繋がるのです。 MicrosoftのWindows95やWindowsNTがPCのOSとして主 ソフトウェア管理ツールに必要な機能 流となり、インターネット/イントラネットがここまで普及する ソフトウェア管理とは、ソフトウェアの購入、アップグレード、 環境にあっては、企業のソフトウェアを管理している人や部署(情 標準化、配布、インベントリや使用方法を最適化していく仕事 報システム部)の業務はどれだけ負担を増しているのかわか をいいます。より良い管理とは、持っている資産を有効に使い、 らない状況です。最近の雑誌では、そのようなソフトウェアシ 必要以上の費用をかけずに、ビジネス活動を最適にサポート ステム管理者のためのツールの紹介、管理方法、コスト削減( していくことなのです。ですから、会社が費用を抑え、ライセ TCO削減)の記事が多く目に付くようになりました。 ン契約を守り、ネットワーク制御や能率を上げるよう手助けし ソフトウェア管理と最近の問題 てくれるようなツールが必要になるのです。 今、ソフトウェア管理において、どのようなことが問題になっ それでは、このようなハードワークを年中続けている情報シ ているのか、考えてみましょう。 ステム管理者を助けてくれる管理ツールにはどのような機能 1.氾濫するアプリケーション が必要なのでしょうか?最近のソフトウェア管理の有効な機能 オフィスのネットワーク環境も整備され、エンドユーザはネ について次のような表にまとめてみました。 (表1参照) ットワークを利用して様々なアプリケーションを利用すること よく、ライセンス管理と一口でいいますが、この表に見られ ができるようになりました。インターネットを利用すれば、世界 るように、いろいろな方法での管理が考えられるのです。いっ 中のサイトからアプリケーションをダウンロードできてしまい たいどんな意味でのライセンス管理を目的としているのかが ます。時には、情報システム管理者の知らない、または認めて 分かってはじめて、ソフトウェア管理のどの機能が必要になる いないようなアプリケーションも勝手にダウンロードして利用 か判ります。 しているかもしれません。情報システム管理者にとっては、こ また、雑誌等で、自動配布やインベントリというのを耳にし のようなアプリケーションがウィルスを持ち込み、ネットワーク たことはあっても、メータリング(Meter)という言葉を聞いた を破壊したり、製品やデータを消失させたりすることが大変な ことがある人は少ないと思います。ハードウェア/ソフトウェ 驚異となります。 アの資源を把握し報告する機能と異なり、ユーザが本当にそ 2.2000年問題 のアプリケーションを利用しているのかどうかを知るには、メ 最近何かと話題のコンピュータ業界の2000年問題も情報 ータリングを行なわなければなりません。 システム管理者を悩ます大きな問題です。システム管理者は、 ある企業で、有名なデータベースプログラムのアップデート 管理するネットワーク上で起動されているアプリケーションが、 を検討した時、全ユーザにどれだけの頻度で利用しているか 2000年問題を抱えているのか、問題とは無関係なのかをし をメールで尋ねたところ、83%の社員が頻繁に使用していると っかり把握しなければなりません。そのためには、ネットワーク いう回答を得ました。この結果に基づき、情報システム部では ユーザがどのようなアプリケーションを利用しているかを正確 全社員に対して、アプリケーションのバージョンアップとそれ に知ることからはじめなくてはなりません。 に必要なPCのRAMの追加を行いました。しかし、その後、メ 3.ライセンス契約の問題 ータリングソフトウェアの導入により、頻繁にこのプログラム利 これも、最近ソフトウェア業界で話題となっている重要問題 用していたのは実際には13%しかいないことが判りました。こ です。ソフトウェアライセンスのコピーライトを守るため、遅ま の企業は87%ものソフトウェアおよびハードウェア購入費用を きながら日本でもライセンス契約の合法的遂行がとりざたされ、 削減するチャンスを失ったのです。 (しかも、バージョンアップ 不正使用を報告した人への謝礼を支払う団体まで出現してき 作業の労力は大変なものだったと思います。) ました。このため、企業の経営者に釘をさされ、自分の企業で メータリングの利点は、このような実際の使用状況を正確に のソフトウェア使用状況がライセンス契約に違反しているのか 掴み、ライセンス契約を守りながら、無駄な購入費用を抑える いないのかを把握しきれず、不安を抱えている管理者も少な という効果を目的とするものなのです。 くないと思います。 WRQ社製のExpressMeterは、メータリングソフトウェアの 4.ネットワークコンピュータ(NC)用アプリケーション 代表ともいえるもので、表にあるメータリング機能を十分に満 さらにNCに関する問題も取り沙汰されています。NCで稼動 足させてくれます。 させるアプリケーション(Thinクライアント)の導入はクライア ソフトウェア管理ツールを利用した問題解決 ント側のコスト削減に大きな効果を上げますが、果たして、組 それでは、先の問題の解決方法を少し考えてみましょう。 織全体で、全てのディスクトップPCをNCに移行してよいかど 1. 氾濫するアプリケーションの状況を把握するには、ExpressMeter うかは、情報システム部の悩むところでしょう。また、ライセン のようなメータリングソフトウェアを利用し、ネットワーク上 スの問題も、NCでの同時使用ライセンスというのはPCのそれ で起動されている新しいアプリケーションをリアルタイムで と同様の概念です。よって、無駄なくライセンスを購入して費 検出することが必要です。アプリケーション使用状況や起動 用の削減を図ろうというのは、ディスクトップPCにおけるソフ 時間、起動したユーザや回数、実行ファイルの属性などの詳 2 CYBERNET NEWS Winter 1998 no.84 しい情報が必要です。この情報によって、ネットワークを制 クトップPCのパワーや保存のための機器を必要としている 御し、費用を削減し、生産性を高めることができるのです。 のかを決定するのに役立ちます。ソフトウェア管理ツールは、 2.2000年問題に対応するための業務がどれほどのものかを PCやNCが混在して配置されていても、使用状況やインベ 測定したり、計画したり、その作業の優先順位を考えたりす ントリ、ライセンス管理、その他の観点でコスト削減という大 ることは、メータリングツールそれも、ExpressMeterが持つ きなメリットを提供してくれます。 起動アプリケーションの自動認識機能がなくては大変難し さあ、情報システム管理者の皆さん。アプリケーションの使用 い作業になるでしょう。2000年問題の効率的な解決を図 状況の把握、監査を行なってみませんか? るためには、ネットワーク上のPCで起動されるアプリケーシ 本稿に関するお問い合せは、、ネットワークシステム事業部 ョンを知らなければならないのです。 までお願いいたします。 (TEL 03-5978-5453,E-mail : [email protected]) 3.コストをいかに削減しても、違法コピーで摘発されては元も http://www.cybernet.co.jp/products/network 子もありません。情報システム管理者は、まずメータリング でアプリケーション使用状況のパターンを掴み、自社の環境 に必要で、得をするライセンス形態を知らなければなりません。 例えば、ライセンス形態には、実質的観点での同時使用ライ センス形態(今後主流となると考えられています。)、今まで 企業全体での契約遂行のために最も利用されてきたサイト ライセンス形態、その他、サーバライセンス・ユーザ固定ラ イセンス・マシン固定ライセンスなどがあります。前述の ExpressMeterでは、これらのライセンス契約の遂行を保証 する機能をもっています。業務で利用するアプリケーション 毎の状況に合ったライセンス契約を行い、契約遂行を100% 保証できれば、もう恐いものはありません。更に、その豊富 なレポート機能が、情報システム監査業務を十分に助けてく れることにもなります。 図1 ExpressMeterによるライセンス使用状況(グラフ) 4.ソフトウェア管理ツールは、誰がNCを利用し、誰が、ディス 機能 メータリング(測定) : ソフトウェア管理の基盤や使用状況の測 定を行う。どのアプリケ ーションが誰に よってどのような頻度で利用されている かを明らかにする。 インベントリ(目録) : 各マシンにどのようなアプリケーション がどれくらいインストールされているか を調べる。 ディストリビューション(配布) : ネットワーク全体のソフトウェアインスト ールおよびアップグレードを行なう。 レポート(報告) : ソフトウェア使用状況、インベントリ情報、 配布情報の収集、統合、発表を行なう。 利点 方法 ★資源の最適配置により費用削減を行 なう ★ライセンス契約を法的に守る ★ユーザの必要に応じてバージョンア ップする ★教育の必要性の判断をする メータリングソフトウェアは企業全体に 渡るソフトウェア使用状況を即座に提供 する。更に良いツールには、ライセンス の最適化を図りソフトウェアの支出を抑 える機能がある。 ★マシンにインストールされているア プリケーションが何かを明らかにす る ★ライセンス契約を法的に守る ★認めていないアプリケーションの導 入を検出する ユーザが知らないうちに、各マシンの情 報をネットワークを介して自動的に集める。 ★適当なバージョンのアプリケーショ ンを使用しているか、希望どおりの 資源をもっているかなどの確認を行 なう ネットワークを介し、サーバから自動的 にアプリケーションのコピーやインスト ールをユーザの介在なしに行なう。不必 要なインストールは行なわない。 ★意思決定や計画策定用の資料を作成する ★グループ間でシステム管理のための 情報を共有する ★企業全体のデータを編集し、管理方 法や購入計画のための話合いに利用 する 優秀なソフトウェア管理ツールの条件と して、情報という資産をいろいろな方法 でまとめることが必要となる。報告を統 合し制御することで、資産管理に対する いろいろな見方を管理者に提供する。手 作業に頼らず、意思決定理論を実行できる。 表1 ソフトウェア管理ツールの機能表 3 CYBERNET NEWS Winter 1998 no.84 数値計算・制御解析プログラムMATLAB 技 術 編 よりも小さく表示されてしまうことになります。このような歪 Mapping Toolboxの紹介 みなしで、地理データを適切に表示するための唯一の方法は、 マップとは、一般的に言うと、平面上に地理データを示す表 3次元で表現することです。もちろんこれもMATLABを使うと 現方法です。MATLABバージョン5.1に対応してリリースされ 簡単に実現できます。 たMapping Toolboxは、地理データの表示や解析をMATLAB Mapping Toolboxは、マップを表示するための最先端グラフ の環境下で行うことができるツールです。地理データ、例えば、 ィック関数を提供するものです。関数のほとんどは、Handle 球面の一部、またはより精密なジオイド面を平面上に表現すると、 Graphicsコマンドに似ていて、MATLABに慣れているユーザ 誤差を生じさせます。球面データを2次元に投影する事は、面積、 には、このシンタックスはよく知られている方法です。以下に 形状、長さなどの特性のうち少なくとも二つに歪みが生じます。 例を示します。 Mapping Toolboxでは、円筒図法、疑似円筒図法、円錐図法、多 新しいウィンドウを作成して朝鮮半島のサンプルデータをロ 円錐図法、疑似多円錐図法、正距方位図法、疑似正距方位図法 ードしてみましょう。 などの60種の一般的な投影図法や、新しい投影法を実行する figure; load korea ためのツールを用意しています。下記の図は、 4つの代表的な Albers正積円錐図法を使ってマップ軸を設定し、子午線・緯線 世界地図の投影図です。ここで正子午線を投影の中心に設定 ラベル・マップの経緯線の範囲を設定します。 する必要はありません。 axesm('mapprojection','eqaconic',... 'mlabellocation',10,... 'mlinelocation',5,'plinelocation',5,... 'maplatlimit',[30 45],... 'maplonlimit',[115 135],'plabellocation',5) Robinson図法 投影された経緯線網に沿って正則行列マップを表示しましょう。 Mollweide図法 meshm(map,maplegend,size(map),map); demcmap(map);mlabel,plabel,gridm データの縦横比を設定しましょう。 set(gca,'dataaspectratio',[1 1 50000]) 希望する陰影効果を得るために、表面に光源を投影して、対象 物のプロパティや光源特質を設定します。 lightm(37.5,125,'position',[1 0 1]) material([.7 1 2]); lighting phong Mercator図法 Werner図法 図1 Mercator図法は正角図法として知られていますが、この方法 では、マップ上の局所的な角度が実世界のものと同じになります。 これ は、ナビゲ ーションには非 常に便 利です が 、極に近 い GreenlandやAntarcticaなどの地域は明らかに拡大されてしま います。次にWerner図法やMollweide図法の場合は、相対的な 面積の関係は維持できます。これはマップ上の同じ面積が、地 球の同じ面積を表せますが、実際には、GreenlandがAustralia 図3 この図は、MATLABでは3次元のサーフェス図なので、他の MATLABグラフィックオブジェクトと同じようにこのマップを回 転したりズームしたりする事ができます。 上のグラフは、行列マップです。この行列マップとは、各要素 の番地が地図上の位置を、各要素の値がデータ値を表すもの として保存されています。今回の例では、 12分の1度の水平解 像度、または、 1ピクセルあたり1辺が約10キロメートルの地域 の平均高度を表しています。 (ETOPO5データから取り出しま した。) 図2 CYBERNET NEWS Winter 1998 no.84 もう一つのマップタイプは、ベクトルマップです。このマップは、 4 国境や河川などのラインデータや、国や湖などのパッチデータ から構成されています。下記の図は、Cape CodeとNew England における水路マップで、世界マップのディジタル海図(DCW)か ら作りました。DCWに加えて、Mapping Toolboxではその他にも、 標準のデータセットや、TIGER、TBASE、ETOPO5などのデータ とのインタフェース関数を含んだサンプルデータも用意され ています。なお、これらのデータのいくつかは、The MathWorks のftpサイト(ftp://ftp.mathworks.com/pub/mathworks/toolbox/ map/extMapData/)からも利用可能です。 図6 次の北海道の高度マップは、US Geological Survey のデータ から作成したもので、このデータはhttp://www1.gsi-mc.go.jp/ gtopo30/gtopo30.htmlから利用可能です。このデータは全世界 を高解像度のデータセットで覆ったもので、 1ピクセルがおよ そ1キロメートルに相当します。このマップのデータは約15Mb です。 (日本語のテキスト表示はMATLAB 5.1でMS Windows 版のみでサポートされています。) 図4 Cape Code and New England マップは、MATLABのグラフィックウィンドウ内で表示されま すので、通常のHandle Graphicsコマンドを使って、注釈を加え たりグラフィックスを 操 作 する事も可 能 で す 。下 の 図 は、 Handle Graphicsのテキスト注釈機能を利用して主要な都市 名を示した、低解像度の日本と北東アジアのベクトルマップです。 図7 もちろん、MATLABは、多くの地理データを厳密に取り扱う必 要 の ある球 面 座 標 系 も 取り扱うことが できます 。加 えて Mapping Toolboxは、位置や航程計画に必要なナビゲーション 機能も備えています。また、地理データの平均値や標準偏差を 含んだ地理統計学関数や、統計学的なデータを正確に表現す るために必要な、地球の曲率を考慮に入れた地理ヒストグラム 図5 の表示関数も用意されています。さらに、天文データを操作す maptoolのGUIを使うと、シンプルなメニューをマウスで選 るための、太陽系の惑星に関する暦データも含まれています。 択して、複雑なマップを構築することも可能です。ユーザはデ ィスクやMATLABのワークスペースからデータを選択したり、 Mapping Toolboxに関するさらに詳しい情報や、MATLAB 5.1 投影方法、マップの範囲や原点を定義することができます。利 の新機能については、MATLABプロダクト部までお問い合わ 用している光源やカラーマップなどのグラフィックスプロパティ、 せください。 (TEL 03-5978-5410, E-mail : [email protected]) 注釈のタイプや大きさ、さらに他のHandle Graphicsプロパテ http://www.cybernet.co.jp/products/matlab ィと同様に地理スカラー表示のような特殊な表示タイプなど、 これらすべてはmaptoolインタフェースから利用可能です。また、 マップを回転・ズームしたり、方向を変更したり、ある部分を削 除したりなどのすべての操作を、maptoolのGUIから行うこと ができますので、マップのウィンドウとMATLABのコマンドプロ ンプトを交互に開き直したりする必要がありません。作成した マップは、今後利用するためにMファイルとして保存したり、報 告書や論文に貼り付けるためのグラフィックファイルとして使 うこともできます。 5 CYBERNET NEWS Winter 1998 no.84 光学設計・評価プログラムCODE V 技 術 編 ここでi aはすべての行、 jaはすべての列を意味します。 CODE Vのユーザ・グラフィックス カラーマップ ugr;sfp b3 ia ja dis;lev num 64;go CODEVのユーザ・グラフィックスは様々な出力が可能でユ lev num 64は64レベル64色のカラーマップ表示の指定です。 ーザが簡単に理解しやすい形で表現することができます。今 既定では12色のみです。 回はユーザグラフィックスの使用方法についてご紹介します。 例2)検出器エネルギーマップ ワークシート・バッファーを使うことで3次元的プロット、カラー 検出器エネルギー計算のGDEオプションの結果をカラーマ マップ表示、ベクトル場表示などができます。 ップ出力ができます。出力をワークシートバッファーに出しそ 例1)ユーザ定義面のプロット れをUGRでカラーマップ表示します。 SAGF関数を使うことでユーザ定義面の形状を3次元的プ Buf yes ロットやカラーマップで表現できます。複雑な形状のチェック Gde;dex 0.05;gri 0.05;nrd 40;go や微妙な表面を表現できます。ワークシート・バッファーは行 Buf no (I)と列(J)の表形式でデータを保存できそのまま表示できます。 Ugr;sfp b0 i37..57 j2..l dis;go ˆi行目のˆj列のセルに保存するときはPUTコマンドを使います。 ˆz==sagf (ˆs, ˆz, ˆx, ˆy) PUT BUF B3 Iˆi Jˆj ˆz まずsagf関数で、ズーム番号ˆzの面番号ˆsの座標(ˆx, ˆy)での サグ量を計算しˆzに代入します。それをB3(ワークシートバッ ファー3)のˆi行、ˆj列のセルにセットします。あとはˆiとˆjに関し てforループで繰り返せばよいわけです。繰り返し文は必ずout noで出力をオフにしてください。大量の出力が出されることに なります。 図3 検出器エネルギーのカラーマップの例 for ˆi lˆn for ˆj lˆn 例3)屈折率分布型ガラス(GRIN) ˆz==sagf (ˆs, ˆz, ˆx, ˆy) バージョン8. 20で追加された新しいマクロINDEXは屈折率 PUT BUF B3 Iˆi Jˆj ˆz 分布型ガラスGRINの指定した位置での屈折率を得ることがで <次のˆxとˆyを設定> きます。これを利用してユーザ定義GRINなどが正しく設定で end for ; end for きているかを確認することができます。 全セルに値をセットし終わったらユーザグラフィックスのUGR オプションでプロットします。 3次元的プロット ugr;sfp b3 ia ja plo;go 図4 GRINガラスのカラーマップ図 図1 ユーザ定義面のプロット図の例 図5 GRINガラスのプロット図 これらの例に限らず様々なデータを同様に表示することがで きます。ぜひご活用ください。 技術関連の御問い合わせは応用ソフトウェア部までお願いい たします。 図2 ユーザ定義面のカラーマップの例 CYBERNET NEWS Winter 1998 no.84 (TEL 03-5978-5414, E-mail : [email protected]) 6 数式処理プログラムMaple V 技 術 編 > read `vrml.txt` : Maple VでVRMLを体験しよう! (必要に応じて、ファイルへのパスを追加して下さい。) 数式処理システムMaple Vを使うと、数式をそのままプロッ 3-Mapleを使い、半径がsin(4t)cos(p)sin(p)で表される球面の トできます。MapleのプロットをVRMLファイルに自動変換する プロットを作成します。 プロシージャを使い、VRMLを作成してみましょう。 > p := plot3d( sin(4t)cos(p)sin(p), t=0..2*Pi, p=o..Pi, coords=spherical, VRMLとは? style=patch) : p ; VRML(Virtual Reality Modeling Language)は、ブラウザ上 に三次元仮想空間を表現するための言語です。VRMLで表さ れた三次元オブジェクトは、どの位置、どの角度からも自由に 見ることができます。 VRMLブラウザの入手 VRMLをブラウザ上で表現するには、専用のVRMLブラウザ が必要です。すでにブラウザに組み込まれているものもあります。 お持ちでない場合は、ホームページなどで提供されているも のをダウンロードして下さい。 (VRMLブラウザは、種類により 多少、表示が変わりますのでご注意下さい。) 図2 Mapleの三次元プロット VRMLをみてみよう! 4-VRMLを作成します。 Mapleの開発元Waterloo Maple Inc.がホームページのGallery (VRML)のページ(http://www.maplesoft.com/CyberMath/ > vrml( p, `spherical.wrl` ) ; ファイルの拡張子はwrlです。オプションも指定できます。詳し Gallery/VRML/documents/gallery.html)には、たくさんの VRMLオブジェクトが用意されています。VRMLを体験して見 くは、ヘルプページをご覧ください。 てください。 5-ブラウザーから作成したファイルを開き、VRMLをご覧くだ さい。 図3 作成したVRML 図1 VRMLギャラリー ユーザー会のお知らせ MapleでVRML!? メーリングリストを利用した、Mapleユーザー会を11月より 上で提供されるVRMLオブジェクトは、すべてMapleから作成 スタートしました。Mapleに関する情報交換のための場として したプロットをVRML言語に変換したものです。VRMLを利用 ご利用ください 。入会方法につ いては、弊社ホ ーム ペ ージ すると、Mapleを持っていない方とも、Mapleのプロットを共有 http://www.cybernet.co.jp/products/mapleをご覧ください。 していただけます。Mapleをお持ちの方は、ぜひ変換をお試し 下さい。 詳細は、応用ソフトウェア部までお問い合わせ下さい。 (TEL 03-5978-5414, E-mail : [email protected]) [作成方法] 1-上記のホームページからVRMLへの変換プロシージャのソ ースコードを入手し、vrml.txtのようなテキストファイルに保存 します。 2-Mapleにプロシージャを読み込みます。 7 CYBERNET NEWS Winter 1998 no.84 有限要素法解析プログラムANSYS 技 術 編 (2)六面体−四面体混合メッシュ分割 ANSYS 5.4新機能紹介 ボリュームをメッシュ分割する際、四面体よりも六面体の形 ANSYSの最新バージョンであるANSYS 5.4にはさまざまな 状を持つ要素タイプを用いた方が精度が高く要素マトリックス 新機能が備えられています。そのいくつかに関して紹介いた 等のファイルも小さくて済みますが、六面体要素によるマップ します。 トメッシュ分割を適用できない形状のボリュームに対しては四 面体要素によるフリーメッシュ分割が適しています。この両者 ファイルとワークスペースのサイズ の利点を活かすのが混合メッシュ分割です。ANSYS 5.4では、 使用するシステムからの制約によって、例えばUNIXマシン マップトメッシュ分割とフリーメッシュ分割の隣接するボリュー の場合、2GBよりも大きいサイズのファイルを作成することが ムに対し、六面体要素によるマップトメッシュの後に四面体要 できませんでした。ANSYS 5.4では、/CONFIG,fspltコマンドを 素でフリーメッシュを実施すれば、六面体要素と四面体要素と 用いることで、ANSYSがファイルを自動的にスプリットし2GB の間に自動的に(ピラミッド状の)四角錐形状の要素を生成し、 以上のファイルを作成いたします。64bitマシンではシステム 六面体要素と四面体要素の領域を連結し精度の高いメッシュ が許容する大きさまで、32bitマシンでは(システムに依存しま 分割を生成します(図1)。 すが)最大8GBまでの大きさまで作成することが可能となりま (3)メッシュのリファインメント した。また、-mオプションで指定されるワークスペ ースは、 二次元メッシュにおけるリファインメントが改善され、三角形 64bitマシンでは8GBまで、32bitマシンでは2GBまで拡張され 状要素を用いずに四辺形要素のみでリファインメントが可能に ました。 なりました(図2)。また、四面体要素による三次元メッシュに対 してもリファインメントが可能になりました。 CAD形状データの取り扱い CADから受け渡された形状データには、微小なフィレット、 ネジ穴など、解析に不要な詳細部分が存在します。これらをイ ンタラクティブに取り除く機能が備えられ、解析を効率的に行 うことができます。 メッシュ分割機能の改善 (1)四面体メッシュ分割 メッシュ分割に関する最も着目すべき新機能は、高速四面体 メッシュ分割機能の導入でしょう。モデル規模等に依存しますが、 ANSYSにおける従来の四面体メッシュ分割機能に比べ、2−10 倍高速であり且つ確実性も向上しています。尚、5.3までの四 面体メッシュ分割機能を使うこともできます。 図2 二次元メッシュのリファインメント (4) 2次元レイヤーメッシュ CFDにおける境界層では境界に沿って、磁場解析における 表皮効果を扱うためには導体表面近傍に詳細なメッシュ分割 が必要となります。このようなメッシュをフリーメッシュ分割で 生成することが可能になりました。 スパースソルバー(Sparse Solver) ANSYS 5.3では、ベータ機能であったスパースソルバーが 図1 六面体-四面体混合メッシュ(青-六面体要素、紫-四面体要素) CYBERNET NEWS Winter 1998 no.84 正式リリースされました。スパースソルバーはフロンタルソル 8 バーと同様に直接解法ですが、フロンタルソルバーよりも少 モーダルサイクリックシンメトリー ないディスク容量で高速に解を求めることができます。反復解 形状的に周期対称性を持つ構造物において1セクターのみ 法であるPCGソルバーとの比較では、より少ないメモリ容量 の形状モデルで全体形状に関する固有値と固有振動モードを 効率的に求める機能ですが、解析対象であるセクターに対す で複数荷重ステップにおいてはPCGよりも高速となります。 る拘束方程式の自動生成、結果ファイルの1セクターのみに関 並列処理 する出力等の改善がなされ、より使い易く効率的になりました 従来のUNIXシステムにおける並列処理に加え、Windows (図3)。 NTシステム(ただしIntel CPUのみ)においても並列処理が可 能となりました。 グラフィックス ソリューションコントロール モデルおよびモーダルサイクリックシンメトリーモデルの形状 非線形解析のために用意されている、アダプティブディセン および解析結果をフルモデルに拡張し表示することができます。 トやプレディクタなどのツールを、解析タイプ、使用要素タイプ、 DISPLAYプログラムの機能の一部がANSYS本体に含まれ、 ANSYS 5.4では、1/2対称モデル、1/4対称モデル、周期対称 非線形性などに基づき、最適な組み合わせがデフォルトで用い ANSYS内からポストスクリプトやHPGLフォーマットでグラフ られるようになりました。また、ソリューション中に収束状況を ィック出力が可能となりました。また、DTP(デスクトップパブリ グラフィカルにモニタリングすることが可能になりましたし、収 ッシングプログラム)のためのTIFFやEPSIフォーマットによる 束状況をモニターファイルへ出力できます。 出力、VRMLファイルの出力も可能です。さらに、グラフィック 出力におけるタイトルやレジェンドのフォントを選択すること も可能となりました。 1セクターのみをモデル化 ポストプロセッシング LOW Edge パス演算やパスプロットのためのパスに関する制約が緩和 され、パスは1,000節点または1,000座標値で定義され、パス内 での複数座標系の混在、演算に用いられるパス項目も50個ま で増やされました。また、グラフ表示のみであったパス表示を 形状モデル上へ出力可能になり(図4)、材料境界における不 連続性の考慮、再使用のためのパスへの名称付け等の改良が HIGH Edge なされています。 フルモデルの結果表示 図4 モデル上へのパスプロット 詳細は、弊社ANSYS技術部までお問い合わせください。 図3 モーダルサイクリックシンメトリー (TEL 03-5978-5423, E-mail : [email protected]) イベント情報 インフォメーション ’ 98年1月∼3月の弊社が関連する主なイベント・展示会をご案内いたします。 NET & COM '98 EDA Techno Fair '98 日時 2月4日 (水)∼6日(金) 場所 日本コンベンションセンター(幕張メッセ) 主催 日経BP社 出展 Reflection, ExpressMeter 日時 2月12日 (木)∼13日 (金) 場所 パシフィコ横浜 主催 (社)日本電子機械工業会 出展 PSpice、MMICAD 9 CYBERNET NEWS Winter 1998 no.84 機構解析プログラムDADS 技 術 編 CATDADSライブラリ機能 CATIAとDADSの統合化機構解析ソフトCATDADSの紹介 CATIAライブラリのコンポーネントとして、並進ばね、ブシュ、 CATDADSは機構解析ソフトウェアDADSの開発元CADSI社 タイヤ、カーブ要素が利用できます。CATIAのDITTOを使用し と3次元CADシステムCATIAの開発元ダッソー・システムズ社 て様々な特性のブシュ、タイヤなどをあらかじめ登録しておく との開発協力により生まれたCATIAユーザのための動力学解 ことができます。 析ソフトウェアです。 車両シミュレーション機能 CATDADSはCATIAに同化したメニュー/メッセージにより、 CATIA内で車両シミュレーションを行うためにカスタマイズ CATIAの操作性をそのまま実現しています。またCADとシー された機能です。各種サスペンションのライブラリ、車両特性 ムレスに連携した統合環境により、データ入力の省力化が図れ 評価用のポストプロセッシング機能やカスタマイズ機能など、 るとともにデータの精度が保証されます。さらに、CATIAの機 車両シミュレーションをより効率よく行うための機能が用意さ 能により任意のサーフェイス間の接触問題の解析や高次対偶 れています。 ジョイントの定義も簡単に行えます。 ロードケースライブラリ機能 CATIAに統合化したシームレスな操作環境 標準的なロードケース(シミュレーション条件)を保存し、任 CATDADSは、CATIAアプリケ ーション・ア ーキテクチャ 意のCATIAモデルから利用できます。たとえば、レーンチェンジ、 (CAA)プログラムで開発され、CATIAユーザが違和感なく利用 J-ターンなど特定のシミュレーション条件をライブラリとして できるような環境を提供しています。 登録しておき、任意のモデルに対してその条件を適用すること 豊富な要素ライブラリ ができます。 CATDADSでは、並進ばね、回転ばね、ブシュ、摩擦、接触、タ イヤ、3点力といった力要素をサポートしています。これらの要 素を使用することで、ソリッド間の接触、各種サスペンションシ ステムなど様々な機械システムのダイナミクスを表現するこ とが可能です。 また、CATDADSとMATLABなどの制御系CADソフトウェア と直接リンクをとることも可能で、CATDADSモデルに制御系 を付加することも簡単にできます。 図2 車両後輪部の走行シュミレーション例 上図は車の後輪部のモデルです。図のような任意曲面で表 わされた路面を走行するときのリヤサスペンションの解析事 例です。 DADSとの互換性 CATDADSとDADSとのデータは完全な互換性が取れてい ます。モデルをDADSに変換することで、部材を弾性とした解 析や制御・油圧システムを含む解析が行えます。 図1 CATDADSからのSimulinkモデル使用例 上図は飛行機のランディングギアの例です。シリンダ−ピス トン間の変位と速度を機構モデル上でセンシングし、それを S i m u l i n k のブロック線 図 で 表した 油 圧 回 路 に渡します 。 Simulinkで求めたアクチュエータ力は機構モデルに付加する ようにモデル化しています。 CATIAアニメーションによる干渉チェック、トレース機能 図3 弾性体を含む車両モデルの例 解析結果は、CATIAによるアニメーションで表示できます。 機構の動作中に発生する部材間の干渉を検出するための干渉 CATDADSの後輪部のデータをDADSに変換し、後輪部の軸 チェック機能、部材の動作範囲を検証するためのトレース機能 を弾性体として定義したモデルです。片輪がバンプに乗り上げ が利用できます。 たときのダイナミクスを解析しています。赤いワイヤーフレー 解析結果のXYプロット ム表示が弾性体を、緑のソリッド表示が剛体を表しています。 各部材の位置・速度・加速度、ジョイント部分に発生する反力 や駆動力などの情報は、CATDADSのグラフ作成機能を利用し 詳細は、弊社DADSグループまでお問い合わせください。 (TEL 03-5978-5941, E-mail : [email protected]) てXYプロットで表示することができます。 CYBERNET NEWS Winter 1998 no.84 10 音響解析プログラムSYSNOISE 技 術 編 図2-1のモデルに対しては、楕円の座標系を指定しています。 放射音問題へのI-FEMモジュールの適用 続いて指定した座標系を表わす中心点およびベクトルの座標 SYSNOISE Rev 5.3ではI-FEM(Infinite-Finite Element Method) 値を指定します。 このベクトルの大きさはStep1で作成したソ モジュールが追加されています。I-FEMモジュールでは、無限 リッドメッシュ外表面(ここでは楕円)の径を表わす必要があり 境界要素を付加することで、FEMによる無限外部領域のモデ ます。さらに、音響媒質の特性(音速、密度)とStep2で選択し ル化をおこなうことが可能です。 た境界面を指定します。 I-FEMの特徴 I-FEMモジュールでは、手法として"Wave Envelop Element Method"が採用されており、BEMによる無限外部領域の解析と 同等の解析をおこなうことができます。 またBEMによる解析 と比較すると、解析時間が短く、特異周波数の問題が起きない、 等の利点があります。 一方その反面、対象モデル(図1-1)の近傍をソリッドメッシ ュでモデル化(図1-2)しなければならないという制約があります。 さらに無限境界を定義する要素面としては滑らかな(球形ある 図2-1 無限境界要素定義面 図2-2 "Infinite"パネル いは楕円形)外表面(図1-2)となる必要があるので、このソリ BEMおよびI-FEMモジュールによる解析結果の比較 ッド要素のモデル化には多少の工数が必要になります。 図1-1、図1-2に示す1/4対称モデルに対し、周波数依存の粒 子速度境界条件を定義し、それぞれBEMおよびI-FEMモジュー ルを使用して解析をおこなった結果を以下に示します。 図3-1 は観測点メッシュ上の音圧レベルのコンター図を示し、図3-2 は同一観測点における音圧の周波数応答関数図を重ねて示し ています。 図1-1 BEMモデル 図1-2 I-FEMモデル I-FEMモデルの定義ついて ●Step1:メッシュ作成 メッシュの作成は外部のプリプロセッサーでおこないます。 図3-1 音圧レベルコンター図 その時上述した様に、作成するソリッドメッシュの外表面は滑 らか(球形あるいは楕円形)になるように作成します。 また無 限外部領域の解の精度は、ソリッドメッシュの要素分割に依存 するので、図1-2のモデルのように最低2∼3層の要素分割をお こなう必要があります。 ●Step2:無限境界面の選択 Step1で作成したメッシュデータをSYSNOISEに読み込み、 まず無限境界要素を定義する要素面を選択します。SYSNOISE にはGUIを利用した要素の選択や、モデル全体の自由境界面 を一度に選択・グループ化する機能があります。また、図2-1の ように対称面以外の自由境界面のみを選択したい場合にも、 図3-2 周波数応答図 グループ化した要素群(set)どうしをブーリアン演算する機能 を利用することにより、目的の要素面を簡単に選択することが 最初に特徴として述べたように、I-FEMを使用することによっ できます。 (図2-1の青色の部分) て短時間に、また特異周波数の問題を気にせず放射音問題を ●Step3:Infiniteコマンドによる無限境界要素の定義 取り扱うことができます。 Step2で選択した要素面に対し、図2-2に示すInfiniteコマンド パネルを使用して必要なパラメータを定義します。まず、無限 詳細は弊社MCAE部までお問い合わせ下さい。 境界要素を表わす形状関数の次数および座標系を定義します。 11 (TEL 03-5978-5451, E-mail: [email protected]) CYBERNET NEWS Winter 1998 no.84 熱流体解析プログラムFIRE 技 術 編 げられますが、エンジンの燃焼プロセスにおいては、サーマル FIREエミッションモデル NOが支配的な影響を持ち、プロンプトおよびフューエルNOは ’ 97年末にリリース予定のFIREバージョン7.0の新機能の一 無視する事ができるため、FIREのNOx生成モデルは拡大ゼル つとしてSootとNOxのエミッションモデルが加わりました。 ドヴィッチ機構に基づいております。 近年、地球環境に対する関心が高まると共に自動車の排気 FIREのNOxモデルでは、生成率は以下で表わされます。 ガス中の有害物質の低減化も、エンジン開発の上で重要なフ d [ NO] = 2k f [ N2 ][O2 ] dt ァクターとなってきました。そこで、開発段階におけるシミュレ ーションにおいてもSoot,NOxの生成モデルに対する必要性が 高まってきています。FIREはこれまでもエンジン開発者のツ 反応率は以下によって与えられます。 ールとなる噴霧、液膜、ガソリンおよびディーゼルエンジンの Ea k f = Aexp - RT 燃焼モジュールをご提供して参りましたが、今回これに加え新 たに、特にディーゼルエンジンにおいて問題となるSootとNOx の生成モデルがリリースされました。 ここでEaは活性化エネルギーです。 Sootモデル Example Sootは、典型的なディーゼルエンジンの燃焼時の状態、すな 図1は、AVLの直噴ディーゼルリサーチエンジンのメッシュを わち、高温かつ燃料過濃状態において多く生成されます。通常 示しています。周期対称境界を適用し、エンジンの1セグメン のエンジン動作時においては燃焼プロセスの初期の段階にお トのみを取り出してモデル化したものです。 いてSootの大部分が生成されます。そしてその後、燃焼室内 の酸素の多い部分においてSootは酸化されます。ディーゼル エンジンにおいて排気ガス中のパーティキュレートはこの生成 と酸化の両プロセスによって決まります。Sootの生成メカニズ ムは、実際には多くの化学的および物理的なプロセスを含む 複雑なものですが、そのプロセスは燃料の質量分率、酸素の分圧、 火炎温度、乱流強度など既知のパラメータと関係付けられる という仮定に基づいた、より単純化されたモデルが多く提唱さ 図1 エンジンメッシュ れています。これらのモデルは、エンジンのエミッションを Soot粒子の生成、粒子の成長、酸化の個々のプロセスを単純 エンジン運転条件は、1000rpm、25%load、噴射開始は上死 化した仮定に基づいて捕らえるものとなっています。 点後1度となっています。結果は上死点後10度のものです。 FIREのSoot生成モデルは、粒子核の生成、粒子の成長およ び酸化プロセスを表現する、化学的および物理的な要因のカッ プリングされたモデルです。数学モデルとしては、以下のSoot の質量分率に関する輸送方程式が解かれます。 ∂ ∂ ∂ ~ ∂t ρφs + ∂x j ρUjφs = ∂x j ~ μeff ∂φ s σs ∂x j + Sφs Sootの生成率は以下によって定義されます。 図2 噴霧粒子とSoot分布 Sφs = S n + S g + S o2 ここで、 ; Sφs 生成項、 ; Sn 粒子生成項、 ; Sg 粒子成長によ る生成項、 ; So2 酸化反応生成項です。 NOxモデル NOxの生成もまた、実際には多くの化学反応が関与しており、 またこれらの反応は局所的な温度や、化学種の濃度分布の非 常に非線形性の強い関数となっており、詳細の化学反応を考 慮して解く事は現在のコンピュータリソースの環境を考えると、 図3 噴霧粒子とNOx分布 実際的とは言えません。そのため詳細なモデルは非常にプリ ミティブな問題においてのみ適用が可能で、実際のエンジン燃 焼の様な乱流燃焼問題においてはSootモデルと同様、単純化 詳細は弊社MCAE部までお問い合わせ下さい。 されたモデルが必要となってきます。一般的に、NOxの生成に (TEL 03-5978-5451, E-mail : [email protected]) はサーマルNO、プロンプトNO、フューエルNOの3大要素が挙 CYBERNET NEWS Winter 1998 no.84 12 汎用XYプロットツールHyperGraph 技 術 編 HyperGraphの紹介 はじめに HyperGraph は、FEMのプリポストプロセッサーで知られて いるHyperMeshの開発元であるAltair Computing Inc. から生 まれた汎用のXYプロットツールです。以前から機構解析や、人 体挙動解析などのポストプロセッサーMotionViewのXYプロッ トツールをMotionPlotと呼んでいましたが、その製品が新しく 新名称でリリースされる運びとなりました。HyperGraphは、シ ミュレーション結果や実験データファイル等の様々な形式のデ ータファイルを自動認識して、ユーザのニーズにあったグラフ 処理機能をもっています。 ユーザーフレンドリなMotifのグラ 図3 SAEフィルタ(Type60, Type180)で処理した例 フィカルインターフェイスを用いることにより、視覚的に、しか も非常に簡単なオペレーションでユーザに提供します。 また、HyperGraphの数値/テキストプロセッサーTemplexは、 プロット内の任意の曲線に注釈とラベルを自動生成し、数値演 算とテキスト処理を統合化します。 HyperGraphの特徴 ●ページとレイアウト HyperGraphの使いやすさは、ページレイアウトにあります。 HyperGraphは、ページ単位で解析データ/実験データ等を管 理し、 1つのページには最大6つのウィンドウを12種類のペー ジレイアウトからXYプロットデータを自由に配置できます。さ らに定型レポートフォーム機能を利用すると、データファイル の指定のみで、複数のグラフの数値演算処理をその定型フォ ームに自動生成します。 ●豊富なデータ処理機能 図4 FFTフィルタで処理した例 HyperGraphが用意している100種類以上の数学関数と、信 号処理機能を使用すれば、FFT,フィルタリング(Low Pass/ High Pass/Band Pass/SAE/FIR/IIR/ユーザ定義)、ウィ ンドウ制御、微積分、カーブフィット等を簡単なマウス操作1つ で実行できます。その他にもXYグラフの指定した範囲で、最 小値、最大値、平均値、標準偏差等の統計計算が可能です。 ●サポートしている入力ファイル HyperGraphはC言語に近いテンプレートプログラムを使用 することにより、任意のASCIIファイルを読むことが可能です。 標準では、ADAMSの.reqファイル、MADYMOの時刻歴ファイル、 LS-DYNA/PAM-CRASHの結果ファイル等、20種類以上のフ ァイルフォーマットを自動認識して、データ変換処理を行わず に直接読むことができます。バイナリファイルに対しては、いく つかの変換ユーティリティが用意されています。また、冒頭で 図1 定型レポート作成機能の例 述 べ たように、HyperGraphとHyperMeshは、同じAltair Computing Inc.から生まれたプロダクトであり、相互のデータ の共有化が可能です。例えば、HyperMeshの結果ファイルを HyperGraphの中に、XYデータとして取り込むことができます。 詳細はMCAE部までお問い合わせ下さい。 (TEL 03-5978-5451, E-mail : [email protected]) 図2 豊富な数学関数のメニュー画面 13 CYBERNET NEWS Winter 1998 no.84 d [ NO] = 2k f [ N2 ][O2 ] dt ネットワークReflection 技 術 編 ンドやスクリプトを実行させることができます。マウスによ Reflection for the Mainframeの紹介 るホストアプリケーション操作を可能にします。 Reflectionシリーズの日本語3270エミュレータを出荷 4.ホットリスト P C 上 に I B M ホ スト 端 末 環 境 を 実 現 す るエ ミュレ ータ ホットスポットやツールバー上にユーザがメニューを作成す Reflection for the Mainframeが12月初旬に発売されました。 ることができる機能です。ホストアプリケーションとのイン ターフェイスを簡略化できます。 Windows 95/NT用に作られた完全32bit対応の製品です。3270 エミュレータ製品は多数市場に出ていますが、この製品はエミ 5.Reflection Basic ュレータが本来持つべき基本性能のほかに、システム管理者 Visual Basic互換のプログラミング言語であるReflection が必要とする管理・サポート機能を多く備えているのが特徴です。 Basicにより、ホストアプリケーションに手を加えることなく 新たなホストフロントエンドを作成することができます。ス クリプトの収録機能、エディタ、デバッガを備え、GUI操作環 境を支えるダイアログボックス作成用のエディタも標準で装 備しています。これらのツールを使用すれば、プログラミン グ経験の浅いユーザでさえ、使用環境の自由なカスタマイ ズが可能となります。 システム管理者のことを考えた管理・サポートツール Reflection for the Mainframeは単なる端末エミュレータで はなく、企業ネットワークシステム上での使用に欠かせない管 理ツール、サポート機能を備えています。これによりシステム 図1 Reflection for the Mainfreme 管理者の負担を軽減します。 エミュレータ基本機能 1.Reflectionプロファイラ 2バイト文字セットに完全対応しているほか、罫線の表示・印 ユーザが使用できる機能やコマンドを制限して、操作ミスに 刷が可能です。 よるトラブルや誤った設定変更を防止します。サイトごとに 1.端末エミュレーション 標準の使用環境を作成することで、より管理を簡単にします。 IBM 3278,3279の拡張端末タイプと3179-G グラフィック端 2.「設定一覧」によるトラブルシュート 末に対応しているため、拡張ディスプレイ・フィールド属性と ユーザが行った設定変更を一個所に表示することでトラブ グラフィックの表示が可能です。 ルシューティングを容易にします。出荷時の設定と違ってい 2.プリンタエミュレーション る箇所、システム管理者が定めた標準設定と違っている箇 ホストプリント(LU1/LU3)、スクリーンコピー、PROFS印刷 所もクリック一つで表示させることができます。 が可能です。 3.ファイル転送 IBM標準のAPVUFILEによるファイル転送のほか、CICS環 境でのDISOSSを使用した転送、TCP/IP環境でのFTPによ る転送が可能です。 作業能率をアップする拡張機能・スクリプト機能 GUIアプリケーションの特徴を最大限に生かした拡張機能と、 独自の言語であるReflection Basicを使用した高度なプログラ ミング環境を提供することにより、ユーザの作業能率を飛躍的 に高めます。 1.優れたGUI環境 ファイル転送をはじめ、キーボード・マウスマッピングの変更、 図2 「設定一覧」ダイアログボックス ホストアプリケーション表示色の変更、各種設定をほとんど マウスの操作だけで簡単に行うことができます。 3.トレースファイル 2.イベントマネージャ 開発元によるトラブル解析用にトレース機能が付いており、 Reflectionを使用中に起こる様々なイベントに対して、コマ エンドユーザでも簡単にトレースファイルを作成・保存する ンドやスクリプトの実行を設定しておくことができます。こ ことが可能です。 の機能を使えば、夜間のファイル転送を無人で行わせたり、 エラー発生時の処理を自動で行わせたりすることが可能です。 3.ホットスポット 営業部までお願いします。 (TEL 03-5978-5453, E-mail : [email protected]) ホストスクリーン上の文字列をクリックすることによりコマ CYBERNET NEWS Winter 1998 no.84 この製品についてのお問い合わせは、ネットワークシステム 14 技術セミナー インフォメーション 下記ソフトウェアのユーザを対象に、それぞれの目的にあった具体的な利用方法について説明します。 セミナー名 内 容 東 京 大 阪 時間 ANSYS入門 (初級) 対象 ANSYSを利用される方 内容 機能とコマンドの説明および実習 費用 ¥40,000/名またはセミナー受講券 1月2 7日 (火) ∼2 8日 (水) 2月3日 (火) ∼4日 (水) 2月1 7日 (火) ∼1 8日 (水) 3月3日 (火) ∼4日 (水) 3月1 7日 (火) ∼1 8日 (水) 1月1 3日 (火) ∼1 4日 (水) 1月2 9日 (木) ∼3 0日 (金) 2月9日 (月) ∼1 0日 (火) 3月1 0日 (火) ∼1 1日 (水) 3月2 4日 (火) ∼2 5日 (水) 9 : 3 0∼1 7 : 3 0 ANSYS入門 (中級) 対象 ANSYS入門 (初級) セミナーを受講済の方 内容 機能とコマンドの説明および実習 費用 ¥40,000/名またはセミナー受講券 1月2 9日 (木) ∼3 0日 (金) 2月5日 (木) ∼6日 (金) 2月1 9日 (木) ∼2 0日 (金) 3月5日 (木) ∼6日 (金) 3月1 9日 (木) ∼2 0日 (金) 2月2 4日 (火) ∼2 5日 (水) 9 : 3 0∼1 7 : 3 0 3月1 2日 (木) ∼1 3日 (金) 1月2 0日 (火) ∼2 1日 (水) ANSYS Dynamics (動解析) 3月1 2日 (木) ∼1 3日 (金) ANSYS Thermal(熱解析) ANSYS Nonlinear (構造非線形) 対象 ANSYS入門セミナーを受講済の方 内容 機能とコマンドの説明 費用 ¥40,000/名 2月1 2日 (木) ∼1 3日 (金) ANSYS Magnetic (磁場解析) 1月8日 (木) ∼9日 (金) ANSYS ソリッドモデリング 1月1 3日 (火) ∼1 4日 (水) 3月1 7日 (火) ∼1 8日 (水) 9 : 3 0∼1 7 : 3 0 2月1 2日 (木) ∼1 3日 (金) DesignSpaceトレーニング 対象 Autodesk Mechanical DesktopまたはSolidWorksの基本操作方法をご存知の方 内容 基本的な機能とコマンドの説明および実習 費用 ¥50,000/名 1月1 9日 (月) 2月2 3日 (月) 3月2 3日 (月) HyperMesh技術 対象 HyperMeshを利用される方 内容 基本的な使用方法の説明と実習 費用 ¥20,000/名 1月2 6日 (月) 2月9日 (月) 3月9日 (月) SYSNOISE入門 対象 SYSNOISEをこれから利用される方 内容 基本モジュールの使用方法解説と実習 費用 ¥40,000/名 1月6日 (火) ∼7日 (水) 1月2 7日 (火) ∼2 8日 (水) 3月1 0日 (火) ∼1 1日 (水) EnSight技術 対象 EnSightを利用される方 内容 基本的な機能とコマンドの説明および実習 費用 ¥20,000/名 1月2 1日 (水) 2月2 5日 (水) 3月2 5日 (水) FLOTRAN技術 対象 ANSYS入門(初級)セミナーとソリッドモデリングセミナーを受講済の方 内容 機能とコマンドの説明および実習 費用 ¥20,000/名またはセミナー受講券 1月1 4日 (水) 2月1 8日 (水) 3月1 8日 (水) 3月5日 (木) 9 : 3 0∼1 7 : 0 0 DADS入門 対象 DADSをこれから利用される方 内容 機能と基本操作方法の説明と実習 費用 ¥50,000/名 1月2 2日 (木) ∼2 3日 (金) 2月2 6日 (木) ∼2 7日 (金) 3月2 6日 (木) ∼2 7日 (金) 2月1 7日 (火) ∼1 8日 (水) 9 : 3 0∼1 7 : 0 0 DADSアドバンスト 制御系・機能アップコース 対象 DADSの基本操作をご存知の方 内容 制御・油圧、ユーザルーチンの利用方法と実習 費用 ¥50,000/名 2月2 3日 (月) ∼2 4日 (火) 9 : 3 0∼1 7 : 0 0 DADSアドバンスト 弾性体解析コース 対象 DADSの基本操作をご存知の方 内容 弾性体を含む機構のモデル化と実習 費用 ¥50,000/名 1月1 9日 (月) ∼2 0日 (火) 3月2 3日 (月) ∼2 4日 (火) 9 : 3 0∼1 7 : 0 0 MATLAB入門セミナー 対象 MATLABを初めて利用するユーザの方 内容 基本モジュールの主な機能の実習 費用 ¥25,000/名 1月7日 (水) 1月2 1日 (水) 2月9日 (月) 2月2 5日 (水) 3月1 1日 (水) 3月2 5日 (水) 1月6日 (火) 2月2日 (月) 3月2日 (月) 9 : 3 0∼1 6 : 3 0 Simulink入門セミナー 対象 基本モジュール参加者または同等の知識を持ち、 Simulinkを初めて利用するユーザの方 内容 Simulinkの主な機能の実習 費用 ¥25,000/名 1月8日 (木) 2月1 2日 (木) 2月2 6日 (木) 3月1 2日 (木) 3月2 6日 (木) 1月7日 (水) 2月3日 (火) 3月3日 (火) 9 : 3 0∼1 6 : 3 0 Control System Toolbox 入門セミナー 対象 基本モジュールおよびSimulink入門コースの参加者および同等の知識を持つ方 内容 ControlSystemToolboxを使って現代制御実習 費用 ¥25,000/名 1月2 6日 (月) 3月3 0日 (月) 2月4日 (水) 9 : 3 0∼1 6 : 3 0 ACSL技術 対象 ACSLを利用される方 内容 機能とコマンドの説明および実習 費用 ¥25,000/名 2月1 3日 (金) 1月1 4日 (水) 9 : 3 0∼1 6 : 3 0 PSpice技術 対象 MicroSim™ PSpice®プロダクトを利用される方 内容 機能とコマンドの説明および実習 費用 弊社ユーザ:無料、 一般:¥30,000/名 1月1 6日 (金) 2月2 0日 (金) 3月2 0日 (金) 1月9日 (金) 2月6日 (金) 3月6日 (金) 9 : 3 0∼1 7 : 0 0 CODE V入門 対象 CODE Vをこれから利用される方 内容 結像光学系におけるCODE Vの基本的な使用方法 費用 ¥25,000/名 2月1 9日 (木) 1 0 : 0 0∼1 7 : 0 0 LightTools入門 対象 LightToolsをこれから利用される方 内容 LightToolsの基本的な使用方法 費用 ¥25,000/名 1月2 6日 (月) 1 0 : 0 0∼1 7 : 0 0 有限要素法入門 対象 有限要素解析をこれから始められる方 内容 有限要素解析システム活用の際の基礎知識 費用 ¥60,000/名 2月1 6日 (月) ∼1 7日 (火) 1月2 9日 (木) ∼3 0日 (金) 3月2 6日 (木) ∼2 7日 (金) 9 : 3 0∼1 7 : 0 0 有限要素法/振動解析入門 対象 振動解析をこれから始められる方 内容 振動解析の基礎理論と解析技術の説明 費用 ¥60,000/名 1月1 2日 (月) ∼1 3日 (火) 3月1 6日 (月) ∼1 7日 (火) 2月2 6日 (木) ∼2 7日 (金) 9 : 3 0∼1 7 : 0 0 有限要素法/熱解析入門 対象 熱解析をこれから始められる方 内容 熱解析の基礎理論と解析技術の説明 費用 ¥30,000/名 2月2日 (月) 3月2 4日 (火) 9 : 3 0∼1 7 : 0 0 ANSYS 5.4バージョンアップ 対象 ANSYS 5.3からANSYS 5.4へ移行されるユーザーの方 内容 ANSYS 5.4の新機能に関する説明と実習 費用 無料 1月2 9日 (木) 1 3 : 3 0∼1 7 : 3 0 Maple V入門 対象 Maple Vをこれから利用される方 内容 基本操作、 ワークシート操作、 コマンドの説明 費用 ¥15,000/名 2月4日 (水) 3月4日 (水) 9 : 3 0∼1 7 : 3 0 1月9日 (金) 2月6日 (金) 3月6日 (金) 9 : 3 0∼1 7 : 3 0 1 0 : 0 0∼1 6 : 3 0 9 : 3 0∼1 7 : 0 0 1 3 : 3 0∼1 6 : 3 0 平成1 0年1月∼3月 15 CYBERNET NEWS Winter 1998 no.84 紹介セミナー インフォメーション 下記のソフトウェアに興味をお持ちの方を対象に、無料で各ソフトウェアの機能と特徴の紹介を行います。 セミナー名 内 容 東 京 大 阪 1月2 2日 (木) 2月1 9日 (木) 3月1 9日 (木) 時間 有限要素解析プログラム ANSYS 解析機能、プリ/ポスト機能を事例をもとに紹介 1月6日 (火) 2月1 0日 (火) 3月1 0日 (火) 非線形構造過渡解析プログラム ANSYS/LS-DYNA 解析機能、プリ/ポスト機能を事例をもとに紹介 2月3日 (火) 1 3 : 3 0∼1 7 : 0 0 汎用ビジュアライゼーションソフトウェア EnSight 機能紹介とデモ実演 1月7日 (水) 2月5日 (木) 3月5日 (木) 1 3 : 3 0∼1 6 : 0 0 汎用プリ・ポストシステム HyperMesh 大型FEMモデルを高速で処理するプリ・ポストソフトウェア の紹介 1月1 2日 (月) 2月2 3日 (月) 3月2 3日 (月) 2月5日 (木) 1 3 : 3 0∼1 6 : 3 0 音響解析ソフトウェア SYSNOISE/RAYNOISE 機能紹介とコンピュータを使ったデモ実演 1月8日 (木) 2月1 2日 (木) 3月1 2日 (木) 1月2 3日 (金) 3月2 0日 (金) 1 3 : 3 0∼1 6 : 3 0 熱流体解析プログラム (FEM) FLOTRAN FEMを使った計算効率の高い熱流体解析ソフトウェアの紹介 1月6日 (火) 2月6日 (金) 3月6日 (金) 機構解析プログラム DADS 機能紹介と、モデル化からアニメーションまでのデモ実演 1月2 1日 (水) 2月2 5日 (水) 3月2 5日 (水) 1月1 2日 (月) 3月1 0日 (火) 1 3 : 3 0∼1 6 : 3 0 MATLAB紹介セミナー (制御コース) 制御系設計・シミュレーション 主な機能紹介とデモ実演 1月2 7日 (火) 2月1 7日 (火) 3月1 7日 (火) 1月2 9日 (木) 2月2 7日 (金) 3月2 7日 (金) 1 3 : 3 0∼1 6 : 3 0 MATLAB紹介セミナー (信号処理コース) 周波数解析・フィルタ設計 主な機能紹介とデモ実演 1月2 8日 (水) 2月1 8日 (水) 3月1 8日 (水) 1月3 0日 (金) 3月2 6日 (木) 1 3 : 3 0∼1 6 : 3 0 MATLAB紹介セミナー(ニューラル/ファジーコース) ニューラルネットワーク・学習則と訓練法 主な機能紹介とデモ実演 1月9日 (金) 3月1 3日 (金) 2月2 6日 (木) 1 3 : 3 0∼1 6 : 3 0 MATLAB紹介セミナー (ファイナンシャルコース) 金融関連ユーザ向け 主な機能紹介とデモ実演 1月1 3日 (火) 3月9日 (月) 光学設計・照明系シミュレーション CODE V 結像光学系及び照明光学系のモデル化、評価及びデモ実演 1月1 4日 (水) 2月9日 (月) 3月1 1日 (水) 2月1 3日 (金) 1 3 : 3 0∼1 6 : 3 0 3D光学CADプログラム・照明系シミュレーション LightTools 照明系、結像系等の各種光学系の3次元のモデル化、評価及びデモ実演 1月1 4日 (水) 2月9日 (月) 3月1 1日 (水) 2月1 3日 (金) 9 : 3 0∼1 2 : 3 0 Windowsに対応した光学設計・評価プログラム OPTAS OPTASの機能紹介とデモ実演 1月1 9日 (月) 2月1 6日 (月) 3月1 6日 (月) 1月1 6日 (金) 3月1 3日 (金) 13:30∼16:30 (東京) 9:30∼12:30 (大阪) 光導波路解析・シミュレーションプログラム BPM-CAD モデル化から各種解析手法の紹介及びデモ実演 1月1 9日 (月) 2月1 6日 (月) 3月1 6日 (月) 1月1 6日 (金) 3月1 3日 (金) 9:30∼12:30 (東京) 13:30∼16:30 (大阪) デスクトップEDAシステムMicroSim™ PSpice®プロダクト PSpice体験セミナー 機能紹介と実際の操作の体験 1月2 0日 (火) 2月2 4日 (火) 3月3 1日 (火) 1月8日 (木) 2月5日 (木) 3月5日 (木) 1 0 : 0 0∼1 6 : 3 0 数式処理システム Maple V 基本的機能の紹介とデモ実演 1月2 3日 (金) 2月2 7日 (金) 3月2 7日 (金) タイムドメインシミュレーションACSL (アクスル) ACSLによるモデル化→シミュレーション→解析の流れの紹介とデモ実演 1月9日 (金) 3月1 3日 (金) ソフトウェア・ライセンス管理ツールExpressMeter ライセンス管理ならびにTCO削減を計るための最適ツール ExpressMeterの機能紹介とデモを実演 2月1 9日 (木) 3月6日 (金) 1 3 : 3 0∼1 7 : 0 0 10:00∼12:00(1/6) 13:30∼16:00 (2/6、 3/6) 1 3 : 3 0∼1 6 : 3 0 1 3 : 3 0∼1 6 : 3 0 2月4日 (水) 1 3 : 3 0∼1 6 : 3 0 1 4 : 0 0∼1 6 : 0 0 平成1 0年1月∼3月 〒112 東京都文京区大塚2−15−6ニッセイ音羽ビル FAX 03-5978-5440 大阪支社 〒542 大阪市中央区南船場4−2−4日本生命御堂筋ビル FAX 06- 241-1255 弊社取扱い製品の概要についてはインターネットでもご覧頂けます。http://www.cybernet.co.jp セミナー申込用紙 サイバネットニュース編集行 FAX フリガナ 03-5978-5440 芳名 ご住所 〒 貴社名 所属/役職 TEL FAX E-mail 受講セミナー名 月 日 通信欄 CYBERNET NEWS Winter 1998 no.84 16 東京 大阪