抗真菌薬(内服薬) - 株式会社 ほくやく

2009.8
【抗真菌薬(内服薬)】
用法・用量
Ⅳ
Ⅴ
アムホテリシンＢ
ナイスタチン
ミコナゾール
Ⅰ：ポリエンマクロライド系
Ⅱ：イミダゾール系
Ⅲ：アリルアミン系
Ⅳ：フッ化ピリミジン系
Ⅴ：その他
※1：内臓真菌症ではイトラコナゾール注射剤からの切り替えの場合、
1回200mgを1日2回(1日用量400mg)食直後に経口投与。
※2：爪カンジダ症及びカンジダ性爪囲爪炎に対しては1日1回100mg。
※3：パルス療法。1回200mgを1日2回食直後に1週間経口投与。　その後3週間休薬。これを1サイクルとし、3サイクルを繰り返す。
※4：食間投与。
※5:中止 22.3.31経過措置終了
☆：トリコフィトン属、ミクロスポルム属、エピデルモフィトン属
〈参考資料〉製品添付文書、今日の治療薬2009
ー
Ⅲ
投与量
適応症
皮
内臓真菌症
皮膚真菌症
膚
深在性真菌症
表在性真菌症
糸 真 呼 消 尿 黒 真 ス ク 白 白 カ 癜 マ 黄 渦
状 菌 吸 化 路 色 菌 ポ ロ 癬 癬 ン 風 ラ 癬 状
菌 血 器 器 真 真 髄 ロ モ 性
癬
セ
ジ
ラ
チ
ダ
症 真 真 菌 菌 膜 ト ミ 肉
属
ア
症
菌 菌 症 症 炎 リ コ 芽
コ
毛
症 症
腫
包
シ
炎
シ ス
ス
ヒ
ア
ロ
ホ
ー
ル
系
回/日
有効菌種
ク ス ホ
リ ポ ン
プ ロ セ
ト ト カ
コ リ エ
ア
ク ク 属
ス ス
属 属
ー
ー
ト
リ
ア
ゾ
規格・単位
ｼﾛｯﾌﾟ:10％
2～4回 小児：0.5～1mL/回
錠:50万単位
3回 成人：50万単位/回
経口用ｹﾞﾙ:2％ 4回 成人:(ｹﾞﾙとして)10g～20g/日
成人:50～100mg
フルコナゾール
CP:50mg･100mg 1回 成人:50～200mg
ジフルカン(ファイザー)
重症・難治性：400mgまで
1回 成人：100～200mg ※1
CP:50mg
1回 成人：50～100mg ※2
イトラコナゾール
イトリゾール(ヤンセン)
2回 成人：200mg/回 ※3
内用液:1％
1回 成人：20mL
成人：1回量※4
体重≧40kg： 初日300mg、
ブイフェンド(ファイザー)
ボリコナゾール
錠:50mg･200mg 2回 2日目以降150mg又は200mg
体重＜40kg：初日150mg、
2日目以降100mg
ラミシール(ノバルティス)
テルビナフィン塩酸塩 錠:125mg
1回 成人：125mg
4回 100～200mg/kg/日
アンコチル(共和)
フルシトシン
錠:500mg
4回 50～100mg/kg/日
成人:250～500mg/日、症状により
ポンシルFP(武田)※5
1～数 最初1g/日、その後減量
グリセオフルビン
錠:125mg
グリセチンV(日本化薬)※5
回
小児：125～250mg/日、年齢・体重
グリセオフルビンSG(三和)※5
等により375～500mg/日に増量可
ファンギゾン(ブリストル)
ナイスタチン(明治)
Ⅱ フロリード(持田)
Ⅰ
一般名
ア
ス
ペ
ル
ギ
ル
ス
属
ッ
商品名(メーカー)
マ
ラ
セ
チ
ア
属
ッ
分
類
カ
ン
ジ
ダ
属
●
●
●
●
①
②
③
●
● ● ● ● ● ●
● ● ④ ●
●
● ● ● ●
● ● ●
☆
⑤ ⑥ ● ●
⑦
●
⑩
次の重症又は難治性真菌感染症　・侵襲性アスペルギルス症、肺アスペルギローマ、
慢性壊死性肺アスペルギルス症　・カンジダ血症、食道カンジダ症、カンジダ腹膜
炎、気管支・肺カンジダ症　・クリプトコックス髄膜炎、肺クリプトコックス症
・フサリウム症　・スケドスポリウム症
●
●
● ●
● ●
☆
● ● ● ⑧ ⑨
● ⑪
● ●
● ●
④ ●
●
●
● ●
①：消化管におけるカンジダ異常増殖　②：消化管カンジダ症
③：口腔カンジダ症、食道カンジダ症　④：消化管真菌症
⑤：体部白癬、股部白癬、手白癬、足白癬、頭部白癬、ケルスス禿瘡、白癬性毛瘡
⑥：口腔カンジダ症、皮膚カンジダ症、爪カンジダ症、カンジダ性爪囲爪炎、カンジダ性毛瘡、慢性皮膚粘膜カンジダ症
⑦：爪白癬
⑧：爪白癬、手・足白癬、生毛部白癬、、頭部白癬、ケルスス禿瘡、白癬性毛瘡、生毛部急性深在性白癬、硬毛部急性
深在性白癬 ◆手・足白癬は角質増殖型の患者及び趾間型で角化・浸軟の強い患者、生毛部白癬は感染の部位及
び範囲より外用抗真菌剤を適用できない患者に限る。
⑨：爪カンジダ症
⑩:口腔咽頭カンジダ症、食道カンジダ症
⑪：真菌性呼吸器感染症
株式会社ほくやく