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平成26年度 神戸国際会議場・神戸国際展示場の管理運営に対する評価票

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平成26年度 神戸国際会議場・神戸国際展示場の管理運営に対する評価票
所管課:産業振興局観光コンベンション部観光コンベンション課
評価対象期間:平成26年4月1日~平成27年3月31日
平成26年度 神戸国際会議場・神戸国際展示場の管理運営に対する評価票
1.施設概要、指定管理者等
(1)施設概要(設置目的、施設内容)
・国際会議場 - 国際交流の推進並びに市民の文化の向上及び福祉の増進を図
るため設置。施設内容は、メインホール(B1~2F)、国際会議室(3F)、レセプション
ホール(3F)、会議室(4,5F)
・国際展示場 - 産業貿易の振興及び経済交流の促進並びに市民の福祉の増進
を図るため設置。施設内容は、 1号館展示面積3,000㎡(1F)、3,000㎡(2F)、
2号館展示面積3,800㎡(1F)、会議室(2,3F)、3号館展示面積3,800㎡(1F)
(2)指定管理者
神戸コンベンションコンソーシアム
(代表者 一般財団法人 神戸国際観光コンベンション協会)
(3)指定期間
平成26年4月1日 ~ 平成28年3月31日
(4)市支出額 ※円単位で記入
協定締結額 ― 決算額 10,000,000円 (修繕費超過負担金)
2.管理運営内容
(1)管理実施状況
26年度の状況
①施設の維持管理業務
・指定管理者の職員23名(人材派遣含む)で管理運営にあたったほか、設備管理、清掃、警備等を
外部に委託し、日常の管理運営業務を実施した。
・施設・設備の改修・保全を以下のとおり行った。
中長期的な計画にもとづく改修・更新
①メインホールプロジェクターを客席から客席後部の映写室へ移設する配線工事およびプロジェク
ターの機器更新(1,555千円)
②近隣との電波の混信を解消するため、5階会議室ワイヤレスマイク設備を更新。(14,283千円)
③メインホール・301会議室ネットワークカメラを経年劣化にともなう更新および館内LANシステムへ
の接続のための改修(2,745千円)
④老朽化による塗装面の劣化、汚れ、ひび割れが著しい1号館の外壁南面の改修(14,907千円)
⑤雨漏りの原因と考えられていた東面および経年劣化が認められた西面屋上の排煙窓の改修
(1,274千円)
②施設の運営業務
・コンベンションの振興により、地域及び地域経済の活性化、都市イメージの向上、文化・芸術の振
興、都市の情報化・国際化、市民ホスピタリティの向上を推進し、市民へ利益を還元することを基本
方針として運営。
・医学系・コメディカル系学会の主な開催実績
第102回日本泌尿器科学会総会(4/22~27)、第87回日本整形外科学会学術集会(5/20~25)、
第59回日本透析医学会学術集会・総会(6/11~15)、第19回日本緩和医学学会学術大会(6/19~
21)、第41回日本毒性学会学術年会(7/1~5)、国際ヘルペスワークショップ(7/18~23)、第15回ア
ジア・オセアニア放射線医学会大会(9/25~28)、日本臨床検査自動化学会(10/6~11)、第22回日
本消化器関連学会週間(10/21~26)、CCT2014(10/28~11/1)、第68回日本臨床眼科学会
(11/11~16)、第30回日本静脈経腸栄養学会学術集会(2/10~14)、第29回日本医学会総会2015
関西(3/24~4/6)
・医学系以外の主な会議・展示会
第18回神戸国際宝飾展(5/11~16)、国際フロンティア産業メッセ(9/4~5)、神戸大恐竜博(12/27
~1/5)、日本教育心理学会第56回総会(11/6~9)
・コンベンションへの市民参加
医学系を中心に市民の関心が高いテーマについて分かりやすく説明する「市民公開講座」の開催
支援などを通じてコンベンションの成果の市民還元に努めた。
・広報活動の充実
関係団体への情報提供やコンベンション主催者の広報支援を目的に「コンベンションKOBE」を発
行(年2回、各5,000部作成)
・神戸コンベンションセンター協議会の運営
ポートアイランドでのコンベンション開催・誘致、地域振興及びホスピタリティ事業などの実施を通じ
て地域の活性化に寄与することを目的に、下記事業を実施した。
①会議等の開催期間中にポートライナーの乗車がお得になる「ポートライナー記念乗車券(おもて
なし乗車証)」を作成し、会議参加者の利便性向上を図った。(利用実績:国際ヘルペスワークショッ
プ 4日券 418枚)
②第29回日本医学会総会2015関西 一般公開展示 未来医XPO'15のサテライト会場である市民広
場に歓迎のバナーを掲出した。
・環境配慮
設備の省電力化を進めるとともに、デマンドコントロールを強化することにより、展示場の契約電力
を引き下げ、使用料および電気料金の低減を図った。
・安全・安心を優先した管理運営
国際会議場・国際展示場において消防訓練を実施(4回)
③その他の業務
-
(2)利用状況
26年度の状況
①施設利用状況
(1)神戸国際会議場
・稼働率(全館) 36% 目標37% (25年度38%、24年度44%、23年度32%)
・稼働率(MH,301) 43% 目標46% (25年度42%、24年度50%、23年度41%)
・開催件数 233件 目標260件 (25年度246件、24年度207件、23年度251件)
稼働率・開催件数ともに25年度から減少した。しかし、全館稼働率は、ほぼ目標を達成し、MH・
301の稼働率は昨年度を上回った。
(2)神戸国際展示場(3号館は18年5月開設)
・1号館稼働率 39% 目標37% (25年度31%、24年度38%、23年度35%)
・2号館稼働率 58% 目標53% (25年度51%、24年度57%、23年度50%)
・3号館稼働率 44% 目標37% (25年度38%、24年度39%、23年度37%)
・1号館開催件数 57件 目標62件 (25年度53件、24年度57件、23年度70件)
・2号館開催件数 70件 目標76件 (25年度68件、24年度72件、23年度80件)
・3号館開催件数 48件 目標48件 (25年度46件、24年度42件、23年度54件)
稼働率・開催件数とも25年度から増加した。また、稼働率は目標を全館達成した。
②その他利用状況
-
(3)収支状況
26年度の状況
①使用料または利用料金収入
・施設利用料収入779,225千円 目標 744,140千円
(25年度692,912千円、24年度750,954千円、23年度703,526千円)
②収支状況
・神戸市負担額 ▲171,197千円 (25年度▲184,683千円、24年度▲159,683千円)
(内訳) 納付金 ▲174,427千円(25年度▲187,583千円、24年度 ▲182,484千円)
修繕費超過負担金 10,000千円(25年度10,000千円、24年度 29,687千円)
行政財産目的外使用料 ▲6,770千円(25年度▲7,110千円、24年度▲6,886千円)
(4)その他
①コンベンションへの市民参加
26年度の状況
・市民公開講座の開催支援・協力
主に医学系を中心に、市民の関心が高いテーマについて説明する「市民公開講座」の開催支援な
どを通じて、コンベンションの成果の市民還元に努めた。
【開催協力した主な公開市民講座】
①第59回日本透析医学会学術集会・総会(6/15)「巨大災害に立ち向かう透析患者の取組み」「地
震学の現状と限界~想定外を想定しよう~」
②第41回日本毒性学会学術年会(7/5)「食、サプリメント、くすり、環境の安全を考える」
③第54回日本臨床検査技師近畿支部医学検査学会(9/21)「再生医療における臨床検査技師の
役割」、「iPS細胞の臨床応用」
④第27回日本性感染症学会学術大会(12/6)「性感染症予防のスタンダードとは?」
⑤第3回日本公衆衛生看護学会学術集会(1/10)「メタボリックシンドロームの予防に向けた生活
習慣の選び方」
⑥第37回日本造血細胞移植学会総会(3/7)「~白血病今昔物語~」
⑦第120回日本解剖学会総会・全国学術集会、第92回日本生理学会大会 合同会議(3/20)「人
間と芸術」
3.主な提案内容と達成状況(再掲)
提案内容(目標値など)
達成状況
①利用者数または利用率
(1)神戸国際会議場
全館 37%(MH,301 46%)、260件
(2)神戸国際展示場
・1号館 37%、62件
・2号館 53%、76件
・3号館 37%、48件
(1)神戸国際会議場
全館 36%(MH,301 43%)、233件
(2)神戸国際展示場
・1号館 39%、57件
・2号館 58%、70件
・3号館 44%、48件
②収入目標額
744,140千円
779,225千円
③その他新たなサービス
(1)オールインワン営業
1年以上先の営業では早期にリピーター催
事との予約調整に取り組み、より戦略的な
営業を行う。またホテルとの連携により、施
設内のサービスにとどまらず、催事全体で
の調整にも積極的に参画しサービス向上に
つなげる。
国際会議場、展示場の予約台帳の一本化により、効
率的な予約管理、会議場・展示場の連動利用はもと
より、ホテルの会場提案や宿泊・宴会などの予約に至
る細やかなサービスを提供し利用者へのサービス向
上を図った。
4.利用者の満足度調査等
26年度の状況
①満足度調査の実施内容
主催者アンケート (随時) 回答数55(会議場20件、展示場35件)
②満足度調査の結果
(1)神戸国際会議場
・今後の利用 「利用したい」「利用を考えてもよい」 80%(25年度80%、24年度80%)
「開催機会がない」 20%(25年度20%、24年度20%)
・スタッフ対応 「とても良い」「良い」 95%(25年度100%、24年度100%)
・施設・設備 「とても良い」「良い」 75%(25年度100%、24年度60%)
(2)神戸国際展示場
・今後の利用 「利用したい」「利用を考えてもよい」 91%(25年度93%、24年度92%)
・スタッフ対応 「良い」 91%(25年度86%、24年度97%)
「普通」 6%(25年度14%、24年度3%)
・設備・備品 「充実している」 26%(25年度46%、24年度48%)
「普通」 60%(25年度43%、24年度43%)
苦情・トラブルなどには主催者の立場で迅速に対応した。また、会議場メインホールのプロジェク
③利用者からの主な苦情,意見
ターを移設することで、客席をつぶさずに映写できたり、舞台センターへの演題設置が可能となっ
とそれへの対応
た。さらに混線することのあったワイヤレスマイク設備を赤外線化することで混線を解消した。
5.選定評価委員会の評価
管理運営に対する総合評価
所 見
○AAA ●AA ○A ○B ○C
施設の老朽化が進み、都市間競争が激しくなる中、医学系の学会など神戸の特徴を活かして展示
場は稼働率・件数とも過去の水準や目標を上回っており、会議場においてもほぼ目標を達成してい
ることは評価できる。今後は大阪や京都などの他都市の同種施設と比較して神戸がどれだけ健闘
しているかについても示していただきたい。
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