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1 水管理 2「五百万石」の穂肥施用
【第10号】 平成27年6月27日 福光農業改良協議会 砺波農林振興センター 南砺班 福光農業協同組合 営農部 安 全 ・ 安 心 な 米 づ く り の た め 、 生 産 履 歴 記 帳 と G A P は こ ま め に 、 確 実 に 実 施 し ま し ょ う ! 水稲の生育は、 「とみちから」の幼穂形成期は6月 23 日、「五百万石」は6月 25 日となってお り、平年より2日程度早くなっています。 ① 「とみちから」と「五百万石」は出穂期まで「飽水管理」を行い、水不足に注意しましょう。 ② 「コシヒカリ」と「てんこもり」は「間断かん水」を行い、幼穂形成期までに、足がくるぶ しまで沈む程度のほ場の硬さに仕上げましょう。 ③ 「五百万石」の穂肥は、幼穂長を確認し施用しましょう。 ④ カメムシの発生量を減らすため、雑草地や畦畔の草刈りを徹底しましょう。 水稲の生育状況 ( 6/23:福光農業改良協議会 良質米実証田生育調査結果) 田植日 品種名 H27 平年 5/4 五百万石 5/3 コシヒカリ 5/14 てんこもり 5/9 5/5 5/4 5/12 5/8 とみちから 草丈 (cm) H27 平年 57.4 52.3 48.7 41.0 53.9 48.2 46.0 41.0 株当たり茎数 (本) H27 平年 24.7 18.2 22.6 35.9 25.0 22.3 24.0 35.6 葉齢 (葉) H27 平年 11.0 11.4 10.4 11.4 (調査筆数:とみちから3筆 葉色 H27 10.6 11.3 10.1 10.6 五百万石4筆 平年 4.3 4.3 4.3 4.3 4.4 4.5 4.4 4.3 コシヒカリ5筆 幼穂形成期 (幼穂長2mm) H27 平年 6/23 6/25 ― ― てんこもり4筆) 1 水管理 ①「とみちから」と「五百万石」は飽水管理 ・幼穂形成期からは、土壌の乾きすぎに注意して、足跡に水が残る程度の湿潤状態を保 つ「飽水管理」を行いましょう。 足跡に水が残る程度に 入水 なったら入水! 入水 水位 3~5cm ②「コシヒカリ」と「てんこもり」は間断かん水 ・湛水と軽い田干しを繰り返す「間断かん水」を行い、幼穂形成期までに、足がくるぶし まで沈む程度のほ場の硬さに仕上げましょう。 入水 水位 3~5cm 軽い田干し 2「五百万石」の穂肥施用 基 肥 肥効調節型(一発)肥料 (LPs 五百万石専用)の場合 基 肥 穂 肥 穂 肥 ※原則、施用しない 施用時期 1 回目 幼穂長:10mm (6月 30 日頃) 葉 色:3.8~4.0 肥料名と施用量 NK グリーン 30 12kg/10a 以内 分施(燐加安 15 号)の場合 NK グリーン 30 2 回目 1 回目の 1 週間後 14kg/10a 以内 ※「葉色が濃い」「茎数が多い」「大豆跡田」などは、穂肥を遅らせたり、施肥量を減らしましょう。 6/24 6/27 7/12 7/15 3 草刈りの徹底 ~地域ぐるみで行いましょう~ 今年は4月以降気温が高く推移しているため、カメムシの発生が多いと予想 されます。 一斉草刈り運動 7月1日(水)~10日(金) 一斉草刈り日 7月4日(土)・5日(日) ※一斉草刈り後も継続して畦畔の草刈りを行い、カメムシの密度を低下させましょう。 4 葉いもち・紋枯病の随時防除 ・葉いもち・紋枯病の病斑が見られたら、防除を行いましょう。 ・前年に紋枯病の発生が多かったほ場や早生・「てんこもり」では特に注意しましょう。 ・防除の際は、周辺作物への飛散防止に努めましょう。 病害虫 葉いもち 紋枯病 防除薬剤名 ブラシン粉剤 DL ブラシンフロアブル バリダシン粉剤 DL バリダシン液剤5 【葉いもち】 大 1 使用時期 使用回数 収穫7日前まで 2回以内 収穫14日前まで 5回以内 10a 当たり散布量 3kg 150L(1,000 倍) 4kg 150L(500~1,000 倍) 【紋枯病】 豆 2回目 (初生葉まで) 培土の2回実施 単作大豆で1回目培土を行っていないほ場は、早急に行いましょう。 ◎培土の時期と高さの目安(5月 30 日播種の場合) 1回目(早急に実施):本葉2葉期 子葉が埋まる程度 2回目(7月4日頃):本葉4葉期 初生葉が埋まる程度 2 溝の手直し 培土後すぐに、培土でできた溝と額縁排水溝をしっかり 連結し、排水対策を徹底してください。 また、降雨の後に、溝に水が停滞している場合は、溝の 手直しや排水口の掘り下げを行いましょう。 1回目 (子葉まで) 降雨後には、 スコップで 溝の手直し! 【指名手配】マルバルコウ(帰化アサガオ類) ほ場周辺で見つけたら直ぐに、抜き取るか除草剤(バスタ液剤またはザク サ液剤)を散布してください。 管理情報は、営農情報ダイヤル 「52-6099」で提供中