番 号 項 目 地下鉄大阪港駅の東南口にエレベーターの設置を求める

番
号
項
目
地下鉄大阪港駅の東南口にエレベーターの設置を求める
（回答）
大阪市では、誰もが安心して快適に生活が送れるよう「ひとにやさしいまちづくり」の施
策を推進しており、交通局におきましては、高齢者や障害者、お子さま連れの方々をはじめ、
どなたでも安心して利用できる地下鉄の実現を図るため、施設の改善に取り組んでおります。
エレベーターにつきましては、昭和５５年 谷町線喜連瓜破駅に地下鉄駅で初めて設置して
以来、平成３年度から「エスカレーター・エレベーター整備５か年計画」、「第１次ええまち
計画」、
「第２次ええまち計画」を順次策定し、積極的に整備を進めてまいりました。
さらに、平成１５年２月に策定した「市営交通バリアフリー計画」により、平成２２年度
末には全駅（１３３駅）で、エレベーターによるホームから地上まで移動が可能となるワン
ルートが完成いたしました。
地下鉄中央線大阪港駅におきましては、ホーム階からコンコース階まではホーム中ほどの
エレベーターをご利用いただき、コンコース階から地上までは西改札を経て１号出入口のエ
レベーターをご利用いただくことにより、ホーム階から地上までのワンルートを確保してお
ります。
一般的にエレベーターの整備につきましては、既設構造物の改造や駅施設の移設、埋設物
の処理等、莫大な費用を必要とするため、国や地方公共団体からの補助金を必要とします。
全国の他の鉄道事業者におけるエレベーターのワンルート整備がまだまだ進んでいない中
で、２ルート目のエレベーター整備に対して国からの補助を受けるのは難しく、すでにワン
ルートが整備済みの大阪港駅に、さらにエレベーターを設置することは、現時点では非常に
困難と考えております。当局といたしましては、今後はプラットホームからの転落や列車と
の接触事故を防止するための可動式ホーム柵等の安全設備の整備に取り組んでまいりたいと
考えておりますので、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。
なお、沿道のビルの建て替え等がありましたら、駅からビルのエレベーターが利用できる
よう協議するなど、今後も利便性の向上に取り組んでまいりたいと考えております。
大阪船員保険病院など行先によってはご不便をおかけする場合もあるかとは存じますが、
現在の施設をご利用いただきますようお願い申し上げます。
今後とも、市民、利用者の皆様に安全、快適に地下鉄をご利用いただけるよう、安全面、
サービス面の向上に努めてまいりますので、ご理解を賜りますようよろしくお願い申し上げ
ます。
担当
交通局 鉄道事業本部 事業監理課（鉄道バリアフリー企画）電話：06-6585-6656