...

地方連携外交フォーラム

by user

on
Category: Documents
2

views

Report

Comments

Transcript

地方連携外交フォーラム
地方連携外交フォーラム
2009
2009年2月9日
岩田拓夫(
岩田拓夫(宮崎大学)
宮崎大学)
[email protected]@cc.miyazaki-u.ac.jp
第2回「フランス=ブルキナファソ分権型協力大会」
(大統領との討論セッション、2007
年12月
大統領との討論セッション、2007年
12月6日、ワガドゥグ)
、ワガドゥグ)
コンパオレ大統領
◆参加団体
・ブルキナファソ、フランス、ドイツ、イタリア、カナダ、
ニジェール、セネガル、マリ、ブルンジからコミューン、
政府からの代表の併せて、約1500名(日本からの参
加団体なし)
2
第2回「フランス=ブルキナファソ分権型協力大会」
(2007年
2007年12月
12月6∼7日、ワガドゥグ)
、ワガドゥグ)
地方財政に関する部会
3
出典) 発表者撮影
◎三角自治体協力に関するセッション
(ブルキナ全国コミューン大会、2007年12月3日、ワガドゥグ)
フランス、ドイツ、ブルキナファソの三
カ国の自治体による国際協力の実験
プロジェクトに関する報告(ドイツ開発
局DED)
4
出典) 発表者撮影
第2回「マリ地方分権型国際協力大会」
(2008
2008年12月
12月12∼
12∼14日
14日、バマコ)
、バマコ)
◆参加団体
・マリ、フランス、ドイツ、オランダ、スイス、カナダ、ニ
ジェール、セネガル、ブルキナファソ、ブルンジ、日本
(在マリ日本大使)からコミューン、政府からの代表の併
せて、約1000名
5
第2回「マリ地方分権型国際協力大会」
(2008
2008年12月
12月12∼
12∼14日
14日、バマコ)
、バマコ)
開会式前の様子
出典) 発表者撮影
6
第2回「マリ地方分権型国際協力大会」
(2008
2008年12月
12月12∼
12∼14日
14日、バマコ)
、バマコ)
トゥーレ大統領
開会式の様子(中央が大統領)
出典) 発表者撮影
7
第2回「マリ地方分権型国際協力大会」
(2008
2008年12月
12月12∼
12∼14日
14日、バマコ)
、バマコ)
ユネスコ世界遺産を多く有する観光立国
マリにおいて、エコツーリズム、フェアツー
リズムと組み合わせるために、自治体の
能力強化が話し合われた。
自治体広域連合によるエコツーリズムに
関する部会
出典) 発表者撮影
8
■地方分権型国際協力の状況(フランス)
①フランスの外交・援助政策における分権型
協力(自治体間の国際協力)の位置づけ
◆政府の外交・援助政策においても重要な
政策的柱として位置づけられている
⇒アフリカ政策において、自国民の保護、経済的
利益、政治関係に重要な役割を期待
⇒アフリカ政策に対する国民の支持を広げる狙い
9
■地方分権型国際協力の状況(フランス)
②フランス外務省の地方分権型国際協力への
積極的役割
◆外務省からフランスの自治体への補助金
(Cofinancement)制度; 自治体独自の支出と同額(総
額の50%を上限)と事務手続き面での配慮
⇒1150万ユーロ(2007年、約16億円; 制度開始
から間もなくフランスのODA全体の約0.2%に過ぎ
ないものの前年比10%増)
◆アフリカの自治体にとって直接的財源に
10
地方ガヴァナンス推進協力に関する欧州憲章
(European Charter on Development Cooperation in support of Local Governance)
Governance)
(2008
2008年11月)
■地方レベルで協力す
るヨーロッパのアクター
(行政、地方政府、市民
社会、民間セクターな
ど)による活動の発展を
目指した憲章
↓
■国際協力・外交にお
ける地方の存在を重視
詳しくは) http://www.chartehttp://www.charte-coopcoop-gouvernancelocale.eu
11
■地方分権型国際協力の状況(日本)
③わが国の状況
◆国会・地方ともに議員の関心が低い
(外交・国際協力は票にならない)
◆国家中心の伝統的な外交観が支配的
⇒分権型協力は政策イシューとなっていない
◆三位一体の改革、市町村合併、経済危機
による自治体の財政難の中で、住民の関心
も薄れる
12
■地方分権型国際協力の状況(アフリカ)
④アフリカ(ブルキナファソ、マリ)の状況
◆分権化、分権型国際協力は政府(大統領)
の最重要政策と位置づけられている
◆フランスとの密接な協力関係
フランスの自治体(連合体を含む)との二国
間自治体協力提携
⇒フランスにとって、対アフリカ自治体協力
の最重要拠点国(ブルキナ、マリ、セネガルの三
国で対アフリカの自治体協力460件のうち、260件
を占める)と位置づけられている
13
ご清聴ありがとう
ございました。
14
Fly UP