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CFRP - Todoroki lab.
自動車用CFRP構造キャパシタの基礎研究 B12 機械物理工学専攻 轟・水谷研究室 13M10159 澤田 知弘 研究背景 CFRP構造キャパシタ : 蓄電機能を持つ構造材 CFRPとは ・軽量・高強度・高剛性材料 ・自動車構造体にも適用拡大 電気を蓄えられる自動車ボディの実現 構造キャパシタの従来手法 CFRP構造フィルムキャパシタ CFRP 誘電体 電極 フィルム 自 動 車 に 適 用 BMW-i3 CFRP製キャビン 平行平板コンデンサを形成 静電容量試算 目標値:120F エネルギー回生用途 必要な誘電体厚さ:約0.1nm 解決案 ・総重量削減 ・車体空間の拡大 バッテリー 削減可能 CFRP構造フィルムキャパシタでは実現困難 CFRP構造スーパーキャパシタで大容量化 CFRP構造スーパーキャパシタの概念図 スーパーキャパシタとは 活性炭電極 ろ紙 放電 充電 低電圧(~2.5V) 電解液 電気二重層 約1nm程度の誘電体層 (電気二重層)を利用 ・活性炭(表面積◎,強度×) ・電解液(導電性◎,強度×) ・ろ紙,PTFE 研究目的 GFクロスorろ紙 材 料 構 成 を 応 用 大容量化 ・CFクロス(表面積△,強度◎) ・ポリマー電解質(導電性△,強度○) ・ろ紙,GFクロス(GFは強度◎) ポリマー電解質を含浸 CFクロス電極 イオン導電性を有する固体樹脂 ・LITFSI(高解離性Li塩) ・PEGDGE樹脂(Liイオンを解離可能) ・TETA(硬化剤) CFRP構造スーパーキャパシタの自動車外板への適用可能性を検討 試験片作成・電気性能測定 等価回路とのパラメータフィッティング V=0.10V印加時の充電電流を測定→等価回路での理論値と比較 試験片作成 CF- ろ紙-CFのサンドイッチ構造で, + Li イオンを0.10wt%含むよう調整 Rs:直列抵抗 Rp:並列抵抗 Csp:静電容量 測定結果 V I (t ) e RS t t V (1 e ) RS RP CSP RS RP ただし ( R R ) S P ・Csp=2.7mF 従来手法:2.0mF 2 自動車外板全体(11.3m )に適用 18F 高静電容量化達成 ・Rp=49.8kΩ ・Rs=6.0kΩ ・・・20mΩ程度が必須 大電流を充放電不能 2 40×40mm に切り出し,試験片とした 今後の予定 構造スーパーキャパシタの強度評価 Todoroki & Mizutani Lab. 直列抵抗削減手法の考案 Dept. of Mechanical Sciences and Engineering Tokyo Institute of Technology