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スライド 1 - 日本プラスチック工業連盟

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スライド 1 - 日本プラスチック工業連盟
テーマ以外でいただいた質問と回答(概要)
日本プラスチック工業連盟
(Q1) 廃ペットボトルが、有料で海外に流出しているが、
その割合は、どのくらいか ?
容リ法では、リサイクルのため、飲料メーカーや
流通業者が多額の費用を負担しているが、こう
いう状況は、おかしいのでは ?
(A1) ① 容リ法の対象は、市町村分別収集量283千トン
の内、指定法人ルート量の140千トンとなります。
残りは、市町村の独自処理量で 143千トンです。
② 市町村の独自処理量の内、約半分の72千トン
(約25.5%)が、輸出されているものと推定して
います。
③ 家庭系に事業系を加算した使用済みPETボトル
のリサイクル量は、国内回収量:270千トン、
輸出推計量:295千トン(約52%)
(PETボトル推進協議会・年次報告書、2008年度版)
(Q2) ① ペットボトルのふたは、「冷たいもの」は「白色」、
「熱いもの」は「オレンジ色」と決まっているか ?
② 「白いふた」と「オレンジのふた」の製品本体の
厚さは、違うのか ?
③ 「冷たいもの」用の容器に、熱いものを入れた
場合、容器は問題ないか ?
(A2) ① 「熱いもの」用は、「オレンジ色」と決めている。
「冷たいもの」用には、白色・緑色・青色等が
あります。
② 「熱いもの」用の容器の厚さは、 「冷たいもの」
用の厚さより厚く設計されています。
③ ペットボトルは、基本的に「リユース」することを
前提には、設計されていません。「耐熱性不足」
の問題に加え、「衛生面」での問題も懸念され
ます。
(Q3) 生分解するプラスチックの開発状況は ?
実用化の見通しは ?
(A3) 平成18年度の消費者団体の皆様との懇談会で
「生分解性プラスチックとバイオマスプラスチック」に
関するテーマ発表を実施していますので、その資料
でご説明致します。
「生分解性プラスチック」も「バイオマスプラスチック」
も、種々の分野で既に実用化(製品化)されています。
グリーンプラ
生分解性プラスチックと
バイオマスプラスチック
実用用途例を中心に
生分解性プラスチック研究会
顧問
猪股 勲
2007年3月9日
「プラスチックに関する消費者団体との懇談会」
生分解性プラスチック研究会
Biodegradable Plastics Society ( Tokyo, Japan )
グリーンプラ
2.生分解性プラとバイオマスプラ
微生物により分解するという機能の特長から
主には廃棄時の環境負荷低減が期待される
生分解性プラスチック(出口の機能が鍵)
と、
再生が可能な有機資源を原料に、社会的に
有用なプラスチックを持続的に作ることにより、
枯渇性の化石資源の使用縮減に貢献する
バイオマスプラスチック
(入口の原料の有意性)
生分解性プラスチック研究会
Biodegradable Plastics Society ( Tokyo, Japan )
生分解性プラスチックと
バイオマスプラプラスチックの位置づけ
プラスチック
ポリエチレン
ポリプロピレン
ポリスチレン
PVC
PET
ABS
PA
など
バイオマスプラ
生分解性プラ
PHA
PTT
PLA
PCL
PBAT
PBS
CA
PVA
グリーンプラ
4.グリーンプラ識別表示制度
1.目的: 生分解性プラスチック製品の一般プラスチック製品との
識別を明確にし、シンボルマークを認証することで、
分別回収を可能とする。
2.骨格:
•
生分解性と安全性の確認
•
ポジティブリスト方式
•
生分解性:JIS法に基づいた測定+ミニマム基準
•
環境安全性:毒性・危険性のないこと
•
識別表示法:シンボルマーク
3.経緯:
•
発足:2000年6月16日
•
国際統合化:
DIN CERTCO(欧州), BPI(米国)(2001年12月)
中国(BMG)(2005年10月)、韓国(KBPA)(協議中)
・ 認証製品数 約800品目
生分解性プラスチック研究会
Biodegradable Plastics Society ( Tokyo, Japan )
グリーンプラ
5.バイオマスプラ識別表示制度
制度発足の趣旨:
•
•
地球温暖化防止、化石資源の消費縮減が地球規模の要請として高まる中、
生活に欠かせない有用性を提供しているプラスチックを再生可能な有機資
源(バイオマス)を原料とし、環境負荷及び炭酸ガスのバランスを崩すこ
との少ないバイオマスプラスチックの普及拡大を図ることが広く求められ
ています.
BPSでは、こうした要請を受け止め一般消費者にバイオマスプラスチ
ック製品の正確な認識とその普及促進を図るため、既存の化石資源由来の
プラスチック製品と識別するための制度として、2006年7月「バイオ
マスプラ識別表示制度」を発足いたした。
生分解性プラスチック研究会
Biodegradable Plastics Society ( Tokyo, Japan )
農業用資材
マルチフィルムを使ったレタスの栽培
収穫後の鋤きこみ作業
JA長野/ダイセルl
グリーンプラ
生ゴミ袋
生分解性プラスチック研究会
Biodegradable Plastics Society ( Tokyo, Japan )
ポリ乳酸製卵パック
グリーンプラ
窓付き封筒
出所:三菱樹脂
生分解性プラスチック研究会
Biodegradable Plastics Society ( Tokyo, Japan )
バイオマスプラ製品第1号登録商品
カード(大日本印刷)
グリーンプラ
ポリ乳酸製カッター刃
( 植物由来系なので紙と同じ扱いで
“可燃物” として廃棄可能:東京都 )
三井化学プラテック社提供
生分解性プラスチック研究会
Biodegradable Plastics Society ( Tokyo, Japan )
グリーンプラ
ポリ乳酸製PC筐体
出典:富士通HPより
生分解性プラスチック研究会
Biodegradable Plastics Society ( Tokyo, Japan )
(Q4) メラミンの混入による健康被害があったが、メラミン
樹脂の食器の安全性は ?
(A4) ①メラミンとメラミン食器では、物質が異なります。
・ 化学原料のメラミンそのものと、これを合成したメラミン
樹脂、さらに、高分子結合されたメラミン樹脂成形品
(食器)とでは、物質が全く異なります。
また、メラミン樹脂の製造過程で、メラミンはほぼ全量が
反応しますので、メラミンモノマーは、殆ど製品中に残存
しません。
②メラミン食器には、安全規格が定められています。
・ 食品衛生法「合成樹脂製の器具または容器包装の材質
別規格基準」で、メラミン食器の安全規格は定められ、
これに適合する限り、安全性は 確保されています。
* 東京都健康安全研究センターの「メラミン Q & A」
例えば、国際化工(株)/HP等に関連情報があります。
(Q5) 原油価格が高騰していたが、プラスチックの価格に反映
しているか ? 容器等の価格は、消費者に見えにくいが、
トレイやペットボトルの価格は、上昇しているのか ?
(A5) ポリエチレン等の原材料樹脂価格は、原油(ナフサ)
価格の変動に応じて変動しています。
プラスチック製品の価格も、変動していますが、原材料
樹脂に比べれば小さくなっています。
当連盟では、プラスチックの価格変動については、
「日銀の企業物価指数」を参考にしています。
国内企業物価指数推移(’05~’09.1)
280
260
240
220
200
180
160
140
120
100
80
60
'09.01
'08.10
'08.07
'08.04
'08.01
'07.10
'07.07
'07.04
'07.01
'06.10
'06.07
'06.04
'06.01
'05.10
'05.07
'05.04
原油(輸入物価指数)
石油化学系基礎製品
プラスチック原材料
プラスチック製品
'05.01
企業物価指数
図1 国内企業物価指数(2005年平均=100)
プラスチック原材料(汎用樹脂)推移(’05~’09.1)
'09.01
'08.10
'08.07
'08.04
'08.01
'07.10
'07.07
'07.04
'07.01
'06.10
'06.07
'06.04
'06.01
'05.10
'05.07
'05.04
170
160
150
140
130
120
110
100
90
'05.01
企業物価指数
図2 プラスチック原材料(汎用樹脂)
低密度ポリエチレン
高密度ポリエチレン
ポリプロピレン
ポリスチレン
塩化ビニル樹脂
ABS樹脂
飽和ポリエステル樹脂
メタクリル樹脂
ポリビニルアルコール
プラスチック製品企業物価指数推移(’05~’09.1)
130
125
120
115
110
105
100
95
90
'09.01
'08.10
'08.07
'08.04
'08.01
'07.10
'07.07
'07.04
'07.01
'06.10
'06.07
'06.04
'06.01
'05.10
'05.07
'05.04
プラスチック管板類
プラスチック フィルム・シート類
工業用プラスチック製品
発泡プラスチック製品
強化プラスチック製品
その他のプラスチック製品
'05.01
企業物価指数
図3 プラスチック製品
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