Comments
Description
Transcript
【特別レポート】 平野友朗は、なぜ 1 年間に 300 冊の本を読めるのか
【特別レポート】 平野友朗は、なぜ 1 年間に 300 冊の本を読めるのか 株式会社アイ・コミュニケーション 平野友朗 Copyrightⓒ2007-2016 I-communication Inc. All Rights Reserved. はじめに 私は 1 年間で 300 冊くらいの書籍を読んでいます。ジャンルは、小説、ビジネス書、IT 関連本まで様々で す。10 年間で、2,500~3,000 冊は読みました。それがコンサルタントとしての下地を作ってくれています。 そうお伝えすると、多くの方が驚きます。 「どこにそんな時間があるんですか!?」 「いつ寝ているんですか?」 「どうしたらそんなことが・・・」 私は、年間 300 冊の本を読む傍ら、次のような業務をおこなっています。 • 毎日 2 通のメルマガ執筆 • 連載中のコラムを毎月 5 本執筆(日経 BP 他) • 年間 2~3 冊の本を執筆(もちろん、私が書いています!) • 自社ウェブサイト(7 種類)の管理 • 顧問先(5~10 社へのアドバイス) • 年間 30~40 回のメディア露出(その仕掛けと取材対応) • ビジネス実践塾のイベントに参加(月 2~3 回) • Facebook や Twitter での情報発信 • 新規事業の企画 • スタッフへの指導 • 社外のキーマンとの積極的なコミュニケーション • 毎日 100 通くらいのメール送信/300 通のメール受信 • お客様のウェブサイトの管理(4~5 本) • 月 5~10 日の出張 • ビジネス実践塾のための動画収録(3 時間)を月 1 本実施 • 年間 100 回以上の講演やセミナー開催、企画、募集ページ作成、コンテンツ作成 • 一般社団法人日本ビジネスメール協会の運営 • 経営者として事業戦略の立案 Copyrightⓒ2007-2016 I-communication Inc. All Rights Reserved. 他にも挙げていない業務がたくさんありますが、その量の多さは分かっていただけるのではないでしょう か?この合間を縫って本を読むのだから、本が大好きで、速読マニアだと思う方もいるかも知れません。しか し、答えは「NO」です。フォトリーディングのセミナーに行ったことがありますが、すぐに挫折しました(笑) 昔から読書が好きだったわけではありません。会社員時代は、ビジネス書をほとんど読みませんでした。退 職すると決めてからは意識的に読むようになりましたが、それまでの読書量は 5 年間で 10 冊程度。1 年間に換 算すると 2 冊程度です。 もともと漫画も読みませんでした。雑誌もほとんど読みません。正直、極度に活字に苦手意識がありまし た。子供の頃からずっと算数や数学が大好きで、その道の仕事をすると思っていました。しかし気付けば書く ことが仕事の中心になっています。 そんな人間が 10 年後には本を年間 300 冊も読むようになっています。 しかも、本を読むだけではなく、20 冊以上執筆し「書き手」にもなっています。私の例を見ても、今苦手だ としても、得意(好き)にすることはできるはずです。ぜひ、本を好きになってくださいね。 このレポートでは、私がどうやって読書を好きになったのか。再現性の高い方法にまとめてみました。 Copyrightⓒ2007-2016 I-communication Inc. All Rights Reserved. ■まずは本を準備しよう 「どうやったら本を速く読めるようになりますか?」という質問が、非常に多いのです。 そこで、その秘密を私なりに分析してみます。 まずシンプルな答えですが、本が身近にたくさんある。これが一番のポイントかもしれません。 そもそも本を読むためには、本に触れる機会を作らないといけません。300 冊読みたいなら、それだけの本 と出会わないといけません。私の場合、献本をしていただくこともあります。おそらく年間 50 冊くらいは送っ ていただいています。そして自分で 250 冊くらい買っています。毎週のように本屋に行っていますし、 Amazon のサイトは毎日見ています。 ご献本いただいた本は、100%すべて読んでいます。そして、「いいなぁ~」と思ったものは、メルマガで ご紹介しています。私とあわないジャンルや読者さんが求めていないジャンルについては、「いい本だなぁ」 と思っても、ご紹介しないこともあります。たとえば、ダイエット本なんかはそうですね。それから旅行関 係。読者さんの多くは、ビジネスの視点を求めています。そのため、そこははずさないようにしています。 献本していただいても、読まない人もいると思います。でも著者の苦労を知っているから、やっぱり目を通 してあげたいと思ってしまうのです。 それから、私はきれい好きです(笑)本が乱雑に置いてあるのがイヤなのです。そのため、届いた本や買っ た本はどんどん「処理」します。本をしまいこんでしまうと、読んだか読んでいないか分からなくなります。 Copyrightⓒ2007-2016 I-communication Inc. All Rights Reserved. そのため、目につくところに積んでいます。「積ん読」状態です。 それがずっと気になるのです。 私はこの自分の性格を知っているので、本をたくさん読もうと思ったら、まとめ買いをして机の上に置いて おきます。10 冊くらいまとめ買いすることもあります。そうやって自分にプレッシャーをかけているのです。 本を 1 カ月に○冊読みたいと思ったらまずは本を手に入れて下さい。買ってもよいですし、図書館で借りて もよいです。まずは本を準備するところからがスタートです。そして、本がある生活に慣れてくださいね。 読めるようになってから、本を手に入れるのではなく、読むために本を手に入れるのです。 10 冊と決めたら、まず 10 冊。今すぐ買ってみてください! 是非私の本も 1 冊入れて下さいね(笑) 平野友朗の書籍一覧(Amazon)はこちら。 http://goo.gl/vVx8GE Copyrightⓒ2007-2016 I-communication Inc. All Rights Reserved. ■どうやったら速く読めるのか 本は準備できましたか? では、どうやったらたくさん読めるようになるのか。その話をもっと深掘りして考えていきましょう。 私は昔から本を読むのが早かったわけではありません。1 冊 3~4 時間くらいのペースだったと思います。 しかし、1 日に 3~4 時間も読書に割くなんて、当時は無理でした。 たくさん本を読みたい。でも、読むのが遅い。このジレンマを解消するために、私がとった方法。 それは、 ============================= ●薄い本を読む ●内容がスカスカの本を読む ============================= この 2 点です。 「え!?そんなのあり?」って思われるかも知れませんが、これによって、読めるという事実を作ったので す。難しい本を読んでこそ読書だ。そんな間違った考えがありました。東洋経済やダイヤモンド社の分厚い本 を手に取り、最初の頃は挫折を繰り返していました。 Copyrightⓒ2007-2016 I-communication Inc. All Rights Reserved. 100 ページの本でも、500 ページの本でも、1 冊です。内容の濃い薄は関係なく、1 冊なのです。本には、 内容がスカスカなものや見た目がスカスカ(行間が空いている)で読みやすいものがたくさんあると気が付い たのです。 それからしばらくは同じ出版社の本を読み漁りました。(どことはいいませんが・・・笑) すると、本を読むということ自体に慣れてきたのです。気が付いたら、2 時間もあれば 1 冊読めるようにな っていました。その手のマーケティングや雑学系の本を読み漁り読書のペースが身についてきました。 本を読むということを「1 ページ目から順にめくり最後のページまで到達する」と定義するなら、200 ペー ジ以内の本に絞って読んだ方がいいわけです。はじめの頃は冊数にこだわりました。そして、ひたすら読み続 けたのです。 習慣は、繰り返すことで出来上がります。気が付いたら、本を読むという習慣が生まれたのです。 その後は、ページ数が多いけどスカスカな本。もしくは、ページ数が少ないけど、ぎっしり詰まった本。こ れらにシフトしていきました。 そして、いつでも 2 時間で読めるような状態を作ったのです。今でも『U 理論』のような重たい本を読むと 数日かかることはあります。しかし、ほとんどのジャンルは 2 時間もあれば十分読み終えます。 ページ数が少なくてオススメの本は・・・ ●アイデアのつくり方(ジェームス W.ヤング・著) http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4484881047/scp-22/ref=nosim Copyrightⓒ2007-2016 I-communication Inc. All Rights Reserved. ●あたりまえのアダムス(ロバート・アップデグラフ・著) http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478760845/scp-22/ref=nosim ●チーズはどこへ消えた?(スペンサー ジョンソン・著) http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/459403019X/scp-22/ref=nosim ●カエルを食べてしまえ!(ブライアン トレーシー・著) http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478732205/scp-22/ref=nosim ●鏡の法則 人生のどんな問題も解決する魔法のルール(野口 嘉則・著) http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4893469622/scp-22/ref=nosim すべて 150 ページ以下です。おそらく 2 時間はかからず読めるはずです。成功体験を作り、読書に慣れてい きましょう。 Copyrightⓒ2007-2016 I-communication Inc. All Rights Reserved. ■スピードアップの核心に迫る いよいよスピードアップの核心に迫ります。 突然ですが、子供の頃に読んでいた本があれば手元に持ってきてください。お子さんの教科書でももちろん OK です。パラパラと読んでみてください・・・どうでしょうか? おそらくほぼ全員が、スラスラと読めるはずです。英語の教科書も、算数の教科書も、地理・歴史の教科書 も。きっと子供の頃は苦手だったものも、不思議なくらいスラスラ読めるはずです。なぜ、そんなに簡単に読 めてしまうのか。 ----その答えは、「ストック」があるからです。 当時は、頭の中にある情報量は少なく物事を俯瞰して見ることは出来なかったかも知れません。そのため読 もうと思っても詰まってしまう。意味が分からず立ち止まってしまったかも知れません。 しかし、今はたくさんの経験をしていて、ちょっと分からないような事柄でも推測がつくはずです。 別の例で考えてみましょう。 ======= 12●45 ======= と並んでいたら【●=3】だと思って補えます。 Copyrightⓒ2007-2016 I-communication Inc. All Rights Reserved. ======= AB●●E ======= と並んでいたら【●●=CD】だと思って補えます。 頭の中に数字や英語のストックがあるからこそ、意識しなくても答えが見つかるわけです。 では、次の文字はどうでしょう? =============== メー●マガ●● =============== きっと、メールマガジンと読めたのではないでしょうか? 事前情報(=ストック)があると、多少読み飛ばしても理解出来ます。そのため、読む速度が一気に上げられ るのです。知識が増えていくと、自然に読むのが速くなっていきます。 今、私はメルマガの本なら 1 時間かからず読めます。ビジネスメールの本なら、30 分もあれば読めます。マ ーケティングの本も、1~1 時間 30 分で十分です。しかし、医療系の本はこの何倍もかかるでしょう。ストッ クがないから読めないのです。 ここまで読んでいただき、イメージがわいたのではないでしょうか? Copyrightⓒ2007-2016 I-communication Inc. All Rights Reserved. みなさん、私のメルマガはスラスラ読めると思います。それは私の文体に慣れているからです。この形式も ストックされていれば、読むスピードはアップします。 本をたくさん読みたければ、そのジャンルの知識を貯めてください。たくさん読むことでストックが出来ま す。そうすると読めば読むほどスピードアップしていくのです。手始めに私の本から読んでみませんか? ■先輩起業家が教える走りながら考える仕事術! http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4534041497/scp-22/ref=nosim Copyrightⓒ2007-2016 I-communication Inc. All Rights Reserved. ■まとめ ここまで読んで「読書」に対しての取り組みやすさも変わったのではないでしょうか? ●本を手元にたくさん置く ●読める感覚を身につける ●多読をしてストックを作る 以前の私は、分からないことがあると前のページに戻っていました。進んでは戻り、進んでは戻りの繰り返 し。すると、まったく進みません。今は、戻らないと決めて読み進めています。読んでいて分からないとき は、そのまま進み続けます。それでも全体像があとで捉えられることが多いです。映画でもそうではありませ んか?1 シーンを見逃しても、あとで全体が把握できるのではないでしょうか。 それでも読めない・・・。最後に問題になるのは「時間」かもしれません。読もうと思ったけど時間が無 い。まとまった時間を取れない。そう思ったなら、時間を捻出してください。1 日の行動を振り返って、無駄 な時間ってありませんか? たとえば、野球が好きなわけでもないけど、テレビをずっと見てしまっている。ドラマを見なくてもいいの に、ただぼーっと見ている。電車に乗って、やることがないからスマホでゲームをしている。(思い当たるこ とはありませんか?今だったらポケモン GO なんかをやっている人が多いですよね。ホントに時間は無いので しょうか??) Copyrightⓒ2007-2016 I-communication Inc. All Rights Reserved. 正直なところ、時間はまだまだ作れます。私も忙しそうと思われがちですが、隙間時間を入れると、1 日 1 時間は簡単に捻出できます。本を読む時間がなかなか取れない方は、隙間時間に読めるような本から読んでみ てはいかがでしょうか? たとえば明日香出版社が出している「ルールシリーズ」見開きで 1 つのルールです。これなら 2~3 分あれ ば 1 つのルールが読み終わります。電話の待ち時間にさっと鞄から取り出して読む。そういった習慣を作るの に役立ちます。 それから、「読書をする」という時間をカレンダーに入れて、自分のカラダを予約するのもオススメです。 私は本を読むことが仕事の一つなので昼間にまとめて「読書」の時間を取ることもあります。 また、夜に気分が乗っているときには 0 時から 4 時の間に 5 冊読んだこともあります。これもカレンダーに 「読書」と入れて、予定通り取り組みました。人によっては朝の方がいいかもしれません。最近、朝お風呂に は行って半身浴をしているのでその時に 1 冊読むこともあります。 とにかく、こうしてまとめた読書の時間を取ることが大事です。 時間が取れない方は、毎月開催している『平野友朗の時間術大公開セミナー』がオススメですよ。無駄な時 間を発見し有効活用できるようになります。 最後までお読みいただきありがとうございます!ぜひ、楽しい読書をして豊かな人生にしてくださいね。 2016 年 7 月 24 日 株式会社アイ・コミュニケーション 平野友朗 [email protected] Copyrightⓒ2007-2016 I-communication Inc. All Rights Reserved.