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認定NPO法人 国境なき子どもたち
東日本大震災活動報告書(2011年3月~ 9月)
KnK JAPAN
Activity Report
2011
March∼September
皆さまのご支援に
心よりお礼申し上げます。
www.knk.or.jp www.knk-iwate.jp
KnK JAPAN
Activity Report
2011
March∼September
はじめに
この度の東日本大震災で被災された皆さまに、国境なき
子どもたち事務局一同、心よりお見舞い申し上げます。
このような未曾有の出来事のなか、国境なき子どもたち
(KnK)には日本中そして世界中の子どもたちからたくさ
んの応援のメッセージが寄せられ、国内国外を問わず多数
の企業から追悼の意と共に支援の声が届けられました。普
段は会うことのない人々が出会い、手を取り合い生まれた
絆が、とても大きな力となることを強く感じました。
私たちの活動を応援してくださる皆さまに、心からお礼
を申し上げます。
この報告書では、私たちが 2011 年 3 月から東日本大震
災の被災地で行った支援活動をご紹介しています。
今後も岩手県を中心に、これらの活動を継続して行って
まいります。
皆さまの温かいご支援に感謝いたします。
目次
P. 2 & 3
メッセージ/活動開始までの流れ
P. 4 & 5
チーム編成/初動調査
P. 6 & 7
陸前高田市
P. 8 & 9
大船渡市
P. 10 & 11
釜石市
P. 12 & 13
大槌町
P. 14 & 15
山田町
P. 16 & 17
宮古市
P. 18
岩手県内のその他の地域/盛岡市
P. 19
2011 年 9 月から実施されるプロジェクト
P. 20
釜石市青葉ビル(コミュニティセンター)の修復
P. 21
移動型子どもセンター < 陸前高田市 >
P. 22
山田町田の浜コミュニティセンターの建設
P. 23 - 25
プレスレビュー
P. 26
事業計画
P. 27
支援者紹介
P. 28 & 29
海外における KnK の活動/日本における KnK の活動
P. 31 & 32
ご寄付のお願い
1
KnK JAPAN
Activity Report
March∼September
2011
KnK JAPAN
メッセージ
Activity Report
March∼September
2011
活動開始までの流れ
ヨルダンからメッセージ
● 3 月 12 日
東 京にてミーティング。
震災被災地での支援活動
を行うことを決定。
● 3 月 19 日、23 日
北茨城市にて調査を実施。
カンボジアからメッセージ
● 3 月 26 ∼ 30 日
岩手県陸前高田市、大船
渡市を視察。
● 4 月 5 ∼ 10 日
KnK は、震災後まず北茨城市の避難所数ヶ
盛岡市にある県の教育委
所を回り、初めての支援物資配布を行った。そ
員会、沿岸部市町村の教
の後、中心となる活動地として岩手県を選択し
育委員会を訪問。
た。これは、地理的に遠隔地である岩手県では、
● 4 月 18 ∼ 24 日
長期にわたって活動できる団体や個人が少ない
盛岡市および岩手県北部
だろうという理由からだ。
の被災地を視察。
沿岸部市町村の教育委員会を訪問したうえ
で、資金の許す限り、あらゆる支援要請に応え
●4∼5月
学校の授業再開を支援す
インドネシアからメッセージ
フィリピンからメッセージ
3 月 11 日の大震災直後から数日間に、KnK が支援している
震災翌日の 3 月 12 日、KnK は被災地への支援活動を行うこ
ていくことを決定した。具体的に何を支援する
る目的で、制服や教材、ス
かについては、
KnK だけで判断するのではなく、
クール バ ス 22 台を含 む
被災地からの声や要請を反映し決定することが
大規模な支援物資を届け
重要であると考えている。今日もなお様々な支
る。
援の要請を受けており、今後もこれらの要請に
活動地の子どもたち、友情のレポーターたちをはじめとする世
とを決定した。その後今日に至るまで、KnK には日本中そして
界中の子どもたちから、3,000 通を超えるメッセージが KnK の
世界中の企業から、追悼の思いと共に支援の声が届けられてい
もとへ寄せられた。各活動地のスタッフは日本を応援するため
る。緊急支援物資配布のため、3 月中旬以降茨城県北茨城市や
の活動を開始し、フィリピンでは首都マニラにある世界最大規
岩手県沿岸部を訪れた際には、全日空、ヘンケルジャパン株式
模のスラムに住む子どもたちが、
東北の子どもたちを支援する「1
会社、ブロンデルジャポン株式会社などの企業から毛布、飲料
震災直後からのサポート : KnK の事務所がある東京・
2010 年、DATV の企画により始まった「ほほえみ
ペソキャンペーン」という募金活動を行った。
水、チョコレートなどの提供を受け、避難所に配布することが
下落合にお住まいの皆さまからは、乳児用および老人用
プロジェクト」は現在、バングラデシュおよびフィリピ
できた。
紙おむつ、粉ミルク、衛生用品などを提供していただいた。
ンにおける KnK の活動を支援している。同プロジェク
私たちは寄せられたメッセージを紙に大きく印刷し、体育館
などで避難生活をしている人々に手渡した。世界中の人々が私
たちと共にあると実感できた瞬間であった。
また、
サンゴバン株式会社、
ソフトバンク株式会社の孫正義氏、
寺田倉庫グループ、
株式会社フォルシアジャパンをはじめとする、
教職員用住宅の修復を行
う。
対応するべく、KnK は 2,500 万円の資金を備え
ている。
トの支援により、KnK は物資配布および岩手県への移
動に使用する車両を購入することができた。
多くの企業から「被災地の子どもたちのために」と温かいご支
援をいただき、KnK の活動が支えられている。
SAINT
GOBAIN
Faurecia
SOFTBANK
MOBILE
2
寺田倉庫
グループ
東日本大震災
復興支援財団
JPF
ANA
3
KnK JAPAN
Activity Report
March∼September
2011
KnK JAPAN
チーム編成
Activity Report
March∼September
2011
初動調査
東京事務局に在籍する 11 名のスタッフのうち 4 名が継続的に岩手
青森県
県に派遣され、被災した沿岸部市町村の教育委員会、学校、避難所、
公民館などを訪問した。5 名は東京で支援業務全般を担当し、現地
視察に加え、会計や必要物資の購入、パートナー団体との連絡など
に携わっている。残る 2 名は、海外で行われているその他すべての
プロジェクトを担当している。
2011 年 6 月、新たに 2 名のスタッフが現地に加わり、8 月中旬まで
盛岡市に駐在し活動を行い、その後、釜石市に拠点を移した。2011
KnK は震災から約 2 週間後の 3 月 26 日、 岩手県での支援活動を開始した。 まず陸前
年 10 月以降、新たに 2 名が加わる予定である。
高田市の小友町、 気仙町、 高田町、 広田町、 米崎町、 大船渡市の末崎町を訪れ、 避難
また、これらのプロジェクトの運営スタッフは、釜石市のコミュニ
所となっている公民館や学校を回り支援物資を届けた。 その後、 県の教育委員会を通じ
ティセンターの修復工事終了後の 2012 年春に、センター内に事務所
て、陸前高田市から宮古市までの教育委員会を訪ね、学校再開に必要なニーズ調査を行っ
を設立するよう計画している。
た。 また県教委からの依頼を受け、 支援が不足しているといわれていた北部の被災地へ
行き、 教育委員会と協議を行った。
より地域に深く根ざした支援を行う
認定 NPO 法人ジャパン・ プラットフォーム (JPF) は、 2005 年からパキスタン、 イ
ために、2012 年初めには「KnK 岩手」
ンドネシア、 バングラデシュ、 ミャンマー、 ヨルダン、 フィリピン、 東ティモールで
支局を正式に開設する予定である。
行われる KnK の緊急支援活動に対し、 支援を行っているパートナー団体である。
JPF は、 東北の支援活動でも KnK のメインパートナーとして支援を行っている。
福島県
フランスから、
日本に愛の手を!
震災後間もない 4 月
11 日、
パリのロン・ポワン・
デ・シャンゼリゼ劇場に
て、東日本大震災復興支
援コンサートが行われた。
ジ ェ ー ン ・ バ ー キ ン、
アダモ、ピエール・バルー、
桜川市
マイア・バルー、スブリ
ムほか、多くのアーティ
小美玉市
ストが参加し、チケット収
つくば市
益 の 7 割 が KnK の 行 う
被災地支援活動へ寄付さ
ジェーン・バーキン(中央)とフランスのKnKボランティアたち
4
れた。
5
KnK JAPAN
Activity Report
March∼September
2011
陸前高田市
被災地で活動する
現地団体に対する支援
住田市
陸前高田市出身の佐藤慧さんは、津波で家族と家を失っ
た。その深い悲しみの中で彼が出した答えは、
「NPO みん
高校生への支援
KnK の活動においては、中学生や高校生など 10 代の
青少年が主な対象者となる。
陸前高田市にある県立高田学校は、学校が被災してし
まったため隣の大船渡市にある大船渡東高校で授業を再
開させることになった。KnK は生徒たちの通学手段や部
大船渡市
つな ∼東日本復興プロジェクト∼」を立ち上げ、陸前高田
市の友人や被災者を支援するというものだった。KnK は支
援の一環として「みんつな」へ車両 2 台を貸与し、活動資
金を提供した。
「みんつな」の皆
さん、これからも一緒に頑張りま
しょう。
陸前高田市
活動の移動手段となるスクールバスを 4 台提供した。
その他の市町村でも高校を対象として、制服や体操着
などの提供、ボート部やヨット部など部活動への支援、
定時制高校に通う生徒への支援を行っている。
陸前高田市立第一中学校における
合併浄化水槽
第一中学校では、水を下方に送るポンプシステムが津波
高田高校にスクールバス4台を提供
被災したコミュニティへの支援
陸前高田市気仙町にある福伏地区は、3 月に KnK が最
により被害を受けたため、新しい合併浄化水槽を設置する
要請を受けた。費用は約 1,900 万円で、7 月に完成し稼働
気仙沼市
している。このプロジェクトにご支援いただきました株式会
社ヴァレオジャパンに、心よりお礼を申し上げます。
初に訪れた地区のひとつである。KnK は 4 月にこの地区の
学校リスト
支援リスト
小友小学校
*
高田小学校
*
長部小学校
*
矢作小学校
*
米崎小学校
*
広田小学校
*
竹駒小学校
*
気仙小学校
*
第一中学校
*
小友中学校
*
高田高校
制 服
*
体操着
*
ユニフォーム
*
スポーツ用具
*
職員室用机・椅子
*
補助教材
*
合併浄化水槽
の設置
*
スクールバス4台
*
車両4台
学校行事バスの
運行
*
など
避難所へ車両 1 台を提供した。
震災前と変わらぬ学校生活を
約 7,000 万円分もの制服、体操着、スポーツ用品がど
Valeo
れほどのものになるか、想像できるだろうか。子どもた
ちが 4 月または 5 月に、震災前と変わらぬ状態で学校に
通えるように、私たちは様々な教育資材の要請を受け支
ⒸAtsushi Shibuya
ⒸAtsushi Shibuya
ⒸAtsushi Shibuya
ⒸAtsushi Shibuya
ⒸAtsushi Shibuya
ⒸAtsushi Shibuya
援を行った。
バレーボールチームへの支援
子どもたちにとって、スポーツ、遠足、
クラブ活動などが再開されることは非常
に重要である。KnK は、スポーツ用具と
被災地のために寄贈された車両を陸前高
田市気仙町小友地区にある小友町バレー
ボールスポーツ少年団に提供した。皆さ
ん、練習がんばってください。応援して
います!
6
7
KnK JAPAN
Activity Report
March∼September
2011
住田町
大船渡市
釜石市
越喜来小学校
(甫嶺小学校を使用している)
*
赤崎小学校
(蛸ノ浦小学校を使用している)
*
赤崎中学校
(大船渡中学校を使用している)
*
大船渡高校
*
大船渡東高校
大船渡市
支援リスト
陸前
高田市
制服
*
ユニフォーム
*
職員室用
机・椅子
スクール・ポピュレール・フランセ(市民の絆フランス/ SPF)による支援
スクール・ポピュレール・フランセ(市民の絆フラ
KnK は SPF から寄付を受け、大船渡市にスクー
ンス/ SPF)は、フランスおよび世界中の恵まれな
ルバス 1 台を提供することができた。SPF の温かい
い人々を支援するフランスの老舗 NGO であり、KnK
ご支援に心よりお礼を申し上げます。
学校リスト
スクールバス1台
*
など
は同団体の岩手県現地パートナーに選ばれた。
学校再開に向けて支援が必要なのは、生徒たちだけではない。
KnKは、
先生方が使う職員室用の机や椅子も提供した。
KnK は、9 月末から物資配布などの支援活動に加え、コミュニティセンターの修
SPF
!!
L
L
CA
復や移動型子どもセンターの運営により、子どもたちが子どもらしい時間を過ごせる
よう支援を展開していく予定である。
KnKの活動にぜひご参加ください。
まだまだ皆さまのご支援が必要です!
8
9
KnK JAPAN
Activity Report
March∼September
2011
大槌町
釜石市
釜石市
ブロンデルジャポン株式会社からご寄付いただいたチョ
Blondel
コレートを配布した。被災した方だけでなく、ボランティア
として活動している方も笑顔がこぼれていた。
小学校への給食器の支援
震災当初、学校給食器は緊急事態対応として、各
大船渡市
避難所の炊き出しや被災者の方々の食事などに利用
された。学校が再開されてからも給食器は避難所で
学校リスト
支援リスト
栗林小学校
*
釜石小学校
*
白山小学校
*
平田小学校
*
鵜住居小学校
(小佐野小学校を使用している)
*
唐丹小学校
(平田小学校を使用している)
*
双葉小学校
*
小佐野小学校
*
甲子小学校
*
釜石東中学校
(釜石中学校を使用している)
*
釜石中学校
*
唐丹中学校
*
大平中学校
*
甲子中学校
*
釜石高校
*
釜石商工高校
制 服
*
上履き
*
体操着
*
運動靴
*
ユニフォーム
*
通学かばん
*
職員用パソコン
*
パーテーション
*
教育資材
*
楽 器
*
給食器
*
スクールバス7台
*
など
使用されていたため、小学校では給食が提供できず
にいた。KnK が新しく食器を提供することにより、
給食を再開することができた。
久石譲コンサート
作曲家の久石譲氏は、6 月末にパリ
在住の友人とコンサート主催者に声を
かけ、チャリティコンサートを開催し
た。集まった支援金は、被災地の子ど
もたちへの支援として KnK に寄付され
た。KnK は、この寄付を子どもたちの
文化活動支援として使用したいと考え
ている。例えば釜石市では現在、家族
ⒸAtsushi Shibuya
と家を失ったある生徒が、仮設住宅で
暮らしている。KnK は、以前はピアノ
定時制高校生への支援
バイトの時間も変更を余儀なくされ、仕事を辞めざるを得
トをして生活費を稼ぎながら、夕方以降の時間を使い勉学
ない生徒もいた。KnK は、こういった生徒たちが以前と変
に励んでいた。
わらぬ学校生活を送ることができるよう給食の支援をして
しかし、震災後授業時間が変更され、それに伴い、アル
10
を弾いていた彼女が新しい家でも、周
定時制高校に通う生徒は、震災前には、昼間にアルバイ
囲に迷惑をかけずに弾けるように、電
子ピアノを贈る予定である。久石さま
に、心よりお礼を申し上げます。
いる。
11
KnK JAPAN
Activity Report
March∼September
2011
山田町
大槌町
大槌町
避難所内の学校
被災校の生徒は、被災を免れた学校の体育館などに
学校リスト
支援リスト
赤浜小学校
(吉里吉里小学校を使用していた)
*
安渡小学校
(吉里吉里小学校を使用していた)
*
大槌北小学校
(吉里吉里小学校を使用していた)
*
大槌小学校
(陸中青少年の家を使用していた)
*
大槌高校
ユニフォーム
*
パーテーション
*
黒板
*
スクールバス4台
*
遠足
(大槌町の学童)
*
など
パーテーションを使い仮設の教室を作り、授業を続けて
いた。9 月中旬からは仮設校舎に小学校 4 校・中学校 1
校が移り、KnK が提供したスクールバス 4 台が通学用に
使われている。
釜石市
被災地を訪問された
KnK支援者の皆さま
震災後、日本中そして世界中から多くのボラ
ンティアが東北地方に集まった。
KnK 支援者の多くも被災地を訪れ、悲惨な
状況を目の当たりにした。
サンゴバン株式会社代表取締役と
同社社員
*
KnKフィリピン事務局長
*
パキスタンにおけるKnKの
パートナー団体FWA事務局長
*
初の遠足
KnK は 8 月、大槌町の学童保育に参加する子どもたち
フィリップ・フォール前フランス大使
の遠足の支援を行った。岩手県内陸部にある遠野を訪れ
*
た子どもたちは、遠野に伝わる昔話を聞き、またそば打
ほか
ちの体験や広い野原で追いかけっこなどをして楽しんだ。
遠足には KnK のスタッフも参加し、子どもたちと触れ合
う貴重な時間にもなった。
今後も冬、2012 年春と、継続して遠足などのイベント
を行う予定である。
12
13
宮古市
KnK JAPAN
Activity Report
March∼September
2011
学校リスト
支援リスト
大沢小学校
*
山田北小学校
*
山田南小学校
*
織笠小学校
*
轟木小学校
*
大浦小学校
*
船越小学校
(陸中青少年の家を使用している)
*
豊間根小学校
*
豊間根中学校
*
山田中学校
*
山田高校
体操着
*
水着
*
スクールバス6台
*
車両2台
*
教職員住宅
修復4棟
*
小学校校庭の
埋め立て工事
*
ボート6艇
*
トレーラー 1台
*
懐中電灯
*
乾電池
*
電子ピアノ
*
など
山田町
山田町
校庭の埋め立て工事
山田北小学校の校庭は、津波が流れ込んでしまったため、新た
に土を埋め立てる工事をしなくてはならない。子どもたちが一日
も早く安全に校庭で遊べるよう、KnK はこの工事費を支援した。
ⒸAtsushi Shibuya
町内の小学校にスクールバス6台と教育委員会へ車両2台を支援
大槌町
山田幼稚園
体操着の支援
株式会社コルグより電子ピアノを提供したいという申し出
KnK は教育には音楽やスポーツなどが欠かせな
を受け、山田幼稚園に届ける予定となっている。
いと考えており、山田町をはじめとした被災地の
小中学校を対象に体操着の支援を行った。
3 月、KnK に対し、世界最大手の建築
資材会社であるサンゴバン株式会社から
1 億円の資金提供の申入れがあった。
ⒸAtsushi Shibuya
ⒸAtsushi Shibuya
同社の支援により、KnK は山田町で教
職員住宅として使用する建物計 4 棟の修
復、山田北小学校校庭の整備、車両 2 台
を提供できた。また同資金により、今後
は山田町田の浜地区のコミュニティセン
ターを新規建設する。
山田高校ボート部
全国でも強豪の山田高校ボート部は、津波によ
りボートを失い、現在他校から借りたボートで練
習を行っている。震災後、内陸部の湖で練習して
いたが、今後は山田湾での練習再開が決定してお
り、KnK はボート 6 艇とトレーラー 1 台を提供
4 月、被災した山田町を訪ねたサンゴバン株式会社代表取締役(左から 2 番目)
14
SAINT
GOBAIN
する。
ⒸAtsushi Shibuya
15
ⒸAtsushi Shibuya
KnK JAPAN
Activity Report
March∼September
2011
岩泉町
宮古市
カメラに向かって笑顔を見せてくれた宮古北高校の生徒。
KnK は同校に制服など学用品の支援を行った。
「制服を着ることができてようやくスタートラインに立てた」
「ジャージだと目立つから制服が来てよかった」
宮古市
山田町
課外活動支援
学校は再開したものの、宮古商業高校ヨット部は、ヨッ
トがすべて流出したため練習ができず、地域の瓦礫撤去
などのボランティアを自主的に行っていた。現在、各方
ⒸAtsushi Shibuya
面から中古ヨット数艇が届いているが、救助艇がないた
め練習できないでいた。そこで KnK は、宮古商業高校
と宮古高校に救助艇計 2 艇を支援することに決定した。
将来の部員たちにも夢をつなぐために。
友情のライブラリーと図書カード
友情のレポーターたちが中心となり、東日本大震災の被災地の
子どもたちのためにメッセージと本を届ける友情のライブラリープ
ロジェクトを 4 月に開始した。
学校リスト
赤前小学校
*
崎山小学校
*
田老第一小学校
*
田老第三小学校
*
重茂小学校
*
藤原小学校
*
花輪小学校
*
高浜小学校
*
鍬ケ崎小学校
*
宮古小学校
*
愛宕小学校
*
磯鶏小学校
*
山口小学校
*
千徳小学校
*
津軽石小学校
*
鵜磯小学校
*
千鶏小学校
*
蟇目小学校
第一中学校
*
第ニ中学校
*
河南中学校
*
宮古西中学校
*
津軽石中学校
*
崎山中学校
*
重茂中学校
*
田老第一中学校
*
宮古高校
*
宮古商業高校
*
宮古工業高校
*
宮古北高校
支援リスト
制 服
*
体操着
*
水着
*
給食着
*
救助艇2艇
*
など
テレビや新聞などで日々報じられる被害を目にして、レポーター
たちは「自分たちには何ができるのか」と問い続けた。
―きっと大事にしてきた本も、
津波によって流されてしまっただろう。
―メッセージを添えることで、
一緒に頑張ろうという想いを伝えら
れるかもしれない。
そのような想いが形になり、現在までに約 14,000 冊もの本にメッ
セージが添えられ、日本中のみならず、世界中から寄せられた。また
ゴールデンウィークには全国 9 ヵ所のららぽーとならびにアルパーク
にて、友情のライブラリーを呼びかけるイベントが開催された。
また KnK は株式会社小学館から図書カードを提供していただ
いた。これからも子どもたちが本を通じて夢や希望が持てるよう、
津波により被災した艇庫
支援を続ける。
友情のライブラリープロジェクトで集まったメッセージ付き
の本のうち、
約1,300冊を宮古市立山口小学校に寄贈した。
16
17
KnK JAPAN
Activity Report
March∼September
2011
KnK JAPAN
岩手県内のその他の地域
Activity Report
March∼September
2011
2011年9月から実施されるプロジェクト
2011 年 4 月、岩手県への 3 回目の訪問で、KnK は調査範囲を県
北部へ拡大し、久慈市、田野畑村、普代村、野田村を訪問した。各
●釜石市青葉ビル(コミュニティセンター)の修復
NEXT
教育委員会から被災状況やニーズについて話を伺い、田野畑村と野
田村にバッグ、スポーツ用具、
ユニフォームなどの支援物資を
●移動型子どもセンターによる、
学習スペースや読書スペースの提供
●山田町田の浜コミュニティセンターの建設
提供した。
また、南部の住田町にある住
KnK は今後、
これまでと同様に様々な支援要請に対応していくと同時に、
コミュニティセンター
田高校から直接要請を受け、被
や移動型子どもセンターの運営を通じて、子どもの居場所にかかわるプログラムを実施していく。
災した生徒に制服を支援した。
KnK JAPAN
Activity Report
March∼September
2011
友情のレポーター、
フランスへ
盛岡市
2011 年春、釜石市と大船渡市の 2
名の中学生が「友情のレポーター」に選
ばれ、8 月にフランスに派遣された。2
KnK は、盛岡市において、県内の公立高等学校を管理している
人はまず、スクール・ポピュレール・フ
岩手県教育委員会および岩手県高等学校教職員組合と緊密に連絡
ランセ(市民の絆フランス/ SPF)が
を取り合い、様々な支援要請に対応している。
開催する“世界の友だち”をテーマにし
た子どもキャンプに参加した。このキャ
ンプには、フランスをはじめ世界 22 ヵ
プジョー・シトロエン・ジャポン株式会社
国の子どもたちが 10,000 人以上参加
ディーニュ・レ・バン市市長(左)と友情のレポーター
しており、世界の子どもたちに岩手の現
状を伝えた。その後、釜石市の姉妹都市
であるディーニュ・レ・バン市を訪問し、
セルジュ・グロアゲン市長の出迎えを受
けた。またマノスクという街では、KnK
のパートナーとして釜石のコミュニティ
センターの修復を支援してくださってい
るロクシタンのマノスク工場を訪問し、
ロクシタン財団、在マルセイユ日本国総
領事、そして地元の新聞社に、岩手につ
いて伝えることができた。
KnK は、岩手県での活動用に、プジョー・シトロエン・ジャポン株式会社
から車両 1 台を貸与していただいた。
クリエイティブ・ディレクターのマニグリエ真矢さんによるひまわりの花
のデザインが施されたキュートで明るい車は、現地に笑顔を届けている。
18
PEUGEOT CITROËN
JAPON
の
今後
活動
支援 て
に向け
KnK は、スポーツクラブや部活動を応援する課外活動支援プロジェクトを実施
し、教育支援と同様に様々な必要品や用具の提供、遠征費の提供などに取り組む。
厳しい冬を迎える岩手県の子どもたちに、引き続き温かいご支援をよろしくお願
いいたします。
19
KnK JAPAN
Activity Report
March∼September
2011
KnK JAPAN
釜石市青葉ビル(コミュニティセンター)の修復
Activity Report
March∼September
2011〈陸前高田市〉
高田街
45
3 月 11 日の津波によって大きな被害を受けた釜石
移動型子どもセンター
道
242
数多くの建物が破壊さ
竹駒
れてしまった陸前高田市
市では、現在復興が進められている。
では、子どもたちがクラ
釜石港から 400 m離れた街の中心部に位置してい
たコミュニティセンターは、建物や近辺の工場に守
られ全壊は免れたものの、高さ 4m に達した津波に
線
石
4
釜
よりあらゆる設備、窓、床、電気系統などが破壊さ
浜磯街
道
陸前高田
高田バイパス
釜石
街道
浜磯
45
脇ノ沢
南
ア
283
ス
線
釜石港
して勉強ができるスペー
ス な ど が な くな っ て し
まった。
リ
れてしまった。
ブ活動を行う場所や集中
229
KnK は市の教育委員会
ロクシタンからのご支援により、KnK は、2012 年
との話し合いを重ねた結
春の開館を目指し、9 月以降同センターの修復を開
果、
「移動型子どもセンター」を開設することにした。
始する予定である。
このセンターは、29 座席の路線バスの座席を取り払い、
新たにテーブルやいすを設置し、学校や仮設住宅からやって
くる子どもたちが自分のスペースを持てるよう改造する。そ
して、学習スペース、友情のライブラリーで集まった本を読
むスペース、またインターネットを使い現地からの声を発信
する友情のレポータープロジェクトなどにも使用される。
まず 2011 年 11 月より、最初の 1 台が陸前高田市内の学校
や仮設住宅を巡回し運行される。
このプロジェクトは、ソフトバンク株式会社代表取締役の
孫正義氏により新たに設立された「公益財団法人 東日本大
移動型子どもセンター
完成予想図
震災復興支援財団」からのご支援によって行われる。
5月に釜石市を視察したロクシタンジャポン株式会社社長
(左から2番目)
東日本大震災
復興支援財団
同センターは、以前は保育所、障害を持った子ど
もたちのためのスペース、地元の NGO や団体の会
議スペース、
子どもたちが集まり勉強できる空間、
ワー
クショップの実施、図書館、インターネットの利用な
ど様々な目的によって利用されていた。KnK は、ひ
とりでも多くの方にセンターを利用してもらえるよう
市と協力する。
修復工事は 2011 年 9 月から 2012 年 3 月まで、開
所は 2012 年春を予定しており、KnK は少なくとも
L'OCCITANE
期的
中長
の
活動
に
ため
20
2012 年末まで、このセンターでの活動を行う計画で
ある。
被災地の復興が一日でも早く進むよう、KnK は全力をあげて支援をしていく。
釜石市と山田町に修復・建設されるコミュニティセンターでは、2012 年中に
活動が開始される予定である。
このような中長期的な活動に対しても、引き続き皆さまからのご支援をよろし
くお願いいたします。
21
KnK JAPAN
Activity Report
March∼September
2011
山田町田の浜コミュニティセンターの建設
KnK JAPAN
Activity Report
March∼September
2011
プレスレビュー
KnK は、山田町田の浜コミュニティセンターの建設支援をし
てほしいという山田町役場からの要請を受けた。
41
― KnKの活動が、各紙に紹介されました。
―
センターがあった田の浜地区は全家屋の 60% 以上が被災し、
世帯数が震災前と比べ半分以下にまで減少した。また漁業セン
ターや公共施設も津波や火災により全壊するなど甚大な被害を
読売新聞 2011年4月21日
受けた。山田町からの要請を受け、KnK はサンゴバン株式会社
からの支援の一部により、津波の被害を受けなかった高台に土
地を選定し、新しいコミュニティセンターを建設することにした。
陸中山田
線
山田
土 地 の 造 成 : 2011年12月
建築計画期限 : 2012年3月
織笠
山田道路
建 設 期 限 : 2012年11月
新しいコミュニティセンターの建設には
皆さまの更なるサポートが必要です。
ご協力をどうぞよろしくお願いいたします。
河北新報 2011年5月28日
45
岩手日報 2011年4月24日
また KnK は、山田町より、
「6 つある公園に、桜
を植樹してほしい」という、さらなる要請を受けた。
津波により失われてしまった方々を偲ぶ思い、そし
て復興に向けた願いを込めて、2012 年、1,000 本の
桜の木を植樹する。
22
23
東京新聞 2011年6月29日
復興釜石新聞 2011年7月20日
岩手日報 2011年8月13日
東海新報 2011年9月29日
“WE LOVE JAPAN, 100 MASQUES pour le Japon”
「日本のための100のマスク」
9 月 21日、フランス、パリの装飾美術館にて東日本大震災被災者支援のため
のチャリティオークション「日本のための 100 のマスク(WE LOVE JAPAN,
100 MASQUES pour le Japon)
」
が開催された。ソニア・リキエルやクリスチャン・
ラクロワなど著名なデザイナーらの手によって、白いマスクが見事なアート作品に
様変わりし、震災被災者支援のためにチャリティオークションにかけられた。
オークションの収益は、KnK に寄付され、被災者支援活動に充当される。
イベントを発案して下さった佐藤絵子さま、スポンサー企業の皆さま、関係者
の皆さまに心からお礼申し上げます。
東海新報 2011年8月6日
『ラペのくにでは』
芥川賞作家の辻仁成氏は、震災後に
不安で眠れない子どもたちのために童
話を書き下ろし、平尾香氏の挿絵を加
えた絵本を製作した。
全額寄付され被災地の子どもたちへの
支援活動に使用される。
辻仁成さま、平尾香さま、海竜社さ
まに深くお礼申し上げます。
この絵本による辻氏の印税は KnK に
24
25
KnK JAPAN
Activity Report
March∼September
2011
KnK JAPAN
事業計画
2011
未来を築きあげていく。
個人、企業、
そして被災地の方々と共に。
(単位:円)
支出ならびに支出見込み
682,125,655
緊急物資配布事業
133,901,482 19.6%
緊急支援物資
通学バス(22台)
100%
収入ならびに収入見込み
682,125,655
ジャパン・プラットフォーム助成事業収入
182,628,642 26.7%
3,708,702
第1期・第2期
200,299,757
80,863,430
事業返還見込金
▲35,912,859
学用品、学校備品
7,342,200
第3期
18,241,744
職員室用備品
15,895,918
給食用食器
10,547,250
一般企業
180,857,132
2,995,700
申請中
150,000,000
車両(公民館、教育委員会、現地NGO)
一般企業寄付収入
車両(スポーツ少年団)
350,000
車両(岩手・東京事務局)
1,198,282
その他一般寄付収入
車両(岩手事務局)
3,500,000
物品寄付収入
使途調整中、未収寄付金
通学、部活動支援事業
100%
4.2%
8,192,405
1.2%
7,500,000
注記
50,991,056
※1: 2011年10月、着工予定
27,628,514
※2: 2011年10月、陸前高田市にて運行開始予定
学校かばん
3,232,900
課外活動、コミュニティ支援事業
37,814,282
11,250,000
定時制高校支援
1,102,032
課外活動(美術、音楽)支援
415,000
課外活動(遠足)支援
5,768,000
現地NGO、コミュニティ支援
1,281,250
書籍、図書カード支援
7,423,000
教育活動支援
1,200,000
使途調整中、未収寄付金
合併浄化水槽設置(陸前高田市立第一中学校)
18,784,500
校庭整備(山田町立北小学校)
24,990,000
移動型子どもセンター事業※2
移動型子どもセンター車両(2台)
補助車両
650,000
23,000,000
45,000,000
東日本大震災
復興支援財団
東日本大震災
復興支援財団
BNP PARIBAS
Group
Europe-Tiers Monde
(European Union's staff)
Faurecia
JAPONAIDE
ANA
SOFTBANK
MOBILE
IBM
Trelleborg
Group
Corto
Moltedo
在仏日本人会
Amway
L'OCCITANE
Bingham
McCutchen
真如苑
EPI Group (Alain Figaret,
Bonpoint, J.M.Weston)
Henkel Japan
WE LOVE JAPAN,
100 MASQUES pour le Japon
SAINT
GOBAIN
AFJ
Five Star Legacy
Foundation
7.3%
JCCCNC
45,000,000
東京における支援業務人件費
19,107,407
岩手における支援業務人件費
3,059,500
外部監査費
5,015,200
会社、認定 NPO 法人ジャパン ・ プラットフォーム、その他数
現地モニタリング出張旅費交通費
6,978,834
多くの企業や団体、そして皆さまからのご支援により、KnK
賃借料および水道光熱費・事務所備品諸費
3,628,102
は被災者との約束を果たしていくことができます。
広報啓発活動費
9,227,159
6.9%
2011 年 3 月以来、合計約 7 億円の資金が使用され、または
使用されることが決定しています。
ロクシタン、東日本大震災復興支援財団、サンゴバン株式
1.0%
JANIC
L'OCCITANE
東日本大震災
復興支援財団
6.6%
47,016,202
26
SAINT
GOBAIN
Richemont
Group
JPF
コミュニティセンター建設(山田町田の浜)※3
6,857,305
Théâtre du Rond Point
des Champs Elysees
東日本大震災
復興支援財団
JPF
T. Y. Express
Fidelity
Investments
広報・啓発活動費ならびに一般管理費
使途調整中
HOHOEMI
PROJECT
25 ans
pal system
1 Peso Campaign
(KnK Philippines)
友情の
ライブラリー
26,000,000
センターにおける駐在業務人件費・学用品等
教育環境整備事業(建設)
5.5%
189,945,000
49,650,000
NATIXIS
Group
PEUGEOT CITROËN
JAPON
Room to Read
9,375,000
29,014,414
コミュニティセンター修復(釜石市青葉ビル)※1
Think the
Earth 基金
ACCOR
Group
Blondel
Crédit
Agricole
小学館
262,733,914 38.5%
教職員住宅修復(山田町)
SAINT
GOBAIN
Valeo
2012年、着工予定
3,000,000
職業体験・入学試験支援
教育環境整備事業(修復)
※3: 2011年12月までに、建設予定地購入・整地開始予定
14,300,000
寺田倉庫
グループ
SPF
28,347,180
学校制服
部活動支援(準備中)
Faurecia
132,100,296 19.4%
運動着、運動用具
使途調整中、未収寄付金
JPF
330,857,132 48.5%
民間機関寄付収入
99,152,470 14.6%
K
N
A
TH
!
U
O
Y
支援者紹介
Activity Report
March∼September
Hearst
Fujingaho
友情の5円玉
キャンペーン
5 Piastre
Campaign
JustGiving
Japan
ELLE DECOR
TAKASHIMAYA
引き続き、皆さまからのご支援をよろしくお願いいたします。
27
ⒸAtsushi Shibuya
KnK JAPAN
Activity Report
March∼September
2011
パキスタン
海外におけるKnKの活動
現在、KnK は日本を含む 10 ヵ国で活動を行っています。
私たちの支援の対象となるのは、ストリートチルドレンや
ミャンマー
カンボジア
トラフィックトチルドレン、法に抵触してしまった青少年や
自然災害で被災した青少年などであり、これらすべての子
どもたちが等しく理解と教育を受ける機会があり、適切な
数時間かけて通学する子もいる
職業に就き、地域社会の一員として尊厳ある人生を歩める
勉強熱心な少年
よう手助けしています。
ヨルダン
www.knk.or.jp
パレスチナ
籐家具作りの職業訓練を受ける青少年たち
ⒸAtsushi Shibuya
フィリピン
バングラデシュ
国籍に関係なく友情をはぐくむ
治安が悪く子どもたちは屋外で遊べず、屋内にとどまるしかない
日本におけるKnKの活動
友情のレポーター
日本の子どもたちが、KnK の活動国で取材を行い、日
ストリートチルドレンを一人ひとり調査するスタッフ
工場で働くまだ幼い少年
本と取材先の子どもたちの友情を取り結ぶのが友情のレ
ポーターです。帰国後は自分たちが見たこと、知ったこ
とを日本の人々に広く伝え、私たちには何ができるのか
を考え発信していくことが目的です。1995 年の開始以
インドネシア
東ティモール
来、カンボジアやフィリピン、東ティモールなどの国々
に約 50 名のレポーターが派遣されています。
写真展やイベントなど
KnK は、海外の現状を日本の多くの方々に伝えるため、
毎年写真展やイベントを開催しています。
友情の5円玉キャンペーン
ご縁につながる 5 円玉は友情の印。5 円玉を通して皆さんも世界の誰かに手を差し伸べることができるのです。5 円は
けっして大きな金額ではありませんが、開発途上国で暮らす子どもたちにとっては、彼らの生活全てを変えてしまう金額
かもしれません。お友だちやクラスの皆さんと一緒に友情の 5 円玉キャンペーンに参加してみませんか?
技術を身につけて、将来に夢をつなぐ
28
KnKのセンターで元気いっぱいに遊ぶ子どもたち
5 円玉が 7 枚あれば
→
ひとりの子どもの被服費になります
5 円玉が 10 枚あれば
→
ひとりの子どもが一日職業訓練を受けられます
5 円玉が 12 枚あれば
→
ひとりの子どもが一日学校に通えます
5 円玉が 34 枚あれば
→
ひとりの子どもの一日の食費になります
29
谷折り
インターネットからオンラインご寄付もご利用ください
www.knk.or.jp
携帯サイトからの
ご寄付はこちら→
ご支援金額
本紙でお申し込みの方はどちらかにチェックしてください。
□ 東日本大震災被災地支援のため
寄付します
□3,000円
□5,000円 □VISA
カードの種類
□MASTER
□JCB
□DC
□AMEX
カード番号
・クレジットカードから・・・
右記のお申し込み用紙(赤枠)にご記入の上、
二つ折りに貼り合わせてご郵送ください。
有効期限
月 / 年
カード名義
〒
・ゆうちょ銀行から・・・
下記の払込取扱票を切り取り、
ゆうちょ銀行にてお手続きください。
ご住所
まずは、知ることから。
お名前
□ 活動資料をご請求の際は、
青枠のみご記入の上ご郵送ください。
お電話番号
東 日 本 大 震 災 支 援 専 用 口 座
□10,000円 □30,000円 □その他( )円
のりしろ ︵左端と貼り合せてください︶
のりしろ ︵右端と貼り合せてください︶
支援してくださる方を
募集しています
普通 0305961
◆ 当団体へのご寄付は、寄附金控除の対象となり税制上の優遇措置を受けられます。毎年 1 月に前年分のご寄付をまとめて領収書を発行いたします。
◆ 「東日本大震災」被災地支援のためにいただきましたご寄付につきましては、当該活動資金としてのみ活用させていただきます。
◆ クレジットカードでご寄付いただく場合、本申込書の受領後、郵送にて受付確認の書面をお送りいたします。
◆ 皆さまの個人情報は厳重に管理し、国境なき子どもたちからの活動状況のお知らせ等の目的にのみ使用し、第三者への個人情報開示は行いません。国境なき子ど
もたちの個人情報保護方針は、ウェブサイトからご覧いただけます。www.knk.or.jp/other/privacy.html
谷折り
TR01
地域のスポーツクラブの子どもたちに運動用具を支援しています
あなたのご寄付が今すぐ 必要です
国境なき子どもたちの援助活動を支援します。
(いずれかをチェックしてください)
□ 東日本大震災支援に寄付します
□ 各種プロジェクトに寄付します
□
3,000円
□
5,000円
□
10,000円
□
30,000円
□ その他( )円
TR01 認定NPO法人 国境なき子どもたち
(KnK)
東日本大震災活動報告書
(2011年3月~ 9月)
2011年10月31日発行
禁 無断複製・転載
認定NPO法人 国境なき子どもたち
(KnK)
会長
:
寺田 朗子
事務局長
:
ドミニク レギュイエ
東京事務局:〒161-0033 東京都新宿区下落合4-3-26
TEL
:
03-6279-1126
FAX
:
03-6279-1127
釜石事務局:〒026-0021 岩手県釜石市只越町2-8-19
TEL / FAX
:
0193-22-3877
E-mail
:
[email protected]
URL
:
www.knk.or.jp
www.knk-iwate.jp
写真協力
:
渋谷敦史
紙面デザイン :
山田貴史
印刷・製本
株式会社イニュニック
30
:
認定NPO法人 国境なき子どもたち
(KnK)
東京事務局:〒161-0033 東京都新宿区下落合4-3-26
TEL:03-6279-1126 / FAX:03-6279-1127
釜石事務局:〒026-0021 岩手県釜石市只越町2-8-19
TEL / FAX:0193-22-3877
E-mail:[email protected]
URL:www.knk.or.jp www.knk-iwate.jp
子どもたちに教育の機会を そして将来の夢を
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